JP2016030082A - 粒子線治療装置 - Google Patents

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誠之 中澤
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Abstract

【課題】粒子線の飛程の終端を確実にイメージングすることができる粒子線治療装置を提供する。【解決手段】 本発明の粒子線治療装置9は、互いの位置関係が変更できる複数の検出ユニット12a,12bを有しているという点と、検出ユニット12a,12bが空間分解能の高い放射線検出器より構成されているという2つの点を構造的な特徴として有している。本発明によれば、被検体に検出ユニット12a,12bを可能な限り近づけることができる構成となっているので、従来に比べて消滅放射線ペアの検出点数を増やすことができ、空間分解能の高い放射線検出器を用いたPET撮影が可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、被検体に粒子線を照射して治療を行う粒子線治療装置に係り、特に、被検体における粒子線の照射部位をイメージングすることができる粒子線治療装置に関する。
被検体に加速した原子核(粒子線)を照射して患部にあるがん組織を破壊する粒子線治療装置は、医療機関に配備される。
粒子線治療装置では、粒子線のエネルギーを変更することにより、被検体内のうちどこを治療するかを調節できる。被検体に粒子線を照射すると、粒子線は徐々にエネルギーを失いながら被検体内を進みそのまま透過しようとする。このとき粒子線は、被検体組織に干渉せずに素通りする。しかし、ある程度までエネルギーを失うと、粒子線は被検体内をこれ以上進むことができなくなり、その場所で大きなエネルギーを放出して消滅し、周辺の被検体組織が破壊される。このような粒子線の特徴は、正常組織に与えるダメージを最小限にしつつ、がん組織に狙いを定めて治療ができるという観点で有用性が高い。
しかし、この様な粒子線は、狙い通りの治療が行えているか判断するのが難しい。粒子線による被検体組織の破壊は、被検体の内部で起こるので、粒子線が被検体のどの部分で作用しているか一見しては分からないのである。粒子線が破壊した被検体組織が本当に狙い通りのがん組織であるかどうか確かめる必要がある。
そこで、従来の粒子線治療装置には、粒子線の消滅点である粒子線の飛程の終端をイメージングするカメラが設けられているものがある。このカメラは、粒子線が消滅するときに放出されるγ線などの放射線をイメージングする。このようなカメラの一種としてPET(Positron Emission Tomography)装置がある。PET装置は、粒子線の飛程の終端で生じた陽電子に由来するγ線のペアを検出し、ペアの発生点をイメージングする装置である。(例えば、特許文献1参照)。
米国特許明細書第20060113482号公報
しかしながら、従来構成の粒子線治療装置は、次のような問題点がある。
すなわち、従来構成の粒子線治療装置は、粒子線の飛程の終端を十分にイメージングできない。
上述のようにPET装置は、被検体内に投与される放射性薬剤を撮影する目的で開発されたものである。このようなPET装置は、被検体に投与した放射性薬剤から放射される放射線を検出して薬剤の分布をイメージングする。この放射性薬剤は、陽電子放出型であり、確実に放射線のペアを生じるので、PET装置で検出がしやすい。
ところが、粒子線治療における粒子線の飛程の終端をPET装置でイメージングしようとすると事情が異なる。飛程の終端まで来た粒子線は、消滅するときに様々な核種や放射線を生じる。従って、粒子線は必ず陽電子を発生させるとは限らない。このような事情から、粒子線治療においては、発生する陽電子由来の放射線のペアはわずかとなる。わずかな放射線のペアしか生じない粒子線治療においては、空間分解能の高い放射線検出器を用いてPET撮影を行うことができない。このような放射線検出器は、十分な放射線量がないと高い空間分解能が得られないからである。したがって、粒子線治療時のPET撮影には、空間分解能の高い放射線検出器の使用を断念せざるを得ない。
このような事情があることから、粒子線治療に適した新たな構成のPET装置を開発する必要性が生じる。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、粒子線の飛程の終端を確実にイメージングすることができる粒子線治療装置を提供することにある。
本発明は上述の課題を解決するために次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る粒子線治療装置は、粒子線を被検体に向けて照射する粒子線源と、被検体を挟むように設けられた複数の検出ユニットから構成され、粒子線に由来する陽電子が消滅するときに生じる放射線のペアの検出してその結果を示す検出データを出力する検出手段と、検出ユニット同士の離間距離が短くなるように検出ユニットを移動させることにより検出ユニットを被検体に接近させる検出ユニット移動手段と、検出ユニット移動手段を制御する検出ユニット移動制御手段と、検出手段が出力する検出データに基づいて放射線のペアの発生位置をイメージングする画像生成手段とを備え、検出ユニットが放射線を蛍光に変換するシンチレータ結晶が3次元的に配列して構成されるシンチレータを有する放射線検出器より構成されていることを特徴とするものである。
[作用・効果]本発明の粒子線治療装置によれば、粒子線の飛程の終端を確実にイメージングすることができる。本発明の粒子線治療装置は、被検体を挟み込む位置にあり互いを接近させることができる複数の検出ユニットを有しているという点と、検出ユニットが3次元的に配列されたシンチレータ結晶を有する空間分解能の高い放射線検出器より構成されているという2つの点を構造的な特徴として有している。粒子線治療装置においてのPET撮影は、空間分解能の高い放射線検出器を放射線の検出に用いるのが難しいという事情がある。このような放射線検出器は、より多くの消滅放射線ペアの検出点数を要求するにもかかわらず粒子線治療において被検体内で発生する消滅放射線のペアはわずかだからである。本発明によれば、被検体に検出ユニットを可能な限り近づけることができる構成となっているので、従来に比べて消滅放射線ペアの検出点数を増やすことができ、空間分解能の高い放射線検出器を用いたPET撮影が可能となる。
また、上述の粒子線治療装置において、検出手段は、異なる検出ユニットに同時に入射した2つの放射線を検出することにより放射線のペアを検出すればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の粒子線治療装置をより具体的に示したものとなっている。異なる検出ユニットにより放射線のペアを検出するように構成すれば、陽電子の消滅に伴って生じる互いに反対方向に飛び去る放射線のペアを確実に検出することができる。
また、上述の粒子線治療装置において、TOF機能を実現するTOF機能実行手段を備えるようにすることもできる。
また、上述の粒子線治療装置において、画像生成手段がリアルタイムにイメージングを繰り返すようにすることもできる。
また、上述の粒子線治療装置において、PET撮影とは異なる撮影を実行できる撮影装置を備えるようにしてもよい。
[作用・効果]本発明の粒子線治療装置は、上述のように目的に合わせて構成の最適化を行うことができる。
また、上述の粒子線治療装置において、粒子線源を被検体に対し移動させる粒子線源移動手段を備えればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の粒子線治療装置をより具体的に示したものとなっている。粒子線源を被検体に対し移動させる粒子線源移動手段を備えれば、治療の目的に合わせて粒子線の出射位置と出射方向を自由に変更することができるようになる。
本発明の粒子線治療装置によれば、粒子線の飛程の終端を確実にイメージングすることができる。本発明の粒子線治療装置は、互いの位置関係が変更できる複数の検出ユニットを有しているという点と、検出ユニットが空間分解能の高い放射線検出器より構成されているという2つの点を構造的な特徴として有している。本発明によれば、被検体に検出ユニットを可能な限り近づけることができる構成となっているので、従来に比べて消滅放射線ペアの検出点数を増やすことができ、空間分解能の高い放射線検出器を用いたPET撮影が可能となる。
実施例1に係る粒子線治療装置の全体構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係る検出ユニットを説明する斜視図である。 実施例1に係る放射線検出器を説明する斜視図である。 実施例1に係る放射線検出器の反射板の構成を説明する平面図である。 実施例1に係る放射線検出器の蛍光の発生位置を弁別する原理を説明する模式図である。 実施例1に係る放射線検出器の蛍光の発生位置を弁別する原理を説明する模式図である。 実施例1に係るアームの回転を説明する模式図である。 実施例1に係る粒子線治療が実行されている様子を説明する模式図である。 実施例1に係る粒子線治療装置が有する効果を説明する模式図である。 実施例1に係る粒子線治療装置が有する効果を説明する模式図である。 実施例1に係る粒子線治療装置が有する効果を説明する模式図である。
以下、本発明に係る粒子線治療装置の実施例について図面を参照しながら説明する。実施例1におけるγ線は本発明の放射線の一例である。本発明の粒子線治療装置は、粒子線に由来する消滅γ線のペアを検出し、その発生位置をイメージングできる構成となっている。
<粒子線治療装置の全体構成>
図1は、実施例1に係る粒子線治療装置9の具体的構成を示している。実施例1に係る粒子線治療装置9は、被検体Mに向けて粒子線を照射する粒子線源5と、粒子線に由来する消滅γ線対を検出する検出装置12とを備えている。粒子線源5から照射される粒子線としては、例えば炭素の原子核である11Cなどの核種が選択できる。粒子線源制御部6は、粒子線源5を制御することで粒子線の放出の開始と終了を実行する。また、粒子線源制御部6は、粒子線源5を制御することにより被検体Mに向けて照射される粒子線のエネルギーを調整する。検出装置12は、本発明の検出手段に相当する。
天板10は、被検体Mを載置する目的で設けられている。天板10は、検査室の床面に設置された支持台10aにより支持される。
検出装置12は、被検体Mを挟むように設けられた2つの検出ユニット12a,12bから構成され、粒子線に由来する陽電子が消滅するときに生じるγ線のペアの検出してその結果を示す検出データを出力する。検出装置12を構成する検出ユニット12aは、被検体Mの上側に位置しており、検出ユニット12bは、被検体Mの下側に位置している。検出ユニット12a,12bは、同様の構成となっており、いずれもγ線を検出する検出面を有している。検出ユニット12a,12bは、検出面が被検体Mを向くように配置されている。従って、検出ユニット12aの下側の面が検出面となっており、検出ユニット12bの上側の面が検出面となっている。検出装置12は、異なる検出ユニット12a,12bに同時に入射した2つのγ線を検出することによりγ線のペアを検出する構成となっている。
図2は、検出ユニット12a,12bの構成について説明している。検出ユニット12a,12bには、放射線検出器1が縦横に配列しており、これら放射線検出器1が検出面を形作っている。すべての放射線検出器1は、共通の板Bにより支持されており、板Bから電源の供給を受け、板Bに向けて放射線の検出データを出力する。
図3は、検出ユニット12a,12bを構成する放射線検出器1について説明している。検出ユニット12a,12bを構成する放射線検出器はすべてこのタイプである。放射線検出器1は、γ線を蛍光に変換するシンチレータ結晶が3次元的に配列して構成されるシンチレータ2を有している。すなわち、実施例1に係る放射線検出器は、図3に示すように、放射線を蛍光に変換するシンチレータ結晶cが縦横に配列し、高さ方向に第1層L1ないし第4層L4の4つの層を有するシンチレータ2と、シンチレータ2に光学的に接続されたシリコン・フォト・マルチプライア・アレイ(以下、SiPMA3よぶ)と、シンチレータ2とSiPMA3との間に介在する位置に配置されたライトガイド4とを備えた放射線検出器である。このSiPMA3は、蛍光を検出する半導体素子シリコン・フォト・マルチプライアが2次元マトリックス状に配列されており、入射した蛍光のx,およびy(横および縦)についての位置を弁別することができる。ライトガイド4は、シンチレータ2で生じた蛍光をSiPMA3に導くために設けられている。したがって、ライトガイド4は、シンチレータ2とSiPMA3とに光学的に結合されている。シンチレータ2は、シンチレータ結晶が縦横に配列されて構成されるシンチレータ結晶層が高さ方向に4層重なって構成されている。
放射線検出器1は、放射線を蛍光に変換するシンチレータ結晶が縦横に配列して構成されるシンチレータ2と、シンチレータ2で発生した蛍光を通過させるライトガイド4と、ライトガイド4を通過してきた蛍光を検出するSiPMA3とがこの順に積層方向に積層されて構成される。
シンチレータ2は、放射線を蛍光に変換するシンチレータ結晶cがx,y,z方向に三次元的に配列して構成され、z方向に第1層L1ないし第4層L4の4つの層を有している。すなわち、シンチレータ2は、4角柱形状のシンチレータ結晶cがx,y方向に配列されることにより構成されたシンチレータ結晶層が4層z方向に積層されている。シンチレータ結晶cの各々は、Ceが拡散した(Lu,Gd)SiO(以下、LGSOとよぶ)によって構成されている。また、シンチレータ2の4側端面は、図示しない反射膜で被覆されている。4つのシンチレータ結晶層をSiPMA3から最も遠いものから順に第1層L1,第2層L2, 第3層L3,第4層L4と呼ぶことにする。シンチレータ結晶層は、SiPMA3に近いものほどz方向について肉厚となっている。
なお、シンチレータ2で発した蛍光は、ライトガイド4を介してシンチレータ2に光学的に接続された蛍光を検出するSiPMA3によって弁別される。つまり、SiPMA3は、シンチレータ2のx方向、y方向について蛍光の発生位置の弁別能を有している。SiPMA3が有するこの機能により、シンチレータ2のうち蛍光を発したシンチレータ結晶cがx方向、y方向について位置にあるかを区別することができる。しかし、シンチレータ結晶cは、シンチレータ2におけるどの場所でもz方向に4つ積み重なっていることからすると、x方向、y方向についての位置弁別しかできないSiPMA3では、蛍光を発生させたシンチレータ結晶がz方向に連接した4つのうちどれであるか特定できないようにも思われる。
本発明のSiPMA3は、シンチレータ2のz方向についても蛍光の発生位置の弁別をすることができる。すなわち、SiPMA3は、シンチレータ2が有する4つのシンチレータ結晶層のうち、どの層から蛍光が発したのかを弁別することができるのである。
このようなz方向について位置弁別を実現する目的で、シンチレータ2を構成するシンチレータ結晶の隙間に蛍光を反射する反射板が設けられている。この反射板には2種類があり、x方向(横方向)に伸びる反射板RXおよびy方向(縦方向)に伸びる反射板RYとがある。反射板RX,RYは、図3に示すように、互いに隣接するシンチレータ結晶cの間に介在する位置あり、例えばポリエステルフィルムなどのプラスチックフィルムで構成され、厚さは、例えば125μmとなっている。
<反射板RXについて>
まず、反射板RXについて説明する。図4の左側は、実施例1に係るシンチレータをそのyz側端面から見たときの平面図である。図4の左側の示すように、いずれの反射板RXも、x方向、およびz方向に伸びた板状であり、シンチレータ結晶cの隙間に挿入されている。しかも反射板RXと各層L1,L2,L3,L4の高さは等しい。
反射板RX1は、第1層L1のシンチレータ結晶cの隙間に挿入される反射板であり、反射板RX2は、第2層L2のシンチレータ結晶cの隙間に挿入される反射板である。また、反射板RX1は、y方向に配列された8個のシンチレータ結晶cのうち、例えば、c(8,2)とc(8,3)との間に挿入される。この様に、反射板RX1の左隣は、y方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RX1の右隣は、y方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置している。一方、反射板RX2は、シンチレータ結晶層において、反射板RX2とは異なる位置に挿入される。すなわち、反射板RX2の左隣は、y方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RX2の右隣は、y方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置している。なお、この反射板RX1は、第1層L1において3枚設けられ、反射板RX2は、第2層L2において4枚設けられる。このように、反射板RX1,RX2は、シンチレータ2の第1層L1と第2層L2との間で交互に出現するようにシンチレータ結晶c1個分の周期でy方向に配列している。反射板RX1の高さは、第1層L1の高さに等しく、反射板RX2の高さは、第2層L2の高さに等しい。
反射板RX3は、第3層L3のシンチレータ結晶cの隙間に挿入される反射板であり、シンチレータ2における反射板RX3の挿入位置は、反射板RX1と同様なものとなっている。同様に、反射板RX4は、第4層L4のシンチレータ結晶cの隙間に挿入される反射板であり、シンチレータ2における反射板RX4の挿入位置は、反射板RX2と同様なものとなっている。すなわち、反射板RX3の左隣は、y方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RX3の右隣は、y方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置している。そして、反射板RX4の左隣は、y方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RX4の右隣は、y方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置している。なお、この反射板RX3は、第3層L3において3枚設けられ、反射板RX4は、第4層L4において4枚設けられる。このように、反射板RX3,RX4は、シンチレータ2の第3層L3と第4層L4との間で交互に出現するようにシンチレータ結晶c1個分の周期でy方向に配列している。反射板RX3の高さは、第3層L3の高さに等しく、反射板RX4の高さは、第4層L4の高さに等しい。
このように、第1層L1および第2層L2に備えられた反射板RX1,RX2は、2つの層の間で交互に出現するようにシンチレータ結晶1個分の周期で縦方向に配列している。同様に、第2層L2および第3層L3に備えられた反射板RX2,RX3は、2つの層の間で交互に出現するようにシンチレータ結晶1個分の周期で縦方向に配列している。同様に、第3層L3および第4層L4に備えられた反射板RX3,RX4は、2つの層の間で交互に出現するようにシンチレータ結晶1個分の周期で縦方向に配列している。
<反射板RYについて>
続いて、反射板RYについて説明する。図4の右側は、実施例1に係るシンチレータをそのzx側端面から見たときの平面図である。図4の右側の示すように、いずれの反射板RYも、y方向、およびz方向に伸びた板状であり、シンチレータ結晶cの隙間に挿入されている。反射板RYaの高さは第1層L1と第2層L2との合計の高さに等しい。同様に、反射板RYbの高さは第3層L3と第4層L4との合計の高さに等しい。
第1層L1,第2層L2には、y方向に伸びる反射板RYaがシンチレータ結晶cの隙間に挿入されている。この反射板RYaは、x方向に配列された8個のシンチレータ結晶cのうち、例えば、c(2,1)とc(3,1)との間に挿入される。この様に、反射板RYaの左隣は、x方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RYaの右隣は、x方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置している。この反射板RYaの各々は、第1層L1,第2層L2に跨って設けられており、シンチレータ2全体では3枚設けられる。反射板RYaは、シンチレータ2の第1層L1と第2層L2とに跨っているとともにシンチレータ結晶c2個分の周期でx方向に配列している。
同様に、第3層L3,第4層L4には、y方向に伸びる反射板RYbがシンチレータ結晶cの隙間に挿入されている。しかし、その挿入位置は、反射板RYaとは異なるものとなっている。すなわち、反射板RYbの左隣は、x方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RYbの右隣は、x方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置している。この反射板RYbの各々は、第3層L3,第4層L4に跨って設けられており、シンチレータ2全体では4枚設けられる。反射板RYbは、シンチレータ2の第3層L3と第4層L4とに跨っているとともにシンチレータ結晶c2個分の周期でx方向に配列している。
このように、第1層L1および第2層L2に備えられた反射板RYaは、出現する位置が2つの層の間で同じとなるようにシンチレータ結晶2個分の周期で横方向に配列している。同様に、第2層L2および第3層L3に備えられた反射板RYa,RYbは、2つの層の間で交互に出現するようにシンチレータ結晶1個分の周期で横方向に配列している。同様に、第3層L3および第4層L4に備えられた反射板RYbは、出現する位置が2つの層の間で同じとなるようにシンチレータ結晶2個分の周期で横方向に配列している。
<蛍光の発生位置の弁別方法>
次に、実施例1に係る放射線検出器1のx,y,z方向における蛍光の発生位置の弁別方法について説明する。シンチレータ2に入射したγ線は、4領域のいずれかで蛍光に変換される。この蛍光は、ライトガイド4の方向に進み、ライトガイド4を介してSiPMA3に入射する。SiPMA3は、マルチアノードタイプであり、入射位置に応じて出力される検出信号の電圧が段階的に変化する構成となっている。こうして、蛍光がSiPMA3に入射したx,およびy方向の位置を弁別することができる。
次に、図5,図6を参照しながら、放射線検出器1のz方向における蛍光の発生位置の弁別方法について説明する。図5,図6に示すように、シンチレータ2の4領域において、反射板RXと反射板RYの挿入位置が互いに異なるものとなっている。図5,図6を通じて(2,2)に位置するシンチレータ結晶c(2,2)(図5,図6中に斜線で示す)に注目すると、4領域における反射板RX,RYの挿入方向は、互いに異なったものとなっている。シンチレータ結晶cで生じた蛍光は、x,およびy方向に広がりながらSiPMA3に到達するが、反射板RX,RYを設けることによって、その広がり方に方向性が付加される。しかも、x,yの位置が同一な各層L1,L2,L3,L4で発した蛍光の各々を比較すれば、それらが広がる方向は互いに異なったものとなっている。つまり、シンチレータ2のz方向における蛍光発生位置の違いは、蛍光のx,y方向の位置の違いに変換されることになる。SiPMA3は、このz方向の位置の違いに起因する蛍光のx,y方向のわずかなずれを検知し、そこから蛍光のz方向に関する発生位置が各層L1,L2,L3,L4の中のどこかを割り出すことができる。
また、互いに隣接するシンチレータ結晶cに挟まれる位置には、蛍光を透過する透過材tが設けられている。透過材tは、シンチレータ結晶cと反射板RX,RYとの間にも形成されている。この透過材tは、シンチレータ結晶cや反射板を結合してシンチレータ2を形作る役割も果たしている。この透過材tの厚さは、シンチレータ結晶cと反射板RX,RYとの間において25μm程度であり、材料としては、シリコン樹脂からなる熱硬化性樹脂が使用できる。このような構成の放射線検出器をDOI検出器と呼んだりもする。
<アームについて>
粒子線治療装置9には、図1に示すように検出ユニット12a,12bのそれぞれを支持するアーム13a,13bを備えている。アーム13a,13bは、複数の関節を有するロボットアームである。検出ユニット12a,12bは、検出ユニット移動機構15により移動される。検出ユニット移動機構15の実際は、アーム13a,13bに取り付けられている駆動装置であり、検出ユニット12a,12bの移動は、アーム13a,13bの関節を駆動することで実現される。検出ユニット移動制御部16は、検出ユニット移動機構15を制御する構成である。検出ユニット移動制御部16は、検出ユニット12a,12bを互いに独立に移動させることもできれば、同期的に移動させることもできる。検出ユニット移動機構15は、検出ユニット12a,12bを天板10に水平な姿勢を維持した状態で、鉛直方向、被検体Mの体軸方向に平行移動させることができる。検出ユニット移動機構15は、本発明の検出ユニット移動手段に相当し、検出ユニット移動制御部16は、本発明の検出ユニット移動制御手段に相当する。
検出ユニット移動機構15は、天板10に被検体Mを載置する目的で天板10から退避されていた検出ユニット12a,12b同士が互いに近づかせる(離間距離を短くさせる)ことにより検出ユニット12a,12bを被検体Mに接近させる。また検出ユニット移動機構15は、治療が終了した被検体Mを天板10から脱離できるように検出ユニット12a,12b同士が互いに遠ざかる(離間距離が長くなる)ように検出ユニット12a,12b同士を移動させ、検出ユニット12a,12bを被検体Mから離反させる。
<アームの回転について>
粒子線治療装置9は、図1に示すようにアーム13a,13bを検出ユニット移動機構15ごと回転させるアーム回転機構17を備えている。これによりアーム13a,13bは、互いの位置関係を保った状態で被検体Mの体軸を中心に同期的に回転し、これらに追従して検出ユニット12a,12bも図7に示すように回転移動する。アーム回転制御部18は、アーム回転機構17を制御する目的で設けられている。
上述のように、粒子線治療装置9が有する検出ユニット12a,12bは、高い自由度で被検体Mに対して移動させることができるように構成されている。このように構成すれば被検体MにおけるPET撮影を行う部位を治療の様式に合わせて自由に変更できるようになる。
<粒子線源の移動ついて>
粒子線治療装置9は、図1に示すように粒子線源5を被検体Mに対して移動させる粒子線源移動機構19を備えている。粒子線治療を行うときの粒子線の出射位置と出射方向は、治療目的によって変える必要がある。従って粒子線源5は、治療目的に応じて、自由に移動および傾斜する必要がある。この粒子線源5の移動および傾斜を実現するのが粒子線源移動機構19である。粒子線源移動機構19により粒子線源5を適宜移動させれば、粒子線を被検体Mの斜め上から照射するようにすることもできれば、斜め下から照射するようにすることもできる。粒子線源移動制御部20は、粒子線源移動機構19を制御する目的で設けられている。粒子線源移動機構は、本発明の粒子線源移動手段に相当する。
図1に示す同時計数部21には、検出装置12から出力された放射線の検出データが送られてきている。検出装置12を構成する検出ユニット12a,12bの各々に同時に入射した2つの放射線は、被検体内に照射された粒子線に起因する陽電子の消滅γ線のペアである。同時計数部21は、検出装置12を構成するシンチレータ結晶cのうち、2つの組み合わせごとに消滅γ線対のペアが検出された回数をカウントし、この結果を示す同時計数データを断層画像生成部22に送出する。断層画像生成部22は、本発明の画像生成手段に相当する。
断層画像生成部22は、同時計数部21が出力する同時計数データに基づいて被検体内の消滅γ線の発生位置がイメージングされたPET画像P(断層画像)を生成する。PET画像Pは、検出ユニット12a,12bを横切る裁断面を有しており、治療に先立って事前に生成しておいた同一の裁断面を有する被検体MのX線CT画像に重畳される。こうして生成された重畳画像は、被検体Mのどの位置に粒子線が作用しているかを示した画像となっている。この重畳画像は、表示部30に表示される。
なお、粒子線治療装置9は、各部6,15,18,20,21,22を統括的に制御する主制御部41を備えている。主制御部41は、CPUによって構成され、各種のプログラムを実行することにより各部を実現している。なお、上述の各部はそれらを担当する制御装置により分割されて実現されてもよい。操作卓31は、術者が行う各種指示を入力させる目的で設けられている。記憶部32は、補正データなど装置の動作に必要なデータの一切を記憶する。
<粒子線治療が実行されている様子>
図8は、本発明の粒子線治療装置9が被検体Mに対して治療を実行している様子を示している。本発明のPET撮影は、粒子線源5から粒子線が放射されている最中に行われる。粒子線の飛程の末端をイメージングして被検体Mに粒子線が作用する部位を特定する必要性からである。
粒子線源5から被検体Mに向けて照射された粒子線は、被検体Mの表面を透過し、ある深さの部分まで到達した時点で消滅する。粒子線は消滅の際にエネルギーを解放して周辺の被検体組織にダメージを与えるとともに、様々な核種や素粒子を発生させる。図8においては、粒子線の消滅に伴い被検体Mの体内で陽電子pが生じている状態を表している。この陽電子pは、付近の電子と結合して消滅し、互いに反対方向に飛び去るγ線のペアを生じる。このγ線ペアのうち一方は、検出装置12を構成する検出ユニット12aにより検出され、もう一方は検出装置12を構成する検出ユニット12bに検出される。こうして検出装置12はγ線のペアを検出するのである。検出装置12がγ線のペアを検出した結果は、断層画像生成部22が粒子線の作用部をイメージングするときに使用される。
<本発明の効果>
本発明の効果について説明する。本発明に係る粒子線治療装置によればより高い空間分解能で被検体内における粒子線の作用部のイメージングができる。図3で説明した放射線検出器1は、4層構造のシンチレータ2を有している。一般に、このようなDOI構造の放射線検出器1は、単層構造のシンチレータ2を有する放射線検出器よりも空間分解能が高いのである。
しかし、この様な利点があるにも関わらず、従来の粒子線治療装置のPET撮影においては、DOI構造の放射線検出器1はあまり使用されていない。それには粒子線治療装置ならではの理由がある。
DOI構造の放射線検出器1は、図5,6で説明したように、シンチレータ2で生じた蛍光がどの層から生じたのかを各層で異なる蛍光のわずかな空間的な広がりの違いを頼りに区別する。したがって、各層で生じた蛍光は、互いに見分けにくいのである。したがって、シンチレータ2では4層のうちのどれで生じたかはっきりしない蛍光も生まれてしまう。このような発生位置が判然としない蛍光は、検出しなかったものとしてとり使わざるを得ない。つまり、シンチレータ2を4層構造にすると、それだけ検出の失敗が増えてしまう。
検出の失敗が増えるのならば、それに対抗してγ線のペアの検出頻度を増やせばよい。それには、被検体内で生じるγ線のペアの発生を増やすという解決法がまずは思いつく。放射性薬剤を投与して体内における薬剤分布を調べることを目的としたPET装置ならば、被検体Mの投与する放射性薬剤を増やすことによりγ線のペアの発生を容易に増やすことができる。実際、薬剤分布のイメージングに係るPET装置はこのような考えに基づいてDOI構造の放射線検出器1を搭載している。
しかし、粒子線治療装置におけるPET撮影は、粒子線の飛程末端の可視化を目的としている。このような場合、被検体内で生じるγ線のペアは、2次的な産物であり、発生を意図的に増やすのは困難である。したがって、粒子線治療装置におけるPET撮影にDOI構造の放射線検出器1を採用しても、PET画像の画質はあまり良くならない。シンチレータ2を4層構造にすることによる検出の失敗の増加を補うだけγ線ペアの発生を増やすことができないからである。そこで、従来構成の粒子線治療装置は、DOI構造の放射線検出器1の採用をあきらめ、図9に示すような単層構造のシンチレータ2を有する放射線検出器をPET撮影に用いるようにしている。
ところが、本発明の粒子線治療装置は、検出ユニット12a,12bを十分に被検体Mに近づけて行うことにより、DOI構造の放射線検出器を用いて空間分解能の高いPET撮影を可能としている。
本発明の粒子線治療装置のように検出ユニット12a,12bを被検体Mに接近できるような構成を採用すれば、粒子線治療時に生じる発生量の少ないγ線のペアを確実に捉えることができる。この事情について説明する。例えば、図10に示すように検出ユニット12a,12b間の幅もdより小さくすることができないとすると、検出ユニット12aと被検体Mとの間がかなり離間してしまう。検出ユニット12aと被検体Mとの間の隙間が大きいと、図11に示すように、γ線が検出ユニット12aの横をすり抜けてしまい、被検体内で生じたγ線のペアのうち検出できないものが増えてくる。γ線のペアを確実に検出するには、検出ユニット12a,12bをできるだけ被検体Mに近づけたほうがよいのである。
ところが、従来構成の粒子線治療装置のPET撮影は、γ線のペアを確実に検出する構成とは言い難い。従来のPET撮影は、放射線検出器がリング状に配列された検出器リングをγ線の検出装置として使用している。このような検出器リングは、被検体Mの体幹の一部を収納する体軸方向に伸びた中空を有している。この検出器リングの内径は、被検体Mを出し入れする必要性から小さくするのには限界がある。したがって、検出器リングを採用する以上、放射線検出器1を図8に示すように近づけることはできない。
本発明においては、粒子線治療におけるPET撮影の空間分解能の向上には、放射線検出器におけるシンチレータ2の構造と、検出装置12の構造とを同時に最適化する必要があることが見出されている。このような構成の変更は、発生するγ線のペアを容易に増加できない粒子線治療装置ならではといえる。
以上のように、本発明の粒子線治療装置9によれば、粒子線の飛程の終端を確実にイメージングすることができる。本発明の粒子線治療装置9は、被検体Mを挟み込む位置にあり互いを接近させることができる複数の検出ユニット12a,12bを有しているという点と、検出ユニット12a,12bが3次元的に配列されたシンチレータ結晶cを有する空間分解能の高い放射線検出器1より構成されているという2つの点を構造的な特徴として有している。粒子線治療装置においてのPET撮影は、空間分解能の高い放射線検出器1を放射線の検出に用いるのが難しいという事情がある。このような放射線検出器1は、より多くの消滅γ線ペアの検出点数を要求するにも係らず粒子線治療において被検体内で発生する消滅γ線のペアがわずかだからである。本発明によれば、被検体Mに検出ユニット12a,12bを可能な限り近づけることができる構成となっているので、従来に比べて消滅γ線ペアの検出点数を増やすことができ、空間分解能の高い放射線検出器1を用いたPET撮影が可能となる。
本発明は上述の構成に限られず下記のように変形実施することができる。
(1)上述の実施例では、検出装置12は、2つの検出ユニット12a,12bから構成されていたが、本発明はこの構成に限られない。検出装置12を3つ以上の検出ユニットから構成するようにしてもよい。本変形例の場合、PET撮影中は、複数の検出ユニットが被検体を囲むように配置される。検出ユニットごとにアームを有するような構成とすれば、検出ユニットは個別または同期的に移動が可能となる。
(2)上述の実施例では、検出ユニット12a,12bに個別にアーム13a,13bを備える構成となっていたが、本発明はこの構成に限られない。検出ユニット12a,12bを単一のアームで支持するようにし、検出ユニット12a,12bの相対移動は、アームの先端に設けられた駆動装置で実現するようにしてもよい。
(3)上述の実施例の構成に加えて、TOF(Time of Flight)機能を追加するように構成してもよい。TOF機能とは、放射線ペアが検出ユニット12a,12bの各々に入射するときのわずかな時間差を利用して放射線ペアの発生位置を特定しようとする機能である。このようなTOF機能は、図1の同時計数部21が実現する。このようなTOF機能を備えた粒子線治療装置によれば、放射線のペアの発生位置をより正確に知ることができるようになるとともに、S/N比の改善が期待できる。同時計数部21は、本発明のTOF機能実行手段に相当する。
(4)上述の実施例の構成では、PET撮影の様式に特に限定はなかったが、PET撮影を連続的に実行して、被検体内における粒子線の作用位置をリアルタイムにイメージングするように構成してもよい。この場合のPET撮影は、動画を撮影することになる。
(5)上述の実施例の構成では、PET撮影のみが可能な粒子線治療装置であったが、本発明この構成に限らない。PET撮影に係る構成に加えて、X線CT装置やMRI装置、超音波装置など被検体Mをイメージングする構成を備えていてもよい。
1 放射線検出器
2 シンチレータ
5 粒子線源
12a,12b 検出ユニット
12 検出装置(検出手段)
15 検出ユニット移動機構(検出ユニット移動手段)
16 検出ユニット移動制御部(検出ユニット移動制御手段)
19 粒子線源移動機構(粒子線源移動手段)
22 断層画像生成部(画像生成手段)

Claims (6)

  1. 粒子線を被検体に向けて照射する粒子線源と、
    被検体を挟むように設けられた複数の検出ユニットから構成され、粒子線に由来する陽電子が消滅するときに生じる放射線のペアの検出してその結果を示す検出データを出力する検出手段と、
    前記検出ユニット同士の離間距離が短くなるように前記検出ユニットを移動させることにより検出ユニットを被検体に接近させる検出ユニット移動手段と、
    前記検出ユニット移動手段を制御する検出ユニット移動制御手段と、
    前記検出手段が出力する検出データに基づいて放射線のペアの発生位置をイメージングする画像生成手段とを備え、
    前記検出ユニットが放射線を蛍光に変換するシンチレータ結晶が3次元的に配列して構成されるシンチレータを有する放射線検出器より構成されていることを特徴とする粒子線治療装置。
  2. 請求項1に記載の粒子線治療装置において、
    前記検出手段は、異なる検出ユニットに同時に入射した2つの放射線を検出することにより放射線のペアを検出することを特徴とする粒子線治療装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の粒子線治療装置において、
    TOF機能を実現するTOF機能実行手段を備えていることを特徴とする粒子線治療装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の粒子線治療装置において、
    前記画像生成手段がリアルタイムにイメージングを繰り返すことを特徴とする粒子線治療装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の粒子線治療装置において、
    PET撮影とは異なる撮影を実行できる撮影装置を備えている粒子線治療装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の粒子線治療装置において、
    前記粒子線源を被検体に対し移動させる粒子線源移動手段を備えることを特徴とする粒子線治療装置。
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