JP2016059197A - 非接触受電装置 - Google Patents

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Kensuke Uechi
健介 上地
晋平 瀧田
Shimpei Takita
晋平 瀧田
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Abstract

【課題】送電装置との位置合わせ時に位置検出用のリレーがオープン故障していることを検出することができる非接触受電装置を提供する。
【解決手段】検出ユニット205は、直列に接続された位置検出用の抵抗201とリレー203とを含む。電流センサ203は、充電リレー210が切断された状態において、検出ユニット205に流れる電流を検知する。電圧センサ204は、検出ユニット205が接続される2つのノードX,Y間の電圧を検知する。車両ECU500は、受電コイル100が微弱電力を受電し、かつ充電リレー210が切断された状態で、リレー202を接続状態にするように指示し、電流センサ202および電圧センサ204の検出値によって、検出ユニット205が接続される2つのノードX,Y間のインピーダンスを算出し、算出したインピーダンスに基づいて、リレー202のオープン故障を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触受電装置に関する。
たとえば、特許文献1(特開2013−135572号公報)に記載されている非接触充電システムでは、送電装置から送電される微弱電力を受電装置が受電する。受電装置が受電した電圧に基づいて、受電装置と送電装置との位置合わせが行われる。
より具体的には、受電装置は、位置検出用の抵抗と、この抵抗に直列に接続された位置検出用のリレーとを備える。受電装置が、位置検出用の抵抗の電圧を測定することによって、受電装置と送電装置との位置合わせが行われる。
特開2013−135572号公報 特開2012−080770号公報 特開2013−154815号公報 特開2013−146154号公報 特開2013−146148号公報 特開2013−110822号公報 特開2013−126327号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、位置検出時に、位置検出用のリレーがオープン故障している場合に検出される電圧値は、位置検出用のリレーが正常の場合に検出される電圧値と異なる。それゆえ、位置検出用のリレーがオープン故障している場合には、位置合わせが適切に行われない。
送電装置が充電ステーションに設けられ、受電装置が車両に設けられ、送電装置と受電装置との位置合わせによって、車両を充電ステーションの中の所定の位置へ誘導するシステムでは、送電装置と受電装置の位置合わせが適切に行われないと、車両を充電ステーションの中の正しい位置へ誘導することができなくなる。
それゆえに、本発明の目的は、送電装置との位置合わせ時に位置検出用のリレーがオープン故障していることを検出することができる非接触受電装置を提供することである。
本発明の非接触受電装置は、受電コイルと、バッテリと、受電コイルとバッテリとを接続する正極線および負極線と、直列に接続された位置検出用の抵抗と位置検出用のリレーとを含み、正極線上の第1のノードと負極線上の第2のノードの間に設けられた検出ユニットと、バッテリと検出ユニットとの間の正極線および負極線上に設けられた充電リレーと、充電リレーが切断された状態において、検出ユニットに流れる電流を検知可能な電流センサと、第1のノードと第2のノードの間の電圧を検知する電圧センサと、受電コイルが電力を受電し、かつ充電リレーが切断された状態で、位置検出用のリレーを接続状態にするように指示する制御部とを備える。制御部は、電流センサおよび電圧センサの検出値によって、第1のノードと第2のノード間のインピーダンスを算出し、算出したインピーダンスに基づいて、位置検出用のリレーのオープン故障を検出する。
本発明の非接触充電装置によれば、送電装置との位置合わせ時に、検出ユニット内の位置検出用のリレーがオープン故障している場合は、正常な場合よりも、検出ユニットが接続される2つのノード間のインピーダンスが高くなるので、このインピーダンスを算出することによって、位置検出用のリレーのオープン故障を検出することができる。位置検出用のリレーのオープン故障が検出されれば、位置合わせを停止し、位置合わせ機能が異常であることをユーザに通知することによって、車両を誤った位置に誘導してしまうのを防止することができる。
本発明の実施の形態の一例である非接触電力伝送システムの概要を説明するための図である。 本発明の実施の形態の一例である非接触電力伝送システムの全体構成図である。 距離検出リレー202をオンになるように指示されたときに、距離検出リレー202が正常のときと、オープン故障しているときのX−Y間のインピーダンスを表わす図である。 距離検出リレー202がオフになるように指示されたときに、距離検出リレー202が正常のときと、溶着故障しているときのX−Y間のインピーダンスを表わす図である。 非接触電力伝送を実行する際に車両10と充電ステーション90が実行する処理の概略を説明するためのフローチャートである。 図5のステップS50の位置合わせおよび距離検出リレー202のオープン故障の検出処理の詳細を表わすフローチャートである。 図5のステップS105の距離検出リレー202の溶着故障の検出処理の詳細を表わすフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(非接触電力伝送システムの概要の説明)
図1は、本発明の実施の形態の一例である非接触電力伝送システムの概要を説明するための図である。
図1を参照して、本実施の形態の非接触電力伝送システムは、車両10と、充電ステーション90で構成される。
車両10は、受電コイル100と、通信部510を備える。
充電ステーション90は、駐車枠0の車両10の進入方向に沿って配列された複数の送電コイル700A〜700Dと、駐車枠1の車両10の進入方向に沿って配列された複数の送電コイル701A〜701Dとを備える。充電ステーション90は、さらに、複数の送電コイル700A〜700D,701A〜701Dの送電を制御する電源ECU(Electronic Control Unit)800と、通信部810とを備える。
充電ステーション90の通信部810と、車両の通信部510との間で、充電の開始/停止や車両10の受電状況等の情報が伝送される。
次に、非接触電力伝送システムの各構成の詳細についてさらに説明する。
(非接触電力伝送システムの詳細な構成)
図2は、本発明の実施の形態の一例である非接触電力伝送システムの全体構成図である。
図2を参照して、本実施の形態の非接触電力伝送システムは、非接触で受電可能に構成された受電装置120を搭載する車両10と、車外から受電コイル100に送電する送電装置20,21を備えた充電ステーション90によって構成される。
車両10は、受電装置120と、バッテリ300と、動力生成装置400と、通信部510と、車両ECU500と、表示部520とを備える。受電装置120は、受電コイル100と、フィルタ回路150と、整流部200とを含む。
充電ステーション90は、外部電源900と、送電装置20,21と、通信部810と、電源ECU800とを含む。送電装置20,21は、それぞれ、電源部600,601と、フィルタ回路610,611と、送電コイル700A〜700D,701A〜701Dとを含む。
送電装置20,21は、それぞれ、図1に示す駐車枠0,1の地表または地中に設けられる。受電装置120は、車体下部に配置される。
電源部600,601は、商用系統電源等の外部電源900から電力を受け、所定の伝送周波数を有する交流電力を発生する。
送電コイル700A〜700D,701A〜701Dは、受電コイル100へ非接触で送電するための1次コイルを含む。送電コイル700A〜700D,701A〜701Dは、伝送周波数を有する交流電力を電源部600から受け、送電コイル700A〜700D,701A〜701Dの周囲に生成される電磁界を介して、車両10の受電コイル100へ非接触で送電する。
フィルタ回路610,611は、電源部600,601と送電コイル700A〜700D,701A〜701Dとの間にそれぞれ設けられ、電源部600,601から発生する高調波ノイズを抑制する。フィルタ回路610,611は、インダクタおよびキャパシタを含むLCフィルタによって構成される。
電源ECU800は、CPU、記憶装置、入出力バッファ等を含み(いずれも図示せず)、各種センサからの信号の入力や各機器への制御信号の出力を行なうとともに、充電ステーション90における各機器の制御を行なう。
電源ECU800は、車両10への送電時には、通信部810を用いて車両10の通信部510と通信を行ない、充電の開始/停止や車両10の受電状況等の情報を車両10とやり取りする。
電源部600,601からフィルタ回路610,611を介して送電コイル700A〜700D,701A〜701Dへ、所定の伝送周波数を有する交流電力が供給される。送電コイル700A〜700D,701A〜701Dおよび車両10の受電コイル100の各々は、コイルとキャパシタとを含み、伝送周波数において共振するように設計されている。
電源部600,601からフィルタ回路610,611を介して送電コイル700A〜700D,701A〜701Dへ交流電力が供給されると、送電コイル700A〜700D,701A〜701Dのいずれかに含まれる1次コイルと、受電コイル100の2次コイルとの間に形成される電磁界を通じて、送電コイル700A〜700D,701A〜701Dのいずれかから受電コイル100へエネルギ(電力)が移動する。そして、受電コイル100へ移動したエネルギ(電力)は、フィルタ回路150および整流部200を介してバッテリ300へ供給される。
受電コイル100は、送電装置20,21の送電コイル700A〜700D,701A〜701Dのいずれから出力される電力(交流)を非接触で受電するための2次コイルを含む。受電コイル100は、受電した電力を整流部200へ出力する。
整流部200は、受電コイル100によって受電された交流電力を整流してバッテリ300へ出力する。
フィルタ回路150は、受電コイル100と整流部200との間に設けられ、送電コイル700A〜700D,701A〜701Dのいずれかからの受電時に発生する高調波ノイズを抑制する。フィルタ回路150は、たとえば、インダクタおよびキャパシタを含むLCフィルタによって構成される。
バッテリ300は、再充電可能な直流電源であり、たとえばリチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池によって構成される。バッテリ300の電圧は、たとえば200V程度である。バッテリ300は、整流部200から出力される電力を蓄えるほか、動力生成装置400によって発電される電力も蓄える。そして、バッテリ300は、その蓄えられた電力を動力生成装置400へ供給する。なお、バッテリ300として大容量のキャパシタも採用可能である。特に図示しないが、整流部200とバッテリ300との間に、整流部200の出力電圧を調整するDC−DCコンバータを設けてもよい。
動力生成装置400は、バッテリ300に蓄えられる電力を用いて車両10の走行駆動力を発生する。特に図示しないが、動力生成装置400は、たとえば、バッテリ300から電力を受けるインバータ、インバータによって駆動されるモータ、モータによって駆動される駆動輪等を含む。なお、動力生成装置400は、バッテリ300を充電するための発電機と、その発電機を駆動可能なエンジンとを含んでもよい。
車両ECU500は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置、入出力バッ
ファ等を含み(いずれも図示せず)、各種センサからの信号の入力や各機器への制御信号の出力を行なうとともに、車両10における各機器の制御を行なう。一例として、車両ECU500は、車両10の走行制御や、バッテリ300の充電制御を実行する。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
車両は、システムメインリレー(SMR)310と、充電リレー210と、距離検出リレー202と、距離検出抵抗201と、電圧センサ204と、電流センサ203とをさらに含む。
SMR310は、バッテリ300と動力生成装置400との間に設けられる。SMR310は、動力生成装置400の起動が要求されると、車両ECU500によってオンされる。
正極線PLと負極線NLは、受電装置120とバッテリ300とを接続する。
検出ユニット205は、正極線PL上のノードXと負極線NL上のノードYの間に設けられる。検出ユニット205は、直列に接続された距離検出抵抗201と、距離検出リレー202とを含む。
充電リレー210は、検出ユニット205とバッテリ300との間の正極線PLおよび負極線NL上に設けられる。充電リレー210は、送電装置20,21によるバッテリ300の充電時に車両ECU500によってオンにされる。
電圧センサ204は、検出ユニット205の距離検出抵抗201が接続されるノードXと、検出ユニット205の距離検出リレー202が接続されるノードYの間の電圧VRを測定して、車両ECU500へ送る。
電流センサ203は、充電リレー210が切断された状態において、検出ユニット205に流れる電流を検知可能なように構成される。
距離検出リレー202は、オープン故障または溶着故障する場合がある。距離検出リレー202は、受電装置と送電装置との位置合わせおよび距離検出リレー202のオープン故障検出時(車両の駐車誘導時)にオン状態に制御される。また、距離検出リレー202は、本充電時時および距離検出リレー202の溶着故障検出時にオフ状態に制御される。
距離検出リレー202がオープン故障または溶着故障した場合の、X−Y間のインピーダンスについて説明する。
図3は、距離検出リレー202をオンになるように指示されたときに、距離検出リレー202が正常のときと、オープン故障しているときのX−Y間のインピーダンスを表わす図である。
距離検出リレー202が正常の場合には、指示通りオン(接続)に設定され、X−Y間のインピーダンスは、受電装置120のESR(Equivalent Series Resistance)と、距離検出抵抗201の並列接続のインピーダンスとなる。ここで、受電装置120のESRのインピーダンスは、距離検出抵抗201のインピーダンスよりもはるかに大きいため、X−Y間のインピーダンスは、距離検出抵抗201のインピーダンスで近似できる。
距離検出リレーがオープン故障の場合には、オンの指示を受けても、オフ(遮断)のままであり、X−Y間のインピーダンスは、受電装置120のESRのインピーダンスとなる。
したがって、閾値THRを距離検出抵抗201のインピーダンスと受電装置120のESRのインピーダンスの間の電圧に設定し、X−Y間のインピーダンスが閾値THR以下のときに、距離検出リレー202が正常であると判定し、X−Y間のインピーダンスが閾値THRを超えるときに、距離検出リレー202がオープン故障していると判定することができる。
図4は、距離検出リレー202がオフになるように指示されたときに、距離検出リレー202が正常のときと、溶着故障しているときのX−Y間のインピーダンスを表わす図である。
距離検出リレー202が正常の場合には、指示通りオフ(遮断)に設定され、X−Y間のインピーダンスは、受電装置120のESRのインピーダンスとなる。
距離検出リレー202が溶着故障の場合には、オフの指示を受けても、オン(接続)状態のままであり、X−Y間のインピーダンスは、受電装置120のESRと、距離検出抵抗201の並列接続のインピーダンスとなる。ここで、前述のように、X−Y間のインピーダンスは、距離検出抵抗201のインピーダンスで近似できる。
したがって、閾値THRを距離検出抵抗201のインピーダンスと受電装置120のESRのインピーダンスの間の電圧に設定し、X−Y間のインピーダンスが閾値THR以上のときに、距離検出リレー202が正常であると判定し、X−Y間のインピーダンスが閾値THR未満のときに、距離検出リレー202が溶着故障していると判定することができる。
車両ECU500は、送電装置20,21によるバッテリ300の充電時には、通信部510を用いて充電ステーション90の通信部810と通信を行ない、充電の開始/停止や車両10の受電状況等の情報を電源ECU800とやり取りする。
図1、図2を参照して、電源ECU800は、受電装置120と送電装置20または21との位置合わせ時に、たとえば、車両の進入口に最も近い位置に位置する第1コイル700A,701Aからテスト電力での送電を実行される。テスト電力での送電では、本送電時の最大電力の100分の1以下の微弱電力が用いられる。
位置合わせでは、図示しない車載カメラや送電コイル700A,701Aでのテスト送電での受電強度などにより、受電装置120内の2次コイルが送電装置20内の1次コイルに対して位置が合っているかを車両10または充電ステーション90が判断し、表示部520によってユーザに報知される。ユーザは、表示部520から得た情報に基づいて、受電装置120と送電装置20または21との位置関係が送受電に良好な位置関係になるように、車両10を移動させる。なお、必ずしもユーザがハンドル操作やアクセル操作をしなくてもよく、車両10が自動的に移動して位置を合わせて、ユーザがそれを表示部520で見守るようにしてもよい。
(非接触電力伝送の手順)
図5は、非接触電力伝送を実行する際に車両10と充電ステーション90が実行する処
理の概略を説明するためのフローチャートである。なお、図3は、駐車位置OKの表示が可能な駐車支援システムを搭載した車両が充電ステーションで充電する場合の制御を示している。
図1、図5を参照して、ステップS510において、充電ステーション90の電源ECU800は、空いている駐車枠がある場合に、充電可能な状況であることを知らせる信号をブロードキャスト送信する。
ステップS20において、車両10の車両ECU500は、この信号を受信すると、ステップS30に処理を進め、車両の情報を充電ステーション90に送信する。車両の情報には、たとえば、車両サイズやコイルサイズなどが含まれる。また、このとき車両から充電ステーション90に対して、微弱電力の送電要求を示す信号も送信される。
ステップS530において、充電ステーション90の電源ECU800は、車両情報と送電要求を受信する。続いて、電源ECU800は、位置合わせ用のテスト送電を行なう送電コイルを選定する。
この送電コイルは、たとえば、車両の進入方向に沿って配列される複数の送電コイルのうち、車両の進入口に最も近いコイルが選定される。図1の配置例では、例えば、送電コイル700A、701Aを選択することができる。このようにして、車両誘導を行なうためにコイルが選択されると、ステップS540およびステップS40において、インフラ情報が充電ステーション90から車両10に送信され、車両10でインフラ情報が受信される。インフラ情報は、たとえば、送電コイルの総数や、コイル位置や、コイルの配置間隔などが含まれる。送受信には、通信部810,510が用いられる。
その後、充電ステーション90では、ステップS550において、送電装置20,21が、選択されたコイルを用いて受電装置120との位置合わせ用の微弱送電を実行する。
ステップS50において、車両10は、自動または手動で車両10を移動させることによって位置合わせを実行するとともに、距離検出リレー202のオープン故障の検出処理を実行する。これらの処理の詳細は後述する。
ステップS80において、車両ECU500は、車両が停車したことを示す信号(位置合わせ用の微弱送電停止の要求)を充電ステーション90に送信する。ステップS580において、充電ステーション90の電源ECU800は、微弱送電停止の要求を受信し、送電装置20,21による位置合わせ用の微弱送電が終了する。
ステップS590において、充電ステーション90は、車両の位置が決定すると、送電部に含まれる複数の送電コイルのうち送電効率が最大となるコイル選択する。この時の送電コイルの選択は、車両から送信された情報(コイルサイズやコイル取付位置など)に基づいて行なわれても良いし、実際に複数のコイルでテスト送電を行なって受電電圧VRが最大となるコイルを選択しても良い。充電ステーション90は、選択された送電コイルを用いてテスト送電を行なう。
ステップS90において、車両において受電強度が充分であるか電圧VRに基づいて確認が行なわれる。受電強度が充分であることが確認できれば車両から充電ステーション90にその旨が送信され、ステップS595に処理が進められ充電に使用する送電コイルの選定処理が完了する。
その後、ステップS100およびステップS600において、車両ECU500および電源ECU800は、送電装置20,21のうちいずれかと確実に位置合わせが行なわれたか否かを確認するペアリング処理を実行する。電源ECU800は、送電装置20の選択された送電コイルから供給時間TAのペアリング用のテスト送電を実行する。また、電源ECU800は、送電装置21の選択された送電コイルから供給時間TB(>TA)のペアリング用のテスト送電を実行する。なお、ペアリング処理は、送電の供給時間を異ならせる代わりに、送電時のオンオフ回数を送電装置20と送電装置21とで異ならせても良い。なお、ペアリング処理で使用するテスト送電は、位置合わせ時と同様に、いわゆる特定小電力無線局で使用される程度の出力(充電に使用する本送電時の最大出力の100分の1以下)とすることが好ましい。車両ECU500は、受電電力のオンの継続時間を計測し、計測したオン継続時間を電源ECU800に通知する。これによって、電源ECU800は、送電装置20,21のいずれと位置合わせが行なわれたのかを確実に確認できる。
その後、充電ステーション90では、ステップS605において、送電装置20,21は、最適コイルを用いて、距離検出リレー202の溶着故障検出のための微弱送電を実行する。
ステップS105において、車両10は、距離検出リレー202の溶着故障の検出処理を実行する。これらの処理の詳細は後述する。
ステップS110およびS610において充電ステーションから本送電が行なわれ、車両では本受電処理が行なわれて、車両のバッテリへの充電が実行される。充電が完了すると、ステップS120およびS620において一連の充電処理が完了する。
図6は、図5のステップS50の位置合わせおよび距離検出リレー202のオープン故障の検出処理の詳細を表わすフローチャートである。
図6を参照して、ステップS400において、車両ECU500は、距離検出リレー202をオン状態となるように指示信号を送る。
ステップS401において、車両ECU500は、充電ステーションに微弱電力の送電を要求する。
ステップS402において、電圧センサ204で測定されたX−Y間の電圧VRが閾値THV1以上になった場合に、処理がステップS403に進む。
ステップS403において、車両ECU500は、電圧センサ204で測定されたX−Y間の電圧VRを電流センサ203で測定された検出ユニット205に流れる電流IR
で除算することによって、X−Y間のインピーダンスRを算出する。
ステップ404において、X−Y間のインピーダンスRが、閾値THR以下の場合に、処理がステップS405に進み、X−Y間のインピーダンスRが、閾値THRを超える場合に、処理がステップS408に進む。
ステップS405において、車両ECU500は、距離検出リレー202が正常であると判定する。
その後、電圧センサ204で測定されたX−Y間の電圧VRが、閾値THV1よりも大きな閾値TH2以上になった場合に、処理がステップS407に進む。
ステップS407において、車両ECU500が表示部520を用いて位置合わせがOKであることを報知する。これにより、ユーザは、位置合わせが成功した旨を認識する。その後、ユーザが車両10内のパーキングスイッチを押すことによって駐車を確定させる。その後、処理が、図5のステップS80に進む。
ステップS408において、車両ECU500は、距離検出リレー202がオープン故障であると判定する。
ステップS409において、車両ECU500は、距離検出リレー202がオープン故障である旨を表示部520に表示する。
ステップS410において、車両ECU500は、位置合わせを停止する。すなわち、電圧センサ204で測定されたX−Y間の電圧VRと閾値TH2との比較を停止する。その後、処理が図5のステップS120に進む。
図7は、図5のステップS105の距離検出リレー202の溶着故障の検出処理の詳細を表わすフローチャートである。
図7を参照して、ステップS301において、車両ECU500は、距離検出リレー202をオフ(遮断)状態となるように指示信号を送る。
ステップS302において、車両ECU500は、充電ステーションに微弱電力の送電を要求する。
ステップS303において、電圧センサ204で測定されたX−Y間の電圧VRが閾値THV1以上になった場合に、処理がステップS304に進む。
ステップS304において、車両ECU500は、電圧センサ204で測定されたX−Y間の電圧VRを電流センサ203で測定された検出ユニット205に流れる電流IR
で除算することによって、X−Y間のインピーダンスRを算出する。
ステップ305において、X−Y間のインピーダンスRが、閾値THR以上の場合に、処理がステップS306に進み、X−Y間のインピーダンスRが、閾値THR未満の場合に、処理がステップS307に進む。
ステップS306において、車両ECU500は、距離検出リレー202が正常であると判定する。その後、処理が図5のステップS110に進む。
ステップS307において、車両ECU500は、距離検出リレー202が溶着故障であると判定する。
ステップS308において、車両ECU500は、距離検出リレー202が溶着故障である旨を表示部520に表示する。その後、処理が図5のステップS120に進む。
以上のように、本実施の形態の非接触受電装置によれば、送電装置との位置合わせ時に、検出ユニット内の位置検出用のリレーがオープン故障している場合は、正常な場合よりも、検出ユニットが接続される2つのノード間のインピーダンスが高くなることを利用して、位置検出用のリレーのオープン故障を検出することができる。位置検出用のリレーのオープン故障が検出されたときには、位置合わせを停止し、位置合わせ機能が異常であることをユーザに通知することによって、車両を誤った位置に誘導してしまうのを防止することができる。
今回開示された各実施の形態は、適宜組合わせて実施することも予定されている。そして、今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 車両、20,21 送電装置、90 充電ステーション、100 受電コイル、120 受電装置、150,610,611 フィルタ回路、200 整流部、201 距離検出抵抗、202 距離検出リレー、203 電流センサ、204 電圧センサ、205 検出ユニット、210 充電リレー、300 バッテリ、310 システムメインリレー、400 動力生成装置、500 車両ECU、510,810 通信部、520 表示部、600,601 電源部、700A〜700D,701A〜701D 送電コイル、800 電源ECU、900 外部電源。

Claims (1)

  1. 受電コイルと、
    バッテリと、
    前記受電コイルと前記バッテリとを接続する正極線および負極線と、
    直列に接続された位置検出用の抵抗と位置検出用のリレーとを含み、前記正極線上の第1のノードと前記負極線上の第2のノードの間に設けられた検出ユニットと、
    前記バッテリと前記検出ユニットとの間の前記正極線および前記負極線上に設けられた充電リレーと、
    前記充電リレーが切断された状態において、前記検出ユニットに流れる電流を検知可能な電流センサと、
    前記第1のノードと前記第2のノードの間の電圧を検知する電圧センサと、
    前記受電コイルが電力を受電し、かつ前記充電リレーが切断された状態で、前記位置検出用のリレーを接続状態にするように指示する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記電流センサおよび前記電圧センサの検出値によって、前記第1のノードと前記第2のノード間のインピーダンスを算出し、前記算出したインピーダンスに基づいて、前記位置検出用のリレーのオープン故障を検出する、非接触受電装置。
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