JP2016044851A - 蒸気発生システム - Google Patents

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Abstract

【課題】油循環流路を循環している油の熱を、溶融塩循環システムにおける溶融塩の初期導入時の固体塩の溶解や溶融塩循環流路の昇温等に利用できる蒸気発生システムを提供する。【解決手段】油循環流路23を有する油循環システムS1と、溶融塩循環流路31を有する溶融塩循環システムS2とを備え、油循環流路23を循環しているホットオイル(合成油)の熱を、溶融塩循環システムS2における溶融塩の初期導入時に利用する油熱利用部として、固体塩を、油循環流路23を循環しているホットオイル(合成油)の熱によって加熱して溶解する固体塩溶解手段40と、溶融塩循環流路31を昇温させる流路昇温手段41を設けたので、油循環流路23を循環しているホットオイル(合成油)の熱を溶融塩循環システムS2における溶融塩の初期導入時の固体塩の溶解や溶融塩循環流路の昇温等に利用できる。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽熱発電システムに使用される蒸気発生システムに関する。
石化燃料の消費削減やCO排出量削減問題を解決する手段の1つとして、太陽熱による発電の利用が考えられている。トラフ型と呼ばれる太陽熱発電では、トラフ形状の鏡面により太陽光を集め、集熱管内部を流通する熱媒に太陽熱を吸収させる。発電は、熱媒により水蒸気を発生させ、蒸気タービンで行う方式が一般的である。
熱媒により水蒸気を発生させて蒸気タービンで発電する方式は、ランキンサイクルと呼ばれる熱サイクルであり、熱からの動力への変換効率は、発生させる蒸気の圧力と温度が高いほど大きくなる。
図4は、従来から行われている1種類の熱媒を用いた太陽熱発電システムの概略構成の一例を示す図である。図4に示すように太陽熱発電システムは、太陽熱集熱部A、蓄熱部Bおよび発電部Cを備えている。
太陽熱集熱部Aは溶融塩集熱器1を有している。この溶融塩集熱器1は、溶融塩(例えば硝酸ナトリウムと硝酸カリウムとの混合物)が流通する集熱管を備えており、この集熱管によって集熱された太陽熱によって加熱された高温(例えば550℃程度)の溶融塩は高温溶融塩タンク2に貯留されて蓄熱され、この貯留された高温の溶融塩はポンプ3によって蒸気発生器4に供給される。
蒸気発生器4で熱交換に利用された後の低温(例えば290℃程度)の溶融塩は、低温溶融塩タンク5に貯留されて蓄熱され、この貯留された低温の溶融塩はポンプ6によって、溶融塩集熱器1に供給され、この溶融塩集熱器1で加熱される。なお、蓄熱部Bは高温溶融塩タンク2および低温溶融塩タンク5を有している。
一方、発電部Cにおいては、蒸気タービン10から、復水器11、給水ポンプ12、ボイラー給水予熱システム13、蒸気発生器4を経て、蒸気タービン10に戻る水循環流路15を構成している。
給水ポンプ12で昇圧された水は、ボイラー給水予熱システム13を経て、蒸気発生器4へ供給される。供給された水は、蒸気発生器4で加熱され蒸気に変化する。
この蒸気は、蒸気タービン10の高圧側から流入し、蒸気タービン10の内部にて膨張し、蒸気タービン10の低圧側に向かうにつれて、圧力および温度がともに低下する。膨張していく蒸気によって回転する蒸気タービン10の回転軸は、図示しない発電機に接続され、この回転軸の軸動力が発電機に伝達されて発電が行われる。
蒸気タービン10から排気されるタービン排気は、復水器11に流入する。タービン排気は、復水器11において冷却水により冷却されて水になり、給水ポンプ12によって、ボイラー給水予熱システム13を経て、蒸気発生器4へ供給される。
このように従来の太陽熱発電システムにおける水蒸気発生システムでは、1種類の熱媒(溶融塩)を用いて、蒸気を発生させている。
一方、溶融塩とホットオイル(合成油)の熱を利用した蒸気発生システムの一例として特許文献1に記載のものが知られている。この蒸気発生システムは、集熱された太陽熱で溶融塩を加熱する第1加熱部と、集熱された太陽熱で合成油を加熱する第2加熱部とを備えている。
そして、第2加熱部で加熱された合成油の熱によって蒸気発生器で水または蒸気を加熱し、この加熱された水または蒸気をさらに第1加熱部で加熱された溶融塩の熱によって加熱するようにしている。
また、溶融塩の溶融塩循環流路と合成油(ホットオイル)の油循環流路とを独立に設け、水蒸気を発生・過熱させることで、運転の自由度が増え、低ロード時での運転性の向上が実現できることや、ホットオイルを用いる分、溶融塩の使用量や循環量、保温材の量、電気ヒーターによる加熱量の削減が行えるというメリットがある。
特開2013−242070号公報
ところで、図4に示すような太陽熱発電における蒸気発生システムにおいて、発電効率を高くするには、600℃程度の蒸気を発生させる必要があり、溶融塩のような熱媒が用いられている。しかし、溶融塩は200℃〜250℃程度で固化するため、プラント(太陽熱発電システム)のスタートアップやシャットダウン、また、低ロードで運転した場合に、溶融塩が低温となり、熱媒循環系で固化閉塞の問題が生じるので、電気ヒーターなどの加温対策を施す必要がある。
特に、溶融塩の初期張り込み時(初期導入時)には、固体塩を溶解する必要があり、溶融塩の溶融塩循環流路も固化防止のため予め250℃以上に昇温しておく必要がある。現状、溶融塩の初期張り込み時の溶解や、溶融塩循環流路の昇温には、石化燃料の燃焼ガスによる溶解加熱システムや電気ヒーターによる溶融塩循環流路の昇温が必要となるが、石化燃料の燃焼を行うと、自然エネルギーを利用する太陽熱発電の利点が損なわれてしまうし、電気ヒーターを用いると、発電効率の面でも不利になる。
一方、熱媒として一般的なホットオイル(合成油)は常温でも固化しないので、溶融塩のような問題は生じないが、使用温度に上限がある。現状、最も高い使用温度を持つホットオイルでも400℃が限界であり、それ以上の温度で使用すると、分解や変質などの問題が生じる。このためホットオイルを使用した場合、蒸気タービン10の入口温度が600℃から400℃に200℃も下がってしまい、発電プラントとして最も重要な発電効率が大幅に低下してしまうという問題も生じる。つまり、1種類の熱媒のみを用いたシステムとした場合、ホットオイルでは、使用温度上限が欠点となり、溶融塩では固化による流路の閉塞という問題が生じる。また、溶融塩はその温度が非常に高温になることから、溶融塩貯蔵タンクは材質、構造に特段の工夫を要することとなる。
また、前記特許文献1に記載の蒸気発生システムでは、溶融塩循環流路と油循環流路が独立したままであるので、溶融塩の初期張り込み時(初期導入時)の固体塩の溶解や、溶融塩循環流路の昇温には、石化燃料の燃焼ガスによる溶融塩の溶解加熱システムや電気ヒーターによる溶融塩循環流路の昇温が必要となってしまう。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、油循環流路を循環している油の熱を、溶融塩循環システムにおける溶融塩の初期導入時の固体塩の溶解や溶融塩循環流路の昇温等に利用できる蒸気発生システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係る蒸気発生システムは、太陽熱によって油を加熱する油加熱部と、太陽熱によって溶融塩を加熱する溶融塩加熱部と、前記油加熱部によって加熱された油と前記溶融塩加熱部によって加熱された溶融塩の熱を利用して蒸気を発生させる蒸気発生部と、前記溶融塩加熱部と前記蒸気発生部との間で溶融塩を循環させる溶融塩循環流路とを備えた蒸気発生システムにおいて、
前記油加熱部によって加熱された油の熱を、前記溶融塩循環流路への溶融塩の初期導入時に利用する油熱利用部を備えたことを特徴とする。
本発明においては、油熱利用部によって、油加熱部によって加熱された油の熱を、溶融塩循環流路への溶融塩の初期導入時に利用することができるので、固体塩の溶解に石化燃料の燃焼を使わずに済み、また、溶融塩循環流路の昇温に必要な電気ヒーターの使用を最小限に抑えることが可能となる。
本発明の前記構成において、前記油熱利用部が、前記溶融塩循環流路に溶融塩を投入する前に、当該溶融塩が溶融する前の固体塩を、前記油加熱部によって加熱された油熱によって加熱して溶解する固体塩溶解手段であってもよい。
このような構成によれば、固体塩溶解手段によって、溶融塩の初期張り込み時(初期導入時)に固体塩を溶解できるので、石化燃料の燃焼ガスによって固体塩を溶解する必要がない。
また、本発明の前記構成において、前記油熱利用部が、前記油加熱部によって加熱された油の熱によって空気を加熱し、この加熱された空気を前記溶融塩循環流路に供給して、溶融塩循環流路を昇温させる流路昇温手段であるであってもよい。
このような構成によれば、流路昇温手段によって、溶融塩の初期張り込み時(初期導入時)に、加熱された空気を溶融塩循環流路に供給して、溶融塩循環流路を昇温させることができるので、電気ヒーターを用いる場合に比して、電力の消費量を低減させることができる。
本発明によれば、油加熱部によって加熱された油の熱を溶融塩の初期導入時の固体塩の溶解や溶融塩循環流路の昇温等に利用できるので、石化燃料の燃焼ガスによって固体塩を溶解する必要がなく、また、電気ヒーターを用いる場合に比して、電力の消費量を低減させることができる。
本発明の実施の形態に係る蒸気発生システムを備える太陽熱発電システムを示すもので、その概略構成図である。 同、固体塩溶解手段の概略構成図である。 同、流路昇温手段の概略構成図である。 従来の蒸気発生システムを備える太陽熱発電システムを示す概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本実施の形態の蒸気発生システムを備える太陽熱発電システムの概略構成図である。なお、この太陽熱発電システムの太陽熱集熱部A、蓄熱部Bおよび発電部Cのそれぞれの構成において、図4に示す従来の太陽熱集熱部A、蓄熱部Bおよび発電部Cのそれぞれの構成と同一部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
本実施の形態の蒸気発生システムは、油循環システムS1と、溶融塩循環システムS2とを有している。
油循環システムS1は、集熱された太陽熱によって合成油を加熱する油集熱器(油加熱部)21と、蒸気を発生させる蒸気発生器22と、油集熱器21と蒸気発生器22との間で油(合成油)を循環させる油循環流路23とを備えている。
油集熱器21は、太陽光を集光することによって太陽熱(輻射熱)を集熱して、合成油を加熱するものである。
蒸気発生器22は、油集熱器21によって加熱された高温の合成油と水循環流路15を流れる水との間で熱交換を行う、つまり、水を合成油(ホットオイル)の熱で加熱することで蒸気に変化させるものである。油循環流路23は合成油を循環させる配管で構成されており、例えば400℃程度の温度に耐え得るような材料で形成されている。
また、油循環流路23にはポンプ24と合成油膨張槽25が設けられている。ポンプ24は、合成油を油循環流路23において循環させるものである。合成油膨張槽25は、油循環流路23を流れる合成油が温度変化によって体積に変化が生じるので、これを吸収するために設けられたものである。
また、油循環流路23には、分岐流路26が接続されている。この分岐流路26は、油循環流路23を循環する合成油の一部を油循環流路23から分岐して流すことができるものであり、この分岐流路26の途中には中間熱交換器27が設けられている。この中間熱交換器27は分岐流路26を流れる合成油と、後述する接続流路38を流れる溶融塩との間で熱交換を行うためのものである。
溶融塩循環システムS2は、集熱された太陽熱によって溶融塩を加熱する溶融塩集熱器(溶融塩加熱部)1と、蒸気発生器22で発生した蒸気をさらに加熱する蒸気過熱器30と、溶融塩集熱器1と蒸気過熱器30との間で溶融塩を循環させる溶融塩循環流路31とを備えている。なお、この蒸気過熱器30と前記蒸気発生器22とによって、加熱された油と加熱された溶融塩の熱を利用して蒸気を発生させる蒸気発生部20が構成されている。
溶融塩集熱器1は、太陽光を集光することによって太陽熱(輻射熱)を集熱して、溶融塩を加熱するものである。
蒸気過熱器30は、溶融塩集熱器1によって加熱された高温の溶融塩と水循環流路15を流れ、かつ蒸気発生器22で発生した蒸気との間で熱交換を行う、つまり、水蒸気を溶融塩の熱で加熱することでさらに蒸気を昇温させるためのものである。
溶融塩循環流路31は溶融塩を循環させる配管で構成されており、溶融塩循環流路31のうち、溶融塩集熱器1から高温溶融塩タンク2までの流路を構成する配管31aは、例えば600℃程度の温度に耐え得るような材料で形成され、他の配管は例えば400℃程度の温度に耐え得るような材料で形成されている。
また、本実施の形態の蒸気発生システムは、溶融塩集熱器1によって550℃程度に加熱された高温の溶融塩を貯留して蓄熱する高温溶融塩タンク2と、蒸気過熱器30で蒸気の昇温に利用されて、390℃程度に温度が低下した溶融塩を貯留して蓄熱する中温溶融塩タンク32と、290℃程度の温度の溶融塩を貯留して蓄熱する低温溶融塩タンク5を備えている。ここで、高温溶融塩タンク2の温度が550℃程度、中温溶融塩タンク32の温度が390℃程度、低温溶融塩タンク5の温度が290℃程度の場合の実施形態について説明したが、温度の高低が高温溶融塩タンク2、中温溶融塩タンク32、低温溶融塩タンク5の順に高ければよい。例えば、高温溶融塩タンク2の温度は500℃〜560℃に設定され、中温溶融塩タンク32の温度は320℃〜400℃に設定され、低温溶融塩タンク5の温度は290℃〜320℃に設定されることが好ましい。
溶融塩集熱器1、高温溶融塩タンク2、蒸気過熱器30、中温溶融塩タンク32は溶融塩循環流路31によって繋がれており、この溶融塩循環流路31によって、溶融塩集熱器1、高温溶融塩タンク2、蒸気過熱器30、中温溶融塩タンク32の順で溶融塩が循環するようになっている。
溶融塩集熱器1と中温溶融塩タンク32との間にある溶融塩循環流路31には、ポンプ33が設けられており、このポンプ33によって、溶融塩循環流路31において溶融塩が循環するようになっている。
また、溶融塩循環流路31には、非日照時循環用流路35が接続されている。この非日照時循環用流路35は溶融塩循環流路31と低温溶融塩タンク5とを繋ぐ流路35aと、後述する接続流路38と溶融塩循環流路31とを繋ぐ流路35bと、接続流路38の一部とによって構成されている。
非日照時循環用流路35の流路35a一端部は、溶融塩集熱器1と高温溶融塩タンク2との間にある溶融塩循環流路31の途中に接続され、流路35bの一端部はポンプ33と中温溶融塩タンク32との間にある溶融塩循環流路31の途中に接続されている。また、流路35aの一端部には開閉バルブ36が設けられ、流路35bの一端部には開閉バルブ37が設けられている。
また、非日照時循環用流路35の途中には前記低温溶融塩タンク5が接続され、この低温溶融塩タンク5には、非日照時において溶融塩集熱器1が稼働していない場合に、低温の溶融塩が非日照時循環用流路35を流れて貯留されるようになっている。
また、前記中温溶融塩タンク32と低温溶融塩タンク5とは、接続流路38によって接続されており、この接続流路38の途中に前記中間熱交換器27が設けられている。つまり、この中間熱交換器27で溶融塩が流れる接続流路38と、ホットオイル(合成油)が流れる分岐流路26とが交差している。
また、本実施の形態の蒸気発生システムは、油循環流路23を循環している合成油の熱を、溶融塩循環システムS2における溶融塩の初期導入時、すなわち溶融塩循環流路31への溶融塩の初期導入時に利用する油熱利用部40,41を備えている。
油熱利用部40は、溶融塩循環流路31に溶融塩を投入する前に、当該溶融塩が溶融する前の固体塩を、油集熱器21によって加熱されて油循環流路23を循環している合成油(ホットオイル)の熱によって加熱して溶解する固体塩溶解手段40である。
固体塩溶解手段40は、図2に示すように、溶解槽42を備えており、この溶解槽42には流入路43aと流出路43bとが接続され、これら流入路43aと流出路43bとに加熱部43cが接続されている。流入路43aおよび流出路43bは配管によって構成され、加熱部43cは例えば溶解槽42の内部にコイル状に配置された加熱コイル等によって構成されている。
流入路43aおよび流出路43bは、図1に示すように、油循環流路23に接続されている。流入路43aには開閉バルブ44aが設けられ、流出路43bには開閉バルブ44bが設けられている。したがって開閉バルブ44a,44bを開とすると、油循環流路23を循環している合成油の一部が流入路43aから溶解槽42内の加熱部43cに流れ、流出路43bから油循環流路23に戻るようになっている。
また、流入路43aおよび流出路43bは、油集熱器21と蒸気発生器22との間にある油循環流路23に接続されており、これによって、油集熱器21によって加熱された合成油が流入路43aを通って溶解槽42内の加熱部43cに流入し、さらにこの加熱部43cから流出路43bを通って油循環流路23に戻るようになっている。そして、加熱部43cを流入する合成油によって加熱部43cが加熱され、これによって溶解槽42内の固体塩を溶解するようになっている。
また、溶解槽42には導入流路44が接続され、この導入流路44は溶融塩循環流路31に接続されている。例えば、導入流路44は、中温溶融塩タンク32に接続してもよいし、中温溶融塩タンク32と溶融塩集熱器1との間の溶融塩循環流路31の途中に接続してもよい。また、導入流路44は低温溶融塩タンク5に接続してもよいし、この低温溶融塩タンク5と中間熱交換器27との間の接続流路38の途中に接続してもよい。
また、導入流路44にはポンプ45が設けられており、このポンプ45によって溶解槽42内の溶融塩を導入流路44を通して溶融塩循環流路31に供給するようになっている。
溶解槽42の上部には、固体塩を投入するための投入部42aが設けられており、この投入部42aにクレーン等を使用して、固体塩を投入して溶解槽42に供給するようになっている。
溶解槽42に供給された固体塩は加熱部43cによって、例えば250℃以上に加熱され溶解される。そして、この溶解した溶融塩が、溶融塩の初期張り込み時(初期導入時)にポンプ45によって導入流路44を通して溶融塩循環流路31に供給されるようになっている。
図1に示すように、油熱利用部41は、油循環流路23を循環している油の熱によって空気を加熱し、この加熱された空気を溶融塩循環流路31に供給して、溶融塩循環流路31を昇温させる流路昇温手段41である。
流路昇温手段41は、図3に示すように、空気加熱器50を備えており、この空気加熱器50には流入路51aと流出路51bとが接続され、これら流入路51aと流出路51bとに加熱部51cが接続されている。流入路51aおよび流出路51bは配管によって構成され、加熱部51cは加熱コイル等によって構成されている。
流入路51aおよび流出路51bは、図1に示すように、油循環流路23に接続されている。流入路51aには開閉バルブ52aが設けられ、流出路51bには開閉バルブ52bが設けられている。したがって開閉バルブ52a,52bを開とすると、油循環流路23を循環している合成油の一部が流入路51aから空気加熱器50内の加熱部51cに流入し、流出路51bから油循環流路23に戻るようになっている。
また、流入路51aおよび流出路51bは、油集熱器21と蒸気発生器22との間にある油循環流路23に接続されており、これによって、油集熱器21によって加熱された合成油の一部が空気加熱器50に流入するようになっている。
また、空気加熱器50には、図3に示すように、配管で構成された送風路53が接続されており、この送風路53の途中に送風機54が設けられ、送風路53の基端部にはエアーフィルタ55が設けられている。また、送風路53の先端部は溶融塩循環流路31に接続されており、送風路53を流通する加熱された空気が溶融塩循環流路31に供給されるようになっている。
また、図1に示すように、送風路53の先端部には開閉バルブ56が設けられており、この開閉バルブ56を開とすることで、加熱された空気が溶融塩循環流路31に供給されるようになっている。
送風機54によって空気加熱器50に供給され、かつ、エアーフィルタ55によって不純物が除去された空気は例えば300℃以上に加熱され、溶融塩循環流路31に供給され、この溶融塩循環流路31を所定の温度(例えば290℃)に昇温させるようになっている。
また、本実施の形態の蒸気発生システムでは、溶融塩循環流路31のうち、溶融塩集熱器1から高温溶融塩タンク2までの流路を構成する配管31aと、高温溶融塩タンク2から蒸気過熱器30までの流路を構成する配管31bは、600℃程度までの高温に耐え得る材料によって形成されており、油循環流路23を含む他の流路を構成する配管は400℃程度までの高温の耐え得る材料によって形成されている。
次に、上述した本実施の形態の蒸気発生システムの運転パターンについて説明する。
日照時において溶融塩集熱器1および油集熱器21が稼働状態の場合には、開閉バルブ36,37を閉として非日照時循環用流路35を閉じた状態とする。
そして、ポンプ24,33によって合成油を油循環流路23において循環させるとともに、溶融塩を溶融塩循環流路31において循環させる。
油集熱器21で加熱された合成油の熱によって蒸気発生器22で水または蒸気を加熱し、この加熱された水または蒸気をさらに溶融塩集熱器1で加熱された溶融塩の熱によって蒸気過熱器30で加熱する。
また、溶融塩集熱器1によって加熱された溶融塩は高温溶融塩タンク2に貯留される。この高温溶融塩タンク2には所定量の高温(例えば550℃程度)の溶融塩が貯留されるとともに保温されており、この溶融塩が蒸気過熱器30に供給される。また、高温溶融塩タンク2から送り出された溶融塩の流量に見合う量の溶融塩が溶融塩集熱器1から供給される。したがって、この高温溶融塩タンク2には所定量の高温の溶融塩が貯留されている。
また、蒸気過熱器30で蒸気の昇温に利用されて、温度が例えば390℃程度まで低下した溶融塩は中温溶融塩タンク32に貯留される。この中温溶融塩タンク32には所定量の中温(例えば390℃程度)の溶融塩が貯留されるとともに保温されており、この溶融塩が溶融塩集熱器1に供給され、この溶融塩が溶融塩集熱器1に供給される。
また、中温溶融塩タンク32から送り出された溶融塩の流量に見合う量の溶融塩が蒸気過熱器30側から供給される。したがって、この中温溶融塩タンク32には所定量の中温の溶融塩が貯留されている。
一方、油集熱器21によって加熱されて油循環流路23を循環する合成油の一部は分岐流路26に流入し、中間熱交換器27を通る。この際、低温溶融塩タンク5に貯留されている290℃程度の溶融塩が接続流路38を流れて中間熱交換器27を通ると、この中間熱交換器27によって溶融塩と加熱された合成油(ホットオイル)とが熱交換されて、溶融塩が390℃程度まで昇温されたうえで、中温溶融塩タンク32に貯留される。
このように、低温溶融塩タンク5に貯留されている低温(290℃程度)の溶融塩をホットオイルの熱を利用して390℃まで昇温させて、中温溶融塩タンク32に貯留できるので、スタートアップ時に先に油循環システムS1を立ち上げることによって、昇温された溶融塩を溶融塩循環システムS2に供給できる。
非日照時において溶融塩集熱器1および油集熱器21が非稼働状態の場合には、開閉バルブ36,37を開として非日照時循環用流路35を開いた状態とする。なお、この際、溶融塩集熱器1で加熱されていない溶融塩が、高温溶融塩タンク2に供給されないように、高温溶融塩タンク2より上流側に設けられた図示しない開閉バルブを閉じる。
非日照時循環用流路35の流路35aを流通する溶融塩は低温溶融塩タンク5に貯留されて、保温される。また、低温溶融塩タンク5からの溶融塩は非日照時循環用流路35の流路35bを通って、溶融塩循環流路31に流入し、非稼働状態の溶融塩集熱器1を通り、再び非日照時循環用流路35の流路35aを通って低温溶融塩タンク5に貯留される。このように非日照時においては、低温の溶融塩が非日照時循環用流路35および溶融塩循環流路31の一部を流通して循環する。
一方、非日照時から日照時に移行する場合、開閉バルブ36,37を閉として非日照時循環用流路35を閉じた状態とし、低温溶融塩タンク5に貯留されている低温の溶融塩を、中間熱交換器27を通して加熱したうえで、中温溶融塩タンク32に供給する。なお、この際、先に油循環システムS1を立ち上げることによって、油集熱器21で加熱された合成油の一部を分岐流路26から中間熱交換器27に通し、この中間熱交換器27によって昇温された溶融塩を中温溶融塩タンク32に供給する。
また、太陽熱によって溶融塩集熱器1および油集熱器21が稼働可能な状態においてプラント(太陽熱発電システム)のスタートアップ時に、溶融塩の初期張り込みを行う場合は、まず、先に油循環システムS1を立ち上げる。これによって、合成油が油循環流路23を通って循環するとともに、油集熱器21によって加熱される。
そして、開閉バルブ44a,44bを開とすることによって、図2に示すように、油集熱器21によって加熱された合成油の一部は、流入路43aから加熱部43cを通り、さらに流出路43bを通って油循環流路23に戻る。
この際、加熱部43cが合成油によって加熱され、これによって、溶解槽42内の固体塩が溶解する。この溶解した溶融塩はポンプ45によって導入流路44を通って溶融塩循環流路31に供給される。
このようにして、溶融塩の初期張り込み時(初期導入時)に固体塩を溶解できるので、石化燃料の燃焼ガスによって固体塩を溶解する必要がない。
同様に、太陽熱によって溶融塩集熱器1および油集熱器21が稼働可能な状態においてプラント(太陽熱発電システム)のスタートアップ時に、溶融塩の初期張り込みを行う場合は、まず、先に油循環システムS1を立ち上げる。これによって、合成油が油循環流路23を通って循環する。
そして、開閉バルブ52a,52bを開とすることによって、図3に示すように、油集熱器21によって加熱された合成油の一部は、流入路51aから加熱部51cを通り、さらに流出路51bを通って油循環流路23に戻る。
この際、加熱部51cが合成油によって加熱される。一方、エアーフィルタ55によって不純物が除去された空気が送風機54によって空気加熱器50に供給されるので、この空気は例えば300℃以上に加熱され、送風路53を通って溶融塩循環流路31に供給され、この溶融塩循環流路31を所定の温度(例えば290℃)に昇温させる。
このようにして、溶融塩の初期張り込み時(初期導入時)に、加熱された空気を溶融塩循環流路31に流通させて、溶融塩循環流路31を昇温させることができるので、電気ヒーターを用いる場合に比して、電力消費量を低減させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、プラント(太陽熱発電システム)のスタートアップ時に、溶融塩循環流路31に溶融塩を投入する前に、当該溶融塩が溶融する前の固体塩を、油集熱器21によって加熱されて油循環流路23を循環しているホットオイル(合成油)の熱によって加熱して溶解する固体塩溶解手段40を備えているので、この固体塩溶解手段40によって、溶融塩の初期張り込み時(初期導入時)に固体塩を溶解できる。したがって、従来のような石化燃料の燃焼ガスによって固体塩を溶解する必要がない。よって、自然エネルギーを利用する太陽熱発電の利点が損なわれることがない。
また、油循環流路23を循環しているホットオイル(合成油)の熱によって空気を加熱し、この加熱された空気を溶融塩循環流路31に流通させて、溶融塩循環流路31を昇温させる流路昇温手段41を備えているので、この流路昇温手段41によって、溶融塩の初期張り込み時(初期導入時)に、加熱された空気を溶融塩循環流路31に流通させて、溶融塩循環流路31を昇温させることができるので、電気ヒーターを用いる場合に比して、電力消費量を低減させることができる。つまり、溶融塩循環流路31の昇温に必要な電気ヒーターの使用を最小限に抑えることができる。
さらに、高温溶融塩タンク2に貯留されている溶融塩を蒸気過熱器30に供給するので、蒸気過熱器30に高温の溶融塩を安定的に供給することができる。したがって、蒸気過熱器30で安定的に蒸気を発生させることができる。
また、中温溶融塩タンク32に貯留されている溶融塩を溶融塩集熱器1に供給するので、溶融塩集熱器1に中温の溶融塩を安定的に供給することができる。したがって、溶融塩集熱器1で安定的に溶融塩を加熱することができる。
また、油集熱器21によって加熱されたホットオイル(合成油)の熱を利用して、中間熱交換器27で低温溶融塩タンク5からの溶融塩を加熱するようにしたので、非日照時において290℃程度まで下がった合成油を、日照時において、中温(390℃程度)まで昇温して、中温溶融塩タンク32に貯留できる。したがって、この中温の溶融塩を溶融塩集熱器1で加熱できるので、溶融塩を短時間で所定の高温(550℃程度)まで、昇温できる。
なお、本実施の形態では、油集熱器21によって加熱されて油循環流路23を循環しているホットオイル(合成油)の熱を、溶融塩循環システムS2における溶融塩の初期導入時に利用する油熱利用部として、固体塩を油循環流路23を循環しているホットオイル(合成油)の熱によって加熱して溶解する固体塩溶解手段40と、溶融塩循環流路31を昇温させる流路昇温手段41を採用した場合を例にとって説明したが、本発明においては、油熱利用部は、固体塩溶解手段40や溶融塩循環流路31に限ることはなく、油集熱器21によって加熱されて油循環流路23を循環しているホットオイル(合成油)の熱を、溶融塩循環システムS2における溶融塩の初期導入時に利用するものであれば適用できる。
1 溶融塩集熱器(溶融塩加熱部)
20 蒸気発生部
23 油循環流路
21 油集熱器(油加熱部)
31 溶融塩循環流路
40 固体塩溶解手段(油熱利用部)
41 流路昇温手段(油熱利用部)

Claims (3)

  1. 太陽熱によって油を加熱する油加熱部と、太陽熱によって溶融塩を加熱する溶融塩加熱部と、前記油加熱部によって加熱された油と前記溶融塩加熱部によって加熱された溶融塩の熱を利用して蒸気を発生させる蒸気発生部と、前記溶融塩加熱部と前記蒸気発生部との間で溶融塩を循環させる溶融塩循環流路とを備えた蒸気発生システムにおいて、
    前記油加熱部によって加熱された油の熱を、前記溶融塩循環流路への溶融塩の初期導入時に利用する油熱利用部を備えたことを特徴とする蒸気発生システム。
  2. 前記油熱利用部が、前記溶融塩循環流路に溶融塩を投入する前に、当該溶融塩が溶融する前の固体塩を、前記油加熱部によって加熱された油熱によって加熱して溶解する固体塩溶解手段であることを特徴とする請求項1に記載の蒸気発生システム。
  3. 前記油熱利用部が、前記油加熱部によって加熱された油の熱によって空気を加熱し、この加熱された空気を前記溶融塩循環流路に供給して、溶融塩循環流路を昇温させる流路昇温手段であることを特徴とする請求項1に記載の蒸気発生システム。
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