JP2016059300A - 牛体診断システムおよび牛体診断方法 - Google Patents

牛体診断システムおよび牛体診断方法 Download PDF

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勇三 黒川
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Abstract

【課題】簡便に牛体のさまざまな特性値を推定することができるシステムを提供する。【解決手段】牛体を診断するシステムは、診断対象の牛(200)を撮像して該牛の臀部の体表面の3次元画像データを生成する3次元スキャン装置(10、22)と、3次元画像データから、牛の臀部の体表面における任意の2点間の測地線長を測定する測地線長測定部(23)と、体重を少なくとも一つの目的変数とし、左右腰角間の測地線長を少なくとも一つの説明変数とし、牛の個体情報を固定効果とする一般化線形回帰モデルに基づいて、測地線長測定部によって測定された測地線長のうち少なくとも左右腰角間の測地線長から牛体特性値として少なくとも診断対象の牛の体重を推定する牛体特性値推定部(24)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、牛体を診断するシステムおよび方法に関し、特に、牛の3次元画像データから牛体のさまざまな特性値を推定するシステムおよび方法に関する。
動物の健康状態を診断する指標としてボディコンディションスコア(以下、BCS)が普及している。BCSは、動物個体の脂肪蓄積量を推定するための簡便な指標である。
BCSは、熟練者の目診および触診により判定されるため、動物一体ごとの判定に時間を要してしまう。このため、動物個体数が多い場合には、BCSの判定に多大な労力がかかってしまう。また、BCSは、判定者の主観的判断に依るところが大きいため、判定者によって判定結果が異なることがある。また、触診により動物にストレスを与えるおそれがある。
そこで、触診を伴わずにBCSを判定する方法として、従来、3次元スキャナ装置を用いて動物の3次元画像を撮像し、当該3次元画像に基づいて動物の体表面を統計的に分析することでBCSを客観的に決定している(例えば、特許文献1を参照)。
特表2012−510278号公報
多くの動物の中でも牛は、乳を生産し、また、食肉としても利用できる有益な家畜である。したがって、酪農家にとって、家畜牛の健康を維持・管理することは重要な課題である。そのためには、牛の健康状態が適切に診断できなければならない。
上述したように、BCSは牛の健康状態を知るための一つの指標となり得る。BCS以外にも、体重や、乳牛の場合には乳生産成績(乳量、乳脂肪率、乳タンパク率など)が酪農家にとっての大きな関心事項である。さらに、酪農の大規模化を鑑みるに、体重や乳生産成績といった牛体のさまざまな特性値を簡便な方法で取得できることが望ましい。
かかる問題に鑑み、本発明は、簡便に牛体のさまざまな特性値を推定することができるシステムおよび方法を提供することを目的とする。
本発明の一局面に従った牛体を診断するシステムは、診断対象の牛を撮像して該牛の臀部の体表面の3次元画像データを生成する3次元スキャン装置と、前記3次元画像データから、前記牛の臀部の体表面における任意の2点間の測地線長を測定する測地線長測定部と、体重を少なくとも一つの目的変数とし、左右腰角間の測地線長を少なくとも一つの説明変数とし、牛の個体情報を固定効果とする一般化線形回帰モデルに基づいて、前記測地線長測定部によって測定された測地線長のうち少なくとも左右腰角間の測地線長から牛体特性値として少なくとも前記診断対象の牛の体重を推定する牛体特性値推定部とを備えたものである。
また、上記システムに対応する牛体を診断する方法では、3次元スキャン装置が、診断対象の牛を撮像して該牛の臀部の体表面の3次元画像データを生成し、測地線長測定部が、前記3次元画像データから、前記牛の臀部の体表面における任意の2点間の測地線長を測定し、牛体特性値推定部が、体重を少なくとも一つの目的変数とし、左右腰角間の測地線長を少なくとも一つの説明変数とし、牛の個体情報を固定効果とする一般化線形回帰モデルに基づいて、前記測地線長測定部によって測定された測地線長のうち少なくとも左右腰角間の測地線長から牛体特性値として少なくとも前記診断対象の牛の体重を推定する。
上記のシステムまたは方法によると、牛の臀部の体表面の3次元画像データからその牛の牛体特性値を推定することができる。
前記牛の個体情報が経産数であってもよい。あるいは、前記牛の個体情報が泌乳日数であってもよい。
前記目的変数は、ボディコンディションスコア、乳量、乳脂肪率、および乳タンパク率の少なくとも一つをさらに含んでいてもよく、前記説明変数は、左右寛骨間の測地線長、左右坐骨間の測地線長、腰角/寛骨間の測地線長、腰角/坐骨間の測地線長、および尾骨靱帯の測地線長をさらに含んでいてもよく、前記牛体特性値推定部が、前記測地線長測定部によって測定された左右寛骨間の測地線長、左右坐骨間の測地線長、腰角/寛骨間の測地線長、腰角/坐骨間の測地線長、および尾骨靱帯の測地線長から、牛体特性値として、体重、ボディコンディションスコア、乳量、乳脂肪率、および乳タンパク率の少なくとも一つを推定してもよい。
これによると、一般化線形回帰モデルの説明変数に、左右寛骨間の測地線長、左右坐骨間の測地線長、腰角/寛骨間の測地線長、腰角/坐骨間の測地線長、および尾骨靱帯の測地線長を追加することで、ボディコンディションスコア、乳量、乳脂肪率、および乳タンパク率などを推定することができる。
前記腰角/寛骨間の測地線長、前記腰角/坐骨間の測地線長、および前記尾骨靱帯の測地線長が、いずれも、牛の左半身の測定値であることが好ましい。
牛の第一胃が牛の左側にあるため、このように牛の左半身の測定値を用いることにより、牛の肥満度をよく反映させて牛体特性値を推定することができる。
本発明によると、診断対象の牛を3次元スキャン装置で撮影するといった簡便な方法で、その牛のさまざまな特性値を推定することができる。これにより、酪農の大規模化に対応して大量の家畜牛の健康状態を効率よく診断することができる。
本発明の一実施形態に係る牛体診断システムの概要図 3次元スキャン装置によって生成された牛の臀部の3次元画像データの例を示す図 牛体特性値の推定に用いられる牛の体測値を説明する図 経産数を固定効果とする第1の一般化線形回帰モデルに基づいたBCS、体重、乳量、乳脂肪率、乳タンパク率の予測対観測を示すグラフ 泌乳日数を固定効果とする第2の一般化線形回帰モデルに基づいたBCS、体重、乳量、乳脂肪率、乳タンパク率の予測対観測を示すグラフ 経産数を固定効果として説明変数を左右腰角間の測地線長のみにした第3の一般化線形回帰モデルに基づいた体重の予測対観測を示すグラフ 泌乳日数を固定効果として説明変数を左右腰角間の測地線長のみにした第4の一般化線形回帰モデルに基づいた体重の予測対観測を示すグラフ
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態について説明する。なお、図はあくまで説明用の便宜的なものであって、図示した各要素の寸法および位置関係は実際のものとは異なることがある。
本発明の一実施形態に係る牛体診断システムは、牛の臀部の体表面の3次元画像データを解析して牛体特性値を推定するものである。牛体特性値とは、例えば、体重、BCS、乳量、乳脂肪率、乳タンパク率などである。
図1は、本発明の一実施形態に係る牛体診断システムの概要を示す。本実施形態に係る牛体診断システム100は、3次元スキャナ10および解析装置20を備えている。
一般に、3次元スキャナで対象物の3次元画像データを得るには、対象物をさまざまな角度から撮影する必要がある。さまざまな角度で撮影されたフレーム画像は繋ぎ合わされて、対象物の3次元画像データが生成される。
3次元スキャナ10は、例えば、可搬型のハンディータイプのスキャナである。測定者は、3次元スキャナ10を手に持つか、あるいは、図示しない支持物の先端に固定して、診断対象の牛200の後部で3次元スキャナ10をさまざまな角度に動かして牛200の臀部を撮影することができる。
3次元スキャナ10は、RGBカメラ11および深度センサ12を備えている。RGBカメラ11は、被写体のカラー画像を撮像する。深度センサ12は、赤外線プロジェクタ121および近赤外線カメラ122からなる。赤外線プロジェクタ121が被写体に赤外線を照射し、近赤外線カメラ122が被写体で反射した近赤外線を受光することで、深度センサ12は、被写体の深度画像を生成する。
解析装置20は、主な構成要素として、メモリ21、画像処理部22、測地線長測定部23、および牛体特性値推定部24を備えている。解析装置20は、例えば、PCなどの汎用コンピュータにアプリケーションソフトウェアをインストールすることで構成することができる。その場合、画像処理部22、測地線長測定部23、および牛体特性値推定部24は、図示しないCPUによって実行されるソフトウェアとして実現される。
メモリ21は、半導体メモリやハードディスク装置などのようにデータを読み書きすることができるデバイスである。
画像処理部22は、3次元スキャナ10とともに3次元スキャナ装置を構成する要素である。画像処理部22は、3次元スキャナ10が撮像した牛200の臀部のカラー画像および深度画像を取得してメモリ21に保存する。画像処理部22は、メモリ21からそのカラー画像および深度画像を適宜読み出して、深度画像を実空間での3次元座標に変換し、それをカラー画像の座標と合わせて牛200の臀部の体表面の3次元画像データを生成する。また、画像処理部22は、生成した3次元画像データをメモリ21に保存する。
図2は、3次元スキャナ10および画像処理部22からなる3次元スキャン装置によって生成された牛200の臀部の3次元画像データの例を示す。
測地線長測定部23は、メモリ21から3次元画像データを読み出し、その読み出した3次元画像データから、牛200の臀部の体表面における任意の2点間の測地線長を測定する。例えば、測地線長測定部23は、図2に示したような画像を解析装置20の画面に表示させ、測定者が画面上でその画像の任意の2点を指定することで、指定された2点間の測地線長を算出することができる。
牛体特性値推定部24は、牛200の体測値から牛体特性値を推定する。牛体特性値は、例えば、体重、BCS、乳生産成績などである。乳生産成績は、例えば、乳量、乳脂肪率、乳タンパク率などである。なお、乳量は生産される乳の一日当たりの重量、乳脂肪率は、乳量に対する脂肪の重量パーセント、乳タンパク率は、乳量に対するタンパク質の重量パーセントのことである。具体的には、牛体特性値推定部24は、牛200の体表面の所定の2点間の測地線長を、後述する一般化線形回帰モデルに当てはめて各種牛体測定値を推定する。
図3は、牛体特性値の推定に用いられる牛200の体測値を説明する図である。図3に示したように、具体的には、牛体特性値の推定には、左右腰角(201L、201R)間の測地線長GLhh、左右寛骨(202L、202R)間の測地線長GLtt、左右坐骨(203L、203R)間の測地線長GLpp、腰角(201L、201R)/寛骨(202L、202R)間の測地線長GLht、腰角(201L、201R)/坐骨(203L、203R)間の測地線長GLhp、および尾骨靱帯(204L、204R)の測地線長GLclの6つのパラメータを用いる。このうちGLhhは上記のすべての牛体特性値の推定に関わる必須のパラメータである。牛体特性値推定部24は、測地線長測定部23によって測定された各測地線長を、牛体特性値の推定のための各体測値として用いることができる。
なお、GLhp、GLhp、およびGLclについては、いずれも、牛200の左半身の測定値を用いることが好ましい。これは、牛200の第一胃が牛200の左側にあるため、牛200の左半身のこれら測定値は牛200の肥満度をよく反映するからである。もちろん、右半身の測定値や、右半身および左半身の測定値の平均値などを用いることも可能である。
本願発明者は、長年の研究の結果、上記の6つの体測値が、牛の体重、BCS、乳生産成績などの牛体特性値に相関していることを見いだし、牛体測定値を推定するための一般化線形回帰モデルを構築した。以下、一般化線形回帰モデルの例と実施例について説明する。
<第1の一般化線形回帰モデル>
次式は第1の一般化線形回帰モデルを表す。
上記式において、目的変数yは、BCS、体重、乳量、乳脂肪率、乳タンパク率のいずれかである。なお、これら目的変数は正規分布に従うと仮定する。説明変数は、牛200の臀部における上記6つの体測値である。本モデルでは、経産数Parityを固定効果として用いる。また、aは切片、b〜bは各説明変数の係数である。
≪実施例≫
図4は、8頭の牛について得た91個のサンプルについて、第1の一般化線形回帰モデルに基づいた各種牛体特性値の予測対観測を示すグラフである。図4(a)はBCS、図4(b)は体重、図4(c)は乳量、図4(d)は乳脂肪率、図4(e)は乳タンパク率を表し、各グラフの縦軸は予測値、横軸は観測値である。
決定係数R(重相関係数Rの2乗値)は、BCSではR=0.73、体重ではR=0.80、乳量ではR=0.62、乳脂肪率ではR=0.62、乳タンパク率ではR=0.53である。
<第2の一般化線形回帰モデル>
次式は第2の一般化線形回帰モデルを表す。
上記式において、目的変数yは、BCS、体重、乳量、乳脂肪率、乳タンパク率のいずれかである。なお、これら目的変数は正規分布に従うと仮定する。説明変数は、牛200の臀部における上記6つの体測値である。本モデルでは、泌乳日数DIMを固定効果として用いる。また、aは切片、b〜bは各説明変数の係数である。
≪実施例≫
図5は、8頭の牛について得た91個のサンプルについて、第2の一般化線形回帰モデルに基づいた各種牛体特性値の予測対観測を示すグラフである。図5(a)はBCS、図5(b)は体重、図5(c)は乳量、図5(d)は乳脂肪率、図5(e)は乳タンパク率を表し、各グラフの縦軸は予測値、横軸は観測値である。
決定係数R(重相関係数Rの2乗値)は、R=0.96〜0.98であり、第1の一般化線形回帰モデルよりも好成績である。
<第3の一般化線形回帰モデル>
次式は第3の一般化線形回帰モデルを表す。
上記式において、目的変数yは、BCS、体重、乳量、乳脂肪率、乳タンパク率のいずれかである。なお、これら目的変数は正規分布に従うと仮定する。説明変数は、左右腰角間の測地線長GLhhのみである。本モデルでは、経産数Parityを固定効果として用いる。また、aは切片、bは説明変数の係数である。
≪実施例≫
図6は、8頭の牛について得た91個のサンプルについて、第3の一般化線形回帰モデルに基づいた体重の予測対観測を示すグラフである。グラフの縦軸は予測値、横軸は観測値である。
決定係数R(重相関係数Rの2乗値)は、R=0.545である。
<第4の一般化線形回帰モデル>
次式は第4の一般化線形回帰モデルを表す。
上記式において、目的変数yは、BCS、体重、乳量、乳脂肪率、乳タンパク率のいずれかである。なお、これら目的変数は正規分布に従うと仮定する。説明変数は、左右腰角間の測地線長GLhhのみである。本モデルでは、泌乳日数DIMを固定効果として用いる。また、aは切片、bは説明変数の係数である。
≪実施例≫
図7は、8頭の牛について得た91個のサンプルについて、第4の一般化線形回帰モデルに基づいた体重の予測対観測を示すグラフである。グラフの縦軸は予測値、横軸は観測値である。
決定係数R(重相関係数Rの2乗値)は、R=0.985であり、第3の一般化線形回帰モデルよりも好成績である。
以上のように、本実施形態によると、診断対象の牛200を3次元スキャナ10いった簡便な方法で、牛200のさまざまな特性値(BCS、体重、乳量、乳脂肪率、乳タンパク率など)を推定することができる。これにより、酪農の大規模化に対応して大量の家畜牛の健康状態を効率よく診断することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、一般化線形回帰モデルにおける固定効果として経産数および泌乳日数以外の牛の個体情報を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態により示した構成は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成に限定する趣旨ではない。
10 3次元スキャナ(3次元スキャン装置)
22 画像処理部(3次元スキャン装置)
23 測地線長測定部
24 牛体特性値推定部

Claims (10)

  1. 牛体を診断するシステムであって、
    診断対象の牛を撮像して該牛の臀部の体表面の3次元画像データを生成する3次元スキャン装置と、
    前記3次元画像データから、前記牛の臀部の体表面における任意の2点間の測地線長を測定する測地線長測定部と、
    体重を少なくとも一つの目的変数とし、左右腰角間の測地線長を少なくとも一つの説明変数とし、牛の個体情報を固定効果とする一般化線形回帰モデルに基づいて、前記測地線長測定部によって測定された測地線長のうち少なくとも左右腰角間の測地線長から牛体特性値として少なくとも前記診断対象の牛の体重を推定する牛体特性値推定部とを備えている
    ことを特徴とする牛体診断システム。
  2. 前記牛の個体情報が経産数である
    ことを特徴とする請求項1に記載の牛体診断システム。
  3. 前記牛の個体情報が泌乳日数である
    ことを特徴とする請求項1に記載の牛体診断システム。
  4. 前記目的変数は、ボディコンディションスコア、乳量、乳脂肪率、および乳タンパク率の少なくとも一つをさらに含み、
    前記説明変数は、左右寛骨間の測地線長、左右坐骨間の測地線長、腰角/寛骨間の測地線長、腰角/坐骨間の測地線長、および尾骨靱帯の測地線長をさらに含み、
    前記牛体特性値推定部は、前記測地線長測定部によって測定された左右寛骨間の測地線長、左右坐骨間の測地線長、腰角/寛骨間の測地線長、腰角/坐骨間の測地線長、および尾骨靱帯の測地線長から、牛体特性値として、体重、ボディコンディションスコア、乳量、乳脂肪率、および乳タンパク率の少なくとも一つを推定する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の牛体診断システム。
  5. 前記腰角/寛骨間の測地線長、前記腰角/坐骨間の測地線長、および前記尾骨靱帯の測地線長が、いずれも、牛の左半身の測定値である
    ことを特徴とする請求項4に記載の牛体診断システム。
  6. 牛体を診断する方法であって、
    3次元スキャン装置が、診断対象の牛を撮像して該牛の臀部の体表面の3次元画像データを生成し、
    測地線長測定部が、前記3次元画像データから、前記牛の臀部の体表面における任意の2点間の測地線長を測定し、
    牛体特性値推定部が、体重を少なくとも一つの目的変数とし、左右腰角間の測地線長を少なくとも一つの説明変数とし、牛の個体情報を固定効果とする一般化線形回帰モデルに基づいて、前記測地線長測定部によって測定された測地線長のうち少なくとも左右腰角間の測地線長から牛体特性値として少なくとも前記診断対象の牛の体重を推定する
    ことを特徴とする牛体診断方法。
  7. 前記牛の個体情報が経産数である
    ことを特徴とする請求項6に記載の牛体診断方法。
  8. 前記牛の個体情報が泌乳日数である
    ことを特徴とする請求項6に記載の牛体診断方法。
  9. 前記目的変数は、ボディコンディションスコア、乳量、乳脂肪率、および乳タンパク率の少なくとも一つをさらに含み、
    前記説明変数は、左右寛骨間の測地線長、左右坐骨間の測地線長、腰角/寛骨間の測地線長、腰角/坐骨間の測地線長、および尾骨靱帯の測地線長をさらに含み、
    前記牛体特性値推定部が、前記測地線長測定部によって測定された左右寛骨間の測地線長、左右坐骨間の測地線長、腰角/寛骨間の測地線長、腰角/坐骨間の測地線長、および尾骨靱帯の測地線長から、牛体特性値として、体重、ボディコンディションスコア、乳量、乳脂肪率、および乳タンパク率の少なくとも一つを推定する
    ことを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の牛体診断方法。
  10. 前記腰角/寛骨間の測地線長、前記腰角/坐骨間の測地線長、および前記尾骨靱帯の測地線長が、いずれも、牛の左半身の測定値である
    ことを特徴とする請求項9に記載の牛体診断方法。
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