JP2016057681A - 携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルを備えた携帯端末装置を把持しているユーザ以外の他人の操作を無効にすることにより、ユーザが意図しない操作を防止することが可能な携帯端末装置を提供する。【解決手段】携帯端末装置は、筐体と、筐体の第1の面に設けられ、タッチ入力を受け付け可能なタッチパネルと、筐体を把持するユーザの手に接触する位置に設けられた電極と、制御部とを備える。制御部は、電極を介して電気信号を出力する出力部と、出力部により出力された電気信号を検出する検出部と、タッチパネルによりタッチ入力が受け付けられた場合に電気信号が検出されたときには当該受け付けられたタッチ入力を有効にし、タッチパネルによりタッチ入力が受け付けられた場合に電気信号が検出されないときには、受け付けられたタッチ入力を無効にする入力制御部とを含む。【選択図】図7
Description
本開示は、携帯端末装置に関し、特に、タッチパネルを備えた携帯端末装置に関する。
従来、スマートフォンなどの携帯端末装置は、直感的な操作で情報の入出力を行なうためのタッチ機能付きの表示画面を有している。タッチ機能付きの表示画面には、その全面に透明なタッチパネルが設置されている。使用者は、表示画面に表示された画像やピクトグラムなどを指やペンなどで触れることで情報を入力したり、外部に情報を発信したりすることができる。
たとえば、特開2013−186852号公報(特許文献1)は、情報入出力装置を開示している。この情報入出力装置は、タッチ位置を検出するための配線、および配線が接続されたタッチパネル制御部を備えたタッチパネルと、記憶装置とから構成されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、タッチパネルを備えた電子機器を把持している者以外の他人がタッチパネルにタッチした場合であっても情報の入出力が行われてしまう。たとえば、電子機器を把持した親が子供に対して動画などを見せているときに、操作方法の分からない子供がタッチパネルに触れてしまうと、動画が停止したり画面が遷移したりして、親の意図に沿わない操作が行われてしまうという問題がある。
本開示は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、タッチパネルを備えた携帯端末装置を把持しているユーザ以外の他人の操作を無効にすることにより、ユーザが意図しない操作を防止することが可能な携帯端末装置を提供することである。
ある実施の形態に従う携帯端末装置は、筐体と、筐体の第1の面に設けられ、タッチ入力を受け付け可能なタッチパネルと、筐体を把持するユーザの手に接触する位置に設けられた電極と、制御部とを備える。制御部は、電極を介して電気信号を出力する出力部と、出力部により出力された電気信号を検出する検出部と、タッチパネルによりタッチ入力が受け付けられた場合に電気信号が検出されたときには当該受け付けられたタッチ入力を有効にし、タッチパネルによりタッチ入力が受け付けられた場合に電気信号が検出されないときには、受け付けられたタッチ入力を無効にする入力制御部とを含む。
本開示によると、タッチパネルを備えた携帯端末装置を把持しているユーザ以外の他人の操作を無効にすることにより、ユーザが意図しない操作を防止することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<全体構成>
図1は、実施の形態1に従う携帯端末装置の外観を示す図である。図2は、実施の形態1に従うタッチパネルおよび透明シートを示す図である。図3は、実施の形態1に従う透明シートの導電性パターンの一例を示す図である。
<全体構成>
図1は、実施の形態1に従う携帯端末装置の外観を示す図である。図2は、実施の形態1に従うタッチパネルおよび透明シートを示す図である。図3は、実施の形態1に従う透明シートの導電性パターンの一例を示す図である。
図1および図2を参照して、携帯端末装置10は、たとえば、タッチパネル110を備えるスマートフォンである。以下では、スマートフォンを「携帯端末装置」の代表例として説明を行なう。ただし、携帯端末装置は、タブレット端末装置、デジタルカメラ、ノートパソコン、PDA(Personal Data Assistance)などのような、他の携帯機器であってもよい。
タッチパネル110は、入力装置としてのタッチセンサ106と、表示装置としてのディスプレイ108とから構成されている。タッチパネル110は、携帯端末装置10の筐体12の正面に設けられており、タッチパネル110の表示画面14は筐体12の正面から露出している。筐体12は、たとえば、ポリカーボネイト樹脂などのプラスチックによって構成される。タッチパネル110は、表示画面14の全領域(全面)に対するタッチ入力を受け付ける(検出する)ことが可能である。
電極118は、筐体12の正面とその裏面をつなぐ面である側面に配置されている。具体的には、電極118は、筐体12の正面に対して右側の側面である右側面から露出した状態で配置されている。
また、タッチパネル110上には、表示画面14の全領域(すなわち、タッチ入力受け付け可能領域)を覆うように高い光透過性を有する透明シート120が設けられている。透明シート120には、ミアンダ形状の導電性パターン122が形成されている。導電性パターン122は、透明シート120の全面に張り巡らされるように形成されていればよく、図1に示すようなミアンダ形状である場合に限られない。たとえば、導電性パターン122のパターン(配線)形状は、図3に示すような櫛形形状であってもよいし、スパイラル形状などであってもよい。
<動作概要>
図4および図5は、実施の形態1に従う携帯端末装置10の動作概要を説明するための図である。図4を参照して、ユーザは、携帯端末装置10を手で持って使用する。たとえば、ユーザは、筐体12の長手方向を縦向きにしてタッチパネル110が手前となるように携帯端末装置10を片手で把持している。このとき、筐体12の右側面に配置された電極118にはユーザの指が接触している。
図4および図5は、実施の形態1に従う携帯端末装置10の動作概要を説明するための図である。図4を参照して、ユーザは、携帯端末装置10を手で持って使用する。たとえば、ユーザは、筐体12の長手方向を縦向きにしてタッチパネル110が手前となるように携帯端末装置10を片手で把持している。このとき、筐体12の右側面に配置された電極118にはユーザの指が接触している。
そして、ユーザがタッチパネル110を親指でタッチすると、タッチパネル110は当該タッチ入力を検出して、その検出信号を携帯端末装置10のCPUに入力する。携帯端末装置10のCPUは、タッチ入力が検出されたと判断して、電極118から微弱電流を出力する。そうすると、電極118から出力された微弱電流は、ユーザの手などの導体を介して、導電性パターン122が形成された透明シート120に流れる。携帯端末装置10のCPUは、透明シート120を介して電極118から出力された微弱電流を検出すると、ユーザのタッチ入力に応じた処理を実行する。
次に、図5を参照して、ユーザは、携帯端末装置10を片手で把持しており電極118にはユーザの指が接触しているものの、タッチパネル110にはタッチしない場合を想定する。
ここで、ユーザ以外の他人がタッチパネル110にタッチすると、タッチパネル110は当該タッチ入力を検出して、検出信号を携帯端末装置10のCPUに入力する。携帯端末装置10のCPUは、タッチ入力が検出されたと判断して、電極118から微弱電流を出力する。しかしながら、ユーザがタッチパネル110にタッチしていないことから、携帯端末装置10のCPUは、透明シート120を介して電極118から出力された微弱電流を検出することができない。そのため、タッチパネル110によりタッチ入力が検出された場合であっても、携帯端末装置10のCPUは当該タッチ入力を無効にする。
このように、携帯端末装置10は、筐体12を把持しているユーザによりタッチパネル110にタッチ入力が行われた場合には、そのタッチ入力を有効にする。一方、携帯端末装置10は、筐体12を把持しているユーザ以外の他人によりタッチパネル110にタッチ入力が行われた場合には、そのタッチ入力を無効にする。そのため、携帯端末装置10を把持しない者によるタッチ操作は、ユーザが意図しない操作であるとして、その操作を無効にして誤操作を防止することができる。
<ハードウェア構成>
図6は、実施の形態1に従う携帯端末装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。図6を参照して、携帯端末装置10は、たとえば、CPU102と、メモリ104と、タッチパネル110と、無線通信部112と、メモリインターフェイス(I/F)114と、通信インターフェイス(I/F)116と、電極118と、透明シート120とを含む。
図6は、実施の形態1に従う携帯端末装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。図6を参照して、携帯端末装置10は、たとえば、CPU102と、メモリ104と、タッチパネル110と、無線通信部112と、メモリインターフェイス(I/F)114と、通信インターフェイス(I/F)116と、電極118と、透明シート120とを含む。
CPU102は、メモリ104に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、携帯端末装置10の各部の動作を制御する。より詳細にはCPU102は、当該プログラムを実行することによって、後述する携帯端末装置10の処理(ステップ)の各々を実現する。
メモリ104は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、フラッシュメモリなどによって実現される。メモリ104は、CPU102によって実行されるプログラム、またはCPU102によって用いられるデータなどを記憶する。
タッチパネル110は、タッチセンサ106とディスプレイ108とを含む。タッチセンサ106は、たとえば、タッチフィルム、タッチシート、タッチパッドなどの形態を有しており、ユーザからのタッチ入力の位置を検出可能に構成されている。具体的には、タッチセンサ106は、所定時間毎に外部物体によるタッチパネル110(ディスプレイ108)へのタッチ入力を検出し、タッチが検出された場所の位置情報(たとえば、タッチ座標)をCPU102に入力する。ディスプレイ108は、たとえば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどから構成される。
また、タッチパネル110上には、透明シート120が設けられている。なお、タッチパネル110は、光学方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などのいずれのタイプのタッチパネルであってもよい。
無線通信部112は、通信アンテナ113を介して無線通信網に接続し無線通信のための信号を送受信する。これにより、携帯端末装置10は、たとえば、第3世代移動通信システム(3G)、LTE(Long Term Evolution)などの移動体通信網を介して他の通信装置との通信が可能となる。
メモリインターフェイス(I/F)114は、外部の記憶媒体115からデータを読み出す。CPU102は、メモリ104からデータを読み出して、メモリインターフェイス114を介して当該データを外部の記憶媒体115に格納する。なお、記憶媒体115としては、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)メモリカードなどの不揮発的にデータを格納する媒体が挙げられる。
通信インターフェイス(I/F)116は、外部装置との間で各種データをやり取りするものである。なお、通信方式としては、たとえば、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)などによる無線通信であってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル、USBケーブルなどを利用した有線通信であってもよい。
電極118は、筐体12を把持するユーザの手に接触する位置に設けられ、電気信号の出力端子として機能する。図1では、一例として筐体12の右側面に設けられる構成について説明したが、これに限られない。典型的には、電極118は、タッチパネル110が設けられた筐体12の正面とは異なる面に設けられる。そのため、たとえば、電極118は、筐体12の正面に対して左側の側面である左側面に設けられていてもよいし、筐体12の裏面に設けられていてもよい。また、電極118は、筐体12の正面(ただし、表示画面以外の位置)に設けられていてもよい。
また、電極118は、筐体12を把持するユーザの手に接触しそうな位置に複数個(たとえば、筐体12の左右側面および裏面)設けられていてもよい。これにより、把持形態によらず電気信号をユーザに流すことができる。
なお、CPU102は、電極118を介して微弱電流を出力できればよい。そのため、微弱電流を出力するための専用の電極を設けることなく、その他の別の機能(タッチセンサなど)を有するハードウェアが電極として利用される場合であってもよい。たとえば、CPU102は、携帯端末装置10が第1のモードに設定されている場合には当該ハードウェアを微弱電流を出力させるための出力端子として機能させ、携帯端末装置10が第2のモードに設定されている場合には当該ハードウェアをタッチセンサとして機能させる。たとえば、ユーザは、タッチパネル110を介して、第1および第2のモードを設定することが可能である。
なお、携帯端末装置10は、ユーザからの指示を受け付けるためのボタン、音声を出力するためのスピーカ、携帯端末装置10に対する発話を受け付けるマイクを含んでいてもよい。
<機能構成>
図7は、実施の形態1に従う携帯端末装置10の機能ブロック図である。図7を参照して、携帯端末装置10は、主たる機能構成として、信号出力部202と、信号検出部204と、入力制御部206とを含む。これらの機能は、主に、携帯端末装置10のCPU102がメモリ104に格納されたプログラムを実行し、携帯端末装置10の構成要素へ指令を与えることなどによって実現される。これらの機能構成の一部または全部はハードウェアで実現されてもよい。
図7は、実施の形態1に従う携帯端末装置10の機能ブロック図である。図7を参照して、携帯端末装置10は、主たる機能構成として、信号出力部202と、信号検出部204と、入力制御部206とを含む。これらの機能は、主に、携帯端末装置10のCPU102がメモリ104に格納されたプログラムを実行し、携帯端末装置10の構成要素へ指令を与えることなどによって実現される。これらの機能構成の一部または全部はハードウェアで実現されてもよい。
信号出力部202は、タッチパネル110によりタッチ入力が受け付けられた場合に、電極118を介して電気信号(微弱電流)を出力する。具体的には、信号出力部202は、タッチパネル110によりタッチ入力が検出されたことを示すタッチ検出信号の入力を受け付けると、電極118を介して電気信号(微弱電流)を出力する。これにより、タッチパネル110に対してタッチされたときにのみ電気信号が出力されるため、携帯端末装置10の消費電力を軽減することができる。ただし、信号出力部202は、タッチ検出信号の入力を受け付けたときに電気信号を出力するのではなく、常に電気信号を出力し続けていてもよい。
信号検出部204は、信号出力部202から出力された電気信号(微弱電流)を検出する。具体的には、筐体12を把持しているユーザが電極118に接触した状態でタッチパネル110にタッチすると、信号出力部202から出力された電気信号は電極118、ユーザおよび透明シート120を介して信号検出部204に入力される。信号検出部204は、当該入力される電気信号を検出する。信号検出部204は、電気信号(微弱電流)を検出した場合には、電気信号が検出されたことを示す信号検出情報を入力制御部206に送出する。
入力制御部206は、タッチパネル110によりタッチ入力が受け付けられた場合に電気信号が検出されたときには当該受け付けられたタッチ入力を有効にする。一方、入力制御部206は、タッチパネル110によりタッチ入力が受け付けられた場合に電気信号が検出されないときには当該受け付けられたタッチ入力を無効にする。
具体的には、入力制御部206は、タッチパネル110からタッチ検出信号を受け付けることにより、タッチ入力があったことを把握する。さらに、入力制御部206は、信号検出部204から信号検出情報を受信した場合には筐体12を把持しているユーザによりタッチ入力が行われたと判断して、当該タッチ入力を有効にする。一方、入力制御部206は、信号検出部204から信号検出情報を受信していない場合には筐体12を把持しているユーザ以外の他人によりタッチ入力が行われたと判断して、当該タッチ入力を無効にする。
<処理手順>
図8は、実施の形態1に従う携帯端末装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図8は、実施の形態1に従う携帯端末装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図8を参照して、CPU102は、タッチパネル110を介して、タッチ入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS10)。タッチ入力が受け付けられていない場合には(ステップS10においてNO)、CPU102はステップS10の処理を繰り返す。これに対して、タッチ入力が受け付けられた場合には(ステップS10においてYES)、CPU102は、電極118を介して微弱電流を出力する(ステップS12)。
次に、CPU102は、電極118を介して出力された微弱電流を検出したか否かを判断する(ステップS14)。微弱電流が検出された場合には(ステップS14においてYES)、CPU102は、当該受け付けたタッチ入力を有効にして(ステップS16)、当該タッチ入力に応じた処理を実行する(ステップS18)。たとえば、CPU102は、タッチ位置に対応付けられているキーに応じた処理(アプリケーションの起動および終了、画面遷移、動画の再生など)を実行する。そして、処理は終了する。
これに対して、微弱電流が検出されない場合には(ステップS14においてNO)、CPU102は、当該受け付けたタッチ入力を無効にして(ステップS20)、処理を終了する。すなわち、CPU102は、当該受け付けたタッチ入力に応じた処理を実行しない。
<利点>
実施の形態1によると、携帯端末装置を把持していない者によるタッチ操作は無効化されるため、ユーザの意図しない操作を防止することができる。
実施の形態1によると、携帯端末装置を把持していない者によるタッチ操作は無効化されるため、ユーザの意図しない操作を防止することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1に従う携帯端末装置10は、タッチパネル110上に透明シート120を備えていた。そして、携帯端末装置10は、透明シート120を介して微弱電流を検出することにより、筐体12を把持しているユーザによるタッチ入力なのか否かを判断していた。実施の形態2では、携帯端末装置が透明シート120を使用せずにユーザによるタッチ入力なのか否かを判断する構成について説明する。
実施の形態1に従う携帯端末装置10は、タッチパネル110上に透明シート120を備えていた。そして、携帯端末装置10は、透明シート120を介して微弱電流を検出することにより、筐体12を把持しているユーザによるタッチ入力なのか否かを判断していた。実施の形態2では、携帯端末装置が透明シート120を使用せずにユーザによるタッチ入力なのか否かを判断する構成について説明する。
<ハードウェア構成>
図9は、実施の形態2に従う携帯端末装置10Aのハードウェア構成を示すブロック図である。図9を参照して、携帯端末装置10Aは、たとえば、CPU102と、メモリ104と、タッチパネル110と、無線通信部112と、メモリインターフェイス(I/F)114と、通信インターフェイス(I/F)116と、電極118とを含む。すなわち、携帯端末装置10Aのハードウェア構成は、携帯端末装置10のハードウェア構成から透明シート120を除いた構成である。そのため、携帯端末装置10Aのハードウェア構成についてはその詳細な説明は繰り返さない。
図9は、実施の形態2に従う携帯端末装置10Aのハードウェア構成を示すブロック図である。図9を参照して、携帯端末装置10Aは、たとえば、CPU102と、メモリ104と、タッチパネル110と、無線通信部112と、メモリインターフェイス(I/F)114と、通信インターフェイス(I/F)116と、電極118とを含む。すなわち、携帯端末装置10Aのハードウェア構成は、携帯端末装置10のハードウェア構成から透明シート120を除いた構成である。そのため、携帯端末装置10Aのハードウェア構成についてはその詳細な説明は繰り返さない。
<機能構成>
図10は、実施の形態2に従う携帯端末装置10Aの機能ブロック図である。図10を参照して、携帯端末装置10Aは、主たる機能構成として、信号出力部202Aと、信号検出部204Aと、入力制御部206Aとを含む。これらの機能は、主に、携帯端末装置10AのCPU102がメモリ104に格納されたプログラムを実行し、携帯端末装置10Aの構成要素へ指令を与えることなどによって実現される。これらの機能構成の一部または全部はハードウェアで実現されてもよい。
図10は、実施の形態2に従う携帯端末装置10Aの機能ブロック図である。図10を参照して、携帯端末装置10Aは、主たる機能構成として、信号出力部202Aと、信号検出部204Aと、入力制御部206Aとを含む。これらの機能は、主に、携帯端末装置10AのCPU102がメモリ104に格納されたプログラムを実行し、携帯端末装置10Aの構成要素へ指令を与えることなどによって実現される。これらの機能構成の一部または全部はハードウェアで実現されてもよい。
信号出力部202Aは、電極118を介して電気信号(パルス信号)を出力する。
信号検出部204Aは、タッチパネル110によりタッチ入力が受け付けられた場合に、当該受け付けられたタッチ入力の信号に重畳されている電気信号(パルス信号)を検出する。具体的には、筐体12を把持しているユーザが電極118に接触した状態でタッチパネル110にタッチすると、信号出力部202から出力されたパルス信号は電極118、ユーザの指を介してタッチパネル110に入力される。そのため、タッチパネル110から信号検出部204Aに入力されるタッチ検出信号にパルス信号が重畳されることになる。信号検出部204Aは、このパルス信号を検出可能に構成されている。信号検出部204は、電気信号(パルス信号)を検出した場合には、電気信号が検出されたことを示す信号検出情報を入力制御部206に送出する。
信号検出部204Aは、タッチパネル110によりタッチ入力が受け付けられた場合に、当該受け付けられたタッチ入力の信号に重畳されている電気信号(パルス信号)を検出する。具体的には、筐体12を把持しているユーザが電極118に接触した状態でタッチパネル110にタッチすると、信号出力部202から出力されたパルス信号は電極118、ユーザの指を介してタッチパネル110に入力される。そのため、タッチパネル110から信号検出部204Aに入力されるタッチ検出信号にパルス信号が重畳されることになる。信号検出部204Aは、このパルス信号を検出可能に構成されている。信号検出部204は、電気信号(パルス信号)を検出した場合には、電気信号が検出されたことを示す信号検出情報を入力制御部206に送出する。
入力制御部206Aは、パルス信号が検出された場合には当該受け付けられたタッチ入力を有効にし、パルス信号が検出されない場合には当該受け付けられたタッチ入力を無効にする。
<処理手順>
図11は、実施の形態2に従う携帯端末装置10Aが実行する処理手順を示すフローチャートである。
図11は、実施の形態2に従う携帯端末装置10Aが実行する処理手順を示すフローチャートである。
図11を参照して、CPU102は、電極118を介してパルス信号を出力する(ステップS30)。CPU102は、タッチパネル110を介して、タッチ入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS32)。タッチ入力が受け付けられていない場合には(ステップS32においてNO)、CPU102はステップS32の処理を繰り返す。
これに対して、タッチ入力が受け付けられた場合には(ステップS32においてYES)、CPU102は、タッチパネル110からのタッチ検出信号に重畳されているパルス信号を検出したか否かを判断する(ステップS34)。パルス信号が検出された場合には(ステップS34においてYES)、CPU102は、当該受け付けたタッチ入力を有効にする(ステップS36)。そして、CPU102は、当該タッチ入力に応じた処理を実行して(ステップS38)、処理を終了する。
これに対して、パルス信号が検出されない場合には(ステップS34においてNO)、CPU102は、当該受け付けたタッチ入力を無効にして(ステップS40)、処理を終了する。すなわち、CPU102は、当該受け付けたタッチ入力に応じた処理を実行しない。
なお、実施の形態2では、電極118から出力される電気信号がパルス信号である例を示したが、当該電気信号はこれに限定されない。当該電気信号は、タッチ検出信号と区別できる電気信号を採用すればよく、たとえば、タッチ検出信号と周波数で分離可能な電気信号であってもよい。
また、実施の形態2では、パルス信号を出力している状態でタッチ入力の有無を判断する構成について説明したが、実施の形態1に示したように、タッチ入力が受け付けられたことを検出した後に、パルス信号が出力されるように構成されていてもよい。この場合、タッチ入力を受け付けた場合のみ電極118からパルス信号が出力されるため、携帯端末装置の省電力化を図ることができる。
<利点>
実施の形態2によると、実施の形態1の効果に加えて、携帯端末装置の構成をより簡易にすることができる。
実施の形態2によると、実施の形態1の効果に加えて、携帯端末装置の構成をより簡易にすることができる。
<実施の形態3>
実施の形態3では、上述した実施の形態おける携帯端末装置10,10Aが、筐体12への人体の接触を検知する接触検知部をさらに含む構成について説明する。接触検知部は、たとえば、筐体12の側面に配置される(1つまたは複数の)グリップセンサである。グリップセンサは、たとえば、静電容量方式のタッチセンサ、圧力の変化を検出するセンサ、電気抵抗の変化、または温度の変化を検知することでグリップセンサへの人体の接触を検知する。グリップセンサは、人体の接触を検知したことを示す検知信号をCPU102に入力する。
実施の形態3では、上述した実施の形態おける携帯端末装置10,10Aが、筐体12への人体の接触を検知する接触検知部をさらに含む構成について説明する。接触検知部は、たとえば、筐体12の側面に配置される(1つまたは複数の)グリップセンサである。グリップセンサは、たとえば、静電容量方式のタッチセンサ、圧力の変化を検出するセンサ、電気抵抗の変化、または温度の変化を検知することでグリップセンサへの人体の接触を検知する。グリップセンサは、人体の接触を検知したことを示す検知信号をCPU102に入力する。
実施の形態3では、CPU102は、グリップセンサにより筐体12への人体の接触が検知された場合に、タッチパネル110(ディスプレイ108)の表示を有効にして所定の画面(たとえば、ロック解除画面)を表示させる。そして、CPU102は、図8または図11に示す処理を実行する。具体的には、実施の形態1を採用する構成においては、CPU102は、グリップセンサにより筐体12への人体の接触が検知された場合に、ステップS10からの処理を実行する。すなわち、当該接触が検知された場合に、信号出力部202、信号検出部204および入力制御部206による一連の処理が実行される。
また、実施の形態2を採用する構成においては、CPU102は、グリップセンサにより筐体12への人体の接触を検知した場合にステップS30からの処理を実行する。すなわち、当該接触が検知された場合に、信号出力部202A、信号検出部204Aおよび入力制御部206Aによる一連の処理が実行される。
なお、CPU102は、当該接触を検知しない場合にはステップS10(またはステップS30)からの処理を実行しない。
<利点>
実施の形態3によると、グリップセンサにより携帯端末装置の筐体へのユーザの接触を検知した場合に限って、筐体を把持しているユーザによるタッチ操作を有効にし、それ以外の他人のタッチ操作を無効にするという処理が実行される。そのため、そもそもユーザが筐体を把持していない場合には、当該処理は実行されない。これによると、ユーザが携帯端末装置を把持していない状態(たとえば、携帯端末装置を机上に置いた状態)でタッチ操作する場合における操作感を損なわないようにすることができる。
実施の形態3によると、グリップセンサにより携帯端末装置の筐体へのユーザの接触を検知した場合に限って、筐体を把持しているユーザによるタッチ操作を有効にし、それ以外の他人のタッチ操作を無効にするという処理が実行される。そのため、そもそもユーザが筐体を把持していない場合には、当該処理は実行されない。これによると、ユーザが携帯端末装置を把持していない状態(たとえば、携帯端末装置を机上に置いた状態)でタッチ操作する場合における操作感を損なわないようにすることができる。
<その他の実施の形態>
なお、コンピュータを機能させて、上述のフローチャートで説明したような制御を実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどの一時的でないコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、コンピュータを機能させて、上述のフローチャートで説明したような制御を実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどの一時的でないコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
プログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本実施の形態にかかるプログラムに含まれ得る。
上述の実施の形態として例示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能である。
また、上述した実施の形態において、他の実施の形態で説明した処理や構成を適宜採用して実施する場合であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,10A 携帯端末装置、12 筐体、14 表示画面、102 CPU、104 メモリ、106 タッチセンサ、108 ディスプレイ、110 タッチパネル、112 無線通信部、113 通信アンテナ、114 メモリインターフェイス、115 記憶媒体、118 電極、120 透明シート、122 導電性パターン、202,202A 信号出力部、204,204A 信号検出部、206,206A 入力制御部。
Claims (5)
- 筐体と、
前記筐体の第1の面に設けられ、タッチ入力を受け付け可能なタッチパネルと、
前記筐体を把持するユーザの手に接触する位置に設けられた電極と、
制御部とを備え、
前記制御部は、
前記電極を介して電気信号を出力する出力部と、
前記出力部により出力された前記電気信号を検出する検出部と、
前記タッチパネルによりタッチ入力が受け付けられた場合に前記電気信号が検出されたときには当該受け付けられたタッチ入力を有効にし、前記タッチパネルによりタッチ入力が受け付けられた場合に前記電気信号が検出されないときには、前記受け付けられたタッチ入力を無効にする入力制御部とを含む、携帯端末装置。 - 前記タッチパネル上に設けられ、導電性パターンが形成された透明シートをさらに備え、
前記検出部は、前記透明シートを介して前記電気信号を検出する、請求項1に記載の携帯端末装置。 - 前記タッチパネルによりタッチ入力が受け付けられた場合に、前記出力部は、前記電極を介して前記電気信号を出力する、請求項1または2に記載の携帯端末装置。
- 前記電気信号は、パルス信号を含み、
前記タッチパネルによりタッチ入力が受け付けられた場合に、前記検出部は、前記受け付けられたタッチ入力の信号に重畳されている前記パルス信号を検出し、
前記入力制御部は、前記パルス信号が検出された場合には当該受け付けられたタッチ入力を有効にし、前記パルス信号が検出されない場合には当該受け付けられたタッチ入力を無効にする、請求項1に記載の携帯端末装置。 - 前記筐体へのユーザの接触を検知するための接触検知部をさらに備え、
前記接触検知部により前記筐体へのユーザの接触が検知された場合に、前記出力部、前記検出部および前記入力制御部による一連の処理が実行される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014181396A JP2016057681A (ja) | 2014-09-05 | 2014-09-05 | 携帯端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014181396A JP2016057681A (ja) | 2014-09-05 | 2014-09-05 | 携帯端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016057681A true JP2016057681A (ja) | 2016-04-21 |
Family
ID=55756620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014181396A Pending JP2016057681A (ja) | 2014-09-05 | 2014-09-05 | 携帯端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016057681A (ja) |
-
2014
- 2014-09-05 JP JP2014181396A patent/JP2016057681A/ja active Pending
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