JP2016032598A - 医療用画像読影装置、それを備えた画像診断システム、コンピュータプログラムおよびキット - Google Patents

医療用画像読影装置、それを備えた画像診断システム、コンピュータプログラムおよびキット Download PDF

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Abstract

【課題】画像診断における病巣等の見落としの発生を低減し、より高信頼性な画像診断に寄与することができる医療用画像読影装置等を提供する。
【解決手段】この読影装置は、医用画像等を表示するための表示デバイス502と、前記表示デバイスを見ながら作業を行う術者を撮像する撮像デバイス560、または、眼電位センシングデバイスと、少なくとも画像読影機能を有する制御ユニット501aと、を備え、前記制御ユニット501aは、a:術者の目の開閉状態を判別し、b:目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの判定を行い、c:術者に対する警告動作および/または読影動作に関連付けられた所定の動作を行うように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像診断における病巣等の見落としの発生を低減し、より高信頼性な画像診断に寄与することができる医療用画像読影装置およびそれを備えた画像診断システム等に関する。
現在、医療用の画像診断装置として、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、超音波診断装置、血管造影(アンギオグラフィ)撮像装置等が知られている。
近年の撮像装置の高性能化に伴って一度の検査で得られる医用画像等はより大量になり、従来では発見できなかったような微小な病巣等の発見も可能となってきている。また、こうした大量の医用画像等をビューワ上で読影するソフトウェアも種々提案されている。
特開2007−111433号
本発明の目的は、画像診断における病巣等の見落としの発生を低減し、より高信頼性な画像診断に寄与することができる医療用画像読影装置等を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の一形態の医療用画像読影装置は下記の通りである:
患者の医用画像(画像のみに限らず、動画をも含む。)を撮像する医療用撮像装置によって撮像された医用画像を読影するための医療用画像読影装置であって、
前記医用画像を表示するための表示デバイスと、
前記表示デバイスを見ながら作業を行う術者を撮像する撮像デバイス、または、眼電位センシングデバイスと、
制御ユニットと、を備え、
前記制御ユニットは、
a:術者の目の開閉状態を判別し、
b:目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの判定を行い、
c:術者に対する警告動作および/または読影動作に関連付けられた所定の動作を行う、
ように構成されている、医療用画像読影装置。
本発明によれば、画像診断における病巣等の見落としの発生を低減し、より高信頼性な画像診断に寄与することができる医療用画像読影装置等を提供することができる。
一実施形態の画像診断システムの構成を模式的に示すブロック図である。 画像読影装置の物理的構成の一例を示す図である。 まばたき検出およびその検出結果に基づく画像読影装置の動作の一例を示すフローチャートである。 読影画面上のスクロールゲージの表示態様の一例を示す図である。 読影画面およびスクロールゲージの表示態様の一例を示す図である。 眼鏡およびそれに取り付けられる撮像デバイスの一例を示す図である。 他の形態に係るシステムの構成を模式的に示すブロック図であり、撮像デバイスが眼電位センシングデバイスに置き換えられている点以外は、図1と同様の構成となっている。
本発明の実施の形態を図面を参照して以下に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態の画像診断システム100は、図1に示すように、患者の医用画像を撮像する医療用撮像装置300と、画像診断を行うためのビューワである医療用画像読影装置500とを備えている。
なお、本発明においては当然ながら、これらの構成要素以外にも例えば、患者に造影剤等の薬液を注入するための薬液注入装置、放射線科情報システムであるRIS(Radiology Information System)、画像保存通信システムであるPACS(Picture Archiving and Communication Systems)等が備えられていてもよい。
〔撮像装置について〕
撮像装置300としては、例えばX線CTスキャナやMRI装置であってもよい。この例では、撮像装置300は、図1に模式的に示すように、患者の医用画像を撮像する撮像部303bと、患者を載せるベッド304と、それらの動作を制御する制御部303aとを有している。また、詳細な説明は省略するが、撮像装置300は、撮像した患者の医用画像を外部のシステムまたは機器に送信する機能を有している。ここで、撮像装置300は、透視画像を撮像する機能に限らず、動画を撮像する機能を有していてもよい。本明細書の「医用画像」には、医用の画像のみならず、動画も含まれうる。
外部との通信の方式は特に限定されるものではなく、従来公知の通信方式、通信プロトコルを適宜利用可能である。
〔画像読影装置について〕
画像読影装置500は、撮像装置300により取得された患者の医用画像を読影するのに使用される。この画像読影装置500は、例えば、一般的なコンピュータと同様の構成を有するものであってもよい。具体的には、例えば、図1および図2に示すように、コンピュータ筐体503に配置された制御ユニット501aと、記憶装置501bと、表示デバイス502と、入力装置505、506などを備えるものであってもよい。
制御ユニット501aは、プロセッサおよびメモリなどを含むハードウェアであり、コンピュータプログラムに従って種々の機能を実現する。このコンピュータプログラムは、例えば、記憶部501bまたは制御ユニット501a内のメモリに記憶されていてもよい。
表示デバイス502は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等であってもよく、患者の医用画像を始めとして種々の情報が表示される。表示デバイス502の数は特に限定されるものではなく、1つまたは複数であってもよい。
入力装置としては、例えば、キーボード505、マウス506、トラックボール(不図示)、ジョイスティック(不図示)などの任意のデバイスが挙げられる。なお、マウスやトラックボールといった一般コンピュータ用の入力手段に限らず、レバーを操作することで画像の切り替えを行う医療用の入力装置を利用してもよい。
記憶部501bは、各種のデータを記憶するハードディスクドライブ等であってもよい。なお、上述した制御ユニット501aは、制御部、プロセッサユニット、コントローラ、コントローラユニット、マイクロコンピュータ等とも称することができるものである。
コンピュータプログラムとしては、例えば、次のような読影用の機能を実現するものであってもよい:
−撮像装置によって撮像された患者の医用画像のデータを取得する機能、
−複数の医用画像を読影するための読影画面を表示デバイスに表示させる機能、
−術者による入力手段の操作に合わせて表示される医用画像を切り替えていく機能、
−所定の撮像範囲(例えば体軸方向に沿う所定の範囲)において、画像を、所定の切替速度で自動でページングしていく機能、等。
本実施形態ではさらに、図1、図2に示すように、画像読影装置500に、医用画像を読影する作業を行っている術者を撮像する撮像デバイス560が設けられている。この撮像デバイス560は、例えば、デジタル方式で撮像を行うカメラユニットであってもよく、具体的な一例としてCCDカメラ等を用いることもできる。撮像デバイス560は、図2のように表示デバイス502の一部に取り付けられるような小型のものであってもよい。具体的には、表示デバイス502の上部であってもよい。
別の例としては、表示デバイス502に取り付けるのではなく、専用の保持部材(不図示)に撮像デバイス560を保持させるようにしてもよい。あるいは、単にカメラユニットそのものを読影作業が行なわれるテーブル上に配置する構成としてもよい。撮像デバイス560と制御ユニット501aとの間の信号のやりとりは、有線接続を介して行なわれてもよいし、無線接続を介して行なわれてもよい。
本実施形態では、制御ユニット501aに下記するまばたき検出機能を実現するためのコンピュータプログラム(ソフトウェア)も実装されている。このコンピュータプログラムは、少なくとも次のような機能を実現するためのものである。
a:撮像デバイスで撮像された術者の目の開閉状態を判別し、
b:目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの判定を行い、
c:術者に対する警告動作および/または読影動作に関連付けられた所定の動作を行う。なお、この動作は、一例で、bの判定の結果、目の開閉状態が正常範囲外と判定される場合に行われるものであってもよい。
より具体的には、上記aにおいては、制御ユニット501aは、術者の一方の目または両方の目の開閉状態を判別する。すなわち、目が開いているかまたは閉じているかや、単位時間あたりのまばたきの回数や、目の開度等のうち1つまたは複数を判別する。
上記bにおいては、例えば、次の一方または双方の判定を行う。
b1:術者の目が一定時間以上閉じているか否か、
b2:術者の目の開閉間隔が所定の閾値以下となっているか否か。
「術者の目が一定時間閉じている場合」には、術者が睡眠状態にあるものと推定され、当該状態では画像診断の精度が低下している可能性がある。ここで、基準となる「一定時間」の長さは特に限定されるものではないが、例えば、数秒程度であってもよい。どの術者に対しても一律に同じ基準時間が用いられてもよいし、読影を行う術者毎に基準時間が変更されてもよい。
次いで、「術者の目の開閉間隔が所定の閾値以下となる場合」とは、例えば術者に眠気が生じていると推定される場合である。具体的には、予め登録されたその術者の正常時の目の開閉間隔(まばたき回数)に基づく閾値を用意しておき、その閾値と、検出された術者の目の開閉間隔(まばたき回数)とを比較することで、この判定が行われてもよい。基準となる閾値としては、その術者に固有のものではなく、一般的な、目の開閉間隔(まばたき回数)の値が設定されていてもよい。
最後に、上記cにおいては、術者に対する警告として、例えば、音、画像、文字情報、および振動の1つまたは複数であるアラームが発せられるようになっていてもよい。このアラームを発する手段は、画像読影装置500に備えられた機器であってもよいし、または、他の装置ないし設備に備えられた機器であってもよい。
また、上記cにおける「読影動作に関連付けられた所定の動作」としては、一例で次のようなものの1つまたは複数であってもよい:
c1:ページング動作におけるページング速度を低減させる、または、ページング動作を停止する、
c2:ページング動作が行われた場合、そのページングで進んだ分の医用画像を認識するための画像表示部が表示される、等。
上記c1のように、ページング動作の速度を落としたり、あるいは停止させたりすることにより、術者が画像を精査できないような状態で自動で医用画像がページングされ、病巣等を見落としてしまうようなことが低減または防止される。
上記c2のように、術者が画像を精査できないような状態でどこからどこまでの医用画像がページングされてしまったかを知ることができるように構成されている場合、術者は、医用画像の全てをもう一度見直すのではなく、見落とした疑いのある対象画像のみを読影すれば済むので、作業効率の点で好ましい。
(マウスの動作制御)
なお、撮像デバイスとしては、図6に示すような、眼鏡(一例)に取り付けられるタイプの撮像デバイス560′等も利用できる。制御ユニット510aの機能としては(別の言い方をすればコンピュータプログラムが有する機能としては)、このような撮像デバイス560′により術者の目の開閉状態を判別するものであってもよい。また、その結果に基いて、例えばマウス等の入力操作を制限するような動作を行うようなものであってもよい。
より具体的には、術者が、目を一定時間閉じている、あるいは、まばたきの回数が所定の基準値(例えばその人の通常時のまばたき回数)よりも増えているような場合に、マウスからの入力(例えば、クリックおよび/またはマウスホイールの回転等)を規制するようにしてもよい。1つの手法としては、マウスからそうした入力がなされているが、コンピュータ側で、そうした入力がされた際に本来なされるべき処理(例えば、ビューワ上でのページング動作など)を行わず停止させる、または、行うが通常時よりもページングの移動量を少なくする等の処理を行うものであってもよい。ページング速度を急にゼロにするのではなく、徐々に低減させる、または、一時的に低減させるといった補正処理を実施してもよい。このような構成によれば、目の開閉状態が非正常の場合に、マウス等の入力操作が制限(禁止)されるので、例えばコンピュータの任意のソフトウェアに対する所定の入力(限定されるものではないが、例えば、電子メールソフトにおける送受信ボタンの選択等でもよい)が無効となり、その結果、誤操作などを防止することも可能となる。
マウスホイールを回転させた際にソフトウェア上の所定の対象物をどれくらい移動させるか(あるいはスクロールさせるか)に関しては、コンピュータにおいて設定されているマウスの設定に依存することもある。本発明の一形態では、上記のような術者の目の開閉状態の異常を検出した際に、一時的に、マウスホイールを回転させた際にソフトウェア上の所定の対象物をどれくらい移動させるかの設定量が低くなるように構成されていてもよい。
(まばたき検出について)
次いで、まばたき検出について、図3のフローチャートに沿って説明する。
まず、ステップS1で、撮像デバイス560による撮像を開始するとともに、画像読影装置500のまばたき検出機能をONとする。これにより、術者の目の開閉状態の判別が開始される。
次いで、ステップS2で、目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの判定を行う。この判定について詳細は上記で述べたとおりであるので、重複する説明は省略するが、例えば、術者の目が一定時間以上閉じているか否かを判定する。
ステップS2で「正常」(例:術者の目が一定時間以上閉じてはいない)と判定された場合、継続してステップS1、S2を行う。
一方、ステップS2で「非正常」(例:術者の目が一定時間以上閉じている)と判定された場合、以下のようなステップをとる。なお、図3のフローチャートでは説明の都合上、ステップS3a〜ステップS3dを並列に例示しているが、当然ながら、これらの全てを実施する必要はなく、また、実施する順番についても適宜変更可能である。
ステップS3aでは、術者に対し、音、画像、文字情報、および振動の1つまたは複数であるアラームが発せられる。
ステップS3bでは、画像読影装置500で実施している読影動作、特には、自動で画像が切り替わる自動ページング動作におけるページング速度を低減させる、または、ページング動作を停止することが行われる。なお、このような動作を行った場合には、当該履歴がログデータとして所定の記憶領域に保存されるようになっていてもよい。
ステップS3cでは、術者が画像を精査できないような状態で、どこからどこまでの医用画像がページングされてしまったか(動画であればどこからどこまで進められたか)を知ることができるように、読影画面上のスクロールゲージ533のところに所定のハイライト表示がなされる。具体的な例を図4および図5を参照して説明する。
図5に例示されているのは、画像読影用の画面531であり、画面中の1つのウィンドウ内に体軸方向の医用画像531aが表示され、他のウィンドウ内に医用画像531bが表示されている。また、この例では縦方向に延在するスクロールゲージ533が表示されている。他の形態として図4では、少し表示態様を変えて、スクロールゲージ533を横方向に表示したものを示している。
ここで、図4のスクロールゲージ533上の「1」、「300」〜「400」、「1000」等の表示は、説明を分かりやすくするために撮像範囲の位置を表すために付したものである。1〜1000までのゲージのうち、この例では、「300」〜「400」の部分がハイライトされている。このハイライトされた表示部535が、術者の読影に見落としの可能性がある領域である。なお、当然ながらこうした表示部535の表示の仕方は種々変更可能であり、必ずしも、ゲージ内をハイライトさせる態様に限定されるものではない。
再びフローチャートの説明に戻り、ステップS3dでは、術者が画像を精査できないような状態でどこからどこまでの医用画像がページングされてしまったかを知ることができるように、対象の医用画像の一部に所定の識別マークが表示されるようになっている。詳細な図示は省略するが、例えば、A枚目からB枚目までの医用画像の一部に所定の識別マークが付される構成となっていてもよい。あるいは、これらの医用画像については、他の医用画像と比較して低い解像度で表示するようにしてもよい。こうすることで、これらの撮像画像については再度読影を行う必要があると認識することができるためである。
以上説明したような本実施形態の医療用画像読影装置によれば、撮像デバイス560で術者の顔を撮像しつつ、「まばたき検出機能」によりその術者の目の開閉状態を判別し、術者の目の開閉状態(読影状態)が非正常であると判定される場合には、警報を発したり、あるいは、自動ページング動作における速度を落としたりといった動作を行うものであるので、病巣等の見落としの発生を低減し、画像診断における信頼性をより向上させることができるものとなる。
(第2の実施形態)
上記では、目の開閉状態を判定するために撮像デバイスを用いる態様を示したが、撮像デバイスに変えて、眼電位センシングデバイスを利用するものであってもよい。
眼電位センシングデバイスとは、眼球運動に伴う電位差を検知して目の開閉状態等を検出するものである。例えば、三点式眼電位センシング技術を利用するものであってもよく、一形態では、眼電位センシングデバイスは、顔面に当接する3つの電極部材を有している。
具体的にはこのような電極部材としては、どのような形態であっても構わないが、一例として、眼鏡の眉間部分に1つ、鼻パッド部分に2つ配置され、それらが眼電位センサとして機能するようになっているものであってもよい。図7に模式的に示される眼電位センシングデバイス580は、眼鏡の眉間部分に配置される第1の眼電位センサ581と、鼻パッド部分に配置される2つの眼電位センサ582とを有している。
この眼電位センシングデバイスにより検出された眼電位の信号に基づき、コンピュータがソフトウェア上で目の開閉状態を判別するものであってもよい。この場合のコンピュータとしては、一般的なデスクトップ型PCに限らず、ノート型PC、タブレット型PC、またはスマートフォン等の携帯型端末などであってもよい。ソフトウェアは、一例で、術者の眠気および/または疲労度などを判定するものであってもよい。
上記説明では基本的に画像読影装置の構成および動作を中心に説明したが、本出願は、上記一連の動作に対応する読影方法およびそれを実現するコンピュータプログラム等をも開示する。また、本願発明は上記に示した実施形態に何ら限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更しうるものである。
本出願は、以下の発明を開示する:
1.コンピュータに、
a:撮像デバイス(560)によって撮像された画像を解析して、または、眼電位センシングデバイスによって検出されたデータに基いて、読影作業を行っている術者の目の開閉状態を判別する処理と、
b:目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの判定を行う処理と、
c:術者に対する警告動作および/または読影動作に関連付けられた所定の動作を行う処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
2.目の開閉状態が正常範囲外の場合に、
コンピュータに、医用画像のページングの速度を低減させる処理、または、ページング動作を停止する処理を実行させる、
上記記載のコンピュータプログラム。
3.上記記載のコンピュータプログラムと、
術者を撮像する撮像デバイスまたは眼電位センシングデバイスと、
を備えるキット。
4.前記撮像デバイスまたは眼電位センシングデバイスが眼鏡の一部として設けられている、上記記載のキット。
5.コンピュータに、
a:撮像デバイス(560)によって撮像された画像を解析して、または、眼電位センシングデバイスによって検出されたデータに基いて、術者の目の開閉状態を判別する処理と、
b:目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの判定を行う処理と、
c:正常範囲外である場合には、コンピュータの入力装置を介した入力を制限する処理と、を実行させるコンピュータプログラム。
6.前記撮像デバイスまたは眼電位センシングデバイスが眼鏡の一部として設けられている、上記記載のキット。
7.患者の医用画像を撮像する医療用撮像装置によって撮像された医用画像を読影するための医療用画像読影装置(500)であって、
前記医用画像を表示するための表示デバイス(502)と、
前記表示デバイスを見ながら作業を行う術者を撮像する撮像デバイス(560)、または、眼電位センシングデバイスと、
少なくとも画像読影機能を有する制御ユニット(501a)と、を備え、
前記制御ユニット(501a)は、
a:術者の目の開閉状態を判別し、
b:目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの判定を行い、
c:術者に対する警告動作および/または読影動作に関連付けられた所定の動作を行う、
ように構成されている、医療用画像読影装置(500)。
8.前記制御ユニットは、目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの前記判定として、
b1:術者の目が一定時間以上閉じているか否かを判定する、
上記記載の装置。
9.前記制御ユニットは、目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの前記判定として、
b2:術者のまばたきの時間間隔が所定の閾値以下となっているか否かを判定する、
上記記載の装置。
10.前記画像読影機能が、複数の医用画像を所定速度で順次表示していくページング機能を有するものであり、
術者の目の開閉状態が正常範囲外である場合に、読影動作に関連付けられた所定の動作として、ページング速度を低減させる、または、ページングを停止するように構成されている、上記記載の装置。
11.前記画像読影機能が、複数の医用画像を所定速度で順次表示していくページング機能を有するものであり、
術者の目の開閉状態が正常範囲外である場合にページングが行われたときに、読影動作に関連付けられた所定の動作として、そのページング中に進んだ分の医用画像を認識するための画像表示部(535等)が表示される、上記記載の装置。
12.前記画像表示部は、読影画面に表示されたスクロールゲージの一部(535)に表示される、上記記載の装置。
医療の装置に限らず、本発明を、一般的な画像および/または動画のモニタリング装置(閲覧装置)に応用することもできる。一例として下記のように表現した本発明の他の形態の技術的思想は、上述した本発明の一形態の各種発明と適宜組み合わせることができることに留意されたい。
A1.撮像装置(例えば防犯カメラ等の撮像手段などでもよい)によって撮像された画像および/または動画を閲覧するための装置であって、
画像および/または動画を表示するための表示デバイスと、
前記表示デバイスを見ながら作業を行う作業者を撮像する撮像デバイス、または、眼電位センシングデバイスと、
少なくとも制御ユニット(コンピュータであってもよい)と、を備え、
前記制御ユニットは、
a:前記作業者の目の開閉状態を判別し、
b:目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの判定を行い、
c:警告動作および/または読影動作に関連付けられた所定の動作を行う、
ように構成されている、装置。また、コンピュータにa〜cの動作を実施させるためのコンピュータプログラム、等。
100 画像診断システム
300 医療用撮像装置
303a 制御部
300b 撮像部
304 ベッド
500 医療用画像読影装置500
501a 制御ユニット(制御部、プロセッサユニット、コントローラユニット)
501b 記憶部
502 表示ユニット
503 筐体(コンピュータ本体)
505、506 入力デバイス
531 画面
531a、531b 医用画像(画像のみならず、広義には動画をも含む)
533 スクロールゲージ
535 認識画像表示部
560、560′ 撮像デバイス(カメラ)
580 眼電位センシングデバイス
581、582 眼電位センサ

Claims (12)

  1. コンピュータに、
    a:撮像デバイスによって撮像された画像を解析して、または、眼電位センシングデバイスによって検出されたデータに基づいて、読影作業を行っている術者の目の開閉状態を判別する処理と、
    b:目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの判定を行う処理と、
    c:術者に対する警告動作および/または読影動作に関連付けられた所定の動作を行う処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  2. 目の開閉状態が正常範囲外の場合に、
    コンピュータに、医用画像のページングの速度を低減させる処理、または、ページング動作を停止する処理を実行させる、
    請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 請求項1または2に記載のコンピュータプログラムと、
    術者を撮像する撮像デバイスまたは眼電位センシングデバイスと、
    を備えるキット。
  4. 前記撮像デバイスまたは眼電位センシングデバイスが眼鏡の一部として設けられている、請求項3に記載のキット。
  5. コンピュータに、
    a:撮像デバイスによって撮像された画像を解析して、または、眼電位センシングデバイスによって検出されたデータに基いて、術者の目の開閉状態を判別する処理と、
    b:目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの判定を行う処理と、
    c:正常範囲外である場合には、コンピュータの入力装置を介した入力を制限する処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  6. 前記撮像デバイスまたは眼電位センシングデバイスが眼鏡の一部として設けられている、請求項5に記載のコンピュータプログラム。
  7. 患者の医用画像を撮像する医療用撮像装置によって撮像された医用画像を読影するための医療用画像読影装置であって、
    前記医用画像を表示するための表示デバイスと、
    前記表示デバイスを見ながら作業を行う術者を撮像する撮像デバイス、または、眼電位センシングデバイスと、
    少なくとも画像読影機能を有する制御ユニットと、を備え、
    前記制御ユニットは、
    a:術者の目の開閉状態を判別し、
    b:目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの判定を行い、
    c:術者に対する警告動作および/または読影動作に関連付けられた所定の動作を行う、
    ように構成されている、医療用画像読影装置。
  8. 前記制御ユニットは、目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの前記判定として、
    b1:術者の目が一定時間以上閉じているか否かを判定する、
    請求項7に記載の医療用画像読影装置。
  9. 前記制御ユニットは、目の開閉状態が正常範囲内であるか否かの前記判定として、
    b2:術者のまばたきの時間間隔が所定の閾値以下となっているか否かを判定する、
    請求項7または8に記載の医療用画像読影装置。
  10. 前記画像読影機能が、複数の医用画像を所定速度で順次表示していくページング機能を有するものであり、
    術者の目の開閉状態が正常範囲外である場合に、読影動作に関連付けられた所定の動作として、ページング速度を低減させる、または、ページングを停止するように構成されている、
    請求項7〜9のいずれか一項に記載の医療用画像読影装置。
  11. 前記画像読影機能が、複数の医用画像を所定速度で順次表示していくページング機能を有するものであり、
    術者の目の開閉状態が正常範囲外である場合にページングが行われたときに、読影動作に関連付けられた所定の動作として、そのページング中に進んだ分の医用画像を認識するための画像表示部が表示される、
    請求項7〜10のいずれか一項に記載の医療用画像読影装置。
  12. 前記画像表示部は、読影画面に表示されたスクロールゲージの一部に表示される、
    請求項11に記載の医療用画像読影装置。
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