JP2016025770A - 非接触送受電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】異物の検知精度が向上した非接触送受電システムを提供する。
【解決手段】非接触送受電システムは、送電装置90と、送電装置から非接触で電力を受電する受電装置120と、送電装置90および受電装置120のいずれか一方に設けられた送信用アンテナ130と、送電装置および受電装置のいずれか他方に設けられた受信用アンテナ704と、送信用アンテナ130からの電磁波が受信用アンテナ704で受信された受信強度に基づいて、送電装置90および受電装置120の周辺の異物を検知する検知部として動作する制御部500,800とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、非接触送受電システムに関し、特に金属などの異物を検知可能な非接触送受電システムに関する。
従来から、非接触で電力を伝送する送受電システムが提案されている。たとえば、特開2014−039369号公報(特許文献1)は、金属などの異物を検知するための検知コイルを送電装置または受電装置に配置した構成が開示されている。
特開2014−039369号公報 米国特許明細書2013/0069441号公報 特開2013−154815号公報 特開2013−146154号公報 特開2013−146148号公報 特開2013−110822号公報 特開2013−126327号公報
特開2014−039369号公報に開示された異物検知装置は、電磁界によって送受電が行われている最中に、異物の存在によって送受電に使用している電磁界が変化することを検知コイルで検知することによって、金属などの異物を検知している。
しかし、上記の異物検知装置は、検知コイルの近くに異物が存在する場合には感度良く検出可能であるが、検知コイルが樹脂カバーで覆われている場合などに樹脂カバー上に異物が存在するときなど検知コイルと異物との距離が離れた場合には感度が悪くなる。また、異物が薄い金属箔状のものである場合には送電装置の上に異物が存在していても、送電用の磁界の向きが金属箔と平行になるため検知コイルに磁界の変化が表れにくい。
この発明は、上記の問題を解決するためなされたものであって、その目的は、異物の検知精度が向上した非接触送受電システムを提供することである。
この発明は、要約すると、非接触送受電システムであって、送電装置と、送電装置から非接触で電力を受電する受電装置と、送電装置および受電装置のいずれか一方に設けられた送信用アンテナと、送電装置および受電装置のいずれか他方に設けられた受信用アンテナと、送信用アンテナからの電磁波が受信用アンテナで受信された受信強度に基づいて、送電装置および受電装置の周辺の異物を検知する検知部とを備える。
上記構成とすれば、送受電に用いる電磁界の向きや周波数とは別に、異物検知に適する周波数や向きで送信用アンテナから受信用アンテナに電磁波を送信することができる。したがって、異物検知の精度や感度を向上させることができる。
好ましくは、送電装置と受電装置との間では第1の周波数の電磁界によって電力伝送が行なわれ、送信用アンテナから発信される電磁波は、第1の周波数よりも高い第2の周波数の電磁波である。
電磁波は、周波数が高いほど直進性が強く、障害物があると遮られてその先には届かなくなるが、周波数が低いと障害物をある程度回り込むことができる。電力伝送用の電磁界は多少の障害物があっても送電装置から受電装置に届くことが好ましい一方で、異物検知用の電磁波は、異物が存在したときに異物によってさえぎられ、受信強度に変化が生じるほうが検知感度が良い。そこで、第2の周波数(異物検知用)を第1の周波数(送電用)よりも高く設定することにより電力伝送と異物検知を適切に両立させることが可能となる。
好ましくは、受電装置は、巻回軸が水平方向に沿うように配置された送電用コイルを含み、送信用アンテナからは受信用アンテナに向けて放射状に電磁波が放射される。
送電用コイルとは別に設けられた送信用アンテナから異物検知用の電磁波を送信するようにすれば、送電用コイルの横の磁界の向きが水平方向になっている領域に異物があっても、送電用コイルとは別に設けられた送信用アンテナからの電波を受ける受信用アンテナの近傍に異物がある場合には、異物の検出感度を上げることができる。
好ましくは、検知部は、送信用アンテナからの電磁波が受信用アンテナで受信された受信強度に基づいて、受電装置と送電装置との位置合わせのための情報を得るとともに、送電装置および受電装置の周辺の異物を検知する。
このように送信アンテナと受信アンテナを異物の検知だけでなく、送電装置と受電装置との位置合わせにも使用すると、別途に位置合わせのための装置を設けなくても良くなる。
この発明は、他の局面では、車両の受電システムであって、車両外部の送電装置から非接触で電力を受電する受電装置と、受電装置に設けられた送信用アンテナと、送信用アンテナからの電磁波が送電装置に設けられた受信用アンテナで受信された受信強度に基づいて、送電装置および受電装置の周辺の異物を検知する検知部とを備える。
本発明によれば、非接触送受電システムにおいて、異物の検知精度および感度を向上させることができる。
実施の形態1に係る非接触送受電システムの構成を説明するための図である。 図1の異物検知に関する構成をより詳細に説明するための図である。 車両の底面に配置された受電部100を下から見上げた図である。 地面に配置された送電装置の送電部700を上から見下ろした図である。 送電部と受電部が電力伝送を行なっている状態を説明するための図である。 異物がない場合の受信信号の強度分布を示した図である。 異物がある場合の受信信号の強度分布を示した図である。 実施の形態2の非接触送受電システムの異物検知に関する構成を説明するための図である。 車両の底面に配置された受電部100Aを下から見上げた図である。 地面に配置された送電装置の送電部700Aを上から見下ろした図である。 送信用アンテナが単独で受電部に設けられた場合の検知可能範囲を示した図である。 複数の送信用アンテナが受電部に設けられた場合の検知可能範囲を示した図である。 図12に加えてさらに複数の送信用アンテナが送電部にも設けられた場合の検知可能範囲を示した図である。 送電部に対して受電部の位置が3通りに変化している場合を示した図である。 位置P1における受信用アンテナの強度分布を示した図である。 位置P2における受信用アンテナの強度分布を示した図である。 位置P3における受信用アンテナの強度分布を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[非接触送受電システムの基本構成]
図1は、実施の形態1に係る非接触送受電システムの基本構成を説明するための図である。
図1を参照して、非接触送受電システム1は、車両10と、送電装置90とによって構成される。非接触送受電システム1において、送電装置90から車両10へ、非接触電力伝送が行なわれる。非接触電力伝送は、送電装置90に含まれる送電部700と、車両10に搭載された受電部100とを介して行なわれる。
まず、非接触送受電システム1のうち、車両10について説明する。車両10は、受電装置120と、リレー210と、バッテリ300と、システムメインリレー(SMR)310と、動力生成装置400とを含む。
受電装置120は、受電部100と、フィルタ回路150と、整流器200とを含む。受電部100は、送電部700から出力される交流電力を非接触で受電するための受電コイル142を含む。受電部100が受電した電力は、フィルタ回路150に出力される。フィルタ回路150は、高調波ノイズを抑制する。
フィルタ回路150によって高調波ノイズが抑制された交流電力は、整流器200へ出力される。整流器200は、交流電力を整流する。整流器200によって整流された電力は、バッテリ300の充電電力として出力される。
整流器200とバッテリ300との間には、リレー210が設けられる。リレー210は、送電装置90からの電力によってバッテリ300を充電するときに導通状態(ON)とされる。
バッテリ300は、たとえばリチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池によって構成される。バッテリ300の電圧は、たとえば200V程度である。
動力生成装置400は、バッテリ300に蓄えられた電力を用いて車両10の走行駆動力を発生する。
車両10は、制御部である車両ECU(Electronic Control Unit)500と、通信部510と、報知装置520とをさらに含む。一例として、車両ECU500は、車両10の走行制御や、バッテリ300の充電制御を実行する。
次に、非接触送受電システム1のうち、送電装置90について説明する。送電装置90は、外部電源900と、通信部810と、電源部600と、フィルタ回路610と、送電部700とを含む。送電部700は、収容ケース703に収容される。送電部700は、送電コイル702とを含む。
外部電源900からフィルタ回路610を介して送電コイル702に電力が送電され、車両10の受電コイル142が電力を受電する。
受電部100、送電部700には、コイルの他、コンデンサも含まれる。コイルとコンデンサとは共振回路を構成する。共振の強度を示すQ値は100以上であることが好ましい。
[異物の検知のための構成]
以上説明した構成の非接触送受電システムは、送受電中にも異物検知を行なうことが好ましい。報知装置520はユーザインタフェイスであり、たとえば送電部700の上に異物があることを車両ユーザに報知するために用いられる。車両ユーザは、報知装置520が出力する画像や映像を見て異物の存在を知り、充電を開始するために異物を除去することができる。報知装置520には、画像や映像に加えて、または代えて、音や音声を出力してもよい。
送受電中に異物検知を行なう場合には、送電コイル702で発生した磁界が異物の影響によって変化したことを異物検知コイルで検出することが考えられる。しかし、送電コイル702の交流電流には数kHzの周波数の電流が使用される場合がある。周波数が低いと、送電コイル702において発生する磁界は、異物が異物検知コイルから離れた位置にある場合には、異物で遮られずに異物を回りこんで異物検知コイルに到達するので異物の検出感度が低くなる。
そこで、本実施の形態では、送電コイル702で発生する電磁界よりも高い周波数の電磁波を送信する異物検知アンテナ130を車両の受電部100に設け、異物検知アンテナ130から送信された電磁波を受信する複数の異物検知アンテナ704を送電装置90の送電部700に設けている。以下、送信と受信をわかりやすくするために、異物検知アンテナ130を送信用アンテナ130とも記載し、異物検知アンテナ704を受信用アンテナ704とも記載する。
図2は、図1の異物検知に関する構成をより詳細に説明するための図である。図2を参照して、車両の受電部100は、発振器110と、RFアンプ115と、送信用アンテナ130とを含む。
送電装置の送電部700は、複数の受信用アンテナ704と、マルチプレクサ750とを含む。送電部700と受電部100との間には異物550が侵入したことが図2に示されている。
発振器110から出力される高周波信号をRFアンプ115によって増幅し、送信用アンテナ130から放射する。放射された電磁波は複数の受信用アンテナ704の各々で受信される。制御部800は、マルチプレクサ750に受信用アンテナ選択信号を送信し、個々の受信用アンテナ704が受信する信号をマルチプレクサ750を介して順に受信する。制御部800は、受信した信号強度に応じて、各々のアンテナが対応する位置に異物が存在するか否かを判断する。
図3は、車両の底面に配置された受電部100を下から見上げた図である。図4は、地面または車庫の床面に配置された送電装置の送電部700を上から見下ろした図である。図5は、送電部と受電部が電力伝送を行なっている状態を説明するための図である。送電部700には複数の受信用アンテナ704が配置され、受電部100には送信用アンテナ130が配置される。複数の受信用アンテナ704は、例えば5×5のマトリクス状に配置される。図3では、説明のために下方から受電部100を見上げた状態を図示したが、実際には受電部100は、車両の底面に配置され、電力伝送時には図5に示すように送電部700と受電部100は対向する。図4、図5に示すように異物550が送電部700の上方に置かれているとする。
特に送電コイルの形状は限定されないが、一例として、図5に示すような、送電部700のケースに収容された、磁性体の平板状のコア701と、コア701に巻回された送電コイル702とを採用することができる。また、受電部100のケースに収容された、磁性体の平板状のコア141と、コア141に巻回された受電コイル142とを採用することができる。送電コイル702および受電コイル142の巻回軸は、水平方向であり、磁界の向きは矢印に示す方向となる。
図5に示すように、異物550がたとえば薄い金属箔状のものである場合には送電部700の上に異物が存在していても、送電用の磁界の向きが金属箔と平行になるため磁界に変化が表れにくい。しかし、風などによって異物が移動して磁界に変化を与える可能性があるのでこのような場合でも異物を検知することが望ましい。
そこで、送信用アンテナ130から直進性の高い電磁波を送電部700の上面全体に向けて放射し、マトリクス上に送電部700の上面に配置された受信用アンテナ704で受信し、その受信強度によって異物550の存在の有無を検知する。異物550があると、送信用アンテナ130から放射された電磁波が図5に示すように遮られ、一部の受信用アンテナ704の受信強度が低下する。このような場合に異物を検出することについて、図6、図7を用いて説明する。
図6は、異物がない場合の受信信号の強度分布を示した図である。図7は、異物がある場合の受信信号の強度分布を示した図である。図5を見れば理解できるように、中央部の受信アンテナと送信アンテナとの距離が一番短いので、異物がなければ図6に示すように受信強度は、中央部で一番強く、周囲に遠ざかるにしたがって次第に強度が落ちていく。異物550が存在している図7の場合には、異物が存在している場所の強度は図6の強度分布に比べて1段階下がっている。したがって、正常時の強度分布を予め記録しておいて、図7のように検出した強度と比較することによって、異物の場所を特定することができる。
図4の例では、異物550は送電部のケースの上に載っているが、図5に示すように空中に異物550があっても、直線性の高い電磁波を使用しているので、カメラのフラッシュとそのフラッシュの光を受けるイメージセンサの関係のように、異物の影がマトリクス配置された受信用アンテナに生じることから、異物を検知することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、送電部700に受信用アンテナ704を配置し、受電部100には送信用アンテナ130のみを配置した。しかしこの構成だと、受電部100近傍の異物を検知することができない場合がある。
そこで、実施の形態2では、実施の形態1の構成に加えて、さらに送電装置の送電部にも送信用アンテナを配置し、車両の受電部にも受信用アンテナを配置する。
図8は、実施の形態2の非接触送受電システムの異物検知に関する構成を説明するための図である。図8を参照して、車両の受電部100Aは、発振器110と、RFアンプ115と、マルチプレクサ151と、複数の送信用アンテナ130と、複数の受信用アンテナ541と、マルチプレクサ552とを含む。
送電装置の送電部700Aは、複数の受信用アンテナ704と、マルチプレクサ750と、発振器711と、RFアンプ721と、複数の送信用アンテナ731とを含む。
ECU500とECU800は通信部510,810によって通信を行ない、各々の送信アンテナの送信タイミングやマルチプレクサによるアンテナの選択のタイミングを調整している。
このような構成とすることによって、受電側に存在する異物も検知できるようにした。また、送信用アンテナを受電側、送電側の各々において複数設けることによって、検知範囲を拡大することができる。
図9は、車両の底面に配置された受電部100Aを下から見上げた図である。図10は、地面に配置された送電装置の送電部700Aを上から見下ろした図である。
受電部100Aには複数の受信用アンテナ541と複数の送信用アンテナ130が配置される。複数の受信用アンテナ541は、例えば5×5のマトリクス状に配置される。複数の送信用アンテナ130は、複数の受信用アンテナ541が配置された領域を取り囲むように4カ所配置される。
送電部700Aには複数の受信用アンテナ704と複数の送信用アンテナ731とが配置される。複数の受信用アンテナ704は、例えば5×5のマトリクス状に配置される。複数の送信用アンテナ731は、複数の受信用アンテナ704が配置された領域を取り囲むように4カ所配置される。なお、図10には、送電部700Aの上に異物550が載っている状態が示されている。
図11は、送信用アンテナが単独で受電部に設けられた場合の検知可能範囲を示した図である。図12は、複数の送信用アンテナが受電部に設けられた場合の検知可能範囲を示した図である。図13は、図12に加えてさらに複数の送信用アンテナが送電部にも設けられた場合の検知可能範囲を示した図である。
図11に示す検知可能範囲は、実施の形態1の構成の検知可能範囲に相当するが、受電部100の表面付近に異物を検知できない死角ができている。一方、図12に示すように受電部100Bの周囲に送信用アンテナ130を複数設けると、異物を検知できない死角は図11に示した場合よりも減少している。実施の形態2では、図13に示したように送電部700Aにも送信用アンテナ731を設けているので、受電部100Aの表面付近の死角をさらに少なくすることができる。
送電部と受電部の両方に送信用アンテナを設けたので、混線やマルチパスを防ぐために、ECU500とECU800は、通信部510,810によって通信を行なって、各々の送信アンテナの送信タイミングやマルチプレクサによるアンテナの選択のタイミングを調整している。また、送受信回路の混線を避けるために、それぞれの送受信ペアで送信周波数を変えてもよい。
図9、図10に示したように、送信用アンテナを複数設ける場合には、受電部、送電部のそれぞれ端部(周辺部分)に設けると、検知範囲が拡大して好ましい。また、送受信アンテナの周波数はGHz以上の高周波が望ましい。これは、アンテナの小型化に寄与する。
[異物検知用送受信アンテナの他の用途]
非接触充電では、送電コイルと充電コイルの位置がずれていると充電ができない。このため、充電コイルの位置決めが重要となる。実施の形態1および2で紹介した異物検知用の送受信アンテナをコイルの位置決めにも使用することができる。
図14は、送電部に対して受電部の位置が3通りに変化している場合を示した図である。図14を参照して、送電部700Cには送信用アンテナ731が中央部に1つ配置されている。受電部100Cには受信用アンテナ541が5×5のマトリクス状に配置されている。受電部100Cの位置P1,P2,P3が例示されている。位置P1は、受電部が送電部に正対する位置である。
図15は、位置P1における受信用アンテナの強度分布を示した図である。図16は、位置P2における受信用アンテナの強度分布を示した図である。図17は、位置P3における受信用アンテナの強度分布を示した図である。
図15〜図17によってわかるように、受電部と送電部との位置ずれと受信強度分布とが対応している。例えば、受信強度があるしきい値を超えている信号が受電可能範囲950にある場合、受電可能と判断してドライバーに報知するように制御を行なうことができる。たとえば、図15に示した場合は、受信強度を2,1,0の3段階とすると、受信強度が2の領域が1つ、受電強度が1の領域が8つ受電可能範囲950に入っている。この時の受電可能範囲950の全体の強度は、2×1+1×8=10で最強となる。同様に計算すると、図16に示した受電可能範囲950の全体の強度は1となり、図17に示した受電可能範囲950の全体の強度は0となる。したがって、電力の送受電を開始する前に、異物検知用のアンテナを用いて位置合わせに使用する情報を得ながら位置合わせを行なうことができる。
図14に示した構成では、送電部700Cに送信アンテナを設け、受電部100Cに複数の受信アンテナを設けたが、逆の構成、すなわち、送電部700Cに複数の受信アンテナを設け、受電部100Cに送信アンテナを設けてもよい。
なお、図1では特に図示しなかったが、動力生成装置400は、たとえば、バッテリ300から電力を受けるインバータ、インバータによって駆動されるモータ、モータによって駆動される駆動輪などを含む。なお、動力生成装置400は、バッテリ300を充電するための発電機と、その発電機を駆動可能なエンジンとを含んでもよい。
また、車両ECU500は、図1では、充電制御と車両走行制御とを行なうものとしたが、複数のECUが設けられ、充電制御と車両走行制御(モータ制御、エンジン制御)等を別々のECUで行なうように構成しても良い。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明でなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 非接触送受電システム、10 車両、90 送電装置、100,100A,100B,100C 受電部、110,711 発振器、115,721 RFアンプ、120 受電装置、130,731 異物検知アンテナ(送信用)、141,701 コア、142 受電コイル、150,610 フィルタ回路、151,552,750 マルチプレクサ、200 整流器、210 リレー、300 バッテリ、400 動力生成装置、500,800 制御部、510,810 通信部、520 報知装置、541,704 異物検知アンテナ(受信用)、600 電源部、700,700A,700B,700C 送電部、702 送電コイル、703 収容ケース、900 外部電源。

Claims (1)

  1. 送電装置と、
    前記送電装置から非接触で電力を受電する受電装置と、
    前記送電装置および前記受電装置のいずれか一方に設けられた送信用アンテナと、
    前記送電装置および前記受電装置のいずれか他方に設けられた受信用アンテナと、
    前記送信用アンテナからの電磁波が前記受信用アンテナで受信された受信強度に基づいて、前記送電装置および前記受電装置の周辺の異物を検知する検知部とを備えた、非接触送受電システム。
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