JP2016042027A - 格子部拘束機構、格子部拘束方法および燃料ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な準備で単一の燃料ホルダで複数の設計タイプの燃料体を収納可能とする燃料ホルダを提供する。【解決手段】燃料ホルダは、燃料体を囲むように印加側平板部21aと受け側平板部とを含む4つの平板部を有する筒状体と、下部タイプレート拘束部と、上部タイプレート格子部を拘束可能に形成された格子部拘束機構100とを有する。格子部拘束機構100は、上部タイプレート格子部の第1の辺に密着する上部タイプレート押し付け部材101と、印加側平板部に形成された開口に着脱自在に取り付けられ長手方向の中心位置から偏心している位置に厚み方向に貫通孔が形成された上部タイプレート保持部材102と、貫通孔を通じて上部タイプレート押し付け部材101を押し付け可能に形成された上部タイプレート締め付け部材103と、付加された荷重を受ける上部タイプレート受け側部材とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、格子部拘束機構、格子部拘束方法およびこれを用いた燃料ホルダに関する。
沸騰水型原子炉や加圧水型原子炉等に用いられる原子炉用の燃料、特に混合酸化物燃料の新燃料を燃料加工工場から原子力発電所に輸送する際は、組み立てられた燃料体を燃料ホルダ内に収納して燃料体を保護する。燃料体を収納した燃料ホルダは、燃料輸送容器に収納されて輸送される。このように燃料ホルダは、燃料体の輸送のために用いられる。
図14は、一般的な沸騰水型原子炉用の燃料体の側面図である。図14に示すように、沸騰水型原子炉用の燃料体10は、複数本の燃料棒11が8×8、9×9などの正方格子状に配列されている。また、横断面の中央部には燃料棒11に代わって2本のウォータロッド12が設けられている。燃料棒11およびウォータロッド12のそれぞれの上端部は上部タイプレート13に、それぞれの下端部は下部タイプレート15により支持されている。また、上部タイプレート13と下部タイプレート15の間の領域は、軸方向に適度な間隔をおいて配置される7個から8個程度の複数個のスペーサ14により支持されている。
図15は、従来の燃料ホルダの例を示す縦断面図、図16は、図15のXVI−XVI線矢視横断面図である。燃料ホルダ内には、第1の印加側平板部21a、第2の印加側平板部21b、第1の受け側平板部21cおよび第2の受け側平板部21dの合計4つの壁面により正方形断面の筒状の燃料体10の収納領域が形成されている。従来の燃料ホルダでは、下部タイプレート15が円錐形のノズル形状になっている領域、すなわち、燃料体10の下端部で、下部タイプレート押し付け部材51および下部タイプレート受け側部材53によって位置決めされている(特許文献1、特許文献2)。燃料体10の上端部は、上部タイプレート押し付け部材31、上部タイプレート受け側部材33および上部タイプレート締め付け部材32によって固定されている。また、燃料ホルダが水平よりも45度傾斜した状態で燃料輸送容器に装荷され、輸送される方法が知られている(特許文献1)。
特許第3142493号公報 特許第5530466号公報
一般に、現在使用されている沸騰水型原子炉の燃料体10には、例えば、燃料棒の配列が8×8、9×9、さらには10×10とされているものがある。燃料体10の軸方向の全長は設計間で大きくは変わらないのが一般的であるが、燃料体10を構成する下部タイプレート15や上部タイプレート13の軸方向寸法が異なる場合がある。これらの燃料棒配列の異なる設計間では、燃料体10の下端部を起点とした軸方向位置に関し、上部タイプレート格子部13bの位置が数十mm程度異なる場合がある。
上部タイプレート格子部13bの側面を固縛する場合、ボルトなどの上部タイプレート締め付け部材32を挿通するための穴の位置を上部タイプレート格子部13bの位置に合わせるように、燃料ホルダ、上部タイプレート格子部拘束部30を設計する必要がある。一方、燃料体10の設計タイプの数に対応するように上部タイプレート締め付け部材32を挿通するための穴を複数開けようとする場合を考える。この際、必要な押付け力や強度の観点で設定したねじの規格から、互いに隣接する穴どうしの間に十分な肉厚を確保できず、燃料ホルダの壁面に必要なねじ穴を近接して開けられない場合があった。このため、設計タイプごとに燃料ホルダの製造を行う必要があった。
本発明は、上記の技術的認識に基づいてなされたものであり、簡単な準備のみで、単一の燃料ホルダを用いて複数の設計タイプの燃料体を収納可能とすることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本実施形態は、正方格子状に配列された複数の燃料棒と、前記燃料棒のそれぞれの上端を固定して断面が正方形状の上部タイプレート格子部を有する上部タイプレートと、前記燃料棒のそれぞれの下端を固定して断面が正方形状の下部タイプレート側面平坦部を有する下部タイプレートと、上部タイプレートと下部タイプレートとの間で長手方向に互いに間隔をあけて設けられ前記燃料棒を前記長手方向に垂直な方向について拘束する複数の燃料スペーサとを具備する新燃料の燃料体を輸送するために該燃料体を収納する燃料ホルダであって、前記燃料体の長手方向に沿って延びて前記燃料体を囲むように印加側平板部と印加側平板部に対向する受け側平板部とを含む4つの平板部を有し前記長手方向に垂直な方向に開閉可能に形成され、横断面が長方形の筒状体と、前記燃料体の下部タイプレートに対して前記長手方向に垂直な方向から押し付け荷重を付加して前記下部タイプレートを軸方向および軸方向に垂直な方向について拘束可能に形成された下部タイプレート拘束部と、前記燃料体の上部タイプレート格子部に対して前記長手方向に垂直な方向から押し付け荷重を付加して前記上部タイプレート格子部を軸方向に垂直な方向について拘束可能に形成された格子部拘束機構と、を備えて、前記格子部拘束機構は、前記上部タイプレート格子部の第1の辺に密着しかつ前記長手方向に延びる上部タイプレート押し付け部材と、前記印加側平板部に形成された前記長手方向に延びた開口に着脱自在に取り付けられ、前記長手方向の中心位置から偏心している位置に厚み方向に貫通孔が形成された上部タイプレート保持部材と、前記貫通孔を通じて前記上部タイプレート押し付け部材を押し付け可能に形成された上部タイプレート締め付け部材と、前記上部タイプレート押し付け部材と前記燃料体を挟んで反対側に設けられて前記上部タイプレート格子部の前記第1の辺の反対側の第2の辺を支持して前記受け側平板部に支持されて付加された荷重を受ける上部タイプレート受け側部材と、を有することを特徴とする。
また、本実施形態は、正方格子状に配列された複数の燃料棒と、前記燃料棒のそれぞれの上端を固定して断面が正方形状の上部タイプレート格子部を有する上部タイプレートと、前記燃料棒のそれぞれの下端を固定して断面が正方形状の下部タイプレート側面平坦部を有する下部タイプレートと、上部タイプレートと下部タイプレートとの間で長手方向に互いに間隔をあけて設けられ前記燃料棒を前記長手方向に垂直な方向について拘束する複数の燃料スペーサとを具備する新燃料の燃料体の輸送のために、前記燃料体の長手方向に沿って延びて前記燃料体を囲むように印加側平板部および印加側平板部に対向する受け側平板部を含む4つの平板部を有し前記長手方向に垂直な方向に開閉可能に形成され横断面が長方形の筒状体を有する燃料ホルダが収納する前記燃料体の上部タイプレート格子部を拘束する格子部拘束機構であって、前記上部タイプレート格子部の第1の辺に密着しかつ前記長手方向に延びる上部タイプレート押し付け部材と、前記印加側平板部に形成された前記長手方向に延びた開口に着脱自在に取り付けられ、前記長手方向の中心位置から偏心している位置に厚み方向に貫通孔が形成された上部タイプレート保持部材と、前記貫通孔を通じて前記上部タイプレート押し付け部材を押し付け可能に形成された上部タイプレート締め付け部材と、前記上部タイプレート押し付け部材と前記燃料体を挟んで反対側に設けられて前記上部タイプレート格子部の前記第1の辺の反対側の第2の辺を支持して前記受け側平板部に支持されて付加された荷重を受ける上部タイプレート受け側部材と、を有することを特徴とする。
また、本実施形態は、正方格子状に配列された複数の燃料棒と、上部タイプレートと、下部タイプレートと、複数の燃料スペーサとを有する新燃料の燃料体を長さ方向を水平にして格子部拘束機構を有する燃料ホルダ内に拘束した状態で輸送するために、前記燃料体の長手方向に沿って延びて前記燃料体を囲むように印加側平板部および印加側平板部に対向する受け側平板部を含む4つの平板部を有し前記長手方向に垂直な方向に開閉可能に形成され横断面が長方形の筒状体を有する前記燃料ホルダで前記燃料体の上部タイプレート格子部を拘束する格子部拘束方法であって、前記格子部拘束機構は、前記上部タイプレート格子部の第1の辺に密着しかつ前記長手方向に延びる上部タイプレート押し付け部材と、前記印加側平板部に形成された前記長手方向に延びた開口に着脱自在に取り付けられ、前記長手方向の中心位置から偏心している位置に厚み方向に貫通孔が形成された上部タイプレート保持部材と、前記貫通孔を通じて前記上部タイプレート押し付け部材を押し付け可能に形成された上部タイプレート締め付け部材と、前記上部タイプレート押し付け部材と前記燃料体を挟んで反対側に設けられて前記上部タイプレート格子部の前記第1の辺の反対側の第2の辺を支持して前記受け側平板部に支持されて付加された荷重を受ける上部タイプレート受け側部材と、を有しており、当該格子部拘束方法は、燃料体の長さの確認結果に基づいて、前記上部タイプレート格子部に押し付け荷重を付加する前記格子部拘束機構の上部タイプレート締め付け部材の位置が前記上部タイプレート格子部の位置に合うように、前記格子部拘束機構の上部タイプレート保持部材の取り付け状態を調整するための取り付け状態調整ステップと、前記取り付け状態調整ステップの後に、前記燃料体を前記燃料ホルダ内に収納する収納ステップと、前記収納ステップの後に、前記燃料ホルダの前記格子部拘束機構によって前記燃料体を拘束する拘束ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、簡単な準備のみで、単一の燃料ホルダを用いて複数の設計タイプの燃料体を収納可能となる。
第1の実施形態に係る燃料ホルダに燃料体を収納した状態の構成を示す縦断面図である。 図1のII−II線矢視横断面図である。 第1の実施形態に係る燃料ホルダの格子部拘束機構の拘束対象である上部タイレートの構造の例を示す正面図である。 図3の平面図である。 第1の実施形態に係る燃料ホルダの格子部拘束機構の構成を示す格子部拘束機構の取り付け面を外面から見た図である。 図5のVI−VI線矢視縦断面図である。 第1の実施形態に係る燃料ホルダの格子部拘束機構の別タイプの燃料を拘束する場合の構成を示す格子部拘束機構の取り付け面を外面から見た図である。 図7のVIII−VIII線矢視縦断面図である。 第1の実施形態に係る燃料ホルダの格子部拘束機構の上部タイプレート受け側部材の寸法を説明する縦断面図である。 第1の実施形態に係る燃料ホルダの格子部拘束方法の手順を示すフロー図である。 第2の実施形態に係る燃料ホルダの格子部拘束機構の構成を示す縦断面図である。 第2の実施形態に係る燃料ホルダの格子部拘束機構の変形例の構成を示す縦断面図である。 第3の実施形態に係る燃料ホルダの上部タイプレート格子部拘束機構の構成を示す縦断面図である。 一般的な沸騰水型原子炉用の燃料体の側面図である。 従来の燃料ホルダに燃料体を収納した状態の構成の例を示す縦断面図である。 図15のXVI−XVI線矢視横断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る格子部拘束機構、格子部拘束方法および燃料ホルダについて説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る燃料ホルダ20に燃料体10を収納した状態の構成を示す縦断面図である。また、図2は、図1のII−II線矢視横断面図である。燃料体10は、たとえば図14に示すものであり、図示しない原子炉の炉心内では、図1の左方向を上側にして配される。また、後述するように燃料体10を燃料ホルダ20に収納する際にも、燃料体10および燃料ホルダ20は図1の左側を上側にして取り扱われる。また、燃料体10を収納して拘束した状態の燃料ホルダ20を図示しない燃料輸送容器に収納する際も同様である。
燃料ホルダ20を燃料輸送容器に収納した後は、燃料輸送容器は横倒しにされ輸送される。輸送先の原子力発電所において燃料体10が取り出される際は、以上の逆の流れとなる。したがって、図1および図2は、燃料輸送容器内に収納されて輸送されている際の姿勢を示している。なお、図1は、図2におけるI−I矢視の断面図である。
燃料ホルダ20は、外枠を構成する筒状体21と上蓋22および底板23、上部タイプレート13を拘束する格子部拘束機構100、燃料スペーサ14を拘束する燃料スペーサ拘束部40、および下部タイプレート15を拘束する下部タイプレート拘束部50を有する。
筒状体21は、4つの平板部を有し、横断面が長方形であり、長手方向に延びている。ここで、長手あるいは長手方向とは、以下、収納する燃料体10の燃料棒11の長手あるいはその方向、すなわち燃料体10が炉心に装荷された状態における鉛直方向に対応する方向をいうものとする。また、筒状体21の断面形状の長方形は正方形を含む。たとえば、筒状体21を図2のように45度に傾けている場合は、断面形状は正方形が望ましい。
4つの平板部のうち、互いに隣接する第1の印加側平板部21aと第2の印加側平板部21bが長手側の一辺で互いに垂直に結合し、印加側曲げ板25を形成している。互いに隣接する第1の受け側平板部21cと第2の受け側平板部21dが長手側の一辺で互いに垂直に結合し、受け側曲げ板26を形成している。また、第1の印加側平板部21aと第1の受け側平板部21cとが互いに対向しており、第2の印加側平板部21bと受け側平板部21dとが互いに対向している。
このように筒状体21を形成する印加側曲げ板25と受け側曲げ板26は、2つの稜線部で結合している。第1の印加側平板部21aと受け側平板部21dが結合する稜線部である第1の結合部21fにはヒンジ21gが設けられ、第1の結合部21fは回動可能に形成されている。また、第2の印加側平板部21bと第1の受け側平板部21cが結合する稜線部である第2の結合部21hは接離可能に形成されている。上蓋22は長方形の板状で、筒状体21の上端で筒状体21と着脱可能に結合されている。底板23は長方形の板状で、筒状体21の下端で筒状体と結合し、印加側曲げ板25とは切り離し可能に形成されている。
上部タイプレート13を拘束する格子部拘束機構100は、図3で詳細を説明する上部タイプレート格子部13bを長手方向に垂直で外側からの押し付け力を加える部分と、第1の受け側平板部21cおよび第2の受け側平板部21dの内側に設けられ、押し付けられた上部タイプレート格子部13bからの荷重を受ける上部タイプレート受け側部材104を有する。押し付け力を加える部分は第1の印加側平板部21aおよび第2の印加側平板部21b側に設けられている。また、上部タイプレート受け側部材104は、第1の受け側平板部21cおよび第2の受け側平板部21dの内側に設けられている。
燃料スペーサ拘束部40は、それぞれの燃料スペーサ14に対して、長手方向に垂直な外側からの押し付け力を加える燃料スペーサ押し付け部材41と、押し付け力を加えられた燃料スペーサ14からの荷重を受ける燃料スペーサ受け側部材42を有する。燃料スペーサ押し付け部材41は第1の印加側平板部21aおよび第2の印加側平板部21bの内側に設けられる。また、燃料スペーサ受け側部材42は第1の受け側平板部21cおよび第2の受け側平板部21dの内側に設けられている。燃料スペーサ押し付け部材41は、たとえば、板バネを有して印加側曲げ板25と受け側曲げ板26を閉じたときに板バネが圧縮されることにより圧縮荷重を燃料スペーサ14に伝達する。
下部タイプレート拘束部50は、下部タイプレート側面平坦部15aに対して、長手方向に垂直な外側からの押し付け力を加える下部タイプレート押し付け部材51と、第1の印加側平板部21aおよび第2の印加側平板部21bにそれぞれ支持されて下部タイプレート押し付け部材51を下部タイプレート側面平坦部15aに押し付ける下部タイプレート締め付け部材52と、押し付け力を加えられた下部タイプレート側面平坦部15aからの荷重を受け下部タイプレート受け側部材53を有する。下部タイプレート押し付け部材51は第1の印加側平板部21aおよび第2の印加側平板部21bの内側に設けられる。また、下部タイプレート受け側部材53は第1の受け側平板部21cおよび第2の受け側平板部21dの内側に設けられている。
燃料ホルダ20は、図2に示すように、長手方向を水平にして、第1の印加側平板部21a、第2の印加側平板部21b、第1の受け側平板部21cおよび第2の受け側平板部21dが平面に対して45度傾斜するように、かつ印加側曲げ板25を上、受け側曲げ板26を下にした状態で、燃料輸送容器に収納される。こうすることによって、燃料体10の自重が、格子部拘束機構100、燃料スペーサ拘束部40、および下部タイプレート拘束部50による燃料体10への押し付け荷重の伝達を阻害する方向に働かず、有効に拘束ができる。なお、45度傾斜した場合を例にとって示しているが、これには限定されない。たとえば、傾斜なしで1辺を底面とするような姿勢でもよい。いずれにしても、燃料体10の自重が燃料体10への押し付け荷重の伝達を阻害する方向に働かない方向であればよい。
また、押し付け力を加える部分が第1の印加側平板部21aおよび第2の印加側平板部21b側に、また、上部タイプレート受け側部材104は、第1の受け側平板部21cおよび第2の受け側平板部21dの内側に設けられている場合を示しているが、これには限定されない。すなわち、拘束力が確保されていれば、押し付け力を加える部分が第1の印加側平板部21aあるいは第2の印加側平板部21bのいずれか側に設けられ、これに対向する位置、すなわち第1の受け側平板部21cおよび第2の受け側平板部21dのいずれかの面の内側に上部タイプレート受け側部材104が設けられている場合でもよい。
図3は、本実施形態に係る燃料ホルダの格子部拘束機構の拘束対象である上部タイレートの構造の例を示す正面図である。また、図4は、図3の平面図である。上部タイプレート13は、燃料体10の取り扱い時の揚重機のフック等と取り合うハンドル部13aと、燃料棒11(図14)の上端部を拘束する上部タイプレート格子部13bを有する。図4に示すように、上部タイプレート格子部13bの断面は、正方形に包絡される形状である。また、上部タイプレート格子部13bの側面は、完全な平面ではなく、1つの辺あたり2か所に凸部を有する形状である。
したがって、上部タイプレート格子部13bの側面に上部タイプレート押し付け部材101を密着させると上部タイプレート格子部13bとは2か所で接触する。この状態で、中央部に押し付け荷重Fを印加すれば、荷重は、均等に上部タイプレート格子部13bに伝達される。また、上部タイプレート格子部13bから上部タイプレート受け側部材104へも接触するする2か所を介して荷重が伝達され、伝達された荷重は、上部タイプレート受け側部材104から第1の受け側平板部21cへ接触面で分散して伝達される。
図5は、第1の実施形態に係る燃料ホルダの格子部拘束機構の構成を示す格子部拘束機構の取り付け面を外面から見た図である。また、図6は、図5のVI−VI線矢視縦断面図である。なお、上部タイプレート受け側部材104は図9で説明するものとし図6では図示を省略しており、上部タイプレート格子部13bに押し付け力を印加する機構の部分を示している。
格子部拘束機構100は、上部タイプレート押し付け部材101、上部タイプレート保持部材102、上部タイプレート締め付け部材103、および上部タイプレート受け側部材104(図9)を有する。上部タイプレート押し付け部材101は、上部タイプレート格子部13bの側部に接触し、上部タイプレート格子部13bに長手方向に垂直な押し付け荷重を印加する。
上部タイプレート保持部材102は、広がり部102aおよび嵌合部102bを有する。嵌合部102bは、第1の印加側平板部21aおよび第2の印加側平板部21bのそれぞれに厚み方向に貫通するように形成されたトラック形状あるいは長円形の開口部に嵌合する部分であり、第1の印加側平板部21aおよび第2の印加側平板部21bとほぼ同等ないしわずかに薄い厚みを有する。広がり部102aは嵌合部102bの内側の部分であり、かつ嵌合部102bより平面方向に広がっており、段差部を形成している。この広がっている部分は、第1の印加側平板部21aおよび第2の印加側平板部21bの内側の面に接している。
上部タイプレート保持部材102には、厚み方向に貫通するねじ孔が形成されている。なお、以下、ねじ孔として説明するが、ねじ孔に限定されない。すなわち、外部から上部タイプレート押し付け部材101を押し付ける作用をするジャッキを第1の印加側平板部21aなどに取り付けて、押し付け部分が貫通する際の貫通孔であってもよい。
今、複数の型式の燃料体10の中で、下部タイプレート拘束部50によって軸方向が拘束された場合に、下部タイプレート拘束部50による拘束位置から上部タイプレート格子部13bが最も遠いものの長手方向の上部タイプレート格子部13bと、最も近いものの長手方向の上部タイプレート格子部13bとの位置の差をΔYとする。
図5に示すように、上部タイプレート保持部材102に形成された実線で示すねじ孔の中心と、上部タイプレート保持部材102の向きを長手方向に入れ替えたときの2点鎖線で示すねじ孔の中心との間の距離をΔYとしている。すなわち、ねじ孔の中心位置は、嵌合部102bの中心点Cから長手方向の長さの差ΔYの半分すなわちΔY/2だけ偏心した位置である。図5、図6は、上部タイプレート格子部13bが下部タイプレート拘束部50による拘束位置から最も遠い型式の燃料体の場合を示している。
ここで、ねじ孔の縁から嵌合部102bの長手方向の端部までの間隔をΔZ、段差部における嵌合部102bの長手方向の端部から広がり部102aの長手方向の端部までの間隔をΔX、上部タイプレート格子部13bの厚さをTとすると、上部タイプレート押し付け部材101の長手方向の長さH1は、H1≧T+ΔY+2ΔZの条件を満たすように形成される。なお、縁部を設けない場合は、H1≧T+ΔY+2ΔXの条件を満たすように形成すればよい。これにより、上部タイプレート押し付け部材101の長手方向の長さH1は、上部タイプレート格子部13bを包絡する。
上部タイプレート締め付け部材103は、ねじ孔のめねじに対応したおねじが形成されているたとえばボルトである。上部タイプレート締め付け部材103の外側頂部にはたとえば六角穴が形成され、挿入状態で回転による締め付けが可能である。
上部タイプレート締め付け部材103の内側頂部は上部タイプレート押し付け部材101に接しており、上部タイプレート締め付け部材103を回転させることにより上部タイプレート締め付け部材103が上部タイプレート押し付け部材101側に移動する。これに押されて上部タイプレート押し付け部材101が上部タイプレート格子部13bに接した状態で上部タイプレート格子部13b側に移動する。この結果、上部タイプレート格子部13bに対する押し込み荷重が増大する。
図7は、別タイプの燃料を拘束する場合の構成を示す格子部拘束機構の取り付け面を外面から見た図である。また、図8は、図7のVIII−VIII線矢視縦断面図である。この場合、上部タイプレート保持部材102の向きが、長手方向に反対側になっている。すなわち、開口部の中心点Cを通る開口面に垂直な軸の周りに180度回転した関係となっている。したがって、この場合も、ねじ孔の中心は中心点CからΔY/2だけ偏心している。また、図7、図8は、上部タイプレート格子部13bが下部タイプレート拘束部50による拘束位置から最も近い型式の燃料体の場合を示している。
ここで、燃料ホルダ20が、2つの型式の燃料体10を取り扱う場合を示したが、上部タイプレート格子部13bがこれら2種類の型式の燃料体の中間的な位置にある場合には、上部タイプレート保持部材102を交換するだけで対応できる。また、4つの型式を取り扱う場合も、同様に、2種類ずつ取り扱う上部タイプレート保持部材102を2種類準備すれば対応可能である。すなわち、燃料ホルダ20が、複数の型式の燃料体10を取り扱う場合の格子部拘束機構100の取り付け状態の調整としては、上部タイプレート保持部材102の取り付け方向の調整、上部タイプレート保持部材102の交換あるいはこれらの組合せなどがある。
図9は、上部タイプレート受け側部材104の寸法を説明する縦断面図である。上部タイプレート受け側部材104の長手方向の長さH2は、上部タイプレート格子部13bの厚みTと、上部タイプレート格子部13bの位置の差ΔYとの合計値よりも大きい値に設定されている。この結果、上部タイプレート受け側部材104は、すべての型式の燃料体10の上部タイプレート格子部13bからの荷重を受けることができる。
図10は、本実施形態に係る燃料ホルダの格子部拘束方法の手順を示すフロー図である。まず、燃料体10の長さを確認する(ステップS01)。具体的には、8×8燃料か、9×9燃料かなど、燃料の型式による上部タイプレート格子部13bの位置を確認する。
また、燃料ホルダ20の上蓋22を取り外し、筒状体21を開放する(ステップS02)。ここで、筒状体21の開放は、筒状体21を形成する印加側曲げ板25と受け側曲げ板26を、第1の結合部21fのヒンジ21gを中心に、第2の結合部21hを開放する。このような状態で、燃料ホルダ20を直立状態に置く。ここで、燃料ホルダ20は、ステップS02の最初に直立状態としてもよい。あるいは、ステップS02の途中、あるいは最後に直立状態としてもよい。
次に、ステップS01の燃料体10の長さの確認結果に基づいて、格子部拘束機構100の取り付け状態の調整を行う(ステップS03)。すなわち、上部タイプレート押し付け部材101の位置が上部タイプレート格子部13bの位置に合うように、格子部拘束機構100の取り付け状態を調整する。具体的には、上部タイプレート保持部材102の方向を設定、あるいは上部タイプレート保持部材102の交換、あるいはこれらの両者の実施等を行う。
次に、燃料体10と燃料ホルダ20を近接させて、燃料体10を燃料ホルダ20内に収納する(ステップS04)。燃料体10は、上部タイプレート13のハンドル部13aで鉛直方向に吊り下げられた状態で燃料ホルダ内に収納される。この際、燃料体10を移動させても、燃料ホルダ20を移動させても、あるいは両者を同時に移動させ、互いに近接させてもよい。
次に、筒状体21を閉じて、上蓋22を取り付ける(ステップS05)。その後に、格子部拘束機構100により燃料ホルダ20内に燃料体10を拘束する(ステップS06)。すなわち、燃料ホルダ20の格子部拘束機構100、燃料スペーサ拘束部40および下部タイプレート拘束部50のそれぞれにおいて燃料体10を拘束状態とする。
すなわち、格子部拘束機構100においては、上部タイプレート締め付け部材103を押し込むことによって上部タイプレート押し付け部材101を上部タイプレート格子部13bに押し付ける。
燃料スペーサ拘束部40においては、筒状体21を閉じることによってたとえば板バネを有する燃料スペーサ押し付け部材41により燃料スペーサ14に押し付け力が印加される。下部タイプレート拘束部50については、下部タイプレート締め付け部材52を押し込むことによって下部タイプレート押し付け部材51を下部タイプレート15に押し付ける。
次に、上部タイプレート締め付け部材103および下部タイプレート締め付け部材52の異常の有無を確認する(ステップS07)。たとえば、上部タイプレート締め付け部材103の位置が上部タイプレート格子部13bの側部から外れている場合は、上部タイプレート締め付け部材103の正常な押し込み代よりさらに押し込まれている可能性がある。同様に、下部タイプレート締め付け部材52の位置が下部タイプレート15の側部から外れている場合は、下部タイプレート締め付け部材52の正常な押し込み代よりさらに押し込まれている可能性がある。したがって、それぞれの押し込み状態をあらかじめ確認した正常な押し込み代と比較することによって異常の有無を確認することができる。
次に、燃料ホルダ20を燃料輸送容器内に収納する(ステップS08)。その後に、燃料輸送容器を横倒しにして、輸送する(ステップS09)。
以上のように、本実施形態によれば、簡単な準備のみで、単一の燃料ホルダを用いて複数の設計タイプの燃料体を収納することができる。
[第2の実施形態]
図11は、第2の実施形態に係る燃料ホルダの格子部拘束機構の構成を示す縦断面図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形であり、複数のロッド状の調整ガイド111をさらに有する。調整ガイド111は、第1の印加側平板部21aの面に垂直に内側に向けて第1の印加側平板部21aに埋め込まれている。調整ガイド111は、長手方法に垂直な方向については、複数個が互いに間隔をあけて長手方向に同一位置に複数設けられていてもよい。
上部タイプレート押し付け部材101の長手方向の両端部近傍にはガイド穴が形成されている。調整ガイド111はそれぞれのガイド穴に対応する位置に設けられており、ガイド穴に挿入されている。上部タイプレート押し付け部材101は、複数の調整ガイド111それぞれについて、各ガイド穴とそれに対応する調整ガイド111との相対変位が均一となるように、図示しないばね機構等を介して第1の印加側平板部21aに取り付けられている。
図12は、格子部拘束機構の変形例の構成を示す縦断面図である。上述の上部タイプレート押し付け部材101の変位を均一にする方法として、図12に示すように、上部タイプレート押し付け部材101の軸方向の両端に張り出し部101aを設け、それらに対応して、張り出し部101aを支えるようにL字の断面形状を有するフック状の調整ガイド112を第1の印加側平板部21aに設けてもよい。
また、ロッド状の調整ガイド111を用いる本第2の実施形態、あるいは、フック状の調整ガイド112を用いる変形例の場合のいずれにおいても、上部タイプレート押し付け部材101の上部タイプレート格子部13b側への均等な変位をさらに確実にするために、板バネあるいはコイルばねを用いた機構等をさらに使用してもよい。
以上、第1の印加側平板部21aに取り付けられる格子部拘束機構100について説明したが、第2の印加側平板部21bに取り付けられる格子部拘束機構100についても同様である。
以上のように構成された本第2の実施形態、あるいはその変形例においては、上部タイプレート締め付け部材103によって上部タイプレート押し付け部材101を押し込んだ場合に、上部タイプレート押し付け部材101は上部タイプレート格子部13b側に均等に変位する。このため、締め付け時に上部タイプレート押し付け部材101が傾くことなく正常に上部タイプレート格子部13bを拘束することができる。
[第3の実施形態]
図13は、第2の実施形態に係る燃料ホルダの上部タイプレート格子部拘束機構の構成を示す縦断面図である。本第3の実施形態は、第1の実施形態の変形である。本実施形態における上部タイプレート押し付け部材101bおよび上部タイプレート受け側部材104aは、上部タイプレート格子部13bに対向する面に凹部が形成されている。
上部タイプレート格子部13bの側面は、平面的な部分に2か所の凸部が形成されている。第1の実施形態における上部タイプレート押し付け部材101および上部タイプレート受け側部材104は上部タイプレート格子部13bに対向する面は平板状であるためそれぞれ上部タイプレート格子部13bの2か所の凸部で上部タイプレート格子部13bに接触する。本第3の実施形態では、この第1の実施形態では接触する部分に凹部が形成されており、この結果、上部タイプレート押し付け部材101bおよび上部タイプレート受け側部材104aはそれぞれ、上部タイプレート格子部13bの平面的なたとえば図のように3か所の部分に接触する。なお、図13には、上部タイプレート押し付け部材101bおよび上部タイプレート受け側部材104aが、上部タイプレート格子部13bの平面部に接触する場合を図示したが、これらのうちの一部で接触するようにしてもよい。
また、上部タイプレート押し付け部材101bおよび上部タイプレート受け側部材104aが、上部タイプレート格子部13bの平面部のみならず2か所の凸部にも接触するように、凹部の深さを調整してもよい。
以上のように構成された本実施形態では、上部タイプレート押し付け部材101bおよび上部タイプレート受け側部材104aがそれぞれ、上部タイプレート格子部13bに接触する部分が増えるため、上部タイプレート格子部13bへの押し付け荷重が分散して伝達される。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。たとえば、各実施形態では、8×8燃料と9×9燃料ではスペーサの位置がほとんど変わらないことから、格子部拘束機構を上部タイプレートの格子部のみに適用した場合を示したが、これに限定されない。
たとえば、10×10燃料では燃料スペーサ14の長手方向の位置が、8×8燃料と9×9燃料などのスペーサの長手方向の位置が異なる。したがって、このような場合は、さらに燃料スペーサ14にも本発明による格子部拘束機構を適用してもよい。すなわち、燃料スペーサ拘束機構として、燃料スペーサ押し付け部材と、燃料スペーサ保持部材と、燃料スペーサ締め付け部材と、燃料スペーサ受け側部材とを有する構成であってもよい。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。たとえば、第2の実施形態の特徴である調整ガイド111あるいは調整ガイド112を設ける形態と、第3の実施形態の特徴である上部タイプレート押し付け部材101bと上部タイプレート受け側部材104aを有する形態を組み合わせてもよい。
これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…燃料体、11…燃料棒、12…ウォータロッド、13…上部タイプレート、13a…ハンドル部、13b…上部タイプレート格子部、14…燃料スペーサ、15…下部タイプレート、15a…下部タイプレート側面平坦部、20…燃料ホルダ、21…筒状体、21a…第1の印加側平板部、21b…第2の印加側平板部、21c…第1の受け側平板部、21d…第2の受け側平板部、21f…第1の結合部、21g…ヒンジ、21h…第2の結合部、22…上蓋、23…底板、25…印加側曲げ板、26…受け側曲げ板、30…上部タイプレート格子部拘束部、31…上部タイプレート押し付け部材、32…上部タイプレート締め付け部材、33…上部タイプレート受け側部材、40…燃料スペーサ拘束部、41…燃料スペーサ押し付け部材、42…燃料スペーサ受け側部材、50…下部タイプレート拘束部、51…下部タイプレート押し付け部材、52…下部タイプレート締め付け部材、53…下部タイプレート受け側部材、100…格子部拘束機構、101…上部タイプレート押し付け部材、101a…張り出し部、101b…上部タイプレート押し付け部材、102…上部タイプレート保持部材、102a…広がり部、102b…嵌合部、103…上部タイプレート締め付け部材、104、104a…上部タイプレート受け側部材、111、112…調整ガイド

Claims (8)

  1. 正方格子状に配列された複数の燃料棒と、前記燃料棒のそれぞれの上端を固定して断面が正方形状の上部タイプレート格子部を有する上部タイプレートと、前記燃料棒のそれぞれの下端を固定して断面が正方形状の下部タイプレート側面平坦部を有する下部タイプレートと、上部タイプレートと下部タイプレートとの間で長手方向に互いに間隔をあけて設けられ前記燃料棒を前記長手方向に垂直な方向について拘束する複数の燃料スペーサとを具備する新燃料の燃料体を輸送するために該燃料体を収納する燃料ホルダであって、
    前記燃料体の長手方向に沿って延びて前記燃料体を囲むように印加側平板部と印加側平板部に対向する受け側平板部とを含む4つの平板部を有し前記長手方向に垂直な方向に開閉可能に形成され、横断面が長方形の筒状体と、
    前記燃料体の下部タイプレートに対して前記長手方向に垂直な方向から押し付け荷重を付加して前記下部タイプレートを軸方向および軸方向に垂直な方向について拘束可能に形成された下部タイプレート拘束部と、
    前記燃料体の上部タイプレート格子部に対して前記長手方向に垂直な方向から押し付け荷重を付加して前記上部タイプレート格子部を軸方向に垂直な方向について拘束可能に形成された格子部拘束機構と、
    を備えて、
    前記格子部拘束機構は、
    前記上部タイプレート格子部の第1の辺に密着しかつ前記長手方向に延びる上部タイプレート押し付け部材と、
    前記印加側平板部に形成された前記長手方向に延びた開口に着脱自在に取り付けられ、前記長手方向の中心位置から偏心している位置に厚み方向に貫通孔が形成された上部タイプレート保持部材と、
    前記貫通孔を通じて前記上部タイプレート押し付け部材を押し付け可能に形成された上部タイプレート締め付け部材と、
    前記上部タイプレート押し付け部材と前記燃料体を挟んで反対側に設けられて前記上部タイプレート格子部の前記第1の辺の反対側の第2の辺を支持して前記受け側平板部に支持されて付加された荷重を受ける上部タイプレート受け側部材と、
    を有することを特徴とする燃料ホルダ。
  2. 前記上部タイプレート保持部材が
    前記印加側平板部に形成された前記長手方向に延びた開口に、前記開口の開口面に垂直な軸周りに互いに180度回転した関係の2つの状態に着脱自在に取り付けられ、前記長手方向の中心位置から偏心している位置に厚み方向に貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ホルダ。
  3. 前記上部タイプレート押し付け部材の前記長手方向の長さまたは上部タイプレート受け側部材の前記長手方向の長さの少なくとも一方は、前記上部タイプレート格子部の厚みと、前記燃料体の種類による格子部位置の差異との合計値よりも大きい値に設定されることを特徴とする請求項1に記載の燃料ホルダ。
  4. 前記上部タイプレート保持部材の前記貫通孔の内面にはめねじが形成され、前記上部タイプレート締め付け部材の外面には前記めねじに対応するおねじが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の燃料ホルダ。
  5. 前記上部タイプレート保持部材は、前記開口に嵌合する嵌合部と、前記印加側平板部より内側にあって前記開口より広がりの大きな広がり部とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の燃料ホルダ。
  6. 前記燃料スペーサを前記長手方向に垂直な方向について拘束する燃料スペーサ拘束機構をさらに備え、
    前記燃料スペーサ拘束機構は、
    前記燃料スペーサの第1の辺に密着しかつ前記長手方向に延びる燃料スペーサ押し付け部材と、
    前記印加側平板部に形成された前記長手方向に延びた開口に着脱自在に取り付けられ、前記長手方向の中心位置から偏心している位置に厚み方向に貫通孔が形成された燃料スペーサ保持部材と、
    前記貫通孔を通じて前記燃料スペーサ押し付け部材を押し付け可能に形成された燃料スペーサ締め付け部材と、
    前記燃料スペーサ押し付け部材と前記燃料体を挟んで反対側に設けられて前記上部タイプレート格子部の前記第1の辺の反対側の第2の辺を支持して前記受け側平板部に支持されて付加された荷重を受ける燃料スペーサ受け側部材と、
    を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の燃料ホルダ。
  7. 正方格子状に配列された複数の燃料棒と、前記燃料棒のそれぞれの上端を固定して断面が正方形状の上部タイプレート格子部を有する上部タイプレートと、前記燃料棒のそれぞれの下端を固定して断面が正方形状の下部タイプレート側面平坦部を有する下部タイプレートと、上部タイプレートと下部タイプレートとの間で長手方向に互いに間隔をあけて設けられ前記燃料棒を前記長手方向に垂直な方向について拘束する複数の燃料スペーサとを具備する新燃料の燃料体の輸送のために、前記燃料体の長手方向に沿って延びて前記燃料体を囲むように印加側平板部および印加側平板部に対向する受け側平板部を含む4つの平板部を有し前記長手方向に垂直な方向に開閉可能に形成され横断面が長方形の筒状体を有する燃料ホルダが収納する前記燃料体の上部タイプレート格子部を拘束する格子部拘束機構であって、
    前記上部タイプレート格子部の第1の辺に密着しかつ前記長手方向に延びる上部タイプレート押し付け部材と、
    前記印加側平板部に形成された前記長手方向に延びた開口に着脱自在に取り付けられ、前記長手方向の中心位置から偏心している位置に厚み方向に貫通孔が形成された上部タイプレート保持部材と、
    前記貫通孔を通じて前記上部タイプレート押し付け部材を押し付け可能に形成された上部タイプレート締め付け部材と、
    前記上部タイプレート押し付け部材と前記燃料体を挟んで反対側に設けられて前記上部タイプレート格子部の前記第1の辺の反対側の第2の辺を支持して前記受け側平板部に支持されて付加された荷重を受ける上部タイプレート受け側部材と、
    を有することを特徴とする格子部拘束機構。
  8. 正方格子状に配列された複数の燃料棒と、上部タイプレートと、下部タイプレートと、複数の燃料スペーサとを有する新燃料の燃料体を長さ方向を水平にして格子部拘束機構を有する燃料ホルダ内に拘束した状態で輸送するために、前記燃料体の長手方向に沿って延びて前記燃料体を囲むように印加側平板部および印加側平板部に対向する受け側平板部を含む4つの平板部を有し前記長手方向に垂直な方向に開閉可能に形成され横断面が長方形の筒状体を有する前記燃料ホルダで前記燃料体の上部タイプレート格子部を拘束する格子部拘束方法であって、
    前記格子部拘束機構は、
    前記上部タイプレート格子部の第1の辺に密着しかつ前記長手方向に延びる上部タイプレート押し付け部材と、
    前記印加側平板部に形成された前記長手方向に延びた開口に着脱自在に取り付けられ、前記長手方向の中心位置から偏心している位置に厚み方向に貫通孔が形成された上部タイプレート保持部材と、
    前記貫通孔を通じて前記上部タイプレート押し付け部材を押し付け可能に形成された上部タイプレート締め付け部材と、
    前記上部タイプレート押し付け部材と前記燃料体を挟んで反対側に設けられて前記上部タイプレート格子部の前記第1の辺の反対側の第2の辺を支持して前記受け側平板部に支持されて付加された荷重を受ける上部タイプレート受け側部材と、
    を有しており、
    当該格子部拘束方法は、
    燃料体の長さの確認結果に基づいて、前記上部タイプレート格子部に押し付け荷重を付加する前記格子部拘束機構の上部タイプレート締め付け部材の位置が前記上部タイプレート格子部の位置に合うように、前記格子部拘束機構の上部タイプレート保持部材の取り付け状態を調整するための取り付け状態調整ステップと、
    前記取り付け状態調整ステップの後に、前記燃料体を前記燃料ホルダ内に収納する収納ステップと、
    前記収納ステップの後に、前記燃料ホルダの前記格子部拘束機構によって前記燃料体を拘束する拘束ステップと、
    を有することを特徴とする格子部拘束方法。
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