JP2016055966A - 入出荷支援システム、コンベア及び入出荷支援方法 - Google Patents

入出荷支援システム、コンベア及び入出荷支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の物品が組となって出荷される場合でも、効率的に作業を行うことができることを課題とする。【解決手段】ピッキング領域A12におけるピッキング作業員H1によるピッキング後、コンベア4によって運ばれてきた、複数の物品12で構成される物品群13における物品12が揃うまで該物品12を巡回させつつ保持し、複数の物品12で構成される物品群13における物品12が揃うと、該物品12を排出する巡回コンベア60を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、倉庫における物品の入出荷を支援する入出荷支援システム、コンベア及び入出荷支援方法の技術に関する。
通販等の物流センタでは、物品となる物品を棚に収納して保管している。そして、物品が出荷されるときに、無人搬送車が、出荷対象となっている物品が収納されている棚を、作業員がピッキングを行うピッキング領域まで、棚ごと運搬する。無人搬送車に運搬された棚がピッキング領域に到着すると、ピッキング作業員が、到着した棚から出荷対象となる物品をピッキングして、コンベアに載置する。コンベアに載置された物品は、コンベアによって梱包領域まで搬送される。梱包領域に到着した物品は、梱包作業員によって梱包され、出荷される。
前記したように、このような物流センタでは、物品が収納されている棚をピッキング領域まで搬送するものとして、無人搬送車が使用されている。
このような無人搬送車として、例えば、特許文献1や、特許文献2に記載の技術が開示されている。
特許文献1には、作業スペース内に設置されたセルのそれぞれについて、移動駆動ユニット(無人搬送車)が移動コストを計算し、最も移動コストの小さい経路に従って移動駆動ユニットを走行させる目録品を移送するシステム及び方法が開示されている。
特許文献2には、荷かご(棚)の脚部間に形成された隙間から測定可能なように設置された再帰反射板を、2次元レーザ距離計により計測することで、自身の位置を特定する無人搬送車が開示されている。
また、特許文献3には、受注処理プロセスにおける非線形ユニットレベル仕分けのための方法及び装置が開示されている。当該技術においては、物流センタにおける仕分け方法として、ユニット(物品)が搬送される際に収納される搬送容器に識別子(搬送容器識別子)が付与されており、注文処理ステーションに搬送容器が到着すると、搬送容器識別子がリーダによって読み取られ、読み取られた搬送容器識別子を基に、該ユニットが収納される場所のインジケータ等が作動して、ユニットを収納する場所をオペレータ(作業員)に示す。
特開2012−197184号公報 特開2013−232078号公報 特表2010−531796号公報
物品によっては、複数の物品が組となって出荷される場合がある。例えば、同じ注文主が、異なる物品を複数注文した場合、注文された物品は組として梱包される必要がある。以下、このように組として出荷される物品の集合を物品群と称する。
従って、このように物品が物品群として出荷される場合、梱包領域には物品群を構成する物品が組となって送られてくることが望ましい。しかしながら、物品群を構成する物品が同一の棚に収納されている可能性が低いため、ピッキング領域に仮置き棚を設置しておき、ピッキング作業員は、物品群として出荷される物品を仮置き棚に仮置きし、仮置き棚上の物品が揃ったら、物品を容器等に入れてコンベアに載置する。
このように仮置き棚を用いた手法では、ピッキング作業員は、ピッキングする物品が物品群を構成するものであるか否かを常にチェックしなければならない。このため、作業効率が低下したり、誤りの元となったりする。
特許文献1〜3に記載の技術においても、出荷される物品が物品群を構成する場合については考慮されていない。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、複数の物品が組となって出荷される場合でも、効率的に作業を行うことができることを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、不連続に運ばれてきた、複数の物品で構成される物品群における物品が揃うまで該物品をコンベアに保持させ、前記物品群における物品が揃うと、該物品を連続して前記コンベアから排出させることを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、複数の物品が組となって出荷される場合でも、効率的に作業を行うことができる。
本実施形態における入出荷支援システムの構成を示す図である。 本実施形態に係る無人搬送車の外観を示す図である。 本実施形態に係る走行領域の例を示す図である。 本実施形態に係る入出荷支援システムのシステムブロック図である。 本実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 本実施形態に係る無人搬送車の機能ブロック図である。 本実施形態に係る棚搬送処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る集荷計画情報の例を示す図である。 本実施形態に係る巡回判定処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る排出処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る巡回コンベアのシュート付近を拡大した図である。 本実施形態に係る入出荷支援システムの別の例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
(システム構成)
図1は、本実施形態における入出荷支援システムの構成を示す図である。
入出荷支援システムZは、走行領域Rと、作業領域Aとに分かれている。
図1に示すように、走行領域R中の所定領域には、物品12を収納している棚11が置かれている。無人搬送車2は、走行領域R中を走行して棚11を搬送する。
走行領域Rには、ピッキングを行う際に無人搬送車2が停車するピッキング停車領域A2が含まれている。ピッキング停車領域A2については後記する。なお、走行領域Rは無軌道である。
作業領域Aには、ピッキング作業員H1がピッキング作業を行うピッキング作業領域A3や、梱包作業員H2が物品12を梱包する梱包領域A4が含まれている。
走行領域Rと、作業領域Aとは安全柵や、無人搬送車2が乗り越えることができない段差等で区切られている。段差で走行領域Rと、作業領域Aとが区切られる場合、段差の高さは、およそ10mm以上であることが望ましい。
なお、ピッキング停車領域A2と、ピッキング作業領域A3とを合わせてピッキング領域A10と称することがある。
まず、制御装置1(図4)を介して、無人搬送車2に棚11の搬送が指示される。指示された無人搬送車2は、指定された棚11のところまで走行する。指定された棚11に到着した無人搬送車2は、図3の符号401で示されているように、棚11の下に潜り込む。その後、無人搬送車2は、積載装置202(図2)を上昇させることにより、棚11を持ち上げる。その後、無人搬送車2は棚11を持ち上げた状態で走行し、棚11を搬送する。図1では、棚11を搬送している無人搬送車2が符号2aで示されている。
走行領域Rの床面は、格子で区切られており(不図示)、各格子にはバーコード等のマーカ(不図示)が設置されている。
物品12には、物品群13を構成するものがある。例えば、図1において、物品12a(12),12b(12)は物品群13を構成している。同じ物品群13を構成している物品12aと、物品12bとは、図1において不連続に搬送されているが、連続で搬送されてもよい。
制御装置(制御部)1は、ピッキング対象の物品12が単一の出荷(単品)であるか、物品群13を構成するものであるかに関する情報を管理している。
棚11が無人搬送車2によって、持ち上げられると、棚11をピッキング停車領域A2まで搬送するよう、制御装置1は無人搬送車2に指示する。
無人搬送車2が、ピッキング停車領域A2まで移動したのを確認した制御装置1は、無人搬送車2がピッキング停車領域A2に到着したことを作業端末3に通知する。すると、ピッキング作業員H1近傍に設置されている作業端末3は、物品12の品種、ピッキングする個数、棚11内における物品12の収納場所等といったピッキング作業に必要な一連の情報(ピッキング情報)を表示装置31(図4)に表示する。
ピッキング作業員H1は、棚11からピッキング対象となる物品12のピッキングを行うと、ピッキングした物品12を、コンベア4に載置する。このとき、ピッキング完了の通知が作業端末3から制御装置1へ送信される。例えば、作業端末3に接続されているバーコードリーダ32(図4)に対して、ピッキング作業員H1が物品12に貼付されているバーコードをかざすと、作業端末3が該バーコードを読み取り、このバーコードの情報とともにピッキング完了の通知を制御装置1に送る。ピッキング作業員H1が、例えば、ピッキング停車領域A2に設置されているピッキング済みボタンを押下すること等を契機として、ピッキングが完了したことが制御装置1に通知されてもよい。
ピッキング完了の通知を受信した制御装置1は、ピッキング停車領域A2に停車している無人搬送車2に棚11を基の位置に戻すよう指示する。この指示を受信した無人搬送車2は、棚11が元あった位置まで走行する。棚11が元あった位置に到達した無人搬送車2は、積載装置202を下降させることで棚11を降ろす。
ピッキング作業領域A3において、ピッキング作業員H1は、前記したようにピッキングされた物品12を、コンベア4に載置する。このとき、ピッキング作業員H1は、ピッキングした物品12がコンベア4で分散しないよう、ピッキングした物品12を通函、ケース、オリコン(折畳み可能コンテナ)、トレー等に格納してもよい。その後、物品12はコンベア4及びシュート51によって梱包領域A4まで送られる。コンベア4は、ピッキング作業員H1によって載置された物品12が運ばれる第1コンベア41、第1コンベア41から搬送された物品12を搬送する第2コンベア42を有している。また、第2コンベア42の先には、梱包領域A4に物品12を仕分けするシュート51が接続されている巡回コンベア(コンベア)60を有している。なお、巡回コンベア60は分岐コンベアや、チルト式仕分けコンベアや、プッシャ式仕分けコンベアや、ダイバータ式仕分けコンベア等であることが望ましい。
巡回コンベア60は、コンベア4によって運ばれてきた物品12について、該物品12が属する物品群13を構成する物品12が揃うまで物品12を巡回させつつ、保持する保持部61を有している。つまり、保持部61は、巡回によって物品12を載置することで、物品12の保持を行う。
また、巡回コンベア60は、物品群13を構成する物品12が揃うと、該物品群13を構成する物品12をシュート51に排出する排出口(排出部)62を有している。
ピッキング作業員H1によってピッキングされた物品12は、第1コンベア41、第2コンベア42に送られる。
第2コンベア42を介して巡回コンベア60に運ばれてきた物品12は、制御装置1によって管理されている。
制御装置1は、巡回コンベア60に運ばれてきた物品12のうちで、物品群13を構成する物品12がすべて揃っているものがあるか否かを監視している。物品群13を構成する物品12のすべてが揃うまで、物品12は巡回コンベア60上を巡回することになる。
そして、巡回コンベア60に運ばれてきた物品12のうちで、物品群13を構成する物品12がすべて揃っているものがあれば、制御装置1は、その物品12をシュート51によって、梱包領域A4へ排出させる。
ちなみに、物品12が物品群13を構成しない場合(単品である場合)、制御装置1は、該物品12を巡回させることなく、空いているシュート51に該物品12を排出させる。つまり、本実施形態では、単品の物品12は、1つだけの物品12で構成される物品群13とみなされる。
(無人搬送車の外観)
図2は、本実施形態に係る無人搬送車の外観を示す図である。
図2に示すように、無人搬送車2は本体装置201と積載装置202とを有している。本体装置201の下部には、駆動輪250(図6)が備えられており、無人搬送車2は走行しつつ、走行方向を変えることが可能である。また、本体装置201の底面にはカメラ230b(図6)が備えられている。前記したように走行領域R(図1)の床面は、格子状に区切られており、各格子の中央には格子の位置情報が格納されているマーカ(不図示)が設置されている。無人搬送車2は、本体装置201底面のカメラ230bで、床面に設置されているマーカを読み取ることで、自身の現在位置に関する情報を取得する。
なお、無人搬送車2は、基本的に+90°、±180°及び−90°に回転することが可能であるが、それ以外の角度に回転してもよい。ちなみに、ここでは無人搬送車2を上からみて時計まわりを「+」、反時計まわりを「−」としている。
積載装置202は、棚11(図1)を搬送するための装置である。本体装置201は、積載装置202とは独立に方向を変えることができる(符号D11)。このようにすることで、積載装置202の方向はそのままで、本体装置201のみ走行方向を変えることができる。
積載装置202の中央にはカメラ230aが設置されている。このカメラ230aは、例えば、棚11の底面中央に貼付されているバーコード等のマーカを読み取るものである。カメラ230aによって棚11の底面中央に貼付されているマーカが読み取られたか否かが判定されることで、無人搬送車2の真上に棚11が到着したか否かが判定される。
また、積載装置202は昇降可能である。棚11に到達した無人搬送車2は、図3の符号401に示すように、該棚11の下に潜り込む。棚11の下に潜り込んだ無人搬送車2は、積載装置202を上昇させることによって、棚11ごと持ち上げる。
(走行領域)
図3は、本実施形態に係る走行領域の例を示す図である。
走行領域R中の所定領域には棚11が置かれている。
また、走行領域Rの床面は、前記したように格子に区切られており(不図示)、各格子にはマーカ(不図示)が設置されている。
無人搬送車2は、無人搬送車2の底面中央に設置されているカメラ230b(図6)により、床面に設置されているマーカを読み取り、読み取った情報から自身の現在位置に関する情報を取得する。このようにして、無人搬送車2は自己の位置を特定する。
無人搬送車2は、制御装置1から棚11の移動を指示されると、指示された棚11まで走行する。前記したように、指示された棚11に到達した無人搬送車2は、該棚11の下に潜り込む(符号401)。棚11の下に潜り込んだ無人搬送車2は、積載装置202(図2)を上昇させることによって、棚11を持ち上げる。
棚11を持ち上げた無人搬送車2は、その状態のまま、ピッキング停車領域A2(図1)へと移動する。
なお、図3においても、図1と同様、棚11を搬送している無人搬送車2を符号2aで示している。
(システムブロック図)
図4は、本実施形態に係る入出荷支援システムのシステムブロック図である。
入出荷支援システムZは、制御装置1、コンベアコントローラ8、コンベア4、ステーションコントローラ7、複数の作業端末3、無人搬送車コントローラ6、複数の無人搬送車2、巡回コンベアコントローラ70、巡回コンベア60等を有している。
制御装置1は、コンベアコントローラ8や、ステーションコントローラ7、無人搬送車コントローラ6、巡回コンベアコントローラ70を介して、コンベア4、作業端末3、無人搬送車2、巡回コンベア60の制御を行う。また、制御装置1には、クライアント端末5が接続されており、物品12(図1)の入出荷に関する情報等がクライアント端末5を介して、制御装置1に入力される。
コンベア4は、ピッキング停車領域A2(図1)でピッキングされた物品12を巡回コンベア60へ搬送するものである。図1で示すように、コンベア4は第1コンベア41及び第2コンベア42を有している。
各作業端末3は、ピッキング作業領域A3(図1)に備えられており、表示装置31や、バーコードリーダ32等を備えている。そして、作業端末3は、制御装置1からステーションコントローラ7を介してピッキング情報を受信すると、受信したピッキング情報を表示装置31に表示する。また、ピッキング作業員H1は、棚からピッキングした物品12に貼付されているバーコードを、作業端末3に備えられているバーコードリーダ32で読み取らせる。バーコードリーダ32で読み取られた物品12の情報は、ステーションコントローラ7を介して制御装置1へ送信される。
無人搬送車2は、無人搬送車コントローラ6を介して、制御装置1から経路情報等を受信し、受信した経路情報に基づいて目的地まで自走する。また、無人搬送車2は、目的地に到着したか否かという情報を、無人搬送車コントローラ6を介して制御装置1へ送信している。
巡回コンベア60は、物品群13を構成する物品12がすべて揃うまで、第2コンベア43を介して運ばれてきた物品12を巡回させる。また、物品群13を構成する物品12がすべて揃うと、巡回コンベア60上を巡回している物品12をシュート51から排出させる。
なお、無人搬送車コントローラ6と、無人搬送車2とは無線による通信を行う。また、制御装置1とコンベアコントローラ8との間、コンベアコントローラ8とコンベア4との間、制御装置1とステーションコントローラ7との間、ステーションコントローラ7と作業端末3との間、制御装置1と巡回コンベアコントローラ70との間、巡回コンベアコントローラ70と巡回コンベア60との間における通信は、有線による通信でも、無線による通信でもよい。
なお、コンベアコントローラ8、ステーションコントローラ7、無人搬送車コントローラ6、巡回コンベアコントローラ70のうち、すくなくとも1つは省略可能である。この場合、制御装置1と、コンベア4、無人搬送車2、作業端末3、巡回コンベア60が、直接通信を行う。
(制御装置の機能ブロック図)
図5は、本実施形態に係る制御装置の機能ブロック図である。適宜、図4を参照する。
制御装置1は、例えばPC(Personal Computer)等であり、RAM(Random Access memory)等のメモリ110、CPU(Central Processing Unit)120、HD(Hard Disk)等の記憶装置130、送受信装置140を有している。
送受信装置140は、無人搬送車コントローラ6を介して無人搬送車2と情報の送受信を行う。また、送受信装置140は、コンベアコントローラ8を介してコンベア4と情報の送受信を行う。さらに、送受信装置140は、ステーションコントローラ7を介して作業端末3と情報の送受信を行う。そして、送受信装置140は、巡回コンベアコントローラ70を介して巡回コンベア60に情報を送信する。また、送受信装置140はクライアント端末5から入力された情報を受け付ける。
そして、記憶装置130に格納されているプログラムがメモリ110に展開され、CPU120によって実行されることで、処理部111や、処理部111を構成する搬送計画部112、移動制御部113、物品管理部114、作業端末制御部115、巡回コンベア制御部116が具現化している。
また、記憶装置130には、搬送が行われる物品12(図1)の出荷に関する情報が格納されている集荷計画情報131が格納されている。集荷計画情報131は後記して説明する。
搬送計画部112は集荷計画情報131を生成する。
移動制御部113は、無人搬送車2が移動する経路の情報である経路情報を生成し、無人搬送車コントローラ6を介して、経路情報を無人搬送車2へ送信する。
物品管理部114は、物品群13を構成する物品12が揃ったか否か等を判定する。また、物品管理部114は、物品12に物品ID(Identification)を割り振る等の処理を行う。
作業端末制御部115は、作業端末3に作業情報の表示等をさせる。
巡回コンベア制御部116は、巡回コンベア60を制御する。
(無人搬送車の機能ブロック図)
図6は、本実施形態に係る無人搬送車の機能ブロック図である。
無人搬送車2は、ROM(Read Only memory)等のメモリ210、CPU220、送受信装置260等を有している。
また、無人搬送車2は、カメラ230a,230b、自在輪240、駆動輪250、積載装置202を有している。
カメラ230aは、図2に示すように、積載装置102の中央に設置されており、例えば、棚11の底面中央に貼付されているマーカを読み取る。
カメラ230bは、前記したように、無人搬送車2の本体装置201(図2)の底面中央に備えられており、走行領域R(図1)の床面に設置されているマーカを読み取る。
自在輪240は、無人搬送車2の走行や、方向転回を補助するための車輪であり、処理部211による制御を受けない。自在輪240は、例えば、無人搬送車2の進行方向を前とした場合、前部に1対、後部に1対の計4つ備えられたり、前後に1つずつ計2つ備えられていたりするものである。
駆動輪250は、無人搬送車2を前進、後進又は方向転回させるための車輪である。駆動輪250は、例えば、無人搬送車2の左右に1対備えられるものである。無人搬送車2の方向転回は、左右の駆動輪250のうち、一方の駆動輪250が他方の駆動輪250に対して逆向きに回転する等して行われる。
積載装置202は図2において説明済みであるので、ここでの説明を省略する。
送受信装置260は、無人搬送車コントローラ6を介して制御装置1と情報の送受信を行う。
そして、メモリ210に格納されているプログラムが、CPU220によって実行されることで、処理部211が具現化している。処理部211は、制御装置1と情報を送受信しつつ、目的地まで無人搬送車2自身を自走させる。
また、処理部211は、走行領域Rの床面に設置されているマーカを無人搬送車2の底面に設置されているカメラ230bで読み取ると、読み取ったマーカから自身の現在位置に関する情報を取得する。そして、処理部211は、取得した現在位置に関する情報と、制御装置1から送信された経路情報とを基に目的地まで走行する指示を作成し、その指示を駆動輪250に送信する。また、処理部211は、カメラ230aが棚11の底面中央に貼付されているマーカを読み取ったか否かを判定することで、棚11の真下に無人搬送車2が到着したか否かを判定する。
さらに、処理部211は、積載装置202の上昇、下降等を行う。
(フローチャート)
(棚搬送処理)
図7は、本実施形態に係る棚搬送処理の手順を示すフローチャートである。適宜、図1、図4〜図6を参照する。
まず、制御装置1の搬送計画部112は、集荷計画情報131を生成する(S101)。
(集荷計画情報)
図8は、本実施形態に係る集荷計画情報の例を示す図である。
集荷計画情報131には、「物品ID」、「物品群ID」、「棚ID」、「無人搬送車ID」、「ピッキング」「巡回」、「出荷」等の各情報が格納されている。
「物品ID」とは、搬送の対象となる物品12に割り振られているIDである。物品IDは、クライアント端末5を介して、物品12に関する情報が入力されると、制御装置1の物品管理部114によって物品群13に対して必要に応じて割り振られるIDである。
「物品群ID」は、対象となる物品12が物品群13を構成しているのか、構成していればどの物品群13に属しているのかを示すIDである。同一の物品IDが割り振られている物品12は、例えば、同じ注文主から注文された物品12等であり、同一の梱包を行う必要のある物品12である。例えば、物品ID「C1005」、「C1015」、「C1016」の物品12は、同じ物品群ID「G03」を有している。すなわち、物品ID「C1005」、「C1015」、「C1016」の物品12は、同じ注文主によって注文された物品12であり、同一の梱包をして出荷する必要のある物品12である。
同様に、物品ID「C1023」、「C2005」の物品12も物品群ID「G01」という物品群13を構成している物品12である。
また、物品ID「C0024」の物品12には、「物品群ID」が割り振られていない。このことは、注文主が物品ID「C0024」以外の注文を行っていないことを示す。物品ID「C3001」、「C2032」、「C3051」の物品12も同様である。本実施形態では、単品の物品12は、該物品12だけで構成されている物品群13とみなす。
「物品群ID」は、クライアント端末5から入力された注文情報を基に、制御装置1の物品管理部114が生成、割り振りを行うものである。
「棚ID」は、対象となる物品12が収納されている棚11に割り振られているIDである。「棚ID」は、図示しない棚管理情報に格納されている棚11の位置情報とリンクしている。
「無人搬送車ID」には、物品12を搬送する無人搬送車2のIDが格納されている。
「ピッキング」は、ピッキングが完了したか否かを示すフラグであり、ピッキングが完了していない場合は空欄であり、ピッキングが完了した場合、フラグがたつ。
「巡回」は、巡回コンベア60上で巡回している物品12を示すフラグであり、巡回コンベア60に到達していない場合は空欄であり、巡回コンベア60に到達している場合(すなわち、巡回コンベア60上で巡回している場合)、フラグがたつ。
「出荷」は、シュート51によって排出されたか否かを示すフラグであり、排出が完了していない場合は空欄であり、排出が完了した場合、フラグがたつ。
図8に示す例では、物品ID「C1005」、「C1023」、「C0024」、「C1015」、「C1016」、「C2005」、「C3001」の物品12についてピッキングが完了している。そして、これらのうち、物品ID「C1005」、「C1023」、「C0024」、「C1015」、「C1016」の物品12が巡回コンベア60上で巡回している。すなわち、物品ID「C1005」、「C1023」、「C0024」、「C1015」、「C1016」の物品12が巡回コンベア60に到達している。
例えば、物品群ID「G03」を構成する物品12(物品ID「C1005」、「C1015」、「C1016」)は、すべてが巡回コンベア60に到達している。そして、物品群ID「G03」を構成する物品12のうち、物品ID「C1005」の物品12がシュート51から排出されている。従って、物品ID「C1005」の物品12は、巡回していたが、現在はシュート51から排出されて、巡回コンベア60上にはない。この後、物品ID「C1015」、「C1016」の物品12が順にシュート51に排出される。
これに対し、例えば、物品群ID「G01」を構成する物品12(物品ID「C1023」、「C2005」)は、すべてのピッキングが完了しているものの、物品ID「C2005」の物品12が巡回コンベア60で巡回していない。すなわち、物品ID「C2005」の物品12が巡回コンベア60に到達していない。そのため、物品群ID「G01」を構成する物品12はいずれもシュート51から排出されていない。
また、物品ID「C0024」の物品12は、「物品群ID」の欄が空欄なので、物品群13を構成しておらず(単品)、また、物品ID「C0024」の物品12は巡回コンベア60で巡回している。すなわち、物品ID「C0024」の物品12は巡回コンベア60に到達している。本実施形態では、単品の物品12は、その物品12のみで構成される物品群13であるとしている。従って、物品ID「C0024」の物品12は、これのみで物品群13を構成する物品12が揃ったとみなされ、シュート51から排出されている。
制御装置1の搬送計画部112は、無人搬送車2の混雑回避、無人搬送車2の移動距離の最小化等を評価することで、集荷計画情報131を生成する。
図7の説明に戻る。
次に、制御装置1の移動制御部113は集荷計画情報131に基づいて各無人搬送車2に棚11をピッキング停車領域A2へ移動するよう指示する棚移動指示を行う(S102)。具体的には、移動制御部113が棚11をピッキング停車領域A2まで移動するための経路情報を生成し、無人搬送車コントローラ6を介して無人搬送車2へ送信する。
移動指示を受けた無人搬送車2の処理部211は、棚11をピッキング停車領域A2まで移動させる棚移動をする(S112)。具体的には、無人搬送車2が棚11に到着すると、処理部211は、該棚11の下に潜り込む。その後、処理部211が積載装置202を上昇させることで、棚11を持ち上げる。棚11を持ち上げた無人搬送車2の処理部211は、経路情報に従ってピッキング停車領域A2まで移動する。
制御装置1の移動制御部113は、ステップS112で指示した無人搬送車2がピッキング停車領域A2に到着したか否かを判定する(S113)。
ステップS113の結果、到着していない場合(S113→No)、制御装置1の処理部111はステップS113へ処理を戻す。
ステップS113の結果、到着している場合(S113→Yes)、制御装置1の作業端末制御部116が作業端末3に指示することで、作業端末3は表示装置31を介して、ピッキング作業員H1にピッキングを指示する(S114)。具体的には、作業端末3は、表示装置31に、ピッキング情報(物品12の品種、ピッキングする個数、棚11内における物品12の収納場所等)を表示する。ピッキング情報は、制御装置1の記憶装置130において保持されている物品情報(不図示)等から取得される。作業端末3は、ステーションコントローラ7を介して、制御装置1からピッキング情報を取得し、取得したピッキング情報を表示装置31に表示する。物品情報は、集荷計画情報131における物品IDと対応付ける形式で、物品12の品種、ピッキングする個数、棚11内における物品12の収納場所等の情報が管理者によって入力され、格納されているものである。
ピッキング作業員H1は、作業端末3の表示装置31に表示されているピッキング情報に従って、物品12のピッキングを行う(S115)。ピッキングが終了すると、無人搬送車2の処理部211は棚11を搬送前にあった場所に戻す。
コンベア4は、ピッキングされた物品12を移送する(S117)。
入出荷支援システムZは、ステップS112〜S117と同様の処理を、各物品12に対して行う(S132〜S137,S152〜S157)。
(巡回判定処理)
図9は、本実施形態に係る巡回判定処理の手順を示すフローチャートである。図9の処理は、1つの物品12に注目した処理であるが、物品12毎に図9の処理が並列に行われる。
まず、制御装置1の物品管理部114は巡回コンベア60に物品12が到着したか否かを判定する(S201)。物品管理部114は、ピッキングが行われた時刻と、コンベア4の移送速度とから、巡回コンベア60に物品12が到着する時刻を算出し、該算出した時刻になったか否かでステップS201の判定を行う。
ステップS201の結果、到着していない場合(S201→No)、物品管理部114はステップS201へ処理を戻す。
ステップS201の結果、到着している場合(S201→Yes)、物品管理部114は、集荷計画情報131において、処理対象となっている物品12のレコードにおける巡回の欄にフラグ(巡回フラグ)をたて(S202)、処理を終了する。
(排出処理)
図10は、本実施形態に係る排出処理の手順を示すフローチャートである。図10の処理は、1つの物品12に注目した処理であるが、物品群13毎に図10の処理が並列に行われる。
制御装置1の物品管理部114は、集荷計画情報131の「物品群ID」と、「巡回」を参照して、物品群13を構成する物品12が巡回コンベア60内で揃ったか否かを判定する(S211)。
ステップS211の結果、揃っていない場合(S211→No)、制御装置1の物品管理部114は、ステップS211へ処理を戻す。
ステップS211の結果、揃った場合(S211→Yes)、制御装置1の巡回コンベア制御部116は、巡回コンベアコントローラ70を介して、巡回コンベア60に物品12の排出を指示する(S212)。排出指示のタイミングは、排出先のシュート51の近傍に排出対象の物品12がきたタイミングで出される。なお、排出指示には、排出先のシュート51に関する情報が含まれている。
そして、制御装置1の物品管理部114は、集荷計画情報131において、排出対象の物品12の「排出」欄にフラグ(排出フラグ)をたてる(S213)。
物品12の排出を指示された巡回コンベア60は、保持部61で巡回している物品12を、排出口62からシュート51へ排出した後(S301)、制御装置1からの排出指示を待機する。巡回コンベア60がチルト式コンベアである場合、例えば、巡回コンベア60として、チルト式仕分けコンベアが使用されている場合、巡回コンベア60は、図示しない載置部を排出指示に含まれているシュート51側に傾けることで排出対象となる物品12を排出する。
そして、制御装置1の物品管理部114は、集荷計画情報131の「物品群ID」、「巡回」、「排出」の欄を参照し、物品群13を構成する物品12のすべてがシュート51から排出されたか否かを判定する(S214)。
ステップS214の結果、すべてが排出されていない場合(S214→No)、制御装置1の物品管理部114はステップS212へ処理を戻す。
ステップS214の結果、すべてが排出されている場合(S214→Yes)、制御装置1の処理部111は処理を終了する。
なお、巡回コンベア60からの排出は、1つの物品群13を構成する物品12が連続して行われる。すなわち、同じ物品群13を構成する物品12は、同じシュート51から連続して排出される。以下、図11を参照してこのことを説明する。
図11は、本実施形態に係る巡回コンベアのシュート付近を拡大した図である。
図11において、物品12A1〜12A4(斜線、格子なし)は同じ物品群13を構成する物品12である。同様に、物品12B1,12B2(斜線)は同じ物品群13を構成する物品12である。また、物品12C1,12C2(格子)は同じ物品群13を構成する物品12である。
そして、物品12A1〜12A4は、シュート51A(51)から排出される。同様に、物品12B1,12B2は、シュート51B(51)から排出される。そして、物品12C1,12C2は、シュート51C(51)から排出される。
このように、同一の物品群13を構成する物品12は同一のシュート51から排出される。前記したように、制御装置1は巡回コンベア60で巡回している物品12の位置を管理しているため、同一の物品群13を構成する物品12を同一のシュート51から排出することが可能である。
このようにすることで、図1の物品12a,12bのように、同じ物品群13を構成する物品12が不連続に運ばれてきても、同じ物品群13を構成する物品12を連続して排出することができる。
このように、同一の物品群13を構成する物品12が同一のシュート51から排出されることで、梱包作業員H2は同じシュート51から排出されてきた物品12を梱包すればよいので、梱包作業の作業負荷を軽減することができる。
本実施形態に係る入出荷支援システムZによれば、ピッキング作業員H1は到着した棚11から物品12をピッキングする際、ピッキング対象となる物品12が物品群13を構成しているのか否か、物品群13を構成しているとすれば、どの物品群13を構成しているのかを考えずに、到着した物品12をピッキングすることができる。これにより、ピッキングの効率が向上するだけでなく、ピッキングの際の誤り等を防止することができる。
さらに、どの物品群13を構成しているのかを考えずに、到着した物品12をピッキングすることができるため、ピッキング作業員H1が習熟していなくてもよい。従って、ピッキング作業員H1として、習熟度が低いパートや、アルバイト等でもピッキングが可能となる。また、ピッキング作業員H1の研修等も不要となるので、企業としてコスト削減につなげることができる。
本実施形態では、巡回コンベア60を予め有していれば、巡回コンベア制御部116の機能を有する制御装置1を設置するだけで、これまでの入出荷支援システムを利用することができる。
(別の例)
図12は、本実施形態に係る入出荷支援システムの別の例を示す図である。
図12における入出荷支援システムZaでは、物品12にRFID(Radio Frequency Identification)タグ81が貼付されている。なお、図12では、図を簡略化するため一部の物品12にRFIDタグ81を示しているが、実際にはすべての物品12にRFIDタグ81が貼付されている。RFIDタグ81には、貼付されている物品12の物品ID等が格納されている。
そして、コンベア4や、コンベア4(第2コンベア42)にRFIDタグリーダ82が設置されている。そして、コンベア4に設置されているRFIDタグリーダ82によって読み取られたRFIDタグ81の情報と、RFIDタグリーダ82によって読み取られた時刻と、読み取ったRFIDタグリーダ82の情報とを制御装置1が管理する。このようにすることで、巡回コンベア60における物品12の位置を制御装置1が正確に管理することができる。
また、図12のような構成とすることで、もしピッキング作業員H1が間違ったピッキングを行ったとしても、コンベア4に設置されているRFIDタグリーダ82で読み取られたRFIDタグ81の情報によって、制御装置1はピッキングされた物品12が誤っていることを即座に検出できる。
このようにすることで、例えば、制御装置1は、図示しない誤ピッキング用コンベアに、誤ってピッキングされた物品12を送ることで、誤ってピッキングされた物品12を排除することができる。また、制御装置1は、ピッキングされた物品12が誤っていることを検出すると、正しい物品12が収納されている棚11を搬送するよう無人搬送車2に指示するようにしてもよい。あるいは、正しい物品12が収納されている棚11を無人搬送車2が元あった場所に戻している途中であれば、制御装置1は該無人搬送車2をピッキング停車領域A2に呼び戻すようにしてもよい。この場合、作業端末3の表示装置31には、再ピッキングである旨の表示がなされてもよい。このようにすることで、誤ったピッキングが行われた場合でも、即座に再ピッキングを行うことができる。
図12の例において、RFIDタグリーダ82は、第2コンベア42において、第1コンベア41の合流地点より下流側であり、第1コンベア41の合流地点の近傍に1つ設けられている。このようにすることで、RFIDタグリーダ82の設置個数を必要最低限とすることができ、コストを最小限に抑えることができる。ここで、上流とはピッキング領域A10側であり、下流とは梱包領域A4側である。
なお、図12の例で、RFIDタグリーダ82は、第2コンベア42において、第1コンベア41の合流地点より下流側であり、第1コンベア41の合流地点の近傍に1つ設けられているが、これに限らない。例えば、第2コンベア42において、巡回コンベア60との接続箇所近傍等にRFIDタグリーダ82が設置されてもよいし、これ以外の第1コンベア41、第2コンベア42、巡回コンベア60の各所にRFIDタグリーダ82が設置されてもよい。このように、RFIDタグリーダ82の設置箇所を複数とすることで、物品12のトラッキング信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態では、無人搬送車2によって棚が搬送され、搬送された棚からピッキング作業員H1がピッキングを行っているが、無人搬送車2が用いられなくてもよい。
さらに、制御装置1の巡回コンベア制御部116の機能が巡回コンベア60や、巡回コンベアコントローラ70に備わっていてもよい。この場合、図9の処理や、図10のステップS211〜S214の処理が巡回コンベア60や、巡回コンベアコントローラ70で行われることとなる。
また、梱包領域A4に、排出される物品12や、物品群13に関する情報が表示される梱包作業端末が備えられていてもよい。
また、巡回コンベア60は、物品群13を構成する物品12が揃うまで物品12を保持することができるコンベアであれば、巡回コンベア60に限らない。
物品12にRFIDタグが貼付されていてもよい。そして、コンベア4に所定の箇所にRFIDタグリーダが設置されてもよい。このようにすることで、コンベア4における物品12の場所を制御装置1が正確に管理することが可能となる。
さらに、本実施形態では、無人搬送車2が棚11を持ち上げることで、無人搬送車2は棚11を運搬するが、これに限らない。例えば、棚11の脚部にキャスタが備えられており、無人搬送車2は、この棚11を牽引することで棚11の運搬を行ってもよい。
また、走行領域Rの床面には、図示しないマーカとしてバーコードが設置されているとしたが、これに限らず、QR(Quick Response)コード(登録商標)や、RFIDタグがマーカとして用いられてもよい。なお、マーカとしてRFIDタグを用いる場合、無人搬送車2には、本体装置201の底面に設置されているカメラ203bの代わりにRFIDタグリーダが搭載される。このようにすることで、制御装置1は無人搬送車2の位置を正確に管理することができる。
また、本実施形態では、棚11の底面に図示しないバーコードを貼付し、無人搬送車2は積載装置202の中央に設置されているカメラ203aが該バーコードを読み取ることで、棚11の真下に無人搬送車2が到着したか否かを判定しているが、これに限らない。例えば、バーコードの代わりにQRコード(登録商標)が用いられてもよい。あるいは、バーコードの代わりにRFIDタグが棚11の底面に貼付されてもよい。この場合、積載装置202の中央に設置されているカメラ203aの代わりにRFIDタグリーダが搭載される。このようにすることで、制御装置1は無人搬送車2が棚11の真下にきたことを正確に検知することができるとともに、棚11の情報を取得することができるので、無人搬送車2が正しい棚11を搬送しようとしているのか否かを制御装置1が判定することができる。
また、繁忙期には本実施形態に係る入出荷支援システムZ,Zaが用いられ、閑散期には、これまでのような仮置き棚を用いる方法が行われてもよい。
さらに、無人搬送車2に特許文献2に記載の技術が用いられてもよい。
また、本実施形態に係る入出荷支援システムZ,Zaでは、同じ物品群13に属する物品12を同一のピッキング作業員H1がピッキングするようにしてもよいし、異なるピッキング作業員H1が同じ物品群13に属する物品12をピッキングするようにしてもよい。
また、本実施形態において、無人搬送車2の方向転回は、無人搬送車2における左右の駆動輪250のうち、一方の駆動輪250が他方の駆動輪250に対して逆向きに回転する等して行われるとしたが、これに限らない。例えば、自在輪240の代わりに、処理部211による制御が可能な方向転回輪を有し、この方向転回輪の方向を変えることによって無人搬送車2の方向が転回されるようにしてもよい。
また、本実施形態において、無人搬送車2は棚11を搬送しているが、これに限らない。例えば、無人搬送車2は物品12が収納されている箱を搬送してもよい。
また、本実施形態では、ピッキング作業員H1がピッキングを行うものとしているが、これに限らず、機械等によるピッキングが行われてもよい。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を有するものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した各構成、機能等は、それらの一部又はすべてを、例えば集積回路で設計すること等によりハードウェアで実現してもよい。また、図5、図6に示すように、前記した各構成、機能等は、CPU120,220等のプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、HDに格納すること以外に、メモリや、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、IC(Integrated Circuit)カードや、SD(Secure Digital)カード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に格納することができる。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 制御装置(制御部)
2 無人搬送車
3 作業端末
4 コンベア
5 クライアント端末
11 棚
12,12a,12b,12A1〜12A4,12B1,12B2,12C1,12C2 物品
13 物品群
31 表示装置
32 バーコードリーダ
41 第1コンベア
42 第2コンベア
51,51A,51B,51C シュート
60 巡回コンベア(コンベア)
61 保持部
62 排出口(排出部)
81 RFIDタグ
82 RFIDタグリーダ
111 制御装置の処理部
112 搬送計画部
113 移動制御部
114 物品管理部
115 作業端末制御部
130 記憶装置
131 集荷計画情報
201 本体装置
202 積載装置
211 無人搬送車の処理部
230a,230b カメラ
240 自在輪
250 駆動輪
A 作業領域
A2 ピッキング停車領域
A3 ピッキング作業領域
A4 梱包領域
A10 ピッキング領域
R 走行領域
Z,Za 入出荷支援システム

Claims (6)

  1. ピッキング後、不連続に運ばれてきた、複数の物品で構成される物品群における物品が揃うまで該物品をコンベアに保持させ、前記物品群における物品が揃うと、該物品を連続して前記コンベアから排出させる制御部
    を有することを特徴とする入出荷支援システム。
  2. 前記排出の際、同じ前記物品群である物品は、同じ排出口から連続して排出される
    ことを特徴とする請求項1に記載の入出荷支援システム。
  3. 前記コンベアは、巡回により前記物品が載置されることで前記保持を行う巡回コンベアである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の入出荷支援システム。
  4. 自己の位置を特定し、前記特定した自己の位置を基に、前記物品を収納している棚を搬送する無人搬送車を有し、
    前記無人搬送車は、前記物品のピッキングが行われるピッキング領域まで前記棚を搬送する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の入出荷支援システム。
  5. ピッキング後、不連続に運ばれてきた、複数の物品で構成される物品群における物品が揃うまで該物品を保持する保持部と、
    前記物品群における物品が揃うと、該物品を連続して排出する排出部と、
    を有することを特徴とするコンベア。
  6. コンベアを制御する制御部を有する入出荷支援システムにおける入出荷支援方法であって、
    前記制御部が、
    ピッキング後、不連続に運ばれてきた、複数の物品で構成される物品群における物品が揃うまで該物品を前記コンベアに保持させ、前記物品群における物品が揃うと、該物品を連続して前記コンベアから排出させる
    ことを特徴とする入出荷支援方法。
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