JP2016045417A - 多重化無線lan送受信システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性が高くセキュアな無線LAN多重化送受信システム及び方法を提供する。【解決手段】分割された各データを複数の無線LANを媒体として同時に並行して伝送する送信装置と受信装置を含む多重化無線LAN送受信システム及び方法において、原データ(1次データ)を所定の長さの2次データに分割し、更に各2次データをn個ずつの3次データに分割し、n個の3次データの排他的論理和を計算してパリティデータを求め、n個の3次データ及びパリティデータを合わせたn+1個のデータをn+1本の異なる無線LANで同時に並行して送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、信頼性が高くセキュアな多重化無線LAN送受信システム及び方法に関する。
無線LANは電波を使用して通信を行うので、LANケーブルの接続が不要であり、利便性が高いため、近年急速に普及し、多方面で利用されている。しかし、無線を使用するため、受信側が本来受信すべき信号電波以外に干渉する電波を受信して、通信状態が劣化する欠点を有している。また、第3者による盗聴や傍受を受け易いため、有線LANと比較して信頼性とセキュリティが劣る。
このうち、通信状態の劣化に関する対策としては、特許文献1に開示されるように、通信状態の低下又はデータ再送回数の増加を検出して別の無線LANに切り替える技術が提案されている。また、セキュリティに関する対策としては、データを暗号化することにより、当事者以外には解読できないようにしている。
特開平11−88371号公報
特許文献1に開示される技術によれば、通信状態の低下を検出して別の無線LANへの切り替えが完了するまでの間はデータが途切れてしまう。また、その頻度が多い場合には、データの断続が頻発しデータ復元度が大幅に低下する。また、別の無線LANへ切り替えたとしても、第三者にパスワードを傍受されると暗号が解読されたり、データの改ざん等が起こる。
本発明の目的は、無線LANの通信状態が悪化したり、暗号の解読やデータの改ざんが起こったとしても、信頼性が高くセキュアな無線LAN多重化送受信システム及び方法を提供することである。
本発明は、分割された各データを複数の無線LANを媒体として同時に並行して伝送する送信装置と受信装置を含む多重化無線LAN送受信システム及び方法において、送信装置は、データ送信の制御とデータを処理する送信装置制御部と、送信対象の原データである1次データを格納する送信原データ格納部と、1次データを分割し誤り検出のためのパリティを付加するデータ分割部と、分割されたデータを格納する分割データ格納部と、分割データ格納部に格納された各データにつき、無線LANで送信するための情報の付加と、必要に応じて暗号化を行う複数の無線LANアダプタから構成される無線LANアダプタ群Aと、を備え、無線LANアダプタ群Aの各無線LANアダプタはそれぞれ異なる無線LANに接続され、受信装置は、データ受信の制御とデータを処理する受信装置制御部と、送信装置により送信されたデータにつき、無線LANで送信するために付加した情報を除去し暗号化されたデータを復号する複数の無線LANアダプタから構成される無線LANアダプタ群Bと、受信データを格納する受信データ格納部と、受信データを原データに復元するデータ復元部と、を備え、データ分割部は、1次データを送信原データ格納部から取得し、1次データを所定の長さの2次データに分割し、各2次データに連続する2次データ連続番号を付加し、更に各2次データをn個の3次データDm(m=1〜n)に分割し、n個の3次データDmの排他的論理和を計算してパリティPを求め、n個の3次データ及びパリティPに連続する3次データ連続番号を付加し、パリティPにパリティであることを特定するパリティデータ特定フラグを付加し、パリティPをn+1個に分割して分割パリティPz(z=1〜n+1)を生成し、各3次データDz(z=1〜n)に各分割パリティPz(z=1〜n)を付加したn個の4次データQz(z=1〜n)を生成し、パリティPに分割パリティPn+1を付加した4次データQn+1を生成し、送信装置制御部は、生成したQz(z=1〜n+1)を送信単位とし、各4次データQzを構成するn+1個のデータを無線LANアダプタ群のn+1個の異なる無線LANアダプタを経由して異なるn+1個の無線LANにより送信することを特徴とする多重化無線LAN送受信システム及び方法として実現することができる。
本発明によれば、無線LANの通信状態が悪化したり、暗号の解読やデータの改ざんが起こったとしても、信頼性が高くセキュアな無線LAN多重化送受信システム及び方法を実現することができる。
一実施例にかかる多重化無線LAN送受信システムの構成を示す図である。 一実施例にかかる送信データ分割の手順を示す図である。 一実施例にかかる送信データの配置を示す図である。 一実施例にかかる受信データの復元手順NO.1を示す図である。 一実施例にかかる受信データの復元手順NO.2を示す図である。 一実施例にかかるデータ復元の模式図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面により詳細に説明する。
まず、本実施例による多重化無線LAN送受信システムの構成について図1に従い説明する。本実施例による無線LAN多重化送受信システムは、データを送信するデータ送信装置10と、データを受信するデータ受信装置20と、無線LANを中継する無線LAN中継局群30と、これらの間を接続する無線LAN回線群40から構成される。
データ送信装置10は、データ送信装置10の動作の制御とデータの処理を行う送信装置制御部110と、送信対象の原データである1次データ50を格納する送信原データ格納部100と、1次データ50を所定の長さのm個の2次データ52(図2のCx(x=1〜m))に分割し、更に2次データ52を後述の方法により4次第1データ132と、4次第2データ134と、4次第3データ136とに3分割するデータ分割部120と、データ分割部120で3分割されたデータを格納する分割データ格納部130と、分割データ格納部130に格納された分割データに送信用の情報を付加し、必要に応じて暗号化の処理を行う複数の無線LANアダプタから構成される無線LANアダプタ群A180とを備える。
無線LANアダプタ群A180は、分割データ格納部130に格納された4次第1データ132と、4次第2データ134と、4次第3データ136とにそれぞれ接続される無線LAN第1アダプタ140と、無線LAN第2アダプタ150と、無線LAN第3アダプタ160とを有し、無線LANアダプタ群A180を通過した各データは、それぞれ第1無線LAN420と、第2無線LAN440と、第3無線LAN460によって並行して同時に送信される。そして、同時に送信された3つのデータは無線LAN中継局群30を通過して、データ受信装置20に到達する。無線LAN中継局群30は、無線LAN第1中継局310と、無線LAN第2中継局320と、無線LAN第3中継局330とから構成される。
続いて、データ受信装置20の構成を述べる。データ受信装置20は、データ受信装置20の動作の制御とデータの処理を行う受信装置制御部200と、データ受信装置20に到達したデータから、送信用に付加された情報を除去し、暗号化されている場合には復号化して、送信前の状態のデータに復元する無線LANアダプタ群B210と、送信前の状態に復元された受信データを格納する受信データ格納部220と、受信データ格納部220に格納された受信データを分割前の原データに復元するデータ復元部230と、復元された1次データである復元1次データ235を格納する復元データ格納部240を備える。
無線LANアダプタ群B210は、無線LAN第4アダプタ212と、無線LAN第5アダプタ214と、無線LAN第6アダプタ216から構成される。また、受信データ格納部220は、受信第1データ222と、受信第2データ224と、受信第3データ226を格納する。
次に、データ分割部120によるデータ分割の手順を図2の模式図に従い説明する。データ分割部120は、1次データ50を送信原データ格納部100から取得し、12ビットずつm個の2次データCx(x=1〜m)52に分割(1次分割)(S2010)し、各2次データに対して、並んだ順番に1から1次分割番号56を付ける(S2020)。
続いて、データ分割部120は、各2次データ52を2個の3次データDy(y=1〜n)55に分割(2次分割)(S2030)し、これらに2次分割番号yを付与し、上位6ビットを2次分割番号が1であるDとし、これをAと呼び、下位6ビットを2次分割番号が2であるDとし、これをBと呼ぶことにする。そして、AとBの排他的論理和(EOR)を計算して(S2040)パリティ(6ビット)62を求めてD3とし、これをPと呼ぶ。なお、Pの2次分割番号は0とする。続いて、パリティP62を2ビットずつ分割パリティP1と分割パリティP2と分割パリティP3とに3分割する(S2060)。
続いて、データ分割部120は、データAの上位にPを付加し(S2070)、更に4ビットの1次分割番号56の欄と4ビットの2次分割番号y58の欄を付加して、4次第1データ132(Aデータ)を生成する。ここで、2次分割番号58は1とする。4次第1データ132の場合には、データ分割部120は、1次分割番号56の欄に1を記録し、2次分割番号58の欄に1を記録する。
次に、データ分割部120は、データBの上位にP2を付加し(S2080)、1次分割番号56の欄に1を記録し、2次分割番号58の欄に2を記録して4次第2データ134(Aデータ)(Bデータ)を生成する。続いて、データ分割部120は、パリティP62の上位にP3を付加し(S2090)、1次分割番号56の欄に1を記録し、2次分割番号58の欄に0を記録して4次第3データQ3136(Pデータ)を生成する。
次に、1次分割番号xを1からmまで一つずつ増加させて、3次データから4次データを生成する。そして、上述したRAID5の方式を利用して、Pデータの位置を一つずつずらしていく。この結果、各1次分割番号xごとに生成されたデータ列をRz(z=1〜3)とする。
図3はこのRzを1次分割番号x=1〜3について示した図である。本実施例で、Pデータを配置する順番は、ディスクアレイ装置におけるデータの信頼性を向上するための技術であるRAID5の考え方を利用している。RAID5は、ディスクアレイ装置を構成している複数のディスクにデータを分散して書き込むと同時に、パリティも計算・生成してディスクに書き込む方式である。
しかし、このパリティ用ディスクは固定されておらず、全ディスクに分散してパリティデータが書き込まれる。これにより、パリティ専用ディスクのみに排他的論理和を計算する負荷が集中し、性能が低下することを防いでいる。どれか1台のディスクが故障しても、それ以外のディスクのデータとパリティ情報から、元の完全なデータを生成して回復できる。ただし、回復可能なのは1台のディスクが故障したときまでであり、同時に2台以上が壊れると回復は不可能になる。この考え方を、複数の無線LAN装置で分割データを送受信する場合に適用すると、複数の無線LANのうち1カ所の無線LANのデータを傍受しただけではデータを復元できないため、データの解読を防ぐことができる。また、複数の無線LAN全てのデータが傍受されたとしても、結合手順が不明であれば、すべての無線LANのデータを傍受できたとしてもデータの結合は困難である。更に、無線LANが1台だけ故障しても、他の無線LANで継続してデータ送信を行うことが可能となる。本実施例によれば、無線LANの通信状態が悪化したり、暗号の解読やデータの改ざんが起こったとしても、信頼性の高いセキュアな無線LAN多重化送受信を行うことができる。
本実施例においても、複数の無線LANのうち、パリティデータを伝送する無線LANを固定した場合には、排他的論理和を計算する負荷がその無線LANに集中して伝送性能が低下する。そこで、複数の無線LANの負荷を均等化するため、RAID5の方式を採用してパリティデータを伝送する無線LANは固定せずに分散させることにした。
まず、x=1の場合、データ分割部120は、上から順番にA1(Aデータ)、B1(Bデータ)、P1(Pデータ)と配置させる。(A、B、Pの後の添え字の番号1は1次分割番号を示す。)また、1次分割番号56の欄は全て1とし、2次分割番号58の欄は上から順番に1、2、0とする。
次に、x=2の場合、データ分割部120は、x=1の各データの位置を一つずつ下にずらして、上から順番にPデータ、Aデータ、Bデータと配置させる。また、1次分割番号56は全て2とし、2次分割番号58の欄は上から順番に0、1、2とする。続いて、x=3の場合、データ分割部120は、x=2の各データの位置を一つずつ下にずらして、上から順番にBデータ、Pデータ、Aデータとし、x=2の各データの位置を一つずつ下にずらして、上から順番にBデータ、Pデータ、Aデータと配置させる。また、1次分割番号56は全て3とし、2次分割番号58の欄は上から順番に2、0、1とする。このようにして、上述したRAID5の考え方を採用することにより、Pデータの位置を一つの無線LANに固定せずに、3つの無線LANに均等に分散させることにより、排他的論理和を計算する負荷が一つの無線LANに集中して伝送性能が低下することを防止している。
送信装置制御部110は、これらのデータ列Rzのデータを分割データ格納部130に格納する。そして、送信装置制御部110は、NO.1データ、NO.2データ、NO.3データのそれぞれを並行して、無線LANアダプタ群A180に送り、無線LANアダプタ群A180で送信用の情報が付加され、暗号化された後、無線LAN中継局群30を経由してデータ受信装置20に送信する。
データ受信装置20に届いたデータは無線LANアダプタ群B210で送信用の情報を除去され、暗号を復号された後、受信装置制御部200により、受信データ格納部220に格納される。受信データ格納部220に格納されるデータは、データ列Rzのデータのレベルに相当する。
次に、受信データ格納部220に格納されたデータは、データ復元部230により第1次データ50のレベルまで復元される。
次に、データ復元部230におけるデータの復元手順を図4A、図4B及び図5に基づいて説明する。まず、図5のデータ列Rzの各3つのデータ(第1データ、第2データ、第3データ)が、それぞれ所定の3つの無線LANを経由して、送信時の1次分割番号xの順番とは順不同のものを含めてデータ受信装置20に到着して、無線LANアダプタ群B210を経由して、この到着した順に右から受信データ格納部220に格納される。
各データの一番左の欄が1次分割番号56であり、第1データRについては、到着した順に右から1次分割番号が1、3、2となっており、第2データR2については、3、2、1であり、第3データについては、3、1、2であり、どのデータも正規の順である1、2、3からずれて到着している。まず、データ復元部230は、このデータの中から、1次分割番号56が同一である3つのデータ(第1データ、第2データ、第3データ)を抽出する(S4010)。図5の例では、1次分割番号56が1である第1データ510と、第2データ580と、第3データ560とを抽出した場合について説明している。
次に、データ復元部230は、この3つのデータについて、データ種類の判別を行う(S4015)。具体的には、この3つのデータにつき、左から2番目の欄の2次分割番号58により判別する。第1データ510は、2次分割番号が1であるからAデータであり、第2データ580は2であるからBデータであり、第3データ560は3であるからPデータであると判別する。
続いて、データ復元部230は、3つのデータ間の整合性のチェックを行う(図4AのS4020)。具体的には、AデータとBデータの排他的論理和を計算してPの値に合致するか否かをチェックし、整合性の有無を判断する(S4030)。もし、パリティPの値に合致して整合性ありと判断された場合には、Pデータを廃棄(S4040)して、AとBを結合して、2次データ52(x=1の場合)を復元する(S4050)。S4030の判断の結果、Pの値に合致しないで整合性なしとデータ復元部230が判断した場合には、データ復元部230は、図5におけるRzの第3データ560のPを2ビットずつ上位から順にPuとPmとPdとに区分する(S4100)。そして、破損データがA、B、Pのどれであるかを究明するために、以下の処理を行う。まず、データ復元部230は、P1とPuの比較、P2とPmの比較、P3とPdの比較の3通りの比較を行う(S4110)。3つの比較結果のうち相違するものがない場合は、A、B、Pのどれが障害データであるか不明(S4180)のため、AとBにつき復元することができない(S4190)ので、データ復元部230は、A、B、Pを廃棄して(S4200)、次のデータを復元するため、S4010に戻る。もし、3つの比較結果のうち相違するものが2個以上の場合には、データを復元することができない(S4190)ため、データ復元部230は、A、B、Pを廃棄して(S4200)、次のデータを復元するため、S4010に戻る。
もし、3つの比較のうち相違するものが1個の場合には、復元できる可能性があるため、次の手順を実施する。まず、3つを比較してどれが相違するのかをチェックする(S4120)。その結果、P1とPuが相違するのであれば、P2とPm及びP3とPdの比較結果は共に一致しているため、P1が付加されている第1データの破損可能性は、P2が付加されている第2データとP3が付加されている第3データの破損の可能性よりも高いと推測される。従って、データ復元部230は、同じ第1データ中のAも破損しているとみなし(S4130)、BとPの排他的論理和を計算してAを復元する(S4140)。
もしP2とPmが相違するのであれば、上述の考え方により、P2が付加されている第2データの破損の可能性が高いと推測される。従って、データ復元部230は、同じ第2データ中のBも破損しているとみなし(S4150)、AとPの排他的論理和を計算してBを復元する(S4160)。もし、P3とPdが相違するのであれば、P3が付加されているPが破損しているものとみなす(S4170)が、第1データ中のAと第2データ中のBは問題ないものと考えられるため、データ復元部230は、3データのうちPを廃棄して(S4040)、AとBを結合して2次データを復元する(S4050)。
データ復元部230は、図4Aと図4Bの処理を1次分割番号xの1からmまで繰り返して行うことにより、2次データを復元し、xの順に結合することにより、1次データを復元する。そして、受信装置制御部200は、復元された1次データである復元1次データ235を復元データ格納部240に格納する。
従って、本実施例によれば、3本の無線LANのうち、どれか1本に障害が起こっても、残りの2本の無線LANのデータを使用して障害の起こった無線LANのデータを復元することができる。また、第三者がどれか1本のデータを解読したとしても、残りの2本のデータが不明であれば、元のデータを復元することはできない。復元するためには、無線LANの2本以上のデータの解読が必要である。
更には、第三者が3本ともデータを解読したとしても、3つのデータをどのように組み合わせるのか、どれがパリティデータなのかが分からなければ、元のデータを復元することはできない。
また、3本の無線LANのうち、データの障害又は改ざんが起こったとしても、その箇所が1本のみであれば、その箇所を自動的に検出してデータを復元し、システムを復旧することができる。
従って、本実施例によれば、データ伝送の信頼性が高く、かつセキュアな無線LAN多重化送受信システム及び方法を実現することができる。
他の実施例として、分割・復元処理の簡素化を図るために、データの構成を、A、B、Pの各データにPzを付加しないでA、B、Pのみとすれば、障害箇所の自動検出はできないが、予め障害又は改ざんの起こった箇所が判明している場合に、対象データを復元することができる。
10:データ送信装置、20:データ受信装置、30:無線LAN中継局群、
40:無線LAN回線群、50:1次データ、100:送信原データ格納部、
110:送信装置制御部、120:データ分割部、130:分割データ格納部、
180:無線LANアダプタ群A、200:受信装置制御部、
210:無線LANアダプタ群B、220:受信データ格納部、230:データ復元部、240:復元データ格納部

Claims (7)

  1. 分割された各データを複数の無線LANを媒体として同時に並行して伝送する送信装置と、受信装置を含む多重化無線LAN送受信システムにおいて、
    該送信装置は、
    データ送信の制御とデータを処理する送信装置制御部と、
    送信対象の原データである1次データを格納する送信原データ格納部と、
    1次データを分割し誤り検出のためのパリティを付加するデータ分割部と、
    分割されたデータを格納する分割データ格納部と、
    該分割データ格納部に格納された各データにつき、無線LANで送信するための情報の付加と、必要に応じて暗号化を行う複数の無線LANアダプタから構成される無線LANアダプタ群Aと、を備え、該無線LANアダプタ群Aの各無線LANアダプタはそれぞれ異なる無線LANに接続され、
    該受信装置は、
    データ受信の制御とデータを処理する受信装置制御部と、
    前記送信装置により送信されたデータにつき、無線LANで送信するために付加した情報を除去し暗号化されたデータを復号する複数の無線LANアダプタから構成される無線LANアダプタ群Bと、
    受信データを格納する受信データ格納部と、
    受信データを前記原データに復元するデータ復元部と、を備え、
    前記データ分割部は、
    1次データを前記送信原データ格納部から取得し、
    1次データを所定の長さの2次データに分割し、
    各2次データに連続する2次データ連続番号を付加し、
    更に各2次データをn個の3次データDm(m=1〜n)に分割し、
    n個の3次データDmの排他的論理和を計算してパリティPを求め、
    該n個の3次データ及び該パリティPに連続する3次データ連続番号を付加し、
    該パリティPにパリティであることを特定するパリティデータ特定フラグを付加し、
    該パリティPをn+1個に分割して分割パリティPz(z=1〜n+1)を生成し、
    前記各3次データDz(z=1〜n)に各分割パリティPz(z=1〜n)を付加したn個の4次データQz(z=1〜n)を生成し、
    前記パリティPに分割パリティPn+1を付加した4次データQn+1を生成し、
    前記送信装置制御部は、
    生成したQ(z=1〜n+1)を送信単位とし、
    各4次データQを構成するn+1個のデータを前記無線LANアダプタ群のn+1個の異なる無線LANアダプタを経由して異なるn+1個の無線LANにより送信することを特徴とする多重化無線LAN送受信システム。
  2. 前記送信装置制御部は、
    各4次データQを構成するn+1個のデータを前記無線LANアダプタ群のn+1個の異なる無線LANアダプタを経由して異なるn+1個の無線LANにより送信するときに、
    パリティPは送信単位ごとに該複数の無線LANに分散させて送信することを特徴とする請求項1に記載の多重化無線LAN送受信システム。
  3. 前記受信装置は、
    前記データ送信装置から送信された前記各n+1個の4次データQをそれぞれn+1個の異なる複数の無線LANからそれぞれ時間差を伴って受信し、
    前記データ復元部は、
    前記データ送信装置から受信した前記各n+1個の4次データQを受信した順に前記無線LANアダプタ群のn+1個の異なる複数の無線LANアダプタを経由して前記受信データ格納部のn+1個の異なる複数のエリアに格納し、
    前記データ復元部は、
    前記受信データ格納部のn+1個の異なる複数の該エリアから格納した順に前記各n+1個の4次データQを取得し、同一の前記3次データ連続番号を有するn+1個の4次データQzを抽出し、この中から前記パリティデータ特定フラグが付加されたデータを探してこれをパリティデータとみなし、
    残りのn個の4次データQの排他的論理和を計算し、この結果が該パリティPの値と一致すれば、
    該n個の4次データQに関して、3次データ連続番号の順に並べなおすことにより2次データを復元し、復元した2次データを2次データ連続番号の順に並べなおすことにより1次データを復元し、
    前記残りのn個の4次データQの排他的論理和の結果が該パリティデータの値と一致しなければ、
    実際に受信したパリティPをパリティPRとし、該パリティPRをn+1個に分割して分割パリティPRz(z=1〜n+1)を生成し、4次データQ内のn+1個の各Pzをn+1個の各PRzとそれぞれ比較し、
    1個のみ一致しない場合には、一致しないPzが付加されているDyが破損しているものとみなして、一致するPzが付加されている各Dyの排他的論理和を計算することにより、一致しないPzが付加されているDy又はPを復元し、
    2個以上一致しない場合には、一致しないPzが付加されているDy又はPが破損しているものとみなしてデータ復元不可とし、
    全て一致する場合には、破損しているDyがどれか究明できないため、データ復元不可とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の多重化無線LAN送受信システム。
  4. 前記データ分割部は、
    1次データを前記送信原データ格納部から取得し、
    1次データを所定の長さの2次データに分割し、
    各2次データに連続する2次データ連続番号を付加し、
    更に各2次データをn個の3次データDy(y=1〜n)に分割し、
    n個の3次データの排他的論理和を計算してパリティPを求め、
    該n個の3次データ及び該パリティPに連続する3次データ連続番号を付加し、
    該パリティPにパリティであることを特定するパリティデータ特定フラグを付加し、
    前記送信装置制御部は、
    n個の3次データDy及び該パリティPを合わせたn+1個のデータを同時に並行して送信する送信単位とし、
    この送信単位を一つずつ連続して前記無線LANアダプタ群のn+1個の異なる無線LANアダプタを経由して異なるn+1個の無線LANにより送信することを特徴とする請求項1に記載の多重化無線LAN送受信システム。
  5. 前記送信装置制御部は、
    前記送信単位を一つずつ連続して前記無線LANアダプタ群のn+1個の異なる複数の無線LANアダプタを経由してn+1個の異なる複数の無線LANにより送信する時に、
    該パリティデータは送信単位ごとに該複数の無線LANに分散させて送信することを特徴とする請求項4に記載の多重化無線LAN送受信システム。
  6. 前記受信装置は、
    前記データ送信装置から送信された前記各送信単位を構成しているn個の3次データ及びパリティPをそれぞれn+1個の異なる複数の無線LANからそれぞれ時間差を伴って受信し、
    前記受信装置制御部は、
    前記データ送信装置から受信した前記各n個の3次データ及びパリティPを受信した順に前記無線LANアダプタ群のn+1個の異なる複数の無線LANアダプタを経由して前記受信データ格納部のn+1個の異なる複数のエリアに格納し、
    前記データ復元部は、
    前記受信データ格納部のn+1個の異なる複数の該エリアから格納した順に前記各n個の3次データ及びパリティPを取得し、
    同一の前記3次データ連続番号を有するn個の3次データ及びパリティPを抽出し、
    この中から前記パリティデータ特定フラグが付加されたデータを探してこれをパリティデータとみなし、
    残りのn個の3次データの排他的論理和を計算し、この結果が該パリティPの値と一致すれば、
    該n個のデータに関して、3次データ連続番号の順に並べなおすことにより2次データを復元し、
    復元した2次データを2次データ連続番号の順に並べなおすことにより1次データを復元し、
    残りのn個の3次データの排他的論理和を計算し、この結果が該パリティPの値と一致しなければ、該n個の3次データ及び該パリティPを廃棄することを特徴とする請求項4又は5に記載の多重化無線LAN送受信システム。
  7. 分割された各データを複数の無線LANを媒体として同時に並行して送信する送信装置と、送信された各データを受信する受信装置とを含む伝送システムにおける多重化無線LAN送受信方法であって、
    該送信装置において;
    原データである1次データを所定の長さの2次データに分割し、
    各2次データに連続する2次データ連続番号を付加し、
    更に各2次データをn個の3次データDy(y=1〜n)に分割し、
    n個の3次データの排他的論理和を計算してパリティPを求め、
    該n個の3次データ及び該パリティPに連続する3次データ連続番号を付加し、
    該パリティPにパリティであることを特定するパリティデータ特定フラグを付加し、
    n個の3次データDy及び該パリティPを合わせたn+1個のデータを同時に並行して送信する送信単位とし、
    この送信単位を一つずつ連続してn+1個の異なる無線LANアダプタを経由して異なるn+1個の無線LANにより送信し、
    前記受信装置において;
    前記データ送信装置から送信された前記各送信単位を構成しているn個の3次データ及びパリティPをそれぞれn+1個の異なる複数の無線LANからそれぞれ時間差を伴って受信し、
    前記データ送信装置から受信した前記各n個の3次データ及びパリティPを受信した順にn+1個の異なる複数の無線LANアダプタを経由して前記受信データ格納部のn+1個の異なる複数のエリアに格納し、
    前記受信データ格納部のn+1個の異なる複数の該エリアから格納した順に前記各n個の3次データ及びパリティPを取得し、
    同一の前記3次データ連続番号を有するn個の3次データ及びパリティPを抽出し、
    この中から前記パリティデータ特定フラグが付加されたデータを探してこれをパリティデータとみなし、残りのn個の3次データの排他的論理和を計算し、この結果が該パリティPの値と一致すれば、
    該n個のデータに関して、3次データ連続番号の順に並べなおすことにより2次データを復元し、
    復元した2次データを2次データ連続番号の順に並べなおすことにより1次データを復元
    することを特徴とする多重化無線LAN送受信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021200609A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 シャープ株式会社 移動通信端末を用いて構成されるデータ送信装置、および、データ受信装置

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