JP2016036227A - テーブル装置、位置決め装置、及び精密機械 - Google Patents

テーブル装置、位置決め装置、及び精密機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2016036227A
JP2016036227A JP2014158632A JP2014158632A JP2016036227A JP 2016036227 A JP2016036227 A JP 2016036227A JP 2014158632 A JP2014158632 A JP 2014158632A JP 2014158632 A JP2014158632 A JP 2014158632A JP 2016036227 A JP2016036227 A JP 2016036227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear
base
encoder
linear scale
support part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014158632A
Other languages
English (en)
Inventor
佐藤 俊徳
Toshinori Sato
俊徳 佐藤
敬 平野
Takashi Hirano
敬 平野
小林 直也
Naoya Kobayashi
直也 小林
藤田 大輔
Daisuke Fujita
大輔 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2014158632A priority Critical patent/JP2016036227A/ja
Publication of JP2016036227A publication Critical patent/JP2016036227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Linear Motors (AREA)

Abstract

【課題】製造コストを抑え、搭載物の重量に起因するテーブルの寿命の低下を適切に防ぐことができるテーブル装置、位置決め装置、及び精密機械を提供する。【解決手段】テーブル装置1は、裏面が壁に対向させて設置された基台10と、基台10のおもて面10a上に延設された1対の案内レール31と、案内レール31に摺動可能に設置された1対のスライダ32を裏面20bに備えて基台10に対して直動運動するテーブル20とを備え、固定子41と可動子42との磁気吸引力の向きが、テーブル20のおもて面20aに設置された搭載物90の重力に逆らう向きになるように支持部50が設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、可動コイル型のリニアモータを有するテーブル装置、並びにこのテーブル装置を用いた位置決め装置、及び精密機械に関する。
従来より、可動コイル型のリニアモータを有するテーブル装置を壁掛け用のテーブル装置として適用した場合の構成として、図4に示す構成が考えられる。
図4に示すように、テーブル装置100は、裏面110bが壁Wに対向させて固定された基台110のおもて面110aに、中央にリニアモータ130の固定子131を固定すると共に、その固定子131を挟むようにして左右両サイドに平行に一対の直動案内部(リニアガイド)140の案内レール141,141が固定されている。
それら案内レール141,141には、案内レール141,141毎にスライダ142,142が搭載されている。そして、スライダ142,142に下面を支持されたテーブル120がスライダ142,142に取り付けてある。
そして、テーブル120の裏面には、リニアモータ130の可動子132が、ボルト止めなどの手段で固定して装着されている。
可動子132のコイルは、その巻線方向が固定子131の永久磁石(図示せず)の延長方向に対し直交するようにして、それら永久磁石の面との間に最小必要限のエアギャップを介して配置される。
しかし、図4に示すような構成のテーブル装置100では、基台110が壁Wに設置されているため、リニアモータ130を構成する固定子131と可動子132との磁気吸引力が直動案内部140の駆動力を低下させる可能性があった。その結果、テーブル120(直動案内部140)の寿命を低下させる可能性があった。
そこで、リニアモータ130を構成する固定子131と可動子132との磁気吸引力を相殺する構造を備えた技術が特許文献1に開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、テーブルのおもて面に設置された搭載物190の重力Fの向きの負荷を軽減する構成を有していない。そこで、リニアモータ130を構成する固定子131と可動子132との磁気吸引力を相殺し、さらにその分力で重力の向きの負荷を低減する技術が特許文献2に開示されている。
特開2001−86727号公報 特開2006−142386号公報
しかしながら、特許文献2に開示された技術は、重力の向きの負荷を低減するために、リニアモータを複数(例えば2つ)設けているため、低コスト化が困難であるという点で改善の余地があった。
本発明は上記課題に着目してなされたものであり、製造コストを抑え、搭載物の重量に起因するテーブルの寿命の低下を適切に防ぐことができるテーブル装置、位置決め装置、及び精密機械を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためのテーブル装置のある態様は、裏面が壁に対向させて設置された基台と、
上記基台の長手方向に沿っておもて面上に延設された1対の案内レールと、
上記案内レールのそれぞれに対して摺動可能に設置されたスライダを裏面に備えて上記基台に対して直動運動するテーブルとを備え、
隣り合う磁極の極性が異なるように並べて配設した複数個の永久磁石からなる固定子と、上記固定子に対向して設けられ、上記固定子の上記永久磁石と共働して移動推進力が付与される複数個の電機子コイルを有する可動子との磁気吸引力の向きが、上記テーブルのおもて面に設置された搭載物の重力に逆らう向きになるように支持部が設けられる。
また、上記テーブル装置においては、上記支持部が、上記基台のおもて面から上記テーブルの裏面に向かって突出する第1支持部と、上記テーブルの裏面から上記基台の裏面に向かって突出する第2支持部とからなり、
第1支持部と第2支持部とが上記搭載物の重力の向きに重畳するように配置され、第1支持部に設けられた固定子と第2支持部に設けられた可動子とが上記搭載物の重力の向きに沿って対向するように設けられることが好ましい。
また、上記テーブル装置においては、上記テーブルの移動方向に直交する方向の上記基台の端部にリニアスケールが設けられ、
上記リニアスケールに対向するように上記テーブルの移動方向に直交する方向の上記テーブルの端部にエンコーダヘッドが設けられ、
上記リニアスケールと上記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成されることが好ましい。
また、上記テーブル装置においては、第1支持部にリニアスケールが設けられ、
上記リニアスケールに対向するように、上記直動案内部の一方のスライダと第2支持部との間の上記テーブルの裏面にエンコーダヘッドが設けられ、
上記リニアスケールと上記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成されることが好ましい。
また、上記テーブル装置においては、第2支持部にエンコーダヘッドが設けられ、
上記エンコーダヘッドに対向するように、上記直動案内部の一方の案内レールと第1支持部との間の上記基台のおもて面にリニアスケールが設けられ、
上記リニアスケールと上記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成されることが好ましい。
上記課題を解決するための位置決め装置のある態様は、テーブル装置を備え、
そのテーブル装置は、裏面が壁に対向させて設置された基台と、
上記基台の長手方向に沿っておもて面上に延設された1対の案内レールと、
上記案内レールのそれぞれに対して摺動可能に設置されたスライダを裏面に備えて上記基台に対して直動運動するテーブルとを備え、
隣り合う磁極の極性が異なるように並べて配設した複数個の永久磁石からなる固定子と、上記固定子に対向して設けられ、上記固定子の上記永久磁石と共働して移動推進力が付与される複数個の電機子コイルを有する可動子との磁気吸引力の向きが、上記テーブルのおもて面に設置された搭載物の重力に逆らう向きになるように支持部が設けられる。
また、上記テーブル装置においては、上記支持部が、上記基台のおもて面から上記テーブルの裏面に向かって突出する第1支持部と、上記テーブルの裏面から上記基台の裏面に向かって突出する第2支持部とからなり、
第1支持部と第2支持部とが上記搭載物の重力の向きに重畳するように配置され、第1支持部に設けられた固定子と第2支持部に設けられた可動子とが上記搭載物の重力の向きに沿って対向するように設けられることが好ましい。
また、上記テーブル装置においては、上記テーブルの移動方向に直交する方向の上記基台の端部にリニアスケールが設けられ、
上記リニアスケールに対向するように上記テーブルの移動方向に直交する方向の上記テーブルの端部にエンコーダヘッドが設けられ、
上記リニアスケールと上記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成されることが好ましい。
また、上記テーブル装置においては、第1支持部にリニアスケールが設けられ、
上記リニアスケールに対向するように、上記直動案内部の一方のスライダと第2支持部との間の上記テーブルの裏面にエンコーダヘッドが設けられ、
上記リニアスケールと上記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成されることが好ましい。
また、上記テーブル装置においては、第2支持部にエンコーダヘッドが設けられ、
上記エンコーダヘッドに対向するように、上記直動案内部の一方の案内レールと第1支持部との間の上記基台のおもて面にリニアスケールが設けられ、
上記リニアスケールと上記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成されることが好ましい。
上記課題を解決するための精密機械のある態様は、テーブル装置を備え、
そのテーブル装置は、裏面が壁に対向させて設置された基台と、
上記基台の長手方向に沿っておもて面上に延設された1対の案内レールと、
上記案内レールのそれぞれに対して摺動可能に設置されたスライダを裏面に備えて上記基台に対して直動運動するテーブルとを備え、
隣り合う磁極の極性が異なるように並べて配設した複数個の永久磁石からなる固定子と、上記固定子に対向して設けられ、上記固定子の上記永久磁石と共働して移動推進力が付与される複数個の電機子コイルを有する可動子との磁気吸引力の向きが、上記テーブルのおもて面に設置された搭載物の重力に逆らう向きになるように支持部が設けられる。
また、上記テーブル装置においては、上記支持部が、上記基台のおもて面から上記テーブルの裏面に向かって突出する第1支持部と、上記テーブルの裏面から上記基台の裏面に向かって突出する第2支持部とからなり、
第1支持部と第2支持部とが上記搭載物の重力の向きに重畳するように配置され、第1支持部に設けられた固定子と第2支持部に設けられた可動子とが上記搭載物の重力の向きに沿って対向するように設けられることが好ましい。
また、上記テーブル装置においては、上記テーブルの移動方向に直交する方向の上記基台の端部にリニアスケールが設けられ、
上記リニアスケールに対向するように上記テーブルの移動方向に直交する方向の上記テーブルの端部にエンコーダヘッドが設けられ、
上記リニアスケールと上記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成されることが好ましい。
また、上記テーブル装置においては、第1支持部にリニアスケールが設けられ、
上記リニアスケールに対向するように、上記直動案内部の一方のスライダと第2支持部との間の上記テーブルの裏面にエンコーダヘッドが設けられ、
上記リニアスケールと上記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成されることが好ましい。
また、上記テーブル装置においては、第2支持部にエンコーダヘッドが設けられ、
上記エンコーダヘッドに対向するように、上記直動案内部の一方の案内レールと第1支持部との間の上記基台のおもて面にリニアスケールが設けられ、
上記リニアスケールと上記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成されることが好ましい。
本発明によれば、製造コストを抑え、搭載物の重量に起因するテーブルの寿命の低下を適切に防ぐことができるテーブル装置、位置決め装置、及び精密機械を提供することができる。
テーブル装置の第1実施形態の構成を示す断面図である。 テーブル装置の第2実施形態の構成を示す断面図である。 テーブル装置の第3実施形態の構成を示す断面図である。 テーブル装置の従来の構成を示す断面図である。
以下、本発明に係るテーブル装置、位置決め装置、及び精密機械の実施形態について図面を参照して説明する。ここで、本発明のテーブル装置としては、例えば、半導体装置、液晶表示装置等の製造、検査等に用いられるテーブル装置等が挙げられる。また、本発明の位置決め装置としては、例えば、上記テーブル装置を用いて数値制御等で位置決めを行う位置決め装置等が挙げられる。さらに、本発明の精密機械としては、例えば、上記テーブル装置を用いた、工作機械、測定機械、精密加工機械、精密検査装置、精密スキャン装置、フラットパネルディスプレイ製造装置、及び半導体デバイス製造装置等が挙げられる。
以下、テーブル装置を中心に説明する。なお、以下の説明では、各図の「X方向」の一方の向きに面する各面を「おもて面」、「X方向」の他方の向きに面する各面を「裏面」として説明する。
(第1実施形態)
図1は、テーブル装置の第1実施形態の構成を示す断面図である。ここで、図1は、基台10に対するテーブル20の駆動方向(移動方向)に直交する方向に沿う断面図である。
<構成>
図1に示すように、本実施形態のテーブル装置1は、基台10と、テーブル20と、直動案内部(リニアガイド)30と、リニアモータ40と、支持部50と、リニアエンコーダ60とを有する。このテーブル装置1は、基台10の裏面10bが壁Wに対向させて設置される。ここで、基台10は、おもて面10aに開のU字状の断面形状をなすように、天板部10Aと、その天板部10AのZ方向の両端部に立設された1対の脚部10B,10Bとからなる。
[直動案内部]
基台10の脚部10B,10Bのおもて面10aには、基台10の長手方向(図1中、Y方向)に沿って1対の案内レール31,31が延設されている。これら対をなすそれぞれの案内レール31,31は、図1中のZ方向に等間隔を保って基台10のおもて面10aに設けられる。
また、テーブル20の裏面20bには、案内レール31,31のそれぞれに対して図1中のY方向に摺動可能にスライダ32,32が設置されている。案内レール31とスライダ32とが直動案内部30を構成し、案内レール31に対してスライダ32が摺動することにより、基台10に対してテーブル20が図1中のY方向に直動運動する。
[支持部]
支持部50は、第1支持部51と第2支持部52とからなる。第1支持部は、図1中のX方向に沿って、基台10の天板部10Aのおもて面10aからテーブル20の裏面20bに向かって突出するように設けられる。また、第2支持部52は、図1中のX方向に沿って、テーブル20の裏面20bから基台10の天板部10Aのおもて面10aに向かって突出するように設けられる。
第1支持部51及び第2支持部52は、テーブル20のおもて面20aに設置された搭載物90の重力Fの向きに沿って重畳するように配置される。重力Fの向きは、図1中のZ方向に沿う向きである。
また、第1支持部51及び第2支持部52には、それぞれ、テーブル20のおもて面20aに設置された搭載物90の重力Fの向き、及び図1中のZ方向に沿って対向する平坦な対向面51a,52aが形成されている。
[リニアモータ]
リニアモータ40は、固定子41と可動子42とを有してなる。固定子41は、隣り合う磁極の極性が異なるように図1中のY方向に並べて配設した複数個の永久磁石からなり、第1支持部51の対向面51aに設けられている。
また、可動子52は、固定子41の永久磁石と共働して移動推進力が付与される複数個の電機子コイルを有してなり、第2支持部52の対向面52aに設けられている。
すなわち、第1支持部51の対向面51aに設けられた固定子41と、第2支持部52の対向面52aに設けられた可動子42とが搭載物90の重力Fの向き、及び図1中のZ方向に沿って対向するように設けられる。よって、リニアモータ40は、固定子41に対する可動子42の磁気吸引力Fの向きが、テーブル20のおもて面20aに設置された搭載物90の重力Fに逆らう向きになるように設置される。すなわち、磁気吸引力Fの向きは、図1中のZ方向において、重力Fの向きと逆向きである。
[リニアエンコーダ]
テーブル装置1には、固定子41の永久磁石と可動子42との相対位置を検出する位置検出手段としてリニアエンコーダ60が設けられている。具体的には、図1に示すように、リニアエンコーダ60は、リニアスケール61とエンコーダヘッド62とにより構成される。リニアスケール61は、テーブル20の移動方向に直交する方向(壁Wの高さ方向)の基台10の端部に設けられる。リニアスケール61は、直動案内部30の案内レール31と平行に基台10のおもて面10aに図1中のY方向に延設して固定されている。一方、リニアスケール61に対向するようにテーブル20の移動方向に直交する方向のテーブル20の端部にエンコーダヘッド62が図1中のY方向に延設されている。
リニアエンコーダ60は、このような構成をなすことにより、可動子42の現在位置情報を得て、モータ駆動用ドライバ(図示せず)を経てコイルへの通電をフィードバック制御することで、テーブル20を自在に移動させると共に、任意に位置決めして停止させることができる。
<動作>
次に、本実施形態のテーブル装置1の動作について説明する。可動子42のコイルに駆動電流を流すと、その電流と固定子41の永久磁石の磁束との相互作用により、可動子42と固定子41との間に相対的な推力が働き、可動子42が図1中のY方向に動き出す。これに伴って、テーブル20が直動案内部30のスライダ32を介して案内レール31に案内されつつ図1中のY方向の順の向きに移動する。一方、可動子42のコイルに逆方向の電流を流すと、可動子42には上記とは逆の向きの駆動力が作用するので、可動子42が図1中のY方向における逆の向きに動き出す。このようにして、可動子42のコイルへの電流の強さ及びその電流の向きを適宜に選択すれば、可動子42、すなわちテーブル20を図1中のY方向の所定位置に自在に移動させることができる。
以上説明したように、本実施形態のテーブル装置1では、支持部50を設けることによってリニアモータ40の固定子41と可動子42との配置を変えて、リニアモータ40の磁気吸引力が、搭載物90の重力の向きとは反対の向きに働くように構成した。その結果、リニアモータ40の磁気吸引力が、搭載物90の重力Fの向きに逆らうように押し上げる力に転換されるので、リニアモータを複数設ける必要がなく、製造コストを抑えることができる。また、搭載物90の重力によるテーブル20の負荷(捻れ、歪みなど)を相殺し、直動案内部30の運動性能を大幅に軽減するため、直動案内部30の本来有する性能を十分に発揮させることができるという効果を奏する。
このように、本実施形態のテーブル装置1によれば、テーブル20における搭載物90の重力の向きの負荷が軽減されるので、直動案内部30の長寿命化が可能となる。
また、搭載物90の重量によってテーブル20が大きな変形をせず、リニアモータ40を構成する固定子41と可動子42とのギャップが安定するため、テーブル20の駆動推力の安定や、搭載物90の変形等の影響が軽減される。
したがって、本実施形態のテーブル装置1は、製造コストを抑え、搭載物90の重量に起因するテーブル20の寿命の低下を適切に防ぐことができる。
また、このようなテーブル装置を用いた位置決め装置及び精密機械についても、製造コストが抑えられ、寿命の低下を適切に防ぐことができる。
(第2実施形態)
図2は、本発明に係るテーブル装置の第2実施形態の構成を示す長手方向に直交する方向に沿う断面図である。なお、本実施形態のテーブル装置は、リニアエンコーダの設置態様が上述した第1実施形態と異なるだけであるため、第1実施形態と重複又は相当する部材等については図に同一符号を付して説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態のテーブル装置1は、第1支持部51にリニアスケール61が設けられている。また、リニアスケール61に対向するように、直動案内部30の一方のスライダ32Aと第2支持部52との間のテーブル20の裏面20bにエンコーダヘッド62が設けられている。
このように、本実施形態では、リニアスケール61とエンコーダヘッド62とによって構成されるリニアエンコーダ60が図2中のZ方向における直動案内部30,30間に設置されている。そのため、テーブル装置1の幅方向(壁Wの高さ方向(図2中のZ方向))の寸法を小さくし、省スペース化を実現することができる。また、リニアエンコーダ60が、基台10と、テーブル20と、直動案内部30とに囲まれて設置されるので、リニアエンコーダ60に異物が介在することも少なくなる。その結果、リニアエンコーダ60の位置検出精度が向上し、リニアモータ40の制御性も良好になるという効果を奏する。
(第3実施形態)
図3は、本発明に係るテーブル装置の第3実施形態の構成を示す長手方向に直交する方向に沿う断面図である。なお、本実施形態のテーブル装置も、リニアエンコーダの設置態様が上述した第1実施形態と異なるだけであるため、第1実施形態と重複又は相当する部材等については図に同一符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態のテーブル装置1は、第2支持部52にエンコーダヘッド62が設けられている。また、エンコーダヘッド62に対向するように、直動案内部30の一方の案内レール31Aと第1支持部51との間の基台10の天板部10Aのおもて面10aにリニアスケール61が設けられている。
このように、本実施形態では、第2実施形態と同様に、リニアスケール61とエンコーダヘッド62とによって構成されるリニアエンコーダ60が(図3中のZ方向)直動案内部30,30間に設置されている。そのため、図2中のZ方向に沿うテーブル装置1の幅方向(壁Wの高さ方向)の寸法を小さくし、省スペース化を実現することができる。また、リニアエンコーダ60が、基台10と、テーブル20と、直動案内部30とに囲まれて設置されるので、リニアエンコーダ60に異物が介在することも少なくなる。その結果、リニアエンコーダ60の位置検出精度が向上し、リニアモータ40の制御性も良好になるという効果を奏する。
以上、テーブル装置、位置決め装置、及び精密機械の実施形態について説明したが、本発明に係るテーブル装置、位置決め装置、及び精密機械は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
1 テーブル装置
10 基台
10a おもて面
10b 裏面
20 テーブル
20a おもて面
20b 裏面
30 直動案内部
31 案内レール
32 スライダ
40 リニアモータ
41 固定子
42 可動子
50 支持部
51 第1支持部
52 第2支持部
60 リニアエンコーダ
61 リニアスケール
62 エンコーダヘッド
90 搭載物

Claims (7)

  1. 裏面が壁に対向させて設置された基台と、
    前記基台の長手方向に沿っておもて面上に延設された1対の案内レールと、
    前記案内レールのそれぞれに対して摺動可能に設置されたスライダを裏面に備えて前記基台に対して直動運動するテーブルとを備え、
    隣り合う磁極の極性が異なるように並べて配設した複数個の永久磁石からなる固定子と、前記固定子に対向して設けられ、前記固定子の前記永久磁石と共働して移動推進力が付与される複数個の電機子コイルを有する可動子との磁気吸引力の向きが、前記テーブルのおもて面に設置された搭載物の重力に逆らう向きになるように支持部が設けられることを特徴とするテーブル装置。
  2. 前記支持部が、前記基台のおもて面から前記テーブルの裏面に向かって突出する第1支持部と、前記テーブルの裏面から前記基台の裏面に向かって突出する第2支持部とからなり、
    第1支持部と第2支持部とが前記搭載物の重力の向きに重畳するように配置され、第1支持部に設けられた固定子と第2支持部に設けられた可動子とが前記搭載物の重力の向きに沿って対向するように設けられる請求項1に記載のテーブル装置。
  3. 前記テーブルの移動方向に直交する方向の前記基台の端部にリニアスケールが設けられ、
    前記リニアスケールに対向するように前記テーブルの移動方向に直交する方向の前記テーブルの端部にエンコーダヘッドが設けられ、
    前記リニアスケールと前記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成される請求項1に記載のテーブル装置。
  4. 第1支持部にリニアスケールが設けられ、
    前記リニアスケールに対向するように、前記直動案内部の一方のスライダと第2支持部との間の前記テーブルの裏面にエンコーダヘッドが設けられ、
    前記リニアスケールと前記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成される請求項1〜3のいずれか1項に記載のテーブル装置。
  5. 第2支持部にエンコーダヘッドが設けられ、
    前記エンコーダヘッドに対向するように、前記直動案内部の一方の案内レールと第1支持部との間の前記基台のおもて面にリニアスケールが設けられ、
    前記リニアスケールと前記エンコーダヘッドとによりリニアエンコーダが構成される請求項1〜3のいずれか1項に記載のテーブル装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のテーブル装置を備えたことを特徴とする位置決め装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のテーブル装置を備えたことを特徴とする精密機械。
JP2014158632A 2014-08-04 2014-08-04 テーブル装置、位置決め装置、及び精密機械 Pending JP2016036227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014158632A JP2016036227A (ja) 2014-08-04 2014-08-04 テーブル装置、位置決め装置、及び精密機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014158632A JP2016036227A (ja) 2014-08-04 2014-08-04 テーブル装置、位置決め装置、及び精密機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016036227A true JP2016036227A (ja) 2016-03-17

Family

ID=55523794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014158632A Pending JP2016036227A (ja) 2014-08-04 2014-08-04 テーブル装置、位置決め装置、及び精密機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016036227A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109720789A (zh) * 2017-10-27 2019-05-07 佳能株式会社 运输系统、加工系统和物品制造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109720789A (zh) * 2017-10-27 2019-05-07 佳能株式会社 运输系统、加工系统和物品制造方法
CN109720789B (zh) * 2017-10-27 2022-09-02 佳能株式会社 运输系统、加工系统和物品制造方法
US11557954B2 (en) 2017-10-27 2023-01-17 Canon Kabushiki Kaisha Transport system, processing system, and article manufacturing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8511235B2 (en) Linear transport device
JP4702629B2 (ja) ムービングマグネット形リニアスライダおよびそれを用いた工作機械
US20090302693A1 (en) Linear Motor
JP2002064968A (ja) 可動コイル型リニアモータを内蔵したスライド装置
JP2007325389A (ja) 可動マグネット型リニアモータを内蔵したスライド装置
JP2010130740A (ja) マグネット可動型リニアモータ
JP2016036228A (ja) テーブル装置、位置決め装置、及び精密機械
JP2014143847A (ja) リニアモータ
JP2007295702A (ja) リニアモータ、および、ステージ駆動装置
JP2006034017A (ja) 工作機械用リニアモータ
JP5248150B2 (ja) 可動コイル型リニアモータを内蔵したスライド装置
JP2016036227A (ja) テーブル装置、位置決め装置、及び精密機械
JP5365775B2 (ja) リニアモータシステムの製造方法及びリニアモータシステム
JP2009072030A (ja) リニアモータ及びリニアモータの取り付け方法
TW201325030A (zh) 致動器
JP6854158B2 (ja) リニアモータ
US20090015077A1 (en) Linear motor
JP5260914B2 (ja) 単軸ロボット
JP2008090718A (ja) 位置決め装置
JP5431295B2 (ja) Xyステージ
JP5345047B2 (ja) リニアモータ
JP2004312956A (ja) リニアアクチュエータ
JP2006034016A (ja) 工作機械用リニアモータ
JP2008125285A (ja) 位置決め装置
JP2009264586A (ja) リニアモータテーブル