JP2016052080A - 通信システムおよびその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】地理的に離れたデータセンタ間での仮想マシンの移動を、クライアント端末から不可視化すること。
【解決手段】制御装置50より、サーバ11,21にVM#1の移動を開始する旨通知するとともに通信装置41に対してクライアント端末30から前記VM#1宛に送出されたパケットを通信装置42,43に向かって転送するよう通知し、前記VM#1がサーバ11からサーバ21へ完全に移動したことを確認すると、通信装置41に対して前記VM#1宛のパケットを通信装置42に転送しないよう設定を変更するとともに、通信装置42に対して前記VM#1からクライアント端末30に向かって転送されるパケットを転送しないよう設定する。
【選択図】図1
【解決手段】制御装置50より、サーバ11,21にVM#1の移動を開始する旨通知するとともに通信装置41に対してクライアント端末30から前記VM#1宛に送出されたパケットを通信装置42,43に向かって転送するよう通知し、前記VM#1がサーバ11からサーバ21へ完全に移動したことを確認すると、通信装置41に対して前記VM#1宛のパケットを通信装置42に転送しないよう設定を変更するとともに、通信装置42に対して前記VM#1からクライアント端末30に向かって転送されるパケットを転送しないよう設定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、データセンタ内のサーバ上で稼働し、通信ネットワークを介してクライアント端末に様々なネットワークサービス機能を提供する仮想マシンのマイグレーション、即ち地理的に離れたデータセンタ間での移動に際して、クライアント端末に当該仮想マシンの移動を意識させない技術に関する。
現在、あるデータセンタ内のサーバ(物理サーバ)上で稼働中の仮想マシン(Virtual Machine:以降、「VM」と表記)の、地理的に離れた別のデータセンタ内の物理サーバ上への移動を、クライアント端末に意識させることなく実行する、つまりダウンタイム(サービス停止時間)無し(厳密にはダウンタイムが発生しているもののTCP等のプロトコルのタイムアウトよりは十分短いため、ネットワークの接続は保たれる)に実行するVMライブマイグレーションが実現されている。
尚、一般的なVMライブマイグレーションでは、移動前後の物理サーバが同一のL2SW上に存在していることを前提として、VMのIPアドレスやMACアドレス等のネットワークIDは移動の前後で変化しない。
地理的に離れたデータセンタ間でネットワークIDの変更を伴わないVMの移動が実施されると、通信ネットワーク内に以下の課題が発生する。
<通信ネットワークがルーティングプロトコルを用いた一般的なIPネットワークの場合>
・VMの移動に伴いIPアドレスの広告を再度行う必要があり、ダイナミックルーティングを利用している場合、経路が収束するまでに時間がかかる(スタティックルーティングを利用している場合、経路の収束に時間はかからないが、変更となった全ての経路をルータに設定する必要があることやネットワークに変更が生じる度に設定変更を必要とする)。
・VMの移動に伴いIPアドレスの広告を再度行う必要があり、ダイナミックルーティングを利用している場合、経路が収束するまでに時間がかかる(スタティックルーティングを利用している場合、経路の収束に時間はかからないが、変更となった全ての経路をルータに設定する必要があることやネットワークに変更が生じる度に設定変更を必要とする)。
・VMの移動は1つまたはごく少数であることが予想され、IPアドレスがこま切れとなって経路集約効果が低下する(同一AS内のルータのルーティングテーブルを多く消費してしまう)。
<通信ネットワークにトンネリングプロトコル等を用いてオーバーレイする場合>
・VMの移動に伴いトンネルの両端点となる通信装置にトンネル接続に関する設定変更を行う必要がある。本ケースにおいて、VMとクライアント端末の通信が再開されるには、トンネルの再設定およびVMの移動が完了している必要があり、トンネルの再設定とVMの移動が連動して素早く行われないとダウンタイムが長くなり、TCPセッション等のクライアント端末−VM間のコネクションがタイムアウトとなってしまうという第1の課題がある。
・VMの移動に伴いトンネルの両端点となる通信装置にトンネル接続に関する設定変更を行う必要がある。本ケースにおいて、VMとクライアント端末の通信が再開されるには、トンネルの再設定およびVMの移動が完了している必要があり、トンネルの再設定とVMの移動が連動して素早く行われないとダウンタイムが長くなり、TCPセッション等のクライアント端末−VM間のコネクションがタイムアウトとなってしまうという第1の課題がある。
上述の第1の課題の解決策の一つに特許文献1に開示される従来技術がある。
従来技術は、制御装置がサーバの各種パラメータを収集し、VMの移動に要する時間を推定し、推定された時間をもとに通信経路を切り替えるという技術である。
しかしながら、前記従来技術は、制御装置が推定した時間で強制的に通信経路を切り替えることから、ダウンタイムの短縮は望めるものの、VMの移動に対する通信ネットワークの追従性や確実性に課題(第2の課題)がある。
本発明は、前記の第1および第2の課題を解決するためになされたものであり、VMの移動と通信ネットワーク内の通信経路の変更とを連動させることで、移動後のVMとクライアント端末の通信が再開されるまでの時間を短縮し、かつ、VMの移動に確実に通信ネットワークが追従することを可能とする通信システムを提供することにある。
本発明では、前記課題を解決するため、VMの移動が完了する前にVMの移動先に予め通信経路を生成することで、VMの移動完了に素早く対応でき、かつ、VMの移動完了後に移動前の通信経路を削除することで、VMの移動に確実に通信ネットワークが追従することができる構成とした。
(請求項1に関する)
具体的には、本発明に係る通信システムは、
データセンタ内のサーバ上で稼働する仮想マシンと当該仮想マシンが提供するネットワークサービス機能を利用するクライアント端末とを、経路情報に従ってトラヒックを転送する通信装置を含んで構成される通信ネットワークを介して接続する通信システムであって、
前記通信ネットワークは、クライアント端末を接続する第1の通信装置と、第1のデータセンタ内の第1のサーバを接続する第2の通信装置と、第2のデータセンタ内の第2のサーバを接続する第3の通信装置とを少なくとも含んで構成され、
前記第1のサーバ上で稼働し前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間に形成された第1の通信経路を介して前記クライアント端末と接続している仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、前記第1の通信装置と前記第3の通信装置との間に第2の通信経路を生成し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の経路情報を変更する機能を具備することを特徴とする。
具体的には、本発明に係る通信システムは、
データセンタ内のサーバ上で稼働する仮想マシンと当該仮想マシンが提供するネットワークサービス機能を利用するクライアント端末とを、経路情報に従ってトラヒックを転送する通信装置を含んで構成される通信ネットワークを介して接続する通信システムであって、
前記通信ネットワークは、クライアント端末を接続する第1の通信装置と、第1のデータセンタ内の第1のサーバを接続する第2の通信装置と、第2のデータセンタ内の第2のサーバを接続する第3の通信装置とを少なくとも含んで構成され、
前記第1のサーバ上で稼働し前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間に形成された第1の通信経路を介して前記クライアント端末と接続している仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、前記第1の通信装置と前記第3の通信装置との間に第2の通信経路を生成し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の経路情報を変更する機能を具備することを特徴とする。
本通信システムは、VMの移動が完了する前にVMの移動先に予め通信経路を生成することでVMの移動完了に素早く対応でき、かつ、VMの移動完了後に移動前の通信経路を削除することでVMの移動に確実に通信ネットワークが追従することができる。
従って、本発明は移動後のVMとクライアント端末の通信が再開されるまでの時間を短縮し、かつ、VMの移動に確実に通信ネットワークが追従することを可能とする通信システムを提供できる。
(請求項2に関する)
本発明に係る通信システムは、
前記仮想マシンを前記第2のサーバに移動する際に、前記第1のサーバに対して制御信号を用いて前記第1の通信装置に前記第2の通信経路を生成するよう指示し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に制御信号を用いて前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の経路情報を変更するよう指示する制御装置を具備することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、
前記仮想マシンを前記第2のサーバに移動する際に、前記第1のサーバに対して制御信号を用いて前記第1の通信装置に前記第2の通信経路を生成するよう指示し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に制御信号を用いて前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の経路情報を変更するよう指示する制御装置を具備することを特徴とする。
本通信システムは、経路の変更に関する指示に制御装置を用いることで、VMの移動開始および完了を正確に通信装置に伝達可能であり、移動後のVMとクライアント端末の通信が再開されるまでの時間を短縮し、かつ、VMの移動に確実に通信ネットワークが追従することを可能とする通信システムを提供できる。
(請求項3に関する)
本発明に係る通信システムは、
前記通信ネットワークもしくは第2の通信ネットワークを介して前記第2の通信装置および前記第3の通信装置と第2の通信ネットワークもしくは第3の通信ネットワークとを接続する第4の通信装置を有し、
前記クライアント端末が前記第1の通信経路を介して前記仮想マシンと通信し、さらに前記仮想マシンが前記第2の通信装置と前記第4の通信装置とを介して通信を行うときに、前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、前記第2の通信経路および前記第3の通信装置と前記第4の通信装置との間に第3の通信経路を生成し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置、前記第2の通信装置および前記第4の通信装置の経路情報を変更する機能を具備することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、
前記通信ネットワークもしくは第2の通信ネットワークを介して前記第2の通信装置および前記第3の通信装置と第2の通信ネットワークもしくは第3の通信ネットワークとを接続する第4の通信装置を有し、
前記クライアント端末が前記第1の通信経路を介して前記仮想マシンと通信し、さらに前記仮想マシンが前記第2の通信装置と前記第4の通信装置とを介して通信を行うときに、前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、前記第2の通信経路および前記第3の通信装置と前記第4の通信装置との間に第3の通信経路を生成し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置、前記第2の通信装置および前記第4の通信装置の経路情報を変更する機能を具備することを特徴とする。
本通信システムは、VMの移動が完了する前にVMの移動先に予め通信経路を生成することで、VMの移動完了に素早く対応でき、かつ、VMの移動完了後に移動前の通信経路を削除することでVMの移動に確実に通信ネットワークが追従することができる。
従って、本発明は移動後のVMとクライアント端末の通信が再開されるまでの時間を短縮し、かつ、VMの移動に確実に通信ネットワークが追従することを可能とする通信システムを提供できる。
(請求項4に関する)
本発明に係る通信システムは、
前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、制御信号を用いて前記第2の通信経路および前記第3の通信経路を生成するよう指示し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に制御信号を用いて前記第1の通信装置、前記第2の通信装置および前記第4の通信装置の経路情報を変更するよう指示する制御装置を有することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、
前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、制御信号を用いて前記第2の通信経路および前記第3の通信経路を生成するよう指示し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に制御信号を用いて前記第1の通信装置、前記第2の通信装置および前記第4の通信装置の経路情報を変更するよう指示する制御装置を有することを特徴とする。
本通信システムは、経路の変更に関する指示に制御装置を用いることで、VMの移動開始および完了を正確に通信装置に伝達可能であり、移動後のVMとクライアント端末の通信が再開されるまでの時間を短縮し、かつ、VMの移動に確実に通信ネットワークが追従することを可能とする通信システムを提供できる。
(請求項5に関する)
本発明に係る通信システムは、
前記制御装置は、前記第1の通信装置、前記第2の通信装置、前記第3の通信装置、前記第4の通信装置への制御信号の到達時間を測定し、制御信号が前記通信装置に同時に到達するよう制御信号の送信時刻を制御する機能を有することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、
前記制御装置は、前記第1の通信装置、前記第2の通信装置、前記第3の通信装置、前記第4の通信装置への制御信号の到達時間を測定し、制御信号が前記通信装置に同時に到達するよう制御信号の送信時刻を制御する機能を有することを特徴とする。
本通信システムは、制御装置が各通信装置への制御信号の到達時間を制御することで、VMの移動開始および完了を正確に通信装置に伝達可能であり、移動後のVMとクライアント端末の通信が再開されるまでの時間を短縮し、かつ、VMの移動に確実に通信ネットワークが追従することを可能とする通信システムを提供できる。
(請求項6に関する)
本発明に係る通信システムは、
前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、前記第2の通信経路および前記第3の通信経路を生成した後、前記第1の通信装置は前記第1の通信経路および前記第2の通信経路に対して前記仮想マシン宛のトラヒックを送出し、前記第4の通信装置は前記第3の通信経路および前記第2の通信装置と前記第4の通信装置との間に生成される第4の通信経路に対して前記仮想マシン宛のトラヒックを送出し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置、前記第2の通信装置および前記第4の通信装置の経路情報を変更することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、
前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、前記第2の通信経路および前記第3の通信経路を生成した後、前記第1の通信装置は前記第1の通信経路および前記第2の通信経路に対して前記仮想マシン宛のトラヒックを送出し、前記第4の通信装置は前記第3の通信経路および前記第2の通信装置と前記第4の通信装置との間に生成される第4の通信経路に対して前記仮想マシン宛のトラヒックを送出し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置、前記第2の通信装置および前記第4の通信装置の経路情報を変更することを特徴とする。
本通信システムは、VM移動の過渡期に両経路ともに同じパケットを送出することで、移動後のVMとクライアント端末の通信が再開されるまでの時間を短縮することを可能とする通信システムを提供できる。
(請求項7に関する)
本発明に係る通信システムは、
前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシン宛のトラヒックを保持し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置もしくは前記第2の通信装置および前記第4の通信装置もしくは前記第2の通信装置に前記トラヒックを送出するバッファ機能部を具備することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、
前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシン宛のトラヒックを保持し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置もしくは前記第2の通信装置および前記第4の通信装置もしくは前記第2の通信装置に前記トラヒックを送出するバッファ機能部を具備することを特徴とする。
本通信システムは、VM移動が開始されるとバッファ機能部がパケットを保持することで、移動後のVMとクライアント端末の通信が再開されるまでの時間のパケットロスを防止する通信システムを提供できる。
(請求項8に関する)
本発明に係る通信方法は、
データセンタ内のサーバ上で稼働する仮想マシンと当該仮想マシンが提供するネットワークサービス機能を利用するクライアント端末とを、経路情報に従ってトラヒックを転送する通信装置を含んで構成される通信ネットワークを介して接続する通信方法であって、
前記通信ネットワークは、クライアント端末を接続する第1の通信装置と、第1のデータセンタ内の第1のサーバを接続する第2の通信装置と、第2のデータセンタ内の第2のサーバを接続する第3の通信装置とを少なくとも含んで構成され、
制御装置が、前記第1のサーバ上で稼働し前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間に形成された第1の通信経路を介して前記クライアント端末と接続している仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示する工程と、
制御装置が、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に前記第1の通信装置と前記第3の通信装置との間に第2の通信経路を生成する工程と、
制御装置が、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の経路情報を変更する工程とを少なくとも含むことを特徴とする。
本発明に係る通信方法は、
データセンタ内のサーバ上で稼働する仮想マシンと当該仮想マシンが提供するネットワークサービス機能を利用するクライアント端末とを、経路情報に従ってトラヒックを転送する通信装置を含んで構成される通信ネットワークを介して接続する通信方法であって、
前記通信ネットワークは、クライアント端末を接続する第1の通信装置と、第1のデータセンタ内の第1のサーバを接続する第2の通信装置と、第2のデータセンタ内の第2のサーバを接続する第3の通信装置とを少なくとも含んで構成され、
制御装置が、前記第1のサーバ上で稼働し前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間に形成された第1の通信経路を介して前記クライアント端末と接続している仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示する工程と、
制御装置が、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に前記第1の通信装置と前記第3の通信装置との間に第2の通信経路を生成する工程と、
制御装置が、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の経路情報を変更する工程とを少なくとも含むことを特徴とする。
本発明方法は移動後のVMとクライアント端末の通信が再開されるまでの時間を短縮し、かつ、VMの移動に確実に通信ネットワークが追従することを可能とする通信方法を提供できる。
本発明によれば、VMの移動と通信ネットワーク内の通信経路の変更を連動させることで、移動後のVMとクライアント端末の通信が再開されるまでの時間を短縮し、かつ、VMの移動に確実に通信ネットワークが追従することを可能とする通信システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に記述するが、本発明は以下の実施の形態に制限されるものではない。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の通信システムの第1の実施の形態を示すもので、図中、10および20は第1および第2のデータセンタ、30はクライアント端末(またはクライアントにサービスを提供する通信端末)、40は通信ネットワーク、50は制御装置である。
図1は本発明の通信システムの第1の実施の形態を示すもので、図中、10および20は第1および第2のデータセンタ、30はクライアント端末(またはクライアントにサービスを提供する通信端末)、40は通信ネットワーク、50は制御装置である。
第1のデータセンタ10内には第1のサーバ11が設けられ、第2のデータセンタ20内には第2のサーバ21が設けられている。ここで、サーバ11,21は、クライアント端末30に様々なネットワークサービス機能を提供するVMを稼働させることができる情報処理装置である。
通信ネットワーク40は、経路情報に従ってトラヒック(パケット、フレーム)を転送する複数の通信装置、ここではクライアント端末30を接続する第1の通信装置41と、第1のデータセンタ10内の第1のサーバ11を接続する第2の通信装置42と、第2のデータセンタ20内の第2のサーバ21を接続する第3の通信装置43とを少なくとも含んで構成されている。
制御装置50は、VMの管理を行う機能と、各通信装置を制御する機能とを具備するとともに、物理的または論理的な経路で各通信装置41,42,43およびサーバ11,21と接続されている。
次に、図2を参照して本第1の実施の形態における動作を説明する。
初期状態では、所定のネットワークサービス機能を提供するVM#1はサーバ11に存在し、クライアント端末30は通信装置41および通信装置42を経由してVM#1と接続されているものとする。
制御装置50は、サーバ11,21にVM#1の移動を開始する旨通知する(ステップ101)とともに通信装置41に対してクライアント端末30から前記VM#1宛に送出されたパケットを通信装置42,43に向かって転送するよう通知する(ステップ102)。
なお、前記パケットを通信装置41から通信装置42,43へ転送する際には、通信装置41から通信装置42まで、通信装置41から通信装置43までに至る通信経路(論理パス)を生成する方法を用いて転送しても良い。
なお、前記VM#1からクライアント端末30に向かって転送されたパケットは、前記VM#1がサーバ21に完全に移動するまで通信装置42および通信装置41を経由してクライアント端末30に至る。
制御装置50は、前記VM#1がサーバ11からサーバ21へ完全に移動したことを確認する(ステップ103)と、通信装置41に対して前記VM#1宛のパケットを通信装置42に転送しないよう設定を変更するとともに、通信装置42に対して前記VM#1からクライアント端末30に向かって転送されるパケットを転送しないよう設定する(ステップ104)。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態の構成は基本的に図1に示した第1の実施の形態と同様であるが、図3に示すように、クライアント端末30に対して通信装置41を介してバッファ機能部60が接続される点が異なる。なお、バッファ機能部60は通信装置41や制御装置50に内蔵されていても良いし、別の装置であっても良い。またバッファ機能部60は通信装置41のみならず、通信装置42や43と接続されていても良い。
第2の実施の形態の構成は基本的に図1に示した第1の実施の形態と同様であるが、図3に示すように、クライアント端末30に対して通信装置41を介してバッファ機能部60が接続される点が異なる。なお、バッファ機能部60は通信装置41や制御装置50に内蔵されていても良いし、別の装置であっても良い。またバッファ機能部60は通信装置41のみならず、通信装置42や43と接続されていても良い。
次に、図4を参照して本第2の実施の形態における動作を説明する。
初期状態では第1の実施の形態と同様、VM#1はサーバ11に存在し、クライアント端末30は通信装置41および通信装置42を経由してVM#1と接続されているものとする。
制御装置50は、サーバ11,21にVM#1の移動を開始する旨通知する(ステップ201)とともに通信装置41の前記VM#1宛のパケットを通信装置42,43に向かって転送することが可能な通経路を設定するよう通知する(ステップ202)。さらに、制御装置50は、通信装置41に対して、クライアント端末30から前記VM#1宛に転送されるパケットをバッファ機能部60に転送するよう指示する(ステップ203)。ここではステップ202、ステップ203の順に手順を説明したが、ステップ202とステップ203の順を逆にしても良い。
なお、前記VM#1からクライアント端末30に向かって転送されたパケットは、前記VM#1がサーバ21に完全に移動するまで通信装置42および通信装置41を経由してクライアント端末30に至る。
制御装置50は、前記VM#1がサーバ11からサーバ21へ完全に移動したことを確認する(ステップ204)と、制御装置50は、バッファ機能部60に対し、通信装置41もしくは通信装置43を介してバッファ機能部60に蓄積されたパケットが前記VM#1宛に転送されるよう指示する(ステップ205)。
さらに通信装置41に対して前記VM#1宛のパケットを通信装置42に転送しないよう設定を変更するとともに、通信装置42に対して前記VM#1からクライアント端末30に向かって転送されるパケットを転送しないよう設定する(ステップ206)。ここではステップ205、ステップ206の順に手順を説明したが、ステップ205とステップ206の順を逆にしても良い。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態は基本的に第1の実施の形態と同様の構成であるが、図5に示すように、通信ネットワーク40または第2の通信ネットワーク40bを介して、第1の通信装置41および第2の通信装置42と第2の通信ネットワーク40bもしくは第3の通信ネットワーク40cとを接続する第4の通信装置44を有しており、制御装置50は物理的または論理的な経路によって第4の通信装置44と接続されている点が異なる。
第3の実施の形態は基本的に第1の実施の形態と同様の構成であるが、図5に示すように、通信ネットワーク40または第2の通信ネットワーク40bを介して、第1の通信装置41および第2の通信装置42と第2の通信ネットワーク40bもしくは第3の通信ネットワーク40cとを接続する第4の通信装置44を有しており、制御装置50は物理的または論理的な経路によって第4の通信装置44と接続されている点が異なる。
次に、図6を参照して本第3の実施の形態における動作を説明する。
初期状態では、VM#1はサーバ11に存在し、クライアント端末30は通信装置41および通信装置42を経由してVM#1と接続され、さらに前記VM#1に接続された後、通信装置42を経由して通信装置44に接続されているものとする。
制御装置50は、サーバ11,21にVM#1の移動を開始する旨通知する(ステップ301)とともに通信装置41に対してクライアント端末30から前記VM#1宛に送出されたパケットを通信装置42,43に向かって転送するよう通知する(ステップ302)。
なお、前記パケットを通信装置41から通信装置42,43に転送する際には、通信装置41から通信装置42まで、通信装置41から通信装置43までに至る通信経路(論理パス)を生成する方法を用いて転送しても良い。
また、制御装置50は、通信装置44に対して当該通信装置44から前記VM#1宛に送出されたパケットを通信装置42,43に向かって転送するよう通知する(ステップ303)。ここではステップ302、ステップ303の順に手順を説明したが、ステップ302とステップ303の順を逆にしても良い。
なお、前記パケットを通信装置44から通信装置42,43に転送する際には、通信装置44から通信装置42まで、通信装置44から通信装置43までに至る通信経路(論理パス)を生成する方法を用いて転送しても良い。
前記VM#1からクライアント端末30に向かって転送されたパケットは、前記VM#1がサーバ21に完全に移動するまで通信装置42および通信装置41を経由してクライアント端末30に至り、前記VM#1から通信装置44に向かって転送されたパケットは、前記VM#1がサーバ21に完全に移動するまで通信装置42を経由して通信装置44に至る。
制御装置50は、前記VM#1がサーバ11からサーバ21に完全に移動したことを確認する(ステップ304)と、通信装置41に対して前記VM#1宛のパケットを通信装置42に転送しないよう設定を変更するとともに、通信装置42に対して前記VM#1からクライアント端末30に向かって転送されるパケットを転送しないよう設定する(ステップ305)。また、制御装置50は、通信装置44に対して当該通信装置44から前記VM#1宛に送出されたパケットを通信装置42に転送しないよう通知するともに、通信装置42に対して前記VM#1から通信装置44に向かって転送されるパケットを転送しないよう設定する(ステップ306)。ここではステップ305、ステップ306の順に手順を説明したが、ステップ305とステップ306の順を逆にしても良い。
また、ステップ302とステップ303において制御装置50から通信装置43に送られる指示をまとめて1つの指示としても良く、ステップ305とステップ306において制御装置50から通信装置42に送られる指示をまとめて1つの指示としても良い。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態の構成は基本的に第3の実施の形態と同様であるが、図7に示すように、クライアント端末30に対して通信装置41を介してバッファ機能部60が接続され、通信装置44に対してバッファ機能部70が接続される点が異なる。なお、バッファ機能部60,70は通信装置41や通信装置44あるいは制御装置50に内蔵されていても良いし、別の装置であっても良く、複数あっても良い。またバッファ機能部60,70は通信装置41,44のみならず、通信装置42や43と接続されていても良い。
第4の実施の形態の構成は基本的に第3の実施の形態と同様であるが、図7に示すように、クライアント端末30に対して通信装置41を介してバッファ機能部60が接続され、通信装置44に対してバッファ機能部70が接続される点が異なる。なお、バッファ機能部60,70は通信装置41や通信装置44あるいは制御装置50に内蔵されていても良いし、別の装置であっても良く、複数あっても良い。またバッファ機能部60,70は通信装置41,44のみならず、通信装置42や43と接続されていても良い。
次に、図8を参照して本第4の実施の形態における動作を説明する。
初期状態では第3の実施の形態と同様、VM#1はサーバ11に存在し、クライアント端末30は通信装置41および通信装置42を経由してVM#1と接続され、さらに前記VM#1に接続された後、通信装置42を経由して通信装置44に接続されているものとする。
制御装置50は、サーバ11,21にVM#1の移動を開始する旨通知する(ステップ401)とともに通信装置41に対してクライアント端末30から前記VM#1宛に送出されたパケットを通信装置42,43に向かって転送するよう通知し(ステップ402)、さらにクライアント端末30から前記VM#1宛に転送されるパケットをバッファ機能部60に転送するよう指示する(ステップ403)。
また、制御装置50は、通信装置44に対して当該通信装置44から前記VM#1宛に送出されたパケットを通信装置42,43に向かって転送するよう通知する(ステップ404)とともに通信装置44から前記VM#1宛に転送されるパケットをバッファ機能部70に転送するよう指示する(ステップ405)。ここではステップ402、403、404、405の順に手順を説明したが、ステップ401の後であれば、各ステップの順を任意の順に変更できる。
制御装置50は、前記VM#1がサーバ11からサーバ21に完全に移動したことを確認する(ステップ406)と、通信装置41に対して前記VM#1宛のパケットを通信装置42に転送しないよう設定を変更するとともに、通信装置42に対して前記VM#1からクライアント端末30に向かって転送されるパケットを転送しないよう設定する(ステップ407)。さらに制御装置50は、バッファ機能部60に対し、通信装置41もしくは通信装置43を介してバッファ機能部60に蓄積された前記VM#1宛のパケットが転送されるよう指示する(ステップ408)。
また、制御装置50は、通信装置44に対して前記VM#1宛のパケットを通信装置42に転送しないよう設定を変更するとともに、通信装置42に対して前記VM#1から通信装置44に向かって転送されるパケットを転送しないよう設定する(ステップ409)。さらに制御装置50は、バッファ機能部70に対し、通信装置44もしくは通信装置43を介してバッファ機能部70に蓄積された前記VM#1宛のパケットが転送されるよう指示する(ステップ410)。ここではステップ407、408、409、410の順に手順を説明したが、ステップ406の後であれば、各ステップの順を任意の順に変更できる。
また、ステップ402とステップ404において制御装置50から通信装置43に送られる指示をまとめて1つの指示としても良く、ステップ407とステップ409において制御装置50から通信装置42に送られる指示をまとめて1つの指示としても良い。
<第5の実施の形態>
第5の実施の形態の構成は基本的に第1〜第4の実施の形態の構成と同様であるが、制御装置50は当該制御装置50から発した制御信号が通信装置41〜44に届くまでの時間を測定し、測定結果に応じて各通信装置に同時に制御信号が到達するよう制御信号の送信時間を制御する機能を備える点が異なる。
第5の実施の形態の構成は基本的に第1〜第4の実施の形態の構成と同様であるが、制御装置50は当該制御装置50から発した制御信号が通信装置41〜44に届くまでの時間を測定し、測定結果に応じて各通信装置に同時に制御信号が到達するよう制御信号の送信時間を制御する機能を備える点が異なる。
制御装置50から発した制御信号が通信装置41〜44に届くまでの時間の測定は、制御装置50から時間測定信号を送出してから前記信号が通信装置にて送り返されるまでの時間を採用する方法や、制御装置50と各通信装置が定期的にNTP等で時刻を同期し、測定のタイミングで制御装置50が通信装置にタイムスタンプを要求する等の方法にて実施することができる。
また、測定は予め設定された間隔で自動で行っても良いし、必要に応じて管理者が実施しても良い。
なお、説明を簡単にするために、各実施の形態では、VMを稼働させることが可能なサーバの台数が2台の場合について説明したが、3台以上であっても良い。また、データセンタの数も2つに限らない。また、各通信装置はL3(IP)装置として説明したが、宛先の識別子を認識し、宛先の識別子に向かって転送することが可能な通信方式であればL3装置に限らない。更に前記通信装置は、ルータやスイッチ、サーバのネットワークインターフェースカード(NIC)といった物理装置に限らず、仮想ルータ、仮想スイッチ、仮想NIC、VM上で動作する転送インスタンス等の仮想化された転送機能であっても良い。
制御装置50は、独立した装置である外、いずれかの通信装置の中に内蔵されていても良い。さらに制御装置50は、VMの管理を行う機能と各通信装置を制御する機能との2つに分かれていても良い。
10,20:データセンタ、11,21:サーバ、30:クライアント端末、40,40b,40c:通信ネットワーク、41,42,43,44:通信装置、50:制御装置、60,70:バッファ機能部。
Claims (8)
- データセンタ内のサーバ上で稼働する仮想マシンと当該仮想マシンが提供するネットワークサービス機能を利用するクライアント端末とを、経路情報に従ってトラヒックを転送する通信装置を含んで構成される通信ネットワークを介して接続する通信システムであって、
前記通信ネットワークは、クライアント端末を接続する第1の通信装置と、第1のデータセンタ内の第1のサーバを接続する第2の通信装置と、第2のデータセンタ内の第2のサーバを接続する第3の通信装置とを少なくとも含んで構成され、
前記第1のサーバ上で稼働し前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間に形成された第1の通信経路を介して前記クライアント端末と接続している仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、前記第1の通信装置と前記第3の通信装置との間に第2の通信経路を生成し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の経路情報を変更する機能を具備する
ことを特徴とする通信システム。 - 前記仮想マシンを前記第2のサーバに移動する際に、前記第1のサーバに対して制御信号を用いて前記第1の通信装置に前記第2の通信経路を生成するよう指示し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に制御信号を用いて前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の経路情報を変更するよう指示する制御装置を具備する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記通信ネットワークもしくは第2の通信ネットワークを介して前記第2の通信装置および前記第3の通信装置と第2の通信ネットワークもしくは第3の通信ネットワークとを接続する第4の通信装置を有し、
前記クライアント端末が前記第1の通信経路を介して前記仮想マシンと通信し、さらに前記仮想マシンが前記第2の通信装置と前記第4の通信装置とを介して通信を行うときに、前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、前記第2の通信経路および前記第3の通信装置と前記第4の通信装置との間に第3の通信経路を生成し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置、前記第2の通信装置および前記第4の通信装置の経路情報を変更する機能を具備する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、制御信号を用いて前記第2の通信経路および前記第3の通信経路を生成するよう指示し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に制御信号を用いて前記第1の通信装置、前記第2の通信装置および前記第4の通信装置の経路情報を変更するよう指示する制御装置を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。 - 前記制御装置は、前記第1の通信装置、前記第2の通信装置、前記第3の通信装置、前記第4の通信装置への制御信号の到達時間を測定し、制御信号が前記通信装置に同時に到達するよう制御信号の送信時刻を制御する機能を有する
ことを特徴とする請求項2または4に記載の通信システム。 - 前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に、前記第2の通信経路および前記第3の通信経路を生成した後、前記第1の通信装置は前記第1の通信経路および前記第2の通信経路に対して前記仮想マシン宛のトラヒックを送出し、前記第4の通信装置は前記第3の通信経路および前記第2の通信装置と前記第4の通信装置との間に生成される第4の通信経路に対して前記仮想マシン宛のトラヒックを送出し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置、前記第2の通信装置および前記第4の通信装置の経路情報を変更する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の通信システム。 - 前記仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示した後、前記仮想マシン宛のトラヒックを保持し、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置もしくは前記第2の通信装置および前記第4の通信装置もしくは前記第2の通信装置に前記トラヒックを送出するバッファ機能部を具備する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の通信システム。 - データセンタ内のサーバ上で稼働する仮想マシンと当該仮想マシンが提供するネットワークサービス機能を利用するクライアント端末とを、経路情報に従ってトラヒックを転送する通信装置を含んで構成される通信ネットワークを介して接続する通信方法であって、
前記通信ネットワークは、クライアント端末を接続する第1の通信装置と、第1のデータセンタ内の第1のサーバを接続する第2の通信装置と、第2のデータセンタ内の第2のサーバを接続する第3の通信装置とを少なくとも含んで構成され、
制御装置が、前記第1のサーバ上で稼働し前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との間に形成された第1の通信経路を介して前記クライアント端末と接続している仮想マシンを、前記第2のサーバに移動する旨を前記第1のサーバに対して指示する工程と、
制御装置が、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了する前に前記第1の通信装置と前記第3の通信装置との間に第2の通信経路を生成する工程と、
制御装置が、前記仮想マシンの前記第1のサーバから前記第2のサーバへの移動が完了した際に前記第1の通信装置および前記第2の通信装置の経路情報を変更する工程とを少なくとも含む
ことを特徴とする通信方法。
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