JP2016046790A - ブースター、分波器、及び放送受信システム - Google Patents

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Mitsuji Iwasaki
充志 岩崎
洋一 和泉
Yoichi Izumi
洋一 和泉
栗岡 辰弥
Tatsuya Kurioka
辰弥 栗岡
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Abstract

【課題】設備の上限周波数に制限されることなく放送電波の広帯域化に対応可能なブースター、分波器、及び放送受信システムを提供する。【解決手段】本発明に係るブースター101は、帯域の異なる放送電波を増幅するための複数の増幅部156,164と、増幅後の帯域の異なる放送電波を混合して出力する出力部198と、複数の増幅部156,164の制御を行う制御部113とを備えるブースターであって、複数の増幅部156,164の少なくとも一の増幅部は、複数の上限周波数制限処理部を有し、制御部113は、複数の上限周波数制限処理部のうち選択された上限周波数制限処理部に放送電波の上限周波数制限処理を行わせると共に、出力部198から出力する混合電波に選択に関する情報を重畳することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、ブースター、分波器、及び放送受信システムに関するものである。
次世代放送システムとして規格化の検討が進められているスーパーハイビジョンにおいては、水平画素数7680、垂直画素数4320、フレームレート60〜120フレーム/秒にも及ぶ高画質フォーマットである8K UHDTV(8K Ultra High Definition Television)が国際規格として採択されている。このような高画質の映像を放送電波により送信するために、現在用いられている右旋偏波のBS(Broadcasting Satellite)放送、CS(Communication Satellite)放送に加え、左旋偏波のBS放送、CS放送の導入が検討されている。例えば特許文献1には、右旋偏波信号と、左旋偏波信号とを1本の同軸ケーブルに出力可能な衛星放送受信システムが提案されている。
特開2000−349676号公報
ところで、この左旋偏波の中間周波数(放送周波数が受信アンテナ部等で周波数変換された後の周波数であり、家庭内の同軸ケーブルを伝送する信号の周波数)には、右旋偏波の中間周波数(1032〜2017MHz)よりも高い2180〜3200MHzの範囲の周波数の利用が検討されている。しかし、既存の集合住宅等の中には、この2180〜3200MHzの周波数の信号伝送が可能な設備(同軸ケーブル、分配器等)を有していないところが数多く存在する。そのため、対応設備を有していない住宅においてスーパーハイビジョン放送を視聴するためには、大規模な設備の交換が必要になるという問題があった。
従って、上述した課題を解決するためになされた本発明の目的は、設備の上限周波数に制限されることなく放送電波の広帯域化に対応可能なブースター、分波器、及び放送受信システムを提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、本発明に係るブースターは、
帯域の異なる放送電波を増幅するための複数の増幅部と、
増幅後の前記帯域の異なる放送電波を混合して出力する出力部と、
前記複数の増幅部の制御を行う制御部と
を備えるブースターであって、
前記複数の増幅部の少なくとも一の増幅部は、複数の上限周波数制限処理部を有し、
前記制御部は、前記複数の上限周波数制限処理部のうち選択された上限周波数制限処理部に放送電波の上限周波数制限処理を行わせると共に、前記出力部から出力する混合電波に前記選択に関する情報を重畳することを特徴とする。
また、前記複数の上限周波数制限処理部の少なくとも一の上限周波数制限処理部は、局部発振器を含む周波数変換部を有することが好ましい。
また、前記複数の上限周波数制限処理部の少なくとも一の上限周波数制限処理部は、当該一の上限周波数制限処理部に入力される帯域の異なる放送電波から、1又は複数の放送電波を抽出する為のフィルタ処理を行うことが好ましい。
また、上述した諸課題を解決すべく、本発明に係る分波器は、
帯域の異なる放送電波と上限周波数制限処理の選択情報とを含む混合電波を入力する入力部と、
前記帯域の異なる放送電波の処理を行う複数の周波数復元処理部と、
前記選択情報に基づいて、前記帯域の異なる放送電波の処理を行う周波数復元処理部を決定する制御部と
を備えることを特徴とする。
また、前記複数の周波数復元処理部の少なくとも一の周波数復元処理部は、局部発振器を含む周波数変換部を有することが好ましい。
また、上述した諸課題を解決すべく、本発明に係る放送受信システムは、
帯域の異なる放送電波を増幅するための複数の増幅部と、
増幅後の前記帯域の異なる放送電波を混合して出力する出力部と、
前記複数の増幅部の制御を行う第1制御部と
を備えるブースターであって、
前記複数の増幅部の少なくとも一の増幅部は、複数の上限周波数制限処理部を有し、
前記第1制御部は、前記複数の上限周波数制限処理部のうち選択された上限周波数制限処理部に前記一の増幅部が増幅した放送電波の上限周波数制限処理を行わせると共に、前記出力部から出力する混合電波に前記選択に関する情報を重畳するブースターと、
前記混合電波の処理を行う複数の周波数復元処理部と、
前記選択に関する情報に基づいて、前記混合電波に含まれる帯域の異なる放送電波の処理を行う周波数復元処理部を決定する第2制御部とを含む分波器と
を備えることを特徴とする。
上記のように構成された本発明に係るブースター、分波器、及び放送受信システムによれば、設備の上限周波数に制限されることなく放送電波の広帯域化に対応することが可能となる。
本発明の実施形態に係る放送受信システムの概略的な構成図である。 本発明の第1実施形態に係るブースターの構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るブースターにより上限周波数制限処理された後の混合電波の中間周波数帯域を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る分波器の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る分波器により周波数復元処理された後の混合電波の中間周波数帯域を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るブースターの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るブースターにより上限周波数制限処理された後の混合電波の周波数帯域を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る分波器の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る分波器により周波数復元処理された後の混合電波の周波数帯域を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る放送受信システムの概略的な構成図である。放送受信システム100は、左旋偏波受信用パラボラアンテナ110と、右旋偏波受信用パラボラアンテナ111と、地上波受信用アンテナ112と、受信した放送電波を増幅するブースター101と、集合住宅114内の各家庭116内に配置される分配器120と、壁面テレビ端子122と、分波器201とを備える。また、図1には、分波器201に接続されるスーパーハイビジョン対応テレビ124を併せて示す。なお、図1は、左旋偏波受信用パラボラアンテナ110と、ブースター101と、分波器201以外は、既存の放送受信システムの設備をそのまま用いた例を示している。
左旋偏波受信用パラボラアンテナ110、及び右旋偏波受信用パラボラアンテナ111は、それぞれ個別のパラボラ反射器を有し、異なる放送電波を受信するアンテナである。左旋偏波とは、電波の進行方向に向かって左回りに電界及び磁界が回転する電波をいい、パラボラアンテナ110は左旋偏波を受信可能に設計されたアンテナである。右旋偏波は、同様に右回りに電界及び磁界が回転する電波をいい、パラボラアンテナ111は右旋偏波を受信可能に設計されたアンテナである。なお、パラボラアンテナ110,111は、共通のパラボラ反射器を有する1台のアンテナとして構成することも可能である。
地上波受信用アンテナ112は、UHF帯の放送電波を受信するためのいわゆる八木アンテナであり、簡易な構成で指向性と利得を得ることができる。地上波受信用アンテナ112は、指向性及び利得を向上させるための導波器と、輻射器と、反射器とを備える。
ブースター101は、アンテナ110乃至112により受信した放送電波を増幅し、各家庭116に送信する役割を果たす。なお、ブースター101の構成及び機能については後ほど詳述する。
ブースター101により増幅され混合された混合電波は、集合住宅114内で各家庭116に配信される。各家庭116に供給された混合電波は、まず分配器120により必要な数の混合電波に分配される。例えば、分配器120により居間、和室、寝室、及び子供部屋の各部屋に混合電波を分配することが可能となる。
壁面テレビ端子122は、分配器120により各部屋に分配された混合電波を各部屋から出力可能とするために壁面に設けられた端子である。壁面テレビ端子122からの混合電波は、通常75Ωの特性インピーダンスを有する同軸ケーブルを経由して分波器201に供給される。
分波器201は、壁面テレビ端子122からの混合電波をBS/CS放送の電波と、地上波放送の電波とに分波して出力する。なお、分波器201の構成及び機能については後ほど詳述する。
スーパーハイビジョン対応テレビ124は、分波器201からの左旋偏波及び右旋偏波の衛星放送電波を入力することにより、最大で水平画素数7680、垂直画素数4320の高精細画像を映し出すことができるテレビである。スーパーハイビジョン対応テレビ124は、例えば液晶テレビにより構成することができる。なお、スーパーハイビジョン対応テレビ124は、左旋偏波及び右旋偏波の衛星放送電波の他に、地上波放送の電波(UHF帯)を入力することにより、更に地上波放送を映し出すように構成してもよい。
また、スーパーハイビジョン対応テレビ124は、スーパーハイビジョンに対応したビデオ録画機であっても構わない。ビデオ録画機とは、Blu−ray(登録商標)Discレコーダ又はDVD(登録商標)レコーダ等である。ビデオ録画機は、分波器201から左旋偏波及び右旋偏波の衛星放送電波を入力することにより、スーパーハイビジョン放送の録画再生に対応させることが可能であり、地上波放送の電波(UHF帯)を入力することにより、更に地上波放送の録画再生に対応させてもよい。
次にブースター101について詳細に説明する。ブースター101は、受信した放送電波を増幅して各家庭116に送信する役割を果たす。本実施形態のブースター101の構成を図2に示す。
図2に示すブースター101は、入力部130において、パラボラアンテナ110から左旋偏波の放送電波を受信する。本実施形態において、この左旋偏波の放送電波は、中間周波数が2.1〜2.6GHzの「衛星1」放送電波と、2.6〜3.2GHzの「衛星2」放送電波とを含むものとする。入力部130において受信した左旋偏波の放送電波は、ハイパスフィルタ136において2.1GHz以下の成分がカットされた後、第1増幅部149に入力される。
第1増幅部149に入力された左旋偏波の放送電波は、増幅器150において増幅された後、スイッチ156により第1接点158、第2接点160、第3接点162の何れかに接続され、選択された接点に対応する上限周波数制限処理部に入力される。このスイッチ156における切り替えの選択は、利用者からの指示に基づいて制御部113が切り替え制御を行う。
利用者は、本実施形態のブースター101が設置される集合住宅114の設備が3.2GHzまでの帯域に対応していることを確認した場合、増幅器150の出力が第1接点158と接続されるようにスイッチ156の制御を行う。これにより増幅器150で増幅された放送電波がバンドパスフィルタ172を通ることにより3.2GHz以上及び2.1GHz以下のノイズ成分がカットされ、左旋偏波の全帯域(2.1〜3.2GHz)が出力部198に出力される。集合住宅114の設備が3.2GHzまでの帯域に対応している場合、2.1〜2.6GHzの「衛星1」の放送電波、及び2.6〜3.2GHzの「衛星2」の放送電波は、共に周波数変換することなくブースター101から出力しても問題なく伝送することができるからである。
また利用者は、本実施形態のブースター101が設置される集合住宅114の設備が2.1GHz以上の帯域に対応しておらず、且つ2.1〜2.6GHzの「衛星1」放送を視聴したいと考えた場合、スイッチ156を切り替えて、増幅器150の出力が第2接点160と接続されるように制御を行う。これにより、増幅器150の出力のうち、2.6GHz以下の成分がまずローパスフィルタ174により抽出される。次に抽出された放送電波は、局部発振器188(局部発振周波数500〜600MHz)を有する周波数変換部186により約550MHzだけ周波数が低くなるように周波数変換された後、出力部198に出力される。この周波数変換により、「衛星1」の放送電波は、1.55〜2.05GHzの中間周波数帯域を有するようになり、2.1GHz以下の周波数にしか対応していない設備を用いて所望の信号伝送を行うことができるようになる。
また利用者は、本実施形態のブースター101が設置される集合住宅114の設備が2.1GHz以上の帯域に対応しておらず、且つ2.6〜3.2GHzの「衛星2」放送を視聴したいと考えた場合、スイッチ156を切り替えて、増幅器150の出力が第3接点162と接続されるように制御を行う。これにより、増幅器150の出力のうち、2.6GHz以上の成分がまずハイパスフィルタ176により抽出される。次に抽出された放送電波は、局部発振器192(局部発振周波数1.5〜1.6GHz)を有する周波数変換部190により約1.55GHzだけ周波数が低くなるように周波数変換された後、出力部198に出力される。この周波数変換により、「衛星2」の放送電波は、1.05〜1.65GHzの帯域を有するようになり、2.1GHz以下にしか対応していない設備を用いて所望の信号伝送を行うことができるようになる。
次に、ブースター101における右旋偏波の放送電波の処理について述べる。
図2に示すブースター101は、入力部132において、パラボラアンテナ111から右旋偏波の放送電波を受信する。本実施形態において、この右旋偏波の放送電波は、中間周波数が1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波と、1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波とを含むものとする。入力部132において受信した右旋偏波の放送電波は、スイッチ146を経由してハイパスフィルタ140に入力される。そして、右旋偏波の放送電波は、ハイパスフィルタ140において1.0GHz以下の成分がカットされた後、第2増幅部151に入力される。
第2増幅部151に入力された右旋偏波の放送電波は、増幅器152において増幅された後、スイッチ164により第1接点166、第2接点168、第3接点170の何れかに接続され、選択された接点に対応する上限周波数制限処理部に入力される。このスイッチ164における切り替えの選択は、利用者からの指示に基づいて制御部113が切り替え制御を行う。なお、スイッチ164における切り替えは、スイッチ156における切換と連動して行われる。すなわち、スイッチ156において第1接点158が選択された場合には、スイッチ164においても第1接点166が選択される。同様にスイッチ156において第2接点160、第3接点162が選択された場合には、スイッチ164においてもそれぞれ第2接点168、第3接点170が選択される。
スイッチ164において第1接点166が選択された場合、増幅器152で増幅された放送電波がバンドパスフィルタ178を通ることにより2.1GHz以上及び1.0GHz以下のノイズ成分がカットされ、右旋偏波の全帯域(1.0〜2.1GHz)が出力される。すなわち、1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波と、1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波とが周波数変換されることなく出力部198に出力される。
また、スイッチ164において第2接点168が選択された場合、ローパスフィルタ180において増幅器152からの放送電波のうち、1.5GHz以下の成分が抽出される。すなわち、増幅器152で増幅された放送電波のうち、1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波のみが出力部198に出力される。
また、スイッチ164において第3接点170が選択された場合、増幅器152からの放送電波のうち、1.5GHz以上の成分がハイパスフィルタ182により抽出される。すなわち、増幅器152で増幅された放送電波のうち、1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波のみが出力部198に出力される。
なお、本実施形態では地上波放送の利用を想定していないが、地上波受信用アンテナ112が放送電波(UHF帯)を受信する場合には、入力部134から入力された地上波放送の電波がスイッチ148を経由してバンドパスフィルタ144に入力される。バンドパスフィルタ144において、770MHz以上及び470MHz以下のノイズ成分がカットされた後、増幅器154で放送電波が増幅される。最後に、再度バンドパスフィルタ184でノイズ除去された後、出力部198からUHF帯の放送電波が出力される。
なお、本実施形態では、右旋偏波を右旋偏波受信用パラボラアンテナ111が受信して、ブースター101の入力部132に供給するように構成したが、この態様には限定されない。左旋偏波及び右旋偏波の双方が入力部130に供給されるように構成してもよい。この場合、スイッチ146が図2の状態から切り替えられ、入力部130に入力された放送電波のうち、2.1GHz以下の成分がローパスフィルタ138、及びスイッチ146を経由してハイパスフィルタ140に入力されるように構成してもよい。
また、本実施形態では、地上波放送の電波(UHF帯)を地上波受信用アンテナ112が受信して、ブースター101の入力部134に供給するように構成したが、この態様には限定されない。右旋偏波及び地上波放送の電波(UHF帯)の双方が入力部132に供給されるように構成してもよい。この場合、スイッチ148が図2の状態から切り替えられ、入力部132に入力された放送電波のうち1.0GHz以下の成分が、スイッチ146、ローパスフィルタ142、及びスイッチ148を経由してバンドパスフィルタ144に入力されるように構成してもよい。
また、入力部130に入力される放送電波が地上波放送の電波(UHF帯)を含み、ローパスフィルタ138、スイッチ146、ローパスフィルタ142及びスイッチ148を経由してバンドパスフィルタ144に入力されるように構成してもよい。
なお、本願発明のブースターにおける上限周波数制限処理部は、例えば、スイッチ156における第1接点158が選択された場合のように、ノイズカット用のバンドパスフィルタ172のみを通過させて出力するものも含むものとする。この場合、「フィルタ処理による放送電波の選択及び周波数変換を必要としない」という上限周波数制限処理の選択肢の一つが行われたものと考える。
制御部113は、スイッチ156及び164において選択した接点についての選択情報信号194を増幅器196経由で混合電波に重畳する。選択情報信号194は、例えば2ビットのデジタル信号とすることができる。すなわち、第1接点158,166が選択された場合に選択情報信号194を“01”とし、第2接点160,168が選択された場合に選択情報信号194を“10”とし、第3接点162,170が選択された場合に選択情報信号194を“11”とすることができる。なお、上記接点番号と選択情報信号の組み合わせが任意に選択可能であることは勿論である。
図3は、ブースター101により周波数変換された後の混合電波における、各放送電波の中間周波数帯域を示す図である。
図3の最上段には、スイッチ156及び164において、第1接点158,166を選択した場合のブースター101が出力する混合電波の周波数帯域を示している。先述のように、第1接点158,166を選択した場合には、各電波の中間周波数は変換されることなく出力部198から出力される。従って、図3に示すように、中間周波数1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波、1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波、2.1〜2.6GHzの「衛星1」放送電波、及び2.6〜3.2GHzの「衛星2」放送電波が混合された電波が出力部198から出力される。
図3の第2段目には、スイッチ156及び164において、第2接点160,168を選択した場合のブースター101が出力する混合電波の周波数帯域を示している。先述のように、第2接点160,168を選択した場合には、左旋偏波においては「衛星1」放送電波のみが選択され、周波数変換されて出力部198から出力される。また、右旋偏波においては「BS」放送電波のみが選択され、周波数変換されずに出力部198から出力される。その結果、第2接点160,168を選択した場合には、中間周波数1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波、及び1.55〜2.05GHzの「衛星1」放送電波が混合された電波が出力部198から出力される。
図3の第3段目には、スイッチ156及び164において、第3接点162,170を選択した場合のブースター101が出力する混合電波の周波数帯域を示している。先述のように、第3接点162,170を選択した場合には、左旋偏波においては「衛星2」放送電波のみが選択され、周波数変換されて出力部198から出力される。また、右旋偏波においては「CS」放送電波のみが選択され、周波数変換されずに出力部198から出力される。その結果、第3接点162,170を選択した場合には、中間周波数1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波、及び1.05〜1.65GHzの「衛星2」放送電波が混合された電波が出力部198から出力される。
次に分波器201について詳細に説明する。分波器201は、ブースター101からの混合電波を、左旋偏波及び右旋偏波から成る衛星放送電波と、UHF帯の地上波放送電波とに分波して出力する役割を果たす。また、分波器201は、混合電波に含まれる選択情報信号を検出し、その結果に基づいて分波器201内のスイッチ256の制御を行う。本実施形態の分波器201の構成を図4に示す。
図4に示す分波器201は、入力部230において、ブースター101から混合電波が入力される。この混合電波にUHF帯の地上波放送電波が含まれる場合、当該信号は、ローパスフィルタ236により770MHz以下の周波数の信号として抽出された後、地上波放送出力部299に出力される。
また、混合電波には、先述のように、1.0GHz以上の衛星放送用電波が含まれる。この衛星放送用電波は、ハイパスフィルタ240により1.0GHz以下のノイズ成分が除去された後、スイッチ256の第1接点258、第2接点260、又は第3接点262のいずれかに接続されて、選択された接点に対応した周波数復元処理がなされる。
制御部213は、混合電波に含まれる選択情報信号に基づいて、スイッチ256のいずれの接点と接続するかを決定する。例えば、選択情報信号が“01”である場合、制御部213はスイッチ256が第1接点258と接続するように制御を行う。選択情報信号が“10”である場合、制御部213はスイッチ256が第2接点260と接続するように制御を行う。同様に選択情報信号が“11”である場合、制御部213はスイッチ256が第3接点262と接続するように制御を行う。
スイッチ256が第1接点258と接続されている場合、ハイパスフィルタ240通過後の放送電波は、1.0GHz以上の全帯域の信号が衛星放送出力部298に出力される。スイッチ256の第1接点258が選択されるのは、ブースター101において第1接点158,166が選択されていた場合である。この場合、ブースター101からの中間周波数1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波、1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波、2.1〜2.6GHzの「衛星1」放送電波、及び2.6〜3.2GHzの「衛星2」放送電波がそのまま衛星放送出力部298から出力される。
スイッチ256が第2接点260と接続されている場合、ブースター101においては第2接点160,168が選択されている。ハイパスフィルタ240を通過した1.0GHz以上の放送電波のうち、ローパスフィルタ273を通過する1.5GHz以下の信号は周波数変換されずに衛星放送出力部298に出力される。すなわち、ブースター101からの混合電波に含まれる中間周波数1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波は周波数変換されずに出力される。また、ハイパスフィルタ274を通過した1.5GHz以上の放送電波は、局部発振器288を有する周波数変換部286により約550MHzだけ周波数が高くなるように周波数変換され、衛星放送出力部298に出力される。すなわち、ブースター101からの混合電波に含まれる1.55〜2.05GHzの「衛星1」放送電波は、2.1〜2.6GHzの中間周波数帯域の電波に変換され、衛星放送出力部298に出力される。
スイッチ256が第3接点262と接続されている場合、ブースター101においては第3接点162,170が選択されている。ハイパスフィルタ240を通過した1.0GHz以上の放送電波のうち、ハイパスフィルタ275を通過する1.5GHz以上の信号は周波数変換されずに衛星放送出力部298に出力される。すなわち、ブースター101からの混合電波に含まれる中間周波数1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波は周波数変換されずに出力される。また、ローパスフィルタ276を通過した1.5GHz以下の放送電波は、局部発振器292を有する周波数変換部290により約1550MHzだけ周波数が高くなるように周波数変換され、衛星放送出力部298に出力される。すなわち、ブースター101からの混合電波に含まれる1.05〜1.65GHzの「衛星2」放送電波は、2.6〜3.2GHzの中間周波数帯域の電波に変換され、衛星放送出力部298に出力される。
なお、本願発明の分波器における周波数復元処理部は、例えば、スイッチ256において第1接点258が選択された場合のように、フィルタ及び周波数変換部を通過させずに出力するものも含むものとする。この場合、「フィルタ処理による放送電波の選択及び周波数変換を必要としない」という周波数復元処理の選択肢の一つが行われたものと考える。
図5は、分波器201により周波数変換された出力電波における、各放送電波の中間周波数帯域を示す図である。
図5の最上段には、スイッチ256において、第1接点258を選択した場合の分波器201が出力する出力電波の周波数帯域を示している。先述のように、第1接点258を選択した場合には、各電波の中間周波数は変換されることなく衛星放送出力部298から出力される。従って、図5に示すように、中間周波数1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波、1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波、2.1〜2.6GHzの「衛星1」放送電波、及び2.6〜3.2GHzの「衛星2」放送電波が混合された電波が衛星放送出力部298から出力される。
図5の第2段目には、スイッチ256において、第2接点260を選択した場合の分波器201が出力する出力電波の周波数帯域を示している。第2接点260を選択した場合に、ハイパスフィルタ274により抽出される1.5GHz以上の放送電波は「衛星1」放送電波のみであり、周波数変換されて衛星放送出力部298から出力される。また、ローパスフィルタ273により抽出される1.5GHz以下の放送電波は「BS」放送電波のみであり、周波数変換されずに衛星放送出力部298から出力される。その結果、第2接点260を選択した場合には、中間周波数1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波、及び2.1〜2.6GHzの「衛星1」放送電波が混合された電波が衛星放送出力部298から出力される。
図5の第3段目には、スイッチ256において、第3接点262を選択した場合の分波器201が出力する出力電波の周波数帯域を示している。第3接点262を選択した場合に、ローパスフィルタ276により抽出される1.5GHz以下の放送電波は「衛星2」放送電波のみであり、周波数変換されて衛星放送出力部298から出力される。また、ハイパスフィルタ275により抽出される1.5GHz以上の放送電波は「CS」放送電波のみであり、周波数変換されずに衛星放送出力部298から出力される。その結果、第3接点262を選択した場合には、中間周波数1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波、及び2.6〜3.2GHzの「衛星2」放送電波が混合された電波が衛星放送出力部298から出力される。
このように、本実施形態のブースター101、分波器201、及び放送受信システム100によれば、放送電波に対して上限周波数制限処理、及び周波数復元処理を行うことにより、設備内を伝送する電波の周波数を下げることができる。
また、本実施形態のブースター101、分波器201、及び放送受信システム100によれば、放送電波に対する上限周波数制限処理として、中間周波数を下げるための周波数変換を行うように構成した。これにより設備内を伝送する電波の周波数を2.1GHz以下とすることができる。
また、本実施形態のブースター101、分波器201、及び放送受信システム100によれば、放送電波に対する上限周波数制限処理として、所定帯域の放送電波のみを選択するためのフィルタ処理を行うようにした。これにより設備内を伝送する電波の周波数を2.1GHzとすることができる。
以上述べたように、本実施形態のブースター101、分波器201、及び放送受信システム100によれば、集合住宅114等の設備が2.1GHz以上の中間周波数に対応していない場合にも、ブースター101及び分波器201のみを交換することにより、設備内を伝送する電波の周波数を2.1GHz以下とすることができる。これにより、既存の放送受信システムを最大限に利用したスーパーハイビジョンの視聴が可能となる。
以下、本発明に係る第2実施形態について、図面を参照して説明する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る放送受信システム300は、図1に示す第1実施形態に係る放送受信システム100のブースター101及び分波器201を、ブースター301及び分波器401に置き換えたものであり、その他の構成に差異は無い。従って、以下の説明においても、ブースター301及び分波器401の構成及び動作に絞って説明する。
ブースター301は、受信した放送電波を増幅して各家庭116に送信する役割を果たす。本実施形態のブースター301の構成を図6に示す。
図6に示すブースター301は、入力部330において、パラボラアンテナ110から左旋偏波の放送電波を受信する。本実施形態において、この左旋偏波の放送電波は、中間周波数が2.1〜2.6GHzの「衛星1」放送電波と、2.6〜3.2GHzの「衛星2」放送電波とを含むものとする。入力部330において受信した左旋偏波の放送電波は、ハイパスフィルタ336において2.1GHz以下の成分がカットされた後、第4増幅部349に入力される。
第4増幅部349に入力された左旋偏波の放送電波は、増幅器350において増幅され、バンドパスフィルタ372で3.2GHz以上及び2.1GHz以下のノイズ成分が除去される。そして左旋偏波の放送電波は、スイッチ356により第4接点358、第5接点360の何れかに接続され、選択された接点に対応する上限周波数制限処理部に入力される。このスイッチ356における切り替えの選択は、利用者からの指示に基づいて制御部313が切り替え制御を行う。
利用者は、本実施形態のブースター301が設置される集合住宅114の設備が3.2GHzまでの帯域に対応していることを確認した場合、バンドパスフィルタ372の出力が第4接点358と接続するようにスイッチ356の制御を行う。これにより増幅器350で増幅され、バンドパスフィルタ372でノイズ成分がカットされた左旋偏波の全帯域(2.1〜3.2GHz)が出力部398に出力される。集合住宅114の設備が3.2GHzまでの帯域に対応している場合、2.1〜2.6GHzの「衛星1」の放送電波、及び2.6〜3.2GHzの「衛星2」の放送電波は、共に周波数変換することなくブースター301から出力しても問題なく伝送することができるからである。
また利用者は、本実施形態のブースター301が設置される集合住宅114の設備が2.6GHzまでの帯域に対応していることを確認した場合、スイッチ356を切り替えて、バンドパスフィルタ372の出力が第5接点360と接続されるように制御を行う。これにより、バンドパスフィルタ372の出力は、局部発振器388(局部発振周波数400〜460MHz)を有する周波数変換部386により約430MHzだけ周波数が低くなるように周波数変換された後、出力部398に出力される。この周波数変換により、「衛星1」の放送電波は、1.67〜2.17GHzの中間周波数帯域を有するようになり、「衛星2」の放送電波は、2.17〜2.77GHzの中間周波数帯域を有するようになる。これにより2.6GHzまでの周波数に対応している設備を用いて概ね所望の信号伝送を行うことができるようになる。
次に、ブースター301における右旋偏波の放送電波の処理について述べる。
図6に示すブースター301は、入力部332において、パラボラアンテナ111から右旋偏波の放送電波を受信する。本実施形態において、この右旋偏波の放送電波は、中間周波数が1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波と、1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波とを含むものとする。入力部332において受信した右旋偏波の放送電波は、スイッチ346を経由してハイパスフィルタ340に入力される。そして、右旋偏波の放送電波は、ハイパスフィルタ340において1.0GHz以下のノイズ成分がカットされた後、第5増幅部351に入力される。
第5増幅部351に入力された右旋偏波の放送電波は、増幅器352において増幅され、バンドパスフィルタ378で2.1GHz以上及び1.0GHz以下のノイズ成分が除去される。そして右旋偏波の放送電波は、スイッチ364により第4接点366、第5接点368の何れかに接続され、選択された接点に対応する上限周波数制限処理部に入力される。このスイッチ364における切り替えの選択は、利用者からの指示に基づいて制御部313が切り替え制御を行う。なお、スイッチ364における切り替えは、スイッチ356における切換と連動して行われる。すなわち、スイッチ356において第4接点358が選択された場合には、スイッチ364においても第4接点366が選択される。同様にスイッチ356において第5接点360が選択された場合には、スイッチ364においても第5接点368が選択される。
スイッチ364において第4接点366が選択された場合、右旋偏波の放送電波は、増幅器352で増幅され、バンドパスフィルタ378でノイズカットされた後、全帯域(1.0〜2.1GHz)が出力される。すなわち、1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波と、1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波とが周波数変換されることなく出力部398に出力される。
一方、スイッチ364において第5接点368が選択された場合、バンドパスフィルタ378の出力は、局部発振器388(局部発振周波数400〜460MHz)を有する周波数変換部390により約430MHzだけ周波数が低くなるように周波数変換された後、出力部398に出力される。この周波数変換により、「BS」の放送電波は、0.57〜1.07GHzの中間周波数帯域を有するようになり、「CS」の放送電波は、1.07〜1.67GHzの中間周波数帯域を有するようになる。
次に、ブースター301における地上波の放送電波の処理について述べる。
地上波受信用アンテナ112が放送電波(UHF帯)を受信すると、入力部334から入力された放送電波がスイッチ348を経由してバンドパスフィルタ344に入力される。バンドパスフィルタ344において、770MHz以上及び470MHz以下のノイズ成分がカットされた後、第6増幅部353の増幅器354で放送電波が増幅される。最後に、再度バンドパスフィルタ384でノイズ除去された後、出力部398からUHF帯の放送電波が出力される。
なお、スイッチ356において第5接点360が選択され、スイッチ364において第5接点368が選択されている場合、先述のように左旋偏波及び右旋偏波の放送電波は約430MHzだけ周波数が低くなるように周波数変換される。例えば1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波は、570〜1070MHzの周波数に変換される。従って、570MHz以上の地上波放送と「BS」放送電波とが混信する可能性がある。従ってスイッチ356において第5接点360を選択し、スイッチ364において第5接点368を選択する場合には、地上波放送を約560MHz以下の放送周波数に制限して使用する必要がある。
従って、第6増幅部353内に帯域の異なるバンドパスフィルタを更に設け、例えば第5接点が選択されている場合には、565MHz以下の周波数の地上波放送電波しか出力しないように構成してもよい。
なお、本実施形態では、右旋偏波を右旋偏波受信用パラボラアンテナ111が受信して、ブースター301の入力部332に供給するように構成したが、この態様には限定されない。左旋偏波及び右旋偏波の双方が入力部330から供給されるように構成してもよい。この場合、スイッチ346が図6の状態から切り替えられ、入力部330に入力された放送電波のうち、2.1GHz以下の成分がローパスフィルタ338、及びスイッチ346を経由してハイパスフィルタ340に入力されるように構成してもよい。
また、本実施形態では、地上波放送の電波(UHF帯)を地上波受信用アンテナ112が受信して、ブースター301の入力部334に供給するように構成したが、この態様には限定されない。右旋偏波及び地上波放送の電波(UHF帯)の双方が入力部332から供給されるように構成してもよい。この場合、スイッチ348が図6の状態から切り替えられ、入力部332に入力された放送電波のうち1.0GHz以下の成分が、スイッチ346、ローパスフィルタ342、及びスイッチ348を経由してバンドパスフィルタ344に入力されるように構成してもよい。
また、入力部330に入力される放送電波が地上波放送の電波(UHF帯)を含み、ローパスフィルタ338、スイッチ346、ローパスフィルタ342及びスイッチ348を経由してバンドパスフィルタ344に入力されるように構成してもよい。
制御部313は、スイッチ356及び364において選択した接点についての選択情報信号394を増幅器396経由で混合電波に重畳する。選択情報信号394は、例えば2ビットのデジタル信号とすることができる。すなわち、第4接点358,366が選択された場合に選択情報信号394を“01”とし、第5接点360,368が選択された場合に選択情報信号394を“10”とすることができる。なお、上記接点番号と選択情報信号の組み合わせが任意に選択可能であることは勿論である。
なお、本願発明のブースターにおける上限周波数制限処理部は、例えば、スイッチ356における第4接点358が選択された場合のように、フィルタ又は周波数変換部を通過させずに出力するものも含むものとする。この場合、「フィルタ処理による放送電波の選択及び周波数変換を必要としない」という上限周波数制限処理の選択肢の一つが行われたものと考える。
図7は、ブースター301により周波数変換された後の混合電波における、各放送電波の周波数帯域を示す図である。
図7の最上段には、スイッチ356及び364において、第4接点358,366を選択した場合のブースター301が出力する混合電波の周波数帯域を示している。先述のように、第4接点358,366を選択した場合には、各電波の周波数は変換されることなく出力部398から出力される。従って、図7に示すように、470〜770MHzの「地上波」放送電波、中間周波数1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波、1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波、2.1〜2.6GHzの「衛星1」放送電波、及び2.6〜3.2GHzの「衛星2」放送電波が混合された電波が出力部398から出力される。
図7の第2段目には、スイッチ356及び364において、第5接点360,368を選択した場合のブースター301が出力する混合電波の周波数帯域を示している。先述のように、第5接点360,368を選択した場合には、左旋偏波である「衛星1」放送電波、「衛星2」放送電波は周波数変換されて出力部398から出力される。また、右旋偏波である「BS」放送電波、「CS」放送電波についても周波数変換され出力部398から出力される。その結果、470〜770MHzの「地上波」放送電波、中間周波数0.57〜1.07GHzの「BS」放送電波、1.07〜1.67GHzの「CS」放送電波、1.67〜2.17GHzの「衛星1」放送電波、及び2.17〜2.77GHzの「衛星2」放送電波が混合された電波が出力部398から出力される。
次に分波器401について詳細に説明する。分波器401は、ブースター301からの混合電波を、左旋偏波及び右旋偏波から成る衛星放送電波と、UHF帯の地上波放送電波とに分波して出力する役割を果たす。また、分波器401は、混合電波に含まれる選択情報信号を検出し、その結果に基づいて分波器401内のスイッチ456,464の制御を行う。本実施形態の分波器401の構成を図8に示す。
図8に示す分波器401は、入力部430において、ブースター301からの混合電波が入力される。まず、地上波放送電波の処理について説明する。この混合電波には、先述のようにUHF帯の地上波放送電波が含まれる。このUHF帯の地上波放送電波は、スイッチ456の第4接点458、又は第5接点460のいずれかに接続されて、周波数復元処理がなされる。
制御部413は、混合電波に含まれる選択情報信号に基づいて、スイッチ456のいずれの接点と接続するかを決定する。例えば、選択情報信号が“01”である場合、制御部413はスイッチ456が第4接点458と接続するように制御を行う。選択情報信号が“10”である場合、制御部413はスイッチ456が第5接点460と接続するように制御を行う。
スイッチ456が第4接点458と接続される場合、入力部430から入力されたブースター301からの混合電波は、ローパスフィルタ474において770MHz以上のノイズ成分がカットされて地上波放送出力部499に出力される。スイッチ456の第4接点458が選択されるのは、ブースター301において第4接点358,366が選択されていた場合である。この場合、ブースター301からの混合電波に含まれる470〜770MHzの「地上波」放送電波が周波数変換されることなく地上波放送出力部499から出力される。
スイッチ456が第5接点460と接続される場合、入力部430から入力されたブースター301からの混合電波は、ローパスフィルタ476において565MHz以上のノイズ成分がカットされて地上波放送出力部499に出力される。スイッチ456の第5接点460が選択されるのは、ブースター301において第5接点360,368が選択されていた場合である。この場合、ブースター301からの混合電波に含まれる470〜565MHzの「地上波」放送電波が周波数変換されることなく地上波放送出力部499から出力される。
なお、先述のようにブースター301において第5接点368が選択された場合、「BS」放送電波と地上波放送電波とが混信しないように地上波放送の周波数を560MHz以下に制限している。従って、ローパスフィルタ476においても565MHz以下の信号を抽出すればよく、それ以上の周波数成分をノイズとして除去している。
次に、衛星放送電波の処理について説明する。この混合電波には、先述のように「BS」放送電波、「CS」放送電波、「衛星1」放送電波、及び「衛星2」放送電波が含まれる。これらの衛星放送電波は、スイッチ464の第4接点466、又は第5接点468のいずれかに接続されて、周波数処理がなされる。
制御部413は、混合電波に含まれる選択情報信号に基づいて、スイッチ464のいずれの接点と接続するかを決定する。例えば、選択情報信号が“01”である場合、制御部413はスイッチ464が第4接点466と接続するように制御を行う。選択情報信号が“10”である場合、制御部413はスイッチ464が第5接点468と接続するように制御を行う。なお、スイッチ464の切り替えは、スイッチ456の切り替えと連動して行う。すなわち、スイッチ456が第4接点458と接続している場合には、スイッチ464も第4接点466と接続する。一方、スイッチ456が第5接点460と接続している場合には、スイッチ464も第5接点468と接続する。
スイッチ464が第4接点466と接続される場合、入力部430から入力されたブースター301からの混合電波は、ハイパスフィルタ480において1.0GHz以上の放送電波が抽出されて衛星放送出力部498に出力される。スイッチ464の第4接点466が選択されるのは、ブースター301において第4接点358,366が選択されていた場合である。この場合、ブースター301からの混合電波に含まれる「BS」放送電波、「CS」放送電波、「衛星1」放送電波、及び「衛星2」放送電波が周波数変換されることなく衛星放送出力部498から出力される。
スイッチ464が第5接点468と接続される場合、入力部430から入力されたブースター301からの混合電波は、ハイパスフィルタ482において565MHz以上の放送電波が抽出される。そして、混合電波は、更に局部発振器488(局部発振周波数400〜460MHz)を有する周波数変換部486により約430MHzだけ周波数が高くなるように周波数変換されて衛星放送出力部498に出力される。スイッチ464の第5接点468が選択されるのは、ブースター301において第5接点360,368が選択されていた場合である。この場合も、ブースター301からの混合電波に含まれる「BS」放送電波、「CS」放送電波、「衛星1」放送電波、及び「衛星2」放送電波が衛星放送出力部498から出力される。
図9は、分波器401により周波数変換された出力電波における、各放送電波の周波数帯域を示す図である。
図9の最上段には、スイッチ456,464において、第4接点458,466を選択した場合の分波器401が出力する出力電波の周波数帯域を示している。先述のように、第4接点458,466を選択した場合には、各電波の周波数は変換されることなく衛星放送出力部498及び地上波放送出力部499から出力される。従って、図9に示すように、中間周波数1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波、1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波、2.1〜2.6GHzの「衛星1」放送電波、及び2.6〜3.2GHzの「衛星2」放送電波が混合された電波が衛星放送出力部498から出力される。また、470〜770MHzの地上波放送電波が地上波放送出力部499から出力される。
図9の第2段目には、スイッチ456,464において、第5接点460,468を選択した場合の分波器401が出力する出力電波の周波数帯域を示している。先述のように、第5接点460,468を選択した場合にも、470〜565MHzの地上波放送電波は周波数変換されることなく地上波放送出力部499から出力される。また、「BS」放送電波、「CS」放送電波、「衛星1」放送電波、及び「衛星2」放送電波については、約430MHzだけ周波数が高くなるように周波数変換された後に衛星放送出力部498から出力される。従って、図9に示すように、中間周波数1.0〜1.5GHzの「BS」放送電波、1.5〜2.1GHzの「CS」放送電波、2.1〜2.6GHzの「衛星1」放送電波、及び2.6〜3.2GHzの「衛星2」放送電波が混合された電波が衛星放送出力部498から出力される。
このように、本実施形態のブースター301、分波器401、及び放送受信システム300によれば、放送電波に対して上限周波数制限処理、及び周波数復元処理を行うことにより、設備内を伝送する電波の周波数を下げることができる。
また、本実施形態のブースター301、分波器401、及び放送受信システム300によれば、放送電波に対する上限周波数制限処理として、中間周波数を下げるための周波数変換を行うようにした。これにより設備内を伝送する電波の周波数を概ね2.6GHz以下とすることができる。
以上述べたように、本実施形態のブースター301、分波器401、及び放送受信システム300によれば、集合住宅114等の設備が2.6GHz以上の中間周波数に対応していない場合にも、ブースター301及び分波器401のみを交換することにより、設備内を伝送する電波の周波数を概ね2.6GHz以下とすることができる。これにより、既存の放送受信システムを最大限に利用したスーパーハイビジョンの視聴が可能となる。
本発明を諸図面および実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形または修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形または修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部およびステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
100,300 放送受信システム
101,301 ブースター
110 左旋偏波受信用パラボラアンテナ
111 右旋偏波受信用パラボラアンテナ
112 地上波受信用アンテナ
113,213,313,413 制御部
114 集合住宅
116 家庭
120 分配器
122 壁面テレビ端子
124 スーパーハイビジョン対応テレビ
130,132,134,230,330,332,334,430 入力部
136,140,176,182,240,274,275,336,340,480,482 ハイパスフィルタ
138,142,174,180,236,273,276,338,342,474,476 ローパスフィルタ
144,172,178,184,344,372,378,384 バンドパスフィルタ
146,148,156,164,256,346,348,356,364,456,464 スイッチ
149 第1増幅部
150,152,154,196,350,352,354,396 増幅器
151 第2増幅部
153 第3増幅部
158,166,258 第1接点
160,168,260 第2接点
162,170,262 第3接点
186,190,286,290,386,390,486 周波数変換部
188,192,288,292,388,488 局部発振器
194,394 選択情報信号
198,398 出力部
201,401 分波器
298,498 衛星放送出力部
299,499 地上波放送出力部
349 第4増幅部
351 第5増幅部
353 第6増幅部
358,366,458,466 第4接点
360,368,460,468 第5接点

Claims (6)

  1. 帯域の異なる放送電波を増幅するための複数の増幅部と、
    増幅後の前記帯域の異なる放送電波を混合して出力する出力部と、
    前記複数の増幅部の制御を行う制御部と
    を備えるブースターであって、
    前記複数の増幅部の少なくとも一の増幅部は、複数の上限周波数制限処理部を有し、
    前記制御部は、前記複数の上限周波数制限処理部のうち選択された上限周波数制限処理部に放送電波の上限周波数制限処理を行わせると共に、前記出力部から出力する混合電波に前記選択に関する情報を重畳することを特徴とするブースター。
  2. 前記複数の上限周波数制限処理部の少なくとも一の上限周波数制限処理部は、局部発振器を含む周波数変換部を有する、請求項1に記載のブースター。
  3. 前記複数の上限周波数制限処理部の少なくとも一の上限周波数制限処理部は、当該一の上限周波数制限処理部に入力される帯域の異なる放送電波から、1又は複数の放送電波を抽出する為のフィルタ処理を行う、請求項1又は2に記載のブースター。
  4. 帯域の異なる放送電波と上限周波数制限処理の選択情報とを含む混合電波を入力する入力部と、
    前記帯域の異なる放送電波の処理を行う複数の周波数復元処理部と、
    前記選択情報に基づいて、前記帯域の異なる放送電波の処理を行う周波数復元処理部を決定する制御部と
    を備えることを特徴とする分波器。
  5. 前記複数の周波数復元処理部の少なくとも一の周波数復元処理部は、局部発振器を含む周波数変換部を有する、請求項4に記載の分波器。
  6. 帯域の異なる放送電波を増幅するための複数の増幅部と、
    増幅後の前記帯域の異なる放送電波を混合して出力する出力部と、
    前記複数の増幅部の制御を行う第1制御部と
    を備えるブースターであって、
    前記複数の増幅部の少なくとも一の増幅部は、複数の上限周波数制限処理部を有し、
    前記第1制御部は、前記複数の上限周波数制限処理部のうち選択された上限周波数制限処理部に前記一の増幅部が増幅した放送電波の上限周波数制限処理を行わせると共に、前記出力部から出力する混合電波に前記選択に関する情報を重畳するブースターと、
    前記混合電波の処理を行う複数の周波数復元処理部と、
    前記選択に関する情報に基づいて、前記混合電波に含まれる帯域の異なる放送電波の処理を行う周波数復元処理部を決定する第2制御部とを含む分波器と
    を備えることを特徴とする放送受信システム。
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