JP2016024718A - ウェアラブル入力装置及びウェアラブル入力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】物理的センサと構造物との接触による誤操作を排除する。
【解決手段】人差し指(9)に配置される磁石(3)のN極を検出するために親指(8)に配置される磁気センサ(2)と、磁気センサ(2)によるN極の検知の有無に基づいて、人差し指(9)の外部機器への入力操作の有無を判定する制御部(6)とを備え、制御部(6)は判定結果に基づいて、入力操作を示す情報を外部機器に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、指に装着するウェアラブル入力装置及びウェアラブル入力方法に関する。
指にリングを装着し、当該指に装着されたリングをカメラにより撮像し、当該カメラにより撮像された当該指に装着されたリングのカメラ画像に基づいて当該リングの位置姿勢を推定して当該指によるハンドジェスチャを認識するリング型インターフェース装置が知られている(特許文献1)。
また、コンピュータにクリック信号を入力させるウェアラブルスイッチであって、片手に装着可能に形成された基体に、装着した方の手の指で操作可能な右クリックボタン及び左クリックボタンを備え、その基体に、コンピュータにスクロール信号及び選択確定信号を入力させるレバーアンドプッシュ型のエンコーダスイッチを備えたウェアラブルスイッチが知られている(特許文献2)。
特許第5263833号(平成25年5月10日登録) 特開2006−134066号公報(2006年5月25日公開)
手指の動きを認識してユーザに入力させる装置を大別すると、特許文献1に開示されたリング型インターフェース装置のように、外部のカメラにより指の動きを画像認識して、その画像認識結果を操作信号として扱う装置と、特許文献2に記載のウェアラブルスイッチのように、クリックボタン、エンコーダスイッチのような物理的センサを手指に直接配置し、当該物理的センサの出力を操作信号に変換する装置とがある。
特許文献1に記載のカメラの認識結果を操作信号として扱う装置は、カメラと手指との間に遮蔽物が存在するような場面では、手指の動きを画像認識することができず、操作が不可能となる。
また、特許文献2に記載の物理的センサを手指に直接配置する装置では、遮蔽物の有無によらず操作が可能ではあるが、物理的センサ付近に構造物などが存在すると、物理的センサと当該構造物との接触によりユーザの意図しない誤操作が発生してしまうという問題がある。
本発明の目的は、物理的センサと構造物との接触による誤操作を排除し、ユーザの触感と強くリンクすることが可能な物理的センサを用いたウェアラブル入力装置及びウェアラブル入力方法を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るウェアラブル入力装置は、片手に装着するウェアラブル入力装置であって、外部機器への入力操作に関連する指の種類を判定するために第1手指に配置される第1手指素子と、前記第1手指素子に関連して第2手指に配置される第2手指素子と、前記第1手指素子に関連して第3手指に配置される第3手指素子と、前記入力操作の操作量を検出するために前記第1手指に配置されるタッチパッドと、前記判定された指の種類を表す指情報と、前記タッチパッドにより検出された前記操作量を表す操作量情報とを前記外部機器に送信する制御部とを備えたことを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るウェアラブル入力方法は、片手に基づくウェアラブル入力方法であって、第1手指に配置される第1手指素子と、前記第1手指素子に関連して第2手指に配置される第2手指素子と、前記第1手指素子に関連して第3手指に配置される第3手指素子とに基づいて、外部機器への入力操作に関連する指の種類を判定する判定工程と、前記第1手指に配置されるタッチパッドにより前記入力操作の操作量を検出する検出工程と、前記判定された指の種類を表す指情報と、前記タッチパッドにより検出された前記操作量を表す操作量情報とを前記外部機器に送信する送信工程とを包含することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、物理的センサと構造物との接触による誤操作を排除し、ユーザの触感と強くリンクすることが可能な物理的センサを用いたウェアラブル入力装置及びウェアラブル入力方法を実現することができる。
実施形態1に係るウェアラブル入力装置の構成を説明するための模式図である。 (a)は上記ウェアラブル入力装置に設けられたタッチパッドの構成を示す図であり、(b)は上記タッチパッドの他の構成を示す図である。 上記ウェアラブル入力装置の動作を説明するためのフローチャートである。 上記ウェアラブル入力装置によるウェアラブル入力方法を説明するための模式図であり、(a)は人差し指による操作を説明するための図であり、(b)は中指による操作を説明するための図である。 (a)は上記ウェアラブル入力装置により操作される地図アプリケーションの画面を示す図であり、(b)は上記地図アプリケーションのスクロールされた画面を示す図であり、(c)は上記地図アプリケーションの縮小された画面を示す図である。 実施形態2に係るウェアラブル入力装置によるウェアラブル入力方法を説明するためのフローチャートの一部である。 上記フローチャートの残りの一部である。 実施形態3に係るウェアラブル入力装置の構成を説明するための模式図である。 上記ウェアラブル入力装置によるウェアラブル入力方法を説明するためのフローチャートである。 実施形態4に係るウェアラブル入力装置の構成を説明するための模式図である。 上記ウェアラブル入力装置によるウェアラブル入力方法を説明するためのフローチャートである。 実施形態5に係るウェアラブル入力装置の構成を説明するための模式図である。 上記ウェアラブル入力装置によるウェアラブル入力方法を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
〔実施形態1〕
(ウェアラブル入力装置1の構成)
図1は、実施形態1に係るウェアラブル入力装置1の構成を説明するための模式図である。ウェアラブル入力装置1は、片手に装着される入力装置であり、図1に示す例では、ウェアラブル入力装置1が左手7に装着される例を示している。図1は左手7を手のひら側から見た図である。
ウェアラブル入力装置1は磁気センサ2(第1手指素子)を備えている。磁気センサ2は、左手7の親指8の手のひら側に配置される。ウェアラブル入力装置1には磁石3(第2手指素子)が設けられている。磁石3は、人差し指9に配置されており、人差し指9を表すN極(第1磁性、第2手指情報)が表面に露出している。ウェアラブル入力装置1は磁石4(第3手指素子)を備えている。磁石4は、中指10に配置されており、中指10を表すS極(第2磁性、第3手指情報)が表面に露出している。磁気センサ2は、磁石3のN極と磁石4のS極とのいずれかを検知するために配置されている。
ウェアラブル入力装置1にはタッチパッド5が設けられている。タッチパッド5は、外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ、テレビ)への入力操作の操作量を検出するために親指8に配置されている。タッチパッド5は、静電容量式であってもよく、抵抗膜式であってもよい。
図2(a)はウェアラブル入力装置1に設けられたタッチパッド5の構成を示す図であり、(b)はタッチパッド5の他の構成を示す図である。
静電容量式タッチパッドの一例として、アナログ静電容量式タッチパッドの概要について図2(a)を参照して説明する。アナログ静電容量式のタッチパッド5には、抵抗膜14の下面の四隅に電極15a・15b・15c・15dが配置されている。抵抗膜14の上に絶縁膜16が配置される。絶縁膜16の表面は外部に露出している。このように構成されたアナログ静電容量式のタッチパッド5は以下のように動作する。まず、電極15a〜15dに同一の高周波電圧を印加し、各電極15a〜15dを通じて流れる電流量を測定する。そして、絶縁膜16の表面のある位置に手指などが近づくことにより、高周波電流が手指を通じてグランドに流れ込み、各電極15a〜15dと上記手指との間の距離に応じて、電極15aを流れる電流量と、電極15bを流れる電流量と、電極15cを流れる電流量と、電極15dを流れる電流量とが変化する。これらの電流量の比から手指の接触した絶縁体16上の位置を計算することにより、タッチパッド5上のどの位置に手指が触れたかどうかを求めることができる。これがアナログ静電容量式タッチパッドの概要である。
また、抵抗膜式タッチパッドの一例として5線式抵抗膜方式タッチパッドの概要について図2(b)を参照して説明する。5線式抵抗膜方式のタッチパッド5には、抵抗膜17の下面の四隅に電極18a・18b・18c・18dが配置されている。抵抗膜17の上方に、対向する面電極19が配置されている。ただし、抵抗膜17と面電極19との間には、一定間隔でスペーサ20が配置され、圧力がかからない状態で、抵抗膜17と面電極19とが絶縁されている状態になっている。手指等によって面電極19に圧力が加わることで、面電極19が変形し、手指等により圧力が加わった部分で抵抗膜17と面電極19とが短絡されることになる。
5線式抵抗膜方式では、まず電極18a、電極18bにHigh電位(たとえば3V)を印加し、電極18c、電極18dにLow電位(たとえば0V)を印加する。このようにすることで、抵抗膜17上では、図2(b)の左側が3V、右側が0Vの傾斜した電位分布となる。そこで、面電極19の電位を計測すると、ある位置に圧力が加わった場合、その位置に対応する電位が現れる。ただし、圧力が加わっていない場合を検知するため、面電極19をたとえば5Vなどにプルアップしておく。
このように、手指により圧力が加わった位置について、図2(b)上の横方向座標を計算することができる。次に縦方向座標を求めるために、電極18b、電極18cにHigh電位を印加し、電極18d、電極18aにLow電位を印加して、面電極19の電位を計測する。以上の処理を繰り返すことで、手指の接触位置の横方向座標、縦方向座標を求めることができる。
ウェアラブル入力装置1は制御部6を備えている。制御部6は、親指8に配置されている。制御部6には、磁気センサ2により検知された磁石3のN極又は磁石4のS極に基づいて、入力操作に関連する指の種類を判定する判定部と、判定部により判定された指の種類を表す指情報と、タッチパッド5により検出された操作量を表す操作量情報とを外部機器に送信する送信部とが設けられている。制御部6は、Blue Tooth(登録商標)などの通信部を持つマイコン、及び、電源から構成されている。
より具体的には、磁気センサ2、タッチパッド8、制御部6、磁石3・4の各部品を手袋の各表面に配置してウェアラブル入力装置1を構成してもよいし、親指に嵌める指サックに親指付近の部品(磁気センサ2、タッチパッド8、制御部6)を配置し、人差指、中指にはめる指サックもしくは指輪などの上にそれぞれの磁石3・4を配置してウェアラブル入力装置1を構成してもよい。
(ウェアラブル入力装置1の動作)
図3は、ウェアラブル入力装置1の動作を説明するためのフローチャートである。制御装置6に設けられたマイコンのCPUは、数ミリ秒から数十ミリ秒程度の周期で定期的に以下のような処理を行う。
まず、現在の入力指を表す変数Iをどちらの指でもないことを表す0に制御部6が設定する(ステップS1)。次に、制御部6は磁気センサ2から送信された、磁気センサ2の状態を示す信号を取得する(ステップS2)。磁気センサ2の状態は、磁石3のN極を検知した状態と、磁石4のS極を検知した状態と、磁石3のN極と磁石4のS極とのいずれも検知していない状態とを含む。そして、制御部6は磁気センサ2の状態を判定する(ステップS3)。磁気センサ2の状態が予め定めておいたN極探知判定式を満たしていた場合は、制御部6は人差指9による入力と判定して変数I=1と設定する(ステップS5)。磁気センサ2の状態が予め定めておいたS極探知判定式を満たしていた場合は、制御部6は中指10による入力と判定して変数I=2と設定する(ステップS4)。
人差指9による入力として変数Iを設定した場合(ステップS5)、中指10による入力として変数Iを設定した場合(ステップS4)、及び、磁気センサ2の状態がN極探知判定式もS極探知判定式も満たしていないと判定した場合は、制御部6は変数Iの値が1又は2であるか否かを判断する(ステップS6)。変数Iの値が1又は2の場合(ステップS6でYES)、指情報としての変数Iの値とタッチパッド5により検出された入力操作の操作量の値とをペアにした操作情報を通信部を通じて外部機器に送信する(ステップS7)。
変数の値Iが1又は2でない場合(ステップS6でNO)、及び、操作情報を外部機器に送信した場合は(ステップS7)、通常動作モードよりも消費電力が小さいCPUの省電力モードに移行して、次の処理周期になるまで待機する(ステップS8)。
ウェアラブル入力装置1の外部機器として、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)がウェアラブル入力装置1の送信相手の場合、例えば、変数I=1の場合にタッチパッド5により検出された操作量をマウスカーソルの移動量としてPCが取り扱い、変数I=2の場合にタッチパッド5により検出された操作量をマウスのホイール操作としてPCが取り扱い、変数I=1の場合のタッチパッド5の操作量を伴わない接触をマウスの左ボタンのクリックとしてPCが取り扱い、変数I=2の場合のタッチパッド5の操作量を伴わない接触をマウスの右ボタンのクリックとしてPCが取り扱うことにより、ウェアラブル入力装置1がマウス操作を代用することが可能となる。
(ウェアラブル入力装置1による地図アプリケーションの操作例)
以下で具体的説明として、PC上で動作する地図アプリケーションをウェアラブル入力装置1により操作する場合を説明する。図4は、ウェアラブル入力装置1によるウェアラブル入力方法を説明するための模式図であり、(a)は人差し指9による操作を説明するための図であり、(b)は中指10による操作を説明するための図である。図5(a)はウェアラブル入力装置1により操作される地図アプリケーションの画面を示す図であり、(b)は上記地図アプリケーションのスクロールされた画面を示す図であり、(c)は上記地図アプリケーションの縮小された画面を示す図である。
まず、図5(a)に示すように、PC上で地図を表示する地図アプリケーションが起動され、地図の初期位置を中心として、初期の拡大率(たとえば10pixel/m)の状態で表示されているとする。地図アプリケーションは、Blue Tooth(登録商標)などの通信手段により、本実施形態に係るウェアラブル入力装置1からユーザの操作入力を逐次受け取っている。
ここで、例えば、図4(a)に示すように、ユーザが左手7の親指8に配置されたタッチパッド5を人差指9に接触させ、親指8のタッチパッド5を人差指9に対して右方向へ矢印Rに沿ってスライドさせると、親指8に配置された磁気センサ2が人差指9に配置された磁石4の表面のN極を検知する。
そして、本実施形態のウェアラブル入力装置1から変数I=1の情報と、横方向操作量(移動量)(例えば、横方向操作量dx=100 ただし有効な範囲は-128<=dx<=127)と縦方向操作量(縦方向操作量dy=5 同じく有効範囲-128<=dy<=127)の情報がPC上の地図アプリケーションに送信される。
その後、地図アプリケーションは、変数I=1の情報と横方向、縦方向の操作量の情報とから、各方向の操作量について絶対値が閾値(たとえば50)を超えている操作量だけを有効な操作量であると判断し、右方向への移動指示と解釈し、図5(b)に示すように、地図の中心位置を、予め定められたpixel数(たとえば50pixel)と現在の拡大率(10pixel/m)とから計算された移動量5mだけ右に移動して、地図の表示を更新する。
次に、図4(b)に示すように、ユーザが親指8に配置されたタッチパッド5を中指10に接触させ、親指のタッチパッド5を中指10に対して上方向へ矢印Vに沿ってスライドさせると、本実施形態のウェアラブル入力装置1から変数I=2の情報と、横方向操作量(たとえばdx=-3)及び縦方向操作量(dy=-90)の情報とがPC上の地図アプリケーションに送信される。
地図アプリケーションは、変数I=2の情報と操作量とをもとに、地図の縮小指示と解釈し、現在の拡大率をあらかじめ定められた値(たとえば2)で除算することで、5pixel/mとし、図5(c)に示すように、地図の表示を更新する。
このように本実施形態の操作入力デバイス(ウェアラブル入力装置1)による操作で、ユーザは地図を表示する地図アプリケーションにおいて任意の位置、拡大率での地図表示を行うことが可能となる。
また、ウェアラブル入力装置1の外部機器としてテレビなどが送信相手の場合、例えば、変数I=1の場合のタッチパッド5により検出された操作量(移動)をチャンネル番号選択に対応させ、変数I=2の場合のタッチパッド5により検出された操作量(移動)を音量の上げ下げなどに対応させることにより、テレビリモコンと同等の操作をウェアラブル入力装置1により実現することができる。
また、親指の表面側だけでなく、親指の裏面側にも磁気センサ2とタッチパッド5とを配置することにより、触れた指の種類だけでなく、当該触れた指が親指の表側と裏側とのどちら側に触れたかを特定することができるので、ウェアラブル入力装置1による操作のバリエーションを増やすことが可能である。
このように、実施形態1に係るウェアラブル入力装置1は、親指8と人差し指9との二つの指、又は、親指8と中指10との二つの指同士の接触中の動作のみを有効な入力操作として取り扱う。このため、構造物の存在等の手指の周囲の状況によらず、ユーザが意図した場合にのみ入力操作情報を発生させることが可能になる。従って、ポケットの中に手指を入れたまま手指の操作により機器を操作可能な入力装置を提供することが可能となる。
なお、人差し指9と中指10との双方に磁石を配置する例を示したが、本発明はこれに限定されない。人差し指9と中指10とのいずれか一方に磁石を配置する構成にも本発明を適用することができる。例えば、人差し指9と中指10とのうちの人差し指9にのみ磁石を配置すると、親指8に人差し指9が接触し、親指8に配置される磁気センサ2が人差し指9に配置される磁石3のN極を検知することにより、人差し指9の外部機器への入力操作が行われたことが判定され、人差し指9の入力操作が行われたことを示す情報が外部機器に送信される。このため、親指8に人差し指9を接触させることにより、人差し指9の入力操作情報を外部機器に送信することができる。後述する実施形態も同様である。
また、タッチパッド5を設ける例を示したが、本発明はこれに限定されない。タッチパッド5を設けず、磁気センサ2、磁石3・4、制御部6によりウェアラブル入力装置を構成しても良い。この場合、操作量情報は外部機器に送信されず、入力操作に関連する指の種類を表す指情報のみが外部機器に送信される。後述する実施形態も同様である。
さらに、請求項に記載の第1手指が親指であり、第2手指が人差し指であり、第3手指が中指である例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、薬指または小指を第2手指、第3指に設定しても良いし、親指以外の指を第1手指に設定してもよい。後述する実施形態も同様である。
さらに、片手の指にウェアラブル入力装置が装着される例を示したが、本発明はこれに限定されない。両手の指にウェアラブル入力装置を装着してもよい。後述する実施形態も同様である。
〔実施形態2〕
図6は、実施形態2に係るウェアラブル入力装置によるウェアラブル入力方法を説明するためのフローチャートの一部である。図7は、上記フローチャートの残りの一部である。
実施形態2に係るウェアラブル入力装置は、実施形態1に係るウェアラブル入力装置と同様の構成を有する。実施形態2のウェアラブル入力装置は、タッチパッド5と磁気センサ2とによる省電力モードを備えている。実施形態2のウェアラブル入力装置は、磁気センサ2の状態を検出する周期を実施形態1よりも長くし、さらに、タッチパッド5の電源を遮断する省電力モードを備える。このため、制御部(判定部)6に設けられたマイコンのCPUは、以下に示す初期化処理とループ処理とを行う。省電力モードは通常動作モードよりも消費電力が小さい。
なお、通常動作モード時のループ周期時間(数ミリ秒から数十ミリ秒程度)の定数としてT0を予め定め、省電力モード時のループ周期時間(数百ミリ秒程度)の定数としてT1を予め定め、省電力モード移行までの時間を制御する定数としてS0(数十ミリ秒程度)を予め定めておく。
まず、制御部6が省電力状態か否かを表す変数Sに省電力状態を表す0を設定する(ステップS11)。そして、ループ実行周期を表す変数TにT1を設定する(ステップS12)。次に、静電容量式のタッチパッド5と、その周辺回路との電源を遮断する(ステップS13)。その後、ループ処理を実行するか否かを判断する(ステップS14)。ループ処理を実行しないと判断したときは(ステップS14でNO)処理を終了する。
ループ処理を実行すると判断したときは(ステップS14でYES)、現在の入力指を表す変数Iをどちらの指でもないことを表す0に設定する(ステップS15)。そして、磁気センサ2の状態を取得する(ステップS16)。次に、磁気センサ2の状態を判断する(ステップS17)。磁気センサ2の状態が予め定めておいたN極探知判定式を満たしていた場合は、人差し指9による入力と判断して変数I=1と設定する(ステップS19)。磁気センサ2の状態が予め定めておいたS極探知判定式を満たしていた場合は、中指10による入力と判断して変数I=2と設定する(ステップS18)。
磁気センサ2の状態がN極探知判定式、S極探知判定式を満たしていないと判断した場合、変数I=1と設定した場合(ステップS19)、変数I=2と設定した場合(ステップS18)は、変数S=0かつ変数I=0であるか否かを判断する(ステップS20)。
変数S=0かつ変数I=0でないと判断したときは(ステップS20でNO)、変数S=0かつ変数I=1又は2であるか否かを判断する(ステップS21)。変数S=0かつ変数I=1又は2でないと判断したときは(ステップS21でNO)、変数I=0であるか否かを判断する(ステップS22)。
変数I=0でないと判断したときは(ステップS22でNO)、変数Iの値とタッチパッド5から検出された操作量の値とをペアにして、制御部6の送信部を通じて、外部機器に操作情報を送信する(ステップS23)。そして、変数S=S0と設定する(ステップS24)。次に、CPUの省電力モードに移行して、次の処理周期になるまで待機する(ステップS25)。次に、ステップS14に戻る。
変数S=0かつ変数I=0であると判断した時は(ステップS20でYES)、ステップS25を実行する。変数S=0かつ変数I=1又は2であると判断したときは(ステップS21でYES)、静電容量式のタッチパッド5と、その周辺回路との電源をオンし、変数T=T0、変数S=S0と設定する(ステップS30)。そして、ステップS25を実行する。
変数I=0であると判断したときは(ステップS22でYES)、変数Sの値を1だけ減じる(ステップS26)。そして、変数S=0であるか否かを判断する(ステップS27)。変数S=0であると判断したときは(ステップS27でYES)、静電容量式のタッチパッド5と、その周辺回路との電源を遮断する(ステップS28)。
変数S=0でないと判断したとき(ステップS27でNO)、タッチパッド5等の電源を遮断したときは(ステップS28)、変数T=T1と設定し(ステップS29)、ステップS25を実行する。
このように、実施形態2のウェアラブル入力装置はタッチパッド5等の電源を遮断する省電力モードを備えるので、ウェアラブル入力装置の消費電力を削減することができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図8〜図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(ウェアラブル入力装置1aの構成)
図8は、実施形態3に係るウェアラブル入力装置1aの構成を説明するための模式図である。ウェアラブル入力装置1aは、磁気センサ2と磁石3・4との組み合わせの代わりに、入力電極2a(第1手指素子)と出力電極3a(第2手指素子、第1出力電極)・4a(第3手指素子、第2出力電極)とを用いて実施形態1のウェアラブル入力装置1と同様の機能を実現する。図8に示す例では、ウェアラブル入力装置1aが左手7に装着される例を示している。図8は左手7を手のひら側から見た図である。
ウェアラブル入力装置1aは入力電極2aを備えている。入力電極2aは、左手7の親指8の手のひら側に配置される。ウェアラブル入力装置1aには出力電極3aが設けられている。出力電極3aは、人差し指9に配置されており、ローレベル出力とハイインピーダンス出力とを切替可能である。ウェアラブル入力装置1aは出力電極4aを備えている。出力電極4aは、中指10に配置されており、ハイインピーダンス出力とローレベル出力とを切替可能である。入力電極2aは、出力電極3a・4aの出力切替、及び、人差し指9又は中指10の入力操作に応じてハイレベルからローレベルに変化する。
ウェアラブル入力装置1aにはタッチパッド5が設けられている。タッチパッド5は、パーソナルコンピュータ等の外部機器への入力操作の操作量を検出するために親指8に配置される。タッチパッド5は、静電容量式であってもよく、抵抗膜式であってもよい。
ウェアラブル入力装置1aは制御部6を備えている。制御部6は、親指8に配置されている。制御部6には、入力電極2aにより検知された出力電極3a又は4aのローレベル出力に基づいて、入力操作に関連する指の種類を判定する判定部と、判定部により判定された指の種類を表す指情報と、タッチパッド5により検出された操作量を表す操作量情報とを外部機器に送信する送信部とが設けられている。制御部6は、Blue Tooth(登録商標)などの通信部を持つマイコン、及び、電源から構成されている。
(ウェアラブル入力装置1aの動作)
図9は、ウェアラブル入力装置1aによるウェアラブル入力方法を説明するためのフローチャートである。
制御部(判定部)6に設けられたマイコンのCPUは、数ミリ秒から数十ミリ秒程度の周期で定期的に以下のような処理を行う。なお、入力電極2a側は、プルアップされており、他の電極と接触していない場合、もしくは、特定の回路電位と導通していない浮き状態の電極とのみ接触している場合は、ハイレベルとなるように設定してあるものとする。
まず、現在の入力指を表す変数Iをどちらの指でもないことを表す0に制御部6が設定する(ステップS31)。そして、制御部6が、出力電極3aをローレベル出力に設定し、出力電極4aをハイインピーダンス出力に設定する(ステップS32)。次に、一定時間(例えば、1ミリ秒程度)待機する(ステップS33)。
その後、入力電極2aの入力値がローレベルであるか否かを判断する(ステップS34)。入力電極2aの入力値がローレベルであると判断したときは(ステップS34でYES)、変数I=1に設定する(ステップS35)。入力電極2aの入力値がローレベルでないと判断したとき(ステップS34でNO)、変数I=1に設定したときは(ステップS35)、出力電極4aをローレベル出力に設定し、出力電極4bをハイインピーダンス出力に設定する(ステップS36)。そして、一定時間(例えば、1ミリ秒程度)待機する(ステップS37)。
次に、入力電極2aの入力値がローレベルであるか否かを判断する(ステップS38)。入力電極2aの入力値がローレベルであると判断した時は(ステップS38でYES)、変数I=2に設定する(ステップS39)。入力電極2aの入力値がローレベルでないと判断した時(ステップS38でNO)、変数I=2に設定したときは(ステップS39)、変数I=1又は2であるか否かを判断する(ステップS40)。
変数I=1又は2であると判断したときは(ステップS40でYES)、変数Iの値とタッチパッド5からの操作量値とをペアにした操作情報を、制御部6の送信部を通じて外部機器に送信する(ステップS41)。
変数I=1又は2でないと判断したとき(ステップS40でNO)、操作情報を外部機器に送信したときは(ステップS41)、CPUの省電力モードに移行して、次の処理周期になるまで待機する(ステップS42)。
このように、実施形態3に係るウェアラブル入力装置1aは、入力電極2aと出力電極3a・4aとを用いて、実施形態1のウェアラブル入力装置1と同様の機能を実現することができる。
〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態について、図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(ウェアラブル入力装置1bの構成及び動作)
図10は、実施形態4に係るウェアラブル入力装置1bの構成を説明するための模式図である。ウェアラブル入力装置1bは、磁気センサ2と磁石3・4との組み合わせの代わりに、ICタグリーダ2b(第1手指素子)とICタグ3b(第2手指素子)・4b(第3手指素子)を用いて実施形態1のウェアラブル入力装置1と同様の機能を実現する。
ウェアラブル入力装置1bはICタグ3b・4bを備えている。ICタグ3bは、人差し指9(第2手指)に配置され、人差し指9を表す人差し指情報(第2手指情報)が記憶されている。ICタグ4bは、中指10(第3手指)に配置され、中指10を表す中指情報(第3手指情報)が記憶されている。ウェアラブル入力装置1bにはICタグリーダ2bが設けられている。ICタグリーダ2bは、ICタグ3bに記憶された人差し指情報、又は、ICタグ4bに記憶された中指情報を読み出すために親指8に配置されている。
ウェアラブル入力装置1bにはタッチパッド5が設けられている。タッチパッド5は、パーソナルコンピュータ等の外部機器への入力操作の操作量を検出するために親指8に配置される。
ウェアラブル入力装置1bは制御部6を備えている。制御部6は、親指8に配置されている。制御部6には、ICタグリーダ2bにより読み出された人差し指情報又は中指情報に基づいて、入力操作に関連する指の種類を判定する判定部と、判定部により判定された指の種類を表す指情報と、タッチパッド5により検出された操作量を表す操作量情報とを外部機器に送信する送信部とが設けられている。
実施形態4に係るウェアラブル入力装置1bは、実施形態1のウェアラブル入力装置1と同様に動作する。図11は、ウェアラブル入力装置1bによるウェアラブル入力方法を説明するためのフローチャートである。まず、現在の入力指を表す変数Iをどちらの指でもないことを表す0に制御部6が設定する(ステップS41)。次に、制御部6はICタグリーダ2bから送信された、ICタグリーダ2bの状態を示す信号を取得する(ステップS42)。ICタグリーダ2bの状態は、ICタグ3bに記憶された人差し指情報を検知した状態と、ICタグ4bに記憶された中指情報を検知した状態と、人差指情報と中指情報とのいずれも検知していない状態とを含む。そして、制御部6はICタグリーダ2bの状態を判定する(ステップS43)。ICタグリーダ2bの状態が人差指情報を検知した状態である場合は、制御部6は人差指9による入力と判定して変数I=1と設定する(ステップS45)。ICタグリーダ2bの状態が中指情報を検知した状態である場合は、制御部6は中指10による入力と判定して変数I=2と設定する(ステップS44)。
人差指9による入力として変数Iを設定した場合(ステップS45)、中指10による入力として変数Iを設定した場合(ステップS44)、及び、ICタグリーダ2bの状態が人差指情報を検知した状態でも中指情報を検知した状態でもないと判定した場合は、制御部6は変数Iの値が1又は2であるか否かを判断する(ステップS46)。変数Iの値が1又は2の場合(ステップS46でYES)、指情報としての変数Iの値とタッチパッド5により検出された入力操作の操作量の値とをペアにした操作情報を通信部を通じて外部機器に送信する(ステップS47)。
変数の値Iが1又は2でない場合(ステップS46でNO)、及び、操作情報を外部機器に送信した場合は(ステップS47)、通常動作モードよりも消費電力が小さいCPUの省電力モードに移行して、次の処理周期になるまで待機する(ステップS48)。
〔実施形態5〕
図12は、実施形態5に係るウェアラブル入力装置1cの構成を説明するための模式図である。実施形態5に係るウェアラブル入力装置1cは、磁気センサ2と磁石3・4との組み合わせの代わりに、色センサ2c及びLED光源13(第1手指素子)と、色分けされた2種類の構造物である赤色構造物3c(第2手指素子)及び青色構造物4c(第3手指素子)とを用いて実施形態1のウェアラブル入力装置1と同様の機能を実現する。
実施形態5のウェアラブル入力装置1cは、色センサ2c及びLED光源13を備えている。色センサ2c及びLED光源13は、左手7の親指8の手のひら側に配置されている。ウェアラブル入力装置1cには、赤色構造物3c(第2手指素子)と青色構造物4c(第3手指素子)とが設けられている。赤色構造物3cは、人差し指9(第2手指)に配置されており、LED光源13からの光に基づいて人差し指9を表す赤色光を反射する。青色構造物4cは、中指10(第3手指)に配置されており、LED光源13からの光に基づいて中指10を表す青色光を反射する。色センサ2cは、赤色構造物3cにより反射された赤色光と青色構造物4cにより反射された青色光とのいずれかを検知するために配置されている。
実施形態5に係るウェアラブル入力装置は、実施形態1のウェアラブル入力装置1と同様に動作する。図13は、ウェアラブル入力装置1cによるウェアラブル入力方法を説明するためのフローチャートである。まず、現在の入力指を表す変数Iをどちらの指でもないことを表す0に制御部6が設定する(ステップS51)。次に、制御部6は色センサ2cから送信された、色センサ2cの状態を示す信号を取得する(ステップS52)。色センサ2cの状態は、赤色構造物3cからの人差指9を表す赤色光を検知した状態と、青色構造物4cからの中指10を表す青色光を検知した状態と、赤色光と青色光とのいずれも検知していない状態とを含む。そして、制御部6は色センサ2cの状態を判定する(ステップS53)。色センサ2cの状態が赤色光を検知した状態である場合は、制御部6は人差指9による入力と判定して変数I=1と設定する(ステップS55)。色センサ2cの状態が青色光を検知した状態である場合は、制御部6は中指10による入力と判定して変数I=2と設定する(ステップS54)。
人差指9による入力として変数Iを設定した場合(ステップS55)、中指10による入力として変数Iを設定した場合(ステップS54)、及び、色センサ2cの状態が赤色光を検知した状態でも青色光を検知した状態でもないと判定した場合は、制御部6は変数Iの値が1又は2であるか否かを判断する(ステップS56)。変数Iの値が1又は2の場合(ステップS56でYES)、指情報としての変数Iの値とタッチパッド5により検出された入力操作の操作量の値とをペアにした操作情報を通信部を通じて外部機器に送信する(ステップS57)。
変数の値Iが1又は2でない場合(ステップS56でNO)、及び、操作情報を外部機器に送信した場合は(ステップS57)、通常動作モードよりも消費電力が小さいCPUの省電力モードに移行して、次の処理周期になるまで待機する(ステップS58)。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るウェアラブル入力装置1・1a・1bは、指に装着するウェアラブル入力装置であって、第1手指(親指8)に配置される第1手指素子(磁気センサ2、入力電極2a、ICタグリーダ2b)と、第2手指(人差し指9)に配置され、前記第2手指(人差し指9)を表す第2手指情報を有する第2手指素子(磁石3、出力電極3a、ICタグ3b)とを備え、前記第1手指素子(磁気センサ2、入力電極2a、ICタグリーダ2b)は、前記第2手指素子(磁石3、出力電極3a、ICタグ3b)の第2手指情報を検知するために配置されており、前記第1手指素子(磁気センサ2、入力電極2a、ICタグリーダ2b)による第2手指情報の検知の有無に基づいて、前記第2手指(人差し指9)の外部機器への入力操作の有無を判定する判定部(制御部6)と、前記判定部(制御部6)による判定結果に基づいて、前記入力操作を示す情報を前記外部機器に送信する送信部(制御部6)とをさらに備える。
上記の構成によれば、第1手指に第2手指が接触し、第1手指に配置される第1手指素子が第2手指に配置される第2手指素子の第2手指情報を検知することにより、第2手指の外部機器への入力操作が行われたことが判定され、第2手指の入力操作を示す情報が外部機器に送信される。このため、第1手指に第2手指を接触させることにより、入力操作情報を外部機器に送信することができる。従って、構造物の存在等の手指の周囲の状況によらず、ユーザが意図した場合にのみ入力操作情報を発生させることが可能になる。この結果、物理的センサと構造物との接触による誤操作を排除し、ユーザの触感と強くリンクすることが可能な物理的センサを用いたウェアラブル入力装置を提供することができる。
本発明の態様2に係るウェアラブル入力装置1・1a・1bは、上記態様1において、第3手指(中指10)に配置され、前記第3手指(中指10)を表す第3手指情報を有する第3手指素子(磁石4、出力電極4a、ICタグ4b)をさらに備え、前記第1手指素子(磁気センサ2、入力電極2a、ICタグリーダ2b)は、前記第2手指情報と前記第3手指情報とのいずれかを検知するために配置されており、前記判定部(制御部6)は、前記第1手指素子(磁気センサ2、入力電極2a、ICタグリーダ2b)により検知された第2手指情報又は第3手指情報に基づいて、前記入力操作に関連する指の種類を判定し、前記送信部(制御部6)は、前記判定部(制御部6)により判定された指の種類を表す指情報を前記外部機器に送信してもよい。
上記の構成によれば、指の種類に応じた入力操作情報を外部機器に送信することができるので、外部機器が受信する入力操作情報の種類を豊富にすることができる。
本発明の態様3に係るウェアラブル入力装置1・1a・1bは、上記態様1において、前記第1手指(親指8)に配置され、前記入力操作の操作量を検出するタッチパッド5をさらに備え、前記送信部(制御部6)は、前記タッチパッド5により検出された操作量を表す操作量情報を前記外部機器に送信してもよい。
上記の構成によれば、第2手指の入力操作の操作量を外部機器に送信することができるので、例えば、外部機器に表示される画面のスクロール操作、拡大・縮小操作が、第1手指に第2手指を接触させながらスライドさせることにより可能になる。
本発明の態様4に係るウェアラブル入力装置1は、上記態様2において、前記第2手指素子は、表面が第1磁性(N極)を有する磁石3であり、前記第3手指素子は、表面が上記第1磁性(N極)とは異なる第2磁性(S極)を有する磁石4であり、前記第1手指素子は、前記第1磁性(N極)又は前記第2磁性(S極)を検知する磁気センサ2であってもよい。
上記の構成によれば、磁石と磁気センサという簡素な構成により、物理的センサと構造物との接触による誤操作を排除し、ユーザの触感と強くリンクすることが可能な物理的センサを用いたウェアラブル入力装置を提供することができる。
本発明の態様5に係るウェアラブル入力装置1aは、上記態様2において、前記第2手指素子は、ローレベル出力とハイインピーダンス出力とを切替可能な第1出力電極(出力電極3a)であり、前記第3手指素子は、前記ハイインピーダンス出力と前記ローレベル出力とを切替可能な第2出力電極(出力電極4a)であり、前記第1手指素子は、前記第1出力電極(出力電極3a)及び前記第2出力電極(出力電極4a)の出力切替、並びに、前記第2手指(人差し指9)又は第3手指(中指10)の入力操作に応じてハイレベルからローレベルに変化する入力電極2aであってもよい。
上記の構成によれば、第1出力電極及び第2出力電極において切り替えられたローレベル出力及びハイインピーダンス出力と、第2手指又は第3手指の入力操作とに応じて入力電極がハイレベルからローレベルに変化するので、外部機器への入力操作に関連する指の種類を確実に判定することができる。
本発明の態様6に係るウェアラブル入力装置1bは、上記態様2において、前記第2手指素子は、前記第2手指(人差し指9)を表す第2手指情報(人差し指情報)が記憶されたICタグ3bであり、前記第3手指素子は、前記第3手指(中指10)を表す第3手指情報(中指情報)が記憶されたICタグ4bであり、前記第1手指素子は、前記第2手指情報(人差し指情報)又は前記第3手指情報(中指情報)を読み出すICタグリーダ2bであってもよい。
上記の構成によれば、ICタグに記憶された第2手指情報(人差し指情報)、又は、ICタグ4bに記憶された第3手指情報(中指情報)をICタグリーダが読み出すので、外部機器への入力操作に関連する指の種類を確実に判定することができる。
本発明の態様7に係るウェアラブル入力装置は、上記態様2において、前記第1手指(親指8)に配置され、前記入力操作の操作量を検出するタッチパッド5をさらに備え、前記判定部(制御部6)は、前記指の種類が判定できないときに、前記タッチパッド5の電源を遮断してもよい。
上記の構成によれば、入力操作が実施されていない時のウェアラブル入力装置の消費電力を削減することができる。
本発明の態様8に係るウェアラブル入力装置は、上記態様2において、前記判定部(制御部6)は、前記指の種類が判定されたときに通常動作モードを選択し、前記指の種類が判定できないときに、前記通常動作モードよりも消費電力が小さい省電力モードを選択してもよい。
上記の構成によれば、入力操作が実施されていない時のウェアラブル入力装置の消費電力を削減することができる。
本発明の態様9に係るウェアラブル入力装置は、上記態様2において、前記第1手指が親指8であり、前記第2手指が人差し指9であり、前記第3手指が中指10であってもよい。
上記の構成によれば、親指と人差し指との接触、及び、親指と中指との接触に基づいて入力操作を実施することができるので、操作性の良好なウェアラブル入力装置を実現することができる。
本発明の態様10に係るウェアラブル入力方法は、指に基づくウェアラブル入力方法であって、第1手指(親指8)に配置される第1手指素子(磁気センサ2、入力電極2a、ICタグリーダ2b)により、第2手指(人差し指9)に配置される第2手指素子(磁石3、出力電極3a、ICタグ3b)が有する前記第2手指(人差し指9)を表す第2手指情報を検知するための検知工程と、前記第1手指素子(磁気センサ2、入力電極2a、ICタグリーダ2b)による第2手指情報の検知の有無に基づいて、前記第2手指(人差し指9)の外部機器への入力操作の有無を判定する判定工程と、前記判定工程による判定結果に基づいて、前記入力操作を示す情報を前記外部機器に送信する送信工程とを包含する。
上記の構成によれば、態様1と同様の効果を奏する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、指に装着するウェアラブル入力装置及びウェアラブル入力方法に利用することができる。
1、1a、1b ウェアラブル入力装置
2 磁気センサ(第1手指素子)
2a 入力電極(第1手指素子)
2b ICタグリーダ(第1手指素子)
3 磁石(第2手指素子)
3a 出力電極(第2手指素子、第1出力電極)
3b ICタグ(第2手指素子)
4 磁石(第3手指素子)
4a 出力電極(第2手指素子、第2出力電極)
4b ICタグ(第2手指素子)
5 タッチパッド
6 制御部(判定部、送信部)
7 左手
8 親指(第1手指)
9 人差し指(第2手指)
10 中指(第3手指)
11 ケーブル
12 ケーブル

Claims (10)

  1. 指に装着するウェアラブル入力装置であって、
    第1手指に配置される第1手指素子と、
    第2手指に配置され、前記第2手指を表す第2手指情報を有する第2手指素子とを備え、
    前記第1手指素子は、前記第2手指素子の第2手指情報を検知するために配置されており、
    前記第1手指素子による第2手指情報の検知の有無に基づいて、前記第2手指の外部機器への入力操作の有無を判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて、前記入力操作を示す情報を前記外部機器に送信する送信部とをさらに備えたことを特徴とするウェアラブル入力装置。
  2. 第3手指に配置され、前記第3手指を表す第3手指情報を有する第3手指素子をさらに備え、
    前記第1手指素子は、前記第2手指情報と前記第3手指情報とのいずれかを検知するために配置されており、
    前記判定部は、前記第1手指素子により検知された第2手指情報又は第3手指情報に基づいて、前記入力操作に関連する指の種類を判定し、
    前記送信部は、前記判定部により判定された指の種類を表す指情報を前記外部機器に送信する請求項1に記載のウェアラブル入力装置。
  3. 前記第1手指に配置され、前記入力操作の操作量を検出するタッチパッドをさらに備え、
    前記送信部は、前記タッチパッドにより検出された操作量を表す操作量情報を前記外部機器に送信する請求項1に記載のウェアラブル入力装置。
  4. 前記第2手指素子は、表面が第1磁性を有する磁石であり、
    前記第3手指素子は、表面が上記第1磁性とは異なる第2磁性を有する磁石であり、
    前記第1手指素子は、前記第1磁性又は前記第2磁性を検知する磁気センサである請求項2に記載のウェアラブル入力装置。
  5. 前記第2手指素子は、ローレベル出力とハイインピーダンス出力とを切替可能な第1出力電極であり、
    前記第3手指素子は、前記ハイインピーダンス出力と前記ローレベル出力とを切替可能な第2出力電極であり、
    前記第1手指素子は、前記第1出力電極及び前記第2出力電極の出力切替、並びに、前記第2手指又は第3手指の入力操作に応じてハイレベルからローレベルに変化する入力電極である請求項2に記載のウェアラブル入力装置。
  6. 前記第2手指素子は、前記第2手指情報が記憶されたICタグであり、
    前記第3手指素子は、前記第3手指情報が記憶されたICタグであり、
    前記第1手指素子は、前記第2手指情報又は前記第3手指情報を読み出すICタグリーダである請求項2に記載のウェアラブル入力装置。
  7. 前記第1手指に配置され、前記入力操作の操作量を検出するタッチパッドをさらに備え、
    前記判定部は、前記指の種類が判定できないときに、前記タッチパッドの電源を遮断する請求項2に記載のウェアラブル入力装置。
  8. 前記判定部は、前記指の種類が判定されたときに通常動作モードを選択し、前記指の種類が判定できないときに、前記通常動作モードよりも消費電力が小さい省電力モードを選択する請求項2に記載のウェアラブル入力装置。
  9. 前記第1手指が親指であり、
    前記第2手指が人差し指であり、
    前記第3手指が中指である請求項2に記載のウェアラブル入力装置。
  10. 指に基づくウェアラブル入力方法であって、
    第1手指に配置される第1手指素子により、第2手指に配置される第2手指素子が有する前記第2手指を表す第2手指情報を検知するための検知工程と、
    前記第1手指素子による第2手指情報の検知の有無に基づいて、前記第2手指の外部機器への入力操作の有無を判定する判定工程と、
    前記判定工程による判定結果に基づいて、前記入力操作を示す情報を前記外部機器に送信する送信工程とを包含することを特徴とするウェアラブル入力方法。
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