JP2016054804A - カウンター - Google Patents

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Abstract

【課題】被覆部と化粧板との意匠が調和したカウンターを提供する。
【解決手段】カウンターは、芯材10と、芯材10に接着され、天面と、この天面の外縁から下方に延びる立面とを形成する少なくとも3枚の第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33と、これら2枚の前記化粧板の間の角部54を形成する被覆部材50とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明はカウンターに関するものである。
特許文献1は従来のカウンター等に利用されるパネルを開示している。このパネルは、芯材、化粧板、及び被覆部材を備えている。芯材は外形が長方形状の平板である。化粧板は外形の長辺及び短辺が芯材の外形よりわずかに小さい長方形状の平板である。化粧板は、外周縁が芯材の外周縁よりも内側に配置して芯材の上面に貼着され、パネルの天面を形成している。被覆部材は合成樹脂製である。この被覆部材は、芯材の周囲の側面を覆って、パネルの立面を形成している。また、この被覆部材は、パネルの天面を形成する化粧板の表面に面一に連続している。このように、このパネルは芯材の周囲の側面から表面にかけて被覆部材によって被覆されているため、耐久性に優れている。
特開平10−323233号公報
しかし、特許文献1のカウンター等に利用されるパネルは、芯材の上面に貼着される化粧板と、芯材の周囲の側面を覆う被覆部材との材質が互いに異なっている。このため、このパネルは天面と、この天面の外周縁から下方に延びる立面との意匠の調和がとりにくい。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、天面と立面との意匠が調和したカウンターを提供することを解決すべき課題としている。
本発明のカウンターは、
芯材と、
この芯材に接着され、天面と、この天面の外縁から下方に延びる立面とを形成する少なくとも2枚の化粧板と、
これら2枚の前記化粧板の間の角部を形成する被覆部材と、
を備えていることを特徴とする。
本発明のカウンターは、天面と立面とを同じ材質の化粧板で形成し、これら化粧板の間に形成される角部が被覆部材で形成されている。つまり、このカウンターは、天面と立面とを同じ材質の化粧板で形成することができ、材質の違う被覆部材が形成される範囲を角部に留めることができる。
したがって、本発明のカウンターは天面と立面との意匠を調和させることができる。
キッチンキャビネットを示す斜視図である。 実施例1のカウンターを示す端面図である。 実施例1のカウンターを示す斜視図である。 実施例1のカウンターの下型、第一化粧板、及び第二化粧板の配置を示す端面図である。 実施例1のカウンターの下型、第一化粧板、第二化粧板、及び上型の配置を示す端面図である。 実施例1のカウンターの下型、第一化粧板、第二化粧板、上型、及び被覆部材の配置を示す端面図である。 実施例1のカウンターの表面部材から下型及び上型を離型した状態を示す端面図である。 実施例2のカウンターに下型及び上型が配置された状態を示す端面図である。 実施例3のカウンターに下型及び上型が配置された状態を示す端面図である。 同じ形状の第一芯材及び第二芯材を貼り合わせた芯材を有するカウンターを示す端面図である。 ペーパーコアを有する芯材を有するカウンターを示す端面図である。 上型の代わりにL字状の板材を貼着した表面部材を示す端面図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明におけるカウンターにおいて、前記被覆部材は前記天面を形成する前記化粧板の表面よりも上方に突出した水返し部を有し得る。この場合、このカウンターは、被覆部材によって水返し部を形成することができるため、その形状を適切な形に容易に形成することができる。
本発明のカウンターの製造方法は、天面と、この天面の外縁から下方に延びる立面とを形成する少なくとも2枚の化粧板を被覆部材で連結し、所望する長さに切断して表面部材を形成する第1工程と、
前記表面部材に芯材を貼着する第2工程と、
を備えていることを特徴とする。
このカウンターの製造方法は、まず、天面と、この天面の外縁から下方に延びる立面とを形成する少なくとも2枚の化粧板を被覆部材で先に連結し、所望する長さに切断して表面部材を形成する。そして、表面部材に芯材を貼着する。このため、芯材を表面部材に貼着した後に切断する場合に比べ、表面部材(化粧板)と、芯材とのそれぞれの材質に最適な工具を選択し、切断することができる。よって、このカウンターは所望する長さに容易に形成することができる。
次に、本発明のカウンターを具体化した実施例1〜3について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1のカウンターは、図1に示すように、キッチンキャビネットに用いられる。このカウンターは、天面を長方形状の第一化粧板31で形成しており、天面の隣接する2辺が壁面に当接し、立面の2面を長方形状の第二化粧板32及び第三化粧板33で形成している。このカウンターは、長方形状の開口部39が設けられ、シンク35が取り付けられている。また、このカウンターは、長方形状の開口部40が設けられ、コンロ38が取り付けられている。
このカウンターは、図2及び図3に示すように、芯材10、第一化粧板31、第二化粧板32、第三化粧板33、及び被覆部材50を備えている。
芯材10は、図2に示すように、第一芯材11、第二芯材12、及び裏面材13を有している。第一芯材11及び第二芯材12は、材質が、パーティクルボード、中質繊維板、ランバーコア、プライウッド、フラッシュ構造材、及びハニカムコア材等の木質の材料である。第一芯材11は長方形状の平板である。第二芯材12は第一芯材11と同じ厚みの長方形状の平板である。第二芯材12は、第一芯材11と比べて前後方向(前後は図2における左右である。以下同じ)の寸法が狭い。第二芯材12は、前端面を第一芯材11の前端面に合わせて、上面が第一芯材11の下面に貼着されている。裏面材13は、第一芯材11及び第二芯材12より厚みが薄い長方形状の平板である。裏面材13は前後の寸法が第二芯材12と同じである。裏面材13は、第二芯材12の前端面に合わせて、上面が第二芯材12の下面に貼着されている。
第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33は、同じ材質(セラミック、大理石、クォーツ、及びガラス等)の硬い材料で形成されている。第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33は、図3に示すように、同じ厚みであり、第一芯材11、及び第2芯材部12と比べて厚みが薄い。
第一化粧板31は長方形状の平板である。第一化粧板31は、図3に示すように、前端面及び右端面を芯材10の前端面及び右端面(右は図2における手前である。以下同じ)より僅かに内側に控えて、裏面が芯材10の下面に貼着されている。こうして、このカウンターは第一化粧板31によって天面を形成している。
第二化粧板32は、上端部を芯材10の上面より上方に僅かに突出させ、下端部を芯材10の下面より下方へ僅かに突出させて、裏面が芯材10の前端面に貼着されている。第二化粧板32は表面及び裏面の下端にそれぞれ面取りが施されている。こうして、このカウンターは第二化粧板32によって立面を形成している。
第三化粧板33は、図3に示すように、第一化粧板31、及び第二化粧板32のそれぞれに対して直角をなしている。また、第三化粧板33は、上端面が第一化粧板31の右端面に隣り合い、前端面が第二化粧板32の右端面に隣り合い配置されている。第三化粧板33は、上端部を芯材10の上面より上方に僅かに突出させて、下端部を芯材10の下面より下方へ僅かに突出させて、裏面が芯材10の右端面に貼着されている。第三化粧板33は、表面及び裏面の下端にそれぞれ面取りが施されている。こうして、このカウンターは、第三化粧板33、及び第二化粧板32が互いに直角をなす立面を形成している。
このように、このカウンターは、第一化粧板31の一方の長辺部の外縁から下方に向けて、第二化粧板32が延びている。また、このカウンターは、一方の短辺部の外縁から下方に向けて、第三化粧板33が延びている。このとき、第一化粧板31は、図3に示すように、前端面が第二化粧板32の裏面から僅かに間を空け、右端面が第三化粧板33の裏面から僅かに間を空けている。
被覆部材50は、材質が弾性を有する合成樹脂である。被覆部材50は、図3に示すように、第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33の互いの間(端面が隣り合う位置)の角部54を形成している。被覆部材50は、第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33のそれぞれを連結している。被覆部材50は、表面が第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33の表面に面一で連続している。このように、第一化粧板31、第二化粧板32、第三化粧板33、及び被覆部材50によって、表面部材34が形成されている。
被覆部材50は第一化粧板31の表面に連続した面から上方向に突出した水返し部51を形成している。つまり、水返し部51は第1化粧板31の表面よりも上方に突出している。被覆部材50は、第一化粧板31の前端面及び右端面に位置する水返し部51から前方向及び右方向に下降した傾斜面52が形成されている。被覆部材50は傾斜面52の下端から垂下した面55が第二化粧板32及び第三化粧板33の表面に面一で連続している。
このような構成を有するカウンターは、天面と立面とを同じ材質の第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33で形成し、これら第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33の間に形成される角部54が被覆部材50で形成されている。つまり、このカウンターは、天面と立面とを同じ材質の第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33で形成することができ、被覆部材50が形成される範囲を角部54に留めることができる。
したがって、本発明のカウンターは天面と立面との意匠を調和させることができる。
また、実施例1のカウンターは角部54を形成している被覆部材50が弾性を有している。このため、カウンターの角部に鍋等が衝突しても角部54が欠けない。また、このカウンターは、被覆部材50によって第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33の端部を外部の衝撃から保護することができる。このため、このカウンターは、第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33の端部の欠けを抑えることができる。
また、実施例1のカウンターは被覆部材50が天面を形成する第一化粧板31の表面よりも上方に突出した水返し部51を有している。このため、このカウンターは、被覆部材50によって水返し部51を形成することができるため、その形状を適切な形に容易に形成することができる。
また、実施例1のカウンターは、第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33の端面が表裏面に対して垂直に切断されている。このため、このカウンターは、第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33の端面を突き合わせるために端面を45度に切断する場合に比べて、第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33を切断する際に発生する端部の欠けを抑えることができる。
次に、このカウンターの製造方法を説明する。
このカウンターは下型70と上型71を利用して製造される。下型70は、図4〜図7に示すように、前後方向(前後は図4における右左である。以下同じ)の断面形状が鉤状をなしており、前後方向に延びる底壁部70Aと、底壁部70Aの前側から底壁部70Aに対して直角で上方向に延びる側壁部70Bとを有している。下型70は、側壁部70Bの後面と、底壁部70Aの上面とが隣り合う角部で、底壁部70Aの上面に水返し部を形成するための凹部70Cが形成されている。また、下型70は、側壁部70Bの後面の下端から凹部70Cに向けて斜め下方に傾斜した傾斜面70Dが形成されている。凹部70Cは、前面が傾斜面70Dに連続して形成されており、後面が前面の下端から後上方に向けて傾斜して底壁部70Aの上面に連続している。
上型71は、図5〜図7に示すように、前後方向の断面形状が鉤状をなしており、前後方向に延びる上壁部71Aと、上壁部71Aの後側から、上壁部71Aに対して直角で下方向に延びる側壁部71Bとを有している。上型71は、上壁部71Aの下面と、側壁部71Bの前面とが隣り合う角の近傍で、上壁部71Aの下面であって側壁部71Bの前面近傍から上面に向けて貫通した貫通孔72が設けられている。
下型70と上型71とを利用してカウンターを製造する際、図4に示すように、先ず、下型70の底壁部70Aの上面に、第一化粧板31の表面を下側にして当接させ配置する。このとき、第一化粧板31は、前端面が凹部70Cの後側から僅かに後方に離して配置されており、前端面と下型70の側壁部70Bの後面との間の寸法を第二化粧板32の厚みより僅かに広くする。
次に、下型70の側壁部70Bの後面に、第二化粧板32の表面を当接させる。このとき、第二化粧板32は、下端面(図5において下側の端面)が斜面70Dの上側から僅かに上方に離して配置されており、下端面と下型70の底壁部70Aの上面との間の寸法を第一化粧板31の厚みより僅かに狭くする。また、第二化粧板32は上端面(図5において上側の端面)が下型70の側壁部70Bの上端面に面一である。このとき、第一化粧板31は、前端面が第二化粧板32の裏面から僅かに間を空けている。
次に、図5に示すように、上型71の側壁部71Bの下端面を第一化粧板31の裏面に当接させ、側壁部71Bの前面を第二化粧板32の裏面に当接し、さらに、上型の上壁部71Aの下面を第二化粧板32の上端面及び下型の側壁部70Bの上端面に当接するように上型を配置する。こうして、図5に示すように、下型70、第一化粧板31、第二化粧板32、第三化粧板33、及び上型71で囲まれた空間56が形成される。貫通孔72は、図3、図5及び図6に示すように、第二化粧板32と第三化粧板33とが隣り合い形成される空間56に連通している。
そして、図6に示すように、硬化前の流動性を有する合成樹脂を上型71に設けられた貫通孔72を介して空間56に充填する。そして、所定の時間放置し、貫通孔72から充填された合成樹脂が硬化して被覆部材50が形成された後に、図7に示すように、下型70と上型71とを離型する。そして、所望する長さに切断して、被覆部材50で第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33が連結された表面部材34を形成する第1工程が終了する。このとき、表面部材34は、芯材10が貼着されていないため表面部材34の材質に適した工具を選択して切断することができる。この被覆部材50は、第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33の互いの間(端面が隣り合う位置)の角部54を形成している。
次に、表面部材34に芯材10を貼着して第2工程を終了する。この際、表面部材34は、図3に示すように、第一化粧板31の裏面を芯材10の上面に当接し、第二化粧板32の裏面を芯材10の前端面に当接し、第三化粧板33の裏面を芯材10の右端面に当接している。また、このカウンターは、設置場所の壁面に当接する端面(天面の隣接する2辺)が表面部材34で覆われていない。このため、このカウンターは設置場所の壁に当接する端面に平板である小口材を当接して貼着する(図示せず。)。
このように、このカウンターの製造方法は、まず、天面と、この天面の外縁から下方に延びる立面とを形成する3枚の第一化粧板31、第二化粧板32、第三化粧板33を被覆部材50で先に連結して表面部材34を形成する。そして、表面部材34に芯材10を貼着する前に所望する長さに切断する。このため、芯材10を表面部材34に貼着した後に切断する場合に比べ、表面部材34(第一化粧板31、第二化粧板32、第三化粧板33)と、芯材10とのそれぞれの材質に最適な工具を選択し、切断することができる。このため、このカウンターは、所望する長さに容易に形成することができる。
<実施例2>
実施例2のカウンターは、図8に示すように、下型170、被覆部材150を充填する空間156、上型171、第一化粧板131の端面、及び第二化粧板132の端面の夫々の形態が実施例1と相違している。また、実施例2のカウンターは製造方法が実施例1と相違する。他の点については、実施例1と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、第一化粧板131及び第二化粧板132の材質は実施例1の第一化粧板31及び第二化粧板32の材質と同じであり、被覆部材150の材質は実施例1の被覆部材50の材質と同じである。
実施例2のカウンターは、第一化粧板131の一方の長辺部の外縁から下方に向けて、第二化粧板132が延びている。このカウンターは下型170と上型171を利用して製造される。下型170は、前後方向の断面形状が鉤状をなしており、前後方向に延びる底壁部170Aと、底壁部170Aの前側から底壁部170Aに対して直角で上方向に延びる側壁部170Bとを有している。下型170は、側壁部170Bの後面の中間部に吸気空間73が設けられている。この吸気空間73は、側壁部170Bの後面から前方に向かい凹んでいる。下型170は、吸気空間73の上下中央部に、側壁部170Bの前面に向けて貫通した吸気孔74を有している。下型170は、側壁部170Bの後面と、底壁部170Aの上面とが隣り合う角部で、底壁部170Aの上面に水返し部を形成するための凹部170Cが形成されている。また、下型170は、側壁部170Bの後面の下端から凹部170Cに向けて斜め下方に傾斜した傾斜面170Dが形成されている。凹部170Cは、前面が傾斜面170Dに連続して形成されており、後面が前面の下端から後上方に向けて傾斜して底壁部170Aの上面に連続している。
上型171は、前後方向の断面形状が前後方向に長いほぼ長方形状である。上型171は、下面の後側に、下面の前側より僅かに下方に突出した段部171Aが形成されている。上型171は、段部171Aの前側の近傍から上面に向けて貫通した貫通孔172が設けられている。
下型170と上型171とを利用してカウンターを製造する際、先ず、第一化粧板131と芯材10とを貼着する。第一化粧板131は表面と前端面とが隣り合う角が鋭角をなしている。芯材10は、前端面と下面(図8において下側の面)とが隣り合う角を第一化粧板131の前端面と裏面とが隣り合う角に合わせて、下面が第一化粧板131の裏面に貼着される(以下、カウンター部材14という。)。
次に、下型170にカウンター部材14、及び第二化粧板132を配置する。カウンター部材14は、第一化粧板131の表面を下側にして下型170の底壁部170Aの上面に当接させて配置される。カウンター部材14は、第一化粧板131の前端面と表面とが隣り合う角が凹部170Cの後側から僅かに後方に離して配置されている。
第二化粧板132は表面と下端面(図8において下側の端面)とが隣り合う角が鋭角をなしている。第二化粧板132は表面を下型170の側壁部170Bの後面に当接させて配置される。詳しくは、第二化粧板132は、表面の上端部が下型170の側壁部170Bの後面の上端部に当接され、表面の下端部が下型170の側壁部170Bの後面の下端部に当接される。つまり、第二化粧板132は吸気空間73を跨いで下型170の側壁部170Bの後面に配置されている。そして、第二化粧板132は、吸気空間73の空気を吸気孔74を介して外部に排出することにより、下型170の側壁部170Bの後面に当接した状態を保つことができる。このとき、第二化粧板132は、上端面が下型170の側壁部170Bの上端面に面一で、下端面と表面とが隣り合う角が斜面170Dの上側から僅かに上方に離して配置される。第二化粧板132は裏面がカウンター部材14の芯材10の前端面から間が空けられている。
次に、上型171を配置する。この際、上型171は段部171Aの下面を芯材10の上面に当接する。また、上型171は、前側の下面を第二化粧板132の上端面(図8において上側の端面)、及び下型170の側壁部170Bの上端面に当接する。こうして、カウンターは、下型170、カウンター部材14、第二化粧板32、及び上型171によって囲まれた空間156が形成されている。貫通孔172は空間156に連通している。
次に、硬化前の流動性を有する合成樹脂を上型171に設けられた貫通孔172を介して空間156に充填する。そして、所定の時間放置し、貫通孔172から充填された合成樹脂が硬化して被覆部材150が形成された後に下型170と上型171とを離型する。こうして、被覆部材50で、第一化粧板31、及び第二化粧板32の互いの間(端面が隣り合う位置)の角部154を形成する。このカウンターは、第一化粧板131で天面が形成され、第二化粧板132で立面が形成される。
このような構成を有するカウンターも、天面と立面とを、同じ材質の第一化粧板131と、第二化粧板132とで形成し、これら第一化粧板131と、第二化粧板132との間に形成される角部154を被覆部材150で形成している。つまり、このカウンターは、天面と立面とを同じ材質の第一化粧板131と、第二化粧板132とで形成することができ、被覆部材150が形成される範囲を角部154に留めることができる。
したがって、実施例2のカウンターも天面と立面との意匠を調和させることができる。
また、実施例2のカウンターも、角部154を形成している被覆部材150が弾性を有している。このため、カウンターの角部に鍋等が衝突しても角部154が欠けない。また、このカウンターは、被覆部材150によって第一化粧板131の端部、及び第二化粧板132の端部を外部の衝撃から保護することができる。このため、第一化粧板131の端部、及び第二化粧板132の端部の欠けを抑えることができる。
<実施例3>
実施例3のカウンターは、図9に示すように、芯材10に対する第一化粧板31の配置、及び被覆部材250を充填する空間256の形態が実施例1及び2と相違する。他の点については、実施例1または実施例2と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。被覆部材250の材質は実施例1の被覆部材50及び実施例2の被覆部材150の材質と同じである。
実施例3のカウンターは、第一化粧板31の一方の長辺部の外縁から下方に向けて、第二化粧板32が延びている。また、このカウンターは、一方の短辺部の外縁から下方に向けて、第三化粧板33が延びている。このカウンターは下型70と上型171を利用して製造される。下型70と上型171とを利用してカウンターを製造する際、先ず、第一化粧板31は、前端面を芯材10の前端面に合わせて、裏面を芯材10の下面(図9において下側の面)に貼着する。つまり、第一化粧板31の前端面と芯材10の前端面とは面一である。次に、第二化粧板32は、下端部を芯材10の下面より下方に僅かに突出させて、裏面を第一化粧板31の前端面、及び芯材10の前端面で形成された面に貼着する(以下、カウンター部材114という。)。
次に、下型70に芯材10に第一化粧板31及び第二化粧板32を貼着したカウンター部材114を配置する。下型70は、底壁部70Aの上面を第一化粧板31の表面に当接させて、側壁部70Bの後面を第二化粧板32の表面に当接させて配置する。
次に、上型171を配置する。この際、上型171は、段部171Aの下面を芯材10の上面に当接し、前側の下面を第二化粧板32の上端面(図9において上側の端面)、及び下型170の側壁部170Bの上端面に当接する。こうして、このカウンターは、上型170、第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33によって囲まれた空間256が形成されている。このとき、このカウンターは、第三化粧板33、及び第二化粧板32が互いに直角をなす立面を形成している(図示せず。)。貫通孔172は、第二化粧板32、及び第三化粧板33が隣り合い形成される空間256に連通している(図示せず。)。
次に、硬化前の流動性を有する合成樹脂を上型171の設けられた貫通孔172を介して空間256に充填する。そして、所定の時間放置し、貫通孔172から充填された合成樹脂が硬化して被覆部材250が形成された後に下型70と上型171とを離型する。こうして、被覆部材250で、第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33の互いの間(端面が隣り合う位置)の角部254を形成する。このカウンターは、第一化粧板31で天面が形成され、第二化粧板32、及び第三化粧板33で立面が形成される。
このような構成を有するカウンターも、天面と立面とを同じ材質の第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33で形成し、これら第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33の間に形成される角部254を被覆部材250で形成している。つまり、このカウンターは、天面と立面とを同じ材質の第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33で形成することができ、被覆部材250が形成される範囲を角部254に留めることができる。
したがって、実施例3のカウンターも天面と立面との意匠を調和させることができる。
また、実施例3のカウンターも、角部254を形成している被覆部材250が弾性を有している。このため、カウンターの角部に鍋等が衝突しても角部254が欠けない。また、このカウンターは、被覆部材250によって第一化粧板31の端部、第二化粧板32の端部、及び第三化粧板33の端部を外部の衝撃から保護することができる。このため、第一化粧板31の端部、第二化粧板32の端部、及び第三化粧板33の端部の欠けを抑えることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1〜3に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1及び3では、隣り合う化粧板の端面は板厚に対して垂直であるが、化粧板の端面の裏面側に面取りを施してもよい。こうすることで、化粧板を隣り合い形成される角部の幅が小さくできる。
(2)実施例1及び3では、第二化粧板の上端面は、第一化粧板の表面より下方に位置しているが、第二化粧板の上端面を第一化粧板の表面の上方に突出させて、水返し部としてもよい。
(3)実施例1では、第一化粧板の前端面及び右端面が、第二化粧板及び第三化粧板の裏面と、それぞれ僅かに間を空けて離れているが、間を空けなくてもよい。こうすることで、樹脂を注入する際に、第一化粧板と、第二化粧板及び第三化粧板との間に樹脂が浸透することを抑え、表面部材の裏面に樹脂が漏れることを防止することができる。
(4)実施例1〜3では、化粧板の材質が硬い材料であるが、硬くなくてもよい。
(5)実施例1〜3では、被覆部材の材質が合成樹脂であるが、合成樹脂でなくてもよい。
(6)実施例1〜3では、第一化粧板、第二化粧板、及び第三化粧板の夫々の間の角部を被覆部材で形成したが、図1に示すように、シンクが取り付けられたカウンターの開口部39の小口面を合成樹脂製の被覆部材57で覆ってもよい。
(7)実施例1〜3では、カウンターがキッチンキャビネットに用いられたが、洗面化粧台等に用いてもよい。
(8)実施例1〜3では、被覆部材が弾性を有しているが、弾性を有していなくてもよい。
(9)実施例1〜3では、カウンターの天面の隣接する2辺が壁面に当接されるものであったが、天面の1辺のみが壁面に当接されるカウンター、又は周縁部が壁面に当接しないアイランド型のカウンターであってもよい。この場合のカウンターの製造方法は次のようになる。まず、天面を形成する化粧板と、立面を形成する化粧板を被覆部材で連結し、所望する長さに切断する。そして、その切断面に残りの立面を形成する化粧板を被覆部材で連結して表面部材を形成する第1工程を実行する。次に、表面部材に芯材を貼着する第2工程を実行してカウンターの製造を完了する。
(10)実施例1〜3では、第二芯材の前後方向の寸法が、第一芯材の前後方向の寸法より小さいが、図10に示すように、第一芯材11と第二芯材112の前後方向の寸法が同じでもよい。(図10に示される第一化粧板31、第二化粧板32、第三化粧板33、被覆部材50、及び裏面材13は、実施例1と同様の構成である。)
(11)実施例1〜3では、第一芯材及び第二芯材の板厚は同じであったが、同じでなくてもよい。
(12)芯材は、図11に示すように、ペーパーコア22の周囲の小口面に芯板23を当接させて貼着しペーパーコア22及び芯板23を上下方向から挟むように、一対の合板24を貼着したものを用いてもよい。(図11に示される第一化粧板31、第二化粧板32、第三化粧板33、被覆部材50、及び裏面材13は、実施例1と同様の構成である。)
(13)実施例1〜3では、被覆部材の表面が複数の平面によって形成されているが、図12に示すように、曲面で形成された被覆部材25であってもよい。この場合、下型の凹部を形成する面、及び傾斜面を被覆部材に応じた曲面で形成すればよい(図12に示される第一化粧板31、第二化粧板32、及び第三化粧板33は、実施例1と同様の構成である。)。
(14)実施例1〜3では、表面部材を下型と上型とを用いて製造しているが、図12に示すように、上型の代わりに断面形状がL字状をなした板材76を化粧板の裏面に貼着して製造してもよい。こうすることで、この表面部材は、芯材を貼着する面(表面部材の裏面)に樹脂が漏れることを防止することができる。また、この表面部材は、この板材76を離型せずに芯材を貼着することができるため、上型から表面部材を外す手間を省略することができる。
10…芯材
31,131…第一化粧板(化粧板)
32,132…第二化粧板(化粧板)
33…第三化粧板(化粧板)
50,150,250…被覆部材
51…水返し部
54,154,254…角部

Claims (3)

  1. 芯材と、
    この芯材に接着され、天面と、この天面の外縁から下方に延びる立面とを形成する少なくとも2枚の化粧板と、
    これら2枚の前記化粧板の間の角部を形成する被覆部材と、
    を備えていることを特徴とするカウンター。
  2. 前記被覆部材は前記天面を形成する前記化粧板の表面よりも上方に突出した水返し部を有していることを特徴とする請求項1記載のカウンター。
  3. 天面と、この天面の外縁から下方に延びる立面とを形成する少なくとも2枚の化粧板を被覆部材で連結し、所望する長さに切断して表面部材を形成する第1工程と、
    前記表面部材に芯材を貼着する第2工程と、
    を備えていることを特徴とするカウンターの製造方法。
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