JP2016061860A - 画像投影装置、画像投影方法およびプログラム - Google Patents

画像投影装置、画像投影方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの利便性を向上させるとともに適切な省電力化を図る。【解決手段】本発明に係る画像投影装置は、音声検出部と第1の算出部と記憶部と第2の算出部と電力制御部とを備える。音声検出部は、音量が閾値以上の音声を有効音声として検出する。第1の算出部は、有効音声に基づいて、起点から音源までの距離および方向を算出する。記憶部は、有効音声が検出された時刻と、起点から音源までの距離および方向とを対応付けた有効音声情報を記憶する。第2の算出部は、一定時間内に検出された有効音声に対応する1以上の有効音声情報に基づいて、検出された有効音声の数、起点から1以上の有効音声情報のそれぞれに対応する音源までの距離、および、起点から1以上の有効音声情報のそれぞれに対応する音源への方向のうちの少なくとも1つに応じた値を示すポイントを算出する。電力制御部は、ポイントに応じて、画像投影装置の電力状態を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像投影装置、画像投影方法およびプログラムに関する。
オフィスでの会議やプレゼンテーションにおいて資料を投影する際に用いられるプロジェクタなどの画像投影装置は、ランプ(光源)の点灯などに時間がかかり、ユーザによる電源ONの操作を受け付けてから、実際に画像を投影可能な状態(通常状態)になるまで時間がかかるという既知の課題がある。その解決策として、予め設定された時間に到達すると自動的に通常状態に移行する(起動する)、あるいは一定時間にわたって入力信号を受け付けていない場合は自動的に待機状態に移行する、といった機能を画像形成装置に持たせることが一般的である。
例えば特許文献1には、人感センサにより人体を検知した場合に、プロジェクタのランプに対する電力の供給を自動的に開始し、画像の投影を行う技術が開示されている。
しかしながら、必ずしも「人がいる=プロジェクタを使用する」とは言えないケースもあるため、プロジェクタが通常状態に移行するタイミングと、ユーザが実際にプロジェクタの利用を開始するタイミングとが食い違うケースもある。このようなケースでは、ユーザは、プロジェクタを利用したいときに、すぐに利用を開始することはできないので、ユーザの利便性を損なうという問題がある。また、ユーザがプロジェクタを使用する意思が無い場合であっても、プロジェクタが自動的に通常状態に移行してしまうケースも考えられる。このようなケースでは、ユーザは手動で電源をOFFにする必要があるので、ユーザの利便性を損なうという問題があり、また、適切な省電力化を図ることもできないという問題もある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像投影装置であって、音量が閾値以上の音声を有効音声として検出する音声検出部と、前記有効音声に基づいて、予め定められた起点から音源までの距離および方向を算出する第1の算出部と、前記有効音声が検出された時刻と、前記起点から音源までの距離および方向とを対応付けた有効音声情報を記憶する記憶部と、一定時間内に検出された前記有効音声に対応する1以上の前記有効音声情報に基づいて、検出された前記有効音声の数、前記起点から1以上の前記有効音声情報のそれぞれに対応する音源までの距離、および、前記起点から1以上の前記有効音声情報のそれぞれに対応する音源への方向のうちの少なくとも1つに応じた値を示すポイントを算出する第2の算出部と、前記ポイントに応じて、前記画像投影装置の電力状態を制御する電力制御部と、を備える画像投影装置である。
本発明によれば、ユーザの利便性を向上させるとともに適切な省電力化を図ることができるという有利な効果を奏する。
図1は、プロジェクタの機能構成の一例を示す図である。 図2は、プロジェクタのハードウェア構成を説明するための図である。 図3は、有効音声の検出方法を説明するための図である。 図4は、音源の方向の算出方法を説明するための図である。 図5は、音源までの距離の算出方法を説明するための図である。 図6は、ポイントの概要を説明するための図である。 図7は、ポイントの概要を説明するための図である。 図8は、ポイントの概要を説明するための図である。 図9は、ポイントの概要を説明するための図である。 図10は、ポイントの基本値について説明するための図である。 図11は、累積ポイントの時間減衰について説明するための図である。 図12は、起点から音源までの距離に応じた倍率と、起点から音源までの距離との関係の一例を示す図である。 図13は、音源の方向のばらつきに応じた倍率について説明するための図である。 図14は、各エリアに対応する倍率を示す図である。 図15は、累積ポイントと制御内容との関係を示す図である。 図16は、プロジェクタの動作例を示すフローチャートである。 図17は、各エリアに対応するポイントを示す図である。 図18は、第1の累積ポイントと、第2の累積ポイントと、制御内容との関係を示す図である。 図19は、音源の方向のばらつきについて説明するための図である。 図20は、設定画面の一例を示す図である。 図21は、プロジェクタ電力制御システムの状態遷移図である。 図22は、電力制御抑制中の状態から電力制御可能状態に移行する際に満たすべきポイントの条件を説明するための図である。 図23は、プロジェクタが他の機器と接続される形態の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像投影装置、画像投影方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。以下では、本発明が適用される画像投影装置として、プロジェクタを例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のプロジェクタ1の機能構成の一例を示す図である。図1に示すように、プロジェクタ1は、音声検出部10と、第1の算出部20と、記憶部30と、第2の算出部40と、決定部50と、電力制御部60とを備える。図1では、本発明に係る機能を主に例示しているが、プロジェクタ1が有する機能は、これらに限られるものではない。図1では説明を省略しているが、例えばプロジェクタ1は、スクリーンなどの投影対象物に画像を投影する機能等も当然に有している。
音声検出部10は、音量が閾値以上の音声を有効音声として検出する。本実施形態では、音声検出部10は、少なくとも1つ以上のマイクを有し、それぞれのマイクで検出した音声および検出した時刻を、マイク毎に個別に識別可能である。
第1の算出部20は、音声検出部10により検出された有効音声に基づいて、予め定められた起点から音源までの距離および方向を算出する。より具体的な内容については後述する。
記憶部30は、有効音声が検出された時刻と、起点から音源までの距離および方向とを対応付けた有効音声情報を記憶する。加えて、本実施形態では、記憶部30は、制御内容の決定などに必要なデータを保持する。保持するデータには、永続的に記憶しておくデータと、一時的に記憶しておくデータとがある。ここで、記憶部30は、例えば永続的に保持するデータの記憶媒体として、HDDやSSD、フラッシュメモリなどの不揮発性のメモリなどを用いることができる。また、一時的に保持するデータの記憶媒体として、上述の不揮発性のメモリの他、RAMなどの揮発性のメモリを用いることもできる。
第2の算出部40は、一定時間内に検出された有効音声に対応する1以上の有効音声情報(記憶部30に記憶された1以上の有効音声情報)に基づいて、検出された有効音声の数、起点から1以上の有効音声情報のそれぞれに対応する音源までの距離、および、起点から1以上の有効音声情報のそれぞれに対応する音源への方向のうちの少なくとも1つに応じた値を示すポイントを算出する。具体的な内容については後述するが、この例では、ポイントは、検出された有効音声の数が多いほど大きい値を示し、起点から1以上の有効音声情報のそれぞれに対応する音源までの距離が小さいほど大きい値を示し、起点から1以上の有効音声情報のそれぞれに対応する音源への方向のばらつきが大きいほど大きい値を示す。
決定部50は、第2の算出部40により算出されたポイントを元に、電力制御の実施可否と制御内容を決定する。電力制御部60は、決定部50による決定内容に応じて、プロジェクタ1の電力状態を制御(可変に制御)する。つまり、電力制御部60は、第2の算出部40により算出されたポイントに応じて、プロジェクタ1の電力状態を制御すると考えることができる。詳しくは後述するが、本実施形態では、電力制御部60は、第2の算出部40により算出されたポイントが第2の閾値以上の場合は、プロジェクタ1の電力状態を、プロジェクタが画像の投影を実行可能な第1の状態(通常起動モード)に制御し、第2の算出部40により算出されたポイントが、第2の閾値未満であり、かつ、第2の閾値よりも小さい第1の閾値以上の場合は、プロジェクタ1の電力状態を、第1の状態よりも消費電力が小さい第2の状態(第2の省エネモード)に比べて第1の状態に復帰するまでの時間が短く、かつ、第1の状態よりも消費電力が小さい第3状態(第1の省エネモード)に制御する。
以上の各構成要素は、マイクや記憶部30を除き、例えば1つのSoCとして実装する形態が考えられる。また、例えばプロジェクタ1には、CPU、ROM、RAM等の通常のコンピュータが搭載され、CPUがROM等に格納されたプログラムを実行することにより、上述のマイクや記憶部30を除いた構成要素の機能が実現される形態であってもよい。
また、本実施形態のプロジェクタ1は、電力状態として、プロジェクタ1が画像の投影を実行可能な通常起動モード(第1の状態に対応)に加えて、省エネ効果が高いが投影までの起動時間が長い第2の省エネモード(第2の状態に対応)と、省エネ効果が低いが投影までの起動時間が短い第1の省エネモード(第3の状態に対応)とを有する。
また、プロジェクタ1のハードウェア構成としては、例えば前述の構成要素を全てプロジェクタ1に内蔵する形態が考えられる。図2の例では、音声検出部10が使用するマイクは、プロジェクタ1の四隅に内蔵されている。この場合、プロジェクタ1には、内蔵された4つのマイクの各々の位置情報が予め記憶されているものとする。また、有効音声を発した音源までの距離および方向を算出する際の起点は、例えば四隅に配置されたマイクの中心点(4つのマイクの中心点)としてもよいし、例えばユーザの指示に従って任意に設定する形態であってもよい。この場合、例えばマイクの中心点からの相対位置として設定すればよい。また、マイクは、例えばUSB端子などを介して外部接続するものであってもよい。ただし、この場合、外部接続されたマイクの位置情報を予めプロジェクタ1に記憶させておく必要がある。
図3は、音声検出部10による有効音声の検出(認識)について説明するための図である。音声検出部10は、保有する各マイクそれぞれで周囲の音声を検出し続ける。そして、検出した音声の音量レベルが閾値S0以上であった場合に、その音声を有効音声とみなし、その音声を検出したマイクと、検出した時刻t1とを記憶する。例えば有効音声を検出した時刻t1は、音量レベルがピーク値に到達した時刻とする方法が考えられる。なお、後述するように、音源までの距離および方向は、各マイクで検出された有効音声の情報(各マイクの位置と、有効音声を検出した時刻)を利用する。同じ音源から発せられた音声であっても、マイクの位置によって検出時刻は若干異なるため、例えば何れかのマイクで有効音声を検出した場合、その前後Δt1時間以内に他のマイクで検出された有効音声を、同じ音源から発せられたものとして、1つの有効音声として認識する方法が考えられる。また、音量レベルが閾値S0に近い場合、マイクによっては閾値S0を超えず、有効音声として認識されないケースも考えられる。その場合、例えば後述する音源までの距離および方向の算出に必要な数のマイクで有効音声を検出していれば、有効音声として認識し、有効音声を検知したマイクの数がそれ以下であれば、その音声は有効音声として認識しないようにする方法が考えられる。
次に、図4を用いて、マイクで検出された音声から、音源の方向を算出する方法の一例を説明する。例えば音源から発せられた音声を、2つのマイク(マイク1、マイク2)で検出した場合、マイク1から音源までの距離とマイク2から音源までの距離との差(音源までの距離差)に起因して、マイク1で音声が検出される時間と、マイク2で音声が検出される時間との間に差(時間差)が生じる。この例では、音源までの距離差をΔd、時間差をΔtとしたとき、音の伝搬速度をcとすると、Δd=Δt×cの関係が成り立つ。一方、マイク1とマイク2との間の距離をaとしたとき、図4からも理解されるように、Δd=a×sinθの関係が成り立つので、マイク1とマイク2、および音源のなす角度θ(図4の例では、マイク2とマイク1を結ぶ線と、マイク2と音源とを結ぶ線とのなす角度)は、sinθ=Δt×c/aとして算出できることが一般的に知られている。
次に、図5を用いて、マイクで検出された有効音声から、音源までの距離を算出する方法の一例を説明する。三角測量の原理から、2つの測定点(測定点1および測定点2)それぞれが音源となす角θ1、θ2、および2つの測定点同士の距離bが既知であれば、2つの測定点を結んだ直線と音源までの距離Lが正弦定理により算出できることが、一般に知られている。前述のように、マイクが2つあれば音源の方向(角度)を算出できるため、マイクを3つ用いることにより、上記三角測量の原理と合わせて、音源までの距離を算出できる。第1の算出部20は、以上の方法を用いて、予め定められた起点から音源までの距離および方向を算出した後、その算出の元になった有効音声の情報を記憶部30に記憶する。ここでは、記憶部30に記憶される有効音声の情報は、同じ音源から発せられたものとして認識される1つの有効音声を検出した時刻と、起点から音源までの距離および方向とを対応付けた情報であり、以下の説明では「有効音声情報」と称する場合がある。記憶部30では、過去の一定時間内で検出された有効音声についての有効音声情報のみを保持していればよく、情報が古くなった段階で削除あるいは上書きしてよい。
以下、図6〜図9を用いて、電力制御の内容を決定するのに用いられる上記「ポイント」の概要を説明する。図6に示すように、第2の算出部40は、時刻t1で有効音声1が検出された場合、時刻t1から過去に遡ってΔtの時間内に検出された3つの有効音声(1,2,3)と1対1に対応する3つの有効音声情報を元に、ポイントを算出する。なお、上記Δtは固定値でもよいし、他の条件から算出される形態であってもよい。また、図7に示すように、ポイントは、基本的に、上記Δt内で検出された有効音声の数が多いほど値が高くなるように計算される(つまり、ポイントは、上記Δt内で検出された有効音声の数が少ないほど値が低くなるように計算される)。
また、図8に示すように、ポイントは、基本的に、起点から音源までの距離が小さいほど(近いほど)値が高く、起点から音源までの距離が大きいほど(遠いほど)値が低くなるように計算される。また、例えば所定距離L0より離れた音源は、ポイントを0とすることで、実質的に一定範囲外の有効音声は電力制御に反映させないこともできる。また、図9に示すように、ポイントは、基本的に、起点から音源への方向のばらつきが大きいほど値が高く、ばらつきが小さいほど値が低くなるように計算される。
以下、具体的なポイントの計算方法の一例を説明する。図10に示すように、ある時刻t1で有効音声が検出された場合、第2の算出部40は、ポイントの基本値としてpt0を計上する。後述するように、この基本値を元に、今回検出された有効音声に基づく加算ポイントを算出し、それまでに累積されたポイントに加算する。
この例では、有効音声が検出されるたびにポイントは累積されていくが、時間の経過とともに累積ポイントを減衰させる方法が考えられる。例えば図11のように、時間の経過に伴い、所定の減衰率(傾き)cで累積ポイントを減少させていく方法が考えられる。このようにすることで、一定時間内(所定の時間内)に連続して有効音声が検出されれば累積ポイントは徐々に増えていき、逆に検出される有効音声の数が少なければ累積ポイントはすぐに減少(減衰)するため、累積ポイントが一定以上増加しないようにすることができる。後述するが、この例では、プロジェクタ1の電力状態は、累積ポイントに応じて可変に制御される。また、減衰率cは一定値であってもよいし、累積ポイントに関わらず、一定時間内に0になるように可変に設定されてもよい。
また、本実施形態では、有効音声が検出されたとき、ポイントに計上する基本値pt0に、音源までの距離に応じたバイアスを乗算する。図12は、基本値pt0に乗算する倍率1(ratio1)と、音源までの距離Lとの関係の一例を示す図である。図12の例では、単純に倍率1は距離Lに逆比例し、所定の距離L0以上離れている場合にはポイントは0になるように設定されている。また、図12の例の他、起点(距離0)から一定範囲内で倍率1を一定とする形態や、ポイントが0となる距離L0を、方向に応じて可変に設定する形態なども考えられる。
また、本実施形態では、基本値pt0に、有効音声を発した音源の方向のばらつきに応じたバイアスをさらに乗算する。例えば図13に示すように、1回前に検出された有効音声の音源の方向を基準とし、今回検出された有効音声の音源の方向(角度)によって、エリア[1]〜エリア[3]のいずれに属するかを判定する。そして、図14に例示した表に従って、エリアごとに予め設定された倍率2(ratio2)を得る。
以上を元に、第2の算出部40は、累積ポイントを算出する。今回加算されるポイント(今回検出された有効音声に基づく加算ポイント)pt_plusは、以下の式1で表すことができる。
Figure 2016061860
また、過去の累積ポイントに対して、時間の経過に応じた減衰を加えるので、過去の累積ポイントpt_prevは、以下の式2で表すことができる。
Figure 2016061860
上記式2において、ptは、前回のポイント計算時の累積ポイントであり、cは時間減衰率、tは前回のポイント計算時からの経過時間を表す。
そして、今回の累積ポイントは、以下の式3で表すことができる。
Figure 2016061860
決定部50は、第2の算出部40により算出された累積ポイントを元に、電力制御を行うか否か、およびその制御内容を決定する。例えば図15の表のように、予め設定された第1の閾値P1および第2の閾値P2(P1<P2)があり、決定部50は、第2の算出部40により算出された累積ポイントが第2の閾値P2以上の場合は、プロジェクタ1の電力状態として通常起動モードにすることを決定し、累積ポイントが第2の閾値P2未満であり、かつ、第1の閾値P1以上の場合は、プロジェクタ1の電力状態として第1の省エネモードにすることを決定し、累積ポイントが第1の閾値P1未満の場合は、何もしないことを決定することができる。なお、プロジェクタ1がすでに該当の電力状態になっていた場合は、電力制御部60は、決定部50により決定された制御内容の電力制御を実施することはしない。この場合、電力制御の実行自体を抑制してもよいし、制御指示を無視する形でもよい。
図16は、以上に説明したプロジェクタ1の動作例を示すフローチャートである。まず、音声検出部10が音声を検出する(ステップS1)。次に、音声検出部10は、検出した音声の音量レベルが閾値S0以上であり、かつ、音源までの距離および方向を算出可能な数のマイクで有効音声が検出されたか否かを判断する(ステップS2)。ステップS2の結果が否定の場合(ステップS2:No)、処理はステップS1に戻る。一方、ステップS2の結果が肯定の場合(ステップS2:Yes)、第1の算出部20は、音声検出部10により検出された有効音声に基づいて、音源までの距離および方向を算出する(ステップS3)。この算出方法は上述したとおりである。そして、第1の算出部20は、有効音声が検出された時刻と、音源までの距離および方向とを対応付けた有効音声情報を記憶部30に記憶する(ステップS4)。
次に、第2の算出部40は、過去の一定時間内に検出された有効音声に対応する1以上の有効音声情報に基づいて、累積ポイントを算出する(ステップS5)。この算出方法は上述したとおりである。次に、決定部50は、現在のプロジェクタ1の電力状態が通常起動モードでないか否かを確認する(ステップS6)。通常起動モードの場合(ステップS6:No)、処理は終了する。通常起動モードではない場合(ステップS6:Yes)、決定部50は、ステップS5で算出された累積ポイントが第2の閾値P2以上であるか否かを確認する(ステップS7)。累積ポイントが第2の閾値P2以上の場合(ステップS7:Yes)、決定部50は、プロジェクタ1の電力状態を通常起動モードにすることを決定する。そして、電力制御部60は、プロジェクタ1の電力状態を通常起動モードに移行する制御を行う(ステップS8)。
一方、累積ポイントが第2の閾値P2未満の場合(ステップS7:No)、決定部50は、累積ポイントが第1の閾値P1以上であり、かつ、プロジェクタ1の電力状態が第2の省エネモードであるか否かを確認する(ステップS9)。ステップS9の結果が肯定の場合(ステップS9:Yes)、決定部50は、プロジェクタ1の電力状態を第1の省エネモードにすることを決定する。そして、電力制御部60は、プロジェクタ1の電力状態を第1の省エネモードに移行する制御を行う(ステップS10)。ステップS9の結果が否定の場合(ステップS9:No)、処理は終了する。
以上に説明したように、本実施形態では、一定時間内に検出された有効音声に対応する1以上の有効音声情報に基づいて、検出された有効音声の数が多いほど、また、起点から1以上の有効音声情報のそれぞれに対応する音源までの距離が小さいほど、さらに、起点から1以上の有効音声情報のそれぞれに対応する音源への方向のばらつきが大きいほど大きい値を示すポイントを算出し、算出したポイントに応じてプロジェクタ1の電力状態を制御する。より具体的には、算出したポイントが第2の閾値P2以上の場合は、プロジェクタ1の電力状態を通常起動モードに制御し、算出したポイントが、第2の閾値P2未満であり、かつ、第1の閾値P1以上の場合は、プロジェクタ1の電力状態を、省エネ効果は低いが投影までの起動時間が短い第1の省エネモードに制御する。すなわち、ユーザがプロジェクタ1を使用する可能性が高い場合(ポイントが第2の閾値P2以上の場合)は、すぐにプロジェクタ1を使用することができるよう、プロジェクタ1の電力状態を通常起動モードに制御し、ユーザがプロジェクタ1を使用する可能性が中程度の場合(ポイントが第2の閾値P2未満であり、かつ、第1の閾値P1以上の場合)は、プロジェクタ1の電力状態を、投影までの起動時間が短い第1の省エネモードに制御する。これにより、ユーザの利便性を向上させるとともに適切な省電力化を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、第2の算出部40は、上記ポイントとして、一定時間内に検出された有効音声に対応する1以上の有効音声情報に含まれる情報のうち、少なくとも起点から音源までの距離を元に第1のポイントを算出するとともに、少なくとも起点から音源への方向を元に第2のポイントを算出する。そして、電力制御部60は、第1のポイントが第4の閾値以上であり、かつ、第2のポイントが第5の閾値以上の場合は、プロジェクタ1の電力状態を通常起動モードに制御し、第1のポイントが第4の閾値以上であり、かつ、第2のポイントが第5の閾値未満の場合は、プロジェクタ1の電力状態を第1の省エネモードに制御する。
ここで、第1のポイントは、主に第1実施形態で説明した累積ポイントの算出方法と同様の方法で算出され、音源の方向のばらつきに応じた倍率2(ratio2)は除いた形で算出される。一方、第2のポイントは、エリアの区分については第1実施形態と同様であるが、図17の表のように、複数のエリア(エリア[1]〜エリア[3])ごとにポイントが設定されており、この表にしたがって第2のポイントが決定される。第1のポイント、第2のポイントとも、累積していく点および時間の経過とともに累積ポイントを減衰させる点は第1実施形態で説明した累積ポイントの算出方法と同様である。以下の説明では、第1のポイントを「第1の累積ポイントpt1」と称し、第2のポイントを「第2の累積ポイントpt2」と称する場合がある。
本実施形態では、決定部50は、第2の算出部40により算出された第1の累積ポイントpt1および第2の累積ポイントpt2のそれぞれの値に応じて、図18のように制御内容を決定する。図18に示すように、決定部50は、第1の累積ポイントpt1が第4の閾値P4以上であり、かつ、第2の累積ポイントpt2が第5の閾値P5以上の場合は、プロジェクタ1の電力状態として通常起動モードにすることを決定し、第1の累積ポイントpt1が第4の閾値P4以上であり、かつ、第2の累積ポイントpt2が第5の閾値P5未満の場合は、プロジェクタ1の電力状態として第1の省エネモードにすることを決定し、第1の累積ポイントpt1が第4の閾値P4未満の場合は、何もしないことを決定する。
本実施形態では、音源の方向のばらつきに重きを置いており、第1の累積ポイントpt1が第4の閾値P4以上であっても(つまり、近くで頻繁に有効音声を検出していても)、音源の方向のばらつきが大きいほど大きい値を示す第2の累積ポイントpt2が第5の閾値P5以上にならない限り、通常起動モードに移行しない。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、上述の第2のポイントは、起点から1以上の有効音声情報のそれぞれに対応する音源への方向のばらつき方が予め定められたパターンに近いほど高い値を示す点で第2実施形態と相違する。以下、本実施形態における第2のポイントの算出方法の一例を説明する。
図19の例では、予め設定された中心線に対し、+0〜180°の範囲(エリア[1])と、−0〜180°の範囲(エリア[2])の2つのエリアに分割し、有効音声の音源の位置がどちらのエリアに属するのかを判定する。例えば第2の算出部40は、第2のポイントの算出において、さらにエリア[1]およびエリア[2]のそれぞれでポイントを分けて算出・累積する。ポイントの算出・累積方法は既出の方法が適用でき、有効音声の音源がエリア[1]に属する場合はエリア[1]のポイントとして、エリア[2]に属する場合はエリア[2]のポイントとして累積する。そして、エリア[1]およびエリア[2]それぞれのポイントが、予め設定された閾値を超えた場合に、第2の累積ポイントpt2が閾値P5以上であると判定し、前出の制御内容を決定する。
この例では、エリア[1]、[2]それぞれで累積ポイントを個別に計上し、両者が閾値を超えることを条件とすることで、方向のばらつき方が、エリア[1]とエリア[2]にばらつくパターン(予め定められたパターンの一例)に該当しているか否かという形にできる。また、以上に説明したように、上記第2の累積ポイントpt2は、方向のばらつき方が予め定められたパターンに近いほど、閾値P5以上であると判定されやすくなるので、見方を変えれば、上記第2の累積ポイントpt2は、方向のばらつき方が予め定められたパターンに近いほど高い値を示すと考えることができる。
上述の中心線などは、例えば図20のようなGUI形式の設定画面でユーザが任意に設定することもできる。例えばGUIを介した図形操作で、(1)範囲および形状、(2)中心位置、(3)中心線などの項目を設定可能である。(1)範囲および形状は、矩形や円形などの単純な図形の選択と、そのパラメータ(横幅・縦幅)を調整するための操作に応じて設定される。(2)中心位置は、左右、上下の位置を指定するための操作に応じて設定される。(3)中心線は、左右の位置、傾きを指定するための操作に応じて設定される。上記GUIは、例えばWebページなどで実現可能である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。また、上述の異なる実施形態に示される全構成要素から幾つかを任意に組み合わせることもできる。
また、上述の各実施形態では、マイクにより有効音声を検出し、そこから算出したポイントを元に電力制御を行うが、この制御は、プロジェクタ1の電力状態が通常起動モードの間は動作させておく意味はない。そのため、上述の各実施形態では、プロジェクタ1の電力状態が通常起動モードの場合、音声検出部10、第1の算出部20、第2の算出部40、決定部50、および、電力制御部60の各々は動作を停止する。そして、プロジェクタ1の電力状態が、通常起動モードよりも消費電力が小さい省エネモードとなり、かつ、所定の条件を満たした場合、音声検出部10、第1の算出部20、第2の算出部40、決定部50、および、電力制御部60の各々は動作を開始する。以下、具体的な内容を説明する。
以下では、プロジェクタ1の電力を制御するシステムを「プロジェクタ電力制御システム」と称する。図21は、プロジェクタ電力制御システムの状態遷移の一例を示す図である。図21の例では、プロジェクタ電力制御システムは、(1)待機状態、(2)第1の稼動状態(以下、「電力制御抑制中の状態」と称する)、(3)第2の稼動状態(以下、「電力制御可能状態」と称する)の3つの状態を有するものとする。待機状態とは、マイクによる集音をはじめ一切の処理を停止している状態を指す。また、電力制御抑制中の状態とは、プロジェクタ1に対する電力制御自体は実施しないが、電力制御を実施可能になる所定の条件が満たされるのを待っている状態を指す。場合によってはマイクによる集音を実施することもあり得る。また、電力制御可能状態とは、プロジェクタ1に対し電力制御を実施可能な状態を指す。
プロジェクタ1の電力状態が通常起動モードに移行すると(プロジェクタ1の電源がONされると)、プロジェクタ電力制御システムは待機状態に入り、以後マイクによる集音などの機能は全て停止する。プロジェクタ1の電力状態が通常起動モードよりも消費電力が小さい省エネモード(省エネ状態)へ移行すると(プロジェクタ1の電源がOFFされると)、プロジェクタ電力制御システムは電力制御抑制中の状態に入る。ここで、所定の条件を満たすと、プロジェクタ電力制御システムは電力制御可能状態に入り、以後前出までの実施形態で述べた動作を開始する。ここでの所定の条件とは、例えばプロジェクタ1の電力状態が省エネ状態になってから予め定められた時間が経過することが考えられる。
また、例えばプロジェクタ電力制御システムが、電力制御抑制中の状態から電力制御可能状態に移行する際に満たす条件として、前出の実施形態で記載したポイントを再び用いる方法が考えられる。例えばプロジェクタ電力制御システムが電力制御抑制中の状態に移行した場合、マイクによる集音からポイント算出までは実行を開始する。この際、ポイント計算は例えば上述の第1実施形態で用いた方法の適用が考えられる(そのため、図22の例では、縦軸を「累積ポイント」としている)。そして、累積ポイントが第3の閾値P3を下回った状態が一定時間継続した場合に、プロジェクタ電力制御システムは電力制御可能状態に移行することもできる。すなわち、上記所定の条件は、ポイントが第3の閾値P3を下回ることであってもよい。
また、例えばプロジェクタ電力制御システムが、電力制御抑制中の状態から電力制御可能状態に移行する際に満たす条件として、予め登録しておいた他の機器が、全て電源OFFになったこととする方法が考えられる。ここでの機器とは、会議で利用されるプロジェクタ1以外の機器で、例えばTV会議システムやそれに付随するカメラ・マイク、ネットワークに接続可能なディスプレイなどがあげられる。もちろん、同一の会議室に複数のプロジェクが設定されている場合は、それらも対象に入れてよい。
これらの機器は、少なくともプロジェクタ1(プロジェクタ電力制御システム)と通信可能で、プロジェクタ1が各機器の電力状態を取得可能なものとする。これは、プロジェクタ1から必要に応じて問い合わせる形態でもよいし、各機器が、自身の電力状態が変化したときに、自身と通信可能な機器(プロジェクタ1を含む)に対しマルチキャストするような形態でもよい。
図23の例では、プロジェクタ1と通信可能な各機器(図23の例ではディスプレイ、TV会議システムの専用端末)が、自身の電力状態が変化した際に、それを少なくともプロジェクタ1に通知する場合を例としてあげている。この場合、プロジェクタ電力制御システムは、他の機器の最新の電力状態を記憶しており、電力制御抑制中の状態になったとき、他の機器が全て電源OFFの状態(他の機器が動作可能な通常状態ではない状態)であれば、電力制御可能状態に移行する。一部の機器が通常状態(電源ONの状態)であれば、全ての機器が電源OFFの状態になるまで待つ。つまり、プロジェクタ1は、当該プロジェクタ1と接続される他の機器の電力状態を取得する取得部をさらに備え、上記所定の条件は、他の機器の電力状態が、他の機器が動作可能な通常状態ではないことであってもよい。上述の条件(他の機器の電力状態が通常状態ではないこと)は、これまで述べた、プロジェクタ1の電力状態が省エネ状態になってから一定時間以上経過している、あるいはポイントが第3の閾値P3を下回る、といった条件と組み合わせてもよい。例えば、上記所定の条件を、「他の機器が全て電源OFFの状態であり、かつ、プロジェクタ1の電力状態が省エネモードになってから一定時間以上経過していること」などとすることもできる。また、上記で述べた通信方法は、有線/無線LANや、Bluetooth(登録商標)、赤外線、など複数の形態が考えられるが、ここでは特に限定しない。
なお、上述の各実施形態におけるプロジェクタ1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述の各実施形態におけるプロジェクタ1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の各実施形態におけるプロジェクタ1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
1 プロジェクタ
10 音声検出部
20 第1の算出部
30 記憶部
40 第2の算出部
50 決定部
60 電力制御部
特開2004−271966号公報

Claims (12)

  1. 画像投影装置であって、
    音量が閾値以上の音声を有効音声として検出する音声検出部と、
    前記有効音声に基づいて、予め定められた起点から音源までの距離および方向を算出する第1の算出部と、
    前記有効音声が検出された時刻と、前記起点から音源までの距離および方向とを対応付けた有効音声情報を記憶する記憶部と、
    一定時間内に検出された前記有効音声に対応する1以上の前記有効音声情報に基づいて、検出された前記有効音声の数、前記起点から1以上の前記有効音声情報のそれぞれに対応する音源までの距離、および、前記起点から1以上の前記有効音声情報のそれぞれに対応する音源への方向のうちの少なくとも1つに応じた値を示すポイントを算出する第2の算出部と、
    前記ポイントに応じて、前記画像投影装置の電力状態を制御する電力制御部と、を備える、
    画像投影装置。
  2. 前記ポイントは、
    検出された前記有効音声の数が多いほど大きい値を示し、
    前記起点から1以上の前記有効音声情報のそれぞれに対応する音源までの距離が小さいほど大きい値を示し、
    前記起点から1以上の前記有効音声情報のそれぞれに対応する音源への方向のばらつきが大きいほど大きい値を示す、
    請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記電力制御部は、前記ポイントが第2の閾値以上の場合は、前記画像投影装置の電力状態を、前記画像投影装置が画像の投影を実行可能な第1の状態に制御し、前記ポイントが前記第2の閾値未満であり、かつ、前記第2の閾値よりも小さい第1の閾値以上の場合は、前記画像投影装置の電力状態を、前記第1の状態よりも消費電力が小さい第2の状態に比べて前記第1の状態に復帰するまでの時間が短く、かつ、前記第1の状態よりも消費電力が小さい第3の状態に制御する、
    請求項2に記載の画像投影装置。
  4. 前記第2の算出部は、
    前記ポイントとして、1以上の前記有効音声情報に含まれる情報のうち、少なくとも前記起点から音源までの距離を元に第1のポイントを算出するとともに、少なくとも前記起点から音源への方向を元に第2のポイントを算出し、
    前記電力制御部は、
    前記第1のポイントが第4の閾値以上であり、かつ、前記第2のポイントが第5の閾値以上の場合は、前記画像投影装置の電力状態を、前記画像投影装置が画像の投影を実行可能な第1の状態に制御し、
    前記第1のポイントが前記第4の閾値以上であり、かつ、前記第2のポイントが前記第5の閾値未満の場合は、前記画像投影装置の電力状態を、前記第1の状態よりも消費電力が小さい第2の状態に比べて前記第1の状態に復帰するまでの時間が短く、かつ、前記第1の状態よりも消費電力が小さい第3の状態に制御する、
    請求項2に記載の画像投影装置。
  5. 前記第2のポイントは、前記起点から1以上の前記有効音声情報のそれぞれに対応する音源への方向のばらつき方が予め定められたパターンに近いほど高い値を示す、
    請求項4に記載の画像投影装置。
  6. 前記画像投影装置の電力状態が前記第1の状態の場合、前記音声検出部、前記第1の算出部、前記第2の算出部、および、前記電力制御部の各々は動作を停止する、
    請求項3乃至5のうちの何れか1項に記載の画像投影装置。
  7. 前記画像投影装置の電力状態が、前記第1の状態よりも消費電力が小さい省エネ状態であり、かつ、所定の条件を満たした場合、前記音声検出部、前記第1の算出部、前記第2の算出部、および、前記電力制御部の各々は動作を開始する、
    請求項3乃至6のうちの何れか1項に記載の画像投影装置。
  8. 前記所定の条件は、前記画像投影装置の電力状態が前記省エネ状態になってから予め定められた時間が経過することである、
    請求項7に記載の画像投影装置。
  9. 前記所定の条件は、前記ポイントが第3の閾値を下回ることである、
    請求項7または8に記載の画像投影装置。
  10. 前記画像投影装置と接続される他の機器の電力状態を取得する取得部をさらに備え、
    前記所定の条件は、前記他の機器の電力状態が、前記他の機器が動作可能な通常状態ではないことである、
    請求項7乃至9のうちの何れか1項に記載の画像投影装置。
  11. 画像投影装置による画像投影方法であって、
    音量が閾値以上の音声を有効音声として検出する音声検出ステップと、
    前記有効音声に基づいて、予め定められた起点から音源までの距離および方向を算出する第1の算出ステップと、
    前記有効音声が検出された時刻と、前記起点から音源までの距離および方向とを対応付けた有効音声情報を記憶する記憶手段に記憶された、一定時間内に検出された前記有効音声に対応する1以上の前記有効音声情報に基づいて、検出された前記有効音声の数、前記起点から1以上の前記有効音声情報のそれぞれに対応する音源までの距離、および、前記起点から1以上の前記有効音声情報のそれぞれに対応する音源への方向のうちの少なくとも1つに応じた値を示すポイントを算出する第2の算出ステップと、
    前記ポイントに応じて、前記画像投影装置の電力状態を制御する電力制御ステップと、を含む、
    画像投影方法。
  12. 画像投影装置に搭載されたコンピュータに、
    音量が閾値以上の音声を有効音声として検出する音声検出ステップと、
    前記有効音声に基づいて、予め定められた起点から音源までの距離および方向を算出する第1の算出ステップと、
    前記有効音声が検出された時刻と、前記起点から音源までの距離および方向とを対応付けた有効音声情報を記憶する記憶手段に記憶された、一定時間内に検出された前記有効音声に対応する1以上の前記有効音声情報に基づいて、検出された前記有効音声の数、前記起点から1以上の前記有効音声情報のそれぞれに対応する音源までの距離、および、前記起点から1以上の前記有効音声情報のそれぞれに対応する音源への方向のうちの少なくとも1つに応じた値を示すポイントを算出する第2の算出ステップと、
    前記ポイントに応じて、前記画像投影装置の電力状態を制御する電力制御ステップと、を実行させるためのプログラム。
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WO2019153999A1 (zh) * 2018-02-09 2019-08-15 广景视睿科技(深圳)有限公司 一种基于语音控制的动向投影方法、装置及动向投影系统

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