JP2016054459A - 画像処理装置、テレビジョン受像機、画像処理方法、プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、テレビジョン受像機、画像処理方法、プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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下田 裕紀
Hironori Shimoda
裕紀 下田
大西 啓之
Hiroyuki Onishi
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Abstract

【課題】アップスケールされた画像に含まれる文字を均一に表示することで文字表示品質を改善する技術を提供する。
【解決手段】入力画像をアップスケールするスケーリング部(16)と、アップスケール画像に超解像処理を適用可能なスーパーレゾリューション部(21)と、画像に文字が含まれているか否かを判別する文字検出部(15)と、信号経路制御部(17)と、を備え、信号経路制御部が、文字検出部による判別結果を参照し、アップスケール画像に文字が含まれる領域にはスーパーレゾリューション部による超解像処理を適用しない画像処理装置(1)。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、テレビジョン受像機、画像処理方法、プログラム、および、記録媒体に関する。
最近、テレビの大画面化、高画質化の一環として4K2K(横4000×縦2000ピクセル前後の高解像度)の規格に対応した製品が市場に投入されている。ただし、現時点において、4K2Kのコンテンツはまだ少ない状況であり、FHD(Full High Definition)コンテンツが主流となっている。
このため、4K2Kの画像表示装置において、FHD以下のコンテンツを拡大(以下、アップスケールと呼ぶ)して表示する際に、いかにきれいに表示するかが課題となっている。それに対して、画像表示装置にスーパーレゾリューション回路を搭載することにより、FHDコンテンツの高画質化に対応する方法がある。確かに、スーパーレゾリューション回路により、一般画像を高画質に表示することが可能である。
特開2001−169199号公報(2001年6月22日公開)
しかしながら、スーパーレゾリューション回路では、多様な演算によるスケーリング処理を実行するため、一般画像の画質は改善されるものの、主として文字データの表示品位が低下しやすいという問題がある。
例えば、FHDコンテンツに文字データ(例えば、取扱説明書の画像データ)が含まれる場合には、1ドットの縦線を表示する際に、横2倍×縦2倍にアップスケールするので、本来2ドットの線になるべきところ、文字によっては1ドット程度の線になったり3ドット程度の線になったりして、文字品位がアンバランスになることがあるという問題がある。
なお、特許文献1には、映像の状態に応じた映像の補間を可能とし、映像の状態に左右されることなく字幕の補間を可能とするとともに、字幕としての機能を保った状態でのスケーリングが可能であるとされる字幕補正回路が開示されているが、この技術は、近年のスーパーレゾリューション処理に対応した処理を提供するものではない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、アップスケールされた画像に含まれる文字を均一に表示することで文字表示品質を改善する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像処理装置は、入力画像をアップスケールするアップスケーリング手段と、上記アップスケーリング手段によってアップスケールされたアップスケール画像に対して超解像処理を適用可能な超解像処理手段と、画像に文字が含まれているか否かを判別する判別手段と、制御手段と、を備え、上記制御手段が、上記判別手段による判別結果を参照し、上記アップスケール画像において文字が含まれている領域に対しては上記超解像処理手段による超解像処理を適用しない。
また、本発明の一態様に係る画像処理方法は、上記課題を解決するために、入力画像をアップスケールするアップスケーリング手段と、上記アップスケーリング手段によってアップスケールされたアップスケール画像に対して超解像処理を適用可能な超解像処理手段と、を備えた画像処理装置を用いた画像処理方法であって、画像に文字が含まれているか否かを判別する判別ステップと、上記超解像処理手段を制御する制御ステップと
を含み、上記制御ステップでは、上記判別ステップによる判別結果を参照し、上記アップスケール画像において文字が含まれている領域に対しては上記超解像処理手段による超解像処理を適用しない。
本発明の一態様によれば、アップスケールされた画像に含まれる文字をバランスよく均一に表示することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る画像処理装置1の機能ブロック構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係るFHD画像に含まれる文字を4K画像に拡大処理した結果を示す図であり、(a)はFHD画像に含まれる文字をスケーリング部16およびスーパーレゾリューション部21により処理した結果を示し、(b)は当該結果の一部を拡大表示したものを示し、(c)はFHD画像に含まれる文字をスケーリング部16により処理した結果を示し、(d)は当該結果の一部を拡大表示したものを示す。 本発明の実施形態1に係るテレビジョン受像機4の外観を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
〔画像処理装置の構成概要〕
まず、本実施形態1に係る画像処理装置の構成を図1に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る画像処理装置1の機能ブロック構成を示す図である。図1に示すように、画像処理装置1は、入力信号切換部11、文字データ取得部12、信号処理部13、操作信号取得部14、文字検出部(判別手段)15、スケーリング部(アップスケーリング手段)16、信号経路制御部(制御手段)17、OSD(On Screen Display)生成部18、画像信号切換部19、OSD重畳部20、スーパーレゾリューション部(超解像処理手段)21、4K信号処理部22、FRC(Frame Rate Control)制御部23、ガンマ補正部24、液晶表示タイミング制御部25、および、HDMI(High Definition Multimedia Interface;登録商標)信号切換部31を備える。
〔FHD以下の解像度の画像に対する各部の処理〕
まず、外部から入力した画像(入力画像)であり、解像度がFHD以下である画像データ(以下、FHD画像と呼ぶ)に対する各部の処理に関して説明する。なお、以下では、FHD画像を解像度が4Kである画像データ(以下、4K画像と呼ぶ)にアップスケールする処理について説明するが、本発明はそれに限られるものではなく、アップスケール前後の画像の解像度は何れであってもよい。
入力信号切換部11は、FHD画像を取得し、信号処理部13に出力するとともに、その取得先を切り換えるものであり、その取得先には、チューナ、CVBS(コンポジット映像信号;Composite Video, Blanking and Sync)、YPBPR(YPbPr)、D−SUB(D-Subminiature)などがある。チューナは、放送波の受信信号を出力する。CVBSは、映像を構成する同期信号、輝度信号、および、色差信号を合成して、1本のケーブルで扱えるようにした信号である。YPBPRは、輝度信号Yと、2つの色差信号を使って表現される色空間による映像信号である。D−SUBは、コンピュータから入力する映像信号である。なお、FHD画像は、文字を含まない一般画像または文字画像か、それら画像の領域が混在したものである。
文字データ取得部12は、解像度がFHD以下である文字画像データ(以下、FHD文字画像と呼ぶ)を取得し、信号処理部13に出力するものであり、例えば、内蔵されるフラッシュメモリから電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)の画像データなどを取得する。信号処理部13は、入力信号切換部11からFHD以下の画像を取得し、文字データ取得部12からFHD文字画像を取得し、それぞれの画像を文字検出部15に順次出力する。
操作信号取得部14は、テレビの画面に文字画像を表示するための入力操作が行われた場合に、その旨を示す操作信号を取得し、文字検出部15に文字画像検出のトリガ信号を出力する。例えば、電子番組表を表示するボタン操作が行われた場合には、テレビ内部のシステムマイコンが「EPG表示」と認識するので、そのときに「EPG表示」を示す操作信号を出力し、操作信号取得部14が当該操作信号を受け付けるようにする。
文字検出部15は、信号処理部13からFHD画像を取得し、スケーリング部16に出力するとともに、当該FHD画像に文字が含まれていると判断したときに、その旨を示す第1文字検出信号(判別結果)を信号経路制御部17に出力する。また、文字検出部15は、操作信号取得部14から操作信号を取得したときに、当該操作信号は文字画像を表示する操作が行われたことを示すので、文字画像が伝送される旨を示す第2文字検出信号(判別結果)を信号経路制御部17に出力する。
文字検出部15による文字検出処理には様々な方法を用いることができる。例えば、文字検出部15は、信号処理部13によってデコードされたデコード画像に対して、加重方向指数ヒストグラム法を適用することによって文字の検出を行い、文字が検出された領域を文字領域に設定する。
なお、文字検出部15は、デコード画像に対して、輪郭検出処理、白黒反転処理、ぼかし処理、2値化処理、およびノイズ除去処理を順に施した上で、加重方向指数ヒストグラム法等を適用することによって文字の検出を行う構成としてもよい。これにより、文字検出精度の向上を図ることができる。
また、文字検出部15は、黒画素を縦横方向等の所定の方向に投影し、射影ヒストグラムの谷を検出することによって文字列の存在を推定し、文字領域を設定する構成としてもよい。
なお、上記の文字領域には、より一般には、文字以外の一般画像も含まれる。したがって、「文字領域」とは、「少なくとも文字を含む領域」であると表現することもできる。
〈スケーリング部16、信号経路制御部17〉
スケーリング部16は、文字検出部15からFHD文字画像を取得した場合には、当該画像データを単純に4倍(横2倍×縦2倍)にアップスケールして4K画像にする画像処理を行い、当該アップスケールされた4K画像(アップスケール画像)を信号経路制御部17に出力する。信号経路制御部17は、文字検出部15から取得した文字検出信号の有無に応じて、画像信号の経路を制御する。画像全体が文字であるという判定結果を示す第2文字検出信号を取得した場合には、スケーリング部16からアップスケールされた4K画像を取得し、信号経路を切換えて、4K信号処理部22に出力する。
一方、文字検出部15からFHD一般画像を取得した場合には、スケーリング部16は、FHDから4Kへのスケーリングの処理を実施せずに、取得したFHD一般画像を信号経路制御部17に出力する。信号経路制御部17は、文字検出部15から文字検出信号を取得しない(すなわち、一般画像である)場合には、スケーリング部16からFHD一般画像を取得し、OSD生成部18に出力する。
さらに、信号経路制御部17は、画像データに文字が含まれているという判定結果を示す第1文字検出信号を取得した場合には、画像データから文字が含まれる領域(以下、文字領域と呼ぶ)を抽出し、当該領域の画像を4K信号処理部22に出力し、一方、文字が含まれる領域以外の領域(以下、一般画像領域と呼ぶ)の画像をOSD生成部18に出力する。
〈OSD生成部18、画像信号切換部19、OSD重畳部20、スーパーレゾリューション部21〉
OSD生成部18、画像信号切換部19、OSD重畳部20およびスーパーレゾリューション部21は、FHD画像信号を取得した場合と、4K画像信号を取得した場合とにより、処理が異なる。ここでは、FHD画像信号を取得した場合の処理を説明し、4K画像信号を取得した場合の処理は後述する。
OSD生成部18は、ディスプレイに表示される各種設定画面を含むOSD信号を必要に応じて生成する。OSD生成部18は、信号経路制御部17からFHD画像信号を取得した場合には、取得したFHD画像信号および生成したOSD信号を重畳し、当該重畳したFHD画像信号を画像信号切換部19に出力する。画像信号切換部19は、4KからFHDへの画像信号の切り換えを実施した後、OSD生成部18からFHD画像信号を取得し、OSD重畳部20に出力する。OSD重畳部20は、画像信号切換部19からFHD画像信号を取得し、スーパーレゾリューション部21に出力する。
スーパーレゾリューション部21は、FHD画像信号(一般画像)を取得した場合には、FHDから4Kへの超解像度を使用したアップスケーリング処理を実施した後、アップスケールされた4K画像を4K信号処理部22に出力する。なお、超解像度処理の詳細は後述する。
4K信号処理部22は、一般的な画質補正(コントラスト、ブライトネス、カラー、ティント、シャープネス、アクティブコントラスト、ノイズリダクション等)の処理を実施し、処理された画像をFRC制御部23に出力する。詳細には、スケーリング部16から4K文字画像を取得した場合、または、スーパーレゾリューション部21から4K一般画像を取得した場合に、取得した4K画像に対して画質補正を実施し、FRC制御部23に出力する。4K画像に一般画像および文字画像が混在している場合には、スケーリング部16から文字領域の画像を取得し、スーパーレゾリューション部21から一般画像領域の画像を取得し、それらを合成した4K画像に対して画質補正を実施し、FRC制御部23に出力する。
FRC制御部23は、4K信号処理部から4K画像を取得し、自然で滑らかな映像にするためのFRC処理を施して、ガンマ補正部24に出力する。FRCは、液晶ディスプレイである表示部に供給する画像のフレームレート(画面のフレームが新しく書き換えられる頻度)を変換する。フレームレートを増加させる場合には、FRC制御部23は、補間画像を生成し、所定のフレーム数毎に補間画像を挿入する。
ガンマ補正部24は、FRC制御部23から4K画像を取得し、液晶ディスプレイに応じたガンマ補正を施して、液晶表示タイミング制御部25に出力する。
液晶表示タイミング制御部25は、ガンマ補正部24から4K画像を取得し、表示タイミングを調整しながら、液晶ディスプレイである表示部に出力する。
なお、HDMIを通じてFHD画像を取得した場合には、HDMI信号切換部31がFHD画像を入力信号切換部11に供給する。
〔4K画像に対する各部の処理〕
次に、外部から入力した4K画像に対する各部の処理に関して説明する。
HDMI信号切換部31は、HDMIを通じてリアル(オリジナル)の4K画像を取得し、画像信号切換部19に出力する。OSD生成部18は、信号経路制御部17から4K信号を取得した場合に、4K解像度の各種設定画面を含むOSD信号のみを画像信号切換部19に出力する。画像信号切換部19は、OSD生成部18から4KOSD信号を取得し、OSD重畳部20に出力するとともに、HDMI信号切換部31から4K画像信号を取得し、OSD重畳部20に出力する。OSD重畳部20は、画像信号切換部19から4KOSD信号および4K画像信号を取得し、それらの信号を重畳した後、スーパーレゾリューション部21に出力する。
OSD重畳部20は、画像信号切換部19から4K画像信号および4KOSD信号を取得し、当該4K画像信号に当該4KOSD信号を重畳させて、スーパーレゾリューション部21に出力する。
スーパーレゾリューション部21は、OSD重畳部20から4K画像信号を取得する。当該4K画像信号は、リアルの4K画像信号であり、アップスケールされたものではないので、スーパーレゾリューション部21は、当該4K画像信号に対する超解像度を使用した処理を実施せず、そのままリアル4K画像を4K信号処理部22に出力する。
4K信号処理部22は、スーパーレゾリューション部21から4K画像信号を取得し、FRC制御部23に出力する。
FRC制御部23、ガンマ補正部24、および、液晶表示タイミング制御部25は、リアルの4K画像信号に関しても、上記FHD画像データを処理する構成で説明した処理(FHD画像からアップスケールされた4K画像)と同様の処理を行う。
〔超解像処理の例〕
本明細書における超解像処理とは、一般には、画像を鮮鋭化して画質を改善するための高精細化処理のことを指す。より具体的には、単純にアップスケールされた画像に対してより有効な高精細化処理のことを指す。
OSD重畳部20の出力画像に対して、スーパーレゾリューション部21が実行する超解像処理には、以下の各処理例の少なくとも何れかが含まれている。スーパーレゾリューション部21は、以下の処理を組み合わせて用いる構成としてもよい。なお、以下の処理例において、「入力された画像信号」とは、OSD重畳部20から出力され、スーパーレゾリューション部21に入力される信号のことを指す。
(処理例1)
入力された画像信号の示す対象画像の輪郭に相当する映像信号の立ち上がりや立ち下がりを急峻にする輪郭補償処理を行う。この処理では映像信号の高周波成分を抽出し、その高周波成分を増幅して映像信号に加算することによって輪郭の鮮鋭化を行う。
(処理例2)
入力された画像信号の示す対象動画像のフレーム間相関又はフレーム内での自己相関を利用して、高解像度化処理を行う。
(処理例3)
入力された画像信号の示す対象画像に対してエッジの接線方向とエッジに垂直な方向とで強度の異なる平滑化処理を行う非等方拡散フィルタを用いて高解像度化処理を行う。
(処理例4)
入力された画像信号における高周波成分を強調して画質を改善するために画像信号に加算すべき信号のコアリング量、クリッピング量、エンハンス量、及びリミット量等を調整するための非線形回路を用いた画像処理を行う。
(処理例5)
入力された画像信号におけるパルス波形やステップ波形のエッジ部でのリンギング発生を抑制するために非線形回路を使用する。
(処理例6)
入力された画像信号から直流成分を除去し、直流成分が除去された画像信号に非線形処理を施したうえで、当該入力された画像信号に加算することによって画像を強調する。
(処理例7)
入力された画像信号を複数の周波数帯域の周波数成分に分解し、分解された周波数成分のうち、最も低い周波数帯域の周波数成分を除いた周波数成分の一部または全部のそれぞれの高調波を生成し、当該高調波を用いた画像処理を行う。
(処理例8)
入力された画像信号から低周波成分を除去し、低周波成分が除去された画像信号に対して非線形処理を施したうえで、当該除去した低周波成分を加算する。
(処理例9)
入力された動画像のフレーム間での動き検出結果に応じてブロックを分類し、動き検出されたブロックの動画像信号を鮮鋭化することによって生成された高調波を利用して画質を向上させる。
(処理例10)
入力された画像信号のうち所定の周波数帯域の信号の高調波信号を生成し、当該生成した高調波信号を、画像信号に補うことによって画質の高精細化を行う。
(処理例11)
入力された画像信号に含まれる画素の色を表す情報に基づいて、当該画素の画素値に含まれているノイズを低減することによって画質を向上させる。
〔文字に対して超解像処理を適用しない場合の効果〕
続いて、本実施形態に係る、FHD画像に含まれる文字に対して超解像処理を適用しない場合の効果を、図2に基づいて説明する。図2は、本発明の実施形態1に係るFHD画像に含まれる文字を4K画像に拡大処理した結果を示す図である。図2(a)はFHD画像に含まれる文字をスケーリング部16およびスーパーレゾリューション部21により処理した結果を示し、図2(b)は当該結果の一部を拡大表示したものを示す。一方、図2(c)はFHD画像に含まれる文字をスケーリング部16により処理した結果を示し、図2(d)は当該結果の一部を拡大表示したものを示す。
図2(a)および(b)に示すように、スーパーレゾリューション部21による超解像処理を適用すると、“dis”におけるiの文字について、上の点と、下の縦棒とがつながっており、さらに、点および縦棒の一部が欠落している。すなわち、余計な画素が増加し、必要な画素が消失するという現象が起きている。このような現象は、上記超解像処理の処理例1(輪郭の鮮鋭化)、処理例3(平滑化処理)などが文字に対して悪影響している結果である。
図2(c)および(d)に示すように、スーパーレゾリューション部21による超解像処理を適用しなければ、“dis”におけるiの文字について、上の点と、下の縦棒とが明確に分かれており、点に欠落はなく、縦棒の横幅が均一になっている。これは、上記FHD画像に対する各部の処理において説明したように、FHD文字画像を4Kにアップスケールする際に、スケーリング部16による単純拡大処理だけを行い、スーパーレゾリューション部21による超解像処理を行わないことにより、余計な画素が増加したり、必要な画素が消失したりすることがなくなったためである。
上記によれば、FHD画像に含まれる文字(例えば、電子番組表の画像データ)を4Kの表示装置に表示する際に、バランスがよく見やすい画像表示が可能になり、最適な画質をユーザに供給することが可能となる。
なお、図3は、本発明の実施形態1に係るテレビジョン受像機4の外観を示す図である。図3に示すような、画像処理装置1、チューナ、および表示部を備えるテレビジョン受像機4も本明細書に記載された発明に含まれる。
<実施形態1の付記事項>
上記実施形態1では、電子番組表を表示するボタン操作が行われた場合には、当該電子番組表を表す画面に超解像処理を施さない旨の説明を行ったが、上記実施形態1では、当該電子番組表を表す画面全体に超解像処理を施さない構成としてもよいし、電子番組表が画面の一部に表示される場合には、当該電子番組表に対してのみ、超解像処理を施さない構成としてもよい。また、電子番組表が画面の一部に表示される場合であっても、画面全体に対して、超解像処理を施さない構成としてもよい。
したがって、実施形態1に記載の構成は、少なくとも電子番組表が表示されている領域に対して、超解像処理を適用しない構成であると表現できる。
〔実施形態2〕
次に、本実施形態2に係る電子取扱説明書(以下、電子取説と呼ぶ)の表示について説明する。ユーザは、テレビの電子取説を閲覧する際に、ユーザからの電子取説の表示指示操作としてリモコンの「電子取説」ボタンを押す。
画像処理装置1において、文字データ取得部12は、上記表示指示操作をトリガにして、内蔵されるフラッシュメモリから電子取説の画像データを取得し、信号処理部13に出力する。信号処理部13は、文字データ取得部12から電子取説の画像データを取得し、文字検出部15に出力する。
操作信号取得部14は、上記表示指示操作が行われた旨を示す操作信号を取得し、文字検出部15に出力する。
文字検出部15は、信号処理部13から電子取説の画像データを取得し、スケーリング部16に出力するとともに、操作信号取得部14から上記操作信号を取得し、文字画像が伝送される旨を示す第2文字検出信号を信号経路制御部17に出力する。
これ以降の処理は、上記「FHD以下の解像度の画像に対する各部の処理」で説明した処理内容と同様である。
<実施形態2の付記事項>
上記実施形態2では、電子取説を表示するボタン操作が行われた場合には、当該電子取説を表す画面に超解像処理を施さない旨の説明を行ったが、上記実施形態1では、当該電子取説を表す画面全体に超解像処理を施さない構成としてもよいし、電子取説が画面の一部に表示される場合には、当該電子取説に対してのみ、超解像処理を施さない構成としてもよい。また、電子取説が画面の一部に表示される場合であっても、画面全体に対して、超解像処理を施さない構成としてもよい。
したがって、実施形態2に記載の構成は、少なくとも電子取扱説明書が表示されている領域に対して、超解像処理を適用しない構成であると表現できる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
図1に示す画像処理装置1の各機能ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、画像処理装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラム及び各種データがコンピュータ(又はCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)又は記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)等を備えている。そして、コンピュータ(又はCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路等を用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る画像処理装置(1)は、入力画像をアップスケールするアップスケーリング手段(スケーリング部16)と、上記アップスケーリング手段によってアップスケールされたアップスケール画像に対して超解像処理を適用可能な超解像処理手段(スーパーレゾリューション部21)と、画像に文字が含まれているか否かを判別する判別手段(文字検出部15)と、制御手段(信号経路制御部17)と、を備え、上記制御手段は、上記判別手段による判別結果を参照し、上記アップスケール画像において少なくとも文字が含まれている領域に対しては上記超解像処理手段による超解像処理を適用しない。
上記の構成によれば、入力画像をアップスケールし、そのアップスケール画像において文字が含まれている領域に対しては超解像処理を適用しないように制御を行う。文字に対して超解像処理を適用すると、不要な画素の増加および必要な画素の消失が発生し得るので、上記の制御を行うことにより、アップスケールされた画像に含まれる文字をバランスよく均一に表示することができる。
本発明の態様2に係る画像処理装置は、上記態様1において、上記判別手段が、ユーザからの入力操作を参照して、画像に文字が含まれているか否かを判別するものであり、上記制御手段が、文字が含まれていると判断された画像の全体に対して、上記超解像処理手段による超解像処理を適用しないこととしてもよい。
上記の構成によれば、ユーザからの入力操作に応じて文字の画像が表示される場合には、上記判別手段は、入力操作があれば、画像に文字が含まれていると判断し、その画像の全体に対して超解像処理を適用しないように制御を行う。よって、入力操作を参照することにより、画像に文字が含まれているか否かを容易に判別でき、その判別結果に応じて画像の全体に対して超解像処理を適用するか否かを決めることができる。
本発明の態様3に係る画像処理装置は、上記態様1において、上記判別手段が、ユーザからの電子取扱説明書の表示指示操作を参照して、画像に文字が含まれているか否かを判別するものであり、上記制御手段が、少なくとも電子取扱説明書が表示されている領域に対して、上記超解像処理手段による超解像処理を適用しないこととしてもよい。
本発明の態様4に係る画像処理装置は、上記態様1において、上記判別手段が、文字が含まれている領域である文字領域を画像から抽出するものであり、上記制御手段が、上記文字領域以外の領域に対しては、上記超解像処理手段による超解像処理を適用し、上記文字領域に対しては、上記超解像処理手段による超解像処理を適用しないこととしてもよい。
上記の構成によれば、文字領域を画像から抽出し、文字領域以外の一般画像領域に対して超解像処理を適用し、文字領域に対して超解像処理を適用しないように制御する。よって、画像の中に、文字領域と、一般画像領域とが混在していても、首尾よく一般画像領域だけに対して超解像処理を適用することができる。
本発明の態様5に係る画像処理装置は、上記態様1から4において、上記超解像処理手段による超解像処理には、画像の高周波成分を増幅することによって輪郭を鮮鋭化する処理が含まれていることとしてもよい。
本発明の態様6に係るテレビジョン受像機(4)は、上記態様1から5の画像処理装置を備えている。
本発明の態様7に係る画像処理方法は、入力画像をアップスケールするアップスケーリング手段と、上記アップスケーリング手段によってアップスケールされたアップスケール画像に対して超解像処理を適用可能な超解像処理手段と、を備えた画像処理装置を用いた画像処理方法であって、画像に文字が含まれているか否かを判別する判別ステップと、上記超解像処理手段を制御する制御ステップとを含み、上記制御ステップでは、上記判別ステップによる判別結果を参照し、上記アップスケール画像において文字が含まれている領域に対しては上記超解像処理手段による超解像処理を適用しない。
本発明の各態様に係る画像処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記画像処理装置が備える各手段として動作させることにより上記画像処理装置をコンピュータにて実現させる画像処理装置のプログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、文字を含む画像を処理する画像処理装置に利用することができる。
1 画像処理装置
15 文字検出部(判別手段)
16 スケーリング部(アップスケーリング手段)
17 信号経路制御部(制御手段)
21 スーパーレゾリューション部(超解像処理手段)
4 テレビジョン受像機

Claims (9)

  1. 入力画像をアップスケールするアップスケーリング手段と、
    上記アップスケーリング手段によってアップスケールされたアップスケール画像に対して超解像処理を適用可能な超解像処理手段と、
    画像に文字が含まれているか否かを判別する判別手段と、
    制御手段と、
    を備え、
    上記制御手段は、上記判別手段による判別結果を参照し、上記アップスケール画像において少なくとも文字が含まれている領域に対しては上記超解像処理手段による超解像処理を適用しない
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 上記判別手段は、ユーザからの入力操作を参照して、画像に文字が含まれているか否かを判別するものであり、
    上記制御手段は、文字が含まれていると判断された画像の全体に対して、上記超解像処理手段による超解像処理を適用しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記判別手段は、ユーザからの電子取扱説明書の表示指示操作を参照して、画像に文字が含まれているか否かを判別するものであり、
    上記制御手段は、少なくとも電子取扱説明書が表示されている領域に対して、上記超解像処理手段による超解像処理を適用しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 上記判別手段は、文字が含まれている領域である文字領域を画像から抽出するものであり、
    上記制御手段は、
    上記文字領域以外の領域に対しては、上記超解像処理手段による超解像処理を適用し、
    上記文字領域に対しては、上記超解像処理手段による超解像処理を適用しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 上記超解像処理手段による超解像処理には、画像の高周波成分を増幅することによって輪郭を鮮鋭化する処理が含まれている
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の画像処理装置を備えていることを特徴とするテレビジョン受像機。
  7. 入力画像をアップスケールするアップスケーリング手段と、
    上記アップスケーリング手段によってアップスケールされたアップスケール画像に対して超解像処理を適用可能な超解像処理手段と、
    を備えた画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
    画像に文字が含まれているか否かを判別する判別ステップと、
    上記超解像処理手段を制御する制御ステップと
    を含み、
    上記制御ステップでは、上記判別ステップによる判別結果を参照し、上記アップスケール画像において文字が含まれている領域に対しては上記超解像処理手段による超解像処理を適用しない
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
  9. 請求項8に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021193649A1 (ja) * 2020-03-25 2021-09-30 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 画像処理装置およびサーバ

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