JP2016040658A - 棚卸支援装置、棚卸支援方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的な資産管理が可能な技術を提供する。【解決手段】棚卸支援装置10は、通信機器60の棚卸情報の入力を促すメッセージを生成して出力するメッセージ生成部121と、通信機器60から出力された棚卸情報を取得する棚卸情報取得部122と、人事システムから、在職中及び退職済みを示す情報を含む人事情報211を取得する人事情報取得部124と、人事情報211と、取得した棚卸情報とを照合する照合部126と、を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、棚卸支援装置、棚卸支援方法及びプログラムに関する。
特許文献1(特開2004−206188号公報)には、「管理者は,携帯電話管理画面からインターネット接続機能,eメール機能を持つ特定の携帯電話に資産管理情報を要求する手段を持ち,Webサーバで提供するポータルページに携帯電話がアクセスしてきたときに,WebサーバではHTTPリクエストに含まれる携帯電話の固有IDを利用して携帯電話を特定し,その携帯電話に対する資産管理情報収集要求がある場合,ユーザ情報入力ページへのリンクを表示し,ユーザ情報入力ページで携帯電話のユーザにより入力されたユーザ情報及び携帯電話から出されるHTTPリクエストに含まれるシステム情報を携帯電話管理画面から閲覧できる」と記載されている。
特許文献1に記載の技術は、ポータルページに携帯電話でアクセスして資産管理を行っている。しかし、この技術は、登録や閲覧をするのみであり、効率的に資産を管理しているとはいえない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、効率的な資産管理が可能な技術の提供を目的とする。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、効率的な資産管理が可能な技術の提供を目的とする。
本願は、上記課題を解決するための手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、棚卸支援装置であって、通信機器の棚卸情報の入力を促すメッセージを生成して出力するメッセージ生成部と、通信機器から出力された棚卸情報を取得する棚卸情報取得部と、人事システムから、在職中及び退職済みを示す情報を含む人事情報を取得する人事情報取得部と、前記人事情報と、前記取得した棚卸情報とを照合する照合部と、を含む。
前記照合部は、前記人事情報と前記取得した棚卸情報とから、使用されていない通信機器を特定してもよい。
前記照合部は、前記人事情報と前記取得した棚卸情報とから、退職している個人が使用していると登録されている通信機器を特定してもよい。
前記照合部は、前記取得した棚卸情報から、各使用者の用いている通信機器の個数を特定してもよい。
前記照合部は、用いている通信機器の数が所定数以上又は所定数を超えている使用者を特定してもよい。
棚卸支援装置は、経理システムから通信機器の各々に関する請求料金を示す経理情報を取得する経理情報取得部、を含み、前記照合部は、前記人事情報と、前記経理情報と、前記取得した棚卸情報とを照合してもよい。
また、例えば、棚卸支援方法であって、通信機器の棚卸情報の入力を促すメッセージを生成して出力するメッセージ生成ステップと、通信機器から出力された棚卸情報を取得する棚卸情報取得ステップと、人事システムから、在職中及び退職済みを示す情報を含む人事情報を取得する人事情報取得ステップと、前記人事情報と、前記取得した棚卸情報とを照合する照合ステップと、を含んでもよい。
また、例えば、コンピュータ実行可能なプログラムであって、コンピュータにより実行されると、コンピュータを、通信機器の棚卸情報の入力を促すメッセージを生成して出力するメッセージ生成部と、通信機器から出力された棚卸情報を取得する棚卸情報取得部と、人事システムから、在職中及び退職済みを示す情報を含む人事情報を取得する人事情報取得部と、前記人事情報と、前記取得した棚卸情報とを照合する照合部と、として機能させてもよい。
本発明の技術によれば、効率的な資産管理が可能な技術を提供することができる。上記以外の課題、構成および効果等は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。以下では、同じ構成については同じ符号を付与し説明を省略する。
なお、ここでいう通信機器は、例えば携帯可能な電話(フィーチャホンやスマートホンを含む)やデータカードなど、通信機能を有する可搬性の電子機器であるものとして説明する。
図1は、本実施形態の棚卸システムの構成例である。棚卸システム1は、企業が管理する通信機器の棚卸を実現するものであり、棚卸支援装置10、人事情報管理装置20、経理情報管理装置30、通信機器60を含む。棚卸支援装置10、人事情報管理装置20、経理情報管理装置30は、第2通信ネットワーク50を介して互いに接続されている。また、棚卸支援装置10、人事情報管理装置20、経理情報管理装置30、は、第1通信ネットワーク40及び第2通信ネットワーク50を介して通信機器60と接続されている。
通信機器60は、例えば、企業の従業員などが用いるものである。通信機器60は、種別や機種などにより、電話番号や他の任意の識別情報を宛先としたSMS(Short message service)によるメッセージ送受信機能を有するものと、有さないものとが存在しえるとして説明する。図示していないが、通信機器60そのもの又は通信機器60により通信機能を得る情報端末は、例えばブラウザのような入出力処理部を有する。
人事情報管理装置20は、企業の人事部などで用いられる装置である。人事情報管理装置20は、記憶部21を有する。記憶部21には、人事情報211が記憶されている。人事情報211は、例えば従業員などが在職中であるか又は退職済みであるかなど、人事に関する情報が含まれている。人事情報211の詳細については後述する。
経理情報管理装置30は、企業の経理部などで用いられる装置である。経理情報管理装置30は、記憶部31を有する。記憶部31には、経理情報311が記憶されている。経理情報311は、例えば通信機器60の費用請求など、経理に関する情報が含まれている。経理情報311の詳細については後述する。
棚卸支援装置10は、通信機器60の棚卸のために用いる装置である。棚卸支援装置10は、記憶部11、メッセージ生成部121、棚卸情報取得部122、登録部123、人事情報取得部124、経理情報取得部125、照合部126、更新部127を含む。記憶部11には、通信機器情報111、通信機器登録情報112、棚卸情報113、照合情報114等が記憶されている。
通信機器情報111は、通信機器60に関する情報である。通信機器登録情報112は、通信機器60の使用者に関する情報である。棚卸情報113は、通信機器60の使用状況に関する情報である。照合情報114は、人事情報211と棚卸情報113などとを比較して生成される情報である。これらの情報の詳細は後述する。
メッセージ生成部121は、棚卸情報の入力を要求するメッセージを生成する。棚卸情報取得部122は、棚卸情報を取得する。登録部123は、取得された棚卸情報を登録する。人事情報取得部124は、人事情報管理装置20から人事情報211を取得する。経理情報取得部125は、経理情報管理装置30から経理情報311を取得する。照合部126は、人事情報211と棚卸情報113などとを照合して照合情報114を生成する。更新部127は、通信機器情報111、通信機器登録情報112の更新処理を行う。
なお、詳細を後述するように、棚卸支援装置10から通信機器60に対しメッセージが送信される。また、通信機器60から棚卸支援装置10に対しアクセスが要求される。これらを実現するために、棚卸システム1には、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP3(Post Office Protocol version 3)などをサポートするサーバ、SMPP(Short Message Peer to Peer)などをサポートするサーバ、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)などをサポートするサーバなど(いずれも図示略)が含まれていてもよい。あるいは、これらの少なくとも一部の機能を棚卸支援装置10がサポートしてもよい。以下では、棚卸支援装置10は、これらのサーバを介して、あるいは自身の機能を用いて直接に、通信機器60へのメッセージを送信し、さらに、通信機器60からのアクセスを受けるものとして説明する。
また、上記各部は便宜上の構成であり、ある部が他の部に含まれていてもよく、また、さらに分割等されてもよい。
また、上記各部は便宜上の構成であり、ある部が他の部に含まれていてもよく、また、さらに分割等されてもよい。
図2は、人事情報211の一例である。人事情報211において、各レコードは従業員などの各々に関する情報を示し、図2の場合、従業員番号201、氏名202、所属部署203、在職/退職204、入社月日/退職月日205等を含む。従業員番号201は、いずれかの通信機器60を用い得る従業員などの識別情報であり、ここでは、従業員などに一意に付与されている従業員番号である例を示している。氏名202は、従業員などの氏名である。所属部署203は、従業員などの属する部署などを示す。在職/退職204は、従業員などが在職中か、あるいは退職しているかを示す。入社月日/退職月日205は、従業員などが在職中であれば入社日を示し、退職していれば退職日を示す。
図3は、経理情報311の一例である。経理情報311において、各レコードは、通信機器60各々に対し請求が発生した費用(例えば通信費用やレンタル料など)に関する情報を示す。図3の場合、経理情報311の各レコードは、端末ID301、費用請求302等を含む。端末ID301は、企業などで管理している通信機器60に一意に付与されている識別情報である。費用請求302は、通信機器60に対し発生した費用請求とその時期とを示す。図3では、発生した費用請求とその年月との履歴を示しているが、これに限るわけではなく、費用請求が発生した最新の時期のみを示してもよい。
図4は、通信機器情報111の一例である。通信機器情報111の各レコードは、企業で管理する通信機器60の各々に関する情報を示す。図4の例では、通信機器情報111の各レコードは、電話番号401、端末ID402、端末種別403、IMEI(International Mobile Equipment Identity)404等を含む。電話番号401は、通信機器60の電話番号を示す。端末ID402は、通信機器60の企業内などでの識別情報を示す。端末種別403は、通信機器60の機種などを示す。IMEI404は、通信機器60のIMEIを示す。
図5は、通信機器登録情報112の一例である。通信機器登録情報112において、各レコードは通信機器60とその通信機器60の使用者(従業員など)に関する情報を示す。図5の例では、通信機器登録情報112の各レコードは、電話番号501、端末ID502、端末種別503、IMEI504、費用負担先505、従業員番号506、氏名507、利用用途508、所属部署509、料金請求510、連絡先511を含む。
電話番号501は、通信機器60の電話番号を示す。端末ID502は、通信機器60の企業内などでの識別情報を示す。端末種別503は、通信機器60の機種などを示す。IMEI504は、通信機器60のIMEIを示す。費用負担先505は、通信機器60を使用するための費用を負担する企業内での部署を示す。従業員番号506は、通信機器60を使用している従業員などの識別情報を示す。氏名507は、通信機器60を使用している従業員などの氏名を示す。利用用途508は、通信機器60の通信機能を用いての利用用途を示している。所属部署509は、通信機器60を用いている従業員などの属する部署などを示す。料金請求510は、通信機器60の使用するための費用請求が所定時期に有ったか否かを示す。なお、図5の例では、料金請求510は、棚卸から最新の年月での費用請求有無を示しているが、これに限るわけではなく、例えば通年での費用請求であってもよく、また、複数の時期の各々での費用請求有無を示していてもよい。連絡先511は、通信機器60を使用する従業員などにメッセージを出力するための宛先である。ここでは、連絡先511の値として、SMSによるメッセージ送受信機能をもつ通信機器60については電話番号を宛先とし、SMSによるメッセージ送受信機能を持たない通信機器60については電子メールアドレスを宛先とする例を示している。
図6は、棚卸情報113の一例である。棚卸情報113の各レコードは、通信機器60の各々の棚卸に関する情報を示す。図6では、棚卸情報113の各レコードは、電話番号601、端末ID602、端末種別603、IMEI604、費用負担先605、従業員番号606、氏名607、利用用途608、所属部署609、利用状況610、連絡先611を含む。
電話番号601は、通信機器60の電話番号を示す。端末ID602は、通信機器60の企業内などでの識別情報を示す。端末種別603は、通信機器60の機種などを示す。IMEI604は、通信機器60のIMEIを示す。費用負担先605は、通信機器60を使用するための費用を負担する企業内での部署を示す。従業員番号606は、通信機器60を使用している従業員などの識別情報を示す。氏名607は、通信機器60を使用している従業員などの氏名を示す。利用用途608は、通信機器60の通信機能を用いての利用用途を示している。所属部署609は、通信機器60を用いている従業員などの属する部署などを示す。利用状況610は、通信機器60の利用状況を示す。連絡先611は、通信機器60を使用する従業員などにメッセージを出力するための宛先である。
図7は、照合情報114の一例である。照合情報114の各レコードは、通信機器60毎の、既に登録されている情報と新たに取得された棚卸情報との差分に関する情報を示す。図7では、照合情報114の各レコードは、電話番号701、端末ID702、端末種別703、所在確認704、機種変更705、回線解約706、費用負担先変更707、使用者変更708、未使用端末709、複数所有710、利用状況711を含む。
電話番号701は、通信機器60の電話番号を示す。端末ID702は、通信機器60の企業内などでの識別情報を示す。端末種別703は、通信機器60の機種などを示す。所在確認704は、通信機器60の棚卸情報の入力が行われたか否かを示す。機種変更705は、通信機器60に対し未届の機種変更が行われたか否かを示す。ここでいう未届の機種変更とは、使用者が通信機器60の機種を変更したにも関わらず、通信機器情報111や通信機器登録情報112の情報を変更していないことをいう。回線解約706は、通信機器60を使用するための回線契約などが解除されているか否かを示す。費用負担先変更707は、通信機器60を使用するための費用を負担する企業内での部署に変更があったか否かを示す。使用者変更708は、通信機器60の使用者の変更があったか否かを示す。未使用端末709は、通信機器60が使用されていないものであるか否かを示す。複数所有710は、一人の従業員などが通信機器60を所定数以上(又は所定数を超えて)用いているか否かを示す。ここでは、複数所有710の値は、一人が用いている通信機器60が2つ未満である場合「NO」、2つ以上である場合「YES」とし、さらに、2つ以上である場合その個数をも含める例を示している。利用状況711は、通信機器60の利用状況を示す。
図8は、棚卸支援装置10、人事情報管理装置20、経理情報管理装置30、通信機器60の各々のハードウェア構成図の例を示す。棚卸支援装置10、人事情報管理装置20、経理情報管理装置30、通信機器60の各々は、例えば情報処理装置800により実現される。情報処理装置800は、演算装置801、メモリ802、外部記憶装置803、入力装置804、出力装置805、通信I/F(インターフェース)806、記憶媒体駆動装置807等を有する。これらはバス等により互いに接続されている。
演算装置801は例えばCPU(Central Processing Unit)等である。メモリ802は、揮発性メモリである。外部記憶装置803は、例えばHDD(Hard disk drive)やSSD(Solid state drive)等である。入力装置804は、例えばキーボード、マウス、マイク、タッチパネル等である。出力装置805は、例えばディスプレイ装置、スピーカ、プリンタ、タッチパネル等である。棚卸支援装置10、人事情報管理装置20、経理情報管理装置30、通信機器60の各々は、通信I/F806を介して第1通信ネットワーク40、第2通信ネットワーク50の各々と接続する。記憶媒体駆動装置807は、可搬性記憶媒体808へ情報を書込み、及び、可搬性記憶媒体808からの情報の読み取りを行う。
メッセージ生成部121、棚卸情報取得部122、登録部123、人事情報取得部124、経理情報取得部125、照合部126、更新部127、通信機器60そのもの又は通信機器60により通信機能を得る情報端末が有する入出力処理部は、演算装置801がメモリ802にロードしたプログラムを実行することにより実現してもよい。このプログラムは、予めメモリ802や外部記憶装置803等に記憶されていてもよく、可搬性記憶媒体808に記憶されているものを記憶媒体駆動装置807が読み出してインストールしてもよく、通信ネットワークから通信I/F806を介してダウンロードされたものがインストールされてもよい。
また、メッセージ生成部121、棚卸情報取得部122、登録部123、人事情報取得部124、経理情報取得部125、照合部126、更新部127、入出力処理部の全て又は一部は、専用のハードウェアとして実現されてもよい。棚卸支援装置10の各部は、1つの装置等で実現されてもよく、複数の装置で分散して実現されてもよい。
記憶部11、記憶部21、記憶部31の各々内の各情報は、メモリ802、外部記憶装置803、可搬性記憶媒体808等に記憶される。又は、これらの情報の一部又は全ては、メモリ802、外部記憶装置803、可搬性記憶媒体808等に分散して記憶されていてもよく、通信ネットワークを介して接続される他の装置のメモリ、外部記憶装置等に記憶されていてもよい。
なお、棚卸支援装置10、人事情報管理装置20、経理情報管理装置30、通信機器60の各々の全てが、上記構成の全てを含む必要はない。棚卸支援装置10、人事情報管理装置20、経理情報管理装置30、通信機器60の各々は、後述する処理を実現するための構成を含めばよい。また、棚卸支援装置10、人事情報管理装置20、経理情報管理装置30、通信機器60の各々の各々は、図示しない他の構成をさらに含んでいてもよい。
図9は、棚卸支援装置10により実行される棚卸情報取得処理の動作フローの例である。この処理は、棚卸支援装置10に実行処理が入力された場合に起動されてもよく、所定の日時に自動的に起動されてもよい。なお、棚卸支援装置10は、以下の処理を、通信機器60の各々に対し行う。棚卸支援装置10は、例えば、通信機器情報111のレコードを順次選択することにより、対象となる通信機器60を特定するとよい。
まず、メッセージ生成部121は、通信機器60がSMS対応であるか否か判定する(S901)。SMS対応であるか否か判定するために、例えば、メッセージ生成部121は、通信機器登録情報112の各レコードの電話番号501、端末ID502などを参照して、対象となる通信機器60に関する情報を含むレコードを特定し、特定したレコードの端末種別503、利用用途508、連絡先511などを参照して、SMS対応であるか否か判定してもよい。
S901の判定の結果、SMS対応である場合(S901:Yes)、メッセージ生成部121は、SMS機能を用いて送受信するメッセージを生成して、通信機器60に送信する(S902)。そのために、メッセージ生成部121は、通信機器登録情報112のレコードのうち、対象となる通信機器60に関する情報を含むレコードを特定し、特定したレコードの連絡先511を抽出し、これを宛先としたメッセージを生成して出力する。
図10は、メッセージを表示した画面例である。画面1000は、メッセージを受信した通信機器60の入出力処理部がディスプレイ装置などに出力して表示される。図示するように、画面1000には、リンク1001が含まれている。使用者は、通信機器60の入力装置を用いてリンク1001を押下等することにより、棚卸支援装置10へのアクセス要求を指示することができる。
リンク1001には、識別情報(ID)やパスワード等が含まれていてもよい。この識別情報やパスワードは、メッセージ生成部121により特定及び生成等されリンク内に含められる。この場合、使用者が入力装置を用いてリンク1001を押下等すると、通信機器60は、アクセス要求と共に識別情報及びパスワード等を出力する。棚卸支援装置10は、これらにより認証処理を行ってもよい。あるいは、棚卸支援装置10は、アクセスされたときに識別情報やパスワードの入力を要求し、入力された識別情報及びパスワードにより認証処理を行ってもよい。あるいは、上記のように、HTTPなどをサポートする装置が棚卸支援装置10とは別にある場合には、これらの入力要求及び認証処理などを、この装置が行ってもよい。
図9に戻る。棚卸支援装置10は、通信機器60からアクセスがあるまで待機する。所定期間の間、アクセスが無い場合、棚卸支援装置10は、S902の処理に移行し、再度メッセージを出力してもよい。あるいは、棚卸支援装置10は、ある通信機器60へのメッセージを出力した後に、S901へ戻り、他の通信機器60へのメッセージ生成及び出力を行ってもよい。
通信機器60からのアクセスがあると、棚卸情報取得部122は、棚卸情報を入力するための出力情報を生成し、アクセスした通信機器60に出力する(S903)。より詳細には、棚卸情報取得部122は、アクセスした通信機器60の端末ID、電話番号、機種、使用者の部署、氏名、従業員番号、費用負担先などを取得し、取得したこれらの情報と、棚卸情報を入力するための情報とを含む出力情報を生成し、通信機器60に出力する。
アクセスした通信機器60の電話番号や機種を取得するために、例えば、通信機器60には、所定のアプリケーションプログラムがあらかじめインストールされており、棚卸情報取得部122は、このアプリケーションプログラムの実行により取得された電話番号及び機種を、これより前の任意のタイミングで通信機器60から取得してもよい。あるいは、機種を取得するために、リンク1001に示されるアクセス先に所定の付加情報(例えばHTML(HyperText Markup Language)の属性など)を付与しておき、これにより通信機器60に機種の送信を要求してよい。また、端末IDや、アクセスした通信機器60を用いる使用者の部署、氏名、従業員番号、費用負担先は、通信機器登録情報112から取得してもよい。そのために棚卸支援装置10は、例えば、上記認証に用いた識別情報や取得した電話番号などを用いて、通信機器登録情報112の各レコードのうち該当する通信機器60に関するものを特定し、特定したレコードの端末ID502、所属部署509、氏名507、従業員番号506、費用負担先505等を取得してもよい。
出力情報を受信した通信機器60は、出力装置に出力情報を出力して、棚卸情報の入力を受け付ける。
出力情報を受信した通信機器60は、出力装置に出力情報を出力して、棚卸情報の入力を受け付ける。
図11は、出力情報をディスプレイ装置に出力した画面例である。画面1100は、電話番号1101、機種1102、使用者部署・従業員番号・氏名1103、費用負担先1104、利用状況入力欄1105等を含む。
電話番号1101、機種1102、使用者部署・従業員番号・氏名1103、費用負担先1104の各々は、上記処理により棚卸支援装置10が取得した、電話番号、機種、使用者の部署、氏名、従業員番号、費用負担先である。また、電話番号1101、機種1102、使用者部署・従業員番号・氏名1103、費用負担先1104の各々は、これらの情報の変更内容を自由入力するための入力欄を含む。使用者は、通信機器60の入力装置を用いて、変更がある項目のチェックボタンをチェックし、入力欄に変更内容を入力することができる。
利用状況入力欄1105は、今後の利用状況を入力するための欄である。使用者は、通信機器60の入力装置を用いて、プルダウンにより、「継続利用」、「解約予定」、「その他」のうちいずれかを指定入力することができる。このうち「その他」が指定入力された場合には、入力欄に、自由入力で内容を入力することができる。
使用者は、入力装置を用いてボタン1107を押下等することにより、棚卸情報の送信を指示する。なお、図示するように、画面1100は、使用者による社内規定を尊守の意思表示を示すチェックボタン1106を含んでもよい。この場合、チェックボタン1106にチェックされない場合は、ボタン1107が押下等できないように制御されてもよい。
通信機器60は、入力された情報を含む棚卸情報を棚卸支援装置10に送信する。この棚卸情報には、端末ID、電話番号、機種、IMEI、使用者の部署、従業員番号、氏名、費用負担先、利用状況が含まれる。これらの情報は、上記出力情報に含まれていたものであるが、電話番号、機種、使用者の部署、従業員番号、氏名、費用負担先について使用者により変更情報が入力された場合には、その情報が含まれる。また、IMEIは、例えば、通信機器60にあらかじめインストールされている所定のアプリケーションプログラムが実行されることにより取得されたものが含まれてもよい。また、利用状況は、使用者により入力されたものが含まれる。
登録部123は、受信した棚卸情報の入力を受け付け(S904)、棚卸情報113を更新する(S905)。より詳細には、登録部123は、棚卸情報に含まれる端末IDなどを用いて、棚卸情報113の各レコードのうち該当する通信機器60に関するものを特定し、特定したレコードの値を更新する。このとき、棚卸情報に変更情報が含まれる場合には、その変更情報を特定したレコードの値とする。ここで、登録部123は、利用用途608の値を、機種と利用用途とを対応づけたテーブル(図示略)を参照するなどして、棚卸情報に含まれる機種などから判定して格納してもよい。また、登録部123は、連絡先611の値として電話番号を格納する。あるいは、登録部123は、棚卸情報113に新たなレコードを追加し、新たなレコードの値として、棚卸情報に含まれる情報を格納してもよい。
一方、S901の判定の結果、SMS対応でない場合(S901:No)、メッセージ生成部121は、電子メール送受信機能を用いてのメッセージを生成して、通信機器60に送信する(S906)。そのために、メッセージ生成部121は、通信機器登録情報112のレコードのうち、対象となる通信機器60に関する情報を含むレコードを特定し、特定したレコードの連絡先511を抽出し、これを宛先としたメッセージを生成して出力する。このメッセージを表示した画面例は、図10と同じであってもよい。
棚卸支援装置10は、通信機器60からアクセスがあるまで待機する。所定期間の間、アクセスが無い場合、棚卸支援装置10は、S902の処理に移行し、再度メッセージを出力してもよい。あるいは、棚卸支援装置10は、ある通信機器60へのメッセージを出力した後に、S901へ戻り、他の通信機器60へのメッセージ生成及び出力を行ってもよい。
通信機器60からのアクセスがあると、棚卸情報取得部122は、出力情報を生成するための情報を取得し(S907)、取得した情報を含む出力情報を生成し、アクセスした通信機器60に出力する(S908)。より詳細には、棚卸情報取得部122は、アクセスした通信機器60の端末ID、電話番号、機種、使用者の部署、従業員番号、氏名、費用負担先、連絡先、IMEIなどを取得し、取得したこれらの情報と、変更内容を入力するための情報とを含む出力情報を生成し、通信機器60に出力する。
アクセスした通信機器60の端末ID、電話番号、機種、アクセスした通信機器60を用いる使用者の部署、従業員番号、氏名、費用負担先、IMEI、連絡先は、通信機器登録情報112から取得してもよい。そのために棚卸情報取得部122は、例えば、上記認証に用いた識別情報などを用いて、通信機器登録情報112の各レコードのうち該当する通信機器60に関するものを特定し、特定したレコードの端末ID502、電話番号501、端末種別503、所属部署509、従業員番号506、氏名507、費用負担先505、IMEI504、連絡先511等を取得してもよい。あるいは、機種を取得するために、リンク1001に示されるアクセス先に所定の付加情報(例えばHTMLの属性など)を付与しておき、これにより通信機器60に機種の送信を要求してよい。
出力情報を受信した通信機器60は、自身の出力装置に出力情報を出力して、棚卸情報の入力を受け付ける。出力情報を通信機器60のディスプレイ装置に出力した画面例は、上記図11の画面1100と同じである。ただし、この場合、画面1100は、現在登録されているIMEI及び連絡先と、これらの変更有無を示すチェックボタンと、変更後のIMEI及び連絡先を入力可能な欄とをさらに含んでいてもよい。
上記と同様に、使用者は、入力装置を用いて、画面1100のボタン1107を押下することにより、棚卸情報の送信を指示する。通信機器60は、入力された情報を含む棚卸情報を棚卸支援装置10に送信する。この棚卸情報には、端末ID、電話番号、機種、使用者の部署、従業員番号、氏名、費用負担先、IMEI、連絡先、利用状況が含まれる。これらの情報は、上記出力情報に含まれていたものであるが、電話番号、機種、使用者の部署、従業員番号、氏名、費用負担先、IMEI、連絡先について使用者により変更情報が入力された場合には、その情報が含まれる。また、利用状況は、使用者により入力されたものが含まれる。
登録部123は、受信した棚卸情報の入力を受け付け(S904)、棚卸情報113を更新する(S905)。この処理は、上記と同じであるので省略する。
登録部123は、受信した棚卸情報の入力を受け付け(S904)、棚卸情報113を更新する(S905)。この処理は、上記と同じであるので省略する。
棚卸支援装置10は、上記処理を通信機器60の各々に対し行うことで棚卸情報を取得する。なお、S902及びS906の処理で出力したメッセージに対する応答が所定期間の間無い場合、棚卸支援装置10は、その通信機器60に対し再度図9の処理を行ってもよい。
なお、登録部123は、S902又はS906の処理でメッセージを同じ通信機器60に所定回数出力したにも関わらず棚卸情報の入力がないものについては、通信機器登録情報112の各レコードのうち該当する通信機器60に関するものを特定し、特定したレコードの電話番号501、端末ID502、端末種別503、IMEI504、費用負担先505、従業員番号506、氏名507、利用用途508、所属部署509の各々を、棚卸情報113のレコードの値として格納してもよい。このとき、登録部123は、利用状況610について、入力がないことを示す情報(図6では「-」)を格納してもよい。
図12は、棚卸支援装置10により実行される照合処理の動作フローの例である。この処理は、棚卸支援装置10に実行指示が入力された場合に起動してもよく、所定の日時に自動的に起動してもよく、メッセージを出力した通信機器60のうち所定数以上(又は所定数を超えるもの)から棚卸情報が入力された場合に起動してもよい。なお、棚卸支援装置10は、以下の処理を、対象となる使用者の各々に対し行う。棚卸支援装置10は、例えば、通信機器登録情報112の従業員番号506などを参照することにより、対象となる使用者を特定するとよい。
人事情報取得部124は、人事情報管理装置20から人事情報211を取得する(S1201)。また、経理情報取得部125は、経理情報管理装置30から経理情報311を取得する(S1202)。なお、取得する人事情報211及び経理情報311は、すべての従業員などに関する人事情報及び経理情報であってもよく、対象となる使用者に関する人事情報及び経理情報のみでもよいが、ここでは、すべての従業員などに関する人事情報及び経理情報を取得するものとして説明する。対象となる使用者に関する経理情報のみを取得する場合、以下で説明するS1203の処理を先に行うとよい。
次に、照合部126は、通信機器登録情報112と、棚卸情報113とから、対象となる使用者の用いる通信機器60を特定する(S1203)。そのために、照合部126は、通信機器登録情報112の各レコードの従業員番号506の値を参照して、対象となる使用者の従業員番号と同じ値であるレコードを特定し、このレコードの各値を取得する。また、照合部126は、棚卸情報113の各レコードの従業員番号606の値を参照して、対象となる使用者の従業員番号と同じ値であるレコードを特定し、このレコードの各値を取得する。
次に、照合部126は、棚卸情報113とすでに登録されている情報とを照合する(S1204)。まず、照合部126は、対象となる使用者の用いる通信機器60に関する人事情報を特定する。そのために、照合部126は、人事情報211の各レコードの従業員番号201の値を参照して、対象となる使用者に関する情報を含むレコードを特定し、このレコードの各値を取得する。また、照合部126は、対象となる使用者の用いる通信機器60に関する経理情報を特定する。そのために、照合部126は、経理情報311の各レコードの端末ID301の値を参照して、S1203で取得した端末IDと同じ値を含むレコードを特定し、このレコードの各値を取得する。
また、照合部126は、通信機器登録情報112と棚卸情報113とを照合する。より詳細には、照合部126は、S1203で取得した通信機器登録情報112のレコードの端末ID502の値と、棚卸情報113の各レコードの端末ID602の値とを参照して、端末IDが同じであるレコードを特定し、特定したレコードの電話番号501と電話番号601、端末種別503と端末種別603、費用負担先505と費用負担先605、従業員番号506と従業員番号606、所属部署509と所属部署609を比較し、差分が発生しているか否か判定する。ここで、S1203の処理で、複数の異なる端末IDのレコードが特定されている場合には、照合部126は、各端末IDに対し同じ処理を行う。さらに、照合部126は、S1203の処理で取得された端末IDの個数をカウントする。
また、照合部126は、人事情報211と経理情報311と棚卸情報113とを照合する。即ち、照合部126は、使用されていない通信機器60を特定、換言すれば、退職した従業員などが使用しているとされる通信機器60を特定する。具体的には、照合部126は、上記処理で取得した人事情報211のレコードの在職/退職204や入社月日/退職月日205などと、上記処理で取得した経路情報311のレコードの費用請求302と、上記処理で取得した棚卸情報113のレコードの利用状況610とを比較して、利用状況の入力が無く、所定期間内に費用請求があり、且つ、対象となる使用者が退職しているか否か判定する。
次に、照合部126は、照合情報を生成する(S1205)。ここでは、照合部126は、S1203で取得した通信機器60ごとに、照合情報114に追加した新たなレコードにその通信機器60の照合結果を格納する。
より詳細には、照合部126は、通信機器登録情報112の各レコードの端末ID502の値を参照して、対象となる通信機器60の端末IDと同じ値である棚卸情報113のレコードを特定し、このレコードの電話番号601、端末ID602、端末種別603、利用状況610の各々の値を、照合情報114の新たなレコードの電話番号701、端末ID702、端末種別703、利用状況711の各々の値とする。また、照合部126は、対象となる通信機器60の棚卸情報が入力されたか否かを所在確認704の値とする。棚卸情報が入力されたか否かについては、該当するレコードに付加されている更新日時(図示略)と現在の日時とから判定してもよく、該当するレコードの利用状況610の値から判断してもよい。また、照合部126は、通信機器60に関し、上記S1204で端末種別503と端末種別603とを比較した結果を、機種変更705の値とする。また、照合部126は、通信機器60に関し、上記処理で抽出した費用請求302を参照し、現在の日時から所定期間内に料金請求があるか否かを判定し、この判定結果を回線解約706とする。また、照合部126は、通信機器60に関し、上記S1204で費用負担先505と費用負担先605とを比較した結果を、費用負担先変更707の値とする。また、照合部126は、通信機器60に関し、上記S1204で従業員番号506と従業員番号606とを比較した結果を、使用者変更708の値とする。また、照合部126は、上記処理で取得した人事情報211と経理情報311と棚卸情報113との照合結果を、未使用端末709の値とする。ここでは、利用状況の入力が無く、所定期間内に費用請求があり、且つ、対象となる使用者が退職している場合、未使用端末709を「YES」で示し、そうでない場合、未使用端末709を「NO」で示している。また、照合部126は、上記S1204でカウントした端末IDの個数が所定数以上であるか否か(又は所定数を超えるか否か)により、一人が所有する通信機器60の数が所定基準を満たしているか否かを判定し、これを複数所有710の値とする。ここでは、一人が所有する通信機器60が2つ未満である場合「NO」、2つ以上である場合「YES」とし、さらに、2つ以上である場合その個数をも含めて複数所有710の値とする。
また、照合部126は、S1203で特定した通信機器60の棚卸情報113を通信機器登録情報112に反映させる。そのために、照合部126は、S1203で特定した通信機器60の各々に対し、棚卸情報113のレコードのうち該当するものの電話番号601〜所属部署609、連絡先611の値を、通信機器登録情報112の該当するレコードの電話番号501〜所属部署509、連絡先511の各々の値とする。また、また、照合部126は、上記処理で取得した費用請求302の値から判定した、現在から所的期日の間に費用請求があったか否かを、料金請求510の値とする。
また、照合部126は、S1203で特定した通信機器60の棚卸情報を通信機器情報111に反映させる。そのために、照合部126は、S1203で特定した通信機器60の各々に対し、棚卸情報113のレコードのうち該当するものの電話番号601〜IMEI604の値を、通信機器情報111の該当するレコードの電話番号401〜IMEI404の各々の値とする。
棚卸支援装置10は、任意のタイミングで、少なくとも照合情報114を出力装置に出力する。この出力装置は、棚卸支援装置10のものであってもよく、棚卸支援装置10と直接又は間接に接続している出力装置であってもよい。
図13は、照合情報114を出力した画面例である。画面1300は、照合情報114に含まれる情報を示す領域を含む。
図13は、照合情報114を出力した画面例である。画面1300は、照合情報114に含まれる情報を示す領域を含む。
図示するように、照合情報114に含まれる情報のうち、複数所有710の値が所定基準を満たしていないものの表示形態を、他とは異なるようにしてもよい。図では、その表示形態を破線1301で示している。
また、図示するように、照合情報114に含まれる情報のうち、未使用端末709が「YES」であるもの、即ち、利用状況の入力が無く、所定期間内に費用請求があり、且つ、対象となる使用者が退職していることを示している場合、そのレコードの表示形態を、他とは異なるようにしてもよい。図では、その表示形態を太線1302で示している。
また、図示するように、照合情報114に含まれる情報のうち、回線解約706の値が「YES」であるもの、即ち、解約していることを示しており、且つ、所在確認704の値が棚卸情報が入力されていることを示している場合、そのレコードの表示形態を、他とは異なるようにしてもよい。図では、その表示形態を一点破線1303で示している。
このようにすることで、所定基準を満たさない数の通信機器60を一人の使用者が用いているものについて、容易に識別することが可能となる。また、通信機器60の使用者が退職などで存在しないにも関わらず支払が発生しているものについて、容易に識別することが可能となる。また、費用が発生していないにも関わらず登録されている通信機器60について、容易に識別することが可能となる。
なお、上記では、照合情報114の情報の全てを出力する例を示しているが、これに限るわけではなく、照合情報114の情報の一部を出力するように構成してもよい。出力する情報としては、例えば、一人の用いている端末IDの個数が所定数以上である(又は所定数を超える)場合や、登録されている使用者が退職しているにもかかわらず登録内容の変更などがされていない場合、費用が発生していない通信機器60であるにも関わらず登録されている場合である。このような場合、棚卸支援装置10は、これらの抽出した情報を、例えば管理者など、所定従業員などあてに、例えば電子メールなどの所望の技術で通知してもよい。
また、上記のように、照合処理は任意のタイミングで起動することができるが、例えば、棚卸情報を取得する度に起動してもよい。この場合、棚卸情報を取得する度に、すべての通信機器60の各々に対して上記照合処理を再度行ってもよく、新たに取得した棚卸情報のみに対して上記照合処理を行ってもよい。新たに取得した棚卸情報のみに対して上記照合処理を行う場合において、一人の従業員などが用いる通信機器60の数が2つ以上であり、他の通信機器60に関する照合情報114をすでに生成している場合には、照合部126は、その他の通信機器60に関する照合情報114を更新するとよい。
上記は棚卸についてであるが、通信機器60の使用者が変わった場合などに、自発的に登録情報を変更することも可能である。登録情報の変更について以下で説明する。
上記は棚卸についてであるが、通信機器60の使用者が変わった場合などに、自発的に登録情報を変更することも可能である。登録情報の変更について以下で説明する。
図14は、棚卸支援装置10により実行される登録情報の更新処理の動作フローである。更新部127は、まず、登録情報の更新要求を受け付ける(S1401)。この更新要求は、登録情報の更新対象の通信機器60の端末IDが含まれるものとする。更新要求は、通信機器60のいずれかから出力されてもよく、あるいは、図示しないPC(Personal Computer)などの情報処理装置から出力されてもよいが、ここでは、スマートホンである通信機器60から出力されるものとして説明する。
その後、更新部127は、更新情報を取得する(S1402)。そのために、例えば、更新部127は、更新する登録情報の入力のための更新受付情報を、更新要求を出力した通信機器60に出力する。更新受付情報には、端末IDや、登録済みの電話番号、端末種別、費用負担先、従業員番号、氏名、使用者の所属部門などが含まれる。これらの情報は、端末IDをキーとして通信機器登録情報112から抽出した電話番号501、端末種別503、費用負担先505、従業員番号506、氏名507、所属部署509、連絡先511などを用いるとよい。
ただし、これらのうち、例えば従業員番号や部署、氏名などは個人情報であるので、更新部127は、登録情報の更新を要求する使用者が通信機器60を使用している本人でない場合や所定の権限を持つ従業員などでない場合には、含めなくてもよい。登録情報の更新を要求する使用者が通信機器60を使用している本人である場合や所定の権限を持つ従業員などであるか否かについては、例えば、棚卸支援装置10は、上記更新受付情報の送信に先立って、識別情報やパスワードにより行った認証処理のときに用いる識別情報などから判定してもよい。
図15は、更新受付情報を表示した画面例である。画面1500は、欄1511、欄1512、欄1513、欄1514、欄1515を含む。
図15は、更新受付情報を表示した画面例である。画面1500は、欄1511、欄1512、欄1513、欄1514、欄1515を含む。
欄1511は、登録されている電話番号を示し、さらに、変更する電話番号を入力する欄を含む。欄1512は、登録されている機種を示し、さらに、変更する機種を入力する欄を含む。欄1513は、登録されている従業員番号、氏名、使用者の所属部門を示し、さらに、変更する情報を入力する欄を含む。欄1514は、登録されている費用負担先を示し、さらに、変更する費用負担先を入力する欄を含む。欄1515は、登録されている連絡先を示し、さらに、変更する連絡先を入力する欄を含む。ただし、欄1515は、通信機器60がSMS機能を有するものであれば、必ずしも表示されたり入力可能でなくてもよい。通信機器60がSMS機能を有するものであるか否かは、上記のように、欄1512の機種などから判定可能である。
使用者は、入力装置を用いて変更する情報を入力した後、更新情報送信の指示を入力する。この更新情報は通信機器60から棚卸支援装置10に出力される。
使用者は、入力装置を用いて変更する情報を入力した後、更新情報送信の指示を入力する。この更新情報は通信機器60から棚卸支援装置10に出力される。
図14に戻り、更新部127は、取得した更新情報に従って通信機器情報111、通信機器登録情報112を更新し、登録する(S1403)。
例えば、退職した従業員などの用いていた通信機器が、返却や使用者変更などの手続きが行われることもなく、机などに仕舞いこまれたままの状態で放置されることがある。本実施形態では、通信機器について、在職や退職などを含む人事情報と、入力される棚卸情報などとを照合するので、上記のような手続きが行われていない通信機器を抽出することができる。
また、上記のように、一人の従業員などが用いている通信機器の数を特定することができる。これにより、社内規定などで定められた個数以上(又は個数を超えて)の通信機器を一人の使用者が用いているケースを容易に抽出することができる。
なお、上記では、人事情報と経理情報と棚卸情報とを照合することで、退職した従業員などの用いていた通信機器を特定しているが、これら全てを用いる必要はない。従業員などが在職中かあるいは退職済みであるかを示す人事情報と、棚卸情報とで、退職した従業員などの用いていた通信機器を特定してもよい。ただし、経理情報をさらに照合することによって、棚卸によるコスト削減をより容易にすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各図において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも実装上の全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1:棚卸システム、10:棚卸支援装置、11:記憶部、111:通信機器情報、112:通信機器登録情報、113:棚卸情報、114:照合情報、121:メッセージ生成部、122:棚卸情報取得部、123:登録部、124:人事情報取得部、125:経理情報取得部、126:照合部、127:更新部、20:人事情報管理装置、21:記憶部、211:人事情報、30:経理情報管理装置、31:記憶部、311:経理情報、40:第1通信ネットワーク、50:第2通信ネットワーク、60:通信機器
Claims (18)
- 通信機器の棚卸情報の入力を促すメッセージを生成して出力するメッセージ生成部と、
通信機器から出力された棚卸情報を取得する棚卸情報取得部と、
人事システムから、在職中及び退職済みを示す情報を含む人事情報を取得する人事情報取得部と、
前記人事情報と、前記取得した棚卸情報とを照合する照合部と、を含むこと
を特徴とする棚卸支援装置。 - 請求項1に記載の棚卸支援装置であって、
前記照合部は、前記人事情報と前記取得した棚卸情報とから、使用されていない通信機器を特定すること
を特徴とする棚卸支援装置。 - 請求項2に記載の棚卸支援装置であって、
前記照合部は、前記人事情報と前記取得した棚卸情報とから、退職している個人が使用していると登録されている通信機器を特定すること
を特徴とする棚卸支援装置。 - 請求項1乃至3のうちいずれか1つに記載の棚卸支援装置であって、
前記照合部は、前記取得した棚卸情報から、各使用者の用いている通信機器の個数を特定すること
を特徴とする棚卸支援装置。 - 請求項4に記載の棚卸支援装置であって、
前記照合部は、用いている通信機器の数が所定数以上又は所定数を超えている使用者を特定すること
を特徴とする棚卸支援装置。 - 請求項1乃至5のうちいずれか1つに記載の棚卸支援装置であって、
経理システムから通信機器の各々に関する請求料金を示す経理情報を取得する経理情報取得部、を含み、
前記照合部は、前記人事情報と、前記経理情報と、前記取得した棚卸情報とを照合すること
を特徴とする棚卸支援装置。 - 通信機器の棚卸情報の入力を促すメッセージを生成して出力するメッセージ生成ステップと、
通信機器から出力された棚卸情報を取得する棚卸情報取得ステップと、
人事システムから、在職中及び退職済みを示す情報を含む人事情報を取得する人事情報取得ステップと、
前記人事情報と、前記取得した棚卸情報とを照合する照合ステップと、を含むこと
を特徴とする棚卸支援方法。 - 請求項7に記載の棚卸支援方法であって、
前記照合ステップでは、前記人事情報と前記取得した棚卸情報とから、使用されていない通信機器を特定すること
を特徴とする棚卸支援方法。 - 請求項8に記載の棚卸支援方法であって、
前記照合ステップでは、前記人事情報と前記取得した棚卸情報とから、退職している個人が使用していると登録されている通信機器を特定すること
を特徴とする棚卸支援方法。 - 請求項7乃至9のうちいずれか1つに記載の棚卸支援方法であって、
前記照合ステップでは、前記取得した棚卸情報から、各使用者の用いている通信機器の個数を特定すること
を特徴とする棚卸支援方法。 - 請求項10に記載の棚卸支援方法であって、
前記照合ステップでは、用いている通信機器の数が所定数以上又は所定数を超えている使用者を特定すること
を特徴とする棚卸支援方法。 - 請求項7乃至11のうちいずれか1つに記載の棚卸支援方法であって、
経理システムから通信機器の各々に関する請求料金を示す経理情報を取得する経理情報取得ステップ、を含み、
前記照合ステップでは、前記人事情報と、前記経理情報と、前記取得した棚卸情報とを照合すること
を特徴とする棚卸支援方法。 - コンピュータ実行可能なプログラムであって、コンピュータにより実行されると、コンピュータを、
通信機器の棚卸情報の入力を促すメッセージを生成して出力するメッセージ生成部と、
通信機器から出力された棚卸情報を取得する棚卸情報取得部と、
人事システムから、在職中及び退職済みを示す情報を含む人事情報を取得する人事情報取得部と、
前記人事情報と、前記取得した棚卸情報とを照合する照合部と、として機能させること
を特徴とするプログラム。 - 請求項13に記載のプログラムであって、
前記照合部は、前記人事情報と前記取得した棚卸情報とから、使用されていない通信機器を特定すること
を特徴とするプログラム。 - 請求項14に記載のプログラムであって、
前記照合部は、前記人事情報と前記取得した棚卸情報とから、退職している個人が使用していると登録されている通信機器を特定すること
を特徴とするプログラム。 - 請求項13乃至15のうちいずれか1つに記載のプログラムであって、
前記照合部は、前記取得した棚卸情報から、各使用者の用いている通信機器の個数を特定すること
を特徴とするプログラム。 - 請求項16に記載のプログラムであって、
前記照合部は、用いている通信機器の数が所定数以上又は所定数を超えている使用者を特定すること
を特徴とするプログラム。 - 請求項13乃至17のうちいずれか1つに記載のプログラムであって、
経理システムから通信機器の各々に関する請求料金を示す経理情報を取得する経理情報取得部、を含み、
前記照合部は、前記人事情報と、前記経理情報と、前記取得した棚卸情報とを照合すること
を特徴とするプログラム。
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