JP2016025591A - インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】FM変調方式のインターホンシステムにおいてどの通話装置が故障しているかを容易に判定できるようにする。【解決手段】送信側の周波数変調信号の波形異常を検出したときは送信側の通話装置1において故障報知を行わせると共に受信側の通話装置2に故障信号を送信させ、受信側の周波数復調信号の波形異常を検出したときは、送信側の通話装置1から故障信号を受信していないときにのみ、受信側の通話装置2において故障報知を行わせることにより、ユーザーや修理業者が故障している通話装置の特定を容易かつ迅速に行えるようにする。【選択図】図1
Description
本発明は、通話音声送信装置並びに通話音声受信装置、及び、それらを備えるインターホンシステムに関する。
従来より、本願出願人は、浴室に設置されるリモコン(通称「風呂リモコン」)と、台所やリビングなどの浴室以外の場所に設置されるリモコン(通称「台所リモコン」)とを備える給湯システムの開発を行っており、各リモコンに他のリモコンとの間のインターホン機能を具備させている。
かかる従来のインターホン機能は、下記の特許文献1に開示されているように、FM方式のインターホン回路によって構成されている。該インターホン回路は、マイクが出力する音声信号を増幅・周波数変調してなる変調信号(FM変調波)を他のリモコンに送信するFM送信回路と、他のリモコンから受信した変調信号を復調・増幅してスピーカーに出力するFM受信回路とを備えており、上記変調信号の送受信は、各リモコンの制御部間で情報の送受信をデジタル通信により行う二芯通信線を用いて行うように構成されている。上記FM送信回路は、音声を入力してアナログ音声信号を出力するマイクと、マイクが出力する微弱なアナログ音声信号を増幅するマイクアンプ(増幅回路)と、該マイクアンプにより増幅された音声増幅信号を入力して周波数変調を行うFM変調回路とを備えている。また、FM受信回路は、受信した変調信号を復調するFM復調回路と、該FM復調回路によって復調されたアナログ音声信号を増幅してスピーカーに出力するスピーカーアンプとを備えている。
上記従来のインターホン回路のいずれかの部位の故障によりインターホン機能が使用できなくなった場合、どのリモコンのインターホン回路が故障しているのかを修理業者が限られた作業時間内で明確に特定できない場合があり、いずれか片方のリモコンのみが故障している場合であっても、いずれが故障しているか予め判明しないため両方のリモコンを現場に持ち込む必要があるし、また、故障しているリモコンの特定のために確認作業を行う必要があった。
そこで、本発明は、インターホン機能が使用できなくなった場合に、送信側が故障しているのか受信側が故障しているのかを検出して報知できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、送話するか否かを制御する制御部と、送話制御時に音声を入力して該音声に対応するアナログ音声信号を出力する音声入力部と、送話制御時に前記アナログ音声信号を周波数変調して通話音声受信装置に対して送信する周波数変調回路と、前記制御部により動作制御される報知部とを備えた通話音声送信装置において、前記制御部は、前記周波数変調回路の周波数変調信号を入力してその波形異常を検出可能に構成されているとともに、送話制御中で且つ前記波形異常を検出した場合に所定の報知を行うように前記報知部を動作させるように構成されていることを特徴とするものである(請求項1)。
かかる本発明の通話音声送信装置によれば、周波数変調した後の周波数変調信号に基づいて波形異常を検出するので、主として周波数変調回路の故障発生時に報知部により所定の報知が行われ、通話音声送信装置の故障であることをユーザーに対して報知できる。なお、音声入力部の故障が発生することもあるが、音声入力部の故障であることは、通話音声送信装置でも通話音声受信装置でも故障報知がなされていないことにより比較的容易に修理業者が判断できる。
また、本発明は、受話するか否かを制御する制御部と、受話制御時に通話音声送信装置から受信する周波数変調信号を復調する周波数復調回路と、該周波数復調回路が復調したアナログ音声信号を音声出力する音声出力部と、前記制御部により動作制御される報知部とを備えた通話音声受信装置において、前記制御部は、前記アナログ音声信号若しくは前記周波数復調回路における検波前の中間信号を入力してその波形異常を検出可能に構成されているとともに、受話制御中で且つ前記波形異常を検出した場合に所定の報知を行うように前記報知部を動作させるように構成されていることを特徴とするものである(請求項2)。
かかる本発明の通話音声受信装置によれば、制御部が復調後のアナログ音声信号を入力する構成においては、当該アナログ信号に含まれているはずのホワイトノイズが無い若しくはその信号レベルが異常に低いことに基づいて波形異常を検出し、これにより主として周波数復調回路の故障を検知することができ、また、アナログ音声信号の増幅回路を設けてその出力部においてアナログ音声信号を入力する場合には、当該増幅回路若しくは周波数復調回路のいずれかの故障であると検知できる。また、制御部が周波数復調回路の中間信号を入力する構成においては、周波数復調回路を構成する検波前処理段階の回路、例えば、バンドパスフィルタや、バントバスフィルタによって抽出された周波数変調信号を増幅して検波器に出力する増幅回路などの出力信号を上記中間信号として入力して、その波形異常を検出させることにより、検波前処理段階の回路の故障であると検知できる。そして、かかる波形異常の検出を報知することによって、通話音声受信装置の故障であることをユーザーに対して報知できる。
また、本発明は、上記本発明の通話音声送信装置と、上記本発明の通話音声受信装置とを、両制御部間の通信信号及び前記周波数変調信号の送信手段を介して接続してなるインターホンシステムとして構成できる(請求項3)。これによれば、送信装置と受信装置のいずれが故障しているかを容易に判別することができる。
また、上記本発明のインターホンシステムにおいて、前記通話音声送信装置の制御部は、前記波形異常を検出したとき、所定の故障信号を前記通話音声受信装置の制御部に前記送信手段を介して送信するように構成されているものとすることができる(請求項4)。これによれば、通話音声受信装置は、通話音声送信装置が故障しているか否かに応じて適切な各種制御を行うことができる。
さらに、前記通話音声受信装置の制御部は、前記所定の報知を、前記通話音声送信装置の制御部から前記故障信号を受信していない場合にのみ行うように構成されているものとすることができる(請求項5)。これによれば、通話音声受信装置が波形異常を検出した場合でも、通話音声送信装置から故障信号を受信しているときは通話音声送信装置の故障が原因で上記波形異常を検出したにすぎず、通話音声受信装置側が故障していないにもかかわらず通話音声受信装置において故障報知が行われることを回避できる。
本発明の請求項1に係る通話音声送信装置によれば、周波数変調した後の周波数変調信号に基づいて波形異常を検出するので、主として周波数変調回路の故障発生時に報知部により所定の報知が行われ、通話音声送信装置の故障であることをユーザーに対して報知できる。
本発明の請求項2に係る通話音声受信装置によれば、制御部が復調後のアナログ音声信号を入力する構成においては、当該アナログ信号に含まれているはずのホワイトノイズが無い若しくはその信号レベルが異常に低いことに基づいて波形異常を検出し、これにより主として周波数復調回路の故障を検知することができ、また、アナログ音声信号の増幅回路を設けてその出力部においてアナログ音声信号を入力する場合には、当該増幅回路若しくは周波数復調回路のいずれかの故障であると検知できる。また、制御部が周波数復調回路の中間信号を入力する構成においては、周波数復調回路を構成する検波前処理段階の回路、例えば、バンドパスフィルタや、バントバスフィルタによって抽出された周波数変調信号を増幅して検波器に出力する増幅回路などの出力信号を上記中間信号として入力して、その波形異常を検出させることにより、検波前処理段階の回路の故障であると検知できる。そして、かかる波形異常の検出を報知することによって、通話音声受信装置の故障であることをユーザーに対して報知できる。
本発明の請求項3に係るインターホンシステムによれば、送信装置と受信装置のいずれが故障しているかを容易に判別することができる。
本発明の請求項4に係るインターホンシステムによれば、通話音声受信装置は、通話音声送信装置が故障しているか否かに応じて適切な各種制御を行うことができる。
本発明の請求項5に係るインターホンシステムによれば、通話音声受信装置が波形異常を検出した場合でも、通話音声送信装置から故障信号を受信しているときは通話音声送信装置の故障が原因で上記波形異常を検出したにすぎず、通話音声受信装置側が故障していないにもかかわらず通話音声受信装置において故障報知が行われることを回避できる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインターホンシステムを示しており、該インターホンシステムは、2芯通信ケーブルC(信号の送信手段)で相互に接続された複数の通話装置1,2を備えている。例えば、一方の通話装置1は給湯器用の台所リモコンにより構成することができ、他方の通話装置2は給湯機用の風呂リモコンにより構成することができる。これら通話装置1,2はいずれも、FM送信回路部及びFM受信回路部からなるインターホン回路7を備えて通話音声送信装置としても通話音声受信装置としても機能するように構成されている。通話装置2のFM送信回路部及びFM受信回路部の回路構成は通話装置1のものと同様であるので、以下、通話装置1の回路構成について説明する。
通話装置1は、マイコンにより主構成される制御部3と、インターホン機能による通話操作や給湯器に対する遠隔操作や各種設定操作などを行うための各種操作スイッチにより構成される操作部4と、給湯器の動作状態や設定内容などを制御部3による表示制御によって表示する液晶表示装置などの表示部5と、給湯器の制御部や他の通話装置2の制御部との間で制御信号(デジタル信号)の送受信を行うための2芯通信回路6と、他の通話装置2との間の通話機能を実現するためのインターホン回路7とを備えている。
制御部3は、インターホン回路7の各種制御を行ったり、操作部4の操作内容に応じて給湯器や他の通話装置に与える制御信号を生成したり、給湯器や他の通話装置から与えられる制御信号に基づいて表示部5の表示制御を行ったり、制御部3の内部設定(たとえば、給湯設定温度など)を操作部4の操作内容に応じて変更するなどの制御を行うように構成されている。例えば、制御部3は、操作部4の通話開始スイッチが操作されると、他の通話装置2の制御部に通話開始信号を送信する。また、通話開始スイッチが操作されるか若しくは他の通話装置2から通話開始信号を受信すると、インターホン回路7への電源供給を行い、通話終了操作がなされるか或いは所定時間を経過するとインターホン回路7への電源供給を終了させるように構成されている。このように、インターホン回路7への電源供給を行っている状態が送話制御中及び受話制御中となる。なお、インターホン回路7へ常時電源供給しておき、インターホン回路7のFM送信回路部及びFM受信回路部の信号伝達経路の途中にミュート用のスイッチング素子を設けて、送話制御中はFM送信回路部のミュートをオフし、受話制御中はFM受信回路のミュートをオフするように制御構成することもできる。
2芯通信回路6は、例えばEIA−485規格のシリアル通信回路により構成することができ、2芯の通信ケーブルCを介して給湯器や他の通話装置2の2芯通信回路に接続され、該通信ケーブルCを介して各種制御信号の送受信を行うことができるようになっている。2芯通信回路6が送受信する制御信号は、好ましくはASK変調され、その搬送波の周波数はインターホン回路7が利用する搬送波の周波数よりもかなり大きく、例えば数MHzとしている。
インターホン回路7は、上記通信ケーブルCを介して他の通話装置2と音声信号を送受信するための通信回路であって、インターホン回路7のFM送信回路部は、音声を入力して該音声に対応するアナログ音声信号を出力するマイク8(音声入力部)と、マイク8が出力する微弱なアナログ音声信号を増幅するマイクアンプ9(増幅回路)と、該マイクアンプ9によって増幅されたアナログ音声信号を入力して周波数変調を行う周波数変調回路10とにより主構成されている。なお、マイクアンプ9と周波数変調回路10との間に適宜の振幅補正回路その他のフィルタ回路などを設けることもできる。
周波数変調回路10は、電圧制御発振器11(VCO)によって主構成されており、該電圧制御発振器11の出力側にはバッファアンプ12及びローパスフィルタ13が設けられ、該バッファアンプ12及びローパスフィルタ13を介して周波数変調信号を2芯ケーブルCに出力し、該ケーブルCを介して周波数変調信号が他の通話装置2に送信されるように構成されている。電圧制御発振器12は、一般的に、バリキャップ及びコイルにより主構成されるLC共振回路を有しており、その発振周波数は、他の通話装置2の発振周波数と異なるものとされ、通話装置1が送信する周波数変調信号の帯域と、通話装置2が送信する周波数変調信号の帯域とは異なるものとされ、これにより同時双方向通話を可能としている。なお、伝統的なインターホン方式、すなわち、両通話装置1,2で同じ帯域を使用して送話する側が送話スイッチを押している間のみFM送信回路部から周波数変調信号を送信するように構成することも可能である。
本実施形態では、周波数変調回路10のバッファアンプ12とローパスフィルタ13との間の信号伝達経路から、分圧回路14を介して周波数変調信号TXchkが制御部3に出力されている。この周波数変調信号THchkは、制御部3を構成するマイコンのA/D入力ポートに直接入力させてもよく、また、マイコンとともに制御部3を構成するダイオードブリッジ及び平滑回路により周波数変調信号の波形に応じた電位の定電圧に変換した後にマイコンのA/D入力ポートに入力させてもよい。
なお、図示省略しているが、マイク8並びにマイクアンプ9と並列にBGM音声などを入力するためのライン入力回路を設けることもできる。
インターホン回路7のFM受信回路部は、2芯通信ケーブルCから周波数変調信号を入力してこれを復調する周波数復調回路15と、該周波数復調回路15によって復調された音声信号を増幅するスピーカアンプ16(増幅回路)と、該スピーカアンプ16の出力によって駆動されるスピーカ17とを備えている。周波数復調回路15は、他の通話装置2が送信する周波数変調信号の帯域成分を選択的に通過するバンドパスフィルタ18と、アンプ19と、検波器20とにより主構成されている。
本実施形態では、スピーカアンプ16が出力するアナログ音声信号を、分圧回路21を介して制御部3に出力している。このアナログ音声信号RXchkは、制御部3を構成するマイコンのA/D入力ポートに直接入力させてもよく、また、マイコンとともに制御部を構成するダイオードブリッジ及び平滑回路によりアナログ音声信号の波形に応じた電位の定電圧に変換した後にマイコンのA/D入力ポートに入力させてもよい。
上記実施形態では、制御部3は、例えばいずれかの通話装置1,2で通話開始操作がなされたとき、若しくは、所定の故障チェック操作がなされたときに、FM送信回路部及びFM受信回路部をそれぞれ送話制御状態及び受話制御状態として、図2に示す故障チェック処理を実行するように構成されている。該故障チェック処理について順次説明すると、まず、ステップS1において、制御部3は、周波数変調回路10から出力される周波数変調信号TXchkの波形が正常であるか異常であるかを判定する。この判定は、例えば、周波数変調信号TXchkをサンプリングして搬送波成分が正常に含まれているか否かを解析することにより行ってもよいし、また、定電圧に変換してマイコンに入力する構成としている場合は当該入力電圧が正常範囲にあるか否かに基づいて判定することもできる。
ステップS1で周波数変調信号TXchkの波形が異常であると判定されると、ステップS2において、制御部3は、表示部5に自機のインターホン機能が故障している旨の表示させることによる報知を行う。而して、表示部5が、送話制御中で且つ波形異常を検出した場合に所定の故障報知を行う報知部として機能する。なお、報知部は、スピーカ17から警告音を発生させることにより故障報知する構成とすることも可能である。
また、ステップS1で周波数変調信号TXchkの波形が異常であると判定されたときは、ステップS3において、他の通話装置2(リモコン)の制御部に所定の故障信号を送信する。
一方、ステップS1で周波数変調信号TXchkの波形が正常であると判定されたときは、ステップS4において、スピーカアンプ16が出力するアナログ音声信号RXchkの波形が正常であるか異常であるかを判定する。この判定は、例えば、スピーカアンプ16のインピーダンス由来のホワイトノイズの有無などに基づいて行うことができ、その他、実際の回路特性に応じて正常時に存在する適宜の信号成分の有無に基づいて行うことができる。ステップS4でアナログ音声信号RXchkの波形が正常であると判定されれば故障判定処理を終了し、異常であると判定されれば次にステップS5において他の通話装置2(リモコン)から故障信号を受信したか否かを判定する。なお、他の通話装置2における故障判定処理とのタイムラグを考慮し、ステップS5の判定は所定時間(例えば数秒間)行うことが好ましい。
ステップS5で故障信号を受信した場合には故障判定処理を終了する。これは、他の通話装置2から故障信号を受信しているときは、他の通話装置2から受信する周波数変調信号の異常が原因でアナログ音声信号RXchkの波形にも異常が生じている可能性があるためである。一方、ステップS5で故障信号を受信しなかった場合には、次に、ステップS6において、制御部3は、表示部5に自機のインターホン機能が故障している旨の表示させることによる報知を行う。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更できる。例えば、各通話装置1,2は、FM送信回路部のみ若しくはFM受信回路部のみを備えて、一方向の通話のみが行える構成とすることもできる。この場合、FM送信回路部のみを備えた通話装置(通話音声送信装置)における故障チェック処理は、上記ステップS1〜S3のみを備えるものとすることができ、また、FM受信回路部のみを備えた通話装置(通話音声受信装置)における故障チェック処理は、上記ステップS4〜S6のみを備えるものとすることができる。
また、図3に示すように、FM送信回路部における故障判定のための周波数変調信号は、ローパスフィルタ13の出力側から取り出してもよく、また、FM受信回路部における故障判定のための信号としては、上記復調後のアナログ音声信号に代えて、周波数復調回路における検波前の中間信号、図3においてはアンプ19と検波器20との間の周波数変調信号RXchkを制御部3に入力させることも可能である。
また、送話スイッチを押している間だけ送話制御状態となる交互通話方式のインターホンシステムにおいては、上記故障チェック処理は、図4に示すように、送話制御中であるかを判定するステップS7において送話制御状態であると判定されたときにのみ上記ステップS1へ移行させるとともに、受話制御中であるか否かを判定するステップS8において受話制御状態であると判定されたときにのみ上記ステップS4へ移行させるよう制御構成することができる。
1 通話音声送信装置及び通話音声受信装置
2 通話音声送信装置及び通話音声受信装置
3 制御部
5 表示部(報知部)
8 音声入力部
10 周波数変調回路
15 周波数復調回路
C 送信手段
2 通話音声送信装置及び通話音声受信装置
3 制御部
5 表示部(報知部)
8 音声入力部
10 周波数変調回路
15 周波数復調回路
C 送信手段
Claims (5)
- 送話するか否かを制御する制御部と、送話制御時に音声を入力して該音声に対応するアナログ音声信号を出力する音声入力部と、送話制御時に前記アナログ音声信号を周波数変調して通話音声受信装置に対して送信する周波数変調回路と、前記制御部により動作制御される報知部とを備えた通話音声送信装置において、
前記制御部は、前記周波数変調回路の周波数変調信号を入力してその波形異常を検出可能に構成されているとともに、送話制御中で且つ前記波形異常を検出した場合に所定の報知を行うように前記報知部を動作させるように構成されていることを特徴とする通話音声送信装置。 - 受話するか否かを制御する制御部と、受話制御時に通話音声送信装置から受信する周波数変調信号を復調する周波数復調回路と、該周波数復調回路が復調したアナログ音声信号を音声出力する音声出力部と、前記制御部により動作制御される報知部とを備えた通話音声受信装置において、
前記制御部は、前記アナログ音声信号若しくは前記周波数復調回路における検波前の中間信号を入力してその波形異常を検出可能に構成されているとともに、受話制御中で且つ前記波形異常を検出した場合に所定の報知を行うように前記報知部を動作させるように構成されていることを特徴とする通話音声受信装置。 - 請求項1に記載の通話音声送信装置と、請求項2に記載の通話音声受信装置とを、両制御部間の通信信号及び前記周波数変調信号の送信手段を介して接続してなるインターホンシステム。
- 請求項3に記載のインターホンシステムにおいて、前記通話音声送信装置の制御部は、前記波形異常を検出したとき、所定の故障信号を前記通話音声受信装置の制御部に前記送信手段を介して送信するように構成されていることを特徴とするインターホンシステム。
- 請求項4に記載のインターホンシステムにおいて、前記通話音声受信装置の制御部は、前記所定の報知を、前記通話音声送信装置の制御部から前記故障信号を受信していない場合にのみ行うように構成されていることを特徴とするインターホンシステム。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112822065A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-05-18 | 上海数果科技有限公司 | 一种基于linux的对讲服务监控系统及监控方法 |
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2014
- 2014-07-23 JP JP2014150084A patent/JP2016025591A/ja active Pending
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