JP2016039471A - コンバージョンレンズユニットおよび撮像システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンバージョンレンズユニット10は、撮像素子6と、当該撮像素子6上に像を形成するためのレンズ7とを備える撮像装置5のレンズ7部分に着脱可能に取り付けられる。コンバージョンレンズユニット10は、撮像装置5のレンズ7と結合するコンバージョンレンズ11と、撮像装置5のレンズ7とコンバージョンレンズ11からなる結像光学系で撮像素子6に撮影される画像データの被写界深度の拡大を可能にする位相フィルタ12とを備える。
【選択図】図1
Description
しかし、上述のような肌の撮影や、標本的な意味合いで植物や小動物や切手等を撮影する場合には、被写体となる肌や花や虫全体にピントが合っていることが好ましい場合があるが、マクロレンズでは、上述のように被写界深度が浅いので、マクロレンズのスペックと、被写体の形状にもよるが、被写体全体に焦点を合わせることが難しい。例えば、肌や頭皮の撮影を行うため20〜50mm程度の接写を行う場合に、被写界深度は、例えば、0.5mm程度となる。
なお、MTF(Modulation Transfer Function)は
、レンズ性能を評価する指標の1つで、レンズの結像性能を知るために、被写体の持つコントラストをどの程度忠実に再現できるかを空間周波数特性として表現したものである。
また、マクロ撮影用のコンバージョンレンズでは、被写界深度を深くするために、コンバージョンレンズとマスターレンズとの間の距離を長めにしている場合がある。この場合に、コンバージョンレンズの必要なレンズ径が大きくなり、コンバージョンレンズをコンパクトにできない。また、レンズ径が大きくなると、レンズの製造コストが高くなるとともに、例えば、レンズにARコートを施すような場合にコートする面積が大きくなり、コスト増となる。
前記撮像装置の前記レンズと結合するコンバージョンレンズと、
前記撮像装置の前記レンズと前記コンバージョンレンズからなる結像光学系で前記撮像素子に撮影される画像データの被写界深度の拡大を可能にする位相フィルタとを備えることを特徴とする。
したがって、コンバージョンレンズを用いた場合は、位相フィルタによりデジタル画像処理による復元処理の前の画像が位相フィルタによりぼけることになるが、コンバージョンレンズを外せば、位相フィルタに基づくぼけが生じないことになる。
前記コンバージョンレンズユニットは、
前記撮像装置の前記レンズと結合するコンバージョンレンズと、
前記撮像装置の前記レンズと前記コンバージョンレンズからなる結像光学系で前記撮像素子に撮影される画像の被写界深度の拡大を可能にする位相フィルタとを備え、
前記コンバージョンレンズユニットを用いて前記撮像装置の前記撮像素子で撮像された画像データに被写界深度を拡大するための画像処理を施す画像処理手段を有することを特徴とする。
前記記憶装置には、前記画像処理手段として機能する被写界深度拡大アプリケーションが記憶され、前記被写界深度拡大アプリケーションを実行することにより前記コンバージョンレンズユニットを用いて前記撮像素子で撮影された画像データから被写界深度が拡大された画像データを生成することが好ましい。
この実施の形態の撮像システムは、携帯電話(携帯型電子機器)であるスマートフォン1と、当該スマートフォン1に着脱可能なコンバージョンレンズユニット10とを備える。
本実施の形態において、位相フィルタ12としては、例えば、図2〜図4に示すように、光軸に対して回転対称な輪帯構造110を備え、各輪帯111が入射光束を焦点面上で一様に拡大し、相互にオーバーラップさせる略放物断面形状を有している位相フィルタ101を用いる。輪帯111は、入射光束に対して瞳面の半径方向に凹レンズとして作用する凹面112を備えている。
例えば、上述の位相フィルタ101では、輪帯幅(ピッチ)の等しい輪帯構造110の位相フィルタ101について説明したが、位相フィルタ101における輪帯111の幅が輪帯111間で等しい必要はない。図8は、輪帯111の幅が等しくない位相フィルタ101の構造を示す平面図であり、図9はこの位相フィルタ101の構造を示す側断面図である。
この位相フィルタ101における輪帯111の幅が、光軸100から周縁部25に向けて狭くなっている例について説明する。図8および図9に示す例では、周縁部25に一番近い、すなわち最外周の輪帯111の幅115は、その内周の輪帯111の幅116より狭くなっている。また、この位相フィルタ101は、入射光束に対して瞳面の半径方向に凹レンズとして作用する凹面112を含む輪帯111と、凸レンズとして作用する凸面113を含む輪帯114とを交互に備えた輪帯構造110を有している。
これにより、被写界深度が拡大された画像データを得ることができる。この場合に肌が被写体20の場合に、体の平面でない部分の肌でも、撮影範囲全体でピントが合った画像データを得ることができる。また、肌にフード15を強く押し付けて、フード15の窓21(22)の中央で肌が膨出した状態となっても、撮影範囲全体でピントの合った画像データを得ることができる。したがって、肌の画像データを用いて、肌の状態を分析する場合に、ぼけによって分析ができなかったり、分析の精度が低くなったりするのを防止できる。
この場合に、通常の撮影の場合に、ぼけを意図的に用いた撮影が可能で、被写界深度の拡大を必要とするときだけコンバージョンレンズユニット10を装着すればよい。
また、撮像装置5は、スマートフォン1に内蔵されるものに限られるものではなく、タブレット(パッド)やノートパソコン等の携帯型の演算処理装置を備える電子機器に内蔵されるものであっても良いし、他の機器に内蔵されない単体のデジタルカメラであってもよい。デジタルカメラは、コンパクトデジタルカメラ、一眼レフカメラ、一眼カメラ(レフ無し)であってもよい。
4 記憶装置
5 撮像装置
6 撮像素子
7 撮像装置のレンズ(マスターレンズ)
10 コンバージョンレンズユニット
11 コンバージョンレンズ
12 位相フィルタ
101 位相フィルタ
102 レンズ(コンバージョンレンズ+マスターレンズ)
Claims (4)
- 撮像素子と、当該撮像素子上に像を形成するためのレンズとを備える撮像装置の前記レンズ部分に着脱可能に取り付けられるコンバージョンレンズユニットであって、
前記撮像装置の前記レンズと結合するコンバージョンレンズと、
前記撮像装置の前記レンズと前記コンバージョンレンズからなる結像光学系で前記撮像素子に撮影される画像データの被写界深度の拡大を可能にする位相フィルタとを備えることを特徴とするコンバージョンレンズユニット。 - 前記コンバージョンレンズがマクロ撮影用であることを特徴とする請求項1に記載のコンバージョンレンズユニット。
- 撮像素子と、当該撮像素子上に像を形成するためのレンズとを備える撮像装置と、前記撮像装置の前記レンズ部分に着脱可能に取り付けられるコンバージョンレンズユニットとを備える撮像システムであって、
前記コンバージョンレンズユニットは、
前記撮像装置の前記レンズと結合するコンバージョンレンズと、
前記撮像装置の前記レンズと前記コンバージョンレンズからなる結像光学系で前記撮像素子に撮影される画像の被写界深度の拡大を可能にする位相フィルタとを備え、
前記コンバージョンレンズユニットを用いて前記撮像装置の前記撮像素子で撮像された画像データに被写界深度を拡大するための画像処理を施す画像処理手段を有することを特徴とする撮像システム。 - アプリケーションを記憶する記憶装置と、当該アプリケーションを実行可能な演算処理装置を備える携帯型電子機器に前記撮像装置が設けられ、
前記記憶装置には、前記画像処理手段として機能する被写界深度拡大アプリケーションが記憶され、前記被写界深度拡大アプリケーションを実行することにより前記コンバージョンレンズユニットを用いて前記撮像素子で撮影された画像データから被写界深度が拡大された画像データを生成することを特徴とする請求項3に記載の撮像システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014161159A JP2016039471A (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | コンバージョンレンズユニットおよび撮像システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014161159A JP2016039471A (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | コンバージョンレンズユニットおよび撮像システム |
Publications (1)
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JP2016039471A true JP2016039471A (ja) | 2016-03-22 |
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ID=55530238
Family Applications (1)
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JP2014161159A Pending JP2016039471A (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | コンバージョンレンズユニットおよび撮像システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019144313A1 (zh) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | 深圳大学 | 一种扩展光学成像景深的方法及系统 |
KR20220054785A (ko) | 2019-08-30 | 2022-05-03 | 맥셀 주식회사 | 피부 검사 장치 |
CN114911036A (zh) * | 2022-05-18 | 2022-08-16 | Oppo广东移动通信有限公司 | 镜头及电子设备 |
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-
2014
- 2014-08-07 JP JP2014161159A patent/JP2016039471A/ja active Pending
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