JP2016070176A - 風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
部位によらずナセルカバー接合部において雨水や粉塵の浸入を防ぎ、これを長期間維持可能である風力発電装置を提供すること。
【解決手段】
本発明の風力発電装置は、上記課題を解決するために、ハブとブレードから成るロータと、該ロータに前記ハプに接続された主軸を介して接続される発電機と、該発電機を少なくとも収納し、前記主軸を介して前記ロータを軸支するナセルと、該ナセルを頂部に支持するタワーとを備え、前記ナセルは、複数枚のパネルで構成され、分割可能な構造となっているナセルカバーで外殻が形成されている風力発電装置であって、複数枚の前記ナセルカバーの端部接合部に屈曲部を有し、隣接する前記ナセルカバーの端部接合部同士の屈曲部間で、外部と連通する外部連通部、前記ナセル内と連通する内部連通部、該内部連通部と前記外部連通部を連通する中間連通部が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は風力発電装置に係り、特に、ナセルが複数枚のパネルで構成され、分割可能な構造となっているナセルカバーで外殻が形成されているものに好適な風力発電装置に関するものである。
近年、風力発電装置は、再生可能エネルギーの柱として広く導入が進んでいる。風力発電装置は、ブレードを支持するハブの回転動力を発電機に伝達し、発電機ロータを回転させて発電運転を行なうものであり、ハブは発電機、増速機、制御装置及び電気設備などで構成され、ナセルの端部に取付けられている。
一方、風力発電装置の大出力化が近年進んでおり、風力発電装置を構成する機器が大型化している。これに伴いナセルも大型化しており、ナセルの外殻を形成するナセルカバーは、複数枚のパネルで構成されるようになっている。
このようなナセルカバーには、ナセル内部へ雨水や粉塵などが侵入することを防ぐ機能が求められると共に、ナセル内に収納される発電機、増速機等の機器のメンテナンスや搬入出を行なう際の分解のし易さも求められる。
従来の風力発電装置の複数枚のパネルで構成されるナセルカバーとして、特許文献1及び2に記載されたものがある。特許文献1には、複数枚で構成されたナセルカバー上面部(屋根部)の継ぎ目部(接合部)に、継ぎ目と略並行にシール材を設けた構造が開示されている。また,特許文献2には、複数枚で構成されたナセルカバー側面部の継ぎ目部分において、上側のナセルカバーが接合部を覆う構造が開示されている。
国際公開第2012/060370号 国際公開第2012/077618号
前述した特許文献1に記載されている構成では、ナセルカバーの接合部は風雨に直接さらされているため、接合部のシール材などが劣化しやすい可能性がある。そのため、長期間使用すると、外部から雨水や粉塵の侵入しにくさ(以下、水密性という)が損なわれる可能性がある。
また、特許文献2に記載されている構成では、接合に利用するボルトが風雨に直接さらされる位置に配置されているため、ボルトが腐食したり、ボルト穴を塞ぐシール材が劣化しやすい可能性がある。そのため、長期間使用すると水密性が損なわれる可能性がある。
なお、特許文献1及び2は、ナセルカバーの上面部及び側面部の構造に関するものであるが、下面部の水密性も重要な課題となる。そして、ナセルカバーの下面部は、ナセル内部の機器から潤滑油が漏洩した場合に、潤滑油をナセル外部へ漏洩させないことも重要な課題となる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、部位によらずナセルカバー接合部における雨水や粉塵の浸入を防ぎ、これを長期間維持可能である風力発電装置を提供することにある。
本発明の風力発電装置は、上記目的を達成するために、ハブとブレードから成るロータと、該ロータに前記ハプに接続された主軸を介して接続される発電機と、該発電機を少なくとも収納し、前記主軸を介して前記ロータを軸支するナセルと、該ナセルを頂部に支持するタワーとを備え、前記ナセルは、複数枚のパネルで構成され、分割可能な構造となっているナセルカバーで外殻が形成されている風力発電装置であって、複数枚の前記ナセルカバーの端部接合部に屈曲部を有し、隣接する前記ナセルカバーの端部接合部同士の屈曲部間で、外部と連通する外部連通部、前記ナセル内と連通する内部連通部、該内部連通部と前記外部連通部を連通する中間連通部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の風力発電装置は、上記目的を達成するために、ハブとブレードから成るロータと、該ロータに前記ハプに接続された主軸を介して接続される発電機と、該発電機を少なくとも収納し、前記主軸を介して前記ロータを軸支するナセルと、該ナセルを頂部に支持するタワーとを備え、前記ナセルは、複数枚のパネルで構成され、分割可能な構造となっているナセルカバーで外殻が形成されている風力発電装置であって、前記ナセルは、その上面部、側面部及び下面部のそれぞれが複数枚のパネルで構成され、分割可能な構造となっているナセルカバーで外殻が形成されていると共に、前記ナセルの上面部、側面部及び下面部のそれぞれの複数枚の前記ナセルカバーの端部接合部に屈曲部を有し、かつ、前記ナセルの上面部、側面部及び下面部のそれぞれは、隣接する前記ナセルカバーの端部接合部同士の屈曲部間で、外部と連通する外部連通部、前記ナセル内と連通する内部連通部、該内部連通部と前記外部連通部を連通する中間連通部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、部位によらずナセルカバー接合部における雨水や粉塵の浸入を防ぎ、これを長期間維持可能である。
本発明の風力発電装置の実施例1を示す全体構成図である。 本発明の風力発電装置の実施例1におけるナセル内部の概略構造を示す図である。 本発明の風力発電装置の実施例1におけるナセルカバーの接続部を示す斜視図である。 本発明の風力発電装置の実施例1におけるナセルカバー接続部を示す図3の破線81に沿った断面図である。 本発明の風力発電装置の実施例1におけるナセルカバー接続部の詳細(図4の領域83)を示す部分断面図である。 本発明の風力発電装置の実施例1におけるナセルカバー接続部の詳細(図4の領域83)を示し、外部連通部から雨滴が侵入した状態の断面図である。 図4の状態から一部の上面部ナセルカバーを取外した状態を示す図3の破線81に沿った断面図である。 本発明の風力発電装置の実施例2におけるナセルカバー接続部を示す図3の破線82に沿った断面図である。 本発明の風力発電装置の実施例2におけるナセルカバー接続部の詳細(図8の領域85)を示す部分断面図である。 図8の状態から一部の上面部ナセルカバー及び一部の側面部ナセルカバーを取外した状態を示す図3の破線82に沿った断面図である。 本発明の風力発電装置の実施例3におけるナセルカバー接続部の詳細(図4の領域84)を示す部分断面図である。 本発明の風力発電装置の実施例3におけるナセルカバー接続部の詳細(図4の領域84)を示し、ナセル内部の機器から漏洩した潤滑油を貯留した状態の断面図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の風力発電装置を説明する。なお、各実施例において、同一構成部品には同符号を使用する。
本発明の風力発電装置の実施例1を、図1乃至図6を用いて説明する。まず、風力発電装置の全体構成を図1に、発電機や増速機などが内包されるナセル内部の概略構造を図2にそれぞれ示す。
図1に示すように、風力発電装置1は、風を受けるブレード2と、ブレード2を支持するハブ3と、ハブ3を支持するナセル4と、ナセル4を支持するタワー5とから概略構成され、ハブ3とブレード2でロータを構成している。ここで、ブレード2は概略ブレード2の長手方向、ハブ3は概略水平方向、ナセル4は概略鉛直方向の回転自由度を有している。
図2に示すように、ナセル4の内部には、増速機14と発電機18などが内包されている。そして、ハブ3に接続されたハブ回転軸11と増速機14の増速機入力軸13が継手12を介して接続され、増速機14の増速機出力軸15と発電機18の発電機入力軸17が継手16を介して接続されており、ハブ回転軸11、増速機入力軸13、増速機出力軸15及び発電機入力軸17で主軸を構成している。
このような構成において、ブレード2が風を受けるとハブ3が回転し、この回転力がハブ回転軸11、継手12、増速機入力軸13、増速機14、増速機出力軸15、継手16、発電機入力軸17及び発電機18のロータへと回転駆動力が伝わり、発電が行なわれる。
なお、強風時は、風向きに対する投影面積が小さくなるようにブレード2の向きを調整し、ブレード2やナセル4に内包される機器の動力伝達部や軸受部などの損傷を防いでいる。また、発電時は、風向きに応じてタワー5に対してナセル4を回転させて、ブレード2が効率的に風を受けられる向きへと調整している。
次に、複数枚のパネルで構成され、分割可能な構造となっているナセルカバーで外殻が形成されるナセル4において、複数枚のナセルカバーが組み立てられた状態を図3に示す。
図3に示すように、ナセルカバーは、上面部ナセルカバー21a、21b、21c、21dと側面部ナセルカバー41a、41b、41c、41d及び下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61d等から成り、複数枚のパネルで分割可能に構成されている。そして、上面部ナセルカバー21a、21b、21c、21dと下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61dは、主軸の軸方向に連続的に配置され、かつ、側面部ナセルカバー41a、41b、41c、41dは、主軸の軸方向に連続的に配置された側面部ナセルカバー41a、41bとナセルカバー側面部41c、41dが、ナセル4の上下方向に重ねて配置されている(側面部ナセルカバー41a、41b、41c、41dの反対側には、特に図示しないが、側面部ナセルカバー41e、41f、41g、41hが同様に配置されている)。
また、ナセル4内部の機器のメンテナンスや搬入出の際は、後述するが、一部のナセルカバーを取り外して(図7及び図10参照)、内部へアプローチできる構造となっている。
次に、本発明の実施例1の風力発電装置における図3に示した破線81に沿った断面を図4に、図4に示す破線の円で囲んだ領域83の拡大を図5に示す。
図4に示すように、上面部ナセルカバー21a、21b、21c、21dは、概略矢印91の方向(主軸の軸方向)へ複数に分割されている。そして、上面部ナセルカバー21aの端部は、隣接する上面部ナセルカバー21bの端部の上側へ覆いかぶさり(上面部ナセルカバー21bの端部が、隣接する上面部ナセルカバー21aの端部の下側に入り込んでいるともいえる)、上面部ナセルカバー21bの他端の端部は、隣接する上面部ナセルカバー21cの端部の上側へ覆いかぶさるようになっており、上面部ナセルカバー21cの端部と上面部ナセルカバー21dの端部の接合部も同様な構成となっている。
そして、図5に示すように、上面部ナセルカバー21bと上面部ナセルカバー21cの端部は、それぞれ屈曲部を有しており(他の上面部ナセルカバー同士の接合部も同様な構造)、これら屈曲部が組み合わさることにより、外部と連通する外部連通部22、ナセル4内と連通する内部連通部24及び内部連通部24と外部連通部22を連通する中間連通部23が構成されている。
図5を用いて具体的に説明すると、複数枚の上面部ナセルカバー21a、21b、21c、21dの接合部は、隣接する上面部ナセルカバー21bの端部21b1が内側にL字状に屈曲して伸延すると共に、隣接する上面部ナセルカバー21cの端部21c1が、上面部ナセルカバー21bのL字状の端部21b1と所定の間隙をもって平行に内側に屈曲して伸延し、この内側に屈曲して伸延した上面部ナセルカバー21b及び21cの端部21b1と21c1の屈曲部間で外部と連通する外部連通部22が形成されている。
また、上面部ナセルカバー21cの端部21c1のL字状に屈曲して伸延した先端が、上面部ナセルカバー21bの端部21b1以外の部分(上面部ナセルカバー21bの外表面)と平行になるように屈曲して伸延(符号21c2で示す部分)すると共に、この屈曲部21c2の伸延先端が上面部ナセルカバー21b及び21cのL字状の端部21b1及び21c1と平行になるように外側に屈曲して伸延(符号21c3で示す部分)し、この外側に屈曲して伸延した部分21c3、上面部ナセルカバー21bの端部(21b1)以外の部分と平行になるように屈曲して伸延した部分21c2、上面部ナセルカバー21b及びL字状に屈曲して伸延した一方の上面部ナセルカバーの端部21b1で囲まれた部分で内部連通部24と外部連通部22を連通する中間連通部23が形成されている。
更に、外側に屈曲して伸延した上面部ナセルカバー21cの部分(符号21c3で示す部分)の先端が上面部ナセルカバー21bの端部以外の部分(符号21bで示す部分)と平行になるように屈曲して伸延(符号21c4で示す部分)すると共に、この屈曲して伸延した部分(21c4)と上面部ナセルカバー21bとの間でナセル4内と連通する内部連通部24が形成され、この内部連通部24には、シリコンやフッソ系樹脂からなるシール材25が配置されている。
また、上面部ナセルカバー21bの内部に固定されたナット26とボルト27を用いて、上面部ナセルカバー21bと上面部ナセルカバー21cは固定され、上面部ナセルカバー21cは、タワー5に固定されたフレーム28にボルト29で固定されている。即ち、上面部ナセルカバー21cは、タワー5に固定されたフレーム28に固定されており、上面部ナセルカバー21bと上面部ナセルカバー21cは、上面部ナセルカバー21bの内部に固定されているナット26にボルト27が挿入されることで締結されている。
なお、ナット26は、上面部ナセルカバー21bと上面部ナセルカバー21cの上面が概略一致すると共に、シール材25が適正に圧縮されるような厚さ(圧縮してもシール材25が破損しない程度の厚み)となっている。
また、ボルト26及びボルト29が連通するナセルカバー21cに設けられた穴30a及び30bは、それぞれ矢印91の方向(主軸の軸方向)に長い長穴となっており、外部連通部22における矢印91の方向のクリアランスが調整可能となっている。
以上説明した本実施例の構成において、雨が降った場合、外部連通部22から雨滴が浸入して、図6に示すように、外部連通部22及び中間連通部23に雨水が溜まるが、この部分が流路となって、図3に示す矢印92の方向へ雨水は排出される。雨量が多い場合などには、外部連通部22及び中間連通部23に溜まった雨水の水位が内部連通部24の高さに達する可能性があるが、シール材25によってナセル4内部への雨水浸入を防ぐことができると共に、これを長期間維持することができる。
なお、シール材25は基本的には風雨に曝されないため、劣化が進行しにくく、長期間水密性が維持されることを期待できる。また、ナセル4内部の機器メンテナンスや交換作業の際には、必要な枚数の上面部ナセルカバーを外せばよく、例えば、図4に示す発電機18へアクセスする頻度が高い場合には、図7に示すように、発電機18が設置されている箇所に近い上面部ナセルカバー21bを最も先に外すことができるように、上面部ナセルカバーの端部の形状を決定すればよい。
また、図5に示すように、上面部ナセルカバー21bと上面部ナセルカバー21cとの固定に利用するナット26は、上面部ナセルカバー21bの内部に設けられており、ナセル4の外表面に出っ張りはないため、ナセル4周辺の空気の流れを乱すことはなく、流体力学的な性能を損ねることがない。これは、ナセル4の風下側にブレード2を有する所謂ダウンウィンド型風力発電装置において、特に有効である。
本発明の風力発電装置の実施例2について、図8乃至図10を用いて説明する。
本発明の風力発電装置の実施例2として、図3の破線82に沿った断面を図8に、図8に示す破線の円で囲んだ領域85の拡大を図9に示す。
図8には、ナセル4の上面部ナセルカバー21cと側面部ナセルカバー41b(41f)の接合部、側面部ナセルカバー41b(41f)とその下方に位置する側面部ナセルカバー41d(41h)及び側面部ナセルカバー41d(41h)と下面部ナセルカバー61cの接合部をそれぞれ示すが、いずれの接合部も同一構成なので、本実施例では、図9に示す側面部ナセルカバー41bとその下方に位置する側面部ナセルカバー41dの接合部を代表して説明する。
図8に示すように、側面部ナセルカバー41a、41b、41c、41d(反対側の側面部ナセルカバー41e、41f、41g、41h)は、主軸の軸方向に連続的に配置された側面部ナセルカバー41a、41b(反対側の側面部ナセルカバー41e、41f)
とナセルカバー側面部41c、41d(反対側の側面部ナセルカバー41g、41h)が、ナセル4の上下方向(矢印93の方向)に重ねて配置され、側面部ナセルカバー41b、41fの端部は、隣接する側面部ナセルカバー41d、41hの端部の上下方向上側へ覆いかぶさる(側面部ナセルカバー41d、41hの端部が、隣接する側面部ナセルカバー41b、41fの端部の上下方向下側に入り込んでいるともいえる)ようになっている。
そして、図9に示すように、側面部ナセルカバー41bと側面部ナセルカバー41dの端部は、それぞれ屈曲部を有しており、これら屈曲部が組み合わさることにより、外部と連通する外部連通部42、ナセル4内と連通する内部連通部44及び内部連通部44と外部連通部42を連通する中間連通部43が構成されている。
図9を用いて具体的に説明すると、側面部ナセルカバー41bと側面部ナセルカバー41dの接合部は、側面部ナセルカバー41bの下方側端部41b1が内側にL字状に屈曲して伸延すると共に、隣接する側面部ナセルカバー41dの上方側端部41d1が、側面部ナセルカバー41bの下方側端部41b1のL字状部分と所定の間隙をもって平行に内側に屈曲して伸延し、この内側に屈曲して伸延した側面部ナセルカバー41bの下方側端部41b1と側面部ナセルカバー41dの上方側端部41d1の屈曲部間で外部連通部42が形成されている。
また、側面部ナセルカバー41bの下方側端部41b1のL字状に屈曲して伸延した先端が、側面部ナセルカバー41bの下方側端部41b1以外の部分と平行になるように上方に屈曲して伸延(符号41b2で示す部分)すると共に、この屈曲部41b2の伸延先端がL字状の屈曲部(41b1)と平行になるように更に屈曲して伸延(符号41b3で示す部分)し、かつ、側面部ナセルカバー41dの上方側端部41d1のL字状に屈曲して伸延した先端が、側面部ナセルカバー41bのL字状の屈曲部(41b1)以外の部分と平行になるように上方に屈曲して伸延(符号41d2で示す部分)すると共に、この屈曲部(41d2)の伸延先端が、側面部ナセルカバー41bのL字状の屈曲部(41b3)と平行になるように更に屈曲して伸延(符号41d3で示す部分)し、上方に屈曲して伸延する側面部ナセルカバー41bの下方側端部41b1と側面部ナセルカバー41dの上方側端部41d1の屈曲部(41b2、41b3、41d1及び41d2)間で中間連通部43が形成されている。
更に、上方に屈曲して伸延する屈曲部(41b2、41d2)の伸延先端が、L字状の屈曲部(41b1、41d2)と平行になるように更に屈曲して伸延している側面部ナセルカバー41bの下方側端部41b1と側面部ナセルカバー41dの上方側端部41d1の屈曲部(41b3と41d3)間で内部連通部44が形成され、この内部連通部44と外部連通部42のそれぞれには、シリコンやフッソ系樹脂からなるシール材45、46a、46bが配置されている。
また、ボルト47とナット48を用いて、側面部ナセルカバー41bと側面部ナセルカバー41dは固定されると共に、側面部ナセルカバー41dは、タワー5に固定されたフレーム49にボルト50で固定されている。即ち、側面部ナセルカバー41bの下方側端部41b1と側面部ナセルカバー41dの上方側端部41d1が、ボルト47とナット48で締結され、側面部ナセルカバー41dの上方側端部41d1は、タワー5に固定されたフレーム49にボルト50で固定されている。
なお、ボルト47及びボルト50が連通するために、側面部ナセルカバー41dに設けられた穴31a、31bは、それぞれ矢印84の方向(主軸の軸方向と直交する方向)に長い長穴となっており、側面部ナセルカバー41bと側面部ナセルカバー41dの端面をそろえるために調整可能となっている。
以上説明した本実施例の構成において、雨が降った場合、上から降り注ぐ雨滴、上面部ナセルカバー(例えば、21c)から排出された雨水、下方からの吹き上げによる雨滴などが、側面部ナセルカバー41b及び側面部ナセルカバー41dに飛散するが、外部連通部42に設けられたシール材45により、ナセル4内部へ雨水が浸入することを防ぐことができると共に、これを長期間維持することができる。
なお、シール材45は外部環境に曝させているため、経年劣化によりシール性が損なわれる可能性があり、この場合は、外部連通部42から雨水が浸入する可能性があるが、雨水は鉛直方向に伸びた中間連通部43に留まるため、内部連通部44には達しない。仮に内部連通部44付近まで雨水が達したとしても、内部連通部44に設置されたシール材46a、46bによってナセル4内部へ雨水が浸入することを防ぐことができる。従って、シール材45が破損した場合でも、本実施例の構造においては、ナセル4内部へ雨水が浸入することを防ぐことができる。
また、シール材46a、46bは基本的には風雨に曝されないため、劣化が進行しにくく、長期間水密性が維持されることを期待できる。また、ナセル4内部の機器メンテナンスや交換作業の際には、必要な部分の上面部ナセルカバーや側面部ナセルカバーを外せばよく、例えば、上面部ナセルカバー21cを外した際に、側面部ナセルカバー41bを優先的に外したい場合には、図10に示すように、側面部ナセルカバー41bを側面部ナセルカバー41dよりも先に外すことができるように、側面部ナセルカバー41bと側面部ナセルカバー41dの端部の重なりを決定すればよい。
また、図9に示すように、側面部ナセルカバー41bと側面部ナセルカバー41dとの固定に利用するボルト47やナット48は、側面部ナセルカバー41bや側面部ナセルカバー41dの内部に設けられており、ナセル4の外表面に出っ張りはないため、ナセル4周辺の空気の流れを乱すことはなく、流体力学的な性能を損ねることがない。これは、ナセル4の風下側にブレード2を有する所謂ダウンウィンド型風力発電装置において、特に有効である。
本発明の風力発電装置の実施例3について、図4、図11及び図12を用いて説明する。
本発明の風力発電装置の実施例3として、図3の破線81に沿った断面を図4に、図4に示す破線の円で囲んだ領域84の拡大を図11及び図12に示す。
図4及び図11に示すように、下面部ナセルカバーは、複数枚の断面コ字状の下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61dから成り、複数枚のパネルで分割可能に構成されている。そして、上面部ナセルカバー21a、21b、21c、21dと下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61dは、主軸の軸方向に連続的に配置され、下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61dの両端部には、それぞれ屈曲部を有しており、これら屈曲部が組み合わさることにより、外部と連通する外部連通部63a、63b、ナセル4内と連通する内部連通部65a、65b、65c、65d及び内部連通部65a、65b、65c、65dと外部連通部63a、63bを連通する中間連通部64a、64b、64c、64dが構成されている。
図11を用いて具体的に説明すると、ナセル4の下面部における複数枚の断面コ字状の下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61dの接合部は、下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61dの両端部(図11では、符号61a2、61b1、61b2、61c1で示す部分)が内側にL字状に屈曲して伸延すると共に、下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61dの端部のL字状屈曲部(図11では、符号61a2と61b1及び61b2と61c1で示す部分)に覆いかぶさるように凹状のナセルカバー接続部材62a及び62bが設置され、下面部ナセルカバーのL字状端部(図11では、符号61a2と61b1及び61b2と61c1で示す部分)間で外部連通部63a及び63bが形成されている。
また、下面部ナセルカバー61a、61b、61cのL字状端部(61a2、61b1、61b2、61c1)と凹状のナセルカバー接続部材62a、62bの下面部ナセルカバー61a、61b、61cのL字状端部(61a2、61b1、61b2、61c1)と平行となる部分(図11では、62a2、61a4、62b2、62b4で示す部分)との間で中間連通部64a、64b、64c、64dが形成されている。
更に、下面部ナセルカバー61a、61b、61cのL字状端部(61a2、61b1、61b2、61c1)以外の部分とナセルカバー接続部材62a、62bの凹状部先端から下面部ナセルカバー61a、61b、61cのL字状端部(61a2、61b1、61b2、61c1)以外の部分と平行となるように屈曲伸延している部分(図11では、62a1、61a5、62b1、62b5で示す部分)との間で内部連通部65a、65b、65c、65dが形成されている。
また、外部連通部63aと中間連通部64a及び64bの間、外部連通部63bと中間連通部64c及び64dの間に、シリコンやフッソ系樹脂からなるシール材66a、66b、66c、66dが設けられている。即ち、下面部ナセルカバー61aのL字状端部61a2の先端とナセルカバー接続部材62a3の間にシール材66aが、下面部ナセルカバー61bのL字状端部61b1の先端とナセルカバー接続部材62a3の間にシール材66bが、下面部ナセルカバー61bのL字状端部61b2の先端とナセルカバー接続部材62b3の間にシール材66cが、下面部ナセルカバー61cのL字状端部61c1の先端とナセルカバー接続部材62b3の間にシール材66dが、それぞれ配置されている。
また、下面部ナセルカバー61a、61b、61cの内部に固定されたナット68a、68b、68c、68dと、ボルト67a、67b、67c、67dを用いて、下面部ナセルカバー61a、61b、61cとナセルカバー接続部材62a、62bは固定され、下面部ナセルカバー61a、61b、61cは、タワー5に固定されたフレーム69にボルト71で固定されている。即ち、下面部ナセルカバー61aに固定されたナット68aに、ナセルカバー接続部材62aの屈曲部(62a1)がボルト67aで、下面部ナセルカバー61bに固定されたナット68bに、ナセルカバー接続部材62aの屈曲部(62a5)がボルト67bで、下面部ナセルカバー61bに固定されたナット68cに、ナセルカバー接続部材62bの屈曲部(62b1)がボルト67cで、下面部ナセルカバー61cに固定されたナット68dに、ナセルカバー接続部材62bの屈曲部(62b5)がボルト67dでそれぞれ固定され、下面部ナセルカバー61a、61b、61cは、タワー5に固定されたフレーム69にボルト71で固定されているものである。ここで、ナット68a、68b、68c、68dは、シール材66a、66b、66c、66dが設置されるスペースが適切に得られるような厚さとなっている。
また、ボルト67a、67b、67c、67d及びボルト71が連通するナセルカバー接続部材62a、62bの屈曲部(62a1、62a5、62b1、62b5)及びフレーム69に設けられた穴32a、32b、32c、32d及び33は、それぞれ矢印91の方向(主軸の軸方向)に長い長穴となっており、外部連通部63a、63b及び中間連通部64a、64b、64c、64dにおける矢印91の方向のクリアランスを調整可能となっている。
以上説明した本実施例の構成において、雨が降った場合、下方からの吹き上げによる雨滴などが、下面部ナセルカバー61a、61b、61cに飛散すると考えられるが、外部連通部63a、63bと中間連通部64a、64b、64c、64dの間に設けられたシール材66a、66b、66c、66dにより、ナセル4の内部へ雨水が浸入することを防ぐことができると共に、これを長時間維持することができる。
また、シール材66a、66b、66c、66dは外部に曝させているため、経年劣化によりシール性が十分でなくなる可能性があるが、外部連通部63a、63bは、鉛直方向に十分な寸法を有しているため、吹き上げによる雨滴などが、ナセル4の内部には達しにくい構造となっている。また、ナセル4内部の機器メンテナンスや交換作業の際には、必要な部分の下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61dのいずれかを外せばよい。
また、図11に示すように、下面部ナセルカバー61a、61b、61cとナセルカバー接続部材62a、62bの固定に利用するナット68a、68b、68c、68dは、下面部ナセルカバー61a、61b、61cの内部に設けられており、ナセル4の外表面に出っ張りはないため、ナセル4周辺の空気の流れを乱すことはなく、流体力学的な性能を損ねることがない。れは、ナセル4の風下側にブレード2を有する所謂ダウンウィンド型風力発電装置において、特に有効である。
また、ナセル4内部の機器から潤滑油が漏洩した場合は、図12に示すように、例えば、下面部ナセルカバー61bで構成される上向きのコの字部分に潤滑油を貯留し、外部への漏洩を防ぐことができる。
なお、ナセル4内部の機器から全ての潤滑油が漏洩した場合でも、下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61dに潤滑油を貯留できるだけの深さを有することが望ましい。また、大量の潤滑油が漏洩した場合、下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61dに大きな荷重が作用するが、下面部ナセルカバー61a、61b、61c、61dは、フレーム69によって支持されているため、破損することなく潤滑油貯留することができる。
このようにすることで、ナセル4内の機器から潤滑油が漏洩した場合に、潤滑油を内部に留まらせることができるため、ナセル4の内部機器の信頼性を向上させると共に、ナセル4の内部機器から潤滑油が漏洩した際に外部へ流出することを防ぐことができる効果が得られる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、さまざまな変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。実施例の構成の一部について、構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…風力発電装置、2…ブレード、3…ハブ、4…ナセル、5…タワー、11…ハブ回転軸、12、16…継手、13…増速機入力軸、14…増速機、15…増速機出力軸、17…発電機入力軸、18…発電機、21a、21b、21c、21d…上面部ナセルカバー、22、42、63a、63b…外部連通部、23、43、64a、64b、64c、64d…中間連通部、24、44、65a、65b、65c、65d…内部連通部、25、45、46a、46b、66a、66b、66c、66d…シール材、26、48、68a、68b、68c、68d、70…ナット、27、29、47、50、67a、67b、67c、67d、71…ボルト、28、49、69…フレーム、30a、30b、31a、31b、32a、32b、32c、32d、33…穴、41a、41b、41c、41d、41e、41f、41g、41h…側面部ナセルカバー、61a、61b、61c、61d…下面部ナセルカバー、62a、62b…ナセルカバー接続部材。

Claims (15)

  1. ハブとブレードから成るロータと、該ロータに前記ハプに接続された主軸を介して接続される発電機と、該発電機を少なくとも収納し、前記主軸を介して前記ロータを軸支するナセルと、該ナセルを頂部に支持するタワーとを備え、前記ナセルは、複数枚のパネルで構成され、分割可能な構造となっているナセルカバーで外殻が形成されている風力発電装置であって、
    複数枚の前記ナセルカバーの端部接合部に屈曲部を有し、隣接する前記ナセルカバーの端部接合部同士の屈曲部間で、外部と連通する外部連通部、前記ナセル内と連通する内部連通部、該内部連通部と前記外部連通部を連通する中間連通部が形成されていることを特徴とする風力発電装置。
  2. ハブとブレードから成るロータと、該ロータに前記ハプに接続された主軸を介して接続される発電機と、該発電機を少なくとも収納し、前記主軸を介して前記ロータを軸支するナセルと、該ナセルを頂部に支持するタワーとを備え、前記ナセルは、複数枚のパネルで構成され、分割可能な構造となっているナセルカバーで外殻が形成されている風力発電装置であって、
    前記ナセルは、その上面部、側面部及び下面部のそれぞれが複数枚のパネルで構成され、分割可能な構造となっているナセルカバーで外殻が形成されていると共に、前記ナセルの上面部、側面部及び下面部のそれぞれの複数枚の前記ナセルカバーの端部接合部に屈曲部を有し、かつ、前記ナセルの上面部、側面部及び下面部のそれぞれは、隣接する前記ナセルカバーの端部接合部同士の屈曲部間で、外部と連通する外部連通部、前記ナセル内と連通する内部連通部、該内部連通部と前記外部連通部を連通する中間連通部が形成されていることを特徴とする風力発電装置。
  3. 請求項2に記載の風力発電装置において、
    前記ナセルの上面部及び下面部のそれぞれの複数枚の前記ナセルカバーは、前記主軸の軸方向に連続的に配置され、かつ、前記ナセルの側面部の複数枚の前記ナセルカバーは、前記主軸の軸方向に連続的に配置されたものが、前記ナセルの上下方向に配置されていることを特徴とする風力発電装置。
  4. 請求項2又は3に記載の風力発電装置において、
    前記ナセルの上面部の複数枚の前記ナセルカバーの接合部は、隣接する一方の上面部ナセルカバーの端部が内側にL字状に屈曲して伸延すると共に、隣接する他方の上面部ナセルカバーの端部が、一方の前記上面部ナセルカバーのL字状と所定の間隙をもって平行に内側に屈曲して伸延し、この内側に屈曲して伸延した一方と他方の前記上面部ナセルカバー端部の屈曲部間で前記外部連通部が形成され、
    かつ、他方の前記上面部ナセルカバー端部のL字状に屈曲して伸延した先端が、一方の前記上面部ナセルカバーの端部以外の部分と平行になるように屈曲して伸延すると共に、この屈曲部の伸延先端が一方及び他方の前記上面部ナセルカバーのL字状端部と平行になるように外側に屈曲して伸延し、この外側に屈曲して伸延した他方の前記上面部ナセルカバーと一方の前記上面部ナセルカバーの端部以外の部分と平行になるように屈曲して伸延した他方の前記上面部ナセルカバー及び一方の前記上面部ナセルカバーとL字状に屈曲して伸延した一方の前記上面部ナセルカバーの端部で囲まれた部分で前記中間連通部が形成され、
    かつ、外側に屈曲して伸延した他方の前記上面部ナセルカバーの先端が一方の前記上面部ナセルカバーの端部以外の部分と平行になるように屈曲して伸延すると共に、この屈曲して伸延した部分と一方の前記上面部ナセルカバーとの間で前記内部連通部が形成されていることを特徴とする風力発電装置。
  5. 請求項4に記載の風力発電装置において、
    前記内部連通部に、シール材が配置されていることを特徴とする風力発電装置。
  6. 請求項4又は5に記載の風力発電装置において、
    他方の前記上面部ナセルカバーは前記タワーに固定されたフレームに固定されており、一方の前記上面部ナセルカバーと他方の前記上面部ナセルカバーは、一方の前記上面部ナセルカバーの内部に固定されているナットにボルトが挿入されることで締結されていることを特徴とする風力発電装置。
  7. 請求項6に記載の風力発電装置において、
    他方の前記上面部ナセルカバーの一部に、前記主軸の軸方向に長い長穴が形成され、該長穴に前記ボルトを連通して前記ナットに締結されていることを特徴とする風力発電装置。
  8. 請求項2又は3に記載の風力発電装置において、
    前記ナセルの上面部の前記ナセルカバーと前記ナセルの一方の側面部の前記ナセルカバーの接合部、前記ナセルの一方の側面部の前記ナセルカバーと前記ナセルの他方の側面部の前記ナセルカバー及び前記ナセルの他方の側面部の前記ナセルカバーと前記ナセルの下面部の前記ナセルカバーの接合部は、隣接する前記上面部ナセルカバーの端部、一方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部及び他方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部が内側にL字状に屈曲して伸延すると共に、隣接する一方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部、他方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部及び前記下面部ナセルカバーの端部が、前記上面部ナセルカバーの端部、一方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部及び他方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部のそれぞれのL字状部分と所定の間隙をもって平行に内側に屈曲して伸延し、この内側に屈曲して伸延した前記上面部ナセルカバーの端部、一方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部及び他方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部のそれぞれと一方の側面部ナセルカバーの上方側端部、他方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部及び前記下面部ナセルカバーの端部の屈曲部間で前記外部連通部が形成され、
    かつ、前記上面部ナセルカバー端部、一方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部及び他方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部のL字状に屈曲して伸延した先端が、前記上面部ナセルカバー、一方の前記側面部ナセルカバー及び他方の前記側面部ナセルカバー端部のL字状に屈曲した以外の部分と平行になるように上方に屈曲して伸延すると共に、この上方に屈曲した屈曲部の伸延先端が前記L字状の屈曲部と平行になるように更に屈曲して伸延し、かつ、一方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部、他方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部及び前記下面部ナセルカバーの端部のL字状に屈曲して伸延した先端が、一方の前記側面部ナセルカバー、他方の前記側面部ナセルカバー及び前記下面部ナセルカバー端部のL字状に屈曲した以外の部分と平行になるように上方に屈曲して伸延すると共に、この上方に屈曲した屈曲部の伸延先端が前記L字状の屈曲部と平行になるように更に屈曲して伸延し、前記上方に屈曲して伸延する前記上面部ナセルカバーの端部と一方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部、一方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部と他方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部及び他方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部と前記下面部ナセルカバーの端部のそれぞれの屈曲部間で前記中間連通部が形成され、
    かつ、上方に屈曲して伸延する前記屈曲部の伸延先端が前記L字状の屈曲部と平行になるように更に屈曲して伸延している前記上面部ナセルカバーの端部と一方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部、一方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部と他方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部及び他方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部と前記下面部ナセルカバーの端部のそれぞれの屈曲部間で前記内部連通部が形成されていることを特徴とする風力発電装置。
  9. 請求項8に記載の風力発電装置において、
    前記外部連通部及び内部連通部のそれぞれに、シール材が配置されていることを特徴とする風力発電装置。
  10. 請求項8又は9に記載の風力発電装置において、
    前記内部連通部の前記上面部ナセルカバーの端部と一方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部、一方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部と他方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部及び他方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部と前記下面部ナセルカバーの端部が、それぞれボルトとナットで締結され、一方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部、他方の前記側面部ナセルカバーの上方側端部及び前記下面部ナセルカバーは、前記タワーに固定されたフレームに固定されていることを特徴とする風力発電装置。
  11. 請求項10に記載の風力発電装置において、
    一方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部、他方の前記側面部ナセルカバーの下方側端部及び前記下面部ナセルカバーの一部に、前記主軸の軸方向と直交する水平方向に長い長穴が形成され、該長穴に前記ボルトを連通して前記ナットで締結されていることを特徴とする風力発電装置。
  12. 請求項2又は3に記載の風力発電装置において、
    前記ナセルの下面部の複数枚の前記ナセルカバーの接合部は、下面部ナセルカバーの両端部が内側にL字状に屈曲して伸延すると共に、隣接する前記下面部ナセルカバーの端部のL字状屈曲部に覆いかぶさるように凹状のナセルカバー接続部材が設置され、隣接する前記下面部ナセルカバーのL字状端部間で前記外部連通部が形成され、
    かつ、前記下面部ナセルカバーのL字状端部と前記凹状のナセルカバー接続部材の前記下面部ナセルカバーのL字状端部と平行となる部分との間で前記中間連通部が形成され、
    かつ、前記下面部ナセルカバーのL字状端部以外の部分と前記ナセルカバー接続部材の凹状部先端から前記下面部ナセルカバーのL字状端部以外の部分と平行となるように屈曲伸延している部分との間で前記内部連通部が形成されていることを特徴とする風力発電装置。
  13. 請求項12に記載の風力発電装置において、
    前記下面部ナセルカバーは、断面コ字状に形成されていることを特徴とする風力発電装置。
  14. 請求項12又は13に記載の風力発電装置において、
    前記下面部ナセルカバーのL字状端部先端と前記ナセルカバー接続部材の間に、シール材が配置されていることを特徴とする風力発電装置。
  15. 請求項12乃至14のいずれか1項に記載の風力発電装置において、
    前記下面部ナセルカバーは前記タワーに固定されたフレームに固定されており、前記ナセルカバー接続部材と前記ナセルカバー接続部材は、前記ナセルカバー接続部材の内部に固定されているナットにボルトが挿入されることで締結されていることを特徴とする風力発電装置。
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