JP2016063869A - 個対応装具 - Google Patents
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Abstract
【課題】足、膝、肘等の関節部の疾患、特に関節の捻挫や骨折の患者の症状回復に合わせて、受傷初期には患者の身体形状に合わせて患部を密接、かつ、安定に固定し、リハビリ時期にはリハビリができる程度に患部を固定できる、固定とリハビリとを両立できる個対応装具を提供する。【解決手段】個対応装具110は、人体の所定部位を覆う本体101と、光硬化性樹脂を含有し光硬化後に人体の所定部位の形状に成形可能である成形部材と、前記成形部材の少なくとも一部又は全部を被覆し、前記成形部材を前記本体101に保持する光透過性カバー部材102とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、関節部の疾患に対応した個対応装具に関する。
従来、医療分野においては、骨折や捻挫等の治療等を目的として様々な外科用固定材が用いられている。特に足関節捻挫は、スポーツ外傷の中でも、最も多い代表的な急性外傷であり、適切な治療を受けないと予後も不安定性を残すことがある。治療方法としては、不安定性の高い人やアスリートは手術適応となることがあるが、多くは保存的治療として重症度に応じてサポーターやギプス固定が取られている。一般的なサポーターは患部に被覆される柔軟な本体生地に、プラスチック又は金属からなるステーが取り付けられたものである。
ステーとしては、水硬化型の樹脂を基材に保持させた水硬化型医療用固定材があり、水に対する耐性が強く、機械的強度も高いため、非常に有用なものとして用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、従来の水硬化型医療用固定材のステーを用いた外科用固定材を、骨折や捻挫等をした部位又は矯正をした部位(以下、患部等と記す。)に装着した場合、処置中も硬化反応が進むため、患者の身体形状に対する印象性が悪く、施術者の作業時間が制約されるという問題があった。また、治療が進み、リハビリ時期にリハビリができる程度に患部を固定するということが困難であるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、足、膝、肘等の関節部の疾患、特に関節の捻挫や骨折の患者の症状回復に合わせて、受傷初期には患者の身体形状に合わせて患部を密接、かつ、安定に固定し、リハビリ時期にはリハビリができる程度に患部を固定できる、固定とリハビリとを両立できる個対応装具を提供することを主な目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の個対応装具は以下のような構成をとる。すなわち、本発明の個対応装具は、人体の所定部位を覆う本体と、光硬化性樹脂を含有し光硬化後に人体の所定部位の形状に成形可能である成形部材と、成形部材の少なくとも一部又は全部を被覆し、成形部材を本体に保持する光透過性カバー部材とを備える、個対応装具である。
本発明の個対応装具は、特に関節の捻挫や骨折の患者の症状回復に合わせて、受傷初期には患者の身体形状に合わせて患部を密接、かつ、安定に固定し、リハビリ時期にはリハビリができる程度に患部を固定でき、固定とリハビリとを両立させることができる。
以下、本実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示すものであり、これにより、本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
図1は、本実施形態の個対応装具の装着状態を示す図である。個対応装具110は光透過性カバー部材102と本体101を備えており、患者の足100にバンド103を用いて装着されている。個対応装具110は、足100の患部の両側を包むように覆い、バンド103で足100から外れないように固定される。個対応装具110の本体101は、足100の肌側に配置される肌側面とその裏側の非肌側面とを有し 、本体101の非肌側面に光透過性カバー部材102が配置される。
図2は、本実施形態の個対応装具の構成を示す図である。個対応装具110は、 光透過性カバー部材102と本体101の間に成形部材201を備えており、成形部材201は個対応装具110を装着時患者の足100を固定するために用いられる。光透過性カバー部材102と本体101は成形部材201を着脱できる構造になっており、治療中に患者の症状に応じて成形部材201を取り外すといった調整が可能である。図2では片側のみ記載しているが反対側も同様の構成になっており、左右どちらの足でも用いることができる。
図3は、本実施形態の個対応装具の成形部材の取り出し方法の1例を示す図である。個対応装具110の光透過性カバー部材102と本体101は右側と左側、下側が接合されてポケットを作り上側が開く構造になっている。上側は面ファスナー等の開閉可能な構造になっており成形部材201は上側から出し入れされ、治療中患者の足100を固定する時は、成形部材201が光透過性カバー部材102と本体101で作るポケットの中で固定される。
図4は、本実施形態の個対応装具の成形部材等の構成を示す図である。成形部材201は被覆部材403と基材401とを備える。基材401は光硬化型樹脂が含侵されており、周りは被覆部材403で覆われている。つまり、成形部材201は、光硬化型樹脂が含侵された基材401を、被覆部材403で被覆し一体化した構造を有する。なお、この成形部材201は、使用前においては、光が透過しないアルミパック等にて保管しておくことが望ましい。成形部材201は光透過性カバー部材102と本体101の間で固定される。例えば、前述したように、成形部材201は、光透過性カバー部材102と本体101で形成されたポケットに挿入して固定される。足100に個対応装具を装着するとき本体101と足100の肌との間に緩衝材402を挿入してもよい。例えば、緩衝材402は、本体101の肌側面に縫製、接着等により接合してもよい。
次に、本発明の個対応装具が備える各部材について説明する。
まず、成形部材に用いられる光硬化型樹脂について説明する。
光硬化型樹脂は、光照射により硬化する樹脂である。光硬化型樹脂としては、感光性樹脂、光重合開始剤等のその他の成分を含有してよい。感光性樹脂としては、例えば、光照射により架橋し得る感光性基を有する樹脂が挙げられる。具体的には、例えば、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等を有するアクリル系の光硬化性の樹脂、光ラジカル付加型および光カチオン重合型の樹脂等が挙げられる。また、光重合開始剤としては、光照射により、ラジカルもしくはカチオンを生成する物質であればよい。また、必要に応じて光増感剤等の成分を含有していてもよい。光硬化型樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えば、WO2006/090605号に記載されているように、イソシアネート基を2つ有するポリイソシアネートと活性水素基とを有する(メタ)アクリル酸誘導体によって得られるウレタン系(メタ)アクリル酸誘導体オリゴマーと、400〜700nmの光を吸収するチタノセン系光重合開始剤とを含む光硬化型樹脂が使用可能である。
まず、成形部材に用いられる光硬化型樹脂について説明する。
光硬化型樹脂は、光照射により硬化する樹脂である。光硬化型樹脂としては、感光性樹脂、光重合開始剤等のその他の成分を含有してよい。感光性樹脂としては、例えば、光照射により架橋し得る感光性基を有する樹脂が挙げられる。具体的には、例えば、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等を有するアクリル系の光硬化性の樹脂、光ラジカル付加型および光カチオン重合型の樹脂等が挙げられる。また、光重合開始剤としては、光照射により、ラジカルもしくはカチオンを生成する物質であればよい。また、必要に応じて光増感剤等の成分を含有していてもよい。光硬化型樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えば、WO2006/090605号に記載されているように、イソシアネート基を2つ有するポリイソシアネートと活性水素基とを有する(メタ)アクリル酸誘導体によって得られるウレタン系(メタ)アクリル酸誘導体オリゴマーと、400〜700nmの光を吸収するチタノセン系光重合開始剤とを含む光硬化型樹脂が使用可能である。
光硬化型樹脂には、必要に応じて更に種々の成分を配合することができる。例えば、安定剤(貯蔵中にゲル化を防止し、貯蔵安定性を維持するための添加剤)を配合することができる。重合禁止剤、酸化防止剤、タックフリー化剤、チキソトロピー性付与剤、シランカップリング剤、界面活性剤、光増感剤、有機または無機微粒子などがある。成形部材の人体への装着後に光感受部を光照射により硬化させ、患部等の固定を十分なものとしつつ、装着性を良好なものとするためには、光硬化型樹脂の3点曲げ強度については、20〜120N/cmであることが好ましく、30〜120N/cmであることがより好ましい。
次に、成形部材に用いられる光硬化型樹脂を含浸等する基材について説明する。
基材401は、成形部材201を形成するために光硬化型樹脂を保持する部材である。基材401を構成する布帛としては、織布、編布、不織布等が使用でき、これらを単独又は任意に選択組合せて形成してよい。繊維としては、天然繊維、化学繊維等が使用でき、例えば、綿、毛、レーヨン、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ガラス繊維、カーボン繊維、その他の繊維がある。基材と被覆材で構成される成形部材の厚みは1.0mm〜8.0mmであり、好ましくは2〜6mm程度である。また、説明の便宜上、基材401上に光硬化型樹脂が含浸されている例を示しているが、本実施形態は当該例に限定されない。例えば、光硬化型樹脂は基材401によって保持されていてもよい。なお、ここでいう、保持することとは、例えば、含浸、積層、貼付、塗布すること等が挙げられる。本実施形態に係る基材401は、6層に積層された構造を有している。なお、積層構造は6層に限定されず、成形部材の厚さが1.0mm〜8.0mmになるのであれば何層であってもよい。
基材401は、成形部材201を形成するために光硬化型樹脂を保持する部材である。基材401を構成する布帛としては、織布、編布、不織布等が使用でき、これらを単独又は任意に選択組合せて形成してよい。繊維としては、天然繊維、化学繊維等が使用でき、例えば、綿、毛、レーヨン、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ガラス繊維、カーボン繊維、その他の繊維がある。基材と被覆材で構成される成形部材の厚みは1.0mm〜8.0mmであり、好ましくは2〜6mm程度である。また、説明の便宜上、基材401上に光硬化型樹脂が含浸されている例を示しているが、本実施形態は当該例に限定されない。例えば、光硬化型樹脂は基材401によって保持されていてもよい。なお、ここでいう、保持することとは、例えば、含浸、積層、貼付、塗布すること等が挙げられる。本実施形態に係る基材401は、6層に積層された構造を有している。なお、積層構造は6層に限定されず、成形部材の厚さが1.0mm〜8.0mmになるのであれば何層であってもよい。
次に、成形部材に用いられる被覆部材について説明する。被覆部材は、成形部材の光硬化型樹脂を含浸等する基材を被覆するための部材である。被覆部材403は、光を透過させて基材401を覆い、基材401から光硬化型樹脂が漏れ出すことを防止するための部材である。なお、被覆部材403は、光硬化型樹脂が浸透して表面に出ずに、光硬化型樹脂と非反応性であることが好ましい。被覆部材403を構成する布帛としては、基材401と同様の布帛の他に光を透過するフィルムを使用することができ、これらを単独又は任意に選択組合せて形成してよい。繊維としては、基材401と同様の繊維を用いることができる。
次に、光透過性カバー部材について説明する。
光透過性カバー部材102は、光を透過し成形部材201を本体101から着脱自在に保持する部材である。光透過性カバー部材102は、成形部材201を着脱するために伸縮性があり、伸長率が20%伸長時に伸長力が1.5〜4.5N/25mmであるものが望ましい。また、光透過性カバー部材102は、3Nの荷重を加えたときに5〜35%の伸長率があることが望ましい。光透過性カバー部材の伸長率は、光透過性カバー部材から、縦100mm横25mmの試験片を採取し、温度23℃、湿度65%RHの環境下で、チャック間距離50mmにて引張試験機(インストロン社製、商品名「INSTRON5564」)を使用し、引張速度は50mm/分の引張速度で試験を行う。そして、所定伸びE(mm)ごとの所定荷重を測定し、その結果に基づいて、伸長率(%)=(E/L)×100 E:伸び(mm) L:チャック間距離(mm)から伸長率(%)を算出する。また、所定の伸び(20%)に伸長したときの応力(N/25mm)を測定し、その値を伸長力(N/25mm)としている。透過率T(%)としては、20%以上あることが好ましい。光透過性カバー部材102を構成する布帛と繊維としては、基材401と同様の構成とすることができる。光透過性カバー部材102の厚さは0.3mm〜4.0mmであることが好ましく、0.3mm〜2.0mmであることがより好ましい。
光透過性カバー部材102は、光を透過し成形部材201を本体101から着脱自在に保持する部材である。光透過性カバー部材102は、成形部材201を着脱するために伸縮性があり、伸長率が20%伸長時に伸長力が1.5〜4.5N/25mmであるものが望ましい。また、光透過性カバー部材102は、3Nの荷重を加えたときに5〜35%の伸長率があることが望ましい。光透過性カバー部材の伸長率は、光透過性カバー部材から、縦100mm横25mmの試験片を採取し、温度23℃、湿度65%RHの環境下で、チャック間距離50mmにて引張試験機(インストロン社製、商品名「INSTRON5564」)を使用し、引張速度は50mm/分の引張速度で試験を行う。そして、所定伸びE(mm)ごとの所定荷重を測定し、その結果に基づいて、伸長率(%)=(E/L)×100 E:伸び(mm) L:チャック間距離(mm)から伸長率(%)を算出する。また、所定の伸び(20%)に伸長したときの応力(N/25mm)を測定し、その値を伸長力(N/25mm)としている。透過率T(%)としては、20%以上あることが好ましい。光透過性カバー部材102を構成する布帛と繊維としては、基材401と同様の構成とすることができる。光透過性カバー部材102の厚さは0.3mm〜4.0mmであることが好ましく、0.3mm〜2.0mmであることがより好ましい。
本体101を構成する布帛としては、前述の成形部材に用いられる光硬化型樹脂を含浸等する基材401と同様の布帛、繊維の他にプラスチックフォームを使用でき、これらを単独又は任意に選択組合せて形成してよい。さらに、これらの布帛とゴム発泡体(クロロプレン、天然ゴム、ブチルゴム、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム等)、ウレタン発泡体(圧縮ウレタン)等のフォーム材料を積層した複合材料を用いることができる。
本体101の肌側面に設けられる緩衝材402は、本体101の人体への接触による緩衝性を有するものである。また、緩衝材402は、適度な通気性を有するものが望ましく、患部等の形状に追随して変形しやすいものがよい。緩衝材402を構成する布帛と繊維としては基材401と同様の構成とすることができる。緩衝材402は複層にしてもよいし、患部と反対側にも設けてもよい。さらに、これらの他にゴム発泡体(クロロプレン、天然ゴム、ブチルゴム、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム等)、ウレタン発泡体(圧縮ウレタン)等のフォーム材料を単独もしくは緩衝材402に積層して用いることができる。
次に、本発明の個対応装具の使用方法について説明する。
成形部材201を光が透過しないアルミパック(図示せず)から取り出した後、個対応装具110の光透過性カバー部材102と本体101の間のポケットに挿入する。そして、個対応装具110を光透過性カバー部材102が外側に、本体101の肌側面が足100の患部付近にあたるように、バンド103又は別に準備した包帯などで固定する。この時、成形部材201は硬化していないため非常に柔らかく足首の形状に合うように成型することができ、バンド103又は包帯を用いて成型した状態で足100に合う様に固定できる。その後、バンド103又は包帯で固定したまま、包帯と光透過性カバー部材102を介して外側から光を当て成形部材201を硬化させる。このように成形部材201を硬化させることで、患部の形状にしっかりと合った状態に成型でき、フィット性のよい成形部材201を作成することができる。この状態で個対応装具110は足100の患部を固定する。このときのバンド103又は包帯は光を透過する物であればどのような長尺状の巻付け手段であってもよい。
成形部材201を光が透過しないアルミパック(図示せず)から取り出した後、個対応装具110の光透過性カバー部材102と本体101の間のポケットに挿入する。そして、個対応装具110を光透過性カバー部材102が外側に、本体101の肌側面が足100の患部付近にあたるように、バンド103又は別に準備した包帯などで固定する。この時、成形部材201は硬化していないため非常に柔らかく足首の形状に合うように成型することができ、バンド103又は包帯を用いて成型した状態で足100に合う様に固定できる。その後、バンド103又は包帯で固定したまま、包帯と光透過性カバー部材102を介して外側から光を当て成形部材201を硬化させる。このように成形部材201を硬化させることで、患部の形状にしっかりと合った状態に成型でき、フィット性のよい成形部材201を作成することができる。この状態で個対応装具110は足100の患部を固定する。このときのバンド103又は包帯は光を透過する物であればどのような長尺状の巻付け手段であってもよい。
個対応装具110を外す時はバンド103又は包帯を解いて容易にはずすことができ、再装着するときはバンド103又は包帯を用いて個対応装具110を患部に装着することで容易に再装着することができる。成型部材201は患部に合うように成型されているため再装着してもフィット性は失われない。個対応装具110を装着するとき緩衝材402を用いることで、成形部材201が本体を介して踝などにあたり痛みを感じることを防止できる。緩衝材402は足100と本体101の間や本体101と成形部材201の間など、足100が痛みを感じることを防止できる箇所であればどこに配置してもよい。
治療が進み、リハビリができる程度に症状が軽くなったときは、成型部材201を光透過性カバー部材102と本体101との間のポケットから上方へ取り出し、個対応装具110の本体101のみで足首を固定しリハビリを行うことができる。このようにして、個対応装具110のみで症状にあわせて固定力を調整し、患部の固定とリハビリとの両方を行うことができる。
なお、本実施形態では成型部材201を光透過性カバー部材102と本体101の間のポケットから上方へ取り出す構成を示したが、この構成に限らずポケットの構成を変えて、下方、側方、垂直方向等の随意方向に成形部材201を着脱できる形態であればどのような形態でもよい。そして、面ファスナーなどの着脱構造もどこにつけてもよい。また、個対応装具110を足100の患部に再装着するときにバンド103を用いて説明したが、バンド103に限らず固定できるものであればどのような長尺状の巻付け手段であってもよい。さらに、本実施形態では足100を用いて説明したが足100に限らず、膝、肘等の他の関節部の疾患に用いてもよい。
以上により、本実施形態の個対応装具は、患者の身体形状に合わせて患部を密接、かつ、安定に固定し、リハビリ時期にはリハビリができる程度に患部を固定でき、固定とリハビリとを両立させることができる。
本発明に係る実施形態は、以下のような構成をとることもできる。
[1]人体の所定部位を覆う本体と、光硬化性樹脂を含有し光硬化後に人体の所定部位の形状に成形可能である成形部材と、その成形部材の少なくとも一部又は全部を被覆し、その成形部材をその本体に保持する光透過性カバー部材と、を備える、個対応装具。
[2]その光透過性カバー部材によりその成形部材をその本体から着脱自在に保持する、[1]に記載の個対応装具。
[3]その成形部材の厚さが1.0mm〜8.0mmである、[1]又は[2]に記載の個対応装具。
[4]その光透過性カバー部材の透過率T(%)が20%以上である、[1]〜[3]のいずれか1つに記載の個対応装具。
[5]その光透過性カバー部材の厚さが0.3mm〜4.0mmである、[1]〜[4]のいずれか1つに記載の個対応装具。
[6]その光透過性カバー部材の伸長率が、20%伸長時に1.5〜4.5N/25mmである、[1]〜[5]のいずれか1つに記載の個対応装具。
[1]人体の所定部位を覆う本体と、光硬化性樹脂を含有し光硬化後に人体の所定部位の形状に成形可能である成形部材と、その成形部材の少なくとも一部又は全部を被覆し、その成形部材をその本体に保持する光透過性カバー部材と、を備える、個対応装具。
[2]その光透過性カバー部材によりその成形部材をその本体から着脱自在に保持する、[1]に記載の個対応装具。
[3]その成形部材の厚さが1.0mm〜8.0mmである、[1]又は[2]に記載の個対応装具。
[4]その光透過性カバー部材の透過率T(%)が20%以上である、[1]〜[3]のいずれか1つに記載の個対応装具。
[5]その光透過性カバー部材の厚さが0.3mm〜4.0mmである、[1]〜[4]のいずれか1つに記載の個対応装具。
[6]その光透過性カバー部材の伸長率が、20%伸長時に1.5〜4.5N/25mmである、[1]〜[5]のいずれか1つに記載の個対応装具。
100 足
101 本体
102 光透過性カバー部材
103 バンド
110 個対応装具
201 成形部材
401 基材
402 緩衝材
403 被覆材
101 本体
102 光透過性カバー部材
103 バンド
110 個対応装具
201 成形部材
401 基材
402 緩衝材
403 被覆材
Claims (6)
- 人体の所定部位を覆う本体と、
光硬化性樹脂を含有し光硬化後に人体の所定部位の形状に成形可能である成形部材と、
前記成形部材の少なくとも一部又は全部を被覆し、前記成形部材を前記本体に保持する光透過性カバー部材と、
を備える、個対応装具。 - 前記光透過性カバー部材により前記成形部材を前記本体から着脱自在に保持する、請求項1に記載の個対応装具。
- 前記成形部材の厚さが1.0mm〜8.0mmである、請求項1又は2に記載の個対応装具。
- 前記光透過性カバー部材の透過率T(%)が20%以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の個対応装具。
- 前記光透過性カバー部材の厚さが0.3mm〜4.0mmである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の個対応装具。
- 前記光透過性カバー部材の伸長率が、20%伸長時に1.5〜4.5N/25mmである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の個対応装具。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101703478B1 (ko) * | 2016-08-01 | 2017-02-07 | (주)에스앤에프 | 신발용 패드 |
KR101964409B1 (ko) * | 2018-12-27 | 2019-04-01 | (주)에스앤에프 | 자가 맞춤형 수경화성 신발 인솔 |
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- 2014-09-22 JP JP2014193111A patent/JP2016063869A/ja active Pending
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KR101703478B1 (ko) * | 2016-08-01 | 2017-02-07 | (주)에스앤에프 | 신발용 패드 |
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