JP2016035140A - 掘削用ケーシングおよび地盤改良方法 - Google Patents
掘削用ケーシングおよび地盤改良方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】地盤の状態をより高精度で把握できる計測ボーリングを行なえるとともに、その後、薬液等の注入するための外管を挿入させるガイドとして利用できる掘削用ケーシングおよび地盤改良方法を提供する。
【解決手段】先端周縁部にビット4aを有する筒状体3の先端部内側に着脱体5を着脱自在に設け、筒状体3の先端側開口端に溝8aを有する前面を露出させて抵抗板8を配置したケーシング2を用いて地盤を掘削して計測ボーリングを実施後、地盤に埋設したままのケーシング2に外管10を挿入してその先端部で押圧部7を押圧して着脱体5の筒状体3との固定を解除させ、ケーシング2を地上に引き抜いて着脱体5および外管10を地盤に埋設した状態で、外管10に挿入した注入用内管11を通じて供給した薬液Cを外管10の周壁の吐出口10aから地盤に注入する。
【選択図】図5
【解決手段】先端周縁部にビット4aを有する筒状体3の先端部内側に着脱体5を着脱自在に設け、筒状体3の先端側開口端に溝8aを有する前面を露出させて抵抗板8を配置したケーシング2を用いて地盤を掘削して計測ボーリングを実施後、地盤に埋設したままのケーシング2に外管10を挿入してその先端部で押圧部7を押圧して着脱体5の筒状体3との固定を解除させ、ケーシング2を地上に引き抜いて着脱体5および外管10を地盤に埋設した状態で、外管10に挿入した注入用内管11を通じて供給した薬液Cを外管10の周壁の吐出口10aから地盤に注入する。
【選択図】図5
Description
本発明は、掘削用ケーシングおよび地盤改良方法に関し、さらに詳しくは、地盤の状態をより精度よく把握することができる計測ボーリングを行なえるとともに、計測ボーリングの後、そのまま薬液等の注入に用いる外管を挿入させるガイドとして利用できる掘削用ケーシングおよび地盤改良方法に関するものである。
地盤を強化するために、二重管を用いて対象地盤に地盤改良薬液を注入する方法が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。地盤改良薬液を地盤に注入する際には、まず、掘削用ケーシングを用いて、その先端部から水を噴射しつつ圧入して地盤を掘削する。次いで、地盤を掘削して形成した掘削孔に埋設されたままのケーシングに外管を挿入する。次いで、ケーシングを地上に引き抜くことにより外管を地盤の中に設置する。そして、この外管に挿入した注入用内管を管軸方向に移動させることにより、注入用内管の周壁に設けられた吐出口を、外管の周壁に設けられた注入口に位置合わせして、吐出口から吐出した薬液を注入口を通じて地盤に注入する。
一方、地盤改良薬液を注入する前には、例えばその地盤の状態を把握するために、計測ボーリングを行っている。この計測ボーリングでは、地層の判別、改良対象とする地盤深度の確認等を行なう。計測ボーリングでは、掘削用ケーシングの先端から水を噴出しつつ、その先端部に設けたビットによって地盤を掘削し、その時の推進力、トルク、送水圧を計測する。これら計測により得た計測値に基づいて地盤の状態を把握する。ここで、これらを正確に計測するには以下の3項目が重要になる。
第1の項目として、掘削用ケーシングを地盤に回転させて押込む際に、ケーシングの先端(ビット)によって地山に一様な垂直応力分布が生じるようにすることが必要である。第2の項目として、先端のビットの回転を地山に確実に伝達することが必要である。第3の項目として、泥水による掘削トルクへの影響(地山の軟化)を小さくすることが必要である。
また、上述したとおり、薬液注入の際と、計測ボーリングの際には共に地盤掘削作業を行なうにも関わらず、それぞれの掘削作業は相互に利用されることはない。即ち、それぞれの掘削作業が別個の作業として行われるため、作業工数が増大するという問題がある。
地盤の液状化対策として地盤にドレーン材を打設する際も、計測ボーリングを行なった後に、ドレーン材の打設のために掘削用ケーシングを用いて地盤の掘削作業を行なう。そして、地盤を掘削して形成した掘削孔に埋設されたままのケーシングに外管を挿入する。次いで、ケーシングを地上に引き抜くことにより外管を地盤の中に設置し、この外管にドレーン材を挿入してドレーン材を地盤中から地上に延設する。このような施工を行なうため、上述した地盤改良薬液を注入する場合と同様に作業工数が増大するという問題が生じる。
本発明の目的は、地盤の状態をより精度よく把握することができる計測ボーリングを行なえるとともに、計測ボーリングの後、そのまま薬液等の注入に用いる外管を挿入させるガイドとして利用できる掘削用ケーシングおよびこの掘削用ケーシングを用いた地盤改良方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の掘削用ケーシングは、地盤に挿入される筒状体と、この筒状体の先端周縁部に取り付けられたビットとを備えた掘削用ケーシングにおいて、前記筒状体の先端部内側に着脱自在に取り付けられる着脱体を有し、この着脱体は待機位置から前記筒状体の内周面に向かって突出して係合位置に移動する移動突起と、この着脱体の後端部側に設けられて着脱体の前端部側に押圧されることにより、前記係合位置にある前記移動突起を前記待機位置に戻す押圧部と、前記筒状体の先端側開口端に前面を露出して配置される抵抗板とを備え、この抵抗板の前面に溝が形成されていて、前記移動突起が前記係合位置にある時に前記着脱体が前記筒状体に固定され、前記移動突起が前記待機位置にある時に前記着脱体の前記筒状体との固定が解除される構成であることを特徴とする。
本発明の地盤改良方法は、上記の掘削用ケーシングを用いて地盤を掘削してこの地盤の状態を把握する計測ボーリングを行なった後、この掘削用ケーシングをこの地盤に埋設したままの状態でこの掘削用ケーシングに外管を挿入してこの外管の先端部により前記押圧部を押圧して前記移動突起を前記係合位置から前記待機位置に移動させて前記着脱体の前記筒状体との固定を解除させ、この掘削用ケーシングを地上に引き抜いて前記着脱体および前記外管をこの地盤に埋設した状態にした後、前記外管に注入用内管を挿入して、この注入用内管を通じて供給された薬液を前記外管の周壁に形成された吐出口を介して地盤に注入することを特徴とする。
本発明の地盤改良方法は、上記の掘削用ケーシングを用いて地盤を掘削してこの地盤の状態を把握する計測ボーリングを行なった後、この掘削用ケーシングをこの地盤に埋設したままの状態でこの掘削用ケーシングに外管を挿入してこの外管の先端部により前記押圧部を押圧して前記移動突起を前記係合位置から前記待機位置に移動させて前記着脱体の前記筒状体との固定を解除させ、この掘削用ケーシングを地上に引き抜いて前記着脱体および前記外管をこの地盤に埋設した状態にした後、前記外管にドレーン材を挿入して、この地盤中から地上に延設したドレーン材を通じて地盤中の水分を地上に排出できるようにすることを特徴とする。
本発明の掘削用ケーシングによれば、ケーシングを構成する筒状体の先端側開口端に、抵抗板が前面を露出して配置され、その前面に溝が形成されているので、ボーリング計測の際にケーシングを回転させて地盤に圧入する際に、筒状体の先端に取り付けられたビットとともに、抵抗板の前面も地山に当接する。これにより、ケーシングの先端によって地山に一様な垂直応力分布が生じるようにすることができる。また、先端のビットの回転を地山により確実に伝達できる。さらには、抵抗板の前面の溝を通じて泥水が排出されるので、掘削時の地山の軟化を防止するには有利になる。それ故、地盤の状態をより精度よく把握することができる。
また、筒状体の先端部内側に取り付けられた着脱体を、その後端部側に設けられた押圧部を前端部側に押圧することにより、筒状体から取り外すことができるので、筒状体に挿入した外管によって着脱体を筒状体の内部から取り出すことができる。即ち、計測ボーリングを行なった後に、筒状体をそのまま薬液の注入やドレーン材の打設に用いる外管を挿入させるガイドとして利用できる。
したがって、本発明の地盤改良方法では、計測ボーリングでの地盤掘削作業を、地盤改良の際の薬液を注入するためや、ドレーン材を打設するための地盤掘削作業として無駄なく活用できる。これにより、作業工数を大幅に削減することができる。
以下、本発明の掘削用ケーシングおよび地盤改良方法を実施形態に基づいて説明する。
図1に例示するように、本発明の掘削用ケーシング2(以下、ケーシング2という)は、地盤を計測ボーリングする際や、地盤に地盤改良薬液C(以下、薬液Cという)を注入する際に、削孔機1を用いて地盤を掘削して掘削孔Sを形成する場合に使用する。このケーシング2は、地盤に挿入される筒状体3と、この筒状体3の先端周縁部に取り付けられたビット4aとを備えている。図1では、掘削孔Sを途中で屈曲させて形成しているが、上下方向に真っ直ぐな掘削孔Sを形成する場合もある。
図2〜図4に例示するように、筒状体3の先端部には大径部分と小径部分とを連結した形状のビット部4が取り付けられている。ビット部4の小径部分が筒状体3に内嵌されて大径部分が筒状体3の先端に露出している。ビット部4の大径部分の先端周縁部には周方向に間隔をあけて複数のビット4aが配置されている。
このケーシング2は、筒状体3の先端部内側に着脱自在に取り付けられる着脱体5を有している。この着脱体5は円盤状のボディ5aに取り付けられた移動突起6と、着脱体5の後端部側に配置された押圧部7と、着脱体5の前端部側に配置された抵抗板8とを備えている。ボディ5は筒状体3の内部を前後に隔絶するものではなく、前後の空間は連通している。
この実施形態の押圧部7は、筒状体3の軸方向に延びる押軸7aと、押軸7aにピン結合されているリンク機構7bとで構成されている。そして、このリンク機構7bは一方側端部がボディ5aに固定されていて、リンク機構7bの一部に移動突起6が突設されている。移動突起6は少なくとも2つ設けられるのが好ましい。筒状体3の内周面には移動突起6が係合する係合穴3aが形成されている。リンク機構7bはこの実施形態に例示した構造に限らず、移動突起6を後述する待機位置と係合位置とに移動させる様々な構造を採用することができる。
ボディ5aには、押軸7aよりも先端部側に付勢部材7cが設けられている。付勢部材7cの先端はボディ5aに形成された突出窪み部の底板に当接し、後端は押軸7aの先端に当接している。これにより、押軸7aは付勢部材7cによって常にボディ5aの前端部側から後端部側に向かって付勢されている。付勢部材7cとしては、コイルスプリング等のバネ材やゴム部品等の弾性材を用いることができる。
押軸7aが付勢されることにより、図3に例示するように、移動突起6は係合位置に移動して係合穴3aに係合した状態になる。即ち、この実施形態では、付勢部材7cによって移動突起6が係合位置に向かって付勢されている。そして、移動突起6が係合穴3aに係合することで、着脱体5(ボディ5a)が筒状体3の先端部内側に固定される。尚、係合位置に移動した移動突起6が筒状体3の内周面を強く押し付けることにより、ボディ5aを所定の位置に固定できるのであれば、係合穴3aを省略することもできる。ただし、係合穴3aに移動突起6を係合させる構造にすれば、より確実かつ強固にボディ5aを筒状体3に固定できる。また、付勢部材7cを省略することもできるが、付勢部材7cの付勢力を利用して移動突起6を係合位置に移動させる構造にすることで、より確実かつ強固にボディ5aを筒状体3に固定できる。
抵抗板8は、針金等の連結部材9によってボディ5に連結されている。連結部材9は、例えば抵抗板8の後面に形成された取付部8cとボディ5の前面に形成された取付部5bとに接続される。この実施形態では、別体となる抵抗板8とボディ5とを、連結部材9を介して一体化しているが、ボディ5に抵抗板8を直接設けた一体構造にすることもできる。
抵抗板8は、筒状体3の先端側開口端に前面を露出して配置され、その前面には溝8aが形成されている。この実施形態では、複数本の溝8が抵抗板8の対向する二辺どうしを結んで延在している。さらに抵抗板8の対向する別の二辺どうしを結んで溝8aを延在させて、溝8を格子状に配置することもできる。溝8の深さは例えば1mm〜50mm、溝8の幅は例えば1mm〜20mmである。
抵抗板8の対向する二辺には、外側に突出する係合爪8bが形成されている。この係合爪8bは、ビット部4の先端周縁部に形成された係合凹部4bに係合する。これにより、抵抗板8は筒状体3に対して周方向には実質的に移動しない状態になる。
図5に例示するように、押圧部7(押軸7a)が着脱体5の前端部側に押圧されることにより、係合位置にある移動突起6は、筒状体3のより筒軸心方向の待機位置に戻る。即ち、移動突起6が係合位置にある時には着脱体5は筒状体3に固定され、移動突起6が待機位置にある時には着脱体5の筒状体3との固定が解除される構成になっている。
このケーシング2の使用方法を以下に説明する。
まず、地盤をボーリング計測する際には、図3に例示したように着脱体5を筒状体3に固定したケーシング2を、削孔機1を用いて地盤に圧入する。この時、ケーシング2の内部を通じて供給した水をケーシング2の先端から噴射しつつ、筒軸心を中心にしてケーシング2を回転させながらビット4aによって地盤を掘削し、必要な範囲に圧入する。この時のケーシング2の推進力、ケーシング2を回転させるためのトルク、ケーシング2に供給する水の送水圧を計測する。これら計測により得た計測値に基づいて、ケーシング2を圧入した地盤の地層の判別、改良対象とする地盤深度の確認等を行ない、その地盤の状態を把握する。
ここで、ケーシング2を構成する筒状体3の先端側開口端には、抵抗板8が前面を露出して配置され、その前面に溝8aが形成されている。そのため、ケーシング2を回転させて地盤に押込む際に、ビット4aとともに抵抗板8の前面も地山に当接する。ケーシング2の圧入方向に前面を向けて配置されている抵抗板8が地山に当接するので、地山には一様な垂直応力分布が生じる状態になる。
抵抗板8の前面に溝8aが形成されているので、回転する抵抗板8と地山との間の回転抵抗が増大し、ビット4aの回転を地山により確実に伝達することが可能になる。さらには、地盤を掘削している際に生じる泥水が抵抗板8の前面の溝8aを通じて、ケーシング2の先端部から外側に排出される。それ故、掘削時の地山の軟化を防止するには有利になる。このように、本発明のケーシング2を用いると、計測ボーリングの際に地盤の状態を正確に計測するための3項目を実現できるので、地盤の状態を一段と精度よく把握することが可能になる。
計測ボーリングを行なった後は、ケーシング2をこの地盤に埋設したままの状態で、ケーシング2の陸上に位置する後端開口から図5に例示するように外管10を挿入して外管10の先端部によって押圧部7を押圧する。押圧部7の押軸7aを後端部側から前端部側に押圧することで、係合位置(係合穴3a)に位置している移動突起6が、筒状体3の内周面よりも内周側の待機位置に移動する。これにより、ボディ5aと筒状体3との固定が解除される。
次いで、ケーシング2のみを地上に引き抜くことにより、着脱体5および外管10は、地盤中に残って埋設された状態になる。その後、外管10の陸上に位置する後端開口から図6に例示するように注入用内管11を挿入する。次いで、注入用内管11を通じて水ガラス系グラウト、セメント系グラウト等の薬液Cを供給する。供給した薬液Cは、注入用内管11の周壁に形成された注入口11aおよび外管10の周壁に形成された吐出口10aを通じて地盤に注入される。薬液Cが注入された範囲の地盤はこの薬液Cにより改良されることになる。
上述したように、本発明のケーシング2を用いると、筒状体3に挿入した外管10によって着脱体5を筒状体3の内部から取り出すことができる。即ち、計測ボーリングの後に筒状体3を、そのまま薬液Cの注入に用いる外管10を挿入させるガイドとして利用できる。
したがって、本発明の地盤改良方法では、計測ボーリングでの地盤掘削作業を、地盤改良の際の薬液を注入するための地盤掘削作業として無駄なく活用できる。よって、地盤掘削作業に要する作業工数を大幅に削減することができる。
上述したように掘削用ケーシング2を用いて地盤を掘削して計測ボーリングを行なった後、着脱体5とともに地盤に埋設した外管10に挿入するのは、注入用内管11に限らない。例えば図7に例示するように、外管10にドレーン材12を挿入して、ドレーン材12を地盤中から地上に延設することもできる。このドレーン材12を通じて地盤中の水分を地上に排出できるようになる。そのため、地震が発生して地盤中に過剰間隙水圧が生じた際には、間隙水がドレーン材12を通じて地上に排出されて地盤の液状化を防ぐことができる。
このドレーン材12による地盤改良施工の場合も、計測ボーリングの後に筒状体3を、そのままドレーン材12の打設に用いる外管10を挿入させるガイドとして利用できる。また、計測ボーリングでの地盤掘削作業を、ドレーン材12を打設するための地盤掘削作業として無駄なく活用できる。よって、地盤掘削作業に要する作業工数を大幅に削減することができる。
外管10は、地盤改良(地盤強化)の施工に用いる様々な器具、部材等を地盤に挿入する際のガイドとして用いることができる。
1 削孔機
2 ケーシング
3 筒状体
3a 係合穴
4 ビット部
4a ビット
4b 係合凹部
5 着脱体
5a ボディ
5b 取付部
6 移動突起
7 押圧部
7a 押軸
7b リンク機構
7c 付勢部材
8 抵抗板
8a 溝
8b 係合爪
8c 取付部
9 連結部材
10 外管
10a 吐出口
11 注入用内管
11a 注入口
12 ドレーン材
C 薬液
S 掘削孔
2 ケーシング
3 筒状体
3a 係合穴
4 ビット部
4a ビット
4b 係合凹部
5 着脱体
5a ボディ
5b 取付部
6 移動突起
7 押圧部
7a 押軸
7b リンク機構
7c 付勢部材
8 抵抗板
8a 溝
8b 係合爪
8c 取付部
9 連結部材
10 外管
10a 吐出口
11 注入用内管
11a 注入口
12 ドレーン材
C 薬液
S 掘削孔
Claims (6)
- 地盤に挿入される筒状体と、この筒状体の先端周縁部に取り付けられたビットとを備えた掘削用ケーシングにおいて、
前記筒状体の先端部内側に着脱自在に取り付けられる着脱体を有し、この着脱体は待機位置から前記筒状体の内周面に向かって突出して係合位置に移動する移動突起と、この着脱体の後端部側に設けられて着脱体の前端部側に押圧されることにより、前記係合位置にある前記移動突起を前記待機位置に戻す押圧部と、前記筒状体の先端側開口端に前面を露出して配置される抵抗板とを備え、この抵抗板の前面に溝が形成されていて、前記移動突起が前記係合位置にある時に前記着脱体が前記筒状体に固定され、前記移動突起が前記待機位置にある時に前記着脱体の前記筒状体との固定が解除される構成であることを特徴とする掘削用ケーシング。 - 前記筒状体の内周面に、前記係合位置に移動した前記移動突起が係合する係合穴が形成されている請求項1に記載の掘削用ケーシング。
- 前記移動突起を前記係合位置に向かって付勢する付勢部材が設けられた請求項1または2に記載の掘削用ケーシング。
- 前記抵抗板に、前記筒状体の先端周縁部に係合する係合爪が設けられた請求項1〜3のいずれかに記載の掘削用ケーシング。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の掘削用ケーシングを用いて地盤を掘削してこの地盤の状態を把握する計測ボーリングを行なった後、この掘削用ケーシングをこの地盤に埋設したままの状態でこの掘削用ケーシングに外管を挿入してこの外管の先端部により前記押圧部を押圧して前記移動突起を前記係合位置から前記待機位置に移動させて前記着脱体の前記筒状体との固定を解除させ、この掘削用ケーシングを地上に引き抜いて前記着脱体および前記外管をこの地盤に埋設した状態にした後、前記外管に注入用内管を挿入して、この注入用内管を通じて供給された薬液を前記外管の周壁に形成された吐出口を介して地盤に注入することを特徴とする地盤改良方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の掘削用ケーシングを用いて地盤を掘削してこの地盤の状態を把握する計測ボーリングを行なった後、この掘削用ケーシングをこの地盤に埋設したままの状態でこの掘削用ケーシングに外管を挿入してこの外管の先端部により前記押圧部を押圧して前記移動突起を前記係合位置から前記待機位置に移動させて前記着脱体の前記筒状体との固定を解除させ、この掘削用ケーシングを地上に引き抜いて前記着脱体および前記外管をこの地盤に埋設した状態にした後、前記外管にドレーン材を挿入して、この地盤中から地上に延設したドレーン材を通じて地盤中の水分を地上に排出できるようにすることを特徴とする地盤改良方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014157413A JP2016035140A (ja) | 2014-08-01 | 2014-08-01 | 掘削用ケーシングおよび地盤改良方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014157413A Pending JP2016035140A (ja) | 2014-08-01 | 2014-08-01 | 掘削用ケーシングおよび地盤改良方法 |
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JP (1) | JP2016035140A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017180049A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 旭化成建材株式会社 | ケーシング装置 |
-
2014
- 2014-08-01 JP JP2014157413A patent/JP2016035140A/ja active Pending
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