JP2016055879A - 肩カバー付き容器 - Google Patents

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崇 大杉
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Abstract

【課題】 肩カバーを構成する外カバーを内カバーに対して螺動して取外そうとするとき、外カバーの回転に対する内カバーの共回りを簡易に防止すること。
【解決手段】 肩カバー付き容器10であって、内カバー40と環状縁部13との間にシート状部材60を挟着してなるもの。
【選択図】 図2

Description

本発明は肩カバー付き容器に関する。
例えば加圧媒体を利用して内容物を噴出させるエアゾール式の容器においては、高い内圧にも耐え得るべく、有底筒状の容器本体の上端開口に金属製のマウンティングカップを装着することが一般的であり、押下げにより内容物を噴射するノズルを容器のステムに取付けるとともに、装飾効果を付与するための合成樹脂製の肩カバーを、マウンティングカップに形成された環状縁部に嵌着保持している。
ここで、肩カバーは特許文献1に記載の如く、環状縁部に嵌着する内カバーと、内カバーに螺着して覆い被さる外カバーとからなるものとされている。
特開2014-34416号公報
特許文献1に記載の肩カバー付き容器では、内容物を使い切った容器本体の分別廃棄や、ノズルや肩カバーを新たな容器本体へ付け替えて再利用するため、肩カバーをマウンティングカップの環状縁部から取外し可能にしている。具体的には、肩カバーを構成する外カバーを内カバーに対し螺動して取外すものである。
しかしながら、従来技術では、肩カバーを構成する外カバーを内カバーに対し螺動して取外そうとするとき、内カバーが外カバーの回転に共回りして、外カバーを内カバーに対して螺動できないおそれがある。
尚、従来技術において、マウンティングカップの環状縁部に対する内カバーの嵌着強度をきつくすれば、外カバーの回転に対する内カバーの共回りを防止できるが、その場合には、分別廃棄や付け替え時に内カバーをマウンティングカップの環状縁部に対して取外しにくくなったり、嵌着しにくくなることがあり、適度な嵌着強度に調整するのは容易でない。
本発明の課題は、肩カバーを構成する外カバーを内カバーに対して螺動して取外そうとするとき、外カバーの回転に対する内カバーの共回りを簡易に防止することにある。
請求項1に係る発明は、容器のマウンティングカップに形成された環状縁部に肩カバーを装着し、該肩カバーの径方向内側に容器内の内容物を噴出させるノズルを収納する肩カバー付き容器であって、前記肩カバーが、前記環状縁部に嵌着する内カバーと、該内カバーに覆い被さる外カバーとからなり、前記内カバーは、前記環状縁部の径方向内側に位置して該環状縁部に当接するとともにその内周面に内ねじ部を備える内壁と、該内壁につながる上部壁を介して該環状縁部の径方向外側に位置する外壁とを備え、前記外カバーは、前記内壁の径方向内側に位置しその外周面に前記内ねじ部に螺合する外ねじ部を有する内周壁と、該内周壁につながる天壁を介して前記外壁を取り囲み、該外カバーの締付けによって該外壁を前記環状縁部に押付けて該内カバーを該環状縁部に抜止め保持する外周壁とを備え、前記内カバーと前記環状縁部との間にシート状部材を挟着してなるようにしたものである。
本発明によれば、肩カバー付き容器において、肩カバーを構成する外カバーを内カバーに対して螺動して取外そうとするとき、外カバーの回転に対する内カバーの共回りを簡易に防止することができる。
図1は、実施例1に係る肩カバー付き容器の要部を示す断面図である。 図2は、実施例1のマウンティングカップと内カバーとシート状部材を分解して示す斜視図である。 図3は、実施例1のマウンティングカップにシート状部材を装填した状態を示す斜視図である。 図4は、実施例1のシート状部材を示し、(A)はマウンティングカップに装填した状態を示す平面図、(B)はマウンティングカップと内カバーの間に挟着した状態を示す平面図である。 図5は、実施例2に係る肩カバー付き容器の要部を示す断面図である。 図6は、実施例2のシート状部材を示す平面図である。 図7は、実施例2のマウンティングカップにシート状部材を装填した状態を示す斜視図である。 図8は、実施例2のシート状部材を示し、(A)はマウンティングカップに装填した状態を示す平面図、(B)はマウンティングカップと内カバーの間に挟着した状態を示す平面図である。 図9は、実施例3に係る肩カバー付き容器の要部を示す断面図である。 図10は、実施例3のシート状部材を示す平面図である。 図11は、実施例3のマウンティングカップにシート状部材を装填した状態を示す斜視図である。 図12は、実施例3のシート状部材を示し、(A)はマウンティングカップに装填した状態を示す平面図、(B)はマウンティングカップと内カバーの間に挟着した状態を示す平面図である。
(実施例1)(図1〜図4)
図1において、符号10は容器であり、符号20はノズルであり、符号30は肩カバーである。肩カバー30は、内カバー40と外カバー50との2つの部材で構成されている。容器10の後述する容器本体11に設けたマウンティングカップ12に内カバー40が取付けられ、この内カバー40の上に予めノズル20を挿入しておいた外カバー50が取付けられ、ノズル20が容器本体11に設けたステム17に嵌合する。尚、図2は分解状態の容器本体11と内カバー40とを示したものである。
容器10は、有底筒状となる金属製の容器本体11の上端部に、これもまた金属製となるマウンティングカップ12の外縁を巻締めして(巻締めした部位が環状縁部13となる)固着したものであり、その内側に形成される密閉空間Mに、例えば化粧料や圧縮ガス等を収容している。
マウンティングカップ12は、環状縁部13の径方向内側から垂下する環状壁14を有するとともに、環状壁14の径方向内側に、この環状壁14の下端縁に環状底部16を介して一体連結するフランジ付きの筒状部15を備えている。また、筒状部15には、押下げによって密閉空間M内の内容物を吐出させるステム17を設けている。
ノズル20は、合成樹脂製であって、ステム17に連続する縦筒部21と、縦筒部21の上端から斜め上方に向けて延びる横筒部22とを有するとともに、縦筒部21の径方向外側に、これら縦筒部21及び横筒部22と一体連結する外側筒部23を備えている。図1において、ステム17と筒状部15とは断面図にはなっていない。
次に、肩カバー30を構成する1つの部材である内カバー40について説明する。内カバー40は、合成樹脂にて形成され、環状縁部13に上方から嵌着されるものであり、環状縁部13の径方向内側に位置して環状壁14の内周面に嵌合する環状の内壁41と、内壁41の上端につながる上部壁42を介して一体連結するとともに環状縁部13の径方向外側に位置する外壁43とを備えている。
内カバー40の内壁41は、その内周面(径方向内側の面)に内ねじ部41aを備えている。また内壁41の外周面の周方向複数位置(例えば3〜15位置)には、支持リブ41bを放射状に設けている。ここで各支持リブ41bの下面は、容器10に取付けられた際にマウンティングカップ12の環状縁部13の上面と当接して、内カバー40を支持するものである。
内カバー40の外壁43は、外周面を凹ませた薄肉部43aを有するとともに、その下端部の内周面には、内径側に膨出する膨出部43bを備えている。ここで、外壁43の下部には、この外壁43を切欠く少なくとも1本の外側スリット43c(切欠部)を備えていて、これにより外壁片43dが形成される。本実施の形態では、外側スリット43cを周方向に均等配置で6本設けていて、これにより外壁43を6個の外壁片43dに分離し、この外壁片43dの内径側下端部に上述の膨出部43bを備える。
次に、肩カバー30を構成するもう1つの部材である外カバー50について説明する。外カバー50は、合成樹脂にて形成されるとともに、内カバー40に覆い被さるものであり、内カバー40の内壁41の径方向内側に位置する環状の内周壁51と、内周壁51の上端につながる天壁52を介して外壁43を取り囲む外周壁53とを備えている。
内周壁51は、その外周面(外径側の面)に外ねじ部51aを備えている。
上記のように構成されるノズル20、内カバー40、外カバー50を容器10に取付けるにあたっては、マウンティングカップ12の環状縁部13上に嵌着した内カバー40に、予めノズル20を挿入しておいた外カバー50を被せ、外カバー50を締付け方向に螺動させる。これにより、外カバー50は下向きに変位し、外周壁53が外壁43の外壁片43dを環状縁部13に押付ける結果、外壁片43dの内径側下端部の膨出部43bが環状縁部13に係合して、内カバー40は環状縁部13に抜止め保持される。
尚、ノズル20と外カバー50は、外カバー50の内周壁51の下部の内径側にあるリブ51bが、ノズル20の外側筒部23の下部の外側にあるリブ21aに上方から係合する。ノズル20の縦筒部21はステム17に嵌合した状態で、外カバー50の内周壁51により抜け止めされる。
本実施の形態においては、内カバー40の外壁43に薄肉部43aを設けるとともに、図2に示した外側スリット43cにて外壁片43dを形成しているので、外壁片43dが撓み易くなり、外壁片43dの膨出部43bと環状縁部13との係合がより確実に行なえるようになる。
従って、容器10におけるマウンティングカップ12の環状縁部13上に内カバー40が上述の如くに嵌着され、この内カバー40に外カバー50が上述の如くに螺着されたときには、内カバー40における内壁41の下端側外周部が環状縁部13の径方向内側から垂下している環状壁14の内周面に嵌合し、内カバー40における内壁41の各支持リブ41bの下面が環状縁部13の上面に当接し、内カバー40における外壁片43dの内径側下端部の膨出部43bが環状縁部13に係合するものになる。これにより、内カバー40は環状縁部13に径方向及び軸方向でガタなく嵌着し、かつ抜け止め保持される。
容器10から内容物を噴出させるにあたっては、ノズル20を押下げることでステム17も押下げられ、これにより、ステム17を通して吐出する内容物が、縦筒部21及び横筒部22の内部通路を通して外界に噴出される。
内容物を使い切った後は、外カバー50を内カバー40に対する緩み方向へ螺動させる。これにより、外カバー50は上向きに変位し、その外周壁53が内カバー40における外壁43の外周片43dに及ぼす押付けが解除されて、外壁片43dは元の形状に復元して膨出部43bと環状縁部13との係合が解かれる。更に、外カバー50を緩み方向へ螺動させ、外カバー50を該外カバー50に挿入されているノズル20とともに内カバー40から取外す。外カバー50が取外されたとき、内カバー40は、膨出部43bと環状縁部13との係合が解かれ、環状縁部13への抜止めが解除されているから、外カバー50の取外し後に容器本体11に対して上向き、又は斜め上向きに持上げられて環状縁部13から取外される。これにより、内容物を使い切った容器本体11を分別廃棄するとともに、ノズル20や肩カバー30(内カバー40及び外カバー50)を新たな容器本体11に付け替えて再利用できる。
しかるに、容器10にあっては、肩カバー30を構成する外カバー50を上述の如くに内カバー40に対して螺動して取外そうとするとき、外カバー50の回転に対する内カバー40の共回りを簡易に防止するため、以下の構成を具備する。
即ち、容器10は、マウンティングカップ12の環状縁部13に内カバー40を嵌着するとき、図1〜図4に示す如く、内カバー40と環状縁部13との間にシート状部材60を挟着する。
シート状部材60は、図2〜図4に示す如く、本実施例では、円環状リング部61と、リング部61の直径上で相対する2位置からその直径方向外側に向けて延出された両側舌片部62とを有する。
シート状部材60は、マウンティングカップ12における環状壁14と筒状部15の間の環状底部16にリング部61を装填し、各舌片部62のリング部61につながる基端部62aを環状縁部13の径方向内側から垂下している環状壁14の内周面に添わせる。そして、各舌片部62の長手方向中間部62bを環状縁部13の上面の周方向の一部に交差させる図3、図4(A)に示した状態で、環状縁部13上に嵌着される内カバー40における内壁41の下端側外周部及び支持リブ41bの下面により該環状縁部13との間に挟着される。このとき、シート状部材60は、リング部61につながる各舌片部62の基端部62aを内カバー40における内壁41の下端側外周部と環状縁部13の径方向内側から垂下している環状壁14の内周面との間に挟圧され、各舌片部62の長手方向中間部62bを内カバー40における内壁41の支持リブ41bの下面と環状縁部13の上面との間に挟圧される。そして、シート状部材60は、図4(B)に示す如く、各舌片部62の先端つまみ片62c(各舌片部62の内カバー40と環状縁部13との間に挟着されている基端部62a及び長手方向中間部62bに連続する部分)を、内カバー40における外壁43に切欠き形成してある外側スリット43cから該内カバー40の外方に突出させる。
ここで、本実施例の内カバー40は支持リブ41bを内壁41の周方向複数位置に設けていて全周に繋がってはいないので、舌片部62を挟圧するためには、位置合わせが必要になる。本実施例の内カバー40では、舌片部62の先端つまみ片62cを外壁43の外側スリット43cから外方に出す形態であるため、外側スリット43cに対応する位置に舌片部62を挟圧するための支持リブ41bを設けている。
また、本実施例のシート状部材60は先端つまみ片62cの幅を外壁43に設けたスリット43cの幅より小さくするのが好ましい。内カバー40の外壁43の外方に突出したつまみ片62cは、外カバー50からは外方に突出していない方が良い。
シート状部材60は、一般的な合成樹脂フィルムや紙からなる薄板シート材から形成できる。シート状部材60の好ましい厚みは15〜500μm、より好ましくは30〜200μmである。
また、シート状部材60は、内カバー40や環状縁部13に対する回転抵抗性を向上させるように、ゴムやシリコン等の摩擦抵抗が大きい素材を用いることも好ましい。また同観点から、シート状部材60の内カバー40や環状縁部13との接触部にエンボスを設けたり、ゴム成分等を塗布する等の滑り止め加工を施すことも好ましい。
従って、本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)肩カバー30を構成する内カバー40がマウンティングカップ12の環状縁部13に嵌着したとき、内カバー40と環状縁部13との間にシート状部材60が挟着される。これにより、内カバー40は、環状縁部13(環状縁部13の内周面及び上面)との間にシート状部材60の各舌片部62(各舌片部62の基端部62a及び長手方向中間部62b)を挟圧し、該環状縁部13に圧入された如くに嵌着されるものになり、内カバー40とシート状部材60との摩擦力、及び環状縁部13とシート状部材60との摩擦力が大きくなり、内カバー40を環状縁部13に対して回りにくくする。従って、外カバー50を内カバー40に対して螺動して取外そうとするとき、内カバー40は環状縁部13に嵌着していて回りにくく、結果として、外カバー50の回転に対する内カバー40の共回りを簡易に防止し、外カバー50を内カバー40に対して安定的に螺動して取外しできる。
即ち、マウンティングカップ12の環状縁部13に対する内カバー40の嵌合精度を高めることなく、換言すれば環状縁部13や内カバー40の加工成形精度を高めることなく、環状縁部13と内カバー40の間にシート状部材60を挟着するだけの簡易な構造により、外カバー50の回転に対する内カバー40の共回りを簡易に防止することができる。
(b)シート状部材60の内カバー40又は環状縁部13との接触部に滑り止め加工が施される。これにより、シート状部材60は内カバー40又は環状縁部13を滑り止めし、内カバー40を環状縁部13に対して一層回りにくくできる。
(c)シート状部材60の内カバー40と環状縁部13との間に挟着されている部分に連続する一部(舌片部62の先端つまみ片62c)が、内カバー40の外側に出ている。外カバー50を内カバー40に対して螺動して取外した後、内カバー40の外側に出ているシート状部材60の先端つまみ片62cを引っ張ることで、内カバー40を環状縁部13から容易に取外しできる。先端つまみ片62cが内カバー40の外壁43に設けた外側スリット43cから内カバー40の外側に突出することで、先端つまみ片62cを認識し易く、外カバー50をより容易に取外しできる。
これにより、ノズル20、肩カバー30(内カバー40及び外カバー50)を内容物が充填されている新たな容器本体11へ付け替えて再利用できる。また、シート状部材60も新たな容器本体11に対して何回も使い回しできる。
(d)肩カバー30(内カバー40及び外カバー50)の新たな容器本体11への付け替え時にも、内カバー40とマウンティングカップ12の環状縁部13との間にシート状部材60が挟着され、前述(a)と同様にして、内カバー40を環状縁部13に対して回りにくくする。これにより、外カバー50を内カバー40に対して螺動して取付けようとするとき、内カバー40は環状縁部13に嵌着していて回りにくく、結果として、外カバー50の回転に対する内カバー40の共回りを簡易に防止し、外カバー50を内カバー40に対して安定的に螺動して取付けできる。
(実施例2)(図5〜図8)
実施例2が実施例1と実質的に異なる点は、シート状部材60に代わるシート状部材70を採用したことにある。
シート状部材70は、図6に示す如くの短冊状をなし、マウンティングカップ12における環状壁14及び環状縁部13の上面を経て内カバー40の外側スリット43cから内カバー40の外方に突出できる長さを有し、その一端〜他端の長手方向における各部に一端接着部71と長手方向中間部72と他端つまみ片73を備える。一端接着部71はマウンティングカップ12における環状壁14及び環状縁部13の上面に渡る長さ範囲の裏面に、ホットメルトタイプやエポキシ系の接着剤を備える。他端つまみ片73はシート状部材70の長手方向に直交する複数個の矩形凸条部73aを有し、手指でつまんで引っ張るときの滑り防止機能を備える。
シート状部材70は、一端接着部71を環状縁部13の径方向内側から垂下している環状壁14の内周面に接着し、長手方向中間部72を環状縁部13の上面の周方向の一部に交差させる図7、図8(A)に示した状態(長手方向中間部72を環状縁部13の上面の周方向の一部に接着しても可)で、環状縁部13上に嵌着される内カバー40における内壁41の下端側外周部及び支持リブ41bにより該環状縁部13との間に挟圧される。このとき、シート状部材70は、一端接着部71を内カバー40における内壁41の下端部外周部と環状縁部13の径方向内側から垂下している環状壁14の内周面との間に挟圧され、長手方向中間部72を内カバー40における内壁41の支持リブ41bの下面と環状縁部13の上面との間に挟圧される。そして、シート状部材70は、図8(B)に示す如く、他端つまみ片73を、内カバー40における外壁43に切欠き形成している外側スリット43cから該内カバー40の外方に突出させる。このように、実施例2についても実施例1と同様に、シート状部材70の他端つまみ片73を外壁43の外側スリット43cから外方に突出させ、内カバー40と環状縁部13との間に挟持させる。
尚、シート状部材70は、長手方向中間部72を内カバー40の外壁43における外壁片43dの内側面と環状縁部13の外周面との間に挟圧されても良い。このとき、シート状部材70は、他端つまみ片73を外壁43における外壁片43dの下端部の内側から外方に突出させる。
本実施例によれば、実施例1の前述(a)〜(d)の作用効果に加え、以下の作用効果を奏する。
即ち、内カバー40を容器10におけるマウンティングカップ12の環状縁部13上に嵌着するとき、シート状部材70を環状縁部13に予め接着しておくことにより、シート状部材70を環状縁部13の所定位置に簡易に位置決め保持し、内カバー40と環状縁部13との間にシート状部材70を安定的に挟着できる。同時に、シート状部材70は環状縁部13に固定化される結果、シート状部材70が環状縁部13に及ぼす回転抵抗力を極大にし、内カバー40を環状縁部13に対して一層回りにくくできる。
尚、シート状部材70は複数用いても良い。また、シート状部材70の長手方向は、容器本体11の径方向に平行に配置するものが、他端つまみ片73を引っ張って内カバー40を取外すことの容易性から好ましい。但し、シート状部材70の長手方向は容器本体11の径方向と平行でなくても良い。
(実施例3)(図9〜図12)
実施例3が実施例1と実質的に異なる点は、肩カバー30を構成する内カバー40に変形を加えたことと、シート状部材60に代わるシート状部材80を用いたことにある。
本実施例の内カバー40は、内壁41と外壁43の間に上部壁42の下面につながる環状の中間壁44を備える。中間壁44は、容器10に取付けられた際に環状縁部13の上面に当接して、内カバー40を支持するものである。中間壁44は、環状縁部13の略中央部に対応する位置で周方向に連続的に延在する環状部44aと、径方向に延在するとともに内壁41に連結する連結部44bとからなる。連結部44bは、内カバー40の中心軸の周囲に等間隔をなす複数位置(例えば12位置)のそれぞれにおいて、放射状に設けられている。容器10を落下させてしまい、この容器10が倒立姿勢で床面に衝突したとき、環状縁部13の上面に当接する中間壁44がその衝突を受け止めでき、結果として、内カバー40や外カバー50の変形や破損を防止できる。
また、本実施例のシート状部材80は、図10、図11、図12(A)に示す如く、円環状リング部81と、リング部81の直径上の単一位置からその直径方向外側に向けて延出された一側舌片部82を有する。リング部81はその表面の周方向複数位置のそれぞれにエンボス81aを設けることにより、滑り止め加工を施されたものとされている。シート状部材80は、マウンティングカップ12における環状縁部13の上面にリング部81を載置して環状縁部13に対する回転抵抗性を生じさせようとするものであるため、上記エンボス81aの環状縁部13に接する側を凹状に形成することが、環状縁部13に対する回転抵抗性を向上させる点で好ましい。
シート状部材80は、図11、図12(A)に示す如く、マウンティングカップ12における環状縁部13の上面にリング部81を載置する状態で、環状縁部13上に嵌着される内カバー40における中間壁44の下面により該環状縁部13との間に挟着される。このとき、シート状部材80は、中間壁44の下面がリング部81のエンボス81aに当接する状態で、中間壁44の下面と環状縁部13の上面との間に挟圧される。そして、シート状部材80は、図12(B)に示す如く、舌片部82の先端つまみ片82aを、内カバー40における外壁43に切欠き形成してある外側スリット43cから該内カバー40の外方に突出させる。
本実施例によれば、実施例1の前述(a)〜(d)と同様の作用効果を奏する。
尚、シート状部材60は、各舌片部62の長手方向中間部62bを内カバー40における内壁41の各支持リブ41bの下面と環状縁部13の上面との間に挟圧され、当該長手方向中間部62bを更に内カバー40の外壁43における外壁片43dの内側面と環状縁部13の外周面との間に挟圧されても良い。このとき、シート状部材60は、各舌片部62の先端つまみ片62cを外壁43における外壁片43dの下端部の内側から外方に突出させる。
また、内カバー40は外壁43に外側スリット43cを設けることを必須としない。
また、本発明のシート状部材は、実施例1〜3のシート状部材60、70、80に限定されない。
また、本発明の肩カバー付き容器に充填される内容液としては、美容液、化粧水、ファンデーション等の化粧料、消毒液、殺菌剤、湿布剤等の薬剤を挙げることができる。
また、本発明の肩カバー付き容器は、ノズルを保護するため、肩カバー及びノズルを被覆するオーバーキャップを具備しても良い。
本発明によれば、肩カバー付き容器において、肩カバーを構成する外カバーを内カバーに対して螺動して取外そうとするとき、外カバーの回転に対する内カバーの共回りを簡易に防止することができる。
10 容器
11 容器本体
12 マウンティングカップ
13 環状縁部
20 ノズル
30 肩カバー
40 内カバー
41 内壁
41a 内ねじ部
42 上部壁
43 外壁
50 外カバー
51 内周壁
51a 外ねじ部
52 天壁
53 外周壁
60、70、80 シート状部材
62c つまみ片
71 接着部
73 つまみ片
81a エンボス
82a つまみ片

Claims (5)

  1. 容器のマウンティングカップに形成された環状縁部に肩カバーを装着し、該肩カバーの径方向内側に容器内の内容物を噴出させるノズルを収納する肩カバー付き容器であって、
    前記肩カバーが、前記環状縁部に嵌着する内カバーと、該内カバーに覆い被さる外カバーとからなり、
    前記内カバーは、前記環状縁部の径方向内側に位置して該環状縁部に当接するとともにその内周面に内ねじ部を備える内壁と、該内壁につながる上部壁を介して該環状縁部の径方向外側に位置する外壁とを備え、
    前記外カバーは、前記内壁の径方向内側に位置しその外周面に前記内ねじ部に螺合する外ねじ部を有する内周壁と、該内周壁につながる天壁を介して前記外壁を取り囲み、該外カバーの締付けによって該外壁を前記環状縁部に押付けて該内カバーを該環状縁部に抜止め保持する外周壁とを備え、
    前記内カバーと前記環状縁部との間にシート状部材を挟着してなる肩カバー付き容器。
  2. 前記シート状部材の前記内カバーと前記環状縁部との間に挟着されている部分に連続する一部が、該内カバーの外側に出ている請求項1に記載の肩カバー付き容器。
  3. 前記内カバーの外壁に切欠部があり、シート状部材の一部がこの切欠部から突出してつまみ片を形成している請求項2に記載の肩カバー付き容器。
  4. 前記シート状部材の前記内カバー又は前記環状縁部との接触部に滑り止め加工が施されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の肩カバー付き容器。
  5. 前記シート状部材の少なくとも一部が前記内カバー又は前記環状縁部に接着されてなる請求項1〜4のいずれかに記載の肩カバー付き容器。
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