JP2016063377A - 再送制御方法、移動通信システム、及び基地局 - Google Patents

再送制御方法、移動通信システム、及び基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信を行う第1の基地局及び第2の基地局を備える移動通信システムにおいて、ユーザ装置から送信される上りデータについての基地局間における再送制御を行う。【解決手段】前記移動通信システムにおける再送制御方法において、前記第1の基地局が前記ユーザ装置から上りデータを受信し、当該上りデータをバッファに保持するととともに、当該上りデータを前記第2の基地局に転送する転送ステップと、前記第2の基地局が、前記第1の基地局から転送される上りデータについての受信状況を前記第1の基地局に報告する報告ステップと、前記第1の基地局が、前記第2の基地局から報告される前記受信状況に基づいて、当該第2の基地局に届いていない上りデータを把握し、当該上りデータを前記第2の基地局に再送する再送ステップとを備える。【選択図】図9

Description

本発明は、ユーザ装置が基地局間キャリアアグリゲーションにより複数の基地局と通信を行うように構成される移動通信システムにおける基地局間の再送制御技術に関連するものである。
LTEシステムでは、所定の帯域幅(最大20MHz)を基本単位として、複数のキャリアを同時に用いて通信を行うキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)が採用されている。キャリアアグリゲーションにおいて基本単位となるキャリアはコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)と呼ばれる。
CAが行われる際には、ユーザ装置UEに対して、接続性を担保する信頼性の高いセルであるPCell(Primary cell)及び付随的なセルであるSCell(Secondary cell)が設定される。ユーザ装置UEは、第1に、PCellに接続し、必要に応じて、SCellを追加することができる。PCellは、RLM(Radio Link Monitoring)及びSPS(Semi-Persistent Scheduling)等をサポートする単独のセルと同様のセルである。
SCellは、PCellに追加されてユーザ装置UEに対して設定されるセルである。SCellの追加及び削除は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングによって行われる。SCellは、ユーザ装置UEに対して設定された直後は、非アクティブ状態(deactivate状態)であるため、アクティブ化することで初めて通信可能(スケジューリング可能)となるセルである。
図1に示すように、LTEのRel−10までのCAでは、同一基地局eNB配下の複数のCCを用いている。
一方、Rel−12ではこれを拡張し、異なる基地局eNB配下のCCを用いて同時通信を行い、高スループットを実現するDual connectivity(二重接続)が提案されている(非特許文献1)。つまり、Dual connectivityでは、UEは、2つの物理的に異なる基地局eNBの無線リソースを同時に使用して通信を行う。
Dual connectivityは、CAの一種であり、Inter eNB CA(基地局間キャリアアグリゲーション)とも呼ばれ、Master−eNB(MeNB)と、Secondary−eNB(SeNB)が導入される。図2に、Dual connectivityの例を示す。図2の例では、MeNBがCC#1でユーザ装置UEと通信を行い、SeNBがCC#2でユーザ装置UEと通信を行うことでDual connectivity(以下、DC)を実現している。
DCにおいて、MeNB配下のセル(1つ又は複数)で構成されるセルグループをMCG(Master Cell Group、マスターセルグループ)、SeNB配下のセル(1つ又は複数)で構成されるセルグループをSCG(Secondary Cell Group、セカンダリセルグループ)と呼ぶ。SCGのうちの少なくとも1つのSCellにはULのCCが設定され、そのうちの1つにPUCCHが設定される。このSCellをPSCell(primary SCell)と呼ぶ。
このようなDCにおける通信形態の1つとして、1つのベアラを複数eNBに分配するスプリットベアラ(Split Bearer)がある。基地局MeNBがベアラを分配するアンカーノードとして利用される場合、図3に示されるように、基地局MeNBは、S−GW(Serving Gateway)から受信したダウンリンクデータを、MCGを介しユーザ装置UEに送信するデータと、SCG(基地局SeNB)を経由してユーザ装置UEに送信するデータとに分配する。基地局MeNBをアンカーノードとしたスプリットベアラが設定される場合、図4に示されるように、ユーザ装置UEは、MeNBのための物理レイヤ(PHY)、MAC(Medium Access Control)レイヤ(m−MAC)及びRLC(Radio Link Control)レイヤ(m−RLC)と、SeNBのためのPHYレイヤ、s−MACレイヤ及びs−RLCレイヤと、m−RLCレイヤ及びs−RLCレイヤに接続されるPDCPレイヤとを有する。
基地局MeNBから受信したデータ(PDCP PDU)と基地局SeNBから受信したデータは、PDCPレイヤ(PDCPエンティティ)においてリオーダリングされ、上位レイヤに送出される。
3GPP TR 36.842 V12.0.0 (2013−12)
現在、規定されるスプリットベアラにおいては、図5に示すように、下り(DL)については、両方の基地局eNBからユーザ装置UEに対してデータ(PDCP PDU)を流すことができる。どちらの基地局eNBからどれだけのデータを流すかは、MeNB内のFlow control entityが決定する。一方、上り(UL)に関しては、ユーザ装置UEは、いずれかの基地局eNBに対してしかデータ(PDCP PDU)を送信できない。ユーザ装置UEが、どちらの基地局eNBへデータを送信するか(つまり、どちらのeNBにUL pathを設定するか)は、RRCレイヤで設定される。
また、スプリットベアラにおいては、基地局間のインターフェース(I/F)であるX2 I/Fでのパケットロスが発生することを想定し、DL用にARQ(Automatic Repeat reQuest)制御が検討されている。なお、ARQ制御は、自動再送制御もしくは再送制御と称してもよい。
図6に示すように、DLのARQ制御では、SeNBは、X2で送信されてきたGTPuパケットのSN(Sequence Number)から、ロスしたパケットを検出してMeNBへ報告する。当該報告を受けたMeNBは、格納されていたDLのPDCP PDUを再度SeNB側へ転送する。
しかしながら、現状のスプリットベアラにおけるARQ制御は、DLについてのみ検討されており、図6に示すように、ULについても同様にX2でのロスが発生したとしても当該X2におけるロスを補償することができないという課題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信を行う複数の基地局を備える移動通信システムにおいて、ユーザ装置から送信される上りデータについての基地局間における再送制御を行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信を行う第1の基地局及び第2の基地局を備える移動通信システムにおける再送制御方法であって、
前記第1の基地局が前記ユーザ装置から上りデータを受信し、当該上りデータをバッファに保持するととともに、当該上りデータを前記第2の基地局に転送する転送ステップと、
前記第2の基地局が、前記第1の基地局から転送される上りデータについての受信状況を前記第1の基地局に報告する報告ステップと、
前記第1の基地局が、前記第2の基地局から報告される前記受信状況に基づいて、当該第2の基地局に届いていない上りデータを把握し、当該上りデータを前記第2の基地局に再送する再送ステップとを備える再送制御方法が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信を行う第1の基地局及び第2の基地局を備える移動通信システムであって、
前記第1の基地局が前記ユーザ装置から上りデータを受信し、当該上りデータをバッファに保持するととともに、当該上りデータを前記第2の基地局に転送し、
前記第2の基地局が、前記第1の基地局から転送される上りデータについての受信状況を前記第1の基地局に報告し、
前記第1の基地局が、前記第2の基地局から報告される前記受信状況に基づいて、当該第2の基地局に届いていない上りデータを把握し、当該上りデータを前記第2の基地局に再送する移動通信システムが提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信を行う第1の基地局及び第2の基地局を備える移動通信システムにおける前記第1の基地局として使用される基地局であって、
前記ユーザ装置から上りデータを受信し、当該上りデータをバッファに保持するととともに、当該上りデータを前記第2の基地局に転送する転送部と、
前記第2の基地局から、前記第1の基地局により転送される上りデータについての受信状況を受信し、当該受信状況に基づいて、前記第2の基地局に届いていない上りデータを把握し、当該上りデータを前記第2の基地局に再送する再送制御部とを備える基地局が提供される。
本発明の実施の形態によれば、基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信を行う複数の基地局を備える移動通信システムにおいて、ユーザ装置から送信される上りデータについての基地局間における再送制御を行うことを可能とする技術が提供される。
Rel−10までのCAを示す図である。 Dual connectivityの例を示す図である。 基地局MeNBをアンカーノードとするスプリットベアラを説明するための図である。 スプリットベアラにおけるプロトコル構成を示す図である。 スプリットベアラにおける上りパスと下りパスの例を示す図である。 課題を説明するための図である。 本発明の実施の形態における通信システムの構成図である。 本実施の形態におけるSeNBの動作の概要を説明するための図である。 本実施の形態における通信システムの動作例を説明するための図である。 UL ARQを行う場合の例を説明するための図である。 MeNBからの指示がある場合にUL ARQを行う動作例を説明するための図である。 SeNB側に十分なバッファ領域がある場合にUL ARQを行う場合の動作例を説明するための図である。 本実施の形態における基地局の構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。また、本実施の形態では、LTEの移動通信システムを対象とするが、本発明はLTEに限らず他の移動通信システムにも適用可能である。また、本明細書及び特許請求の範囲では、特に断らない限り、「LTE」の用語は3GPPのRel−12、もしくは、Rel−12以降の方式の意味で使用する。
(システム全体構成、動作概要)
図7は、本発明の実施の形態における通信システムの構成例を示す図である。図7に示すように、当該通信システムは、S−GW10とS1インターフェースで通信を行う基地局MeNBと、基地局SeNBとを含み、ユーザ装置UEとの間でDCを実行することを可能としている。基地局MeNBと、基地局SeNBとの間は、X2インターフェースにより通信可能であり、基地局MeNBにおいてベアラのデータが分配されることで、スプリットベアラが行われる。以下、記述を簡潔にするために、基地局MeNB、基地局SeNBはそれぞれ、MeNB、SeNBと記述することにする。
図7に示す通信システムにおいて、例えば、MCGをマクロセルとし、SCGをスモールセルとして、PCell、SCell(PSCellを含む)の設定を行うことができる。ユーザ装置UEにおけるSeNBの追加、削除、設定変更等は、MeNBからのRRCシグナリングで行うこととするが、これに限られるわけではない。
本実施の形態の通信システムでは、DLのデータについて基地局間のARQ制御が実施されることに加えて、ULのデータについてもARQ制御が行われる。これにより、ULデータについてX2でのロスが発生したとしても、上位からの再送を待たずに再送を行うことができる。
本実施の形態では、スプリットベアラのULについては、ユーザ装置UEからMeNBとSeNBのうちのいずれか一方のみにパスが設定され、MeNBとSeNBのうちのいずれか一方のみにULデータ(PDCP PDU)が送信される。
ユーザ装置UEからSeNBにULデータを送信する場合に、SeNBは、図8に示す手順でARQ制御を行う。まず、SeNBは、ユーザ装置UEから受信したULデータ(PDCP PDU)をMeNBへ転送する(ステップ101)。例えばMeNBからの報告に基づいて、SeNBがX2でのULデータロスが発生したことを検出する(ステップ102)と、SeNBは、ロスしたULデータをMeNBへ再送する(ステップ103)。
なお、本発明の適用範囲は、ユーザ装置UEからMeNBとSeNBのうちのいずれか一方のみにパスが設定される形態に限定されるわけではなく、DLと同様に、ユーザ装置UEからMeNBとSeNBの両方にパスを設定し、MeNBとSeNBにULデータを分配して送信する形態についても本発明を適用することは可能である。この場合、SeNBは、ユーザ装置UEから受信したULデータについて、図8に示す手順でARQ制御を行うことができる。
(通信システムの動作例)
次に、図9のシーケンス図を参照して、本実施の形態に係る通信システムの動作例を説明する。
図9は、MeNB、SeNB、ユーザ装置UEにおいてスプリットベアラが設定されており、DLについては、ユーザ装置UEはMeNBとSeNBからデータ(PDCP ODU)を受信する。ULについては、ユーザ装置UEからSeNBにパスが設定されており、当該ベアラのULデータは、ユーザ装置UEからSeNBに送信され、SeNBからMeNBに転送され、MeNBからS−GW10に転送される。
このような前提において、ユーザ装置UEはULデータ(PDCP PDU)をSeNBに順次送信する(ステップ201)。ULデータを受信したSeNBは、当該ULデータをバッファに保持するとともに、転送用にULデータをコピーする(ステップ202)。
X2インターフェースでは、GTPuでデータ送受信がなされることから、上記ULデータ(PDCP PDU)はGTPuによりSeNBからMeNBへ転送される(ステップ203)。また、このとき、SeNBは、転送したPDCP PDU(データそのものでもよいし、SNがある場合はSNでもよい)と、当該PDCP PDUを運んだGTPuパケットのSNとを対応付けて記憶しておく(ステップ204)。ここで、転送した1つのPDCP PDUが1つのGTPuのSNに対応する場合、転送した複数のPDCP PDUが1つのGTPuのSNに対応する場合、また、転送した1つのPDCP PDUが複数のGTPuのSNに対応する場合のいずれもあり得る。なお、SeNBが、転送したPDCP PDUと、当該PDCP PDUを運んだGTPuパケットのSNを記憶しておくことは必須ではない。ただし、後述するように、MeNBからSeNBに対して、X2インターフェースでロスした(あるいは送信に成功した)GTPu SNを報告する方式を採用する場合には、SeNBは、転送したPDCP PDUと、対応するGTPuのSNを記憶しておくことが必要である。
MeNBは、ステップ203においてSeNBから転送されたデータ(PDCP PDU)を受信すると、受信したPDCP PDUに関する受信状況を示す情報をSeNBに報告する。MeNBがSeNBに報告する内容は、例えば、MeNBがSeNBから受信できたデータの情報、もしくは、MeNBがSeNBから受信すべきデータのうち、受信していない(つまりロスした)データの情報である。
より具体的には、例えば、MeNBはSeNBに対し、SeNBから受信に成功したPDCP PDU(又はGTPu)のSNのリストを報告する。また、MeNBはSeNBに対し、S1インターフェース(S−GW)へ送出したPDCP PDU(又はGTPu)のSNのリストを報告することとしてもよい。
また、MeNBはSeNBに対し、X2インターフェースでロスしたPDCP PDU(又はGTPu)のSNを報告することとしてもよい。なお、ロスしたデータの情報を送る方式を採用する場合において、ロスがない場合には、ロスがないことを示すNULLをMeNBからSeNBにフィードバックしてもよい。
ステップ205の報告を行うタイミングは特定のタイミングに限定されないが、例えば、MeNBは周期的にSeNBに対して自律的に報告を行うこととしてよい。また、例えば、MeNBが、受信したデータ(PDCP PDUもしくはGTPuのパケット)の数が予め定めた数だけ増加する度に報告を行うこととしてもよい。また、MeNBから自律的に報告するのではなく、SeNBがMeNBにポーリング信号(Polling)を送信し、MeNBが当該ポーリング信号を受信したことをトリガとして報告を行ってもよい。
上記のポーリング信号を用いる場合において、SeNBがMeNBにポーリング信号を送信するタイミングは特定のタイミングに限定されないが、例えば、SeNBは周期的にMeNBに対してポーリング信号送信を行うこととしてよい。また、例えば、SeNBが、送信したデータ(PDCP PDUもしくはGTPuのパケット)の数が予め定めた数だけ増加する度にポーリング信号送信を行うこととしてもよい。
なお、ユーザ装置UEが、ULデータ(PDCP PDU)の送信方向をSeNBからMeNBへ変更する場合には、SeNBから転送データの最後に、最後であることを示す信号であるEndmarkerが送出されることが想定される。このことから、MeNBは、本EndmarkerをSeNBから受信したことをトリガにしてステップ205の報告を行うこととしてもよい。
ステップ205による報告をMeNBから受信したSeNBは、当該報告に基づいて、MeNBへ届いていないデータ(PDCP PDU)を把握し、当該データをMeNBに再送する(ステップ206)。
(UL ARQ制御を行う場合について)
<基本例>
既に説明したとおり、現状のDCのスプリットベアラにおいて、DLについてはMeNBとSeNBの両方からデータ(PDCP PDU)をユーザ装置UEに送信できるが、ULについては、MeNBとSeNBのうちのいずれかでしかデータ(PDCP PDU)を受信できない。
SeNBからMeNBにデータ転送が行われなければ、ARQ制御は不要であるから、本実施の形態では、ユーザ装置UEからSeNB側にUL pathが設定された場合(SeNBからMeNBにデータ転送が行われる場合)にのみUL ARQ制御を行うこととし、UL pathがユーザ装置UEからMeNB側に設定されている場合には、UL ARQ制御を行わないこととする。
上記のUL ARQ制御実施/非実施については、例えば、SeNBがMeNBからユーザ装置UEとの間のUL path(パス、通信路)の設定指示を受信した場合に、SeNBは、当該ユーザ装置UEから受信するデータ(PDCP PDU)についてのUL ARQ制御を実施する設定を行い、UL pathの設定指示を受信しない場合には、UL ARQ制御を実施する設定を行わない、として制御を行うことができる。
なお、現状、スプリットベアラのULについては、MeNBとSeNBのうちのいずれかでしかユーザ装置UEからのデータ(PDCP PDU)を受信できないが、今後は、DLと同様に、MeNBとSeNBの両方がユーザ装置UEからのデータ(PDCP PDU)を受信できることが想定される。この場合でも、SeNB側にはUL pathが設定されるから、ユーザ装置UEから送信されるULのベアラのデータのうち、SeNB方向に分配されるデータ(PDCP PDU)について、これまでに説明したようにしてARQ制御を実施することができる。
図10は、UL ARQ制御を行う場合/行わない場合をまとめて示した図である。図10に示すとおり、ユーザ装置UEからSeNBに対してデータ送信が行われる場合である(a)と(b)の場合にUL ARQ制御を行う。ユーザ装置UEからSeNBに対してデータ送信が行われない場合である(c)の場合にUL ARQ制御を行わない。
<指示がある場合にのみUL ARQ制御を実施する例>
MeNBからSeNBに対してUL ARQ制御を行うことを指示する場合にのみUL ARQ制御を行うこととしてもよい。この指示は、任意のタイミングで行うこととしてもよいが、SCG(SeNB)を追加するタイミング、スプリットベアラを追加するタイミング、UL pathをSeNB側へ設定するタイミング等で当該指示が行われても良い。
図11に、SCGを追加するタイミングで指示を行う場合におけるシーケンスの例を示す。
図11のステップ301において、MeNBは、SeNB(SCG)をユーザ装置UEに対して追加して、ユーザ装置UEに対してDCを設定することを決定する。本例では、SeNB追加のタイミングでUL ARQ制御を行うことも決定する。
MeNBは、SeNBに対して、SeNB追加要求(SeNB addition request)を送信する(ステップ302)。このSeNB追加要求には、UL ARQ実行の指示が含まれており、当該指示を受信したSeNBは、UL ARQを実行することを把握する。前述したとおり、SeNBに対してUL pathが設定されなければUL ARQ制御は行われないから、実際には、SeNBは、UL ARQ実行指示を受信し、なおかつ、SeNBへのUL pathが設定される場合にUL ARQ制御を行うことになる。
UL ARQ実行指示を含むSeNB追加要求を受信したSeNBは、確認応答(SeNB addition request ack)をMeNBに返す(ステップ303)。また、MeNBは、ユーザ装置UEに対してSeNB追加指示(RRC connection reconfiguration)を送信する(ステップ304)。SeNB追加指示を受信したユーザ装置UEは、SeNB(SCG)追加の設定を実施し、完了応答(RRC connection reconfiguration complete)をMeNBに返す(ステップ305)。
スプリットベアラを追加するタイミングでUL ARQ実行指示を行う場合、また、UL pathをSeNB側へ設定するタイミングでUL ARQ実行指示を行う場合にも同様のシーケンスで指示を実行できる。つまり、図11に示すシーケンスの設定内容「SeNB追加」を、「スプリットベアラ追加」、「UL path設定」等とすればよい。
<SeNB側に十分なバッファ領域がある場合にのみUL ARQ制御を実施する例>
SeNB側でULデータ(PDCP PDU)を保持することができないのであれば、再送を行えなくなるから、ARQ制御を行うことができない。そこで、SeNB側に十分なバッファ領域がある場合にのみUL ARQ制御を実施することとしてもよい。この場合の処理例を図12を参照して説明する。
まず、ステップ401において、SeNBは、UL ARQ実行トリガにより、(バッファ領域が十分である場合に)UL ARQ制御を実行することを把握する。このUL ARQ実行トリガは、例えば上述したように、UL ARQ実行指示をMeNBから受信したことであってもよいし、UL ARQ実行指示を明示的には含まないUL pathの設定指示をMeNBから受信したことであってもよいし、その他のトリガであってもよい。
ステップ402において、SeNBは、UL PDCP PDUを再送のために保持するのに使用可能なバッファのサイズを確認し、当該サイズが特定の値よりも大きいか否かを判定する。当該特定の値は、予めSeNBに設定されていてもよいし、UL ARQ実行指示とともにMeNBから受信することとしてもよい。また、当該特定の値は0kbyteであってもよい。
ステップ402の判定の結果、バッファサイズが特定の値よりも大きくなければ(ステップ402のNo)、SeNBはUL ARQを実行しないことを決定するとともに、UL ARQ実行不可であることをMeNBに通知する(ステップ403)。ステップ402の判定の結果、バッファサイズが特定の値よりも大きければ(ステップ402のYes)、SeNBはUL ARQを実行することを決定するとともに、UL ARQ実行可能であることをMeNBに通知する(ステップ404)。
なお、DLのスプリットべアラにおいて、MeNBから分割されたデータ(PDCP PDU)を受信するSeNBにおいて、当該データを保持するバッファに空きがない場合、DLのスプリットべアラによるスループット向上が期待できないことから、当該バッファに空きがある(例えば、所定のサイズより大きい)場合に、DLのスプリットべアラを実行することが想定される。この場合、SeNBにおいてスプリットべアラ(DL)で使用できるバッファのサイズをAllowed buffer sizeとしてMeNBに定期的に報告し、MeNBが当該Allowed buffer sizeが所定値以下であった場合には、DLのスプリットべアラを実行しないことが考えられる。
このようなAllowed buffer sizeと同様の、ULデータバッファの使用可能サイズを示すパラメータを規定し、当該パラメータの値をSeNBからMeNBに通知し(例えば定期的に通知し)、MeNBが当該パラメータの値を特定の値と比較することよりUL ARQ実行可否を判定することとしてもよい。この場合、例えば、これまでに説明したUL ARQ実行指示をMeNBからSeNBに送信する例において、UL ARQ実行可と判定した場合(「バッファサイズ>特定の値」の場合)にのみUL ARQ実行指示をMeNBからSeNBに送信することとしてよい。
<特定のPDCP PDUに対してのみUL ARQ制御を実行する例>
UL ARQ制御が実行される場合、SeNBはユーザ装置UEから受信する全てのPDCP PDUに対してUL ARQ制御を行うこととしてもよいし、特定のPDCP PDUに対してのみUL ARQ制御を行うこととしてもよい。以下、特定のPDCP PDUに対してのみUL ARQ制御を適用する場合の例を説明する。
PDCP PDUには、上位のデータを運ぶPDCP PDU(PDCP data PDU)と、PDCPレイヤを制御するためのPDCP PDU(PDCP control PDU)がある。一般に、PDCP data PDUについてはたとえX2でロスしたとしても上位レイヤでの再送が行われることが期待できるが、PDCP control PDUについてはロスした場合の上位レイヤでの再送が期待できない。
そこで、PDCP control PDUにのみUL ARQ制御を適用することとしてもよい。PDCP control PDUにはSNが付されないことから、PDCP control PDUにUL ARQ制御を適用する場合においては、例えばSeNBは、MeNBに転送したPDCP control PDUと、それに対応するGTPuのSNとを記憶しておき、MeNBからロスしたGTPuのSNを受信することで、当該GTPuのSNに対応するPDCP control PDUを把握し、当該PDCP control PDUをMeNBに再送する。
なお、例えば上位レイヤでの再送が期待できない場合や、重要なデータ通信を行う場合等において、PDCP data PDUのみにUL ARQ制御を適用することとしてもよい。
また、特定のPDCP SNを持つPDCP PDUのみをUL ARQ制御の対象とすることとしてもよい。すなわち、X2で大量のPDCP PDUが破棄されると、MeNBのPDCP entityでHFNの誤判定が発生することから、これを回避するべく特定のPDCP SN(例:0又は2047)が必ずMeNBに届くことを担保するために、これらに対してのみUL ARQ制御が適用されてもよい。
以上、説明した各種の例は矛盾が生じない限り、組み合わせて実施することが可能である。
(基地局MeNB、SeNBの構成例)
図13に、これまでに説明した動作を実行するMeNBとSeNBの機能構成図を示す。図13に示すように、SeNBは、DL信号送信部101、UL信号受信部102、基地局間通信部103、ARQ制御部104、DC制御部105を含む。また、MeNBは、DL信号送信部201、UL信号受信部202、基地局間通信部203、ARQ制御部204、DC制御部205を含む。なお、図13は、MeNBとSeNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、MeNBとSeNBはいずれも、少なくともLTEに準拠した移動通信システムにおける基地局として動作するための図示しない機能も有するものである。また、図13に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
DL信号送信部101(201も同様)は、基地局から送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。UL信号受信部102(202も同様)は、ユーザ装置UEから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。なお、UL ARQ制御を実行する際にPDCP PDU等を保持しておくための記憶領域(バッファ領域)は、UL信号受信部102が有する。当該記憶領域をARQ制御部104又は基地局間通信部103が有することとしてもよい。
基地局間通信部103(203も同様)は、X2インターフェースにより基地局間で通信を行う。DC制御部105(205も同様)は、DCの設定/変更/管理等の処理を行う。これらの処理には、SeNBに追加処理、スプリットベアラの設定処理、UL pathの設定処理等を含む。ARQ制御部104は、これまでに説明したSeNB側のUL ARQ制御(例:図8、図9のステップ202〜206、図11のステップ302、図12のステップ401〜404等)を実行する。また、ARQ制御部204は、これまでに説明したMeNB側のUL ARQ制御(例:9のステップ203、図11のステップ301、302、図12のステップ403、404等)を実行する。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態では、基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信を行う第1の基地局及び第2の基地局を備える移動通信システムにおける再送制御方法であって、前記第1の基地局が前記ユーザ装置から上りデータを受信し、当該上りデータをバッファに保持するとともに、当該上りデータを前記第2の基地局に転送する転送ステップと、前記第2の基地局が、前記第1の基地局から転送される上りデータについての受信状況を前記第1の基地局に報告する報告ステップと、前記第1の基地局が、前記第2の基地局から報告される前記受信状況に基づいて、当該第2の基地局に届いていない上りデータを把握し、当該上りデータを前記第2の基地局に再送する再送ステップとを備える再送制御方法が提供される。
上記の構成により、基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信を行う複数の基地局を備える移動通信システムにおいて、ユーザ装置から送信される上りデータについての基地局間における再送制御を行うことが可能となる。
前記第1の基地局は、前記ユーザ装置から当該第1の基地局への上りのパスが設定された場合に、前記転送ステップと前記再送ステップを含む再送制御を実行する。この構成により、再送制御が必要である場合にのみ再送制御を行うことを把握でき、再送制御が必要でないにも関わらずUL再送制御用のバッファを準備しておく等の無駄な処理を回避できる。
前記第1の基地局は、前記第2の基地局から再送制御の実行指示を受信した場合に、前記転送ステップと前記再送ステップを含む再送制御を実行することとしてもよい。この構成により、例えば、第2の基地局がUL再送制御が必要であると判断した場合にのみUL再送制御を実行することができる等、第2の基地局の判断に基づく様々な制御を行うことが可能となる。
前記第1の基地局は、前記バッファのサイズと所定の値とを比較し、当該バッファのサイズが当該所定の値よりも大きい場合に、前記転送ステップと前記再送ステップを含む再送制御を実行することとしてもよい。この構成により、十分なバッファがないにも関わらずUL再送制御を無理に行うことを回避できる。
前記第1の基地局は、前記バッファのサイズを前記第2の基地局に通知し、当該第2の基地局が、前記バッファのサイズと所定の値とを比較し、当該バッファのサイズが当該所定の値よりも大きい場合に、前記第1の基地局が前記転送ステップと前記再送ステップを含む再送制御を実行することを決定することとしてもよい。この構成によっても、十分なバッファがないにも関わらずUL再送制御を無理に行うことを回避できる。
前記データはPDCP PDUであり、前記第1の基地局は、前記ユーザ装置から受信するPDCP PDUのうちのPDCP control PDU、又は、特定のシーケンス番号を有するPDCP PDUに対して、前記転送ステップと前記再送ステップを含む再送制御を実行することとしてもよい。この構成により、PDCP control PDUについて上位レイヤの再送を期待できない場合の再送制御や、特定のPDCP PDUが第2の基地局に届くことを担保したい場合の再送制御を実現できる。
前記第2の基地局は、例えば、前記第1の基地局から転送された上りデータをコアネットワークに転送する。この構成により、例えば、第2の基地局でベアラデータを分配するスプリットベアラが適用される構成において、SeNBからMeNBへのデータ送信に係る再送制御を実現できる。
本実施の形態で説明した各基地局は、CPUとメモリを備え、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、基地局は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェア、及び、基地局eNBが有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
MeNB、SeNB 基地局
UE ユーザ装置
10 S−GW
101、201 DL信号送信部
102、202 UL信号受信部
103、203 基地局間通信部
104、204 ARQ制御部
105、205 DC制御部

Claims (9)

  1. 基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信を行う第1の基地局及び第2の基地局を備える移動通信システムにおける再送制御方法であって、
    前記第1の基地局が前記ユーザ装置から上りデータを受信し、当該上りデータをバッファに保持するととともに、当該上りデータを前記第2の基地局に転送する転送ステップと、
    前記第2の基地局が、前記第1の基地局から転送される上りデータについての受信状況を前記第1の基地局に報告する報告ステップと、
    前記第1の基地局が、前記第2の基地局から報告される前記受信状況に基づいて、当該第2の基地局に届いていない上りデータを把握し、当該上りデータを前記第2の基地局に再送する再送ステップと
    を備えることを特徴とする再送制御方法。
  2. 前記第1の基地局は、前記ユーザ装置から当該第1の基地局への上りのパスが設定された場合に、前記転送ステップと前記再送ステップを含む再送制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の再送制御方法。
  3. 前記第1の基地局は、前記第2の基地局から再送制御の実行指示を受信した場合に、前記転送ステップと前記再送ステップを含む再送制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の再送制御方法。
  4. 前記第1の基地局は、前記バッファのサイズと所定の値とを比較し、当該バッファのサイズが当該所定の値よりも大きい場合に、前記転送ステップと前記再送ステップを含む再送制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の再送制御方法。
  5. 前記第1の基地局は、前記バッファのサイズを前記第2の基地局に通知し、当該第2の基地局が、前記バッファのサイズと所定の値とを比較し、当該バッファのサイズが当該所定の値よりも大きい場合に、前記第1の基地局が前記転送ステップと前記再送ステップを含む再送制御を実行することを決定する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の再送制御方法。
  6. 前記データはPDCP PDUであり、前記第1の基地局は、前記ユーザ装置から受信するPDCP PDUのうちのPDCP control PDU、又は、特定のシーケンス番号を有するPDCP PDUに対して、前記転送ステップと前記再送ステップを含む再送制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の再送制御方法。
  7. 前記第2の基地局は、前記第1の基地局から転送された上りデータをコアネットワークに転送する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の再送制御方法。
  8. 基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信を行う第1の基地局及び第2の基地局を備える移動通信システムであって、
    前記第1の基地局が前記ユーザ装置から上りデータを受信し、当該上りデータをバッファに保持するととともに、当該上りデータを前記第2の基地局に転送し、
    前記第2の基地局が、前記第1の基地局から転送される上りデータについての受信状況を前記第1の基地局に報告し、
    前記第1の基地局が、前記第2の基地局から報告される前記受信状況に基づいて、当該第2の基地局に届いていない上りデータを把握し、当該上りデータを前記第2の基地局に再送する
    ことを特徴とする移動通信システム。
  9. 基地局間キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信を行う第1の基地局及び第2の基地局を備える移動通信システムにおける前記第1の基地局として使用される基地局であって、
    前記ユーザ装置から上りデータを受信し、当該上りデータをバッファに保持するととともに、当該上りデータを前記第2の基地局に転送する転送部と、
    前記第2の基地局から、前記第1の基地局により転送される上りデータについての受信状況を受信し、当該受信状況に基づいて、前記第2の基地局に届いていない上りデータを把握し、当該上りデータを前記第2の基地局に再送する再送制御部と
    を備えることを特徴とする基地局。
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