JP2016050952A - センサ付き表示装置とセンサ付き表示装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】一実施形態は、タッチ検出期間の動作を安定で正確なものとし得るセンサ付き表示装置及び制御方法を提供する。
【解決手段】一実施形態によれば、レシーバは、第1クロックに同期して、第1の期間毎に映像データを順次受け付ける。画像データ処理部は、第2クロックに同期して、前記映像データを前記第1の期間より短い第2の期間の画素信号に変換する。検出素子は、前記第2の期間に続く第3の期間に生成される検出用の駆動信号に基づいて、被検知物を検出する。比較部は、前記第1の期間を周期として、前記第2の期間と前記第3の期間を合計した合計期間の時間長と、前記第1の期間の時間長とを比較する。期間調整部は、前記比較部の比較結果に基づいて、前記比較した第1の期間の次の第1の期間において、前記第3の期間を不変として前記第2の期間の時間長を調整する。
【選択図】図6
【解決手段】一実施形態によれば、レシーバは、第1クロックに同期して、第1の期間毎に映像データを順次受け付ける。画像データ処理部は、第2クロックに同期して、前記映像データを前記第1の期間より短い第2の期間の画素信号に変換する。検出素子は、前記第2の期間に続く第3の期間に生成される検出用の駆動信号に基づいて、被検知物を検出する。比較部は、前記第1の期間を周期として、前記第2の期間と前記第3の期間を合計した合計期間の時間長と、前記第1の期間の時間長とを比較する。期間調整部は、前記比較部の比較結果に基づいて、前記比較した第1の期間の次の第1の期間において、前記第3の期間を不変として前記第2の期間の時間長を調整する。
【選択図】図6
Description
この実施形態はセンサ付き表示装置とセンサ付き表示装置の制御方法に関する。
近年、液晶表示パネル(LCDと称する)とタッチ式入力パネルとが一体化されたセンサ付き表示装置が開発されている。このセンサ付き表示装置は、携帯端末(モバイルフォーン、スマートフォーン、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどの電子機器を含む)に利用されている。
携帯端末は、LCDの表示部に表示した操作ボタンに指先が近接したとき、当該操作ボタンに対応する動作を実行することができる。
LCDを用いるセンサ付き表示装置は、表示期間と、画素信号が書き込まれる書込み期間と、センシング期間(タッチ検出期間と称しても良い)がある。画素信号が書込まれるとは、LCDコントローラによって、1水平ライン単位の画素信号が指定された水平ライン上の複数の表示素子に周期的に書き込まれることである。センシングとは、ユーザがセンサ付き表示装置を操作している状況の中で、タッチパネル(TP)コントローラが、表示部上の例えば指先の座標位置を検出(所謂タッチ検出)することである。そして、表示期間とは、画素信号が書き込まれた水平ラインが、次のサイクルで画素信号が書き込まれるまで、表示状態に移行している期間である。書込み期間に比べて表示期間は、十分に長い時間である。
センサ付き表示装置において、装置の複数の水平期間は、表示期間(画素信号が書き込まれる期間を一部に含む)と、センシング期間とに分割することができる。センサ付き表示装置は、例えば24個の水平ラインを単位とし、各水平ラインにそれぞれ画素信号が書き込まれ、該24個の水平ラインがそれぞれ表示期間に移行した後、センシング期間(非表示期間)となるように設計されている。
ところで、画素信号のソースとなる映像データは、アプリケーションプロセッサ(制御モジュール、ホストデバイスと称しても良い)からLCDドライバに入力される。アプリケーションプロセッサとLCDドライバは、フレキシブル基板で接続されており、それぞれが独立したICチップである。このために、アプリケーションプロセッサとLCDドライバとの同期を得るために、例えば、アプリケーションプロセッサから出力される水平同期信号の複数個(N)目のパルスにより、LCDドライバの水平同期動作をリセットしている。
ところが、上記アプリケーションプロセッサとLCDドライバは、それぞれが独立したクロックで動作しているために、互いのクロックの周波数ずれ(動作速度ずれ)により、LCDドライバの表示期間(書込み期間を含む)とセンシング期間との配分が不安定になることがある。つまり、センシング期間が十分に確保されないことがある。この場合、タッチ検出が不正確となり、ユーザにより装置の誤操作があった、或いはユーザの誤動作があったと、勘違いされる場合がある。
そこで本実施形態では、例えばタッチ検出のような非表示期間の動作を安定で正確なものとし得るセンサ付き表示装置とセンサ付き表示装置の制御方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、レシーバは、第1クロックに同期して、第1の期間毎に映像データを順次受け付ける。画像データ処理部は、第2クロックに同期して、前記映像データを前記第1の期間より短い第2の期間の画素信号に変換する。検出素子は、前記第2の期間に続く第3の期間に生成される検出用の駆動信号に基づいて、被検知物を検出する。比較部は、前記第1の期間を周期として、前記第2の期間と前記第3の期間を合計した合計期間の時間長と、前記第1の期間の時間長とを比較する。期間調整部は、前記比較部の比較結果に基づいて、前記比較部の比較結果に基づいて、前記比較した第1の期間の次の周期の第1の期間では、前記次の周期における第2の期間と第3の期間の合計期間の終端が前記次の周期における前記第1の期間の終端に近づくように、前記第3の期間を不変として前記第2の期間の時間長を調整する。
一例では、前記第2の期間は、前記画素信号が表示パネルに表示される表示期間であり、前記第2クロックをカウントする内部水平同期信号カウンタにより規定され、前記第3の期間は、前記検出素子が被検知物を検出する非表示期間であり、前記内部水平同期信号カウンタのカウントアップ出力に応答して、前記第2クロックをカウントするタッチ検出期間カウンタにより規定されている。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態によると、実施形態によれば、レシーバは、第1クロックに同期して、第1の期間毎に映像データを順次受け付ける。画像データ処理部は、第2クロックに同期して、前記映像データを前記第1の期間より短い第2の期間の画素信号に変換する。検出素子は、前記第2の期間に続く第3の期間に生成される検出用の駆動信号に基づいて、被検知物を検出する。比較部は、前記第1の期間を周期として、前記第2の期間と前記第3の期間を合計した合計期間の時間長と、前記第1の期間の時間長とを比較する。期間調整部は、前記比較部の比較結果に基づいて、前記比較した第1の期間の次の周期の第1の期間にて前記第3の期間を不変として前記第2の期間の時間長を調整し、前記合計期間の時間長と前記第1の期間の時間長とが一致する方向へ向けた制御を行う。
一例では、前記第2の期間は、前記画素信号が表示パネルに表示される表示期間であり、前記第2クロックをカウントする内部水平同期信号カウンタにより規定され、前記第3の期間は、前記検出素子が被検知物を検出する非表示期間であり、前記内部水平同期信号カウンタのカウントアップ出力に応答して、前記第2クロックをカウントするタッチ検出期間カウンタにより規定されている。
さらに具体的に図面を参照して説明する。図1は、一実施形態が適用された携帯端末の全体ブロックを示す構成図である。
図1は、一実施形態に係るセンサ付き表示装置DSPの概略構成を示す斜視図である。図1において、タッチセンサ一体型の液晶表示パネルLCDは、第1基板SUB1と、第1基板SUB1に対向配置された第2基板SUB2と、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に形成された液晶層と、を備えている。なお、第1基板SUB1をアレイ基板、第2基板SUB2を対向基板と称しても良い。液晶表示パネルLCDを駆動する液晶ドライバIC1は、第1基板SUB1上に搭載されている。液晶ドライバIC1は、第1のICチップ或いはドライブ回路と称されてもよい。
図1は、一実施形態に係るセンサ付き表示装置DSPの概略構成を示す斜視図である。図1において、タッチセンサ一体型の液晶表示パネルLCDは、第1基板SUB1と、第1基板SUB1に対向配置された第2基板SUB2と、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に形成された液晶層と、を備えている。なお、第1基板SUB1をアレイ基板、第2基板SUB2を対向基板と称しても良い。液晶表示パネルLCDを駆動する液晶ドライバIC1は、第1基板SUB1上に搭載されている。液晶ドライバIC1は、第1のICチップ或いはドライブ回路と称されてもよい。
液晶表示パネルLCDは、その表示領域(アクティブエリアと称してもよい)DA内に、例えば容量変化検出型のタッチセンサSEを一体化して備えている。タッチセンサSEは、第1基板SUB1に設けられた共通電極C(後述する)と第2基板SUB2に設けられたタッチ検出電極(タッチ検出素子と称しても良い)Rxとにより構成される。このタイプのタッチセンサSEは、インセル型と称される。インセル型のタッチセンサSEの動作原理については、後で説明することにする。なおタッチ検出素子Rxは、液晶表示に支障を与えないように、透明な例えばITO(インジウム・ティン・オキサイド)を利用して形成することができる。
上記のタッチセンサSEは、タッチパネルコントローラIC2(第2のICチップ或いはセンサ回路と称しても良い)により制御される。
また、アプリケーションプロセッサ(第1の制御部と称しても良い)HOSが設けられ、アプリケーションプロセッサHOSはフレキシブル配線基板FPC1、液晶ドライバIC1を介して、液晶表示パネルLCDに接続され、またフレキシブル配線基板FPC2、タッチパネルコントローラIC2を介してタッチセンサSEに接続されている。液晶ドライバIC1とタッチパネルコントローラIC2とは、相互に動作タイミングが連携しており、タイミングパルスなどで互いに電気的に接続されている。なお液晶ドライバIC1と、タッチパネルコントローラIC2とは、同一チップ内に構成されても良い。
また、アプリケーションプロセッサ(第1の制御部と称しても良い)HOSが設けられ、アプリケーションプロセッサHOSはフレキシブル配線基板FPC1、液晶ドライバIC1を介して、液晶表示パネルLCDに接続され、またフレキシブル配線基板FPC2、タッチパネルコントローラIC2を介してタッチセンサSEに接続されている。液晶ドライバIC1とタッチパネルコントローラIC2とは、相互に動作タイミングが連携しており、タイミングパルスなどで互いに電気的に接続されている。なお液晶ドライバIC1と、タッチパネルコントローラIC2とは、同一チップ内に構成されても良い。
液晶表示パネルLCDを照明するバックライトユニットBLは、第2基板SUB2の下側に配置されている。フレキシブル配線基板FPC3は、バックライトユニットBLとアプリケーションプロセッサHOSとを接続している。バックライトユニットBLは、種々の形態のバックライトユニットBLが適用可能であり、光源としては、発光ダイオード(LED)を利用したものや冷陰極管(CCFL)を利用したバックライトユニットBL等がある。
図2は、図1の一部である主な回路ブロックを取り出して示す。図2の破線で囲む部分が、第1基板SUB1の部分である。第1基板SUB1の非表示領域の例えば左側領域にゲート駆動回路GDが形成されている。ゲート駆動回路GDは、ゲート線G(G1〜Gn)を駆動するものである(ゲート線Gは図3に示されている)。またゲート駆動回路GDに併設して共通電極駆動回路CDが構成されている。共通電極駆動回路CDは、共通電極CE(C1〜Cn)を駆動するものである(共通電極CEは図3に示されている)。また、ソース選択回路(マルチプレクサと称される場合もある)MUPが第1基板SUB1の下側の非表示領域に構成されている。
液晶ドライバIC1は、ゲート回路GD、共通電極駆動回路CDなどを制御する。また液晶ドライバIC1は、ソース選択回路MUPを介して液晶表示パネルLCDの画素(表示素子と称しても良い)に画素信号を書き込むことができる。
タッチパネルコントローラIC2は、タッチ検出素子Rxから得られたタッチ検出信号を処理し、液晶表示パネルLCDの表示面に対するユーザの指等の被検知物の接触位置の座標データを得ることができる。液晶ドライバIC1は、アプリケーションプロセッサ400と相互通信を行い、データの要求・受信などを行う。
タッチパネルコントローラIC2は、タッチ検出素子Rxから得られたタッチ検出信号を処理し、液晶表示パネルLCDの表示面に対するユーザの指等の被検知物の接触位置の座標データを得ることができる。液晶ドライバIC1は、アプリケーションプロセッサ400と相互通信を行い、データの要求・受信などを行う。
アプリケーションプロセッサ400は、液晶ドライバIC1に対して映像データ、コマンド、同期信号などを供給する。
図3は、液晶表示パネルLCDの第1の基板SUB1上の一部の等価回路を概略的に示す。液晶表示パネルLCDは、画像を表示する表示領域DAを備える。第1の基板SUB1において、第1の基板SUB1の非表示領域に、ソース選択回路MUP、ゲート回路GD、共通電極駆動回路CD及びアウタリードボンディング(Outer Lead Bonding)のパッド群(以下、OLBパッド群と称する)pG1が形成されている。
図3は、液晶表示パネルLCDの第1の基板SUB1上の一部の等価回路を概略的に示す。液晶表示パネルLCDは、画像を表示する表示領域DAを備える。第1の基板SUB1において、第1の基板SUB1の非表示領域に、ソース選択回路MUP、ゲート回路GD、共通電極駆動回路CD及びアウタリードボンディング(Outer Lead Bonding)のパッド群(以下、OLBパッド群と称する)pG1が形成されている。
液晶ドライバIC1は、ソース選択回路MUP、ゲート回路GD、共通電極駆動回路CD及びOLBパッド群pG1に接続されている。全てを図示しないが、液晶ドライバIC1とゲート回路GDとはパネル制御信号を出力する制御線で接続されている。液晶ドライバIC1は、制御線を介して制御スイッチング素子CSW1に制御信号を与えることができる。
第1の基板SUB1には、表示領域DAにおいて、第1方向Xに沿って延出した複数のゲート線G(G1〜Gn)、第1方向Xに交差する第2方向Yに沿って延出した複数のソース線S(S1〜Sm)を備えている。また、複数のゲート線G(G1〜Gn)は、第2方向Yに所定の間隔で並べられている。複数のソース線S(S1〜Sm)も、第1方向に所定の間隔で並べられている。
また、表示領域DAにおいて、ゲート線Gとソース線Sの各交差部付近であって、第1の基板SUB1と第2基板(図示せず)との間には、マトリックス状に複数の画素PXが位置している。したがって、複数の画素PXは、第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に、m×n個配置されている(但し、m及びnは正の整数である)。さらにまた、第1方向Xに沿って、共通電極CE(C1・・・Cn)などが形成され、この共通電極CE(C1・・・Cn)は、画素PXを駆動するための電極として利用されるとともに、後で説明するようにタッチセンサSEを駆動するための電極として利用される。
ゲート線Gは、第1方向Xに沿って延出し、表示領域DAの外側に引き出され、ゲート回路GDに接続されている。ゲート駆動回路GDは、複数の制御スイッチング素子CSW1を備え、ゲート線G(G1、G2、・・・Gn)は、制御スイッチング素子CSW1に一対一で接続されている。
ソース線S(S1〜Sm)は、第2方向Yに沿って延出し、平面視でゲート線G(G1、G2、・・・Gn)と交差している。ソース線Sは、第1方向Xに所定の間隔で並べられている。ソース線S(S1〜Sm)は、表示領域DAの外側に引き出され、ソース選択回路MUPに接続されている。
共通電極CE(C1、C2、・・・Cn)は、第1方向Xに延在し、第2方向Yに間隔を置いて並べられている。これにより、共通電極CE(C1、C2、・・・Cn)は、ゲート線G(G1、G2、・・・Gn)に沿って延在し、ソース線S(S1〜Sm)と平面視で交差するものとなる。
共通電極CEは、例えば複数本(例えば3本)毎に束ねられた分割電極であってもよい。例えば、共通電極CE(C1〜Cn)は、(n/3)個の分割電極C(C1〜Cn/3)として構成される。
共通電極CEは、表示領域DAの外側に引き出され、共通電極駆動回路CDに接続されている。なお、ゲート線G、ソース線S及び共通電極CEは、図示の如く直線的に延出していなくてもよく、一部が屈曲していてもよい。
共通電極CEは、表示領域DAの外側に引き出され、共通電極駆動回路CDに接続されている。なお、ゲート線G、ソース線S及び共通電極CEは、図示の如く直線的に延出していなくてもよく、一部が屈曲していてもよい。
ゲート回路GDは、n個の制御スイッチング素子CSW1を備える。n個の制御スイッチング素子CSW1は、それぞれ選択的にオン又はオフされて、対応する画素PXへの画像信号の書込み許可又は書込み禁止を制御することができる。
画素信号は、選択されているゲート線に接続されている複数の画素PXにソース選択回路MUPを介して一斉に書き込まれる。
画素信号は、選択されているゲート線に接続されている複数の画素PXにソース選択回路MUPを介して一斉に書き込まれる。
図4は、図3に示した画素PXを示す等価回路図である。画素PXは、画素スイッチング素子PSW、透明な画素電極PE、透明な共通電極CE等を備えている。画素スイッチング素子PSWは、例えばTFT(薄膜トランジスタ)で形成されている。画素スイッチング素子PSWは、ゲート線G及びソース線Sと電気的に接続されている。画素スイッチング素子PSWは、トップゲート型TFTあるいはボトムゲート型TFTのいずれであっても良い。また、画素スイッチング素子PSWの半導体層は、例えば、ポリシリコンによって形成されているが、アモルファスシリコンによって形成されていても良い。
画素電極PEは、画素スイッチング素子PSWに電気的に接続されている。画素電極PEは、絶縁膜を介して共通電極CEと対向している。共通電極CE、絶縁膜及び画素電極PEは、保持容量CSを形成している。ゲート線Gからの制御信号により画素スイッチング素子PSWがオンしたとき、ソース選択回路MPUからソース線Sに出力された画素信号が、保持容量CSに書き込まれ保持される。この保持容量CSに生じた電圧に応じて画素電極PEと共通電極CEとの間の液晶LQの光空間変調が実現される。図4では、1つの画素PXを代表して示しているが、図2に示した制御スイッチング素子CSW1の1つがオンしたとき、対応するゲート線Gに接続されている複数の画素の各画素スイッチング素子PSWが一斉にオンする。したがって、この各画素スイッチング素子PSWに接続されている各ソース線Sからの画素信号が、対応する各画素PXの保持容量CSに書き込まれる。
図5Aと図5Bは、上記したインセル型のタッチセンサSEの基本動作を説明するための図である。
図5Aにミューチュアル(相互容量)検出方式のタッチセンサSEを示す。複数のタッチ検出素子Rxは、第2基板SUB2に第2方向Yにストライプ状に形成され、第1基板SUB1に共通電極C(C1,C2,C3,・・・・)が形成されている。複数のタッチ検出素子Rxと共通電極C(C1,C2,C3,・・・・)とは、交差する関係である。
図5Aにミューチュアル(相互容量)検出方式のタッチセンサSEを示す。複数のタッチ検出素子Rxは、第2基板SUB2に第2方向Yにストライプ状に形成され、第1基板SUB1に共通電極C(C1,C2,C3,・・・・)が形成されている。複数のタッチ検出素子Rxと共通電極C(C1,C2,C3,・・・・)とは、交差する関係である。
後述するタッチ検出期間WDTに、共通電極C1,C2,C3,・・・・が順次高周波パルス状の駆動信号(走査信号と称しても良い)Tx1,Tx2,Tx3,・・・・により駆動される。この走査期間において、例えば指などの被検知物が近接しているタッチ検出素子Rxからは、他のタッチ検出素子Rxからの出力に比べて、レベルの低い検出信号Rxsが検出される。これは、指が近接しているタッチ検出素子Rxと共通電極との間に生じている第1容量に加えて、当該タッチ検出素子Rxと指との間にも第2容量が発生しているからである。他のタッチ検出素子Rxと共通電極との間には、指による第2容量が生じておらず、第1容量のみである。
上記の共通電極C1,C2,C3・・・)の駆動タイミングと、レベルの低い検出信号Rxsを出力したタッチ検出素子Rxの位置とから、前記指の座標位置を判定することができる。
図5Bは、共通電極C(C1,C2,C3,・・・・)が駆動信号Tx1,Tx2,Tx3,・・・・により駆動されるときのタイミングチャートを示している。図5Bに示すように、1フレーム期間内が複数の表示期間DWT(画素信号SigXの書き込み期間も含む)に分割されており、表示期間DWTと表示期間DWTの間に、タッチ検出期間TDT(この期間は、非表示期間TDTと称しても良い)が設定されている。タッチ検出期間TDTでは、共通電極C(C1,C2,C3,・・・・)が駆動信号Tx1,Tx2,Tx3,・・・・により駆動される。
図5Bは、共通電極C(C1,C2,C3,・・・・)が駆動信号Tx1,Tx2,Tx3,・・・・により駆動されるときのタイミングチャートを示している。図5Bに示すように、1フレーム期間内が複数の表示期間DWT(画素信号SigXの書き込み期間も含む)に分割されており、表示期間DWTと表示期間DWTの間に、タッチ検出期間TDT(この期間は、非表示期間TDTと称しても良い)が設定されている。タッチ検出期間TDTでは、共通電極C(C1,C2,C3,・・・・)が駆動信号Tx1,Tx2,Tx3,・・・・により駆動される。
共通電極C(C1,C2,C3,・・・・)が駆動信号Tx1,Tx2,Tx3,・・・・により駆動さたとき、表示面にユーザの指などが近接していた場合、指の位置に対応するタッチ検出素子Rxからレベルの低い検出信号Rxsが出力される。図5Bに示すように表示期間DWTとタッチ検出期間TDTは、1フレーム内の複数個所に分散している。インセル型のタッチセンサSEの基本構成及び動作は、上記した通りである。
次に、ICチップである液晶ドライバIC1の内部のブロック構成例を具体的に説明し、上記した表示期間DWTと、タッチ検出期間TDTの設定方法、並びに外部クロックと内部クロックとの関連性を説明することにする。
図6において、まず、アプリケーションプロセッサHOSから液晶ドライバIC1に供給される映像データの基準となるクロック及び外部水平同期信号の基準となるクロックを外部クロックと称することにする。これに対して、液晶ドライバIC1内の表示用映像データの基準となるクロックを内部クロックと称する。また、外部水平同期信号が例えば24個(この数値は限定されるものではない)カウントされる期間を外部24Hと記載し、液晶ドライバIC1内で定義されている内部水平同期信号が24個カウントされる期間を内部24Hと記載するものとする。すると、
外部24H=表示期間DWT+タッチ検出期間TDT
の関係が維持されている場合は、タッチ検出期間TDTが設計通りの時間に確保されていることである。しかし、外部クロック及び又は内部クロックの変動により、タッチ検出期間TDTが不十分となることがある。このような場合、タッチセンサSEの検出能力が低下することがある。しかし、本実施例は、表示期間DWTの時間長を自動的に調整し、タッチ検出期間TDTを設計通りに確保するための動作を行うことができ、タッチセンサSEの検出能力を維持することができる。以下、検出能力が維持するための構成と動作を説明する。
図6において、まず、アプリケーションプロセッサHOSから液晶ドライバIC1に供給される映像データの基準となるクロック及び外部水平同期信号の基準となるクロックを外部クロックと称することにする。これに対して、液晶ドライバIC1内の表示用映像データの基準となるクロックを内部クロックと称する。また、外部水平同期信号が例えば24個(この数値は限定されるものではない)カウントされる期間を外部24Hと記載し、液晶ドライバIC1内で定義されている内部水平同期信号が24個カウントされる期間を内部24Hと記載するものとする。すると、
外部24H=表示期間DWT+タッチ検出期間TDT
の関係が維持されている場合は、タッチ検出期間TDTが設計通りの時間に確保されていることである。しかし、外部クロック及び又は内部クロックの変動により、タッチ検出期間TDTが不十分となることがある。このような場合、タッチセンサSEの検出能力が低下することがある。しかし、本実施例は、表示期間DWTの時間長を自動的に調整し、タッチ検出期間TDTを設計通りに確保するための動作を行うことができ、タッチセンサSEの検出能力を維持することができる。以下、検出能力が維持するための構成と動作を説明する。
図6において、アプリケーションプロセッサHOSからの映像データは、インターフェースレシーバ201を介して、映像メモリ202に入力される。映像メモリ202から読み出された映像データは、ラインラッチ回路203にラッチされる。ラインラッチ回路203は、液晶表示パネルLCDの1ライン或いは複数ライン分の映像データをラッチすることができる。
ラインラッチ回路203から読み出された各画素PXに対応する映像データは、ソース増幅器204にてデジタルアナログ変換され、増幅器によりガンマ補正等を施されて画素信号となる。この画素信号が液晶表示パネルLCDの画素アレイ部240aに配列されている画素PXに書き込まれる。具体的には、図2で示したソース選択回路MPUを介して表示エリアDAに2次元配列されている画素PXに入力される。そして、画素信号が、図4で説明した保持容量CSに書き込まれる。
上記の映像メモリ202、ラインラッチ回路203、ソース増幅器204などのブロックをまとめて映像データ処理部241と称しても良い。
さらにまた、アプリケーションプロセッサHOSからの同期信号、コマンドなどは、インターフェースレシーバ201により取り込まれる。インターフェースレシーバ201により取り込まれた同期信号は、タイミングコントローラ213に入力する。また、インターフェースレシーバ201を介して取り込まれたコマンドは、レジスタ(図せず)に一旦入力されて解釈され、その結果がタイミングコントローラ213のタイミングパルス生成などに反映される。なお上記したインターフェースレシーバ201は、アプリケーションプロセッサHOSから送られてくるデジタルデータの外部クロックレートを、内部のデジタルデータのための内部クロックレートに変換している。例えばインターフェースレシーバ201の書き込み動作は外部クロックに同期し、読み出し動作は内部クロックに同期している。
さらにまた、アプリケーションプロセッサHOSからの同期信号、コマンドなどは、インターフェースレシーバ201により取り込まれる。インターフェースレシーバ201により取り込まれた同期信号は、タイミングコントローラ213に入力する。また、インターフェースレシーバ201を介して取り込まれたコマンドは、レジスタ(図せず)に一旦入力されて解釈され、その結果がタイミングコントローラ213のタイミングパルス生成などに反映される。なお上記したインターフェースレシーバ201は、アプリケーションプロセッサHOSから送られてくるデジタルデータの外部クロックレートを、内部のデジタルデータのための内部クロックレートに変換している。例えばインターフェースレシーバ201の書き込み動作は外部クロックに同期し、読み出し動作は内部クロックに同期している。
タイミングコントローラ213は、複数のロジック回路とこのロジック回路を制御するアプリケーションで構成されてもよいし、或いはロジック回路及びカウンタなどを備えたハードウエアにより構成されてもよい。タイミングコントローラ213は、液晶ドライバIC1の動作モード及び動作シーケンスを設定し、また動作モードの切替えを行うことができる。動作モードとしては、画素信号が各水平ラインの画素に書き込まれる書き込み期間を含む表示期間DWT、及びタッチ検出期間TDT(非表示期間)などがある。このために、タイミングコントローラ213は、インターフェースレシーバ201からの外部水平同期信号HSYNCを参照し、外部水平同期信号HSYNCに同期することができる。そしてタイミングコントローラ213は、発振器214からの内部クロックに基づいて、各種の動作を実現するために各種のタイミングパルスを生成している。
タイミングコントローラ213は、主な回路として、外部水平同期カウンタ251、内部水平同期信号カウンタ254、内部1Hカウンタ256、表示期間調整部260、タッチ検出期間カウンタ261、加算器265、比較器266、などを含むが、これらは、図7において説明することにする。
タイミングコントローラ213から出力される表示制御のための各種のタイミングパルスは、映像メモリ202、ラインラッチ回路203、ソース増幅器204、パネル制御信号成生部220に入力される。さらにまたタイミングコントローラ213からのセンサ用の各種のタイミングパルスは、タッチ検出素子制御信号生成部231、タッチインターフェース232にも入力される。
パネル制御信号生成部220は、ゲート回路GD,共通電極駆動回路CDに対する駆動信号を生成し、液晶表示パネルLCDによる映像表示を実現する。
タッチ検出素子制御信号生成部231は、共通電極CEに駆動信号Tx1、Tx2、・・・を供給することができる。共通電極CEに駆動信号が供給されたとき、タッチ検出素子Rxから被接触物の検出信号Rxsを得ることができる。この検出信号Rxsは、タッチパネルコントローラIC2に入力される。タッチパネルコントローラIC2は、共通電極CE(C1,C2,C3・・・)の駆動タイミングと、指などが近接している場合に出力されるレベルの低い検出信号Rxsを出力したタッチ検出素子Rxの位置とから、前記指の座標位置を判定することができる。タッチパネルコントローラIC2とタッチインターフェース232とは、電気的に接続され互いの動作タイミングの同期が取られている。即ち、タッチパネルコントローラIC2は、タッチ検出期間TDTを把握し、このタッチ検出期間TDT内に検出信号Rxsを受け取ることができる。タッチパネルコントローラIC2は、タッチインターフェース232を介して、タッチ検出素子制御信号生成部231と交信し、タッチ検出素子制御信号生成部231の動作状況(例えばタッチ検出素子の駆動状況など)を把握している。
タッチ検出素子制御信号生成部231は、共通電極CEに駆動信号Tx1、Tx2、・・・を供給することができる。共通電極CEに駆動信号が供給されたとき、タッチ検出素子Rxから被接触物の検出信号Rxsを得ることができる。この検出信号Rxsは、タッチパネルコントローラIC2に入力される。タッチパネルコントローラIC2は、共通電極CE(C1,C2,C3・・・)の駆動タイミングと、指などが近接している場合に出力されるレベルの低い検出信号Rxsを出力したタッチ検出素子Rxの位置とから、前記指の座標位置を判定することができる。タッチパネルコントローラIC2とタッチインターフェース232とは、電気的に接続され互いの動作タイミングの同期が取られている。即ち、タッチパネルコントローラIC2は、タッチ検出期間TDTを把握し、このタッチ検出期間TDT内に検出信号Rxsを受け取ることができる。タッチパネルコントローラIC2は、タッチインターフェース232を介して、タッチ検出素子制御信号生成部231と交信し、タッチ検出素子制御信号生成部231の動作状況(例えばタッチ検出素子の駆動状況など)を把握している。
上記の構成において、パネル制御信号生成部220、タッチ検出素子制御信号生成部231、タイミングコントローラ213、発振器214などのブロックは、まとめて走査駆動部242と称されてもよい。従って、走査駆動部242は、第2クロック生成部(発振器214)を備える、そして第2クロック生成部のクロックに同期して画素信号および表示駆動信号を複数の表示素子に時分割的に順次供給して表示走査を行うことができる。さらに走査駆動部242は、タッチ検出用の駆動信号をタッチ検出素子に供給する。
また上記の構成において、タッチインターフェース232、タッチパネルコントローラIC2などのブロックは、タッチ検出部243と称しても良い。このタッチ検出部243は、タッチ検出素子Rxからの検出信号Rxsをサンプリングすることによりタッチ検出を行うことができる。即ち、表示面のどの位置にユーザの指先或いはペンが触れているか、その座標位置が求められる。
図7は、上記したタイミングコントローラ213の一例をさらに詳しく示している。タイミングコントローラ213は、入力端子250に入力する外部水平同期信号をカウントするための外部水平同期カウンタ251を有する。外部水平同期カウンタ251は、例えば外部水平同期信号HSYNCを24個カウントしたときカウントアップ出力を得る。このカウントアップ出力は、外部水平同期カウンタ251のリセットパルスとして利用される。外部水平同期カウンタ251が外部水平同期信号HSYNCを24個カウントする期間を後で外部24Hと記述している。
また上記カウントアップ出力は、所定水平期間の遅延回路252を介して、アンド回路253の一方入力端子に入力する。アンド回路253の他方の入力端子には、後で説明するラッチ回路262からのラッチ出力が入力する。アンド回路253の論理積出力は、内部水平同期信号カウンタ254のリセットパルスとして用いられる。
内部水平同期信号カウンタ254は、入力端子255の内部クロックをカウントする内部1Hカウンタ256のカウントアップ出力をクロックとして受けている。内部1Hカウンタ256は、内部クロックをカウントし、液晶ドライバIC1の内部で定義されている1水平期間のクロック数RTN=A(±α)をカウントしたときカウントアップ出力を得る。
内部で定義されている前記1水平期間は、タッチ検出期間TDTを捻出するために、外部水平同期信号の1水平期間よりも短い時間(内部水平同期信号の1サイクル期間と称しても良い)に設定されている。1水平ライン分の画素データが1水平ライン上の画素に書き込まれる書込み時間は、少なくともクロック数RTN=A内となるように規定されている。ただしAは整数であり、また、±αにより可変することが可能である。
内部水平同期信号カウンタ254は、例えば24個の内部水平同期信号をカウントしたとき、カウントアップ出力を得る。このカウントアップ出力は、タッチ期間カウンタ261のスタートパルスとして利用される。内部水平同期信号カウンタ254が、24個の内部水平同期信号をカウントする期間を後で内部24Hと記述している。
タッチ検出期間カウンタ261は、内部クロックをカウントし、所定カウント数TDT(fixed/count)になったときカウントアップ出力を得る。このカウントアップ出力は、1クロック遅延器263を介して、タッチ検出期間カウンタ261の出力クリアパルスとして利用され、またラッチ回路262でラッチされる。このラッチ回路262の出力は、先のアンド回路253に入力される。このアンド回路253からリセットパルスが出力されたときに内部水平同期信号カウンタ254は改めて内部水平同期信号のカウントを開始する。
従って、内部水平同期信号カウンタ254は、タッチ検出期間カウンタ261がタッチ検出期間TDTを確保した直後であって、外部水平同期信号カウンタ251が所定数(例えば24)の外部水平同期信号をカウントした時点に同期する。なおラッチ回路262はタッチ検出期間カウンタ261のカウントアップ出力を1クロック遅延した遅延クロックによりラッチタイミングを与えられるが、アンド回路253の出力でリセットされる。
内部水平同期信号カウンタ254のカウント値TDT(variable/count)(表示期間WDTに相当する)、及びタッチ検出期間カウンタ261のカウント値TDT(fixed/count)(タッチ検出期間TDTに相当する)は、先のパネル制御信号生成部220、タッチ検出素子制御信号生成部231にて利用される。
タッチ検出素子制御信号生成部231は、タッチ検出期間カウンタ261がカウントスタートした時点から常に所定数の内部クロックをカウントするまで、タッチ検出期間TDTを維持するように設計されている。
さらに内部水平同期信号カウンタ254のカウント値TDT(variable/count)及びタッチ検出期間カウンタ261のカウント値TDT(fixed/count)は、加算器265に入力されてその合計値SUM(present/count)が求められる。この合計値SUM(present/count)は、比較器266に入力されて、設計値SUM(designed/count)と比較される。
さらに内部水平同期信号カウンタ254のカウント値TDT(variable/count)及びタッチ検出期間カウンタ261のカウント値TDT(fixed/count)は、加算器265に入力されてその合計値SUM(present/count)が求められる。この合計値SUM(present/count)は、比較器266に入力されて、設計値SUM(designed/count)と比較される。
ここで得られた差分情報は、水平同期信号の24H期間に生じた外部クロック数と内部クロック数との差に相当する。
比較器266で得られた差分情報は、表示期間調整部260に入力される。表示期間調整部260は、差分情報から±αを生成する。つまり、差分情報は、内部24Hにおける内部クロックと外部クロックとの誤差を示しているので、表示期間調整部260は、この差分情報から内部1Hの誤差±αを計算する。この誤差±αは、内部1Hカウンタ256のRTNを補正するために利用される。表示期間調整部260は、上記の誤差±αを得るための演算回路若しくはソフトウエアを備える。
比較器266で得られた差分情報は、表示期間調整部260に入力される。表示期間調整部260は、差分情報から±αを生成する。つまり、差分情報は、内部24Hにおける内部クロックと外部クロックとの誤差を示しているので、表示期間調整部260は、この差分情報から内部1Hの誤差±αを計算する。この誤差±αは、内部1Hカウンタ256のRTNを補正するために利用される。表示期間調整部260は、上記の誤差±αを得るための演算回路若しくはソフトウエアを備える。
なお上記構成において、発振器214は、例えばLC発振器の発振出力を電圧制御ループ(VCL)で安定化し、所定のクロック周波数に分周して内部クロックを生成しているものとする。一方、アプリケーションプロセッサHOSの外部クロックは、水晶発振器を用いて生成されていることが多い。
図8は、上記した装置のタッチセンサSEにおいて、画素への画素信号の書込み期間を含む表示期間DWTと、タッチ検出期間TDTと、の関係をさらに詳しく示す図である。
図8は、外部クロックで計測される外部24水平同期信号期間(外部24H)が、内部クロックで計測される内部24H(表示期間DWTに対応)とタッチ検出期間TDHの合計期間SUMが一致している場合のタイミングチャートを示している。
即ち、外部24H=DWT+TDH で示される状態である。
図8は、外部クロックで計測される外部24水平同期信号期間(外部24H)が、内部クロックで計測される内部24H(表示期間DWTに対応)とタッチ検出期間TDHの合計期間SUMが一致している場合のタイミングチャートを示している。
即ち、外部24H=DWT+TDH で示される状態である。
図8のタイムシーケンス8aは、外部クロックで動作するマイクロプロセッサHOSからの外部水平同期信号HSYNCを示し、タイムシーケンス8bは、外部水平同期信号HSYNCに同期してマイクロプロセッサHOSから液晶ドライバIC1に入力する映像データである。今、この実施形態の装置は、外部24Hの期間内に、表示期間DWTとタッチ検出期間TDTの各処理を実行するものとして示している。
タイムシーケンス8cは、内部クロックで動作する液晶ドライバIC1の内部において、24H分の表示用の映像データが高速で処理されながら、表示される表示期間DWTと、タッチ検出期間TDTと、の時系列を示している。映像データの高速処理及び高速書き込みによって、外部24H内に、内部24Hとタッチ検出時間TDTが収まるように設計されている。タイムシーケンス8dは、内部クロックをカウントする内部1Hカウンタ256の計数状況を示している。内部1Hカウンタ256は、発振器214に基づくクロックを計数している。図の場合、内部24Hとタッチ検出期間TDTの合計期間が、外部24Hと一致するので、内部1Hカウンタ256の計数値RTN=A(整数)を調整する必要はない。調整が必要な場合は、表示期間調整部260においてA±αが計算される。
上記のように図8のタイミングチャートの例は、外部24H=DWT+TDHの関係があるために、表示期間調整は行われない。
液晶ドライバIC1の内部の高速処理において、上記した1サイクルの開始点を、リセットポイントRS0、RS1、RS2,RS3、・・・で示している。このリセットポイントRS0、RS1、RS2,RS3、・・・は、図7の外部水平同期信号カウンタ251が外部水平同期信号を24個カウントした後、遅延して得られている。この遅延時間を確保する回路は、図7に示した遅延回路252である。表示期間DWTの終了時点で、タッチ検出期間TDTに移行しているが、この移行タイミングは、図7に示した内部水平同期信号(表示期間)カウンタ254のカウントアップ出力に基づいている。つまり、内部水平同期信号(表示期間)カウンタ254のカウントアップ出力が、図7のタッチ検出期間カウンタ261のスタートパルスとして用いられる。
液晶ドライバIC1の内部の高速処理において、上記した1サイクルの開始点を、リセットポイントRS0、RS1、RS2,RS3、・・・で示している。このリセットポイントRS0、RS1、RS2,RS3、・・・は、図7の外部水平同期信号カウンタ251が外部水平同期信号を24個カウントした後、遅延して得られている。この遅延時間を確保する回路は、図7に示した遅延回路252である。表示期間DWTの終了時点で、タッチ検出期間TDTに移行しているが、この移行タイミングは、図7に示した内部水平同期信号(表示期間)カウンタ254のカウントアップ出力に基づいている。つまり、内部水平同期信号(表示期間)カウンタ254のカウントアップ出力が、図7のタッチ検出期間カウンタ261のスタートパルスとして用いられる。
タッチ検出期間TDTは、タッチ検出期間カウンタ261が常に所定数の内部クロックをカウントするまで、タッチ検出素子制御信号生成部231により維持される。タッチ検出素子制御信号生成部231は、タッチ検出期間カウンタ261のカウント値を監視しているからである。
上記した図8は外部24H=表示期間DWT+タッチ検出期間TDHが成立している場合のタイムチャートである。
図9は、外部クロック及び又は内部クロックの変動があり、外部24H=表示期間DWT+タッチ検出期間TDHが成立しない期間があった場合の動作を示すタイミングチャートである。図9において、タイムシーケンス9aは、外部クロックで動作するマイクロプロセッサHOSからの外部水平同期信号HSYNCを示し、タイムシーケンス9bは、外部水平同期信号HSYNCに同期してマイクロプロセッサHOSから液晶ドライバIC1に入力する映像データである。タイムシーケンス9cは、内部クロックで動作する液晶ドライバIC1の内部において、内部24H分の表示用の映像データが高速で処理されながら、画素に書き込まれて表示される表示期間DWTと、タッチ検出期間TDTの時系列を示している。
図9は、外部クロック及び又は内部クロックの変動があり、外部24H=表示期間DWT+タッチ検出期間TDHが成立しない期間があった場合の動作を示すタイミングチャートである。図9において、タイムシーケンス9aは、外部クロックで動作するマイクロプロセッサHOSからの外部水平同期信号HSYNCを示し、タイムシーケンス9bは、外部水平同期信号HSYNCに同期してマイクロプロセッサHOSから液晶ドライバIC1に入力する映像データである。タイムシーケンス9cは、内部クロックで動作する液晶ドライバIC1の内部において、内部24H分の表示用の映像データが高速で処理されながら、画素に書き込まれて表示される表示期間DWTと、タッチ検出期間TDTの時系列を示している。
タイムシーケンス9dは、内部1Hに内部クロックをカウントする内部1Hカウンタ256の計数状況を示している。
今、例えば外部クロックの周波数が高く、内部クロックの周波数が低く、これらが同期しているものの、わずかにずれているという関係が生じたとする。このような場合、外部水平同期信号カウンタ251によって外部水平同期信号が24個カウントされる時間は、安定時(図8にて説明した場合)よりも短くなる。一方では、内部クロックで、外部から取り込んだ映像データを高速処理して画素信号を画素に書き込み表示するための表示時間DWTは、安定時よりも相対的に長くなる。
今、例えば外部クロックの周波数が高く、内部クロックの周波数が低く、これらが同期しているものの、わずかにずれているという関係が生じたとする。このような場合、外部水平同期信号カウンタ251によって外部水平同期信号が24個カウントされる時間は、安定時(図8にて説明した場合)よりも短くなる。一方では、内部クロックで、外部から取り込んだ映像データを高速処理して画素信号を画素に書き込み表示するための表示時間DWTは、安定時よりも相対的に長くなる。
この結果、外部水平同期信号カウンタ251が外部水平同期信号を24個カウントする時間が、図9に示す時点tx1-tx2であるものとする。この時点tx1-tx2に同期して内部クロックをカウントする内部水平同期信号カウンタ254は、時点tx3でカウントを開始し、時点tx4で内部24Hをカウントし終わる。時点tx1から時点tx3までの遅れは、遅延回路252により生じた遅れである。
時点tx4移行は、タッチ検出カウンタ261が、内部クロックを時点tx6までカウントし、固定時間を確保する。このような動作により、外部水平同期信号カウンタ251が外部水平同期信号を24個カウントし終えた時点tx2で出力されたカウントアップ出力が遅延回路252から出力される時点tx5に対して、タッチ検出期間TDTの終端(時点tx6)は遅れる。よって、タッチ検出期間TDTは、所定の時間長に常に確保される。
もし、24個目の外部水平同期信号に同期して常に内部水平同期信号カウンタ254のリセットパルスが生成されるとしたら、タッチ検出期間TDTが不十分な長さとなり、タッチセンサSEの検出能力が低下することがある。しかしこのような不具合は、本実施例では抑制される。また一方では、上記のようにタッチ検出期間TDTを内部クロックの計数値により固定の時間確保した場合、図9のタイムシーケンス9c、9dに示すようにタッチ検出期間TDTが次のサイクルの表示期間DWTにはみ出し、次のサイクルの表示期間DTWの表示に支障をきたす虞がある。
そこでこのような支障をなくすために、本実施形態では、上記のようにタッチ検出期間TDTを内部クロックの計数値により固定の時間確保することとし、これによってタッチ検出期間TDTが不十分な長さとなることを防止している。さらに、本装置では、上記はみだし期間(図7で説明した比較器266から出力される差分に相当する)を次のサイクルで解消するために、次のサイクルでは、表示期間DWTの長さを調整するものとされている。この工夫された点を以下に説明する。
即ち、表示期間DWTは、もともと書き込み期間を得るためのRTN=Aのマージンを含む。ここで仮にRTN=Aがゼロになると、画素信号の書き込みを実行できずに、画像表示が得られなくなるが、マージンAを少し削減する程度では、表示に影響を与えることは無い。そこでこの実施形態では、RTNの調整(A−α)を行い、次のサイクルにおいて、タッチ検出期間TDTを一定時間長に確保している。即ち、比較器266の比較結果に基づいて、比較した第1の期間(外部24H)の次の周期の第1の期間(外部24H)では、前記次の周期における第2の期間(表示期間DWT)と第3の期間(タッチ検出期間TDT)の合計期間の終端が前記次の周期における前記第1の期間の終端に近づくように、前記第3の期間を不変として前記第2の期間の時間長を調整するのである。さらに具体的に以下説明する。
即ち、表示期間DWTは、もともと書き込み期間を得るためのRTN=Aのマージンを含む。ここで仮にRTN=Aがゼロになると、画素信号の書き込みを実行できずに、画像表示が得られなくなるが、マージンAを少し削減する程度では、表示に影響を与えることは無い。そこでこの実施形態では、RTNの調整(A−α)を行い、次のサイクルにおいて、タッチ検出期間TDTを一定時間長に確保している。即ち、比較器266の比較結果に基づいて、比較した第1の期間(外部24H)の次の周期の第1の期間(外部24H)では、前記次の周期における第2の期間(表示期間DWT)と第3の期間(タッチ検出期間TDT)の合計期間の終端が前記次の周期における前記第1の期間の終端に近づくように、前記第3の期間を不変として前記第2の期間の時間長を調整するのである。さらに具体的に以下説明する。
上記した時点tx5は、先に図8で説明した理想的な動作が実行されている場合のリセットポイントRS1の時点に相当する。したがって、理想的な動作の場合に得られる時点tx3から時点tx5までを内部クロックのカウント数で表すと、
DWT(variable/count)+TDT(fixed/count)=SUM(designed/count)
である。ここで
DWT(variable/count)・・・表示期間DWT内の可変可能な内部クロックカウント数、TDT(fixed/count)・・・タッチ検出期間TDT内の固定のカウント数、
SUM(designed/count)・・・設計された合計カウント数であり、
DWT(variable/count)+TDT(fixed/count)で示すことができる。
DWT(variable/count)+TDT(fixed/count)=SUM(designed/count)
である。ここで
DWT(variable/count)・・・表示期間DWT内の可変可能な内部クロックカウント数、TDT(fixed/count)・・・タッチ検出期間TDT内の固定のカウント数、
SUM(designed/count)・・・設計された合計カウント数であり、
DWT(variable/count)+TDT(fixed/count)で示すことができる。
図9は、外部クロック或いは内部クロックに変化が生じた場合の例であり、
DWT(variable/count)+TDT(fixed/count)=SUM(present/count),
SUM(present/count)・・・現在の実測合計カウント数となる。
DWT(variable/count)+TDT(fixed/count)=SUM(present/count),
SUM(present/count)・・・現在の実測合計カウント数となる。
そこで、
SUM(present/count) -SUM(designed/count)が比較器266にて演算されることにより、差分クロック数が得られる。つまり、図9のシーケンス9dに示したはみ出し期間が差分情報であり、該差分クロック数である。
SUM(present/count) -SUM(designed/count)が比較器266にて演算されることにより、差分クロック数が得られる。つまり、図9のシーケンス9dに示したはみ出し期間が差分情報であり、該差分クロック数である。
この差分情報の発生を、次のサイクルでなくすには、差分クロック数を、次の内部24Hの期間で消化する必要がある。この消化を実行するためには、表示期間調整部260において、内部1Hカウンタ256の内部1Hカウント値RTN=Aに対して±α分の調整を行えばよい。
例えば、はみ出し期間の差分クロック数がNxであれば、はみ出し期間の内部クロック数を24の水平期間に割り当てるとすると、(Nx/24)で計算できる。例えばNx=24であれば、割り当て数は、(24/24)=1(=α)であるから、RTN=24−1に調整することで、次のサイクルのはみ出し期間をなくすことができる。
一般化すると上記の調整値は、RTN(next)=(A−1)
となる。このように、はみ出し期間、即ち動作ずれに相当する差分クロックNxが各水平ラインに1クロックずつ割り当てられ、各水平ラインにおけるずれが消化される。差分クロック数としては24と大きいものとなっているが、各RTNに分配することにより、わずかに各RTNを削るだけで当該ずれを解消できるものとなっているのである。
一般化すると上記の調整値は、RTN(next)=(A−1)
となる。このように、はみ出し期間、即ち動作ずれに相当する差分クロックNxが各水平ラインに1クロックずつ割り当てられ、各水平ラインにおけるずれが消化される。差分クロック数としては24と大きいものとなっているが、各RTNに分配することにより、わずかに各RTNを削るだけで当該ずれを解消できるものとなっているのである。
しかし必ずしもNxが24で割りきれるとは限らない。このような場合、表示期間調整部260は、例えば小数点以下を四捨五入してαを整数化して求めるようにしている。あるいは、Nxを24の倍数(Nxに最も近い値)に調整した後αを求めている。
上記したように、Nx個の内部クロックのはみ出し期間が生じた場合、かかる遅れに対応すべく、次の表示期間の各RTNを短小化する加工を行っている。つまり遅れクロック数Nxの時間を表示期間の総RTN=Aで除算し、その解を各RTNから減算するのである。
上記したように、Nx個の内部クロックのはみ出し期間が生じた場合、かかる遅れに対応すべく、次の表示期間の各RTNを短小化する加工を行っている。つまり遅れクロック数Nxの時間を表示期間の総RTN=Aで除算し、その解を各RTNから減算するのである。
よって、上記実施形態によるとタッチ検出期間TDTが常に安定して一定時間確保される。このためにタッチ検出が不安定になることや、不正確になるのを防止することができる。勿論タッチ検出期間を確保しつつ、外部水平同期信号との同期状態も常に維持されている。
図10は、図8で説明したように、タッチ検出期間TDTの終端が外部24Hの終端に一致するときのタイムチャートの一部分を拡大して示している。10aは、外部水平同期信号HSYNCのタイムシーケンスを示し、10bはタッチ検出期間カウンタ261に与えられるイネーブル信号のタイムシーケンスを示している。
イネーブル信号は、図7の内部水平同期信号カウンタ254からタッチ検出期間カウンタ261に与えられるスタートパルスにより起動される。つまり内部水平同期信号カウンタ254は、表示期間WDTを計測し、次に、タッチ検出期間カウンタ261によりタッチ検出期間TDTを計測させるためにスタートパルスを与えている。スタートパルスに基づいて、イネーブル信号が発生し、このイネーブル信号の始端から終端まで、タッチ検出期間カウンタ261は、内部クロックのカウントを行う。
また10cは、タッチ検出期間TDTを確保するために内部クロックを所定数mカウントするタッチ検出期間カウンタ261の計数状況を示している。
ここで、タッチ検出期間カウンタ261が内部クロックのカウントを開始した後、m個をカウントするまでの期間を期待タッチ検出期間として定義している。10dは内部クロックのタイムシーケンスを示している。
ここで、タッチ検出期間カウンタ261が内部クロックのカウントを開始した後、m個をカウントするまでの期間を期待タッチ検出期間として定義している。10dは内部クロックのタイムシーケンスを示している。
図10の場合、表示期間DWTとタッチ検出期間TDTの合計時間長が、外部24Hの時間長と同じの例である。このために、外部水平同期信号カウンタ251が外部24Hを計測し、続いて、内部水平同期信号カウンタ254が内部24H(表示期間)の計測を開始する時点(リセットポイントRS1)では、既にタッチ検出期間カウンタ261がm個の内部クロックを計数している。このために、内部1Hカウンタ256のRTNを調整する必要はない。
図11は、図9で説明したように、タッチ検出期間TDTの終端が次の表示期間WDT内にはみ出す場合のタイムチャートの一部分を拡大して示している。11aは、外部水平同期信号HSYNCのタイムシーケンスを示し、11bはタッチ検出期間カウンタ261に与えられるイネーブル信号のタイムシーケンスを示している。つまり内部水平同期信号カウンタ254は、表示期間WDTを計測し、次に、タッチ検出期間カウンタ261によりタッチ検出期間TDTを計測させるためにスタートパルスを与えている。スタートパルスに基づいて、イネーブル信号が発生し、このイネーブル信号の始端から終端まで、タッチ検出期間カウンタ261は、内部クロックのカウントを行う。
タイムシーケンス11cは、タッチ検出期間TDTを確保するために内部クロックを所定数mカウントするタッチ検出期間カウンタ261の計数状況を示している。
ここで、タッチ検出期間カウンタ261が内部クロックのカウントを開始した後、m個をカウントする以前に、外部水平同期信号カウンタ251が外部24Hを計測し終えている。従って、本来ならば、次の表示期間WDTに移行すべき時点であるが、イネーブル信号により設定されている期間は、タッチ検出期間TDTとして確保されている。このために次のサイクルで、同じようにタッチ検出期間TDTの時間長を確保するためには、次のサイクルの表示期間WDTの時間長が短縮されるように調整が必要である。
ここで、タッチ検出期間カウンタ261が内部クロックのカウントを開始した後、m個をカウントする以前に、外部水平同期信号カウンタ251が外部24Hを計測し終えている。従って、本来ならば、次の表示期間WDTに移行すべき時点であるが、イネーブル信号により設定されている期間は、タッチ検出期間TDTとして確保されている。このために次のサイクルで、同じようにタッチ検出期間TDTの時間長を確保するためには、次のサイクルの表示期間WDTの時間長が短縮されるように調整が必要である。
そこで、次のサイクルの表示期間WDTを短縮するために、内部1Hカウンタ256のカウント値RTNを調整している。これにより、次のサイクルでは、タッチ検出期間TDTの終端が、表示期間DWTにはみ出すことが抑制される。
次に、本実施例では、上記の動作により生じた「はみ出し時間」を、次のサイクルで消化するために、1水平期間分をカウントするためのクロック数RTNを修正し、映像データの高速処理期間を短くするようにしている。
次に、本実施例では、上記の動作により生じた「はみ出し時間」を、次のサイクルで消化するために、1水平期間分をカウントするためのクロック数RTNを修正し、映像データの高速処理期間を短くするようにしている。
ここでは、上記のように「はみ出し時間」が消化するように、
RTN(next)=RTN(conv)-((m−TDT(fixed/count))/(n))が計算されて、RTN(next)が次のサイクルのためのプリセット値として用いられる。
ここで、
mは、内部の1水平期間の基準を定めるために設定された内部クロックのカウント数(先の例ではAである)、
nは、表示用の映像データの書き込み処理単位として設定された水平同期(或いは水平ライン数)である(先の例ではn=24である)。
TDT(fixed/count)は、上記タッチ検出期間TDT内のクロックカウント数である。
RTN(conv)は、通常時のRTNに設定されているクロックカウント数である。
RTN(next)=RTN(conv)-((m−TDT(fixed/count))/(n))が計算されて、RTN(next)が次のサイクルのためのプリセット値として用いられる。
ここで、
mは、内部の1水平期間の基準を定めるために設定された内部クロックのカウント数(先の例ではAである)、
nは、表示用の映像データの書き込み処理単位として設定された水平同期(或いは水平ライン数)である(先の例ではn=24である)。
TDT(fixed/count)は、上記タッチ検出期間TDT内のクロックカウント数である。
RTN(conv)は、通常時のRTNに設定されているクロックカウント数である。
図12は、実施形態の要部、特に走査駆動部242の一動作例を説明するために示したフローチャートである。動作が開始すると、現在の状態がタッチ検出期間TDTかどうかの判定が成される。この判定は、例えば、内部水平同期信号を所定の数(上記の例では24個)を計数し、タッチ検出期間カウンタ261がカウントを開始しているかどうかで判断される。
装置の動作が、タッチ検出期間に進んだと判定されると、タッチ検出期間カウンタ261のリセットが行われ、カウント0からカウントが開始されタッチ検出期間TDTに移行する。この動作によりタッチ検出期間TDTが正確に確保される(ステップST3)。次にタッチ検出期間カウンタ261のカウントが1アップされて(ステップST4)、次のステップST5に移行する。
一方、外部水平同期信号のカウント値が規定数(例えば24個)に到達しているか否かが判定される(ステップST5)。なお外部水平同期信号のカウント開始は、例えば、垂直同期信号期間が終了し、絵柄期間が始まる最初の水平同期信号からに設定されている。
ステップST5にて、外部水平同期信号のカウント値が規定数に達していない場合は、ステップST4に戻り、タッチ検出期間カウンタ261のカウントアップが継続される。ステップST5において、外部水平同期信号のカウント値が規定数に達しているときは、タッチ検出期間カウンタ261のカウント値が、規定数(図11の例ではm)に達しているかどうかの判断が行われる。
タッチ検出期間カウンタ261のカウント値が、規定数(m)をカウントし終えている場合(図8、図10の状態の場合)は、RTNの調整は不要であり、RTNのカウンタをリセットし終了する。しかし、タッチ検出期間カウンタ261のカウント値が、規定数(m)をカウントし終えていない場合(図9、図11の状態の場合)は、RTNを修正するために、先に述べた計算を行う。
つまり、RTN(next)=RTN(conv)-((m−TDT(fixed/count))/(n))が計算されて、RTN(next)が次のサイクルの表示期間のためのプリセット値として用いられる。
上記した実施形態は、外部クロックと内部クロックの周波数の関係が、設定した範囲からずれた場合、表示期間を短縮して、タッチ検出期間を一定期間に確保した。しかし、本実施形態の基本的考え方は、タッチ検出期間(非表示期間)だけに限定されるものではない。走査駆動部が、表示期間と非表示期間を設定するケースとしては、他の幾つかの実施形態がある。
上記した実施形態は、外部クロックと内部クロックの周波数の関係が、設定した範囲からずれた場合、表示期間を短縮して、タッチ検出期間を一定期間に確保した。しかし、本実施形態の基本的考え方は、タッチ検出期間(非表示期間)だけに限定されるものではない。走査駆動部が、表示期間と非表示期間を設定するケースとしては、他の幾つかの実施形態がある。
例えば、カメラ機能を有する携帯端末において、非表示期間内、或いは複数の非表示間を合成した合成期間に、所定の撮像期間を確保したい場合がある。このような場合、本実施形態が適用されることにより、撮像期間が正確に確保される。また撮像期間は、ユーザの調整(シャッター速度の調整)により、種々変更が行われることがある。このような場合にも、本実施形態によると撮像期間(非表示期間)を確実にかつ正確に確保することができる。
また携帯端末は、例えば温度、湿度、脈拍、音声収集などの種々のセンサを搭載する場合がある。センサが測定時間を正確に確保する必要がある場合、本実施形態によると非表示間を測定時間に正確に割り当てることができる。
したがって、タッチ検出素子制御信号生成部231は、被検知物を検出する検出素子に与えるための検出素子駆動信号を生成する回路に置き換わることもできる。被検知対象とは例えば温度、湿度、脈拍、音、被写体などである。また検出素子は、温度センサ、湿度センサ、脈拍センサ、マイク、カメラなどである。又この場合は、走査駆動部242は、単純に駆動部と称する方が好ましい。さらにまた、タッチ検出部243は、記検出素子に基づく検出出力をサンプリングすることにより被検知対象の検出を行う検出部と称する方が好ましい。また、タッチ検出期間は、単純に検出期間、或いは非表示期間と称する方が好ましい。
したがって、タッチ検出素子制御信号生成部231は、被検知物を検出する検出素子に与えるための検出素子駆動信号を生成する回路に置き換わることもできる。被検知対象とは例えば温度、湿度、脈拍、音、被写体などである。また検出素子は、温度センサ、湿度センサ、脈拍センサ、マイク、カメラなどである。又この場合は、走査駆動部242は、単純に駆動部と称する方が好ましい。さらにまた、タッチ検出部243は、記検出素子に基づく検出出力をサンプリングすることにより被検知対象の検出を行う検出部と称する方が好ましい。また、タッチ検出期間は、単純に検出期間、或いは非表示期間と称する方が好ましい。
上記した本装置に適用されたタッチセンサSEはミューチュアル(相互容量)検出方式を代表して説明した。しかし本装置に適用されるタッチセンサSEは、ミューチュアル(相互容量)検出方式に限定されるものではなく、セルフ(自己容量)検出方式が採用されてもよい。
図13A、図13B、図14A、図14Bは、セルフ(自己容量)検出方式と称されるタッチセンサSEの基本原理を示している。
セルフ検出方式は、タッチ検出素子Rxが有する容量Cx1を利用する。またセルフ検出方式は、タッチ検出素子Rxに近接している利用者の指等により生じる容量Cx2を利用する。
セルフ検出方式は、タッチ検出素子Rxが有する容量Cx1を利用する。またセルフ検出方式は、タッチ検出素子Rxに近接している利用者の指等により生じる容量Cx2を利用する。
図13A、図13Bは、表示面に、利用者の指が接触も近接もしていない状態を示している。このため、タッチ検出素子Rxと指との間の静電容量Cx2は生じていない。図13Aは、制御スイッチSWcにより電源Vddとタッチ検出素子Rxが接続された状態を示す。図13Bは、制御スイッチSWcにより、電源Vddとタッチ検出素子Rxがオフされ、タッチ検出素子Rxが容量Ccpに接続された状態を示す。
図13Aの状態で、容量Cx1は充電され、図13Bの状態で、容量Cx1は放電される。ここで、容量Cx1が充電されることとは、タッチ検出素子Rxに対して一定の信号が書込まれることである。また、容量Cx1が放電されることとは、タッチ検出素子Rxに生じた静電容量の変化を示す信号を読取ることである。
上記した書込み及び読み取り信号は、検出信号Rxsを取得するための専用のラインが利用されている。
一方、図14A及び図14Bは、表示面に、利用者の指が接触又は近接している状態を示している。よって、タッチ検出素子Rxと指との間に静電容量Cx2が生じている。図14Aは、制御スイッチSWcにより電源Vddとタッチ検出素子Rxが接続された状態を示す。図14Bは、制御スイッチSWcにより、電源Vddとタッチ検出素子Rxがオフされ、タッチ検出素子Rxが容量Ccpに接続された状態を示す。
一方、図14A及び図14Bは、表示面に、利用者の指が接触又は近接している状態を示している。よって、タッチ検出素子Rxと指との間に静電容量Cx2が生じている。図14Aは、制御スイッチSWcにより電源Vddとタッチ検出素子Rxが接続された状態を示す。図14Bは、制御スイッチSWcにより、電源Vddとタッチ検出素子Rxがオフされ、タッチ検出素子Rxが容量Ccpに接続された状態を示す。
図14Bの状態で、容量Cx1は充電され、図14Bの状態で、容量Cx1は放電される。ここで、図13Bに示す放電時の容量Ccpの電圧変化特性に対して、図14Bに示す放電時の容量Ccpの電圧変化特性は、容量Cx2が存在するために、明らかに異なる。したがって、セルフ検出方式では、容量Ccpの電圧変化特性が、容量Cx2の有り無しにより、異なることを利用して、入力位置情報(例えば、操作入力の有無)を判断している。
したがって、各タッチ検出素子Rxからの読み取り信号の電圧が、比較用の基準電圧と比較されることにより、利用者の指が接触または近接しているか否かが判定可能となる。
タッチセンサSEの構成は、タッチ検出素子Rxの構成は、図5Aに示した構成でも良いし、後で説明する図15に示すような構成でもよい。
タッチセンサSEの構成は、タッチ検出素子Rxの構成は、図5Aに示した構成でも良いし、後で説明する図15に示すような構成でもよい。
図5Aに示した構成が採用された場合、タッチ検出素子Rxに対して充電・放電を行いつつ、タッチ検出素子Rxの出力によりX方向のタッチ位置を検出し、共通電極(C1,C3,C3・・・)の走査タイミングに基づきY方向のタッチ位置を検出することができる。例えば共通電極(C1,C3,C3・・・)の走査を(1/30)秒サイクルで行い、タッチ検出素子Rxへの充放電を(1/30)秒サイクルで行えば、検出信号Rxsに基づいて、表示面に指などが近接している座標位置を、容易に判定することができる。
図15に示すタッチセンサSEは、タッチ検出素子Rxが2次元に配列されており、タッチ検出素子Rxからの出力信号が、座標そのものとして利用できる。
図15において、複数のタッチ検出素子Rxは、マトリクス状検出電極により構成されている。つまり、複数のタッチ検出素子Rxは、複数の画素と対向する正方形状または長方形状に形成され、第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に配列されている。複数のタッチ検出素子Rxは、共通電極C(C1,C2,C3・・・)に対して間隔を置いて対向している。このために、共通電極Cとタッチ検出素子Rxとの間には、基本的に容量Ccが存在する。
共通電極C(C1,C2,C3・・・)は所定の周期でパルス状の駆動信号Txにより走査される。今、ユーザの指が特定のタッチ検出素子Rxに近接して存在するものとする。すると、共通電極C(C1,C2,C3・・・)にパルス状の駆動信号Txが供給されたときに、前記特定のタッチ検出素子Rxからは、他の検出電極から得られるパルスよりもレベルの低いパルス状の検出信号Rxsが得られる。この検出レベルの低い検出信号Rxsが、指が近接している座標位置の情報として取り扱われる。前記特定のタッチ検出素子Rxは、ユーザの指先が近接し、容量Cxが生じている電極である。
図15において、複数のタッチ検出素子Rxは、マトリクス状検出電極により構成されている。つまり、複数のタッチ検出素子Rxは、複数の画素と対向する正方形状または長方形状に形成され、第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に配列されている。複数のタッチ検出素子Rxは、共通電極C(C1,C2,C3・・・)に対して間隔を置いて対向している。このために、共通電極Cとタッチ検出素子Rxとの間には、基本的に容量Ccが存在する。
共通電極C(C1,C2,C3・・・)は所定の周期でパルス状の駆動信号Txにより走査される。今、ユーザの指が特定のタッチ検出素子Rxに近接して存在するものとする。すると、共通電極C(C1,C2,C3・・・)にパルス状の駆動信号Txが供給されたときに、前記特定のタッチ検出素子Rxからは、他の検出電極から得られるパルスよりもレベルの低いパルス状の検出信号Rxsが得られる。この検出レベルの低い検出信号Rxsが、指が近接している座標位置の情報として取り扱われる。前記特定のタッチ検出素子Rxは、ユーザの指先が近接し、容量Cxが生じている電極である。
上記の容量Cxは、指がタッチ検出素子Rxに近い場合と、遠い場合とで異なる。このために検出パルスのレベルも指がタッチ検出素子Rxに近い場合と、遠い場合とで異なる。よって、タッチセンサSEの平面に対する指の近接度をパルス状の検出信号Rxsの電圧レベルで判断することができる。勿論、パルス状の書込み信号による電極駆動タイミングと、パルス状の検出信号Rxsの出力タイミングにより、タッチセンサSEの平面上の指の2次元位置情報(座標位置と称しても良い)を検出することができる。
なお、共通電極CEは複数に分断されていなくともよい。共通電極CEは、単一の電極で形成され、全ての画素PXで共用されてもよい。この場合も、共通電極CEに駆動信号Txを与えることにより、入力位置情報を判断することができる。
上記した説明において、各ブロックの用語は限定されるものではなく、等化な機能を備えるものであれば「ブロック」及び「モジュール」に置き換えても本発明の範疇であることは勿論である。さらにまた、図或いは請求項の各構成要素において、構成要素を分割して表現した場合、或いは複数を合わせて表現した場合、或いはこれらを組み合わせて表現した場合であっても本発明の範疇である。また請求項を方法として表現した場合、制御ロジックとして表現した場合、コンピュータを実行させるインストラクションを含むプログラムとして表現した場合、及び前記インストラクションを記載したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として表現した場合でも本発明の装置を適用したものである。
上記した説明において、各ブロックの用語は限定されるものではなく、等化な機能を備えるものであれば「ブロック」及び「モジュール」に置き換えても本発明の範疇であることは勿論である。さらにまた、図或いは請求項の各構成要素において、構成要素を分割して表現した場合、或いは複数を合わせて表現した場合、或いはこれらを組み合わせて表現した場合であっても本発明の範疇である。また請求項を方法として表現した場合、制御ロジックとして表現した場合、コンピュータを実行させるインストラクションを含むプログラムとして表現した場合、及び前記インストラクションを記載したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として表現した場合でも本発明の装置を適用したものである。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
DSP・・・センサ付き表示装置、LCD・・・液晶表示パネル、SUB1・・・第1基板、SUB2・・・第2基板、IC1・・・液晶ドライバ、IC2・・・タッチパネルコントローラ、SE・・・タッチセンサ、HOS・・・アプリケーションプロセッサ、FPC1、FPC2、FPC3・・・フレキシブル配線基板、BL・・・バックライト、DA・・・表示領域、GD・・・第1、第2のゲート回路、CD・・・共通電極駆動回路、201・・・インターフェースレシーバ、202・・・映像メモリ、203・・・ラインラッチ回路、204・・・ソース増幅器、213・・・タイミングコントローラ、214・・・発振器、220・・・パネル制御信号生成部、231・・・タッチ検出素子制御信号生成部、232・・・タッチインターフェース、241・・・映像データ処理部、242・・・走査駆動部、251・・・外部水平同期信号カウンタ、252・・・遅延回路、253・・・アンド回路、254・・・内部水平同期信号カウンタ、256・・・内部1Hカウンタ、260・・・表示期間調整部、261・・・タッチ検出期間カウンタ、262・・・ラッチ回路、265・・・加算器、266・・・比較器
Claims (12)
- 第1クロック生成部の第1クロックに同期して、第1の期間毎に映像データを順次受け付けるレシーバと、
第2クロック生成部の第2クロックに同期して、前記映像データを前記第1の期間より短い第2の期間の画素信号に変換する画像データ処理部と、
前記第2の期間に続く第3の期間に生成される検出用の駆動信号に基づいて、被検知物を検出する検出素子と、
前記第1の期間を周期として、前記第2の期間と前記第3の期間を合計した合計期間の時間長と、前記第1の期間の時間長とを比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に基づいて、前記比較した第1の期間の次の周期の第1の期間では、前記次の周期における第2の期間と第3の期間の合計期間の終端が前記次の周期における前記第1の期間の終端に近づくように、前記第3の期間を不変として前記第2の期間の時間長を調整する期間調整部と
を有するセンサ付き表示装置。 - 前記期間調整部は、前記合計期間より前記第1の期間のほうが大きい場合には、次の周期の前記第2の期間をそのまま維持し、前記第1の期間より前記合計期間のほうが大きい場合には、次の周期の前記第2の期間を短縮する調整を行う、
請求項1記載のセンサ付き表示装置。 - 前記第2の期間は、前記画素信号が表示パネルに表示される表示期間であり、前記第2クロックをカウントする内部水平同期信号カウンタにより規定され、
前記第3の期間は、前記検出素子が被検知物を検出する非表示期間であり、前記内部水平同期信号カウンタのカウントアップ出力に応答して、前記第2クロックをカウントするタッチ検出期間カウンタにより規定される、
請求項1記載のセンサ付き表示装置。 - 前記第2の期間は、前記画素信号が表示パネルに表示される表示期間であり、前記第2クロックをカウントする内部水平同期信号カウンタにより規定され、
前記第2の期間と前記第3の期間を合計した前記合計期間の時間長は、
前記内部水平同期信号カウンタのカウント数と、タッチ検出期間カウンタのカウント数とを、前記タッチ検出期間カウンタがカウントアップした時点で加算器が加算した合計カウント数で示され、
前記比較部は、予め設定された所定のカウント数から前記合計カウント数を減算することで、前記比較結果を取得している、
請求項1記載のセンサ付き表示装置。 - 前記第2の期間は、連続した複数の単位表示期間で構成され、
前記期間調整部は、前記次の周期の前記第2の期間の短縮を行う場合、前記複数の単位表示期間のそれぞれの短縮を行う
請求項1記載のセンサ付き表示装置。 - 前記期間調整部は、前記比較部の比較結果として得られた差分情報を、
前記複数の単位表示期間の数で除算し、その除算結果によりそれぞれの単位表示期間を短縮するように割り振る、
請求項5記載のセンサ付き表示装置。 - パネル制御信号成生部が、前記画像データ処理部とともに前記第2クロックに同期して動作し、複数の表示素子に対して表示駆動信号を出力するとともに画素信号を時分割的に順次供給して前記第2の期間の表示走査を行い、
前記検出素子は、外部から近接する被検知対象を検出するタッチセンサを構成するタッチ検出素子であり、タッチ検出素子制御信号生成部が、前記第3の期間に前記タッチ検出素子に対して前記検出用の駆動信号を供給し、
検出部が、前記第3の期間をタッチ検出期間として利用し、前記タッチ検出素子からのタッチ検出出力をサンプリングすることによりタッチ検出を行う、
請求項1記載のセンサ付き表示装置。 - レシーバで第1クロックに同期した第1の期間毎に映像データを順次受け付けとり、
画像データ処理部で第2クロックに同期して、前記映像データを前記第1の期間より短い第2の期間の画素信号に変換し、
検出素子により、前記第2の期間に続く第3の期間に生成される検出用の駆動信号に基づいて被検知物を検出するセンサ付き表示装置の制御方法であって、
前記第1の期間を周期として、前記第2の期間と前記第3の期間を合計した合計期間の時間長と、前記第1の期間の時間長とを比較し、
前記比較結果に基づいて、前記比較した第1の期間の次の周期の第1の期間では、前記次の周期における第2の期間と第3の期間の合計期間の終端が前記次の周期における前記第1の期間の終端に近づくように、前記第3の期間を不変として前記第2の期間の時間長を調整する
ことを特徴とするセンサ付き表示装置の制御方法。 - 前記合計期間より前記第1の期間のほうが大きい場合には、次の周期の前記第2の期間をそのまま維持し、前記第1の期間より前記合計期間のほうが大きい場合には、次の周期の前記第2の期間を短縮する調整を行う、請求項8記載のセンサ付き表示装置の制御方法。
- 前記第2の期間は、前記画素信号が表示パネルに表示される表示期間であり、
前記第3の期間は、前記検出素子が被検知物を検出する非表示期間である
請求項8記載のセンサ付き表示装置の制御方法。 - 前記第2の期間は、連続した複数の単位表示期間で構成され、
前記次の周期の前記第2の期間の短縮を行う場合、前記複数の単位表示期間のそれぞれの短縮を行う、
請求項9記載のセンサ付き表示装置の制御方法。 - 被検知対象は温度、湿度、脈拍、音および被写体の何れか1つであり、前記検出素子は、温度センサ、湿度センサ、脈拍センサ、マイク及びカメラの何れか1である、
請求項9記載のセンサ付き表示装置の制御方法。
Priority Applications (1)
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2014
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