JP2016053757A - メモリシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力を低減し、高品質なメモリシステムを提供する。
【解決手段】メモリシステム10は、不揮発性メモリ13と、熱を用いて電力を発生する熱電素子17と、バックアップ電源として使用されるキャパシタ16と、熱電素子17により発生された電力を用いてキャパシタ16を充電する電源コントローラ15とを含む。メモリシステムは、不揮発性メモリと、外部装置との間で無線通信を行う無線回路と、ホストから送られた書き込みデータを不揮発性メモリに書き込むとともに、書き込みデータを無線回路を介して外部装置に書き込むメモリコントローラ12と、不揮発性メモリから読み出された読み出しデータのエラーを訂正するECC回路とを具備する。メモリコントローラは、不揮発性メモリからの読み出しデータのエラーが訂正できない場合に、外部装置からデータを読み出す。
【選択図】図1
【解決手段】メモリシステム10は、不揮発性メモリ13と、熱を用いて電力を発生する熱電素子17と、バックアップ電源として使用されるキャパシタ16と、熱電素子17により発生された電力を用いてキャパシタ16を充電する電源コントローラ15とを含む。メモリシステムは、不揮発性メモリと、外部装置との間で無線通信を行う無線回路と、ホストから送られた書き込みデータを不揮発性メモリに書き込むとともに、書き込みデータを無線回路を介して外部装置に書き込むメモリコントローラ12と、不揮発性メモリから読み出された読み出しデータのエラーを訂正するECC回路とを具備する。メモリコントローラは、不揮発性メモリからの読み出しデータのエラーが訂正できない場合に、外部装置からデータを読み出す。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、メモリシステムに関する。
不揮発性半導体記憶装置の一種として、NAND型フラッシュメモリが知られている。また、NAND型フラッシュメモリを搭載したストレージデバイス(例えばSSD)が知られている。
実施形態は、高品質なメモリシステムを提供する。
実施形態に係るメモリシステムは、不揮発性メモリと、熱を用いて電力を発生する熱電素子と、バックアップ電源として使用されるキャパシタと、前記熱電素子により発生された電力を用いて前記キャパシタを充電するコントローラとを具備する。
実施形態に係るメモリシステムは、不揮発性メモリと、外部装置との間で無線通信を行う無線回路と、ホストから送られた書き込みデータを前記不揮発性メモリに書き込むとともに、前記書き込みデータを前記無線回路を介して前記外部装置に書き込むコントローラと、前記不揮発性メモリから読み出された読み出しデータのエラーを訂正するECC回路とを具備する。前記コントローラは、前記不揮発性メモリからの読み出しデータのエラーが訂正できない場合に、前記外部装置からデータを読み出す。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率などは必ずしも現実のものと同一とは限らない。以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置などによって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
[第1実施形態]
メモリシステムは、不揮発性半導体記憶装置(不揮発性メモリ)を備えている。本実施形態では、不揮発性半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。また、メモリシステムとして、NAND型フラッシュメモリを備えたストレージデバイスであるSSD(Solid State Drive)を例に挙げて説明する。
メモリシステムは、不揮発性半導体記憶装置(不揮発性メモリ)を備えている。本実施形態では、不揮発性半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。また、メモリシステムとして、NAND型フラッシュメモリを備えたストレージデバイスであるSSD(Solid State Drive)を例に挙げて説明する。
[1]メモリシステムの構成
図1は、第1実施形態に係るメモリシステム10のブロック図である。メモリシステム10は、インターフェース回路(I/F回路)11、メモリコントローラ(SSDコントローラ)12、NAND型フラッシュメモリ13、電源回路14、電源コントローラ15、キャパシタ16、熱電素子17、温度センサー18、及び冷却ファン19を備える。なお、図1では、図面の理解を容易にするために、信号線を実線、電源線を破線で示している。
図1は、第1実施形態に係るメモリシステム10のブロック図である。メモリシステム10は、インターフェース回路(I/F回路)11、メモリコントローラ(SSDコントローラ)12、NAND型フラッシュメモリ13、電源回路14、電源コントローラ15、キャパシタ16、熱電素子17、温度センサー18、及び冷却ファン19を備える。なお、図1では、図面の理解を容易にするために、信号線を実線、電源線を破線で示している。
インターフェース回路11は、信号線(バス)20を介してホスト機器30に接続される。インターフェース回路11は、ATA(Advanced Technology Attachment)インターフェースなどのメモリ接続インターフェースであり、ホスト機器30との間でインターフェース処理を行う。ホスト機器30は、メモリシステム10に対してデータの書き込み、データの読み出し、及びデータの消去を行う外部装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、或いはネットワークに接続されるサーバなどから構成される。
メモリコントローラ12は、CPU(Central Processing Unit)及びRAM(Random Access Memory)などを備える。メモリコントローラ12は、メモリシステム10内の動作を統括的に制御する。メモリコントローラ12は、ホスト機器30との間でコマンドを処理したり、NAND型フラッシュメモリ13とホスト機器30との間のデータ転送を行ったり、NAND型フラッシュメモリ13内の各ブロックを管理したりする機能を有する。
NAND型フラッシュメモリ13は、データを不揮発に記憶することができる不揮発性半導体メモリであり、ユーザデータ、プログラム、及びメモリシステム10の管理データなどを格納する。NAND型フラッシュメモリ13では、消去はブロック単位で行われ、書き込みと読み出しはページ単位で行われる。NAND型フラッシュメモリ13は、複数のメモリセルがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイを含み、このメモリセルアレイは、データ消去の単位である物理ブロックを複数配列して構成される。NAND型フラッシュメモリ13では、物理ページごとにデータの書き込み及びデータの読み出しが行われる。物理ページは、複数のメモリセルから構成される。物理ブロックは、複数の物理ページから構成される。NAND型フラッシュメモリ13は、例えば、複数のNANDチップから構成される。複数のNANDチップは、個別に制御可能であり、また、並列動作が可能である。
電源回路14は、電源線21を介してホスト機器30に接続され、ホスト機器30から複数種類の電源を受ける。そして、電源回路14は、ホスト機器30から受けた電源を用いて、メモリシステム10内部で必要な複数種類の電源を生成する。
電源コントローラ15は、電源回路14によって生成された電源を受ける。電源コントローラ15は、メモリシステム10内部の電源を統括的に制御する。電源コントローラ15の具体的な動作については後述する。
キャパシタ16は、蓄電池として機能し、メモリシステム10の電力供給源としてのバックアップ電源である。キャパシタ16は、例えば、メモリシステム10が動作中における電源電圧の低下、電源電圧の瞬断、及びメモリシステム10の異常な電源遮断などが発生した場合に、電源コントローラ15に電源を供給する。
熱電素子17は、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する機能を有する。熱電素子17としては、例えば、熱源と熱源以外の部分との温度差を利用して発電する素子、すなわちゼーベック効果を利用した素子を使用することができる。熱電素子17の構成については、例えば“THERMOELECTRIC DEVICE AND THERMOELECTRIC MODULE”という2010年12月9日に出願された米国特許出願12/964,152号に記載されている。この特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
温度センサー18は、メモリシステム10内部の温度を測定する。冷却ファン19は、メモリシステム10内部に空気を送ることで、メモリシステム10内部を冷却する。
図2は、メモリシステム10の断面構造を模式的に示した図である。基板22上には、メモリシステム10を構成する複数のモジュールが実装される。なお、図2では、基板22に実装される複数のモジュールとして、インターフェース回路11、メモリコントローラ(メモリCtrl.)12、NAND型フラッシュメモリ13、電源コントローラ(電源Ctrl.)15、キャパシタ16、及び冷却ファン19を例示している。
複数のモジュールの全部又は一部に接するように熱電素子17が設けられる。熱電素子17は、少なくともモジュールと接する面が絶縁膜で覆われる。熱電素子17は、特に発熱量が多いモジュール(例えば、メモリコントローラ12など)のみに接するように形成してもよい。
[2]動作
次に、上記のように構成されたメモリシステム10の動作について説明する。図3は、メモリシステム10の動作を説明するフローチャートである。
次に、上記のように構成されたメモリシステム10の動作について説明する。図3は、メモリシステム10の動作を説明するフローチャートである。
まず、ホスト機器30から電源線21を介してメモリシステム10に電源が供給されることで、メモリシステム10が起動する(ステップS100)。具体的には、電源コントローラ15は、電源回路14から電源を受けるとともに、インターフェース回路11、メモリコントローラ12、NAND型フラッシュメモリ13、及び温度センサー18に電源を供給する。その後、メモリシステム10は、ホスト機器30の命令に応じた通常動作(書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作を含む)を実行する。
続いて、メモリシステム10全体(メモリシステム10内の全モジュール)が発熱を開始することで、熱電素子17は、メモリシステム10が発生する熱を用いて、発電を開始する(ステップS101)。
図4は、メモリシステム10の内部温度の一例を示すグラフである。図5は、熱電素子17が発生する電力の一例を示すグラフである。図4の縦軸はメモリシステム10の内部温度Tであり、横軸は時間tである。図5の縦軸は熱電素子17が発生する電力Wであり、横軸は時間tである。図4及び図5は、任意単位である。
例えば、メモリシステム10の内部温度が閾値Ta以上になると、熱電素子17は、メモリシステム10の熱を利用して電力を発生する。閾値Taは、熱電素子17の材料及び特性によって決まる値である。例えば、温度差を利用して発電する熱電素子17を用いた場合、閾値Taは、熱源以外の部分の低い側の温度と、熱電素子17が発電可能な温度差とを合わせた温度である。
続いて、電源コントローラ15は、熱電素子17の電力を用いて、キャパシタ16を充電する(ステップS102)。続いて、メモリコントローラ12は、キャパシタ16の充電が完了したか否かを判定する(ステップS103)。キャパシタ16の充電が完了したか否かの判定は、キャパシタ16及び熱電素子17の特性に基づいて算出した充電時間で管理することが可能である。すなわち、メモリコントローラ12は、キャパシタ16の充電を開始してからの経過時間が、予め算出された充電時間を超えた場合に、キャパシタ16の充電が完了したと判定する。
ステップS103においてキャパシタ16の充電が完了すると、メモリコントローラ12は、メモリシステム10の内部温度がメモリシステム10の動作保証温度を超えたか否かを監視する(ステップS104)。動作保証温度は、メモリシステム10の仕様に応じて設定される。ここで言う動作保証温度は、上限側の動作保証温度であり、例えば70〜85℃程度である。
ステップS104においてメモリシステム10の内部温度が動作保証温度を超えた場合、電源コントローラ15は、熱電素子17の電力を用いて、冷却ファン19を駆動する(ステップS105)。一方、メモリシステム10の内部温度が動作保証温度を超えていない場合、電源コントローラ15は、熱電素子17の電力を、メモリシステム10の通常動作に使用する(ステップS106)。
(変形例)
キャパシタ16は、スーパーキャパシタであってもよい。スーパーキャパシタ16は、異常な電源遮断が発生した場合に、メモリシステム10の動作を保証するために使用される。スーパーキャパシタ16の容量は、異常な電源遮断が発生した場合に、メモリシステム10が通常の電源オフ時の終了動作を完了できる電力を供給するのに必要な容量以上に設定される。
キャパシタ16は、スーパーキャパシタであってもよい。スーパーキャパシタ16は、異常な電源遮断が発生した場合に、メモリシステム10の動作を保証するために使用される。スーパーキャパシタ16の容量は、異常な電源遮断が発生した場合に、メモリシステム10が通常の電源オフ時の終了動作を完了できる電力を供給するのに必要な容量以上に設定される。
図6は、変形例に係るメモリシステム10の動作を説明するフローチャートである。図6のステップS200〜S201は、図3のステップS100〜S101と同じである。
続いて、電源コントローラ15は、熱電素子17の電力を用いて、スーパーキャパシタ16を充電する(ステップS202)。続いて、メモリコントローラ12は、スーパーキャパシタ16に蓄積された電力量が、メモリシステム10の電源遮断時の終了動作に必要な電力量を超えたか否かを判定する(ステップS203)。スーパーキャパシタ16に蓄積された電力量の判定は、スーパーキャパシタ16及び熱電素子17の特性に基づいて算出した充電時間で管理することが可能である。
ステップS203においてスーパーキャパシタ16の電力量が電源遮断時の終了動作に必要な電力量を超えた場合、メモリコントローラ12は、メモリシステム10の内部温度がメモリシステム10の動作保証温度を超えたか否かを監視する(ステップS204)。その後の動作(ステップS205及びS206)は、図3のステップS105及びS106と同じである。
[3]効果
以上詳述したように第1実施形態では、メモリシステム10が、熱を用いて電力を発生する熱電素子17を備える。そして、電源コントローラ15は、熱電素子17により発生された電力を用いて、キャパシタ16の充電、冷却ファン19の駆動、及びNAND型フラッシュメモリ13の通常動作を行うようにしている。
以上詳述したように第1実施形態では、メモリシステム10が、熱を用いて電力を発生する熱電素子17を備える。そして、電源コントローラ15は、熱電素子17により発生された電力を用いて、キャパシタ16の充電、冷却ファン19の駆動、及びNAND型フラッシュメモリ13の通常動作を行うようにしている。
従って第1実施形態によれば、メモリシステム10の消費電力を低減できる。すなわち、メモリシステム10で使用される電力量のうち熱電素子17が発生した電力量だけ消費電力を低減できる。また、熱電素子17が発生した電力を用いて冷却ファン19を駆動し、メモリシステム10の発熱を低減できる。
近年、SSDは、ユーザによる速度要求レベルを満たすために、複数のNANDチップを並列動作させている。これに伴い、SSD(特に、メモリコントローラ)の自己発熱量が多くなり、最負荷動作時(例えばシーケンシャルライト動作時)には動作保証温度を保証することが難しい。また、複数のNANDチップの並列動作により、消費電力が増大する。
これに対して、本実施形態では、熱電素子17によってメモリシステム10の消費電力を低減できるため、メモリシステム10の高速動作が可能となる。また、メモリシステム10の発熱を低減できるため、メモリシステム10の高速動作を維持することが可能となる。
[第2実施形態]
[1]メモリシステムの構成
図7は、第2実施形態に係るメモリシステム10のブロック図である。メモリシステム10は、インターフェース回路11、メモリコントローラ12、NAND型フラッシュメモリ13、ECC(Error Checking and Correcting)回路40、無線コントローラ41、及び無線回路42を備える。
[1]メモリシステムの構成
図7は、第2実施形態に係るメモリシステム10のブロック図である。メモリシステム10は、インターフェース回路11、メモリコントローラ12、NAND型フラッシュメモリ13、ECC(Error Checking and Correcting)回路40、無線コントローラ41、及び無線回路42を備える。
ECC回路40は、データ書き込み時、書き込みデータを用いてエラー訂正符号を生成する。このエラー訂正符号は、書き込みデータと共にNAND型フラッシュメモリ13に書き込まれる。また、ECC回路40は、データ読み出し時、読み出しデータに含まれるエラー訂正符号を用いて、読み出しデータのエラーを訂正する。エラー訂正符号は、読み出しデータから除かれる。
無線回路42は、外部装置(通信端末43及び外部記憶装置44を含む)との間で無線通信を行う。無線回路42は、アンテナ、送信回路、及び受信回路を備える。無線通信としては、IEEE 802.11規格に準拠した無線LAN、Bluetooth(登録商標)、及び赤外線通信などが挙げられる。例えば、無線回路42は、無線LANを介して、通信端末43及び外部記憶装置44から無線信号を受信し、また、通信端末43及び外部記憶装置44へ無線信号を送信する。
通信端末43としては、携帯電話、及びスマートフォンなどが挙げられる。外部記憶装置44としては、ネットワークに接続されたNAS(Network Attached Storage)、及びサーバなどが挙げられる。通信端末43及び外部記憶装置44は、例えば、インターネットを介してクラウドサービス45に接続され、クラウドサービス45からデータやソフトウェアが提供される。
無線コントローラ41は、無線通信を統括的に制御する。すなわち、無線コントローラ41は、無線回路42を介して、通信端末43及び外部記憶装置44にデータを書き込み、また、通信端末43及び外部記憶装置44からデータを読み出す。
[2]動作
次に、上記のように構成されたメモリシステム10の動作について説明する。
次に、上記のように構成されたメモリシステム10の動作について説明する。
[2−1]書き込み動作
まず、メモリシステム10の書き込み動作について説明する。図8は、メモリシステム10の書き込み動作を説明するフローチャートである。図8のフローチャートでは、通信端末43及び/又は外部記憶装置44を外部装置と表記する。
まず、メモリシステム10の書き込み動作について説明する。図8は、メモリシステム10の書き込み動作を説明するフローチャートである。図8のフローチャートでは、通信端末43及び/又は外部記憶装置44を外部装置と表記する。
ホスト機器30は、メモリシステム10に書き込み要求を発行する(ステップS300)。書き込み要求には、コマンド、アドレス、及びデータが含まれる。続いて、メモリコントローラ(メモリCtrl.)12は、ホスト機器30からの書き込み要求に応答して、NAND型フラッシュメモリ13及び無線コントローラ(無線Ctrl.)41に書き込み要求を発行する(ステップS301)。
NAND型フラッシュメモリ13は、メモリコントローラ12からの書き込み要求に応答して、書き込み処理を実行する(ステップS302)。また、無線コントローラ41は、メモリコントローラ12からの書き込み要求に応答して、無線回路42を介して外部装置に書き込み要求を発行する(ステップS303)。
外部装置は、無線コントローラ41からの書き込み要求に応答して、書き込み処理を実行する(ステップS304)。外部装置に書き込まれるデータは、NAND型フラッシュメモリ13に書き込まれるデータと同じである。なお、無線通信を用いて外部装置にデータが書き込まれるため、外部装置の書き込み処理は、NAND型フラッシュメモリ13の書き込み処理に比べて時間がかかる。
続いて、NAND型フラッシュメモリ13は、書き込み処理が完了した後、メモリコントローラ12に書き込み終了通知を送る(ステップS305)。続いて、メモリコントローラ12は、ホスト機器30に書き込み終了通知を送る(ステップS306)。ホスト機器30は、メモリコントローラ12から書き込み終了通知を受けることで、書き込みが正常に終了したことを認識する(ステップS307)。
続いて、外部装置は、書き込み処理が完了した後、無線コントローラ41に書き込み終了通知を送る(ステップS308)。続いて、無線コントローラ41は、外部装置に書き込まれたデータのアドレス(データ範囲)を含む管理データの書き込み要求を、NAND型フラッシュメモリ13に発行する(ステップS309)。続いて、NAND型フラッシュメモリ13は、管理データの書き込み処理を実行する(ステップS310)。
以上の書き込み動作により、ホスト機器30から送られた書き込みデータがNAND型フラッシュメモリ13に格納されるとともに、同じ書き込みデータが通信端末43及び/又は外部記憶装置44に格納される。さらに、当該書き込みデータと特定するためのアドレスが管理データとしてNAND型フラッシュメモリ13に格納される。
[2−2]読み出し動作
次に、メモリシステム10の読み出し動作について説明する。図9及び図10は、メモリシステム10の読み出し動作を説明するフローチャートである。
次に、メモリシステム10の読み出し動作について説明する。図9及び図10は、メモリシステム10の読み出し動作を説明するフローチャートである。
ホスト機器30は、メモリシステム10に読み出し要求を発行する(ステップS400)。読み出し要求には、コマンド、及びアドレスが含まれる。続いて、メモリコントローラ12は、ホスト機器30からの読み出し要求に応答して、NAND型フラッシュメモリ13に読み出し要求を発行する(ステップS401)。
NAND型フラッシュメモリ13は、メモリコントローラ12からの読み出し要求に応答して、読み出し処理を実行する(ステップS402)。続いて、ECC回路40は、メモリコントローラ12からの読み出しデータに対してエラー訂正を行う。エラー訂正の結果は、メモリコントローラ12に送られる。メモリコントローラ12は、読み出しエラーが発生したか否かを判定する(ステップS403)。読み出しエラーの定義は、メモリシステム10の仕様に応じて適宜設定可能であり、訂正できないエラービット数が1ビット以上存在した場合に読み出しエラーと判定してもよいし、訂正できないエラービット数が許容ビット数を超えた場合に読み出しエラーと判定してもよい。
ステップS403において読み出しエラーでない場合、メモリコントローラ12は、読み出しデータをホスト機器30に送る(ステップS404)。ホスト機器30は、メモリコントローラ12から読み出しデータを受けることで、読み出しが正常に終了したことを認識する(ステップS405)。
一方、ステップS403において読み出しエラーである場合、無線コントローラ41は、管理データの読み出し要求を、NAND型フラッシュメモリ13に発行する(ステップS406)。続いて、NAND型フラッシュメモリ13は、管理データの読み出し処理を実行する(ステップS407)。
続いて、無線コントローラ41は、NAND型フラッシュメモリ13から読み出された管理データを用いて、読み出し対象のデータが外部装置に記憶されているか否かを判定する(ステップS408)。ステップS408において読み出し対象のデータが外部装置に記憶されていない場合、読み出しフェイルとなる(ステップS409)。
ステップS408において読み出し対象のデータが外部装置に記憶されている場合、無線コントローラ41は、外部装置に読み出し要求を発行する(ステップS410)。外部装置は、無線コントローラ41からの読み出し要求に応答して、読み出し処理を実行する(ステップS411)。続いて、ECC回路40は、外部装置からの読み出しデータに対してエラー訂正を行う。エラー訂正の結果は、無線コントローラ41に送られる。無線コントローラ41は、読み出しエラーが発生したか否かを判定する(ステップS412)。ステップS412において読み出しエラーである場合、読み出しフェイルとなる(ステップS409)。
一方、ステップS412において読み出しエラーでない場合、無線コントローラ41は、外部装置からの読み出しデータをホスト機器30に送る(ステップS413)。ホスト機器30は、無線コントローラ41から読み出しデータを受けることで、読み出しが正常に終了したことを認識する(ステップS414)。
また、無線コントローラ41は、外部装置からの読み出しデータをNAND型フラッシュメモリ13に書き戻すための書き戻し要求をNAND型フラッシュメモリ13に発行する(ステップS415)。書き戻し要求は、コマンド、アドレス、及び外部装置からの読み出しデータを含む。NAND型フラッシュメモリ13は、無線コントローラ41からの書き戻し要求に応答して、書き戻し処理を実行する(ステップS416)。この書き戻し処理により、本来、NAND型フラッシュメモリ13の読み出し処理において読み出しエラーとなるデータを救済できる。
[2−3]書き込み動作の他の例
次に、書き込み動作の他の例について説明する。ここでは、書き込み動作の途中でメモリシステム10の電源がオフされる場合の書き込み動作について説明する。図11及び図12は、他の例に係るメモリシステム10の書き込み動作を説明するフローチャートである。図11のステップS300〜S307は、図8と同じである。
次に、書き込み動作の他の例について説明する。ここでは、書き込み動作の途中でメモリシステム10の電源がオフされる場合の書き込み動作について説明する。図11及び図12は、他の例に係るメモリシステム10の書き込み動作を説明するフローチャートである。図11のステップS300〜S307は、図8と同じである。
続いて、ホスト機器30は、メモリシステム10の電源をオフすることを知らせるための電源オフ通知をメモリシステム10に送る(ステップS500)。無線コントローラ41は、ホスト機器30からの電源オフ通知に応答して、書き込み処理を中断するための書き込み中断通知を外部装置に送る(ステップS501)。
外部装置は、無線コントローラ41からの書き込み中断通知に応答して、書き込み中断処理を実行する(ステップS502)。具体的には、外部装置は、現在の書き込み処理を中断するとともに、今回の書き込みデータのうち既に書き込みが完了したデータのアドレスを無線コントローラ41に送る。
続いて、無線コントローラ41は、外部装置から送られたアドレス、及び書き込み中断の有無を示すフラグを含む管理データをNAND型フラッシュメモリ13に書き込むための書き込み要求を、NAND型フラッシュメモリ13に送る(ステップS503)。続いて、NAND型フラッシュメモリ13は、管理データの書き込み処理を実行する(ステップS504)。その後、メモリシステム10の電源がオフされる(ステップS505)。
続いて、ホスト機器30は、メモリシステム10の電源をオンする(ステップS506)。続いて、無線コントローラ41は、管理データの読み出し要求を、NAND型フラッシュメモリ13に発行する(ステップS507)。続いて、NAND型フラッシュメモリ13は、管理データの読み出し処理を実行する(ステップS508)。
続いて、無線コントローラ41は、NAND型フラッシュメモリ13から読み出された管理データを用いて、外部装置の書き込み処理が中断されたか否かを判定する(ステップS509)。ステップS509において書き込み中断がない場合、無線コントローラ41は、処理を終了する。一方、ステップS509において書き込み中断がある場合、無線コントローラ41は、書き込み再開要求を外部装置に送る。書き込み再開要求は、コマンド、書き込みが完了していないデータとそのアドレスを含む。書き込みが完了していないデータは、無線コントローラ41によってNAND型フラッシュメモリ13から読み出される。
続いて、外部装置は、無線コントローラ41からの書き込み再開要求に応答して、書き込みを再開する(ステップS511)。その後のステップS308〜S310は、図8と同じである。
以上の書き込み動作により、外部装置において書き込み処理が中断された場合でも、その後にメモリシステム10が電源オンされた場合に、全ての書き込みデータを外部装置に格納することができる。本実施例の書き込み動作は、通信速度が遅い無線通信を利用している場合に特に有効である。
[3]効果
以上詳述したように第2実施形態では、メモリシステム10が、外部装置(通信端末43及び外部記憶装置44を含む)との間で無線通信を行う無線回路42を備える。そして、無線コントローラ41は、NAND型フラッシュメモリ13に書き込まれたデータと同じデータを外部装置に書き込むようにしている。
以上詳述したように第2実施形態では、メモリシステム10が、外部装置(通信端末43及び外部記憶装置44を含む)との間で無線通信を行う無線回路42を備える。そして、無線コントローラ41は、NAND型フラッシュメモリ13に書き込まれたデータと同じデータを外部装置に書き込むようにしている。
従って第2実施形態によれば、NAND型フラッシュメモリ13からの読み出し動作において読み出しエラーが発生した場合に、外部装置に格納されたデータをホスト機器30に送ることができる。これにより、ホスト機器30から見たメモリシステム10のデータ信頼性を向上させることが可能である。
一般的に、データ信頼性を向上させるためには、ECC回路のエラー訂正能力を強化する必要があるが、エラー訂正能力が高いECC回路は、回路面積が大きく、またエラー訂正にかかる時間も長くなる。また、物理ストレス(熱や衝撃など)によってメモリシステムに格納されたデータが破壊される場合もある。
これに対して、本実施形態では、外部装置に格納されたデータを利用できるため、ECC回路のエラー訂正能力だけに依存する必要がなく、また、ECC回路のエラー訂正能力を低くすることが可能である。さらに、物理ストレスがより大きい環境でメモリシステム10を使用した場合でも、メモリシステム10のデータ信頼性を向上させることが可能である。
また、外部装置にデータを書き込み中にメモリシステム10の電源がオフされた場合、外部装置に書き込み中断通知を送るとともに、既に書き込まれたデータのアドレスを管理データとしてNAND型フラッシュメモリ13に書き込む。そして、メモリシステム10の電源が再度オンされた場合に、未書き込みのデータ部分のみ書き込みを再開するようにしている。これにより、外部装置に正確にデータを格納させることができる。
なお、第1実施形態の熱電素子17及び電力制御を第2実施形態に適用することも可能である。
なお、メモリセルアレイの構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
なお、本発明に関する各実施形態において、
(1)読み出し動作では、
Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V, 0.21V〜0.31V, 0.31V〜0.4V, 0.4V〜0.5V, 0.5V〜0.55Vいずれかの間にしてもよい。
(1)読み出し動作では、
Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V, 0.21V〜0.31V, 0.31V〜0.4V, 0.4V〜0.5V, 0.5V〜0.55Vいずれかの間にしてもよい。
Bレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば1.5V〜2.3Vの間である。これに限定されることなく、1.65V〜1.8V, 1.8V〜1.95V, 1.95V〜2.1V, 2.1V〜2.3Vいずれかの間にしてもよい。
Cレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば3.0V〜4.0Vの間である。これに限定されることなく、3.0V〜3.2V, 3.2V〜3.4V, 3.4V〜3.5V, 3.5V〜3.6V, 3.6V〜4.0Vいずれかの間にしてもよい。
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs, 38μs〜70μs, 70μs〜80μsの間にしてもよい。
(2)書き込み動作は、上述したとおりプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、
プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V, 14.0V〜14.6Vいずれかの間としてもよい。
プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V, 14.0V〜14.6Vいずれかの間としてもよい。
奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えてもよい。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
非選択のワード線に印加される電圧としては、例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としてもよい。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えてもよい。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs, 1800μs〜1900μs, 1900μs〜2000μsの間にしてもよい。
(3)消去動作では、
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V, 14.8V〜19.0V, 19.0〜19.8V, 19.8V〜21Vの間であってもよい。
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V, 14.8V〜19.0V, 19.0〜19.8V, 19.8V〜21Vの間であってもよい。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs, 4000μs〜5000μs, 4000μs〜9000μsの間にしてもよい。
(4)メモリセルの構造は、
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…メモリシステム、11…インターフェース回路、12…メモリコントローラ、13…NAND型フラッシュメモリ、14…電源回路、15…電源コントローラ、16…キャパシタ、17…熱電素子、18…温度センサー、19…冷却ファン、20…信号線、21…電源線、22…基板、30…ホスト機器、40…ECC回路、41…無線コントローラ、42…無線回路、43…通信端末、44…外部記憶装置、45…クラウドサービス。
Claims (6)
- 不揮発性メモリと、
熱を用いて電力を発生する熱電素子と、
バックアップ電源として使用されるキャパシタと、
前記熱電素子により発生された電力を用いて前記キャパシタを充電するコントローラと、
を具備することを特徴とするメモリシステム。 - 前記コントローラは、前記キャパシタの充電が完了した後に、前記熱電素子により発生された電力を前記不揮発性メモリの動作に使用することを特徴とする請求項1に記載のメモリシステム。
- 冷却ファンをさらに具備し、
前記コントローラは、内部温度が閾値を超えた場合に、前記熱電素子により発生された電力を用いて前記冷却ファンを駆動することを特徴とする請求項1又は2に記載のメモリシステム。 - 不揮発性メモリと、
外部装置との間で無線通信を行う無線回路と、
ホストから送られた書き込みデータを前記不揮発性メモリに書き込むとともに、前記書き込みデータを前記無線回路を介して前記外部装置に書き込むコントローラと、
前記不揮発性メモリから読み出された読み出しデータのエラーを訂正するECC回路と、
を具備し、
前記コントローラは、前記不揮発性メモリからの読み出しデータのエラーが訂正できない場合に、前記外部装置からデータを読み出すことを特徴とするメモリシステム。 - 前記コントローラは、前記外部装置に書き込まれた書き込みデータのアドレスを含む管理データを前記不揮発性メモリに書き込むことを特徴とする請求項4に記載のメモリシステム。
- 前記コントローラは、前記管理データに基づいて、読み出し対象のデータが前記外部装置に記憶されているかを判定することを特徴とする請求項5に記載のメモリシステム。
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