JP2016051100A - インナーフォーカス式望遠レンズ - Google Patents

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JP2016051100A JP2014177035A JP2014177035A JP2016051100A JP 2016051100 A JP2016051100 A JP 2016051100A JP 2014177035 A JP2014177035 A JP 2014177035A JP 2014177035 A JP2014177035 A JP 2014177035A JP 2016051100 A JP2016051100 A JP 2016051100A
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飛内 邦幸
Kuniyuki Tobiuchi
邦幸 飛内
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Abstract

【課題】色収差の良好な補正を可能とした、新規なインナーフォーカス式望遠レンズを提供する。
【解決手段】物体側から像側へ向かって順に、正の第1レンズ群I、負の第2レンズ群II、正の第3レンズ群IIIを配し、第1レンズ群と第2レンズ群との間に開口絞りSを有してなり、第2レンズ群IIが光軸上を移動することでフォーカシングを行うインナーフォーカス式望遠レンズで、第1レンズ群が、物体側から像側へ、正レンズ、正レンズ、正レンズ、負レンズ、負レンズ、正レンズを配してなり、第6レンズが第5レンズに近接し若しくは貼り合わせられ、物体側の共役点が無限遠の時、第1レンズ群の焦点距離、第2レンズ群の焦点距離、第5レンズの材質のアッベ数、第6レンズの材質のアッベ数が適切に設定された条件を満足する。
【選択図】図1

Description

この発明は、インナーフォーカス式望遠レンズに関する。
遠方にある被写体を大きく捉えることができる「望遠レンズ」は、従来から種々のものが知られている。
「遠方にある被写体を大きく捉える」機能は、望遠レンズの焦点距離が大きいほど顕著であり、焦点距離の長い望遠レンズの需要は大きい。
焦点距離が長くなるほど「望遠レンズのサイズ」が大きくなり易いので、全長の長大化を抑制しつつ、長い焦点距離を実現することが望まれる。
しかし「長い焦点距離を持つコンパクトな望遠レンズ」は一般に、色収差の増大による像性能の劣化を伴い易い。
望遠レンズにおける色収差の低減を提案するものとして、特許文献1、2に記載のものが知られている。
この発明は、色収差の良好な補正を可能とした、新規なインナーフォーカス式望遠レンズの実現を課題とする。
この発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群、負の屈折力を持つ第2レンズ群、正の屈折力を持つ第3レンズ群を配し、第1レンズ群と第2レンズ群との間に開口絞りを有してなり、第2レンズ群が光軸上を移動することでフォーカシングを行うインナーフォーカス式望遠レンズであって、第1レンズ群が、物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を持つG1L1レンズ、正の屈折力を持つG1L2レンズ、正の屈折力を持つG1L3レンズ、負の屈折力を持つG1L4レンズ、負の屈折力を持つG1L5レンズ、正の屈折力を持つG1L6レンズを配してなり、前記G1L6レンズがG1L5レンズに近接し若しくは貼り合わせられ、物体側の共役点が無限遠の時、全系の焦点距離:f、第1レンズ群の焦点距離:f1、第2レンズ群の焦点距離:f2が条件:
(1) 0.4 < f1/f < 0.9
(2) 0.2 <|f2/f |< 0.6
(3) 1.3 <|f1/f2|< 1.8
を満足し、且つ、G1L5レンズの材質のアッベ数:νG1L5、G1L6レンズの材質のアッベ数:νG1L6が、条件:
(4) 15 < νG1L6 < 32
(5) 2 < νG1L5−νG1L6 < 10
を満足する。
この発明によれば、色収差の良好な補正を可能とした、新規なインナーフォーカス式望遠レンズを実現できる。
物体距離が無限遠時の実施例1のレンズ構成図である。 物体距離が無限遠時の実施例1の球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 物体距離が無限遠時の実施例1のコマ収差を示す図である。 物体距離が無限遠時の実施例2のレンズ構成図である。 物体距離が無限遠時の実施例2の球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 物体距離が無限遠時の実施例2のコマ収差を示す図である。 物体距離が無限遠時の実施例3のレンズ構成図である。 物体距離が無限遠時の実施例3の球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 物体距離が無限遠時の実施例3のコマ収差を示す図である。 物体距離が無限遠時の実施例4のレンズ構成図である。 物体距離が無限遠時の実施例4の球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 物体距離が無限遠時の実施例4のコマ収差を示す図である。 物体距離が無限遠時の実施例5のレンズ構成図である。 物体距離が無限遠時の実施例5の球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 物体距離が無限遠時の実施例5のコマ収差を示す図である。 物体距離が無限遠時の実施例6のレンズ構成図である。 物体距離が無限遠時の実施例6の球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 物体距離が無限遠時の実施例6のコマ収差を示す図である。
以下、実施の形態を説明する。
図1、図4、図7、図10、図13、図16に、インナーフォーカス式望遠レンズの実施の形態を6例示す。
これら6例の実施の形態は、この順序で、後述の実施例1ないし6のインナーフォーカス式望遠レンズに対応する。
上記各図における左方が「物体側」であり、右側が「像側」である。
繁雑を避けるため、これらの図において符号を共通化する。
各図に示すインナーフォーカス式望遠レンズは、図示の如く、物体側(図の左方)から像側(図の右方)に向かって、第1レンズ群I、第2レンズ群II、第3レンズ群IIIを配し、第1レンズ群Iと第2レンズ群IIの間に開口絞りSを有してなる。
第1レンズ群Iは「正の屈折力」を持ち、第2レンズ群IIは「負の屈折力」を持ち、第3レンズ群IIIは「正の屈折力」を持つ。
「フォーカシング」は、第2レンズ群IIが光軸上を移動することにより行われる。
上記図1、図4、図7、図10、図13、図16は、第2レンズ群IIの移動により、無限遠にある被写体にフォーカシングした状態(即ち「物体距離が無限遠」の時)のインナーフォーカス式望遠レンズのレンズ構成を示すものである。
また、上記各図に示す実施の形態では「インナーフォーカス式望遠レンズによる像を撮像素子により撮像する」ことが想定されている。
上記各図における符号CGは、撮像素子の「カバーガラスや各種フィルタを、これらに等価な1枚の透明板」として表したものであり、符号IMは「像面」を示している。
以下においては上記透明板を「カバーガラスCG」と表記する。
以下の説明の明確化のため、各群を構成するレンズに名前を付ける。
第iレンズ群(i=1〜3)を構成するレンズのうち、第iレンズ群内で物体側から数えてj番目のレンズを「GiLjレンズ」と名付ける。
そうすると、第1レンズ群Iは、物体側から像側へ向かって順次、G1L1レンズ、G1L2レンズ、G1L3レンズ、G1L4レンズ、G1L5レンズ、G1L6レンズの6枚のレンズを配して構成されている。
また、上記各図に実施の形態を示されたインナーフォーカス式望遠レンズでは、第2レンズ群IIは、物体側から像側へ向かって順次、G2L1レンズ、G2L2レンズの2枚のレンズを配して構成され、第3レンズ群IIIは、物体側から像側へ向かって順次、G3L1レンズ、G3L2レンズの2枚のレンズを配して構成されている。
第1レンズ群Iを構成する6枚のG1L1レンズ〜G2L6レンズのうち、G1L1レンズ、G1L2レンズ、G1L3レンズは何れも「正の屈折力」を持つ。
また、G1L4レンズとG1L5とは「負の屈折力」を持ち、G1L6レンズは「正の屈折力」を持つ。
上記各図に示す如く、G1L6レンズは「G1L5レンズに近接し、若しくは貼り合わせられた」状態となっている。
各実施の形態のインナーフォーカス式望遠レンズは、物体側の共役点(物体距離)が無限遠のとき、全系の焦点距離:f、第1レンズ群の焦点距離:f1、第2レンズ群の焦点距離:f2が、条件:
(1) 0.4 < f1/f < 0.9
(2) 0.2 <|f2/f |< 0.6
(3) 1.3 <|f1/f2|< 1.8
を満足する。
また、G1L5レンズの材質のアッベ数:νG1L5、G1L6レンズの材質のアッベ数:νG1L6が、条件:
(4) 15 < νG1L6 < 32
(5) 2 < νG1L5−νG1L6 < 10
を満足する。
なお、以下において「正(負)の屈折力を持つレンズ(レンズ群)」を、単に「正(負)レンズ(レンズ群)」とも言う。
条件(1)は、全系における「第1レンズ群の正の屈折力」を規定する条件である。
パラメータ:f1/fが、条件(1)の上限を超えると、f1が過大となって第1レンズ群の正の屈折力が小さくなり、全長が長大化し易い。
条件(1)の下限を超えると、球面収差などの諸収差が大きくなり、良好な像性能を維持することが難しくなる。
条件(2)は、全系における「第2レンズ群の負の屈折力」を規定する条件である。
パラメータ:|f2/f|が条件(2)の上限を超えると、f2の絶対値が過大となって第2レンズ群の負の屈折力が弱くなり、第2レンズ群の「フォーカシングに必要な移動量」が大きくなり、全系のコンパクト化が難しくなる。
条件(2)の下限を超えると、第2レンズ群の負の屈折力が強くなり、近距離にフォーカシングした際の諸収差の増大を招来する。
条件(3)は、第1レンズ群と第2レンズ群の「屈折力の比」を規定する条件である。
パラメータ:|f1/f2|が条件(3)の上限を超えると、第2レンズ群のレンズ径が過小となり、第1レンズ群で発生する球面収差や非点収差の補正が困難となる。
条件(3)の下限を超えると、第2レンズ群が、第1レンズ群に近づいてレンズ径が大きくなるため、全系をコンパクトに構成することが困難になる。また、第2レンズ系の重量が大きくなるため、高速のフォーカシングが困難になる。
条件(4)は、正レンズであるG1L6レンズが「高分散のガラス」で構成されることを意味し、条件(5)は、G1L6レンズの物体側に配されるG1L5レンズの材質が「G1L6レンズより僅かにアッベ数の大きい硝材」であることを示す。
これら条件(4)、(5)が満足されることにより、色収差を小さくできる。
「一般的な望遠レンズ」では、物体からの光線は、第1レンズ群内で「物体側に配置された低分散のガラスによる正レンズ」を通過後、短波長の光線は「長波長の光線より光軸側」を進む。
そして、次に「高分散のガラスによる負レンズ」を通過すると、短波長の光線は「長波長の光線より光軸から離れる方」に大きく曲げられる。
このようにして、短波長と長波長の光線を像面位置で「ある程度の範囲内に収める」ことができ、この範囲の大きさが「色収差の大小を決める」と考えることができる。
そして「残存する2次色収差の量」は、上記正レンズと負レンズの異常分散性に依存することになる。
2次色収差を小さくするには、正レンズに「所謂ランゲと称する異常分散性を持つガラス」、負レンズに「クルツと称する異常分散性のガラス」を用いるのが効果的である。
しかし、これら異常分散性を持つ材料は、一般に高価であり、「柔らかいため加工が難しい」ので多用は好ましくない。
この発明のインナーフォーカス式望遠レンズでは、負のG1L5レンズと正のG1L6レンズを「大きな異常分散性を持たない通常のガラス」で構成し、これら2枚のレンズを近接させ、若しくは貼り合わせて配置する。
そして、G1L5レンズとG1L6の材質のアッベ数を、条件(4)、(5)で規定することにより「短波長から長波長に至る波長域の光線を、像面位置において、より小さい範囲に導く」ことを可能とし、少ない色収差を実現している。
即ち、この発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、上記構成で条件(1)〜(5)を満足することにより、全長が長大化することを抑制してコンパクト化を可能とし、球面収差などの諸収差や色収差の増大を抑制し、良好な性能の実現を可能としている。
G1L5レンズは「両面が凹形状」、G1L6レンズは「両面が凸形状」とするのが好ましい。このようなレンズ形状とすることで、これら2枚のレンズの「貼り合わせ」や近接配置が容易となる。
この発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、上記構成に加え、以下の条件(6)および(7)の1以上を満足することが好ましい。
(6) 1.5 < fL5L6/f1 < 6.0
(7) 0.5 < f3/f < 6.0
条件(6)、(7)の各パラメータにおける記号の意味は、以下の通りである。
「f」は、物体距離が無限遠における全系の焦点距離、「f1」は、第1レンズ群の焦点距離、「f3」は、第3レンズ群の焦点距離である。
「fL5L6」は、G1L5レンズとG1L6レンズとの合成焦点距離である。
G1L5レンズは負レンズで、G1L6は正レンズであり、G1L6レンズの正の屈折力がG1L5レンズの負の屈折力よりも「絶対値」で大きく、合成焦点距離:fL5L6は、正の値となる。
条件(6)は、第1レンズ群におけるG1L5レンズとG1L6レンズの「合成の屈折力」を規定する条件である。
パラメータ:fL5L6/f1が条件(6)の上限を超えると、G1L5レンズとG1L6レンズの「合成の正の焦点距離」が過大となり、色収差補正の効果が小さくなり易い。
条件(6)の下限を超えると、色収差補正が過剰となり易い。
条件(6)を満足することにより「色収差のより良好な補正」が可能となる。
条件(7)は、全系における第3レンズ群の屈折力を規定する条件である。
パラメータ:f3/fが条件(7)の上限を超えると、第3レンズ群の屈折力が「全系の屈折力に対して相対的に小さく」なり、レンズ全長が長くなり易く、第1レンズ群が大きくなり易い。
条件(7)の下限を超えると、第3レンズ群の屈折力が「全系の屈折力に対して相対的に大きく」なり、バックフォーカスの確保が難しくなる。
条件(7)を満足することにより「インナーフォーカス式望遠レンズのコンパクト性をより高める」ことが可能になる。
第3レンズ群は、物体側から像側へ向かって順に、正のG3L1レンズと負のG3L2レンズとを配することで、コマ収差、歪曲収差の、より良好な補正が可能となる。
この場合には、上記条件(1)〜(5)と共に、あるいは、さらに条件(6)、(7)の1以上とともに、以下の条件(8)、(9)の1以上を満足するのが好ましい。
(8) −0.4 < NG3L1−NG3L2 < −0.1
(9) 15 < νG3L1−νG3L2 < 35 。
「NG3L1」および「νG3L1」は、G3L1レンズのd線に対する屈折率およびアッベ数であり、「NG3L2」および「νG3L2」は、G3L2レンズのd線に対する屈折率およびアッベ数である。
条件(8)、(9)の1以上を満足することにより、色収差をより小さいものすることができる。
なお、第1レンズ群内のG1L3レンズ(正レンズ)は「両面を凸形状」とし、G1L4レンズ(負レンズ)は「両面を凹形状」とすることができる。また、これらG1L3レンズとG1L4レンズは「張り合わされた接合レンズ」であることができる。
以下、具体的な実施例を6例挙げる。
各実施例において、面番号は物体側(被写体側)から像面側(撮像素子側)に向かって数えた数字で表した。
「R」により各面(開口絞りSの面、及び、カバーガラスCGの面を含む)の曲率半径を表し、「D」により光軸上の面間隔を表す。
「開口絞り」はデータ中においては「絞り」と表記している。
なお、「長さの次元を持つ量」の単位は、特に断らない限り「mm」である。
「Nd」及び「νd」により、各レンズの材質の、d線に対する屈折率およびアッべ数を示す。
「有効半径」は、レンズの光軸から見て、光線の通る最大高さを示す。
「像高」は像面における光軸から像の最大高さ、「BF」は空気中(カバーガラスCG等の挿入物がない状態)における「最も像面側のレンズ面から近軸像までの距離(バックフォーカス)」を表す。
「レンズ全長」は、最も物体側のレンズ面から最も像面側のレンズ面までの距離にバックフォーカス(BF)を加えたものを表す。
「可変データ」は、各実施例のインナーフォーカス式望遠レンズの物体距離が「無限遠、中間距離、最至近距離」である場合に、これらの距離にある被写体にフォーカシングしたときの「第2レンズ群IIの位置」を示すものである。
第2レンズ群IIは、無限遠から「有限距離の被写体」にフォーカシングする際に、物体側から像側へ向かって変位する。
各実施例におけるこれら無限遠・中間距離・再至近距離は、各物体距離における倍率を与える。実施例1〜6におけるこれらの「倍率値(倍)」は、以下の通りである。
物体距離 無限遠 中間距離 最至近距離
実施例1 0.000 −0.020 −0.213
実施例2 0.000 ―0.020 −0.178
実施例3 0.000 ―0.020 ―0.130
実施例4 0.000 ―0.023 ―0.150
実施例5 0.000 −0.020 −0.215
実施例6 0.000 ―0.030 ―0.110 。
「各種データ」は、全系の「焦点距離」、「Fナンバー」、「半画角」、「像高」、「BF」、「レンズ全長」を、物体距離が無限遠のときを代表として、光線波長:587.56nmで計算した値を示す。
「実施例1」
実施例1は、図1にレンズ構成図を示したものである。
第1レンズ群Iの、G1L3レンズは「両面が凸形状」、G1L4レンズは「両面が凹形状」である。G1L5レンズは「両面が凹形状」、G1L6レンズは「両面が凸形状」となっており、これらG1L5レンズとG1L6レンズは、貼り合わせられて「接合レンズ」となっている。
第2レンズ群IIは、G2L1レンズ(両凸レンズ)とG2L2レンズ(両凹レンズ)とを貼り合わせた接合レンズである。
第3レンズ群IIIは、物体側から像側へ向かって順に、正のG3L1レンズと負のG3L2レンズの2枚で構成されている。
実施例1のデータを「レンズデータ1」に示す。
「レンズデータ1」
面番号 R D Nd νd 有効半径
物面 ∞ ∞
1 107.621 8.134 1.48749 70.5 35.50
2 −2004.485 0.300 35.30
3 59.110 9.941 1.45860 90.2 33.35
4 187.139 3.717 32.54
5 44.778 14.222 1.49700 81.6 28.21
6 −568.940 0.324 26.33
7 −465.288 4.000 1.63980 34.6 26.12
8 28.964 9.964 20.24
9 −137.891 1.900 1.74077 27.8 20.19
10 27.634 12.078 1.80518 25.5 19.74
11 −129.530 5.920 19.57
12(絞り) ∞ (可変) 17.65
13 174.374 3.886 1.84666 23.8 17.29
14 −98.720 1.800 1.80610 40.7 16.99
15 49.937 (可変) 15.84
16 64.283 5.628 1.51680 64.2 16.50
17 −70.456 0.300 16.56
18 −84.910 1.700 1.74950 35.0 16.51
19 ∞ 64.500 16.67
20 ∞ 2.000 1.51680 64.2 21.81
21 ∞ 1.000 21.92
像面 ∞ 。
「可変データ」
物体距離 ∞ 10100.000 1014.500
D12 0.305 2.457 25.561
D15 33.882 31.730 8.626 。
「各種データ」
焦点距離 200.000
Fナンバー 2.80
半画角 6.3°
像高 22.000
BF 66.870
レンズ全長 184.874
「条件式のパラメータの値」
条件(1)f1/f=0.68
条件(2)|f2/f |=0.47
条件(3)|f1/f2|=1.45
条件(4)νG1L6 =25.46
条件(5)νG1L5−νG1L6 =2.30
条件(6)fL5L6/f1=2.20
条件(7)f3/f=0.75
条件(8)NG3L1−NG3L2 =−0.23
条件(9)νG3L1−νG3L2 =29.16 。
実施例1のインナーフォーカス式望遠レンズの、物体距離が無限遠のときの球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図2に、コマ収差の図を図3に示す。
各収差図は、波長:587.56nmのd線の収差を示すが、球面収差図、コマ収差図には、波長:656.27nmのC線と、435.84nmのg線の収差も併せて表示している。非点収差図におけるSはサジタル像面、Mはメリディオナル像面の収差を示す。
収差図の記載要領は、他の実施例(実施例2〜実施例6)においても同様である。
「実施例2」
実施例2は、図4にレンズ構成図を示したものである。
第1レンズ群Iの、G1L3レンズは「両面が凸形状」、G1L4レンズは「両面が凹形状」である。G1L5レンズは「両面が凹形状」、G1L6レンズは「両面が凸形状」となっており、これらG1L5レンズとG1L6レンズは、貼り合わせられて「接合レンズ」となっている。
第2レンズ群IIは、G2L1レンズ(両凸レンズ)とG2L2レンズ(両凹レンズ)とを貼り合わせた接合レンズである。
第3レンズ群IIIは、物体側から像側へ向かって順に、正のG3L1レンズと負のG3L2レンズの2枚で構成されている。
実施例2のデータを「レンズデータ2」に示す。
「レンズデータ2」
面番号 R D Nd νd 有効半径
物面 ∞ ∞
1 115.677 7.110 1.48749 70.5 36.50
2 2182.635 0.300 36.32
3 58.295 12.000 1.49700 81.6 34.39
4 291.044 7.277 33.47
5 43.845 11.250 1.49700 81.6 26.77
6 −463.396 0.200 26.00
7 −409.072 4.436 1.72047 34.7 25.87
8 30.167 11.859 20.11
9 −89.792 2.000 1.68893 31.2 19.77
10 30.794 10.840 1.75520 27.5 19.71
11 −87.853 3.229 19.66
12(絞り) ∞ (可変) 18.30
13 236.722 3.386 1.77520 27.5 17.35
14 −118.017 2.000 1.65844 50.9 17.09
15 48.301 (可変) 15.97
16 57.273 7.000 1.51742 52.2 15.68
17 −57.200 2.001 15.50
18 −60.371 2.000 1.73800 32.3 15.30
19 ∞ 62.500 15.52
20 ∞ 2.000 1.51633 64.1 21.77
21 ∞ 1.000 21.90
像面 ∞ 。
「可変データ」
物体距離 ∞ 10100.000 1200.000
D12 3.290 5.884 28.523
D15 29.823 27.229 4.590 。
「各種データ」
焦点距離 199.989
Fナンバー 2.80
半画角 6.3°
像高 22.000
BF 64.820
レンズ全長 184.820
「条件式のパラメータの値」
条件(1)f1/f=0.74
条件(2)|f2/f |=0.53
条件(3)|f1/f2|=1.41
条件(4)νG1L6 =27.53
条件(5)νG1L5−νG1L6 =3.63
条件(6)fL5L6/f1=1.90
条件(7)f3/f=0.78
条件(8)NG3L1−NG3L2 =−0.22
条件(9)νG3L1−νG3L2 =19.89 。
実施例2のインナーフォーカス式望遠レンズの物体距離が無限遠の時の球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図5に、コマ収差の図を図6に示す。
「実施例3」
実施例3は、図7にレンズ構成図を示したものである。
第1レンズ群Iの、G1L3レンズは「両面が凸形状」、G1L4レンズは「両面が凹形状」であり、これら2枚のレンズは貼り合わせられている。G1L5レンズは「両面が凹形状」、G1L6レンズは「両面が凸形状」となっており、これらG1L5レンズとG1L6レンズも貼り合わせられている。
第2レンズ群IIは、G2L1レンズ(両凸レンズ)とG2L2レンズ(両凹レンズ)とを貼り合わせた接合レンズである。
第3レンズ群IIIは、物体側から像側へ向かって順に、正のG3L1レンズと負のG3L2レンズの2枚で構成されている。
実施例3のレンズデータを「レンズデータ3」に示す。
「レンズデータ3」
面番号 R D Nd νd 有効半径
物面 ∞ ∞
1 130.026 7.439 1.48749 70.5 36.50
2 −939.368 0.300 35.43
3 59.537 11.745 1.49700 81.6 33.64
4 268.779 4.306 32.58
5 47.020 13.912 1.49700 81.6 27.72
6 −234.926 2.021 1.72047 34.7 25.92
7 33.237 11.733 21.27
8 −104.919 1.900 1.68893 31.2 20.95
9 32.527 12.225 1.75520 27.5 20.82
10 −90.971 5.000 20.72
11(絞り) ∞ (可変) 18.82
12 662.119 3.653 1.76182 26.6 17.36
13 −81.060 2.500 1.65844 50.9 17.10
14 47.420 (可変) 15.80
15 61.852 7.035 1.53172 48.8 16.50
16 −60.622 2.840 16.57
17 −62.791 1.500 1.75520 27.5 16.25
18 −896.349 64.500 16.44
19 ∞ 2.000 1.51633 64.1 21.80
20 ∞ 1.000 21.91
像面 ∞ 。
「可変データ」
物体距離 ∞ 10100.000 1614.500
D11 5.000 7.076 19.104
D14 24.891 22.815 10.787
「各種データ」
焦点距離 200.000
Fナンバー 2.80
半画角 6.3°
像高 22.000
BF 66.841
レンズ全長 184.841
「条件式のパラメータの値」
条件(1)f1/f=0.68
条件(2)|f2/f |=0.44
条件(3)|f1/f2|=1.56
条件(4)νG1L6 =27.53
条件(5)νG1L5−νG1L6 =3.63
条件(6)fL5L6/f1=1.80
条件(7)f3/f=0.73
条件(8)NG3L1−NG3L2 =−0.22
条件(9)νG3L1−νG3L2 =21.31 。
実施例3のインナーフォーカス式望遠レンズの物体距離が無限遠の時の球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図8に、コマ収差の図を図9に示す。
「実施例4」
実施例4は、図10にレンズ構成図を示したものである。
第1レンズ群Iの「G1L3レンズ(両凸レンズ)とG1L4レンズ(両凹レンズ)」は貼り合わされている。
G1L5レンズとG1L6レンズとは「微小な空気間隔:0.300mm」を隔して近接配置されている。
第2レンズ群IIは、G2L1レンズ(両凸レンズ)とG2L2レンズ(両凹レンズ)とを貼り合わせた接合レンズである。
第3レンズ群IIIは、物体側から像側へ向かって順に、正のG3L1レンズと負のG3L2レンズの2枚で構成されている。
実施例4のレンズデータを「レンズデータ4」に示す。
「レンズデータ4」
面番号 R D Nd νd 有効半径
物面 ∞ ∞
1 117.871 8.226 1.48749 70.5 36.50
2 −680.886 4.468 35.42
3 77.224 10.204 1.45860 90.2 33.10
4 411.527 4.958 32.02
5 56.543 13.645 1.45860 90.2 27.97
6 −152.876 2.823 1.72047 34.7 26.28
7 49.183 16.907 22.88
8 −117.373 1.900 1.67270 32.2 21.22
9 169.773 0.300 21.07
10 134.481 6.437 1.76182 26.6 21.09
11 −90.195 5.000 20.98
12(絞り) ∞ (可変) 18.93
13 −843.032 3.606 1.76182 26.6 17.44
14 −68.448 2.500 1.65020 55.7 17.21
15 46.922 (可変) 15.87
16 66.352 6.207 1.48749 70.5 16.50
17 −59.856 10.081 16.54
18 −54.062 1.500 1.76200 40.1 15.45
19 −435.235 64.500 15.69
20 ∞ 2.000 1.51633 64.1 21.78
21 ∞ 1.000 21.91
像面 ∞ 。
「可変データ」
物体距離 ∞ 10100.000 1604.500
D12 5.000 6.728 16.608
D15 24.239 22.511 12.631 。
「各種データ」
焦点距離 230.000
Fナンバー 3.22
半画角 5.4°
像高 22.000
BF 66.790
レンズ全長 194.790
「条件式のパラメータの値」
条件(1)f1/f=0.55
条件(2)|f2/f |=0.33
条件(3)|f1/f2|=1.67
条件(4)νG1L6 =26.61
条件(5)νG1L5−νG1L6 =5.56
条件(6)fL5L6/f1=1.70
条件(7)f3/f=0.84
条件(8)NG3L1−NG3L2 =−0.27
条件(9)νG3L1−νG3L2 =30.35 。
実施例4のインナーフォーカス式望遠レンズの物体距離が無限遠の時の球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図11に、コマ収差の図を図12に示す。
「実施例5」
実施例5は、図13にレンズ構成図を示したものである。
第1レンズ群Iの、G1L3レンズは「両面が凸形状」、G1L4レンズは「両面が凹形状」である。G1L5レンズは「両面が凹形状」、G1L6レンズは「両面が凸形状」となっており、これらG1L5レンズとG1L6レンズは、貼り合わせられて「接合レンズ」となっている。
第2レンズ群IIは、G2L1レンズ(両凸レンズ)とG2L2レンズ(両凹レンズ)とを貼り合わせた接合レンズである。
第3レンズ群IIIは、物体側から像側へ向かって順に、正のG3L1レンズと負のG3L2レンズの2枚で構成されている。
実施例5のレンズデータを「レンズデータ5」に示す。
「レンズデータ5」
面番号 R D Nd νd 有効半径
物面 ∞ ∞
1 101.983 8.268 1.48749 70.5 35.50
2 −6923.739 0.300 35.28
3 57.340 10.000 1.45860 90.2 33.27
4 202.646 3.600 32.60
5 44.451 13.255 1.49700 81.6 28.00
6 −1546.208 0.300 26.33
7 −1182.551 4.000 1.63980 34.6 26.09
8 29.337 12.745 20.22
9 −137.318 1.990 1.72825 28.3 19.47
10 25.603 12.414 1.75211 25.1 18.71
11 −132.028 3.628 18.48
12(絞り) ∞ (可変) 17.25
13 277.833 3.407 1.80518 25.5 16.99
14 −104.545 1.800 1.71700 48.0 16.73
15 49.893 (可変) 15.68
16 63.927 5.672 1.56732 42.8 16.50
17 −69.396 0.300 16.55
18 −80.370 1.700 1.84666 23.8 16.49
19 −1751.260 64.500 16.65
20 ∞ 2.000 1.51633 64.1 21.82
21 ∞ 1.000 21.93
像面 ∞ 。
「可変データ」
物体距離 ∞ 10100.000 1014.500
D12 0.300 2.600 27.545
D15 34.322 32.022 7.077 。
「各種データ」
焦点距離 200.000
Fナンバー 2.80
半画角 6.3°
像高 22.000
BF 66.848
レンズ全長 184.848 。
「条件式のパラメータの値」
条件(1)f1/f=0.71
条件(2)|f2/f |=0.48
条件(3)|f1/f2|=1.49
条件(4)νG1L6 =25.05
条件(5)νG1L5−νG1L6 =3.27
条件(6)fL5L6/f1=4.60
条件(7)f3/f=0.70
条件(8)NG3L1−NG3L2 =−0.28
条件(9)νG3L1−νG3L2 =19.06 。
実施例5のインナーフォーカス式望遠レンズの物体距離が無限遠の時の球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図14に、コマ収差の図を図15に示す。
「実施例6」
実施例6は、図16にレンズ構成図を示したものである。
第1レンズ群Iの「G1L3レンズとG1L4レンズ」、「G1L5レンズとG1L6レンズ」は、それぞれ貼り合わされている。
第1レンズ群Iの、G1L3レンズは「両面が凸形状」、G1L4レンズは「両面が凹形状」であり、互いに貼り合わせられている。
G1L5レンズは「両面が凹形状」、G1L6レンズは「両面が凸形状」であり、これらG1L5レンズとG1L6レンズも貼り合わせられている。
第2レンズ群IIは、G2L1レンズ(両凸レンズ)とG2L2レンズ(両凹レンズ)とを貼り合わせた接合レンズである。
第3レンズ群IIIは、物体側から像側へ向かって順に、正のG3L1レンズと負のG3L2レンズの2枚で構成されている。
実施例6のレンズデータを「レンズデータ6」に示す。
「レンズデータ6」
面番号 R D Nd νd 有効半径
物面 ∞ ∞
1 106.387 10.910 1.48749 70.5 36.00
2 −996.212 7.602 35.54
3 108.079 8.389 1.45650 90.3 33.01
4 677.102 4.924 32.09
5 91.144 11.636 1.45650 90.3 29.23
6 −137.107 2.900 1.90366 31.3 27.95
7 147.617 23.327 26.42
8 −351.656 2.500 1.90366 31.3 22.65
9 56.541 10.240 1.74077 27.8 22.17
10 −90.291 5.000 22.08
11(絞り) ∞ (可変) 20.14
12 218.089 4.041 1.92286 20.9 18.13
13 −151.080 2.500 1.83481 42.7 17.73
14 52.155 (可変) 16.54
15 49.168 7.063 1.51680 64.2 16.50
16 −79.687 13.217 16.36
17 −52.778 4.000 1.88300 40.8 13.71
18 171.452 67.107 13.87
19 ∞ 2.000 1.51633 64.1 21.72
20 ∞ 1.000 21.88
像面 ∞ 。
「可変データ」
物体距離 ∞ 10100.000 2772.572
D11 5.000 7.112 12.951
D14 34.073 31.961 26.122 。
「各種データ」
焦点距離 300.000
Fナンバー 4.05
半画角 7.1°
像高 22.000
BF 69.313
レンズ全長 226.634
「条件式のパラメータの値」
条件(1)f1/f=0.46
条件(2)|f2/f |=0.30
条件(3)|f1/f2|=1.52
条件(4)νG1L6 =27.76
条件(5)νG1L5−νG1L6 =3.56
条件(6)fL5L6/f1=2.40
条件(7)f3/f=4.50
条件(8)NG3L1−NG3L2 =−0.37
条件(9)νG3L1−νG3L2 =23.40 。
実施例6のインナーフォーカス式望遠レンズの物体距離が無限遠の時の球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図17に、コマ収差の図を図18に示す。
以上のように、この発明によれば、以下の如きインナーフォーカス式望遠レンズを実現できる。
[1]
物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群I、負の屈折力を持つ第2レンズ群II、正の屈折力を持つ第3レンズ群IIIを配し、第1レンズ群Iと第2レンズ群IIとの間に開口絞りSを有してなり、第2レンズ群IIが光軸上を移動することでフォーカシングを行うインナーフォーカス式望遠レンズであって、第1レンズ群Iが、物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を持つG1L1レンズ、正の屈折力を持つG1L2レンズ、正の屈折力を持つG1L3レンズ、負の屈折力を持つG1L4レンズ、負の屈折力を持つG1L5レンズ、正の屈折力を持つG1L6レンズを配してなり、前記G1L6レンズがG1L5レンズに近接し若しくは貼り合わせられ、物体側の共役点が無限遠の時、全系の焦点距離:f、第1レンズ群の焦点距離:f1、第2レンズ群の焦点距離:f2が条件:
(1) 0.4 < f1/f < 0.9
(2) 0.2 <|f2/f |< 0.6
(3) 1.3 <|f1/f2|< 1.8
を満足し、且つ、G1L5レンズのアッベ数:νG1L5、G1L6レンズのアッベ数:νG1L6が、条件:
(4) 15 < νG1L6 < 32
(5) 2 < νG1L5−νG1L6 < 10
を満足するインナーフォーカス式望遠レンズ。
[2]
[1]記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、第1レンズ群Iの焦点距離:f1、G1L5レンズとG1L6レンズとの合成焦点距離:fL5L6が、条件:
(6) 1.5 < fL5L6/f1 < 6.0
を満足するインナーフォーカス式望遠レンズ。
[3]
[1]または[2]記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、G1L5レンズは、両面が凹形状であり、G1L6レンズは、両面が凸形状であるインナーフォーカス式望遠レンズ。
[4]
[1]〜[3]の何れか1に記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、全系の焦点距離:f、第3レンズ群の焦点距離:f3が、条件:
(7) 0.5 < f3/f < 6.0
を満足するインナーフォーカス式望遠レンズ。
[5]
[1]〜[4]の何れか1に記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、第3レンズ群IIIが、物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を持つG3L1レンズと負の屈折力を持つレンズ:G3L2を配してなるインナーフォーカス式望遠レンズ。
[6]
[5]記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、G3L1レンズのd線に対する屈折率:NG3L1、アッベ数:νG3L1、G3L2レンズのd線に対する屈折率:NG3L2、アッベ数:νG3L2が、条件:
(8) −0.4 < NG3L1−NG3L2 < −0.1
(9) 15 < νG3L1−νG3L2 < 35
を満足するインナーフォーカス式望遠レンズ。
[7]
[1]〜[6]の何れか1に記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、第1レンズ群I内のG1L3レンズは、両面が凸形状で、G1L4レンズは、両面が凹形状であるインナーフォーカス式望遠レンズ。
[8]
[1]〜[7]の何れか1に記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、G1L3レンズとG1L4レンズが、張り合わされた接合レンズであるインナーフォーカス式望遠レンズ。
以上、発明の好ましい実施の形態について説明したが、この発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
この発明の実施の形態に記載された効果は、発明から生じる好適な効果を列挙したに過ぎず、発明による効果は「実施の形態に記載されたもの」に限定されるものではない。
この発明の「インナーフォーカス式望遠レンズ」は、写真用カメラやビデオカメラ等に好適であり、180〜300mm程度の焦点距離は実施例に示したように好適である。
I 第1レンズ群
II 第2レンズ群
III 第3レンズ群
S 開口絞り
CG カバーガラス
IM 像面
特開昭59−216113号公報 特許第3746942号公報

Claims (8)

  1. 物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群、負の屈折力を持つ第2レンズ群、正の屈折力を持つ第3レンズ群を配し、第1レンズ群と第2レンズ群との間に開口絞りを有してなり、第2レンズ群が光軸上を移動することでフォーカシングを行うインナーフォーカス式望遠レンズであって、
    第1レンズ群が、物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を持つG1L1レンズ、正の屈折力を持つG1L2レンズ、正の屈折力を持つG1L3レンズ、負の屈折力を持つG1L4レンズ、負の屈折力を持つG1L5レンズ、正の屈折力を持つG1L6レンズを配してなり、
    前記G1L6レンズがG1L5レンズに近接し若しくは貼り合わせられ、
    物体側の共役点が無限遠の時、全系の焦点距離:f、第1レンズ群の焦点距離:f1、第2レンズ群の焦点距離:f2が条件:
    (1) 0.4 < f1/f < 0.9
    (2) 0.2 <|f2/f |< 0.6
    (3) 1.3 <|f1/f2|< 1.8
    を満足し、且つ、G1L5レンズの材質のアッベ数:νG1L5、G1L6レンズの材質のアッベ数:νG1L6が、条件:
    (4) 15 < νG1L6 < 32
    (5) 2 < νG1L5−νG1L6 < 10
    を満足するインナーフォーカス式望遠レンズ。
  2. 請求項1記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、
    第1レンズ群の焦点距離:f1、G1L5レンズとG1L6レンズとの合成焦点距離:fL5L6が、条件:
    (6) 1.5 < fL5L6/f1 < 6.0
    を満足するインナーフォーカス式望遠レンズ。
  3. 請求項1または2記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、
    G1L5レンズは、両面が凹形状であり、G1L6レンズは、両面が凸形状であるインナーフォーカス式望遠レンズ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、
    全系の焦点距離:f、第3レンズ群の焦点距離:f3が、条件:
    (7) 0.5 < f3/f < 6.0
    を満足するインナーフォーカス式望遠レンズ。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、
    第3レンズ群が、物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を持つG3L1レンズと負の屈折力を持つレンズ:G3L2を配してなるインナーフォーカス式望遠レンズ。
  6. 請求項5記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、
    G3L1レンズのd線に対する屈折率:NG3L1、アッベ数:νG3L1、G3L2レンズのd線に対する屈折率:NG3L2、アッベ数:νG3L2が、条件:
    (8) −0.4 < NG3L1−NG3L2 < −0.1
    (9) 15 < νG3L1−νG3L2 < 35
    を満足するインナーフォーカス式望遠レンズ。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、
    第1レンズ群内のG1L3レンズは、両面が凸形状で、G1L4レンズは、両面が凹形状であるインナーフォーカス式望遠レンズ。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載のインナーフォーカス式望遠レンズにおいて、
    G1L3レンズとG1L4レンズが、張り合わされた接合レンズであるインナーフォーカス式望遠レンズ。
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