JP2016045936A - 航空機整備の延期による影響を評価する装置、システム、及び方法 - Google Patents

航空機整備の延期による影響を評価する装置、システム、及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】航空機の整備を延期することによる運航上の影響を評価する装置、システム及び方法を提供する。
【解決手段】輸送体22の延期された整備に関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定する運用許容基準(MEL)データモジュール34、及び前記少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、前記延期された整備に関連付けられる運航上の影響を決定する影響評価モジュール36を備える。MELデータモジュール34は、前記少なくとも1つの運航上の制限を、複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つに分類する。運航上の影響は、前記複数の運航上の影響カテゴリのうちの前記1つに関連付けられる。
【選択図】図1

Description

本開示は、概して航空機の整備に関し、より詳細には、航空機の整備を延期することによる運航上の影響を評価することに関する。
航空機整備の管理方法及びシステムは多く存在する。これらのシステムは、航空機のための定期的な整備に関する事象を計画することができる。更に、従来の整備管理システムは、地上の整備リソースを連動させて予期しない整備事象に関連付けられた不具合を修理することにより、航空機に発生する予期しない整備事象に適合可能であることもある。
しかしながら、航空システムは、整備の延期を許容するための所定の手続きを有するのが典型的である。例えば、顧客サービスなどの様々な理由から、航空システムのオペレータが整備の延期を決め、又は不具合の修理を見送ることがある。延期が航空機の安全性を大きく損なわない場合には、整備の延期は規制の観点からも容認されるのが一般的である。
本開示の主題は、当技術分野の現行技術に対応して、具体的には、従来の航空機整備システムの限界に対応して開発されたものである。特に、従来の航空機整備システムの幾つかは、航空機における不具合を監視し、整備を延期することについての制限に関する情報を伝達し、延期された整備事象に関する情報を入力(enrty)することを促進するが、そのようなシステムは、整備の延期に関連付けられる運航上の影響を評価することはしない。換言すれば、従来の航空機整備システムには、延期された整備事象に関する情報を取得し、延期された整備事象に関連付けられる運航上の制限を決定し、運航上の制限に基づいて、延期された整備事象に関連付けられる運航上の影響を決定するものが存在しない。従って、本開示の主題は、上述の従来技術の短所のうち少なくとも幾つかに対処する、航空機整備の延期に関連付けられる運航上の影響を評価するための装置、システム、及び方法を提供するために開発された。
一実施形態によれば、装置は、運用許容基準(MEL)データモジュールと影響評価モジュールとを含む。MELデータモジュールは、輸送体に対する延期された整備に関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定する。影響評価モジュールは、少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、延期された整備に関連付けられる運航上の影響を決定する。MELデータモジュール及び影響評価モジュールのうちの少なくとも一方は、ハードウェア及び実行可能なコードのうちの一又は複数を含み、実行可能なコードは、一又は複数のコンピュータ可読記憶媒体に記憶される。
装置の幾つかの実装形態において、MELデータモジュールは、少なくとも1つの運航上の制限を、複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つへと分類する。運航上の影響は、複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つに関連付けられることができる。複数の運航上の影響カテゴリは、整備上の影響、乗組員への影響、乗客への影響、及び経済的影響からなるグループから選択される、少なくとも2つの運航上の影響カテゴリを含み得る。MELデータモジュールは、複数の運航上の制限を決定することができる。更に、MELデータモジュールは、複数の運航上の影響カテゴリの第1における複数の運航上の制限のうちの少なくとも1つ、及び、複数の運航上の影響カテゴリの第2における複数の運航上の制限のうちの少なくとも1つを、分類し得る。運航上の影響は、第1の運航上の影響カテゴリに関連付けられる第1の運航上の影響、及び、第2の運航上の影響カテゴリに関連付けられる第2の運航上の影響を含み得る。
装置の幾つかの実装形態において、影響評価モジュールは、複数の運航上の影響値のうちの1つを、運航上の制限に割り当てる。割り当てられた運航上の影響値に基づいて、運航上の影響が決定されることができる。MELデータモジュールは、複数の運航上の制限を決定することができる。影響評価モジュールは、複数の運航上の影響値のうちの1つを、複数の運航上の制限の各々に割り当てる。運航上の影響は、複数の運航上の制限の各々に割り当てられた運航上の影響値の集計に基づいて決定されることができる。運航上の影響は、複数の運航上の影響のうちの1つであってよく、複数の運航上の影響の各々は、集計された運航上の影響値の様々な閾値に関連付けられる。
幾つかの実装形態において、装置は、整備情報システムから、延期された整備に関連付けられる少なくとも1つの延期された整備記録にアクセスし、少なくとも1つの延期された整備の記録からMELアイテムにアクセスする、整備クエリモジュールを含む。MELデータモジュールは、MEL文書内のMELアイテムを検索(locate)し、MELアイテムから、少なくとも1つの運航上の制限を決定する。
装置の幾つかの実装形態によれば、整備クエリモジュールは、整備情報システムから、複数の延期された整備の記録にアクセスし、複数の延期された整備の記録の各々からMELアイテムを決定する。MELデータモジュールは、MELアイテムの各々に関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定することができる。また、運航上の影響は、MELアイテムの各々に関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、複数の延期された整備の記録に関連付けられ得る。
装置の特定の実装形態によれば、運航上の影響は、輸送体の運航の影響に対応する。
装置の幾つかの実装形態において、輸送体は、輸送体フリート(隊(fleet))の複数の輸送体の1つを含む。整備クエリモジュールは、整備情報システムから、複数の輸送体の各々について、少なくとも1つの延期された整備の記録にアクセスし、延期された整備の記録から、MELアイテムを決定することができる。MELデータモジュールは、複数の輸送体のうちの1つに関連付けられる各MEL文書内のMELアイテムを検索し、各MELアイテムに関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定し得る。更に、影響評価モジュールは、複数の輸送体の各々について、少なくとも1つの延期された整備の記録に関連付けられる運航上の影響を決定することができる。影響評価モジュールは更に、複数の輸送体の運航上の影響の集計に基づいて、複数の輸送体の延期された整備の記録に関連付けられる、フリートの運航上の影響を決定するように構成され得る。
装置の特定の実装形態によれば、MELデータモジュールは、MEL文書内のMELアイテムにおけるキータームをサーチする。キータームの検索結果に基づき、運航上の制限が決定されることができる。
別の実施形態によれば、システムは、輸送体のシステム不具合に対する整備の延期に関連付けられるMELアイテム識別子を含む、延期された整備の記録を記憶する整備情報システムを含む。更に、システムは、MELアイテム識別子を決定し、MEL文書内のMELアイテム識別子に関連付けられるMELアイテムを検索し、MELアイテムに関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定し、少なくとも1つの運航上の制限に基づいてシステム不具合の整備の延期に関連付けられる運航上の影響を決定する、延期整備装置を含む。
システムの幾つかの実装形態において、延期整備装置は、整備情報システムに対して自動的にクエリを実行し、MELアイテム識別子を決定する。システムは、データネットワークも含む。航空機、整備情報システム、及び延期整備装置は、データネットワーク上で相互通信することができる。
特定の実装形態によれば、整備情報システムは、輸送体フリートの複数の輸送体の各輸送体に関連付けられるシステム不具合の整備の延期にそれぞれ関連付けられる、複数の延期された整備の記録を記憶することができる。更に、延期整備装置は、複数の延期された整備の記録の各々についてMELアイテム識別子を決定し、各MEL文書内のMELアイテム識別子に関連付けられるMELアイテムを検索し、各MELアイテムに関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定し、各MELアイテムに関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、輸送体フリートの複数の輸送体の各々のシステム不具合の整備の延期に関連付けられる運航上の影響を決定することができる。一実装において、延期整備装置は、輸送体フリートの全輸送体についてのシステム不具合の整備の延期に関連付けられる運航上の影響の集計に基づいて、フリートの運航上の影響を決定する。
更に別の実施形態で、方法は、輸送体の延期された整備に関連付けられる、少なくとも1つの運航上の制限を取得することを含む。更に、方法は、少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、少なくとも1つの延期された整備の記録に関連付けられる運航上の影響を決定することを含む。
幾つかの実装形態によれば、方法はまた、延期された整備の記録からMELアイテム識別子を決定することを含んでよく、ここで、少なくとも1つの運航上の制限は、MEL文書からMELアイテム識別子に基づいて得られる。一実装によれば、方法はまた、延期された整備の記録にアクセスするために、輸送体整備情報システムにクエリを実行することを含む。
幾つかの実装形態において、方法は更に、少なくとも1つの運航上の制限を複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つに分類すること、少なくとも1つの運航上の制限を、複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つに関連付けられる少なくとも1つの所定の影響因子と比較すること、及び、少なくとも1つの運航上の制限と少なくとも1つの所定の影響因子との比較に基づいて、少なくとも1つの所定の影響因子に影響値を割り当てること、を含む。運航上の影響は、影響値に基づいて決定されることができる。更に、運航上の影響は、複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つに関連付けられる運航上の影響を特定し得る。
方法の特定の実装形態によれば、少なくとも1つの運航上の制限は、複数の運航上の制限を含み、少なくとも1つの所定の影響因子は、複数の運航上の影響カテゴリの第1の運航上の影響カテゴリに関連付けられる第1の所定の影響因子と、複数の運航上の影響カテゴリの第2の運航上の影響カテゴリに関連付けられる第2の所定の影響因子とを含む。複数の運航上の制限を分類することは、複数の運航上の制限の第1の運航上の制限を、複数の運航上の影響カテゴリの第1の運航上の影響カテゴリに分類すること、及び、複数の運航上の制限の第2の運航上の制限を、複数の運航上の影響カテゴリの第2の運航上の影響カテゴリに分類することを含み得る。第1の運航上の制限と第1の所定の影響因子との比較に基づき、第1の所定の影響因子に影響値が割り当てられ得、第2の運航上の制限と第2の所定の影響因子との比較に基づいて、第2の所定の影響因子に影響値が割り当てられ得る。運航上の影響は、第1の影響値に基づく第1の運航上の影響、及び、第2の影響値に基づく第2の運航上の影響を含み得る。第1の運航上の影響は第1の運航上の影響カテゴリに関連付けられ得、第2の運航上の影響は第2の運航上の影響カテゴリに関連付けられ得る。
方法の幾つかの実装形態において、少なくとも1つの運航上の制限は、複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つにそれぞれ分類される、複数の運航上の制限を含む。少なくとも1つの所定の影響因子は、複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つに関連付けられる複数の所定の影響因子を含み得る。複数の運航上の制限は、複数の所定の影響因子のそれぞれの所定の影響因子と比較され得る。影響値は、運航上の制限の各々と複数の所定の影響因子とのそれぞれの比較に基づいて、複数の所定の影響因子の各々に割り当てられ得る。更に、運航上の影響は、影響値の集計に基づいて決定され得る。
記載される本開示の主題の特徴、構造、利点、及び/又は特徴は、任意の適切な方式一又は複数の実施形態及び/又は実装形態に組み合されてもよい。本開示の主題にかかる実施形態の深い理解を促すために、後述の記載において、複数の具体的な詳細が提供されている。本開示の主題が、特定の実施形態又は実装形態の特定の特徴、詳細、部品、材料、及び/又は方法のうちの一又は複数なしに実施され得ることを、当業者は理解するであろう。その他の場合、すべての実施形態又は実装形態に存在しないことがある追加の特徴及び利点が、特定の実施形態及び/又は実装形態において認識され得る。更に、幾つかの場合、本開示の主題の態様を不明瞭にしないよう、周知の構造、材料、及び工程は詳細に記載又は図示されていない。本開示の主題の特徴及び利点は、後述の記載及び添付の特許請求の範囲によって更に明らかとなるか、或いは、本主題を下記に記載するように実施することにより理解されるであろう。
本主題の利点に対する理解を促進するために、上記で概説した本主題のより具体的な記載が、添付図面に示す特定の実施形態を参照して提供される。これら図面は本主題の典型的な実施形態のみを示し、従ってその範囲を限定することは意図されておらず、本主題は、下記の図面を使用して更なる具体性及び詳細を用いて説明されることを理解されたい。
一実施形態による、航空機整備システムの概略ブロック図である。 一実施形態による、延期整備装置の概略ブロック図である。 一実施形態による、図2の延期整備装置の運用許容基準(MEL)データモジュールの概略ブロック図である。 一実施形態による、図2の延期整備装置の影響評価モジュールの概略ブロック図である。 一実施形態による、航空機整備システムの概略フロー図である。 一実施形態による、航空機フリートの運航上の影響を決定するための航空機整備サブシステムの概略フロー図である。 別の実施形態による、航空機フリートの運航上の影響を決定するための航空機整備サブシステムの概略フロー図である。 一実施形態による、延期された航空機整備事象に対応する運航上の影響を評価する方法の概略フロー図である。 一実施形態による、延期された整備事象を整備情報システムに入力する方法の概略フロー図である。
図1を参照すると、航空機整備システム10の一実施形態を示す。航空機整備システム10は、航空システム20、延期整備装置30、及びデータネットワーク40を含む。航空システム20及び延期整備装置30は、データネットワーク上で相互通信する。
幾つかの実施形態で、データネットワーク40は、航空機航空システム20と延期整備装置30との間のデジタル通信を送受信する。データネットワーク40は、ワイヤレステレフォンネットワーク、ローカルワイヤレスネットワーク、WiFiネットワーク、Bluetooth(登録商標)ネットワークなどのワイヤレスネットワークであり得る。同様に、データネットワーク40は、光通信(例えば、レーザ及び赤外線)などの他のワイヤレス型通信、及び、電磁的に生成された通信(例えば、電波)を含み得る。別の実施形態で、データネットワーク40は、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ストレージエリアネットワーク(「SAN」)、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、光ファイバネットワーク、インターネット、又は当技術分野で既知の他のデータネットワークを含む。データネットワーク40は、2つ以上のネットワークを含み得る。更なる実施形態で、データネットワーク40は、一又は複数のサーバ、ルータ、スイッチ、及び/又は他のネットワーク設備を含む。データネットワーク40は、ハードディスクドライブ、大容量記憶ユニット、光ドライブ、非揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)などのコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。幾つかの実施形態で、データネットワーク40は、1つのデータネットワークが航空システム20に接続され、他のデータネットワークが延期整備装置30に接続されるように、2つの物理的に別個のデータネットワークである。
一般的に、航空システム20は、一又は複数の航空機22の運航を整備及び制御する。図示のように、航空システム20は、航空機22の整備を監視し、航空機の整備に関する情報を記憶する整備情報システム24を含み得る。航空システム20はまた、航空機22の整備を手動で実施し、航空機の整備に関する決定を下し、整備情報を整備情報システム24に入力する作業員26を含んでもよい。システム20は、民間航空機に関連付けられた航空システムとして示されているが、このシステムは、非民間航空機、船舶、乗用車、トラック、バスなど様々な他の輸送体の運航を整備及び制御し得る。
航空システム20の整備情報システム24及び作業員26はまた、延期された整備入力プロセス202(図8及び9を参照)を実行する。全体として、延期された整備入力プロセス202は、航空機22の整備の選択的な延期を支援する。プロセス202は、230で、航空機22などの航空機のシステムの不具合を検出することを含む。システムの不具合は、航空機22のシステム、コンポーネント、部品、又は他の部分が故障した、破損した、不能となった、又は期待される方式もしくは通常の方式で動作しなかったという表示であり得る。システム不具合は、航空機22の不具合監視システムを介して自動的に生成され得、作業員は、システム24などの整備情報システムを介して不具合について警告され得る。代替的に、システム不具合は、作業員が不具合を視覚的に認識することに基づき生成され得る。
不具合が生成された後又はトリガされた後、232で、運用許容基準(MEL)文書がアクセスされて、不具合を修復するための整備が延期可能かどうかが決定される。MEL文書は、コンピュータベースの方法により手動で又は自動的にアクセスされ得る。MEL文書は、MELアイテムリストを含んだ物理的なものであるか、又は電子テキストベースの文書である。各MELアイテムは、不具合、MELアイテムを識別する番号などのアイテム識別子、及びその不具合に関連付けられる運航上の制限を含む。MEL文書に列挙されたMELアイテム又は不具合の各々は、もたらされた不具合に関連付けられる運航上の制限が満足される場合フライト運航不能となり得る、航空機のシステム、機器、設備、コンポーネント等に対応する。運航上の制限は、不具合の整備を延期するために満たされねばならない条件及び規約を含む。例えば、運航上の制限は、不具合が延期され得る最大期間を限定し、不具合の延期の前に何らかのアクション又は検査の実施を要求し、航空機の不具合をトリガしている部分の定期的な検査を要求し、航空機が飛行可能なフライト条件もしくは実務条件を制限し、不具合に間接的に関連付けられる航空機システムが平常通り動作していることを要求するような、条件及び規約、並びに様々なその他の運航上の制限を含み得る。
幾つかの実装形態において、航空機フリートの各航空機22は、自身に対応するMEL文書を有する。更なる実装では、航空機フリートの航空機型又は航空機構成の各々が、関連付けられたMEL文書を有する。更なる実装では、各航空機フリートが、航空機フリートの各航空機に適用される1つのMEL文書を有する。不具合、アイテム識別子、及び運航上の制限を含むMEL文書が、複数の航空機間、複数の航空機型間、或いは複数の航空機フリート間で、同じであっても異なっていてもよい。更に、MEL文書は定期的に更新され得る。従って、不具合が以前延期された不具合と同じであっても、作業員が各不具合についてMEL文書を個別にチェックすることはよくある。
不具合がMEL文書に掲載されており運航上の制限が満足されている場合、234で、不具合を修正又は修復するための整備は延期され得る。234での整備の延期は、航空会社又は航空機作業員によって規定された他の運航上の考慮事項にも依存し得る。234で整備が延期され、乗客の利便性が増大し得る。付加的に、整備を延期するその他の理由が存在することがある。234で整備延期の決定がなされた後、236で、延期された整備の入力プロセス202は、整備の延期に対応するMEL文書内の制限に適合するために必要な任意のアクションを実施することを含む。236で任意の必要なアクションが実施された後、プロセス202は、238で、航空機に関連付けられる作業員によって入力された情報に基づいて、延期された整備の記録を作成することを含む。延期された整備の記録は、対応が延期される不具合又は整備、関連付けられるMEL文書からのMELアイテム識別子、並びに、236で実施されたアクションに関する情報、及び/又はその記録に関連付けられる航空機などの他の情報を含む。次いで240で、延期された整備の記録はシステム24などの航空整備情報システムに記憶される。航空システム20は、延期された整備の記録を用いて、航空会社によって整備及び制御される航空機フリートのうちの1つ、幾つか、又はすべての航空機の延期された整備を追跡及び監視することができる。
全体として、延期整備装置30は、延期された整備事象に関する情報を取得し、延期された整備事象に関連付けられる運航上の制限を決定し、運航上の制限に基づいて、延期された整備事象に関連付けられる運航上の影響を決定する。本明細書で規定するように、運航上の影響は、実際の運航上の影響又は運航上の影響の見込みを含み得る。図示のように、装置30は、整備クエリモジュール32、MELデータモジュール34、及び影響評価モジュール36を含む。図2を参照すると、モジュール32、34、36は協働し、延期された整備の記録50及びMEL文書52からの情報に基づいて、運航上の影響54を決定する。
整備クエリモジュール32は、航空システム20の整備情報システム24から、延期された整備の記録にアクセスし、整備記録からMELアイテムを決定する。図示のように、整備クエリモジュール32は、様々な電子通信プロトコルを用いてデータネットワーク40上で整備情報システム24と通信する。整備情報システム24は、整備クエリモジュール32に、整備情報システム24に記憶された延期された整備の記録へのアクセスを付与する。幾つかの実装形態において、データネットワーク40はセキュアネットワークであり、整備情報システム24は、延期された整備の記録にアクセスするため整備クエリモジュール32からの正式なセキュリティ証明書の供給を要求する。整備クエリモジュール32は、整備情報システム24に記憶されたすべての延期された整備の記録へのアクセス、又は、整備情報システムに記憶された延期された整備の記録のうちの選択された1つもしくは選択された幾つかへのアクセスを、求める及び取得し得る。延期された整備の記録へのアクセスは、記録のローカルコピーを、詳細には整備クエリモジュール32のメモリ内に、又は全体としての装置30に、記憶することを含み得る。
整備クエリモジュール32によってアクセスされる延期された整備の記録の各々は、単一の延期された整備アクションに対応する単一のMELアイテムに関連付けられる及びこれを含む。更に、延期された整備の記録は、MELアイテムが位置しているMEL文書を識別するMEL文書識別子を含み得る。更に、幾つかの実装形態において、MELアイテムが位置しているMEL文書は、MELアイテム、航空機22、航空機フリート、航空会社、又はその他の情報に基づいて推測されることができる。従って、整備クエリモジュール32は更に、延期された整備の記録の各々からMELアイテム識別子66の形態をとり得るMELアイテムを決定するように構成される。幾つかの実装形態において、整備クエリモジュール32は、整備情報システム24から複数の延期された整備の記録にアクセスし、各記録にそれぞれ関連付けられる複数のMELアイテムを決定する。
整備クエリモジュール32は、様々な技術のうちの任意のものによって、延期された整備の記録からMELアイテム及びMEL文書を決定し得る。1つの技術によれば、整備クエリモジュール32は、延期された整備の記録の指定された一又は複数のデータベースフィールドに対してクエリを実行し、そのフィールドの値をMELアイテム及びMEL文書それぞれとして割り当てる。別の技術では、整備クエリモジュール32はキーワードサーチツールを備えたキーワードサーチを用いて延期された整備の記録内のMELアイテムを検索する。
図3を参照すると、整備クエリモジュール32によって決定されたMELアイテム又はMELアイテム識別子66は、MELデータモジュール34によって使用され、MEL文書内のMELアイテムが検索される。従って、MELデータモジュール34はMELアイテム識別子66に基づいてMEL文書52内のMELアイテムを検索する、アイテム識別モジュール60を含む。アイテム識別モジュール60は、キーワードサーチツールを備えたキーワードサーチを用いて、MEL文書52内のMELアイテムを検索し得る。幾つかの実装形態において、MELデータモジュール34は、データネットワーク40を介して、航空システム20の整備情報システム24又は他のシステムに記憶され得るMEL文書52にアクセスする。MEL文書52のローカルコピーが、詳細にはMELデータモジュール34のメモリに、又は全体としては延期整備装置30に記憶され得る。
アイテム識別モジュール60がMEL文書52内のMELアイテムを検索した後、制限モジュール62は、運航上の制限68又はMELアイテムに関連付けられた(例えば、分類されたもしくはグループ化された)制限を決定する。運航上の制限が存在する場合、これらは対応するMELアイテムに関連付けられて(例えば、グループ化されもしくはクラス分けされて)MEL文書52に列挙されている。例えば、幾つかの実装形態において、MEL文書52は相次いで列挙された複数のMELアイテムを含む。各MELアイテムは、MEL識別子66を表すテキスト、MELアイテムに対応する不具合、及びMELアイテムに関連付けられる任意の運航上の制限(例えば、規約及び/又は条件)を含む。制限モジュール62は、識別モジュール60によって検索されたMELアイテムに関連付けられるテキストをサーチし、MELアイテムの運航上の制限を決定するように構成される。
一実装によれば、制限モジュール62は、キーワードサーチモジュール70及びキーワードデータベース72を含む。キーワードサーチモジュール70は、MEL文書52を、より具体的には所与のMELアイテム識別子66に関連付けられるMELアイテムをサーチし、運航上の制限に関連付けられるキーワードを検索するように構成される。キーワードはキーワードデータベース72に記憶され得、MEL文書に掲載された運航上の制限に関連付けられた履歴のあるキーワードを含む。MEL文書内で航空会社が運航上の制限を表すのに使用するテキストが航空によって、更には航空機によっても異なることがあるので、キーワードサーチモジュール70が必要となることが多い。従って、キーワードデータベース72は、キーワードサーチモジュール70がサーチするキーワードを含み、これらはMEL文書内で運航上の制限を表すのに複数の航空会社及び航空機間で共通して又は広く用いられるキーワードである。制限モジュール62によって決定される運航上の制限68が影響評価モジュール36によって用いられ、運航上の影響54が決定される。
幾つかの実装形態によれば、MELデータモジュール34は、運航上の制限68を複数の運航上の影響カテゴリの1つに分類する影響分類モジュール64を含む。影響分類モジュール64は、運航上の制限が影響評価モジュール36によって用いられる前に、この方式で運航上の制限68を分類し得る。従って、幾つかの実装形態において、分類された運航上の制限は、MELデータモジュール34によって生成され影響評価モジュール36によって使用される。複数の運航上の影響カテゴリは、整備の延期に影響を受け得る様々な運航上のカテゴリのうちの任意のものを含む。一実装において、複数の運航上の影響カテゴリは、2つ以上の整備上の影響、乗組員への影響、乗客への影響、経済的影響、及びその他の影響を含む。幾つかの実装形態によれば、運航上の影響は、航空機の運航に関連付けられる運航上のリスクの見込みを含み得る。
影響分類モジュール64は、運航上の制限の分類されていないリストをMEL文書52のMELアイテムから取り、所定の分類規則に従って所望の運航上の影響カテゴリに分類するように構成され得る。運航上の制限の、影響分類モジュール64による分類は、運航上の制限に存在するキーワードに基づいて、又は当技術分野で既知の他の技術に基づいて行われ得る。代替的に、運航上の制限は所望の運航上の影響カテゴリに従いMEL文書52内で事前に分類されていてもよい。そのような実装形態で、運航上の影響分類モジュール64は、事前の分類を認識し、これに応じて検索された運航上の制限68を分類する。幾つかの実装形態によれば、影響分類モジュール64は、運航上の制限のうちの幾つかを1つの運航上の影響カテゴリへと分類し、その他の運航上の制限を別のカテゴリへと分類する。一実装において、1つの運航上の制限が複数の運航上の影響カテゴリに分類され得る。
図4を参照すると、影響評価モジュール36は、比較モジュール74及び集計モジュール78を含む。一般的に、比較モジュール74は、MELデータモジュール34からの運航上の制限68を所定の影響因子と比較し、所定の影響因子が運航上の制限によって満足されているかどうか、又はどの程度満足されているか、を決定する。次いで、比較に基づき、比較モジュール74は、所定の影響因子の各々に運航上の影響値を割り当てる。運航上の影響値は、運航上の影響の見込みに関連付けられ得る。幾つかの実装形態において、所定の影響因子は、運航上の制限68によって満足されるか又は満足されないかの何れかである。従って、そのような実装形態では、比較モジュール74は、一方の運航上の影響値又は他方の運航上の影響値(例えば、「yes」もしくは「no」又は「0」もしくは「1」)の何れかを割り当てる。しかしながら、他の実装形態では、所定の影響因子は様々な度合で満足され得る。従って、このような実装形態では、比較モジュール74は、所定の影響因子が満足され得る度合いに対応する運航上の影響値を割り当てる(例えば、「1」「2」もしくは「3」、又は「低」「中」もしくは「高」)。
所定の影響因子の各々は、潜在的な、明確な整備の延期に必要であり得る運航上のアクションに対応する。従って、所定の影響因子は、MEL文書に存在する運航上の制限68に対応するのが一般的である。例えば、運航上の制限の各々は対応する所定の影響因子を有する。しかしながら、同じ一般的な運航上の制限の表現が、1つのMEL文書と別のMEL文書との間で異なり、且つ/又は、所与のMELアイテム(例えば、不具合)について1つのMEL文書が別のMEL文書よりも多くの運航上の制限を有し得るので、比較モジュール74の所定の影響因子は、MEL文書52からの運航上の制限68と全く同じではないことがある。従って、比較モジュール74は、運航上の制限68の各々を、運航上の制限に最も近い関連のある所定の影響因子と比較し、所定の影響因子が満足されるか、又はどの程度満足されるかを決定する。所定の影響因子は、比較モジュール74の影響因子データベース76に記憶され得る。
影響評価モジュール36の集計モジュール78は、所定の影響因子の各々に割り当てられた運航上の影響値を集計する(例えば、組み合せる、加算する、平均する、など)。次いで、集計モジュール78は、集計された運航上の影響値を少なくとも1つの集計された運航上の影響値閾値と比較する。集計された運航上の影響値は、運航上の影響の見込みに関連付けられ得る。集計された運航上の影響値が少なくとも1つの集計された運航上の影響値閾値を満足するかどうかに基づき、集計モジュール78は運航上の影響54を決定する。この方式で、運航上の影響54は、複数の運航上の制限の各々又は対応する所定の影響因子の各々に割り当てられた運航上の影響値の集計に基づく。幾つかの実装形態によれば、集計された運航上の影響値は、種々の運航上の影響54に関連付けられた複数の集計された運航上の影響値閾値と比較される。例えば、複数の集計された運航上の影響値閾値は、運航上の影響54が低い、中程度、高いにそれぞれ対応する、低閾値、中閾値、高閾値を含み得る。
運航上の影響54は、全体としての航空機22に関連付けられる単一の運航上の影響であり得る。代替的に、幾つかの実装形態において、運航上の影響54は、複数の運航上の影響カテゴリの各々にそれぞれ関連付けられた複数の運航上の影響を含み得る。そのような実装形態では、集計モジュール78は、運航上の影響カテゴリの各々について、所定の影響因子の各々に割り当てられた運航上の影響値を個別に集計する。従って、運航上の影響カテゴリの各々は、集計モジュール78によって、別個の集計された運航上の影響値及び 関連付けられる運航上の影響を割り当てられる次いで、所望であれば、集計モジュール78は、運航上の影響カテゴリの集計された運航上の影響値を集計し、得られた運航上の影響値を一又は複数の所定の閾値と比較して、航空機の全体的な運航上の影響を決定し得る。同様の方式で、集計モジュール78は、航空機フリートの複数の航空機のうちの1つにそれぞれ関連付けられる複数の全体的な運航上の影響値を集計し、得られた運航上の影響値を一又は複数の所定の閾値と比較し、航空機フリートの全体的な運航上の影響を決定し得る。
上述のように、複数の運航上の影響カテゴリは、整備上の影響カテゴリ、乗務員への影響カテゴリ、乗客への影響カテゴリ、及び経済的影響カテゴリを含み得る。各影響カテゴリは、影響カテゴリに関連付けられる運航上の影響に影響する運航上の制限68と相関性があり得る複数の所定の影響因子を含み得る。
整備への影響は、延期された整備が、整備が延期された航空機の整備22に対して有する、運航上の影響に関連付けられる。整備影響カテゴリの所定の影響因子は、各飛行日よりも前に要求される整備アクション、各飛行よりも前に要求される整備アクション、及び、航空機の他の関連システムに要求される整備アクションを含むがこれらに限定されない。一実施例によれば、MELデータモジュール34によって決定された、航空機のすべての延期された整備についての運航上の制限68は、各飛行日よりも前に要求される1つの整備アクション、各飛行よりも前に要求される2つの整備アクション、航空機の他のシステムに要求される整備アクションがないことを含み得る。このような実施例で、比較モジュール74は、「1」、「2」、及び「0」の運航上の影響値を、整備影響カテゴリの所定の影響因子の各々に割り当て得る。次いで、集計モジュール78は、整備影響カテゴリについての集計された運航上の影響値が「3」となるように、運航上の影響値を加算によって集計し得る。例えば、所定の集計された運航上の影響値閾値が「2」である場合、集計された運航上の影響値は閾値を満たし、集計モジュール78は、整備影響カテゴリについての運航上の影響54が、(幾つかの実装形態では「高」であり得る)閾値を満たすことに対応する運航上の影響であることを決定する。
乗組員への影響は、延期された整備が、整備が延期された航空機22の乗組員に対して有する運航上の影響に関連付けられる。乗組員の運航上の影響は、整備を延期するために乗組員によって要求されるアクションに関連し得る。例えば、乗組員への影響カテゴリの所定の影響因子は、重量/CG(重心)に関する制限、行動調整(performance adjustments)、及び特殊手順要件を含むがこれらに限定されない。整備影響カテゴリに関する上述の実施例と同様、運航上の制限68は、乗組員への影響カテゴリの所定の影響因子のうちの一又は複数に対応し得、適切な運航上の影響値が比較モジュール74によって影響因子に割り当てられ得る。次いで、集計モジュール78は運航上の影響値を集計し、乗組員への影響カテゴリの集計された運航上の影響値を対応する閾値と比較し、乗組員への影響カテゴリについての運航上の影響を決定し得る。
乗客への影響は、延期された整備が、整備が延期された航空機22の乗客に対して有する運航上の影響に関連付けられる。乗客の運航上の影響は、整備を延期するために乗客に課せられる制限に関連し得る。例えば、乗客への影響カテゴリの所定の影響因子は、1人の乗客が影響を受けるかどうか、2人以上の乗客が影響を受けるかどうか、乗客システム/サービスが影響を受けるかどうかを含むがこれらに限定されない。整備影響カテゴリに関する上述の実施例と同様、運航上の制限68は、乗客への影響カテゴリの所定の影響因子のうちの一又は複数に対応し得、適切な運航上の影響値が比較モジュール74によって影響因子に割り当てられ得る。次いで、集計モジュール78は運航上の影響値を集計し、乗客への影響カテゴリの集計された運航上の影響値を対応する閾値と比較し、乗客への影響カテゴリについての運航上の影響を決定し得る。
経済的影響は、延期された整備が、整備が延期された航空機22の経済的な考慮事項に対して有する運航上の影響に関連付けられる。経済的な運航上の影響は、整備を延期するために経済的効率に課せられる制限に関連し得る。例えば、経済的影響カテゴリの所定の影響因子は、重量の規約、余剰燃料に関する要件、双発機による長距離進出運航基準(ETOPS)による制限を含むがこれらに限定されない。整備影響カテゴリに関する上述の実施例と同様、運航上の制限68は、経済的影響カテゴリの所定の影響因子のうちの一又は複数に対応し得、適切な運航上の影響値が比較モジュール74によって影響因子に割り当てられ得る。次いで、集計モジュール78は運航上の影響値を集計し、経済的影響カテゴリの集計された運航上の影響値を対応する閾値と比較し、経済的影響カテゴリについての運航上の影響を決定し得る。
図5を参照すると、航空機整備システム100の一実施形態の動作フローが示される。航空機整備システム100は、航空機整備システム10の特徴に類似の特徴を含み、同様の番号は同様の要素を表す。従って、システム10の特徴についての記載は、システム100の類似の特徴にも同等に当てはまる。航空機整備システム100は、航空システムの整備情報システム124にアクセスする整備クエリモジュール132を含む。整備クエリモジュール132は、整備情報システム124から、航空機に関連付けられる複数の延期された整備の記録を取得する。例えば、整備クエリモジュール132は、第1の延期された整備の記録150A、第2の延期された整備記録150B、及び、第Nの延期された整備の記録150Nで示すような更なる数の延期された整備の記録を取得する。アイテム識別モジュール160は、延期された整備の記録150A〜150Nから、航空機についてのMEL文書152にアクセスすることにより、MELアイテムリスト180を生成する。MELアイテムリスト180は、延期された整備の記録150A〜150NからのすべてのMELアイテムの項目を含む。
MELアイテムリスト180及びMEL文書152へのアクセスは、制限モジュール162によって用いられ、運航上の制限リスト182が生成される。運航上の制限リスト182は、MELアイテムリスト180からの、MELアイテムに関連付けられる運航上の制限の項目を含む。影響分類モジュール164は、運航上の制限リスト182内の運航上の制限を、任意の数の複数の分類された運航上の制限リストへと分類する。分類された運航上の制限リストの各々は、任意の数の運航上の影響カテゴリの各々に対応する。例えば、第1の分類された運航上の制限リスト184Aは第1の運航上の影響カテゴリに関連付けられ、第2の分類された運航上の制限リスト184Bは第2の運航上の影響カテゴリに関連付けられ、第Nの分類された運航上の制限リスト184Nは第Nの運航上の影響カテゴリに関連付けられる。
影響評価モジュール136は、分類された運航上の制限リストの各々の運航上の影響カテゴリベースの各々にそれぞれ関連付けられる、任意の数の影響を決定する。例えば、影響評価モジュール136は、第1の分類された運航上の制限リスト184Aから運航上の制限を評価し、第1の運航上の影響カテゴリに関連付けられる運航上の影響を示す第1の影響154Aを生成する。更に、影響評価モジュール136は、第2の分類された運航上の制限リスト184Bから運航上の制限を評価し、第2の運航上の影響カテゴリに関連付けられる運航上の影響を示す第2の影響154Bを生成する。更に、影響評価モジュール136は、第Nの分類された運航上の制限リスト184Nから運航上の制限を評価し、第Nの運航上の影響カテゴリに関連付けられる運航上の影響を示す第Nの影響154Nを生成する。
図6を参照すると、航空機フリートの運航上の影響を決定するためのサブシステム102の一実施形態は、第1の影響154A〜第Nの154Nまでを集計して、第1の影響〜第Nの影響の集計に基づき、第1の航空機に関連付けられる全体的な運航上の影響を示す第1の航空機影響190Aを生成する、第1の集計モジュール178Aを含む。サブシステム102はまた、第1の航空機影響190A、第2の航空機の全体的な運航上の影響に関連付けられる第2の航空機影響190B、及び、第Nの航空機影響190Nに示すような追加の航空機の全体的な運航上の影響に関連付けられる任意の数の追加の航空機影響を集計する、第2の集計モジュール178Bを含み得る。次いで、第2の集計モジュール178Bは、航空機影響の集計に基づいて、フリート影響192を生成する。フリート影響192Aは、航空機のフリートに関連付けられ全体的な運航上の影響を示す。
図7を参照すると、サブシステム102と同様であるが幾つかの相違点を含んだ、航空機フリートの運航上の影響を決定するためのサブシステム104の一実施形態が示される。例えば、サブシステム104は、フリートの全体的な運航上の影響を決定する前に、フリートレベルの複数の影響カテゴリの各影響カテゴリについての運航上の影響を決定する中間ステップを含む。サブシステム104は、フリートの複数の航空機の第1の影響を別個に集計し、集計に基づいてフリートの第1のカテゴリ影響198Aを生成する、同じモジュールであり得る、集計モジュール178Cを含む。フリートの第1のカテゴリ影響198Aは、フリート全体についての第1の運航上の影響カテゴリに関連付けられる運航上の影響を示す。フリートの第2のカテゴリ影響198Bが同様に決定され得、ここで、フリートの第2のカテゴリ影響198Bは、フリート全体についての第2の運航上の影響カテゴリに関連付けられる運航上の影響を示す。図示しないが、サブシステム104は所望に応じて更なるフリート影響を決定し得る。サブシステム104はまた、フリートの第1のカテゴリ影響198A、フリートの第2のカテゴリ影響198Bなどのフリート影響を集計し、集計に基づいてフリート影響192Bを生成する、集計モジュール178Dを含む。フリート影響192Bは、航空機のフリートに関連付けられる全体的な運航上の影響を示す。
図8に示すように、一実施形態によれば、延期された航空機整備事象に対応する運航上の影響を評価する方法200は、202で、整備延期の入力プロセスを実行することを含む。プロセスの202における一実装形態が図9で示され、上述でより詳細に説明されている。次いで204で、方法200は航空整備情報システムに対するクエリを実行し、延期された整備の記録にアクセスする。更に、方法200は206で、延期された整備の記録から、MELアイテム識別子を決定する。方法200はまた、208で、MELアイテム識別子に基づいて、延期された整備の記録に関連付けられる運航上の制限を、MEL文書から取得することを含む。更に、方法200は、210で、運航上の制限を一又は複数の運航上の影響カテゴリに分類すること、及び212で、運航上の制限を所定の影響因子と比較することを含む。方法200は更に、214で、所定の影響因子に影響値を割り当てること、及び216で、運航上の影響カテゴリの各々について影響値を集計することを含む。最後に、方法200は、218で、集計された影響値に基づいて全体的な影響を運航上の影響カテゴリの各々に割り当てること、及び220で、影響値及び/又は全体的な影響を表示することを含む。
上述の記載において、「上」「下」「上方」「下方」「水平」「垂直」「左」「右」「上部」「下部」などの特定の表現が用いられていることがある。これらの語が存在する場合、これらは、相関関係を取り扱う際に説明に何らかの明確性をもたらすために用いられている。しかしながら、これらの語に絶対的な関係、位置、及び/又は向きを含意させる意図はない。例えば、ある物体に関して、単純にこの物体の上下を逆にすることで「上方の」表面が「下方の」表面となり得る。それでもなおこれは同じ物体である。更に、「含む」「備える」「有する」及びこれらの変化形は、そうでないと明示的に記載のない限り、「〜を含むがそれらに限定されない」ことを意味する。列挙されたアイテムは、そうでないと明示的に記載のない限り、それらアイテムのうちの任意のもの又はすべてが互いを排除する及び/又は互いを含むものであることを含意しない。「1つの(a)」「1つの(an)」及び「(the)」などの語は、そうでないと明示的に記載のない限り、「一又は複数の」も表現する。更に、「複数」の語は「少なくとも2つ」と定義され得る。
更に、本明細書における、1つの要素が他の要素に「結合される」ことは、直接的な結合及び間接的な結合を含み得る。直接的結合は、1つの要素が他の要素と結合しており及び他の要素と何らかで接触していることと定義され得る。間接的結合は、互いに直接的に接触しておらず、結合された要素間で一又は複数の追加の要素を有する、2つの要素間の結合と定義され得る。更に、本明細書で使用する、1つの要素を他の要素に固定することは、直接的な固定及び間接的な固定を含み得る。更に、本明細書で使用する、「隣接」は必ずしも接触を表さない。例えば、1つの要素が他の要素に、要素に接触することなく隣接し得る。
本明細書で使用されるように、列挙されたアイテムと共に使用される「〜のうちの少なくとも1つ」という表現は、列挙されたアイテムのうちの一又は複数の種々の組み合わせが使用可能であり、かつ、列挙されたアイテムのうち1つだけあればよいということを意味する。アイテムとは、特定の物体、物品、又はカテゴリのことである。すなわち、「〜のうちの少なくとも1つ」は、アイテムの任意の組み合わせを意味し、いくつかのアイテムが列挙から使用されうるが、列挙されたアイテムの全てが必要なわけではない。例えば、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えば、「アイテムA」、「アイテムAとアイテムB」、「アイテムB」、「アイテムAとアイテムBとアイテムC」、又は「アイテムBとアイテムC」を意味し得る。幾つかの場合には、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えば、限定するものではないが、「2個のアイテムAと1個のアイテムBと10個のアイテムC」、「4個のアイテムBと7個のアイテムC」、又は他の好適な組み合わせを意味しうる。
本明細書に記載の機能ユニットの多くは、実装における独立性をより具体的に強調するためにモジュールと名付けられている。例えば、モジュールは、カスタムVLSI回路又はゲートアレイ論理チップ、トランジスタ、又は他のディスクリートコンポーネントなどの市販の半導体を備えたハードウェア回路として実装され得る。モジュールはまた、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイ論理、プログラマブル論理デバイスなどのプログラマブルハードウェアデバイスに実装され得る。
モジュールはまた、様々なタイプのプロセッサによって実行するためのソフトウェアに実装され得る。コンピュータ可読プログラムコードの識別されたモジュールは、例えば、一又は複数のコンピュータ指令の物理的ブロック又は論理的ブロックを含み、これらは例えば、オブジェクト、工程、又は機能として整理され得る。しかしながら、識別されたモジュールの実行可能物(executables)は、物理的に共に位置している必要はなく、異なる位置に記憶されて論理的に集められるとモジュールを構成しモジュールの規定の目的を達成する、異種の(disparate)指令を含み得る。
実際、コンピュータ可読プログラムコードのモジュールは、単一の指令又は複数の指令であり得、異なるプログラム間及び幾つかのメモリデバイス間の幾つかの異なるコードセグメントに分散されていてもよい。同様に、本明細書において、運航上のデータは、モジュール内で識別され示されており、任意の適切な形態で実施され、任意の適切なタイプのデータ構造内で整理され得る。運航上のデータは、単一のデータセットとして収集されるか、又は、異なる記憶デバイス間を含む異なる位置に分散され得、少なくとも部分的に、システム又はネットワーク上の電子信号としてのみ存在し得る。モジュール又はモジュールの一部分がソフトウェア内に実装される場合、コンピュータ可読プログラムコードは、一又は複数のコンピュータ可読媒体に記憶される及び/又は伝播され得る。
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読プログラムコードを記憶している有形のコンピュータ可読記憶媒体であり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電子式、光学式、電磁式、赤外線、ホログラフ式、微小機械式、又は半導体システム、装置、もしくはデバイス、又はこれらの任意の適切な組み合わせであり得るがこれらに限定されない。
コンピュータ可読媒体のより具体的な例は、携帯型コンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ(EPROMもしくはFlashメモリ)、携帯型コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、ホログラフ式記憶媒体、微小機械式記憶デバイス、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含み得るがこれらに限定されない。本明細書の文脈において、コンピュータ可読記憶媒体は、指令実行システム、装置、もしくはデバイスによって及び/又はこれらとの組み合わせで利用される、コンピュータ可読プログラムコードを包含する及び/又は記憶することができる任意の有形媒体であり得る。
コンピュータ可読媒体はまた、コンピュータ可読信号媒体であり得る。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読プログラムコードが内部に埋め込まれ、例えば搬送波のベースバンドで又はその一部で伝播されるデータ信号を含み得る。そのような伝播信号は、電気式、電磁式、磁気式、光学式、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない、様々な形態のうちの任意のものであり得る。コンピュータ可読信号媒体は、指令実行システム、装置、又はデバイスを用いて又はこれらと接続されてコンピュータ可読プログラムコードを通信、伝播、伝送できる、コンピュータ可読記憶媒体でない任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読信号媒体に実装されるコンピュータ可読プログラムコードは、ワイヤレス、ワイヤライン、光ファイバケーブル、無線周波数,(RF)など、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない、任意の適切な媒体を用いて伝送され得る。
一実施形態で、コンピュータ可読媒体は、一又は複数のコンピュータ可読記憶媒体並びに一又は複数のコンピュータ可読信号媒体の組み合わせを含み得る。例えば、コンピュータ可読プログラムコードは、プロセッサによって実行されるために光ファイバケーブルを通じて電磁式信号として伝播されてもよく、また、プロセッサによって実行されるためにRAM記憶デバイスに記憶されてもよい。
本発明の実施態様の工程を行うためのコンピュータ可読プログラムコードは、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、及び、「C」プログラミング言語もしくはこれに類するプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む、一又は複数のプログラミング言語の任意の組み合せで書かれていてよい。コンピュータ可読プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとして部分的にユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上且つ部分的にリモートコンピュータ上で、又は完全にリモートのコンピュータもしくはサーバ上で実行され得る。後者の場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)もしくはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザのコンピュータに接続され得るか、又は、(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して)外部のコンピュータへの接続がなされてもよい。
本明細書に記載の概略フローチャートは一般的に、論理フローチャートとして記載されている。従って、記載の順序及び名付けられた工程は、提供される方法の一実施形態を示す。示される方法の一又は複数の工程もしくはそれらの部分の機能、論理、又は効果と同等の他の工程及び方法が想起され得る。更に、用いられている形式及びシンボルは、本方法の論理的工程を説明するために提供されており、本方法の範囲を限定するものではないことが理解されよう。フローチャートにおいて様々なタイプの矢印及び線が用いられているが、これらに対応する方法の範囲を限定するものではないことが理解されるべきである。実際、幾つかの矢印又はその他の接続部は、本方法の論理的フローのみを示すために用いられている。例えば、矢印は、記載の方法の列挙された工程間における特に指定されない期間の、待機又は監視を示し得る。更に、具体的な方法が発生する順序は、図示されている対応する工程の順序に厳格に従うこともあるが、従わないこともある。
本主題は、その精神や本質的な特性から逸脱することなく、他の具体的な形態で実装され得る。本明細書に記載の実施形態は、いかなる観点からも例示的であって限定するものではないと見なされるべきである。
以下の段落は、本発明の実施形態のさらなる態様を説明している。
A1.
輸送体(22)の延期された整備に関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定する、運用許容基準(MEL)データモジュール(34)、
少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、延期された整備に関連付けられる運航上の影響(54)を決定する、影響評価モジュール(36)
を備える装置であって、
MELデータモジュール及び影響評価モジュールのうちの少なくとも1つは、ハードウェア及び実行可能なコードのうちの一又は複数を含み、実行可能なコードは、一又は複数のコンピュータ可読記憶媒体に記憶される、装置。
A2.
MELデータモジュール(34)は、少なくとも1つの運航上の制限を複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つに分類し、運航上の影響(54)は、複数の運航上の影響カテゴリの1つに関連付けられる、段落A1に記載の装置。
A3.
複数の運航上の影響カテゴリは、整備上の影響、乗組員への影響,乗客への影響、及び経済的影響からなるグループから選択される、少なくとも2つの運航上の影響カテゴリを含む、段落A2に記載の装置。
A4.
MELデータモジュール(34)は複数の運航上の制限を決定し、
MELデータモジュールは、複数の運航上の制限のうちの少なくとも1つを、複数の運航上の影響カテゴリの第1の運航上の影響カテゴリに分類し、複数の運航上の制限のうちの少なくとも1つを、複数の運航上の影響カテゴリの第2の運航上の影響カテゴリに分類し、
運航上の影響は、第1の運航上の影響カテゴリに関連付けられる第1の運航上の影響(54)、及び、第2の運航上の影響カテゴリに関連付けられる第2の運航上の影響を含む、段落A2又はA3に記載の装置。
A5.
影響評価モジュール(36)は、複数の運航上の影響値のうちの1つを運航上の制限に割り当て、運航上の影響(54)は、割り当てられた運航上の影響値に基づいて決定される、段落A1又はA2に記載の装置。
A6.
MELデータモジュール(34)は複数の運航上の制限を決定し、影響評価モジュール(36)は、複数の運航上の影響値のうちの1つを、複数の運航上の制限の各々に割り当て、運航上の影響(54)は、複数の運航上の制限の各々に割り当てられた運航上の影響値の集計に基づく、段落A5に記載の装置。
A7.
運航上の影響(54)は、複数の運航上の影響のうちの1つであり、複数の運航上の影響の各々は、集計された運航上の影響値の様々な閾値に関連付けられる、段落A6に記載の装置。
A8.
整備情報システム(24)から、延期された整備に関連付けられる少なくとも1つの延期された整備の記録(50)にアクセスし、少なくとも1つの延期された整備の記録からMELアイテムを決定する、整備クエリモジュール(32)を更に含み、MELデータモジュール(34)は、MEL文書(52)内のMELアイテムを検索し、MELアイテムから、少なくとも1つの運航上の制限を決定する、段落A1、A2、又はA5の何れかに記載の装置。
A9.
整備クエリモジュール(32)は、整備情報システム(24)から、複数の延期された整備の記録(50)にアクセスし、複数の延期された整備の記録の各々からMELアイテムを決定し、
MELデータモジュール(34)は、各MELアイテムに関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定し、
運航上の影響(54)は、各MELアイテムに関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、複数の延期された整備の記録に関連付けられる、段落A8に記載の装置。
A10.
運航上の影響(54)は輸送体の運航の影響に対応する、段落A1、A2、A5、又はA8の何れかに記載の装置。
A11.
輸送体(22)は、輸送体フリートの複数の輸送体のうちの1つを含み、
整備クエリモジュール(32)は、整備情報システム(24)から、複数の輸送体の各々についての少なくとも1つの延期された整備の記録(50)の各々にアクセスし、延期された整備の記録の各々からMELアイテムを決定し、
MELデータモジュール(34)は、複数の輸送体のうちの1つにそれぞれ関連付けられる各MEL文書(52)内のMELアイテムを検索し、各MELアイテムに関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定し、
影響評価モジュール(36)は、複数の輸送体の各々の少なくとも1つの延期された整備の記録に関連付けられる運航上の影響を決定し、影響評価モジュールは更に、複数の輸送体の運航上の影響の集計に基づいて、複数の輸送体の延期された整備の記録に関連付けられる、フリートの運航上の影響(192A)を決定するように構成される、段落A10に記載の装置。
A12.
MELデータモジュール(34)は、MEL文書(52)内のMELアイテムにおけるキータームをサーチし、少なくとも1つの運航上の制限は、キータームのサーチ結果に基づいて決定される、段落A8又はA9に記載の装置。
B1.
輸送体(22)のシステム不具合の整備の延期に関連付けられる運用許容基準(MEL)アイテム識別子(66)を含む延期された整備の記録(50)を記憶する、整備情報システム(24)、及び
MELアイテム識別子を決定し、MEL文書(52)内のMELアイテム識別子に関連付けられるMELアイテムを検索し、MELアイテムに関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定し、少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、システム不具合の整備の延期に関連付けられる運航上の影響(54)を決定する、延期整備装置(30)を含む、システム。
B2.
延期整備装置(30)は、整備情報システム(24)に対して自動的にクエリを実行し、MELアイテム識別子(66)を決定する、段落B1に記載のシステム。
B3.
データネットワーク上で相互に通信する整備情報システム(24)及び延期整備装置(30)を更に含む、段落B1又はB2に記載のシステム。
B4.
整備情報システム(24)は、輸送体フリートの複数の輸送体の各輸送体(22)に関連付けられるシステム不具合の整備の延期にそれぞれ関連付けられる、複数の延期された整備の記録(50)を記憶し、延期整備装置は、複数の延期された整備の記録の各々についてのMELアイテム識別子を決定し、各MEL文書(52)内のMELアイテム識別子に関連付けられるMELアイテムを検索し、各MELアイテムに関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定し、各MELアイテムに関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、輸送体フリートの複数の輸送体の各々についてのシステム不具合の整備の延期に関連付けられる運航上の影響(54)を決定する、
段落B1〜B3の何れかに記載のシステム。
B5.
延期整備装置(30)は、運航上の影響(54)の集計に基づいて、輸送体フリートのすべての輸送体(22)についてのシステム不具合の整備の延期に関連付けられるフリートの運航上の影響(192A)を決定する、段落B4に記載のシステム。
C1.
輸送体(22)の延期された整備に関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を取得すること(208)、及び
少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、少なくとも1つの延期された整備の記録に関連付けられる運航上の影響(54)を決定すること(218)
を含む、方法。
C2.
延期された整備の記録(50)から、運用許容基準(MEL)アイテム識別子(66)を決定すること(206)を更に含み、少なくとも1つの運航上の制限は、MELアイテム識別子に基づいて、MEL文書(52)から取得される、段落C1に記載の方法。
C3.
輸送体整備情報システム(24)に対してクエリを実行し(204)、延期された整備の記録(50)にアクセスすることを更に含む、段落C2に記載の方法。
C4.
少なくとも1つの運航上の制限を複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つに分類すること(210)、
少なくとも1つの運航上の制限を、複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つに関連付けられる少なくとも1つの所定の影響因子と比較すること(212)、及び
少なくとも1つの運航上の制限と少なくとも1つの所定の影響因子との比較に基づき、少なくとも1つの所定の影響因子に影響値を割り当てること(214)を更に含み、
運航上の影響(54)は影響値に基づいて決定され、運航上の影響は、複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つに関連付けられる運航上の影響を特定する、
段落C1又はC2に記載の方法。
C5.
少なくとも1つの運航上の制限は複数の運航上の制限を含み、少なくとも1つの所定の影響因子は、複数の運航上の影響カテゴリの第1の運航上の影響カテゴリに関連付けられる第1の所定の影響因子、及び、複数の運航上の影響カテゴリの第2の運航上の影響カテゴリに関連付けられる第2の所定の影響因子を含み、
複数の運航上の制限を分類すること(210)は、複数の運航上の制限の第1の運航上の制限を複数の運航上の影響カテゴリの第1の運航上の影響カテゴリに分類すること、及び、複数の運航上の制限の第2の運航上の制限を、複数の運航上の影響カテゴリの第2の運航上の影響カテゴリに分類することを含み、
第1の運航上の制限と第1の所定の影響因子との比較に基づいて、第1の所定の影響因子に影響値が割り当てられ(214)、第2の運航上の制限と第2の所定の影響因子との比較に基づいて、第2の所定の影響因子に影響値が割り当てられ、
運航上の影響は、第1の影響値に基づく第1の運航上の影響、及び、第2の影響値に基づく第2の運航上の影響を含み、第1の運航上の影響は第1の運航上の影響カテゴリに関連付けられ、第2の運航上の影響は第2の運航上の影響カテゴリに関連付けられる、段落C4に記載の方法。
C6.
少なくとも1つの運航上の制限は複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つにそれぞれ分類される複数の運航上の制限を含み、
少なくとも1つの所定の影響因子は、運航上の影響カテゴリのうちの1つに関連付けられる複数の所定の影響因子を含み、
複数の運航上の制限は、複数の所定の影響因子の所定の影響因子の各々と比較され(212)、
運航上の制限の各々と、関連付けられる複数の所定の影響因子のうちの1つとの各比較に基づいて、複数の所定の影響因子の各々に影響値が割り当てられ(214)、
運航上の影響は、影響値の集計に基づいて決定される、段落C4に記載の方法。
10 航空機整備システム
20 航空システム
22 航空機
26 作業員
30 延期整備装置
100 航空機整備システム
102、104 サブシステム
124 整備情報システム
150A 第1の延期された整備の記録
150B 第2の延期された整備記録
150N 第Nの延期された整備の記録
152 MEL文書
180 MELアイテムリスト
182 運航上の制限リスト
184A 第1の分類された運航上の制限リスト
184B 第2の分類された運航上の制限リスト
184N 第Nの分類された運航上の制限リスト
200 方法
202 プロセス

Claims (10)

  1. 輸送体(22)の延期された整備に関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定する、運用許容基準(MEL)データモジュール(34)、及び
    前記少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、前記延期された整備に関連付けられる運航上の影響(54)を決定する、影響評価モジュール(36)
    を備える装置であって、
    前記MELデータモジュール及び前記影響評価モジュールのうちの少なくとも1つは、ハードウェア及び実行可能なコードのうちの一又は複数を含み、前記実行可能なコードは、一又は複数のコンピュータ可読記憶媒体に記憶される、装置。
  2. 前記MELデータモジュール(34)は、前記少なくとも1つの運航上の制限を複数の運航上の影響カテゴリのうちの1つに分類し、前記運航上の影響(54)は、前記複数の運航上の影響カテゴリのうちの前記1つに関連付けられる、請求項1に記載の装置。
  3. 前記MELデータモジュール(34)は複数の運航上の制限を決定し、
    前記MELデータモジュールは、前記複数の運航上の制限のうちの少なくとも1つを、前記複数の運航上の影響カテゴリの第1の運航上の影響カテゴリに分類し、前記複数の運航上の制限のうちの少なくとも1つを、前記複数の運航上の影響カテゴリの第2の運航上の影響カテゴリに分類し、
    前記運航上の影響は、前記第1の運航上の影響カテゴリに関連付けられる第1の運航上の影響(54)、及び、前記第2の運航上の影響カテゴリに関連付けられる第2の運航上の影響を含む、請求項2に記載の装置。
  4. 前記影響評価モジュール(36)は、複数の運航上の影響値のうちの1つを前記運航上の制限に割り当て、前記運航上の影響(54)は、割り当てられた運航上の影響値に基づいて決定される、請求項1又は2に記載の装置。
  5. 整備情報システム(24)から、前記延期された整備に関連付けられる少なくとも1つの延期された整備の記録(50)にアクセスし、前記少なくとも1つの延期された整備の記録からMELアイテムを決定する、整備クエリモジュール(32)を更に含み、前記MELデータモジュール(34)は、MEL文書(52)内の前記MELアイテムを検索し、前記MELアイテムから、前記少なくとも1つの運航上の制限を決定する、請求項1、2、又は4の何れか一項に記載の装置。
  6. 前記整備クエリモジュール(32)は、前記整備情報システム(24)から、複数の延期された整備の記録(50)にアクセスし、前記複数の延期された整備の記録の各々からMELアイテムを決定し、
    前記MELデータモジュール(34)は、前記MELアイテムの各々に関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定し、
    前記運航上の影響(54)は、前記MELアイテムの各々に関連付けられる前記少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、前記複数の延期された整備の記録に関連付けられる、請求項5に記載の装置。
  7. 前記運航上の影響(54)は前記輸送体の運航の影響に対応する、請求項1に記載の装置。
  8. 前記MELデータモジュール(34)は、前記MEL文書(52)内の前記MELアイテムをキータームについてサーチし、前記少なくとも1つの運航上の制限は、前記キータームの前記サーチ結果に基づいて決定される、請求項5に記載の装置。
  9. 輸送体(22)のシステム不具合の整備の延期に関連付けられる運用許容基準(MEL)アイテム識別子(66)を含む延期された整備の記録(50)を記憶する、整備情報システム(24)、及び
    前記MELアイテム識別子を決定し、MEL文書(52)内の前記MELアイテム識別子に関連付けられるMELアイテムを検索し、前記MELアイテムに関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を決定し、前記少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、前記システム不具合の前記整備の延期に関連付けられる運航上の影響(54)を決定する、延期整備装置(30)を含む、システム。
  10. 輸送体(22)の延期された整備に関連付けられる少なくとも1つの運航上の制限を取得すること(208)、及び
    前記少なくとも1つの運航上の制限に基づいて、前記少なくとも1つの延期された整備の記録に関連付けられる運航上の影響(54)を決定すること(218)を含む、方法。
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