JP2016029443A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016029443A JP2016029443A JP2014151907A JP2014151907A JP2016029443A JP 2016029443 A JP2016029443 A JP 2016029443A JP 2014151907 A JP2014151907 A JP 2014151907A JP 2014151907 A JP2014151907 A JP 2014151907A JP 2016029443 A JP2016029443 A JP 2016029443A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- user
- interrupt
- forming apparatus
- image forming
- login
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】先に認証されたユーザの利便性向上を図る画像形成装置を提供する。【解決手段】ユーザによる画像形成装置の利用状況をユーザのユーザ識別情報に対応させて管理する画像形成装置10である。第1ユーザによる先行ジョブの実行中に第1ユーザとは異なる第2ユーザによる割り込みジョブを実行させる割り込み処理部43を備える。割り込み処理部は、割り込みジョブに移行させるための割り込みログインを受け付ける受付部51と、既に割り込みログイン中であるか否かを判定する判定部52と、を有する。受付部は、既に割り込みログイン中と判定されている間には、新たな割り込みログインの受け付けを禁止する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置に関し、詳細には、ユーザによる画像形成装置の利用状況を当該ユーザのユーザ識別情報に対応させて管理する画像形成装置に関する。
画像形成装置には、例えば、コピー、ファクシミリ、スキャナ、印刷などの複数の機能を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)があり、インターネットやイントラネットに接続されると、複数のユーザで共有できる。また、画像形成装置を複数のユーザで共有している場合、セキュリティの強化やコスト管理などのために、画像形成装置で使用可能な機能や用紙枚数等をユーザ毎に設定できる。
一方、画像形成装置を複数のユーザで共有している場合にも、いわゆる割り込みが必要になることがある。詳しくは、第1ユーザが画像形成装置を例えば大量コピーで長時間占有している間に、第2ユーザが急いで印刷したい場合には、第1ユーザのコピーを一時的に中断し、第2ユーザの印刷を先に終了させる。
割り込みとは、一般に、実行中のジョブに1つのジョブを割り込ませるものであり、ユーザの切り替えを伴わないものであることから、上記の例でいえば、第2ユーザの印刷であるにも拘わらず、第1ユーザによる処理として扱われる、あるいは、第1ユーザに対する機能制限が第2ユーザに課されることがある。このため、例えば、特許文献1には、割り込みに応じてユーザを切り替え可能な技術が開示されている。
割り込みとは、一般に、実行中のジョブに1つのジョブを割り込ませるものであり、ユーザの切り替えを伴わないものであることから、上記の例でいえば、第2ユーザの印刷であるにも拘わらず、第1ユーザによる処理として扱われる、あるいは、第1ユーザに対する機能制限が第2ユーザに課されることがある。このため、例えば、特許文献1には、割り込みに応じてユーザを切り替え可能な技術が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1では、優先権を有していれば割り込みを行えるので、割り込みが、優先権を有した複数のユーザによって多重に行われると、先に認証されたユーザのジョブの復帰時期が未定になり、先に認証されたユーザにとって不便であるという問題がある。また、上記特許文献1では優先権を有したユーザだけが割り込めるので、優先権を有しないユーザにとっても不便である。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、先に認証されたユーザの利便性向上を図る画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、ユーザによる画像形成装置の利用状況を該ユーザのユーザ識別情報に対応させて管理する画像形成装置であって、第1ユーザによる先行ジョブの実行中に該第1ユーザとは異なる第2ユーザによる割り込みジョブを実行させる割り込み処理部を備え、該割り込み処理部は、前記割り込みジョブに移行させるための割り込みログインを受け付ける受付部と、既に割り込みログイン中であるか否かを判定する判定部と、を有し、前記受付部は、既に前記割り込みログイン中と判定されている間には、新たな割り込みログインの受け付けを禁止することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記割り込み処理部が、前記割り込みログインを受け付けた際に前記先行ジョブが実行中であった場合、該先行ジョブの実行を中断させると共に、中断した該先行ジョブの実行内容および前記第1ユーザのユーザ識別情報を所定の記憶領域に退避させる退避部と、前記割り込みログイン中を解消させる割り込みログアウトを実行したと判定された場合、中断した前記先行ジョブの実行内容および前記第1ユーザのユーザ識別情報を前記所定の記憶領域から呼び出し、前記先行ジョブを中断前の状態に復帰させる復帰部と、を有することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記割り込みログインを受け付けた際に前記先行ジョブが実行中ではない場合、前記割り込み処理部は、前記第1ユーザのログアウトを実行し、前記割り込みジョブを先行ジョブとして実行させることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1から3のいずれか1の技術手段において、前記受付部が、前記画像形成装置に設けられた操作部への操作、あるいはユーザ所有のカードの読み取りに基づいて、前記割り込みログインを受け付けることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1から4のいずれか1の技術手段において、前記割り込み処理部が、前記割り込みログイン中と判定されている間には、前記第2ユーザからの処理として複数のジョブを受け付けることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1から5のいずれか1の技術手段において、前記ユーザのユーザ識別情報には、前記画像形成装置を使用可能な前記ユーザのアカウント情報、若しくは、前記ユーザが前記画像形成装置で使用可能な機能を設定するための機能制限情報、又は、前記ユーザが前記画像形成装置で使用可能な用紙枚数若しくは上限の金額を設定するためのカウンタ情報が含まれることを特徴としたものである。
本発明によれば、既に割り込みログイン中と判定されている間には、受付部は多重の割り込みログインを禁止する。このため、先行ジョブは、割り込みジョブの完了後に復帰することが明確になり、先に認証されたユーザの利便性向上を図ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の画像形成装置について説明する。図1は、本発明による画像形成装置の構成図であり、図2は図1の操作部の説明図である。画像形成装置10は、通信I/F11、操作部12、原稿読取部13、画像処理部14、印刷部15、記憶部16、制御部17等を有し、これらはバスを介して接続される。
制御部17は、通信I/F11を介して外部装置(図示省略)と通信可能に構成されている。通信I/F11は、例えば、FAX通信部、インターネット用通信部、赤外線通信部等を備えている。
制御部17は、通信I/F11を介して外部装置(図示省略)と通信可能に構成されている。通信I/F11は、例えば、FAX通信部、インターネット用通信部、赤外線通信部等を備えている。
制御部17は、例えば1あるいは複数個のCPU(Central Processing Unit)等からなり、記憶部16の例えばROMに格納されている各種のプログラムやデータをRAMにロードし、このロードしたRAM内のプログラムを実行する。これにより、データを処理しつつ、ユーザからの指示内容等に基づいて画像形成装置10の全体の動作を制御できる。
原稿読取部13は、所定位置にセットされた原稿を光学的に読み取り可能に構成され、読み取られた原稿の画像は制御部17を経由して画像処理部14に出力される。
操作部12は、例えば、原稿読取部13の手前側に配置されており、液晶のディスプレイ22と透明抵抗膜方式のタッチパネル21からなる操作パネル20や、図2にも示すような接触接点を用いたハードキー23で構成される。
操作部12は、例えば、原稿読取部13の手前側に配置されており、液晶のディスプレイ22と透明抵抗膜方式のタッチパネル21からなる操作パネル20や、図2にも示すような接触接点を用いたハードキー23で構成される。
タッチパネル21は例えばディスプレイ22に重ねて形成され、操作パネル20には、画像形成装置10を操作するためのGUI(Graphical User Interface)が表示される。
画像処理部14は、原稿読取部13で読み取られた原稿のデータに種々の処理を行って画像データを生成する。この生成された画像データが印刷部15に出力される。上記読み取られた原稿のデータや生成された画像データは、記憶部16の入力画像記憶領域31に格納される。
画像処理部14は、原稿読取部13で読み取られた原稿のデータに種々の処理を行って画像データを生成する。この生成された画像データが印刷部15に出力される。上記読み取られた原稿のデータや生成された画像データは、記憶部16の入力画像記憶領域31に格納される。
印刷部15は、給紙、画像形成、転写、定着、排紙等を行って印刷を実行可能に構成され、画像処理部14からの画像データを用紙に印刷する。なお、印刷部15が両面印刷機能を備えている場合には、用紙の片面の他、もう一方の面にも画像処理部14からの原稿の画像データを印刷できる。また、印刷部15は、ユーザがステープルやファイリング用の穴明け等の処理を希望した場合、後処理装置(図示省略)と連携して動作可能である。
また、制御部17は、例えば、表示制御部41、ユーザ認証部42、割り込み処理部43を備えている。
表示制御部41は、ユーザ番号の入力欄あるいはログイン名やパスワードの各入力欄など、ユーザ認証のためのログイン画面を操作パネル20に表示でき、また、割り込みキーのような割り込みジョブを実行するための画面も操作パネル20に表示できる。
表示制御部41は、ユーザ番号の入力欄あるいはログイン名やパスワードの各入力欄など、ユーザ認証のためのログイン画面を操作パネル20に表示でき、また、割り込みキーのような割り込みジョブを実行するための画面も操作パネル20に表示できる。
ユーザ認証部42は、操作部12などで入力された情報を、記憶部16のユーザ情報記憶領域32に格納されているユーザのユーザ識別情報と照合しており、ログインやログアウトの成否を判定する。なお、ユーザのユーザ識別情報には、例えば、画像形成装置10を使用可能なユーザのユーザ番号、ログイン名やパスワードなどのアカウント情報の他、このユーザが画像形成装置10で使用可能な機能を設定するための機能制限情報や、このユーザが画像形成装置10で使用可能な用紙枚数若しくは上限金額を設定するためのカウンタ情報も含まれている。
割り込み処理部43は、先に認証されたユーザのジョブ(先行ジョブともいう)の実行中に、後に認証された別ユーザのジョブ(割り込みジョブともいう)を実行させる。詳しくは、割り込み処理部43は、受付部51、判定部52、退避部53、復帰部54を有している。
(第1実施形態)
受付部51は、先行ジョブの実行中に、割り込みジョブに移行させるための割り込みログインを受け付け可能に構成されているが、この受け付けには、例えば次の割り込みキーで実施できる。詳しくは、表示制御部41が割り込みキーを操作パネル20に表示し、画像形成装置10の稼働中にこの割り込みキーが押し下げられた場合である。
(第1実施形態)
受付部51は、先行ジョブの実行中に、割り込みジョブに移行させるための割り込みログインを受け付け可能に構成されているが、この受け付けには、例えば次の割り込みキーで実施できる。詳しくは、表示制御部41が割り込みキーを操作パネル20に表示し、画像形成装置10の稼働中にこの割り込みキーが押し下げられた場合である。
次に、判定部52は、割り込みログイン中であるか否かを判定しており、例えば、割り込みログインが成功してから割り込みログアウトの処理が完了するまでの間を、割り込みログイン中であると判定している。上記の受付部51は、判定部52で既に割り込みログイン中と判定された場合、後述のように、第1ユーザおよび第2ユーザとは別の第3ユーザによる新たな割り込みログインの受け付けを禁止している。
なお、上記の割り込みログアウトは、割り込みログイン中を解消させる処理であり、割り込みログイン中に、例えば、ユーザが図2に示したログアウトキー24を押し下げた場合に実行される。
退避部53は、割り込みログインを受け付けた際に先行ジョブが実行中であった場合、この先行ジョブの実行を中断させる。この中断とは、先に認証されたユーザをログアウトさせずにサスペンドの状態にすることを意味する。
退避部53は、割り込みログインを受け付けた際に先行ジョブが実行中であった場合、この先行ジョブの実行を中断させる。この中断とは、先に認証されたユーザをログアウトさせずにサスペンドの状態にすることを意味する。
さらに、この退避部53は、中断した先行ジョブの実行内容および先に認証されたユーザのユーザ識別情報を記憶部16の中断情報記憶領域33に退避させる。中断した先行ジョブの実行内容とは、例えば、先行ジョブの種類や、実行を完了した枚数などであり、先に認証されたユーザのユーザ識別情報とは、上述したアカウント情報、機能制限情報、カウンタ情報である。
復帰部54は、割り込みログアウトを実行したと判定された場合、退避部53が退避させた内容を中断情報記憶領域33から呼び出し、先行ジョブを中断前の状態に復帰させる。これにより、例えば、先に認証されたユーザのログイン状態や、中断前における先行ジョブの処理状態が復元される。
図3,4は、本発明による割り込み処理のフローチャートである。
まず、判定部52が現在割り込みログイン中であるか否かを判定しており、割り込みジョブが既に実行されている場合(図3のステップS10のYES)、受付部51は、新たな割り込みログインの受け付けを禁止する(ステップS18)。詳しくは、割り込みログインが成功してから割り込みログアウトが完了するまでの間は、例えば上記の割り込みキーの押し下げや、後述するユーザ番号の入力欄あるいはログイン名やパスワードの各入力欄への入力、カードリーダによる読み取りがいずれも無効にされ、多重の割り込みログインを防いでいる。このため、先行ジョブは、1人の割り込みジョブの完了後に復帰することが明確になり、先に認証された第1ユーザの利便性向上を図ることができる。
まず、判定部52が現在割り込みログイン中であるか否かを判定しており、割り込みジョブが既に実行されている場合(図3のステップS10のYES)、受付部51は、新たな割り込みログインの受け付けを禁止する(ステップS18)。詳しくは、割り込みログインが成功してから割り込みログアウトが完了するまでの間は、例えば上記の割り込みキーの押し下げや、後述するユーザ番号の入力欄あるいはログイン名やパスワードの各入力欄への入力、カードリーダによる読み取りがいずれも無効にされ、多重の割り込みログインを防いでいる。このため、先行ジョブは、1人の割り込みジョブの完了後に復帰することが明確になり、先に認証された第1ユーザの利便性向上を図ることができる。
次に、割り込みログイン中ではない場合(ステップS10のNO)について、例えば、誰も画像形成装置10にログインされていない状態を想定し、先に認証されたユーザを第1ユーザ、後に認証された別ユーザを第2ユーザと称して説明する。例えば第1ユーザが操作パネル20に表示されたログイン画面(例えばユーザ番号の入力欄)に所定のユーザ番号を入力すると、制御部17はログイン要求があったと判定する(ステップS11のYES)。
続いて、ユーザ認証部42が、ユーザ情報記憶領域32に格納されている第1ユーザのユーザ識別情報と照合し、正規のユーザであると判定した場合(ステップS12のYES)、ログイン成功となり、ステップS13に進む。
なお、ユーザ認証部42が正規のユーザではないと判定した場合(ステップS12のNO)、ログイン失敗となるため、ログイン画面に戻る。
なお、ユーザ認証部42が正規のユーザではないと判定した場合(ステップS12のNO)、ログイン失敗となるため、ログイン画面に戻る。
上記のようにログイン成功となり、判定部52が、今回成功したログインが割り込みログインではないと判定した場合(ステップS13のNO)、制御部17は、第1ユーザのログインを完了させ、第1ユーザの先行ジョブを実行する(ステップS14)。制御部17は、第1ユーザによる画像形成装置10の利用状況を第1ユーザのユーザ識別情報に対応させて管理する。
次に、制御部17はログアウト要求がないと判定した場合(ステップS15のNO)、例えば割り込みキーを操作パネル20に表示させる。
次に、制御部17はログアウト要求がないと判定した場合(ステップS15のNO)、例えば割り込みキーを操作パネル20に表示させる。
次いで、この先行ジョブのみの実行中に(ステップS10のNO)、例えば、第2ユーザが割り込みキーを押し下げ、受付部51が割り込みログインを受け付けると、制御部17は割り込みログイン要求があったと判定する(ステップS11のYES)。そして、ユーザ認証部42がユーザ情報記憶領域32に格納されている第2ユーザのユーザ識別情報と照合し、正規のユーザであると判定した場合(ステップS12のYES)、割り込みログイン成功となり、ステップS13に進む。
なお、ユーザ認証部42が正規のユーザではないと判定した場合(ステップS12のNO)、割り込みログイン失敗となり、例えば割り込みキーを操作パネル20に表示させて、先行ジョブの実行に戻る(ステップS10のNO、ステップS14)。
上記のように割り込みログイン成功となり、判定部52が、今回成功したログインが割り込みログインであると判定した場合(ステップS13のYES)、制御部17は、第2ユーザのログインを完了させ、図4で説明する割り込み処理に移行する(ステップS17)。
上記のように割り込みログイン成功となり、判定部52が、今回成功したログインが割り込みログインであると判定した場合(ステップS13のYES)、制御部17は、第2ユーザのログインを完了させ、図4で説明する割り込み処理に移行する(ステップS17)。
具体的には、この割り込みログイン中において先行ジョブが実行中であった場合(図4のステップS20のYES)、制御部17が第2ユーザの割り込みジョブを実行するために、退避部53が先行ジョブの実行を中断させる。
さらに、退避部53は、中断した先行ジョブの実行内容(例えば、コピーを250枚のうち100枚まで出力完了)および第1ユーザのユーザ識別情報(例えば、ユーザ番号、コピーおよび印刷の機能を使用可能、A4普通紙を計3000枚使用可能など)を中断情報記憶領域33に格納する(ステップS21)。
さらに、退避部53は、中断した先行ジョブの実行内容(例えば、コピーを250枚のうち100枚まで出力完了)および第1ユーザのユーザ識別情報(例えば、ユーザ番号、コピーおよび印刷の機能を使用可能、A4普通紙を計3000枚使用可能など)を中断情報記憶領域33に格納する(ステップS21)。
その後、制御部17が割り込みジョブを実行し(ステップS22)、制御部17は、第2ユーザによる画像形成装置10の利用状況についても第2ユーザのユーザ識別情報に対応させて管理する。
このように、ユーザによる画像形成装置10の利用状況をそのユーザのユーザ識別情報に対応させて管理するので、例えば、割り込みログイン中には、退避された第1ユーザによる処理ではなく、第2ユーザによる処理として管理される。
このように、ユーザによる画像形成装置10の利用状況をそのユーザのユーザ識別情報に対応させて管理するので、例えば、割り込みログイン中には、退避された第1ユーザによる処理ではなく、第2ユーザによる処理として管理される。
また、この割り込みジョブでは、例えば、第2ユーザがログアウトキー24を押し下げるまでは(ステップS24のYES)、第2ユーザ所望の複数のジョブが受け付け可能である。具体的には、第2ユーザが、例えば複数回のコピーのような同一機能を複数回実行したい場合、1回目のコピーが終了すると(ステップS23のYES)、2回目以降のコピーも第2ユーザからの処理として受け付けられて実行される(ステップS24のNO、ステップS22)。なお、複数回のコピーの他、印刷とファクシミリ送信などのような別機能を実行すること、又はこれらを組み合わせて実行することも可能である。
これに対し、割り込みログイン中に、第2ユーザがログアウトキー24を押し下げると、判定部52は割り込みログアウト要求があったと判定し(ステップS24のYES)、割り込みログアウトを実行する(ステップS25)。
この割り込みログアウトの実行に伴い、復帰部54は、中断した先行ジョブの実行内容および第1ユーザのユーザ識別情報が中断情報記憶領域33にあるか否かを確認し、復帰すべき情報が中断情報記憶領域33に存在している場合(ステップS26のYES)、これらを中断情報記憶領域33から呼び出して、先行ジョブを中断前の状態に復帰させ、制御部17が第1ユーザの先行ジョブを中断時点から再開し(ステップS27)、割り込み処理のルーチンを抜ける。
この割り込みログアウトの実行に伴い、復帰部54は、中断した先行ジョブの実行内容および第1ユーザのユーザ識別情報が中断情報記憶領域33にあるか否かを確認し、復帰すべき情報が中断情報記憶領域33に存在している場合(ステップS26のYES)、これらを中断情報記憶領域33から呼び出して、先行ジョブを中断前の状態に復帰させ、制御部17が第1ユーザの先行ジョブを中断時点から再開し(ステップS27)、割り込み処理のルーチンを抜ける。
割り込み処理を抜け、例えば、第1ユーザがログアウトキー24を押し下げると、制御部17はログアウト要求があったと判定し(図3のステップS15のYES)、第1ユーザのログアウトを実行する(ステップS16)。
なお、上記例では、ログイン画面に入力してログイン要求があったと判定し、ログアウトキー24を押し下げてログアウト要求があったと判定する例を挙げて説明したが、カードをカードリーダに差し込むことでログイン要求があったと判定できる場合には、このカードをカードリーダから抜き取ったときに、ログアウト要求があったと判定してもよい。
なお、上記例では、ログイン画面に入力してログイン要求があったと判定し、ログアウトキー24を押し下げてログアウト要求があったと判定する例を挙げて説明したが、カードをカードリーダに差し込むことでログイン要求があったと判定できる場合には、このカードをカードリーダから抜き取ったときに、ログアウト要求があったと判定してもよい。
ところで、今回成功したログインが割り込みログインであった場合(図3のステップS13のYES)、第2ユーザによるジョブは割り込みジョブに設定されるが(ステップS17)、先行ジョブが実行中ではないこともある(図4のステップS20のNO)。この場合には、第2ユーザによるジョブは、例えば、第1ユーザがログアウトキー24の押し下げを忘れたために、割り込みジョブに設定されたものと考えることができる。
そこで、この場合の割り込み処理部43は、第1ユーザのログアウトを実行し(図4のステップS28)、割り込みジョブを先行ジョブとして扱うように制御部17に指示する。より詳しくは、割り込み処理部43が割り込みログイン中を解消すると(ステップS29)、上述した復帰に関する情報も中断情報記憶領域33から消去され、第2のユーザによる先行ジョブが実行される。これにより、第3ユーザの割り込みログインが可能になるので、後に認証されたユーザにとっても便利になる。
なお、上記受付部51の受け付けは、割り込みキーの他、例えば次の2態様であってもよい。
(第2実施形態)
表示制御部41がユーザ番号の入力欄あるいはログイン名やパスワードの各入力欄などのログイン画面を操作パネル20に表示し、画像形成装置10の稼働中に入力欄に入力された場合である。
なお、これら割り込みキーやログイン画面に替え、上記のハードキー23のような割り込みボタンやログインボタンであってもよい。
(第2実施形態)
表示制御部41がユーザ番号の入力欄あるいはログイン名やパスワードの各入力欄などのログイン画面を操作パネル20に表示し、画像形成装置10の稼働中に入力欄に入力された場合である。
なお、これら割り込みキーやログイン画面に替え、上記のハードキー23のような割り込みボタンやログインボタンであってもよい。
(第3実施形態)
カードリーダ(図示省略)が操作部12の近傍に設置されており、画像形成装置10の稼働中にカードリーダがユーザ所有の例えばICカードや磁気カードを読み取った場合である。
これら3態様で示したように、割り込みログインは、従来のような優先権とは無関係に認められるので、優先権を有しないユーザにとって便利な画像形成装置を提供できる。
カードリーダ(図示省略)が操作部12の近傍に設置されており、画像形成装置10の稼働中にカードリーダがユーザ所有の例えばICカードや磁気カードを読み取った場合である。
これら3態様で示したように、割り込みログインは、従来のような優先権とは無関係に認められるので、優先権を有しないユーザにとって便利な画像形成装置を提供できる。
10…画像形成装置、11…通信I/F、12…操作部、13…原稿読取部、14…画像処理部、15…印刷部、16…記憶部、17…制御部、20…操作パネル、21…タッチパネル、22…ディスプレイ、23…ハードキー、24…ログアウトキー、31…入力画像記憶領域、32…ユーザ情報記憶領域、33…中断情報記憶領域、41…表示制御部、42…ユーザ認証部、43…割り込み処理部、51…受付部、52…判定部、53…退避部、54…復帰部。
Claims (6)
- ユーザによる画像形成装置の利用状況を該ユーザのユーザ識別情報に対応させて管理する画像形成装置であって、
第1ユーザによる先行ジョブの実行中に該第1ユーザとは異なる第2ユーザによる割り込みジョブを実行させる割り込み処理部を備え、
該割り込み処理部は、
前記割り込みジョブに移行させるための割り込みログインを受け付ける受付部と、
既に割り込みログイン中であるか否かを判定する判定部と、を有し、
前記受付部は、既に前記割り込みログイン中と判定されている間には、新たな割り込みログインの受け付けを禁止することを特徴とする画像形成装置。 - 前記割り込み処理部が、
前記割り込みログインを受け付けた際に前記先行ジョブが実行中であった場合、該先行ジョブの実行を中断させると共に、中断した該先行ジョブの実行内容および前記第1ユーザのユーザ識別情報を所定の記憶領域に退避させる退避部と、
前記割り込みログイン中を解消させる割り込みログアウトを実行したと判定された場合、中断した前記先行ジョブの実行内容および前記第1ユーザのユーザ識別情報を前記所定の記憶領域から呼び出し、前記先行ジョブを中断前の状態に復帰させる復帰部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記割り込みログインを受け付けた際に前記先行ジョブが実行中ではない場合、前記割り込み処理部は、前記第1ユーザのログアウトを実行し、前記割り込みジョブを先行ジョブとして実行させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記受付部が、前記画像形成装置に設けられた操作部への操作、あるいはユーザ所有のカードの読み取りに基づいて、前記割り込みログインを受け付けることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記割り込み処理部が、前記割り込みログイン中と判定されている間には、前記第2ユーザからの処理として複数のジョブを受け付けることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記ユーザのユーザ識別情報には、前記画像形成装置を使用可能な前記ユーザのアカウント情報、若しくは、前記ユーザが前記画像形成装置で使用可能な機能を設定するための機能制限情報、又は、前記ユーザが前記画像形成装置で使用可能な用紙枚数若しくは上限の金額を設定するためのカウンタ情報が含まれることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014151907A JP2016029443A (ja) | 2014-07-25 | 2014-07-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014151907A JP2016029443A (ja) | 2014-07-25 | 2014-07-25 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016029443A true JP2016029443A (ja) | 2016-03-03 |
Family
ID=55435351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014151907A Pending JP2016029443A (ja) | 2014-07-25 | 2014-07-25 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016029443A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180096513A (ko) * | 2017-02-20 | 2018-08-29 | 캐논 가부시끼가이샤 | 화상형성장치, 표시 방법, 프로그램, 및 프로그램을 기억하는 컴퓨터 판독가능한 기억매체 |
-
2014
- 2014-07-25 JP JP2014151907A patent/JP2016029443A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180096513A (ko) * | 2017-02-20 | 2018-08-29 | 캐논 가부시끼가이샤 | 화상형성장치, 표시 방법, 프로그램, 및 프로그램을 기억하는 컴퓨터 판독가능한 기억매체 |
KR102271119B1 (ko) | 2017-02-20 | 2021-06-30 | 캐논 가부시끼가이샤 | 화상형성장치, 표시 방법, 프로그램, 및 프로그램을 기억하는 컴퓨터 판독가능한 기억매체 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4618317B2 (ja) | 画像形成装置 | |
KR101379339B1 (ko) | 화상처리장치, 및 화상처리장치에 있어서의 유저 인증 방법 | |
JP6844182B2 (ja) | 画像形成装置およびプログラム | |
JP7242755B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム | |
US10126992B2 (en) | Image processing apparatus, control method thereof, and storage medium | |
JP6256785B2 (ja) | 操作装置及び操作方法 | |
JP5929438B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム | |
JP6489314B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6176010B2 (ja) | 画像形成装置及び操作制御プログラム | |
JP2009143082A (ja) | 画像形成装置、および、画像形成プログラム | |
JP2010093635A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5298650B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、および、画像形成プログラム | |
JP2016148911A (ja) | 印刷装置印刷管理装置印刷システムプログラム | |
JP2016029443A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6794849B2 (ja) | 認証装置および認証用プログラム | |
JP2016220001A (ja) | 画像形成システム、画像形成方法、画像形成装置、通信端末、および通信プログラム | |
JP6190775B2 (ja) | 電子機器 | |
JP5583720B2 (ja) | 印刷システム | |
JP6142646B2 (ja) | 画像処理装置、及び、画像処理システム | |
JP2009009332A (ja) | 利用者認証システムおよびそれを備えた画像処理システム | |
JP6260529B2 (ja) | 操作装置及び操作方法 | |
JP5622342B1 (ja) | 印刷システム | |
JP6515869B2 (ja) | 画像形成装置、および情報処理装置 | |
JP2019087836A (ja) | 画像形成装置、表示制御方法 | |
JP6536142B2 (ja) | 画像形成装置 |