JP2016034288A - 培養状態評価装置、細胞培養方法およびプログラム - Google Patents

培養状態評価装置、細胞培養方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 コロニーに含まれる培養細胞の数を非侵襲で把握するための技術を提供する。
【解決手段】 培養情報処理装置は、取得部と、輪郭情報生成部と、細胞計数部と、教師情報生成部とを備える。取得部は、蛍光染色された細胞からなる第1細胞塊を各々の焦点位置を変化させて撮影した蛍光画像群を取得する。輪郭情報生成部は、第1細胞塊を観察面に投影したときの輪郭の大きさ情報を求める。細胞計数部は、蛍光画像群を用いて第1細胞塊に含まれる細胞数を求める。教師情報生成部は、第1細胞塊の観察時期を示す情報に、第1細胞塊の細胞数の情報と第1細胞塊の輪郭の大きさの情報とを対応付けて教師情報を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、培養状態評価装置、細胞培養方法およびプログラムに関する。
細胞の培養技術および培養状態の評価技術は、再生医療などの先端医療分野や医薬品のスクリーニングを含む幅広い分野での基盤技術となっている(例えば、特許文献1参照)。
細胞の培養過程では細胞が凝集し、コロニー(細胞塊)が形成されることが知られている。平面に単層で細胞が接着培養されていた頃に比べて、コロニーの状態では内部で細胞が複雑な構造を形成し、3次元方向にもコロニーが進展する。培養細胞に組織的な機能を発現させるためには、このような3次元構造をとりながら細胞を培養することが重要であると考えられている。
特許第453645号公報
培養した細胞を次の工程で使用するときには、培養細胞の総数を把握する必要がある。しかし、3次元的に成長したコロニー状態の培養細胞では、コロニーのまま細胞数を計測することができない。一般的にコロニー内の細胞数をカウントする場合、トリプシン処理等によってコロニーを一度細胞単体までばらす必要があるが、かかる処理は培養細胞に大きなダメージを与えてしまう。例えば、再生医療の分野では、インビトロで培養した細胞を人体に移植することが前提となるので、細胞へのダメージをできる限り抑制しつつ、細胞数の情報を取得することが強く要請されている。
上記事情に鑑み、コロニーに含まれる培養細胞の数を非侵襲で把握するための技術を提供する。
本発明の一側面である培養状態評価装置は、蛍光染色された染色細胞を培養する過程で形成される染色細胞塊を、焦点位置を一定量ずつ変化させて撮影した複数の蛍光画像と前記染色細胞塊の明視野観察画像とを、複数の観察時期毎に取得する第1撮像部と、前記明視野観察画像又は前記複数の蛍光画像を用いて、前記染色細胞塊を観察面に投影したときの前記染色細胞塊の輪郭の大きさ情報を求める第1情報生成部と、前記複数の蛍光画像を用いて、前記染色細胞塊に含まれる染色細胞の数を前記複数の観察時期毎に求める計数部と、前記染色細胞塊の観察時期を示す情報に、前記染色細胞塊の輪郭の大きさ情報及び前記染色細胞塊に含まれる染色細胞の数の情報を対応付けた教師情報を、前記複数の観察時期毎に生成する教師情報生成部と、前記複数の観察時期毎に生成した教師情報を時間軸方向に関連付けて記憶する記憶部と、前記染色細胞と同一種で、且つ蛍光染色されていない非染色細胞を培養する過程で形成される非染色細胞塊の明視野観察画像を取得する第2撮像部と、前記非染色細胞塊の明視野観察画像から前記非染色細胞塊の輪郭の大きさ情報を求める第2情報生成部と、前記記憶部に記憶された複数の教師情報のうち、前記第2撮像部にて取得された前記非染色細胞塊の明視野観察画像と同一の観察時期である教師情報と、前記第2情報生成部により求めた前記非染色細胞塊の輪郭の大きさ情報とから、前記非染色細胞塊に含まれる細胞数を推定する推定部と、を備える。
なお、コンピュータを上記の培養状態評価装置として動作させるプログラムや、当該プログラムを記憶した記憶媒体や、上記の培養状態評価装置を用いた細胞培養方法や、上記の培養状態評価装置の動作を方法のカテゴリで表現した態様は、いずれも本発明の具体的態様として有効である。
染色細胞塊を撮影した複数の蛍光画像を用いて、染色細胞塊の輪郭の大きさと細胞数とを含む教師情報を予め生成する。そして、上記の教師情報を用いることで、明視野観察画像で取得した輪郭の大きさから細胞塊に含まれる培養細胞の数を非侵襲で把握できる。
一の実施形態での培養情報処理装置および培養状態評価装置の構成例を示す図 ヒトiPS細胞のコロニーを撮影した位相差画像の例を示す図 一の実施形態での蛍光画像群の取得方法の例を示す概要図 培養情報処理装置としてのコンピュータの動作例を示す流れ図 培養状態評価装置としてのコンピュータの動作例を示す流れ図 一の実施形態における観察時期と評価対象のコロニーの推定細胞数との例を示すグラフ 他の実施形態での細胞培養装置の構成例を示す図 図7の細胞培養装置をコンピュータによって制御する場合のフローチャート
<一の実施形態での装置構成例>
図1は、培養情報処理装置および培養状態評価装置の一例である一の実施形態でのコンピュータの構成例を示す図である。ここで、一の実施形態のコンピュータ11は、細胞塊を撮影した明視野観察画像から細胞数を推定する処理を行う。このとき、前処理工程で培養情報処理装置としてのコンピュータ11は教師情報を生成し、後処理工程で培養状態評価装置としてのコンピュータ11は、教師情報を用いて明視野観察画像から細胞塊に含まれる細胞数を推定する。
一の実施形態のコンピュータ11は、細胞の培養およびタイムラプス観察を行う細胞培養装置31に接続されている。そして、コンピュータ11には、培養情報処理装置のプログラムおよび培養状態評価装置のプログラムがインストールされている。
上記の細胞培養装置31は、恒温室32および撮像部33を有している。恒温室32は、細胞の培養に適した環境条件(例えば、温度37℃、湿度90%、CO2濃度5%)に維持されており、その内部で培養容器に収納された細胞が培養される。また、撮像部33は、恒温室32の環境下で培養容器内の細胞を観察する電子カメラモジュールである。また、撮像部33は、透過型顕微鏡(例えば位相差顕微鏡)の光学系と、レーザ光源および共焦点光学系を有する共焦点蛍光顕微鏡の光学系との2種類の光学系を有している。撮像部33の光学系は、光軸方向(z軸方向)に焦点位置を調節することができる。なお、上記の各光学系はいずれも公知であるので、図1では撮像部33の光学系の図示は省略する。
一方、コンピュータ11は、データ読込部12、記憶装置13、CPU14、メモリ15および入出力I/F16、バス17を有している。データ読込部12、記憶装置13、CPU14、メモリ15および入出力I/F16は、バス17を介して相互に接続されている。さらに、コンピュータ11には、入出力I/F16を介して、入力デバイス18(キーボード、ポインティングデバイスなど)とモニタ19とがそれぞれ接続されている。なお、入出力I/F16は、入力デバイス18からの各種入力を受け付けるとともに、モニタ19に対して表示用のデータを出力する。
データ読込部12は、画像のデータや、プログラムを外部から読み込むときに用いられるI/Fである。例えば、データ読込部12は、着脱可能な記憶媒体からデータを取得する読込デバイス(光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスクの読込装置など)や、公知の通信規格に準拠して外部の装置と通信を行う通信デバイス(USBインターフェース、LANモジュール、無線LANモジュールなど)である。なお、一の実施形態のコンピュータ11は、データ読込部12を介して細胞培養装置31の撮像部33と接続されている。
記憶装置13は、例えば、ハードディスクや、不揮発性の半導体メモリなどの記憶媒体で構成される。この記憶装置13には、培養情報処理装置のプログラムおよび培養状態評価装置のプログラムが記録されている。なお、記憶装置13には、細胞培養装置31で撮影された培養細胞の画像のデータや、後述の教師情報を記憶しておくこともできる。
CPU14は、コンピュータ11の各部を統括的に制御するプロセッサである。このCPU14は、培養情報処理装置のプログラムの実行によって、輪郭情報生成部21、細胞計数部22、教師情報生成部23として動作する。また、CPU14は、培養状態評価装置のプログラムの実行によって推定部24として動作する(上記のCPU14の各部動作についてはいずれも後述する)。
メモリ15は、上記の各プログラムでの各種演算結果を一時的に記憶する。このメモリ15は、例えば揮発性のSDRAMである。
<培養情報処理装置の動作例>
次に、培養情報処理装置による教師情報の生成について説明する。
上記の教師情報を生成する場合、蛍光タンパクによって細胞核を蛍光染色した細胞を細胞培養装置31によって培養容器内で培養する。細胞培養装置31で培養する細胞種はいかなるものでもよいが、一の実施形態ではヒトiPS細胞を培養する例を説明する。
そして、細胞培養装置31の撮像部33は、共焦点蛍光顕微鏡および位相差顕微鏡によって、蛍光染色した細胞からなるコロニーを同一の撮影条件下で一定期間ごとにタイムラプス観察する。これにより、細胞培養装置31の撮像部33は、一定期間ごとに同じコロニーを撮影した蛍光画像および明視野観察画像(位相差画像)を生成する。なお、図2に、ヒトiPS細胞のコロニーを撮影した位相差画像の例を示す。
ここで、細胞培養装置31は、各観察時期で同じコロニーを共焦点蛍光顕微鏡で撮影するときに、培養細胞の厚さにあわせて光軸方向に焦点位置を一定量ずつ変化させて複数の蛍光画像を取得する(図3参照)。同じ観察時期において焦点位置を変化させて同じコロニーを撮影した蛍光画像群は、各々の画像がコロニーをz軸方向にスライスした状態を示している。
その後、培養情報処理装置としてのコンピュータ11は、上記の蛍光画像群および位相差画像を用いて教師情報を生成する。以下、図4の流れ図を参照しつつ、培養情報処理装置としてのコンピュータ11の動作例を説明する。なお、図4の流れ図の処理は、プログラムの実行指示に応じてCPU14が実行する。
ステップ#101:CPU14は、データ読込部12を介して、蛍光染色した細胞からなるコロニーをタイムラプス観察して得た各観察時期の画像(蛍光画像群および位相差画像)を細胞培養装置31から取得する。ここで、上記の蛍光画像群には、観察時期を示す情報と焦点位置の情報とがそれぞれ付帯情報として対応付けされている。また、位相差画像には、観察時期を示す情報が付帯情報として対応付けされている。その後、CPU14は、上記の画像のデータを記憶装置13に記録する。
なお、CPU14は、1回の観察時期ごとに蛍光画像群および位相差画像を細胞培養装置31から取得してもよく、タイムラプス観察が終了した時点で全ての観察時期の蛍光画像群および位相差画像を細胞培養装置31からまとめて取得してもよい。
ステップ#102:CPU14は、教師情報の生成対象となる蛍光画像群および位相差画像のグループを指定する。このとき、CPU14は、同じ観察時期に取得した蛍光画像群および位相差画像をグループ化し、観察時期の古い順に教師情報の生成対象のグループを指定するものとする。
ステップ#103:輪郭情報生成部21は、コロニーを観察面に投影したときの輪郭の大きさ情報を求める。具体的には、位相差画像では光軸方向からみてコロニーの外縁となる輪郭が観察面に投影されるので、#103での輪郭情報生成部21は、位相差画像を用いてコロニーの輪郭の大きさ情報を求める。
例えば、輪郭情報生成部21は、コロニーの輪郭に対応するハロを公知のエッジ抽出手法で抽出する。そして、輪郭情報生成部21は、輪郭追跡処理によってコロニーの輪郭で囲まれた閉空間を求め、この閉空間の面積をコロニーの輪郭の大きさ情報とすればよい。また、コロニーの輪郭の大きさ情報は、面積に限らず、例えば、輪郭線の長さを指標にしても良い。
ステップ#104:細胞計数部22は、教師情報の生成対象のグループに含まれる蛍光画像群を用いて、コロニーに含まれる細胞数を求める。
一例として、細胞計数部21は、位相差画像で求めたコロニーの輪郭内にある細胞核の数を各々の蛍光画像でカウントする。そして、細胞計数部21は、焦点位置が隣接する蛍光画像間で同じ座標にある細胞核を除外した上で、各々の蛍光画像でカウントした細胞核の数を合計し、コロニー内の細胞の総数を算出する。なお、本実施形態の例では、蛍光染色する対象を細胞核としたが、例えば核酸染色試薬を使って細胞内のdsDNAを染色しても良い。さらに正細胞と死細胞とを区別して染色するなどしても良い。
ステップ#105:教師情報生成部23は、コロニーの輪郭の大きさ情報(#103)とコロニーの細胞数(#104)を示す情報とを、コロニーの観察時期を示す情報と対応付けて教師情報を生成する。
ステップ#106:CPU14は、全ての観察時期において教師情報が生成されたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)には、#107に処理が移行する。
一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU14は#102に戻って、教師情報の生成対象のグループを新たに指定して上記動作を繰り返す。
ステップ#107:教師情報生成部23は、同じコロニーについて観察時期が異なる複数の教師情報を時間軸方向に関連付けてデータベース化する。そして、教師情報生成部23は、データベース化した教師情報を記憶装置13に記録する。以上で、図4の説明を終了する。
また、一の実施形態での培養情報処理装置は、#101〜#107の処理によって、同じ細胞種の他のコロニーから得た一連の教師情報をさらにデータベース化する。これにより、或る細胞種のコロニーを培養したときの成長曲線の上限および下限を把握することができる。
同じ細胞種の細胞を培養した場合でもコロニーの成長にある程度のバラツキが生じるが、複数回の培養によってそれぞれ異なるコロニーから複数の教師情報を生成することで、より精度の高い細胞数の推定が可能となる。
<培養状態評価装置の動作例>
次に、培養状態評価装置による培養細胞の評価について説明する。
上記の培養状態評価装置は、教師情報のときと同じ細胞種であって、蛍光染色されていない細胞(非蛍光染色のヒトiPS細胞)を評価対象とする。この場合、評価対象の細胞を細胞培養装置31によって培養容器内で培養する。
そして、細胞培養装置31の撮像部33は、位相差顕微鏡によって、評価対象の細胞からなるコロニーを同一の撮影条件下で一定期間ごとにタイムラプス観察する。これにより、細胞培養装置31の撮像部33は、一定期間ごとに同じコロニーを撮影した位相差画像を生成する。
その後、培養状態評価装置としてのコンピュータ11は、上記の位相差画像を用いて培養細胞の評価を行う。以下、図5の流れ図を参照しつつ、培養状態評価装置としてのコンピュータ11の動作例を説明する。なお、図5の流れ図の処理は、プログラムの実行指示に応じてCPU14が実行する。
ステップ#201:CPU14は、評価対象の細胞種に対応する教師情報のデータベースを記憶装置13から読み込んで取得する。なお、#201の処理で読み込まれる教師情報のデータベースは、培養情報処理装置が図4の処理で予め生成したものである。
ステップ#202:CPU14は、データ読込部12を介して、評価対象の細胞からなるコロニーを或る観察時期に撮影した位相差画像を細胞培養装置31から取得する。ここで、位相差画像には、観察時期を示す情報が付帯情報として対応付けされている。その後、CPU14は、上記の位相差画像のデータを記憶装置13に記録する。
ステップ#203:推定部24は、教師情報のデータベースを用いて、#202で取得した評価対象の位相差画像からコロニー全体に含まれる細胞数を推定する。そして、推定部24は、コロニー全体の推定細胞数の情報を記憶装置13に記録する。
一例として、推定部24は、評価対象の位相差画像に含まれるコロニーの輪郭の大きさ情報を上記の#103と同じ手法で求める。次に、推定部24は、教師情報のデータベースのうち、評価対象の位相差画像と同じ観察時期の教師情報を参照し、評価対象の位相差画像から求めたコロニーの輪郭の大きさ情報に対応する細胞数を推定する。
このとき、推定部24は、同じ観察時期の教師情報のうち、評価対象の位相差画像とコロニーの輪郭の大きさが最も近い教師情報を選択する。そして、推定部24は、選択された教師情報の示す細胞数を用いて、評価対象となるコロニーの細胞数を推定すればよい。あるいは、推定部24は、複数の教師情報からコロニーの輪郭の大きさ情報と細胞数との相関を示す関数を求め、この関数を用いてコロニーの輪郭の大きさ情報から細胞数を推定してもよい。以上で、図5の説明を終了する。
一の実施形態の培養状態評価装置は、同じ細胞種のコロニーの蛍光観察結果から予め生成された教師情報を用いて、位相差画像に含まれるコロニーの輪郭の大きさからコロニー全体の培養細胞の数を推定する。これにより、培養工程で有用な情報となるコロニーの培養細胞の数をコロニーのまま非侵襲で求めることができる。
ここで、同じコロニーをタイムラプス観察しつつ、各観察時期において培養状態評価装置で図6の処理を逐次行う場合、推定部24は、以下の手法により位相差画像からコロニーの培養状態の良否を推定できる。
具体的には、評価対象の位相差画像に含まれるコロニーの輪郭の大きさが、同じ観察時期の教師情報における輪郭の大きさの上限から下限の範囲に収まる場合、推定部24は、評価対象のコロニーが正常な状態にあると推定する。一方、評価対象の位相差画像に含まれるコロニーの輪郭の大きさが、同じ観察時期の教師情報における輪郭の大きさの上限から下限の範囲から外れる場合、推定部24は、評価対象のコロニーが異常な状態にあると推定する。
これにより、一の実施形態の培養状態評価装置では、教師情報を用いて位相差画像からコロニーの培養状態を非侵襲で判断することができるので、実用的な培養工程の良否の指標を提供できる。
図6は、一の実施形態における観察時期と評価対象のコロニーの推定細胞数との例を示すグラフである。図6の横軸は観察時期であり、図6の縦軸はコロニーの推定細胞数である。図6では、各観察時期で位相差画像から求めた推定細胞数と、教師情報のうちで輪郭の大きさの上限に対応する細胞数と、輪郭の大きさの下限に対応する細胞数とをそれぞれ示している。図6の例では、評価対象のコロニーが正常な状態であり、各観察時期で位相差画像から求めた推定細胞数は、教師情報の細胞数の上限から下限の範囲に収まっている。
<他の実施形態での細胞培養装置の説明>
以下、図7、図8を参照しつつ、培養状態評価装置を細胞培養装置に適用した実施形態を説明する。
図7は、細胞培養装置31の改良型であって、培養細胞の培養操作を自動化した細胞培養装置の構成例である。なお、後述する図8の流れ図において、ステップ#301での細胞の播種、ステップ#302での細胞の培養・増殖操作は、図7の細胞培養装置によって行われる。
細胞培養装置31による播種・培養操作は、コンピュータ11のCPU14によって行われる。具体的には、CPU14の制御部25によって、播種部53とピペッティング装置54とが制御される。
播種部53は、細胞を収納する収納容器と、収納容器からピペッティング装置54に細胞を送り出すポンプと、ポンプの駆動源とを含んでいる。
ピペッティング装置54は、 ピペットと、上記のピペットをXY方向およびZ方向に駆動制御する駆動源(モータやギヤ機構など)と、上記のピペットをピックアップ部51、分注部52および播種部53にそれぞれ繋ぐ管と、ピックアップ部51、分注部52および播種部53の間でピペットの接続先を切換える切換部(弁など)と、ピペットおよび管を洗浄する洗浄装置と、を含んでいる。
細胞培養装置31による細胞の播種操作では、播種部53およびピペッティング装置54が制御部25により制御される。細胞の播種操作において、ピペッティング装置54は、播種部53から送られて来た細胞をピベッティングによって培養容器56に分散するように播く。
培養過程が進むと、培養容器の培地交換や継代操作が必要となる。
分注部52には、培地交換作業に必要な新しい培地のボトルや、廃棄培地の収容ボトルや、継代作業に必要なトリプシン溶液のボトルや、その他の試薬のボトルなどが配置されている。
細胞培養装置31による培地交換作業では、ピペッティング装置54および分注器52が制御部25によって制御される。培地交換作業では、古い培地を培養容器56から抜いて、新しい培地が供給される。ピペッティング装置54および分注器52の各種ボトルは弁を介して接続されている。そして、制御部25がそれらの弁とボトルの溶液を押し出すポンプとを制御することで、上記の培地交換作業が成される。
細胞培養装置31による継代作業では、ピペッティング装置54およびピックアップ部51が制御部25によって制御される。培地交換作業では、培養容器内に増えた細胞コロニーをピックアップし、ピックアップされた細胞コロニーを細胞単体に分離した後、新たな培養容器に細胞が播種される。これにより、培養細胞が再増殖される。なお、新たな培養容器はストッカ55に収納される。そして、細胞培養装置31では、不図示のロボットアームによって培養容器の移動、交換が行われる。
上記の細胞培養装置31では、ピックアップ部51、分注部52、播種部53、ピペッティング装置54が恒温室に設置されている構成を示した。しかし、細胞培養装置はこれに限られず、ピックアップ部51、分注部52、播種部53、ピペッティング装置54がそれぞれ細胞培養装置31の外に配置され、これらがシステムとして連携動作する構成であってもよい。
また、iPS細胞のコロニーが次の工程で使える品質・量を満たさない場合(図8のステップ#309)には、iPS細胞のコロニーを再増殖させる必要がある。かかる場合には、細胞培養装置31によって、培養容器のiPS細胞のコロニーを継代し、新たな培養容器に播種することでiPS細胞のコロニーが増殖される。
図8は、図7の細胞培養装置をコンピュータによって制御する場合のフローチャートである。
ステップ#301では、細胞培養装置31によって、細胞が培養容器に撒かれる。
ステップ#302では、細胞培養装置31によって、細胞の培養が開始される。同時に培養容器内の培養細胞は、細胞培養装置31によって定期的に観察(位相差観察、蛍光観察)される。上記のいわゆるタイムラプス撮影によって、位相差画像および蛍光画像のデータが細胞培養装置31に記憶される。
ステップ#303では、細胞培養装置31によって、上記の位相差画像データに基づき、細胞・細胞コロニーの輪郭形状の解析が実行される。
ステップ#304では、細胞培養装置31によって、一定時期(1〜2週間)の培養中に、タイムラプス撮影された画像データを用いて#303の輪郭形状の解析が行われるとともに、その輪郭形状に基づき細胞コロニーの探索(細胞コロニーの抽出・特定)が行われる。
ステップ#305では、細胞培養装置31によって、#304で探索された細胞コロニーから、良いiPS細胞のコロニーになりそうなものが選択される。具体的には、細胞培養装置31は、所定の条件(例えば輪郭線が連続したもの、コロニーの輝度分散が均一のもの等)に基づき、コロニーの輪郭形状から良いiPS細胞のコロニーを選択する。
ステップ#306では、細胞培養装置31によって、既に上述した教師値データが読み出される。
ステップ#307では、細胞培養装置31によって、輪郭解析されたコロニーのデータと教師データとが比較される。これにより、細胞培養装置31は、コロニーの内部の細胞数とコロニーの成長時期を把握できる。なお、#307では、細胞培養装置31によって、コロニーが所望の培養状態であるか(求められる細胞数と成長時期に来ているか)が判断される。そして、コロニーが所望の培養状態ではない場合(NO側)には、#302の培養工程に戻される。
ステップ#308では、#307でコロニーが所望の培養状態ではない場合(NO側)に、細胞培養装置31によって、コロニーがピックアップされる。
ステップ#309では、細胞培養装置31によって、ピックアップされたコロニーが次の工程で使える量に達したかが判定される。例えば、次の工程としてはiPS細胞のコロニーを分化誘導する工程(ステップ#310)が想定される。この#310では、創薬や再生医療用に細胞が供される。上記の用途に応じて十分なコロニーの量が決まるので、細胞培養装置31は、決められた所定の条件に従い上記の判定を行うことができ、次の#310の工程に行くか否かが決定される。コロニーの量が不十分な場合(NO側)には#301に戻って、細胞培養装置31によって、新たな培養容器に細胞の播種がなされ、更に細胞が増殖される。また、上記の所定の条件において、ユーザーは培養細胞の量(質量、重さや体積など)を任意に設定できる。更に、#309の判定では、次の工程に行くために培養細胞の量だけではなく、培養細胞の質が十分な品質にあるかを判断基準に加えることもできる。例えば、#309での品質の判断基準としては、各細胞コロニーの面積やコロニーの輝度情報の分散値などが所定の条件を満たしたか否かを細胞培養装置31に判定させても良い。
<実施形態の補足事項>
(a)上記実施形態の輪郭情報生成部21は、位相差画像を用いてコロニーの輪郭の大きさを求めているが、蛍光画像を用いてコロニーの輪郭の大きさを求めてもよい。一例として、輪郭情報生成部21は、蛍光画像内の領域毎に細胞核の分布を示す分散値を求め、分散値が一定以上となる領域をコロニーの部分と判定すればよい。そして、輪郭情報生成部21は、コロニーの部分と判定された領域が連続する範囲をグループ化して、コロニーの輪郭の大きさを求めればよい。
(b)上記実施形態では、培養情報処理装置および培養状態評価装置を同じコンピュータで実現する例を説明したが、本発明において、培養情報処理装置と培養状態評価装置とはそれぞれ別個の装置であってもよい。
(c)上記実施形態では、培養情報処理装置および培養状態評価装置の各機能をプログラムによってソフトウエア的に実現する例を説明した。しかし、本発明において、培養情報処理装置および培養状態評価装置の各機能をASICでハードウエア的に実現しても勿論かまわない。
(d)上記実施形態では、培養情報処理装置および培養状態評価装置が、細胞培養装置31に接続されるコンピュータ11である例を説明した。しかし、本発明の培養情報処理装置および培養状態評価装置は、細胞培養装置31に実装されるものであってもよい。
(e)上記実施形態の培養情報処理装置は、各観察時期で位相差画像および蛍光画像群を取得するたびに、リアルタイム処理で逐次教師情報を生成してもよい。
(f)上記実施形態では、明視野観察画像として位相差顕微鏡の画像(位相差画像)を用いる例を説明した。しかし、本発明の培養情報処理装置および培養状態評価装置は、明視野観察画像として微分干渉顕微鏡の画像を用いるものであってもよい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
(付記1)
蛍光染色された染色細胞を培養する過程で形成される染色細胞塊を、焦点位置を一定量ずつ変化させて撮影した複数の蛍光画像と前記染色細胞塊の明視野観察画像とを、複数の観察時期毎に取得する第1撮像部と、前記明視野観察画像又は前記複数の蛍光画像を用いて、前記染色細胞塊を観察面に投影したときの前記染色細胞塊の輪郭の大きさ情報を求める第1情報生成部と、前記複数の蛍光画像を用いて、前記染色細胞塊に含まれる染色細胞の数を前記複数の観察時期毎に求める計数部と、前記染色細胞塊の観察時期を示す情報に、前記染色細胞塊の輪郭の大きさ情報及び前記染色細胞塊に含まれる染色細胞の数の情報を対応付けた教師情報を、前記複数の観察時期毎に生成する教師情報生成部と、前記複数の観察時期毎に生成した教師情報を時間軸方向に関連付けて記憶する記憶部と、前記染色細胞と同一種で、且つ蛍光染色されていない非染色細胞を培養する過程で形成される非染色細胞塊の明視野観察画像を取得する第2撮像部と、前記非染色細胞塊の明視野観察画像から前記非染色細胞塊の輪郭の大きさ情報を求める第2情報生成部と、前記記憶部に記憶された複数の教師情報のうち、前記第2撮像部にて取得された前記非染色細胞塊の明視野観察画像と同一の観察時期である教師情報と、前記第2情報生成部により求めた前記非染色細胞塊の輪郭の大きさ情報とから、前記非染色細胞塊に含まれる細胞数を推定する推定部と、を備える培養状態評価装置。
(付記2)
付記1に記載の培養状態評価装置において、前記第1情報生成部は、前記染色細胞塊の前記明視野観察画像を用いて、前記染色細胞塊の前記輪郭の大きさ情報を求める培養状態評価装置。
(付記3)
付記1に記載の培養状態評価装置において、前記第1情報生成部は、前記複数の蛍光画像から求めた前記染色細胞塊の細胞の分布を用いて、前記染色細胞塊の前記輪郭の大きさ情報を求める培養状態評価装置。
(付記4)
付記1から付記3のいずれか1項に記載の培養状態評価装置において、前記教師情報生成部は、前記複数の蛍光画像及び前記明視野観察画像に前記染色細胞塊が複数含まれる場合、前記教師情報を複数の染色細胞塊毎に生成し、前記推定部は、前記第2情報生成部により求めた前記非染色細胞塊の輪郭の大きさ情報と、前記観察時期が一致する複数の染色細胞塊毎の前記教師情報とを用いて、前記非染色細胞塊の培養状態を推定する培養状態評価装置。
(付記5)
蛍光染色された染色細胞を培養する過程で形成される染色細胞塊を、焦点位置を一定量ずつ変化させて撮影した複数の蛍光画像と前記染色細胞塊の明視野観察画像とを、複数の観察時期毎に取得する処理と、前記明視野観察画像又は前記複数の蛍光画像を用いて、前記染色細胞塊を観察面に投影したときの前記染色細胞塊の輪郭の大きさ情報を求める処理と、前記複数の蛍光画像を用いて、前記染色細胞塊に含まれる染色細胞の数を前記複数の観察時期毎に求める処理と、前記染色細胞塊の観察時期を示す情報に、前記染色細胞塊の輪郭の大きさ情報及び前記染色細胞塊に含まれる染色細胞の数の情報を対応付けた教師情報を、前記複数の観察時期毎に生成する処理と、前記複数の観察時期毎に生成した教師情報を時間軸方向に関連付けて記憶する処理と、前記染色細胞と同一種で、且つ蛍光染色されていない非染色細胞を培養する過程で形成される非染色細胞塊の明視野観察画像を取得する処理と、前記非染色細胞塊の明視野観察画像から前記非染色細胞塊の輪郭の大きさ情報を求める処理と、記憶された複数の教師情報のうち、取得された前記非染色細胞塊の明視野観察画像と同一の観察時期である教師情報と、前記非染色細胞塊の輪郭の大きさ情報とから、前記非染色細胞塊に含まれる細胞数を推定する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記6)
付記1に記載の培養状態評価装置を用いた細胞培養方法であって、前記推定部により前記非染色細胞塊の培養状態を推定し、該推定結果に基づいて前記非染色細胞塊をピックアップするか否かを判定する工程と、前記判定で前記非染色細胞塊が所望の培養状態にないと判定した場合には培養を継続し、前記判定で前記非染色細胞塊が所望の培養状態になったと判定した場合には前記非染色細胞塊をピックアップする工程と、前記非染色細胞塊をピックアップした場合には、前記非染色細胞塊を細胞単体に分離して新たな培地を持つ培養容器へ播種する工程と、前記細胞単体が播種された前記培養容器内の培地を交換し、前記非染色細胞を増殖させる工程と、を含む細胞培養方法。
11…コンピュータ,12…データ読込部,13…記憶装置,14…CPU,21…輪郭情報生成部,22…細胞計数部,23…教師情報生成部,24…推定部,31…細胞培養装置,32…恒温室,33…撮像部

Claims (1)

  1. 明細書に記載の発明。
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