JP2016034556A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技機において、グループ統括制御手段は、送信先のグループ単位制御手段のアドレスを含むデータを順次送信する送信手段と、グループ単位制御手段からの返答信号によってデータ送信の成否を判定する判定手段と、判定手段の判定結果に基づいて、グループ統括制御手段に接続可能なすべてのグループ単位制御手段に対して、当該グループ統括制御手段との接続状態を判定する接続判定手段と、を備え、送信手段は、接続判定手段によってグループ統括制御手段に接続されていると判定されたグループ単位制御手段と、接続判定手段によってグループ統括制御手段に接続されていないと判定されたグループ単位制御手段とで、データ送信の態様を変更する。
【選択図】図25
Description
ープ単位制御手段を制御するグループ統括制御手段とを備える遊技機に関し、特に、グル
ープ単位制御手段の初期化方法に関する。
電飾領域の中央部に配置されたトップLED中央基板をサブ中継基板とシリアル接続し、
トップ電飾領域の右側部に配置されたトップLED右基板及びトップ電飾領域の左側部に
配置されたトップLED左基板をトップLED中央基板から分離して配線により接続した
構成の遊技機が知られている。これにより、サブ中継基板からトップ電飾領域への配線数
を減らして配線を簡素化することができる(例えば、特許文献1参照)。
きる遊技機として、主基板と副基板との間での信号送信をI2Cバス方式により行い、主
基板及び副基板にそれぞれ双方向バスバッファを設けたものがある。この双方向バスバッ
ファは、I2Cバスを構成する二つの双方向シリアルライン(SDA、SCL)をそれぞ
れ二つの片方向シリアルラインに分岐させるためのものであり、主基板に設けられた双方
向バスバッファと副基板に設けられた双方向バスバッファとの間を、それらによって分岐
された片方向シリアルラインの信号伝送方向が互いに一致するようにして、四つのシリア
ル線で接続した構成としている(例えば、特許文献2参照)。
減しつつ、正しく動作することができる遊技機を提供することを目的とする。
指令に対応して、前記複数の演出装置を制御する演出制御手段と、を備え、前記複数の演
出装置を複数グループに分割し、該分割されたグループに属する演出装置を制御するため
のグループ単位制御手段をグループ毎に設け、前記演出制御手段を、前記グループ単位制
御手段の各々を統括的に制御するグループ統括制御手段として構成するとともに、前記グ
ループ統括制御手段から前記グループ単位制御手段にタイミング信号を伝達するタイミン
グ信号線と、データ信号を伝達するデータ線と、を備えることによって、前記グループ統
括制御手段と前記グループ単位制御手段との間でデータ通信を可能とし、前記グループ統
括制御手段に前記タイミング信号線及び前記データ線を介して接続可能な前記各グループ
単位制御手段には、各グループ単位制御手段の間で共通となる共通アドレスと、各グルー
プ単位制御手段同士で相違する個別アドレスと、が予め割り当てられ、前記グループ統括
制御手段は、前記データ線の信号レベルを送信データに対応する信号レベルに設定しなが
ら、前記タイミング信号線の信号レベルを繰り返し変化させることによって、送信先のグ
ループ単位制御手段のアドレスを含むデータを順次送信する送信手段と、前記送信手段に
よる所定のビット数のデータ送信が終了する毎に、前記グループ単位制御手段からの返答
信号を取り込む返答信号取込手段と、前記返答信号取込手段によって取り込まれた返答信
号によってデータ送信の成否を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて
、当該グループ統括制御手段に接続可能なすべてのグループ単位制御手段に対して、当該
グループ統括制御手段との接続状態を判定する接続判定手段と、を備え、前記送信手段は
、前記接続判定手段によって前記グループ統括制御手段に接続されていると判定された前
記グループ単位制御手段と、前記接続判定手段によって前記グループ統括制御手段に接続
されていないと判定された前記グループ単位制御手段とで、前記データ送信の態様を異な
らせ、前記グループ単位制御手段は、前記送信手段によって送信されたデータに含まれる
アドレスが前記共通アドレスまたは自宛の個別アドレスを示す場合に、前記送信されたデ
ータを制御データとして取り込み、前記送信されたデータに含まれるアドレスが前記共通
アドレスである場合には、前記制御データを初期化指示データとして扱う。
ができる。また、適切なデータ送信を行うことができ、誤作動を防止することができる。
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図32を参照して説明する。
面に開閉回動可能に組み付けられる。前面枠3の表側には、遊技盤10(図2参照)が収
装される。また、前面枠3には、遊技盤10の前面を覆うカバーガラス(透明部材)を備
えたガラス枠18が取り付けられている。
いる。この装飾部材9の内部にはランプやLED等からなる装飾装置620(図3参照)
が備えられている。この装飾装置620を所定の発光態様によって発光することによって
、装飾部材9が所定の発光態様によって発光する。
いる。また、ガラス枠18の上方には照明ユニット11が備えられている。照明ユニット
11の内部には、前述した装飾装置620が備えられている。
異常報知LED29が備えられている。
21が、固定パネル22には灰皿15、下皿23及び打球発射装置の操作部24等が備え
られる。下皿23には、下皿23に貯まった遊技球を排出するための下皿球抜き機構16
が備えられる。前面枠3下部右側には、ガラス枠18を施錠するための鍵25が備えられ
ている。
ら供給される遊技球を発射する。
7が備えられている。
3(図2参照)における特図変動表示ゲームの演出内容を選択して、表示装置53におけ
る特図変動表示ゲームに、遊技者の操作を介入させた演出を行うことができる。
45(図2参照)又は普通変動入賞装置36(図2参照)の第2始動入賞口に入賞した場
合に開始される。特図変動表示ゲームでは、表示装置53において複数の識別情報が変動
表示する。そして、変動表示していた識別情報が停止し、停止した識別情報の結果態様が
特定の結果態様である場合に、遊技機1の状態が遊技者に有利な状態(特典が付与される
状態)である特別遊技状態に遷移する。
、図示しないカードユニットからプリペイドカードを排出させるために操作される排出ボ
タン27が設けられている。これらのボタン26、27の間には、プリペイドカードの残
高を表示する残高表示部28が設けられる。
を行うもので、ガラス枠18のカバーガラスの奥側には、遊技領域10aを構成する遊技
盤10が設置されている。
樹脂製)を備え、該遊技盤本体10bの前面にガイドレール32で囲まれた遊技領域10
aを有している。また、遊技盤本体10bの前面であってガイドレール32の外側には、
前面構成部材33、33、…が取り付けられている。そして、このガイドレール32で囲
まれた遊技領域10a内に発射装置から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行う
ようになっている。
るセンターケース51が取り付けられている。このセンターケース51に形成された窓部
52の後方には、複数の識別情報を変動表示する特図変動表示ゲームの演出を実行可能な
演出表示装置としての表示装置53が配されるようになっている。この表示装置53は、
例えば、液晶ディスプレイを備え、表示内容が変化可能な表示部53aがセンターケース
51の窓部52を介して遊技盤10の前面側から視認可能となるように配されている。な
お、表示装置53は、液晶ディスプレイを備えるものに限らず、EL、CRT等のディス
プレイを備えるものであってもよい。
物60が取り付けられる。
示する普図記憶表示器47、普図変動表示ゲームを表示する普図表示器35が設けられて
いる。また、遊技領域10a内には、第1の始動入賞領域をなす第1始動入賞口45と、
第2の始動入賞領域をなす第2始動入賞口を有する普通変動入賞装置36と、が設けられ
ている。そして、遊技球が第1始動入賞口45に入賞した場合は、補助遊技として第1特
図変動表示ゲームが実行され、遊技球が普通変動入賞装置36に入賞した場合は、補助遊
技として第2特図変動表示ゲームが実行されるようになっている。
2特図変動表示ゲームを表示する第2特図表示器39と、が設けられている。また、第1
特図変動表示ゲームの未処理回数(第1特図始動記憶)を表示する第1特図記憶表示器4
8と、第2特図変動表示ゲームの未処理回数(第2特図始動記憶)を表示する第2特図記
憶表示器49が設けられている。なお、普図記憶表示器47、普図表示器35、第1特図
表示器38、第2特図表示器39、第1特図記憶表示器48、第2特図記憶表示器49は
、遊技状態を表す遊技状態表示LED(図示略)と併せて、セグメントLEDとして一体
に設けられている。
いるアタッカ形式の開閉扉42aを有し、第1特図変動表示ゲーム、第2特図変動表示ゲ
ームの結果如何によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状
態(遊技者にとって有利な状態)に変換する特別変動入賞装置42、入賞口などに入賞し
なかった遊技球を回収するアウト穴43が設けられている。この他、遊技領域10aには
、一般入賞口44、44、…、打球方向変換部材としての風車46、多数の障害釘(図示
略)などが配設されている。
ゲートSW34a(図3参照)が設けられている。そして、遊技領域10a内に打ち込ま
れた遊技球が普図始動ゲート34内を通過すると、普図変動表示ゲームが行われる。
過すると、普図始動記憶数が上限数未満であるならば、普図始動記憶数が1加算されて、
当該普図変動表示ゲームが当りとなるか否かを示す乱数が普図始動記憶として一つ記憶さ
れる。
れ、その普図変動表示ゲームが終了していない状態や、普図変動表示ゲームが当って普通
変動入賞装置36が開状態に変換されている状態のことをいう。
示される。
っている。なお、表示装置53の表示領域の一部で普図変動表示ゲームを表示するように
してもよく、この場合は識別図柄として、例えば、数字、記号、キャラクタ図柄などを用
い、この識別図柄を所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようにす
る。
当りとなって、普通変動入賞装置36の開閉部材36a、36aが所定時間(例えば、0
.5秒間)開放される。これにより、普通変動入賞装置36に遊技球が入賞しやすくなり
、第2特図変動表示ゲームの始動が容易となる。
45の下部に配設される。この開閉部材36a、36aは、常時は遊技球の直径程度の間
隔をおいて閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普図変動表示ゲ
ームの結果が所定の停止表示態様となった場合(普図変動表示ゲームが当りとなった場合
)には、駆動装置としてのソレノイド(普電SOL36b、図3参照)によって、逆「ハ
」の字状に開いて普通変動入賞装置36に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利
な状態)に変化させられるようになっている。
して、表示装置53における特図変動表示ゲームの変動表示時間を短縮する時短動作状態
(第2動作状態)を発生可能となっている。この時短動作状態(第2動作状態)は、普通
変動入賞装置36の動作状態が、通常動作状態(第1動作状態)に比べて開放状態となり
やすい状態である。
における長い実行時間よりも短くなるように制御され(例えば、10秒が1秒)、これに
より、単位時間当りの普通変動入賞装置36の開放回数が実質的に多くなるように制御さ
れる。また、時短動作状態においては、普図変動表示ゲームが当り結果となって普通変動
入賞装置36が開放される場合に、開放時間が通常動作状態の短い開放時間より長くされ
るように制御される(例えば、0.3秒が1.8秒)。また、時短動作状態においては、
普図変動表示ゲームの1回の当り結果に対して、普通変動入賞装置36が1回ではなく、
複数回(例えば、2回)開放される。さらに、時短動作状態においては普図変動表示ゲー
ムの当り結果となる確率が通常動作状態より高くなるように制御される。すなわち、通常
動作状態よりも普通変動入賞装置36の開放回数が増加され、普通変動入賞装置36に遊
技球が入賞しやすくなり、第2特図変動表示ゲームの始動が容易となる。
1始動口SW45aによって遊技球を検出することに基づき、補助遊技としての第1特図
変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。また、普通変動入賞装
置36の内部には第2始動口SW36d(図3参照)が備えられ、この第2始動口SW3
6dによって遊技球を検出することに基づき、補助遊技としての第2特図変動表示ゲーム
を開始する始動権利が発生するようになっている。
内で第1始動記憶(特図1始動記憶)として記憶される。そして、この第1始動記憶数は
、第1特図記憶表示器48に表示される。また、第2特図変動表示ゲームを開始する始動
権利は、所定の上限数(例えば4)の範囲内で第2始動記憶(特図2始動記憶)として記
憶される。そして、この第2始動記憶数は、第2特図記憶表示器49にて表示される。
数が0の状態)で、第1始動入賞口45に遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って
抽出された乱数が第1始動記憶として記憶されて、第1始動記憶数が1加算されるととと
もに、直ちに第1始動記憶に基づいて、第1特図変動表示ゲームが開始され、この際に第
1始動記憶数が1減算される。
め、第1始動記憶数が0でなくても、第2始動記憶数が0であれば、第2始動入賞口をな
す普通変動入賞装置36に遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って抽出された乱数
が第2始動記憶として記憶されて、第2始動記憶数が1加算されるととともに、実行中の
第1特図変動表示ゲームが終了後直ちに第2始動記憶に基づいて、第2特図変動表示ゲー
ムが開始され、この際に第2始動記憶数が1減算される。
、例えば、既に第1特図変動表示ゲーム又は第2特図変動表示ゲームが行われ、その特図
変動表示ゲームが終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、第1始動入
賞口45に遊技球が入賞すると、第1始動記憶数が上限数未満(例えば、4個未満)なら
ば、第1始動記憶数が1加算されて、第1始動入賞口45に遊技球が入賞したタイミング
で抽出された乱数が第1始動記憶として一つ記憶される。
、第2始動記憶数が上限数未満(例えば、4個未満)ならば、第2始動記憶数が1加算さ
れて、第2始動入賞口に遊技球が入賞したタイミングで抽出された乱数が第2始動記憶と
して一つ記憶される。
と、第1始動記憶又は第2始動記憶に基づき第1特図変動表示ゲーム又は第2特図変動表
示ゲームが開始される。このとき、第1特図変動表示ゲームと第2特図変動表示ゲームは
同時に実行されることはなく、第2特図変動表示ゲームが第1特図変動表示ゲームよりも
優先して実行されるようになっている。
行される。
設けられた第1特図表示器38、第2特図表示器39で実行されるようになっており、複
数の識別情報を変動表示したのち、所定の結果態様を停止表示することで行われる。また
、表示装置53にて各特図変動表示ゲームに対応して複数種類の識別情報(例えば、数字
、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特図変動表示ゲームが実行される。そし
て、この特図変動表示ゲームの結果として、第1特図表示器38又は第2特図表示器39
の表示態様が特別結果態様となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる
、大当たり状態)となる。また、これに対応して表示装置53の表示態様も特別結果態様
(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。なお、遊技機に第1特図表
示器38、第2特図表示器39を備えずに、表示装置53のみで特図変動表示ゲームを実
行するようにしてもよい。
して確変状態(第2確率状態)を発生可能となっている。この確変状態(第2確率状態)
は、特図変動表示ゲームでの当り結果となる確率が、通常確率状態(第1確率状態)に比
べて高い状態である。なお、第1特図変動表示ゲームと第2特図変動表示ゲームのどちら
の特図変動表示ゲームの結果態様に基づき確変状態となっても、第1特図変動表示ゲーム
及び第2特図変動表示ゲームの両方が確変状態となる。また、確変状態と上述した時短動
作状態はそれぞれ独立して発生可能であり、両方を同時に発生することも可能であるし、
一方のみを発生させることも可能である。
装置53及びスピーカ30等を制御する演出制御装置550、遊技球を払い出すために図
示しない払出モータを制御する払出制御装置580を備える。
説明する。
05、出力I/F(Interface)506、及び外部通信端子507を備える。
503及びRAM(Random Access Memory)504を備える。
M503は、遊技制御のための不変の情報(プログラム、データ等)を記憶している。R
AM504は、遊技制御時にワークエリアとして利用される。
機器に遊技制御装置500を接続する。
2始動口SW36d、一般入賞口SW44a、ゲートSW34a、カウントSW42d、
ガラス枠開放SW18a、前面枠開放SW3a、球切れSW54、振動センサ55、及び
磁気センサ56)からの検出信号を受けて、大当り抽選等、種々の処理を行う。
ッチである。第2始動口SW36dは、普通変動入賞装置36の第2始動入賞口に遊技球
が入賞したことを検出するスイッチである。
るスイッチである。ゲートSW34aは、普図始動ゲート34を遊技球が通過したことを
検出するスイッチである。
出するスイッチである。
。前面枠開放SW3aは、前面枠3が開放されたことを検出するスイッチである。
定数以下になったことを検出するスイッチである。
動を与えて、不当に遊技球を獲得する不正を検出する。磁気センサ56は、第1始動入賞
口45、普通変動入賞装置36の第2始動入賞口、一般入賞口44、特別変動入賞装置4
2の大入賞口、及び普図始動ゲート34付近に設けられ、磁力を検出するセンサである。
磁気センサ93は、各入賞口付近に磁石を近づけて、遊技領域10aに発射された遊技球
を各入賞口に導く不正を検出する。
憶表示器48、第2特図表示器39、第2特図記憶表示器49、普図表示器35、普電S
OL36b、大入賞口SOL42b、払出制御装置580、及び演出制御装置550に指
令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
て実行される第1特図変動表示ゲームが表示される。第1特図記憶表示器48には、所定
の上限数の範囲内で記憶される第1特図変動表示ゲームを開始する始動権利である第1始
動記憶数が表示される。
補助遊技として実行される第2特図変動表示ゲームが表示される。第2特図記憶表示器4
9には、所定の上限数の範囲内で記憶される第2特図変動表示ゲームを開始する始動権利
である第2始動記憶数が表示される。
表示ゲームが表示される。
別の結果態様となった場合に、開閉部材36a、36aを開放し、普通変動入賞装置36
の第2始動入賞口を遊技球が入賞しやすい状態にする。
が特別の結果態様となり、特別遊技状態となった場合に、特別変動入賞装置42の開閉扉
42aを開放して、大入賞口を遊技球が入賞しやすい状態に変換する。
ない情報収集端末装置を介して、図示しない遊技場管理装置に出力する。遊技場管理装置
は、遊技場に設置された遊技機1の遊技データを収集管理する計算機である。
、入賞した入賞口に対応する数の遊技球の払い出し、又は球貸ボタン26が操作された場
合に、所定数の遊技球の払い出しを行う払出指令を遊技制御装置500から受信した場合
に、受信した払出指令に基づいて、図示しない払出モータを制御する。なお、払出指令に
は、払い出す遊技球の数が含まれる。
ンド、確率情報コマンド、及びエラー指定コマンド等を、遊技の状況を示す遊技データと
して、出力I/F506を介して、演出制御装置550へ送信する。
。
)に基づいて、演出内容を決定して、表示装置53、及びスピーカ30を制御するととも
に、装飾制御装置610を介して装飾装置620、役物駆動SOL560(ソレノイド)
、及び役物駆動MOT(モータ)561を制御する。詳細は後述するが、これら装飾装置
620、役物駆動SOL560、及び役物駆動MOT561(総称して演出装置という)
によって、遊技の演出が行われる。また、演出制御装置550は、演出ボタン17から当
該演出ボタン17が操作されたことを示す信号が入力される。
554、音ROM555、VDP556、音LSI557、入出力I/F558、電源投
入検出回路559、マスタIC570、及びNORゲート回路590を備える。
割込信号(INT)として入力され、入力された指令信号に基づいて、各種演出を制御す
る主制御装置である。また、CPU551には、マスタIC570の後述するコントロー
ラから割込信号が入力されるとともに、VDP556から割込信号が入力される。
中断して、入力された割込信号に対応する処理を実行する。
されている。RAM553は、演出制御時にワークエリアとして利用される。
554はVDP556に接続されている。音ROM555には、スピーカ30から出力さ
れる音データが格納され、音ROM555は音LSI557に接続されている。
57は、スピーカ30からの音声出力を制御する回路である。
)と同期する同期信号を発生させる同期信号発生手段を備える。同期信号発生手段は、同
期信号を発生させるごとに、発生させた同期信号をCPU551に割込信号として入力す
る。
ート回路590に接続されるインタフェースであり、演出ボタン17からの操作信号、及
びモータ位置検出センサ510からのモータ位置検出信号をCPU551へ伝達するとと
もに、CPU551からのリセット信号をNORゲート回路590へ伝達する。
1特図変動表示ゲーム又は第2特図変動表示ゲームにおける演出で、遊技者によって操作
される。
回転したことを検出した場合に、モータ位置検出信号を出力するセンサである。
T端子、及び初期化を必要とする他の回路に接続される。初期化を必要とする他の回路と
は、例えば、VDP556や音LSI557などである。これらは、演出制御装置550
に電源が投入されて起動したときに、CPU551により初期化されるものである。
び入出力I/F558はバス563を介してそれぞれ接続されている。
C570の図示しないレジスタをデフォルト状態(すべて0)に初期化するリセット信号
を発生させ、発生させたリセット信号をNORゲート回路590へ出力する。
して入出力I/F558に出力し、入出力I/F558は入力されたリセット信号をNO
Rゲート回路590へ出力する。
、及びCPU551から入出力I/F558を介してNORゲート回路590へ入力され
るリセット信号は、いずれの場合にもロウレベルの状態である場合にリセットを指令する
信号として機能する。そのため、電源投入検出回路559及びCPU551の少なくとも
一方からNORゲート回路590にリセット信号が出力されていれば、NORゲート回路
590を介してリセット信号がマスタIC570に入力される。
る他の回路に接続されるため、NORゲート回路590にリセットが入力されると、マス
タIC570及び当該NORゲート回路590に接続される初期化を必要とする他の回路
が初期化される。
タIC570にのみ接続される。
して、指定したアドレスの装飾制御装置610に演出装置の制御内容を出力する。
及び接続線GND(図5参照)の5本の接続線を介して、中継基板(装飾制御装置)60
0に接続される。
するための接続線である。接続線Vactは、演出装置を駆動させるための電源(例えば
、LEDを発光させるための電源)を供給するための接続線である。接続線SDAは、演
出制御装置550と装飾制御装置610との間でデータを通信するための接続線であり、
本実施形態におけるデータ線として機能する。接続線SCLは、接続線SDAでのデータ
通信に用いられるクロック信号を入出力するための接続線であり、本実施形態におけるタ
イミング信号線として機能する。図5に示す接続線GNDは、接続線Vcc及び接続線V
actで供給される電源のグランドである。
の間と同じく、接続線Vcc、接続線Vact、接続線SDA、接続線SCL、及び接続
線GNDを介して接続される。
ライン双方向通信を行う。
には、まず、接続線SCLの信号レベルをHIGHに維持したまま、接続線SDAの信号
レベルをHIGHからLOWに変化させることにより、装飾制御装置610へのデータ出
力を開始するためのスタート条件を成立させる(装飾制御装置610に対してスタートコ
ンディションを発行する)。
CLの信号レベルがLOWである間に接続線SDAの信号レベルを送信データの最初のビ
ットのレベルに設定し、所定時間後に接続線SCLの信号レベルをLOWからHIGHに
変化させる。接続線SCLの信号レベルがHIGHに変化すると、装飾制御装置610は
接続線SDAの信号レベルを取り込んで、送信データの最初のビットとして認識する。次
いで、マスタIC570は、接続線SCLの信号レベルをHIGHからLOWに戻す。
ータが送信され、最終的にはこの手順が8回繰り返されることで、送信データの単位ビッ
トである8ビット全てがマスタIC570から装飾制御装置610へ送信される(1バイ
ト分のデータが送信される)。
Lの信号レベルをHIGHからLOWに戻した際に、接続線SDAを解放して装飾制御装
置610からの返答信号を受信することを待機する受信待機状態にする。
信号(後述するACK又はNACK)をマスタIC570に返す。次いで、マスタIC5
70は、接続線SCLの信号レベルをLOWからHIGHに変化させて返答信号のレベル
を取り込み、所定時間後に接続線SCLの信号レベルをHIGHからLOWに変化させる
と、装飾制御装置610は接続線SDAを解放する。
信とを交互に繰り返し、装飾制御装置610へ出力すべきデータがすべて出力されるまで
継続する。マスタIC570は、出力すべきデータの出力が終了した場合には、接続線S
CLの信号レベルをHIGHに維持したまま、接続線SDAの信号レベルをLOWからH
IGHに変更させることにより、装飾制御装置610へのデータ出力を終了するためのス
トップ条件を成立させる(装飾制御装置610に対してストップコンディションを発行す
る)。
タが一時的に記憶される記憶装置である。
610からマスタIC570に送信されたデータが、フィルタ575Aによりノイズが除
去されて入力用BUF571に一時的に記憶される。
一時的に記憶される。
で、バス563に接続され、CPU551からの指令を受けてリセット信号をコントロー
ラに出力する。コントローラは、マスタIC570を統括的に制御し、各種処理を実行す
る。
ドを、バイトモード又はバッファモードにするかを選択するためのレジスタである。
バイト送信する毎に、I2CI/Oエクスパンダ615からACK又はNACKを受信し
、ACK及びNACKの何れを受信した場合でも、マスタIC570からCPU551に
割込信号を出力するモードである。
のデータを、I2CI/Oエクスパンダ615へ1バイト毎送信し、その送信の都度、I2
CI/Oエクスパンダ615からACK又はNACKを受信するととともに、NACKを
受信した場合には、その時点で、割込信号をCPU551に出力するモードである。
れたすべてのデータが送信完了となった場合にのみ、割込信号をCPU551に出力し、
マスタIC570は、出力用BUF572に未送信のデータが残っている状態でI2CI
/Oエクスパンダ615からACKを受信したときには、割込信号をCPU551に出力
せずに、出力用BUF572から次の送信すべきデータを取り出して、I2CI/Oエク
スパンダ615へ出力する制御が繰り返される。
データをI2CI/Oエクスパンダ615へ出力する場合に用いられる。バッファモード
は、マスタIC570が、後述する発光制御データをI2CI/Oエクスパンダ615へ
出力する場合に用いられる。
受信した返答信号が、ACKであったのかNACKであったのかを識別するレジスタであ
る。マスタIC570は、CPU551に割込信号を出力する際に、I2CI/Oエクス
パンダ615から受信した返答信号に対応して、ステータスREG579の値を設定する
。
バ576Aは、接続線SDAからデータを出力する場合に、トランジスタ578Aが動作
可能な電圧をトランジスタ578Aに印加する。
て、接続線SDAはフィルタ575A及びトランジスタ578Aに接続されている。
用いられており、トランジスタ578Aのゲートはドライバ576Aに接続され、ドレイ
ンはプルアップ抵抗Rにより所定の電圧が印加された接続線SDAに接続され、ソースは
接地されている。
所定値よりも小さければ、ドレインとソースとの間に電流が流れないので、接続線SDA
に印加された電圧は降下せず、その結果、接続線SDAはHIGHレベルとなる。一方、
トランジスタ578Aのゲートに印加される電圧がトランジスタ578Aを動作させる所
定値以上であれば、所定値の電圧が印加されたドレインから接地されているソースへ電流
が流れることによって、接続線SDAの電圧が低下し、その結果、接続線SDAはLOW
レベルとなる。
流しても破損しない仕様のものを用いている。このため、接続線SDAには、通常のI2
Cバス使用で用いられる電流値よりもはるかに大きい10ミリアンペア程度の電流を流す
ことが可能であり、演出制御装置550と装飾制御装置610との間のデータ送信が、ノ
イズによる障害に耐えうる構成となっている。
Aにドレインとソースとの間に電流を流すためにトランジスタ578Aのゲートにトラン
ジスタ578Aが動作可能な値の電圧を印加する。そして、ドライバ576Aは、接続線
SDAの電圧を、HIGHレベル又はLOWレベルに設定することによって、データを接
続線SDAから出力する。
ドライバ576Bは、接続線SCLからデータを出力する場合に、トランジスタ578B
が動作可能な電圧をトランジスタ578Bに印加する。
、接続線SDAはフィルタ575B及びトランジスタ578Bに接続されている。
用いられており、トランジスタ578Bのゲートはドライバ576Bに接続され、ドレイ
ンはプルアップ抵抗Rにより所定の電圧が印加された接続線SCLに接続され、ソースは
接地されている。
所定値よりも小さければ、ドレインとソースとの間に電流が流れないので、接続線SCL
に印加された電圧は降下せず、その結果、接続線SCLはHIGHレベルとなる。一方、
トランジスタ578Bのゲートに印加される電圧がトランジスタ578Bを動作させる所
定値以上であれば、所定値の電圧が印加されたドレインから接地されているソースへ電流
が流れることによって、接続線SCLの電圧が低下し、その結果、接続線SCLはLOW
レベルとなる。
流しても破損しない仕様のものを用いている。そのため、接続線SCLには、通常のI2
Cバス使用で用いられる電流値よりもはるかに大きい10ミリアンペア程度の電流を流す
ことが可能であり、演出制御装置550と装飾制御装置610との間のデータ送信が、ノ
イズによる障害に耐えうる構成となっている。
578Bにドレインとソースとの間に電流を流すためにトランジスタ578Bのゲートに
トランジスタ578Bが動作可能な値の電圧を印加する。そして、ドライバ576Bは、
接続線SCLの電圧を、HIGHレベルとLOWレベルとに繰り返し変化させることによ
って、クロック信号を接続線SCLから出力する。
ット回路577内の電圧が所定値に達した場合に、入力用BUF571及び出力用BUF
572などの記憶領域をデフォルト状態にするためのリセット信号をコントローラに出力
する。
る、つまり最も上流側に位置するものである。
6で後述)によって制御され、電流を流すことによって光が点滅して演出を行う発光装置
であり、例えばLEDなどで構成される。役物駆動ソレノイド(SOL)560は、電流
が流れると往復動作する装置であり、遊技盤10に配置される図示しない装飾のための役
物を可動させて演出を行う。役物駆動モータ(MOT)561は、電流が流れると回転動
作する装置であり、可動役物60を可動させて演出を行う。役物駆動ソレノイド(SOL
)560及び役物駆動モータ(MOT)561も、装飾制御装置610に設けたI2CI
/Oエクスパンダ615によって制御される。
61が図示しない役物を可動させてもよい。
00以外の装飾制御装置610との接続方法は、図5で詳細を説明する。装飾制御装置6
10は、図6〜図10で詳細を説明する。
ある。なお、説明の都合上、装飾制御装置610として、1個の中継基板600と、6個
の装飾制御装置610A〜610Fを図示しているが、実際には、遊技機の仕様に対応し
て必要な数の装飾制御装置610が接続されている。
、及び接続線GND(以下、この5本の接続線を一つのハーネスという)を介して演出制
御装置550と接続される。
よって並列に接続される。
御装置610Bにはハーネスを介して装飾制御装置610Cが接続される。
装飾制御装置610Eにはハーネスを介して装飾制御装置610Fが接続される。
える。このコネクタは各装飾制御装置610で共通であるので、接続線を接続順の誤配線
を防止できる。
が装飾装置620を制御する方法について説明する。
出装置の出力態様を決定する。そして、演出制御装置550は、決定された出力態様とな
るように、制御対象となる装飾制御装置610の個別アドレス(I2CI/Oエクスパン
ダ615の個別アドレス)を含む演出制御データ(演出制御情報)を中継基板600に出
力する。このとき、演出制御データは、中継基板600を介して演出制御装置550に接
続されるすべての装飾制御装置610に対して接続線SDAから出力される。このため、
マスタIC570は、マスタIC570に接続されるすべての装飾制御装置610を制御
可能である。
の発光態様が演出装置の出力態様に相当する。この場合、演出制御データによって、LE
Dの点灯/点滅/消灯が指示され、同時に、LEDの点滅周期や点灯輝度も指示される。
データが入力されると、入力された演出制御データに含まれるアドレスと設定されている
個別アドレスとが一致するか否かを判定する。そして、入力された演出制御データに含ま
れるアドレスと設定されている個別アドレスとが一致すると判定された場合には、装飾制
御装置610のI2CI/Oエクスパンダ615は、演出制御データを取り込んで、対応
する装飾装置620の出力態様を制御するとともに、8ビット目のデータが入力された直
後に返答信号をマスタIC570に出力する。
CI/Oエクスパンダ615を初期化するためのリセット用アドレスが設定されている。
このリセットアドレスは、すべてのI2CI/Oエクスパンダ615に対して共通に設け
られたアドレスであり、個別アドレスとして使用することは不可能となっている。また、
このリセットアドレスの値を変更することもできないようになっている(詳細は後述する
)。
I/Oエクスパンダ615)を初期化する場合に、このリセット用の共通アドレスを含ん
だ初期化指示データを、中継基板600に出力する。このとき、初期化指示データ演出制
御データは、中継基板600を介して、演出制御装置550に接続されるすべての装飾制
御装置610に対して接続線SDAから出力される。
力されたデータに含まれるアドレスと、予め設定されているリセット用の共通アドレスと
が一致するか否かを判定する。入力されたデータに含まれるアドレスと、予め設定されて
いるリセット用の共通アドレスとが一致すると判定された場合には、装飾制御装置610
のI2CI/Oエクスパンダ615は、返答信号をマスタIC570に出力するとともに
、入力されたデータを初期化指示データとして取り込み、I2CI/Oエクスパンダ61
5自身を初期化する。
Oエクスパンダ615によって制御される演出装置はオフ状態となる。
うので、演出制御装置550と装飾制御装置610との関係は、演出制御装置550のマ
スタIC570がマスタであり、装飾制御装置610のI2CI/Oエクスパンダ615
がスレーブである。
たが、装飾制御装置610の制御対象が役物駆動SOL560や役物駆動MOT561で
あってもよい。この場合、演出装置がモータやソレノイドなどの駆動源となることから、
これらの駆動源の動作態様が、演出装置の出力態様に相当することになる。この場合、演
出制御データによって、駆動源の作動/停止が指示され、同時に動作速度も指示される。
装置610(図6の下側の装飾制御装置610)と、外部の装飾装置620に接続される
装飾制御装置610(図6の中央の装飾制御装置610)と、について説明する。
る。
飾装置20)を備える。接続線SDA及び接続線SCLは、装飾制御装置610内で二つ
に分岐し、一方は、そのまま次の装飾制御装置610に出力される。他方は、I2CI/
Oエクスパンダ615に接続される。
が接続される。I2CI/Oエクスパンダ615の出力側は、図7で説明するポート0〜
15によって構成される。さらに、装飾制御装置610のすべてのポートが、図8Aで後
述する電流制限抵抗R0〜R15を介して、内部のLEDに接続されている。なお、この
電流制限抵抗R0〜R15も、装飾制御装置610に備えられている。
れた演出制御データに含まれるアドレスと、当該I2CI/Oエクスパンダ615に設定
されている個別アドレスとが一致する場合にのみ、演出制御データに含まれる装飾データ
に基づいて、I2CI/Oエクスパンダ615に接続されている装飾装置620を制御す
る。
LEDを発光させるための電源)に相当するものである。
飾装置20)を備え、装飾制御装置610の外部に接続される装飾装置基板625に備わ
るLEDに電流を流すための接続線、装飾装置基板625のLEDに電源電圧Vledを
供給する接続線、及び、グランドに接地する接続線を介して、装飾制御装置610と装飾
装置基板625とが接続される。
を備えた基板である。この場合、装飾装置基板625に備えたLEDに接続される電流制
限抵抗(図8A)を、装飾装置基板625に設けることになるが、I2CI/Oエクスパ
ンダ615が備えられた装飾制御装置610に設けてもよい。
飾装置基板625へ渡されることになる、これらのLEDに電流を流すための接続線の数
が決定される。例えば、装飾装置基板625に二つのLEDを備えた場合には、I2CI
/Oエクスパンダ615のポートと対応するLEDとを接続するための2本の制御線と、
Vledを供給する電源線が1本とが、少なくとも必要となる。
演出制御装置550から入力された演出制御データに含まれるアドレスと、当該I2CI
/Oエクスパンダ615に設定されている個別アドレスとが一致する場合にのみ、演出制
御データに含まれる装飾データに基づいて、I2CI/Oエクスパンダ615に接続され
ている装飾装置620を制御する。この場合、中央の装飾制御装置610に設けられた装
飾装置620と、装飾装置基板625に設けられた装飾装置620の両方が、I2CI/
Oエクスパンダ615によって制御される。
LED)を分離させることで、離れた箇所に配置されたLEDであっても、共通のI2C
I/Oエクスパンダ615により制御することができる。
物駆動MOT561を接続し、これらを制御してもよいが、詳細は、図8Bで後述する。
る。
接続線SDAに接続されるフィルタ631、接続線SDAに接続されるドライバ632、
接続線SCLに接続されるフィルタ633、バスコントローラ634、出力設定レジスタ
635、出力コントローラ636、I2CI/Oエクスパンダ615の出力側の各ポート
0〜15に接続されるドライバ637、各ポート0〜15に接続されるトランジスタ63
8A〜638P、及びリセット信号発生回路639を備える。
イズを除去し、ノイズが除去されたデータをバスコントローラ634に出力する。ドライ
バ632は、返答信号を接続線SDAから出力する場合に、トランジスタ630が動作可
能な電圧をトランジスタ630に印加する。
スタ630が動作可能な電圧をトランジスタ630に印加する。
いられており、トランジスタ630のゲートはドライバ632に接続され、ドレインはプ
ルアップ抵抗R(図4参照)により所定の電圧が印加された接続線SDAに接続され、ソ
ースは接地されている。
値よりも小さければ、ドレインとソースとの間に電流が流れない。一方、トランジスタ6
30のゲートに印加される電圧がトランジスタ630を動作させる所定値以上であれば、
所定値の電圧が印加されたドレインから接地されているソースへ電流が流れることによっ
て、接続線SDAの電圧が低下する。なお、トランジスタ630は、10ミリアンペア程
度の電流をドレインからソースへ流しても破損しない仕様のものを用いている。
スタ630にドレインとソースとの間に電流を流すためにトランジスタ630のゲートに
トランジスタ630が動作可能な値の電圧を印加する。そして、ドライバ632は、接続
線SDAの電圧をHIGHからLOWへ繰り返し変化させることによって、データを接続
線SDAから出力する。
イズを除去し、ノイズが除去されたデータをバスコントローラ634に出力する。
わるアドレス設定用端子A0〜A3によって固有のアドレスが設定されており、バスコン
トローラ634に入力されている。さらに、I2CI/Oエクスパンダ615をリセット
するためのアドレスも、予め設定されている。
/Oエクスパンダ615に設定された固有のアドレスと一致するか否かを判定し、一致し
ている場合に当該データを演出制御データとして取り込む。
2CI/Oエクスパンダ615に予め設定されたリセット用のアドレスと一致するか否か
を判定し、入力されたデータのアドレスとI2CI/Oエクスパンダ615に予め設定さ
れたリセット用のアドレスとが一致している場合に当該データを初期化指示データとして
取り込み、当該I2CI/Oエクスパンダ615を初期化する。
の変化回数が8回に達し8ビット目のデータを取り込んだ後、SCL接続線の信号レベル
がHIGHからLOWへ変化すると、返答信号を接続線SDAからマスタIC570に出
力する。さらに、SCL接続線の信号レベルがLOWからHIGHへ変化することが確認
され、再度SCL接続線の信号レベルがHIGHからLOWへ変化すると、接続線SDA
を開放する。つまり、SCL接続線の信号レベルのLOWからHIGHへの変化回数が9
回になるタイミングで返答信号を出力する。
ート0〜15の出力状態が設定される。バスコントローラ634が接続線SDAから初期
化指示データを取り込んで、当該I2CI/Oエクスパンダ615が初期化された場合に
は、出力設定レジスタ635は、すべてのポート0〜15に電流が流れないように初期状
態に設定される。
ポートドライバ637を介して、各ポート0〜15に接続された演出装置に電流を流すこ
とによって、演出装置の出力状態を実際に制御する。この出力状態は、バスコントローラ
634が接続線SDAから演出制御データを取り込むと、取り込んだ演出制御データに指
定されている内容に更新される。
ジスタ638A〜638Pが動作可能な電圧を当該トランジスタに印加する。
8A及び図8Bに示すように演出装置を動作させるための電圧が印加された接続線に接続
するポート端子に接続され、ソースは接地されている。
638Pを動作させる所定値よりも小さければ、ドレインとソースとの間に電流が流れな
い。一方、638A〜638Pのゲートに印加される電圧がトランジスタ638を動作さ
せる所定値以上であれば、図8Aに示す電源Vled、又は図8Bに示す電源Vmotや
電源Vsolからゲートに印加されている所定の電圧が、トランジスタ638のドレイン
を介して接地されているソースへ電流が流れることによって、ポート端子に接続された演
出装置の出力状態を制御できる。
ンダ615のポート端子に接続された全ての演出装置を同時期に制御することが可能であ
るので、I2CI/Oエクスパンダ615のポート端子に接続された一つの演出装置を一
つのグループとして制御することができる。
に異なる個別アドレスが割り当てられているので、演出装置が複数のグループに分割され
た形態となっている。即ち、各装飾制御装置610に備わるI2CI/Oエクスパンダ6
15は、演出装置をグループ単位で制御可能なグループ単位制御手段として構成されてい
るものである。
を統括して制御するグループ統括制御手段として機能している。
接続線Vccと接続されるVcc端子、及び外部からのリセット信号を受け付けるRES
ET端子が接続されている。
電圧が所定値まで立ち上がった場合、リセット信号を発生させ、発生させたリセット信号
をバスコントローラ634、出力設定レジスタ635、及び出力コントローラ636に入
力する。
回路639はリセット信号を出力するので、演出制御装置550のCPU551から、N
ORゲート回路590を経由して、RESET端子からリセット信号を入力するようにし
てもよい。RESET端子を使用しない場合は、図8A及び図8Bに示すようにRESE
T端子はHIGHにプルアップされていてもよい。
I2CI/Oエクスパンダ615周辺の回路図である。
L端子、SDA端子、Vcc端子、A0〜A3端子、及びGND端子を備え、出力端子と
して、PORT0〜PORT15を備える。
給される電源が接続されている。このため、リセット端子に印加される電圧は常にHIG
Hに維持されている。
た、Vcc端子には、電源ノイズを除去するコンデンサCPが接続される。
ための端子である。なお、通常I2CI/Oエクスパンダ615のアドレスは、4ビット
で表現され、この端子にI2CI/Oエクスパンダ615の電源が印加されている場合に
はバスコントローラ634に「1」が設定され、この端子がグランドに接続されている場
合にはバスコントローラ634に「0」が設定される。
であり、図8Bに示すI2CI/Oエクスパンダ615のアドレスは「0110」である
。GND端子は、電圧をグランドするための端子である。
0〜LED15からなる装飾装置620に接続される。なお、PORT0にように、ポー
ト1個に対して1個のLEDを接続してもよいが、PORT1〜15のように、ポート1
個に対して複数個のLEDを接続してもよい。
5によって、最大で16個のLEDを制御できることになる。また、各ポートに接続され
るLEDの個数が異なる場合は、1個のポートに直列に接続された全てのLEDを1種類
のLEDということにすれば、1個のI2CI/Oエクスパンダ615によって、最大で
16種類のLEDを制御できることになる。
7参照)のゲートに対してドライバ637から電圧が印加されると、電圧が印加されたト
ランジスタ638A〜638Pのドレインからソースへ電流が流れることが可能になり、
PORT0端子〜PORT15端子に接続されるLED0〜LED15に電流が流れ、各
LED0〜LED15は点灯する。
れば、各LED0〜LED15に電流が流れない状態になり、各LED0〜LED15は
点灯しない。
EDの代わりに、モータやソレノイドを接続することも可能であるので、I2CI/Oエ
クスパンダ615を用いて、モータやソレノイドを駆動する場合について説明する。
を制御する装飾制御装置610のI2CI/Oエクスパンダ615周辺の回路図である。
動する各相の信号端子に、所定の電圧を順次印加することで回動する。本実施形態では、
役物駆動MOT561の各相の信号端子が、PORT0端子〜PORT3端子に接続され
る。
トランジスタ638A〜638Dのいずれかのゲートに対してドライバ637から電圧が
印加されると、電圧が印加されたトランジスタ638A〜638Dのドレインからソース
へ電流が流れることが可能になり、PORT0端子〜PORT3端子に接続される役物駆
動MOT561に電流が流れ、役物駆動MOT561が駆動する。
は分岐し、分岐した一方の接続線は、役物駆動MOT561に供給される電源にダイオー
ドD及びツェナダイオードZDを介して接続される。
0に接続されているPORT15端子に接続されるトランジスタ638Pのゲートに対し
てドライバ637から電圧が印加されると、電圧が印加されたトランジスタ638Pのド
レインからソースへ電流が流れることが可能になり、PORT15端子に接続される役物
駆動SOL560に電流が流れ、役物駆動SOL560が駆動する。
駆動SOL560の双方が接続されているが、一つのI2CI/Oエクスパンダ615に
対して、役物駆動MOT561及び役物駆動SOL560の少なくとも一方だけを接続し
た構成でもよい。
ダ615を専用に設けたり、ソレノイドだけを制御するグループとしてのI2CI/Oエ
クスパンダ615を専用に設けるようにしてもよい。このような構成により、同一グルー
プに属する演出装置を同じタイミングで制御することが可能となるので、高速処理が必要
な演出装置だけをグループ化して効率よく制御することも可能となる。
る。
びI2CI/Oエクスパンダ615を備える。
クタであり、コネクタ602A、602Bは、中継基板600よりも下流の装飾制御装置
610に接続される。
タ601から延びる内部接続線SDA911は分岐901で第1接続線SDA921と第
2接続線SDA931とに分岐する。第1接続線SDA921は下流コネクタ602Aに
接続され、第2接続線SDA931は下流コネクタ602Bに接続される。
続線SCL922と第2接続線SCL932とに分岐する。第1接続線SCL922は下
流コネクタ602Aに接続され、第2接続線SCL932は下流コネクタ602Bに接続
される。
931は分岐903で分岐し、分岐した第2接続線SDA931はI2CI/Oエクスパ
ンダ615の図8A及び図8に示すSDA端子に接続される。また、接続線SCLをI2
CI/Oエクスパンダ615に接続するために、第2接続線SCL932は分岐904で
分岐し、分岐した第2接続線SCL932はI2CI/Oエクスパンダ615の図8A及
び図8Bに示すSCL端子に接続される。
圧となる電圧Vccが供給されている。また、図9では図示されていないが、I2CI/
Oエクスパンダ615からは、中継基板600に設けたLED(装飾装置200)を駆動
する各ポート0〜15の信号線(図8A参照)が出力されている。
CL932が接続されるとしたが、第1接続線SDA921及び第1接続線SCL922
に接続されてもよい。
力する信号、及び上流のマスタIC570から中継基板600のI2CI/Oエクスパン
ダ615へ接続線SDAを介して入力される信号のノイズを除去するために、内部接続線
SDA911にはツェナダイオードZD941が接続されている。
A911はツェナダイオードZD941のカソード側に接続され、ツェナダイオードZD
941のアノード側は接地されている。
ノイズ信号)は、ツェナダイオードZD941によって逃がされる。
へ接続線SCLを介して入力される信号のノイズを除去するために、内部接続線SCL9
12にはツェナダイオードZD942が接続されている。
L912はツェナダイオードZD942のカソード側に接続され、ツェナダイオードZD
942のアノード側は接地されている。
ノイズ信号)は、ツェナダイオードZD942によって逃がされる。
た装飾制御装置610に接続線SDAを介して出力する信号、及び下流コネクタ602A
に接続された装飾制御装置610から中継基板600のI2CI/Oエクスパンダ615
へ接続線SDAを介して入力される信号のノイズを除去するために、第1接続線SDA9
21にはツェナダイオードZD943が接続されている。
A921はツェナダイオードZD943のカソード側に接続され、ツェナダイオードZD
943のアノード側は接地されている。
ノイズ信号)は、ツェナダイオードZD943によって逃がされる。
2接続線SDA931にもツェナダイオード945が接続される。
接続された装飾制御装置610へ接続線SCLを介して入力される信号のノイズを除去す
るために、第1接続線SCL922にはツェナダイオードZD944が接続されている。
L922はツェナダイオードZD944のカソード側に接続され、ツェナダイオードZD
944のアノード側は接地されている。
ノイズ信号)は、ツェナダイオードZD944によって逃がされる。
2接続線SCL932にもツェナダイオードZD946が接続される。
に接続される下流側の接続線SDAの電圧をプルアップするためのプルアップ抵抗R95
1が、第1接続線SDA921に接続される。同じく、マスタIC570に接続される上
流側の接続線SCL、及び装飾制御装置610に接続される下流側の接続線SCLの電圧
をプルアップするためのプルアップ抵抗R952が、第1接続線SDA922に接続され
る。
A921はプルアップ抵抗R951に接続される。同じく第1接続線SCL922は分岐
910で分岐し、分岐した第1接続線SCL922はプルアップ抵抗R952に接続され
る。
952は、中継基板600が備えなくてもよく、マスタIC570が備えてもよいし、中
継基板600以外の装飾制御装置610が備えてもよい。要するに、接続線SDA及び接
続線SCLを駆動するトランジスタのドレインの端子に、電圧Vccを供給できる箇所で
あれば、どこでもよい。
に接続される上流コネクタ601のVcc端子から延びる内部接続線Vcc971と、上
流コネクタ601のGND端子から延び、接地されている内部接続線GND972とは、
平滑コンデンサC961及びバイパスコンデンサ962を介して接続されている。
バイパスコンデンサCP962は、電源の電圧のノイズを除去するためのコンデンサであ
る。
、平滑コンデンサC961により電圧が平滑化され、バイパスコンデンサ962によりノ
イズが除去されて、I2CI/Oエクスパンダ615に供給される。
73と、GND端子から延びる内部接続線GND974とは、平滑コンデンサC961及
びバイパスコンデンサ962を介して接続されている。これによって、平滑化され、ノイ
ズが除去された電圧が下流の装飾制御装置610に接続される接続線Vccに印加される
。
図である。
下流コネクタ612を備える。
接続される。下流コネクタ612には、下流側の装飾制御装置610に接続するバスが接
続される。
SDA1011によって接続されている。また、上流コネクタ611のSCL端子と下流
コネクタ612のSCL端子とは、内部接続線SCL1012によって接続されている。
1011は分岐1001で分岐し、分岐した内部接続線SDA1011はI2CI/Oエ
クスパンダ615の図8A及び図8に示すSDA端子に接続される。また、接続線SCL
をI2CI/Oエクスパンダ615に接続するために、内部接続線SCL1012は分岐
1002で分岐し、分岐した内部接続線SCL1012はI2CI/Oエクスパンダ61
5の図8A及び図8Bに示すSCL端子に接続される。
圧となる電圧Vccが供給されている。また、図10では図示されていないが、I2CI
/Oエクスパンダ615からは、当該装飾制御装置610に係わるLED(装飾装置20
0)を駆動する各ポート0〜15の信号線(図8A参照)が出力されている。
11に接続された上流の装飾制御装置610又は中継基板600に接続線SDAを介して
出力する信号、及び上流コネクタ611に接続された上流の装飾制御装置610又は中継
基板600から図10に示す装飾制御装置610のI2CI/Oエクスパンダ615へ接
続線SDAを介して入力される信号のノイズを除去するために、内部接続線SDA101
1にはツェナダイオードZD1041が接続されている。
SDA1011はツェナダイオードZD1041のカソード側に接続され、ツェナダイオ
ードZD1041のアノード側は接地されている。
のノイズ信号)は、ツェナダイオードZD1041によって逃がされる。
から図10に示す装飾制御装置610のI2CI/Oエクスパンダ615へ接続線SCL
を介して入力される信号のノイズを除去するために、内部接続線SCL1012にはツェ
ナダイオードZD942が接続されている。
SCL1012はツェナダイオードZD1042のカソード側に接続され、ツェナダイオ
ードZD1042のアノード側は接地されている。
のノイズ信号)は、ツェナダイオードZD1042によって逃がされる。
12に接続された下流の装飾制御装置610に接続線SDAを介して出力する信号、及び
下流コネクタ612に接続された下流の装飾制御装置610から図10に示す装飾制御装
置のI2CI/Oエクスパンダ615へ接続線SDAを介して入力される信号のノイズを
除去するために、内部接続線SDA1011にはツェナダイオードZD1043が接続さ
れている。
SDA1011はツェナダイオードZD1043のカソード側に接続され、ツェナダイオ
ードZD1043のアノード側は接地されている。
のノイズ信号)は、ツェナダイオードZD1043によって逃がされる。
ネクタ612に接続された下流の装飾制御装置610へ接続線SCLを介して入力される
信号のノイズを除去するために、内部接続線SCL1012にはツェナダイオードZD1
044が接続されている。
SCL1012はツェナダイオードZD1044のカソード側に接続され、ツェナダイオ
ードZD1044のアノード側は接地されている。
のノイズ信号)は、ツェナダイオードZD1044によって逃がされる。
ccに接続される上流コネクタ611のVcc端子から延びる内部接続線Vcc1071
と、上流コネクタ611のGND端子から延び、接地されている内部接続線GND107
2とは、平滑コンデンサC1061及びバイパスコンデンサ1062を介して接続されて
いる。
り、バイパスコンデンサCP1062は図9に示すバイパスコンデンサ962と同じコン
デンサである。
D端子から延びる内部接続線GND1074とは、平滑コンデンサC1061及びバイパ
スコンデンサ1062を介して接続されている。
力されるデータに含まれるスレーブアドレス1100の説明図である。
5ビットからなる可変アドレス部1102を含む。
ンダ615が変更できないアドレスである。
あり、制御対象となるI2CI/Oエクスパンダ615のA0〜A3の端子に設定されて
いるパターンに対応した4ビットのI2CI/Oエクスパンダアドレス1103と、当該
データが読み出し要求であるのか書き込み要求であるのかを示す1ビットのR/W識別デ
ータ1104と、が含まれる。
要求であるので、R/W識別データ1104には、通常「0」が登録される。
00の説明図である。
理されるテーブルである。I2CI/Oエクスパンダアドレステーブル1200は、スレ
ーブアドレス1201とI2CI/Oエクスパンダアドレス1202との対応関係を示し
ている。
れる装飾制御装置610のスレーブアドレスが格納されている。スレーブアドレスは、図
13で前述したように、上位3ビットからなる固定アドレス部と、4ビットのI2CI/
Oエクスパンダアドレスと、1ビットのR/W識別データとを組み合わせて構成される。
各スレーブアドレスに対応する4ビットのI2CI/Oエクスパンダアドレスが登録され
る。
ス「1011」は、各I2CI/Oエクスパンダ615を相互に識別するための固有のア
ドレスとしては使用できない。
るアドレス(オールコールアドレス)の電源投入時のデフォルト値として用いられる。「
1011」はソフトウェアによって、マスタIC570に接続されている全ての装飾制御
装置610を無条件にリセットする場合に用いられる共通アドレスである。
アドレスは14個であるために、演出制御装置550は、14個のI2CI/Oエクスパ
ンダ615を制御できる。また、一つの装飾制御装置610は、PORT0〜PORT1
5を備えるので、16個(言い換えれば16種類)のLEDを制御できる。よって、演出
制御装置550は、224個(言い換えれば224種類)のLEDを制御できる。
定レジスタ635(図7参照)に割り当てられたワークレジスタを説明するための図であ
る。
バイスレジスタ)と、コントロールレジスタ(制御レジスタ)とが割り当てられている。
ワークレジスタは、I2CI/Oエクスパンダ615に対して予め定義されている設定を
行うための情報や、I2CI/Oエクスパンダ615に接続されている演出装置(例えば
、LED)の出力態様を特定するための情報を記憶するものである。また、コントロール
レジスタは、ワークレジスタへのデータ書き込み手順を規定する情報を記憶するものであ
る。
て記憶する構成となっており、各記憶領域毎に異なるレジスタ番号が付与されている。
与されており、また、レジスタ番号が「01h」となる記憶領域には、「MODE2」と
いうレジスタ名が付与されている。レジスタ番号「00h」及び「01h」の記憶領域に
値が書き込まれると、書き込まれた値に基づいて、I2CI/Oエクスパンダ615の初
期設定が行われる。
15」というレジスタ名が付与されている。レジスタ番号「02h」〜「11h」の記憶
領域のいずれかに値が書き込まれると、I2CI/Oエクスパンダ615に接続される発
光装置を構成する16個のLEDのうち、値が書き込まれたレジスタ番号に対応するLE
Dの輝度が、書き込まれた値に基づいて調整される。例えば、レジスタ番号「02h」の
記憶領域に値が書き込まれた場合には、図8Aに示すポート0に接続されたLED0の輝
度が調整される。
、役物駆動SOL560が接続されるポートに対応するレジスタ番号の記憶領域には、役
物駆動SOL560を通電して作動するか、通電せずに未作動状態にするかを示す値が書
き込まれる。
、役物駆動MOT561が接続されるポートに対応するレジスタ番号の記憶領域には、役
物駆動MOT561の目標回転位置を示す値が書き込まれる。
付与され、レジスタ番号が「13h」となる記憶領域には、「GRPFREQ」というレ
ジスタ名が付与されている。レジスタ番号「12h」及び「13h」の記憶領域に値が書
き込まれると、書き込まれた値に基づいて、全体のLED(16個のLED)の点滅パタ
ーンが設定される。
LEDのオン・オフ比率であるデューティサイクルが設定され、レジスタ番号「13h」
の記憶領域に値が書き込まれた場合には、全体のLEDの点滅周期が設定される。
が付与されている。レジスタ番号「14h」の記憶領域に値が書き込まれると、書き込ま
れた値に基づいて、LED0〜LED3の出力状態が設定される。
が付与されている。レジスタ番号「15h」の記憶領域に値が書き込まれると、書き込ま
れた値に基づいて、LED4〜LED7の出力状態が設定される。
が付与されている。レジスタ番号「16h」の記憶領域に値が書き込まれると、書き込ま
れた値に基づいて、LED8〜LED11の出力状態が設定される。
が付与されている。レジスタ番号「17h」の記憶領域に値が書き込まれると、書き込ま
れた値に基づいて、LED12〜LED15の出力状態が設定される。
SUBADR3」というレジスタ名が付与されている。レジスタ番号「18h」〜「1A
h」の記憶領域に値が書き込まれると、書き込まれた値に基づいて、第1サブアドレス〜
第3サブアドレスが設定される。
スタ名が付与されている。レジスタ番号「1Bh」の記憶領域に値が書き込まれると、書
き込まれた値に基づいて、オールコールアドレスが設定される。
Lを介して出力するデータのスタート条件及びストップ条件の説明図である。
570は、装飾制御装置610にデータを出力する際に、接続線SCLの信号レベルをL
OWからHIGHに変化させ、装飾制御装置610が接続線SDAのデータを取り込むた
めのストローブ信号として作用させる。
Lのクロック信号に合わせて接続線SDAからデータが出力される。
DAの信号レベルをHIGHからLOWに変化させることで、データの出力が開始するこ
とを示すスタート条件となる信号を出力する。
CLからスタート条件となる信号が入力されると、データの出力が開始することを把握す
る。
DAの信号レベルをLOWからHIGHに変化させることで、データの出力が終了するこ
とを示すストップ条件を示す信号を出力する。
と、データの出力が終了することを把握する。
れた装飾制御装置610が返答信号を出力するタイミングチャートである。
回数を計数し、接続線SCLのクロック信号に合わせて接続線SDAから入力されるデー
タを取り込む。
ルの変化回数が9回に達する直前に、返答信号をマスタIC570に接続線SDAを介し
て出力する。換言すると、装飾制御装置610は、接続線SDAから8ビット目のデータ
を取り込んだ後に、接続線SCLの信号レベルがHIGHからLOWに変化することを契
機に、返答信号を当該接続線SDAを介して出力する。
号)はLOWレベルによって示され、データの受信に失敗したことを示す返答信号(NA
CKの返答信号、図ではACK出力なしに相当)はHIGHレベルによって示される。
8回変化すると、接続線SDAを解放することによって、装飾制御装置610から返答信
号の入力を待機する。そして、マスタIC570は、接続線SDAを解放したまま、接続
線SCLの信号レベルを変化させて、装飾制御装置610からの返答信号を取り込む。
合の接続線SDA及び接続線SCLの信号レベルのタイミングチャートである。
ベルをHIGHに維持したまま、接続線SDAの信号レベルをHIGHからLOWに変化
させることによって、スタート条件を示す信号を出力し、これからデータを出力すること
を装飾制御装置610に通知する。
のスレーブアドレスを出力する。次に、マスタIC570は、読み出し要求である書き込
み要求であるかを示すデータを8ビット目に出力する。
きに、装飾制御装置610から返答信号が入力されるので、ACKの返答信号であれば接
続線SDAの信号レベルがLOWに変化し、NACKの返答信号であれば接続線SDAの
信号レベルがHIGHに変化する。
ト数で出力する。マスタIC570は、データの8ビット目を出力した後、ACKの返答
信号が入力されるのを待ってデータの9ビット目を出力する。以降、8の倍数番目に相当
するビットのデータを出力すると、ACKの返答信号が入力されるのを確認してから、(
8の倍数+1)番目のビットを出力し、全データが出力されるまで繰り返す。
間経過してもACKの返答信号が入力されない場合には、データの送信に失敗したものと
みなして、再度スタート条件を送信する。次いで、接続線SDAを介して、再度アドレス
データを出力し、ACKの返答信号を確認しながら、もう一度、データを1ビット目から
出力する。
答信号が入力されるのを待って、ストップ条件を示す信号を出力する。
出力するまでの間に、合計24ビット(スレーブアドレス8ビット、データ16ビット)
のデータを出力しているが、24ビット以上であってもよいし、24ビット以下であって
もよい。
指定して装飾制御装置610に演出制御データを設定する場合において、マスタIC57
0とI2CI/Oエクスパンダ615との間で授受されるデータのフォーマットを説明す
る図である。
装置610のアドレス「A0〜A6」と、当該データが読み出し要求であるのか書き込み
要求であるのかを示す1ビットのR/W識別データとが含まれる。このアドレス「A0〜
A6」のうち、「A4〜A6」は値「110」となる固定アドレス部であり、「A0〜A
3」はI2CI/Oエクスパンダ615のA0〜A3の端子に設定されているアドレスに
相当する(図8参照)。なお、このデータ1801は、図16における「ADRESS」
及び「R/W」に対応するものである。
出力設定レジスタ635(図7参照)に割り当てられているコントロールレジスタへの設
定データが含まれる。このデータ1802は、図16において1番目に送信される「DA
TA」に対応するものである。
らなり、上位3ビット「AI0〜AI2」が出力設定レジスタ635のワークレジスタへ
の書き込み又は読み出し方法を指定する自動書込パラメータであり、下位5ビット「D0
〜D4」がワークレジスタにおけるアクセス開始位置(書き込みを開始する先頭位置、又
は読み出しを開始する先頭位置)を指定するレジスタアドレスである。
セス開始位置の領域のみをアクセス(オートインクリメントを禁止)するのか、指定する
アクセス開始位置の領域に隣接する領域も含んでアクセス(オートインクリメントを許可
)するのかを指定するパラメータであり、具体的には「000」、「100」、「101
」、「110」、「111」の何れかの値を設定することができる。
、レジスタアドレスが指定するアクセス開始位置の領域のみにアクセスし、開始位置以外
の領域にはアクセスしない。例えば、レジスタアドレスが「10100」であれば、レジ
スタ番号が「14h」となる記憶領域のみにアクセスし、他の記憶領域にはアクセスしな
い。
、レジスタアドレスが指定するアクセス開始位置の領域にアクセスした後は、レジスタ番
号が増加する方向に領域を移動しながら順にアクセスを繰り返す。そして、レジスタ番号
が最終の「1Bh」となる記憶領域にアクセスした後は、レジスタ番号が「00h」とな
る記憶領域にアクセスし、再度、レジスタ番号が増加する方向に領域を移動しながら順に
アクセスを繰り返す。例えば、レジスタアドレスが「10100」であれば、レジスタ番
号が「14h」となる記憶領域にアクセスした後は、レジスタ番号が「15h」→「16
h」→・・→「1Bh」→「00h」→「01h」→・・となる領域(即ち、全ての領域
)に、繰り返しアクセスする。
の値を設定した場合と同様に、レジスタアドレスが指定するアクセス開始位置の領域にア
クセスした後は、レジスタ番号が増加する方向に領域を移動しながら順にアクセスを繰り
返す。但し、一旦、レジスタ番号が「11h」となる記憶領域にアクセスした後は、レジ
スタ番号が「02h」となる記憶領域にアクセスし、以降、レジスタ番号が「02h」〜
「11h」となる区間の記録領域(LEDの輝度調整に関する領域)に繰り返しアクセス
する。例えば、レジスタアドレスが「10100」であれば、レジスタ番号が「14h」
となる記憶領域にアクセスした後は、レジスタ番号が「15h」→「16h」→・・→「
1Bh」→「00h」→「01h」→・・となる領域に、順にアクセスする。そして、レ
ジスタ番号が「11h」となる記憶領域にアクセスした後は、レジスタ番号が「02h」
→「03h」→・・→「11h」→「02h」→「03h」→・・となる領域に、繰り返
しアクセスする。
の値を設定した場合と同様に、レジスタアドレスが指定するアクセス開始位置の領域にア
クセスした後は、レジスタ番号が増加する方向に領域を移動しながら順にアクセスを繰り
返す。但し、一旦、レジスタ番号が「13h」となる記憶領域にアクセスした後は、レジ
スタ番号が「12h」となる記憶領域にアクセスし、以降、レジスタ番号が「12h」〜
「13h」となる区間の記録領域(LEDの点滅周期に関する領域)を繰り返しアクセス
する。例えば、レジスタアドレスが「10100」であれば、レジスタ番号が「14h」
となる記憶領域にアクセスした後は、レジスタ番号が「15h」→「16h」→・・→「
1Bh」→「00h」→「01h」→・・となる領域に、順にアクセスする。そして、レ
ジスタ番号が「13h」となる記憶領域にアクセスした後は、レジスタ番号が「12h」
→「13h」→「12h」→「13h」→・・となる領域に、繰り返しアクセスする。
の値を設定した場合と同様に、レジスタアドレスが指定するアクセス開始位置の領域にア
クセスした後は、レジスタ番号が増加する方向に領域を移動しながら順にアクセスを繰り
返す。但し、一旦、レジスタ番号が「13h」となる記憶領域にアクセスした後は、レジ
スタ番号が「02h」となる記憶領域にアクセスし、以降、レジスタ番号が「02h」〜
「13h」となる区間の記録領域(LEDの輝度及び点滅周期に関する領域)に繰り返し
アクセスする。例えば、レジスタアドレスが「10100」であれば、レジスタ番号が「
14h」となる記憶領域にアクセスした後は、レジスタ番号が「15h」→「16h」→
・・→「1Bh」→「00h」→「01h」→・・となる領域に、順にアクセスする。そ
して、レジスタ番号が「13h」となる記憶領域にアクセスした後は、レジスタ番号が「
02h」→「03h」→・・→「13h」→「02h」→「03h」→・・となる領域に
、繰り返しアクセスする。
タへの設定データ1803が出力される。この設定データ1803は、図16において2
番目以降に送信される「DATA」に対応するものである。
タアドレスが指定する1箇所の記憶領域を更新するために必要な8ビットのデータとなる
。自動書込パラメータを「000」以外の値とした場合には、この設定データ1803は
、レジスタアドレスが指定する記憶領域を先頭に、複数の領域を繰り返し更新するために
必要な8の倍数となるビットのデータとなる。
指定して装飾制御装置610に演出制御データを設定する場合において、マスタIC57
0とI2CI/Oエクスパンダ615との間で授受される演出制御データに具体的な数値
を適用したものである。本図では、オートインクリメントを禁止して、ワークレジスタの
1箇所の記憶領域だけを更新する演出制御データを例示しており、I2CI/Oエクスパ
ンダ615のPORT0端子〜PORT3端子に接続されるLEDの発光状態を更新する
場合を想定している。
0のI2CI/Oエクスパンダ615のスレーブアドレスを示す「1101100」が割
り当てられている。
力データを設定するために割り当てられているI2CI/Oエクスパンダ615の出力設
定レジスタ635のコントロールレジスタに設定される値が含まれる。
されるLEDの発光状態を設定するので、レジスタアドレスにはLEDOUT0(アドレ
ス=10100)を指定することにする。
指定されている。
て制御される装飾装置620の発光態様を設定するデータが含まれる。具体的には、LE
DOUT0レジスタに設定されるデータが割り当てられている。これにより、I2CI/
Oエクスパンダ615のPORT0端子〜PORT3端子に接続されるLEDの発光状態
(点灯、消灯、点滅など)が指定され、指定された状態でLEDが発光する。
のLEDの発光状態が制御されるが、I2CI/Oエクスパンダ615の他のPORT端
子(PORT4〜PORT15)も、コントロールレジスタに書き込むデータ1902の
値を指定して、出力データ1903を設定することで制御可能である。PORT端子に、
モータやソレノイドが接続されていても、同様に制御される。
本図では、オートインクリメントを許可して、ワークレジスタの全ての記憶領域を更新す
る場合を想定しており、演出制御データに含まれる各データの送信順序を規定している。
可能な8ビットのデータ(図18のデータ1901と同一フォーマットのデータ)を送信
する。
ジスタ635のコントロールレジスタに設定されるデータ(図18のデータ1902と同
一フォーマットのデータ)を送信する。本図においては、オートインクリメントを許可し
てワークレジスタの全ての記憶領域を更新するため、自動書込パラメータには「100」
が指定され、書き込み先又は読み出しの開始位置を指定するレジスタアドレスには、ワー
クレジスタの先頭領域となる「00h」が指定される。
10のI2CI/Oエクスパンダ615においては、レジスタ番号が「00h」の記憶領
域(MODE1レジスタ)が最初に更新されることになる。
スタに書き込む値(合計8ビット)を送信する。I2CI/Oエクスパンダ615は、当
該書き込み値を受信するとMODE1レジスタの値を更新し、レジスタ番号をインクリメ
ントして次の「01h」の記憶領域(MODE2レジスタ)を更新するための準備をする
。
信し、以降、レジスタ番号が「02h」〜「1Bh」となる残りの記憶領域のレジスタに
対して、順に設定値を送信する。I2CI/Oエクスパンダ615は、当該書き込み値を
受信する毎に対応するレジスタの値を更新し、レジスタ番号をインクリメントして次の記
憶領域を更新するための準備を繰り返すことで、ワークレジスタに割り当てられた「00
h」〜「1Bh」の全てのレジスタの値が更新される。
記憶領域を更新すると、レジスタ番号は「00h」に変更して、MODE1レジスタの更
新を待つ状態となる。
15を初期化するときに、マスタIC570からI2CI/Oエクスパンダ615へ送信
される初期化指示データのデータフォーマットを説明する図である。
初期化を行うように指示すると、マスタIC570は、配下に接続している全ての装飾制
御装置610に初期化指示データを送信する。
0」と、共通アドレスであるリセットアドレス「1011」(図12参照)とが含まれる
。なお、このデータ2001は、図16における「ADRESS」に対応するものであり
、「R/W」のビットには、書き込みを示す「0」が設定される。
力さて、次に出力される8ビットのデータ2003では、第2所定値「01011010
」が出力される。なお、このデータ2002は、図16において1番目に送信される「D
ATA」に対応し、データ2003は、図16において2番目に送信される「DATA」
に対応する。
アドレス、第1所定値、及び第2所定値から構成される初期化指示データを受信すると、
自身の初期化を行う。
マスタIC570がリセットアドレス「1011」を送信していないにもかかわらず、ノ
イズなどの影響で、I2CI/Oエクスパンダ615が誤ってリセットアドレス「101
1」を取り込んでしまい、誤ったタイミングで初期化が行われることを防止するためであ
る。
2CI/Oエクスパンダ615に共通なアドレスである。そのため、リセットアドレスを
含んだ初期化指示データを1回送信するだけで、全て(複数)のI2CI/Oエクスパン
ダ615を選択して初期化することになるので、I2CI/Oエクスパンダ615を個別
に選択して初期化を指示する方法と比較すると、高速に初期化を指示することが可能とな
る。
よい。また、第1所定値及び第2所定値のいずれかが1回送信されるようにしてもよい。
判定テーブル2100は、演出制御装置550のマスタIC570と当該マスタIC57
0に接続されるI2CI/Oエクスパンダ615との接続状態を監視するものであり、接
続状態の確認結果に対応して、該当するI2CI/Oエクスパンダ615に対応した後述
のエラーフラグ2105が設定される。
ス2102、エラーカウンタ2103、比較値2104、及びエラーフラグ2105を含
む。
エクスパンダ615のA0〜A3の端子に設定されているアドレス(図8参照)に対応し
ている。
ブル1200に登録されているスレーブアドレスが登録される。
の演出制御データの送信に対して、I2CI/Oエクスパンダ615からのACKが受信
できたか否かを監視した際に、このACKの受信に2回連続して失敗するとインクリメン
トされるものである。
I2CI/Oエクスパンダ615との接続状態に異常が発生したか否かを示すエラーフラ
グが登録される。
登録された所定値に達した場合に、エラーフラグ2105にONが設定されて当該エント
リのI2CI/Oエクスパンダ615に異常が発生したことが登録される。
エクスパンダ615は、図8Bに示すように、役物駆動SOL560や役物駆動MOT5
61といった可動装置を制御している。そこで、このI2CI/Oエクスパンダ615を
備える装飾制御装置610を、可動制御装置(可動グループ単位制御手段)ということに
する。
/Oエクスパンダ615は、図8Aに示すように、LED等の発光装置を制御している。
そのため、このI2CI/Oエクスパンダ615を備える装飾制御装置610を、前述の
可動制御装置と区別するために、発光制御装置(発光グループ単位制御手段)ということ
にする。
0110」)のエントリが存在せず、発光制御装置のエントリのみが登録されている。
可動役物60が動作可能な範囲を超えて可動してしまい、可動役物60及び可動役物付近
の部材を破損してしまうことを防止するため、発光制御装置よりも短時間で異常判定する
必要がある。そのため、可動制御装置の接続監視タイミングと発光制御装置の接続監視タ
イミングとが異なるので、換言すると、可動制御装置の接続監視の構成と発光制御装置の
接続監視の構成とが異なるので、異常判定テーブル2100から可動制御装置のエントリ
が除外されているのである。
2参照)は、VDP割込(約33.3ms周期)に同期して実行されるようし、可動制御
装置のデータ出力処理をタイマ割込(2ms周期)に同期して実行されるようにしている
。
スパンダ615への2回目の演出制御データの送信に対して、当該I2CI/Oエクスパ
ンダ615からのACKが受信できなければ、エラーカウンタ2103がインクリメント
される。
が33msで、比較値2104が「300」であるので、33.3ms×300≒10s
で発光制御装置に異常が発生したことを検出する。
sであり、後述するように、次の実行周期を待つことなく、異常が発生したことを検出す
るので、極めて短時間(2ms程度の時間)で可動制御装置に異常が発生したことを検出
できる。
、可動制御装置に異常が発生したことを発光制御装置に異常が発生したことよりも早く検
出することができるので、可動役物60が動作可能な範囲を超えて可動してしまい、可動
役物60及び可動役物付近の部材を破損してしまうことを防止できる。
光制御装置に関する異常判定に時間を要しても問題が生じることはない。
を短縮し、他の装飾制御装置610の異常判定を余裕のある周期で行うので、処理負担の
バランスを考慮した異常判定処理を実行することが可能となる。
ドレス「0111」を装飾制御装置610に付与することも可能であるが、本実施形態で
は、この「0111」のアドレスは使用しないため、I/Oエクスパンダアドレス210
1に登録されない。
あるが、一つのマスタIC570には14個すべてのI2CI/Oエクスパンダ615が
接続されなくてもよい。例えば、本実施形態では、上述したように、図20に示す異常判
定テーブル2100に対応するマスタIC570には、13個のI2CI/Oエクスパン
ダ615が接続されるようになっている。
70に接続可能なI2CI/Oエクスパンダ615であり、かつ遊技の演出を行う可能性
のある装飾装置620を制御する装飾制御装置610のI2CI/Oエクスパンダ615
である。
タIC570に接続可能なI2CI/Oエクスパンダ615であって、かつ、遊技の演出
を行う可能性のある装飾装置620を制御する装飾制御装置610のI2CI/Oエクス
パンダ615のアドレスが登録される。
/Oエクスパンダ615がマスタIC570に実際に接続されておらず、一部のアドレス
のI2CI/Oエクスパンダ615のみがマスタIC570に接続されている。
5がマスタIC570に接続されていなく、その他のアドレスのI2CI/Oエクスパン
ダ615はマスタIC570に接続されているものとする。
に登録されたすべてのアドレスに対して、装飾制御データを送信するので、I/Oエクス
パンダアドレス2101に登録されたアドレスのI2CI/Oエクスパンダ615であれ
ば、マスタIC570に接続されても、接続されなくても、同じ制御プログラムで、マス
タIC570に接続されたI2CI/Oエクスパンダ615を制御できる。
I2CI/Oエクスパンダ615が14個存在すれば、当該14個のI2CI/Oエクスパ
ンダ615にアドレスが付与され、当該マスタIC570に14個のI2CI/Oエクス
パンダ615が接続されてもよい。
ある。
て実行される。
01〜2210の処理を実行した後、VDP556から画像更新周期と同期する同期信号
(例えば、33ms秒周期の同期信号)がCPU551に入力されるまで待機する。そし
て、以降は、VDP556から画像更新周期と同期する同期信号がCPU551に入力さ
れる毎に、ステップ2204〜2210の処理を繰り返し実行する。
01)。このとき、当該演出制御装置550への電源投入時を基点として、CPU551
からVDP556や音LSI557に出力される、初回の制御データも生成される。
装飾制御装置610、を初期化するI2C初期リセット処理を実行する(2202)。I2
C初期リセット処理は、図23で詳細を説明する。このI2C初期リセット処理が実行さ
れると、役物駆動MOT561、及び役物駆動SOL560の初期化動作も開始される。
VDP割込)、及びタイマ割込の受け入れを許可する(2203)。
に画像を表示させる指令となるデータを出力し(2204)、スピーカ30から音を遊技
状態に応じて出力させるために、音制御データを音LSI557に出力し、音LSI55
7に音制御データに基づいてスピーカ30から音を出力させる(2205)。
出力する発光制御スレーブ出力処理を実行する(2206)。発光制御スレーブ出力処理
は、図25で詳細を説明する。
07)、音LSI557に次に出力される音制御データを編集し(2208)、各グルー
プの発光制御装置に次に出力される演出制御データを編集する(2209)。
御装置のエラーフラグ2105がONになっている場合にリセット条件が成立したとみな
し、マスタIC570、役物駆動MOT561、マスタIC570に接続されたすべての
I2CI/Oエクスパンダ615、及び役物駆動SOL560の初期化を指示するI2C随
時リセット処理を実行し(2210)、その後、VDP556から同期信号がCPU55
1に入力されるまで待機する。I2C随時リセット処理は、図27で詳細を説明する。
550のマスタIC570から装飾制御装置610のI2CI/Oエクスパンダ615へ
演出制御データを送信し、I2CI/Oエクスパンダ615は受信した演出制御データに
基づいて装飾装置620を制御するので、表示装置53における演出と装飾装置620に
おける演出とが調和し、遊技者に違和感を与えないので、興趣を高めることができる。
演出制御データが装飾制御装置610で受信されると、その都度、I2CI/Oエクスパ
ンダ615によってワークレジスタの値が更新される。そのため、毎回ワークレジスタの
値が最新の状態に更新されるので、ノイズ等でワークレジスタの値が破壊されても、正常
な値に復帰することが可能である。
されるエラー判定処理を実行するので、エラー判定の実行頻度を適切にできる、つまり、
エラー判定処理の実行頻度が高すぎる(単位時間当たりの実行回数が多すぎる)と、演出
制御装置550のCPU551の処理負荷が増大してしまい、逆に、エラー判定処理の実
行頻度が低すぎる(単位時間当たりの実行回数が少なすぎる)と、異常が発生したことを
適切に検出できなくなってしまうことになるので、適度な頻度でエラー判定を行うことに
より処理の不具合を防止することができる。
70、マスタIC570に接続されたすべてのI2CI/Oエクスパンダ615の初期化
を指示する処理であり、図22に示すステップ2202の処理で実行される。なお、当該
処理中にて、役物駆動MOT561、及び役物駆動SOL560の初期化動作の開始が指
示される。
フラグを設定し(2301)、入出力I/F558とNORゲート回路590とを介して
リセットパルスをマスタIC570へ入力し、マスタIC570をハード的に初期化(ハ
ードリセット)する(2302)。
のRESET端子が接続されており、RESET端子に印加される電圧が所定時間ロウレ
ベルに保持されることによって、マスタIC570のリセット回路がマスタIC570自
身をリセットすることをいう。なお、このRESET端子は、本実施形態における初期化
信号入力指示端子として機能している。
演出制御装置550に備わっている他の回路にも接続されている。この他の回路とは、例
えば、VDP556や音LSI557などであり、演出制御装置550に電源が投入され
て起動したときに、CPU551により初期化されるものである。従って、電源投入時に
は、ハードリセットによって、マスタIC570とともに、これらの回路もあわせて初期
化できるため、処理の高速化が期待できる。
10のI2CI/Oエクスパンダ615を初期化するために、マスタIC570から初期
化指示データを出力するスレーブリセット処理を実行する(2303)。スレーブリセッ
ト処理は、図24で詳細を説明する。
でマスタIC570及びI2CI/Oエクスパンダ615の初期化が完了したので、リセ
ット要求フラグを解除する(2304)。そして、演出制御装置550は、役物駆動MO
T561が初期化中であることを示すモータ初期化フラグを設定する(2305)。なお
、役物駆動MOT561の初期化とは、役物駆動MOT561の回転軸を初期位置に戻す
処理であり、図28に示すタイマ割込処理で行われる。
T561に出力されるモータ出力データをRAM553に設定する(2306)。そして
、演出制御装置550は、役物駆動SOL560を初期化するために、役物駆動SOL5
60の通電状態を非通電状態にするオフデータを役物駆動SOL560に出力し(230
7)、図22に示すステップ2203の処理に進む。なお、役物駆動SOL560の初期
化とは、役物駆動SOL560の通電状態を非通電状態にすることである。
ットパルスをマスタIC570へ入力し、マスタIC570をハード的にリセットすると
したが、CPU551から、バス563を介してリセットレジスタ573に情報を書き込
むことにより、マスタIC570をソフト的にリセットしてもよい。
指示データをI2CI/Oエクスパンダ615に送信する処理であり、図23に示すステ
ップ2303の処理、及び図27に示すステップ2706の処理で実行される。
では、マスタIC570は、I2CI/Oエクスパンダ615へデータを1バイト送信す
る毎に、I2CI/Oエクスパンダ615からACK又はNACKを受信し、ACK及び
NACKの何れを受信した場合でも、割込信号をCPU551に出力する。つまり、マス
タIC570からI2CI/Oエクスパンダ615へ1バイトのデータを送信することが
完了すれば、ACK/NACKの受信に拘らず、必ず、マスタIC570からCPU55
1へ割込信号が出力される。
条件を示す信号レベルに変化させる(2401)。
出力用BUF572に設定する(2402)。
マスタIC570がCPU551へ割込信号を伝達させるまでの時間を監視するために、
バイトモード用の監視タイマの起動を開始する(2403)。以降、この監視時間をバイ
トモード監視時間ということにする。
IC570から割込信号を受け付けていない場合には、タイムアウトが発生したとして、
データ送信を中断するために、マスタIC570にストップ条件を出力させ(2415)
、その後、ステップ2401の処理に戻り、再度マスタIC570にスタート条件を出力
させてから、初期化指示データを初めのデータから送信する。
れたリセットアドレスをI2CI/Oエクスパンダ615に出力する(2404)。マス
タIC570は、このリセットアドレスを出力する際に、一旦、ドライバ576Aをオフ
させて接続線SDAを解放する(ハイレベルに変化させる)動作を行う。そして、接続線
SDAが解放されていない場合(ドライバ576Aをオフしても、接続線SDAがハイレ
ベルにならずロウレベルのままで維持されているとき)には、このリセットアドレスの出
力は、接続線SDAが開放される(接続線SDAがハイレベルになる)まで待機する。
イトモード監視時間よりも短い監視時間となっている)以内にACKの返答信号がマスタ
IC570に入力されたか否かを確認する(2405)。
が出力されてから所定時間以内にACKの返答信号が入力されているか否かを判定する(
2406)。
が入力されていないと判定された場合、マスタIC570は、ステータスREG579に
返答信号がNACKであった旨の情報を設定したうえで、割込信号を発生させる。これに
より、I2CI/Oエクスパンダ615からNACKの返答信号を受信したことが、CP
U551に通知される。このとき、CPU551はバイトモードの時間監視を終了する(
2407)。
出力させ(2415)、その後、ステップ2401の処理に戻り、再度マスタIC570
にスタート条件を出力させてから、初期化指示データを再度出力する。
が入力されたと判定された場合、マスタIC570は、ステータスREG579に返答信
号がACKであった旨の情報を設定したうえで、割込信号を発生させる。これにより、I
2CI/Oエクスパンダ615からACKの返答信号を受信したことが、CPU551に
通知される。このとき、CPU551はバイトモードの時間監視を終了する(2408)
。
、リセットアドレスを含むデータ2001、第1所定値のデータ2002、及び第2所定
値のデータ2003)をすべて出力したか否かを判定する(2409)。なお、これらの
データは出力順序が予め定められているので、ステップ2409の処理では、第2所定値
のデータ2003が出力された直後か否かを判定すればよい。
判定された場合、つまり、図20に示す第2所定値を示すデータを出力した場合には、マ
スタIC570は、接続線SDA及び接続線SCLの信号レベルを、ストップ条件を示す
信号レベルに変化させ(2410)、スレーブリセット処理を終了する。
と判定された場合には、CPU551は、次に送信される1バイトのデータを出力用BU
F572に設定する(2411)。リセットアドレスを出力した直後に実行されるステッ
プ2411の処理では、出力用BUF572には、図20に示す第1所定値のデータ20
02が設定され、第1所定値のデータを出力した直後に実行されるステップ2411の処
理では、出力用BUF572には、図20に示す第2所定値のデータ2002が設定され
る。
マスタIC570がCPU551へ割込信号を伝達させるまでの時間を監視するために、
バイトモード用の監視タイマの起動を開始する(2412)。
されていることを確認してから(2413)、出力用BUF572に設定された1バイト
のデータを出力し(2414)、ステップ2405の処理に進む。ステップ2413の処
理は、グループ単位制御手段からの返答信号の出力が終了するまでは、接続線SDAが返
答信号により占有されているので、マスタIC570は、グループ単位制御手段からの返
答信号の出力が終了し、接続線SDAが解放されるまで待機する処理である。
トの初期化指示データを送信する途中で)、出力した1バイトのデータに対する返答信号
が否かを示す割込信号が出力されるか否かを監視するバイトモードで送信される。
ータを送信してからマスタIC570から割込信号が出力されるまでの時間の監視は、C
PU551が行ったが、マスタIC570自身が、1バイトのデータを送信してからマス
タIC570から割込信号を出力するまでの時間を監視してもよい。
。
(発光制御装置)に発行制御データを送信する処理であり、図22に示すステップ220
6の処理で実行される。
分割カウンタは、0〜3までの整数をカウントするカウンタである。
より、マスタIC570に接続されていることが確定したI2CI/Oエクスパンダ61
5に対して、定期的にマスタIC570からデータを送信するのはもちろんのこと、マス
タIC570に接続されていないI2CI/Oエクスパンダ615にも、一定の間隔でマ
スタIC570からデータを送信している。
業中にマスタIC570と接続を再開したような場合を想定しているからである。但し、
接続が確定しているI2CI/Oエクスパンダ615よりもデータ送信頻度を低くするた
めに、時分割カウンタが0である場合にのみマスタIC570からデータ送信を行うよう
にしている。
カウンタの値が最大値よりも大きいか否かを判定する(2502)。
合、時分割カウンタの値を0に設定する(2503)。
も大きくなると、つまり、時分割カウンタの値が4になると、時分割カウンタの値が0に
設定される。したがって、時分割カウンタは発光制御装置スレーブ処理が実行されるたび
にインクリメントされ、0→1→2→3→0→・・・と変化する。
、又は、ステップ2503の処理の実行後、演出制御装置550は、図21に示す異常判
定テーブル2100から一つのアドレスを選択し、送信先となるI2CI/Oエクスパン
ダ615を選択する(2504)。
エクスパンダアドレス2101に登録されたアドレスから一つのアドレスを選択する。ス
テップ2504の処理で選択されたアドレスのI2CI/Oエクスパンダ615が送信先
のI2CI/Oエクスパンダ615となる。
スパンダ615が当該マスタIC570に接続されているか否かを判定するめに、図21
に示す異常判定テーブル2100を参照し、ステップ2504の処理で選択されたアドレ
スのエントリに含まれるエラーフラグ2105がONとなっているか否かを判定する(2
505)。
05がオンであるとステップ2505の処理で判定された場合には、当該アドレスへのデ
ータ送信が比較値2104に登録された値まで連続して失敗しているので、当該アドレス
のI2CI/Oエクスパンダ615がマスタIC570に接続されていないと判定する。
そして、演出制御装置550は、RPに0を設定する(2506)。
エクスパンダ615へのデータ送信が失敗した場合(マスタIC570がI2CI/Oエ
クスパンダ615からACKの返答信号を受信できなかった場合、又は、CPU551に
データ送信開始から所定時間経過してもマスタIC570から割込信号が入力されなかっ
た場合)に、当該データの再送信回数を決定するものである。
0にI2CI/Oエクスパンダ615が接続されていない場合には、当該I2CI/Oエク
スパンダ615へのデータ送信が失敗しても再送信は行わないように設定される。
07)。
御装置550は、スレーブ連続出力処理を実行して、送信先となるI2CI/Oエクスパ
ンダ615にデータを送信する(2508)。
スレーブ連続出力処理を実行せずに、ステップ2509の処理に進む。
のデータ送信は、発光制御スレーブ出力処理が4回実行されると1回の頻度で行われる。
2507の処理で時分割カウンタが0でないと判定された場合、演出制御装置550は、
図21に示す異常判定テーブル2100に登録されたすべてのアドレスに対してデータ送
信が終了したか否かを判定する(2509)。
てのアドレスに対してデータ送信が終了していないと判定された場合、演出制御装置55
0は、図21に示す異常判定テーブル2100に登録されたアドレスのうち、まだデータ
送信が行われていないアドレスを選択して(2510)、ステップ2505の処理に戻る
。ステップ2509の処理で、図21に示す異常判定テーブル2100に登録されたすべ
てのアドレスに対してデータ送信が終了していると判定された場合は、ストップコンディ
ションを出力して(2512)、呼び出し元の処理に戻る。
グ2105がオフであるとステップ2505の処理で判定された場合には、当該アドレス
のI2CI/Oエクスパンダ615がマスタIC570に接続されていると判定する。そ
して、演出制御装置550は、RPに2を設定し(2511)、ステップ2508の処理
に進む。
/Oエクスパンダ615が接続されている場合には、当該I2CI/Oエクスパンダ61
5へのデータ送信が失敗した場合の再送信回数は2回である。
録されたすべてアドレスのI2CI/Oエクスパンダ615に対してデータ送信を行う。
つまり、マスタIC570に接続可能なすべてのI2CI/Oエクスパンダ615のアド
レスに対して、データ送信を行う。
のアドレスのI2CI/Oエクスパンダ615のうち、一部のI2CI/Oエクスパンダ6
15のみがマスタIC570に接続されている。
2CI/Oエクスパンダ615がマスタIC570に接続されてなくても、マスタIC5
70はデータを送信する。
ンダ615であれば、いずれのアドレスのI2CI/Oエクスパンダ615がマスタIC
570に接続された場合であっても、接続されたI2CI/Oエクスパンダ615を正確
に制御できる。
機(ともに後述)を開発する場合を想定する。設けられる演出装置の種類が異なれば、必
然的に設けられるI/Oエクスパンダ615の種類も異なることになる。この場合であっ
ても、異常判定テーブル2100に登録されたすべてのI2CI/Oエクスパンダ615
のアドレスに対してデータを送信するプログラムを1種類作成するだけで、第1仕様の遊
技機と第2仕様の遊技機の両方に適用が可能となる。よって、第1仕様の遊技機用のプロ
グラム及び第2仕様の遊技機用のプログラムを、各々作成する必要がなくなり、遊技機の
製造コストを削減できる。
スパンダ615へは、発光制御スレーブ出力処理が実行されるごとにデータが出力される
ようにし、一方、マスタIC570に接続されていないと判定されたI2CI/Oエクス
パンダ615へは、発光制御スレーブ出力処理が4回実行されると1回の割合でデータが
出力される。
ンダ615へのデータ送信頻度を、マスタIC570に接続されていると判定されたI2
CI/Oエクスパンダ615へのデータ送信頻度よりも低くする(単位時間当たりの送信
回数を少なくする)ので、マスタIC570とI2CI/Oエクスパンダ615との間の
全体的なデータ通信量を減少させることができる。
15は、所定回数連続してデータ送信が失敗したと判定されたI2CI/Oエクスパンダ
615であるので、一時的に当該I2CI/Oエクスパンダ615に異常(遊技店の営業
中に通信不能となった場合など)が発生している可能性も考えられる。またI2CI/O
エクスパンダ615の発生した異常において、何らかの事情(故障したI2CI/Oエク
スパンダ615を交換して通信状態が復帰した場合など)により、時間が経過すると当該
異常が解消している場合がある。
/Oエクスパンダ615へはデータ送信を中止するわけではなく、4回に1回の頻度でデ
ータ送信を行う。このため、異常が発生しているI2CI/Oエクスパンダ615へもデ
ータ送信が行われる。
615は、1バイトのデータを受信すると、返答信号をマスタIC570に出力する。当
該返答信号をマスタIC570が受信すると、マスタIC570とI2CI/Oエクスパ
ンダ615との間でデータ送信が正常に行われているので、図21に示す異常判定テーブ
ル2100のエントリのうち、当該I2CI/Oエクスパンダ615のアドレスのエント
リに含まれるエラーカウンタ2103には初期値が設定され(図26に示すステップ26
20の処理参照)、また、当該エントリに含まれるエラーフラグ2106にオフが登録さ
れる。
ンダ615へのデータ送信を中止しないので、マスタIC570に接続されていないと判
定されたI2CI/Oエクスパンダ615に異常が発生している場合であっても、当該I2
CI/Oエクスパンダ615の異常が解消すると、当該I2CI/Oエクスパンダ615
にいち早く制御を行わせることができる。
御データである発光制御データを送信する処理であり、図25に示すステップ2508の
処理で実行される。
ァモードでは、マスタIC570は、出力用BUF572に格納された複数バイトのデー
タを、I2CI/Oエクスパンダ615へ1バイト毎送信し、その送信の都度、I2CI/
Oエクスパンダ615からACK又はNACKを受信する。そして、NACKを受信した
場合には、その時点で、割込信号をCPU551に出力する。
送信完了となった場合にのみ、割込信号をCPU551に出力する。マスタIC570は
、出力用BUF572に未送信のデータが残っている状態でI2CI/Oエクスパンダ6
15からACKを受信したときには、割込信号をCPU551に出力せずに、出力用BU
F572から次の送信すべきデータを取り出して、I2CI/Oエクスパンダ615へ出
力する。
されたデータがI2CI/Oエクスパンダ615にすべて送信されるまでの間は、I2CI
/Oエクスパンダ615からACKを受信し続けている限り、CPU551に処理を引き
渡すことなく、処理を継続することとなる。
数するACKカウンタに0を設定する(2601)。
る(2602)。
572に設定するバッファ設定処理を実行する(2603)。設定されるデータは、図1
9に示す演出制御データのフォーマットとなっており、図に示した送信順序に従って、1
バイト毎に区切られながら、I2CI/Oエクスパンダ615へ送信される。
ト条件を示す信号レベルに変化させる(2604)。
ま、接続線SDAの信号レベルをHIGHからLOWに変化させることよってスタート条
件を示す信号を出力する。
御装置610へデータを送るために、接続線SCLのレベルをLOWに変更する。
スタIC570がCPU551へ割込信号を伝達させるまでの時間を監視するために、バ
ッファモード用の監視タイマの起動を開始する(2605)。以降、この監視時間をバッ
ファモード監視時間ということにする。
、制御対象となる装飾制御装置610のスレーブアドレスに相当する8ビット分のデータ
を取得し、このアドレスの値を、接続線SCLの信号レベルを変化させながら、接続線S
DAを介して出力する(2606)。
、1回の出力処理(接続線SCLが8回HIGHに変化する間の出力)でアドレスデータ
が出力される。
76Aをオフさせて接続線SDAを解放する(ハイレベルに変化させる)動作を行う。そ
して、接続線SDAが解放されていない場合には、このスレーブアドレスの出力は、接続
線SDAが開放されるまで待機する。
5に入力された場合、I2CI/Oエクスパンダ615は、入力されたアドレスデータと
自身に設定されているアドレスとが一致するか否かを判定する。
ンダ615は、接続線SCLのLOWからHIGHへの変更回数が8回目になった直後で
あって、そのHIGHレベルとなっている接続線SCLがLOWレベルへと変化すること
を契機として、返答信号を接続線SDAからマスタIC570に出力する。
ら所定時間以内にACKの返答信号がマスタIC570に入力されたか否かを確認する(
2607)。
2602の処理でアドレスデータが出力されてから所定時間以内にACKの返答信号が入
力されているか否かを判定する(2608)。
答信号が入力されていないと、ステップ2608の処理で判定された場合には、マスタI
C570は、ステータスREG579に返答信号がNACKであった旨の情報を設定した
うえで、割込信号を発生させる。これにより、I2CI/Oエクスパンダ615からNA
CKの返答信号を受信したことが、CPU551に通知される。このとき、CPU551
は、バイトモードの時間監視を終了する(2609)。
して、指示されたマスタIC570は、接続線SDA及び接続線SCLの信号レベルを制
御して、ストップ条件を発行する(2610)。その後、ACKカウンタがRP以上であ
るか否かを判定する(2611)。
CKの返答信号の受信に失敗したことを計数するためにACKカウンタを+1更新し(2
612)、同じデータを当該装飾制御装置610に再度送信するために、ステップ260
2の処理に戻る。
、CPU551は、異常判定テーブル2100に登録されたエントリのうち、I/Oエク
スパンダアドレス2101が選択された装飾制御装置610のI2CI/Oエクスパンダ
615のアドレスと一致するエントリを選択し、選択されたエントリのエラーカウンタ2
103をインクリメントする(2613)。
マスタIC570に接続されていないと判定された場合、RPには0が設定されるので、
ステップ2611の処理でACKカウンタがRPよりも少ないと判定されることはない。
よって、マスタIC570に接続されていないと判定されたI2CI/Oエクスパンダ6
15へのデータ送信が失敗しても、当該I2CI/Oエクスパンダ615へのデータの再
送信を行わない。
された場合、RPには2が設定されるので、I2CI/Oエクスパンダ615へのデータ
の再送信を最大2回行う。
れていないと判定された場合、当該I2CI/Oエクスパンダ615へのデータ再送信が
行わないとしたが、マスタIC570に接続されていないと判定されたI2CI/Oエク
スパンダ615へのデータの再送信回数が、マスタIC570に接続されていると判定さ
れたI2CI/Oエクスパンダ615へのデータの再送信回数よりも少なくなるようにす
ればよい。
2CI/Oエクスパンダ615へのデータの再送信回数が、マスタIC570に接続され
ていると判定されたI2CI/Oエクスパンダ615へのデータの再送信回数よりも少な
くなるので、マスタIC570とI2CI/Oエクスパンダ615との間のデータ通信量
を全体的に減少させることができる。
リメントされたエラーカウンタ2103の値が比較値2104に達しているか否かを判定
する(2614)。
2104に達していると、ステップ2614の処理で判定された場合、CPU551は、
異常判定テーブル2100に登録されたエントリのうち、選択された装飾制御装置610
のエントリのエラーフラグをONに設定し(2615)、スレーブ連続出力処理を終了す
る。
比較値2104に達していないと、ステップ2613の処理で判定された場合、スレーブ
連続出力処理を終了する。
Kの返答信号が入力されたと、ステップ2608の処理で判定された場合には、マスタI
C570は、出力用BUF572に記憶されているすべてのデータを出力したか否かを判
定する(2616)。
力したと判定された場合には、マスタIC570は、ステータスREG579に返答信号
がACKであった旨の情報を設定したうえで、割込信号を発生させる。これにより、I2
CI/Oエクスパンダ615への全バイトデータの送信を完了したことが、CPU551
に通知される。このとき、CPU551は、バッファモードの時間監視を終了する(26
19)。
00に登録されたエントリのうち、I/Oエクスパンダアドレス2101が選択された装
飾制御装置610のI2CI/Oエクスパンダ615のアドレスと一致するエントリを選
択し、選択されたエントリのエラーカウンタ2103をゼロに初期化し(2620)、当
該エントリのエラーフラグ2105をオフに設定し(2621)、スレーブ連続出力処理
を終了する。
タを出力していないと判定された場合には、マスタIC570は、接続線SDAの電圧レ
ベルを監視し、接続線SDAが開放されていることを確認してから(2617)、出力用
BUF572に記憶されたデータのうち次に送信すべき1バイトのデータを送信し(26
18)、ステップ2607の処理に進む。
データを送信する途中で)、返答信号の受信が監視されるものの、マスタIC570へA
CKの返答信号が入力されている限り、出力用BUF572に記憶されている全てのデー
タが送信完了となるまでマスタIC570からCPU551へ処理を引き渡さない構成と
なっているバッファモードで送信される。
24に示すように1バイトのデータの送信を開始するごとに、その都度、マスタIC57
0からCPU551へ割込信号が返ってくるまでの時間(バイトモード監視時間)が監視
されている。
で送信されており、図26に示すように、出力用BUF572に保存されている、先頭バ
イトのデータ送信の開始から、最終バイトのデータ送信の終了までの時間(バッファモー
ド監視時間)が監視されている。
に、前述したバイトモード若しくはバッファモードの何れかのモードを選択する。ここで
、バイトモード及びバッファモードの特徴について説明する。
制御装置610から如何なる返答信号が入力されても(ACKでもNACKでも)、直ち
に割込信号がマスタIC570からCPU551へ伝達される。このとき、バイトモード
監視時間には、1バイトのデータ送信と返答信号の受信に要する時間に合わせた時間値が
設定されている。
された場合に、1バイトのデータ送信が成功したと判断して、次の処理を行う。一方で、
CPU551は、装飾制御装置610からマスタIC570へNACKの返答信号が伝達
された場合に、或いは、バイトモード監視時間がタイムアウトした場合に、データ送信に
異常が発生したものと判断して、必要な処理を行う。
タに対して、装飾制御装置610からNACKの返答信号が入力された場合に限り、直ち
に割込信号がマスタIC570からCPU551へ伝達される。しかしながら、装飾制御
装置610からACKの返答信号が入力された場合には、出力用BUF572に保存され
ているデータが全て送信されたタイミングでないと、割込信号がマスタIC570からC
PU551へ伝達されず、マスタIC570は、出力用BUF572に保存されているデ
ータを次々と送信する処理を行うことになる。
込信号がマスタIC570からCPU551へ伝達される回数が少なくなるため、マスタ
IC570からCPU551へ処理を引き渡す回数が少なくなり、複数バイトのデータを
送信するときの全体的な送信時間を短縮することができる。
れ続ける限り、送信すべきデータの全てが送信完了となるまで、マスタIC570からC
PU551へ処理が引き渡されない。そのため、データ送信中に、何らかの理由で、接続
線SDAを用いてデータ送信ができない状態が発生すると、その都度、マスタIC570
によってデータ送信が中断され、マスタIC570からCPU551へ処理が引き渡され
るまでの時間が、非常に長くなってしまう恐れもあり得る。
ために、前述のバッファモード監視時間には、送信する全バイトのデータ送信と返答信号
の受信に要する時間に合わせた時間値が設定されている。必然的に、このバッファモード
監視時間は、前述のバイトモード監視時間よりも長い時間が設定されることになる。
された場合に、送信すべき全バイトのデータ送信が成功したと判断して、次の処理を行う
。一方で、CPU551は、装飾制御装置610からマスタIC570へNACKの返答
信号が伝達された場合に、或いは、バッファモード監視時間がタイムアウトした場合に、
データ送信に異常が発生したものと判断して、必要な処理を行う。
バイトのデータ(必然的に送信単位である8ビットよりも長いビット数のデータとなる)
を送信する場合には、バッファモードを用いたデータ送信の方が、バイトモードを用いた
データ送信よりも高速な処理を行えるのは確かである。しかしながら、データ送信時に異
常が発生する可能性を考慮すると、バイトモードにはデータ送信の完了を1バイト毎に確
認しながら処理を行えるという利点を有するので、どちらのモードが優れているのかは単
純には比較できない。
ァモードで送信しており、そのような構成により奏する効果について説明する。
られたすべての装飾制御装置610からACKの返答信号が出力される。一方、個別アド
レスを含む発光制御データに対しては、個別アドレスが予め割り当てられた一つの装飾制
御装置610からACKの返答信号が出力される。
号が出力されるので、初期化指示データの1バイトのデータを送信した後の接続線SDA
が解放されるまでの待機時間は、当該複数の装飾制御装置610の全てが接続線SDAを
開放するまでの時間に依存する。これに対して、発光制御データの1バイトのデータを送
信した後の接続線SDAが解放されるまでの待機時間は、送信対象の一つの装飾制御装置
610のみが接続線SDAを開放するまでの時間に依存する。従って、前者の方が接続線
SDAが解放されるまでの待機時間が長くなる。
02、及び第2所定値のデータ2003というように3回に分けて送信される。さらに、
この3種類の初期化指示データが正確に装飾制御装置610に伝達されない場合には、装
飾制御装置610を確実に初期化するために、何度でも初期化指示データの送信を繰り返
す処理が行われる。
用いて初期化指示データを送信した場合とを比較する。それぞれのモードにおいて、最初
の共通アドレスのデータ2001の送信後、又は次の第1所定値のデータ2002の送信
後に、何らかの理由によって、接続線SDAが解放されない異常状態が発生した場合を想
定するとどうなるかを説明する。
通アドレスのデータ2001の送信開始から第2所定値のデータ2003の送信によるA
CKの受信までの、少なくとも3バイト分のデータ送信に必要な時間が設定されなければ
ならない。このため、初期化指示データをバッファモードで送信するようにした場合には
、接続線SDAが解放されない異常が発生すると、CPU551は、バッファモード監視
時間のタイムアップを待つことになる。
少なくとも1バイト分のデータ送信に必要な時間が設定されなければならない。このため
、初期化指示データをバイトモードで送信するようにした場合には、接続線SDAが解放
されない異常が発生すると、CPU551は、バイトモード監視時間のタイムアップを待
つことになる。
SDAが解放されない異常が発生すると、CPU551は、長いタイムアップ時間の経過
を待ってから異常解除をすることになるので、却って非効率なデータ送信を行うことにな
ってしまう。
が解放されない異常が発生しても、CPU551は、短いタイムアップ時間の経過を待っ
てから異常解除をするとになるので、無駄な時間を抑制でき、効率的なデータ送信を行う
ことができる。
で、接続線SDAが解放されない異常をいち早く検出できるようにしたので、結果として
データ送信の時間を短縮できる。
れらの装飾制御装置610から全ての返答信号が出力されることを監視するので、接続線
SDAが解放されるまでの待機時間が長くなる傾向にあり、監視時間自体を長めに設定す
る必要があることから、バイトモードを用いて時間監視を行うことが好ましい。
述したように、バッファモードによるデータ送信では、バイトモードのときと比較して、
割込信号がマスタIC570からCPU551へ伝達される回数が少なくなるため、マス
タIC570からCPU551へ処理を引き渡す回数が少なくなり、複数バイトのデータ
を送信するときの全体的な送信時間を短縮することができるからである。
Aが解放されない異常状態が発生した場合には、バッファモード監視時間のタイムアップ
を待って異常を解除し、1回だけ装飾制御装置610へ発光制御データを再送する。もし
、2回連続して発光制御データの送信異常が発生した場合には、発光制御データの送信を
中止する。
検出するまでの無駄な時間を減少させるよりも割込信号が出力される回数を減少させてC
PU551にかかる処理負荷を軽減させたほうがデータ送信の時間が短縮できるので、発
光制御データは割込信号が出力される回数がバイトモードよりも少ないバッファモードで
送信されるようにしている。
タイムアウトが発生した場合、又は、1バイトのデータに対する返答信号がマスタIC5
70に入力されなかった場合には、初期化指示データの最初のデータ(共通アドレスを含
むデータ2001)から再送信を行い、初期化指示データがI2CI/Oエクスパンダ6
15によって受信されるまで当該再送信が繰り返し行われるので、初期化指示データは正
確にI2CI/Oエクスパンダ615に受信されるので、正確にI2CI/Oエクスパンダ
615を初期化できる。また、図26に示すように、発光制御データにおいては、接続線
SDAが解放されずタイムアウトが発生した場合、又は、1バイトのデータに対する返答
信号がマスタIC570に入力されなかった場合には、発光制御データの最初のデータか
ら再送信を1回のみ行うので、高速なデータ送信が可能となる。
るために行う処理であるため、確実に初期化が行われるように、初期化指示データがI2
CI/Oエクスパンダ615に確実に受信されるまで再送信を繰り返し行うようにしてい
る。これに対して、発光制御データはI2CI/Oエクスパンダ615に受信されなくと
も発光装置の出力態様が前回の出力態様で停止するのみであるので、データ送信の高速性
を重視して、1回のみ再送信を行うようにしている。
70に接続されたすべてのI2CI/Oエクスパンダ615、及び役物駆動SOL560
の初期化を指示する処理であり、図22に示すステップ2210の処理である。
701)。
御装置550は、リセットを指示する条件が成立しているか否かを判定するために、異常
判定テーブル2100を参照して、マスタIC570に接続されるI2CI/Oエクスパ
ンダ615のうち、装飾装置が接続されたすべてのI2CI/Oエクスパンダ615から
所定回数連続してACKの返答信号を受信できなかったか否かを確認する(2702)。
エントリのエラーフラグ2105にオンが登録されているか否かを判定する。
ト条件が成立しているか否かを判定する(2703)。
なっている場合(エラーフラグ2105がOFFとなっている発光制御装置が存在しない
場合)には、ステップ2703の処理でリセット条件が成立しているとみなされる。その
他の場合は、ステップ2703の処理でリセット条件が成立していないとみなされる。
装置550は、初期化中であることを示すリセット要求フラグを設定する(2704)。
。具体的には、CPU551が、データバスを介してマスタIC570に備わるリセット
REG573に所定の値を書き込む。マスタIC570に備わるリセットREG573に
所定の値が書き込まれると、マスタIC570のコントローラは、入力用BUF571、
出力用BUF572、リセットREG573、及び送信モードREG574の値を初期値
に設定し、マスタIC570を初期化する。CPU551がデータバスを介してマスタI
C570に備わるリセットREG573に所定の値を書き込むことによって、マスタIC
570を初期化することをソフトリセットという。
御装置550に備わっている他の回路(VDP556や音LSI557などの電源投入時
に初期化される回路)も初期化してしまうが、マスタIC570に異常が発生したと判定
された場合には、このようなソフトリセットを行うことで、異常が発生したマスタICの
みに対してリセットを行い、マスタIC570と直接関係のない回路までもリセットして
しまうことを防止する。
10のI2CI/Oエクスパンダ615を初期化するために、マスタIC570からリセ
ット信号を出力する図24に示すスレーブリセット処理を実行する(2706)。
すべてのI2CI/Oエクスパンダ615に対して初期化指示データを送信するので、確
実に遊技機1を初期化することができる。
ータ初期化フラグを設定し(2707)、役物駆動MOT561を初期化する場合に役物
駆動MOT561に出力されるモータ出力データをRAM553に設定する(2708)
。そして、演出制御装置550は、役物駆動SOL560を初期化するために、役物駆動
SOL560の通電状態を非通電状態にするオフデータをRAM553に設定し(270
9)、リセット要求フラグを解除して(2710)、I2C随時リセット処理を終了する
。
は、初期化をすぐに実行しなければならないので、リセット条件が成立しているか否かを
判定せずに、ステップ2705の処理に進む。
初期化を行う必要はないので、ステップ2710の処理に進み、リセット要求フラグを解
除し、I2C随時リセット処理を終了する。
で、マスタIC570に接続されるすべてのI2CI/Oエクスパンダ615に対して、
同時に初期化を指示するので、言い換えれば、すべてのI2CI/Oエクスパンダ615
を同時に選択して初期化することになるので、I2CI/Oエクスパンダ615を個別に
選択して初期化を指示する方法と比較すると、高速に初期化を行うことができ、I2CI
/Oエクスパンダ615を正常な状態へ高速に復帰させることができる。
照)とCPU551とを電気的に接続し、CPU551から一斉に、全てのI2CI/O
エクスパンダ615のRESET端子へリセット信号を送信する構成としても、全てのI
2CI/Oエクスパンダ615を同時に選択して初期化することは可能である。
70において異常が発生していることが考えられるので、ステップ2705の処理でマス
タIC570も初期化するようにしている。
Lの信号レベルを制御する信号レベル制御手段として機能しているので、すべての発光制
御装置にてデータ送信に関する異常が発生している場合には、マスタIC570自身に異
常が発生していることも考えられる。
合には、念のために、CPU551(演算処理手段)によりマスタIC570が初期化さ
れる。これにより、マスタIC570で異常が発生している場合であっても確実にマスタ
IC570を制御可能にすることができる。
装置550のマスタIC570からI2CI/Oエクスパンダ615へ発光制御データを
送信し、I2CI/Oエクスパンダ615は受信した発光制御に基づいて発光装置を制御
するので、表示装置53における演出と発光装置における演出とが調和し、遊技者に違和
感を与えないので、興趣を高めることができる。
発光制御データが装飾制御装置610で受信されると、その都度、I2CI/Oエクスパ
ンダ615によってワークレジスタの値が更新される。そのため、毎回ワークレジスタの
値が最新の状態に更新されるので、ノイズ等でワークレジスタの値が破壊されても、正常
な値に復帰することが可能である。
、エラー判定の実行頻度を適切にできる、つまり、エラー判定処理の実行頻度が高すぎる
(単位時間当たりの実行回数が多すぎる)と、演出制御装置550のCPU551の処理
負荷が増大してしまい、逆に、エラー判定処理の実行頻度が低すぎる(単位時間当たりの
実行回数が少なすぎる)と、異常が発生したことを適切に検出できなくなってしまうこと
になるので、適度な頻度でエラー判定を行うことにより処理の不具合を防止することがで
きる。
処理のフローチャートである。
タイマ割込をCPU551が受け付けた場合に、図22に示す処理に割り込む形態で実行
される。
されたI2CI/Oエクスパンダ615(可動制御装置)へ制御データを出力し、可動物
を制御する処理である。
(2801)。
は、可動制御装置を含む装飾制御装置600のリセット処理が開始するのを待機している
状態であるので、タイマ割込処理を終了する。
た場合には、制御対象となる可動制御装置を選択し(2802)、ステップ2802の処
理で選択された可動制御装置へ、演出制御データである可動制御データを送信するスレー
ブ単発出力処理を実行する(2803)。スレーブ単発出力処理は、図29で詳細を説明
する。
処理が正常に終了したか否かを判定する(2804)。スレーブ単発出力処理では、ステ
ップ2802の処理で選択された可動制御装置へ1回目のデータ出力が失敗し、さらに2
回目のデータ出力も失敗した場合には、異常終了する。
た場合、つまり、スレーブ単発出力処理が異常終了したと判定された場合、演出制御装置
550は、役物駆動MOT561が初期化中であることを示すモータ初期化フラグを設定
し(2805)、装飾制御装置600のリセット処理を開始するためにリセット要求フラ
グを設定する(2806)。
置に出力されるモータ出力データをRAM553に設定し(2807)、役物駆動SOL
560を初期化する場合に可動制御装置に出力される、役物駆動SOL560の通電状態
を非通電状態にするオフデータをRAM553に設定し(2808)、タイマ割込処理を
終了する。
た場合、役物駆動MOT561の初期化を実行するか否かを判定するために、モータ初期
化フラグが設定されているか否かを判定する(2809)。
は、モータ位置検出センサ510が役物駆動MOT561の回転軸が初期位置に戻ったこ
とを検出したか否かを判定する(2810)。
転軸が初期位置に戻ったことを検出していないと判定された場合、ステップ2807の処
理に進み、役物駆動MOT561を初期化する場合に可動制御装置に出力されるモータ出
力データをRAM553に設定する。
1の回転軸が初期位置に戻ったことを検出したと判定された場合、役物駆動MOT561
の回転を停止させる停止データを可動制御装置に出力するために、RAM553に設定し
(2811)、役物駆動MOT561の初期化が完了したので、モータ初期化フラグを解
除し(2812)、タイマ割込処理を終了する。
には、演出制御装置550は、役物駆動MOT561で動作異常が検出されたか否かを判
定する(2813)。
た場合には、役物駆動MOT561を初期化するために、ステップ2805の処理に進む
。
いと判定された場合には、演出制御装置550は、役物駆動MOT561の回転軸を目標
値まで回転させるための制御データを可動制御装置に出力するために、RAM553に設
定し(2814)、役物駆動SOL560を通電状態にするか非通電状態にするかを示す
ソレノイド出力データを可動制御装置に出力するために、RAM553に設定し(281
5)、タイマ割込処理を終了する。
8に示すステップ2803の処理で実行される。
は、マスタIC570は、I2CI/Oエクスパンダ615へデータを1バイト送信する
毎に、I2CI/Oエクスパンダ615からACK又はNACKを受信し、ACK及びN
ACKの何れを受信した場合でも、割込信号をCPU551に出力する。つまり、マスタ
IC570からI2CI/Oエクスパンダ615へ1バイトのデータを送信することが完
了すれば、ACK/NACKの受信に拘らず、必ず、マスタIC570からCPU551
へ割込信号が出力される。
ンタに0を設定する(2901)。
ト条件を示す信号レベルに変化させる(2902)。
ま、接続線SDAの信号レベルをHIGHからLOWに変化させることよってスタート条
件を示す信号を出力する。
御装置610へデータを送るために、接続線SCLのレベルをLOWに変更する。
を出力用BUF572に設定する(2903)。
マスタIC570がCPU551へ割込信号を伝達させるまでの時間を監視するために、
バイトモード用の監視タイマの起動を開始する(2904)。
号を受け付けていない場合には、データ送信を中断するために、マスタIC570にスト
ップ条件を出力させ(2912)、その後、ACKカウンタの値を一つ加算して、ステッ
プ2902の処理に戻り、再度マスタIC570にスタート条件を出力させてから、可動
制御データを初めのデータ(可動制御装置のアドレス)から送信する。ただし、ACKカ
ウンタの値がステップ2913の時点で所定値(例えば「1」)となっている場合には、
処理を終了する。
アドレスデータを送信する指令をマスタIC57に出力し、マスタIC570は、当該指
令を受け付けると、ステップ2902の処理で出力用BUF572に設定されたアドレス
データを、接続線SCLの信号レベルを変化させながら、接続線SDAを介してI2CI
/Oエクスパンダ615に送信する(2905)。マスタIC570は、このアドレスデ
ータを出力する際に、一旦、ドライバ576Aをオフさせて接続線SDAを解放する(ハ
イレベルに変化させる)動作を行う。そして、接続線SDAが解放されていない場合(ド
ライバ576Aをオフしても、接続線SDAがハイレベルにならずロウレベルのままで維
持されているとき)には、このアドレスデータの出力は、接続線SDAが開放される(接
続線SDAがハイレベルになる)まで待機する。
、1回の出力処理(接続線SCLが8回HIGHに変化する間の出力)でアドレスデータ
が出力される。
5に入力された場合、I2CI/Oエクスパンダ615は、入力されたアドレスデータと
自身に設定されているアドレスとが一致するか否かを判定する。
ンダ615は、接続線SCLのLOWからHIGHへの変更回数が8回目になった直後で
あって、そのHIGHレベルとなっている接続線SCLがLOWレベルへと変化すること
を契機として、返答信号を接続線SDAからマスタIC570に出力する。
イトモード監視時間よりも短い監視時間となっている)以内にACKの返答信号がマスタ
IC570に入力されたか否かを確認する(2906)。
2905の処理でアドレスデータが出力されてから所定時間以内にACKの返答信号が入
力されているか否かを判定する(2907)。
答信号が入力されていないと、ステップ2907の処理で判定された場合には、マスタI
C570は、ステータスREG579に返答信号がNACKであった旨の情報を設定した
うえで、割込信号を発生させる。これにより、I2CI/Oエクスパンダ615からNA
CKの返答信号を受信したことが、CPU551に通知される。このとき、CPU551
はバイトモードの時間監視を終了する(2911)。
条件を出力させ(2912)、ACKカウンタが所定値であるか否かを判定する(291
3)。
ブ単発出力処理を異常終了する。
ACKカウンタをインクリメントし、ステップ2902の処理に戻り、再度マスタIC5
70にスタート条件を出力させてから、再度同じ可動制御データを出力する(可動制御装
置のアドレスから再出力する)。
ACKの返答信号が入力されたと、ステップ2907の処理で判定された場合には、マス
タIC570は、ステータスREG579に返答信号がACKであった旨の情報を設定し
たうえで、割込信号を発生させる。これにより、I2CI/Oエクスパンダ615からA
CKの返答信号を受信したことが、CPU551に通知される。このとき、CPU551
はバイトモードの時間監視を終了する(2908)。
定する(2909)。
された場合、接続線SDA及び接続線SCLの信号レベルを、ストップ条件を示す信号レ
ベルに変化させて(2910)、スレーブ単発出力処理を正常終了する。
ないと判定された場合、CPU551は、可動制御装置に出力すべき次の1バイト分のデ
ータを出力用BUF572に設定する(2915)。
スタIC570がCPU551へ割込信号を伝達させるまでの時間を監視するために、バ
イトモード用の監視タイマの起動を開始する(2916)。
ACKである返答信号が入力されたか否かを通知するための割込が発行されるまでの時間
(バイトモード時間)の監視を開始する(2916)。
過しても、割込信号を受け付けていない場合には、データ送信を中断するために、マスタ
IC570にストップ条件を出力させ(2912)、その後、ACKカウンタの値を1つ
加算して、ステップ2902の処理に戻り、再度マスタIC570にスタート条件を出力
させてから、可動制御データを初めのデータ(可動制御装置のアドレス)から送信する。
ただし、ACKカウンタの値がステップ2913の時点で所定値となっている場合には、
処理を終了する。
されていることを確認してから(2917)、出力用BUF572に設定された1バイト
のデータを出力し(2918)、ステップ2906の処理に進む。ステップ2917の処
理は、グループ単位制御手段からの返答信号の出力が終了するまでは、接続線SDAが返
答信号により占有されているので、マスタIC570は、グループ単位制御手段からの返
答信号の出力が終了し、接続線SDAが解放されるまで待機する処理である。I2C
以後、可動制御データを順に送信し、全ての可動制御データの送信が完了すると、前述し
たようにステップ2910の処理を経て、正常終了する。
ットとなっているが、可動動制御データはバイトモードで送信されるため、図19に示す
フォーマットの全データを、一度に出力用BUF572に設定するのではなく、先頭から
1バイト毎に区切って、出力用BUF572に設定しながら、データの送信を行う。その
ため、図19に示すフォーマットの全データ(モータやソレノイドの制御データを含んで
いる)は、RAM553に一時的に記憶されることになる。
560は、VDP割込(約33.3ms周期)に同期して可動制御データを出力するので
は、演出に合わせて可動部材を制御できないため、VDP割込よりも周期の短いタイマ割
込(2ms周期)に同期して可動制御データが出力されるようにしている。これによって
、遊技状態に合わせた可動部材による演出を行うことができる。
接続線SDAが解放されない異常が発生した場合には可動制御装置が制御できなくなり、
役物駆動MOT561が予め設定されている可動部材の可動可能な範囲を超えて可動部材
を可動させるおそれがあるので、バイトモード監視時間による短時間のタイムアップ監視
を行って、接続線SDAが解放されない異常を即座に検出するためである。
に、装飾制御装置610からの返答信号を取り込むことにより、データ転送の成否を判定
し、データ転送が失敗している場合(つまり、NACKの返答信号がマスタIC570に
入力された場合)、出力したデータを1回だけ再度出力するので、装飾制御装置610に
データを可能な限り確実に出力することができ、演出装置の誤動作を防止できる。
なっている必要があるが、ノイズ等の影響によって、接続線SDAがLOWとなったまま
変化しない状態が発生する場合がある。
615に送信するスレーブアドレスには、R/W識別データが「0」(書き込みを意味す
る)となっているものだけを用いている(図11参照)が、ノイズ等の影響によって、R
/W識別データが「1」(読み出しを意味する)となった状態で、I2CI/Oエクスパ
ンダ615へ伝わることがある。
0によって接続線SCLの信号レベルが変化することに対応して、I2CI/Oエクスパ
ンダ615からマスタIC570へ、接続線SDAを介してデータを1ビットごと伝送す
る処理を行う。
マスタIC570から接続線SDAを介してアクノリッジ信号を受信する処理を行い、ア
クノリッジ信号を受信するとさらに8ビットのデータ伝送を行い、以後、この8ビットの
データ伝送とアクノリッジ信号の確認を繰り返すが、この間は、接続線SDAがI2CI
/Oエクスパンダ615によって専有されている状態となる。
570から接続線SDAを介してアクノリッジ信号を受信できないときは、接続線SDA
を解放してデータ伝送を中止する。なお、I2CI/Oエクスパンダ615は、マスタI
C570から接続線SDAを介してアクノリッジ信号を受信する際には、接続線SDAが
LOWレベルであればアクノリッジ信号を受信したと解釈し、接続線SDAがHIGHレ
ベルであればアクノリッジ信号を受信しないと解釈する。
データを勝手に受信して読み出しモードとなったI2CI/Oエクスパンダ615が発生
してしまうと、接続線SDAがいつまでも解放されないことになる。
タIC570と、本来送信を行うことを意図していた装飾制御装置610のI2CI/O
エクスパンダ615との間で接続線SDAを介した通信が行えなくなる。
からデータが出力できる状態であるか否かを判定するために、接続線SDAの信号レベル
がHIGHであるか否かを判定する。
タが出力できないので、ドライバ576Aによりトランジスタ578Aに動作可能な電圧
を印加しないことによってトランジスタ578Aをオンさせずに(接続線SDAを解放し
た状態で)、接続SCLの信号レベルを少なくとも9回変化させる。
5は、接続SCLの信号レベルの変化に合わせて接続線SDAにデータを出力するが、接
続SCLの信号レベルの変化が少なくとも9回行われる途中において、マスタIC570
からのアクノリッジ信号を確認するタイミングが発生する。このとき、接続線SDAは解
放されているのでHIGHレベルとなり、読み出しモードとなったI2CI/Oエクスパ
ンダ615は、アクノリッジ信号を受信しなかったと判断するので、データ伝送をやめて
接続線SDAを解放することになる。
0が装飾制御装置610へ実際のデータを出力する前に行われるようにしてもよい。
ンダ615から強制的に接続線SDAを解放させるので、接続線SDAの信号レベルはH
IGHに維持されるようになる。
続形態を示す図であり、特に前面枠3に設けられる装飾制御装置610について説明する
図である。
3に取り付けられた装飾制御装置610が制御するLEDは、装飾部材9、照明ユニット
11、及び異常報知LED29を照射するものである。
(第2仕様の遊技機)とがある。通常版遊技機1は、標準仕様の装飾部材9を備える前面
枠3(通常版前面枠、第1の遊技枠)を備えている。廉価版遊技機1は、標準仕様の装飾
部材9よりも廉価なコストで構成された装飾部材9'を備える前面枠3(廉価版前面枠、
第2の遊技枠)を備えている。
飾制御装置610の数が相違する。具体的には、通常版前面枠3の装飾部材9は四つの装
飾制御装置610により照射され、廉価版前面枠3の装飾部材9'は二つの装飾制御装置
610により照射される。装飾部材9は最大60個のLEDによって照射されるのに対し
て、装飾部材9'は最大30個のLEDによって照射されるので、装飾部材9のほうが装
飾部材9'よりも明るくなる。このため、通常版前面枠3が取り付けられた場合の装飾制
御装置610の制御と、廉価版前面枠3が取り付けられた場合の装飾制御装置610の制
御とが異なる。
5のアドレスと廉価版前面枠3に取り付けられる装飾制御装置610のI2CI/Oエク
スパンダ615の固有アドレスとが同じであると、通常版前面枠3が取り付けられた場合
の制御を行う通常版用の演出制御装置550と、廉価版前面枠3が取り付けられた場合の
制御を行う廉価版用の演出制御装置550と、を用意して、取り付けられる前面枠3に対
応して演出制御装置550を取り換えなければならない。したがって、製造メーカーが遊
技機1を出荷する場合に、通常版用の演出制御装置550と廉価版用の演出制御装置55
0とを用意しなければならず、製造コストが高くなってしまう。
御装置610のI2CI/Oエクスパンダ615の個別アドレスには、異なるアドレスを
割り当て、一つの演出制御装置550が通常版用の制御と廉価版用の制御とを行えるよう
にした。これによって、通常版用の演出制御装置550と廉価版用の演出制御装置550
とを用意する必要がなくなり、製造コストを削減できる。
御装置610(第1の仕様依存型グループ単位制御手段)のI2CI/Oエクスパンダ6
15の固有アドレスには、「1001」、「1010」、「1100」、及び「1101
」が割り当てられる。
置610のI2CI/Oエクスパンダ615(第2の仕様依存型グループ単位制御手段)
のアドレスには、通常版前面枠3の装飾部材9を照射するLEDに接続される四つの装飾
制御装置610のI2CI/Oエクスパンダ615の固有アドレスと異なる「1110」
及び「1111」が割り当てられる。
御装置550からは、装飾部材9、9'のI2CI/Oエクスパンダ615に割り当てられ
た固有アドレスである「1001」、「1010」、「1100」、「1101」、「1
110」及び「1111」の全てを含んだ演出制御データが、装飾制御装置610に送信
される。
置550で通常版前面枠3の装飾制御装置610と廉価版用の装飾制御装置610とを制
御できるので、製造コストを削減できる。
報知LED29を照射するLEDに接続された装飾制御装置610のI2CI/Oエクス
パンダ615には、通常版前面枠3と廉価版前面枠3とで異なるアドレスにする必要はな
く、同じアドレスが割り当てられる。
」、「1101」となるI2CI/Oエクスパンダ615は使用されず、通常版前面枠3
では、固有アドレスが「1110」、「1111」となるI2CI/Oエクスパンダ61
5は使用されない。そのため、何れの仕様の前面枠3であっても、異常判定テーブル21
00(図21)において、接続されないI2CI/Oエクスパンダ615が存在すること
になるが、前述したように、異常判定テーブル2100に登録されているI2CI/Oエ
クスパンダ615の一つと、マスタIC570との間でデータ送受信が行われれば、正常
な状態として処理されるので問題はない。
本発明の第2実施形態を図31〜図34を用いて説明する。
の実施形態である。
ダ615との接続の説明図である。
600A、及び装飾制御装置610A〜610F)が接続される。
0の一種であり、遊技盤10に取り付けられた装飾制御装置610の中で最も上流に位置
する。中継基盤600Aには、直接に接続された装飾制御装置610A〜610Cと直接
に接続された装飾制御装置610D〜610Fとが並列に接続される。
B及び610G〜610L、又は、廉価版前面枠3に取り付けられる4個の装飾制御装置
600B及び610M〜610Oが接続される。
り付けられも、マスタIC570Bに接続される装飾制御装置610の中で最も上流に位
置する装飾制御装置610であるため、中継基板600としても機能する。このため、装
飾制御装置600Bと記載している。
を制御するものである。照明ユニット11及び異常報知LED29の照射態様は、通常版
前面枠3であっても廉価版前面枠3であっても同じである。このため、通常版前面枠3及
び廉価版前面枠3には、同じアドレスが付与された装飾制御装置610Bが取り付けられ
ている。
列に接続された装飾制御装置610G〜610Iと直列に接続された装飾制御装置610
J〜610Lとが並列に接続される。一方、遊技機1に廉価版前面枠3が取り付けられる
場合には、装飾制御装置600Bには、直列に接続された装飾制御装置610M〜610
Oが接続される。
0Lによって制御される。廉価版前面枠3の装飾部材9'を照射するLEDは、3個の装
飾制御装置610M〜610Oによって制御される。
枠3が取り付けられた場合の装飾制御装置610の制御と、廉価版前面枠3が取り付けら
れた場合の装飾制御装置610の制御とが異なる。
ダ615のアドレスは、接続されているマスタIC570内で一意であるように付与され
る。図30で説明したように、マスタIC570Bに接続される装飾制御装置610G〜
610Lと装飾制御装置610M〜610とは異なるアドレスが付与される。
9、9'を照射するLEDを制御する装飾制御装置610のI2CI/Oエクスパンダ61
5に割り当てられたすべての固有アドレスに対して演出制御データがマスタIC570B
から送信される。
置550で通常版前面枠3の装飾制御装置610と廉価版用の装飾制御装置610とを制
御できるので、製造コストを削減できる。
15が接続されるマスタIC570と、通常版前面枠3に取り付けられる装飾制御装置6
10のI2CI/Oエクスパンダ615又は廉価版前面枠3に取り付けられる装飾制御装
置610のI2CI/Oエクスパンダ615が接続されるマスタIC570と、を分離し
ている。
の数の制限(図12に示すように14個を上限とする)がなくなり、多彩な演出制御を可
能とすることが期待できる。
エクスパンダ615のうちの一つのI2CI/Oエクスパンダ615とマスタIC570
との間でデータ送受信が行われれば、正常な状態として処理が行われるが、異常の判定、
並びに、I2CI/Oエクスパンダ615及びマスタIC570の初期化の処理を、各系
統毎に独立して行う点が第1の実施形態とは異なっている。
れている。換言すると、各マスタIC570に対応する異常判定テーブル2100が演出
制御装置550のRAM553に記憶されている。
2実施形態の異常判定テーブル2100の説明図である。
われるデータ送受信の異常を装飾制御装置毎に判定する第1異常判定テーブル2100A
、及び、マスタIC570Bと通常版遊技枠3に取り付けられた装飾制御装置600B、
610G〜610L、又は廉価版遊技枠3に取り付けられた装飾制御装置600B、61
0M〜610Oとの間で行われるデータ送受信の異常を装飾制御装置毎に判定する第2異
常判定テーブル2100Bの2種類のテーブルが存在する。
関してデータ送受信異常が発生したと判定された場合には、当該異常判定テーブルに属す
るすべての装飾制御装置610を初期化し、あわせて対応するマスタIC570も初期化
する。但し、他の異常判定テーブルに属する装飾制御装置610やマスタIC570は初
期化しない。
5に関してデータ送受信異常が発生したと判定された場合には、マスタIC570A及び
中継基板600A、装飾制御装置610A〜610Fのみを初期化し、他の、マスタIC
570B、及び装飾制御装置600B、装飾制御装置610G〜610Oは初期化しない
。
マスタIC570に接続される装飾制御装置610が初期化中であっても、異常が発生し
ていないマスタIC570と装飾制御装置610との間で、装飾制御データが送受信でき
るので、遊技の途中で装飾装置620による演出が突然一時停止してしまうことを防止で
きる。
ードリセットとがある。
一つが初期化される。
参照)を備えている。CPU551がバス563を介してこのリセットレジスタ573に
特定値(初期化指示情報)を書き込むと、特定値を書き込まれたリセットREG573を
備えるマスタIC570だけが初期化される。この場合、リセットREG573は、初期
化指示情報記憶領域となる。
ORゲート回路590に各マスタIC570A、570BのRESET端子が接続されて
おり、NORゲート回路590に印加される電圧が所定時間ローに保持されると、RES
ET端子に印加される電圧(初期化信号)も所定時間ローに保持され、全てのマスタIC
570A、570Bが初期化される。この場合、RESET端子は、初期化信号入力端子
となる。
おり、NORゲート回路590に印加される電圧が所定時間ローに保持されると、すべて
のマスタIC570のRESET端子に印加される電圧も所定時間ローになり、すべての
マスタIC570に初期化信号として取り込まれる。
、バス563とは別個の線(バスを介さない信号線)である。
A、570Bを初期化し、合せて対応する装飾制御装置610を初期化する。そして、何
れかの異常判定テーブルにて、全てのI2CI/Oエクスパンダ615に関してデータ送
受信異常が発生したと判定された場合には、当該異常判定テーブルに属するマスタICの
みをソフトリセットにより初期化し、合わせて対応する装飾制御装置610を初期化する
が、他のマスタICや装飾制御装置610はリセットしない。
生したマスタICのみに対してリセットを行うので、遊技機1全体の装飾が一時停止する
ことなく、遊技者に違和感を与えることを抑制できる。また、すべてのマスタIC570
を同時に高速にリセットしたい場合には、ハードリセットによりリセットが行えるので、
様々な態様のリセット処理を実施することができる。
のみ、図33及び図34で詳細を説明する。
図33では、図23に示すI2C初期リセット処理と同じ処理は同じ符号を付与し、説明
を省略する。
期リセット処理では、各マスタIC570に接続される装飾制御装置610に初期化指示
データを送信する。
れた後、CPU551は、第1のマスタIC570Aを選択して(3301)、ステップ
3301の処理で選択されたマスタIC570Aに接続される中継基板600A、装飾制
御装置610A〜610Fに初期化指示データを送信するスレーブリセット処理を実行し
(2303)、第1のマスタIC570Aに接続される中継基板600A、装飾制御装置
610A〜610Fを初期化する。
プ3302の処理で選択されたマスタIC570Bに接続される装飾制御装置610G〜
610Lに初期化指示データを送信するスレーブリセット処理を実行し(2303)、マ
スタIC570Bに接続される装飾制御装置600B、装飾制御装置610G〜610O
を初期化する。
図34では、図27に示すI2C随時リセット処理と同じ処理は同じ符号を付与し、説明
を省略する。
は、ステップ2703の処理でリセット条件が成立していると判定された場合、CPU5
51は、リセット条件が成立したマスタIC570を選択し(3401)、ステップ34
01の処理でマスタIC570に備わるリセットREG573に所定の値を書き込み、当
該マスタIC570をソフトリセットする(3402)。
続されるすべての装飾制御装置610に初期化指示データを送信するスレーブリセット処
理を実行する(2706)。
続されたマスタIC570であるか否かを判定する(3403)。
に接続されたマスタIC570であると判定された場合、可動制御装置が制御する役物駆
動MOT561及び役物駆動SOL560を初期位置に戻す初期化処理を実行するので、
ステップ2707の処理に進む。
御装置に接続されたマスタIC570でないと判定された場合、ステップ2710の処理
に進む。
トするので、異常が検出されていないマスタIC570を初期化しなくてもよいので、遊
技中に出力が一時停止する装飾装置の数を最小限に抑えることができ、遊技者に与える違
和感を減少させることができる。
、初期化されるマスタIC570に接続されるすべての装飾制御装置610も初期化され
るので、確実に異常を解消できる。
他の遊技機でも適用可能であることは当然意図されるものである。
チンコ機が開示されているが、変動表示ゲームに限らず、他の補助遊技の結果に対応して
特別遊技状態を発生する遊技機であっても構わないことは当然意図されるものである。
部材が作動して入口が開口し)、入賞装置内部へ取り込まれた遊技球が、入賞装置内部に
設けられた何れの入賞領域(特定入賞領域と一般入賞領域とがある)に入賞するかを抽選
する遊技を補助遊技としてもよい。この場合、入賞装置内部へ取り込まれた遊技球が特定
入賞領域に入賞することで、特別遊技状態が発生することになる。
るパチンコ機が開示されているが、普図変動表示ゲームの結果に対応して(或いは、普図
変動表示ゲームの結果に起因して)、特別遊技状態を発生する様なパチンコ機であっても
、本発明が適用可能であることは当然意図されるものである。例えば、普図変動表示ゲー
ムの結果により特定の入賞装置の入口が開口し、入賞装置内部へ取り込まれた遊技球が特
定入賞領域へ入賞した場合に特別遊技状態を発生するパチンコ機であっても、本発明は適
用可能である。
されているが、遊技制御装置と演出制御装置とが一体となって1つの制御装置を構成して
いても差し支えないものであり、或いは、遊技制御装置自身がグループ統括制御手段とし
て構成されていても差し支えないことは当然意図されることである。
た、本発明の範囲は前述した発明の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許
請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
があげられる。
変動表示する変動表示ゲームが実行され、該変動表示ゲームの結果に対応して遊技者に特
典を付与する特別遊技状態を発生可能な遊技機において、前記遊技領域における遊技を統
括的に制御する遊技制御手段と、遊技の演出を行う複数の演出装置と、前記遊技制御手段
からの指令に対応して、前記複数の演出装置を制御する演出制御手段と、を備え、前記複
数の演出装置を複数グループに分割し、該分割されたグループに属する演出装置を制御す
るためのグループ単位制御手段を各グループ毎に設け、前記演出制御手段を、前記グルー
プ単位制御手段の各々を統括的に制御するグループ統括制御手段として構成するとともに
、前記グループ統括制御手段から前記グループ単位制御手段へタイミング信号を伝達する
タイミング信号線と、前記グループ統括制御手段と前記グループ単位制御手段との間でデ
ータ信号を授受するデータ線と、を備えることによって、前記グループ統括制御手段と前
記グループ単位制御手段との間で相互にデータ通信を可能とし、前記グループ統括制御手
段に前記タイミング信号線及び前記データ線を介して接続可能な前記各グループ単位制御
手段には個別のアドレスが設定され、前記グループ統括制御手段は、前記各グループ単位
制御手段から送信先となるグループ単位制御手段を選択し、前記選択されたグループ単位
制御手段に設定されたアドレスを指定するアドレス指定手段と、前記データ線の信号レベ
ルを送信データに対応する信号レベルに設定しながら、前記タイミング信号線の信号レベ
ルを繰り返し変化させることによって、前記アドレス指定手段によって指定された送信先
のグループ単位制御手段のアドレスを含むデータを順次送信する送信手段と、前記送信手
段による所定のビット数のデータ送信が終了する毎に、前記グループ単位制御手段からの
返答信号を取り込む返答信号取込手段と、前記返答信号取込手段によって取り込まれた返
答信号によってデータ送信の成否を判定する判定手段と、を備え、前記グループ単位制御
手段は、前記送信手段によって送信されたデータに含まれるアドレスが自宛のアドレスを
示す場合に、該送信手段によってデータが送信された前記データ線を介して、前記返答信
号を前記グループ統括制御手段へ出力する返答信号出力手段を備え、前記アドレス指定手
段が前記グループ統括制御手段に接続可能なすべてのグループ単位制御手段を前記送信先
として選択することによって、前記送信手段を介して、前記グループ統括制御手段に接続
可能なすべてのグループ単位制御手段に設定されたアドレスに対して前記データが送信さ
れる一方で、前記グループ統括制御手段には、前記グループ統括制御手段に接続可能なす
べてのグループ単位制御手段のうち、一部のグループ単位制御手段だけが接続されること
を特徴とする遊技機。
の中から当該遊技機の仕様が選択的に特定されるとともに、該複数種類の仕様として第1
仕様遊技機と第2仕様遊技機とが含まれており、前記グループ統括制御手段に接続可能な
すべてのグループ単位制御手段には、前記第1仕様遊技機にのみ設けられて前記第2仕様
遊技機には設けられない演出装置を制御する第1グループ単位制御手段と、前記第2仕様
遊技機にのみ設けられて前記第1仕様遊技機には設けられない演出装置を制御する第2グ
ループ単位制御手段と、が含まれ、前記アドレス指定手段は、当該遊技機の仕様に拘らず
、前記第1グループ単位制御手段に設定されたアドレスと、前記第2グループ単位制御手
段に設定されたアドレスとを、ともに指定し、前記送信手段は、前記アドレス指定手段が
指定したアドレスが設定されているすべてのグループ単位制御手段に対して前記データを
送信することを特徴とする(1)に記載の遊技機。
着脱可能に取り付けられる前面枠と、を備え、前記前面枠には遊技の演出を行う前記演出
装置が備えられるとともに、該前面枠は、該演出装置の種類が互いに異なる第1遊技枠若
しくは第2遊技枠として、複数の仕様の何れかが設定され、前記遊技盤は前記第1遊技枠
及び第2遊技枠の何れにも取り付けられ、前記遊技盤に設けられる演出装置は、前記第1
グループ単位制御手段及び前記第2グループ単位制御手段とは異なる第3グループ単位制
御手段によって制御され、前記グループ統括制御手段には、前記第1グループ単位制御手
段及び前記第2グループ単位制御手段のいずれか一方が接続される第1グループ統括制御
手段と、前記第3グループ単位制御手段が接続される第2グループ統括制御手段と、を備
えることを特徴とする(2)に記載の遊技機。
御手段に接続可能なすべてのグループ単位制御手段に対して、前記グループ統括制御手段
との接続状態を判定する接続判定手段を備え、前記送信手段は、前記接続判定手段によっ
て前記グループ統括制御手段に接続されていると判定された前記グループ単位制御手段と
、前記接続判定手段によって前記グループ統括制御手段に接続されていないと判定された
前記グループ単位制御手段とで、前記データ送信の態様を変更することを特徴とする(1
)〜(3)のいずれか一つに記載の遊技機。
数連続して失敗したと判定された場合には、前記接続判定手段は、当該グループ単位制御
手段が前記グループ統括制御手段に接続されていないと判定することを特徴とする(4)
に記載の遊技機。
れていると判定された前記グループ単位制御手段への前記データ送信の頻度を、前記接続
判定手段によって前記グループ統括制御手段に接続されていないと判定された前記グルー
プ単位制御手段への前記データ送信の頻度よりも高くすることを特徴とする(4)又は(
5)に記載の遊技機。
ータ送信が失敗したと判定された場合に、当該データを再送する再送手段が備えられ、
前記接続判定手段によって前記グループ統括制御手段に接続されていると判定された前記
グループ単位制御手段に対して前記再送手段がデータを再送する回数を、前記接続判定手
段によって前記グループ統括制御手段に接続されていないと判定された前記グループ単位
制御手段に対して前記再送手段がデータを再送する回数よりも、多く設定したことを特徴
とする(4)〜(6)のいずれか一つに記載の遊技機。
を介してデータ送信ができるので、基板間の配線を少なくすることができる。また、グル
ープ単位制御手段からグループ統括手段へも同じデータ線を用いて返答信号が送信される
ので、データ送信が行われたかを確認できる構成となって、誤作動を防止することができ
る。また、グループ統括制御手段からグループ単位制御手段へデータを送信した直後に、
グループ単位制御手段からグループ統括手段へ返答信号を返す構成なので、高速なデータ
通信が可能となる。さらに、グループ統括制御手段に接続可能なグループ単位制御手段に
は固有のアドレスが付与され、当該すべてのグループ単位制御手段に対してデータが送信
されるので、グループ統括制御手段に個別のアドレスが付与されたグループ単位制御手段
のいずれが接続されても、当該接続されたグループ単位制御手段は正確に動作し、グルー
プ統括制御手段の動作プログラムを共通化できる。
っても、グループ統括制御手段の動作プログラムを変更せずに、遊技機に設けた演出装置
を制御して装飾を行うことができる。
であっても、グループ統括制御手段の動作プログラムを変更せずに、遊技機に設けた演出
装置を制御して装飾を行うことができる。さらに、グループ統括制御手段に接続可能なグ
ループ単位制御手段の数が制限されていても、遊技盤に設けた演出装置を制御するグルー
プ単位制御手段が接続されるグループ統括制御手段と、第1遊技枠に設けた演出装置を制
御するグループ単位制御手段又は第2遊技枠に設けた演出装置を制御するグループ単位制
御手段が接続されるグループ統括制御手段と、の各々が備わるようにしたので、遊技機全
体で制御可能なグループ単位制御手段の数を増加させることができる。
と、グループ統括制御手段に接続されていないグループ単位制御手段とで、データ送信の
態様を変更するので、適切なデータ送信を行うことができる。
定されたグループ単位制御手段をグループ統括制御手段に接続されていないと判定するの
で、グループ統括制御手段に接続されているか否かの誤判定を防止できる。
段へのデータ再送信の頻度を、グループ統括制御手段に接続されているグループ単位制御
手段へのデータ再送信の頻度よりも低くするので、グループ統括制御手段とグループ単位
制御手段との間のデータ送信量を全体的に減少させることができる。また、グループ統括
制御手段に接続されていないグループ単位制御手段に対するデータ送信を行わないわけで
はないので、グループ単位制御手段に一時的な故障などが発生した場合であってもいち早
く一時的な故障が発生したグループ単位制御手段を復帰できる。
段へのデータの再送回数を、グループ統括制御手段に接続されているグループ単位制御手
段へのデータの再送回数よりも少なくするので、グループ統括制御手段とグループ単位制
御手段との間のデータ送信量を全体的に減少させることができる。
ある。
2 本体枠(外枠)
3 前面枠
4 ヒンジ
10 遊技盤
11 照明ユニット
17 演出ボタン
18 ガラス枠
34 普図始動ゲート
36 普通変動入賞装置
42 特別変動入賞装置
44 一般入賞口
45 第1始動入賞口
51 センターケース
52 窓部
53 表示装置
55 振動センサ
60 可動役物
500 遊技制御装置
550 演出制御装置
560 役物駆動SOL
561 役物駆動MOT
570 マスタIC
573 リセットREG
574 送信モードREG
580 払出制御装置
600 中継基板(装飾制御装置)
610 装飾制御装置
620 装飾装置
2100 異常判定テーブル
Claims (1)
- 遊技の演出を行う複数の演出装置と、
遊技制御手段からの指令に対応して、前記複数の演出装置を制御する演出制御手段と、
を備え、
前記複数の演出装置を複数グループに分割し、該分割されたグループに属する演出装置
を制御するためのグループ単位制御手段をグループ毎に設け、
前記演出制御手段を、前記グループ単位制御手段の各々を統括的に制御するグループ統
括制御手段として構成するとともに、
前記グループ統括制御手段から前記グループ単位制御手段にタイミング信号を伝達する
タイミング信号線と、データ信号を伝達するデータ線と、
を備えることによって、前記グループ統括制御手段と前記グループ単位制御手段との間
でデータ通信を可能とし、
前記グループ統括制御手段に前記タイミング信号線及び前記データ線を介して接続可能
な前記各グループ単位制御手段には、各グループ単位制御手段の間で共通となる共通アド
レスと、各グループ単位制御手段同士で相違する個別アドレスと、が予め割り当てられ、
前記グループ統括制御手段は、
前記データ線の信号レベルを送信データに対応する信号レベルに設定しながら、前記タ
イミング信号線の信号レベルを繰り返し変化させることによって、送信先のグループ単位
制御手段のアドレスを含むデータを順次送信する送信手段と、
前記送信手段による所定のビット数のデータ送信が終了する毎に、前記グループ単位制
御手段からの返答信号を取り込む返答信号取込手段と、
前記返答信号取込手段によって取り込まれた返答信号によってデータ送信の成否を判定
する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、当該グループ統括制御手段に接続可能なすべての
グループ単位制御手段に対して、当該グループ統括制御手段との接続状態を判定する接続
判定手段と、
を備え、
前記送信手段は、
前記接続判定手段によって前記グループ統括制御手段に接続されていると判定された前
記グループ単位制御手段と、前記接続判定手段によって前記グループ統括制御手段に接続
されていないと判定された前記グループ単位制御手段とで、前記データ送信の態様を異な
らせ、
前記グループ単位制御手段は、
前記送信手段によって送信されたデータに含まれるアドレスが前記共通アドレスまたは
自宛の個別アドレスを示す場合に、前記送信されたデータを制御データとして取り込み、
前記送信されたデータに含まれるアドレスが前記共通アドレスである場合には、前記制
御データを初期化指示データとして扱うことを特徴とする遊技機。
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