JP2016058922A - 通信装置、中継装置及び通信方法 - Google Patents

通信装置、中継装置及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の中継装置の間でのデータ転送以外の通信に関する機能を実現する。【解決手段】一の実施形態によれば、通信装置は、第1の無線ネットワークを形成する第1の中継装置と第2の無線ネットワークを形成する第2の中継装置と無線通信する通信装置である。通信装置は、前記第1の中継装置から第1の信号を無線通信により取得する通信部を備える。通信装置は、前記取得された第1の信号を用いて、前記第2の中継装置のカバレッジエリアに配置されている端末装置または前記第2の中継装置を制御するための制御情報を生成し、前記制御情報を前記通信部から前記端末装置または前記第2の中継装置へ無線送信させる制御部を備える。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、通信装置、中継装置及び通信方法に関する。
従来、無線LANの中継装置である第1のアクセスポイントと第2のアクセスポイントの通信可能範囲にある端末装置は、第1のアクセスポイントと第2のアクセスポイントとの間で接続を切り替えることで、異なる時刻に両方のアクセスポイントと無線通信することができる。このため、例えば、第1のアクセスポイントから無線通信で受信したデータを、第2のアクセスポイントへ無線送信することができる。一方、当該端末装置は、第2のアクセスポイントから無線通信で受信したデータを、第1のアクセスポイントへ無線送信することができる。このように、当該端末装置は、第1のアクセスポイントと第2のアクセスポイントとの間で情報共有の橋渡しを担うことができる。このように、従来は、一方のアクセスポイントから他方のアクセスポイントへのデータ転送機能しか実現されていなかった。
特開2005‐64937号公報
そこで本発明の実施形態が解決しようとする課題は、複数の中継装置の間でのデータ転送以外の通信に関する機能を実現することが可能な通信装置、中継装置及び通信方法を提供することである。
一の実施形態によれば、通信装置は、第1の無線ネットワークを形成する第1の中継装置と第2の無線ネットワークを形成する第2の中継装置と無線通信する通信装置である。通信装置は、前記第1の中継装置から第1の信号を無線通信により取得する通信部を備える。通信装置は、前記取得された第1の信号を用いて、前記第2の中継装置のカバレッジエリアに配置されている端末装置または前記第2の中継装置を制御するための制御情報を生成し、前記制御情報を前記通信部から前記端末装置または前記第2の中継装置へ無線送信させる制御部を備える。
第1の実施形態における通信システム1の構成を示す図。 第1の実施形態における子機N1の構成を示す図。 第1の実施形態における子機C1と子機C2の間でタイミングを同期する処理のシーケンス図。 第2の実施形態における通信システム2の構成を示す図。 第2の実施形態における子機N2の構成を示す図。 第2の実施形態における親機H2の構成を示す図。 第2の実施形態における子機C1と子機C2の間で時刻を同期する処理のシーケンス図。 第3の実施形態における通信システム3の構成を示す図。 第3の実施形態における子機N3の構成を示す図。 第3の実施形態における親機H3の構成を示す図。 第3の実施形態における子機N3と親機H3の制御のシーケンス図。 第4の実施形態における通信システム4の構成を示す図。 第4の実施形態における子機N4の構成を示す図。 第4の実施形態における親機H4の構成を示す図。 第4の実施形態における通信システム4の処理の一例を示すシーケンス図。 第5の実施形態における通信システム5の構成を示す図。 第5の実施形態における子機N5の構成を示す図。 第5の実施形態における親機H5の構成を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態における通信システム1の構成を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、親機(第1の中継装置)H1−1、親機(第2の中継装置)H1−2、子機N1、及び子機C1、C2を備える。本実施形態では一例として、親機H1−1、親機H1−2、子機N1、及び子機C1、C2の位置が固定されているものとして以下、説明する。
親機H1−1、及び親機H1−2は、スター型ネットワークにおけるハブの機能を有し、スター型ネットワークにおいてハブとして動作する通信装置である。本実施形態では、その一例として、親機H1−1、及び親機H1−2を、無線LANのアクセスポイント(Access Point:AP)として説明する。
図1に示すように、親機H1−1は第1の無線ネットワークを形成し、カバレッジエリアCA1を有する。一方、親機H1−2は第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークを形成し、カバレッジエリアCA2を有する。すなわち、親機H1−1と親機H1−2はそれぞれ独立したBSS(Basic Service Set)を形成する。親機H1−1と親機H1−2の構成は、従来の無線LANのアクセスポイントと同様であるので、その詳細な説明を省略する。
子機N1は、例えば、親機H1−1のカバレッジエリアCA1と親機H1−2のカバレッジエリアCA2との重複エリアに存在する。これにより、子機N1は、第1の無線ネットワークを形成する親機H1−1と第2の無線ネットワークを形成する親機H1−2と無線通信することができる。本実施形態に係る子機N1は、スター型ネットワークにおいてハブに無線で接続する通信装置であり、無線LANでは、StationあるいはSTAと呼ばれる。
子機C1は、カバレッジエリアCA1のカバレッジエリア内に位置し、親機H1−1のBSSに所属しており、親機H1−1と無線通信可能である。
子機C2は、カバレッジエリアCA2のカバレッジエリア内に位置し、親機H1−2のBSSに所属しており、親機H1−2と無線通信可能である。
子機C1及びC2の構成は、従来の無線LANで通信可能な端末装置と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
第1の実施形態において、子機N1は、親機H1−1のTSFタイマの値及び親機H1−2のTSFタイマの値の差分を求めて、子機C1から親機H1−1を介して無線で受信した時刻を、求めた差分で補正し、補正後の時刻を親機H1−2を介して子機C2へ無線送信する。
続いて、図2を用いて第1の実施形態に係る子機N1の構成を説明する。図2は、第1の実施形態における子機N1の構成を示す図である。図2に示すように、子機N1は、アンテナ11と、通信部12と、同期タイマ部13と、タイマ部14と、制御部15とを備える。このうち、タイマ部14を除きIEEE802.11規格に準拠して動作する。なお、制御部15は、更に後述の付加的な機能を有する。
通信部12は、アンテナ11を介して、親機H1−1または親機H1−2と無線通信する。例えば、通信部12は、親機H1−1から第1の信号(例えば、ビーコンフレーム)を無線通信により取得する。本実施形態では、一例として、当該子機N1の位置が固定されているものとしているので、親機H1−1のカバレッジエリアと親機H1−2のカバレッジエリアとの重複エリアに当該子機N1が存在するときに、第1の信号を取得する。ここで、第1の信号は、親機H1−1の第1の無線リソース情報を含む。ここで、本実施形態では一例として、第1の無線リソース情報は、親機H1−1が計時する第1の時刻である。
また、通信部12は、親機H1−2から第2の信号(例えば、ビーコンフレーム)を無線通信により取得する。本実施形態では、一例として、当該子機N1の位置が固定されているものとしているので、親機H1−1のカバレッジエリアと親機H1−2のカバレッジエリアとの重複エリアに当該子機N1が存在するときに、第2の信号を取得する。ここで、第2の信号は、親機H1−2の第2の無線リソース情報を含む。ここで、本実施形態では一例として、第2の無線リソース情報は、親機H1−2が計時する第2の時刻である。また、例えば、通信部12は、親機H1−1のカバレッジエリアに配置されている子機(第2の端末装置)C1から、所定の処理を実行する時刻を示す時刻情報を受信する。
ここで通信部12は、RF部121と、BB部122と、MAC部123とを備える。
RF部121は、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier:LNA)、混合器(Mixer:MIX)、VCO(発振器)、電力増幅器(Power Amplifier:PA)等のアナログ信号処理回路を備える。
BB部122は、制御パケット及びデータパケットの送信処理及び受信処理をそれぞれベースバンドデジタル信号処理として行う。送信処理とは、CRC付加、暗号化、白色雑音化、誤り訂正符号化(FEC)等の処理である。受信処理とは、相関検出、誤り訂正、逆白色雑音化、暗号解読、誤り検出等の処理である。
MAC部123は、無線チャネルへのアクセスタイミング制御、接続処理、及び時刻同期を行う。アクセスタイミング制御は、具体的には例えば、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)である。接続処理とは、IEEE802.11規格の適切な認証方式や暗号方式に沿った親機H1−1またはH1−2とのメッセージ交換を意味する。時刻同期とは、TSF(Timing Synchronization Function)で規定される子機側の機能として、親機H1−1またはH1−2から受信したビーコンフレームのタイムスタンプで、同期タイマ部13内のTSFタイマの値を上書きする処理である。そのため、子機N1は親機H1−1またはH1−2に接続すると、TSFタイマの値を、接続した親機H1−1またはH1−2に同期する。
同期タイマ部13は、TSFタイマの値をカウントする。
タイマ部14は、制御部15による制御に従って、タイマのカウントを行う。
制御部15は、IEEE802.11規格で規定される無線リンクの設定及び制御に係る機能を有する。更に制御部15は、後述のように同期タイマ部13内TSFタイマの値を読み、タイマ部14を制御する。
例えば、制御部15は、取得された第1の信号と第2の信号を用いて、親機H1−2のカバレッジエリアに配置されている端末装置または親機H1−2を制御するための制御情報を生成し、この制御情報を通信部12から上記端末装置または親機H1−2へ無線送信させる。
制御部15は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、記憶部などを備え、CPUが記憶部に記憶されているプログラムをRAMに読み出して実行することで上述した処理を実現する。
続いて、図3を用いて、第1の実施形態において、異なるBSSに属する子機C1と子機C2でタイミングを同期する方法について説明する。図3は、第1の実施形態における子機C1と子機C2の間でタイミングを同期する処理のシーケンス図である。図3では、異なるBSSに属し同期していないTSFタイマの値を持つ子機C1と子機C2とが、ある動作の開始時刻を同期する方法を説明する。
(T101)まず、子機C1は親機H1−1と接続する。そして、TSFにより子機C1と親機H1−1との間で、TSFタイマの値が同期する。
(T102)次に、子機C2は親機H1−2と接続する。そして、TSFにより子機C2と親機H1−2との間で、TSFタイマの値が同期する。
(T103)次に、子機N1の制御部15は、タイマ部14をカウントアップタイマとして開始させる。これにより、タイマ部14によるカウントアップが始まる。
(T104)次に、子機N1の制御部15は、通信部12を制御して親機H1−1に接続する。子機N1のMAC部123は、親機H1−1に接続すると、上述したように子機N1のTSFタイマの値を親機H1−1のそれと同期させる。
(T105)次に、子機N1の制御部15は、TSFタイマの値tと動作中のカウントアップタイマの値tの差分δ=t−tを計算する。
(T106)次に、子機C1は、TSFタイマに基づいて例えばある動作を開始するタイミングTを決定する。ここでTはTSFタイマの未来の時刻である。
(T107)次に、子機C1は、決定したタイミングTを示す情報を親機H1−1を介して子機N1へ無線送信する。これにより、子機N1は、子機C1で決定したタイミングTを示す情報を無線通信により取得する。
(T108)次に、子機N1の制御部15は、親機H1−1との接続を切断する。
(T109)次に、子機N1の制御部15は、通信部12を制御して親機H1−2に接続する。子機N1のMAC部123は、親機H1−2に接続すると、上述したように子機N1のTSFタイマの値を親機H1−2のそれと同期させる。
(T110)次に、子機N1の制御部15は、TSFタイマの値tと動作中のカウントアップタイマの値tの差分δ=t−tを計算する。そして子機N1の制御部15は、親機H1−1と親機H1−2のTSFタイマの差分Δ12=δ−δ=(t−t)−(t−t)=t−tを計算し、親機H1−2が形成するBSS向けの補正後のタイミングT=T−Δ12を計算する。
(T111)次に、子機N1は、計算した補正後のタイミングTを子機C2へ無線送信する。これにより、子機C2は補正後のタイミングTの情報を取得する。
(T112)子機C1は、子機C1が決定したタイミングTで第1の処理を実行し、子機C2は、補正後のタイミングTで第2の処理を実行する。
このように、制御部15は、例えば、通信部12が受信した時刻情報が示す時刻Tを、第1の時刻tと第2の時刻tとの時刻差分Δ12を用いて補正し、補正後のタイミングを制御情報として生成し、この補正後のタイミングTを通信部12から、この補正後のタイミングTで規定の処理を実行する、親機H1−2のカバレッジエリアに配置されている子機C2へ送信させる。これにより、子機C1が決定したタイミングTと子機C2の補正後のタイミングTが同期するので、子機C1と子機C2は、処理を同時に実行することができる。
なお、図3では子機C1と子機C2との間での、タイミングを同期させる例について説明したが、これに限ったものではない。親機H1−1と親機H1−2との間で、タイミングを同期させてもよい。
また、図3では、子機N1が2つの親機H1−1及びH1−2に対して、時分割で接続を切り替えているが、これに限らず、複数の親機に対して互いに異なる周波数で同時に接続してもよい。ただし、この場合、図2の子機N1は、RF部121が複数の周波数に対応するか、あるいは周波数別にRF部を備える必要がある。
以上、第1の実施形態において、通信部12は、第1の無線ネットワークを形成する親機H1−1から、第1の信号を無線通信により取得し、第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークを形成する親機H1−2から、第2の信号を無線通信により取得する。制御部15は、第1の信号を用いて、TSFタイマの値tを取得する。また、制御部15は、第2の信号を用いて、TSFタイマの値tを取得する。
そして、制御部15は、TSFタイマの値tとTSFタイマの値tとを用いて、補正後のタイミングTを制御情報として生成し、この補正後のタイミングTを通信部12から無線送信させる。
これにより、子機C1のタイミングTと、子機C2の補正後のタイミングTを同期させることができる。このため、子機C1がタイミングTで、子機C2が補正後のタイミングTで規定の動作を実行することにより、子機C1と子機C2は、処理を同時に実行する。
なお、第1の実施形態では、通信システム1は、2台の親機H1−1及び親機H1−2を備え、親機H1−1及び親機H1−2と無線通信可能な子機N1を1台備えたが、これに限ったものではない。通信システム1は、親機を3台以上備えてもよいし、複数の親機と無線通信可能な子機N1を複数備えてもよい。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、子機C1が決定したタイミングT1を補正して、子機C1と子機C2とで動作を開始するタイミングを同期させた。それに対し、第2の実施形態では、親機同士が計時する時刻を同期させることによって、子機C1と子機C2が計時する時刻を同期させる。
続いて、第2の実施形態の通信システム2の構成について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態における通信システム2の構成を示す図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第2の実施形態における通信システム2の構成は、第1の実施形態における通信システム1の構成に対して、子機N1が子機(端末装置)N2に変更され、親機H1−1が親機(第1の中継装置)H2−1に変更され、親機H1−2が親機(第2の中継装置)H2−2に変更されたものになっている。本実施形態では一例として、親機H2−1、親機H2−2、子機N2、及び子機C1、C2の位置が固定されているものとして以下、説明する。
親機H2−1、及び親機H2−2は、スター型ネットワークにおけるハブの機能を有し、スター型ネットワークにおいてハブとして動作する通信装置である。本実施形態では、その一例として、親機H2−1、及び親機H2−2を、無線LANのアクセスポイント(Access Point:AP)として説明する。親機H2−1及び親機H2−2は、子機N2と同様にIEEE802.11規格に準拠して動作する。以下、親機H2−1及び親機H2−2を総称して親機H2という。
以下、本実施形態では、一例として親機H2−2がTSFタイマの値を更新することにより親機H2−2の時刻を親機H2−1の時刻に同期させる場合について説明する。なお、親機H2−1がTSFタイマの値を更新することにより親機H2−1の時刻を親機H2−2の時刻に同期させてもよく、いずれの親機もTSFタイマの値を更新する機能を有していてもよいし、いずれか一方のみの親機がTSFタイマの値を更新する機能を有していてもよい。
続いて、図5を用いて第2の実施形態における子機N2の構成を説明する。図5は、第2の実施形態における子機N2の構成を示す図である。なお、図2と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第2の実施形態における子機N2の構成は、第1の実施形態における子機N1の構成に対して、制御部15が制御部15bに変更されたものになっている。
本実施形態では、第1の無線リソース情報は、親機(第1の中継装置)H2−1が計時する第1の時刻であり、第2の無線リソース情報は、親機(第2の中継装置)H2−2が計時する第2の時刻である。
制御部15bは、第1の時刻tと第2の時刻tとの時刻差分Δ12を制御情報として生成し、この時刻差分Δ12を通信部12から、この時刻差分Δ12を用いて第2の時刻を変更する親機(第2の中継装置)H2−2へ送信させる。
続いて、図6を用いて第2の実施形態における親機H2の構成を説明する。図6は、第2の実施形態における親機H2の構成を示す図である。図6に示すように、親機H2は、アンテナ21、通信部22、同期タイマ部23、及び制御部24を備える。
通信部22は、アンテナ21を介して、カバレッジエリア内の子機と通信する。例えば、通信部22は、自装置が形成する無線ネットワークとは異なる無線ネットワークを形成する親機H2−1から子機N2が無線通信により取得した信号を用いて子機N2が生成した制御信号を、子機N2から無線通信により取得する。
ここで、通信部22は、RF部221、BB部222、及びMAC部223を備える。RF部221は、第1の実施形態のRF部121と同様の機能であるのでその説明を省略する。同様に、BB部222は、第1の実施形態のBB部122と同様の機能であるのでその説明を省略する。
MAC部223は、第1の実施形態の子機N1が有するMAC部123と同様のアクセスタイミング制御に加え、接続管理、時刻同期を行う。ここで接続管理とは、IEEE802.11規格の適切な認証方式や暗号方式に沿った子機の管理や子機とのメッセージ交換である。時刻同期とは、TSFで規定される親機側の機能として送信するビーコンフレームにタイムスタンプとして、同期タイマ部23がカウントするTSFタイマの値を記載する処理である。
同期タイマ部23は、TSFタイマの値(同期タイマ値)をカウントする。
制御部24は、IEEE802.11規格で規定される無線リンクの設定や制御に係る機能を有する。また、制御部24は、制御情報に基づいて、無線ネットワークの無線リソースに関する情報を変更する。ここで、本実施形態では、この制御情報は、当該親機が計時する時刻と、当該親機が形成する無線ネットワークとは異なる無線ネットワークを形成する他の親機が計時する時刻との時刻差分Δ12を含む。そして、制御部24は、この差分Δ12に基づいて、同期タイマ部23がカウントするTSFタイマの値(同期タイマ値)を更新する。
制御部24は、不図示のCPU、RAM、記憶部などを備え、CPUが記憶部に記憶されているプログラムをRAMに読み出して実行することで上述した処理を実現する。例えば、制御部24は、通信部22により取得された制御情報に応じた処理を実行する。
続いて、図7を用いて、第2の実施形態において、異なるBSSに属する子機C1と子機C2で時刻を同期する方法について説明する。図7は、第2の実施形態における子機C1と子機C2の間で時刻を同期する処理のシーケンス図である。
(T201)まず、子機C1は親機H2−1と接続する。そして、TSFにより子機C1と親機2−1との間で、TSFタイマの値が同期する。
(T202)次に、子機C2は親機H2−2と接続する。そして、TSFにより子機C2と親機H2−2との間で、TSFタイマの値が同期する。
(T203)次に、子機N2の制御部15bは、タイマ部14をカウントアップタイマとして開始させる。これにより、タイマ部14によるカウントアップが始まる。
(T204)次に、子機N2の通信部12は、親機H2−1に接続する。子機N2のMAC部123は、親機H2−1に接続すると、上述したように子機N2のTSFタイマの値を親機H2−1のそれと同期させる。
(T205)次に、子機N2の制御部15bは、TSFタイマの値tと動作中のカウントアップタイマの値tの差分δ=t−tを計算する。
(T206)次に、子機N2の通信部12は、親機H2−1との接続を切断する。
(T207)次に、子機N2の通信部12は、親機H2−2に接続する。子機N2のMAC部123は、親機H2−2に接続すると、上述したように子機N2のTSFタイマの値を親機H2−2のそれと同期させる。
(T208)次に、子機N2の制御部15bは、TSFタイマの値tとカウントアップタイマの値tの差分δ=t−tを計算する。そして、子機N2の制御部15bは、親機H2−1が計時する時刻と親機H2−2が計時する時刻の時刻差分Δ12=δ−δ=t−tを計算する。
(T209)次に、子機N2の制御部15bは、時刻差分Δ12を示す情報を通信部12から親機H2−2へ送信させる。
(T210)次に、親機H2−2の制御部24は、通信部22が時刻差分Δ12を示す情報を受信すると、現在のTSFタイマの値から時刻差分Δ12を加える形で、同期タイマ部23がカウントするTSFタイマの値を更新する。
(T211)次に、親機H2−2の制御部24は、TSFタイマの値を示す情報を通信部22から子機C2へ送信させる。
(T212)次に、子機C2は、親機H2−2から受信したTSFタイマの値で、TSFタイマの値を更新する。これにより、子機C1のTSFタイマの値と、子機C2のTSFタイマの値が同じになる。このため、子機C1と子機C2の時刻が同期するため、この時刻に基づいて子機C1と子機C2は同期した動作が可能となる。
なお、図7では、子機C1および子機C2でのTSFタイマの値の同期を例に説明したが、親機H2−1および親機H2−2のTSFタイマの値も同じになり、親機H2−1および親機H2−2の時刻が同期する。
以上、第2の実施形態に係る子機N2において、制御部15bは、親機H2−1が計時する第1の時刻と親機H2−2が計時する第2の時刻との時刻差分を制御情報として生成し、この時刻差分を通信部12から親機H2−2へ送信させる。
第2の実施形態に係る親機H2−2において、通信部22は、この時刻差分を子機N2から無線通信により取得する。そして、制御部24は、この時刻差分に基づいて、同期タイマ部23がカウントする同期タイマ値を更新する。
これにより、親機H2−1と親機H2−2の時刻を同期させることができる。このため、親機H2−1に接続された子機C1と親機H2−2に接続された子機C2の時刻を同期させることができる。
(第3の実施形態)
続いて、第3の実施形態について説明する。第2の実施形態では、親機H2−1が計時する第1の時刻と親機H2−2が計時する第2の時刻との時刻差分を用いて、親機H2−2の時刻の時刻を変更することにより、親機H2−1と親機H2−2の時刻を同期させた。それに対して、第3の実施形態では、複数の親機が使用する無線通信に使用する電波に関する電波情報を子機を介して第3の親機に通知し、第3の親機がこの情報を用いて、無線通信に用いる周波数を決定する。これにより、電波干渉を低減することができる。
続いて、第3の実施形態の通信システム3の構成について図8を用いて説明する。図8は、第3の実施形態における通信システム3の構成を示す図である。図8に示すように、通信システム3は、親機(第1の中継装置)H3−1、親機(第1の中継装置)H3−2、親機(第2の中継装置)H3−3、及び子機N3を備える。本実施形態では一例として、親機H3−1、親機H3−2、親機H3−3、及び子機N3の位置が固定されているものとして以下、説明する。
親機H3−1、親機H3−2及び親機H3−3は、スター型ネットワークにおけるハブの機能を有し、スター型ネットワークにおいてハブとして動作する通信装置である。本実施形態では、その一例として、親機H3−1、親機H3−2及び親機H3−3を、無線LANのアクセスポイント(Access Point:AP)として説明する。
図8に示すように、親機H3−1は第1の無線ネットワークを形成し、カバレッジエリアCA1を有する。一方、親機H3−2は第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークを形成し、カバレッジエリアCA2を有する。すなわち、親機H3−1と親機H3−2はそれぞれ独立したBSS(Basic Service Set)を形成する。親機H3−1と親機H3−2の構成は、従来の無線LANのアクセスポイントと同様であるので、その詳細な説明を省略する。
親機H3−3は、第1の無線ネットワーク及び第2の無線ネットワークとは異なる第3の無線ネットワークを形成し、カバレッジエリアCA3を有する。
子機N3は、カバレッジエリアCA1、カバレッジエリアCA2、カバレッジエリアCA3の三つのカバレッジエリア内に位置する。すなわち、子機N3は、親機H3−1および親機H3−2のビーコンフレームを受信できる位置に配置されており、かつ、親機H3−3と無線通信が可能な範囲に配置されている。本実施形態に係る子機N3は、スター型ネットワークにおいてハブに無線で接続する通信装置であり、無線LANでは、StationあるいはSTAと呼ばれる。
続いて、図9を用いて第3の実施形態における子機N3の構成について説明する。図9は、第3の実施形態における子機N3の構成を示す図である。なお、図2と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第3の実施形態における子機N3の構成は、第1の実施形態における子機N1の構成に対して、制御部15が制御部15cに変更され、電波情報取得部16が追加され、同期タイマ部13とタイマ部14が削除されたものになっている。子機N3の各部は、電波情報取得部16を除きIEEE802.11規格に準拠して動作する。
MAC部123は、第1の実施形態の子機N1のMAC部123と同様のアクセスタイミング制御と接続処理を行う。
電波情報取得部16は、第1の無線ネットワークを形成する第1の中継装置から、第1の信号を受信したときの電波に関する電波情報を取得する。例えば、電波情報取得部16は、親機H3−1が無線通信に使用する電波に関する電波情報と、親機H3−2が無線通信に使用する電波に関する電波情報を取得する。ここで、電波情報は、無線通信に用いられる周波数(以下、チャネルという)を示すチャネル情報、及び/または受信したビーコンフレームの受信電力(Received Signal Strength Indicator:RSSI)を示す受信電力情報を含む。
例えば、電波情報取得部16は、チャネルスキャン機能によりBSSID(Basic Service Set Identifier)、またはSSID(Service Set Identifier)別に、チャネルの使用状況をチャネル情報として取得し、取得したチャネル情報を記憶する。以下、BSSIDとSSIDをまとめてSS識別子と呼ぶ。
チャネルスキャン機能では、通信部12は、ビーコンフレームを受信し、電波情報取得部16は、使用中のチャネル番号を取得する。なお、通信部12は、この目的でビーコンフレーム以外のフレームを受信してもよい。
また、電波情報取得部16は、チャネル別に当該チャネルを使用しているSS識別子の数(以下、チャネル別SS識別子数という)を記憶してもよいし、チャネル別に全てのSS識別子と受信電力との組を記憶してもよい。あるいは、電波情報取得部16は、チャネル別に最大の受信電力のSS識別子とその受信電力の組を記憶してもよい。あるいは、電波情報取得部16は、チャネル別に当該チャネルを使用しているSS識別子を受信電力で降順にソートして上位規定数のSS識別子とその受信電力の総和の組を記憶してもよい。あるいは、電波情報取得部16は、チャネル別に当該チャネルで受信したビーコンフレームの受信電力の和(以下、チャネル別の受信電力の和という)を記憶してもよい。
また、本実施形態に係る電波情報取得部16は、新規に起動する親機を検出するために、受信電力が規定の閾値以上のSS識別子を、例えば、リストとして別途記憶する。
このように、制御部15cは、上記第1の信号を受信したときの電波に関する第1の電波情報を用いて、無線通信に用いられる周波数の使用状況またはこの第1の信号の受信電力を含む電波情報を制御情報として生成する。そして、制御部15cは、この電波情報を通信部22から、この電波情報に基づいて無線通信に使用する周波数を決定する親機H3−3へ送信させる。
例えば、第1の電波情報が、親機H3−1及び/または親機H3−2が無線通信に使用する周波数である場合、制御部15cは、この周波数を用いて、周波数毎に該周波数を無線通信に使用している通信装置の数を制御情報として求めてもよい。
別の例として、第1の電波情報が、親機H3−1及び/または親機H3−2から取得したビーコン信号の受信電力である場合、制御部15cは、この受信電力を用いて、各周波数における受信電力に関する情報(例えば、チャネル別の受信電力の和)を制御情報として求めてもよい。
続いて、図10を用いて第3の実施形態における親機H3の構成について説明する。図10は、第3の実施形態における親機H3の構成を示す図である。なお、図6と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第3の実施形態における親機H3の構成は、図6の第2の実施形態における親機H2の構成に対して、制御部24が制御部24cに変更され、電波情報取得部25が追加され、同期タイマ部23が削除されたものになっている。親機H3−3の各部は、電波情報取得部25を除きIEEE802.11規格に準拠して動作する。
通信部22は、子機N3から送信された電波情報を無線通信により取得する。なお、通信部22が備えるMAC部223は、第1の実施形態の子機N1のMAC部123と同様のアクセスタイミング制御を行い、接続管理機能を有する。
電波情報取得部25は、通信部22が取得した電波情報を通信部22のMAC部223から取得し、取得した電波情報を記憶する。なお、複数の子機から、電波情報の一例としてチャネル毎の受信電力を受信した場合、電波情報取得部25は、チャネル別に受信電力を合計し、合計して得た各受信電力の和を記憶してもよい。
制御部24cは、この電波情報を用いて、無線通信に使用する周波数を決定する。
続いて、図11を用いて第3の実施形態における子機N3と親機H3−3の制御について説明する。図11は、第3の実施形態における子機N3と親機H3−3の制御のシーケンス図である。
(T301)子機N3は、チャネルスキャンを実施し、電波情報を記憶する。チャネルスキャンは、通常いずれの親機とも接続されていなくても実施できる。ここでは、例えば、子機N3は、親機1と親機2のそれぞれが送信したビーコンフレームを受信し、親機1と親機2で使用されているチャネル番号とそれぞれが送信したビーコンフレームの受信電力を記憶する。
(T302)ここで親機H3−3が新規で起動する状況を想定する。子機N3の通信部12は、定期的にチャネルスキャンを実施して、子機N3の電波情報取得部16は、前述のように受信電力が規定の閾値以上のSS識別子をリストで記憶している。子機N3の制御部15cは、このリストの変化で周辺親機の動作状況を把握することができる。
具体的には、親機H3−3が、新たに起動する。そして、親機H3−3の制御部24cは、暫定的にチャネルを選択し、親機H3−3の通信部22は、選択されたチャネルを用いてビーコンフレームを送信する。このとき、子機N3の制御部15cは、リストに新規にSS識別子が追加されることで新規で起動する親機H3−3を検出することができる。
(T303)そして、子機N3の通信部12は、親機H3−3に接続する。
(T304)そして、子機N3の通信部12は、親機H3−3に電波情報を送信する。ここで、電波情報は、上述した子機N3の電波情報取得部16で記憶されている情報である。子機N3が親機H3−3に送信する電波情報は、親機H3−3の受信電力を除いたものであることが好ましい。
(T305)次に、親機H3−3の通信部22は、電波情報を受信する。そして、親機H3−3の電波情報取得部25は、通信部22が受信した電波情報を記憶する。そして、親機H3−3の制御部24cは、通信部22が受信した電波情報を用いて、無線通信に使用する周波数(チャネル)を決定する。その際、親機H3−3の制御部24cは、チャネル別SS識別子数が最小であるチャネルを選択してもよいし、チャネル別の受信電力の和が最小であるチャネルを選択してもよい。
なお、チャネルの選択方法は、これらの方法に限らず、選択したチャネルを使用した場合に、電波の干渉が小さくなるように選択すればいかなる選択方法であってもよい。
(T306)ここで、親機H3−3が、ステップS305で暫定的に使用しているチャネル以外のチャネルを選択した場合を想定する。この場合、親機H3−3の通信部22は、子機N3との接続を切断する。
(T307)そして、親機H3−3の制御部24cは、無線通信に使用するチャネルを、暫定的に使用したチャネルからステップS305で選択したチャネルへ切り替える。
なお、親機H3−3は新規で起動しなくてもよく、図示しないが電波情報を要求するメッセージを送信してもよい。この場合、子機N3はこれに対してチャネルスキャンを実行して電波情報を送信してもよい。
また、親機H3−3は、ビーコンフレームの送信を子機N3がチャネルスキャンする時間間隔よりも長い期間停止し、再び送信を開始することで、新規起動を演出して前述のように子機N3から電波情報を取得してもよい。
以上、第3の実施形態において、子機N3の制御部15cは、第1の信号を受信したときの電波に関する第1の電波情報を用いて、無線通信に用いられる周波数の使用状況または第1の信号の受信電力を含む電波情報を上記制御情報として生成し、この電波情報を通信部12から、親機H3−3へ送信させる。
そして、親機H3−3の制御部24cは、この電波情報を用いて、無線通信に使用する周波数を決定する。これにより、親機H3−3の制御部24cは、電波の干渉が少なくなる周波数を用いて無線通信を行うことができる。
(第4の実施形態)
続いて、第4の実施形態について説明する。第3の実施形態では、子機が、周波数(チャネル)別の使用状況または受信電力を含む電波情報を決定し、新たに起動した親機が、この電波情報を用いて、無線通信に使用する周波数を決定した。それに対し、第4の実施形態では、子機が、二つの親機の間で通信負荷を分散させるか否かを判定し、判定の結果、通信負荷を分散させる場合、通信負荷が重い方の親機に接続されている一部の端末装置の接続先を通信負荷が軽い方の親機へ切り替えさせる。これにより、二つの親機の間で、通信負荷を分散することができる。
続いて、第4の実施形態の通信システム4の構成について図12を用いて説明する。図12は、第4の実施形態における通信システム4の構成を示す図である。なお、図4と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第4の実施形態における通信システム4の構成は、第2の実施形態における通信システム2の構成に対して、子機N2が子機N4に変更され、親機H2−1が親機(第1の中継装置)H4−1に変更され、親機H2−2が親機(第2の中継装置)H4−2に変更されたものになっている。本実施形態では一例として、親機H4−1、親機H4−2、子機N4、子機C1及びC2の位置が固定されているものとして以下、説明する。
図12に示すように、親機H4−1は第1の無線ネットワークを形成し、カバレッジエリアCA1dを有する。一方、親機H4−2は第1の無線ネットワークとは異なる第2の無線ネットワークを形成し、カバレッジエリアCA2を有する。子機N4は、カバレッジエリアCA1dとカバレッジエリアCA2両方のカバレッジエリア内に位置し、親機H4−1と親機H4−2の両方と無線通信可能である。子機C1は、カバレッジエリアCA1dのカバレッジエリア内に位置し、親機H4−1と無線通信可能である。子機C2は、カバレッジエリアCA1dとカバレッジエリアCA2両方のカバレッジエリア内に位置し、親機H4−1と親機H4−2の両方と無線通信可能である。以下、親機H4−1及び親機H4−2を総称して、親機H4と称する。
以下、本実施形態では、一例として親機H4−1がオフロード要求に応じて接続先切替要求を子機C2に送信する例について説明する。なお、図12と異なり親機H4−2のカバレッジエリア内に子機C1が位置する場合には、親機H4−2がオフロード要求に応じて接続先切替要求を子機C1に送信してもよく、いずれの親機も接続先切替要求を送信する機能を有してもよいし、いずれか一方のみの親機が接続先切替要求を送信する機能を有してもよい。
続いて、図13を用いて第4の実施形態に係る子機N4の構成を説明する。図13は、第4の実施形態における子機N4の構成を示す図である。なお、図5と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。
第4の実施形態の子機N4の構成は、第2の実施形態における子機N2の構成に対して、制御部15bが制御部15dに変更され、同期タイマ部13及びタイマ部14が削除された構成になっている。子機N4の各部は、いずれもIEEE802.11規格に準拠して動作する。なお、制御部15dは、更に後述の付加的な機能を有する。
本実施形態において、第1の無線リソース情報は、第1の無線ネットワークのトラフィックに関する第1のトラフィック情報である。ここで、第1のトラフィック情報は、例えば、第1の無線ネットワークにおける通信量に関する情報、または第1の無線ネットワークに接続された通信装置の数に関する情報である。
また、本実施形態において、第2の無線リソース情報は、第2の無線ネットワークのトラフィックに関する第2のトラフィック情報である。ここで、第2のトラフィック情報は、例えば、第2の無線ネットワークにおける通信量に関する情報、または第2の無線ネットワークに接続された通信装置の数に関する情報である。
制御部15dは、第1のトラフィック情報と第2のトラフィック情報とを用いて、親機H4−1と親機H4−2との間で通信負荷を分散させるか否かを判定する。そして、判定の結果、通信負荷を分散させる場合、制御部15dは、親機H4−1と親機H4−2のうち通信負荷が重い方の通信装置に接続している一部の端末装置の接続先を他方の通信装置に変更するための情報を上記制御情報として生成する。
続いて、図14を用いて第4の実施形態に係る親機H4の構成を説明する。図14は、第4の実施形態における親機H4の構成を示す図である。なお、図6と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。
第4の実施形態の親機H4の構成は、第2の実施形態における親機H2の構成に対して、制御部24が制御部24dに変更され、同期タイマ部13が削除され、接続子機管理部26が追加された構成になっている。親機H4の各部は、このうち接続子機管理部26を除き、いずれのブロックもIEEE802.11規格に準拠して動作する。制御部24dは、さらに後述の付加的な機能を有する。
本実施形態における制御情報は、接続先を切り替えるべき端末装置(子機)を識別する情報を含むオフロード要求である。制御部24dは、接続先を切り替えるよう要求する接続先切替要求を、通信部22が受信したオフロード要求に含まれる端末識別情報によって特定される端末装置(例えば、子機C2)へ送信する。この接続先切替要求は、接続先を切り替えるべき端末装置(例えば、子機C2)の接続先を、通信負荷が重い方の親機(例えば、親機H4−1)から通信負荷が軽い方の親機(例えば、親機H4−2)へ切り替えるよう要求する信号である。
接続子機管理部26は、接続している子機を管理するための処理を実行する。
続いて、図15を用いて、第4の実施形態に係る子機N4の制御部15dと親機H4の制御部24dおよび接続子機管理部26の処理を説明する。図15は、第4の実施形態における通信システム4の処理の一例を示すシーケンス図である。
(T401)まず、子機C2は、親機H4−1に接続する。
(T402)次に、子機C1は、親機H4−1に接続する。
(T403)次に、子機N4の通信部12は、親機H4−1に接続する。
(T404)次に、子機N4の制御部15dは、親機H4−1から通信部12を介してトラフィック情報を無線通信で取得する。ここで、トラフィック情報とは、親機H4−1に接続されている子機の数、及び/または各子機のスループットである。
(T405)次に、子機N4の通信部12は、親機H4−1との接続を切断する。
(T406)次に、子機N4の通信部12は、親機H4−2に接続する。
(T407)次に、子機N4の制御部15dは、親機H4−2から通信部12を介してトラフィック情報を無線通信で取得する。このように第4の実施形態に係る子機N4の制御部15dは、2以上の親機からトラフィック情報を取得する。
(T408)次に、子機N4の制御部15dは、オフロード判断を実行する。オフロード判断とは、BSS間、すなわち複数の無線ネットワーク間で、親機の通信負荷を分散させるか否かを判断することである。例えば、一方の親機のスループットが上限に達している状況で、他方の親機のスループットが閾値以下の場合、子機N4の制御部15dは、前者の接続されている複数の子機の一部の接続先を後者の親機にすると判断する。
また、例えば、一方の親機では、子機の接続数が予め決められた閾値以上(例えば、子機の接続数が接続数の上限に近い)のに対し、他方の親機では、子機の接続数が予め決められた閾値未満の場合(例えば、子機の接続数の上限まで余裕がある場合)、子機N4の制御部15dは、前者の接続されている複数の子機の一部の接続先を後者の親機にすると判断する。これにより、前者の親機への新たな子機の接続を可能にすることができる。このオフロード判断の基準となるトラフィック情報には、各接続子機のスループット情報、親機のスループット上限値、現在の子機の接続数及び/または子機の接続数の上限等が含まれることが好ましい。
以下、子機N4が、オフロード判断を実行した結果、親機の通信負荷を分散すべきと判断した場合を想定する。
(T409)子機N4の制御部15dは、親機H4−2との接続を切断する。
(T410)そして、子機N4の制御部15dは、接続先の親機を切り替えるべき子機C2が現在接続している親機H4−1に接続する。
(T411)そして、子機N4の制御部15dは、親機H4−1にオフロードすべき子機C2を識別する端末識別情報を含むオフロード要求を通知する。
(T412)このオフロード要求を受けた親機H4−1の制御部24dは、通信部22から子機C2へ接続先切替要求を送信する。
(T413)次に、子機C2は、接続先切替要求を受け、親機H4−1との接続を切断する。
(T414)そして、子機C2は、親機H4―2に接続する。
このように、子機N4の制御部15dは、上記重複エリアに配置されている子機C2を、接続先を切り替えるべき端末装置として特定し、この特定した端末装置を識別する端末識別情報を含むオフロード要求を制御情報として生成する。そして、子機N4の制御部15dは、このオフロード要求を、通信部12から親機H4−1と親機H4−2のうち通信負荷が重い方の通信装置(ここでは、一例として親機H4−1)へ送信させる。
なお、接続先切替要求は必ずしも親機H4−1が無線送信する必要はなく、子機N4が親機H4−1に接続している期間に、子機C2に対して親機H4−1を介して無線送信してもよい。すなわち、制御部15dは、上記重複エリアに配置されている端末装置である子機C2を、接続先を切り替えるべき端末装置として特定し、接続先を切り替えるよう要求する接続先切替要求を上記制御情報として生成し、この接続先切替要求を通信部12からこの特定した端末装置へ送信させてもよい。
なお、子機N4のオフロード判断機能と子機C2の接続先切替機能は、同一の子機内に実装されなくてもよい。つまり、オフロード判断機能を持つ子機と接続先切替要求に対して接続先切替を実行可能な子機は、役割や機能が異なる別々の子機として設けられてもよい。
以上、第4の実施形態において、子機N4の制御部15dは、第1のトラフィック情報と第2のトラフィック情報とを用いて、親機H4−1と親機H4−2との間で通信負荷を分散させるか否かを判定する。判定の結果、通信負荷を分散させる場合、子機N4の制御部15dは、重複エリアに配置されている端末装置である子機C2を、接続先を切り替えるべき端末装置として特定し、特定した端末装置を識別する端末識別情報を含むオフロード要求を制御情報として生成し、このオフロード要求を、通信部12から親機H4−1と親機H4−2のうち通信負荷が重い方の通信装置である親機H4−1へ送信させる。
そして、親機H4−1の制御部15dは、接続先を切り替えるよう要求する接続先切替要求を、このオフロード要求に含まれる端末識別情報によって特定される端末装置へ送信する。これにより、接続先切替要求を受信した端末装置が、接続先を切り替えるので、親機H4−1と親機H4−2の間で、通信負荷を分散することができる。
(第5の実施形態)
続いて、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態では、複数の無線ネットワークのカバレッジエリア内に位置する子機は、第1の親機からルーティング形成パケットを受信すると、接続先の第2の親機に切り替えて、このルーティング形成パケットを第2の親機に送信する。第2の親機は、ルーティング形成パケットを受信すると、自身が形成する無線ネットワークに接続している子機に対して、このルーティング形成パケットをブロードキャストする。これにより、複数の無線ネットワークが存在する環境において、複数の無線ネットワークをまたがってデータを伝送することができるので、広域にデータを伝送することができる。
続いて、図16を用いて第5の実施形態における通信システム5の構成について説明する。図16は、第5の実施形態における通信システム5の構成を示す図である。図16に示すように、親機H5−1、H5−2、H5−3、H5−4、H5−5と、子機N5−1、N5−2、N5−3、N5−4と、子機C11、…、C28とを備える。本実施形態では一例として、通信システム5が備える各機器の位置が固定されているものとして以下、説明する。
親機H5−1は、インターネットNWに接続されており、ゲートウェイ(Gateway)として動作する。インターネットNWに接続するためには、通信システム5に含まれる親機H5−1以外の他の通信装置は、親機H5−1と通信する必要がある。親機H5−1は、カバレッジエリアCA11を有する無線ネットワークを形成する。以下、本実施形態では、一例として親機H5−1がゲートウェイとして機能し、値0をとるホップ数情報を含むルーティング形成パケットをブロードキャストする例について説明する。以下、親機H5−1をゲートウェイともいう。なお、親機H5−1がゲートウェイとして機能せずに、後述のルーティングの機能を有する場合もあり、その場合、他の親機H5−2〜H5−5の少なくとも一つがゲートウェイとして機能してもよい。
同様に、親機H5−2、H5−3、H5−4、H5−5は、それぞれカバレッジエリアCA12、CA13、CA14、CA15を有する無線ネットワークを形成する。
親機H5−2〜H5−5は、スター型ネットワークにおけるハブとして、データを中継伝送する機能を有する。以下、親機H5−2〜H5−5を総称して、親機H5という。以下、本実施形態では、親機H5−2〜H5−5のいずれも、後述のルーティングの機能を有するとして説明する。なお、親機H5−2〜H5−5の少なくとも一つがゲートウェイとして機能し、値0をとるホップ数情報を含むルーティング形成パケットをブロードキャストする場合もあり、その場合、ゲートウェイとして機能する親機は、後述のルーティングの機能を有していなくてもよい。
子機N5−1は、カバレッジエリアCA11とカバレッジエリアCA12両方のカバレッジエリア内に位置し、親機H5−1と親機H5−2と無線通信可能である。
子機N5−2は、カバレッジエリアCA12とカバレッジエリアCA13両方のカバレッジエリア内に位置し、親機H5−2と親機H5−3と無線通信可能である。
子機N5−3は、カバレッジエリアCA11とカバレッジエリアCA12とカバレッジエリアCA14の三つのカバレッジエリア内に位置し、親機H5−1と親機H5−2と親機H5−4と無線通信可能である。
子機N5−4は、カバレッジエリアCA12とカバレッジエリアCA14とカバレッジエリアCA15の三つのカバレッジエリア内に位置し、親機H5−2と親機H5−4と親機H5−5と無線通信可能である。以下、子機N5−1〜N5−4を総称して、子機N5という。
子機C11〜C14は、カバレッジエリアCA11内に位置し、親機H5−1と無線通信可能である。同様に、子機C15、C16は、カバレッジエリアCA12内に位置し、親機H5−2と無線通信可能である。同様に、子機C17〜C20は、カバレッジエリアCA13内に位置し、親機H5−3と無線通信可能である。同様に、子機C21〜C23は、カバレッジエリアCA14内に位置し、親機H5−4と無線通信可能である。同様に、子機C24〜C28は、カバレッジエリアCA15内に位置し、親機H5−5と無線通信可能である。子機C11、…、C28は、従来の無線LANで通信可能な端末装置と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
続いて、図17を用いて第5の実施形態に係る子機N5の構成を説明する。図17は、第5の実施形態における子機N5の構成を示す図である。なお、図13と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。
第5の実施形態の子機N5の構成は、第4の実施形態における子機N4の構成に対して、制御部15dが制御部15eに変更され、記憶装置17が追加された構成になっている。子機N5の各部は、いずれもIEEE802.11規格に準拠して動作する。なお、制御部15eは、更に後述のルーティングの機能を有する。ルーティングとは、直接通信できない無線通信装置と通信する場合に、データを中継伝送する経路を構築する機能である。以下、ルーティングの一手法として、フラッディングによる最小ホップ数規範のルーティングを説明する。
ここで、本実施形態では、通信部12が第1の中継装置(例えば、親機H5−1)から受信する第1の信号は、インターネットに接続されたゲートウェイから第1の中継装置までのホップ数を示すホップ数情報を含む。
また、制御部15eは、通信部12が第1のホップ数情報を上記ホップ数情報として受信した場合、この第1のホップ数情報が示す第1のホップ数と、当該子機N5がアクセス可能な記憶装置17に記憶されている第2のホップ数情報が示す第2のホップ数とを比較する。そして、制御部15eは、比較の結果、第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さい場合、記憶装置17に記憶されている第2のホップ数情報を第1のホップ数で更新する。
そして、制御部15eは、第1のホップ数情報の送信元のアドレスまたは識別子を、ゲートウェイを宛先とするパケットの送信先として記憶装置17に記憶させる。そして、制御部15dは、この第1のホップ数情報が示すホップ数を1増加させたホップ数を示す更新後ホップ数情報を制御情報として生成し、更新後ホップ数情報を通信部12から第2の中継装置(例えば、親機H5−2)へ送信させる。
続いて、図18を用いて第5の実施形態に係る親機H5の構成を説明する。図18は、第5の実施形態における親機H5の構成を示す図である。なお、図14と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。
第5の実施形態の親機H5の構成は、第4の実施形態における親機H4の構成に対して、制御部24dが制御部24eに変更され、接続子機管理部26が削除され、記憶装置27が追加された構成になっている。親機H5の各部は、いずれもIEEE802.11規格に準拠して動作する。なお、制御部24eは、更に後述のルーティングの機能を有する。
通信部22は、当該親機H5が形成する無線ネットワークに接続された子機(端末装置)から、インターネットNWに接続されたゲートウェイから当該子機(端末装置)までのホップ数を示す第1のホップ数情報を含むルーティング形成パケットを受信する。
制御部24eは、上記第1のホップ数情報が示す第1のホップ数と記憶装置27に記憶されている第2のホップ数情報が示す第2のホップ数とを比較する。
制御部24eは、比較の結果、第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さい場合、記憶装置27に記憶されている第2のホップ数情報を第1のホップ数で更新する。更に、制御部24eは、ルーティング形成パケットの送信元のアドレスまたは識別子を、上記ゲートウェイを宛先とするパケットの送信先として記憶装置27に記憶させる。そして、制御部24eは、第1のホップ数情報が示す第1のホップ数を1増加させたホップ数を示す更新後ホップ数情報を通信部22からブロードキャストさせる。
続いて、図16において、親機H5−1と子機C18との間のルーティング形成の流れについて説明する。
親機H5−1は、値0をとるホップ数情報を含むルーティング形成パケットをブロードキャストする。
子機N5−1は、親機H5−1がブロードキャストしたルーティング形成パケットを受信する。そして、子機N5−1の制御部15eは、このルーティング形成パケットに含まれる第1のホップ数情報が示す第1のホップ数と子機N5−1の記憶装置17に記憶されている第2のホップ数情報が示す第2のホップ数とを比較する。ここでは、一例として、第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さいものとする。
第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さいので、子機N5−1の制御部15eは、記憶装置17に記憶されている第2のホップ数情報を第1のホップ数で更新する。更に、子機N5−1の制御部15eは、ルーティング形成パケットの送信元のアドレスまたは識別子を、上記ゲートウェイを宛先とするパケットの送信先として記憶装置17に記憶させる。
子機N5−1の制御部15eは、接続先を、親機H5−1から親機H5−2へ切り替える。子機N5−1の制御部15eは、ルーティング形成パケットに含まれる第1のホップ数情報が示す第1のホップ数に1を足す。そして、子機N5−1の制御部15eは、値1を取る第1のホップ数情報を含むルーティング形成パケットを通信部12から親機5−2へ無線送信する。
親機5−2は、子機N5−1からルーティング形成パケットを受信する。そして、親機5−2の制御部24eは、このルーティング形成パケットに含まれる第1のホップ数情報が示す第1のホップ数と親機5−2の記憶装置27に記憶されている第2のホップ数情報が示す第2のホップ数とを比較する。ここでは、一例として、第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さいものとする。
第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さいので、親機5−2の制御部24eは、記憶装置27に記憶されている第2のホップ数情報を第1のホップ数で更新する。更に、親機5−2の制御部24eは、ルーティング形成パケットの送信元である子機N5−1のアドレスまたは識別子を、親機H5−1を宛先とするパケットの送信先として親機5−2の記憶装置27に記憶させる。そして、親機5−2の制御部24eは、第1のホップ数に1を足す。そして、親機5−2の制御部24eは、値2を取る第1のホップ数情報を含むルーティング形成パケットを通信部22からブロードキャストさせる。
子機N5−2は、親機5−2がブロードキャストしたルーティング形成パケットを受信する。そして、子機N5−2の制御部15eは、このルーティング形成パケットに含まれる第1のホップ数情報が示す第1のホップ数と子機N5−2の記憶装置17に記憶されている第2のホップ数情報が示す第2のホップ数とを比較する。ここでは、一例として、第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さいものとする。
第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さいので、子機N5−2の制御部15eは、記憶装置17に記憶されている第2のホップ数情報を第1のホップ数で更新する。更に、子機N5−2の制御部15eは、ルーティング形成パケットの送信元のアドレスまたは識別子を、親機H5−1を宛先とするパケットの送信先として記憶装置17に記憶させる。
子機N5−2の制御部15eは、接続先を、親機H5−2から親機H5−3へ切り替える。子機N5−2の制御部15eは、ルーティング形成パケットに含まれる第1のホップ数情報が示す第1のホップ数に1を足す。そして、子機N5−2の制御部15eは、値3を取る第1のホップ数情報を含むルーティング形成パケットを通信部12から親機5−3へ無線送信する。
親機5−3は、子機N5−2からルーティング形成パケットを受信する。そして、親機5−3の制御部24eは、このルーティング形成パケットに含まれる第1のホップ数情報が示す第1のホップ数と親機5−3の記憶装置27に記憶されている第2のホップ数情報が示す第2のホップ数とを比較する。ここでは、一例として、第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さいものとする。
第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さいので、親機5−3の制御部24eは、記憶装置27に記憶されている第2のホップ数情報を第1のホップ数で更新する。更に、親機5−3の制御部24eは、ルーティング形成パケットの送信元である子機N5−2のアドレスまたは識別子を、親機H5−1を宛先とするパケットの送信先として親機5−3の記憶装置27に記憶させる。そして、親機5−3の制御部24eは、第1のホップ数に1を足し、値4を取る第1のホップ数情報を含むルーティング形成パケットを通信部22からブロードキャストさせる。
子機C18は、親機5−3がブロードキャスト送信したルーティング形成パケットを受信する。このようにして、親機H5−1から子機C18までのルーティングが形成される。
続いて、親機H5−1から子機C18までのルーティングが確立された後に、子機C18から親機H5−1まで、データを伝送する際の処理について説明する。
子機C18は、親機5−1宛てのデータを親機5−3へ無線送信する。
親機5−3は、子機C18から送信された、親機5−1宛てのデータを受信する。親機5−3の制御部24eは、親機H5−1を宛先とするパケットの送信先として、子機N5−2のアドレスまたは識別子を記憶装置27から読み出す。これにより、送信先が子機N5−2と特定される。よって、親機5−3の制御部24eは、この親機5−1宛てのデータを通信部22から子機N5−2へ送信させる。
子機N5−2は、親機5−3が送信した親機5−1宛てのデータを受信する。そして、子機N5−2の制御部15eは、親機H5−1を宛先とするパケットの送信先として、親機H5−2のアドレスまたは識別子を記憶装置27から読み出す。これにより、送信先が親機H5−2と特定される。よって、子機N5−2の制御部15eは、接続先を、親機H5−3から親機H5−2へ切り替えて、親機5−1宛てのデータを通信部12から親機5−2へ無線送信する。
親機5−2は、子機N5−2から送信された、親機5−1宛てのデータを受信する。親機5−3の制御部24eは、親機H5−1を宛先とするパケットの送信先として、子機N5−1のアドレスまたは識別子を記憶装置27から読み出す。これにより、送信先が子機N5−1と特定される。よって、親機5−2の制御部24eは、この親機5−1宛てのデータを通信部22から子機N5−1へ送信させる。
子機N5−1は、親機5−2から送信された、親機5−1宛てのデータを受信する。そして、子機N5−1の制御部15eは、親機H5−1を宛先とするパケットの送信先として、親機H5−1のアドレスまたは識別子を記憶装置27から読み出す。これにより、送信先が親機H5−1と特定される。よって、子機N5−1の制御部15eは、接続先を、親機H5−2から親機H5−1へ切り替えて、親機5−1宛てのデータを通信部12から親機5−1へ無線送信する。
親機5−1は、子機N5−1から送信された、親機5−1宛てのデータを受信する。このようにして、一度ルーティングが形成されれば、複数の無線ネットワークを経由してデータを送信することが可能となる。
また、親機5−1は、この受信したデータをインターネットNWに送信してもよい。このようにして、子機C18から複数の無線ネットワークを経由して、インターネットNWにデータを送信することができる。
以上、第5の実施形態における第1の子機N5の制御部15eは、通信部12が第1の親機H5から、インターネットに接続されたゲートウェイから第1の親機H5までのホップ数を示す第1のホップ数情報を含むルーティング形成パケットを受信した場合、第1のホップ数情報が示す第1のホップ数と記憶装置17に記憶されている第2のホップ数情報が示す第2のホップ数とを比較する。比較の結果、第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さい場合、第1の子機N5の制御部15eは、記憶装置27に記憶されている第2のホップ数情報を第1のホップ数で更新する。そして、第1の子機N5の制御部15eは、ルーティング形成パケットの送信元である第1の子機N5のアドレスまたは識別子を、上記ゲートウェイを宛先とするパケットの送信先として記憶装置27に記憶させる。第1の子機N5の制御部15eは、接続先を第1の親機から第2の親機H5へ切り替え、第1のホップ数に1を足し、1を足した後の第1のホップ数を示す第1のホップ数情報を含むルーティング形成パケットを通信部12から第2の親機H5へ送信させる。
続いて、第2の親機H5の制御部24eは、第2の親機H5が形成する無線ネットワークに接続された子機N5から、インターネットに接続されたゲートウェイから当該子機N5までのホップ数を示す第1のホップ数情報を含むルーティング形成パケットを通信部22が受信した場合、前記第1のホップ数情報が示す第1のホップ数と記憶装置27に記憶されている第2のホップ数情報が示す第2のホップ数とを比較する。
比較の結果、第1のホップ数が第2のホップ数よりも小さい場合、第2の親機H5の制御部24eは、記憶装置27に記憶されている第2のホップ数情報を第1のホップ数で更新する。そして、第2の親機H5の制御部24eは、ルーティング形成パケットの送信元である第1の子機N5のアドレスまたは識別子を、上記ゲートウェイを宛先とするパケットの送信先として記憶装置27に記憶させる。第2の親機H5の制御部24eは、第1のホップ数に1を足し、1を足した後の第1のホップ数を示す第1のホップ数情報を含むルーティング形成パケットを通信部22からブロードキャストさせる。
これにより、第2の親機H5の記憶装置27には、ゲートウェイを宛先とするパケットの送信先として、第1の子機N5のアドレスまたは識別子が記憶されるので、第2の親機H5は、第2の子機N5からゲートウェイを宛先とするパケットを受信した場合、このパケットを第1の子機N5に転送することができる。そして、第1の子機N5で第1の親機H5に転送される。その結果、複数の無線ネットワークが存在する環境において、異なる無線ネットワークにまたがってデータを伝送することができるので、広域にデータ通信することができる。
なお、本実施形態では、子機N5が記憶装置17を備えたが、これに限らず、記憶装置17は、子機N5に外付けされていてもよいし、ネットワークを介して接続されていてもよい。また、本実施形態では、親機H5が記憶装置27を備えたが、これに限らず、記憶装置27は、親機H5に外付けされていてもよいし、ネットワークを介して接続されていてもよい。
なお、第1〜第4の実施形態に係る子機N1〜N4の制御部15、15b、15c、15dは、第5の実施形態の子機N5の制御部15eのルーティング機能を有してもよい。また、第2〜第4の実施形態に係る親機H2、H3、H4の制御部24、24c、24dは、第5の実施形態の親機H5の制御部24eのルーティング機能を有してもよい。
なお、第1〜第4の実施形態に係る子機N1〜N4は、位置が固定されているものとして説明したが、これに限ったものではない。子機N1〜N4は、第1の中継装置のカバレッジエリアと第2の中継装置のカバレッジエリアとの重複エリア内で移動してもよいし、この重複エリア外へ移動してもよい。例えば、子機N1〜N4は、第1の中継装置と無線通信する際には、必ずしもこの重複エリア内に存在する必要はなく、第1の中継装置のカバレッジエリア内にあればよい。例えば、子機N1〜N4は、第2の中継装置と無線通信する際には、必ずしもこの重複エリア内に存在する必要はなく、第2の中継装置のカバレッジエリア内にあればよい。
なお、第5の実施形態に係る子機N5−1〜N5−4は、位置が固定されているものとして説明したが、これに限らず、第1の中継装置のカバレッジエリアと第2の中継装置のカバレッジエリアとの重複エリア内で移動してもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1、2、3、4、5 通信システム
H1−1、H2−1、H3−1、H4−1 親機(第1の中継装置)
H1−2、H2−2、H3−2、H4−2 親機(第2の中継装置)
H3−3 親機(第3の通信装置)
H5−1、H5−2、H5−3、H5−4、H5−5 親機
CA1、CA1d、CA2、CA3、CA11、CA12、CA13、CA14、CA15 カバレッジエリア
N1、N2、N3、N4、N5、N5−1、N5−2、N5−3、N5−4、C1、C2、C11、…、C28 子機
11、21 アンテナ
12、22 通信部
121、221 RF部
122、222 BB部
123、223 MAC部
13、23 同期タイマ部
14 タイマ部
15、15b、15c、15d、15e、24、24c、24d、24e 制御部
16、25 電波情報取得部
26 接続子機管理部
17、27 記憶装置

Claims (20)

  1. 第1の無線ネットワークを形成する第1の中継装置と第2の無線ネットワークを形成する第2の中継装置と無線通信する通信装置であって、
    前記第1の中継装置から第1の信号を無線通信により取得する通信部と、
    前記取得された第1の信号を用いて、前記第2の中継装置のカバレッジエリアに配置されている端末装置または前記第2の中継装置を制御するための制御情報を生成し、前記制御情報を前記通信部から前記端末装置または前記第2の中継装置へ無線送信させる制御部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記通信部は、更に、前記第2の中継装置から第2の信号を無線通信により取得し、
    前記制御部は、前記第1の信号と前記第2の信号を用いて、前記制御情報を生成する
    請求項1の記載の通信装置。
  3. 前記第1の信号は、前記第1の中継装置の第1の無線リソース情報を含み、
    前記第2の信号は、前記第2の中継装置の第2の無線リソース情報を含む
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記第1の無線リソース情報は、前記第1の中継装置が計時する第1の時刻であり、
    前記第2の無線リソース情報は、前記第2の中継装置が計時する第2の時刻であり、
    前記通信部は、前記第1の中継装置のカバレッジエリアに配置されている第2の端末装置から、第1の処理を実行する時刻を示す時刻情報を受信し、
    前記制御部は、前記通信部が受信した時刻情報が示す時刻を、前記第1の時刻と前記第2の時刻との差分を用いて補正し、補正後のタイミングを前記制御情報として生成し、前記補正後のタイミングを前記通信部から、前記補正後のタイミングで第2の処理を実行する、前記第2の中継装置のカバレッジエリアに配置されている端末装置へ送信させる
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記第1の無線リソース情報は、前記第1の中継装置が計時する第1の時刻であり、
    前記第2の無線リソース情報は、前記第2の中継装置が計時する第2の時刻であり、
    前記制御部は、前記第1の時刻と前記第2の時刻との差分を前記制御情報として生成し、前記差分を前記通信部から、前記差分を用いて前記第2の時刻を変更する前記第2の中継装置へ送信させる
    請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記第1の無線リソース情報は、前記第1の中継装置のトラフィックに関する第1のトラフィック情報であり、
    前記第2の無線リソース情報は、前記第2の中継装置のトラフィックに関する第2のトラフィック情報であり、
    前記制御部は、前記第1のトラフィック情報と前記第2のトラフィック情報とを用いて、前記第1の中継装置と前記第2の中継装置との間で通信負荷を分散させるか否かを判定し、判定の結果、通信負荷を分散させる場合、前記第1の中継装置と前記第2の中継装置のうち通信負荷が重い方の通信装置に接続している一部の端末装置の接続先を他方の通信装置に変更するための情報を前記制御情報として生成する
    請求項3に記載の通信装置。
  7. 前記制御部は、前記重複エリアに配置されている端末装置を、接続先を切り替えるべき端末装置として特定し、前記特定した端末装置を識別する情報を含むオフロード要求を前記制御情報として生成し、前記オフロード要求を、前記通信部から前記第1の中継装置と前記第2の中継装置のうち通信負荷が重い方の通信装置へ送信させる
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記制御部は、前記重複エリアに配置されている端末装置を、接続先を切り替えるべき端末装置として特定し、接続先を切り替えるよう要求する接続先切替要求を前記制御情報として生成し、前記接続先切替要求を前記通信部から前記特定した端末装置へ送信させる
    請求項6に記載の通信装置。
  9. 前記第1のトラフィック情報は、前記第1の中継装置における通信量に関する情報、または前記第1の中継装置に接続された端末装置の数に関する情報であり、
    前記第2のトラフィック情報は、前記第2の中継装置における通信量に関する情報、または前記第2の中継装置に接続された通信装置の数に関する情報である
    請求項6から8のいずれか一項に記載の通信装置。
  10. 前記制御部は、前記第1の信号を受信したときの電波に関する第1の電波情報を用いて、無線通信に用いられる周波数の使用状況または前記第1の信号の受信電力を含む電波情報を前記制御情報として生成し、前記電波情報を前記通信部から、前記電波情報に基づいて無線通信に使用する周波数を決定する前記第2の中継装置へ送信させる
    請求項1に記載の通信装置。
  11. 前記第1の信号は、インターネットに接続されたゲートウェイから前記第1の中継装置までのホップ数を示すホップ数情報を含み、
    前記制御部は、前記ホップ数情報が示すホップ数を1増加させたホップ数を示す更新後ホップ数情報を前記制御情報として生成し、前記更新後ホップ数情報を前記通信部から前記第2の中継装置へ送信させる
    請求項1に記載の通信装置。
  12. 前記制御部は、前記通信部が第1のホップ数情報を前記ホップ数情報として受信した場合、前記第1のホップ数情報が示す第1のホップ数と、当該通信装置がアクセス可能な記憶装置に記憶されている第2のホップ数情報が示す第2のホップ数とを比較し、比較の結果、前記第1のホップ数が前記第2のホップ数よりも小さい場合、前記記憶装置に記憶されている第2のホップ数情報を前記第1のホップ数で更新し、前記第1のホップ数情報の送信元のアドレスまたは識別子を、前記ゲートウェイを宛先とするパケットの送信先として前記記憶装置に記憶させる
    請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記通信部は、前記第1の中継装置のカバレッジエリアと前記第2の中継装置のカバレッジエリアとの重複エリアに当該通信装置が存在するときに、前記第1の信号を受信する
    請求項1から12のいずれか一項に記載の通信装置。
  14. 無線ネットワークを形成する中継装置であって、
    前記無線ネットワークとは異なる無線ネットワークを形成する他の中継装置から端末装置が無線通信により取得した信号を用いて前記端末装置が生成した制御信号を、前記端末装置から無線通信により取得する通信部と、
    前記取得された制御情報に応じた処理を実行する制御部と、
    を備える中継装置。
  15. 前記制御情報は、前記他の中継装置が計時する時刻と、当該中継装置が計時する時刻との差分を含み、
    同期タイマ値をカウントする同期タイマ部を更に備え、
    前記制御部は、前記差分に基づいて、前記同期タイマ値を更新する
    請求項14に記載の中継装置。
  16. 前記制御情報は、無線通信に用いられる周波数の使用状況または前記他の中継装置から受信した信号の受信電力を含む電波情報を含み、
    前記制御部は、前記電波情報を用いて、前記無線通信に使用する周波数を決定する
    請求項14に記載の中継装置。
  17. 前記制御情報は、接続先を切り替えるべき端末装置を識別する端末識別情報を含むオフロード要求であり、
    前記制御部は、前記接続先を切り替えるよう要求する接続先切替要求を、前記オフロード要求に含まれる端末識別情報によって特定される端末装置へ送信する
    請求項14に記載の中継装置。
  18. 前記制御情報は、インターネットに接続されたゲートウェイから前記端末装置までのホップ数を示すホップ数情報であり、
    前記制御部は、前記ホップ数情報が示すホップ数を1増加させたホップ数を示す更新後ホップ数情報を前記通信部からブロードキャストさせる
    請求項14に記載の中継装置。
  19. 第1の無線ネットワークを形成する第1の中継装置と第2の無線ネットワークを形成する第2の中継装置と無線通信する通信装置が実行する通信方法であって、
    前記第1の中継装置から第1の信号を無線通信により取得するステップと、
    前記取得された第1の信号を用いて、前記第2の中継装置のカバレッジエリアに配置されている端末装置または前記第2の中継装置を制御するための制御情報を生成し、前記制御情報を前記通信部から前記端末装置または前記第2の中継装置へ無線送信させるステップと、
    を有する通信方法。
  20. 無線ネットワークを形成する中継装置が実行する通信方法であって、
    前記無線ネットワークとは異なる無線ネットワークを形成する他の中継装置から端末装置が無線通信により取得した信号を用いて前記端末装置が生成した制御信号を、前記端末装置から無線通信により取得するステップと、
    前記取得された制御情報に応じた処理を実行するステップと、
    を有する通信方法。
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