JP2016030478A - 車内情報処理装置、車内情報処理方法、プログラム、及びカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車の車内の状況を適切に搭乗者に伝達できる車内情報処理装置等を提供する。
【解決手段】自動車の車内の天井や、前座席の背もたれの後等に設置された、助手席や後部座席等を撮影領域に含む1以上のカメラ2が送信する車内を撮影した画像を受信する受信部101と、前記判断部が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、前記画像を出力する受信部101が受信した画像を出力する出力部103とを備えるようにした車内情報処理装置。
【選択図】図1
【解決手段】自動車の車内の天井や、前座席の背もたれの後等に設置された、助手席や後部座席等を撮影領域に含む1以上のカメラ2が送信する車内を撮影した画像を受信する受信部101と、前記判断部が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、前記画像を出力する受信部101が受信した画像を出力する出力部103とを備えるようにした車内情報処理装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車の車内に関する情報を処理する装置等に関するものである。
従来の技術として、車両の前方または側方へカメラ視界が向けられた車載カメラによって撮像された画像を車両の車速に応じて該車両の運転者に所定の画像表示装置の表示画面にて表示して報知するものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術においては、自動車の車外の状況を車内の運転手等の搭乗者に伝達することが可能ではあるが、車内の状況を適切に搭乗者に伝達することができない、という課題があった。
例えば、従来の技術においては、車内に、乳幼児等が乗車している場合に、乳幼児の状況を運転者等に適切に伝達することができなかった。例えば、運転手は、運転中、視界を絶えず、前方や側方に向けている必要があるため、運転中に視界を後部座席や、助手席にに移動させて、後部座席や、助手席に登場している乳幼児の状態に変化が起こったか否かや、異常が発生したかを、確認しすることができなかった。
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、自動車の車内の状況を適切に搭乗者に伝達できる車内情報処理装置等を提供することを目的とする。
本発明の車内情報処理装置は、自動車の車内に設置された1以上のカメラが送信する車内を撮影した画像を受信する受信部と、受信部が受信した画像を出力する出力部とを備えた車内情報処理装置である。
かかる構成により、自動車の車内の状況を搭乗者に画像でしめすことができ、車内の状況を適切に搭乗者に伝達することができる。例えば、搭乗者が車内を見回したり、振り返ったりしなくても、出力部が出力する画像によって適切に車内の状況を確認することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、1以上のカメラは、それぞれ、車内の天井、前座席の背もたれの後面、座席のヘッドレストの支柱、ヘッドレスト、ピラー、ドア、窓、サンバイザ、アームレスト、及びセンターテーブルのいずれか一つに設置されている車内情報処理装置である。
かかる構成により、車内の状況を判断しやすい適切な位置から撮影した画像を出力することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、カメラは、カメラの撮影範囲が、助手席及び後部座席の少なくとも1以上を含む範囲となるよう車内に設置されている車内情報処理装置である。
かかる構成により、助手席や後部座席の状況を適切に伝達することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、予め指定された条件を満たすか否かを判断する判断部を更に備え、出力部は、判断部が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、画像を出力する車内情報処理装置である。
かかる構成により、予め決められた条件を満たす場合に、カメラが撮影した車内の画像を出力することができ、例えば、車内の画像を出力することが好ましい場合に、車内の画像を出力することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、判断部は、受信部が受信した画像が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する車内情報処理装置である。
かかる構成により、画像が予め決められた条件を満たす場合に、カメラが撮影した車内の画像を出力することができ、例えば、カメラが撮影した画像から、車内の画像を出力することが好ましいと判断される場合に、車内の画像を出力することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、予め決められた条件は、画像の経時的な変化の大きさに関する範囲を示す条件である車内情報処理装置である。
かかる構成により、例えば、本来変化が少ないはずの被写体を撮影した画像における変化が大きい場合や、本来変化が大きいはずの被写体を撮影した画像における変化が小さい場合に、何らかの確認すべき状況が発生した可能性があるとして車内の状況を伝達することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、予め決められた条件は、画像の経時的な変化のない期間の範囲を示す条件である車内情報処理装置である。
かかる構成により、例えば、カメラが撮影した画像において、変化が小さい状態が続いた場合に、何らかの確認すべき状況が発生した可能性があるとして車内の状況を伝達することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、予め決められた条件は、画像から検出される人が目を閉じた状態の継続期間の範囲を示す条件である車内情報処理装置である。
かかる構成により、例えば、カメラが撮影領域に居る人が眠った場合に、眠っている状態を確認できるよう、車内の状況を伝達することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、車内情報処理装置は、カーナビゲーション装置である車内情報処理装置である。
かかる構成により、カーナビゲーション装置で、車内の状況を確認することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、車内情報処理装置は、カーナビゲーション装置であり、出力部は、判断部が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、ナビゲーションのための画像の出力の少なくとも一部を、受信部が受信した画像の出力に変更する車内情報処理装置である。
かかる構成により、ナビゲーション画面の出力中においても、車内の状況を確認すべき場合等に、適宜、車内の状況を画像で伝達することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、自動車の走行状況が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する走行状況判断部を更に備え、出力部は、走行状況判断部が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、受信部が受信した画像が出力されていた領域の少なくとも一部を変更する車内情報処理装置である。
かかる構成により、自動車の走行状況に応じて、カメラが撮影した画像が出力される領域を変更することができ、例えば、自動車がナビゲーションが必要な状況にある場合に、ナビゲーションのための画像等を出力することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、出力部は、受信部が受信した画像をカーナビゲーション装置に送信して、カーナビゲーション装置に表示させる車内情報処理装置である。
かかる構成により、車内情報処理装置が出力する画像を、カーナビゲーション装置で表示させることができる。これにより、例えば、運転手が、車内の状況を確認する際に、運転の妨げになりにくいようにすることができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、出力部は、更に、受信部が受信した画像を表示する車内情報処理装置である。
かかる構成により、カーナビゲーション装置でカメラの撮影した画像を表示させつつ、車内情報処理装置でも同じ画像を出力させることができ、車内の状況を確認しやすいように出力したり、複数の搭乗者がそれぞれの見やすい状態で車内の状況を確認することができる。
また、本発明の車内情報処理装置は、前記車内情報処理装置において、出力部は、受信部が受信した画像が、運転席または助手席の少なくとも一方から視認できる位置に表示されるよう、画像を出力する車内情報処理装置である。
かかる構成により、運転手や助手席に着席したユーザが、車内のユーザの状況を確認することができる。例えば、運転席や助手席に着席した保護者が、後部座席の乳幼児の状況を確認することができる。
本発明による車内情報処理装置等によれば、自動車の車内の状況を適切に搭乗者に伝達することができる。
以下、車内情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における車内情報処理システム1000のブロック図である。
図1は、本実施の形態における車内情報処理システム1000のブロック図である。
車内情報処理システム1000は、車内情報処理装置1と1または2以上のカメラ2を備える。車内情報処理装置1とカメラ2とは、例えば、無線通信や、有線通信により情報の送受信が可能となるよう接続されている。この無線通信や有線通信の接続方式や通信方式等はどのようなものであっても良い。車内情報処理装置1と1または2以上のカメラ2とは、ネットワークを介して接続されていても良い。例えば、車内情報処理装置1とカメラ2とは、Wifiにより接続されても良く、Bluetooth(登録商標)等により接続されても良い。車内情報処理装置1に2以上のカメラ2が接続されている場合、異なる接続方式や通信方式のカメラ2が接続されても良い。
車内情報処理装置1は、受信部101、判断部102、及び出力部103を備えている。
車内情報処理装置1は、車内情報処理装置1は、例えば、自動車の車内に設置可能な情報処理装置や、車内に持ち込み可能な携帯型の情報処理装置である。車内情報処理装置1は、例えば、カーナビゲーション装置や、いわゆるスマートフォン等の多機能携帯電話、タブレット端末、携帯情報端末、携帯電話、ラップトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ等で実現可能である。
受信部101は、自動車(図示せず)の車内に設置された1または2以上のカメラ2が送信する画像を受信する。1以上の各カメラ2が送信する画像は、自動車の車内を撮影した画像である。受信部101が受信する画像は、例えば、カメラ2が撮影する被写体の経時的な変化が判断可能な画像であればよい。受信部101が受信する画像は、通常、動画像である。ただし、連続した静止画像や、予め指定された時間間隔ごと(例えば、数秒間隔ごと)に撮影された複数の静止画像であっても良い。受信部101が受信する画像のファイル形式や、圧縮方式、画素数、色深度等は問わない。
受信部101は、例えば、撮影範囲が車内の助手席及び後部座席のうちの少なくとも1以上を含む範囲となるよう自動車の車内にそれぞれ設置された1以上のカメラ2が撮影した画像を受信する。つまり、受信部101は、助手席及び後部座席のうちの少なくとも1以上を含む範囲をカメラ2が撮影した画像を受信する。助手席を含む範囲を撮影するということは、例えば、助手席に位置する被写体、例えば人を撮影することと考えてもよい。かかることは後部座席についても同様である。ここでの後部座席は、後部座席の一人分の座席部分を意味すると考えても良く、後部座席の二人以上分の座席部分を意味すると考えてもよい。なお、自動車が3列以上の座席を備えている場合、後ろの二列をいずれも後部座席と考えてもよい。
受信部101が受信する画像は、例えば、複数のカメラ2がそれぞれ撮影した重複しない撮影領域の画像であっても良く、少なくとも一部が重複する撮影領域の画像であっても良い。例えば、受信部101は、第一のカメラ2から後部座席の右側を撮影した画像を受信し、第二のカメラ2から後部座席の左側を撮影した画像を受信してもよい。また、複数のカメラ2のそれぞれの撮影領域が、後部座席を利用する2以上のユーザを個別に撮影する領域に設定されている場合、いずれか一方のユーザが利用する領域を撮影領域とするカメラ2が送信する画像を受信しない、あるいは受信した画像を破棄するようにしてもよい。
受信部101は、通常、カメラ2が撮影した直後の画像を受信する。受信部101が、例えば、カメラ2の識別子と対応づけられた画像を受信する。カメラ2の識別子とは、例えば、カメラ2に割り当てられたコードや名称や、カメラ2のIPアドレスやMACアドレス等のアドレス情報である。カメラ2が接続されたポート番号や接続端子の識別子等であっても良い。
受信部101は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。受信部101は、通信デバイスを含むと考えても、含まないと考えても良い。
判断部102は、予め指定された条件を満たすか否かを判断する。例えば、判断部102は、車内情報処理装置1に関連した状況が、予め指定された条件を満たすか否かを判断する。車内情報処理装置1に関連した状況とは、例えば、車内情報処理装置1が配置される自動車の振動や、車内情報処理装置1が配置される自動車の速度の急激な変化である。自動車の振動や速度の変化は、車内情報処理装置1に設けられた振動センサーや加速度センサーが出力する情報を用いて検出しても良く、自動車に設けられた振動センサーが加速度センサーが出力する情報を受信し、この情報を用いて車内情報処理装置1が取得してもよい。
また、判断部102は、例えば、受信部101が受信した画像が、予め決められた条件を満たすか否かを判断してもよい。以下、判断部102が、受信部101の受信した画像について判断を行う際に利用する予め決められた条件やその条件を用いた判断処理について、例を挙げて説明する。
1)変化の大きさについての条件
予め決められた条件は、例えば、画像の経時的な変化の大きさに関する範囲を示す条件である。画像の経時的な変化の大きさとは、例えば、画像内において検出された動きのある対象物の動きの大きさであり、具体的には、経時的に連続している画像の差分から検出される動きのある対象物の動きの大きさである。動きのある対象物とは、動きのある画素群と考えてもよい。経時的に連続している画像の差分とは、例えば、動画像の連続した2以上のフレーム画像や、連続した複数の静止画像のうちの連続した2以上の静止画像である。大きさに関する範囲を示す条件とは、例えば、大きさの上限値を示す閾値、及び下限値を示す閾値のうちの1以上の組合わせである。例えば、大きさに関する範囲を示す条件は、大きさの下限値を示す条件である。この条件により、下限値を示す大きさの動きが検出された場合に、条件を満たすと判断される。なお、一の条件を満たすということは、一の条件を除いた条件を満たさないことも含む概念であると考えてもよい。
予め決められた条件は、例えば、画像の経時的な変化の大きさに関する範囲を示す条件である。画像の経時的な変化の大きさとは、例えば、画像内において検出された動きのある対象物の動きの大きさであり、具体的には、経時的に連続している画像の差分から検出される動きのある対象物の動きの大きさである。動きのある対象物とは、動きのある画素群と考えてもよい。経時的に連続している画像の差分とは、例えば、動画像の連続した2以上のフレーム画像や、連続した複数の静止画像のうちの連続した2以上の静止画像である。大きさに関する範囲を示す条件とは、例えば、大きさの上限値を示す閾値、及び下限値を示す閾値のうちの1以上の組合わせである。例えば、大きさに関する範囲を示す条件は、大きさの下限値を示す条件である。この条件により、下限値を示す大きさの動きが検出された場合に、条件を満たすと判断される。なお、一の条件を満たすということは、一の条件を除いた条件を満たさないことも含む概念であると考えてもよい。
例えば、判断部102は、動画像を構成する経時的に連続している二つのフレーム画像の差分から動きのある対象物を検出し、この対象物の動きの大きさを示す情報を取得する。そして、取得した情報が示す動きの大きさが、予め指定された範囲にあるか否か(例えば、閾値以上であるか否か)を判断し、予め指定された範囲にあれば予め指定された条件を満たすと判断する。なお、経時的に連続している画像から、動きのある対象物を検出する技術については、MPEG等の動き検出の技術等として公知であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
このような条件を満たすか否かを判断することで、被写体が、被写体の位置すべき位置から飛び出したか否か等を判断することが可能となる。
なお、上記において、経時的な変化の大きさとして、画像内の動きのある対象物の動きの大きさを用いる代わりに、連続した画像内の各画素や画素ブロックの動きの大きさを統計処理して得られた値、例えば積算値や平均値等を用いるようにしてもよい。
また、判断部102は、比較対象となる複数の画像をそれぞれフーリエ変換して得られた値を比較することで、画像の変化の大きさを判断するようにしても良い。
また、判断部102は、経時的に連続した画像の比較から画像の変化を検出する代わりに、連続していない画像の比較から画像の変化を検出しても良い。例えば、判断部102は、動画像の全てのフレーム画像を、画像の変化の検出に利用しなくてもよい。例えば、判断部102は、予め指定された1以上のフレーム数や時間間隔を隔てた画像(例えばフレーム画像)を比較することで画像の変化を検出しても良い。また、例えば、判断部102は、受信部101が順次受信した一の時点の画像(例えば、フレーム画像)と、それ以前に受信部101が受信した動きが検出されなかった一の画像との比較から、画像の変化(具体的には動きのある対象物)を検出するようにしても良い。例えば、受信部101が受信した一のフレーム画像と、直前のフレーム画像との差分から、動きのある対象物を検出する代わりに、受信部101が受信した一のフレーム画像と、それ以前に受信した動きのある対象物が検出されなかった一のフレーム画像との差分から、動きのある対象物を検出し、その動きの大きさ(例えば距離)を取得するようにしても良い。
また、画像において人の顔等を検出するようにし、画像内の予め指定された領域において検出された場合に、画像の経時的な変化の大きさが予め決められた範囲を超えたと判断するようにしても良い。画像において、人の顔を検出する処理は、デジタルカメラ等の技術として公知であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
また、上記の条件に、更に、動きのある対象物の動きの向きについての条件を更に加えるようにしてもよい。そして、判断部102は、動きのある対象物の動きの大きさを示す情報を取得する際に、動きの向きを示す情報を更に取得し、検出した対象物の動きの大きさと向きとが、動きの大きさの範囲についての条件と動きの向きについての条件との両方を満たす場合に、条件を満たすと判断するようにしても良い。
2)変化のない期間の条件
予め決められた条件は、例えば、画像の経時的な変化のない期間の範囲を示す条件である。ここでの画像の経時的な変化が無いということは、例えば、画像に、閾値以上の変化が無いことや、微少な変化以外の変化がないことと考えてもよい。例えば、ここでの画像の経時的な変化が無いということは、画像のノイズや、自動車の走行中の振動等による画像の変化を除いた変化が無いことと考えてもよい。
予め決められた条件は、例えば、画像の経時的な変化のない期間の範囲を示す条件である。ここでの画像の経時的な変化が無いということは、例えば、画像に、閾値以上の変化が無いことや、微少な変化以外の変化がないことと考えてもよい。例えば、ここでの画像の経時的な変化が無いということは、画像のノイズや、自動車の走行中の振動等による画像の変化を除いた変化が無いことと考えてもよい。
例えば、画像の経時的な変化がないということは、例えば、経時的に連続している画像において画像に変化がないことである。画像の変化の大きさについては、例えば、上記の1)において説明したような処理により検出可能である。例えば、画像の経時的な変化がないということは、経時的に連続している画像において、閾値以上の変化が検出されないことである。画像の変化がないということは、具体例を挙げると、経時的に連続している画像間(例えばフレーム画像間)において、位置が変化している画素や画素ブロックの数が、閾値以上存在していないことや、閾値以上位置が変化している画素が存在していないことである。また、画像の経時的な変化がないということは、動きのある対象物が検出されないこと等であってもよい。
画像の経時的な変化のない期間の範囲とは、例えば、期間の長さの上限値及び下限値の少なくとも一方で定義される期間である。この期間は、フレーム数で表されても良く、時間等で表されても良い。例えば、期間の長さの上限値及び下限値は、変化の無いフレーム数の上限値及び下限値であってもよく、変化の無い時間の上限値及び下限値であっても良い。
例えば、判断部102は、動画像を構成する経時的に連続している第nのフレーム画像(nの初期値は任意の値、例えば1とする)と第(n+1)のフレーム画像との差分等から、画像に経時的な変化があるか否かを判断する。例えば、フレーム画像の差分が示す各画素の移動量が閾値以上であれば、変化があると判断し、閾値以下であれば変化が無いと判断する。そして、変化がないと判断された場合、nの値を1増加させて、同じ処理を繰り返す。そして、変化がないと判断された連続したフレーム画像の数(あるいはnの値)が、予め指定された値以上となった場合に、判断部102は、条件を満たすと判断する。ここでの予め指定された値は、例えば、変化のない期間の範囲の下限を示すフレーム数である。また、予め指定されたフレーム数以上となる前に、変化があると判断された場合、判断部102は、条件を満たさないと判断する。
なお、判断部102は、動画像を構成する一のフレーム画像と、その後の各フレーム画像との間に大きな変化(例えば、閾値以上の変化)があるか否かを判断し、一のフレーム画像と、この一のフレーム画像以降の、予め指定された数以上の各フレーム画像との間にいずれも大きな変化が検出されなかった場合に、動画像の経時的な変化がない期間が、予め指定された範囲となったと判断して、予め指定された条件を満たすと判断しても良い。
3)目を閉じた状態の継続期間の範囲
予め決められた条件は、例えば、画像から検出される人が目を閉じた状態の継続期間の範囲を示す条件である。画像から検出される人が目を閉じた状態の継続期間とは、例えば、目を閉じた人が検出される画像が、連続して出現する期間である。人が目を閉じた状態であるか否かは、画像からパターンマッチング等によって検出可能である。画像から、人が目を閉じた状態を検出する処理は、例えば、デジタルカメラ等の目つぶり検出の技術等として公知の技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
予め決められた条件は、例えば、画像から検出される人が目を閉じた状態の継続期間の範囲を示す条件である。画像から検出される人が目を閉じた状態の継続期間とは、例えば、目を閉じた人が検出される画像が、連続して出現する期間である。人が目を閉じた状態であるか否かは、画像からパターンマッチング等によって検出可能である。画像から、人が目を閉じた状態を検出する処理は、例えば、デジタルカメラ等の目つぶり検出の技術等として公知の技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
継続期間の範囲とは、例えば、継続期間の下限値と条件との少なくとも一方で定義される期間である。この期間は、フレーム数で表されても良く、時間等で表されても良い。例えば、継続期間の長さの上限値及び下限値は、目を閉じた状態が検出された連続したフレーム数の上限値及び下限値であってもよく、目を閉じた状態が検出された時間の上限値及び下限値であっても良い。
例えば、判断部102は、動画像を構成する経時的に連続している第nのフレーム画像(nの初期値は任意の値、例えば1とする)について、人の顔を検出し、検出した顔の目が、閉じた状態であるか否かを判断する。そして、目が閉じた状態であると判断された場合、nの値を1増加させて、同じ処理を繰り返す。そして、目が閉じた状態であると判断された連続したフレーム画像の数(あるいはnの値)が、予め指定された値以上となった場合に、判断部102は、条件を満たすと判断する。ここでの予め指定された値は、例えば、目を閉じた状態の継続期間の範囲の下限を示すフレーム数である。また、予め指定されたフレーム数以上となる前に、目を閉じていないと判断された場合、判断部102は、条件を満たさないと判断する。
なお、判断部102が判断に用いる条件は、図示しない記憶媒体に予め格納されていてもよい。また、この条件は、判断処理を行うアルゴリズムに組み込まれた条件であってもよい。
また、複数のカメラ2のそれぞれの撮影領域が、後部座席を利用する2以上のユーザを個別に撮影する領域に設定されている場合、判断部102は、少なくともいずれか一方の領域を領域撮影するカメラ2が送信した画像が、上述した予め指定された条件を満たす場合に、撮影した画像が予め指定された条件を満たすと判断してもよい。また、この場合、それぞれの画像に関する判断において利用される条件は、異なる条件であってもよく、また、その条件に利用される閾値等の範囲を設定する設定値は異なる値であってもよい。
判断部102は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。判断部102の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部103は、受信部101が受信した画像を出力する。ここでの出力とは、ディスプレイへの表示、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。出力部103は、例えば、受信部101が受信した画像が、自動車の運転席または助手席の少なくとも一方から視認できる位置に表示されるよう、画像を出力する。運転席または助手席から視認できる位置ということは、運転席または助手席に着席したユーザが視認できる位置と考えてもよい。例えば、出力部103は、運転席または助手席の少なくとも一方から視認できる位置に取り付けられたモニタ(図示せず)してもよい。このモニタは、カーナビゲーション装置のモニタであっても良い。また、例えば、車内情報処理装置1がカーナビゲーション装置である場合、このカーナビゲーション装置のモニタに画像を表示してもよい。また、例えば、車内情報処理装置1が助手席のユーザ等が携帯するタブレット型端末やスマートフォン等の携帯型の装置である場合、この携帯型の装置のモニタに画像を表示してもよい。画像が表示される位置は、運転席よりも前方であることが好ましい。
出力部103は、例えば、受信部101が受信した複数のカメラ2がそれぞれ撮影した画像を同時に出力しても良い。例えば、同時に一の画面に表示してもよい。また、複数のカメラ2がそれぞれ撮影した画像を、予め指定された一定、あるいは不定の時間間隔により切り替えて出力してもよい。
出力部103は、例えば、判断部102が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、画像を出力するようにし、予め決められた条件を満たさないと判断した場合、画像を出力しないようにしてもよい。
車内情報処理装置1がカーナビゲーション装置である場合、例えば、出力部103は、判断部102が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、ナビゲーションのための画像の出力の少なくとも一部を、受信部101が受信した画像の出力に変更する。ナビゲーションのための画像の出力の少なくとも一部を、受信部101が受信した画像の出力に変更するということは、例えば、出力部103が車内情報処理装置1の図示しないモニタ等に出力していたナビゲーションのための画像の少なくとも一部(例えば画像の半分や、画像を十字に四分割した領域のうちの一つ等)に、受信部101が受信した画像を出力することや、出力部103が車内情報処理装置1の図示しないモニタ等に出力していたナビゲーションのための画像の代わりに、受信部101が受信した画像を出力することである。あるいは、ナビゲーションのための画像上に受信部101が受信した画像のウィンドウを出力することであっても良い。
なお、車内情報処理装置1がカーナビゲーション装置ではなく、なおかつ、車内情報処理装置1が自動車に設置されたカーナビゲーション装置に対して無線や有線により情報の送受信が可能となるよう接続可能なものである場合、出力部103は、受信部101が受信した画像をカーナビゲーション装置に送信して、カーナビゲーション装置に表示させるようにしてもよい。また、この場合、出力部103は、更に、受信部101が受信した画像を、例えば車内情報処理装置1が有する図示しないモニタ等にも表示するようにしてもよい。
また、複数のカメラ2のそれぞれの撮影領域が、後部座席を利用する2以上のユーザを個別に撮影する領域に設定されている場合において、判断部102が、いずれか一方の領域を領域撮影するカメラ2が送信した画像が、上述した予め指定された条件を満たすと判断した場合に、この条件を満たすと判断した画像だけを出力するようにしても良い。
出力部103は、モニタ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部103は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
1または2以上のカメラ2は、自動車の車内に設置されている。1以上のカメラ2は、例えば、それぞれの撮影範囲が、助手席及び後部座席の少なくとも1以上を含む範囲となるよう車内に設置されている。
例えば、1以上のカメラ2は、それぞれ、自動車の車内の、天井、前座席の背もたれの後面、座席のヘッドレストの支柱、ヘッドレスト、ピラー、ドア、窓、サンバイザ、アームレスト、及びセンターテーブルのいずれか一つに設置されている。座席のヘッドレストの支柱は、前座席のヘッドレストの支柱であっても、後部座席のヘッドレストの支柱であってもよい。なお、左右の一方の側の座席のヘッドレストの支柱に取り付けられたカメラ2は、他方の側の領域(例えば、他方の側の座席)が撮影領域となるよう取り付けられてもよい。各カメラ2は、車内にどのように取り付けられていてもよい。例えば、カメラ2は、クリップやボルト、ボタン、吸盤、接着剤等により車内に取り付けられる。カメラ2は、着脱可能に取り付けられてもよい。また、カメラ2は、それぞれの設置位置に埋め込まれるよう取り付けられていてもよい。
図2は、自動車の車内の、カメラ2の取り付け位置の一例を説明するための図である。なお、ここでは、説明の便宜上、車内に複数のカメラ2が取り付けられた状態を示しているが、実際には、これらのカメラ2のうちの1以上だけが取り付けられていてもよい。ここでは、説明の便宜上、複数のカメラ2をカメラ2a−2iとする。
図3は、図2の領域Aを拡大した図である。
カメラ2aは、車内の天井に取り付けられている。また、カメラ2bは、前座席の背もたれの後面に取り付けられている。ここでは、例えば、背もたれの後面に埋め込まれている。カメラ2cは、ピラーに取り付けられている。カメラ2dは、ドアに取り付けられている。カメラ2eは、窓に取り付けられている。カメラ2fは、サンバイザーに取り付けられている。カメラ2gは、アームレストに取り付けられている。カメラ2hは、センターテーブルに取り付けられている。カメラ2iは、前座席のヘッドレストの支柱に取り付けられている。カメラ2iは、図3に示すように、カメラ2iに取り付けられたクリップ20により、着脱可能となるよう取り付けられている。カメラ2jは、座席のヘッドレストに取り付けられている。なお、ヘッドレストの支柱に取り付けられるカメラ2iは、図3に示すように、進行方向に対して後方側が撮影領域となるよう設置されていても良く、図11に示すように、進行方向側が撮影領域となるよう設置されていても良い。例えば、乳児用や、1歳程度の幼児向けのチャイルドシートとしては、座面が、自動車の進行方向に対して逆向きとなるよう設置されるものがあるため、このようなチャイルドシートを撮影するためには、図11に示すように進行方向側が撮影領域となるようヘッドレストの支柱に設置されたカメラ2iを用いることが好ましい。なお、この場合、カメラ2iは、後部座席のヘッドレストの支柱に取り付けるようにしてもよい。
カメラ2は、通常、被写体を撮影して動画像を取得し、取得した動画像を車内情報処理装置1に送信する。ただし、カメラ2は、動画像の代わりに、連続した静止画像を順次取得して送信してもよく、予め指定されたタイミング毎に静止画像を取得して送信してもよい。
カメラ2は、例えば、図示しない撮像部と、図示しない送信部とを備えている。
撮像部は、例えばCCDやCMOS等の撮像素子を有しており、撮像素子が取得した信号から画像を取得する。
送信部は、撮像部が撮影により取得した画像を車内情報処理装置1に送信する。例えば、送信部や、有線や無線により、画像を送信する。例えば、送信部は、撮像部が画像を取得した直後に、この画像を送信する。例えば、送信部は、撮像部が取得した動画像を、車内情報処理装置1にストリーミング送信する。なお、送信部は、カメラ2の識別子等を画像に対応づけて車内情報処理装置1に送信するようにしても良い。
カメラ2は、更に、図示しないレンズや、絞りや、オートフォーカス機構や、自動露出機構等の光学系や、手ぶれ補正機構等の振動補正機構を有していても良い。また、カメラ2は、撮影領域に対して赤外線を照射する赤外線発光装置(図示せず)を備えていても良い。赤外線発光装置は、例えば、赤外線LED等である。例えば、赤外線発光装置が発光する赤外線を、撮影領域に照射することで、夜間や、撮影領域が暗い場合にも適切に撮影領域の被写体を撮影することが可能となる。なお、カメラ2の撮像素子が、通常の撮像素子であれば、赤外線による撮影が可能である。
なお、撮影した画像を無線や有線により送信するカメラについては公知技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
次に、車内情報処理システム1000の車内情報処理装置1の動作の一例について図4のフローチャートを用いて説明する。ここでは、画像を送信するカメラ2が一つである場合を例に挙げて説明する。
(ステップS101)受信部101は、カメラ2から送信される車内を撮影した画像を受信したか否かを判断する。ここで受信する画像は、例えば、動画像の1以上のフレーム画像である。受信した場合、ステップS102に進み、受信していない場合、ステップS101に戻る。受信した画像は、例えば、図示しない格納部等に一時記憶しても良い。
(ステップS102)判断部102は、ステップS101で受信した画像が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。条件を満たす場合、ステップS103に進み、満たさない場合、ステップS101に戻る。判断を行う際には、適宜、受信部101が一時記憶した過去のフレーム画像や、過去のフレーム画像について判断部102が判断した判断結果等を用いても良い。なお、条件が複数ある場合、複数の条件のそれぞれについて、順次条件を満たすか否かを判断し、いずれか一つでも条件を満たす場合、条件を満たすと判断してもよい。あるいは、全ての条件を満たす場合に、条件を満たすと判断するようにしても良い。
(ステップS103)出力部103は、ステップS101で受信した画像を出力する。例えば、受信した画像を図示しないモニタに表示する。そして、ステップS101に戻る。
なお、車内情報処理システム1000が有するカメラ2が複数である場合、例えば、図4のフローチャートの処理を、受信部101が受信した画像を送信した(即ち、撮影した)カメラ2毎に順次行うようにし、出力部103は、受信部101が受信した画像を、画像を送信したカメラ2毎に切り替えて出力したり、カメラ2毎に異なる領域に表示するようにしても良い。
また、ステップS102に用いられる予め決められた条件によっては、ステップS102で一旦条件を満たすと判断されて、ステップS103で画像が出力された以降は、予め指定された時間が経過するまでや、予め指定された操作等を図示しない受付部が受け付けるまでは、受信部101が順次受信する画像の出力を継続するようにしても良い。かかることは、以下の実施の形態2等においても同様である。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
また、カメラ2の動作については、公知技術であるため、ここでは説明を省略する。
以下、本実施の形態における車内情報処理システム1000の具体的な動作について説明する。ここでは、車内情報処理装置1が、車内のダッシュボード等に設けられた専用の載置台(図示せず)に載置されたいわゆるスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。
図5は、自動車の車内の様子の一例を示す図(図5(a))、及びカメラ2が撮影した車内の動画像の1フレーム画像を示す図(図5(b))である。ここでは、自動車の車内の後部座席には、いわゆるチャイルドシート500が取り付けられているものとする。また、車内の天井にはカメラ2が設けられており、このカメラ2の撮影領域が、後部座席のチャイルドシート500を含む領域に設定されているものとする。
チャイルドシート500に幼児501を座らせて、運転手であるユーザが、自動車を走行させていたとすると、カメラ2は、撮影領域を動画像として撮影し、撮影により得られた図5(b)に示すようなフレーム画像を、順次、無線通信により車内情報処理装置1に送信する。
受信部101は、受信した画像を、図示しない格納部に一時記憶させる。
判断部102は、受信部101が受信した画像が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。例えば、ここでの予め決められた条件は、上記で1)に示したように、画像の経時的な変化の大きさを示す値が、予め指定された閾値以上であるという条件であったとする。また、ここでの画像の経時的な変化の大きさを示す値は、連続したフレーム画像において検出された動きのある対象物の移動距離であるとする。
判断部102は、受信部101が受信したフレーム画像と、直前に受信部101が受信して図示しない格納部に一時記憶させた、1フレーム前のフレーム画像とから動きのある対象物を検出する。ここでは、幼児501が眠っており、ほとんど動いていないため、動きのある対象物が検出できなかったとする。このため、判断部102は、受信したフレーム画像が、予め決められた条件を満たさないと判断する。なお、受信部101が受信したフレーム画像が、最初のフレーム画像である場合、受信した時点で、判断部102は、予め決められた条件を満たさないと判断して良い。
判断部102が予め決められた条件を満たさないと判断したため、出力部103は、受信部101が受信したフレーム画像を出力しない。
その後も、チャイルドシート500上の幼児501がほとんど動いていない場合は、動きのある対象物が検出されないため、受信部101が受信したフレーム画像は出力されない。
ここで、例えば、ユーザが、走行中に急ブレーキをかけたため、チャイルドシート500の幼児が、前方に移動したとする。
図6は、カメラ2が急ブレーキ直前に撮影したフレーム画像(図6(a))と、急ブレーキ直後のフレーム画像(図6(b))を示す図である。
受信部101が図6(b)に示すようなフレーム画像を受信すると、判断部102は、受信したフレーム画像と、直前に受信部101が受信して図示しない格納部に一時記憶させた図6(a)に示すようなフレーム画像とを用いて、動きのある対象物を検出する。例えば、図6(a)に示したフレーム画像と、図6(b)に示したフレーム画像との差分から、それぞれのフレーム画像について、動きのある対象物50を検出したとする。判断部102は、2つのフレーム画像間における検出した対象物50の移動距離を取得する。そして、取得した移動距離が、予め決められた閾値を超えるか否かを判断する。例えば、ここでは、予め決められた閾値を超えたとすると、判断部102は、予め決められた条件を満たすと判断する。なお、閾値を超えなかった場合、予め決められた条件を満たさないと判断する。
出力部103は、判断部102が予め決められた条件を満たすと判断したため、受信部101が受信した画像を出力する。ここでは、車内情報処理装置1のモニタに表示する。
図7は、出力部103が出力するカメラ2が撮影した画像の表示例を示す図である。
そして、ユーザ等が表示の終了を指示する操作を行うまで、出力部103は、順次受信部101が受信した画像を出力する。
以上、本実施の形態によれば、カメラ2が撮影した自動車の車内の画像を出力(例えば、表示)することができるため、車内の状況を適切に運転手等の搭乗者に伝達することができる。
また、本実施の形態によれば、受信部101が受信した画像が、予め決められた条件を満たす場合に、カメラ2が撮影した自動車の車内の画像を出力するようにしたため、車内の状況を伝達することが好ましい場合にだけ、車内の状況を搭乗者に伝達することができる。これにより、例えば、車内情報処理装置1が出力していた受信部101が受信した画像以外の他の情報、例えばナビゲーションの情報等の出力の妨げを、極力減らすことができる。
ただし、本発明においては、判断部102を省略して、判断処理を行わずに、受信部101が受信した画像を、常時、出力部103が出力するようにしてもよく、ユーザ等の指示に応じて、受信部101が受信した画像を出力部103が出力するようにしてもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態2は、上記実施の形態の車内情報処理システム1000の車内情報処理装置1において、自動車の走行状況に応じて受信部101が受信した画像の出力される領域を変更するようにしたものである。
本実施の形態2は、上記実施の形態の車内情報処理システム1000の車内情報処理装置1において、自動車の走行状況に応じて受信部101が受信した画像の出力される領域を変更するようにしたものである。
図8は、本実施の形態2の車内情報処理システム1000aのブロック図である。図8において、図一と同一符号は同一または相当する部分を示している。
本実施の形態2の車内情報処理システム1000aは、車内情報処理装置1aと、1以上のカメラ2とを備えている。
車内情報処理装置1aは、受信部101、判断部102、走行状況判断部104、及び出力部103aを備えている。
走行状況判断部104は、自動車の走行状況が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する。ここでの自動車は、カメラ2が設置された自動車である。走行状況とは、例えば、走行中の自動車自身や、車内の環境の状況であっても良いし、走行している自動車が現在位置する場所に関する状況であってもよい。走行中とは、一時停止状態や、アイドリング状態等も含むと考えてもよい。自動車自身の状況とは、例えば、自動車のハンドルの動きが大きいという状況や、自動車が急停車した、あるいは急発車したという状況等である。また、車内の環境の状況とは、車内の温度が閾値以上となった、あるいは閾値以下となった等の状況である。現在位置する場所に関する状況とは、例えば、自動車が交差点に近づいているという状況や、自動車がカーブにさしかかっているという状況や、自動車が渋滞中の道路を走行している等の状況である。
自動車の走行状況が、予め決められた条件を満たすか否かを判断するということは、自動車の走行状況を示す情報が、予め決められた条件を満たすか否かを判断することであってもよい。予め決められた条件とは、例えば、自動車の走行状況が、ナビゲーションの出力が望ましい状況となったことを示す条件である。予め決められた条件は、例えば1以上の走行状況を指定する条件である。例えば、走行状況判断部104は、一の予め決められた条件が指定する1以上の走行状況に、自動車の走行状況が合致した場合に、予め決められた条件を満たすと判断する。
例えば、仮に、予め決められた条件の中に、自動車が交差点に近づいているという状況を指定する条件があったとすると、走行状況判断部104は、自動車が交差点に近づいている状況を示す情報を取得した場合に、予め決められた条件を満たすと判断する。
なお、走行状況判断部104は、例えば、自動車のハンドルの動きや急停車した、あるいは急発車した等の状況や、車内の温度の状況等は、自動車の図示しない出力部等が出力する自動車のハンドルの動きの情報や、アクセルやブレーキの動きの情報や、車内等に設けられた温度センサ(図示せず)の情報から取得すればよい。あるいは、車内情報処理装置1が、加速度センサや、ジャイロセンサや、温度センサ等を有するようにして、これらのセンサが取得する情報を適宜用いて、これらの情報を取得するようにしても良い。なお、ここでの取得は、受信や、受け付け等も含む概念である。かかることは、以下においても同様である。
また、走行状況判断部104は、例えば、車内情報処理装置1が有するGPSや、地図情報等を用いて、自動車の現在位置する場所に関する状況を取得するようにすればよい。例えば、車内情報処理装置1aが備えているナビゲーションのための処理を行う処理部(図示せず)等が取得する現在位置の情報を走行状況を示す情報として取得するようにしても良い。
走行状況判断部104は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。走行状況判断部104の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部103aは、走行状況判断部104が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、受信部101が受信した画像が出力される領域の少なくとも一部を変更する。例えば、出力部103aは、受信部101が受信した画像が出力されていた領域の少なくとも一部を、ナビゲーションのための画像の出力に変更する。ここでのナビゲーションのための画像とは、現在位置におけるナビゲーションのための画像である。例えば、出力部103aは、受信部101が受信した画像が出力されていた領域の全てや、半分や、十字に四分割した一の領域等に、ナビゲーションのための画像を出力する。あるいは、出力部103aは、受信部101が受信した画像が出力されている領域上に、ナビゲーションのための画像のウィンドウを出力しても良い。
なお、出力部103aのその他の構成や動作等については、上記実施の形態1の出力部103と同様であるため、ここでは説明は省略する。
次に、本実施の形態の車内情報処理装置1aの動作の一例について、図9のフローチャートを用いて説明する。なお、図において、図4と同一符号は、同一または相当する処理ステップを示している。
(ステップS201)走行状況判断部104は、自動車の走行状況の情報を取得する。
(ステップS202)走行状況判断部104は、ステップS201で取得した情報を用いて、自動車の走行状況が予め決められた条件を満たすか否かを判断する。予め決められた条件を満たす場合、ステップS203に進み、満たさない場合、ステップS103に進む。
(ステップS203)出力部103aは、ステップS101で受信した車内を撮影した画像が出力されていた領域の少なくとも一部を変更して出力する。例えば、ステップS101で受信した画像が出力されていた領域の少なくとも一部を、ナビゲーションのための画像に変更して出力する。そして、ステップS101に戻る。
なお、図9のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、本実施の形態2の車内情報処理システム1000aの具体例について説明する。
図10は、自動車の走行状況が、予め決められた条件を満たさない場合の車内情報処理装置1aのモニタの表示例を示す図(図10(a))、及び予め決められた条件を満たすと判断された場合の車内情報処理装置1aのモニタの表示例を示す図(図10(b))である。
上記実施の形態1の具体例において説明したように、カメラ2を取り付けた自動車の走行中において、例えば、カーナビゲーション装置である車内情報処理装置1aのモニタに、図10(b)に示すように、カメラ2が撮影した画像が表示されていたとする。
ここで、自動車がある交差点に近づいたとすると、カーナビゲーション装置である車内情報処理装置1aの、ナビゲーションのための情報を取得する図示しない処理部は、例えば、車内情報処理装置1aの図示しないGPSが取得した現在位置の座標と、車内情報処理装置1aの図示しない格納部に格納されている地図情報等とを用いて、自動車が交差点に近づいたと判断し、自動車の走行状況を示す情報として、交差点に近づいたことを示す情報を取得する。上述した図示しない処理部が取得する走行状況を示す情報は、例えば、交差点に近づいたことを示すコード等である。
走行状況判断部104は、上記の処理部が取得した走行状況を示す情報を用いて、自動車の走行状況が予め決められた条件を満たすか否かを判断する。例えば、走行状況判断部104は、1以上の予め決められた条件がそれぞれ示す走行状況のいずれか一つと、上述した処理部が取得した自動車の走行状況とが一致するか否かを判断し、一致するものがある場合に、自動車の走行状況が予め決められた条件を満たすと判断する。例えば、走行状況判断部104は、予め決められた条件が示す走行状況を表すコードと、処理部が取得した走行状況が示すコードとが一致した場合に、条件を満たすと判断する。
ここでは、例えば、予め決められた条件の一つに、自動車の走行状況が、交差点に近づいたことを示すという条件があったとすると、走行状況判断部104は、上述した図示しない処理部が取得した走行状況が、交差点に近づいたことを示す情報であるため、条件を満たすと判断する。具体的には、一の予め決められた条件が示す走行状況を示すコードが、自動車が交差点に近づいたことを示すコードであったとすると、走行状況判断部104は、処理部が取得した自動車が交差点に近づいたことを示すコードが、上記の一の条件が示すコードと一致すると判断し、自動車の走行状況が、この条件を満たすと判断する。
走行状況判断部104が条件を満たすと判断したため、出力部103aは、受信部101が受信した車内を撮影した画像が出力される領域を変更する。具体的には、受信部101が受信した画像が出力される領域を縮小して右下に表示するとともに、現在位置に関するナビゲーションを行うための現在位置の地図情報を図示しない格納部等から読み出して、図10(b)に示すように、モニタの表示領域のうちの、受信部101が受信した画像が出力される領域以外の領域に表示する。
このように、交差点に近づいた場合のように、ナビゲーションが必要な場合には、車内を撮影した画像が出力される領域を変更して、ナビゲーションの画面を表示することにより、本来のカーナビゲーション装置としての機能を損ねることなく、車内の状況を搭乗者に適切に伝達することができる。
以上、本実施の形態によれば、自動車の走行状況に応じて、受信部101が受信した車内を撮影した画像が出力される領域を変更することができ、自動車の走行状況に応じて、必要となる情報等を、適宜、車内を撮影した画像と切り替えて、あるいは、並列して出力することができる。
なお、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(受信部や出力部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりする情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、格納部(例えば、ハードディスクやメモリ等の記録媒体)にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。
なお、上記各実施の形態における車内情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、自動車の車内に設置された1以上のカメラが送信する車内を撮影した画像を受信する受信部と、受信部が受信した画像を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図12は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による車内情報処理装置を実現するコンピュータシステム900の一例を示す図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図12において、コンピュータシステム900は、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムや、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータが記憶されるフラッシュメモリ等のROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、タッチパネル914と、無線通信モジュール915と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス916とを備える。なお、無線通信モジュール915に代えて、有線通信モジュールを備えていてもよい。また、タッチパネル914に代えて、ディスプレイと、マウスやキーボード等の入力デバイスとを備えていてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による車内情報処理装置の機能を実行させるプログラムは、例えば、ROM912や、図示しないハードディスク等に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。
プログラムは、コンピュータシステム900に、上記実施の形態による車内情報処理装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる車内情報処理装置等は、自動車内において利用される装置として適しており、特に、自動車の車内に関する情報を処理する装置等として有用である。
1、1a 車内情報処理装置
2 カメラ
101 受信部
102 判断部
103、103a 出力部
104 走行状況判断部
1000、1000a 車内情報処理システム
2 カメラ
101 受信部
102 判断部
103、103a 出力部
104 走行状況判断部
1000、1000a 車内情報処理システム
Claims (18)
- 自動車の車内に設置された1以上のカメラが送信する当該車内を撮影した画像を受信する受信部と、
前記受信部が受信した画像を出力する出力部とを備えた車内情報処理装置。 - 前記1以上のカメラは、それぞれ、前記車内の天井、前座席の背もたれの後面、座席のヘッドレストの支柱、ヘッドレスト、ピラー、ドア、窓、サンバイザ、アームレスト、及びセンターテーブルのいずれか一つに設置されている請求項1記載の車内情報処理装置。
- 前記カメラは、当該カメラの撮影範囲が、助手席及び後部座席の少なくとも1以上を含む範囲となるよう前記車内に設置されている請求項1または請求項2記載の車内情報処理装置。
- 予め指定された条件を満たすか否かを判断する判断部を更に備え、
前記出力部は、前記判断部が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、前記画像を出力する請求項1から請求項3いずれか一項記載の車内情報処理装置。 - 前記判断部は、前記受信部が受信した画像が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する請求項4記載の車内情報処理装置。
- 前記予め決められた条件は、前記画像の経時的な変化の大きさに関する範囲を示す条件である請求項5記載の車内情報処理装置。
- 前記予め決められた条件は、前記画像の経時的な変化のない期間の範囲を示す条件である請求項5記載の車内情報処理装置。
- 前記予め決められた条件は、前記画像から検出される人が目を閉じた状態の継続期間の範囲を示す条件である請求項5記載の車内情報処理装置。
- 前記車内情報処理装置は、カーナビゲーション装置である請求項1から請求項8いずれか一項記載の車内情報処理装置。
- 前記車内情報処理装置は、カーナビゲーション装置であり、
前記出力部は、前記判断部が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、ナビゲーションのための画像の出力の少なくとも一部を、前記受信部が受信した画像の出力に変更する請求項4から請求項8いずれか一項記載の車内情報処理装置。 - 前記自動車の走行状況が、予め決められた条件を満たすか否かを判断する走行状況判断部を更に備え、
前記出力部は、前記走行状況判断部が予め決められた条件を満たすと判断した場合に、前記受信部が受信した画像が出力されていた領域の少なくとも一部を変更する請求項9または請求項10記載の車内情報処理装置。 - 前記出力部は、前記受信部が受信した画像をカーナビゲーション装置に送信して、当該カーナビゲーション装置に表示させる請求項1から請求項8いずれか一項記載の車内情報処理装置。
- 前記出力部は、更に、前記受信部が受信した画像を表示する請求項12記載の車内情報処理装置。
- 前記出力部は、前記受信部が受信した画像が、運転席または助手席の少なくとも一方から視認できる位置に表示されるよう、当該画像を出力する請求項1から請求項13いずれか一項記載の車内情報処理装置。
- 前記車内に設置され、前記請求項1から請求項14いずれか一項記載の車内情報処理装置に、当該車内を撮影した画像を送信するカメラ。
- 撮影領域に対して赤外線を照射する赤外線発光装置を更に備えた請求項15記載のカメラ。
- 受信部と、出力部とを用いて行われる車内情報処理方法であって、
前記受信部が、自動車の車内に設置された1以上のカメラが送信する当該車内を撮影した画像を受信する受信ステップと、
前記出力部が、前記受信ステップで受信した画像を出力する出力ステップとを備えた車内情報処理方法。 - コンピュータを、
自動車の車内に設置された1以上のカメラが送信する当該車内を撮影した画像を受信する受信部と、
前記受信部が受信した画像を出力する出力部として機能させるためのプログラム。
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