JP2016036692A - 生体血管状態測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的短時間で正確な測定を実現する血管形状測定装置を提供する。【解決手段】被測定者8の心電図を測定する心電計20を備え、陽圧電磁弁48及び陰圧電磁弁58等は、被測定者8における一部を収容した圧力容器18の内圧を、心電計20により測定される心電図に同期して変化させるものであり、超音波プローブ22は、圧力容器18の内圧が大気圧とされた際における動脈の断面形状値を測定するものであることから、測定対象となる動脈の位置が体内で移動することを好適に抑制できることに加え、心拍に応じて動脈が拡張される際に、例えば陰圧の負荷によりその動脈を更に拡張させることで、血管径の能動的変化が発生するまでの時間を短縮することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、生体における一部の血管の状態を測定する生体血管状態測定装置に関し、特に、比較的短時間で正確に測定を行うための改良に関する。
生体における一部を収容した状態で内圧を変化させることが可能な圧力容器と、その圧力容器の内圧を制御する圧力制御装置と、前記圧力容器内に収容された前記生体における一部の血管の断面形状値を非侵襲で測定する血管断面測定装置とを、備えた生体血管状態測定装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された生体血管状態測定装置がその一例である。この技術によれば、前記圧力容器内に、生体における例えば上腕等を収容した状態で内圧を変化させる。例えば、前記圧力容器の内圧を陰圧とすることで、上腕動脈を受動的に拡張させる。平滑筋には伸ばされると収縮し、縮められると弛緩するベイリス効果(Bayliss効果)という現象が知られている。このため、前述のようにして上腕動脈を受動的に拡張させた後に、血管径の能動的な収縮が生じる。血管径の能動的変化の大きさは平滑筋細胞の収縮能を表すため、斯かる血管径の能動的変化の大きさを測定することで、血管における平滑筋の機能を評価することができる。
特許第5277374号公報 特許第5176020号公報
しかし、前記従来の技術では、前記生体における一部を収容した前記圧力容器の内圧を陰圧とした際に、測定対象となる血管の位置が体内で移動する場合があり、血管径を連続して測定することが困難となるおそれがあった。更に、血管径の能動的変化が発生するまでの時間が比較的長く、測定に長時間を要するという不具合があった。前記圧力容器の内圧を陽圧とすることで、測定対象となる血管を受動的に収縮させた後、血管径の能動的変化の大きさを測定する技術も知られているが、前記圧力容器の内圧を陽圧とすることで、その圧力容器内に収容された上腕等に内出血が生じるおそれがあった。このため、比較的短時間で正確な測定を実現する生体血管状態測定装置の開発が求められていた。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、比較的短時間で正確な測定を実現する血管形状測定装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、生体における一部を収容した状態で内圧を変化させることが可能な圧力容器と、その圧力容器の内圧を制御する圧力制御装置と、前記圧力容器内に収容された前記生体における一部の血管の断面形状値を非侵襲で測定する血管断面測定装置とを、備えた生体血管状態測定装置であって、前記生体の心電図を測定する心電図測定装置を備え、前記圧力制御装置は、前記生体における一部を収容した前記圧力容器の内圧を、前記心電図測定装置により測定される心電図に同期して間欠的に変化させるものであり、前記血管断面測定装置は、前記圧力容器の内圧が大気圧とされた際における前記血管の断面形状値を測定することを特徴とするものである。
前記第1発明によれば、前記生体の心電図を測定する心電図測定装置を備え、前記圧力制御装置は、前記生体における一部を収容した前記圧力容器の内圧を、前記心電図測定装置により測定される心電図に同期して間欠的に変化させるものであり、前記血管断面測定装置は、前記圧力容器の内圧が大気圧とされた際における前記血管の断面形状値を測定するものであることから、測定対象となる血管の測定時点での位置が体内で移動することを好適に抑制できることに加え、血管径を計測する時点で前記圧力容器内が大気圧解放されていることから、動脈等の血管の収縮が生じやすくなるため、血管径の能動的変化が発生するまでの時間を短縮、或いは能動的変化量を大きくすることができる。すなわち、比較的短時間で正確な測定を実現する血管形状測定装置を提供することができる。
前記第1発明に従属する本第2発明の要旨とするところは、前記圧力制御装置は、前記心電図測定装置により測定される心電図に基づいて、収縮期に対応して前記圧力容器の内圧を陰圧とし、拡張期に対応して前記圧力容器の内圧を大気圧とする制御を繰り返すものである。このようにすれば、血管径を計測する拡張末期に前記圧力容器内が大気圧解放されていることから、動脈等の血管の収縮が生じやすくなるため、血管径の能動的変化が発生するまでの時間を短縮、或いは能動的変化量を大きくすることができる。
前記第1発明に従属する本第3発明の要旨とするところは、前記圧力制御装置は、前記心電図測定装置により測定される心電図に基づいて、収縮期に対応して前記圧力容器の内圧を陽圧とし、拡張期に対応して前記圧力容器の内圧を大気圧とする制御を繰り返すものである。このようにすれば、心拍に応じて動脈等の血管が拡張される際に、陽圧の負荷によりその血管の拡張を妨げ、血管径を計測する拡張末期に前記圧力容器内を大気圧に戻すことで、血管径の能動的変化が発生するまでの時間を短縮、或いは能動的変化量を大きくすることができる。また、陽圧を断続的にかけることで毛細血管圧の上昇を抑えることができるため、前記圧力容器の内圧を陽圧とする態様において、その圧力容器内に収容された上腕等に内出血が生じることを好適に抑制できる。
本発明の一実施例である生体血管状態測定装置の構成を例示する図である。 図1の生体血管状態測定装置に備えられた圧力容器の構成を詳しく説明する図であり、その圧力容器の縦断面に相当する。 図2のIII-III断面図であり、圧力容器の横断面を示している。 図2の圧力容器の側面を示す図である。 PMC法を用いた従来の技術による血管の平滑筋機能の評価の一例について説明する図である。 PMC法を用いた従来の技術による血管の平滑筋機能の評価の一例について説明する図である。 図1の生体血管状態測定装置の制御装置に備えられた制御機能の一例を説明する機能ブロック線図である。 図1の生体血管状態測定装置による血管状態の測定に係る、圧力容器の内圧制御の一例を概略的に示す図である。 図1の生体血管状態測定装置を用いたcPMC法による本実施例の血管状態の測定について説明する図である。 図1の生体血管状態測定装置によるcPMC法を用いた本実施例の血管の平滑筋機能の評価に係る測定結果の一例を示す。 図1の生体血管状態測定装置を用いたcPMD法による本実施例の血管状態の測定について説明する図である。 図1の生体血管状態測定装置によるcPMC法による血管状態の測定の一例について説明するフローチャートである。 図1の生体血管状態測定装置によるcPMD法による血管状態の測定の一例について説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明に用いる図面に関して、各部の寸法比等は必ずしも正確には描かれていない。
図1は、本発明の一実施例である生体血管状態測定装置の構成を例示する図である。この図1に示すように、本実施例の生体血管状態測定装置10(以下、単に測定装置10という)は、本体12と、入力操作装置14と、表示装置16と、圧力容器18と、心電計20と、超音波プローブ22とを、備えて構成されている。前記本体12は、CPU、ROM、RAM、及び入出力インターフェース等を含み、CPUがRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROM等に記憶されたプログラムに従って入力信号を処理する所謂マイクロコンピュータを含む制御装置(電子制御装置)24を備えている。前記入力操作装置14は、利用者による入力操作に応じて前記制御装置24に操作信号を入力するキーボード或いはマウス等の公知の装置である。前記表示装置16は、前記制御装置24からの出力信号によりグラフ画像、記号等を表示する公知の装置である。
前記圧力容器18は、前記測定装置10による血管状態の測定に際して、被測定者(生体)8における一部を収容する。好適には、前記被測定者8における上腕部30(例えば、図2を参照)を収容する。後述するように、前記圧力容器18は、前記被測定者8における一部を収容した状態で内圧を変化させることができるように構成されている。前記心電計20は、複数の電極20eを備え、前記被測定者8の体(体表)に装着されたそれら複数の電極20eから供給される信号を前記本体12へ出力する公知の装置である。換言すれば、前記心電計20は、前記被測定者8の心拍に同期して発生する、心筋の興奮に対応する電圧の時間的変化を、前記本体12へ出力する。すなわち、本実施例においては、前記心電計20が、前記被測定者8(生体)の心電図を測定する心電図測定装置に相当する。
前記超音波プローブ22は、前記上腕部30の皮膚32に接触するように前記圧力容器18内に保持されて、その皮膚32の直下の動脈34の断面画像(断面形状)を検出する公知の装置(超音波探触子)である。前記本体12は、前記超音波プローブ22から超音波を発信させると共に、その超音波プローブ22により反射波を受信し、超音波反射信号SRを前記本体12へ出力する超音波駆動制御部40を備えている。前記超音波プローブ22は、例えば、前記動脈34に交差する方向の直線に沿ってアレイ状に配列された多数個の振動子(例えば、圧電セラミックス)を下端面すなわち押圧面に備えている。前記超音波駆動制御部40は、それら多数の振動子のうちの一部の振動子を順次駆動して超音波を放射させる送信回路22aと、生体組織内から反射される反射波をそれら振動子により受信させて反射波を取り出す受信回路22bと、その受信回路22bから出力される受信信号を検波して前記本体12へ出力する検波回路22cとを、備えている。すなわち、本実施例においては、前記超音波プローブ22が、前記圧力容器18内に収容された前記被測定者8における上腕部30等の血管の断面形状値を非侵襲で測定する血管断面測定装置に相当する。
前記超音波駆動制御部40は、例えば、前記制御装置24から供給される指令信号に従って、前記超音波プローブ22における超音波アレイを構成する一列に配列された多数個の超音波振動子(圧電セラミックス)のうち、その端から一定数の超音波振動子群毎に所定の位相差を付与しつつ例えば10MHz程度の周波数でビームフォーミング駆動することにより、超音波振動子の配列方向において収束性の超音波ビームを前記動脈34に向かって順次放射させる。それと共に、前記放射毎の反射波を前記超音波プローブ22に受信させ、その受信信号を前記本体12へ入力させる。前記超音波アレイの放射面には、好適には、その超音波振動子の配列方向に直交する方向に超音波ビームを収束させるための音響レンズが設けられている。
前記本体12は、前記圧力容器18の内圧を制御する構成として、例えば、陽圧ポンプ42、陽圧レギュレータ44、陽圧タンク46、陽圧電磁弁48、陽圧計50、陰圧ポンプ52、陰圧レギュレータ54、陰圧タンク56、陰圧電磁弁58、及び陰圧計60等を備えている。本実施例において、前記圧力容器18の内圧とは、その圧力容器18内に前記被測定者8の一部が収容された状態における、前記圧力容器18の内部の圧力をいう。前記陽圧ポンプ42、陽圧レギュレータ44、陽圧タンク46、陽圧電磁弁48、及び陽圧計50は、前記圧力容器18の内圧を陽圧とするための構成に相当する。前記陰圧ポンプ52、陰圧レギュレータ54、陰圧タンク56、陰圧電磁弁58、及び陰圧計60は、前記圧力容器18の内圧を陰圧とするための構成に相当する。本実施例においては、前記陽圧ポンプ42、陽圧レギュレータ44、陽圧タンク46、陽圧電磁弁48、陽圧計50、陰圧ポンプ52、陰圧レギュレータ54、陰圧タンク56、陰圧電磁弁58、及び陰圧計60等が、前記圧力容器18の内圧を制御する圧力制御装置に相当する。
図2は、前記圧力容器18の構成を詳しく説明する図であり、その圧力容器18の縦断面に相当する。図3は、図2のIII-III断面図であり、前記圧力容器18の横断面を示している。図4は、前記圧力容器18の側面(端面)を示す図である。これらの図に示すように、前記圧力容器18は、例えば、内部が空洞とされた外周壁18aと、その外周壁18aの端部を気密に塞ぐ1対の端壁18b及び端壁18cとを、備えて比較的気密に構成されている。前記1対の端壁18b及び端壁18cには、外側に突き出す1対の円筒状部18i及び18jと、生体の四肢例えば前記上腕部30を差し通すために前記1対の円筒状部18i及び18jの内周面に続いて前記1対の端壁18b及び端壁18cに形成された1対の貫通穴18d及び貫通穴18eと、その貫通穴18dと前記上腕部30との間及び前記貫通穴18eと前記上腕部30との間を封止するために前記貫通穴18d及び貫通穴18eの内周面に固着された周方向に連なる軟質樹脂或いは合成ゴム製の1対の環状膨張袋18f及び18gとを、備えている。
前記圧力容器18における外周壁18aの上部(例えば、鉛直上方)には、上方へ突き出す角箱状の柱状壁18hが設けられている。前記超音波プローブ22は、例えば、前記柱状壁18h内に収容され、前記圧力容器18内において前記上腕部30の皮膚32に接触するように装着されている。この超音波プローブ22は、多軸駆動装置22eを介して前記圧力容器18内に装着された超音波アレイ探触子22fを備えている。前記多軸駆動装置22eは、前記圧力容器18に上下位置調節機構22gを介して固定された基台22hと、前記動脈34に直交するX軸方向であってその動脈34付近を通る揺動軸心を中心とする揺動角度を位置決めする揺動角度駆動装置22iと、そのX軸方向の位置決めを行うX軸駆動装置22jと、垂直な軸心まわりの回転角度を位置決めする回転角度駆動装置22kとを、備えている。前記超音波アレイ探触子22fは、例えば、H型に配置された3列の超音波アレイすなわち互いに平行に配置された1対の短軸用超音波アレイと、それらの間に配置された長軸用超音波アレイとを、備え、前記回転角度駆動装置22kの下面すなわち前記上腕部30の皮膚32に接触する接触面に固着されている。
前記圧力容器18における貫通穴18d及び貫通穴18eの内周面に固着された1対の環状膨張袋18f及び18gには、空気ポンプ18kの出力圧を元圧として前記1対の環状膨張袋18f及び18g内の圧力を制御する圧力制御弁18mが接続されている。前記空気ポンプ18kから前記圧力制御弁18mを介して供給される空圧により、前記1対の環状膨張袋18f及び18gが膨張させられることでその内径が縮小されるので、前記貫通穴18dと前記上腕部30との間及び前記貫通穴18eと前記上腕部30との間が密着状態とされ、前記圧力容器18内が気密に封止されるようになっている。
図1及び図2に示すように、前記圧力容器18における前記外周壁18a(外周壁18aの内部に設けられた空洞)には、例えばチューブ等を介して前記陽圧電磁弁48が接続されている。前記陽圧ポンプ42からは、陽圧すなわち正の圧力(例えば、空圧)が出力される。前記陽圧ポンプ42から出力されて前記陽圧レギュレータ44により調圧された圧力は、前記陽圧タンク46に蓄圧される。前記陽圧ポンプ42及び前記陽圧レギュレータ44は、前記陽圧タンク46に蓄圧される圧力が所定の陽圧(例えば、150kPa程度)となるように制御する。前記陽圧計50は、前記陽圧タンク46に蓄圧された圧力を検出する。前記陽圧電磁弁48は、前記陽圧ポンプ42から出力されて前記陽圧レギュレータ44により調圧された圧力(陽圧タンク46に蓄圧された圧力)を元圧として、前記圧力容器18における前記外周壁18a内の圧力を制御する。すなわち、前記圧力容器18内を陽圧とする制御を行う。前記陽圧電磁弁48は、好適には、前記制御装置24から供給される指令信号に応じてその弁子位置が切り替えられるものであり、第1の切替位置において、前記陽圧タンク46と前記圧力容器18内を導通させ、その圧力容器18内の圧力を所定の陽圧とする。この陽圧は、前記陽圧タンク46に蓄圧される圧力すなわち前記陽圧計50により検出される圧力に相当する。前記陽圧電磁弁48は、第2の切替位置において、前記圧力容器18内を大気圧に解放する。
前記圧力容器18における前記外周壁18a(外周壁18aの内部に設けられた空洞)には、例えばチューブ等を介して前記陰圧電磁弁58が接続されている。前記陰圧ポンプ52からは、陰圧すなわち負の圧力(例えば、空圧)が出力される。前記陰圧ポンプ52から出力されて前記陰圧レギュレータ54により調圧された圧力は、前記陰圧タンク56に蓄圧される。前記陰圧ポンプ52及び前記陰圧レギュレータ54は、前記陰圧タンク56に蓄圧される圧力が所定の陰圧(例えば、−50kPa程度)となるように制御する。前記陰圧計60は、前記陰圧タンク56に蓄圧された圧力を検出する。前記陰圧電磁弁58は、前記陰圧ポンプ52から出力されて前記陰圧レギュレータ54により調圧された圧力(陰圧タンク56に蓄圧された圧力)を元圧として、前記圧力容器18における前記外周壁18a内の圧力を制御する。すなわち、前記圧力容器18内を陰圧とする制御を行う。前記陰圧電磁弁58は、好適には、前記制御装置24から供給される指令信号に応じてその弁子位置が切り替えられるものであり、第1の切替位置において、前記陰圧タンク56と前記圧力容器18内を導通させ、その圧力容器18内の圧力を所定の陰圧とする。この陰圧は、前記陰圧タンク56に蓄圧される圧力すなわち前記陰圧計60により検出される圧力に相当する。前記陰圧電磁弁58は、第2の切替位置において、前記圧力容器18内を大気圧に解放する。
前述のように、本実施例においては、前記圧力容器18内の圧力を陽圧とする制御、及び前記圧力容器18内の圧力を陰圧とする制御の何れも行うことができる測定装置10について説明するが、何れか一方の制御のみを行うものであってもよい。例えば、前記圧力容器18内の圧力を陰圧とする制御(後述するcPMC法による血管状態の測定)を行うが、前記圧力容器18内の圧力を陽圧とする制御は行わないものであってもよい。その場合、前記陽圧ポンプ42、陽圧レギュレータ44、陽圧タンク46、陽圧電磁弁48、及び陽圧計50等の構成は、必ずしも設けられなくともよい。前記圧力容器18内の圧力を陽圧とする制御(後述するcPMD法による血管状態の測定)を行うが、前記圧力容器18内の圧力を陰圧とする制御は行わないものであってもよい。その場合、前記陰圧ポンプ52、陰圧レギュレータ54、陰圧タンク56、陰圧電磁弁58、及び陰圧計60等の構成は、必ずしも設けられなくともよい。
前述した本実施例の測定装置10は、例えば、生体における一部の血管の健康度の評価に用いられる。一般に、血管の健康度は、その血管を構成する細胞の健康度を評価することで調べられる。血管を構成する細胞には、主に、血管内腔を覆う内皮細胞と、血管壁を構成する平滑筋細胞とがある。平滑筋には急激に伸展させられると収縮に転じ、逆に急激に収縮させられると弛緩に転ずるという現象が知られている。これをベイリス効果という。このベイリス効果を利用して、血管における平滑筋細胞の健康度を評価する技術が知られている。例えば、測定対象となる血管が存在する生体の一部である上腕部30等を、図2等を用いて前述したような圧力容器18内に挿入し、前記1対の環状膨張袋18f及び18gを膨張させて前記圧力容器18内を気密とした状態でその圧力容器18内部を減圧することすなわち陰圧負荷を行うことで、前記上腕部30における動脈(上腕動脈)34を受動的に拡張させる。この陰圧負荷に応じた血管径の能動的変化の大きさを測定することで、前記動脈34における平滑筋の機能を評価することができる。このような血管の平滑筋機能の評価方法をPMC(Pressure-mediated contraction)法という。
図5及び図6は、PMC法を用いた従来の技術による血管の平滑筋機能の評価の一例について説明する図である。PMC法による測定では、先ず、前記圧力容器18のような気密容器内に、測定対象となる血管が存在する生体の一部である上腕部30等が挿入される。次に、前記1対の環状膨張袋18f及び18gが膨張させられて前記圧力容器18内が気密とされる。次に、例えば前記陰圧電磁弁58等の作動が制御されることにより、前記気密容器内に陰圧負荷が行われる。従来の技術では、図5に示すように、例えば−50mmHg程度の陰圧(ステップ陰圧)が例えば120秒程度継続して負荷される。このようにすることで、前記上腕部30における動脈34が受動的に拡張させられ、その後、ベイリス効果により能動的に収縮する。この一連の血管径の変化に関し、前記気密容器内に設けられた前記超音波プローブ22等を利用して、陰圧負荷開始後の血管径の最大値(最大径)及び最小値(最小径)を測定し、その最大径に対する最小径の縮小率を、平滑筋機能の指標として用いる。血管径は、例えば、拡張末期(最低血圧時点)の血管径が計測される。図6は、PMC法を用いた従来の技術による血管の平滑筋機能の評価に係る測定結果の一例を示す。この図6に示すように、陰圧負荷開始後の最大径をDmaxとし、最小径をDmin1とすると、%PMC値は次の(1)式で算出される。この(1)式に従って求められる%PMC値が、前記動脈34における平滑筋細胞の健康度を評価する指標として用いられる。
%PMC=(Dmax−Dmin1)/Dmax×100 ・・・(1)
前述した従来のPMC法による血管の平滑筋機能の評価では、種々の問題があった。すなわち、血管を受動的に拡張させるために前記圧力容器18の内圧を陰圧とした際に、測定対象となる血管が生体(例えば、上腕部30)の中で移動することがある。特に、被測定者が高齢者である場合には、陰圧負荷に際して血管が動き易い傾向にある。前記従来のPMC法では、前記最大径Dmax及び最小径Dmin1共に、前記圧力容器18の内圧を陰圧とした状態で、拡張末期の血管径が計測されるため、生体内で血管が移動してしまい、血管径を連続して計測することが困難な場合があった。これに加え、前記従来の技術では、血管径の能動的な変化が発生するまでの時間が比較的長く、例えば120秒もの間陰圧負荷を継続する必要があった。更に、PMC法による測定では、平滑筋の収縮能は評価できるが、平滑筋の拡張能を評価することはできなかった。
前記平滑筋の拡張能を評価する技術として、PMD(Pressure-mediated dilataion)法が知られている。このPMD法では、測定対象となる血管が存在する生体の一部である上腕部30等を、図2等を用いて前述したような圧力容器18内に挿入し、前述のPMC法とは逆に、その圧力容器18内に陽圧負荷を行うことで、前記上腕部30における動脈(上腕動脈)34を受動的に収縮させる。この陽圧負荷に応じた血管径の能動的変化の大きさを測定することで、前記動脈34における平滑筋の拡張能を評価することができる。しかし、従来の技術では、血管径の能動的な変化が発生するまでの時間が比較的長く、例えば120秒もの間陽圧負荷を継続する必要がある。例えば上腕部等に静脈圧より高く且つ動脈圧より低い陽圧を負荷して長時間経過すると、動脈は開存したまま静脈だけが閉塞されるため、末梢血管圧が動脈圧に近づき、末梢血管で内出血が生じるおそれがあった。
図7は、前記制御装置24に備えられた制御機能の一例を説明する機能ブロック線図である。前述した従来技術の問題を解消するために、本実施例の測定装置10は、図7に示すような制御機能を備えている。この図7に示す圧力制御部70、血管径算出部72、評価値算出部74、及び表示制御部76は、好適には、前記制御装置24に機能的に備えられたものであるが、その一部又は全部が前記制御装置24とは別体のそれぞれ個別の制御装置として備えられ、相互に通信を行うことにより以下に詳述する制御を実現するものであってもよい。以下、図7に示す各制御機能について、図8〜図11等を参照しつつ分説する。
前記圧力制御部70は、前記陽圧電磁弁48及び前記陰圧電磁弁58の少なくとも一方を介して前記圧力容器18の内圧を制御する。具体的には、前記被測定者8における一部である前記上腕部30等を収容した前記圧力容器18の内圧を、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図に同期して間欠的に変化させる。図8は、本実施例の測定装置10による血管状態の測定に係る、前記圧力制御部70による前記圧力容器18の内圧制御の一例を概略的に示す図である。図8においては、測定対象となる血管例えば前記動脈34に係る、2心拍分の血管径の変化を破線で示している。すなわち、図8においては、時点t1から時点t2までの間、時点t2から時点t3までの間が、それぞれ前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図における1心拍(1回の心臓の拍動)に相当する。
図8においては、前記陽圧電磁弁48及び前記陰圧電磁弁58の少なくとも一方を介して前記圧力容器18の内圧を陽圧又は陰圧とする制御を行う時相を右上から左下への斜線範囲で示している。斜線範囲以外の範囲が、前記圧力容器18の内圧を大気圧とする時相に相当する。図8に示すように、前記圧力制御部70は、例えば、前記圧力容器18の内圧を陽圧又は陰圧とする制御と、その圧力容器18の内圧を大気圧(大気圧解放)とする制御とを、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図における心拍に同期して繰り返す。すなわち、図8に示すように、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図における1心拍のうちに、前記圧力容器18の内圧を陽圧又は陰圧とする制御を行う時相と、その圧力容器18の内圧を大気圧とする制御を行う時相とが出現するように、前記陽圧電磁弁48及び前記陰圧電磁弁58の少なくとも一方を制御する。換言すれば、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図における心拍と同じ周期で、前記圧力容器18の内圧を陽圧又は陰圧とする制御を行う時相と、その圧力容器18の内圧を大気圧とする制御を行う時相とが交互に繰り返されるように、前記陽圧電磁弁48及び前記陰圧電磁弁58の少なくとも一方を制御する。前記圧力制御部70は、好適には、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図における1心拍毎に前記制御を行うが、2心拍毎、4心拍毎、或いは8心拍毎に前記制御を行うものであってもよい。
前記圧力制御部70は、好適には、前記心電計20により測定される心電図に基づいて、収縮期に対応して前記圧力容器18の内圧を陰圧又は陽圧とし、拡張期に対応して前記圧力容器18の内圧を大気圧とする制御を行う。ここで、収縮期とは、前記被測定者8の心臓が収縮し、血圧が上昇する時相をいう。収縮期において、前記動脈34は拡張する。拡張期とは、前記被測定者8の心臓が拡張し、血圧が低下する時相をいう。拡張期において、前記動脈34は収縮する。換言すれば、前記圧力制御部70は、好適には、前記心電計20により測定される心電図に基づいて、前記被測定者8の血圧が上昇する時相に対応して前記圧力容器18内に陰圧又は陽圧を負荷し、血圧が低下する時相に対応して前記圧力容器18内を大気圧解放する。好適には、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図におけるR波の検出をトリガとして、前記圧力容器18の内圧を所定の陽圧又は陰圧とし、所定時間経過後に前記圧力容器18の内圧を大気圧とする制御を繰り返す。
図9は、本実施例の血管状態の測定について説明する図である。前述のように、本実施例の測定装置10による血管状態の測定では、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図に同期して、収縮期(血圧が上昇する時相)に前記圧力容器18に所定の陰圧(例えば、−50mmHg程度)を負荷し、拡張期(血圧が低下する時相)に前記圧力容器18を大気圧解放する制御を繰り返す。斯かる陰圧負荷制御を所定時間(例えば、30秒程度)継続する。従って、図9に示すように、前記圧力容器18内への陰圧負荷が開始されてから所定時間が経過するまで、前記圧力容器18内には所定の陰圧が間欠的に負荷される。換言すれば、パルス状の陰圧が前記圧力容器18内に負荷される。以下、このように間欠的に負荷される陰圧をチョッパ陰圧と称する。斯かる制御により、1心周期中の前記動脈34の拍動を増強させることができる。すなわち、収縮期に前記動脈34が拡張するタイミングで前記圧力容器18に陰圧を負荷することで、その動脈34を更に受動的に拡張させることができる。前記動脈34の拡張によりベイリス効果が発生し、前記動脈34は収縮に転ずる。図9に示すように、前記圧力容器18内へのチョッパ陰圧負荷制御が開始されてから所定時間が経過し、その圧力容器18内が大気圧解放された後も、ベイリス効果による前記動脈34の能動的な収縮は継続する。本実施例の測定装置10によるこの手法をcPMC(chopped Pressure-mediated contraction)法と称する。
本実施例のcPMC法では、前記PMC法と同様に、血管径は、例えば、拡張末期(最低血圧時点)の血管径が計測される。すなわち、図8に示す例においては、時点t1、t2、t3における血管径が計測される。cPMC法では、収縮期に前記圧力容器18に陰圧負荷を行い、拡張期に前記圧力容器18を大気圧解放(除圧)する制御を繰り返すため、血管径を計測する拡張末期には前記圧力容器18が大気圧解放されている。換言すれば、前記圧力容器18内の除圧後に血管径の計測が行われる。従って、血管径の計測において、測定対象となる前記動脈34の位置が体内で移動することを好適に抑制できる。更に、cPMC法では、収縮期に前記圧力容器18に陰圧負荷を行い、拡張期に前記圧力容器18を大気圧解放する制御を例えば30秒程度継続することにより、必要十分な血管径の変化を実現することができる。これは、収縮期に前記動脈34が拡張するタイミングで前記圧力容器18に陰圧を負荷することで、その動脈34を効率的に拡張させることができるためであると同時に、血管径測定時に前記圧力容器18内を大気圧解放しているため血管が縮み易いためであると考えられる。すなわち、本実施例のcPMC法では、前記従来のPMC法に比べて、短時間の陰圧負荷で必要十分な血管径の変化を実現することができる。
前記血管径算出部72は、前記超音波プローブ22から発信させられた超音波に対して、その超音波プローブ22により受信される前記動脈34からの反射波に基づいて、その動脈34の血管径を算出する。例えば、前記超音波プローブ22により受信された超音波反射信号から、前記動脈34の断面形状に相当する画像が生成される。その断面形状に相当する画像から、前記動脈34の血管径を算出(検出)する。前記血管径算出部72は、好適には、前記被測定者8の1心拍毎の、前記動脈34の拡張末期(最低血圧時点)における血管径を算出する。例えば、図8に示す例においては、時点t1、t2、t3における血管径を算出する。
前記評価値算出部74は、前記血管径算出部72により算出される前記動脈34の血管径に基づいて、その動脈34の状態を評価する評価値を算出する。好適には、前記血管径算出部72により算出される、前記被測定者8の1心拍毎の血管径に基づいて、前記圧力容器18に対する陰圧負荷開始後の前記動脈34の血管径の最大値(最大径)Dmax及び最小値(最小径)Dmin2を算出し、それら最大値Dmax及び最小値Dmin2に基づいて前記動脈34の状態を評価する評価値を算出する。図10は、cPMC法を用いた本実施例の制御による血管の平滑筋機能の評価に係る測定結果の一例を示す。本実施例のcPMC法による測定では、前記圧力容器18内へのチョッパ陰圧負荷が停止され、その圧力容器18内が大気圧解放された後も、ベイリス効果による前記動脈34の能動的な収縮は継続する。従って、図10に示すように、陰圧負荷開始後の前記動脈34の血管径の最小値Dmin2は、前記圧力容器18内へのチョッパ陰圧負荷が行われなくなった時相に生じることも多い。
前記評価値算出部74は、具体的には、前記圧力容器18に対する陰圧負荷開始後の前記動脈34の血管径の最大値Dmax及び最小値Dmin2に基づいて、最大値Dmaxに対する最小値Dmin2の縮小率を、平滑筋機能の指標として算出する。例えば、前記圧力容器18に対する陰圧負荷開始後の前記動脈34の最大径をDmaxとし、最小径をDmin2とすると、%cPMC値は次の(2)式で算出される。この(2)式に従って求められる%cPMC値が、前記動脈34における平滑筋細胞の健康度を評価する指標として用いられる。この%cPMC値は、血管運動能を評価する指標として好適に用いられる。特に、血管の収縮能を評価する指標として好適に用いられる。
%cPMC=(Dmax−Dmin2)/Dmax×100 ・・・(2)
前記表示制御部76は、前記測定装置10による血管状態の測定に際して、測定に係る各種情報を前記表示装置16に表示させる表示制御を行う。好適には、前記測定装置10による血管状態の測定結果として、前記評価値算出部74により算出される評価値である%cPMC値を前記表示装置16に表示させる。前記評価値算出部74により算出される評価値である%cPMC値と共に、或いは%cPMC値の代替として、前記血管径算出部72により算出される前記動脈34の血管径の最大値Dmax及び最小値Dmin2を、例えば時系列で前記表示装置16に表示させるものであってもよい。前記超音波プローブ22により受信された超音波反射信号から生成される、前記動脈34の断面形状に相当する画像を前記表示装置16に表示させるものであってもよい。前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図を含む、例えば図10に示すようなグラフを前記表示装置16に表示させるものであってもよい。斯かるグラフに、前記血管径算出部72により算出される前記動脈34の血管径の最大値Dmax及び最小値Dmin2を併せて表示させるものであってもよい。
前述のように、前記圧力制御部70は、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図における心拍と同じ周期で、前記圧力容器18の内圧を所定の陰圧とし、所定の圧力負荷時間経過後に前記圧力容器18の内圧を大気圧とする制御を繰り返す。好適には、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図におけるR波の検出をトリガとして、前記圧力容器18の内圧を所定の陰圧とし、所定の圧力負荷時間経過後に前記圧力容器18の内圧を大気圧とする制御を繰り返す。ここで、R波とは、心電図において最も電位の高い部分であって、前記被測定者8の心臓が収縮し体中に血液を送り始める時点に相当する。R波は、前記動脈34が拡張し始める時点に相当する。R波が検出されるタイミングと前記上腕部30における動脈34が拡張し始めるタイミングとは略同時であるが、厳密には若干の時間差(タイムラグ)がある。そこで、前記圧力制御部70は、好適には、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図におけるR波が検出された後、所定の遅延時間(Delay)後に前記陰圧電磁弁58を制御し、前記圧力容器18の内圧を所定の陰圧とする。その後、所定の圧力負荷時間(Duration)が経過した時点で前記陰圧電磁弁58を制御し、前記圧力容器18の内圧を大気圧(除圧)とする。前記被測定者8の心電図における心拍と同じ周期で、斯かる制御を繰り返す。
前記測定装置10による血管状態の測定においては、前記圧力容器18に対するチョッパ陰圧又は陽圧負荷制御に関して、心電図におけるR波からの遅延時間(Delay)と陰圧負荷を継続する時間である圧力負荷時間(Duration)とを適宜設定し、血管の拍動を増強(陰圧負荷時)又は減弱(陽圧負荷時)させるのに最適なタイミングとする。
図12は、前記測定装置10の制御装置24によるcPMC法による血管状態の測定の一例について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)ST1において、前記圧力容器18に対するチョッパ陰圧負荷が開始されるか否かが判断される。このST1の判断が否定される場合には、ST1の判断が繰り返されることにより待機させられるが、ST1の判断が肯定される場合には、ST2において、前記心電計20により測定される心電図においてR波が検出されたか否かが判断される。このST2の判断が否定される場合には、ST2の判断が繰り返されることにより待機させられるが、ST2の判断が肯定される場合には、ST3において、心電図におけるR波が検出された後、規定の遅延時間(Delay)経過後に、前記陰圧電磁弁58等が制御されることで、前記圧力容器18に対して所定の陰圧が負荷される。次に、ST4において、前記圧力容器18に対して陰圧負荷が行われてから規定の圧力負荷時間(Duration)が経過したか否かが判断される。このST4の判断が否定される場合には、ST4の判断が繰り返されることにより待機させられるが、ST4の判断が肯定される場合には、ST5において、前記陰圧電磁弁58等が制御されることで、前記圧力容器18内が大気圧とされる。次に、ST6において、前記超音波プローブ22により受信される反射波に基づいて、測定対象となる血管(動脈34)の拡張末期の血管径が測定される。次に、ST7において、前記圧力容器18に対するチョッパ陰圧負荷が終了させられるか否かが判断される。このST7の判断が否定される場合には、ST2以下の処理が再び実行されるが、ST7の判断が肯定される場合には、前記圧力容器18に対するチョッパ陰圧負荷制御が終了させられ、暫時前記超音波プローブ22により受信される反射波に基づく血管(動脈34)の拡張末期の血管径の測定が継続させられた後、ST8において、ST6にて各心拍毎に算出された前記動脈34の血管径に関して、最大値Dmax及び最小値Dmin2が算出(判定)される。次に、ST9において、ST8にて算出された前記動脈34の血管径の最大値Dmax及び最小値Dmin2に基づき、前述した(2)式に従って、血管状態評価値としての%cPMC値が算出される。次に、ST10において、ST9にて算出された%cPMC値をはじめとする血管状態の測定結果が、前記表示装置16に表示された後、それをもって本ルーチンが終了させられる。
以上の制御において、ST1〜ST5が前記圧力制御部70の動作に、ST6が前記血管径算出部72の動作に、ST7〜ST9が前記評価値算出部74の動作に、ST10が前記表示制御部76の動作に、それぞれ対応する。
以上、前記心電計20により測定される心電図に同期して前記圧力容器18に間欠的に陰圧を負荷するcPMC法による血管状態の測定に前記測定装置10が用いられる態様について説明したが、本実施例の測定装置10は、前記心電計20により測定される心電図に同期して前記圧力容器18に間欠的に陽圧を負荷することで血管状態の測定を行う制御にも好適に適用される。図11は、斯かる態様における本実施例の血管状態の測定について説明する図である。この図11に示すように、収縮期に前記動脈34が拡張するタイミングで前記圧力容器18に陽圧を負荷することで、その動脈34の拡張を抑制することができる。以下、このように間欠的に負荷される陽圧をチョッパ陽圧と称する。斯かるチョッパ陽圧の負荷により、拡張刺激の低下によって、平滑筋を緩めることにより更に弛緩する逆方向のベイリス効果が発生し、前記動脈34は拡張に転ずる。図11に示すように、前記圧力容器18内への陽圧負荷制御が開始されてから所定時間が経過し、その圧力容器18内が大気圧解放された後も、ベイリス効果による前記動脈34の能動的な拡張は継続する。本実施例の測定装置10によるこの手法をcPMD(chopped Pressure-mediated dilataion)法と称する。
前記cPMD法による血管状態の測定において、前記圧力制御部70は、前記陽圧電磁弁48を介して前記圧力容器18の内圧を制御する。好適には、前記心電計20により測定される心電図に基づいて、収縮期に対応して前記圧力容器18の内圧を陽圧とし、拡張期に対応して前記圧力容器18の内圧を大気圧とする制御を行う。換言すれば、前記圧力制御部70は、好適には、前記心電計20により測定される心電図に基づいて、前記被測定者8の血圧が上昇する時相に対応して前記圧力容器18内に陽圧を負荷し、血圧が低下する時相に対応して前記圧力容器18内を大気圧解放する。好適には、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図におけるR波の検出をトリガとして、前記圧力容器18の内圧を所定の陽圧(例えば、150mmHg程度)とし、所定の圧力負荷時間経過後に前記圧力容器18の内圧を大気圧とする制御を繰り返す。この陽圧負荷制御に関して、心電図におけるR波からの遅延時間(Delay)と陽圧負荷を継続する時間である圧力負荷時間(Duration)とは、前述したcPMC法による血管状態の測定における陰圧負荷制御に係る値と同じでもよいが、好適には、予め最適な値が実験的に求められる等して、前記cPMC法による血管状態の測定における陰圧負荷制御に係る値とは異なる値が適宜定められる。斯かる陽圧負荷制御を所定時間(例えば、30秒程度)継続する。従って、前記圧力容器18内への陽圧負荷が開始されてから所定時間が経過するまで、前記圧力容器18内には所定の陽圧が間欠的に負荷される。換言すれば、パルス状の陽圧が前記圧力容器18内に負荷される。以下、このように間欠的に負荷される陽圧をチョッパ陽圧と称する。
前記PMD法による血管状態の測定において、前記評価値算出部74は、前記圧力容器18に対する陽圧負荷開始後の前記動脈34の血管径の最大値Dmax2及び最小値Dmin3に基づいて、最小値Dmin3に対する最大値Dmax2の拡大率を、平滑筋機能の指標として算出する。例えば、前記圧力容器18に対する陽圧負荷開始後の前記動脈34の最大径をDmax2とし、最小径をDmin3とすると、%cPMD値は次の(3)式で算出される。この(3)式に従って求められる%cPMD値が、前記動脈34における平滑筋細胞の健康度を評価する指標として用いられる。この%cPMD値は、血管運動能を評価する指標として好適に用いられる。特に、血管の拡張能を評価する指標として好適に用いられる。
%cPMD=(Dmax2−Dmin3)/Dmin3×100 ・・・(3)
図13は、前記測定装置10の制御装置24によるcPMD法による血管状態の測定の一例について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。この図13に示す制御において、前述した図12に示す制御と共通するステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
先ず、ST11において、前記圧力容器18に対するチョッパ陽圧負荷が開始されるか否かが判断される。このST11の判断が否定される場合には、ST11の判断が繰り返されることにより待機させられるが、ST11の判断が肯定される場合には、ST2以下の処理が実行される。ST2の判断が肯定される場合には、ST12において、心電図におけるR波が検出された後、規定の遅延時間(Delay)経過後に、前記陽圧電磁弁48等が制御されることで、前記圧力容器18に対して所定の陽圧が負荷された後、ST4以下の処理が実行される。ST6の処理に続いて、ST13において、前記圧力容器18に対するチョッパ陽圧負荷が終了させられるか否かが判断される。このST13の判断が否定される場合には、ST2以下の処理が再び実行されるが、ST13の判断が肯定される場合には、前記圧力容器18に対するチョッパ陽圧負荷制御が終了させられ、暫時前記超音波プローブ22により受信される反射波に基づく血管(動脈34)の拡張末期の血管径の測定が継続させられた後、ST14において、各心拍毎に算出された前記動脈34の血管径に関して、最大値Dmax及び最小値Dmin3が算出(判定)された後、ST9以下の処理が実行される。
本実施例によれば、生体である前記被測定者8の心電図を測定する心電図測定装置としての心電計20を備え、圧力制御装置としての前記陽圧電磁弁48及び陰圧電磁弁58等は、前記被測定者8における一部を収容した前記圧力容器18の内圧を、前記心電計20により測定される心電図に同期して変化させるものであり、血管断面測定装置としての前記超音波プローブ22は、前記圧力容器18の内圧が大気圧とされた際における前記動脈34の断面形状値を測定するものであることから、測定対象となる動脈34の測定時点での位置が体内で移動することを好適に抑制できることに加え、血管径を計測する時点で前記圧力容器18内が大気圧解放されていることから、動脈34等の血管の収縮が生じやすくなるため、血管径の能動的変化が発生するまでの時間を短縮、或いは能動的変化量を大きくすることができる。すなわち、比較的短時間で正確な測定を実現する測定装置10を提供することができる。
前記陰圧電磁弁58は、前記心電計20により測定される心電図に基づいて、収縮期に対応して前記圧力容器18の内圧を陰圧とし、拡張期に対応して前記圧力容器18の内圧を大気圧とするものであるため、血管径を計測する拡張末期に前記圧力容器18内が大気圧解放されていることから、動脈34等の血管の収縮が生じやすくなるため、血管径の能動的変化が発生するまでの時間を短縮、或いは能動的変化量を大きくすることができる。
前記陽圧電磁弁48は、前記心電計20により測定される心電図に基づいて、収縮期に対応して前記圧力容器18の内圧を陽圧とし、拡張期に対応して前記圧力容器18の内圧を大気圧とするものであるため、血管径を計測する拡張末期に前記圧力容器18内が大気圧解放されていることから動脈等の血管の拡張が生じやすくなっており、血管径の能動的変化が発生するまでの時間を短縮、或いは能動的変化量を大きくすることができる。また、陽圧を断続的にかけることで毛細血管圧の上昇を抑えることができるので、前記圧力容器18内に収容された上腕部30等に内出血が生じることを好適に抑制できる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、前記測定装置10は、前記圧力容器18に対する陰圧負荷開始後の前記動脈34の血管径の最大値Dmax及び最小値Dmin2を、前記血管径算出部72及び前記評価値算出部74により自動的に算出延いては判定するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記圧力容器18に対する陰圧負荷開始後の前記動脈34の血管径の最大値Dmax及び最小値Dmin2を、人的な処理により計測延いては判定するものであってもよい。例えば、前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図における1心拍毎に、前記超音波プローブ22により受信される反射波に基づく血管の断面形状(断面形状値)を記憶させておき、計測が終了した後に測定者が人的な作業により各血管の断面形状を計測すること等により、前記圧力容器18に対する陰圧負荷開始後の前記動脈34の血管径の最大値Dmax及び最小値Dmin2を判定するものであってもよい。
前述の実施例において、前記圧力容器18は、前記空気ポンプ18kから前記圧力制御弁18mを介して供給される空圧により、前記1対の環状膨張袋18f及び18gが膨張させられることで、前記圧力容器18内が気密に封止されるものであったが、本発明に備えられる圧力容器は、必ずしも前記空気ポンプ18k、圧力制御弁18m、及び環状膨張袋18f、18g等を備えなくともよい。例えば、前記貫通穴18d、18eに対応する部分に、例えば天然ゴム等の材料による円筒状のゴムシール(円筒ゴム管)が設けられたものであってもよい。特に、前記cPMC法により血管状態の測定を行う場合、前記貫通穴18d、18eに対応する部分に、前記圧力容器18の外側に向かって前記円筒状のゴムシールを設けることで、前記圧力容器18内への陰圧負荷時にゴムシールが前記被測定者8の上腕部30等に密着し、前記圧力容器18から外部に空気が漏れるのを好適に抑制できる。
前述の実施例において、前記圧力制御部70は、前記cPMC法による陰圧負荷制御すなわち前記心電計20により測定される前記被測定者8の心電図に同期して、収縮期に前記圧力容器18に所定の陰圧を負荷し、拡張期に前記圧力容器18を大気圧解放するチョッパ陰圧負荷制御を30秒程度繰り返すものであったが、このチョッパ陰圧負荷制御の継続時間は、前記測定装置10の仕様、前記被測定者8の状態、及び評価が求められる前記動脈34の状態等に基づいて適宜設定される。すなわち、前記圧力制御部70による前記チョッパ陰圧負荷制御の継続時間は、前記動脈34の血管径に必要十分な変化が認められる限度において30秒未満であってもよいし、前記被測定者8の負担等を考慮して長い時間をかけてもよいと判断される場合には、例えば100秒以上といった時間であってもよい。更に、前記圧力制御部70によるチョッパ陰圧負荷制御に係る遅延時間(Delay)及び圧力負荷時間(Duration)は、前述した実施例において例示したものに限定されず、前記測定装置10の仕様や前記被測定者8の状態等に応じて適宜設定されることは言うまでもない。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
8:被測定者(生体)、10:生体血管状態測定装置、18:圧力容器、20:心電計(心電図測定装置)、22:超音波プローブ(血管断面測定装置)、30:上腕部(生体における一部)、34:動脈(血管)

Claims (3)

  1. 生体における一部を収容した状態で内圧を変化させることが可能な圧力容器と、
    該圧力容器の内圧を制御する圧力制御装置と、
    前記圧力容器内に収容された前記生体における一部の血管の断面形状値を非侵襲で測定する血管断面測定装置と
    を、備えた生体血管状態測定装置であって、
    前記生体の心電図を測定する心電図測定装置を備え、
    前記圧力制御装置は、前記生体における一部を収容した前記圧力容器の内圧を、前記心電図測定装置により測定される心電図に同期して間欠的に変化させるものであり、
    前記血管断面測定装置は、前記圧力容器の内圧が大気圧とされた際における前記血管の断面形状値を測定するものである
    ことを特徴とする生体血管状態測定装置。
  2. 前記圧力制御装置は、前記心電図測定装置により測定される心電図に基づいて、収縮期に対応して前記圧力容器の内圧を陰圧とし、拡張期に対応して前記圧力容器の内圧を大気圧とする制御を繰り返すものである
    請求項1に記載の生体血管状態測定装置。
  3. 前記圧力制御装置は、前記心電図測定装置により測定される心電図に基づいて、収縮期に対応して前記圧力容器の内圧を陽圧とし、拡張期に対応して前記圧力容器の内圧を大気圧とする制御を繰り返すものである
    請求項1に記載の生体血管状態測定装置。
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