JP2016036651A - 光音響画像化装置用の穿刺針および光音響画像化装置 - Google Patents

光音響画像化装置用の穿刺針および光音響画像化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光源の光量が比較的小さい場合にも、穿刺針を画像化するために十分な音響波を確保することが困難になるのを抑制することが可能な光音響画像化装置用の穿刺針および光音響画像化装置を提供する。【解決手段】この光音響画像化装置用の穿刺針1は、発光ダイオード素子21aおよび21bから照射された光を吸収するとともに、吸収した光に応じた音響波Aを発生する穿刺針本体部2と、穿刺針本体部2の表面2aのうちの少なくとも一部に設けられ、穿刺針本体部2の音響インピーダンスZ1と被検体10の音響インピーダンスZ2とを整合するように構成された音響整合層3とを備える。【選択図】図2

Description

この発明は、光音響画像化装置用の穿刺針および光音響画像化装置に関し、特に、被検体内に穿刺される光音響画像化装置用の穿刺針、および、被検体内に穿刺される光音響画像化装置用の穿刺針を備える光音響画像化装置に関する。
従来、被検体内に穿刺される光音響画像化装置用の穿刺針、および、被検体内に穿刺される光音響画像化装置用の穿刺針を備える光音響画像化装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、被検体内に穿刺される音響用穿刺針が開示されている。この音響用穿刺針は、金属により構成される穿刺針本体と、光散乱材料が穿刺針本体にコーティングされた光散乱コーティング部分とにより構成されている。そして、光散乱コーティング部分は、レーザ光源からの光を散乱させるとともに、穿刺針本体により発生される光音響信号の強度を小さくするように構成されている。これにより、光音響画像化被検体と穿刺針本体との光吸収係数の差の大きさに起因する実在しない像(画像アーチファクト)が生じるのを抑制することが可能に構成されている。
特開2013−27513号公報
しかしながら、上記特許文献1の音響用穿刺針では、レーザ光源(光源部)からの光量が比較的小さい場合には、音響波の強度も小さくなるため、光音響画像化装置は、音響用穿刺針を画像化するために十分な音響波を確保することが困難になるという問題点があると考えられる。特に、光源として発光ダイオード素子を用いる場合は、光量が比較的小さいため、上記問題点が顕著になる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、光源の光量が比較的小さい場合にも、穿刺針を画像化するために十分な音響波を確保することが困難になるのを抑制することが可能な光音響画像化装置用の穿刺針および光音響画像化装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による光音響画像化装置用の穿刺針は、光源部から照射された光を吸収するとともに、吸収した光に応じた音響波を発生する穿刺針本体部と、穿刺針本体部の表面のうちの少なくとも一部に設けられ、穿刺針本体部の音響インピーダンスと被検体の音響インピーダンスとを整合するように構成された音響整合層とを備える。
ここで、被検体は、たとえば、生体であり、生体の音響インピーダンスは比較的小さい。一方、穿刺針は、一般的に、金属などにより形成されており、金属の音響インピーダンスは比較的大きい。また、物体同士で音響インピーダンスの差が大きい場合には、物体同士の境界(被検体と穿刺針との境界)において音響波が反射されることが知られている。このため、穿刺針が光を吸収して音響波を発生させた場合でも、音響波が穿刺針内で留まり、被検体に伝達されない場合がある。
本願発明者は上記現象に着目して、本発明を想到するに至った。すなわち、この発明の第1の局面による光音響画像化装置用の穿刺針では、上記のように、音響整合層を、穿刺針本体部の表面のうちの少なくとも一部に設けて、穿刺針本体部の音響インピーダンスと被検体の音響インピーダンスとを整合するように構成する。これにより、穿刺針本体部が光を吸収することにより発生する音響波を、音響整合層を介して、効率よく被検体に伝達させることができる。その結果、光源の光量が比較的小さい場合にも、穿刺針を画像化するために十分な音響波を確保することが困難になるのを抑制することができる。この効果は、光音響画像化装置に、光量が比較的小さい発光ダイオード素子を用いた場合に、特に有効である。
上記第1の局面による光音響画像化装置用の穿刺針において、好ましくは、音響整合層は、音響整合層の音響インピーダンスの大きさが、生体の音響インピーダンスの大きさと穿刺針本体部の音響インピーダンスの大きさとの間の大きさを有するように構成されている。このように構成すれば、音響インピーダンスを、生体側から穿刺針本体部側に向かって次第に大きくすることができるので、容易に、音響整合層を、穿刺針本体部の音響インピーダンスと被検体の音響インピーダンスとを整合させるように構成することができる。
上記第1の局面による光音響画像化装置用の穿刺針において、好ましくは、穿刺針本体部の表面と音響整合層との間に設けられ、光源部から照射された光を吸収することが可能に構成された光吸収層をさらに備える。このように構成すれば、穿刺針本体部の表面に設けられた光吸収層により音響波が発生されるので、穿刺針の外形をより鮮明に画像化させることができる。
上記第1の局面による光音響画像化装置用の穿刺針において、好ましくは、音響整合層は、光源部から照射される光を透過するように構成されている。このように構成すれば、音響整合層が光源部から照射される光を透過しないように構成する場合と異なり、光源部からの光が音響整合層を透過して、穿刺針本体部によって、光がより吸収されるので、穿刺針本体部の形状をより鮮明に画像化させることができる。
上記第1の局面による光音響画像化装置用の穿刺針において、好ましくは、音響整合層の外周面に設けられるマーキング部をさらに備える。このように構成すれば、穿刺針のカット面の向きや、音響整合層が設けられている方向(面)などを、操作者に視認させることができる。
上記第1の局面による光音響画像化装置用の穿刺針において、好ましくは、穿刺針本体部の先端部には、カット面が設けられており、音響整合層は、穿刺針本体部の表面のうちのカット面側の表面に設けられている。このように構成すれば、穿刺針本体部の表面のうちの全てに音響整合層を設ける場合と異なり、穿刺針の径を小さくすることができる。その結果、被検体(生体)に穿刺針を刺す際における被検体の苦痛を軽減させることができる。また、カット面側を光音響画像化装置側(検出部側)に向けて被検体に穿刺される場合には、検出部側に効率よく音響波を伝達することができるとともに、検出部側とは異なる方向(音響整合層を設けていない方向)には、音響波は伝達されにくいので、不要な方向への音響波が伝達されるのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、穿刺針本体部の表面のうちの少なくともカット面側とは反対側の表面に設けられ、光源部から照射された光を吸収することが可能に構成された光吸収層をさらに備える。このように構成すれば、カット面側を光音響画像化装置側(検出部側)に向けて被検体に穿刺される場合には、音響整合層により、検出部側に効率よく音響波を伝達することができるとともに、音響整合層を設けていない方向(カット面側とは反対側)には、音響波は伝達されにくいので、不要な方向への音響波が伝達されるのを抑制することができる。また、光吸収層をカット面側とは反対側(光音響画像化装置側(光源部側)とは反対側)に設けることにより、穿刺針本体部に照射される光源部からの光を遮ることなく、音響波の強度を大きくすることができるので、穿刺針本体部および穿刺針の外形を、より鮮明に画像化させることができる。
上記第1の局面による光音響画像化装置用の穿刺針において、好ましくは、光源部は、発光ダイオード素子を含む。このように構成すれば、発光ダイオード素子は、レーザ光を発する発光素子に比べて指向性が低く、位置ずれが生じた場合でも、比較的光の照射範囲は変化しにくい。これにより、レーザ光を発する発光素子を用いる場合と異なり、光学部材の精密なアライメント(位置合わせ)が不要であるとともに、光学系の振動による特性変動を抑制するための光学定盤や強固な筐体が不要となる。その結果、光学部材の精密なアライメントが不要で、かつ、光学定盤や強固な筐体が不要な分、光音響画像化装置の大型化および光音響画像化装置の構成の複雑化を抑制することができる。また、一般的に、発光ダイオード素子は、レーザ光よりも光量が小さく、穿刺針を画像化するための十分な音響波を確保することが困難になりやすいので、発光ダイオード素子を含む光音響画像化装置に音響整合層が設けられた穿刺針を用いることにより、より効果的に、穿刺針を画像化するために十分な音響波を確保することが困難になるのを抑制することができる。
上記第1の局面による光音響画像化装置用の穿刺針において、好ましくは、光源部は、半導体レーザ素子を含む。このように構成すれば、発光ダイオード素子と比べて、比較的指向性の高いレーザ光を被検体に照射することができるので、半導体レーザ素子からの光の大部分を確実に被検体に照射することができる。
上記第1の局面による光音響画像化装置用の穿刺針において、好ましくは、光源部は、有機発光ダイオード素子を含む。このように構成すれば、薄型化容易な有機発光ダイオード素子を用いることにより、有機発光ダイオード素子を含む光源部を容易に小型化することができる。
この発明の第2の局面による光音響画像化装置は、被検体に照射する光を発生する光源部と、光源部から被検体に照射された光を、被検体の内部の検出対象物が吸収することにより発生する音響波を検出する検出部と、光源部から照射された光を吸収するとともに、吸収した光に応じた音響波を発生する穿刺針本体部と、穿刺針本体部の表面のうちの少なくとも一部に設けられ、穿刺針本体部の音響インピーダンスと被検体の音響インピーダンスとを整合するように構成された音響整合層とを含む穿刺針とを備える。
この発明の第2の局面による光音響画像化装置では、上記のように、音響整合層を、穿刺針本体部の表面のうちの少なくとも一部に設けて、穿刺針本体部の音響インピーダンスと被検体の音響インピーダンスとを整合するように構成する。これにより、第2の局面による光音響画像化装置においても、穿刺針を画像化するために十分な音響波を確保することが困難になるのを抑制することができる。
上記第2の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光源部は、発光ダイオード素子を含む。これにより、第2の局面による光音響画像化装置においても、発光ダイオード素子を含む光音響画像化装置に音響整合層が設けられた穿刺針を用いることにより、より効果的に、穿刺針を画像化するために十分な音響波を確保することが困難になるのを抑制することができる。
上記第2の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光源部は、半導体レーザ素子を含む。これにより、第2の局面による光音響画像化装置においても、発光ダイオード素子と比べて、比較的指向性の高いレーザ光を被検体に照射することができるので、半導体レーザ素子からの光の大部分を確実に被検体に照射することができる。
上記第2の局面による光音響画像化装置において、好ましくは、光源部は、有機発光ダイオード素子を含む。これにより、第2の局面による光音響画像化装置においても、薄型化容易な有機発光ダイオード素子を用いることにより、有機発光ダイオード素子を含む光源部を容易に小型化することができる。
本発明によれば、上記のように、光源の光量が比較的小さい場合にも、穿刺針を画像化するために十分な音響波を確保することが困難になるのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による光音響画像化装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態による穿刺針の構成を示した断面図である。 本発明の第1実施形態によるプローブ部を説明するための分解斜視図である。 本発明の第1実施形態によるプローブ部および穿刺針の使用時における配置関係を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態による穿刺針の構成を示した断面図である。 本発明の第3実施形態によるプローブ部および穿刺針の使用時における配置関係を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態による穿刺針の構成を示した断面図である。 本発明の第4実施形態による穿刺針の構成を示した断面図である。 本発明の第5実施形態による穿刺針の構成を示した断面図である。 本発明の第6実施形態による穿刺針の構成を示した断面図である。 本発明の第1実施形態(第3実施形態)の第1変形例による穿刺針の構成を示した図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例および第3変形例による光源部の構成を示した図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態による光音響画像化装置100の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による光音響画像化装置100には、図1に示すように、被検体10(たとえば、生体)に挿入された穿刺針1が設けられている。
また、光音響画像化装置100には、プローブ部20が設けられている。プローブ部20は、リニア型(図3参照)に形成されている。そして、操作者によりプローブ部20(矢印Z2方向側)が被検体10に接触されることにより、後述する光の照射と、被検体10および穿刺針1が光を吸収することにより発生する音響波Aの伝達とを行うことが可能なように構成されている。そして、プローブ部20は、被検体10および穿刺針1からの音響波Aを検出して、ケーブル50aを介して、受信信号として後述する装置本体部30に伝達するように構成されている。
また、光音響画像化装置100には、装置本体部30が設けられている。装置本体部30は、プローブ部20により検出された受信信号を処理して画像化するように構成されている。
また、光音響画像化装置100には、画像表示部40が設けられている。画像表示部40は、装置本体部30により処理された画像を取得して、表示することが可能に構成されている。
ここで、第1実施形態では、図2に示すように、穿刺針1は、後述する発光ダイオード素子21aおよび21bから照射された光を吸収するとともに、吸収した光に応じた音響波Aを発生する穿刺針本体部2と、穿刺針本体部2の表面2aに設けられた音響整合層3とを備える。なお、発光ダイオード素子21aおよび21bは、本発明の「光源部」の一例である。
具体的には、穿刺針本体部2は、金属(たとえば、ステンレス)により形成されており、円柱形状(または、円筒形状)を有する。そして、穿刺針本体部2の先端部分には、径方向(Z方向)に対して傾斜角を有するカット面2bが設けられている。そして、カット面2bは、穿刺針1を被検体10に進入させる際に、被検体10の一部を切り開くことにより、穿刺針1が被検体10に進入するのを容易にするように構成されている。また、穿刺針本体部2のカット面2bを除く表面2a(穿刺針本体部2の外周面の全体)には、音響整合層3がコーティングされている。
そして、第1実施形態では、音響整合層3は、音響整合層3の音響インピーダンスZ3の大きさが、生体(被検体10)の音響インピーダンスZ2の大きさと穿刺針本体部2の音響インピーダンスZ1の大きさとの間の大きさを有するように構成されている。また、音響整合層3は、後述する発光ダイオード素子21aおよび21bから照射される光を透過するように構成されている。
具体的には、穿刺針本体部2の音響インピーダンスZ1は、たとえば、約45Mraylsであり、生体(被検体10)の音響インピーダンスZ2は、たとえば、約1.5Mraylsである。この場合、音響インピーダンスの比が、約30倍(Z1/Z2)となり、音響波Aの反射率が極めて大きくなる。その結果、穿刺針本体部2が発光ダイオード素子21aおよび21bからの光を吸収することにより音響波Aを発生させた場合でも、音響波Aは、穿刺針本体部2と被検体10との境界において反射されて、穿刺針本体部2から被検体10に伝達されにくくなる。
そこで、音響整合層3の音響インピーダンスZ3は、以下の式(1)により導かれる音響インピーダンスZ4の近傍の大きさを有する。すなわち、音響インピーダンスZ4の近傍の大きさの音響整合層3を、上記の音響インピーダンスZ1を有する穿刺針本体部2と、音響インピーダンスZ2を有する被検体10との間に設けることにより、上記の音響インピーダンスZ1と、音響インピーダンスZ2とを整合(反射率を低下)させることが可能である。
Z4=√(Z1×Z2)・・・(1)
たとえば、音響インピーダンスZ4は、上記の音響インピーダンスZ1を約45Mrayls、生体(被検体10)の音響インピーダンスZ2を約1.5Mraylsとした場合、約8.2Mraylsとなる。ここで、音響整合層3は、ガラスにより形成されており、ガラスは、8.8Mrayls以上14Mrayls以下の音響インピーダンスを有する。したがって、音響整合層3は、約8.2Mrayls近傍(音響インピーダンスZ4)の大きさの音響インピーダンスZ3を有するように構成されている。
また、音響整合層3は、発光ダイオード素子21aおよび21bからの光(たとえば、波長850nmの光)に対して、光透過率が90%以上で、かつ、穿刺針本体部2の屈折率と生体(被検体10)の屈折率との間の値の屈折率を有するように構成されている。また、音響整合層3は、厚みtを有する。たとえば、厚みtは、約200nmであり、発光ダイオード素子21aおよび21bから照射される光の波長の4分の1程度の大きさを有する。なお、上記厚みtは、音響整合層3を穿刺針本体部2にコーティングすることにより、光の波長の4分の1程度の大きさに構成することが可能になる。なお、図2などに示す音響整合層3は、説明のために、音響整合層3の厚みtを(穿刺針本体部2に対して実際の大きさよりも)大きく記載している。
また、音響整合層3の硬度は、金属により形成されている穿刺針本体部2(カット面2b)の硬度に比べて小さいので、音響整合層3をカット面2b(穿刺針1の先端部)に設けないことにより、穿刺針1の先端部の硬度が小さくなるのを抑制することが可能になる。これにより、穿刺針1が被検体10に穿刺される際に、穿刺針1が被検体10に穿刺しにくくなるのを抑制することが可能になる。
また、図3に示すように、プローブ部20には、プローブ本体部20aと、照明部20bおよび20cとが設けられている。プローブ本体部20aは、内部に音響波検出部23を含む。そして、プローブ本体部20aを矢印X1方向側および矢印X2方向側から挟むように、照明部20bおよび20cが設けられている。なお、音響波検出部23は、本発明の「検出部」の一例である。
そして、照明部20bには、複数の発光ダイオード素子21aと第1光源駆動部22aとが設けられている。発光ダイオード素子21aは、赤外域の波長(約850nm)を有するパルス光を発光することが可能に構成されており、矢印Z2方向側に向かって、パルス光を照射するように構成されている。また、第1光源駆動部22aは、外部電源部(図示せず)から電力を取得するように構成されている。そして、第1光源駆動部22aは、後述する制御部31から、ケーブル50bを介して、光トリガ信号を取得して、取得した光トリガ信号に基づいて、発光ダイオード素子21aに電力を供給するように構成されている。
また、照明部20cには、複数の発光ダイオード素子21bと第2光源駆動部22bとが設けられている。そして、第2光源駆動部22bは、第1光源駆動部22aと同様に、制御部31から、ケーブル50cを介して、光トリガ信号を取得して、取得した光トリガ信号に基づいて、発光ダイオード素子21bに電力を供給するように構成されている。
そして、図4に示すように、照明部20bおよび20cは、被検体10に接触した状態で動作され、発光ダイオード素子21aおよび21bの被検体10側に設けられている集光レンズ(図示せず)は、発光ダイオード素子21aおよび21bからのパルス光を、被検体10内の測定深度Lの領域近傍(穿刺針1が挿入される領域近傍)に、集光するように構成されている。
そして、図4に示すように、照明部20bおよび20cから被検体10に照射されたパルス光は、被検体10内の検出対象物(たとえば、ヘモグロビン等)および穿刺針1により吸収される。そして、検出対象物および穿刺針1が、パルス光の照射強度(吸収量)に応じて、膨張および収縮する(膨張した大きさから元の大きさに戻る)ことにより、被検体10の検出対象物および穿刺針1から音響波Aが生じる。
また、音響波検出部23には、音響レンズ23aと、プローブ側音響整合層23bと、超音波振動子基板23cと、バッキング材23dとが互いに接合されて設けられており、被検体10の検出対象部および穿刺針1からの音響波Aを検出することが可能に構成されている。
具体的には、音響レンズ23aは、被検体10の検出対象物および穿刺針1からの音響波Aを集束させながら、音響波Aを、プローブ側音響整合層23bに伝達するように構成されている。
そして、プローブ側音響整合層23bは、複数の音響インピーダンスが異なる層により構成されており、後述する超音波振動子23eの音響インピーダンスと被検体10(音響レンズ23a)の音響インピーダンスとを整合するように構成されている。すなわち、プローブ側音響整合層23bは、被検体10側から超音波振動子23eに向かって、音響インピーダンスが次第に大きくなるように構成されている。なお、プローブ側音響整合層23bは、超音波振動子23eと被検体10との略中間の値を有する音響インピーダンスの層(1層)により構成されていてもよい。
そして、超音波振動子基板23cには、複数(たとえば、128個)の超音波振動子23eが配置されている。そして、超音波振動子23eは、圧電素子(たとえば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT))などにより構成されており、上記した音響波Aを取得した場合には、振動して電圧(受信信号)を生じるように構成されている。そして、超音波振動子23eは、取得した受信信号を後述する受信回路32に伝達するように構成されている。
また、バッキング材23dは、超音波振動子23eの後方(矢印Z2方向側)に配置されており、音響波Aが後方に伝搬するのを抑制するように構成されている。
また、図1に示すように、装置本体部30には、制御部31が設けられている。そして、制御部31は、CPU(Central Processing Unit)などを含み、各部に制御信号を伝達することによって、光音響画像化装置100の全体の制御を行うように構成されている。たとえば、制御部31は、光トリガ信号を第1光源駆動部22aおよび第2光源駆動部22bに伝達するように構成されている。これにより、第1光源駆動部22aおよび第2光源駆動部22bは、光トリガ信号に基づいた電力を発光ダイオード素子21aおよび21bに供給することにより、発光ダイオード素子21aおよび21bから、たとえば、約150nsのパルス幅で、かつ、繰り返し周波数が1kHzのパルス光が照射されるように構成されている。
また、装置本体部30には、受信回路32が設けられている。受信回路32は、カップリングコンデンサ等を含み、音響波検出部23から受信信号(交流成分)を取得するように構成されている。そして、受信回路32は、取得した受信信号をA/Dコンバータ33に伝達するように構成されている。
また、装置本体部30には、A/Dコンバータ33が設けられている。A/Dコンバータ33は、受信回路32から取得した受信信号(アナログ信号)を、制御部31から取得したサンプリングトリガ信号に対応させて、デジタル信号に変換するように構成されている。そして、A/Dコンバータ33は、受信メモリ34と接続されており、A/Dコンバータ33は、デジタル信号に変換された受信信号を、受信メモリ34に伝達するように構成されている。
また、装置本体部30には、受信メモリ34が設けられている。受信メモリ34は、デジタル信号に変換された受信信号を一時的に格納するように構成されている。そして、受信メモリ34は、データ処理部35と接続されており、格納された音響波信号をデータ処理部35に伝達するように構成されている。
また、装置本体部30には、データ処理部35が設けられている。データ処理部35は、音響波画像再構成部36と接続されており、音響波Aのデータは、音響波画像再構成部36に伝達するように構成されている。
また、装置本体部30には、音響波画像再構成部36が設けられている。音響波画像再構成部36は、取得した音響波Aのデータを、画像として再構成する処理を行うように構成されている。そして、音響波画像再構成部36は、検波・対数コンバータ37と接続されており、画像として再構成された音響波Aのデータを検波・対数コンバータ37に伝達するように構成されている。
また、装置本体部30には、検波・対数コンバータ37が設けられている。検波・対数コンバータ37は、画像として再構成されたデータの波形処理を行うように構成されている。そして、検波・対数コンバータ37は、音響波画像構築部38と接続されており、波形処理されたデータを伝達するように構成されている。
また、装置本体部30には、音響波画像構築部38が設けられている。音響波画像構築部38は、波形処理されたデータに基づいて、被検体10内の断層画像を構築する処理を行うように構成されている。そして、音響波画像構築部38は、画像表示部40と接続されており、音響波Aに基づいた断層画像を画像表示部40に伝達するように構成されている。
そして、画像表示部40は、液晶パネル等により構成されており、装置本体部30から取得した画像を表示するように構成されている。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、音響整合層3を、穿刺針本体部2の表面2aに設けて、穿刺針本体部2の音響インピーダンスZ1と被検体10の音響インピーダンスZ2とを整合するように構成する。これにより、穿刺針本体部2が光を吸収することにより発生する音響波Aを、音響整合層3を介して、効率よく被検体10に伝達させることができる。その結果、穿刺針1を画像化するために十分な音響波Aを確保することが困難になるのを抑制することができる。そして、第1実施形態では、光量が比較的小さい発光ダイオード素子21aおよび21bを用いているので、上記の効果が特に有効である。
また、第1実施形態では、上記のように、音響整合層3を、音響整合層3の音響インピーダンスZ3の大きさが、生体(被検体10)の音響インピーダンスZ2の大きさと穿刺針本体部2の音響インピーダンスZ1の大きさとの間の大きさ(音響インピーダンスZ4近傍の大きさ)を有するように構成する。これにより、音響インピーダンスZ3を、被検体10側から穿刺針本体部2側に向かって次第に大きくすることができるので、容易に、音響整合層3によって、穿刺針本体部2の音響インピーダンスZ1と被検体10の音響インピーダンスZ2とを整合させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、音響整合層3を、発光ダイオード素子21aおよび21bから照射される光を透過するように構成する。これにより、音響整合層3が発光ダイオード素子21aおよび21bから照射される光を透過しない場合と異なり、発光ダイオード素子21aおよび21bからの光が、音響整合層3を透過して、穿刺針本体部2によって、光がより吸収されるので、穿刺針本体部2の形状をより鮮明に画像化させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、光音響画像化装置100に、発光ダイオード素子21aおよび21bを設ける。これにより、発光ダイオード素子21aおよび21bは、レーザ光を発する発光素子に比べて指向性が低く、位置ずれが生じた場合でも、比較的光の照射範囲は変化しにくい。その結果、レーザ光を発する発光素子を用いる場合と異なり、光学部材の精密なアライメント(位置合わせ)が不要であるとともに、光学系の振動による特性変動を抑制するための光学定盤や強固な筐体が不要となる。したがって、光学部材の精密なアライメントが不要で、かつ、光学定盤や強固な筐体が不要な分、光音響画像化装置100の大型化および光音響画像化装置100の構成の複雑化を抑制することができる。また、一般的に、発光ダイオード素子21aおよび21bは、レーザ光よりも光量が小さく、穿刺針1を画像化するための十分な音響波Aを確保することが困難になりやすいので、発光ダイオード素子21aおよび21bを含む光音響画像化装置100に音響整合層3が設けられた穿刺針1を用いることにより、より効果的に、穿刺針1を画像化するために十分な音響波Aを確保することが困難になるのを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図5を参照して、第2実施形態による光音響画像化装置200の構成について説明する。第2実施形態では、穿刺針には、音響整合層に加えて、発光ダイオード素子から照射された光を吸収することが可能に構成された光吸収層が設けられている。
図5に示すように、第2実施形態による光音響画像化装置200には、穿刺針201が設けられている。
ここで、第2実施形態では、穿刺針201は、音響整合層203と、穿刺針本体部202の表面202aと音響整合層203との間に設けられ発光ダイオード素子21aおよび21bから照射された光を吸収することが可能に構成された光吸収層204とを含む。
具体的には、穿刺針本体部202の表面202aに、光吸収層204がコーティングされている。そして、光吸収層204は、発光ダイオード素子21aおよび21bから照射された光(たとえば、波長約850nmの光)を吸収することが可能に構成されている。また、光吸収層204は、穿刺針本体部202などと同様に、光を吸収することにより音響波Aを発する。なお、光吸収層204の、発光ダイオード素子21aおよび21bから照射された光に対する光吸収率は、穿刺針本体部202の光吸収率よりも大きくなるように構成されており、光吸収層204は、穿刺針本体部202よりも大きな音響波Aを発生させることが可能に構成されている。
また、光吸収層204は、穿刺針本体部202の音響インピーダンスZ1と被検体10の音響インピーダンスZ2との間の大きさの音響インピーダンスを有するように構成されている。これにより、光吸収層204を透過した光が穿刺針本体部202に吸収された場合には、光吸収層204が音響整合層として機能して、効率よく穿刺針本体部202からの音響波Aを被検体10側に伝達させることが可能に構成されている。
そして、光吸収層204の外周面204aには、音響整合層203がコーティングされている。すなわち、光吸収層204は、穿刺針本体部202の表面202aと音響整合層203との間に設けられている。また、音響整合層203は、第1実施形態による音響整合層3と同様の材料により形成されており、光吸収層204および穿刺針本体部202と、被検体10との音響インピーダンスを整合することが可能に構成されている。また、第2実施形態による光音響画像化装置200のその他の構成は、第1実施形態における光音響画像化装置100と同様である。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、穿刺針201に、穿刺針本体部202の表面202aと音響整合層203との間に設けられ、発光ダイオード素子21aおよび21bから照射された光を吸収することが可能に構成された光吸収層204を含むように構成する。これにより、穿刺針本体部202の表面202aに設けられた光吸収層204により音響波Aが発生されるので、穿刺針201の外形をより鮮明に画像化させることができる。また、第2実施形態による光音響画像化装置200のその他の効果は、第1実施形態における光音響画像化装置100と同様である。
(第3実施形態)
次に、図6および図7を参照して、第3実施形態による光音響画像化装置300の構成について説明する。第3実施形態では、音響整合層が穿刺針本体部の表面のうちの外周面の全体にコーティングされていた穿刺針を有する第1実施形態および第2実施形態による光音響画像化装置100および200と異なり、音響整合層が穿刺針本体部の表面のうちのカット面側の表面に設けられている。
図6に示すように、第3実施形態による光音響画像化装置300は、穿刺針301を有する。
ここで、第3実施形態では、穿刺針301には、音響整合層303が、穿刺針本体部302の表面302aのうちのカット面302b側(矢印Z1方向側)の表面に設けられている。
具体的には、図7に示すように、穿刺針本体部302の表面302aのうちの矢印Z1方向側の外周面302c(表面302aの矢印Z1方向側の半分(180度分)の領域)に、光吸収層304がコーティングされている。光吸収層304は、第2実施形態による光吸収層204と同様の材料により形成されており、発光ダイオード素子21aおよび21bから照射された光を吸収することが可能に構成されている。
そして、光吸収層304の外周面304aには、音響整合層303がコーティングされている。また、音響整合層303は、第1実施形態による音響整合層3と同様の材料により形成されており、光吸収層304および穿刺針本体部302と、被検体10との音響インピーダンスを整合することが可能に構成されている。
また、図6に示すように、プローブ部20が被検体10の矢印Z1方向側に配置された場合には、穿刺針301を、音響整合層303が設けられたカット面302b側を、矢印Z1方向側に向けて使用することにより、プローブ部20側(音響波検出部23側)に向かって、より大きな音響波Aを発生させることが可能になる。また、第3実施形態による光音響画像化装置300のその他の構成は、第1実施形態における光音響画像化装置100と同様である。
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、穿刺針301に、音響整合層303が穿刺針本体部302の表面302aのうちのカット面302b側(矢印Z1方向側)の表面に設けられている。これにより、穿刺針本体部302の表面302aのうちの全てに音響整合層303を設ける場合と異なり、穿刺針301の径を小さくすることができる。その結果、被検体10(生体)に穿刺針301を刺す際における被検体10の苦痛を軽減させることができる。また、カット面302b側を音響波検出部23に向けて被検体10に穿刺される場合には、音響波検出部23側に効率よく音響波Aを伝達することができるとともに、音響波検出部23側とは異なる方向(音響整合層303を設けていない方向であり矢印Z2方向側)には、音響波Aは伝達されにくいので、不要な方向への音響波Aが伝達されるのを抑制することができる。また、第3実施形態による光音響画像化装置300のその他の効果は、第1実施形態における光音響画像化装置100と同様である。
(第4実施形態)
次に、図8を参照して、第4実施形態による光音響画像化装置400の構成について説明する。第4実施形態では、穿刺針本体部の表面のうちのカット面側の表面に音響整合層および光吸収層が設けられていた穿刺針を有する第3実施形態による光音響画像化装置300と異なり、穿刺針本体部の表面のうちのカット面側の表面に音響整合層が設けられているとともに、カット面側の反対側の表面に光吸収層が設けられている穿刺針を有する。
図8に示すように、第4実施形態による光音響画像化装置400は、穿刺針401を有する。
ここで、第4実施形態では、穿刺針本体部402の表面402aのうちのカット面402b側(矢印Z1方向側)とは反対側(矢印Z2方向側)の表面402dに、発光ダイオード素子21aおよび21bから照射された光を吸収することが可能に構成された光吸収層404が設けられている。
具体的には、図8に示すように、穿刺針本体部402の表面402aのうちの矢印Z1方向側の外周面402c(表面402aの矢印Z1方向側の半分(180度分)の領域)に、音響整合層403がコーティングされている。また、音響整合層403は、第1実施形態による音響整合層3と同様の材料により形成されており、穿刺針本体部402と、被検体10との音響インピーダンスを整合することが可能に構成されている。
また、プローブ部20が被検体10の矢印Z1方向側に配置された場合には、穿刺針401を、音響整合層403が設けられたカット面402b側を、矢印Z1方向側に向けて使用される。この場合、穿刺針401は、音響整合層403により、プローブ部20側(音響波検出部23側)に向かって効率よく音響波Aを伝達させることができるとともに、光吸収層404により、より大きな音響波Aを発生させることが可能になる。また、第4実施形態による光音響画像化装置400のその他の構成は、第1実施形態における光音響画像化装置100と同様である。
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第4実施形態では、上記のように、穿刺針401に、穿刺針本体部402の表面402aのうちのカット面402b側とは反対側(矢印Z2方向側)の表面402dに設けられ、発光ダイオード素子21aおよび21bから照射された光を吸収することが可能に構成された光吸収層404を設ける。これにより、カット面402b側を音響波検出部23側に向けて被検体10に穿刺される場合には、音響整合層403により、音響波検出部23側に効率よく音響波Aを伝達することができるとともに、音響整合層403を設けていない方向(カット面402b側とは反対側)には、音響波Aは伝達されにくいので、不要な方向への音響波Aが伝達されるのを抑制することができる。また、光吸収層404をカット面402b側とは反対側に設けることにより、穿刺針本体部402に照射される発光ダイオード素子21aおよび21bからの光を遮ることなく、音響波Aの強度を大きくすることができるので、穿刺針本体部402および穿刺針401の外形を、より鮮明に画像化させることができる。また、第4実施形態による光音響画像化装置400のその他の効果は、第1実施形態における光音響画像化装置100と同様である。
(第5実施形態)
次に、図9を参照して、第5実施形態による光音響画像化装置500の構成について説明する。第5実施形態では、音響整合層の外周面にマーキング部を有する穿刺針が設けられている。
図9に示すように、第5実施形態による光音響画像化装置500は、穿刺針501を有する。
ここで、第5実施形態では、穿刺針501には、音響整合層503の外周面503aにマーキング部504が設けられている。
具体的には、図9に示すように、穿刺針501の穿刺針本体部502のカット面502b側(矢印Z1方向側)には、音響整合層503がコーティングされている。また、音響整合層503の材料は、第1実施形態による音響整合層3の材料と同様に構成されている。
そして、音響整合層503の表面503aのうちの矢印Z1方向側(カット面502b側)で、かつ、穿刺針1の根元側(矢印X2方向側)に、マーキング部504が設けられている。そして、マーキング部504は、操作者に視認されることが可能な材料により構成されている。なお、マーキング部504は、音響整合層503や上記した第2実施形態による光吸収層204と同様の材料により構成されてもよい。
また、穿刺針501を被検体10に矢印X1方向に挿入するように使用する場合には、穿刺針501のマーキング部504を、被検体10の外部に配置するように使用することにより、操作者は、マーキング部504を視認することが可能になる。この場合、マーキング部504は、カット面502bの向きおよび音響整合層503のコーティングされた表面の方向(矢印Z1方向)と対応させるように設けているので、操作者は、マーキング部504を視認することにより、カット面502bの向きおよび音響整合層503のコーティングされた表面の方向を確認することが可能になる。また、第5実施形態による光音響画像化装置500のその他の構成は、第1実施形態における光音響画像化装置100と同様である。
第5実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第5実施形態では、上記のように、穿刺針501に、音響整合層503の外周面503aに設けられるマーキング部504を設ける。これにより、穿刺針501のカット面502bの向きおよび音響整合層503のコーティングされた表面の方向などを、操作者に視認させることができる。また、第5実施形態による光音響画像化装置500のその他の効果は、第1実施形態における光音響画像化装置100と同様である。
(第6実施形態)
次に、図10を参照して、第6実施形態による光音響画像化装置600の構成について説明する。第6実施形態では、穿刺針本体部の表面に音響整合層が2層設けられている。
図10に示すように、第6実施形態による光音響画像化装置600は、穿刺針601を有する。
ここで、第6実施形態では、穿刺針601には、穿刺針本体部602の表面602aに、生体の音響インピーダンスZ2と穿刺針本体部602の音響インピーダンスZ1との間の大きさの音響インピーダンスZ5を有する第1音響整合層603が設けられている。また、穿刺針601には、第1音響整合層603の表面603aに、生体の音響インピーダンスZ2と第1音響整合層603の音響インピーダンスZ5との間の大きさの音響インピーダンスZ6を有する第2音響整合層604が設けられている。
また、第1音響整合層603は、以下の式(2)により導かれる音響インピーダンスZ7の近傍の大きさを有する材料(たとえば、アルミニウム)により構成されている。そして、第2音響整合層604は、以下の式(3)により導かれる音響インピーダンスZ8の近傍の大きさを有する材料(たとえば、アクリル樹脂)により構成されている。
Z7=√(Z1×Z2)・・・(2)
Z8=√(Z1×Z2)・・・(3)
たとえば、音響インピーダンスZ7は、音響インピーダンスZ1を約45Mrayls、生体(被検体10)の音響インピーダンスZ2を約1.5Mraylsとした場合、約19.2Mraylsとなる。ここで、第1音響整合層603の材料(たとえば、アルミニウム)は、約17Mraylsの音響インピーダンスZ5を有する。したがって、第1音響整合層603は、約19.2Mrayls近傍(音響インピーダンスZ7近傍)の大きさの音響インピーダンスZ5を有するので、穿刺針本体部2により発生した音響波Aを第2音響整合層604に効率よく伝達することが可能である。
そして、音響インピーダンスZ8は、上記音響インピーダンスZ7と同様に、音響インピーダンスZ1を約45Mrayls、生体(被検体10)の音響インピーダンスZ2を約1.5Mraylsとした場合、約3.5Mraylsとなる。ここで、第2音響整合層604の材料(たとえば、アクリル樹脂)は、約3.3Mraylsの音響インピーダンスZ6を有する。したがって、第2音響整合層604は、約3.5Mrayls近傍(音響インピーダンスZ8近傍)の大きさの音響インピーダンスZ6を有するので、第1音響整合層603から伝達された音響波Aを被検体10に効率よく伝達することが可能である。また、第6実施形態による光音響画像化装置600のその他の構成は、第1実施形態における光音響画像化装置100と同様である。
第6実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第6実施形態では、上記のように、穿刺針601に、穿刺針本体部602の表面602aに、生体の音響インピーダンスZ2と穿刺針本体部602の音響インピーダンスZ1との間の大きさの音響インピーダンスZ5を有する第1音響整合層603を設ける。また、穿刺針601に、第1音響整合層603の表面603aに、生体の音響インピーダンスZ2と第1音響整合層603の音響インピーダンスZ5との間の大きさの音響インピーダンスZ6を有する第2音響整合層604を設ける。これにより、音響整合層を1層設ける場合に比べて、穿刺針本体部602の音響インピーダンスZ1と生体(被検体10)の音響インピーダンスZ2とを、より確実に整合することができる。また、第6実施形態による光音響画像化装置600のその他の効果は、第1実施形態における光音響画像化装置100と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第6実施形態では、本発明の音響整合層を光源部からの光を透過するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、音響整合層を光源部からの光を透過しないように構成してもよい。たとえば、本発明の音響整合層として穿刺針本体部と被検体(生体)との音響インピーダンスを整合することが可能で、かつ、光源部からの光を吸収することが可能な材料を用いてもよいし、ガラスやアクリル樹脂などの材料に、光源部からの光を吸収することが可能な材料を含有させて用いてもよい。
また、上記第2〜第5実施形態では、本発明の穿刺針に、音響整合層に加えて、光吸収層またはマーキング部を設ける(コーティングする)ように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本発明の穿刺針に、音響整合層に加えて、光吸収層またはマーキング部以外の部材を設ける(コーティングする)ように構成してもよい。たとえば、穿刺針本体部の表面に音響整合層をコーティングして、さらに音響整合層の外周面にAR(Anti−Reflective)コートをコーティングして、音響整合層の光源部により照射される光に対する光透過性を向上させるように構成してもよい。なお、ガラスにより構成される音響整合層にARコートをコーティングした場合、光源部により照射される光に対する透過率は、約98%にすることが可能になる。
また、上記第3および第4実施形態では、本発明の穿刺針を、光吸収層(穿刺針本体部)の外周面のうちの矢印Z1方向側の半分(180度分)の領域に、音響整合層をコーティングするように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本発明の穿刺針を、光吸収層(穿刺針本体部)の外周面のうちの矢印Z1方向側の半分(180度分)以外の大きさの領域に、音響整合層をコーティングするように構成してもよい。たとえば、本発明の穿刺針を、光吸収層(穿刺針本体部)の外周面のうちの矢印Z1方向側の4分の1(90度分)の領域に、音響整合層をコーティングするように構成してもよい。
また、上記第4実施形態では、本発明の穿刺針を、音響整合層が穿刺針本体部の表面のうちのカット面側の表面に設けられ、光吸収層が穿刺針本体部の表面のうちのカット面側とは反対側の表面に設けられるように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本発明の穿刺針を、音響整合層が穿刺針本体部の表面のうちのカット面側以外の表面に設けられ、光吸収層が穿刺針本体部の表面のうちのカット面側とは反対側以外の表面に設けられるように構成してもよい。たとえば、図11に示す変形例のように、穿刺針701は、音響整合層703が穿刺針本体部702の表面702aのうちのカット面702b側とは反対側(矢印Z1方向側)の表面702dに設けられ、光吸収層704が穿刺針本体部702の表面702aのうちのカット面702b側(矢印Z2方向側)の表面702cに設けられるように構成してもよい。
ここで、第1変形例による穿刺針701は、図11に示すように、音響整合層703が穿刺針本体部702の表面702aのうちのカット面702b側とは反対側(矢印Z1方向側)の表面702dに設けられ、光吸収層704が穿刺針本体部702の表面702aのうちのカット面702b側(矢印Z2方向側)の表面702cに設けられるように構成されている。
また、プローブ部20が矢印Z1方向側に配置された場合には、穿刺針701を、音響整合層403が設けられたカット面402bの反対側を、矢印Z1方向側に向けて使用することにより、プローブ部20側(音響波検出部23側)に向かって効率よく音響波Aを伝達させることが可能になる。
また、上記第1〜第6実施形態では、本発明の穿刺針のカット面には、音響整合層を設けない例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本発明の穿刺針のカット面に音響整合層を設けてもよい。
また、上記第1〜第6実施形態では、本発明の第1光源駆動部および第2光源駆動部をプローブ部に設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1光源駆動部および第2光源駆動部をプローブ部以外に設けてもよい。たとえば、第1光源駆動部および第2光源駆動部を装置本体部に設けてもよい。
また、上記第1〜第6実施形態では、本発明のプローブ部をリニア型の形状により構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、プローブ部をリニア型以外の形状により構成してもよい。たとえば、プローブ部をコンベックス型の形状により構成してもよいし、セクタ型の形状により構成してもよい。
また、上記第1〜第6実施形態では、本発明の音響整合層の音響インピーダンスの大きさを、生体の音響インピーダンスの大きさと穿刺針本体部の音響インピーダンスの大きさとの間の大きさを有するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、音響整合層の音響インピーダンスの大きさを、生体以外の被検体の音響インピーダンスの大きさと穿刺針本体部の音響インピーダンスの大きさとの間の大きさを有するように構成してもよい。たとえば、音響整合層の音響インピーダンスの大きさを、ゲル状の試料(ファントム)の音響インピーダンスの大きさと穿刺針本体部の音響インピーダンスの大きさとの間の大きさを有するように構成してもよい。
また、上記第1〜第6実施形態では、本発明の光源部として発光ダイオード素子からの光を被検体に照射する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光源部として発光ダイオード素子以外の光源を用いて、光を被検体に照射するように構成してもよい。たとえば、光源として固体レーザを設けてもよいし、図12に示す変形例のように、プローブ部820(または920)に、半導体レーザ素子821aおよび821b(または有機発光ダイオード素子921aおよび921b)を設けてもよい。
ここで、第2変形例によるプローブ部820には、図12に示すように、半導体レーザ素子821aおよび821bが設けられており、被検体10に光を照射可能に構成されている。この場合、半導体レーザ素子821aおよび821bは、発光ダイオード素子と比べて、比較的指向性の高いレーザ光を被検体10に照射することができるので、半導体レーザ素子821aおよび821bからの光の大部分を確実に被検体10に照射することができる。
また、第3変形例によるプローブ部920には、図12に示すように、有機発光ダイオード素子921aおよび921bが設けられており、有機発光ダイオード素子921aおよび921bから被検体10に光を照射可能に構成されている。この場合、有機発光ダイオード素子921aおよび921bは、薄型化が容易であり、プローブ部920を容易に小型化することができる。
1、201、301、401、501、601、701 穿刺針
2、202、302、402、502、602,702 穿刺針本体部
2a、202a、302a、402a、502a、602a、702a 穿刺針本体部の表面
2b、202b、302b、402b、502b、602b、702b カット面
3、203、303、403、503、703 音響整合層
10 被検体
21a、21b 発光ダイオード素子(光源部)
23 音響波検出部(検出部)
100、200、300、400、500、600 光音響画像化装置
204、304、404、704 光吸収層
504 マーキング部
603 第1音響整合層(音響整合層)
604 第2音響整合層(音響整合層)
821a、821b 半導体レーザ素子(光源部)
921a、921b 有機発光ダイオード素子(光源部)

Claims (14)

  1. 光音響画像化装置用の穿刺針であって、
    光源部から照射された光を吸収するとともに、吸収した光に応じた音響波を発生する穿刺針本体部と、
    前記穿刺針本体部の表面のうちの少なくとも一部に設けられ、前記穿刺針本体部の音響インピーダンスと前記被検体の音響インピーダンスとを整合するように構成された音響整合層とを備える、光音響画像化装置用の穿刺針。
  2. 前記音響整合層は、前記音響整合層の音響インピーダンスの大きさが、生体の音響インピーダンスの大きさと前記穿刺針本体部の音響インピーダンスの大きさとの間の大きさを有するように構成されている、請求項1に記載の光音響画像化装置用の穿刺針。
  3. 前記穿刺針本体部の表面と前記音響整合層との間に設けられ、前記光源部から照射された光を吸収することが可能に構成された光吸収層をさらに備える、請求項1または2に記載の光音響画像化装置用の穿刺針。
  4. 前記音響整合層は、前記光源部から照射される光を透過するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光音響画像化装置用の穿刺針。
  5. 前記音響整合層の外周面に設けられるマーキング部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光音響画像化装置用の穿刺針。
  6. 前記穿刺針本体部の先端部には、カット面が設けられており、
    前記音響整合層は、前記穿刺針本体部の表面のうちの前記カット面側の表面に設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光音響画像化装置用の穿刺針。
  7. 前記穿刺針本体部の表面のうちの少なくとも前記カット面側とは反対側の表面に設けられ、前記光源部から照射された光を吸収することが可能に構成された光吸収層をさらに備える、請求項6に記載の光音響画像化装置用の穿刺針。
  8. 前記光源部は、発光ダイオード素子を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の光音響画像化装置用の穿刺針。
  9. 前記光源部は、半導体レーザ素子を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の光音響画像化装置用の穿刺針。
  10. 前記光源部は、有機発光ダイオード素子を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の光音響画像化装置用の穿刺針。
  11. 被検体に照射する光を発生する光源部と、
    前記光源部から前記被検体に照射された光を、前記被検体の内部の検出対象物が吸収することにより発生する音響波を検出する検出部と、
    前記光源部から照射された光を吸収するとともに、吸収した光に応じた音響波を発生する穿刺針本体部と、前記穿刺針本体部の表面のうちの少なくとも一部に設けられ、前記穿刺針本体部の音響インピーダンスと前記被検体の音響インピーダンスとを整合するように構成された音響整合層とを含む穿刺針とを備える、光音響画像化装置。
  12. 前記光源部は、発光ダイオード素子を含む、請求項11に記載の光音響画像化装置。
  13. 前記光源部は、半導体レーザ素子を含む、請求項11に記載の光音響画像化装置。
  14. 前記光源部は、有機発光ダイオード素子を含む、請求項11に記載の光音響画像化装置。
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