JP2016047549A - 摩擦攪拌接合装置 - Google Patents

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宜司 伊藤
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Abstract

【課題】摩擦熱の不足を効率的に補うことができる摩擦攪拌接合装置を提供することである。【解決手段】実施形態によれば、ツールと、永久磁石または電磁石と、を備えた摩擦攪拌接合装置が提供される。ツールは、シャンクと、ショルダと、プローブと、少なくとも1個以上のヒータと、を有する。シャンクは、ツールの摩擦攪拌接合装置への取付部、中間部および先端部を有する。プローブは、ショルダの端部に設けられ接合対象部材の内部を攪拌する。ヒータは、シャンクの内部に設けられる。中間部は、複数の突起を有する鉄心部と、導体から成り突起に巻かれた少なくとも1個以上のコイルと、を有する。コイルの両端は、ヒータの端子にそれぞれ接続される。中間部の鉄心部の透磁率は、シャンクの先端部およびシャンクの取付部の透磁率よりも高い。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、摩擦攪拌接合装置に関する。
一般的に、例えば金属などの材料を摩擦攪拌接合方法により接合する摩擦攪拌接合装置がある。摩擦攪拌接合装置は、接合ツールと接合対象部材との間に発生する摩擦熱を利用し、接合対象部材を接合する。
ここで、摩擦攪拌接合装置が比較的狭い領域において接合対象部材を接合する場合には、接合ツールが接合部分以外の部分や接合対象部材以外の部材と干渉することを回避するため、比較的小さい径の接合ツールを用いる必要がある。しかし、相対的に小さい径の接合ツールを用いると、摩擦熱が相対的に減少する。これに対して、必要な摩擦熱を得るためには、例えば接合ツールの回転数を増加する必要がある。しかし、接合ツールの回転数を増加すると、接合部分に欠陥が生ずるおそれがある。摩擦攪拌接合装置において、摩擦熱の不足を効率的に補うことが望まれている。
特開2011−83805号公報
本発明が解決しようとする課題は、摩擦熱の不足を効率的に補うことができる摩擦攪拌接合装置を提供することである。
実施形態によれば、ツールと、永久磁石または電磁石と、を備えた摩擦攪拌接合装置が提供される。前記ツールは、接合対象部材に加圧するとともに回転させることで前記接合対象部材を軟化させて塑性流動を生じさせる。前記ツールは、シャンクと、ショルダと、プローブと、少なくとも1個以上のヒータと、を有する。前記シャンクは、前記ツールの前記摩擦攪拌接合装置への取付部、中間部および先端部を有する。前記ショルダは、前記先端部に設けられる。前記プローブは、前記ショルダの端部に設けられ前記接合対象部材の内部を攪拌する。前記ヒータは、前記シャンクの内部に設けられる。前記永久磁石または前記電磁石は、前記シャンクの前記中間部の外周に前記中間部と対向するように配置される。前記中間部は、複数の突起を有する鉄心部と、導体から成り前記突起に巻かれた少なくとも1個以上のコイルと、を有する。前記コイルの両端は、前記ヒータの端子にそれぞれ接続される。前記中間部の前記鉄心部の透磁率は、前記シャンクの前記先端部および前記シャンクの前記取付部の透磁率よりも高い。
本実施形態にかかる摩擦攪拌接合装置を表す模式的平面図である。 本実施形態にかかる摩擦攪拌接合方法を説明する模式的斜視図である。 本実施形態のツールを表す模式図である。 本実施形態の他のツールを表す模式的平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施形態にかかる摩擦攪拌接合装置を表す模式的平面図である。
図1に表した摩擦攪拌接合装置100は、基台110と、移動部120と、主軸回転モータ121と、インバータ127と、軸調整モータ129と、ツール130と、を備える。
基台110は、軸111を有する。軸111は、軸調整モータ129から伝達された回転力を受けて回転する。
移動部120は、軸111に接続され、チャック部123を有する。チャック部123は、ツール130を保持する。図1に表した矢印A1のように、軸111が軸調整モータ129から伝達された回転力を受けて回転すると、移動部120は、基台110に載置された接合対象部材210に近づいたり、接合対象部材210から遠ざかる。
これにより、摩擦攪拌接合装置100は、ツール130を接合対象部材210に押し付ける力(以下、「押し付け力」と称する。)を調整することができる。あるいは、摩擦攪拌接合装置100は、ツール130の先端部に設けられたプローブ133a(図2参照)が接合対象部材210に圧入される深さを調整することができる。この詳細については、後述する。
インバータ127は、例えば、主軸回転モータ121の周波数および主軸回転モータ121の電圧の少なくともいずれかの制御を行う。なお、インバータ127の制御は、これだけには限定されない。
主軸回転モータ121は、インバータ127が実行した制御に基づいて、所定の回転数で回転する。チャック部123は、主軸回転モータ121から伝達された回転力を受け回転する。ツール130は、チャック部123に保持されているため、チャック部123が回転するとチャック部123とともに回転する。
図2は、本実施形態にかかる摩擦攪拌接合方法を説明する模式的斜視図である。
図3は、本実施形態のツールを表す模式図である。
図3(a)は、本実施形態のツールを表す模式的斜視図である。図3(b)は、本実施形態のツールを表す模式的平面図である。図3(c)は、図3(b)に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。なお、図3(a)では、説明の便宜上、磁石を平面的に表している。
図2に表したように、接合対象部材210は、第1の接合部材211と、第2の接合部材212と、を有する。接合対象部材210は、基台110(図1参照)に載置される。図2に表した摩擦攪拌接合方法においては、第1の接合部材211の端面は、当接部214において第2の接合部材212の端面と接触している。第1の接合部材211の厚さ(図2において上下方向の寸法)は、第2の接合部材212の厚さと略同じである。接合対象部材210の材料は、例えば金属である。より具体的には、接合対象部材210の材料は、例えば、鉄、銅、アルミニウム、およびチタンの少なくともいずれかを含む。なお、接合対象部材210の材料は、これだけには限定されない。
図3(a)および図3(b)に表したように、ツール130は、シャンク131と、ショルダ133と、プローブ133aと、ヒータ135と、を有する。シャンク131は、取付部131aと、中間部131bと、先端部131cと、を有する。中間部131bは、鉄心部132と、導体134と、を有する。なお、図2では、ショルダ133と、プローブ133aと、を表し、シャンク131と、鉄心部132と、導体133と、ヒータ135と、を省略している。ショルダ133は、例えば円柱形状を呈し、シャンク131の端面131dに設けられている。プローブ133aは、ショルダ133の端面133bに設けられている。プローブ133aは、端面133bの略中心部において端面133bから突出し、ショルダ133と一体的に形成されている。シャンク131、ショルダ133およびプローブ133aの材料は、例えば、一般的に金型に用いられる材料を含む。
図3(b)に表したように、ショルダの直径D1は、例えば約1〜10ミリメートル(mm)程度である。プローブ133aの直径D2は、例えば約5mm以下である。プローブ133aの先端の高さD3は、例えば約2mm以下である。
なお、ヒータ135、鉄心部132、および導体134の詳細については、後述する。
第1の接合部材211と第2の接合部材212とを摩擦攪拌接合方法により互いに接合する場合には、まず、図2に表した矢印A2のように、ツール130を所定の回転数で回転させる。続いて、図2に表した矢印A3のように、当接部214における接合対象部材210の表面にツール130のプローブ133aを押し当てる。
これにより、プローブ133aと接合対象部材210との間に、摩擦熱が発生する。すると、当接部214の近傍の接合対象部材210は、プローブ133aと接合対象部材210との間に発生した摩擦熱により軟化する。
前述したように、ツール130は、所定の圧力で接合対象部材210に押し付けられているため、接合対象部材210のうちの軟化した部分に圧入されていく。その結果として、図2に表したように、プローブ133aは、接合対象部材210の内部に埋没した状態となる。このとき、プローブ133aの周辺の接合対象部材210は、ツール130の回転に引きずられ塑性流動を起こす。つまり、プローブ133aの周辺の接合対象部材210は、プローブ133aの回転力を受けて攪拌される。
続いて、図2に表した矢印A4のように、ツール130の回転数およびツール130の押し付け力を維持しつつ、当接部214に沿ってツール130を移動させる。すると、プローブ133aの周辺の接合対象部材210は、プローブ133aの回転に基づいて発生する摩擦熱により軟化し、ツール130の回転力を受けて塑性流動を起こす。続いて、塑性流動を起こした接合対象部材210は、摩擦熱を失って冷却され固化する。このような作用が、プローブ133aの移動に伴って繰り返される。これにより、ツール130の後方(ツール130からみて矢印A4とは反対の側)には、塑性流動によって一体化した接合部216が形成される。
ここで、摩擦攪拌接合装置100が比較的狭い領域において接合対象部材210を接合する場合には、ツール130が接合部216以外の部分や接合対象部材210以外の部材と干渉することを回避するため、比較的小さい径のツール130を用いる必要がある。しかし、相対的に小さい径のツール130を用いると、摩擦熱が相対的に減少する。本発明者の得た知見によれば、ツール130から接合対象部材210に供給される熱量は、ショルダ133の直径の3乗に比例する。例えば、ショルダ133の直径が1/3倍になると、ツール130から接合対象部材210に供給される熱量は、1/27倍になる。これに対して、必要な摩擦熱を得るためには、例えばツール130の回転数を増加する必要がある。しかし、ツール130の回転数を増加すると、接合部216に欠陥が生ずるおそれがある。
摩擦熱の不足を補う手段としては、例えば、当接部214をレーザにより局所的に加熱する手段や、接合対象部材210を加熱する手段や、ツール130と接合対象部材210とを互いに通電し当接部214をジュール熱により加熱する手段などが挙げられる。
しかし、当接部214をレーザにより局所的に加熱する手段では、摩擦攪拌接合装置のコストが高くなる。接合対象部材210を加熱する手段では、接合を行う前に接合対象部材210を加熱する工程が必要となり、生産性が低下する。当接部214をジュール熱により加熱する手段では、例えばアルミニウムや銅などの良導体を効率的に加熱することができない。
これに対して、図3に表したように、本実施形態にかかる摩擦攪拌接合装置100のツール130は、シャンク131と、ショルダ133と、プローブ133aと、ヒータ135と、を有する。ツール130の外周(より具体的には中間部131bの外周)には、磁石141が設けられている。磁石141は、永久磁石であってもよいし、電磁石であってもよい。
シャンク131、ショルダ133およびプローブ133aは、前述した通りである。
ヒータ135は、ツール130の内部に設けられている。図3(a)〜図3(c)に表したツール130では、ヒータ135は、シャンク131の先端部131cの内部に設けられている。
鉄心部132は、シャンク131の中間部131bに取り付けられ、ショルダ133の透磁率およびプローブ133aの透磁率よりも高い透磁率の材料を含む。つまり、鉄心部132の透磁率は、ショルダ133の透磁率およびプローブ133aの透磁率よりも高い。あるいは、中間部131bの鉄心部132の透磁率は、シャンク131の先端部131cの透磁率およびシャンク131の取付部131aの透磁率よりも高い。例えば、鉄心部132の材料は、フェライトなどの磁性体を含む。鉄心部132は、例えば圧粉成型体や板状の部材が積層された構造を有する。
図3(a)〜図3(c)に表したツール130では、導体134は、例えばコイルである。図3(c)に表したように、鉄心部132の外周部には、鉄心部132の外周から径外方向へ突出した突起132aが設けられている。図3(a)〜図3(c)に表したツールでは、複数の突起132aが設けられている。導体143は、複数の突起132aのそれぞれに取り付けられている。導体134は、ヒータ135と電気的に接続されている。
図1に関して前述したように、ツール130は、主軸回転モータ121から伝達された回転力を受けて回転する。すると、鉄心部132および導体134が磁石141に対して移動する。より具体的には、鉄心部132および導体134は、磁石141に対して回転する。すると、電磁誘導作用が導体134に起こり、誘導電流が導体134に流れる。前述したように、ヒータ135が導体134と電気的に接続されているため、導体134に流れた誘導電流は、ヒータ135に流れる。
電流がヒータ135に流れると、ヒータ135は、抵抗熱を発生させる。つまり、電流がヒータ135に流れると、ヒータ135は、発熱する。
一方で、前述したように、ツール130を所定の回転数で回転させ、当接部214における接合対象部材210の表面にプローブ133aを押し当てると、プローブ133aと接合対象部材210との間に摩擦熱が発生する。
これにより、摩擦攪拌接合装置100が比較的狭い領域において接合対象部材210を接合する場合において、プローブ133aと接合対象部材210との間に生じた摩擦熱と、ヒータ135で生じた抵抗熱と、を利用することができる。そのため、ツール130の回転数を増加させなくとも、ヒータ135で生じた抵抗熱により摩擦熱の不足を効率的に補うことができる。
また、本実施形態では、ヒータ135をツール130とは異なる外部電源と電気的に接続する必要がない。ヒータ135に電流を流すための配線は、ツール130の内部において完結する。これにより、高度な配線が不要となり、より簡易的な配線でヒータ135に電流を流すことができる。
また、レーザ装置などの特別な装置は必要ないため、摩擦攪拌接合装置100のコストを抑えることができる。また、接合を行う前に接合対象部材210を加熱する工程は不要であるため、生産性が低下することを抑えることができる。また、ツール130は、内部にヒータ135を有するため、例えばアルミニウムや銅などの良導体を効率的に加熱することができる。
磁石141として電磁石を用いる場合には、個々のツール130の回転数においてプローブ133aを所望の温度にするために磁石141(ここでは電磁石)に供給する必要な電力を求めておくことができる。言い換えれば、ヒータ135の温度の制御は、ツール130の回転数に応じて磁石141に投入する電流を制御することにより実行される。これにより、ツールの回転数に依らず、磁石141(ここでは電磁石)に供給される電力に応じてプローブ133aの温度を制御することができる。
次に、本実施形態の他のツールについて、図面を参照しつつ説明する。
図4は、本実施形態の他のツールを表す模式的平面図である。
図4に表したように、本実施形態の他のツール130aは、シャンク131と、ショルダ133と、プローブ133aと、ヒータ135と、を有する。シャンク131は、取付部131aと、中間部131bと、先端部131cと、を有する。中間部131bは、鉄心部132と、導体134と、を有する。ショルダ133は、例えば円柱形状を呈し、シャンク131の端面131dに設けられている。プローブ133aは、ショルダ133の端面133bに設けられている。プローブ133aは、端面133bの略中心部において端面133bから突出し、ショルダ133と一体的に形成されている。シャンク131、ショルダ133およびプローブ133aの材料は、例えば、一般的に金型に用いられる材料を含む。
図4に表したように、ショルダ133の直径D1は、例えば約1〜10ミリメートル(mm)程度である。プローブ133aの直径D2は、例えば約5mm以下である。プローブ133aの高さD3は、例えば約2mm以下である。
ツール130aの外周には、磁石141が設けられている。磁石141は、永久磁石であってもよいし、電磁石であってもよい。
ヒータ135は、ツール130aの内部に設けられている。図4に表したツール130aでは、ヒータ135のうちの少なくとも一部は、ショルダ133の内部に設けられている。
鉄心部132は、シャンク131の中間部131bに取り付けられ、ショルダ133の透磁率およびプローブ133aの透磁率よりも高い透磁率の材料を含む。つまり、鉄心部132の透磁率は、ショルダ133の透磁率およびプローブ133aの透磁率よりも高い。あるいは、中間部131bの鉄心部132の透磁率は、シャンク131の先端部131cの透磁率およびシャンク131の取付部131aの透磁率よりも高い。例えば、鉄心部132の材料は、フェライトなどの磁性体を含む。鉄心部132は、例えば圧粉成型体や板状の部材が積層された構造を有する。
導体134は、ロータバー134aと、エンドリング134bと、を有し、いわゆる「かご形導体」などと呼ばれる。導体134は、鉄心部132の周囲に取り付けられ、導電性を有する。導体134の材料は、例えばアルミニウムおよび銅の少なくともいずれかを含む。
ツール130aの内部には、空間139が設けられている。ツール130aの空間139には、電線137が配置されている。電線137の一端は、導体134に接続されている。電線137の他端は、ヒータ135に接続されている。つまり、ヒータ135は、電線137を介して導体134と電気的に接続されている。
図1に関して前述したように、ツール130aは、主軸回転モータ121から伝達された回転力を受けて回転する。すると、鉄心部132および導体134が磁石141に対して移動する。より具体的には、鉄心部132および導体134は、磁石141に対して回転する。すると、電磁誘導作用が導体134に起こり、誘導電流が導体134に流れる。前述したように、ヒータ135が電線137を介して導体134と電気的に接続されているため、導体134に流れた誘導電流は、電線137を通してヒータ135に流れる。
電流がヒータ135に流れると、ヒータ135は、抵抗熱を発生させる。つまり、電流がヒータ135に流れると、ヒータ135は、発熱する。これは、図2〜図3(c)に関して前述した通りである。
これにより、摩擦攪拌接合装置100が比較的狭い領域において接合対象部材210を接合する場合において、プローブ133aと接合対象部材210との間に生じた摩擦熱と、ヒータ135で生じた抵抗熱と、を利用することができる。そのため、ツール130aの回転数を増加させなくとも、ヒータ135で生じた抵抗熱により摩擦熱の不足を効率的に補うことができる。
また、本実施形態では、ヒータ135をツール130aとは異なる外部電源と電気的に接続する必要がない。ヒータ135に電流を流すための配線は、ツール130aの内部において完結する。これにより、高度な配線が不要となり、より簡易的な配線でヒータ135に電流を流すことができる。
また、レーザ装置などの特別な装置は必要ないため、摩擦攪拌接合装置100のコストを抑えることができる。また、接合を行う前に接合対象部材210を加熱する工程は不要であるため、生産性が低下することを抑えることができる。また、ツール130aは、内部にヒータ135を有するため、例えばアルミニウムや銅などの良導体を効率的に加熱することができる。
磁石141として電磁石を用いる場合には、個々のツール130aの回転数においてプローブ133aを所望の温度にするために磁石141(ここでは電磁石)に供給する必要な電力を求めておくことができる。言い換えれば、ヒータ135の温度の制御は、ツール130の回転数に応じて磁石141に投入する電流を制御することにより実行される。これにより、ツールの回転数に依らず、磁石141(ここでは電磁石)に供給される電力に応じてプローブ133aの温度を制御することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 摩擦攪拌接合装置、 110 基台、 111 軸、 120 移動部、 121 主軸回転モータ、 123 チャック部、 127 インバータ、 129 軸調整モータ、 130、130a ツール、 131 シャンク、 131d 端面、 132 鉄心部、 132a 突起、 133 ショルダ、 133a プローブ、 133b 端面、 134 導体、 134a ロータバー、 134b エンドリング、 135 ヒータ、 137 電線、 139 空間、 141 磁石、 210 接合対象部材、 211 第1の接合部材、 212 第2の接合部材、 214 当接部、 216 接合部

Claims (3)

  1. 接合対象部材に加圧するとともに回転させることで前記接合対象部材を軟化させて塑性流動を生じさせるツールを備えた摩擦攪拌接合装置であって、
    前記ツールの前記摩擦攪拌接合装置への取付部、中間部および先端部を有するシャンクと、
    前記先端部に設けられたショルダと、
    前記ショルダの端部に設けられ前記接合対象部材の内部を攪拌するプローブと、
    前記シャンクの内部に設けられた少なくとも1個以上のヒータと、
    を有するツールと、
    前記シャンクの前記中間部の外周に前記中間部と対向するように配置された永久磁石または電磁石と、
    を備え、
    前記中間部は、複数の突起を有する鉄心部と、導体から成り前記突起に巻かれた少なくとも1個以上のコイルと、を有し、
    前記コイルの両端は、前記ヒータの端子にそれぞれ接続され、
    前記中間部の前記鉄心部の透磁率は、前記シャンクの前記先端部および前記シャンクの前記取付部の透磁率よりも高い摩擦攪拌接合装置。
  2. 接合対象部材に加圧するとともに回転させることで前記接合対象部材を軟化させて塑性流動を生じさせるツールを備えた摩擦攪拌接合装置であって、
    前記ツールの前記摩擦攪拌接合装置への取付部、中間部および先端部を有するシャンクと、
    前記先端部に設けられたショルダと、
    前記ショルダの端部に設けられ前記接合対象部材の内部を攪拌するプローブと、
    前記シャンクまたは前記ショルダの内部に設けられた少なくとも1個以上のヒータと、
    を有するツールと、
    前記シャンクの前記中間部の外周に前記中間部と対向するように配置された永久磁石または電磁石と、
    を備え、
    前記中間部は、鉄心部と、エンドリングと、ロータバーと、を有し、
    前記中間部の前記鉄心部の透磁率は、前記シャンクの前記先端部および前記シャンクの前記取付部の透磁率よりも高い摩擦攪拌接合装置。
  3. 前記ヒータの温度の制御は、前記ツールの回転数に応じて前記電磁石に投入する電流を制御することにより実行される請求項1または2に記載の摩擦攪拌接合装置。
JP2014173985A 2014-08-28 2014-08-28 摩擦攪拌接合装置 Pending JP2016047549A (ja)

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