JP2016059678A - 払拭具 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂発泡層と不織布層を有する払拭具について、その交換時期を示す指標を設ける。【解決手段】払拭具10の不織布層11は、樹脂発泡層12に近い側の内層11bと樹脂発泡層12から遠い側の外層11aを有し、前記内層11bと前記外層11aとは色彩が異なっている。一定期間使用すると、不織布層11の外層11aが摩耗して外層11aとは色彩の異なる内層11bが表面に露出するため、その色彩の変化によって交換の時期を容易に把握することができる。【選択図】図1
Description
本発明は、払拭具および払拭具の製造方法ならびに払拭具に用いられる不織布積層体の製造方法に関する。
特許文献1のように、樹脂発泡層と不織布層を積層して構成され、食器等の洗浄対象物の洗浄に用いられる払拭具が知られている。
この種の払拭具では、洗浄対象物に強固にこびりついた汚れについては、研磨剤が含浸された不織布層のほうを擦りつけて洗浄をおこなうのが通常であるが、不織布層は洗浄能力が高い反面、洗浄対象物を傷つけやすい。したがって、落としやすい汚れについては、洗浄力は劣るものの洗浄対象物を傷つけにくい樹脂発泡層のほうを擦りつけて洗浄をおこなうことになる。
この種の払拭具では、洗浄対象物に強固にこびりついた汚れについては、研磨剤が含浸された不織布層のほうを擦りつけて洗浄をおこなうのが通常であるが、不織布層は洗浄能力が高い反面、洗浄対象物を傷つけやすい。したがって、落としやすい汚れについては、洗浄力は劣るものの洗浄対象物を傷つけにくい樹脂発泡層のほうを擦りつけて洗浄をおこなうことになる。
ところで不織布層は、上記のように主として強固にこびりついた汚れの洗浄に用いられることから、摩耗の進行が速く、これにより層の厚みが薄くなって樹脂発泡層から剥離しやすくなる。
このため、不織布の剥離片が食器等の洗浄対象物に混入してしまう、いわゆる異物混入の問題が生じる恐れがあり、適当な時期に新しい払拭具に交換する必要がある。
このため、不織布の剥離片が食器等の洗浄対象物に混入してしまう、いわゆる異物混入の問題が生じる恐れがあり、適当な時期に新しい払拭具に交換する必要がある。
しかし、従来の払拭具では、交換時期の目安となるような指標が設けられていなかったため、交換の契機がなく、したがって交換時期を過ぎても惰性的に使用されることが多く、異物混入の問題を解消することができなかった。
そこで本発明の解決すべき課題は、樹脂発泡層と不織布層を有する払拭具について、その交換時期を示す指標を設けることである。
そこで本発明の解決すべき課題は、樹脂発泡層と不織布層を有する払拭具について、その交換時期を示す指標を設けることである。
上記した課題を解決するため、本発明の払拭具では、積層された樹脂発泡層と不織布層を備え、前記不織布層は、前記樹脂発泡層に近い側の内層と樹脂発泡層から遠い側の外層を有し、前記内層と前記外層とは色彩が異なっている構成を採用したのである。
本発明の払拭具では、さらに前記外層は前記内層よりも不織布の目が粗く、前記外層を着色する顔料は前記外層には含浸しており前記内層には含浸していない構成が好ましい。 この場合に、前記顔料は、前記外層の不織布の目を通過可能でありかつ前記内層の不織布の目を通過不能な粒径である構成を採用できる。
本発明の払拭具では、さらに前記外層は前記内層よりも不織布の目が粗く、前記外層には研磨剤が含浸しており前記内層には研磨剤が含浸していない構成が好ましい。
この場合に、前記研磨剤は、前記外層の不織布の目を通過可能でありかつ前記内層の不織布の目を通過不能な粒径である構成を採用できる。
この場合に、前記研磨剤は、前記外層の不織布の目を通過可能でありかつ前記内層の不織布の目を通過不能な粒径である構成を採用できる。
本発明の払拭具の不織布層として用いられる不織布積層体の製造方法としては、第一の不織布シートと、前記第一の不織布シートよりも目の細かい第二の不織布シートを積層して不織布積層体を作成する工程と、前記不織布積層体に対して、前記第一の不織布シートの側から、前記第一の不織布シートの目を通過可能でありかつ前記第二の不織布シートの目を通過不能な粒径の研磨剤および顔料を担持したバインダを吹き付ける工程と、を含むものが好ましい。
本発明の払拭具の製造方法としては、第一の不織布シートと、前記第一の不織布シートよりも目の細かい第二の不織布シートを積層して不織布積層体を作成する工程と、前記不織布積層体に対して、前記第一の不織布シートの側から、前記第一の不織布シートの目を通過可能でありかつ前記第二の不織布シートの目を通過不能な粒径の研磨剤および顔料を担持したバインダを吹き付ける工程と、発泡樹脂体に対して、前記バインダが吹き付けられた不織布積層体を前記第二の不織布シートの側が接触するように重ね合わせて貼り合せる工程と、を含むものが好ましい。
本発明の払拭具を以上のように構成したので、一定期間使用すると、不織布層の外層が摩耗して外層とは色彩の異なる内層が表面に露出するため、その色彩の変化によって交換の時期を容易に把握することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1のように、実施形態の払拭具10は、不織布層11と樹脂発泡層12とを貼り合せ等の適宜手段により積層してなる。
図1のように、実施形態の払拭具10は、不織布層11と樹脂発泡層12とを貼り合せ等の適宜手段により積層してなる。
図1および図2のように、不織布層11は、樹脂発泡層12から遠い側の外層11aと樹脂発泡層12に近い側の内層11bの二層構造になっている。
外層11aと内層11bの積層手段は特に限定されないが、熱融着が例示でき、その場合には外層11aおよび内層11bを構成する繊維の種類を同種のものとし、かつ熱融着性繊維を含有させておくと融着力が高いため好ましい。
外層11aと内層11bの積層手段は特に限定されないが、熱融着が例示でき、その場合には外層11aおよび内層11bを構成する繊維の種類を同種のものとし、かつ熱融着性繊維を含有させておくと融着力が高いため好ましい。
外層11aは不織布の目が内層11bの不織布の目よりも粗くなっている。
目の粗さの具体的数値については特に限定されないが、たとえばJIS L1913に準拠した通気性試験(JIS L1913の6.8.1 フラジール形法による通気性試験 通気性試験機は高山リード社製FX3300を使用)において、厚み4mmの外層11aの通気性が460〜550cm3/cm3・s、厚み4mmの内層11bの通気性が350〜450cm3/cm3・sであることが例示できる。
目の粗さの具体的数値については特に限定されないが、たとえばJIS L1913に準拠した通気性試験(JIS L1913の6.8.1 フラジール形法による通気性試験 通気性試験機は高山リード社製FX3300を使用)において、厚み4mmの外層11aの通気性が460〜550cm3/cm3・s、厚み4mmの内層11bの通気性が350〜450cm3/cm3・sであることが例示できる。
また外層11aと内層11bとは色彩が異なっている。
外層11aと内層11bの色彩は相違している限り特に限定されないが、同種の色彩でありかつ外層11aの色彩のほうが内層11bの色彩よりも濃いのが、後述するような実施形態の製造方法の要請からは好ましい。
たとえば、外層11aが紺色であり、内層11bが水色である場合が例示できる。
さらに外層11aには研磨剤が含浸しており、内層11bには研磨剤は含浸していない。研磨剤の種類は特に限定されない。
外層11aを着色する顔料および研磨剤の粒径は特に限定されないが、外層11aの不織布の目を通過可能であり、内層11bの不織布の目を通過不能であるのが、後述するような実施形態の製造方法の要請からは好ましい。
外層11aと内層11bの色彩は相違している限り特に限定されないが、同種の色彩でありかつ外層11aの色彩のほうが内層11bの色彩よりも濃いのが、後述するような実施形態の製造方法の要請からは好ましい。
たとえば、外層11aが紺色であり、内層11bが水色である場合が例示できる。
さらに外層11aには研磨剤が含浸しており、内層11bには研磨剤は含浸していない。研磨剤の種類は特に限定されない。
外層11aを着色する顔料および研磨剤の粒径は特に限定されないが、外層11aの不織布の目を通過可能であり、内層11bの不織布の目を通過不能であるのが、後述するような実施形態の製造方法の要請からは好ましい。
不織布層11の樹脂の種類、製造方法、繊維径等は限定されないが、樹脂の種類としては、ナイロン、ポリエステル、熱融着ポリエステルの混合体、製造方法としてはニードルパンチ法が、繊維径としては、3〜18デシテックスが例示できる。
樹脂が混合体である場合の混合率もとくに限定されないが、外層11aについては、ナイロンが80〜90重量%、熱融着ポリエステルが10〜20重量%であることが、内層11bについては、ナイロンが30〜40%、ポリエステルが50〜60%、熱融着ポリエステルが10〜20%であることが例示できる。
一般に、不織布の目を粗くするには繊維径を大きく、目を細かくするには繊維径を小さくするほうが形成が容易であることから、外層11aの繊維径として15〜18デシテックスが、内層11bの繊維径として3〜5デシテックスが例示できる。
樹脂が混合体である場合の混合率もとくに限定されないが、外層11aについては、ナイロンが80〜90重量%、熱融着ポリエステルが10〜20重量%であることが、内層11bについては、ナイロンが30〜40%、ポリエステルが50〜60%、熱融着ポリエステルが10〜20%であることが例示できる。
一般に、不織布の目を粗くするには繊維径を大きく、目を細かくするには繊維径を小さくするほうが形成が容易であることから、外層11aの繊維径として15〜18デシテックスが、内層11bの繊維径として3〜5デシテックスが例示できる。
また樹脂発泡層12の樹脂の種類、発泡度等は限定されないが、樹脂の種類としてはポリエステル、ポリウレタン、メラミンが例示できる。
不織布層11および樹脂発泡層12の厚みについても特に限定されないが、一般的な払拭具と同様に、不織布層11の厚みとして4〜10mmが、樹脂発泡層12の厚みとして2〜4cmが例示できる。不織布層11の外層11aと内層11bの厚みの比率についても特に限定されないが、1:1程度が例示できる。
払拭具10の寸法についても特に限定されないが、一般的な払拭具と同様に7cm×10cm程度が例示できる。
不織布層11および樹脂発泡層12の厚みについても特に限定されないが、一般的な払拭具と同様に、不織布層11の厚みとして4〜10mmが、樹脂発泡層12の厚みとして2〜4cmが例示できる。不織布層11の外層11aと内層11bの厚みの比率についても特に限定されないが、1:1程度が例示できる。
払拭具10の寸法についても特に限定されないが、一般的な払拭具と同様に7cm×10cm程度が例示できる。
払拭具を使用する際には、洗浄対象物の汚れが落ちやすいときには、樹脂発泡層12を擦りつけて洗浄する。樹脂発泡層12は研磨剤を含んでおらず、不織布層11よりも一般に柔らかいため、洗浄対象物を傷つけることが防止される。
一方、洗浄対象物の汚れが落ちにくいときには、不織布層11を擦りつけて洗浄する。不織布層11は一般に樹脂発泡層12よりも硬く、かつ洗浄対象物に接触する外層11aは研磨剤を含んでいるため、強固にこびりついた汚れも洗浄することができる。
一方、洗浄対象物の汚れが落ちにくいときには、不織布層11を擦りつけて洗浄する。不織布層11は一般に樹脂発泡層12よりも硬く、かつ洗浄対象物に接触する外層11aは研磨剤を含んでいるため、強固にこびりついた汚れも洗浄することができる。
不織布層11の外層11aは使用にともなって摩耗し、やがてその下にある内層11bが表面に露出する。
外層11aと内層11bとの色彩の相違により、内層11bが露出したことは一見して確認できる。このような色彩の変化により、払拭具の交換時期を容易に把握することができる。
洗浄対象物に擦りつけられることのない不織布層11の内層11bには、研磨剤を含浸させていないため、研磨剤の無駄を省くことができる。
外層11aと内層11bとの色彩の相違により、内層11bが露出したことは一見して確認できる。このような色彩の変化により、払拭具の交換時期を容易に把握することができる。
洗浄対象物に擦りつけられることのない不織布層11の内層11bには、研磨剤を含浸させていないため、研磨剤の無駄を省くことができる。
つぎに図3を参照して、実施形態の払拭具10の製造方法および払拭具10の不織布層11を製造するのに好適な、実施形態の不織布積層体の製造方法について説明する。
まず、完成された不織布層11において外層となる第一の不織布シート11aと内層となる第二の不織布シート11bとを個別に作成する。
そして、これら第一および第二の不織布シート11a、11bを熱融着等の適宜手段により積層して不織布積層体11を作成する。
ここで、第一の不織布シート11aの目は第二の不織布シート11bの目よりも粗いものとする。
この不織布積層体11の全体を、公知の着色方法により、第一の顔料にて着色する。
そして、これら第一および第二の不織布シート11a、11bを熱融着等の適宜手段により積層して不織布積層体11を作成する。
ここで、第一の不織布シート11aの目は第二の不織布シート11bの目よりも粗いものとする。
この不織布積層体11の全体を、公知の着色方法により、第一の顔料にて着色する。
次に、不織布積層体11の第一の不織布シート11aの側から、第二の顔料および研磨剤を含有するバインダを、ノズルNからのスプレー等の公知の手段により供給する。
ここで第二の顔料および研磨剤の粒径は、第一の不織布シート11aの目を通過可能であり、第二の不織布シート11bの目を通過不能であるものとする。
上述した粒径と不織布の目との大小関係から、第二の顔料および研磨剤は、第一の不織布シート11aのみに含浸し、第二の不織布シート11bには含浸しないことになる。
ここで第二の顔料および研磨剤の粒径は、第一の不織布シート11aの目を通過可能であり、第二の不織布シート11bの目を通過不能であるものとする。
上述した粒径と不織布の目との大小関係から、第二の顔料および研磨剤は、第一の不織布シート11aのみに含浸し、第二の不織布シート11bには含浸しないことになる。
したがって、完成した不織布積層体11では、第一の不織布シート11aは第一の顔料に加えて、第二の顔料により着色されることになる。
こうして、第一の不織布シート11aと第二の不織布シート11bとの境界において、色分けのラインが明確に現れる。
単層の不織布シートにその厚み方向の途中まで着色する場合は、顔料の浸透度等を調節するのが難しく、着色の度合いが不均一になって、色分けのラインをきれいに形成しにくい。これに対し、実施形態の製造方法によれば、不織布の目の粗さが異なることを利用して、色分けのラインをきれいに形成することが容易である。
色分けのラインがきれいに形成されていない場合、摩耗が進行しても、ある箇所では色が変化し、他の箇所では色が変化せず、払拭面全体としてはまだら模様となるため、払拭具10の交換時期が不明確となる。これに対し、実施形態の製造方法によれば、色分けのラインがきれいに形成されていることから、摩耗が進行した場合に払拭面の全面の色が一斉に変化するため、払拭具10の交換時期が明瞭に確認できるようになっている。
こうして、第一の不織布シート11aと第二の不織布シート11bとの境界において、色分けのラインが明確に現れる。
単層の不織布シートにその厚み方向の途中まで着色する場合は、顔料の浸透度等を調節するのが難しく、着色の度合いが不均一になって、色分けのラインをきれいに形成しにくい。これに対し、実施形態の製造方法によれば、不織布の目の粗さが異なることを利用して、色分けのラインをきれいに形成することが容易である。
色分けのラインがきれいに形成されていない場合、摩耗が進行しても、ある箇所では色が変化し、他の箇所では色が変化せず、払拭面全体としてはまだら模様となるため、払拭具10の交換時期が不明確となる。これに対し、実施形態の製造方法によれば、色分けのラインがきれいに形成されていることから、摩耗が進行した場合に払拭面の全面の色が一斉に変化するため、払拭具10の交換時期が明瞭に確認できるようになっている。
このとき、第二の顔料の色彩よりも第一の顔料の色彩のほうが濃ければ、第一の顔料の上から第二の顔料で着色されていることが視認しにくいため、第二の顔料の色彩が第一の顔料の色彩よりも濃いことが好ましい。
また第二の顔料の色彩と第一の顔料の色彩とが赤と青など異種の場合には、色の混合状態によっては色目が汚くなるため、紺色と水色、緋色とピンク色など同種の色とするのが好ましい。
なお第一の顔料による不織布積層体11の全体の着色工程については、省略することができる。すなわち、第二の不織布シート11bは着色されていなくともよい。
また第二の顔料の色彩と第一の顔料の色彩とが赤と青など異種の場合には、色の混合状態によっては色目が汚くなるため、紺色と水色、緋色とピンク色など同種の色とするのが好ましい。
なお第一の顔料による不織布積層体11の全体の着色工程については、省略することができる。すなわち、第二の不織布シート11bは着色されていなくともよい。
また、完成した不織布積層体11では、第一の不織布シート11aには研磨剤が含まれ、第二の不織布シート11bには研磨剤が含まれていないことになる。
このような不織布積層体11を、その第二の不織布シート11bの側が接触するように、別途公知の方法により作製した発泡樹脂シート(発泡樹脂体)に重ね合わせて貼り合せる。
そして、不織布積層体11と発泡樹脂シートを積層したものを適当な寸法に裁断することにより実施形態の払拭具10が完成する。
このような不織布積層体11を、その第二の不織布シート11bの側が接触するように、別途公知の方法により作製した発泡樹脂シート(発泡樹脂体)に重ね合わせて貼り合せる。
そして、不織布積層体11と発泡樹脂シートを積層したものを適当な寸法に裁断することにより実施形態の払拭具10が完成する。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものであることが意図される。
実施形態の払拭具10の製造方法は上記した態様に限定されず、たとえば不織布層11の外層11aと内層11bとを個別に着色した後に貼り合せるなどしてもよい。
ただし、個別に顔料で着色した後に貼り合せる場合には、顔料の存在が障害となって貼り合せ不良等が生じる恐れがあるため、貼り合せ後に着色する方法によるのが最も好ましい。
ただし、個別に顔料で着色した後に貼り合せる場合には、顔料の存在が障害となって貼り合せ不良等が生じる恐れがあるため、貼り合せ後に着色する方法によるのが最も好ましい。
また不織布層11に対する研磨剤の含浸の態様も実施形態に限定されず、たとえば外層11aと内層11bの双方に研磨剤が含浸していてもよいし、外層11aと内層11bのいずれにも研磨剤が含浸していなくてもよい。
ただし、外層11aに研磨剤が含浸されていないと洗浄力が低下するし、内層11bに研磨剤が含浸されていても洗浄対象物にほとんど接触しないので無駄が多いことから、外層11aにのみ研磨剤が含浸されているのが最も効率的である。
ただし、外層11aに研磨剤が含浸されていないと洗浄力が低下するし、内層11bに研磨剤が含浸されていても洗浄対象物にほとんど接触しないので無駄が多いことから、外層11aにのみ研磨剤が含浸されているのが最も効率的である。
不織布層11と樹脂発泡層12の間には、ゴム板層など、他の層が介在していてもよい。
樹脂発泡層12も不織布層11と同様に、発泡度や色彩、素材等が異なる複数層を積層させてもよい。
不織布層11は、外層11aと内層11bだけでなく、中層(中層が複数層存在する場合も含む)を備えていてもよい。
不織布層11と樹脂発泡層12には、抗菌剤、防かび剤、芳香剤などの機能性材料を含浸させてもよい。
樹脂発泡層12も不織布層11と同様に、発泡度や色彩、素材等が異なる複数層を積層させてもよい。
不織布層11は、外層11aと内層11bだけでなく、中層(中層が複数層存在する場合も含む)を備えていてもよい。
不織布層11と樹脂発泡層12には、抗菌剤、防かび剤、芳香剤などの機能性材料を含浸させてもよい。
10 払拭具
11 不織布層(不織布積層体)
11a 外層(第一の不織布シート)
11b 内層(第二の不織布シート)
12 樹脂発泡層
N ノズル
11 不織布層(不織布積層体)
11a 外層(第一の不織布シート)
11b 内層(第二の不織布シート)
12 樹脂発泡層
N ノズル
Claims (7)
- 積層された樹脂発泡層と不織布層を備え、
前記不織布層は、前記樹脂発泡層に近い側の内層と樹脂発泡層から遠い側の外層を有し、
前記内層と前記外層とは色彩が異なっている払拭具。 - 前記外層は前記内層よりも不織布の目が粗く、
前記外層を着色する顔料は前記外層には含浸しており前記内層には含浸していない請求項1に記載の払拭具。 - 前記顔料は、前記外層の不織布の目を通過可能でありかつ前記内層の不織布の目を通過不能な粒径である請求項2に記載の払拭具。
- 前記外層は前記内層よりも不織布の目が粗く、
前記外層には研磨剤が含浸しており前記内層には研磨剤が含浸していない請求項1から3のいずれかに記載の払拭具。 - 前記研磨剤は、前記外層の不織布の目を通過可能でありかつ前記内層の不織布の目を通過不能な粒径である請求項4に記載の払拭具。
- 不織布積層体の製造方法であって、
第一の不織布シートと、前記第一の不織布シートよりも目の細かい第二の不織布シートを積層して不織布積層体を作成する工程と、
前記不織布積層体に対して、前記第一の不織布シートの側から、前記第一の不織布シートの目を通過可能でありかつ前記第二の不織布シートの目を通過不能な粒径の研磨剤および顔料を担持したバインダを吹き付ける工程と、を含む不織布積層体の製造方法。 - 払拭具の製造方法であって、
第一の不織布シートと、前記第一の不織布シートよりも目の細かい第二の不織布シートを積層して不織布積層体を作成する工程と、
前記不織布積層体に対して、前記第一の不織布シートの側から、前記第一の不織布シートの目を通過可能でありかつ前記第二の不織布シートの目を通過不能な粒径の研磨剤および顔料を担持したバインダを吹き付ける工程と、
発泡樹脂体に対して、前記バインダが吹き付けられた不織布積層体を前記第二の不織布シートの側が接触するように重ね合わせて貼り合せる工程と、を含む払拭具の製造方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017176650A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 洗浄用具 |
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- 2014-09-19 JP JP2014191284A patent/JP2016059678A/ja active Pending
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JP2017176650A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 洗浄用具 |
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