JP2016061028A - ドアクローザ - Google Patents

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Abstract

【課題】意図しない開放状態の保持の可能性を著しく低減できる優れたドアクローザの提供を、発明が解決しようとする課題とする。
【解決手段】ドアクローザ本体のハウジング内に、カムを有する回動軸と、カムの前方に配置され第一ばね部材による付勢がされた第一ピストンと、カムの後方に配置され第二ばね部材と当接する第二ピストンを備え、回動軸のカムは、平面視左右非対称のカムであり、且つ、前記カム形状が、ドアクローザ本体における平面視長手方向を前後方向として、回動軸の回動に伴う前記第一ピストンと当該カムとが接触する位置の左右を、ドアの自動開放及び自動閉鎖の切り替え角度に対応した位置で変更される形状として、切り替え角度に対応した位置でカムが逆回転し、切り替え角度で開き扉の自動閉塞と自動開放を切り替え可能とするドアクローザ
【選択図】図1

Description

本発明は、開き戸用のドアクローザに関し、特には開き戸の自動開放若しくは自動閉塞の機能を有する油圧式のドアクローザに関する。
従来、開き戸の開放時、閉塞時等の利便性を向上させるべく、開き戸の開閉を所定の開閉角度に応じて制動若しくは回動自在とする油圧式のドアクローザが提案されている。
このような油圧式のドアクローザとしては、例えば、本出願人が先にした出願として、ドアクローザ本体に形成されたシリンダ室内に作動油を充填し、ピストンを摺動自在に収容するとともに、前記ピストンによって圧縮されて扉を自動閉扉する圧縮ばねを収容し、前記扉と連結されて、前記扉の回動に連動して回動する回動軸を設け、前記シリンダ室と前記ピストンの所定位置に前記扉が開閉する際に前記作用油が通過する作動油通路を設け、前記ピストン内に前記扉の開閉角度に一致してラック歯が設置され、前記ラック歯と対応するよう前記回動軸にピニオン歯が設置され、前記回動軸の回動により、前記回動軸と前記ピストンとが歯合して前記ピストンが前記シリンダ室内で摺動するドアクローザにおいて、前記扉の回動区間内に、前記ピストンを摺動させ、前記圧縮ばねの付勢力を蓄積させる第一制動区間と、前記蓄積された圧縮ばねの付勢力が抑制され前記ピストンが所定位置で静止する回動自在区間と、前記蓄積された圧縮ばねの付勢力で前記ピストンが摺動する第二制動区間とを備えることを特徴とするドアクローザが公知である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−12845号公報
上記特許文献1に係る発明においては、当該発明の所定の目的を達成できるものであり、
扉は第一制動区間又は第二制動区間を備えるので、壁等との衝突による開閉時の騒音をなくすことができ、回動自在区間においては、扉を任意の開き位置で停止させることができるとともに、僅かな回動力を付与することで扉を回動させることができるので、子供、高齢者等が安心して通過することができる点において優れる。
一方で、回動自在区間においては、扉を任意の開き位置で停止させる必要性がない場合がある。即ち、扉を開放した際に第一若しくは第二制動区間における自動的な閉塞若しくは回動を期待したものの、意図せず回動自在区間内の開放となった場合には、当該開き扉が自動的に閉塞若しくは回動されずに、開放状態が保持されることとなる。
このような観点から、意図しない開放状態の保持を望まないニーズが存在するところ、上記特許文献1に係る発明においては、回動自在空間を有することを前提とした構成であるため、そのような対応を行うことが不可能であった。
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、意図しない開放状態の保持の可能性を著しく低減できる優れたドアクローザの提供を、発明が解決しようとする課題とする。
本発明は、ドアクローザ本体と該ドアクローザ本体の回動軸に一端が接続されるアーム部と、該アーム部の他端をドア枠へ取付けるためのブラケット部を備え、ドアクローザ本体のハウジング内に、カムを有する回動軸と、該カムの前方に配置され第一ばね部材による付勢がされた第一ピストンと、前記カムの後方に配置され第二ばね部材と当接する第二ピストンを備えるドアクローザにおいて、前記回動軸のカムは、平面視左右非対称のカムであり、且つ、前記カム形状が、当該ドアクローザ本体における平面視長手方向を前後方向として、回動軸の回動に伴う前記第一ピストンと当該カムとが接触する位置の左右を、ドアの自動開放及び自動閉鎖の切り替え角度に対応した位置で変更される形状として、当該切り替え角度に対応した位置でカムが逆回転し、当該切り替え角度で開き扉の自動閉塞と自動開放を切り替え可能とすることを特徴とするドアクローザを、課題を解決するための手段とする。ここで、「ドアクローザ本体の回動軸に一端が接続されるアーム部」との記載は、当該アーム部の一端がドアクローザ本体の回動軸に直接接続される場合のみならず、他の部材等を介して接続されるものを含む。また、「アーム部の他端をドア枠へ取付けるためのブラケット部」とはアームの他端をブラケットによってドア枠に直接取付ける場合のみならず、更に他の部材を介在してドア枠に取付けることを含む。
また本発明は、上記発明の構成を前提として、前記回動軸の回動に伴う第一ピストンと当該カムとが接触する位置の左右と、第二ピストンと当該カムとが接触する位置の左右とを一致させるカム形状を有し、且つ、第一ピストンの付勢力によるカムの回転に対して第二ピストンが油圧によって前記第一ピストンの付勢力に抗する制動力を当該カムに付与することを特徴とする請求項1記載のドアクローザを、課題を解決するための手段とする。
また本発明は、上記何れかの発明の構成を前提として、前記ブラケット部に固定され、且つ、第一アームと当接可能な角度規制板を備えてなるドアクローザを、課題を解決するための手段とする。
また本発明は、上記何れかの発明の構成を前提として、前記アーム部は、伸縮調整が可能であることを特徴とするドアクローザを、課題を解決するための手段とする。
本発明によれば、ドアクローザ本体と該ドアクローザ本体の回動軸に一端が接続されるアーム部と、該アーム部の他端をドア枠へ取付けるためのブラケット部を備え、ドアクローザ本体のハウジング内に、カムを有する回動軸と、該カムの前方に配置され第一ばね部材による付勢がされた第一ピストンと、前記カムの後方に配置され第二ばね部材と当接する第二ピストンを備えるドアクローザにおいて、前記回動軸のカムは、平面視左右非対称のカムであり、且つ、前記カム形状が、当該ドアクローザ本体における平面視長手方向を前後方向として、回動軸の回動に伴う前記第一ピストンと当該カムとが接触する位置の左右を、ドアの自動開放及び自動閉鎖の切り替え角度に対応した位置で変更される形状として、当該切り替え角度に対応した位置でカムが逆回転する構成としたことによって、ドア開放後における前記切り替え角度のドアの移動方向を変更し、当該切り替え角度以内においてはドア開放後に当該ドアが閉塞方向へ自動的に移動し、切り替え角度を超えた場合にはドア開放後に当該ドアが開放方向へ自動的に移動するものとできる。
また本発明によれば、上記発明の構成に加えて、前記回動軸の回動に伴う第一ピストンと当該カムとが接触する位置の左右と、第二ピストンと当該カムとが接触する位置の左右とを一致させるカム形状を有し、且つ、第一ピストンの付勢力によるカムの回転に対して第二ピストンが油圧によって前記第一ピストンの付勢力に抗する制動力を当該カムに付与することとしたから、自動開閉、自動閉塞の切り替え角度を境に当該カムが逆転する構成を有するにもかかわらず、第一ピストンがカムに左回転の付勢力を付与する場合には右回転の制動力を当該カムに付与し、前記第一ピストンがカムに右回転の付勢力を付与する場合には左回転の制動力を当該カムに付与するものとし、前記第一ピストンからの付勢力に対応してカムの回転方向と逆転方向に制動力を付勢するから、ドアの自動解放及び自動閉鎖のいずれにおいても急激なドアの移動を阻止し、安全性を確保できる。
また本発明によれば、上記何れかの発明の構成に加えて、前記ブラケット部に固定され、且つ、第一アームと当接可能な角度規制板を備えてなるドアクローザとしたことから、本発明における上記いずれかの発明の作用効果を奏する上に、開き扉の開放後に、角度規制板で設定された角度で、第一アームと当該角度規制板とが当接し、それ以上の開き扉の開放を阻止することで、開き扉の最大開き角度を設定することができる。
また本発明によれば、上記何れかの発明の構成に加えて、前記アーム部は、伸縮調整が可能であることを特徴とするドアクローザとしたことから、本発明における上記いずれかの発明の作用効果を奏する上に、ドアクローザの設置時に、アーム部の長さを調節することによって、ドアクローザ本体の回動軸の備えるカム及び第一、第二ピストンの配置と、開き扉の開閉切り替えの設定角度との関係を調節することができる。
本発明の実施例に係るドアクローザの設置状態を示す側面図である。 本発明の実施例に係るドアクローザ本体の横断面図である。 本発明の実施例に係るドアクローザ本体の縦断面図である。 本発明の実施例に係るドアクローザの回動軸におけるカムを示す平面図である。 (a)開き戸の閉塞状態における実施例に係るドアクローザ本体のカムと第一ピストン及び第二ピストンとの関係を示す横断面図、及び開き戸とドアクローザの関係を示す略図、(b)開き戸の開き角30°の状態における実施例に係るドアクローザ本体のカムと第一ピストン及び第二ピストンとの関係を示す横断面図、及び開き戸とドアクローザの関係を示す略図である。 (a)開き戸の開き角70°の状態における実施例に係るドアクローザ本体のカムと第一ピストン及び第二ピストンとの関係を示す横断面図、及び開き戸とドアクローザの関係を示す略図、(b)開き戸の開き角90°の状態における実施例に係るドアクローザ本体のカムと第一ピストン及び第二ピストンとの関係を示す横断面図、及び開き戸とドアクローザの関係を示す略図である。 本発明の実施例に係るドアクローザに用いているブラケット部及びアーム部を示す平面図である。 従来のアーム部を有するドアクローザの動作状態を示す説明図であり、(a)開き戸を閉塞した状態、(b)ブラケット部と係止体との係止前を示す状態、(c)ブラケット部と係止体とが係止した開放状態を示す説明図である。
ドアクローザ本体のハウジング内に、カムを有する回動軸と、該カムの前方に配置され第一ばね部材による付勢がされた第一ピストンと、前記カムの後方に配置され第二ばね部材と当接する第二ピストンを備えるドアクローザにおいて、前記回動軸のカムは、平面視左右非対称のカムであり、且つ、前記カム形状が、当該ドアクローザ本体における平面視長手方向を前後方向として、回動軸の回動に伴う前記第一ピストンと当該カムとが接触する位置の左右を、ドアの自動開放及び自動閉鎖の切り替え角度に対応した位置で変更される形状として、当該切り替え角度に対応した位置でカムが逆回転する構成としたことによって、ドア開放後における前記切り替え角度のドアの移動方向を変更し、当該切り替え角度以内においてはドア開放後に当該ドアが閉塞方向へ自動的に移動し、切り替え角度を超えた場合にはドア開放後に当該ドアが開放方向へ自動的に移動するものとすることができ、前記回動軸の回動に伴う第一ピストンと当該カムとが接触する位置の左右と、第二ピストンと当該カムとが接触する位置の左右とを一致させるカム形状を有し、且つ、第一ピストンの付勢力によるカムの回転に対して第二ピストンが油圧によって前記第一ピストンの付勢力に抗する制動力を当該カムに付与することとしたから、自動開閉、自動閉塞の切り替え角度を境に当該カムが逆転する構成を有するにもかかわらず、第一ピストンがカムに左回転の付勢力を付与する場合には右回転の制動力を当該カムに付与し、前記第一ピストンがカムに右回転の付勢力を付与する場合には左回転の制動力を当該カムに付与するものとし、前記第一ピストンからの付勢力に対応してカムの回転方向と逆転方向に制動力を付勢するから、ドアの自動解放及び自動閉鎖のいずれにおいても急激なドアの移動を阻止し、安全性を確保できる優れたドアクローザを実現した。
以下に本発明の実施例に係るドアクローザCを説明する。尚、本発明の説明の便宜上、図1においてドアクローザ本体1の右側を前方とし、左側を後方とし、また開き扉Dの上下方向をドアクローザ本体1の上下方向として説明する。
本実施例に係るドアクローザCは、片開き扉の開閉に際して、急激な開放を抑止するための制動機能を有する油圧式のドアクローザCである。
当該ドアクローザCは、開き扉Dに固定するドアクローザ本体1と、上枠Fへ固定するブラケット部72と、前記ドアクローザ本体1とブラケット部72とを連結する2本のアーム(即ち、第一アーム70及び第二アーム71)を有するアーム部75を備える。
第一アーム70は、一端が軸ピン73にてブラケット部72と回動自在に連結され、他端は軸ピン74にて第二アーム71と回動自在に連結される。第二アーム71は、一端が前記軸ピン74にて支持され、他端はドアクローザ本体1の回動軸上端部21に連結される。
前記第一アーム70は雌螺子穴が貫通する第一アーム筒体70aと該第一アーム筒体70aの図示されない雌螺子穴に螺合する雄螺子70cを有する第一アーム桿70bとを備えている。第一アーム筒体70aを第一アーム桿70bに対して、これらの共通する軸を中心として回転可能である。第一アーム筒体70aを回転させることによって相互の螺合位置を変更し、第一アーム70全体の長さを調節できる。
本発明の実施例に係るドアクローザ本体1は、内部空間を有するハウジング1aと、該ハウジング1aから上端が突出する回動軸2と、前記内部空間における当該回動軸2の前方に配置される第一ピストン3と、前記回動軸2の後方に配置される第二ピストン4と、一端がハウジング1aの内部空間の前端側に配置され他端が前記第一ピストン3を押圧する第一コイルばね5と、一端が前記内部空間の後端側に配置され他端が前記第二ピストン4を押圧する第二コイルばね6とを備える。
第一コイルばね5は、第二コイルばね6よりも付勢力の高いコイルばねとしている。即ち、開き扉Dを開放した後の、当該開き扉Dの自動的な移動は、第一コイルばね5の付勢力によって発揮される。また、第二コイルばね6の付勢力は、第二ピストン4をカム20へ常時当接させる機能を有する。
また前記ハウジング1aにおける前後両端部及び前記回動軸2が突出する上部には夫々蓋部8a、8b、8cを設けている。
当該内部空間には、作動油が充填封入されている。内部空間は、第一ピストン3よりも前方となる第一コイルばね5が収納される第一空間と、第一ピストン3及び第二ピストン4の間であって回動軸2が格納される回動軸収納空間10と、第二ピストン4の後端側であって第二コイルばね6が収納され圧力室11として機能可能な第二空間に区分できる。
上記各空間の間に配置される第一ピストン3及び第二ピストン4は、夫々作動油通路を有している。当該構成によって、前記第一空間と回動軸収納空間10は第一ピストン3の作動油通路を介して接続される。回動軸収納空間10と第二空間は第二ピストン4の作動油通路を介して接続される。第二ピストン4は第二ピストン側作動油通路43を開閉可能な弁(一方向弁機構)を備えている。
また、当該回動軸収納空間10と第二空間は、ハウジング1aの側壁に形成したハウジング側作動油通路12を介して接続される。当該ハウジング側作動油通路12には、調節バルブ13を設けてある。当該調節バルブ13はハウジング1aの外方から操作可能な位置に設けてある。調節バルブ13によって、ハウジング側作動油通路12を通過する作動油の流量を調節することで、ピストン及び回動軸2の動作の制御を可能とする。
回動軸2は、図2から図4に示すように、板状のカム20を一体として備えている。当該カム20の形状は、図4に示すように、平面視において左右非対称形であり、右回りとして順に、第一湾曲凸部20a、第一湾曲凹部20b、第一頂部20c、第二湾曲凹部20d、第二湾曲凸部20e、第二頂部20f、第三湾曲凹部20g、第三頂部20hが順次連続し、当該第三頂部20hから前記第一湾曲凸部20aに一巡連続して、カム20の周面を形成する。第一湾曲凸部20aと第二湾曲凸部20eは概ね回動軸2の中心点を基準として対称となる位置に配置するが、その形状は非対称である。
前記第一ピストン3は、第一ピストン本体30と該第一ピストン本体30に設けられる第一軸受部31と、当該第一軸受部31に枢着される第一ローラ部32とを備える。前記第一ピストン本体30には、前面から後面へ貫通する作動油通路を備えている。第一ローラ部32は、前記回動軸2のカム20と当接する部分となる。
前記第二ピストン4は、第二ピストン本体40と該第二ピストン本体40に設けられる第二軸受部41と、当該第二軸受部41に枢着される第二ローラ部42とを備える。前記第二ピストン本体40には、前面から後面へ貫通する作動油通路を備えている。該作動油通路には、通路幅が狭幅となる狭幅部45と、該狭幅部45よりも大きい球状の弁体44と該弁体44の脱落を防止する止ピン46とを備えている。
また、第一ピストン3と第二ピストン4との間には、回動軸2の左右に隣接して二本のガイドピン14を架橋してある。前記ガイドピン14は、第一ピストン3と第二ピストン4の相互に形成したピン穴に両端を差し込んで設けてあり、第一ピストン3、第二ピストン4間の距離が最大となった場合でも、当該ピン穴からガイドピン14が脱抜しない長さを備えている。
第二空間である圧力室11は、第二ピストン4が後退することで当該圧力室11の油圧が上昇し、前記第二ピストン本体40のボール弁が狭幅部に当接することによって第二ピストン本体の作動油通路を閉塞する。
本実施例に係るドアクローザCは、開き扉Dの閉塞状態にある開き角度0°の状態から70°の開き角度となるように、開き扉Dの閉塞状態のカム20の位置を基準として所定の切り替え角度を設定してある。尚、開き扉Dの開き角度は、回動軸2の回転角度(即ち、第二アーム71の傾斜角度)とは一致しない。
ドアクローザCの回動軸2に連結された第二アーム71とこれに従動する第一アーム70の協働によって、当該開き扉Dの開き角度が70°となる位置において、回動軸2のカム20と第一ピストン3の第一ローラ部32との当接位置が、平面視前後方向に延設される仮想ラインを基準とし、左右位置を切り替える構成としている。
以上の構成を備える本実施例に係るドアクローザCの動作について、以下に説明する。
尚、本発明の説明の便宜上、図3に示す平面視において、ドアクローザ本体1の長手方向(前方から後方)の中心軸線(以下、第一中心軸線Lという。)を基準として下方を右方とし、上方を左方として、説明する。
開き扉Dの閉塞時におけるドアクローザ本体1及び第二アーム71の一部と、当該開き扉Dの閉塞状態を簡素化した説明図を図5(a)に示す。
閉塞時においては、カム20の第一湾曲凹部20bと第一ピストン3の第一ローラ部32とが、前記第一中心軸線L上において当接し、前記カム20の第二頂部20f寄りの第二湾曲凸部20eと第二ピストン4の第二ローラ部42とが、前記第一中心軸線Lより左側位置において当接する。
この閉塞状態では、第一コイルばね5の付勢力によって第一ピストン3は前記カム20を押圧している。
上記の閉塞状態から開き扉Dを押圧すると、第二アーム71は回動軸2をとともに回動する。第二アーム71を右回りに30°回動させた状態を図5(b)に示す。尚、この状態における開き扉Dの開度は15°未満程度である。
回動軸2の回動によって当該回動軸2の一部として一体に構成されているカム20が右回りに30°回動する。この状態において、カム20の第一湾曲凸部20aと第一ピストン3の第一ローラ部32とが前記第一中心軸線Lよりも左側位置において当接する。第一ピストン3は引き続き第一コイルばね5の付勢力によってカム20を押圧している。
第二アーム71を回動させることで、カム20と第一ローラ部32との当接位置が左側位置となり当該第一コイルばね5の付勢力に抗して第一湾曲凸部20aが当該第一ローラ部32を押圧するため、この状態において開き扉Dから手を放すと、前記カム20に対して左回転、即ち、開き扉Dを閉じる方向の付勢力が加えられる。
また、第二ピストン4とカム20との関係においては、第二湾曲凸部20eと第二ローラ部42とが第一中心軸線Lの左側において当接する。第一ピストン3側からの左回転の付勢力によって、当該第二ピストン4は第二ローラ部42へ第一中心軸線Lの左方から当該第二ローラ部42を含む第二ピストン4を後方へ押圧する。第二ピストン4は後退し、圧力室11の空間が狭くなり、ボール弁は第二ピストン側作動油通路43を閉塞する。
圧力室11(第二空間)内の作動油は、調節バルブ13で許容される範囲でハウジング側作動油通路12を通して回動軸収納空間10へ移動する。調節バルブ13の許容範囲でのみ作動油は移動しないため、当該調節バルブ13で調節される範囲で第一ピストン3からの付勢力に対してブレーキがかかる。
このため、開き扉Dを15°未満程度開放した状態で、手を放すと、油圧による制動力を伴いながら、ゆっくりと開き扉Dが第一コイルばね5の付勢力によって閉塞することとなる。
本実施例においては、開き扉Dの開度を70°程度とするまでは上記作用によって、制動力を伴う自動閉塞機能が発揮される。
尚、開き扉Dの開度を70°程度とした状態におけるドアクローザ本体1及び第二アーム71の一部と、当該開き扉Dの閉塞状態を簡素化した説明図を図6(a)に示す。開き扉Dの自動開放、自動閉塞の切り替わり設定角度において、カム20とピストンの当接位置が第一中心軸線Lを基準として左右を切り替える位置となっている。本実施例においては、回動軸2自体の回転角度は、閉塞状態から105°程度としている。切り替わり時においては、カム20の第三頂部20hが第一ピストン3の第一ローラ部32と前記第一中心軸線L上で当接し、第二ピストン4の第二ローラ部42とカム20の第二湾曲凹部20dとが当接した状態となる。この状態では、第一コイルばね5の付勢力はカム20に対して働くが、カム20を回転させる方向には働かない。
次に、開き扉Dの開度を70°を超えた状態としたドアクローザ本体1及び第二アーム71の一部と、当該開き扉Dの閉塞状態を簡素化した説明図を図6(b)に示す。図6(b)の状態は、前記図5(b)、図6(a)の状態を経て実現される。
開度が70°を超えた状態においては、カム20の第三湾曲凹部20gと第一ピストン3の第一ローラ部32が、前記第一中心軸線Lよりも右側位置において当接する。
カム20と第一ローラ部32との当接位置が右側位置となり、当該第一コイルばね5の付勢力に抗して第一湾曲凸部20aが当該第一ローラ部32を押圧するため、この状態において開き扉Dから手を放すと、前記カム20に対して右回転、即ち、開き扉Dを開放する方向の付勢力が加えられる。
また、第二ピストン4とカム20との関係においては、第二湾曲凸部20eと第二ローラ部42とが第一中心軸線Lの右側において当接する。第一ピストン3側からの右回転の付勢力によって、当該第二ピストン4は第二ローラ部42へ第一中心軸線Lの右方から当該第二ローラ部42を含む第二ピストン4を後方へ押圧する。第二ピストン4は後退し、圧力室11の空間が狭くなり、ボール弁は第二ピストン側作動油通路43を閉塞する。
従って自動開放時においても、自動閉塞時と同様に、圧力室11(第二空間)内の作動油は、調節バルブ13で許容される範囲でハウジング側作動油通路12を通して回動軸収納空間10へ移動する。調節バルブ13の許容範囲でのみ作動油は移動しないため、当該調節バルブ13で調節される範囲で第一ピストン3からの付勢力に対してブレーキがかかる。
このため、開き扉Dを70°を超えて開放した状態で、手を放すと、油圧による制動力を伴いながら、ゆっくりと開き扉Dが第一コイルばね5の付勢力によって開放する。
また、本実施例においては、上記したように、ブラケット部72に第一アーム70の動作範囲を規制するための角度規制板76を備えている。回動規制板76は、軸ピン第一アーム70と異なりブラケット部72において固定されている。角度規制板76の側面76aに、回動した第一アーム70が当接することで、当該第一アームの更なる回動を阻止して、開き扉Dの更なる回動を阻止する。これによって、最大開き角の設定、調節を簡単に行うことができ、利便性を向上させることができる。
また図8(a)に示すように、ドアクローザ9に関し、第一アーム90の基本構成を備え、当該第一アーム筒体90a内にばね手段(例えばコイルばね91)による付勢がされた係止体92を備え、ブラケット部93にストップカム94を備え、図8(c)に示すようにストップカム94に形成された凹部94aに対して前記係止体92が係止することで、段階的に開き扉Dの開放を所定角度で保持する機構がある。当該機構によれば、図8(b)に示すように、ストップカム94の凹部94aに係止体92が係止する直前の段階において、ばね手段によって付勢された係止体92によってストップカム94を強く付勢するため、開き扉Dの開閉操作に重たさを生じる欠点がある。
しかしながら、本実施例におけるドアクローザCにおいては、第一アーム筒体70a内にばね手段及び当該ばね手段によって付勢された突片を有しない構成とすることで、第一アーム内のばね手段の付勢によるカムへの押圧力を生じないものとしている。そして、所定角度による開閉方向の切り替えを、上記本発明に係るドアクローザ本体1の構成によって実現する。このため、開き扉Dの開閉操作に重たさを生じることがなく、且つ、最大開き角の設定、調節を行うことができる。
また、当該第一アーム70の長さを調節することによって、ドアクローザ本体1自体の設定を変更することなく、切り替え角度の設定位置を変更することができる。
尚、本発明は上記実施例に限るものではなく、例えば切り替え角度の設定位置は、70°に限定するものではなく、開放状態とされる頻度や利用者数の程度等に応じて、例えば60°〜80°等のようにカム20の切り替え位置を対応する位置へ変更することもできる。
また上記実施例においては、第一アームに伸縮機構を備えているが、本発明はこれに限るものではなく、伸縮機構は第一アームに加えて第二アームに備える構成とすることもできるし、第一アームに代えて第二アームに備えることもできる。
また上記実施例における角度規制板76は、第一アーム70との当接部となる側面76aと当接できればよく、図7において上記実施例における側面の右側に隣接連続する凹凸部は備えないものであってもよい。
C ドアクローザ
D 開き扉
F 上枠
L 第一中心軸線
1 ドアクローザ本体
1a ハウジング
10 回動軸収納空間
11 圧力室
12 ハウジング側作動油通路
13 調節バルブ
14 ガイドピン
2 回動軸
20 カム
20a 第一湾曲凸部
20b 第一湾曲凹部
20c 第一頂部
20d 第二湾曲凹部
20e 第二湾曲凸部
20f 第二頂部
20g 第三湾曲凹部
20h 第三頂部
21 回動軸上端部
3 第一ピストン
30 第一ピストン本体
31 第一軸受部
32 第一ローラ部
4 第二ピストン
40 第二ピストン本体
41 第二軸受部
42 第二ローラ部
43 第二ピストン側作動油通路
44 弁体
45 狭幅部
46 止ピン
5 第一コイルばね
6 第二コイルばね
7 アーム部
70 第一アーム
70a 第一アーム筒体
70b 第一アーム桿
70c 雄螺子
71 第二アーム
72 ブラケット部
73 軸ピン
74 軸ピン
76 角度規制板
76a 側面
8a 蓋部
8b 蓋部
8c 蓋部
9 ドアクローザ(従来)
90 第一アーム(従来)
90a 第一アーム筒体
91 コイルばね(従来)
92 係止体(従来)
93 ブラケット部(従来)
94 ストップカム(従来)
94a 凹部(従来)

Claims (4)

  1. ドアクローザ本体と該ドアクローザ本体の回動軸に一端が接続されるアーム部と、該アーム部の他端をドア枠へ取付けるためのブラケット部を備え、
    前記ドアクローザ本体のハウジング内に、カムを有する前記回動軸と、該カムの前方に配置され第一ばね部材による付勢がされた第一ピストンと、前記カムの後方に配置され第二ばね部材と当接する第二ピストンを備えるドアクローザにおいて、
    前記回動軸のカムは、平面視左右非対称のカムであり、且つ、前記カム形状が、当該ドアクローザ本体における平面視長手方向を前後方向として、回動軸の回動に伴う前記第一ピストンと当該カムとが接触する位置の左右を、ドアの自動開放及び自動閉鎖の切り替え角度に対応した位置で変更される形状として、当該切り替え角度に対応した位置でカムが逆回転し、当該切り替え角度で開き扉の自動閉塞と自動開放を切り替え可能とすることを特徴とするドアクローザ。
  2. 前記回動軸の回動に伴う第一ピストンと当該カムとが接触する位置の左右と、第二ピストンと当該カムとが接触する位置の左右とを一致させるカム形状を有し、
    且つ、第一ピストンの付勢力によるカムの回転に対して第二ピストンが油圧によって前記第一ピストンの付勢力に抗する制動力を当該カムに付与することを特徴とする請求項1記載のドアクローザ。
  3. ブラケット部に固定され、且つ、第一アームと当接可能な角度規制板を備えてなることを特徴とする請求項1又は2記載のドアクローザ。
  4. アーム部は、伸縮調整が可能であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のドアクローザ。
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