JP2016037244A - 車両用照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】灯体の点灯に関するパラメータを自由に調整でき、しかも、灯体ユニットを容易に脱着することができる車両用照明装置を提供する。
【解決手段】灯体ユニット10の回転中心に磁着用永久磁石14を設け、灯体ユニット10の回転中心から離間した位置に操作伝達用永久磁石17A,17Bを設ける。ホルダー20に、灯体ユニット10側の磁着用永久磁石14が磁着されて灯体ユニット10を保持する磁着用永久磁石24と、操作伝達用永久磁石17A,17Bと相互に吸引し合う操作受け用永久磁石28を設ける。ホルダー20には、さらに操作受け用永久磁石28の回転を検出する回転検出ブロック26を設ける。回転検出ブロック26によって検出された操作受け用永久磁石28の回転情報を基にして主灯体11の点灯に関するパラメータを操作する。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両用照明装置に関するものである。
車室内の天井部等に設置される車両用照明装置の多くは、灯体を収容するケースの車室内側が開口し、その開口部分に操作スイッチを兼ねる透明若しくは半透明のレンズが取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
この種の車両用照明装置は、操作スイッチを兼ねるレンズを一度押し込むと、ケース内の灯体が点灯し、再度レンズを押し込むことによって灯体が消灯状態とされる。
特開2014−43226号公報
上記従来の車両用照明装置は、レンズ部分を繰り返し押すことによって灯体の点灯と消灯を切り替えることができるが、灯体の輝度等の点灯に関する詳細なパラメータを自由に調整することができない。
また、現在、ユーザーの好みに応じて車両用照明装置の外観や機能を自由に変えたいという要望があるが、上記従来の車両用照明装置においては、外観や機能を変更することは容易ではない。
そこでこの発明は、灯体の点灯に関するパラメータを自由に調整でき、しかも、灯体ユニットを容易に脱着することができる車両用照明装置を提供しようとするものである。
この発明に係る照明装置は、上記課題を解決するために、灯体(例えば、実施形態の主灯体11)を有する灯体ユニット(例えば、実施形態の灯体ユニット10)と、車体に設置され、前記灯体ユニットが脱着可能にかつ回転可能に取り付けられるホルダー(例えば、実施形態のホルダー20)と、を備え、前記灯体ユニットには、回転中心に配置される永久磁石による磁着部(例えば、実施形態の磁着用永久磁石14)と、前記回転中心から離間した位置に配置される操作伝達用の永久磁石(例えば、実施形態の操作伝達用永久磁石17A,17B)と、が設けられ、前記ホルダーには、前記磁着部が磁着されて前記灯体ユニットを保持する被磁着部(例えば、実施形態の磁着用永久磁石24)と、前記操作伝達用の永久磁石と相互に吸引し合う操作受け用の永久磁石(例えば、実施形態の操作受け用永久磁石28)と、前記操作受け用の永久磁石の回転を検出する回転検出部(例えば、実施形態の回転検出ブロック26)と、が設けられ、前記回転検出部によって検出された前記操作受け用の永久磁石の回転情報を基にして前記灯体の点灯に関するパラメータが操作されるようにした。
これにより、灯体ユニットは、磁着部をホルダー側の非磁着部に磁着することによって車体側に取り付けることができ、また、磁着部を非磁着部から引き離すことによって車体側から取り外すことができる。したがって、灯体ユニットを、外観デザインや機能の異なるものに容易に交換することができる。
また、灯体ユニットをホルダーに取り付けた状態で、灯体ユニットを回転させると、灯体ユニット側の操作伝達用の永久磁石の回転に伴ってホルダー側の操作受け用の永久磁石が回転する。これにより、操作受け用の永久磁石の回転が回転検出部によって検出され、灯体の点灯に関するパラメータが回転検出部で検出される回転情報を基にして操作されるようになる。
前記灯体ユニットと前記ホルダーのいずれか一方には断面円形状の凸部(例えば、実施形態の先端部14b)が設けられ、前記灯体ユニットと前記ホルダーのいずれか他方には、前記凸部と嵌合可能な凹部(例えば、実施形態の嵌合孔23d、及び、磁着用永久磁石24)が設けられ、前記磁着部は、前記凸部と前記凹部のいずれか一方に設けられ、前記被磁着部は、前記凸部と前記凹部のいずれか他方に設けられるようにしても良い。
この場合、断面円形状の凸部と凹部が嵌合されて灯体ユニットとホルダーが係合され、その状態で磁着部と被磁着部が磁着される。このため、磁着部と被磁着部が磁着されて、灯体ユニットが磁着部を中心として回転するときに、凸部と凹部の嵌合により灯体ユニットとホルダーの軸心位置が一定に維持される。このため、灯体ユニットとホルダーの位置ずれを防止し、灯体ユニットの回転を安定させることができる。
前記ホルダーには、前記凹部が設けられ、前記灯体ユニットには、前記凸部が前記凹部との嵌合方向に所定の変動代をもって設けられ、前記凸部と凹部には、両者の嵌合時に前記ホルダーと前記灯体ユニットの間で電気を授受する通電構造が設けられるようにしても良い。
この場合、灯体ユニットの取り付け時に灯体ユニット側の凸部をホルダー側の凹部に近づけると、磁着部と被磁着部の間に作用する磁力により、凸部が変動代の範囲内で突出してホルダー側の凹部に嵌合される。これにより、凸部と凹部が確実に嵌合され、ホルダーと灯体ユニットの間で電気の授受が行われるようになる。
前記凸部は、前記凹部との嵌合時には前記灯体ユニットの他の部位よりも突出し、前記凹部と非嵌合のときに押し込みによって前記灯体ユニットの他の部位と面一となるようにしても良い。
この場合、灯体ユニットをホルダーから取り外して、凸部側を下に向けてテーブル等の載置面上に載せ置くときに、凸部が載置面によって押し込まれることにより、灯体ユニットの他の部位と面一になる。したがって、灯体ユニットを載置面上に安定状態で載置することが可能になる。
前記灯体ユニットの連続した回転操作により、前記灯体ユニットの灯体と車室内の他の灯体とが連続して点灯に関するパラメータを操作されるようにしても良い。
この場合、一つの灯体ユニットの回転操作により、様々な灯体の点灯に関するパラメータを変更することが可能になる。
この発明によれば、灯体ユニットを回転させると、灯体ユニット側の操作伝達用の永久磁石の回転に伴ってホルダー側の操作受け用の永久磁石が回転し、その操作受け用の永久磁石の回転が回転検出部によって検出されて、灯体の点灯に関するパラメータが検出された回転情報に基づいて操作されるため、灯体ユニットの回転操作によって灯体の点灯に関するパラメータを自由に調整することができる。
また、この発明によれば、灯体ユニットの磁着部をホルダーの非磁着部に磁着することによって灯体ユニットが車体側に取り付けられるため、灯体ユニットを容易に脱着することができる。
この発明の一実施形態の車両用照明装置の斜視図である。 この発明の一実施形態の車両用照明装置の縦断面図である。 この発明の一実施形態の車両用照明装置のホルダーに収納される部品の斜視図である。 この発明の一実施形態の車両用照明装置の縦断面図である。 この発明の一実施形態の車両用照明装置の構成図である。 この発明の一実施形態の灯体ユニットの回転角度と輝度の関係を示す図である。 この発明の一実施形態の灯体ユニットの回転操作と車室内の複数の灯体の輝度の関係を示す図である。 この発明の一実施形態の灯体ユニットの操作速度と、輝度及び色調の変化の様子を示す図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この実施形態に係る車両用照明装置1の斜視図である。
この実施形態に係る車両用照明装置1は、LED等の主灯体11を有する灯体ユニット10と、車室内の天井部2に設置され、灯体ユニット10が脱着可能に、かつ回転可能に取り付けられるボックス状のホルダー20と、を備えている。
なお、以下の説明においては、特別に断らない限り、「上」と「下」については、車両用照明装置1を車体に取り付けた状態での「上」と「下」を意味するものとする。
図2は、灯体ユニット10をホルダー20から取り外した状態の車両用照明装置1の縦断面図である。また、図3は、ホルダー20の内部に収納される部品を示す斜視図であり、図4は、灯体ユニット10をホルダー20に取り付けた状態の車両用照明装置1の縦断面図である。
ホルダー20のホルダーケース22の下壁は透明樹脂等の透光性を有する素材によって形成されている。ホルダーケース22の内部には、アンビエンス用等として用いられる円環状の副灯体21が内蔵されている。ホルダーケース22の下壁の一部は天井部2から車室内に一部露出し、その露出部分を通して副灯体21の光が車室内に届くようになっている。
灯体ユニット10は、上部に円形の開口12aが形成された略球状の灯体ハウジング12と、灯体ハウジング12の開口12aに取り付けられる円板状のベース部材13と、灯体ハウジング12内に設置される上記の主灯体11と、を備えている。灯体ハウジング12は、透明樹脂等の透光性を有する素材によって中空状に形成され、主灯体11の光が透過し得るように構成されている。
ベース部材13の中心部には、下面側に開口する円形の収容凹部13aと、収容凹部13aの底部においてベース部材13を上下に貫通する貫通孔13bが形成されている。収容凹部13aと貫通孔13bには、N,Sいずれか一方の磁極が上方を向くように略円柱状の磁着用永久磁石14が摺動自在に嵌合されている。磁着用永久磁石14は、灯体ユニット10の磁着部を構成し、灯体ユニット10の回転軸としても機能する。また、磁着用永久磁石14は、下端側に径方向外側に張り出すフランジ部14aを有し、そのフランジ部14aが収容凹部13a内に配置されている。
ベース部材13の収容凹部13aは、収容凹部13aと貫通孔13bに磁着用永久磁石14が嵌入された状態において、抜け止めプレート15によって端部が閉塞されている。磁着用永久磁石14のフランジ部14aは、抜け止めプレート15と収容凹部13aの底面との間で所定ストローク上下に変位し得るようなっている。
磁着用永久磁石14の先端部14bは、フランジ部14aが収容凹部13a内を上方に変位するときに、貫通孔13bを通してベース部材13の上面から上方に突出する。この実施形態においては、磁着用永久磁石14の先端部14bが灯体ユニット10側の凸部を構成している。磁着用永久磁石14は、フランジ部14aが収容凹部13a内で所定範囲の上下ストロークを許容されているため、磁着用永久磁石14の先端部14bは上下方向に所定の変動代をもって設けられているものと言える。
磁着用永久磁石14の軸心部には、上下方向に貫通するように導電性金属から成る端子部材16が圧入固定されている。端子部材16には、灯体ハウジング12内の回路に接続される電源配線50が接続されている。
また、ベース部材13の磁着用永久磁石14の設置部を中心とする回転対称位置には、磁着面が上面側に露出するように一対の操作伝達用永久磁石17A,17B(操作伝達用の永久磁石)が取り付けられている。操作伝達用永久磁石17A,17Bは、磁着用永久磁石14と同様に略円柱状に形成され、S,Nいずれか一方の磁極面が上方を向くようにベース部材13に取り付けられている。
この実施形態の場合、操作伝達用永久磁石17A,17Bの上面側の磁極は、磁着用永久磁石14の上面側の磁極と異なる磁極に設定されている。つまり、磁着用永久磁石14の上面側の磁極がS極であれば、操作伝達用永久磁石17A,17Bの上面側の磁極はN極に設定されている。このため、操作伝達用永久磁石17A,17Bの間に配置されている磁着用永久磁石14には、相反方向から操作伝達用永久磁石17Aと17Bによる磁気吸引力が均等に作用し、磁着用永久磁石14に外力が加えられなければ、磁着用永久磁石14は、図2に示すように抜け止めプレート15から若干浮き上がった浮動状態に維持される。
一方の操作伝達用永久磁石17Aの軸心部には、上下方向に貫通するように導電性金属から成る端子部材18が圧入固定されている。端子部材18には、灯体ハウジング12内の回路に接続されるアース配線51が接続されている。
一方、ホルダー20は、中央に円筒状の支持筒23aを有する有底円筒状の保持部材23と、保持部材23の外周壁23bの外面に取り付けられる上記の副灯体21と、保持部材23の支持筒23aに取り付けられ、灯体ユニット10側の磁着用永久磁石14が磁着される磁着用永久磁石24(被磁着部)と、保持部材23の支持筒23aの外周面に回転自在に支持される従動回転部材25と、従動回転部材25の回転を検出する回転検出ブロック26(回転検出部)と、ホルダーケース22の下壁に取り付けられ、灯体ユニット10側の操作伝達用永久磁石17A,17Bと端子部材18が接触する略円板状のアースプレート27と、を備えている。従動回転部材25には、操作伝達用永久磁石17A,17Bと相互に吸引し合う操作受け用永久磁石28(操作受け用の永久磁石)が保持されている。
保持部材23は、磁性及び導電性を有しない樹脂材料によって形成され、円形の底壁23cを下向きにして、その底壁23cがアースプレート27に接するようにホルダーケース22内に固定設置される。また、底壁23cの中心部には、支持筒23aの内周面に連続する円形の嵌合孔23dが形成されている。この嵌合孔23dは、灯体ユニット10側の磁着用永久磁石14の先端部14bが摺動自在に嵌入される部分であり、磁着用永久磁石14の先端部14bの外径よりも若干大きい内径に形成されている。また、嵌合孔23dには、支持筒23aの上方側から磁着用永久磁石24の先端部が挿入され、磁着用永久磁石24は、その状態において支持筒23aの上端部に固定されている。嵌合孔23dに挿入される磁着用永久磁石24の先端部の軸長は、嵌合孔23dの全長よりも短く設定されている。嵌合孔23dと磁着用永久磁石24の先端面とは、灯体ユニット10側の磁着用永久磁石14の先端部14bと嵌合可能な下向きの凹部を形成している。
磁着用永久磁石24は、灯体ユニット10側の磁着用永久磁石14の上端の磁極と逆の磁極が下方を向くように設置されている。また、磁着用永久磁石24の軸心部には、上下方向に貫通するように導電性金属から成る端子部材29が圧入固定されている。端子部材29には、車両電源に接続される電源配線52が接続されている。端子部材29は、灯体ユニット10側の磁着用永久磁石14が嵌合孔23dに嵌入されて、その端面が磁着用永久磁石24の端面に磁着されたときに、灯体ユニット10側の端子部材16と接触接続される。したがって、灯体ユニット10側の凸部を構成する磁着用永久磁石14の先端部14bと、ホルダー20側の凹部を構成する磁着用永久磁石24の先端部とは、ホルダー20と灯体ユニット10の間で電気を授受する通電構造を構成している。
また、従動回転部材25は、保持部材23の支持筒23aの外周面に回転自在に支持される筒状壁25aと、筒状壁25aの外面から90°間隔で放射方向に突出する4本の支持アーム25b…と、備えている。各支持アーム25bには、操作受け用永久磁石28がそれぞれ取り付けられている。
なお、この実施形態の場合、従動回転部材25には、操作受け用永久磁石28を保持する4本の支持アーム25bが突設されているが、従動回転部材25に突設する支持アーム25bは4本以外の本数、例えば2本であっても良い。ただし、この実施形態のように2本以上に設定した場合には、後に説明する従動回転部材25の回転の検出精度が高まる。また、灯体ユニット10をホルダー20に取り付けたときに、灯体ユニット10側の操作伝達用永久磁石17A,17Bを、従動回転部材25の対を成す操作受け用永久磁石28,28に迅速に対向させることが可能になる。
操作受け用永久磁石28は、灯体ユニット10側の操作伝達用永久磁石17A,17Bの上端の磁極と逆の磁極が下方を向くように各支持アーム25bに取り付けられている。灯体ユニット10側の操作伝達用永久磁石17A,17Bは、回転中心(磁着用永久磁石14)を挟む相反位置に2つ設けられているのに対し、操作受け用永久磁石28は、保持部材23の回転中心回りに90°間隔で4つ設けられている。このため、操作受け用永久磁石28は、保持部材23の回転中心を挟んで相反位置にあるいずれかの対が、灯体ユニット10側の操作伝達用永久磁石17A,17Bと相互に吸引し合うことになる。
回転検出ブロック26は、従動回転部材25に取り付けられた操作受け用永久磁石28の回転軌道に対向する位置に、ホールIC等の図示しない磁気検出素子が取り付けられている。磁気検出素子は、信号処理回路を通して車両の制御装置35(図5参照)に接続されている。
また、アースプレート27は、導電性を有する非磁性のステンレス鋼等によって形成され、車体のボディ等の導電部にアース設置されている。アースプレート27は非磁性であるため、灯体ユニット10側の操作伝達用永久磁石17A,17Bは、アースプレート27に接したままそのアースプレート27に磁着せずに自由に摺動回転することができる。
ところで、灯体ユニット10は、ベース部材13の上面から突出した磁着用永久磁石14の先端部14bをホルダー20側の嵌合孔23dに嵌入し、磁着用永久磁石14の先端部14bをホルダー20側の磁着用永久磁石24に磁着することにより、天井部2に設置されたホルダー20に取り付けられる。このとき、灯体ユニット10側の操作伝達用永久磁石17A,17Bはアースプレート27の下面に接触する。これにより、灯体ユニット10側の電源配線50とアース配線51とはホルダー20側の電源供給部に電気的に接続される。磁着用永久磁石14は灯体ユニット10に回転可能に保持されているため、灯体ユニット10はホルダー20に対して回転可能とされる。また、灯体ユニット10側の操作伝達用永久磁石17A,17Bとホルダー20側の任意の対の操作受け用永久磁石28,28との間には、磁気による拘束力が作用する。したがって、このときホルダー20側の従動回転部材25(操作受け用永久磁石28)は、灯体ユニット10と同期して回転することになる。
ホルダー20に取り付けられた灯体ユニット10は、乗員の手によって把持され、そのまま任意の方向に回転操作される。灯体ユニット10は、乗員によって回転操作されると、その灯体ユニット10の回転に同期してホルダー20側の従動回転部材25が回転し、従動回転部材25に保持された操作受け用永久磁石28の回転が回転検出ブロック26によって検出される。回転検出ブロック26で検出された回転信号は制御装置35に出力される。
この実施形態の場合、制御装置35は、回転検出ブロック26から回転信号を受け、その信号に応じて灯体ユニット10の主灯体11の輝度等の点灯に関するパラメータを変更するようになっている。
図5は、この実施形態に係る車両用照明装置1の内部の構成を概略的に示した図である。
ホルダー20側の磁着用永久磁石24に埋設された端子部材29とアースプレート27とは、それぞれ制御装置35の電力制御部に接続され、回転検出ブロック26は、制御装置35の灯体制御部に接続されている。
この実施形態の灯体ユニット10は、灯体ユニット10をホルダー20から取り外した状態でも、灯体ユニット10の主灯体11を独立して点灯できるように、充放電が可能な内蔵バッテリ40を搭載している。内蔵バッテリ40は、充電回路42を介して灯体ユニット10の電源配線50とアース配線51に接続され、灯体ユニット10をホルダー20に取り付けた状態において、車載電源の電力によって内蔵バッテリ40を充電し得るようになっている。また、灯体ユニット10の電源配線50とアース配線51は電源スッチ回路41を通して灯体ユニット10の主灯体11に接続されている。主灯体11への供給電力は、電源スッチ回路41を介して、車載電源と内蔵バッテリ40のいずれかに適宜切り換えられるようになっている。
なお、この実施形態の灯体ユニット10では、内蔵バッテリ40を搭載しているが、灯体ユニット10をホルダー20から取り外して使用しない場合には、内蔵バッテリ40は必ずしも搭載する必要はない。
図6は、制御装置35が、回転検出ブロック26から灯体ユニット10の回転情報を受けて、主灯体11の点灯に関するパラメータを変更する一例を示す図である。この例は、灯体ユニット10の回転角度の変化に応じて主灯体11の点灯輝度を比例的に増大させるようにしたものである。したがって、この場合、乗員が灯体ユニット10を直接把持して一方向に回転させると、その回転量に応じて主灯体11の輝度が高まる。
また、他の例としては、主灯体11の点灯輝度は、基本的に、灯体ユニット10の回転角度の変化に応じて比例的に増大させ、灯体ユニット10の回転速度が一定速度を超えた場合には、回転角度に関係なく最大輝度に変更するようにしても良い。したがって、この場合、灯体ユニット10を急激に回転させることによって、主灯体11をON,OFFスイッチのように使用することができる。
また、制御装置35は、回転検出ブロック26から灯体ユニット10の回転情報を受けたときに、主灯体11の点灯輝度だけでなく、ホルダー20内の副灯体21や車室内の足元のフットライト等の他の灯体の点灯輝度等を回転情報に基づいて併せて変更するようにしても良い。
図7は、フットライトと、アンビエンス用の副灯体と、主灯体の点灯輝度を、灯体ユニット10の回転角度の変化に応じて連続して変更するようにしたときの一例を示す図である。図7においては、ライトCはフットライトに対応し、ライトBは副灯体21、ライトCは主灯体11に対応している。
この例の場合、フットライトの点灯中に灯体ユニット10を一方向に連続して回転させると、フットライトの点灯輝度が次第に減少するとともに、逆に、天井部のアンビエンス用の副灯体21の点灯輝度が次第に増大する。そして、灯体ユニット10をさらに回転させると、天井部のアンビエンス用の副灯体21の点灯輝度が次第に減少するとともに、灯体ユニット10の主灯体11の点灯輝度が次第に増大する。
この例のように、灯体ユニット10の回転角度に応じてフットライト、副灯体21、主灯体11の点灯輝度を連側的に変更するようにした場合には、車室内の光を滑らかに移動させることができる。
また、制御装置35は、回転検出ブロック26から灯体ユニット10の回転情報を受けたときに、主灯体11の点灯輝度だけでなく、主灯体11の点灯色を変更できるようにしても良い。
図8は、灯体ユニット10を一方向に回転させて主灯体11の点灯輝度を変更した後に、灯体ユニット10を短時間間欠的に回転操作したときに、主灯体11の点灯色を別の色に変更できるようにしたときの一例を示す図である。
図8中の時間T1からT2までの間は、灯体ユニット10を一方向に回転させることで主灯体11の点灯輝度を連続的に増大させており、その後のT3からT4までの間は、灯体ユニット10を短時間、間欠的に回転操作している。この特有の間欠的な回転操作が行われると、制御装置35では、点灯色の切り換え指示があったものとして、その指示を受け付けたことを乗員に知らせるために、主灯体11の点灯輝度を間欠的に変化させる(時間T4参照)。この後、時間T5からT6の間、灯体ユニット10が一方向に回転操作されると、制御装置35は、主灯体11の点灯色を別の色に変更する。
以上のように、この実施形態に係る車両用照明装置1の場合、灯体ユニット10が回転操作されて灯体ユニット10側の操作伝達用永久磁石17A,17Bが回転すると、灯体ユニット10側の操作伝達用永久磁石17A,17Bと吸引し合うホルダー20側の操作受け用永久磁石28,28が灯体ユニット10と同期回転する。そして、操作受け用永久磁石28,28が灯体ユニット10と同期して回転すると、その回転が回転検出ブロック26によって検出され、その検出信号を受けた制御装置35が主灯体11の点灯に関するパラメータである輝度等を変更する。
したがって、この実施形態に係る車両用照明装置1を採用することにより、灯体ユニット10の回転操作によって主灯体11の点灯に関するパラメータを自由に変更することができる。
また、この実施形態に係る車両用照明装置1は、灯体ユニット10の磁着用永久磁石14をホルダー20側の磁着用永久磁石24に磁着することによって、灯体ユニット10を車体側のホルダー20に容易に取り付けることができ、さらにホルダー20から容易に取り外すこともできる。
したがって、この実施形態に係る車両用照明装置1を採用することにより、形状や機能の異なる灯体ユニット10をユーザーの好み等に応じて容易に交換することができる。
また、この実施形態に係る車両用照明装置1の場合、灯体ユニット10側に磁着用永久磁石14の断面円形状の先端部14bが突設され、ホルダー20側に、磁着用永久磁石14の先端部14bと嵌合可能な嵌合孔23dが設けられ、嵌合孔23dの底部に、灯体ユニット10側に磁着用永久磁石14と磁着される磁着用永久磁石24が設けられている。このため、磁着用永久磁石14と24が磁着されて、灯体ユニット10が磁着用永久磁石14を中心として回転するときに、磁着用永久磁石14の先端部14bと嵌合孔23dとの嵌合によって、磁着用永久磁石14と24の軸心位置を一定に維持することができる。
したがって、この実施形態に係る車両用照明装置1を採用することにより、灯体ユニット10とホルダー20の位置ずれを防止し、灯体ユニット10の回転を安定させることができる。
なお、ここで説明した実施形態においては、灯体ユニット10側に凸部(磁着用永久磁石14の先端部14b)が設けられ、ホルダー20側に、凸部と嵌合可能な凹部(嵌合孔23d)が設けられているが、逆に、ホルダー20側に凸部を設け、灯体ユニット10側に凸部と嵌合可能な凹部を設けるようにしても良い。
さらに、この実施形態に係る車両用照明装置1においては、ホルダー20側に嵌合孔23dが設けられ、灯体ユニット10側に、磁着用永久磁石14が上下方向に所定の変動代をもって設けられ、磁着用永久磁石14の先端部14bが嵌合孔23dに嵌合されてホルダー20側の磁着用永久磁石24に磁着されたときに、ホルダー20と灯体ユニット10の間で通電がなされるようになっている。このため、灯体ユニット10の取り付け時に灯体ユニット10側の磁着用永久磁石14の先端部14bをホルダー20側の嵌合孔23dに近づけたときに、ホルダー20側の磁着用永久磁石24との間に吸引磁力が働いて磁着用永久磁石14が上方に飛び出し、磁着用永久磁石14の先端部14bが嵌合孔23dに嵌入してホルダー20側の磁着用永久磁石24に磁着される。
したがって、この実施形態に係る車両用照明装置1を採用することにより、灯体ユニット10の取付時に、灯体ユニット10側をホルダー20側と確実に電気的に接続することができる。
また、この実施形態に係る車両用照明装置1では、灯体ユニット10側の磁着用永久磁石14の先端部14bは、嵌合孔23dとの嵌合時には灯体ユニット10の上面の他の部位よりも上方に突出し、灯体ユニット10の内側方向に押し込み操作されたときに、灯体ユニット10の上面の他の部位と面一となるように設定されている。このため、灯体ユニット10をホルダー20から取り外し、上下を逆にしてテーブル等の載置面上に載せ置く場合には、磁着用永久磁石14の先端部14bが載置面によって内部に押し込まれて、灯体ユニット10の他の部位と面一になる。
したがって、この実施形態に係る車両用照明装置1を採用した場合には、取り外した灯体ユニット10を載置面上に安定状態で載置することができる。
さらに、上述したように灯体ユニット10の連続した回転操作により、灯体ユニット10の主灯体11だけでなく、車室内の他の灯体の点灯に関するパラメータが操作されるようにした場合には、灯体ユニット10の回転操作一つで様々な灯体のパラメータを変更することができる。
また、この実施形態に係る車両用照明装置1において、灯体ユニット10側の操作伝達用永久磁石17A,17Bが磁着用永久磁石14を挟んで対称位置に対をなして設けられているため、磁着用永久磁石14をホルダー20側の磁着用永久磁石24に磁着して灯体ユニット10をホルダー20に取り付けたときに、回転軸周りの磁力のばらつきによって灯体ユニット10が傾くのを未然に防止することができる。
したがって、この車両用照明装置1を採用することにより、灯体ユニット10の取付姿勢を安定させることができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、ホルダー20側に灯体ユニット10を取り外す前の主灯体11の点灯輝度を記憶する記憶部を設け、灯体ユニット10を一度取り外した後に再度取り付けるときに、灯体ユニット10の主灯体11の点灯輝度を取り外す前の輝度に復帰させるようにしても良い。また、灯体ユニット10を一度取り外した後に再度取り付けるときに、事前に設定されている輝度で主灯体11を点灯するようにしても良い。
さらにまた、灯体ユニット10に灯体ユニット10を取り外す前の主灯体11の点灯輝度を記憶する記憶部を設け、灯体ユニット10を取り外した後に、その灯体ユニット10の主灯体11を取り外し前と同じ輝度で点灯させるようにしても良い。また、この場合も、事前に設定されている輝度で主灯体11を点灯するようにしても良い。
1…車両用照明装置
10…灯体ユニット
11…主灯体(灯体)
14…磁着用永久磁石(磁着部)
14b…上部(凸部)
17A,17B…操作伝達用永久磁石(操作伝達用の永久磁石)
20…ホルダー
23d…嵌合孔(凹部)
24…磁着用永久磁石(被磁着部,凹部)
26…回転検出ブロック(回転検出部)
28…操作受け永久磁石

Claims (5)

  1. 灯体を有する灯体ユニットと、
    車体に設置され、前記灯体ユニットが脱着可能にかつ回転可能に取り付けられるホルダーと、
    を備え、
    前記灯体ユニットには、回転中心に配置される永久磁石による磁着部と、前記回転中心から離間した位置に配置される操作伝達用の永久磁石と、が設けられ、
    前記ホルダーには、前記磁着部が磁着されて前記灯体ユニットを保持する被磁着部と、前記操作伝達用の永久磁石と相互に吸引し合う操作受け用の永久磁石と、前記操作受け用の永久磁石の回転を検出する回転検出部と、が設けられ、
    前記回転検出部によって検出された前記操作受け用の永久磁石の回転情報を基にして前記灯体の点灯に関するパラメータが操作されることを特徴とする車両用照明装置。
  2. 前記灯体ユニットと前記ホルダーのいずれか一方には断面円形状の凸部が設けられ、前記灯体ユニットと前記ホルダーのいずれか他方には、前記凸部と嵌合可能な凹部が設けられ、
    前記磁着部は、前記凸部と前記凹部のいずれか一方に設けられ、前記被磁着部は、前記凸部と前記凹部のいずれか他方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
  3. 前記ホルダーには、前記凹部が設けられ、
    前記灯体ユニットには、前記凸部が前記凹部との嵌合方向に所定の変動代をもって設けられ、
    前記凸部と凹部には、両者の嵌合時に前記ホルダーと前記灯体ユニットの間で電気を授受する通電構造が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記凸部は、前記凹部との嵌合時には前記灯体ユニットの他の部位よりも突出し、前記凹部と非嵌合のときに押し込みによって前記灯体ユニットの他の部位と面一となることを特徴とする請求項3項に記載の車両用照明装置。
  5. 前記灯体ユニットの連続した回転操作により、前記灯体ユニットの灯体と車室内の他の灯体とが連続して点灯に関するパラメータを操作されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用照明装置。
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