本明細書において、モバイルノード(MN)という用語には、例えば、無線送受信ユニット(WTRU)が含まれ得る。WTRUには、ユーザ機器(UE)、移動局、固定もしくはモバイルの加入者ユニット、ページャー、セルラ電話機、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、または無線環境において動作可能な他の任意のタイプのデバイスが含まれ得るが、これらには限定されない。また、基地局という用語には、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、発展型ノードB(eNB)、ルータ、ゲートウェイ、または無線環境において動作することができる他の任意のタイプのインターフェースをとるデバイスが含まれ得るが、これらに限定されない。
マルチキャストトラフィックオフロードを管理するシステム、方法および装置の実施形態が本明細書で説明される。マルチキャスト伝送は、宛先デバイス、または宛先デバイスのグループにデータ(例えば、ビデオデータ)を送信するために使用することができる。例えば、マルチキャスト伝送を使用して、データは、1または複数の送信元から単一の伝送において同時に送信可能である。MNまたはエンドユーザにデータを継続的に送信するためにデータの初期の伝送の後、データのコピーが、他のネットワーク要素(例えば、ルータ、サーバなど)において作成され得る。
マルチキャストネットワークの例には、インターネットプロトコル(IP)マルチキャストネットワークが含まれ得る。IPマルチキャストネットワークは、IPアプリケーション(例えば、メディアおよび/またはインターネットテレビをストリーミングするためのアプリケーション)を実施することが可能である。IPマルチキャストにおいて、マルチキャストは、IPルーティングレベルで実施され得る。例えば、ルータおよび/または他のネットワークエンティティが、マルチキャスト宛先アドレスに送られるデータのための配信パス(例えば、効率的な配信パス)を作成することが可能である。
マルチキャストネットワークの別の例には、デジタルビデオブロードキャスト(DVB)、MediaFLO(media forward link only)などが含まれ得る。マルチキャストネットワークは、地域的であるネットワークカバレッジを有する可能性がある。例えば、そのようなマルチキャストネットワークを使用するMNまたはWTRUが、MNがカバレッジエリアを越えて移動すると、マルチキャストサービスに対するアクセスを失う可能性がある。
双方向モバイル通信ネットワーク(例えば、3GPP、マルチメディア放送/マルチキャスト型サービス(MBMS)など)において、モビリティは、それぞれの標準に準拠して実施される可能性がある。例えば、重ね合わされたダウンリンク専用および双方向のネットワークなどのハイブリッドネットワークにおいて、モビリティは、例えば、オープンモバイルアライアンスデジタルモバイルブロードキャストイネーブラ(OMA BCAST)を使用するなどして、アプリケーションレベルでサポートされる可能性がある。これらのタイプのハイブリッドネットワークは、ブレイクビフォアメイク(break-before-make)サービスを利用可能であり、このことが、サービス中断をもたらす可能性がある。
図1は、プロキシモバイルIP(PMIP)ドメイン(例えば、PMIPv4、PMIPv6、または他の任意のバージョン)のアーキテクチャを示す。PMIPは、ネットワークベースのモビリティ管理のために導入され得る。ネットワークベースの局所化されたモビリティ管理(NETLMN)インフラストラクチャにおける機能エンティティは、ローカルモビリティアンカ(LMA)102および/またはモバイルアクセスゲートウェイ(MAG)106を含み得る。それぞれが異なるグループのWTRU108にサービスを提供する複数のローカルモビリティアンカ(LMA)102がPMIPドメイン内に常駐することが可能である。LMA102は、WTRU108の到達可能性状態を維持することを担うことが可能であり、さらにWTRU108のホームネットワークプレフィックス(HNP)のためのトポロジ上のアンカポイントであることが可能である。MAG106は、WTRU108に代行してモビリティ管理を実行するエンティティであることが可能である。それは、WTRU108がアンカされ得るアクセスリンク上に常駐することが可能である。MAG106は、そのアクセスリンクに至る、またはそのアクセスリンクを離れるWTRU108の動きを検出すること、およびWTRU108に対するバインディング登録を開始することを担うことが可能である。WTRU108は、IP対応型ノード(例えば、IPv4専用ノード、IPv6専用ノード、またはデュアルスタックノード)であることが可能である。
WTRUのホームネットワークプレフィックス(WTRU−HNP)110は、WTRU108とMAG106の間のリンクに割り当てられたプレフィックスであり得る。複数のプレフィックスが、WTRU108とMAG106の間のリンクに割り当てられてもよい。プロキシ気付アドレス(Proxy−CoA)112は、MAG106の出口インターフェース上に構成されたグローバルアドレスであることが可能であり、さらにLMA102とMAG106の間のトンネルのトランスポートエンドポイントであることが可能である。LMAアドレス(LMAA)114は、LMA102のインターフェース上に構成されたグローバルアドレスであることが可能であり、さらにLMA102とMAG106の間に確立された双方向トンネルのトランスポートエンドポイントであることが可能である。IPネットワーク104は、WTRU108のモビリティ管理がIPプロトコル(例えば、PMIPv4、PMIPv6、または他の任意のバージョン)を使用して扱われ得るネットワークを指すことが可能である。IPネットワーク104は、LMA102および/またはMAG106を含むことが可能であり、LMA102および/またはMAG106の間でセキュリティ関連付けがセットアップされ得るとともに、WTRU108に代行してプロキシバインディングアップデートを送るための許可が確実にされ得る。
レイヤ3(L3)モビリティプロトコル(例えば、PMIP、セッション開始プロトコル(SIP)など)が、ユニキャストトラフィックのために使用され得る。これらのL3モビリティプロトコルは、マルチキャストサービスのためのサポートを欠いている可能性がある。インターネットグループ管理プロトコル(IGMP)またはマルチキャストリスナ探索(MLD:Multicast Listener Discovery)などのマルチキャストプロトコルは、ハンドオーバ後にマルチキャストサービスを再開することにつきものの待ち時間を短縮するように強化され得る。
マルチキャストマルチメディア(例えば、モバイルTV、ラジオ、プレゼンス、マイクロブロギング、ファイル共有、ポッドキャスト、および/またはソーシャルネットワーキングなど)などのマルチキャストサービスのためのモビリティを可能にするシステム、方法、および装置が、本明細書で説明される。本明細書で説明される実施形態は、PMIPのためのL3モビリティにおいて実施され得、さらにリンク層または物理層にかかわらず、様々なアクセス技術に適用され得る。ユニキャストおよび/またはマルチキャストが、伝送のために使用され得る。例えば、L3マルチキャストモビリティサポートと一緒に、より下位の層でマルチキャストを使用することが、全体的なシステム効率を向上させうる。本明細書で説明されるいくつかの代表的な実施形態は、より下位の層におけるマルチキャスト伝送を可能にすることができる。例えば、マルチメディア放送/マルチキャスト型サービス(MBMS)が、LTE(登録商標)(Long Term Evolution)において使用され得、かつ/または物理マルチキャストチャネル(PMCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、およびマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)が、マルチキャストデータを伝送するのに使用され得る。
図2Aは、開示される1または複数の実施形態が実施され得る例示的な通信システム200の図である。通信システム200は、複数の無線ユーザに音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを提供することが可能な多元接続システムであることが可能である。通信システム200は、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を介して、そのようなコンテンツに複数の無線ユーザがアクセスすることを可能にすることができる。例えば、通信システム200は、CDMA、TDMA、FDMA、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの1または複数のチャネルアクセス方法を使用することができる。
図2Aに示されるように、通信システム200は、無線送受信ユニット(WTRU)108a、108b、108c、108dと、無線アクセスネットワーク(RAN)204と、コアネットワーク206と、公衆交換電話網(PSTN)208と、インターネット210と、他のネットワーク212とを含むことが可能であり、ただし、説明される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワークおよび/またはネットワーク要素を企図している。WTRU108a、108b、108cおよび108dのそれぞれは、無線環境において動作し、かつ/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであることが可能である。例えば、WTRU108a、108b、108c、108dは、無線信号を送信するように、かつ/または受信するように構成され得、かつWTRU108a、108b、108c、108dには、UE、移動局、モバイルノード、固定もしくはモバイルの加入者ユニット、ページャー、セルラ電話機、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、タブレット、無線センサ、および/または家庭用電子機器などが含まれ得る。
また、通信システム200は、基地局214aと、基地局214bとを含むことも可能である。基地局214a、214bのそれぞれは、コアネットワーク206、インターネット210および/またはネットワーク212などの1または複数の通信ネットワークに対するアクセスを円滑にするようにWTRU108a、108b、108c、108dのうちの少なくとも1つとワイヤレスでインターフェースをとるように構成された任意のタイプのデバイスであることが可能である。例えば、基地局214a、214bは、基地局トランシーバ(BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、および/または無線ルータなどとすることができる。基地局214a、214bはそれぞれ単一の要素として図示されるが、基地局214a、214bは、任意の数の互いに接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることが企図される。
基地局214aは、他の基地局、および/または基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどのネットワーク要素(図示せず)を含むことも可能なRAN204の一部であり得る。基地局214aおよび/または基地局214bは、セル(図示せず)と呼ばれ得る特定の地理的区域内で無線信号を送信するように、かつ/または受信するように構成され得る。セルは、セルセクタにさらに分割できる。例えば、基地局214aに関連付けられたセルが、3つのセクタに分割可能である。このため、いくつかの代表的な実施形態において、基地局214aは、例えば、セルの各セクタにつき1つの、3つのトランシーバを含むことが可能である。いくつかの代表的な実施形態において、基地局214aは、複数の多入力多出力(MIMO)技術を使用してもよく、したがって、セルの各セクタにつき複数のトランシーバを利用してもよい。
基地局214a、214bは、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であることが可能なエアインターフェース216を介してWTRU108a、108b、108c、108dのうちの1または複数と通信することが可能である。エアインターフェース216は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
前述した通り、通信システム200は、多元接続システムであることが可能であり、さらに、とりわけ、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMAおよび/またはSC−FDMAなどの1または複数のチャネルアクセススキームを使用することができる。例えば、RAN204における基地局214a、およびWTRU108a、108b、108cが、広帯域CDMA(W−CDMA)を使用してエアインターフェース216を確立することが可能な、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実施することができる。W−CDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
いくつかの代表的な実施形態において、基地局214aおよびWTRU108a、108b、108cは、LTEおよび/またはLTE−Advanced(LTE−A)を使用してエアインターフェース216を確立することが可能な、発展型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)などの無線技術を実施することができる。
いくつかの代表的な実施形態において、基地局214aおよび/またはWTRU108a、108b、108cは、IEEE802.16(例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、暫定標準2000(IS−2000)、暫定標準95(IS−95)、暫定標準S56(IS−S56)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、および/またはEDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、および/またはGSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実施することができる。
図2Aにおける基地局214bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、および/またはアクセスポイントであることが可能であり、かつ職場、自宅、車両、および/またはキャンパスなどの局所化された区域内で無線接続を円滑にするために任意の適切なRATを利用することができる。いくつかの代表的な実施形態において、基地局214bおよびWTRU108c、108dは、IEEE802.11などの無線技術を実施して無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。他の実施形態において、基地局214bおよび/またはWTRU108c、108dは、IEEE802.15などの無線技術を実施して無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。さらに他の実施形態において、基地局214bおよび/またはWTRU108c、108dは、セルラベースのRAT(例えば、W−CDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用してピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図2Aに示されるように、基地局214bは、インターネット210に対する直接接続を有しうる。基地局214bは、コアネットワーク206を介してインターネット210にアクセスするのには使用されない可能性がある。
RAN204は、WTRU108a、108b、108c、108dのうちの1または複数に音声、データ、アプリケーションおよび/またはVoIP(Voice over Internet Protocol)サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークであり得るコアネットワーク206と通信状態にあることが可能である。例えば、コアネットワーク206は、呼制御、課金サービス、モバイル位置情報サービス、プリペイド通話、インターネット接続、および/またはビデオ配信などを提供することが可能であり、かつ/または、例えば、ユーザ認証などの高レベルのセキュリティ機能を実行することができる。
図2Aには示されないものの、RAN204および/またはコアネットワーク206は、RAN204と同一のRAT、または異なるRATを使用する他のRANと直接または間接の通信状態にあることが可能である。例えば、E−UTRA無線技術を利用することが可能なRAN204に接続されていることに加えて、コアネットワーク206は、GSM無線技術を使用する別のRAN(図示せず)と通信状態にあることも可能である。
また、コアネットワーク206は、WTRU108a、108b、108c、108dがPSTN208、インターネット210および/または他のネットワーク212にアクセスするゲートウェイの役割をすることもできる。PSTN208は、普通の従来の電話サービス(POTS)を提供することが可能な回線交換電話網を含みうる。インターネット210は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおけるTCP、UDPおよびIPなどの一般的な通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびコンピュータデバイスの地球規模のシステムを含みうる。ネットワーク212は、他のサービスプロバイダによって所有され、かつ/または運用される有線または無線の通信ネットワークを含みうる。例えば、ネットワーク212は、RAN204と同一のRAT、または異なるRATを使用することが可能な1または複数のRANに接続された別のコアネットワークを含むことができる。
通信システム200におけるWTRU108a、108b、108c、108dのうちのいくつか、または全ては、マルチモード能力を含むことができ、例えば、WTRU108a、108b、108c、108dは、様々な無線リンクを介して様々な無線ネットワークと通信するために複数のトランシーバを含むことができる。例えば、図2Aに示されるWTRU108cが、セルラベースの無線技術を使用可能な基地局214a、およびIEEE802無線技術を使用可能な基地局214bと通信するように構成され得る。
図2Bは、例示的なWTRU108のシステム図である。図2Bに示されるように、WTRU108は、プロセッサ218、トランシーバ220、送信/受信要素222、スピーカ/マイクロフォン224、キーパッド226、ディスプレイ/タッチパッド228、非リムーバブルメモリ230、リムーバブルメモリ232、電源234、GPSチップセット236および/または他の周辺装置238を含むことができる。WTRU108は、実施形態と合致したままでありながら、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含むことができる。
プロセッサ218は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1または複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)および/または状態マシンなどであることが可能である。プロセッサ218は、WTRU108が無線環境において動作することを可能にする信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理および/または他の任意の機能を実行することができる。プロセッサ218は、送信/受信要素222に結合可能なトランシーバ220に結合され得る。図2Bは、プロセッサ218とトランシーバ220を別々の構成要素として示すが、プロセッサ218とトランシーバ220は、電子パッケージまたは電子チップの中に一緒に組み込まれてもよい。
送信/受信要素222は、エアインターフェース216を介して基地局(例えば、基地局214a)に信号を送信するように、かつ/または基地局(例えば、基地局214a)から信号を受信するように構成され得る。例えば、いくつかの実施形態において、送信/受信要素222は、RF信号を送信するように、かつ/または受信するように構成されたアンテナであることが可能である。他の実施形態において、送信/受信要素222は、例えば、IR信号、UV信号および/または可視光信号を送信するように、かつ/または受信するように構成されたエミッタ/検出器であることが可能である。さらに他の実施形態において、送信/受信要素222は、RF信号と光信号の両方を送信するように、かつ/または受信するように構成され得る。送信/受信要素222は、無線信号の任意の組み合わせを送信するように、かつ/または受信するように構成され得ることが企図される。
送信/受信要素222は、図2Bに単一の要素として示されるものの、WTRU108は、任意の数の送信/受信要素222を含むことができる。WTRU108は、MIMO技術を使用できる。このため、いくつかの実施形態において、WTRU108は、エアインターフェース216を介して無線信号を送受信するために2つ以上の送信/受信要素222(例えば、複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバ220は、送信/受信要素222によって送信されるべき信号を変調するように、かつ送信/受信要素222によって受信された信号を復調するように構成され得る。前述したとおり、WTRU108は、マルチモード能力を有することができ、かつトランシーバ220は、WTRU108が、例えば、UTRAおよび802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にする複数のトランシーバを含むことができる。
WTRU108のプロセッサ218は、スピーカ/マイクロフォン224、キーパッド226および/またはディスプレイ/タッチパッド228(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合可能であり、かつスピーカ/マイクロフォン224、キーパッド226および/またはディスプレイ/タッチパッド228からユーザ入力データを受け取ることができる。また、プロセッサ218は、スピーカ/マイクロフォン224、キーパッド226および/またはディスプレイ/タッチパッド228にユーザデータを出力することができる。プロセッサ218は、非リムーバブルメモリ230および/またはリムーバブルメモリ232などの任意のタイプの適切なメモリの情報にアクセスし、かつそのようなメモリの中にデータを格納することができる。非リムーバブルメモリ230には、RAM、ROM、ハードディスクまたは非一時的メモリを含む他の任意のタイプのメモリストレージデバイスが含まれ得る。リムーバブルメモリ232には、加入者IDモジュール(SIM)カード、メモリスティックおよび/またはセキュアデジタル(SD)メモリカードなどが含まれ得る。他の実施形態において、プロセッサ218は、サーバ上、またはホームコンピュータ(図示せず)上などの、WTRU108上に物理的に位置していないメモリの情報にアクセスし、かつそのようなメモリの中にデータを格納することができる。
プロセッサ218は、電源234から電力を受け取ることが可能であり、かつWTRU108におけるその他の構成要素に配電するように、かつ/またはその他の構成要素に対する電力を制御するように構成され得る。電源234は、WTRU108に電力を供給する任意の適切なデバイスでありうる。例えば、電源234には、1または複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池および/または燃料電池などが含まれ得る。
また、プロセッサ218は、WTRU108の現在位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を供給するように構成され得るGPSチップセット236に結合されてもよい。GPSチップセット236からの情報に加えて、またはそのような情報の代わりに、WTRU108は、基地局(例えば、基地局214a、214b)からエアインターフェース216を介して位置情報を受信してもよく、かつ/または近くの2つ以上の基地局から受信される信号のタイミングに基づいてそれのロケーションを算出してもよい。WTRU108は、実施形態と合致したままでありながら、任意の適切な位置特定方法によって位置情報を獲得し得ることが企図される。
プロセッサ218は、さらなるフィーチャ、機能、および/または有線接続もしくは無線接続をもたらす1または複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含むことが可能な他の周辺装置238にさらに結合され得る。例えば、周辺装置238には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオのための)、USBポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、および/またはインターネットブラウザなどが含まれ得る。
図2Cは、RAN204およびコアネットワーク206のシステム図である。RAN204は、IEEE802.16無線技術を使用して、エアインターフェース216を介してWTRU108a、108bおよび108cと通信可能なアクセスサービスネットワーク(ASN)でありうる。後段でさらに説明されるように、WTRU108a、108b、108c、RAN204、およびコアネットワークのこれらの様々な機能エンティティ間の通信リンクは、参照ポイントと定義され得る。
図2Cに示されるように、RAN204は、基地局240a、240b、240cおよびASN(またはPDN)ゲートウェイ242を含みうるが、RAN204は、実施形態と合致したままでありながら、任意の数の基地局およびASN(またはPDN)ゲートウェイを含みうることが企図される。基地局240a、240b、240cはそれぞれ、RAN204における特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、かつそれぞれ、エアインターフェース216を介してWTRU108a、108b、108cと通信するための1または複数のトランシーバを含むことができる。一実施形態において、基地局240a、240b、240cは、MIMO技術を実施することができる。基地局240aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU108aに無線信号を送信し、かつWTRU108aから無線信号を受信することができる。また、基地局240a、240b、240cは、ハンドオフトリガ、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類および/またはサービス品質(QoS)ポリシー執行などのモビリティ管理機能を提供することもできる。ASNゲートウェイ242(または、例えば、LTEの場合、PDNゲートウェイ)は、トラフィック集約ポイントの役割をすることができ、かつページング、加入者プロファイルのキャッシングおよび/またはコアネットワーク206に対するルーティングなどの機能を担うことができる。
WTRU108a、108b、108cとRAN204の間のエアインターフェース216は、IEEE802.16標準を実施可能なR1参照ポイントと定義され得る。WTRU108a、108b、および108cのそれぞれは、コアネットワーク206に対する論理インターフェース(図示せず)を確立することができる。WTRU108a、108b、108cとコアネットワーク206の間の論理インターフェースは、認証、許可、IPホスト構成管理および/またはモビリティ管理のために使用され得るR2参照ポイントと定義され得る。
基地局240a、240bおよび240cのそれぞれの間の通信リンクは、基地局間のWTRUハンドオーバおよびデータの転送を円滑にするためのプロトコルを含むR8参照ポイントと定義され得る。基地局240a、240bおよび240cとASNゲートウェイ242の間の通信リンクは、R6参照ポイントと定義され得る。R6参照ポイントは、WTRU108a、108b、108cのそれぞれに関連するモビリティイベントに基づいてモビリティ管理を円滑にするためのプロトコルを含み得る。
図2Cに示されるように、RAN204は、コアネットワーク206に接続され得る。RAN204とコアネットワーク206の間の通信リンクは、例えば、データ転送およびモビリティ管理能力を円滑にするためのプロトコルを含むことが可能なR3参照ポイントと定義され得る。コアネットワーク206は、モバイルIPホームエージェント(MIP−HA)244、認証−許可−アカウンティング(AAA)サーバ246および/またはゲートウェイ248を含み得る。MIP−HA244は、プロキシMIPHA(PMIP−HA)であることが可能である。前述の要素のそれぞれは、コアネットワーク206の一部として示されるが、これらの要素のうちの任意の要素が、コアネットワーク運用者以外のエンティティによって所有され、かつ/または運用されてもよいことが企図される。
MIP−HA244は、IPアドレス管理を担うことができ、かつWTRU108a、108bおよび108cが異なるASNおよび/または異なるコアネットワークの間でローミングすることを可能にする。MIP−HA244は、WTRU108a、108b、108cにインターネット210などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU108a、108b、108cとIP対応型デバイスの間の通信を円滑にすることができる。AAAサーバ246は、ユーザ認証および/またはユーザサービスをサポートすることを担うことができる。ゲートウェイ248は、他のネットワークとの相互運用を円滑にすることができる。例えば、ゲートウェイ248は、WTRU108a、108b、108cにPSTN208などの回線交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU108a、108b、108cと従来の陸線通信デバイスの間の通信を円滑にすることができる。ゲートウェイ248は、WTRU108a、108b、108cに、他のサービスプロバイダによって所有され、かつ/または運用可能な他の有線または無線のネットワークを含み得るネットワーク212へのアクセスを提供することができる。
図2Cには示されないものの、RAN204は他のASNに接続可能であり、かつコアネットワーク206は、他のコアネットワークに接続可能であることが企図される。RAN204とそれらの他のASNの間の通信リンクは、RAN204とそれらの他のASNの間でWTRU108a、108b、108cのモビリティを協調させるためのプロトコルを含み得るR4参照ポイントと定義され得る。コアネットワーク206とそれらの他のコアネットワークの間の通信リンクは、ホームコアネットワークと移動先コアネットワークの間の相互運用を円滑にするプロトコルを含み得るR5参照ポイントと定義され得る。
図2Dは、WTRU108と、eNB240と、モビリティ管理エンティティ(MME)/サービングゲートウェイ(S−GW)142とを備える例示的なブロック図250である。図2Dに示されるように、WTRU108、eNB240およびMME/S−GW142は、マルチキャストモビリティを実行するように構成され得る。
WTRU108は、オプションの結合されたメモリ322、少なくとも1つのトランシーバ314、オプションのバッテリ320および/またはアンテナ318を有するプロセッサ316を含むことが可能である。プロセッサ316は、マルチキャストモビリティの実施を実行するように構成され得る。
トランシーバ314は、無線通信の送信および/または受信を円滑にするようにプロセッサ316およびアンテナ318と通信状態にある。WTRU108においてバッテリ320が使用され得る場合、バッテリ320は、トランシーバ314および/またはプロセッサ316に電力を供給することができる。
eNB240は、結合されたメモリ315と、トランシーバ319と、アンテナ321とを有するプロセッサ317を含むことができる。プロセッサ317は、マルチキャストモビリティの実施を実行するように構成され得る。
トランシーバ319は、無線通信の送信および/または受信を円滑にするようにプロセッサ317およびアンテナ321と通信状態にあることが可能である。eNB240は、結合されたメモリ334を有するプロセッサ333を含み得るMME/S−GW142に接続可能である。
図3は、PMIPマルチキャストトンネルアグリゲーションのアーキテクチャを示す。図3を参照すると、PMIPトンネルが、マルチキャストWTRU(例えば、マルチキャストグループ1 340およびマルチキャストグループ2 350)のために集約され得る。プロキシバインディングアップデート(PBU)メッセージを使用する場合、可変長のマルチキャストオプションフィールド(例えば、一部分またはセグメント)がPBUメッセージ内に実装され得る。PBUは、WTRU340、350、または360の所定のインターフェースに割り当てられたWTRUのHNPとWTRUの現在のCoA(例えば、プロキシCoA)の間でバインディングを確立するためにMAG380によってWTRUのそれぞれのLMAに送信される要求メッセージであってよい。WTRUのそれぞれのLMAは、ユニキャストサービス310に接続されても、マルチキャストサービス320に接続されてもよい。マルチキャストオプションフィールドは、マルチキャストCoAを含み得る。特定のマルチキャストCoAは、MAG380に終端する集約されたマルチキャストトンネル332または334に関連付け可能である。代替として、マルチキャストフラグが、PBUメッセージ内に実装され得、かつ/または別のメッセージが、マルチキャスト情報をシグナルするのに使用され得る。
マルチキャスト集約トンネル332および334は、事前構成され得る。例えば、マルチキャスト集約トンネル332および334は、例えば、任意のWTRU340、350、または360がマルチキャストサービスにサブスクライブするのにも先立って、LMA(ホームエージェント)370とMAG380の間にあらかじめ存在していてもよい。LMA370およびMAG380は、LMA370およびMAG380がともに、本明細書で説明されるメッセージを使用してマルチキャストサービスをサポートすることを示す情報を交換することができる。マルチキャストWTRU340および350は、WTRU340および350がモバイルネットワーク330に接続された時点でトンネルに追加可能である。
代替として、マルチキャスト集約トンネル332および334は、動的であってもよい。マルチキャスト集約トンネルは、任意のマルチキャストサービスが使用される前に存在していないこともある。複数のWTRU360がマルチキャストサービスのためにユニキャストトンネル336を確立すると、LMA370およびMAG380が、これらのユニキャストトンネル336を組み合わせて、集約されたマルチキャストトンネル332または334にすることができる。
WTRU340、350、360は、MAG380に対してマルチキャストサービスを求める要求をいくつかの様態で示すことができる。例えば、WTRU340、350、360は、MLD/IGMPメッセージを使用して、MAG380にマルチキャスト要求を示すことができ、またはWTRU340、350、360は、ルータ要請メッセージの中にマルチキャスト情報を含めることができる。
LMA370とMAG380はともに、マルチキャストサービスのための集約されたトンネルの確立を開始することができる。MAG380からLMA370に対するトンネルアグリゲーションの開始のために、PBUメッセージが、マルチキャストオプションフィールドの中にフラグを追加することによってプロセスを開始するのに使用されてもよく、または別のメッセージが使用されてもよい。マルチキャスト情報は、LMA370および/またはMAG380において格納され得る。そのようなマルチキャスト関連の情報は、マルチキャストチャネル、各マルチキャストサービスにサブスクライブされているWTRU、および/または各WTRUのそれぞれのネットワーク接続であることが可能である。
マルチキャストトンネルは、ダウンリンク(例えば、ダウンリンク専用の)トラフィックのための一方向であっても、または双方向であってもよい(例えば、アップリンク通信およびダウンリンク通信)。マルチキャストリスナ探索(MLD)/IGMPメッセージなどの制御情報が、ユニキャストトンネル経由で、または集約されたマルチキャストトンネル経由で送信され得る。マルチキャストサービスおよびユニキャストサービスに関して、集約されたマルチキャストトンネルおよびユニキャストトンネルは、LMA370とMAG380の間に並存することができる。また、ユニキャストトンネルを有するWTRU360が、マルチキャストCoAに関連付けられ得る。例えば、WTRUは、ユニキャストトンネル336と、集約されたマルチキャストトンネル332、334とを有することができる。
さらに、1または複数のマルチキャストトンネルが存在することが可能である。当該オプションには、1つのマルチキャストCoAを有する1つのマルチキャストトンネルが全てのマルチキャストサービスに応対すること、複数のマルチキャストトンネルが異なる別々のサービスを提供すること、またはそのようなオプションの組み合わせが含まれ得る。MAG380は、マルチキャストサービスがサポートされるかどうか、かつ/または利用可能であるかどうかを示す(例えば、ルータ告知メッセージの中で)ことができる。
図4は、LMA470がユニキャストサービス410に専用であり得、かつ/またはLMA480がマルチキャストサービス420に専用であり得る専用のマルチキャストLMAアーキテクチャ400を示す。複数のLMA470および480が、例えば、それぞれのネットワーク展開に依存して、各タイプのサービスのために使用され得る。
WTRU460は、複数のインターフェースを有することができる。WTRU460は、これらの複数のインターフェースを使用して、ユニキャストLMA470とユニキャスト接続432、436を確立することができ、かつ/またはマルチキャストLMA480とマルチキャストトンネル434、438をそれぞれ(例えば、並行して)確立することができる。WTRU460は、複数のホームエージェント(HA)を有することができる。このアーキテクチャにおいて、LMAの分割は、使用される特定のサービスに基づくことができる。WTRU460は、P−MAG440からN−MAG450に移ることができる。
図5Aおよび図5Bは、図4に例示される専用のマルチキャストサービスの流れ図を示す。図5Aおよび図5Bを参照して、これらのマルチキャストサービスに関する詳細を説明する。例示的な実施形態が、図5Aおよび図5Bに示されるが、そこでは、IPアドレス割当てが、マルチキャストサービスをサポートするのに使用され得る。
図5Aに示されるように、符号510で、1つのセットのIPアドレスが、ユニキャストのためのLMA HA470からWTRU460に割り当てられ、かつ/または受信され得る。符号515で、これらのIPアドレスが、WTRU460によってユニキャストサービス410および/またはマルチキャストサービス420のために使用され得る。WTRU460は、符号520で、ルータ要請メッセージをサービングMAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)に送信できるが、このルータ要請メッセージは、サービングMAGからユニキャストLMA470に対するPBUメッセージをトリガすることができる。
図5Bに示されるように、符号525で複数の(例えば、2つの)セットのIPアドレスがWTRU460に割り当てられてもよい。例えば、符号530で示されるように、1つのセットのIPアドレスが、ユニキャスト410のためにユニキャストLMA HA470から割り当てられてもよい一方で、異なるセットのIPアドレスが、マルチキャスト420のためにマルチキャストLMA HA480から割り当てられてもよい。WTRU460は、符号535でサービングMAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)にルータ要請メッセージを送信することができる。このルータ要請メッセージは、複数の(例えば、2つの)PBUメッセージをトリガすることができる。例えば、サービングMAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)からユニキャストLMA470に対する1または複数のメッセージがトリガされ得、かつマルチキャストLMA480に対する別の1または複数のメッセージがトリガされ得る。
例示的な実施形態によれば、WTRU460は、ユニキャストサービスを使用しない可能性がある。この実施形態において、WTRU460は、サービングMAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)からマルチキャストLMA480に対するPBUメッセージを介して、マルチキャストサービス420のためのIPアドレスをマルチキャストLMA480から受信することができる。
MAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)によって保持され得るバインディングアップデートリストが、ユニキャストトラフィックのためのユニキャストLMA470とマルチキャストトラフィックのためのマルチキャストLMA480の両方に対するWTRU460のバインディングに関するエントリを有するように更新され得る。
マルチキャストトラフィック転送およびユニキャストトラフィック転送は、WTRU460と関係して受信されるユニキャストトラフィックとマルチキャストトラフィックを区別することによってMAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)によって扱われることが可能である。MAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)は、送信元アドレスおよび/または宛先アドレスを調べることによって区別することができ得る。MAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)は、正しいインターフェース上でトラフィックを転送することができる。
例えば、図5Aにおいて、アップリンクトラフィック(例えば、WTRU460からサービングMAGに対する)が存在する場合、サービングMAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)は、このアップリンクトラフィックがユニキャストトラフィックのためにユニキャストLMA470に転送され得るかどうか、および/またはマルチキャスト制御シグナリングのためにマルチキャストLMA480に転送され得るかどうかを判定することができる可能性がある。ダウンリンクトラフィックに関して、WTRU460においてインターフェース(例えば、1つのインターフェース)が存在する可能性があるので、サービングMAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)は、WTRU460に対するユニキャストトンネルおよび/またはマルチキャストトンネルのためのトンネルのマッピングを有することができる。
図5Bにおける別の例として、ユニキャストサービス410およびマルチキャストサービス420に関して異なるIPアドレスが使用される場合、サービングMAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)は、PMIPマルチホーミング(multi-homing)におけるマッピングと同様にWTRU460のインターフェースに対してトンネルをマッピングすることができる。PMIPは、モバイルノードが、複数のインターフェースを介して同時のアクセスのためにPMIP(例えば、PMIPv4、PMIPv6、または別のバージョン)ドメインに接続することを可能にし得る。モバイルノードが、複数のインターフェースを介して同時アクセスのためにPMIP(例えば、PMIPv4、PMIPv6、または別のバージョン)ドメインに接続すると、ローカルモビリティアンカが、接続されたインターフェースのそれぞれにモビリティセッションを割り当てることができる。各モビリティセッションは、別個のバインディングキャッシュエントリの下で、および/またはそのセッション独自の寿命を有して管理され得る。マルチキャストサービスが存在し、かつユニキャストサービスが存在しない場合、サービングMAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)は、ユニキャストトラフィックと同様にWTRU460に対してマルチキャストトンネルをマップすることができる。
ポリシープロファイルは、WTRU460に関するユニキャスト実施および/またはマルチキャスト実施を決定するために使用され得る。WTRU460のポリシープロファイルは、ポリシーサーバの中に格納され得る。ポリシープロファイルは、ユニキャストのためのLMA(例えば、LMA470)および/またはマルチキャストのためのLMA(例えば、LMA480)のIP(例えば、PMIPv4、PMIPv6、または他の任意のバージョン)アドレスを格納することによって更新され得る。この情報を使用して、WTRU460のサービングMAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)は、マルチキャストLMAアドレスを獲得することができる可能性がある。
代替として、またはさらに、MAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)は、いくつかのマルチキャストグループ、および/またはマルチキャストオプションなどに1つまたは多数のLMAアドレスをマップすることが可能なマルチキャストポリシープロファイルを保持することができる。MAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)は、複数のLMAに接続され得ることが可能である。例えば、MAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)は、例えば、図5Aに示されるIPアドレス割当てが使用される場合、ユニキャストLMAに対する接続を有することが可能であり、かつマルチキャストLMAに接続可能である。この事例において、ユニキャストLMA470に対する接続は、ユニキャストLMA470がWTRUのIPアドレスが割り当てられてもよい場所であり得るため、使用されても、使用されなくてもよい。MAG(例えば、P−MAG440および/またはN−MAG450)は、図5Bで説明されるIPアドレス割当てが使用される場合、ユニキャストLMA470に対する接続を有することも、マルチキャストLMA480に対する接続を有することも可能である。この例において、WTRU460のIPアドレスは、使用されるサービスのタイプ(ユニキャストまたはマルチキャスト)に依存して、LMA470、480のいずれかから割り当てられてもよい。
図6は、PMIP LMA内マルチキャストモビリティ有効化のアーキテクチャ600を示す。図6に示される実施形態は、図3に示される実施形態と同様であり得る。図6に示される実施形態において、WTRU(例えば、WTRU630またはWTRU640)の全て、またはいくつかが、それまでに接続されていたMAG(例えば、P−MAG610)から新たに接続されるMAG(例えば、N−MAG620)に移ることができる。目前に迫った(imminent)ハンドオーバ(HO)トリガが、WTRUまたはネットワークから来ることが可能である。このHOは、より下位の層のシグナリング、例えば、低下した信号強度、および/または増加したパケットロスなどの結果として送信され得る。より下位の層のシグナリングの一例が、802.21におけるLink Going Downメッセージであり得る。
図7Aおよび図7Bは、図6に例示されるLMA内マルチキャストモビリティのためのネットワークのエンティティ間の通信の例示的な実施形態を示す。図7Aおよび図7Bを参照すると、図7Aが、PMIP LMA内マルチキャストモビリティのための通信パス700を、図7BがPMIP LMA内マルチキャストモビリティのための通信パス750をそれぞれ示す。図7Aにおいて、LMA650は、符号710で、P−MAG610にマルチキャストパケットを送信することができる。P−MAG610は、符号712で、WTRU630にマルチキャストパケットを送信することができる。WTRU630は、符号714で、目前に迫ったハンドオーバ(HO)についてP−MAG610に通知することができる。P−MAG610は、符号716で、P−MAG610とN−MAG620の間の新たなインターフェースIF1を介して、マルチキャストHOについてN−MAG620に通知することができる。代替として、またはさらに、目前に迫ったHOトリガおよびIF1インターフェースは、ユニキャストサービスに適用されてもよい。N−MAG620は、符号718で、集約されたトンネルを確立するためにPBUメッセージをLMA650に送信することができる。マルチキャストCoAを用いたマルチキャストオプションは、N−MAG620によってLMA650に与えられうる。LMA650は、符号720で、実際のHOに先立って、N−MAG620にマルチキャストパケットを送信することができる。あらかじめ確立された集約されたトンネルに関連付けられていることが可能なWTRU630は、符号722で、N−MAG620に移ることが可能であり、さらに集約されたトンネルからマルチキャストパケットを受信することができる。LMA650とP−MAG610の間の集約されたトンネルが使用されていないという条件で、この集約されたトンネルは除去され得る。
図7Bに示されるように、LMA650は、符号752で、P−MAG610にマルチキャストパケットを送信することができる。P−MAG610は、符号754で、WTRU630にマルチキャストパケットを送信することができる。符号756で、WTRU630は、目前に迫ったHOについてP−MAG610に知らせることができる。P−MAG610は、符号758で、LMA650にHO切迫情報を送ることができる。LMA650は、符号760で、LMA650とN−MAG620の間で集約されたマルチキャストトンネルの確立を開始することができる。LMA650は、符号762で、マルチキャストトンネルを確立するためにプロキシモバイルIPメッセージをN−MAG620に送信することができる。LMA650が受信された目前に迫ったHOについて認識しているという条件で、LMA650は、符号760で、LMA650とN−MAG620の間で集約されたマルチキャストトンネルの確立を開始することができる。LMA650は、符号764で、N−MAG620にマルチキャストパケットを送信することができる。符号764で送信されるマルチキャストパケットは、例えば、実際のHOに先立って送信され得る。あらかじめ確立されている集約されたトンネルに関連付けられることが可能なWTRU630は、符号766で、N−MAG620に移ることができ、さらに集約されたトンネルからマルチキャストパケットを受信することができる。LMA650とP−MAG610の間の集約されたトンネルが使用されていないという条件で、この集約されたトンネルは除去され得る。
代替として、またはさらに、目前に迫ったHOトリガは、ネットワークから来ることも可能である。このトリガは、ネットワーク負荷分散の結果、またはメンテナンス目的(例えば、P−MAG610がシャットダウンする)であることが可能である。このネットワークトリガは、例えば、LMA650に、またはP−MAG610に来ることが可能である。P−MAG610が受信された目前に迫ったHOについて認識しているという条件で、P−MAG610は、そのHOについてLMA650に直接に通知することができ、かつ/またはそのHOについてN−MAG620に通知することができる。この実施形態は、ハンドオーバがWTRUによってトリガされ得る、図7Aおよび図7Bに関連して前述した実施形態と同様に進められてよい。
代替として、集約されたトンネルの確立の後、LMA650からN−MAG620にマルチキャストトラフィックが送信され得る。N−MAG620が、ネットワーク上でWTRU630が検出された後、LMA650にPBUメッセージを送信することができる。しかし、このことは、トンネルがあらかじめ確立されていることが可能であり、その後、マルチキャストが開始され得る、本明細書で説明される他の実施形態と比べて、より長い遅延を生じさせる可能性がある。
別の代替的実施形態において、HOに先立って、ターゲットとされるネットワーク上でマルチキャストグループ参加メッセージが送信され得る。図7Aおよび図7Bで前述した通り、実際のHOに先立ってN−MAG620によって獲得されたマルチキャスト情報は、WTRU630の接続に先立って、マルチキャストサービスのN−MAG620による有効化を円滑にすることができる。n−アクセスルータ(n−AR)によって獲得されるマルチキャスト情報は、PMIPが使用されないという条件付きで、実際のHOに先立って、WTRUの接続に先立ってマルチキャストサービスのn−AR有効化を円滑にすることができる。
別の代替的実施形態において、ネットワークにおけるモビリティ管理エンティティは、目前に迫ったHOについて通知を受けることができる。モビリティ管理エンティティは、ターゲットとされるネットワーク上の適切なマルチキャストルータを用いて、WTRUによってリッスンされるマルチキャストグループに加わってから、HOをトリガすることができる。
別の代替形態は、L3 HOの後、高速トリガマルチキャストグループ「参加」メッセージ(fast triggering multicast group ’join’ message)を利用することができる。HOを制御するモビリティ管理エンティティは、HOが完了するとすぐに、マルチキャストグループに参加するMLD/IGMPレポートの送信をトリガすることができる。このことは、マルチキャストルータからのクエリを待つ代わりに、即時に行われてもよく、このため、マルチキャストサービスを再開するまでの遅延を短縮することができる。
本明細書で説明される実施形態は、独立に使用されても、または一緒に使用されてもよい。例えば、これらの実施形態のいくつかが一緒に使用され、かつHOに先立つマルチキャストグループ参加が機能しない可能性がある場合、HO後の高速トリガマルチキャストグループ参加メッセージが、サービス遅延を短縮することに成功する可能性がある。
図8は、PMIP LMA間マルチキャストモビリティ有効化のアーキテクチャ800を示す。この実施形態において、WTRU730は、P−MAG710からN−MAG720に移ることができる。P−MAG710とN−MAG720は、異なるLMA(例えば、それぞれLMA750およびLMA760)に属することができる。各LMA750および各LMA760は、ユニキャストサービスおよび/またはマルチキャストサービスを提供することができる。単一のLMAマルチキャストモビリティのための図6に示される方法は、使用されるマルチキャストサービスを有効にするようにターゲットLMA750および760に通知するために、さらなるインターフェースと併せて使用されうる。インターフェースIF1は、ソースMAGであるP−MAG710とターゲットMAGであるN−MAG720の間のマルチキャスト情報交換のために使用され得る。インターフェースIF2は、ソースLMAであるLMA750とターゲットLMAであるLMA760の間のマルチキャスト情報交換のために使用され得る。インターフェースIF3は、ソースMAG710とターゲットLMA760の間のマルチキャスト情報交換のために使用され得る。インターフェースIF4は、ソースLMA750とターゲットMAG720の間のマルチキャスト情報交換のために使用され得る。これらのインターフェースは、代替であることが可能であり、かつ同時に利用可能であっても、なくてもよい。
図9は、単一のタイプのネットワークをモビリティのためのハイブリッドネットワークに拡張可能なネットワーク900を示す。図9を参照すると、ダウンリンク(例えば、ダウンリンク専用)マルチキャストネットワーク925と組み合わされた双方向モバイルネットワークが示されている。ハイブリッドネットワークにおいて、HOは、双方向ネットワークからダウンリンク(例えば、ダウンリンク専用)マルチキャストネットワーク925に対して行われてもよい。第1の例において、HOは、例えば、インターフェースIF3およびインターフェースIF4を使用して、WTRU930によってトリガされるものであることが可能である。WTRU930におけるモビリティクライアントエンティティ932は、目前に迫ったHOを検出することができる。モビリティクライアント932は、例えば、インターフェースIF3を介してマルチキャストサービスエンティティ934(例えば、WTRUにおけるOMA BCAST機能934)に通知することができる。マルチキャストサービスエンティティ934は、ネットワーク915における対応するエンティティ916(例えば、ネットワークにおけるOMAサービス適応/配信機能)に、例えば、インターフェースIF4を介して目前に迫ったHOについて通知することが可能であり、かつ/またはダウンリンク(例えば、ダウンリンク専用)ネットワーク925におけるサービス配信を使用することが可能である。インターフェースIF4は、OMA BCAST−5インターフェースであっても、または例えば、HO情報をサポートするのに使用され得る他の任意のインターフェースであってもよい。
別の例において、HOは、インターフェースIF1および/またはIF2を使用して、WTRU930によってトリガされるものであってもよい。WTRU930におけるモビリティクライアントエンティティ932は、目前に迫ったHOを検出することができる。モバイルクライアントエンティティ932は、インターフェースIF2を介して目前に迫ったHOについてネットワーク910におけるモビリティサーバ912(例えば、メディア独立ハンドオーバ(MIH)サーバが、モビリティサーバの例であり得る)に通知することができる。インターフェースIF2は、例えば、MIHプロトコルなどの、そのような情報の通信のために使用され得る任意のインターフェース、または他の類似したインターフェースであってもよい。モビリティサーバ912は、ユニキャストサービスネットワーク910内に、マルチキャストサービスネットワーク915内に、および/またはユニキャストネットワークおよび/またはマルチキャストネットワークとは異なるドメイン内に配置され得る。モビリティサーバ912は、目前に迫ったHOについてOMA BCASTサーバ916に通知することができ、さらにインターフェースIF1を介してダウンリンク(例えば、ダウンリンク専用)ネットワーク925におけるサービス配信を使用することができる。インターフェースIF1は、モビリティサーバ912とOMA BCASTサーバ916の間で情報を通信可能な任意のインターフェースであってもよい。
例示的な実施形態において、ネットワーク920は、インターフェースIF1を使用してHOをトリガすることができる。この事例において、モビリティサーバ912は、インターフェースIF1を介してOMA BCAST916に通知することができる。別の例示的な実施形態において、ネットワーク920は、インターフェースIF2、インターフェースIF3、および/またはインターフェースIF4を使用してHOをトリガすることができる。インターフェースIF1が存在しないという条件で、モビリティサーバ912は、インターフェースIF2を使用してモビリティクライアント932に通知することができる。モビリティクライアント932は、インターフェースIF3を使用してOMA BCASTクライアント934に通知することができる。OMA BCASTクライアント934は、インターフェースIF4を使用してOMA BCASTサーバ916に通知することができる。別の例示的な実施形態において、モビリティは、配信ネットワークにおけるMAG940および/またはLMA935からサポートされ得る。
MAG(例えば、ARまたはPMIP)940およびLMA(ゲートウェイ)935は、それぞれのモビリティ情報およびマルチキャストサービス情報を含め、複数のWTRU930についての情報を獲得することができる。MAG940および/またはLMA935は、マルチキャストサービスネットワーク915、またはマルチキャスト配信ネットワーク(例えば、ダウンリンク専用ネットワーク)925とインターフェースをとって、WTRU930がダウンリンク(例えば、ダウンリンク専用)マルチキャストネットワーク925に移った際にマルチキャストサービスのデリバリを確実にすることができる。
HOは、ダウンリンク(例えば、ダウンリンク専用)マルチキャストネットワーク925から双方向ネットワーク920に対して行われてもよい。ネットワークがHOをトリガすることができる。WTRU930は、ダウンリンク制御情報の中でHOについて通知を受けることが可能である。目前に迫ったHOの表示(例えば、情報)は、例えば、IF1などの、ネットワーク側のインターフェースを介して双方向ネットワークに送られうる。代替として、WTRU930がHOをトリガしてもよい。アップリンク接続は、WTRU930が目前に迫ったHOについてネットワークに通知するために使用され得る。双方向ネットワーク920からダウンリンク(例えば、ダウンリンク専用)ネットワーク925へのHOに関して本明細書で説明されるインターフェースが、WTRU930からネットワークにHO情報を送るのに使用され得る。例示的な実施形態によれば、ハイブリッドネットワークにおけるモビリティのための図9に関連する本明細書で説明される方法、例、および実施形態は、L3モビリティも、L2モビリティも使用しないことがあり、PMIPは、使用されても、されなくてもよい。
IPマルチキャストトラフィックオフロードは、本明細書で説明されるように管理され得る。例えば、いくつかのセッション確立シナリオ(例えば、PBU/PBAを用いたPMIPv6、トンネルセットアップ、および/またはMNアドレス構成手順)において、MNがネットワークに接続されると、MAGは、MLDクエリメッセージを送信することができる。MLDクエリメッセージには、例えば、MLDレポートを送信することによってMNによって応答が行われてもよい。ユーザがマルチキャストサービスにサブスクライブすることを所望する際(例えば、いつでも)、MNはMLDレポートを送信することができる。MAGは、マルチキャストグループにサブスクライブするために様々な手順を有しうる。例えば、MAGは、RFC6224(「プロキシモバイルIPv6(PMIPv6)LMAユニキャストにおけるマルチキャストリスナサポートのための基本展開」)などのLMAユニキャストを用いたトンネル経由で、IETF draft-zuniga-multimob-smspmip(「プロキシモバイルIPv6を使用するサポートマルチキャストサービス」)マルチキャストツリーモビリティアンカ(MTMA)などのMTMAを用いたトンネル経由で、および/またはIETF draft-sijeon-multimob-direct-routing-pmip6(「ネイティブインフラストラクチャを使用するPMIPv6マルチキャスティングサポート」)ローカルサブスクリプション/ルーティングなどのローカルサブスクリプション/ルーティングを介してマルチキャストグループにサブスクライブすることが可能である。
マルチキャストされるコンテンツは、様々な場所に配置され得る。例えば、コンテンツは、ローカルで利用可能であり(例えば、TVチャネルが、移動先ドメインまたは移動先ネットワークにおいて提供され得る)、かつ/またはコンテンツは、遠隔で格納され得る(例えば、それらのTVチャネルが、ホームドメインまたはホームネットワークにおいて提供され得る)。コンテンツが遠隔で(例えば、ホームドメインまたは他の遠隔のサブスクリプションポイントにおいて)利用可能な事例において、サブスクリプションは、遠隔ネットワーク(例えば、ホームドメインまたは他の遠隔のサブスクリプションポイント)に対するトンネル経由で行われてもよい。コンテンツがローカルで利用可能である場合、サブスクリプションは、遠隔ネットワーク(例えば、ホームドメインまたは他の遠隔のサブスクリプションポイント)を介してではなく、MAG(例えば、ローカルブレイクポイント)においてローカルで行われてもよい。MAGは、MNによって要求されるコンテンツにアクセスするようにサブスクライブするのにとられるアプローチを選ばなければ(例えば、選択しなければ)ならない可能性がある。
マルチキャストグループアドレスがローカルである(例えば、範囲がローカルドメインである)場合、MAGは、ローカルサブスクリプション(またはMAGがマルチキャストルータである場合、ルーティング)を介してマルチキャストグループに対するアクセスを得ることができる。マルチキャストグループアドレスがグローバルである(例えば、範囲がローカルドメインの範囲より大きい)場合、MAGは、例えば、本明細書で説明されるように、(1)静的な事前構成手順、および/または(2)動的な構成手順を使用して、実現され得る様々な利用可能な手順のなかから手順を決定しなければならない場合がある。いくつかの代表的な実施形態において、MNは、コンテンツにサブスクライブすると、MNの選好(preference)を示すことができる。この事例において、手順の解決は、少なくとも部分的にモバイルベース(例えば、通信事業者ベースと対比される)でありうる。
図10は、LMA1 1006および/またはMTMA1 1008がユニキャスト1002サービスおよび/またはマルチキャスト1004サービス(例えば、トラフィック)のために使用され得るマルチキャストアーキテクチャを示す。ユニキャスト1002サービスおよび/またはマルチキャスト1004サービス(例えば、トラフィック)は、MN1 1018によってアクセスされるように、例えば、遠隔ドメイン(例えば、ホームドメイン)から移動先ドメイン1034に伝送され得る。移動先ドメイン1034は、例えば、そのようなサービスにアクセスするためにMN1 1018が移動している先のIPドメイン(例えば、PMIPv4、PMIPv6、または別のバージョン)または他のネットワークであることが可能である。移動先ドメイン1034は、MN1 1018にユニキャスト1002サービスおよび/またはマルチキャスト1004サービスを提供する際に、その1または複数が実施され得る、LMA1 1006、MTMA1 1008、MAG1 1010、および/もしくはMAG2 1012を含むことが可能であり、またはLMA1 1006、MTMA1 1008、MAG1 1010、および/もしくはMAG2 1012と通信状態にあることが可能である。
LMA1 1006は、遠隔ドメイン(例えば、ホームドメイン)からのユニキャスト1002サービスにアクセスするために使用され得る。MTMA1 1008は、遠隔ドメイン(例えば、ホームドメイン)からのマルチキャスト1004サービスにアクセスするために使用され得る。例えば、ユニキャスト1002トラフィックのためのデフォルトのパス1030が、LMA1 1006にルーティングされ得、かつ/またはマルチキャスト1004トラフィックのためのデフォルトのパス1032が、MTMA1 1008にルーティングされ得る。管理通信ネットワーク(MCN)1020は、LMA1 1006および/またはMTMA1 1008を含むことが可能である。MCNは、管理プレーンと関係する分散型管理通信のためのレイヤ1(例えば、物理層)、レイヤ2(例えば、データリンク層)、および/またはレイヤ3(例えば、ネットワーク層)をサポートすることが可能なデータ通信ネットワーク(DCN)であることが可能である。
ユニキャストトンネル1022(例えば、PMIPv4トンネル、PMIPv6トンネル、または別のバージョンのIPトンネル)が、LMAシグナリングおよびユニキャスト1002トラフィックのためにLMA1 1006とMAG1 1010の間で確立され得る。同様に、ユニキャストトンネル1024(例えば、PMIPv4トンネル、PMIPv6トンネル、または別のバージョンのIPトンネル)が、LMAシグナリングおよびユニキャスト1002トラフィックのためにLMA1 1006とMAG2 1012の間で確立され得る。マルチキャストトンネル1026が、マルチキャストトラフィックのためにMTMA1 1008とMAG1 1010の間で確立され得る。同様に、マルチキャストトンネル1028が、マルチキャストトラフィックのためにMTMA1 1008とMAG2 1012の間で確立され得る。
例示的な実施形態によれば、MN1 1018は、例えば、移動先ネットワーク1034などのネットワークに移動していることが可能であるとともに、MAG1 1010によるサービスを受けていることが可能である。コンテンツは、マルチキャストサーバ(例えば、コンテンツサーバ)の中に、またはマルチキャストコンテンツネットワーク(例えば、コンテンツ配信ネットワーク)に格納されていることが可能である。格納されたコンテンツは、マルチキャスト手順を使用してMN1 1018によって取出し可能である。マルチキャストコンテンツは、ローカルで(例えば、ローカルでアクセス可能なストレージから)獲得されても、かつ/または遠隔で(遠隔でアクセス可能なストレージから)獲得されてもよい。マルチキャストコンテンツのルーティングは、コンテンツがローカルで利用可能であるか、および/または遠隔で利用可能であるかに基づいて異なり得る。例えば、コンテンツは、それが、MN1 1018と同一の移動先ドメインまたは移動先ネットワーク(例えば、移動先ネットワーク1034)の中、同一のMAG(例えば、MAG1 1010)によるサービスを受けるドメインまたはネットワークの中、および/またはコンテンツが、MCN1020を通ることも、使用することもなしに、取出し可能であり得るドメインまたはネットワーク(例えば、移動先ネットワーク1034)の中に格納されている場合、ローカルで利用可能であり得る。例示的な実施形態において、MAG1 1010は、MCN122を通らないマルチキャストトラフィックに関して符号1034におけるローカルブレイクアウトを介してマルチキャスト1014サービス(例えば、インターネット様のトラフィック)を受信することができる。別の例示的な実施形態によれば、MAG1 1010は、移動先ドメイン1034によって提供されるローカルで利用可能なコンテンツの符号1036におけるマルチキャストルーティングを介してマルチキャスト1016サービスをローカルで受信することができる。ローカルルーティングは、例えば、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)を使用して実行され得る。
本明細書で説明されるように、コンテンツは、コンテンツがMAG1 1010においてローカルでアクセスされ得るため、MAG1 1010にローカルで利用可能である。符号1034および/または符号1036におけるローカルで利用可能なマルチキャストコンテンツのルーティングは、ローカルマルチキャストルータ1038を使用して実行され得る。このローカルマルチキャストルータは、移動先ドメイン1034に、またはローカルで利用可能な別のドメインに含められてもよい。さらに、このローカルマルチキャストルータの機能は、MAG1 1010に含められてもよい。コンテンツがMAG1 1010にローカルで利用可能である場合、ローカルマルチキャストルータ1038は、MN1 1018にそのコンテンツを提供するためにMAG1 1010を相手に接続(例えば、直接接続)を確立することが可能である。ローカルで利用可能なマルチキャストルータ1038とMAG1 1010の間で直接接続を確立することによって、MN1 1018は、要求があると、MAG1 1010経由でコンテンツを受信することができる。さらに、MN1 1018は、マルチキャストグループの一部であり得、およびマルチキャストグループの一部であり得る他の任意のモバイルノード(例えば、全てのモバイルノード)は、MAG1 1010にコンテンツをローカルで要求し、およびMAG1 1010からコンテンツを受信することができる。
別の例によれば、コンテンツがMAG1 1010経由でローカルで利用可能ではない場合、またはコンテンツが、例えば、遠隔でアクセスされる場合、MTMA1 1008(例えば、遠隔/ホームドメインにサービスを提供することが可能な)は、コンテンツを格納しているコンテンツサーバを相手に接続を確立することができ(例えば、遠隔で)、さらにマルチキャストチャネル1026を介してMAG1 1010にそのコンテンツをマルチキャストトラフィックとして供給することができる。コンテンツを要求するマルチキャストグループの一部であることが可能であり、かつMAG1 1010によるサービスを受けることが可能であるMN1 1018および/または他の任意のモバイルノード(例えば、全てのモバイルノード)は、マルチキャストトンネル1026およびMAG1 1010経由でコンテンツを受信することができる。
マルチキャスト1004コンテンツは、様々なMAGに関連付けられた様々なMNおよび/または様々なMNのグループによってアクセスされ得る。例えば、MTMA1 1008が、MAG2 1012経由で別のMNおよび/または別のグループのMN(図示せず)にマルチキャスト1004コンテンツを供給することができる。MAG2 1012は、マルチキャストチャネル1028を介してコンテンツを受信することができ、さらに本明細書で説明されるように、その他のMNにそのコンテンツを供給することができる。
コンテンツ(例えば、マルチキャスト1004コンテンツおよび/またはユニキャスト1002コンテンツ)は、様々なポリシーに従ってMN1 1018に、および/またはMN1 1018からルーティングされ得る。例えば、MAG1 1010、ローカルマルチキャストルータ1038、および/または他のネットワークエンティティは、1または複数のマルチキャストポリシーに基づいて、MN1 1018にローカルで利用可能なマルチキャストコンテンツを供給すべきかどうかを判定するのに使用され得る。これらのマルチキャストポリシーは、例えば、事前構成されたポリシー(例えば、MAG1 1010、ローカルマルチキャストルータ1038、および/または他のネットワークエンティティに静的に格納されている)、動作中に決定され、かつ/または格納された動的ポリシー、および/またはMN1 1018からの表示に基づいて決定されたポリシーでありうる。例示的な実施形態によれば、事前構成されたポリシーは、製造の時点で決定され、かつ/または格納され得る一方で、動的ポリシーは、現場における実装後の処理中に決定され得る。別の例示的な実施形態によれば、これらの事前構成されたポリシーは、所与の接続に関する信号処理より前に決定され、かつ/またはそのような信号処理中に静的なままであることが可能である一方で、接続中に処理されている信号に基づいて動的なポリシーが決定され得る。
図11は、マルチキャスト探索の例示的な実装形態を示す図である。例えば、このマルチキャスト探索は、静的な事前構成されたポリシーを使用して実行され得る。図11に示される図は、例えば、図10のマルチキャストアーキテクチャを使用して実施され得る。図11に示されるように、MAG1 1010が、マルチキャストコンテンツを扱うための手順を定義可能な事前構成されたポリシー/プロファイルを使用することができる。これらのポリシー/プロファイルは、ルーティング情報および/またはネットワーク管理基準を含むことができる。例えば、これらのポリシー/プロファイルは、MNポリシー(例えば、MNに基づくマルチキャストコンテンツの様々な伝送のための構成)、ユーザポリシー(例えば、ユーザに基づくマルチキャストコンテンツの様々な伝送のための構成)、ネットワーク通信事業者ポリシー(例えば、ネットワーク通信事業者によって事前定義されたマルチキャストコンテンツの様々な伝送のための構成)、トラフィックポリシーもしくはIPフローポリシー(例えば、トラフィックまたはIPフローの量に基づくマルチキャストコンテンツの様々な伝送のための構成)、および/または、例えば、コンテンツをルーティングするために実施され得る他のタイプのポリシーを含むことができる。これらのポリシーは、例えば、ローカルで利用可能なマルチキャストコンテンツが利用可能な場合に、そのようなコンテンツを使用することによって帯域幅を節約するように決定され、かつ/または実施され得る。
例示的な実施形態によれば、ユーザポリシーは、ユーザXからのマルチキャストトラフィックが、遠隔/ホームネットワークを介して(例えば、MTMA1 1008/LMA1 1006に対するトンネル経由で)伝送されるべきことを示すことが可能である一方で、ユーザYからのトラフィックは、ローカルサブスクリプションを経由すべきことを示すことが可能である。別の例示的な実施形態によれば、ポリシーは、より複雑であることが可能であり、かつ/または複数のポリシー考慮事項を組み込むことができる。例えば、ポリシーが、ユーザXからのタイプAのトラフィックが遠隔/ホームネットワークを経由すべきこと、および/またはユーザXからのタイプBのトラフィックには、ローカルでサブスクリプションが行われるべきことを示すことが可能である。トラフィックおよび/またはIPフローのタイプは、とりわけ、マルチキャストアドレス、コンテンツの送信元、および送信元特定マルチキャスト(SSM)のマルチキャストアドレスによって、および/または5タプル若しくは6タプルなどの、より複雑な選択子によって特徴付けできる。MAGには、一般的なプロトコル(とりわけ、例えば、WSDL/SOAP、XML、OMAデバイス管理/クライアントプロビジョニング、Diameter、および/またはRADIUS)の使用を介して、これらのポリシーが予めプロビジョニングされ得る。
図11を参照すると、MN1 1018が、符号1102で、移動先ドメイン1034のMAG1 1010経由で移動先ドメイン1034に登録/接続することができる。例えば、符号1102における接続は、MAG1 1010とMN1 1018の間に確立された通信層における接続(例えば、レイヤ2接続)であり得る。MN1 1018は、符号1104で(例えば、接続が確立された後)MAG1 1010にルータ要請メッセージを送信することができる。符号1106で、MAG1 1010は、LMA1 1006にプロキシバインディングアップデート(PBU)メッセージを送信して、MN1 1018の現在のロケーションでLMA1 1006を更新することができる。このPBUメッセージは、例えば、MN1 1018および/またはMAG1 1010に対応するパラメータを含むことが可能である。符号1106におけるPBUメッセージの受信に応答して、LMA1 1006は、符号1108でMAG1 1010に、MN1 1018のホームネットワークプレフィックスまたは複数のホームネットワークプレフィックスを含み得るプロキシバインディング確認応答(PBA)メッセージを送信することが可能であり、バインディングキャッシュエントリを生成することが可能であり、かつ/または双方向ユニキャストトンネル1114(例えば、PMIPv4トンネル、PMIPv6トンネル、または別のバージョンのIPトンネルなどのIPトンネル)のLMA1 1006側のエンドポイントをセットアップすることが可能である。MAG1 1010は、例えば、符号1108でPBAメッセージを受信した後、双方向ユニキャストトンネル1114のMAG1 1010側のエンドポイントをセットアップすることができる。MAG1 1010は、MN1 1018のトラフィックのための転送をセットアップすることができる。MAG1 1010は、符号1110でMN1 1018にルータ告知メッセージを送信することができる。例えば、符号1110におけるルータ告知メッセージは、アクセスリンク上で送信され得る。ルータ告知メッセージは、例えば、MN1018の遠隔/ホームネットワークプレフィックスまたは複数の遠隔/ホームネットワークプレフィックスを、ホストされたオンリンクプレフィックスまたは複数のプレフィックスとして告知することが可能である。MN1 1018は、1110におけるルータ告知メッセージの中で示されるアクセスリンク上で許可されるモードを使用して、MN1 1018のインターフェースを構成しようと試みることができる。MTMA1 1008が、符号1112でIP動作を実行することができる。例えば、符号1112におけるIP動作は、非特許文献1に記載されるPMIPv6動作を含むことが可能である。
アドレス構成手順(例えば、図11で符号1102〜1114から示される)から、MN1 1018は、それの遠隔/ホームネットワークプレフィックスからの1または複数のアドレスを有することが可能である。例えば、このアドレス構成から、MN1 1018は、現在の接続ポイントにおけるMN1 1018の遠隔/ホームネットワークプレフィックスからの1または複数の有効なアドレスを有することが可能である。LMA1 1006は、他のノード(例えば、非ローカルノード)によってMN1 1018に送信され得るパケットを受信することができる。LMA1 1006は、これらの受信されたパケットを、双方向ユニキャストトンネル1114(例えば、PMIPv4トンネル、PMIPv6トンネル、または別のバージョンのIPトンネルなどのIPトンネル)経由でMAG1に転送することができる。MAG1 1010は、例えば、パケットを受信した後、外側のヘッダを除去し、かつ/またはパケットをMN1 1018に(例えば、アクセスリンク上で)転送することができる。
符号1116で、MAG1 1010は、MN1 1018にマルチキャストリスナ探索(MLD)クエリを送信して、MN1 1018に関連付けられた1または複数のマルチキャストグループを要求することができる。符号1116におけるMLDクエリに応答して、MN1 1018は、符号1118でMLDレポートを送信することができる。符号1118におけるMLDレポートは、マルチキャストグループG1および/またはG2をMN1 1018の関連付けられたマルチキャストグループとして識別する情報を含むことが可能である。MAG1 1010は、符号1118でMN1 1018からMLDレポートを受信することができ、さらに事前構成された1または複数のポリシーに基づいて、MN1 1018にどのようにマルチキャストコンテンツを供給すべきかを決定することができる。例えば、それらの事前構成された1または複数のポリシーに基づいて、MAG1 1010は、マルチキャストグループG1コンテンツがMTMA1 1008およびMAG1 1010経由で(例えば、遠隔/ホームネットワークにおける格納されたコンテンツから)供給されるべきこと、およびマルチキャストグループG2コンテンツがMAG1 1010およびローカルマルチキャストルータ1038経由で(例えば、ローカルで利用可能なコンテンツから)供給されるべきことを決定することができる。このため、MAG1 1010は、符号1120bでMN1 1018からMTMA1 1008にグループG1のMLDレポートを送信することが可能であり、さらに符号1122でMN1 1018からマルチキャストルータ1016にグループG2のMLDレポートを送信することができる。
図10で前に示されたとおり、MTMA1 1008およびMAG1 1010は、移動先ネットワークにおけるモバイルノードに(例えば、MAG1 1010経由でMN1 1018に)コンテンツをマルチキャストするようにマルチキャストトンネル1026をセットアップすることができる。また、ローカルマルチキャストルータ1038は、グループG2に関連付けられたコンテンツを、MAG1 1010経由でマルチキャストすることもできる。しかし、ローカルで利用可能なコンテンツは、トンネリングされない可能性があり、かつ/またはMCNを通らない可能性がある。図11に示されるように、マルチキャストグループG1に関するMLDレポートは、符号1120aでLMA1 1006に、および/または符号1120bでMTMA1 1008に送信され得る。例えば、MAG1 1010は、1または複数のポリシー(例えば、所定のポリシー)に基づいて、この2つの選択肢からMTMA1 1008を選択することができる。代替として、LMA1 1006は、マルチキャストグループG1に関するMLDレポートを受信するのに使用されてもよい(例えば、MTMA1 1008の代わりに)。例えば、この事例において、グループG1のMLDレポートは、符号1120aで、マルチキャスト動作のためのアンカポイントの役割をすることが可能なLMA1 1006に送信され得る。
図12は、様々なポリシーを使用するマルチキャスト探索の別の例示的な実装形態を示す図である。図12に示されるように、MAG1 1010は、マルチキャストトラフィックをどのように扱うべきかを示すポリシーを動的に獲得することができる。例えば、これらのポリシーは、移動先ドメイン1034に対してユーザが登録され、かつ/または認証されると、獲得され得る。
図12に示される通信のためのシグナリングは、帯域外シグナリングを含みうる。例えば、MAG1 1010は、帯域外シグナリングを介して情報を動的に獲得する/受信することができる(例えば、図11に示される事前構成された手順と同様に)。このシグナリングのいくつかの例には、とりわけ、オープンモバイルアライアンス(OMA)デバイス管理(DM)を介するシグナリング/クライアントプロビジョニング(CP)プロトコルシグナリング、ANDSF(Access network discovery and selection function)プロトコルシグナリング、Diameterプロトコルシグナリング、および/またはRADIUSプロトコルシグナリングが含まれ得る。ポリシー情報を動的に獲得するため/決定するための拡張(例えば、PMIPv6/GTP拡張)が実施され得る。例えば、MAG1 1010は、LMA1006および/またはMTMA1 1008から、MN1 1018のマルチキャスト処理ポリシーに関するオプションを含み得る拡張されたPBAを受信することができる。トラフィック記述のためのこのオプションは、例えば、MNポリシー(例えば、MNに基づくマルチキャストコンテンツの様々な伝送に関する構成)、ユーザポリシー(例えば、ユーザに基づくマルチキャストコンテンツの様々な伝送のための構成)、ネットワーク通信事業者ポリシー(例えば、ネットワーク通信事業者によって事前定義されたマルチキャストコンテンツの様々な伝送のための構成)、トラフィックポリシーもしくはIPフローポリシー(例えば、トラフィックもしくはIPフローの量に基づくマルチキャストコンテンツの様々な伝送のための構成)、および/または他のタイプのポリシーに対応することが可能である。PBAは、これらのパラメータに関連付けられた拡張フィールドを含み得る。PBA拡張情報は、この手順が、例えば、ユニキャスト(例えば、PMIP/GTP)登録中に実行され得るので、MTMAの実装形態の場合にさえ、PBAシグナリングを使用して受信され得る。
図12を参照すると、MN1 1018は、符号1202で、移動先ネットワーク1034のMAG1 1010経由で移動先ネットワークに登録する/接続することができる。例えば、符号1202で、MAG1 1010とMN1 1018の間でレイヤ2接続が確立され得る。MN1 1018は、符号1204でルータ要請メッセージを送信することができる(例えば、レイヤ2接続が確立された後に)。MAG1 1010は、符号1206で、例えば、MN1 1018の現在のロケーションでLMA1 1006を更新するように、LMA1 1006にプロキシバインディングアップデート(PBU)メッセージを送信することができる。符号1206におけるPBUメッセージの受信に応答して、LMA1 1006は、符号1208でMAG1 1010にプロキシバインディング確認応答(PBA)メッセージを送信することができる。符号1208におけるPBAメッセージは、MN1 1018のホームネットワークプレフィックスまたは複数のホームネットワークプレフィックス、および/または該当する1または複数のマルチキャストポリシーの表示(例えば、マルチキャストポリシー自体、またはそれらのポリシーのビット標識)を含むことが可能である。LMA1 1006は、バインディングキャッシュエントリを生成することができ、かつ/またはMAG1 1010に対する双方向IPトンネル1214(例えば、PMIPv4トンネル、PMIPv6トンネル、または別のバージョンのIPトンネル)のそれのエンドポイントをセットアップすることができる。MAG1 1010は、例えば、符号1208でPBAメッセージを受信した後、双方向ユニキャストトンネル1214(例えば、PMIPv4トンネル、PMIPv6トンネル、または別のバージョンのIPトンネル)のそれのエンドポイントをセットアップすることができる。MAG1 1010は、MN1 1018のトラフィックのための転送をセットアップすることができる(例えば、符号1208でPBAメッセージの中で受信された1または複数のポリシーの表示に基づいて)。MAG1 1010は、符号1210でMN1 1018にルータ告知メッセージを送信することができる。例えば、このルータ告知メッセージは、アクセスリンク上で送信されて、例えば、MN1018のホームネットワークプレフィックスまたは複数のホームネットワークプレフィックスを、ホストされたオンリンクプレフィックスまたは複数のオンリンクプレフィックスとして告知することができる。MN1 1018は、ルータ告知メッセージの中で示されるアクセスリンク上で許可されるモードを使用して、MN1 1018のインターフェースを構成しようと試みることができる。MTMA1 1008は、符号1212でIP動作を実行することができる。例えば、符号1212におけるIP動作は、非特許文献1に記載されるPMIPv6動作を含むことが可能である。
アドレス構成手順(例えば、図12で符号1202〜1214に示される)の終わりに、MN1 1018は、それのホームネットワークプレフィックス(例えば、現在の接続ポイントにおける)からの1または複数のアドレスを有することが可能である。LMA1 1006は、MN1 1018に(例えば、ローカルでないノードによって)送信され得るパケットを受信することができる。LMA1 1006は、これらの受信されたパケットを、双方向トンネル1214経由でMAG1 1010に転送することができる。MAG1 1010は、例えば、これらのパケットを受信した後、外側のヘッダを除去することが可能であり、かつ/またはこれらのパケットをアクセスリンク上でMN1 1018に転送することが可能である。
符号1216で、MAG1 1010は、MN1 1018にマルチキャストリスナ探索(MLD)クエリを送信して、MN1 1018に関連付けられた1または複数のマルチキャストグループを要求することができる。このMLDクエリに応答して、MN1 1018は、符号1218でMLDレポートを送信することができる。符号1218におけるMLDレポートは、MN1 1018の関連するマルチキャストグループとしてマルチキャストグループG1および/またはG2を識別する情報を含むことができる。MAG1 1010は、MN1 1018からMLDレポートを受信することができ、さらに、例えば、1または複数のマルチキャストポリシー(例えば、1208で受信された)に基づいて、マルチキャストグループG1がMTMA1 1008およびMAG1 1010経由で(例えば、遠隔の送信元から)受信されるべきであり、マルチキャストグループG2がMAG1 1010経由で、ローカルで(例えば、直接に)受信されるべきであると判定することができる。このため、MAG1 1010は、符号1220bでMTMA1 1008にMN1 1018からのグループG1に関するMLDレポートを送信することができ、かつ符号1222でローカルマルチキャストルータ1038にMN1 1018からのグループG2に関するMLDレポートを送信することができる。MTMA1 1008およびMAG1 1010は、移動先ネットワークにおけるモバイルノードに(例えば、MAG1 1010経由でMN1 1018に)コンテンツをマルチキャストするようにマルチキャストトンネル1026をセットアップすることができる。ローカルマルチキャストルータ1038は、グループG2に関連付けられたコンテンツを、MAG1 1010経由でマルチキャストすることができる。しかし、ローカルで利用可能なコンテンツは、トンネリングされない可能性があり、かつ/またはMCN1020を通らない可能性がある。
図12で、マルチキャストグループG1に関するMLDレポートは、受信されたマルチキャストポリシーに基づいて、符号1220aでLMA1 1006経由で、および/または符号1220bでMTMA1 1008経由で遠隔/ホームネットワークに送信され得る。図12に示されるように、LMA1 1006および/またはMTMA1 1008は、その後、マルチキャスト動作のためのアンカポイントの役割をすることができる。
図13は、様々なポリシーを使用するマルチキャスト探索の別の例示的な実装形態を示す図である。図13に示されるように、MAG1010は、MN1 1018からのマルチキャストサブスクリプション要求(例えば、MLDレポート1118)に基づいて、マルチキャストトラフィックを動的に、および/またはオンデマンドでどのように扱うべきかを示すポリシーを獲得することができる。例えば、マルチキャストサブスクリプション要求(例えば、MLDレポート1118)は、ポリシーまたはポリシー表示を獲得するためのプロセスをトリガすることができる。
図13に示される通信のためのシグナリングは、帯域外シグナリングを含みうる。例えば、MAG1 1010は、帯域外シグナリングを介して情報を動的に獲得することができる(例えば、図11に示される事前構成された手順と同様に)。このシグナリングのいくつかの例には、とりわけ、オープンモバイルアライアンス(OMA)デバイス管理(DM)を介したシグナリング/クライアントプロビジョニング(CP)プロトコルシグナリング、ANDSFプロトコルシグナリング、Diameterプロトコルシグナリング、および/またはRADIUSプロトコルシグナリングが含まれ得る。マルチキャストサブスクリプション要求(例えば、MLDレポート1118)に基づいてポリシー情報を動的に、および/またはオンデマンドで獲得するため/決定するための拡張(例えば、PMIPv6/GTP拡張)が実施され得る。例えば、MN1 1018によって要求されたマルチキャストグループに対するサブスクリプションのいくつかが、ローカルサブスクリプションによって管理され得る(例えば、LMA1 1006は、マルチキャストポリシーメッセージの中でポリシー情報をMAG1 1010に伝送することができる)。
MTMA1 1008および/またはLMA1 1006経由でマルチキャストポリシーを示すためのポリシーメッセージが使用され得る。さらに、または代替として、IP(例えば、PMIPv6/GTP)メッセージおよび/またはモビリティ/マルチキャストメッセージに基づくプロトコル拡張が使用され得る。このシグナリングは、例えば、MAG1 1010が、MLD集約されたジョイン(aggregated join)をMTMA1 1008および/またはLMA1 1006に送信するデフォルトの動作(例えば、前の機構による影響を受けることが可能な)を行った後、行われてもよい。
図13に示されるように、MAG1 1010は、コンテンツをルーティングするための1または複数のポリシーを示すマルチキャストポリシーメッセージを受信することができる。受信されたマルチキャストポリシーメッセージによって示される1または複数のポリシーは、MAG1 1010が、所与のセットのポリシー考慮事項に関して実施されるように事前構成された(例えば、所定の)ポリシーを有さない場合に、実施され得る。代替として、受信されたマルチキャストポリシーによって示される1または複数のポリシーは、事前構成された(例えば、所定の)ポリシーに優先することも可能である。例えば、MAG1 1010は、符号1302bでMTMA1 1008にマルチキャストグループG1とG2の両方のMLDレポートを送信することを示す事前構成された(例えば、所定の)マルチキャストポリシーを受信していることが可能である。MTMA1 1008は、符号1302bでMLDレポートを受信することができ、さらに符号1304bでMAG1 1010にマルチキャストポリシーメッセージを送信することができる。このマルチキャストポリシーメッセージは、マルチキャストグループG1に関するMLDレポートがMTMA1 1008に正しく送信されたが、マルチキャストグループG2に関するMLDレポートが、符号1306でローカルマルチキャストルータ1038に送信されるべきことをMAG1 1010に示す現在のマルチキャストポリシーを含むことが可能である。マルチキャストグループG2に関するMLDレポートは、例えば、符号1306でローカルマルチキャストルータ1038に送信可能であり、したがって、マルチキャストグループG1に関連付けられたコンテンツは、MTMA1 1008およびMAG1 1010経由でMCN1020を通ることが可能であり、さらにマルチキャストグループG2に関連付けられたコンテンツは、MAG1 1010経由で(例えば、MCN1020を通ることなしに)ローカルで送信され得る。
図13で、MLDレポートは、例えば、事前構成されたマルチキャストポリシーまたは前もって受信されているマルチキャストポリシーに基づいて、符号1302aでLMA1 1006経由で、および/または符号1302bでMTMA1 1008経由で、遠隔/ホームネットワークに送信され得る。LMA1 1006および/またはMTMA1 1008は、マルチキャスト動作のためのアンカポイントの役割をすることができる。マルチキャストポリシーメッセージは、符号1304aでLMA1 1006によって、および/または符号1304bでMTMA1 1008によって送信されて、マルチキャストグループがローカルで(例えば、ローカルサブスクリプションを介して)、または遠隔で(例えば、遠隔サブスクリプションを介して)送信され得ることをMAG1 1010に示すことが可能である。
図14は、様々なポリシーを使用するマルチキャスト探索の別の例示的な実装形態を示す図である。図14に示されるように、MAG1010は、MN1 1018を介して、マルチキャストトラフィックをどのように扱うべきかの表示を受信することができる。例えば、MN1 1018は、MN1 1018のマルチキャストトラフィックをどのようにルーティングすべきかについての1または複数の選好(preference)を示すことができる。図14に示されるように、MN1 1018は、MN1 1018の選好を示すことが可能であり、ネットワーク(例えば、MAG1 1010)が、その選好を最終判定の際に考慮する(例えば、既成の他の1または複数のマルチキャストポリシーに応じてその選好を考慮する)ことが可能である。例えば、ユーザ/MNの選好と他の1または複数のポリシー(例えば、通信事業者のポリシー)の間に矛盾が存在する場合、その矛盾は、選好と矛盾するポリシー/複数のポリシーのいずれかを選ぶことによって解決され得る。MN1 1018が、選好を提供することによって判定手順を支援することが可能であると本明細書で説明され得るが、MN1 1018および/またはMAG1 1010が、矛盾が生じ場合に判定プロセスを支配することが可能である。
図14に示されるMNに支援された手順のシグナリングは、MN1 1018からMAG1 1010にメッセージを送信する帯域外シグナリング(例えば、レイヤ2シグナリングを介する)を含みうる。拡張されたMLD/GMPシグナリング(例えば、強化されたMLD報告)は、トラフィックがMN1 1018にどのように到達すべきか(例えば、遠隔/ホームネットワークを介して、またはローカルで)についての1または複数の選好を示す情報を含むようにMNに支援された手順において実施され得る。この選好は、ルーティング選好、またはユーザ/MNの選好を記述するより詳細なフィールドを定義するフラグを含むことが可能である。例えば、この選好は、MN1 1018の選好がローカルであり得るコンテンツ取出しのための潜在的なネットワークまたはドメインのリスト、またはMN1 1018の選好が遠隔/ホームネットワークまたは遠隔/ホームドメインであり得るコンテンツ取出しのための潜在的なネットワークまたはドメインのリストの中で示され得る。
図14を参照すると、MN1 1018は、符号1402で、ローカルグループサブスクリプションポイントまたはホームネットワークサブスクリプションポイントに関するマルチキャスト示唆、マルチキャストヒント、またはマルチキャスト選好を提供することができる。例えば、このマルチキャスト示唆、マルチキャストヒント、またはマルチキャスト選好は、MN1 1018からMAG1 1010に送信されるMLDレポートの中に含められうる。MAG1 1010によって実施されるマルチキャストポリシーは、事前構成されていること、所定であること、または、例えば、本明細書で説明されるシグナリングを介して動的に決定され得る。MAG1 1010は、マルチキャストグループサブスクリプションポイントの選択の際にMN1 1018のマルチキャストポリシーおよび/または選好を考慮することが可能である。別の例によれば、マルチキャストポリシー自体が、MN1 1018の選好を考慮することが可能である。ポリシーおよび/またはMN1 1018選好に基づいて、MAG1 1010は、決定されたサブスクリプションポイントにマルチキャストグループに関するMLDレポートを送信することができる。例えば、G1に関するMLDレポートが、符号1404aでLMA1 1006経由で、および/または符号1404bでMTMA1 1008経由で遠隔/ホームネットワークに送信可能であり、かつマルチキャストグループG2に関するMLDレポートが、ポリシーおよび/またはMN1 1018選好に基づいて、符号1406でローカルマルチキャストルータ1038に送信され得る。
例示的な実施形態は、或るIPプロトコル(例えば、PMIPv4および/またはPMIPv6)を実施するものとして本明細書で説明されるものの、他のモビリティプロトコル(例えば、IPプロトコルまたはGTPプロトコル)が実施されてもよい。さらに、コンテンツをルーティングするための例示的な実施形態は、MAG経由で実施されるものとして本明細書で説明されるが、ローカルマルチキャストルータまたは別のネットワークエンティティがさらに、または代替として使用され得る。
いくつかの代表的な実施形態において、MTMA手順の選択が、マルチキャストトラフィックのためのトポロジ上のアンカポイントとしてMTMA1 1008を有効にするのに使用され得る一方で、MAG1 1010は、IGMP/MLDプロキシのままであってもよい。この選択は、マルチキャストトラフィックレプリケーションを低減し、かつ/または様々なIP(例えば、PMIPv6)実施シナリオをサポートすることができる。また、それは、モバイルノードが、例えば、ローミングシナリオにある場合でさえ、遠隔/ホームネットワークからのマルチキャストコンテンツにアクセスすることを可能にし、かつ/または加入者に配信されるコンテンツを通信事業者が制御できるようにすることが可能である。また、そのような実装形態は、ユーザが、移動先ネットワーク(例えば、移動先ドメイン1034)上でローミングしながら、彼らのホームコンテンツへのアクセスを保つことを可能にし得る。
或る代表的な実施形態において、直接マルチキャストルーティングの選択が、MAG1010とローカルマルチキャストルータ1038の間で直接接続を行うこと(例えば、LMA1 1006がマルチキャストコンテンツ配信に関与しないことが可能であるように)が可能なローカルルーティングを可能にし得る。直接マルチキャスト(またはローカルルーティング)は、MN1 1018が、移動先ドメイン1034において、および/または符号1034における特定のマルチキャストトラフィックに関するローカルブレイクアウトが使用され得る場合に、ローカルで利用可能なマルチキャストコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。直接マルチキャストルーティングは、MCN1020を通ることを回避することができ、さらに効率的な負担軽減をもたらすことができる。
例示的な実施形態によれば、MTMA手順(専用LMA手順とも呼ばれる)またはローカルサブスクリプション/ルーティング手順の間で選択することによって、ユニキャストトラフィックのためのアンカとマルチキャストトラフィックのためのアンカを別々にすることによってトンネルコンバージェンスが緩和され得る。本明細書で説明される実施形態は、ユーザが、ホームネットワークからのマルチキャストコンテンツにアクセスすることを可能にし、かつ/またはMNに対するより大きい支配力を通信事業者に与えることが可能である。
マルチキャストコンテンツのローカルアクセスおよび/または遠隔アクセスを、例えば、LMAユニキャストを介する標準化された手順と統合することによって、マルチキャストトラフィックは、ホームドメイン、移動先ドメイン、および/またはローカルドメインに選択的にルーティングされ得る。本明細書で説明されるように、トラフィックの選択は、例えば、通信事業者ポリシー(例えば、3GPP SIPTO、LIPAなど)、MNポリシー、ユーザポリシー、および/またはトラフィックタイプポリシーもしくはフローポリシーなどの様々なポリシーに基づくことが可能である。
特徴および要素は、特定の組み合わせで本明細書において説明されるものの、各特徴または各要素は、単独で使用されることも、その他の特徴、およびその他の要素と任意の組み合わせで使用されてもよい。さらに、本明細書で説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサによって実行されるようにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェアまたはファームウェアとして実装され得る。コンピュータ可読記憶媒体の例には、ROM、RAM、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、並びにCD−ROMディスクおよびデジタルバーサタイルディスク(DVD)などの光媒体が含まれるが、これらには限定されない。プロセッサがソフトウェアと共同で、MN、WTRU、UE、端末装置、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装するのに使用され得る。
さらに、本明細書で説明される実施形態において、プロセッサを含む処理プラットフォーム、コンピュータシステム、コントローラおよび他のデバイスが実装され得る。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)メモリ、および/または命令を送信するため、および/または受信するためのトランシーバを含むことが可能である。動作または命令は、様々なCPUおよびメモリによって実行され得る。データビットが保持されるメモリロケーションは、それらのデータビットに対応する、またはそれらのデータビットを表す特定の電気特性、磁気特性、光特性または有機特性を有する物理ロケーションであることが可能である。また、それらのデータビットは、CPUによって読み取られることが可能な磁気ディスク、光ディスクおよび他の任意の揮発性(例えば、RAM)ストレージシステムまたは不揮発性(例えば、ROM)ストレージシステムを含むコンピュータ可読媒体上に保持されることも可能である。コンピュータ可読媒体には、処理システム上に存在することが可能であり、かつ/またはこの処理システムにローカルであることも、遠隔であることも可能な互いに接続された複数の処理システムの間に分散可能な、協調する、または互いに接続されたコンピュータ可読媒体が含まれ得る。本明細書で説明される実施形態は、前述したメモリまたはプラットフォームの使用に限定されず、他のプラットフォームおよびメモリが、説明される実施形態をサポートすることもできる。
適切なプロセッサには、例えば、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1または複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC、特定用途向け標準製品(ASSP)、FPGA回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および/または状態マシンが含まれ得る。
ソフトウェアと関連してプロセッサが、MN、WTRU、UE、端末装置、基地局、モビリティ管理エンティティ(MME)もしくは発展型パケットコア(EPC)、または任意のホストコンピュータにおいて使用されるように無線周波数トランシーバを実装するのに使用され得る。MNまたはWTRUは、ソフトウェア無線(SDR)、並びにカメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカフォン、振動デバイス、スピーカ、マイクロフォン、テレビトランシーバ、ハンズフリーハンドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、近距離無線通信(NFC)モジュール、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)モジュールもしくは超広帯域(UWB)モジュールなどの他の構成要素を含むハードウェアおよび/またはソフトウェアで実装されたモジュールと連携して使用され得る。
特定の実施形態が本明細書で説明されるものの、これらの実施形態は、限定することを意図していない。例えば、本明細書の実施形態は、通信システムの点で説明され得るが、本明細書で説明されるシステム、方法または装置は、マイクロプロセッサ/汎用コンピュータ(図示せず)上のソフトウェアとして実装されてもよい。いくつかの実施形態において、様々な構成要素の機能のうちの1または複数は、汎用コンピュータを制御するソフトウェアとして実装され得る。