JP2016046102A - 電源装置、及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板とコネクタとの接合部分に加わる応力を低減させた電源装置、及び照明器具を提供する。【解決手段】電源装置24は、基板244と、ケース241と、コネクタ242とを備える。基板244は、外部より供給される第1電源から負荷に応じた第2電源を生成する回路部品が少なくとも実装されている。ケース241は、基板244を収納する。コネクタ242は、基板244に実装され、基板244をケース241に収納させた状態においてケース241に設けられた開口部を通して少なくとも一部がケース241の外側に突出している。また、ケース241は、上記開口部の開口端縁から外向きに突出する鍔部2414bを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に電源装置、及び照明器具に関し、より詳細には受電用のコネクタが基板に実装された電源装置、及び照明器具に関する。
従来、LEDを点灯するための電源装置が提供されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載された電源装置は、LEDに電力を供給する電源部と、電源部を駆動制御する制御部と、電源部及び制御部を収容可能なケーシングと、制御部の制御内容をケーシングの外部から書き換えるためのポートとしての第1コネクタとを備える。第1コネクタは、制御部を構成する電子部品が実装された基板に実装されており、制御部の制御内容を書き換える際には外部機器の第2コネクタが接続される。
特開2013−254598号公報
上述の特許文献1に示した電源装置では、基板との接合部分(半田部分)のみで第1コネクタが保持されており、基板の法線方向への外力が第1コネクタに加えられると上記接合部分に応力が加わり、基板と第1コネクタとが接続不良になる可能性があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されており、基板とコネクタとの接合部分に加わる応力を低減させた電源装置、及び照明器具を提供することを目的とする。
本発明の光源ユニットは、外部より供給される第1電源から負荷に応じた第2電源を生成する回路部品が少なくとも実装された基板と、前記基板を収納するケースと、前記基板に実装され、前記基板を前記ケースに収納させた状態において前記ケースに設けられた開口部を通して少なくとも一部が前記ケースの外側に突出するコネクタとを備え、前記ケースは、前記開口部の開口端縁から外向きに突出する鍔部を有していることを特徴とする。
本発明の照明器具は、上記の電源装置と、前記負荷であって、前記電源装置から供給される前記第2電源により点灯する光源とを備えていることを特徴とする。
本発明の構成によれば、基板とコネクタとの接合部分に加わる応力を低減させた電源装置、及び照明器具を提供することができるという効果がある。
本発明の実施形態に係る電源装置の下面図である。 本発明の実施形態に係る照明器具の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明器具の全体斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明器具の断面図である。 図5A及び図5Bは本発明の実施形態に係る電源装置のコネクタに外部からのコネクタを接続する動作を説明する説明図である。
本発明の実施形態に係る電源装置24、及び照明器具10について、図面を参照しながら具体的に説明する。但し、以下に説明する構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は下記の実施形態に限定されることなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
なお、以下の説明では特に断りがない限り、図4に示す向きにおいて上下・左右の各方向を規定し、さらに図4中の紙面に垂直な方向を前後方向(手前側が前側)と規定する。したがって、本実施形態では、器具本体1の長手方向が前後方向、器具本体1の短手方向(幅方向)が左右方向、器具本体1の高さ方向が上下方向となる。但し、これらの方向は照明器具10の取付方向を規定するものではない。
本実施形態の照明器具10は、図2に示すように天井直付け型の照明器具である。この照明器具10は、吊ボルト200及びナット201を用いて天井板100の下面に取り付けられる器具本体1と、器具本体1に対して着脱自在に取り付けられる光源ユニット2とを備える。
器具本体1は、板金に曲げ加工することにより、前後方向に長く且つ上面が開口する扁平な箱形に形成されている。器具本体1の上下方向における天井板100と反対側(下側)には、光源ユニット2を収容するための凹部11が器具本体1の全長に亘って設けられている。また、凹部11の左右方向における両側には、凹部11の開口端縁から延出し、且つ外側に行くほど上向きに傾斜する傾斜部12,12がそれぞれ設けられている(図4参照)。
凹部11は、前後方向に長い矩形板状に形成された底壁部111と、底壁部111の左右方向における両端から下向きに突出する一対の側壁部112,112とで矩形状に形成されている。底壁部111には、電線を通すための孔1111が前後方向に沿って複数(図2では2個)設けられるとともに、吊ボルト200を通すための孔1112が前後方向における両端寄りの位置にそれぞれ1個ずつ設けられている。
また、底壁部111には、天井板100を通して室内側に露出する電源ケーブル4が接続される端子台13が取り付けられている。この端子台13は、矩形の箱形に形成された本体部131を有し、この本体部131には、コネクタ132が先端に取り付けられた複数(図2では3本)の電源線133が接続されている。
さらに、凹部11の右側の側壁部112には、後述の引掛片41,41がそれぞれ引っ掛けられる孔1121,1121が、前後方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。また、凹部11の左側の側壁部112には、後述の引掛ばね42,42がそれぞれ引っ掛けられる引掛金具43,43が、前後方向における両端寄りの位置にそれぞれ取り付けられている。
さらに、凹部11には、各側壁部112から底壁部111に跨るように形成された開口部1122(図2では片側の開口部1122のみ図示)が、底壁部111に取り付けられた端子台13の近傍にそれぞれ設けられている。つまり、本実施形態では、凹部11の側壁部112と側壁部112から連続する傾斜部12とで囲まれる空間121(図4参照)と凹部11とが開口部1122により繋がっている。ここに、空間121は、照明器具10を長手方向に並設した場合に施工される送り配線を通すための配線空間を形成する。
器具本体1の前後方向における両端部には、図2及び図3に示すようにエンドカバー3がそれぞれ取り付けられる。各エンドカバー3は、器具本体1の前後方向における断面形状と略同じ外形形状に形成され、器具本体1の前後方向における両端部の開口を閉塞するように取り付けられる。また、各エンドカバー3は、左右方向における両端寄りの位置にノックアウト孔31,31を有している。そして、これらのノックアウト孔31,31を開けることで、空間121内を通した送り配線を外部へ引き出すことができる。
光源ユニット2は、図2及び図4に示すように、LEDモジュール22(光源)と、LEDモジュール22が取り付けられる取付部材21と、LEDモジュール22を覆うようにして取付部材21に取り付けられるカバー23とを有する。また、光源ユニット2は、LEDモジュール22に電源(第2電源)を供給する電源装置24と、天井板100を通して室内側に露出する信号ケーブル5が接続される端子台25とを有する。
LEDモジュール22は、前後方向に長い矩形板状に形成された基板221を有する。基板221の下面には、複数のLED(発光ダイオード)222が前後方向(長手方向)に沿って実装されている。また、基板221の前端部にはコネクタ(図示せず)が実装されている。そして、このコネクタと電源装置24の基板244に実装されたコネクタ2445(図1参照)との間をハーネス(図示せず)により接続することで、LEDモジュール22と電源装置24とが電気的に接続される。
取付部材21は、板金に曲げ加工することによりU字状に形成され、前後方向に長い矩形板状に形成された底面部211と、底面部211の左右方向(幅方向)における両端から上向きに突出する一対の側面部212,212とで構成される。各側面部212の先端には、円形に折り曲げることにより形成された引掛部2121が全長に亘って設けられている(図4参照)。
また、底面部211の左端部には、器具本体1の引掛金具43,43にそれぞれ引っ掛けられる引掛ばね42,42が、前後方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。さらに、底面部211の右端部には、器具本体1の孔1121,1121にそれぞれ引っ掛けられる引掛片41,41が、前後方向における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。
カバー23は、拡散性を有する材料(例えば乳白色のアクリル樹脂)からなり、前後方向に長く且つ上面(取付部材21側の面)が開口する箱形に形成されている(図2〜図4参照)。また、カバー23は、左右方向(幅方向)において両端部から中央部に近づくほど下側への突出量が大きくなるような凸レンズ形状の曲面部231を有している(図4参照)。
カバー23の左右方向における両端部には、図4に示すように、光源ユニット2を器具本体1に取り付けた状態で、上下方向において器具本体1の凹部11の開口端縁と重なる延出部232がそれぞれ設けられている。さらに、カバー23の左右方向において各延出部232の内側には、上向き(取付部材21側)に突出する突壁部233がそれぞれ全長に亘って設けられている。各突壁部233の先端(上端)には、内向きに突出する突起部2331がそれぞれ設けられている。
電源装置24は、図1、図5A及び図5Bに示すように、基板244と、基板244を収納するケース241とを有する。ケース241は、板金に曲げ加工することにより下面が開口する矩形の箱形に形成され、前後方向に長い矩形板状の底面部2411と、底面部2411の端縁から下向きに突出する4つの側面部2412〜2415とで構成される。
ケース241の左側の側面部2412には、外向きに延出する水平片2431と、水平片2431の先端から上向きに延出する鉛直片2432とでL字状に形成された延出部243が一体に設けられている。そして、側面部2412と延出部243とでU字状の溝部246(図4参照)が形成され、例えば配線スペースとして利用される。
ケース241の後側の側面部2414には、図5A及び図5Bに示すように矩形の開口部2414aが設けられている。この開口部2414aは、後述のコネクタ242の外径寸法よりもわずかに大きい開口寸法に設定されている。また、開口部2414aの上下両側の開口端縁には、後向き(外向き)に突出する鍔部2414bがそれぞれ設けられている。これらの鍔部2414bは、それぞれ先端部に近づくほど互いの間隔が狭くなるように開口部2414a側に傾斜している。
基板244は、電源ケーブル4を介して外部より供給される交流電源(第1電源)から負荷(LEDモジュール22)に応じた直流電源(第2電源)を生成する機能を有する。基板244は、前後方向(図1中の左右方向)に長い矩形板状に形成され、基板244の下面には、入力フィルタ2441、トランス2442,2444、平滑コンデンサ2443などの第2電源を生成する回路部品が実装されている。また、基板244の下面には、端子台13からのコネクタ132が接続されるコネクタ242と、LEDモジュール22との間を電気的に接続するためのコネクタ2445とが実装されている。
コネクタ242は、所謂プラグであって、コネクタ本体2421と、2本の電源端子2422と、1本のアース端子2423と、固定部2424とを有する。そして、コネクタ242は、図示しない金型内に挿入した電源端子2422、アース端子2423及び固定部2424の周りに樹脂を注入することで一体に成形される。なお、コネクタ242は、コネクタ本体2421、電源端子2422及びアース端子2423が別体で、且つコネクタ本体2421に対して電源端子2422及びアース端子2423を後から差し込む構造であってもよい。
コネクタ本体2421は、図5A及び図5Bに示すように上下方向において扁平な矩形の箱形に形成され、コネクタ本体2421の後面側には、互いに隔離された3つの凹部2421aが左右方向に並べて設けられている。右端及び中央の凹部2421aには、電源端子2422の一端側がそれぞれ配置され、各電源端子2422の他端側は、コネクタ本体2421の下面から下向きに突出している。また、左端の凹部2421aには、アース端子2423の一端側が配置され、アース端子2423の他端側は、コネクタ本体2421の下面から下向きに突出している。
また、コネクタ本体2421の下面には下向きに突出する2つの突起(図示せず)が設けられており、これらの突起を基板244に設けた孔(図示せず)に差し込むことで、基板244に対してコネクタ242が位置決めされる。そして、基板244に対してコネクタ242が位置決めされた状態では、各電源端子2422の他端側及びアース端子2423の他端側が基板244のスルーホール(図示せず)に差し込まれる。
固定部2424は、例えば金属板を打ち抜いて曲げ加工することにより、アース端子2423と一体に形成されている。この固定部2424は、中央に貫通孔(図示せず)を有する矩形の固定片2424bと、固定片2424bとアース端子2423との間を連結する連結片2424aとを備える。
また、固定部2424は、コネクタ242を一体に組み付けた状態で、電源端子2422及びアース端子2423の配列方向、すなわち左右方向においてアース端子2423と横並びに配置される。そして、固定部2424は、固定片2424bの貫通孔に通した取付ねじ245をケース241に設けたボス部(図示せず)のねじ孔にねじ込むことでケース241に固定され、且つアース端子2423とケース241とを導通させる。
一方、端子台13のコネクタ132は、所謂レセプタクルであって、図5A及び図5Bに示すようにコネクタ本体1321と、2本の電源端子(図示せず)と、1本のアース端子(図示せず)とを有する。コネクタ本体1321は、コネクタ242のコネクタ本体2421よりも一回り小さい矩形の箱形に形成され、コネクタ132をコネクタ242に接続した状態では、コネクタ本体1321の先端側がコネクタ本体2421の内部に差し込まれる。
また、コネクタ本体1321は、互いに隔離された3つの凹部1321aが左右方向に並べて設けられており、右端及び中央の凹部1321aには電源端子がそれぞれ収納され、左端の凹部1321aにはアース端子が収納される。そして、コネクタ132をコネクタ242に接続した状態では、両コネクタ132,242の電源端子同士及びアース端子同士がそれぞれ電気的に接続される。
次に、光源ユニット2の組立手順について説明する。まず最初に、作業者は、取付部材21の上面側に電源装置24を取り付けるとともに、LED222が下側を向くようにして取付部材21の底面部211の下面にLEDモジュール22を取り付ける。このとき、作業者は、例えば取付部材21の底面部211の一部を切り起こすことで形成された爪(図示せず)を用いて、取付部材21の底面部211にLEDモジュール22を固定する。
さらに、作業者は、LEDモジュール22の基板221に実装されたコネクタ(図示せず)と、電源装置24の基板244に実装されたコネクタ2445との間をハーネス(図示せず)により接続する。そして最後に、作業者は、開口側を上向きにした状態でカバー23を取付部材21に取り付ける。このとき、カバー23の各突壁部233の突起部2331が、取付部材21の対応する側面部212の引掛部2121に引っ掛かることで、カバー23が取付部材21に取り付けられる。以上のような手順に従って、光源ユニット2が組み立てられる。
続けて、照明器具10の施工手順について説明する。なお、以下では、端子台13が予め器具本体1に取り付けられているものとして説明する。
まず最初に、作業者は、天井板100を通して室内側に露出する電源ケーブル4及び信号ケーブル5をそれぞれ器具本体1の孔1111,1111に通すとともに、天井板100を通して室内側に露出する吊ボルト200,200を孔1112,1112に通す。さらに、作業者は、各吊ボルト200にワッシャー202を通した後、ナット201を各吊ボルト200にねじ込んで器具本体1を天井板100の下面に固定する。
その後、作業者は、電源ケーブル4の端部を端子台13に接続するとともに、光源ユニット2の各引掛片41を器具本体1の対応する孔1121に引っ掛けて、光源ユニット2を器具本体1に仮保持させる。次に、作業者は、光源ユニット2を器具本体1に仮保持させた状態のまま、端子台13のコネクタ132を電源装置24のコネクタ242に接続するとともに、信号ケーブル5を端子台25に接続する。
そして最後に、作業者は、器具本体1の孔1121,1121を支点として光源ユニット2を回転させ、光源ユニット2を器具本体1に取り付ける。このとき、光源ユニット2の各引掛ばね42が器具本体1の対応する引掛金具43に引っ掛かることで、光源ユニット2が器具本体1に取り付けられる。以上のような手順に従って、照明器具10の施工が完了する(図3及び図4参照)。
ところで、電源装置24を組み付けた状態では、図5Aに示すように、基板244に実装されたコネクタ242の一部(コネクタ132との接続面)がケース241の開口部2414aを通して外部に露出した状態にある。そして、このコネクタ242にコネクタ132を接続することで(図5B参照)、端子台13と電源装置24との間が電気的に接続される。
例えば、コネクタ132の電源線133が上向きに引っ張られることでコネクタ242に上向きの外力が加えられると、コネクタ242は、基板244との接合部分(半田部分)を支点として上向きに回転しようとする。そして、ケース241の開口部2414aの開口端縁に鍔部2414bを設けていない場合には、開口部2414aの開口端縁に接触する位置までコネクタ242が回転し、これによりコネクタ242と基板244との接合部分に大きな応力が加わる。その結果、コネクタ242と基板244とが接続不良になる。
これに対して、本実施形態のように、開口部2414aの開口端縁に鍔部2414bを設けた場合には、鍔部2414bの先端部に接触する位置までしかコネクタ242は回転せず、コネクタ242の回転変位量は小さくなる。その結果、コネクタ242と基板244との接合部分に加わる応力を低減することができる。
特に、本実施形態のように、先端部に近づくほど互いの間隔が狭くなるように各鍔部2414bを開口部2414a側に傾斜させた場合には、コネクタ242の回転変位量はさらに小さくなる。その結果、コネクタ242と基板244との接合部分に加わる応力をさらに低減することができる。なお、各鍔部2414bは、先端部がコネクタ242のコネクタ本体2421に接触するように傾斜角度を設定するのが好ましい。
ここで、開口部2414aの上下両側の開口端縁に設けた鍔部2414b,2414bの突出量をコネクタ242の出代よりも大きくした場合には、コネクタ132を接続する際のガイドとして鍔部2414b,2414bを利用することもできる。
なお、本実施形態では、天井直付け型の照明器具10に電源装置24を用いた場合を例に説明したが、例えば天井埋込型の照明器具に電源装置24を用いてもよいし、照明器具以外の機器に電源装置24を用いてもよい。
また、本実施形態では、ケース241の開口部2414aにおける上下両側の開口端縁に鍔部2414bをそれぞれ設けたが、少なくとも一方の開口端縁に鍔部2414bを設けてあればよい。したがって、開口部2414aに対して上側の鍔部2414bだけ設けてもよいし、開口部2414aに対して下側の鍔部2414bだけ設けてもよい。また、開口部2414aの4つの開口端縁全てに鍔部を設けてもよい。
以上説明したように、本実施形態の電源装置24は、基板244と、ケース241と、コネクタ242とを備える。基板244は、外部より供給される第1電源からLEDモジュール22(負荷)に応じた第2電源を生成する回路部品(入力フィルタ2441、トランス2442,2444、平滑コンデンサ2443)が少なくとも実装されている。ケース241は、基板244を収納する。コネクタ242は、基板244に実装され、基板244をケース241に収納させた状態においてケース241に設けられた開口部2414aを通して少なくとも一部がケース241の外側に突出している。また、ケース241は、開口部2414aの開口端縁から外向きに突出する鍔部2414bを有している。
上記構成によれば、開口部2414aの開口端縁に設けられた鍔部2414bによって、コネクタ接続時におけるコネクタ242の変位量を小さくすることができ、これによりコネクタ242と基板244との接合部分に加わる応力を低減することができる。
また、本実施形態の電源装置24のように、ケース241は、少なくとも2つの鍔部2414bを有しているのが好ましい。この場合、少なくとも2つの鍔部2414bは、開口部2414aに対して対向する位置にそれぞれ設けられ、且つ先端部に近づくほど互いの間隔が狭くなるように傾斜している。
上記構成によれば、鍔部2414bの先端部においてコネクタ242と各鍔部2414bとの間隔をさらに小さくすることができ、これによりコネクタ接続時におけるコネクタ242の変位量をさらに小さくすることができる。その結果、コネクタ242と基板244との接合部分に加わる応力をさらに低減することができる。
本実施形態の照明器具10は、電源装置24と、LEDモジュール22(光源)とを備えている。LEDモジュール22は、負荷であって、電源装置24から供給される第2電源により点灯する。
上述の電源装置24を用いることによって、コネクタ接続時に基板244とコネクタ242との接合部分に加わる応力を低減させた照明器具10を提供することができる。
22 LEDモジュール(負荷、光源)
24 電源装置
241 ケース
242 コネクタ
244 基板
2414a 開口部
2414b 鍔部
2441 入力フィルタ(回路部品)
2442,2444 トランス(回路部品)
2443 平滑コンデンサ(回路部品)

Claims (3)

  1. 外部より供給される第1電源から負荷に応じた第2電源を生成する回路部品が少なくとも実装された基板と、
    前記基板を収納するケースと、
    前記基板に実装され、前記基板を前記ケースに収納させた状態において前記ケースに設けられた開口部を通して少なくとも一部が前記ケースの外側に突出するコネクタとを備え、
    前記ケースは、前記開口部の開口端縁から外向きに突出する鍔部を有していることを特徴とする電源装置。
  2. 前記ケースは、少なくとも2つの前記鍔部を有し、
    少なくとも2つの前記鍔部は、前記開口部に対して対向する位置にそれぞれ設けられ、且つ先端部に近づくほど互いの間隔が狭くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 請求項1又は2記載の電源装置と、
    前記負荷であって、前記電源装置から供給される前記第2電源により点灯する光源とを備えていることを特徴とする照明器具。
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