JP2016042796A - 電気柵システム - Google Patents
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Abstract
Description
害獣による被害は、年々増加傾向にあり、その被害額は年間、二百数十億円にもなり、政府の補助金も、百数十億円と高額に膨らんできている。
この害獣被害を防止するため、現在、一般的に用いられているのが、高電圧(パルス波電圧)を印加させた裸電線を張り巡らせてなる電気柵で、耕作地エリアなどを囲い、害獣の侵入を防止する、電気柵システムである。
この電気柵システムそしては、多数提案されているが、例えば、特許文献1、2を挙げることができる。
猿の場合、猪や鹿などと違い、手足が自由なため、柵内に侵入するとき、電気柵の支柱部分をよじ登って、入ることがある。
つまり、支柱部分において、例えば、裸電線のない支柱自体を手で握り、足で踏み込むなどして、裸電線に触れることなく、侵入することができる。或いは、プラスやマイナス電位の一方の裸電線に触れるだけで、侵入することができる。
この場合、猿には、通電が起らないため、感電ショックが発生しない。つまり、猿に対する、撃退効果が得られない。また、感電による教育効果も、期待できない。
前記電気柵の支柱に対して、プラスとマイナスの両電位の裸電線を複数段に配線すると共に、前記両電位の裸電線間の支柱部分には、前記プラス電位の裸電線と通電されたプラス電位延設部、又は/及び前記マイナス電位の裸電線と通電されたマイナス電位延設部を設けたことを特徴とする電気柵システムにある。
図中、10は農作物の農耕地エリア、20は農耕地エリア10の周りに張り巡らされた電気柵、30は高電圧の印加された裸電線(柵線)である。なお、電気柵エリアは農耕地に限定されない。害獣の被害が予想される種々の施設、畜舎、神社、仏閣、庭園、観光地エリアなども含まれる。
ここで、図2に示すように、支柱40の高さは、例えば210cmとし、電線間の間隔は30cmとし、隣接する支柱間の間隔は3〜4mとしてある。
なお、基本的に配線の段数や支柱40の高さは、特に問わない。予想される害獣の種類に対応して変えることができる。害獣の種類によって、体高が違うからである。また、配線間隔や支柱間隔も、害獣の種類に応じて変えることができる。
ゲートグリップ50の構造は特に限定されない。例えば、握り部51をプラスチックなどの絶縁体で形成し、この握り部51の一端に、裸電線30と接続させた導電性のフック(鉤部、図示省略)を設ける一方、相手方の支柱40の裸電線30側にも、互い着脱可能な導電性のフック(鉤部、図示省略)を設けるとよい。
そして、農耕地エリア10に入るときには、握り部51をもって、互いのフックを離脱させる。なお、ゲートグリップ50の設置箇所は、一箇所に限定されない。
図1に示すように、システム本体60のプラス電位の端子61aからの高圧線(リード線)61を、電気柵20の5段の裸電線30のうち、プラス電位となる上段、中央、下段の3本に結線させてある。一方、システム体60のマイナス電位の端子62aからのアース線(リード線)62は、地中にアースさせると共に、5段の裸電線30のうち、上記プラス電位以外のマイナス電位となる2本に結線させてある。
従って、例えば、害獣の猿70が、農耕地エリア10に侵入しようとして、裸電線30に触れれば、いろいろな形で感電する。例えば、プラス電位の裸電線30に猿の手が触れる一方で、足や身体が地面に触れたり、マイナス電位の裸電線30に触れれば、プラス電位の裸電線30、猿70の身体、土地(接地)や、マイナス電位の裸電線30の順で電流が流れて、感電する。
この電気ショックによって、猿70の撃退が効果的に行われる。一度、電気ショックを受けると、教育効果により、次回の害獣侵入はある程度未然に防止される。また、猿が仲間同士でコミニケイショウンできる害獣であれば、仲間の猿に対しても、防止効果が期待できる。
この場合、支柱部分において、裸電線30の間の間隔は30cm程度あるため、猿が手で、ちょうど裸電線30の無い支柱部分を握り、足を支柱部分に引っ掛けるなどして、よじ登れば、感電することなく、登り切ることができる。つまり、猿の侵入が可能となる。
先ず、支柱40として、絶縁性のものを用いる。例えば、繊維強化プラスチック(FRP)などの樹脂製の中空支柱などを挙げることができる。金属製の中空支柱の場合には、表面に絶縁処理を施したものを用いる。なお、支柱40は中空体のものに限らない。
この支柱40に装着される、フック碍子41としては、例えば、図3、図4に示すような、金属線の加工体からなるものを用いる。
この導電性フック碍子41は、中央部分には、支柱40に装着される、コイル状の装着部41bがあって、この装着部41bの左右外方に延びる三角形などのフック部41c、41cを作業者が手で持って、少々縮めると、装着部41bの内径が大きくなるようになっている。このため、支柱40に簡単に嵌め込むことができる。嵌め込んだ後、手を放せば、装着部41bが縮径して、支柱40に装着される。裸電線30は、例えば、このフック部41cに通すなどして引っ掛けられる。
例えば、裸電線30の先端を、順次フック部41c、41cに通して引っ掛ける方法もあるが、予め裸電線30を長く引き出した後、支柱40のフック碍子41に引っ掛ける場合もあり、この際には、三角形などに曲げられたフック部41cの重なり合う隙間から、裸電線30をフック部41cの内側に入れる必要がある。
このとき、プラス又はマイナス電位延設部41aが長く延びて、その先端が支柱40の側面に密着していると、隙間が狭くて通し難いので、好ましくは、先端に外向きに曲げるなどした隙間形成部411aを設けるとよい。
なお、本発明のプラス又はマイナス電位延設部41aの無いものは、既存の市販品として、販売されており、本発明の碍子は、その改造品(特注品)ということができる。
つまり、市販品の改造品で済むため、比較的安価な入手が可能である。
また、マイナス電位の金属線30を止める場合には、下方に延びる延設部は、マイナス電位延設部41aとなって、支柱40の側面に添って垂下する。
このとき、プラスやマイナスの電位延設部41aは、下方に延びて、ほぼ隙間無く、裸電線30間の支柱40部分を塞ぐため、猿は、支柱40部分をよじ登る場合、電位延設部41aに触れて、感電することになる。
つまり、猿がよじ登る際、その手が何処を握り、足が何処に引っ掛けるかは、支柱40部分において、種々のケースが想定されるが、プラスやマイナスの電位延設部41aが、支柱40部分の裸電線30、30の間をほぼ隙間なく延びているため、ほぼ全てのケースに対応して、感電させることができる。
また、導電性フック碍子41として、左右のフック部41c,41cから、下方に延びる延設部と上方に延びる延設部の両方を設けたものとすることもできる。この場合、プラスやマイナスの電位延設部41aが、上下の碍子間で干渉しないように、それぞれの延設部の位置をずらした形態の2種類のものを用意するとよい。
上記導電性フック碍子41は、金属線の加工体からなるものであったが、裸電線30を止める構造部分があって、プラスとマイナス電位の延設部41aを有するものであれば、本発明は、これに限定されない。
この実施例では、上記プラス又はマイナス電位延設部41aを有する、導電性フック碍子41に代えて、市販品の導電性フック碍子42を使用する一方、別体で一種の付属品といえる、プラス又はマイナス電位延設部43を使用するものである。
この導電性フック碍子42は、中央部分のコイル状の装着部42bの左右外方に三角形などのフック部42c、42cを有してなり、これは、既述したように、既存の市販品であるため、安価な入手が可能である。
また、付属品のプラス又はマイナス電位延設部43も、形状が簡単で、例えば金属線などの曲げ加工体などとして得られるため、低コストでの提供が可能である。
勿論、この引っ掛けにより、金属線などの導電性部材からなる、プラス又はマイナス電位延設部43の全長には、裸電線30から、所定の電圧が印加される。
これにより、猿は、支柱40部分をよじ登ろうとすれば、感電する。
このプラス又はマイナス電位延設部43は、形状も簡単で、その引掛部43aを単に引っ掛けるだけでよいため、作業自体が簡単で、良好な作業性が得られる。
このとき、下端の先端が不安定な場合には、接着テープなどで固定すればよい。
この実施例では、市販品の導電性フック碍子42を使用する一方、プラス又はマイナス電位延設部44を、支柱40部分の側面に設けた、導電性テープ、導電性塗料、金属薄板、裸電線(特に薄手のフラット電線)などからなる、別体として、構成したものである。
勿論、この導電性フック碍子42は、市販品であるため、安価な入手が可能である。
つまり、裸電線30、導電性フック碍子42を通じて、プラス又はマイナス電位延設部44の全長に渡って、所定の電圧が印加される。
これにより、碍子は市販品で済み。また、プラス又はマイナス電位延設部44は、碍子自体とは別体であるため、その長さや幅、形状などは自在に設定することができる。
また、支柱40の加工時などにおける、工場段階で設ければ、正確に、かつ、比較的安価に形成することができる。勿論、現場での形成も可能である。
図7(A)の実施例では、プラス又はマイナス電位延設部44を、図6の場合と同様の構成として、支柱40部分に複数設けてある。勿論、その長さや幅、形状などは自在に設定することができる。
この複数の電位延設部44を、全て同一電位とした場合は、猿に対する通電機会をより高めることができる。また、複数の電位延設部44にあって、例えば、互い違いにプラス電位とマイナス電位を組み合わせれば、猿が手で握っただけで感電させることができる。つまり、高い感電性が得られる。
この場合も、螺旋状の電位延設部44を、全て同一電位とした場合は、猿に対する通電機会をより高めることができる。また、複数の螺旋状の電位延設部44として、例えば、互い違いにプラス電位とマイナス電位を組み合わせれば、猿が手で握っただけで感電させることができる。つまり、高い感電性が得られる。
図8はシステム本体60の概略を示した、概略ブロック図である。
100はシステムの駆動に必要とされる電気部品や電子素子などの装置系が組み込まれたCPU内臓の制御部で、この制御に必要なプログラムやデータなどはメモリー部110に格納させてある。
例えば、電源1は乾電池、電源2は自動車用バッテリー、電源3はソーラーパネルからなる太陽光電池である。電源はこれに限定されず、システム本体60の設置場所まで、AC電源の接続線(延長コードや電柱配線など)で給電することもできる。小型発電機で対応することもできる。
本システム本体60の場合、例えば、単一のアルカリ乾電池8本の使用では、1日12時間使用する場合、50日間ほど対応することができる。なお、電源電圧は12Vに限定されず、例えば6Vや24Vなどとすることもできる。
また、システム本体60の正面などには、稼働時に点灯(点滅も可)する出力ランプ140、屋外の輝度(明るさ)を検知する受光センサ150が設けてあり、これらも、制御部100に接続させてある。
例えば、猿70の接触が、終日に渡る場合には、スイッチ130を連続目盛に合わせる。接触が夜間の場合には、スイッチ130を夜間目盛に合わせる。接触が昼間の場合には、スイッチ130を昼間目盛に合わせる。季節的な稼働不要時期や緊急時には、スイッチ130を切断目盛に合わせる。これらの操作によって、電源消費の節約が図られる。
本システムでは、受光センサ150が設けてあるため、このセンサの働きによって、自動的に切り替えることができる。例えば、夜間稼働時には、朝、受光センサ150での受光が所定の輝度値を超えたら、スイッチオフとし、夕方、所定の輝度値以下となったら、スイッチオンとする。昼間稼働時には、逆に、夕方、所定の輝度値以下となったら、スイッチオフとし、朝、所定の輝度値を超えたら、スイッチオンとして動作させる。
これらの駆動は、メモリー部110に格納してある受光センサ用のプログラム(受光センサ駆動手段)と制御部100によって行われる。
この駆動によって、設置現場まで、行くことはなく、スイッチ操作の手間が省ける。また、スイッチ操作の忘れ防止の効果も得られる。
この検知をカウントする接触カウント手段220は、検知回数を記憶するものであればよい。例えば、カウンタ部品で構成する。ソフト的なカウント記憶部として、制御部100側のメモリー部110に設けることもできる。
接触日時記録手段240は、猿70の接触時の日時、詳しくは時刻を含めて、記録する手段である。具体的には、例えば、制御部100に内臓させてあるカレンダ機能手段と時計手段の日時、時刻を参照して、害獣接触の該当日時、時刻を記録するものである。
この記録手段は、単独の記憶素子で対応してもよいが、ソフト的な日時記憶部として、制御部100側のメモリー部110に設けることもできる。
図9(A)は1行表示タイプの液晶表示器230aである。
先頭の数字「3」は接触回数、231はそのタイトル名である。後の表示は1回目の接触日時、232はそのタイトル名である。接触回数は1回と限らないため、次の2回目以降の表示は、例えば、近傍に設けた切替ボタン(スイッチ)233の操作で、切り替えるようにしてある。234は表示をリセットするためのリセットスイッチである。
この場合、表示器が小型でよいため、コストダウンが図られる。
上段の数字「3」は接触回数、231はそのタイトル名である。下段の表示は複数回の接触日時、232はそのタイトル名である。この場合、接触回数が多いと、便利である。例えば、接触回数の表示数を10行とした場合、これを超えるときには、近傍に設けた切替ボタン(スイッチ)233の操作で、切り替えるようにしてある。234は表示をリセットするためのリセットスイッチである。
この場合、表示器が大型でコストアップとなるが、視認性が向上する。勿論、切替操作回数の大幅な低減が図れる。
また、害獣検知センサ部200があると、接触回数や接触日時が解るため、猿70の終日(日中)における活動状況が解る。夜間中心か、人出のない早朝や夕暮れ時かなどが解る。さらに、季節の活動状況も解る。
この結果、不要な時間帯や季節には、電源オフとすることができる。つまり、きめ細かな電気柵システムの管理が可能となる。結果として、コストダウンが図られる。
従って、好ましくは、この特性に着目して、誤動作防止手段250を設けるとよい。つまり、草木の接触程度では動作させない手段である。
害獣接触検知手段210で、検知された電流や電圧の変化値が、想定基準値に達しているか否かを、比較判定手段で判断して、想定基準値に達しているときのみに、接触カウント手段220などを駆動させればよい。
これによって、草木の接触時による誤動作は防止される。つまり、害獣検知センサ部200の高い信頼性が確保される。
例えば、害獣検知センサ部200に送信部260、受信部270を設け、これらに必要な通信プログラム、応用ソフトを制御部100のメモリー部110に格納させておく。
そして、これらの通信プログラム、応用ソフトと連携される、同種の通信プログラム、応用ソフトの内臓された外部機器と連携させて、種々の連携動作をさせることができる。
外部機器としては、例えば、カメラ300、パソコン機器などのコントローラ(電子機器)400、携帯電話500などが挙げられる。さらに、データ表示手段230を携帯型の液晶表示器として連携させることもできる。
このカメラ300は、害獣検知センサ部200の送信部260からの信号により、駆動すると共に、電気柵エリアの全部、又は一部を撮像する位置に設置しておく。
猿70が電気柵20に接触すると、害獣接触検知手段200の検知信号を、その送信部260により、カメラ300に送信して、カメラ300を駆動させ(シャッターオンにして)、電気柵エリアの全部、又は一部を撮像する。
これによって、害獣の種類、頭数、親子関係、群れの有無、接触箇所などの多数の情報が得られる。また、耕作地エリア10の地形(草木が少ない、隠れ場所が少ないなど)や外部の道路付けなど(人や車の通る道路が近いなど)、周辺施設(人の出入りする施設が近い)などと害獣70の進出状況との相関関係などの解明も可能となる。
つまり、データに基づいた合理的な電気柵システムの管理が可能となる。
そして、例えば、不要な電気柵部分が解れば、電気柵自体の縮小を図ることができる。これで、コストダウンが得られる。さらに、進んで、そもそも、この部分への電気柵の施設は不要であったなどの判断も可能となる。
コントローラ400の場合、大容量のHDなどのメモリー装置が内臓(外付けも可)できるため、長期間に渡って、大量のデータの蓄積を行うことができる。
このコントローラ400には、害獣接触検知手段200の送信部260を通じて、接触カウント手段220の接触回数、接触日時記録手段240の接触日時も、転送して、蓄積することができる。
この場合、電気柵20の現場まで行く必要がなく、良好な作業性が得られる。また、コントローラ400に害獣70の出没状況をリアルタイムに転送することができる。
インターネットの通信手段600と連携させた場合、所定の携帯電話500に害獣検知センサ部200からの害獣70の接触回数、接触日時、撮像画像をリアルタイムに伝送することもできる。インターネット接続の場合、コストが嵩むものの(制御部100などに、インターネットとの接続用の部品、素子などを組み込む必要があるため)、大規模農場、ゴルフ場などでは十分な実用性が得られる。
ゴルフ場の場合、夜間に害獣70によって荒らされると、その事実を迅速に察知できないと、仮修理などの処置が遅れて、早朝スタートに間に合わない場合がある。このため、携帯電話500への伝送には大きな利点が得られる。
この場合、複数行表示タイプのもので、表示器表面の上段の数字「3」は接触回数、231はそのタイトル名である。下段の表示は複数回の接触日時、232はそのタイトル名である。例えば、接触回数の表示数を10行とした場合、これを超えるときには、近傍に設けた切替ボタン(スイッチ)233の操作で、切り替えるようにしてある。234は表示をリセットするためのリセットスイッチである。この切り替えは、スクロール型の応用ソフトを組み込んで、画面のスクロール(上下動)によって行ってもよい。
さらに、インターネットの通信手段600とも連携させて、インターネットを通じて、この携帯型の液晶表示器の表示機能を発揮させることもできる。
また、このような機能を用いて、データ表示手段230を携帯電話500で、代用させることもできる。携帯型の液晶表示器230cや携帯電話500を、データ表示手段230として連携させた場合でも、これらとは別に、システム本体60の正面などに液晶表示器230a、230bを設けておくことができる。
20・・・電気柵
30・・・裸電線
40・・・支柱
41、42・・・導電性フック碍子
41a、43、44・・・プラス又はマイナス電位延設部
41b,42b・・・装着部
41c,42c・・・フック部
60・・・システム本体
61・・・高圧線
62・・・アース線
100・・・制御部
110・・・メモリー部
120・・・電源切替部
130・・・稼働切替スイッチ
140・・・出力ランプ
150・・・受光センサ
200・・・害獣検知センサ部
210・・・害獣接触検知手段
220・・・接触カウント手段
230・・・データ表示手段
240・・・接触日時記録手段
250・・・誤動作防止手段
260・・・送信部
270・・・受信部
300・・・カメラ
400・・・外部機器
500・・・携帯電話
600・・・インターネットの通信手段
Claims (5)
- 高電圧の印加された電気柵を張り巡らせて、害獣の侵入を防止する電
気柵システムにおいて、
前記電気柵の支柱に対して、プラスとマイナスの両電位の裸電線を複数段に配線すると共に、前記両電位の裸電線間の支柱部分には、前記プラス電位の裸電線と通電されたプラス電位延設部、又は/及び前記マイナス電位の裸電線と通電されたマイナス電位延設部を設けたことを特徴とする電気柵システム。 - 前記プラス電位延設部は、前記プラス電位の裸電線を前記支柱に支持するための導電性フック碍子の延設部としたことを特徴とする請求項1記載の電気柵システム。
- 前記マイナス電位延設部は、前記マイナス電位の裸電線を前記支柱に支持するための導電性フック碍子の延設部としたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気柵システム。
- 前記プラス電位延設部は、前記支柱の側面に設けた導電性テープ、導電性塗料、金属薄板、又は裸電線からなることを特徴とする請求項1又は3記載の電気柵システム。
- 前記マイナス電位延設部は、前記支柱の側面に設けた導電性テープ、導電性塗料、金属薄板、又は裸電線からなることを特徴とする請求項1又は2記載の電気柵システム。
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