JP2016036341A - 刈払機の駆動軸およびそれを備えた刈払機 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動を減衰させる刈払機用駆動軸の提供。
【解決手段】原動機側の第1軸、刈刃側の第2軸、第1軸の回転を第2軸に伝えるカップリング部とから構成され、カップリング部は、第1軸挿入中空部を有する第1筒状部品と、第2軸挿入中空部を有する第2筒状部品とを有し、第1筒状部品と第2筒状部品は、それぞれ、肉厚先端部と肉薄後端部を有し、第1筒状部品の肉薄後端部と第2筒状部品の肉薄後端部は対向配置され、第1筒状部材と第2筒状部材の肉薄後端部をカバーする筒状カバー部材が設けられ、筒状カバー部材と筒状部品の肉薄後端部との間の空隙には、バネが配置されるとともに、粘性流体または粘性ゴムが前記バネに塗布および/または前記バネのらせん状空隙に充填されている刈払機の駆動軸。
【選択図】図1

Description

本発明は、原動機の出力軸の回転を刈刃の出力軸に伝動する駆動軸および前記駆動軸を備えた刈払機に関する。より詳細には、原動機の回転により発生する振動を緩和することのできる駆動軸およびそれを備えた刈払機に関する。
図13に携帯型刈払機の従来例を示す。図示例の携帯型刈払機61は、操作桿62の前端に、丸鋸刃状の刈刃64、ギアケース(ベベルギアユニット)75、安全カバー65等からなる刈刃機構部63が設けられ、その後端に、前記刈刃64を駆動するための前記操作桿62に内装された棒状または管状の駆動軸67を連結した原動機としてリコイルスタータ68や燃料タンク69が付設された遠心式クラッチ73付き内燃エンジン(小型空冷2サイクルガソリンエンジン)66が取付具74を介して取着されている。図14には、刈払機の原動機の出力軸83に、操作桿82内に収納された駆動軸81が連結された態様が示されている。
図13において、前記操作桿62おける中央部付近には、刈払作業を行うべく前記刈刃機構部63を操作するためのU形ハンドル70が取り付けられ、このU形ハンドル70の左右両端部にそれぞれ左グリップ71、右グリップ72が装着されている。
このような構成を有する携帯型刈払機61においては、加減速時等におけるトルク変動、回転数変動や前記刈刃64に加えられる負荷の変動により、前記駆動軸67にねじり振動が生じる。より詳細には、前記駆動軸67は細くて長い(例えば、直径6mm、長さ1500mm程度)ため、エンジン回転数や前記刈刃64に対する負荷が大きくなると、前記駆動軸67にねじれ(回転遅れ)が生じる。また、急に負荷低減状態になると、前記駆動軸67がスプリングバック現象を起こし、回転方向にオーバーランしてねじれる。このようにエンジンの加減速等におけるトルク変動、回転数変動や負荷変動、スプリングバック現象等により、前記駆動軸67が回転方向及びその逆方向にねじれたり戻ったりして、ねじり振動となる。
そして、前記駆動軸67のねじり振動が、前記操作桿62や前記ハンドル70を介して作業者の手に伝播する。かかる振動は、部品の早期磨耗に結びついて製品寿命を短縮させるだけでなく、操作性の低下や疲労の増大を招くので、この振動を抑制する防振策が携帯型刈払機における重要な課題となっている。
防振策として、特許文献1には、2つの相対回転可能な回転軸部材と、各回転軸部材の外周に跨がって密嵌したコイル状クラッチばねとを継手部として、原動機の出力軸と刈刃回転用の駆動軸との間に配設した刈払機が開示されている。
他の例として、特許文献2には、内燃エンジンの出力軸の回転をねじりコイルばねを介して駆動軸に伝達するとともに、該駆動軸のねじり振動を前記ねじりコイルばねにより吸収するようにされた振動吸収継手において、前記ねじりコイルばねが所定角度以上ねじられないように規制する回動規制手段を設けた刈払機が開示されている。
さらに、他の例として、特許文献3では、駆動軸のねじり振動を吸収すべく、原動機側回転部材と従動側回転部材との間に複数本の圧縮コイルばねが、それぞれ原動機側回転軸と同心円乃至その接線に沿う方向に伸縮するように配在することにより、駆動軸の振動を吸収することが提案されている。
特開2005−168339号公報 特開2007−61029号公報 特開2010−11775号公報
コイル状クラッチばねを用いた特許文献1に開示の継手構造では、駆動軸のねじれ方向、ねじれ量(ねじれ角度)に応じてコイルばねが変形するのでコイルばねが破損しやく、耐久性に問題があった。これを改良すべく、特許文献2では、コイルばねが所定角度以上ねじられないように規制する回動規制手段を有する継手構造を開示しているが、ねじりコイル端部への応力集中の問題があり、依然として耐久性は充分ではない。さらに、これを改良するために特許文献3では、原動機側回転部材と従動側回転部材との間に複数本の圧縮コイルばねを配した継手構造を開示しているが、コイルばねの破損が起こる危険性は依然として残されている。
そこで、本発明者は、コイルバネを使用して、原動機の回転を刈刃に伝える駆動軸を備えた携帯型刈払機における、原動機の回転により発生し、駆動軸から操作桿を介してハンドルに伝わる振動の減衰に効果があり、コイルバネの破損が起こりにくい駆動軸の提供を解決すべき課題として、鋭意検討の結果、本発明に到達した。
本発明第1の構成は、下記の構成を有する刈払機の駆動軸である。
パイプ状の操作桿の内部に収納され、任意の間隔で操作桿内に配置された複数のブッシュにより回転可能に支持され、操作桿の一端に設けた原動機により回転されて、その回転を操作桿の他端に設けた刈刃に伝動するための、刈払機の駆動軸であって、
前記駆動軸は、原動機側に配置されて原動機により回転される第1軸、刈刃側に配置されて刈刃を回転させるための第2軸、第1軸の端部と第2軸の端部とをカップリングして
第1軸の回転を第2軸に伝えるカップリング部とから構成され、
前記カップリング部は、第1軸が挿入されるための中空部を有する第1筒状部品と、第2軸が挿入されるための中空部を有する第2筒状部品とを有し、
第1筒状部品と第2筒状部品は、それぞれ肉厚先端部と肉薄後端部を有し、前記第1筒状部品の肉厚先端部は原動機側に、前記第2筒状部品の肉厚先端部は刈刃側に配置され、
前記第1筒状部品の肉薄後端部と第2筒状部品の肉薄後端部は対向配置され、前記第1筒状部材の肉薄後端部と第2筒状部材の肉薄後端部をカバーする筒状カバー部材が設けられており、前記筒状カバー部材と前記筒状部品の肉薄後端部との間に形成される空隙には、バネが配置されるとともに、粘性流体または粘性ゴムが前記バネに塗布および/または前記バネのらせん状空隙に充填されていることを特徴とする刈払機用の駆動軸。
上記の駆動軸において、前記第1筒状部品と前記第2筒状部品の肉厚先端部は、それぞれピンを挿入するための孔を有しており、前記ピンにより、第1軸と第2軸は、前記第1筒状部品と前記第2筒状部品にそれぞれ固定されていることが好ましい。
上記の駆動軸において、前記第1軸の端部と前記第2軸の端部とは、前記第1筒状部品の中空部内にあることが好ましい。
上記の駆動軸において、前記第1筒状部品と前記第2筒状部品のそれぞれの肉厚先端部と肉薄後端部との間には、中肉部が設けられ、前記中肉部の面上に前記筒状カバー部材が
嵌挿されていることが好ましい。前記筒状カバーは、前記バネの拡径防止機能を有さず、前記粘性流体または粘性ゴムの飛散防止専用であることが好ましい。
上記の駆動軸において、前記バネの両端部は、それぞれ前記第1筒状部品と第2筒状部品の中肉部にそれぞれ形成されている溝または孔に挿入されていることが好ましい。
上記の駆動軸において、前記粘性流体は、高粘度シリコーンであることが好ましい。
上記の駆動軸において、前記第1筒状部品の薄肉後端部の先端と第2筒状部品の薄肉後端部の先端との間に空隙が形成されていることが好ましい。
上記の刈払機において、前記カップリング部の長さは、50〜200mmの範囲内にあることが好ましい。
刈払機において、前記原動機側から前記第1のブッシュまでの駆動軸の長さは、250mm以下であることが好ましい。
本発明第2の構成は、下記の構成を有する刈払機である。
原動機と、
原動機の回転により回転する刈刃と、
原動機の回転を刈刃に伝動するための駆動軸と、
駆動軸を収納して、原動機側から刈刃側に延びるパイプ状の操作桿と、
操作桿内において任意の間隔で駆動軸を回転可能に支持する複数のブッシュと、
操作桿の途中に取り付けられたハンドルと、を具備する刈払機において、
前記駆動軸は、原動機側に配置されて原動機により回転される第1軸、刈刃側に配置されて刈刃を回転させるための第2軸、第1軸の端部と第2軸の端部とをカップリングして第1軸の回転を第2軸に伝えるカップリング部とから構成され、
前記カップリング部は、第1軸が挿入されるための中空部を有する第1筒状部品と、第2軸が挿入されるための中空部を有する第2筒状部品とを有し、
第1筒状部品と第2筒状部品は、それぞれ肉厚先端部と肉薄後端部を有し、前記第1筒状部品の肉厚先端部は原動機側に、前記第2筒状部品の肉厚先端部は刈刃側に配置され、
前記第1筒状部品の肉薄後端部と第2筒状部品の肉薄後端部は対向配置され、前記第1筒状部材の肉薄後端部と第2筒状部材の肉薄後端部をカバーする筒状カバー部材が設けられており、前記筒状カバー部材と前記筒状部品の肉薄後端部との間に形成される空隙には、バネが配置されるとともに、粘性流体または粘性ゴムが前記バネに塗布および/または前記バネのらせん状空隙に充填されていることを特徴とする刈払機。
本発明においては、原動機の回転を刈刃に伝動する駆動軸を、原動機側の駆動第1軸と、刈刃側の駆動第2軸と、第1軸と第2軸とを連結するカップリング部とから構成し、カップリング部にバネを装着して第1軸の端部と第2軸の端部とを固定し、さらに、前記バネに粘性流体または粘性ゴムを塗布するか、バネを収容している空間(筒状カバー部材と筒状部品・薄肉後端部との間に形成される空隙)に粘性流体または粘性ゴムを充填することにより、第1軸の振動を吸収して、原動機の振動による操作桿の振動を抑えることができる。このようにして、原動機エンジンの振動が、操作ハンドルに伝わるのを顕著に軽減できるとともに、従来技術におけるようなコイルばねの破損もなく、耐久性の高い駆動軸が得られる。
本発明に係る駆動軸の一例を示す縦断面図である。 本発明に係る駆動軸を操作桿内で支持する複数のブッシュの配置例の一例を示す縦断面図である。 本発明に係る駆動軸を操作桿内で支持するブッシュの一例を示す横断面図である。 本発明に係る駆動軸のカップリング部を構成する第1筒状部品、第2筒状部品および筒状カバー部材の一例を示す縦断面図である。 本発明に係る駆動軸のカップリング部の第1筒状部品の一例を示す正面図である。 本発明に係る駆動軸の他の一例を示す側面図である。 (a)は本発明に係る駆動軸のカップリング部第1筒状部品の他の一例を示す正面図であり、(b)はその側断面図であり、(c)はその軸方向断面図である。 (a)は本発明に係る駆動軸のカップリング部第2筒状部品の他の一例を示す正面図であり、(b)はその側断面図であり、(c)はその軸方向断面図である。 (a)は本発明に係る駆動軸の第1軸の一例を示す側面図であり、(b)は本発明に係る駆動軸の第1軸の一例を示す横断面図である。 (a)は本発明に係る駆動軸の第2軸の一部(第1軸と連結される部分)の一例を示す側面図であり、(b)は本発明に係る駆動軸の第2軸の一部(第1軸と係合される部分)の一例を示す横断面図である。 本発明に係る駆動軸の第1軸端部と第2軸端部の係合状態の一例を示す側面図である。 本発明に係る駆動軸の第1軸端部と第2軸端部の係合状態の他の一例を示す側面図である。 刈払機の概要を示す斜視図である。 刈払機の原動機と駆動軸との係合を示す断面図である。
(駆動軸)
従来の駆動軸は一本の金属製(鋼材製、チタン合金材製など)シャフトから構成され、管状構造または鋼材線条体構造のものがある。この駆動軸は、操作桿内において、原動機側から刈刃側までの間において任意の間隔に配置された複数のガイドブッシュにより回転可能に支持されて、原動機の回転を他端の刈刃に伝動している。
本発明に係る駆動軸の一例が図1に示されている。駆動軸10は、第1軸11、第2軸12の少なくとも2つの軸部から構成されている。第1軸11は原動機の出力軸と係合しており、第2軸12は刈刃の回転軸と係合している。第1軸11と第2軸12は、従来の刈払機の駆動軸と同様に金属製である。
本発明に係る駆動軸10の特徴は、第1軸11と第2軸12とを連結のために、カップリング部40を設けた点にある。これにより、原動機からの振動を大幅に減衰させることができる。
図2に示すように、駆動軸21は、従来の刈払機と同様に、操作桿(アルミニウム製など)22内に収納され、複数のブッシュ23(図2では、23−1〜23−5の5個のブッシュ)により支持されている。図2に示されている駆動軸21において、カップリング40は原動機側から最初のブッシュ(23−1)までの間で、かつ、ハンドル70(図13)の取付位置よりも原動機側の位置に配置されて、第1軸11と第2軸12とを連結している。このように構成することにより、原動機の振動がカップリング部40の存在により減衰されて、ハンドルに伝わりにくい構造としている。
図3は、本発明において用いられるブッシュの形状の一例を示しているが、ブッシュ31は、ガイドパイプ32とゴム製の本体部33から構成され、駆動軸はガイドパイプ内に収容されている。このために、図1に示すようにカップリング部40は第1軸11および
第2軸12よりも外径が大きくなるために、原動機側から第1のブッシュまでの間に配置されることが望ましい。また、このように構成することにより原動機の振動がハンドルに伝わるのを抑制することができる。駆動軸は、通常、1500mm程度の長さを有するが、原動機側から第1ブッシュまでの長さは、250mm以下であることが好ましい。250mmを超えると駆動軸の支持が不十分となる傾向にある。
図1に示すように、駆動軸10は中空体で構成されており、第1軸11および第2軸12の端部がカップリング部40のそれぞれの端部に挿入されて、ピン止め、接着等により固定されて連結されるのが好ましい。
図1において、駆動軸10の長さ(L)は、通常、1200〜1800mmの範囲内にあり、約1500mm長である場合が多い。このような駆動軸において、カップリング部40の長さは、50〜200mmの範囲内にあることが好ましい。50mmより短いと減衰効果が充分でなく、200mmよりも長いとブッシュの位置が原動機側から離れすぎるという問題がある。また、第1軸の長さ(La)は、50〜70mmの範囲内にあることが好ましい。
図1に示す態様では、駆動第1軸11の原動機側端部14は原動機側出力軸に係合する形状に形成されており、駆動第1軸11の他方の端部は、カップリング部の第1筒状部品41の中空部に嵌入して第2軸12に当接または近接配置される。図1に示す態様では、駆動軸の全長が約1550mm、第1軸11の長さ(La)は約50mm、カップリングの長さ(Lc)が約77mm、第2軸12の長さ(Lb)は、約1500mm、第1軸11および第2軸12の外径は7mm、内径3.5mmであるが、これに限定されない。
(カップリング部)
図1に示されているように、第1軸11と第2軸12を連結するカップリング部40は、(1)第1筒状部品41、(2)第2筒状部品45、(3)筒状カバー部材49、(4)バネ50、(5)粘性流体または粘性ゴム51とから構成される。
第1筒状部品41は原動機側に配置され、第1軸11の端部が挿入される中空部を有しており、第2筒状部品45は刈刃側に配置され、第2軸12の端部が挿入される中空部を有している。第1筒状部品41と第2筒状部品45は、基本的にはほぼ同一形状を有して、図4に示されているように、対向配置されている。第1筒状部品41の正面図が図5に示されている。
図5において、第1筒状部品41及び第2筒状部品45は、それぞれ肉厚先端部42,46、中肉部43、47、肉薄後端部44、48とから構成されている。肉厚先端部42,46、中肉部43、47、肉薄後端部44、48は、それぞれ中空部を有する環状形状を有しており、中空部には、第1軸11または第2軸12の端部が挿入されるようになっている。
肉厚先端部42は原動機側に配置され、肉厚先端部46は刈刃側に配置されて、カップリング部40の先端と後端を形成している。肉厚先端部42、46には、図1、図4および図5に示されているように、ピン孔13が形成されており、第1軸11および第2軸12をそれぞれピン止めしている。肉厚先端部42、46と中肉部43,47との間には、図1、図4および図5に示されているように段差があり、筒状カバー部材49の端部が当接している。
第1筒状部品41および第2筒状部品45の中肉部43、47上には、図1および図4に示されているように、筒状カバー部材49の前端および後端がそれぞれ配置され、筒状カバー部材49と第1筒状部品41と第2筒状部品45の肉薄後端部44,48との間には空隙52が形成されている。肉薄後端部44と肉薄後端部48とは、当接していてもよく、間隙が設けられていてもよい。図1および図4には、後端部44,48間に間隙が設
けられた態様が示されている。
図4に示されているように、肉薄後端部44,48と筒状カバー部材49との間に形成されている空隙52には、バネ50(図1)が配置され、バネ50の線状先端部および線状後端部は、中肉部43、47に形成されている溝16に挿入されて、バネ50が固定されている(図1、図5)。このバネ50の固定により、第1軸11と第2軸12とが一体化されて回転する。図4に示されている態様では、上記のようにバネ50の線状先端部と線状後端部とがそれぞれ中肉部43,47に形成されている溝16に挿入・固定されているので、特開2010−17175号公報に開示されているような、コイルバネのリング部分の拡径を規制するための筒状カバー部材(スリーブ)は配設しなくてもよい。本発明において、筒状カバー部材49は、バネ50に塗布されているか、バネが挿入されている空隙部52(好ましくは、バネ50のらせん状間隙)に充填されている粘性流体または粘性ゴム51の飛散防止の機能を有している。
図6〜8は、第1軸111と第2軸112とを連結して構成される駆動軸110の他の一例を示している。図6には、第1軸111、第2軸112、第1軸111と第2軸112とを連結するカップリング部140が示されている。カップリング部140は、筒状カバー部材149、第1筒状部品141、第2筒状部品145とから構成されている。図6には、第1および第2筒状部品141,145の端部(肉厚先端部)が示されている。第1筒状部品141の端部には2個のピン孔113、第2筒状部品には1個のピン孔113が設けられ、ピン孔113に挿入されたピンは駆動軸110と係合して、該筒状部品141,145の端部は、駆動軸とともに回転する。第1筒状部品141に2個のピン孔を設けることにより、ピンの折損が起きにくい構造としている。第1軸111の端部153と第2軸112の端部154とは係合している(後述)。
図7には、第1筒状部品141が示されている。第1筒状部品141は、図5の第1筒状部品41と基本的構造は同じであり、肉厚先端部142、中肉部143、肉薄後端部144から構成され、図7(a)に示されているように、肉厚先端部142には、前記のようにピン孔113が2個設けられている。肉厚先端部142と中肉部143との間には段差があり、筒状カバー部材149が取り付けられ、内部には、バネと粘性流体とが収容されている。図5に示されている筒状部品41の中肉部43の表面にはバネの収容溝16が設けられているが、図7(a)(b)および(c)に示されているように、第1筒状部品141の中肉部143には、バネ端部を挿入する孔116が設けられ、バネの保持をより強固にしている。
図8には、第2筒状部品145が示されている。第2筒状部品145の構造は、肉厚先端部146にピン孔113が1個形成されている以外には、第1筒状部品の構造と基本的に同じである。
(第1軸端部と第2軸端部との配置構造)
図9(a)に、第1軸11の一例を示す側面図を示す。第1軸11の原動機側は、原動機側の取り付け部分に挿入可能にするスプライン14を有する。第1軸11にはピン孔13が形成されており、このピン孔13は第1筒状部品41に形成されたピン孔13と整合している。
第1軸11の第2軸側の端部には、図9(b)に示されている形状の突出部[軸断面全周360°に対する突出部断面(肉厚部)の占める角度(突出部角度):135°]53が形成され、他方、第2軸12の第1軸側の端部には、図10(a)および図10(b)に一例が示されているような形状の突出部54(突出部角度135°)が形成されている。図11に示されているように、第1軸側の端部の突出部53(突出部角度135°)と第2軸側の端部の突出部54(突出部角度135°)が、それぞれ相手側の非突出部に配置さ
れて、端部突出部53と端部突出部54との間には空隙55が形成されている。これにより第1軸11の端部突出部53に振動による小さな回転があっても、第2軸12の端部突出部54と接触することがない。また、その回転よりも大きな回転があった場合には、端部突出部53と端部突出部54との間で衝突が起こり、それ以上に回転することができないので、バネの破損を防ぐことができる。なお、第1軸の端部突出部53および第2軸端部突出部54とそれぞれ相手方の非突出部とは、当接していてもよく、また、両者の間に約0.3〜1mmの間隔設けられて近接配置されていてもよい。
図6に示されている駆動軸について、第1軸111、第2軸112とカップリング部140との係合部113(ピン孔)における駆動軸の軸形状および第1軸111、第2軸112の端部突出部153、154の配置構造を図12に示す。
図12に示されている態様では、エンジン側にある第1軸111とカップリング部140(第1筒状部品141)との係合のために、第1筒状部品141の2つのピン孔113に挿入されたピン2本(図9に示されている態様では、ピン1本)が第1軸111と係合するように、第1軸111には係合用凹部117(円周溝)が設けられている。ピン2本で係合することによりピンが折損しにくくなり、負荷のかかりやすい原動機側の駆動軸の耐久性を向上させている。なお、第2軸112の方は、図11の態様と同様に、一本のピンが、駆動軸に設けられた一つのピン孔113と第2筒状部品145のピン孔113に係合している。
また、図12に示されている態様において、1軸111の端部突出部153と第2軸112の端部突出部154とは、図11の態様とは異なり、原動機から離れた位置で係合している。原動機から離れることにより、第1軸111の端部は可撓性が増すために、第1軸端部153と第2軸端部154との係合部の耐久性が向上する。
(バネと粘性流体または粘性ゴムとの併用)
本発明においては、(イ)バネ50と、(ロ)バネ50に塗布されているか、バネが挿入されている空隙部52、好ましくは、バネ50のらせん状間隙に充填されている粘性流体または粘性ゴム51と、により、原動機側駆動軸(第1軸11)の振動を減衰させている。本発明においては、原動機の回転に基づく第1軸11の振動を、バネ50だけでなく粘性流体または粘性ゴム51の併用により減衰させているので、振動減衰を非常に効果的にしている。
(粘性流体)
本発明において用いられる粘性流体51としては、バネに塗布可能またはバネのらせん状空隙に充填可能な、振動減衰性のある粘性流体であればよく、例えば、シリコーン・オイル(粘度::1〜30万センチストークスのジメチルシリコーン・オイル、メチルフェニルシリコーン・オイルなどのシリコーン・オイル)が挙げられるが、これに限定されない。上記のシリコーン・オイルのなかでも、粘度約10万センチストークスのジメチルシリコーン・オイルなどの高粘度シリコン(高粘性流体)が好ましい。粘性流体は上記のオイルが1成分で用いられてもよく、2成分以上混合して用いられてもよい。
(粘性ゴム)
本発明において用いられる粘性ゴム51としては、バネに塗布可能またはバネのらせん状空隙に充填可能な、振動減衰性のある粘性流体であればよく、例えばNBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、IIR(イソブチレンイソプレンゴム)、粘度平均分子量20,000〜70,000のポリイソブチレン[中分子量ポリイソブチレン(粘度平均分子量:40,000)と低分子量ポリイソブチレン(粘度平均分子量:2,9000)の混合物など]、液状ブタジエンゴムなどが挙げられ、これに限定されない。また、上記のゴムを主体として、これに必要に応じて更に各種
の充填材やオイルを調合し、練り合わせることを行い、反発性が低く、損失係数tanδを非常に高い値とすることが好ましい。これにより、粘性体内部での粘性抵抗により、その内部で振動が熱に変換されて振動が吸収されることになるので、高粘性ゴムであることが好ましい。上記の粘性ゴムは単成分でも用いられてもよく、2成分以上混合されて用いられてもよい。
上記の粘性流体または粘性ゴム51を、バネ50に塗布するか、バネを収納している空隙52、好ましくは、バネ50のらせん状間隙に充填することにより、シャフトの振動を減衰させることができ、バネの破損を防ぐことができる。
(振動減衰効果)
上記のように、本発明においては、バネと、(a)バネ上に塗布された粘性流体または粘性ゴム、または(b)バネのコイル状空隙に充填された粘性流体または粘性ゴムとの併用により、バネの有する振動減衰効果(周波数の大きい振動を吸収)に、粘性流体または粘性ゴムの有するずり剪断応力乃至は粘性抵抗に基づく減衰効果(周波数の小さい振動を吸収)が加わり、原動機側駆動軸の振動は大幅に減衰されるという顕著な効果を得ることができる。とくに、刈払機のハンドルを持った場合の体感振動が顕著に減少する。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る刈払機の駆動軸および該駆動軸を備えた刈払機は、振動減衰効果に優れているので作業者が作業しやすいものであり、しかも耐久性に優れているので、刈払機用部品製造、刈払機の組立製造、刈払機を使用する分野等の多くの分野において産業上の利用可能性がある。
以上の通り、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、変更または削除が可能である。従って、そのようなものも本発明の範囲に含まれる。
10 駆動軸
11 第1軸
12 第2軸
13 ピン孔
14 スプライン
15 スプライン
16 溝
21 駆動軸
22 操作桿
23 ブッシュ
23−1〜23−5 ブッシュ
31 ブッシュ
32 ブッシュを構成するガイドパイプ
33 ブッシュを構成する本体部
40 カップリング部
41 第1筒状部品
42 肉厚先端部
43 中肉部
44 肉薄後端部
45 第2筒状部品
46 肉厚先端部
47 中肉部
48 肉薄後端部
49 筒状カバー部材
50 バネ
51 粘性流体または粘性ゴム
52 空隙
53 第1軸端部突出部
54 第2軸端部突出部
55 空隙
61 携帯型刈払機
62 操作桿
63 刈刃機構部
64 刈刃
65 安全カバー
66 内燃エンジン
67 駆動軸
68 リコイルスタータ
69 燃料タンク
70 U形ハンドル
71 左グリップ
72 右グリップ
73 遠心クラッチ
74 取付具
75 ギアケース
81 駆動軸
82 操作桿
83 出力軸
110 駆動軸
111 第1軸
112 第2軸
113 ピン孔
116 孔
117 係合用凹部
140 カップリング部
141 第1筒状部品
142 肉厚先端部
143 中肉部
144 肉薄後端部
145 第2筒状部品
146 肉厚先端部
147 中肉部
148 肉薄後端部
149 筒状カバー部材
153 第1軸端部突出部
154 第2軸端部突出部
155 空隙
L 駆動軸の全長
La 第1軸の長さ
Lb 第2軸の長さ
Lc カップリングの長さ

Claims (11)

  1. パイプ状の操作桿の内部に収納され、任意の間隔で操作桿内に配置された複数のブッシュにより回転可能に支持され、操作桿の一端に設けた原動機により回転されて、その回転を操作桿の他端に設けた刈刃に伝動するための、刈払機の駆動軸であって、
    前記駆動軸は、原動機側に配置されて原動機により回転される第1軸、刈刃側に配置されて刈刃を回転させるための第2軸、第1軸の端部と第2軸の端部とをカップリングして第1軸の回転を第2軸に伝えるカップリング部とから構成され、
    前記カップリング部は、第1軸が挿入されるための中空部を有する第1筒状部品と、第2軸が挿入されるための中空部を有する第2筒状部品とを有し、
    第1筒状部品と第2筒状部品は、それぞれ肉厚先端部と肉薄後端部を有し、前記第1筒状部品の肉厚先端部は原動機側に、前記第2筒状部品の肉厚先端部は刈刃側に配置され、
    前記第1筒状部品の肉薄後端部と第2筒状部品の肉薄後端部は対向配置され、前記第1筒状部材の肉薄後端部と第2筒状部材の肉薄後端部をカバーする筒状カバー部材が設けられており、前記筒状カバー部材と前記筒状部品の肉薄後端部との間に形成される空隙には、バネが配置されるとともに、粘性流体または粘性ゴムが前記バネに塗布および/または前記バネのらせん状空隙に充填されていることを特徴とする刈払機用の駆動軸。
  2. 請求項1の駆動軸において、前記第1筒状部品と前記第2筒状部品のそれぞれの肉厚先端部はピンを挿入するための孔を有しており、前記ピンにより、第1軸と第2軸は、前記第1筒状部品と前記第2筒状部品にそれぞれ固定されている、刈払機用の駆動軸。
  3. 請求項1または2に記載の駆動軸において、前記第1軸の端部と前記第2軸の端部とは、前記第1筒状部品の中空部内にある、刈払機用の駆動軸。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の駆動軸において、前記第1筒状部品と前記第2筒状部品のそれぞれの肉厚先端部と肉薄後端部との間には、中肉部が設けられ、前記中肉部の面上に前記筒状カバー部材が嵌挿されている、刈払機用の駆動軸。
  5. 請求項4において、前記筒状カバーは、前記バネの拡径防止機能を有さず、前記粘性流体または粘性ゴムの飛散防止専用である、刈払機用の駆動軸。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の駆動軸において、前記バネの両端部は、それぞれ前記第1筒状部品と第2筒状部品の中肉部に形成されている溝または孔に挿入されている、刈払機用の駆動軸。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の駆動軸において、前記粘性流体は、高粘度シリコーンである、刈払機用の駆動軸。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の駆動軸において、前記第1筒状部品の薄肉後端部の先端と第2筒状部品の薄肉後端部の先端との間に空隙が形成されている、刈払機用の駆動軸。
  9. 請求項1の刈払機において、前記カップリング部の長さは、50〜200mmの範囲内にある刈払機の駆動軸。
  10. 請求項1の刈払機において、前記原動機側から前記第1のブッシュまでの駆動軸の長さは、250mm以下である、刈払機の駆動軸。
  11. 原動機と、
    原動機の回転により回転する刈刃と、
    原動機の回転を刈刃に伝動するための駆動軸と、
    駆動軸を収納して、原動機側から刈刃側に延びるパイプ状の操作桿と、
    操作桿内において任意の間隔で駆動軸を回転可能に支持する複数のブッシュと、
    操作桿の途中に取り付けられたハンドルと、を具備する刈払機において、
    前記駆動軸は、原動機側に配置されて原動機により回転される第1軸、刈刃側に配置されて刈刃を回転させるための第2軸、第1軸の端部と第2軸の端部とをカップリングして第1軸の回転を第2軸に伝えるカップリング部とから構成され、
    前記カップリング部は、第1軸が挿入されるための中空部を有する第1筒状部品と、第2軸が挿入されるための中空部を有する第2筒状部品とを有し、
    前記第1筒状部品と前記第2筒状部品は、それぞれ、肉厚先端部と肉薄後端部を有し、前記第1筒状部品の肉厚先端部は原動機側に、前記第2筒状部品の肉厚先端部は刈刃側に配置され、
    前記第1筒状部品の肉薄後端部と第2筒状部品の肉薄後端部は対向配置され、前記第1筒状部材の肉薄後端部と第2筒状部材の肉薄後端部をカバーする筒状カバー部材が設けられており、前記筒状カバー部材と前記筒状部品の肉薄後端部との間に形成される空隙には、バネが配置されるとともに、粘性流体または粘性ゴムが前記バネに塗布および/または前記バネのらせん状空隙に充填されていることを特徴とする刈払機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102244671B1 (ko) * 2021-02-10 2021-04-26 이에스산업 주식회사 조작로드 탈장착 구조 개선형 예초기

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