JP2016060112A - 補強付き複合材料パネルの製造 - Google Patents

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Abstract

【課題】航空機の翼外皮などの補強付き複合材料パネルを製造するための方法および装置であって、設備のコスト、組み立てに必要な床面積、およびWIPのフロー時間を減らす方法および装置を提供する。【解決手段】補強付き複合材料パネルが、モジュール式の設備を使用して製造される。複合材料のプリプレグが、各々が複数の形成ブロックセグメントを同一直線上に配置することによって組み立てられる形成ブロックモジュールにレイアップされて形成される。形成された補剛材は、複数の硬化ツールモジュールセグメントを同一直線上に配置することによって組み立てられる個々の硬化ツールモジュールにそれぞれ移される。補剛材は、硬化ツールモジュールを並べて配置することによって組み立てられ、複合材料の外皮が、組み立てられた補剛材上に配置される。パネルは、分割式の真空バッグを使用して真空バギングされる。【選択図】図1

Description

本発明は、概して、補強付き複合材料パネル(stiffened composite panel)の製造に関し、さらに詳しくは、構成変更可能なモジュール式の設備を使用して補強付き外皮の形成、組み立て、および硬化を行うための方法および装置を取り扱う。
航空機の翼の外皮などの複合材料パネルを強化および補強するために、パネルに複合補剛材を取り入れることができる。例えば、航空機の複合材料製の翼外皮を、翼の翼長方向に延伸し、接着または同時硬化の技術によって外皮に取り付けられる複合材料の縦材で補強することができる。
補強付きの外皮を硬化させるために使用される既存の設備は、典型的に、大型で重く、製造するのに高価につく。外皮が、縦材とともに硬化ツール上に直接レイアップされ、次いで真空バギングが行われる。縦材、外皮、バギング、および関連の品目の配置および組み立てが順次に実行され、結果として仕掛品(WIP)のフロー時間が比較的長くなる。これらの長いフロー時間ゆえに、所望の生産速度を達成するために、多数の同一なツールセットが必要になりうる。これらの追加のツールセットは、資本コストおよび必要な工場の床面積の両方を増大させる。さらに、縦材が外皮に取り付けられるときに縦材をレイアップし、取り扱い、保護し、正確に位置決めするために、追加の硬化設備および関連の特殊なツールも典型的に必要である。これらの追加のツールも、大型かつ高価となる可能性があり、資本コスト、ツールの準備時間、および必要な床面積をさらに増やすことになる。
既存の設備における他の問題は、縦材および外皮をレイアップ(laid up)した後で、縦材および外皮を覆って真空バギングを設置する必要性に関する。これにより、パネルを完全に組み立てた後でなければバギングを設置することができず、したがってバギングのフロー時間が重大な製造経路の一部となる。
したがって、翼外皮パネルなどの補強付き複合材料パネルを製造するための方法および装置であって、設備および関連の床面積の要件を軽減し、製造の流れの速度を高める方法および装置について、ニーズが存在する。また、上述の形式の方法および装置であって、WIPの量およびツールの転換を減らすべく、レイアップ、接着組み立て、およびバギングの作業を並列に処理することを可能にする方法および装置について、ニーズが存在する。
開示される実施形態は、航空機の翼外皮などの補強付き複合材料パネルを製造するための方法および装置であって、設備のコスト、組み立てに必要な床面積、およびWIPのフロー時間を減らす方法および装置を提供する。レイアップ、形成、接着、およびバギングのプロセスを、互いに直列にではなく、並列に実行することを可能にするモジュール式のツールが使用される。より小さくてより単純な製造設備が、資本コストを削減し、製造の柔軟性をもたらす。モジュール式のツールの各々が、レイアップ、形成、および硬化の際に外形および凹凸などの部分ごとの属性(attribute)を制御する同一直線上に配置される個々のセグメントを備える。ツールセグメントは、種々のサイズ、形状、外形、および他の属性を有する部品のレイアップおよび硬化を可能にし、あるいは補剛材の工学的な変更を迅速に実行するために構成変更可能である。ツールが、比較的軽量であり、硬化時間を短縮することができる。
一開示の実施形態によれば、複合積層板からなる部品を製造するための装置が提供される。装置は、複合積層板が表面において形成されるように構成された少なくとも1つの形成ブロックモジュールを備える。形成ブロックモジュールは、同一直線上に配置される複数の形成ブロックセグメントを含み、各々の形成ブロックセグメントが、複合積層板の局所的な属性を形成するように構成される。装置は、各々の形成ブロックセグメントの位置を支持および調節するための支持アセンブリをさらに備えることができる。形成ブロックセグメントは、支持アセンブリ上に着脱可能に取り付けられ、所望の長さの形成ブロックモジュールを組み立てることができる。各々の形成ブロックセグメントを、支持アセンブリ上でスライドさせて調節することができる。形成ブロックモジュールは細長く、その長さに沿って外形付けられた形成面を備える。さらに装置は、形成された複合積層板を載せて硬化させるように構成された少なくとも1つの硬化ツールモジュールを備えることができ、硬化ツールモジュールは、同一直線上に配置される複数の硬化ツールセグメントを含み、各々の硬化ツールセグメントは、形成された複合積層板の局所的な形状を硬化の際に維持するように構成される。各々の硬化ツールセグメントは、真空バッグを硬化ツールセグメントに引き寄せるように構成された真空系統を備える。
別の開示の実施形態によれば、複合積層板補剛材を製造するための装置が提供される。装置は、複数の個別の形成ブロックモジュールを備え、これらの形成ブロックモジュール上で複合材料のプリプレグを複合積層板補剛材に形成することができ、各々の形成ブロックモジュールは細長く、複合積層板補剛材の複数の属性のいずれかを形成するように各々の形成ブロックモジュールの長さに沿って構成可能である。さらに装置は、複数の硬化ツールモジュールを備え、これらの硬化ツールモジュール上で複合積層板補剛材を硬化させることができ、各々の硬化ツールモジュールは細長く、形成ブロックモジュールにおいて形成された複合積層板補剛材に実質的に一致するように各々の硬化ツールモジュールの長さに沿って構成可能である。個別の形成ブロックモジュールの各々が、同一直線上に配置される複数の形成ブロックセグメントを含む。さらに装置は、硬化ツールモジュールを互いに位置決めされた関係に保持および固定するためのロック装置を備える。硬化ツールモジュールの各々が、同一直線上に配置される複数の硬化ツールセグメントを含む。さらに装置は、複合積層板補剛材の各々を圧縮するための真空バッグを備える。真空バッグは、硬化ツールセグメントを覆ってそれぞれシールされる複数の別々の真空バッグセグメントを含む。真空バッグセグメントは、まとめてシールされる。各々の硬化ツールセグメントは、真空バッグの真空引きのために真空源に接続されるように構成された一体の真空系統を備える。
さらに別の実施形態によれば、補強付き複合材料翼外皮パネルを製造するための装置が提供される。装置は、複数の個別の形成ブロックモジュールと、複数の個別の硬化ツールモジュールとを備える形成セルを備え、形成ブロックモジュール上で複合材料のプリプレグを複合積層板補剛材に別々に形成することができ、硬化ツールモジュール上に複合積層板補剛材を配置して硬化させることができる。さらに装置は、複合積層板補剛材がそれぞれに配置されている硬化ツールモジュールを一体に組み合わせて互いに位置決めされた関係に保持することができる補剛材組み立てセルと、硬化の準備を整えた複合積層板補剛材上に複合材料の外皮を配置する最終組み立てセルとを備える。さらに装置は、複合材料の外皮および複合積層板補剛材を圧縮するための真空バッグを備えることができる。真空バッグは、硬化ツールモジュールにそれぞれ組み合わせられてシールされる複数の個別の真空バッグセグメントを備える。個別の形成ブロックモジュールの各々が、同一直線上に配置される複数の形成ブロックセグメントを含み、これらの形成ブロックセグメントを、1つの複合積層板補剛材の所望の局所的な属性を形成するように調節することができる。硬化ツールモジュールの各々が、同一直線上に配置される複数の硬化ツールセグメントを含み、これらの硬化ツールセグメントの位置を、1つの複合積層板補剛材の局所的な属性に一致するように調節することができる。硬化ツールモジュールは、補剛材組み立てセルから最終組み立てセルにスライド可能である。
さらなる実施形態によれば、複合補剛材を製造する方法が提供される。この方法は、複合補剛材の局所的な属性を形成するように各々が構成された複数の形成ブロックセグメントを同一直線上に配置することによって少なくとも1つの形成ブロックモジュールを組み立てるステップと、形成ブロックを覆って複合材料のプリプレグを形成することによって複合補剛材を形成するステップとを含む。この方法は、形成された複合補剛材を硬化ツールに移動させるステップと、形成された複合補剛材を硬化ツール上で硬化させるステップとをさらに含む。この方法は、複数の硬化ツールセグメントを同一直線上に配置することによって硬化ツールを組み立てるステップをさらに含むことができ、各々の硬化ツールセグメントが、形成された複合補剛材の局所的な属性に一致する形状および配置を有する。
さらに別の実施形態によれば、補強付き複合材料翼外皮を製造する方法が提供される。この方法は、複数の形成ブロックセグメントを同一直線上に配置および調節し、複数の形成ブロックモジュールの各々を組み立てるステップと、前記形成ブロックモジュールの各々を覆って複合材料のプリプレグを形成することによって補剛材を生成するステップと、補剛材の形状に一致するように複数の硬化ツールセグメントを同一直線上に配置および調節し、補剛材を硬化させることができる複数の硬化ツールモジュールの各々を組み立てるステップとを含む。この方法は、補剛材を形成ブロックモジュールから硬化ツールモジュールに移動させるステップと、硬化ツールモジュールを並べて配置することによって複数の補剛材を組み立てるステップと、複数の組み立てられた補剛材の上に複合材料の外皮を配置するステップと、複合材料の外皮および組み立てられた補剛材を硬化させるステップとをさらに含む。この方法は、硬化ツールモジュールを覆ってそれぞれ真空バッグセグメントをシールして、組み立てられた補剛材および外皮の真空バギングを行うステップと、真空バッグセグメントを排気するために、硬化ツールモジュール上の真空系統を使用して真空バッグセグメントを硬化ツールモジュールに引き寄せるステップとを含むことができる。
さらなる実施形態によれば、補強付き複合材料翼外皮を製造する方法であって、それぞれに複合補剛材が配置されるように構成された複数の硬化ツールモジュールを組み合わせるステップと、真空バッグセグメントを使用して硬化ツールモジュールの真空バギングを個別に行うステップとを含む方法が提供される。この方法は、真空バッグセグメントをまとめてシールするステップと、複合補剛材を覆って複合材料の外皮を配置するステップと、複合材料の外皮を覆ってコールプレートを配置するステップと、真空バッグセグメントをコールプレートにシールするステップとをさらに含む。この方法は、複合補剛材を硬化ツールモジュール上にそれぞれ配置する前に、真空バッグセグメントを硬化ツールモジュールにそれぞれ引き寄せるステップをさらに含む。この方法は、複合補剛材および外皮を硬化させるステップと、真空バッグセグメントを硬化ツールモジュールから取り除くステップと、硬化ツールモジュールを製造に戻すステップとを含む。
またさらなる実施形態によれば、補強付き複合材料翼外皮を製造する方法であって、複数の複合補剛材を個別の形成ツール上でそれぞれ形成するステップと、形成された複合補剛材を硬化ツールにそれぞれ移動させるステップと、硬化ツールを一体に組み立てることによって複合補剛材を組み立てるステップとを含む方法が提供される。この方法は、組み立てられた複合補剛材上に複合材料の外皮を配置するステップと、複合材料の外皮および組み立てられた複合補剛材を硬化させるステップとをさらに含む。この方法は、硬化後の複合材料の外皮および硬化後の複合補剛材を組み立てられた硬化ツールから取り外すステップと、硬化ツールを分解するステップと、硬化ツールをさらなる複合補剛材の硬化のために製造に戻すステップとをさらに含むことができる。
さらに、本発明は、以下の条項による実施形態を含む。
条項1.
複合積層板部品を製造するための装置であって、
少なくとも1つの形成ブロックモジュールを備え、該形成ブロックモジュールが、該形成ブロックモジュール上で複合積層板が形成されるように構成されており、該形成ブロックモジュールが、同一直線上に配置される複数の形成ブロックセグメントを含み、各々の形成ブロックセグメントが、複合積層板の局所的な属性を形成するように構成されている装置。
条項2.
前記各々の形成ブロックセグメントの位置を支持および調節するための支持アセンブリをさらに備える条項1の装置。
条項3.
前記形成ブロックセグメントが、所望の長さの形成ブロックモジュールを組み立てることができるように前記支持アセンブリ上に着脱可能に取り付けられる条項2の装置。
条項4.
前記各々の形成ブロックセグメントが、前記支持アセンブリ上でスライドによって調節可能である条項2の装置。
条項5.
前記形成ブロックモジュールが細長く、該形成ブロックモジュールの全長にわたって外形付けられた成形面を備える条項1の装置。
条項6.
少なくとも1つの硬化ツールモジュール
をさらに備え、
前記硬化ツールモジュールは、形成された複合積層板を該硬化ツールモジュール上で硬化させるように構成され、該硬化ツールモジュールは、同一直線上に配置される複数の硬化ツールセグメントを含み、各々の硬化ツールセグメントは、前記形成された複合積層板の局所的な形状の形状を硬化の際に維持するように構成されている条項1の装置。
条項7.
前記各々の硬化ツールセグメントが、真空バッグを該硬化ツールセグメントに引き寄せるように構成された真空系統を備える条項6の装置。
条項8.
複合積層板補剛材を製造するための装置であって、
複数の個別の形成ブロックモジュールと、
複数の硬化ツールモジュールと
を備え、
前記複数の個別の形成ブロックモジュール上で複合材料のプリプレグを複合積層板補剛材に形成でき、前記形成ブロックモジュールの各々が細長く、複合積層板補剛材の複数の属性のいずれかを形成するように該形成ブロックモジュールの長さに沿って構成可能であり、
前記複数の硬化ツールモジュール上で前記複合積層板補剛材を硬化させることができ、前記硬化ツールモジュールの各々が細長く、前記形成ブロックモジュール上で形成された前記複合積層板補剛材に実質的に一致するように該硬化ツールモジュールの長さに沿って構成可能である装置。
条項9.
前記個別の形成ブロックモジュールの各々が、同一直線上に配置される複数の形成ブロックセグメントを含む条項8の装置。
条項10.
前記硬化ツールモジュールを互いに位置決めされた関係に保持するためのホルダ
をさらに備える条項8の装置。
条項11.
前記硬化ツールモジュールの各々が、同一直線上に配置される複数の硬化ツールセグメントを含む条項8の装置。
条項12.
前記複合積層板補剛材の各々を圧縮するための真空バッグをさらに備え、該真空バッグが、前記硬化ツールセグメントを覆ってそれぞれシールされる複数の別々の真空バッグセグメントを含む条項11の装置。
条項13.
前記真空バッグセグメントが、まとめてシールされる条項12の装置。
条項14.
前記硬化ツールセグメントの各々が、前記真空バッグの真空を引くために真空源に接続されるように構成された一体の真空系統を備える条項12の装置。
条項15.
補強付き複合材料翼パネルを製造するための装置であって、
複数の個別の形成ブロックモジュールを備え、該複数の個別の形成ブロックモジュール上で複合材料のプリプレグを複合積層板補剛材に別々に形成することができる形成セルと、
前記複合積層板補剛材を載せて硬化させることができる複数の個別の硬化ツールモジュールと、
各々に複合積層板補剛材が載せられた前記硬化ツールモジュールを一体に組み立てて互いに位置決めされた関係に保持できる補剛材組み立てセルと、
硬化の準備を整えた前記複合積層板補剛材に複合材料の外皮が配置される最終組み立てセルと
を備える装置。
条項16.
前記複合材料の外皮および前記複合積層板補剛材を圧縮するための真空バッグ
をさらに備え、
前記真空バッグが、前記硬化ツールモジュールにそれぞれ組み合わせられて前記硬化ツールモジュールにシールされる複数の個別の真空バッグセグメントを含む条項15の装置。
条項17.
前記個別の形成ブロックモジュールの各々が、同一直線上に配置される複数の形成ブロックセグメントを含み、該形成ブロックセグメントを、前記複合積層板補剛材のうちの1つの複合積層板補剛材の所望の局所的な属性を形成するように調節することができる条項15の装置。
条項18.
前記硬化ツールモジュールの各々が、同一直線上に配置される複数の硬化ツールセグメントを含み、該硬化ツールセグメントの位置を、前記複合積層板補剛材のうちの1つの複合積層板補剛材の局所的な属性に一致するように調節することができる条項15の装置。
条項19.
前記硬化ツールモジュールを、前記補剛材組み立てセルから前記最終組み立てセルにスライドさせることができる条項15の装置。
条項20.
複合補剛材を製造する方法であって、
複合補剛材の局所的な属性を形成するように各々が構成された複数の形成ブロックセグメントを同一直線上に配置することによって少なくとも1つの形成ブロックモジュールを組み立てるステップと、
前記形成ブロックを覆って複合材料のプリプレグを形成することによって複合補剛材を形成するステップと、
前記形成された複合補剛材を硬化ツールに移動させるステップと、
前記形成された複合補剛材を前記硬化ツール上で硬化させるステップと
を含む方法。
条項21.
前記形成された複合補剛材の局所的な属性に一致するような形状および位置を各々が有する複数の硬化ツールセグメントを同一直線上に配置することによって前記硬化ツールを組み立てるステップ
をさらに含む条項20の方法。
条項22.
補強付き複合材料翼外皮を製造する方法であって、
複数の形成ブロックセグメントを同一直線上に配置して調節し、複数の形成ブロックモジュールの各々を組み立てるステップと、
前記形成ブロックモジュールの各々を覆って複合材料のプリプレグを形成することによって補剛材を製造するステップと、
前記補剛材の形状に一致するように複数の硬化ツールセグメントを同一直線上に配置して調節し、前記補剛材を載せて硬化させることができる複数の硬化ツールモジュールの各々を組み立てるステップと、
前記補剛材を前記形成ブロックモジュールから前記硬化ツールモジュールに移動させるステップと、
前記硬化ツールモジュールを並べて配置することによって複数の前記補剛材を組み立てるステップと、
前記複数の組み立てられた補剛材上に複合材料の外皮を配置するステップと、
前記複合材料の外皮および前記組み立てられた補剛材を硬化させるステップと
を含む方法。
条項23.
前記硬化ツールモジュールをそれぞれ覆って真空バッグセグメントをシールすることで、前記組み立てられた補剛材および前記外皮を真空バギングするステップ
をさらに含む条項22の方法。
条項24.
前記真空バッグセグメントを排気するために前記硬化ツールモジュール上の真空系統を使用して前記硬化ツールモジュールに前記真空バッグセグメントを引き寄せるステップ
をさらに含む条項23の方法。
条項25.
前記複合材料の外皮が、外形付けられており、
前記形成ブロックセグメントを同一直線上に配置して調節するステップが、前記複合材料の外皮の外形に実質的に一致するように前記形成ブロックセグメントを調節するステップを含む条項22の方法。
条項26.
補強付き複合材料翼外皮を製造する方法であって、
複合補剛材が載せられるように各々が構成された複数の硬化ツールモジュールを組み立てるステップと、
真空バッグセグメントを使用して前記硬化ツールモジュールを個別に真空バギングするするステップと、
前記真空バッグセグメントをまとめてシールするステップと、
前記複合補剛材を覆って複合材料の外皮を配置するステップと、
前記複合材料の外皮を覆ってコールプレートを配置するステップと、
前記真空バッグセグメントを前記コールプレートにシールするステップと
を含む方法。
条項27.
前記複合補剛材を前記硬化ツールモジュール上にそれぞれ配置する前に、前記硬化ツールモジュールに前記真空バッグセグメントをそれぞれ引き寄せるステップ
をさらに含む条項26の方法。
条項28.
前記複合補剛材および前記外皮を硬化させるステップと、
前記真空バッグセグメントを前記硬化ツールモジュールから取り除くステップと、
前記硬化ツールモジュールを製造に戻すステップと
をさらに含む条項26の方法。
条項29.
補強付き複合材料翼外皮を製造する方法であって、
複数の複合補剛材を個別の形成ツール上でそれぞれ形成するステップと、
前記形成された複合補剛材を硬化ツールにそれぞれ移動させるステップと、
前記硬化ツールを一体に組み立てることによって前記複合補剛材を組み立てるステップと、
複合材料の外皮を前記複合補剛材上に配置するステップと、
前記複合材料の外皮および前記組み立てられた複合補剛材を硬化させるステップと
を含む方法。
条項30.
前記硬化した複合材料の外皮および硬化した複合補剛材を前記組み立てられた硬化ツールから取り外すステップと、
前記硬化ツールを分解するステップと、
前記硬化ツールをさらなる複合補剛材の硬化のために製造に戻すステップと
を含む条項29の方法。
これらの特徴、機能、および利点は、本発明の種々の実施形態において独立して達成されることができ、あるいは以下の説明および図面を参照してさらなる詳細を理解することができるさらに他の実施形態において組み合わせられてもよい。
例示の実施形態に特有であると考えられる新規な特徴が、添付の特許請求の範囲に記載される。しかしながら、例示の実施形態、ならびに好ましい使用の態様、そのさらなる目的および利点は、本発明の例示の実施形態の以下の詳細な説明を参照し、添付の図面と併せて検討することによって、最もよく理解されるであろう。
開示の方法および装置に従って製造される補強付き複合材料翼外皮パネルの平面図を示している。 図1の線2−2に沿って得た断面図であり、パネルの外形は示されていない。 図1において図3と指定された方向の図を示しており、翼外皮パネルの外形を示している。 図1に示した翼外皮パネルを製造するための装置の概略のブロック図を示している。 図4に示した形成ブロックモジュールのうちの1つの端面図を示している。 形成セルの長さの側面図を示しており、1つの形成ブロックモジュールの個別の形成ブロックセグメントを示している。 図1に示した翼外皮パネルに用いられる補剛材を形成するために必要な形成ブロックモジュールの長さを示す平面図を示しており、翼外皮の大まかな輪郭が想像線で示されている。 図5と同様の図であるが、形成ブロックモジュール上に配置された部分積層板が示されている。 図8と同様の図であるが、形成ブロックモジュールに下方に形成されている部分積層板の縁が示されている。 図9と同様の図であるが、形成ブロックモジュールから持ち上げられる形成済みの補剛材が示されている。 図4に示した硬化ツールモジュールのうちの1つの端面図を示している。 支持具上に調節可能に取り付けられた図11に示した硬化ツールモジュールの長さの側面図を示しており、個別の硬化ツールセグメントを示している。 図1に示した翼外皮パネルに用いられる補剛材を形成するために必要な硬化ツールモジュールの長さを示す平面図を示しており、翼外皮の大まかな輪郭が想像線で示されている。 図11と同様の図であるが、硬化ツールモジュールを覆ってシールされた真空バッグセグメントが示されている。 図14と同様の図であるが、真空バッグセグメントを覆って硬化ツールモジュールに配置される形成済みの積層板補剛材が示されている。 硬化ツールモジュールの補剛材組み立てセルへの移動の方法を示す端面図を示している。 補剛材組み立てセルの長さの側面図を示している。 図17に示した補剛材組み立てセルの端面図を示している。 一体に固定されたいくつかの硬化ツールモジュールを示す拡大端面図を示しており、充填材ヌードルが隣り合う補剛材レイアップの間に設置されようとしている。 図19において図20と指定された領域の図であり、真空バッグのシールをよりよく示している。 補剛材組み立てセルの端面図を示しており、互いに固定および位置決めされた硬化ツールモジュール上の組み立てられた補剛材が示されている。 図21と同様の図であるが、最終組み立てセルも示している。 図22と同様の図であるが、最終組み立てセルに途中まで移動させられた補剛材アセンブリが示されている。 最終組み立てセルの硬化ラックに移動させられた補剛材アセンブリを示す端面図を示している。 図24において図25と指定された方向の図を示している。 図24と同様の端面図であるが、補剛材アセンブリに配置されつつある翼外皮が示されている。 図26において図27と指定された方向の図を示している。 補剛材アセンブリ上に配置された翼外皮および翼外皮を覆って設置されようとしているコールプレートを示す図である。 図28において図29と指定された方向の図を示している。 翼外皮上に設置されたコールプレートを示している端面図である。 図30において図31と指定された方向の図を示している。 最終組み立てセルの端面図であり、組み立てられた真空バッグセグメントをコールプレートにシールする方法を示している。 図32と同様の図であるが、硬化作業の準備において排気された真空バッグを示している。 硬化ツールアセンブリから取り外された補剛材アセンブリおよびコールプレートの端面図を示している。 製造に戻される硬化ツールアセンブリを示す端面図である。 モジュール式のツール構成要素を使用して補強付き複合材料翼外皮パネルを製造する方法のフロー図を示している。 航空機の製造および保守点検方法のフロー図を示している。 航空機のブロック図を示している。
最初に図1、図2、および図3を参照すると、開示される実施形態は、補強付きの翼外皮パネル48などの補強付き複合材料パネルを製造するための方法および装置を提供する。翼外皮パネル48は、翼弦方向56および/または翼長方向54の1つ以上の外形付けられた領域55を含むことができる。翼外皮パネル48は、繊維補強エポキシなどの複合積層板であってよく、あるいは内側および外側の複合積層板の外皮の間に芯(図示されていない)が挟まれているサンドイッチ構造であってよい複合材料製の翼外皮50を備える。
複合材料製の翼外皮50は、互いにおおむね平行に配置されて翼外皮パネル48の翼長方向54に延伸している複数の複合積層板補剛材52によって補強および強化される。翼外皮パネル48の翼弦方向56における補剛材52の間の間隔は、用途によってさまざまであってよい。翼外皮パネル48は、翼弦方向56および/または翼長方向54の1つ以上の外形付けられた領域55を含むことができる。複合積層板補剛材52は、全長にわたり、翼外皮50の外形あるいは他の局所的な形状または属性に沿っている。用途に応じて、複合積層板補剛材52は、翼外皮50に接着されてよく、あるいは翼外皮50と一緒に硬化させられてもよい。図示の実施形態においては、補剛材52が、溝状のおおむねC字形の断面を有している刃状の横梁であるが、補剛材52は、翼の荷重を伝達する1つ以上のレッグによる他の断面形状を有することができる。いくつかの場合、翼外皮パネル48は、特定の翼の荷重の要件を満たすように、異なる断面形状を有する横梁または他の補剛材52の組み合わせを採用することができる。翼外皮パネル48が示されているが、開示される方法および装置は、さまざまな用途に使用される他の種類の補強パネルの製造にも使用することが可能である。
次に、開示される装置の機能コンポーネントを広く示している図4に目を向ける。補剛材形成セル68が、複合材料のプリプレグ(図示されていない)をレイアップして所望の補剛材形状を個別に形成するために使用される複数の個々の形成ブロックモジュール58を備える。さらに詳しく後述されるように、各々の形成ブロックモジュール58は、プリプレグを所望の補剛材形状に局所的に形成するためにそれぞれに組み立ておよび調節が可能である複数の構成変更可能な形成ブロックセグメント(図4には示されていない)を備える。形成後に、補剛材52は、形成ブロックモジュール58から取り出され、硬化の際に補剛材52の形状を支持および維持するために使用される硬化ツールモジュール60に移動66させられる。各々の硬化ツールモジュール60は、硬化のプロセスにおいて補剛材32の局所的な部分を支持するようにそれぞれに組み立ておよび調節が可能である複数の構成変更可能な硬化ツールセグメント(図4には示されていない)を備える。
補剛材52は、硬化ツールモジュール60を互いに位置決めされた関係にて硬化ツールアセンブリ62に組み立てる補剛材組み立てセル82に硬化ツールモジュール60を移動させることによって補剛材アセンブリ62に組み立てられる。次いで、硬化ツールアセンブリ62および補剛材アセンブリ148が、複合材料の外皮50を補剛材アセンブリ42上に配置する最終組み立てセル146に移される。コールプレート(caul plate)(図4には示されていない)を、複合材料の外皮50を覆って配置することができ、その後に複合材料の外皮50および補剛材アセンブリ148が真空バギングされ、次いでオーブンまたはオートクレーブ(図示されていない)において硬化させられる。図4から、補剛材52の形成および硬化に用いられる設備が、モジュール式であり、複数の個別の補剛材52を並行して形成して硬化に備えることができることを、理解できるであろう。さらに、形成ブロックモジュール58および硬化ツールモジュール60のどちらも、異なる長さ、外形、断面形状、および局所的な属性を有する補剛材52を製造するために構成変更可能であるため、必要な設備の量が少なくて済む。さらに、翼外皮パネル48が2つ以上の異なる断面形状を有する補剛材52を使用する場合に、形成ブロックモジュール58および硬化ツールモジュール60を、必要に応じて構成および混合することができる。
次に、図5、図6、および図7を参照すると、すでに述べたように、補剛材形成セル68が、補剛材52を所望の長さ、外形、および/または断面形状に形成するように個別に構成できる複数の形成ブロックモジュール58を含む。各々の形成ブロックモジュール58は、図6に最もよく見て取ることができるように端部同士を向かい合わせて同一直線上に配置される複数の形成ブロックセグメント70を備える。各々の形成ブロックセグメント70は、これに限られるわけではないが機械加工された炭素繊維補強プラスチックなど、任意の適切な材料から形成でき、補剛材52の局所的な属性を形成するために必要なすべての成形面を有している。例えば、図示の実施形態においては、C字形の断面を有する刃状の横梁の形態の補剛材52を、3つの連続的な成形面70a、70b、70cを各々が有している形成ブロックセグメント70を使用し、これらの成形面に手作業によるレイアップまたは自動化された技術を使用して複合材料のプリプレグを形成することによって、形成することができる。
各々の形成ブロックセグメント70は、工場の床81または他の表面に位置する支持アセンブリ76に調節可能80に取り付けられたスタンドオフ72に支持されている。形成ブロックセグメント70を、取り付け具74などの任意の適切な手段によってスタンドオフ72に取り付けることができる。スタンドオフ72を支持アセンブリ76上の所望の位置に取り付けることによって、スタンドオフ72の高さ、したがって形成ブロックセグメント70の位置を調節可能にするために、かんぬきアセンブリ(図示されていない)または他の機構を使用することができる。いくつかの実施形態においては、スタンドオフ72における形成ブロックセグメント70の位置を調節することが可能であってもよい。典型的な実施形態においては、形成ブロックセグメント70が、補剛材52上の特定の位置における翼外皮の外形55(図3)に実質的に一致する外形78を形成するように、支持アセンブリ上で調節されている。図には示されていないが、形成ブロックセグメント70は、翼外皮50または補剛材52のいずれかにおけるプライダブラ(ply doubler)またはジョグ(jog)など、補剛材52の他の局所的な属性を形成すべく、形成用の形状を含むことができ、さらには/あるいは調節されることができる。
各々の形成ブロックモジュール58の形成ブロックセグメント70の数は、形成される個々の補剛材52の長さに依存することができる。例えば、図7を参照すると、翼外皮パネル48の翼弦方向56(図1)における種々の位置において翼外皮50(外皮の輪郭50aによって示されている)の全長にわたって延伸している補剛材52を形成するために、異なる長さの6つの形成ブロックモジュール58が必要である。種々の輪郭形状または長さを有する翼外皮パネルのための補剛材52を形成するために、単に形成ブロックセグメント70を必要に応じて個々の形成ブロックモジュール58から取り除き、あるいは個々の形成ブロックモジュール58に追加すればよい。
図8、図9、および図10が、形成ブロックモジュール58のうちの1つに形成される補剛材52を順に示している。複合材料のプリプレグが、プライの数および各プライの繊維の向きを指示する所定のプライ計画に従って、一度に1プライずつ、または2つ以上のプライを含む部分積層板83としてレイアップ84される。プライまたは部分積層板83のレイアップ84の際に、プリプレグのプライの縁83aが、形成ブロックモジュール58のフランジ面70a、70b(図8)へと下方に形成される。この方法で、プライまたは部分積層板83が、補剛材52の厚さ全体が形成されるまでレイアップ84される。
補剛材52は、上述のように形成ブロックモジュール58上にレイアップされて形成された後で、図10に示されるように形成ブロックモジュール58から取り外され、図11および12に示される硬化ツールモジュール60に移される。硬化ツールモジュール60は、図12に最もよく見て取ることができるように同一直線上に配置される複数の硬化ツールセグメント88を備える。各々の硬化ツールセグメント88は、工場の床81または他の支持面上に位置する支持アセンブリ96に調節可能に支持されたスタンドオフ92に取り付けられる。スタンドオフ92が、支持アセンブリ96においてスライド可能85であることで、各々の硬化ツールセグメント88の位置を、形成ブロックモジュール58のうちの1つにおいて形成された補剛材52の局所的な表面に一致するように調節することができる。各々の硬化ツールモジュール60は、後述される目的の横リブ90を備える。すでに説明した形成ブロックモジュール58と同様に、硬化ツールセグメント88は、翼外皮50に対応するために必要な補剛材52に相当する長さの硬化ツールモジュール60を形成するように構成される(図13に、翼外皮50の輪郭50aが種々の長さの硬化ツールモジュール60に重ねて図示されている)。各々の硬化ツールモジュール60は、後述される機能を有する真空源(図示されていない)に接続されるように構成された一体の真空系統94をさらに備えることができる。
次に図14を参照すると、硬化のための準備における補強付き翼外皮パネルの真空バギングのプロセスの一部として、真空バッグセグメント98が、各々の硬化ツールモジュール60を覆って配置され、シールテープ102または同様の適切なシール材によって各々の硬化ツールモジュール60にシールされる。真空バッグセグメント98は、実質的に可撓な伝統的な材料で作られ、再使用可能であっても、再使用可能でなくてもよい。真空バッグセグメント98は、図14に示されるように設置された後で、図11に示した硬化ツールモジュール60内の一体の真空系統94を使用して真空バッグセグメント98を排気することによって、硬化ツールモジュール60にぴったりと引き寄せられる。真空バッグセグメント98を硬化ツールモジュール60にぴったりと引き寄せた状態で、形成された複合補剛材52が、真空バッグセグメント98に重ねて硬化ツールモジュール60に配置100される。次に、適切なシール材テープを備えることができるシール104が、シールテープ102に重ねて、真空バッグセグメント98の全長にわたって延伸するように、真空バッグセグメント98の下縁に沿って配置される。
次に、図16、図17、および図18に目を向けると、硬化ツールモジュール60を補剛材組み立てセル82に移動させる方法が示されている。図16に示されるように、支持アセンブリ96に枢動可能に取り付けられたブリッジ108が、補剛材組み立てセル82の高所の硬化ツール組み立てテーブル118に揃うように回転110させられる。高所の硬化ツール組み立てテーブル118は、支持体116上に取り付けられた一連の横梁を備えることができ、支持体116は、これらの横梁を、作業者が硬化ツールモジュール60の直下の領域にアクセスできる高さ112にて、工場の床または他の表面114の上方に取り付けることができる。ブリッジ108が上方位置に回転させられた状態で、硬化ツールモジュール60をブリッジ108を横切って硬化ツール組み立てテーブル118にスライド106させることができ、次いでブリッジ108を下降させ、次の硬化ツールモジュール60を硬化ツール組み立てテーブル118に移動させるための準備において、硬化ツールモジュール60が取り付けられた別の支持アセンブリ96を補剛材組み立てセル82に運ぶことができる。あるいは、硬化ツールモジュール60を、グループとして高所の硬化ツール組み立てテーブル118に配置および組み立てでき、次いで補剛材52を待機中の硬化ツールモジュール60に1つずつ移動させることで、補剛材52を個別の支持アセンブリ96から移動させる必要をなくすことができる。
次に、図19、図20、および図21を参照すると、硬化ツールモジュール60が、あらかじめ選択された指定の位置に互いに向かってスライドさせられる。硬化ツールモジュール60の指定の位置は、硬化ツールモジュール60を単一の硬化ツールアセンブリ62として一体に保持するロックバー124を設置することによって維持される。ロックバー124は、クランプまたは着脱可能な固定具などの任意の適切な手段によって、各々の硬化ツールモジュール60に着脱可能に取り付けられる。横リブ90が、真空バッグセグメント98の保持を助けることができ、シール102、104の安定化/絶縁を助けることができる。
補剛材52が補剛材アセンブリ148を形成すべく集められるときに、半径による溝126が、隣接する補剛材52の間に形成されうる。半径による溝126を、例えば折り曲げられたフィルム接着材またはプリプレグ(ただし、これらに限られない)を備えることができる充填材または「ヌードル(noodle)」128を使用して埋めることができる。図21が、完成した補剛材アセンブリ148を有している位置決めされた硬化ツールアセンブリ62を示している。さらに、図21は、硬化ツール組み立てテーブル118の一端に枢動可能に取り付けられた回転式のブリッジ132を示している。
次に、図22から図25に目を向けると、補剛材組み立てセル82から最終組み立てセル146への硬化ツールアセンブリ62および補剛材アセンブリ148の移動に関係する工程が示されている。図22に示されるとおり、硬化ツール組み立てテーブル118のブリッジ132が、最終組み立てセル146の一部を形成する硬化ラック136上の支持面138と揃うように上昇位置に回転させられる。硬化ラック136は、支持面144上をスライド移動するようにレール142に取り付けられている。図23から図25に示されるとおり、ブリッジ132が上方位置にある状態で、硬化ツールアセンブリ62および補剛材アセンブリ148を、硬化ツール組み立てテーブル118およびブリッジ132を横切って硬化ラック136上にスライドさせることができる。
次に図26および図27を参照すると、硬化ラック136を、複合材料の外皮50を補剛材アセンブリ148に配置するために使用されるマニピュレータ150の付近の位置までレール142に沿って移動させることができる。マニピュレータ150は、吸着カップ152またはマニピュレータ150が外皮50を補剛材アセンブリ148に配置154するときに外皮50を着脱可能に保持するための他の適切な保持手段を含むことができる任意の適切な自動設備を備えることができる。別の実施形態においては、マニピュレータ150を、補剛材アセンブリ148が最終組み立てセル146への移動に先立って図21に示されるように高所の硬化ツール組み立てテーブル118上にあるときに外皮50を補剛材アセンブリ148に配置するように使用することができる。
図28から図31を参照すると、外皮50を補剛材アセンブリ148に配置158した状態で、翼の外皮パネル50のバギングおよび硬化の準備において、コールプレート156が外皮50に配置158される。次に、図32に示されるように、翼の外皮パネル50の真空バギングが、真空バッグセグメント98の外周を適切なシール材160を使用してコールプレート156にシールすることによって完成される。真空バッグをシールした状態で、それまでに真空バッグセグメント98を硬化ツールモジュール60に保持していた硬化ツールモジュール60内の真空を解放し、補剛材アセンブリ148および外皮50を囲んでいる真空バッグ内の空間を排気することによって、加えられる真空が逆にされる(図33を参照)。
真空バッグを排気した状態で、硬化ラック136を、硬化ツールアセンブリ62および補剛材アセンブリ148と一緒に、補剛材アセンブリ148を硬化させるオーブンまたはオートクレーブ(図示されていない)に移動させることができる。図34に示されるように、硬化後に、コールプレート156が除去162され、硬化した補剛材アセンブリ148が、硬化ツールアセンブリ62から離れるように持ち上げられる。次いで、真空バギングの材料を、引き外しまたは切除によって、硬化した補剛材アセンブリ148から取り除くことができる。図には示されていないが、シール102が真空バッグセグメント98に付着したままになり、真空バッグセグメント98と一緒に持ち上げられる。図35に示されるように、硬化した補剛材アセンブリ148を硬化ツールアセンブリ62から取り外した後で、硬化ラック136を高所の硬化ツール組み立てテーブル118の付近にスライドさせることができ、ブリッジ132が、次の補剛材52の組を受け取る準備において硬化ツールアセンブリ62を硬化ラック136からテーブルに再びスライド172させることができる位置に回転させられる。
次に、図36に目を向けると、すでに説明した翼外皮パネル48などの補強付き複合材料パネルを製造する方法の各工程が大まかに示されている。174において、複数の個々の形成ブロックモジュール58が組み立てられる。個々の形成ブロックモジュール58は、ステップ176に示されるように個別の形成ブロックセグメント70を同一直線上に配置し、ステップ178において個別の形成ブロックセグメント70を所望の外皮の外形または他の外皮の属性に一致するように調節することによって組み立てられる。180において、複合補剛材52が、複合材料のプリプレグを形成ブロックモジュール58で覆ってレイアップすることによって、個々の形成ブロックモジュール58上に形成される。
ステップ182において、複数の硬化ツールモジュール60が、ステップ184において硬化ツールモジュールセグメント88を同一直線上に配置し、ステップ184において個々の硬化ツールセグメント88を外皮の外形または他の外皮の属性に一致するように調節することによって組み立てられる。ステップ188において、真空バッグセグメント98が、各々の硬化ツールモジュール60に取り付けられ、各々の硬化ツールモジュール60にシールされる。ステップ190において、補剛材52が、硬化ツールモジュール60を並べて配置し、互いに位置決めされた関係にて一体に固定することによって補剛材アセンブリ148に組み立てられる。次いで、ステップ192において、真空バッグセグメント98がシール104を使用してつなぎ合わせられ、あるいは一体に溶接することによってつなぎ合わせられる。角部充填材またはヌードル128を、ステップ194において、必要に応じて、補剛材52の間の半径による溝126に設置することができる。ステップ196において、複合材料の外皮50が、補剛材アセンブリ148上に配置される。次いで、コールプレート156が、ステップ198において外皮50を覆って取り付けられる。ステップ200において、複合材料の外皮表面が真空バギングされ、その後に組み立てられた補剛材アセンブリ148および外皮50が、ステップ202においてオートクレーブまたはオーブンで硬化させられる。ステップ203において、コールプレート156が持ち上げられ、翼外皮パネル48が、バギング材料を引き離し、あるいは切除することによって、バギングから取り出される。ステップ205において、組み立てられた硬化ツールモジュール60の固定が解除され、次いで次の補剛材52の組を組み立てる準備において、硬化ツールモジュール60を、再び高所の硬化ツール組み立てテーブル118に移動させることによって、製造に直接的に戻すことができる。個々の硬化ツールモジュール60を覆う真空バッグセグメント98の使用の結果として、製造に戻される前の前の硬化ツールモジュール60の清掃を不要にすることができ、したがって設備の迅速な転換を可能にし、非稼働の時間を減らすことによって、製造プロセスを高速にすることができる。
本開示の実施形態は、特に例えば航空宇宙、海洋、および自動車の用途を含む運送業、ならびに補強付き複合材料パネルを使用することができる他の用途など、考えられるさまざまな用途において使途を見付けることができる。したがって、ここで図37および図38を参照し、本発明の実施形態を、図37に示されるとおりの航空機の製造および保守点検方法204ならびに図38に示されるとおりの航空機206の文脈において使用することができる。開示される実施形態の航空機の用途は、例えばいくつかの例を挙げると、これに限られるわけではないが、翼、水平尾翼、および垂直尾翼を含むことができる。製造の前段階において、典型的な方法204は、航空機206の仕様および設計208ならびに材料調達210を含むことができる。製造において、航空機206の構成要素および部分組立品の製造212ならびにシステム統合214が行われる。その後に、航空機206を、認証および搬送216を経て就航218させることができる。顧客による就航中に、航空機206について、定期的な整備および保守点検220(改良、構成変更、改修、などを含んでもよい)が計画される。
方法204の各プロセスを、システムインテグレータ、第三者、および/または運用者(例えば、顧客)によって実行または実施することができる。この説明の目的において、システムインテグレータは、これらに限られるわけではないが、任意の数の航空機メーカーおよび主要なシステムの下請け業者を含むことができ、第三者は、これらに限られるわけではないが、任意の数の製造供給元、下請け業者、およびサプライヤを含むことができ、運用者は、航空会社、リース企業、軍、サービス組織(service organization)、などであってよい。
図38に示されるように、典型的な方法204によって製造される航空機206は、複数のシステム224および内部226を有する機体222を備えることができる。高度なシステム224の例として、推進システム228、電気システム230、油圧システム232、および環境システム234のうちの1つ以上が挙げられる。任意の数の他のシステムも含まれてよい。航空宇宙の例が示されているが、本発明の原理は、海洋および自動車産業などの他の産業にも適用可能である。
本明細書において具現化されるシステムおよび方法を、製造および保守点検方法204の各段階のうちの任意の1つ以上において使用することができる。例えば、製造プロセス212に対応する構成要素または部分組立品を、航空機206が就航中であるときに製造される構成要素または部分組立品と同様の方法で製作または製造することができる。また、1つ以上の装置の実施形態、方法の実施形態、またはこれらの組み合わせを、例えば航空機206の組み立てを大幅に促進し、あるいは航空機206のコストを大幅に削減することによって、製造の段階212および214において利用することができる。同様に、装置の実施形態、方法の実施形態、またはこれらの組み合わせの1つ以上を、航空機206が就航中であるときに、例えばこれに限られるわけではないが整備および保守点検220に利用することができる。
種々の例示の実施形態の説明は、例示および説明の目的のために提示されており、すべてを述べ尽くそうとするものでも、開示の種類の実施形態への限定を意図するものでもない。多数の変更および変種が、当業者にとって明らかであろう。さらに、種々の例示の実施形態は、他の例示の実施形態と比べて異なる利点をもたらすことができる。選択された実施形態は、実施形態の原理および実際の応用を最も上手く説明するとともに、当業者が種々の実施形態の開示を想定される個々の使途に適した種々の変更と併せて理解することができるように、選択および説明されている。
32 補剛材
42 補剛材アセンブリ
48 翼外皮パネル
50 複合材料製の翼外皮、複合材料の外皮、翼外皮、外皮、翼外皮パネル
50a 輪郭
52 複合積層板補剛材、複合補剛材、補剛材
54 翼長方向
55 外形付けられた領域、外形
56 翼弦方向
58 形成ブロックモジュール
60 硬化ツールモジュール
62 硬化ツールアセンブリ
66 移動
68 補剛材形成セル
70 形成ブロックセグメント
70a 連続的な成形面、フランジ面
70b 連続的な成形面、フランジ面
70c 連続的な成形面
72 スタンドオフ
74 取り付け具
76 支持アセンブリ
78 外形
80 調節可能
81 工場の床
82 補剛材組み立てセル
83 部分積層板
83a 縁
84 レイアップ
85 スライド可能
88 硬化ツールセグメント、硬化ツールモジュールセグメント
90 横リブ
92 スタンドオフ
94 真空系統
96 支持アセンブリ
98 真空バッグセグメント
100 配置
102 シールテープ、シール
104 シール
106 スライド
108 ブリッジ
110 回転
112 高さ
114 表面
116 支持体
118 硬化ツール組み立てテーブル
124 ロックバー
126 半径による溝
128 充填材またはヌードル
132 ブリッジ
136 硬化ラック
138 支持面
142 レール
144 支持面
146 最終組み立てセル
148 補剛材アセンブリ
150 マニピュレータ
152 吸着カップ
154 配置
156 コールプレート
158 配置
160 シール材
162 除去
172 スライド
174 ステップ
176 ステップ
178 ステップ
180 ステップ
182 ステップ
184 ステップ
188 ステップ
190 ステップ
192 ステップ
194 ステップ
196 ステップ
198 ステップ
202 ステップ
204 製造および保守点検方法
205 ステップ
206 航空機
208 仕様および設計
210 材料調達
212 構成要素および部分組立品の製造、製造プロセス、製造の段階
214 システム統合、製造の段階
216 認証および搬送
218 就航
220 整備および保守点検
222 機体
224 システム
226 内部
228 推進システム
230 電気システム
232 油圧システム
234 環境システム

Claims (15)

  1. 補強付き複合材料翼パネルを製造するための装置であって、
    複数の個別の形成ブロックモジュール(58)を備える形成セル(68)であって、該複数の個別の形成ブロックモジュール(58)上で複合材料のプリプレグを複合積層板補剛材(52)に別々に形成することができる形成セル(68)と、
    前記複合積層板補剛材(52)を配置して硬化させることができる複数の硬化ツールモジュール(60)と、
    複合積層板補剛材(52)が各々に配置された前記硬化ツールモジュール(60)を一体に組み立て、互いに位置決めされた関係に保持することができる補剛材組み立てセル(82)と、
    硬化の準備を整えた前記複合積層板補剛材(52)に複合材料の外皮(50)が配置される最終組み立てセル(146)と、
    を備える装置。
  2. 前記複合材料の外皮(50)および前記複合積層板補剛材(52)を圧縮するための真空バッグをさらに備え、
    前記真空バッグが、前記硬化ツールモジュール(60)にそれぞれ組み合わせられて前記硬化ツールモジュール(60)にシールされる複数の個別の真空バッグセグメント(98)を含む請求項1に記載の装置。
  3. 前記個別の形成ブロックモジュール(58)の各々が、同一直線上に配置される複数の形成ブロックセグメント(70)を含み、該形成ブロックセグメント(70)を、前記複合積層板補剛材(52)のうちの1つの複合積層板補剛材(52)の所望の局所的な属性を形成するように調節することができる請求項1に記載の装置。
  4. 前記硬化ツールモジュール(60)の各々が、同一直線上に配置される複数の硬化ツールセグメント(88)を含み、該硬化ツールセグメント(88)の位置を、前記複合積層板補剛材(52)のうちの1つの複合積層板補剛材(52)の局所的な属性に一致するように調節することができる請求項1に記載の装置。
  5. 前記硬化ツールモジュール(60)を、前記補剛材組み立てセル(82)から前記最終組み立てセル(146)にスライドさせることができる請求項1に記載の装置。
  6. 複合積層板補剛材(52)を製造するための装置であって、
    複数の個別の形成ブロックモジュール(58)と、
    複数の硬化ツールモジュール(60)と、
    を備え、
    前記複数の個別の形成ブロックモジュール(58)上で複合材料のプリプレグを複合積層板補剛材(52)に形成でき、前記形成ブロックモジュール(58)の各々が細長く、複合積層板補剛材(52)の複数の属性のいずれかを形成するように該形成ブロックモジュール(58)の長さに沿って構成可能であり、
    前記複数の硬化ツールモジュール(60)上で前記複合積層板補剛材(52)を硬化させることができ、前記硬化ツールモジュール(60)の各々が細長く、前記形成ブロックモジュール(58)上で形成された前記複合積層板補剛材(52)に実質的に一致するように該硬化ツールモジュール(60)の長さに沿って構成可能である装置。
  7. 前記個別の形成ブロックモジュール(58)の各々が、同一直線上に配置される複数の形成ブロックセグメント(70)を含む請求項6に記載の装置。
  8. 前記硬化ツールモジュール(60)を互いに位置決めされた関係に保持するためのホルダをさらに備える請求項6に記載の装置。
  9. 前記硬化ツールモジュール(60)の各々が、同一直線上に配置される複数の硬化ツールセグメント(88)を含む請求項6に記載の装置。
  10. 前記複合積層板補剛材の各々を圧縮するための真空バッグをさらに備え、
    前記真空バッグが、前記硬化ツールセグメントを覆ってそれぞれシールされる複数の別々の真空バッグセグメント(98)を含む請求項9に記載の装置。
  11. 前記真空バッグセグメント(98)が、まとめてシールされる請求項10に記載の装置。
  12. 補強付き複合材料翼外皮を製造する方法であって、
    複数の形成ブロックモジュール(58)の各々を組み立てるステップ(174)であって、複数の形成ブロックセグメント(70)を同一直線上に配置して調節するステップを含むステップ(174)と、
    前記形成ブロックモジュール(58)の各々を覆って複合材料のプリプレグを形成することによって補剛材(52)を製造するステップ(180)と、
    前記補剛材(52)を載せて硬化させることができる複数の硬化ツールモジュール(60)の各々を組み立てるステップ(182)であって、複数の硬化ツールセグメント(88)を前記補剛材(52)の形状に一致するように同一直線上に配置して調節するステップを含むステップ(182)と、
    前記補剛材(52)を前記形成ブロックモジュール(58)から前記硬化ツールモジュール(60)に移すステップ(66)と、
    前記硬化ツールモジュール(60)を並べて配置することによって複数の補剛材(52)を組み立てるステップ(190)と、
    複合材料の外皮(50)を前記複数の組み立てられた補剛材(52)上に配置するステップ(196)と、
    前記複合材料の外皮(50)および前記組み立てられた補剛材(52)を硬化させるステップ(202)と、
    を含む方法。
  13. 前記組み立てられた補剛材(52)および前記外皮(50)を真空バギングするステップ(192)であって、前記硬化ツールモジュール(60)をそれぞれ覆って真空バッグセグメント(98)をシールするステップを含むステップ(192)
    をさらに含む請求項12に記載の方法。
  14. 前記真空バッグセグメント(98)を排気すべく前記硬化ツールモジュール(60)の真空系統(94)を使用して前記真空バッグセグメント(98)を前記硬化ツールモジュール(60)に引き寄せるステップ
    をさらに含む請求項13に記載の方法。
  15. 前記複合材料の外皮(50)が、外形付けられており、
    前記形成ブロックセグメント(70)を同一直線上に配置して調節するステップが、前記複合材料の外皮(50)の外形に実質的に一致するように前記形成ブロックセグメント(70)を調節するステップを含む請求項12に記載の方法。
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