JP2016024648A - タッチパネル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線方式の電子ペンにおいて電池を不要にできるタッチパネル装置を提供する。
【解決手段】タッチパネル装置1は、電子ペン30でタッチ入力される静電容量方式のタッチパネル11と、電子ペンに設けた少なくとも2本の描画用のドライブ電極40a,40bを介してタッチパネル上の検出電極18,19から電子ペン駆動用の電力を電子ペンに供給する電力供給部20とを備える。好ましくは、電力供給部は、各ドライブ電極間の距離に対応した正極と負極とが現れるように、タッチパネル上の検出電極を駆動する。
【選択図】図5
【解決手段】タッチパネル装置1は、電子ペン30でタッチ入力される静電容量方式のタッチパネル11と、電子ペンに設けた少なくとも2本の描画用のドライブ電極40a,40bを介してタッチパネル上の検出電極18,19から電子ペン駆動用の電力を電子ペンに供給する電力供給部20とを備える。好ましくは、電力供給部は、各ドライブ電極間の距離に対応した正極と負極とが現れるように、タッチパネル上の検出電極を駆動する。
【選択図】図5
Description
本発明は、タッチパネル装置に関し、詳細には、デジタイザを形成する電子ペン付きのタッチパネル装置に関する。
この種のタッチパネル装置は、プレゼンテーション、会議などに広く利用されており、例えば、映像を表示する表示パネルに一体的に設けられたタッチパネルを有している。表示パネルをユーザの指またはペン型の入力装置(電子ペンともいう)などでタッチすると、そのタッチ位置に応じた手書きの線、手書きの文字や記号等の図形を表示パネルに表示できる。
電子ペンには、タッチパネル装置から引き出されたコードに接続される有線方式と、コードを用いない無線方式がある。有線方式の場合、電力はコードを介して電子ペンに供給されるが、無線方式の場合、電力は電子ペン内の電池から供給される構造が知られている。
ここで、例えば、特許文献1には、電界結合方式による非接触給電の技術が開示されている。詳しくは、送電用の平面電極と受電用の平面電極とが対向されており、これらの容量結合で電力を供給できる。
ここで、例えば、特許文献1には、電界結合方式による非接触給電の技術が開示されている。詳しくは、送電用の平面電極と受電用の平面電極とが対向されており、これらの容量結合で電力を供給できる。
ところで、無線方式の電子ペンでは電池を不要にできれば有用であるが、特許文献1にもこのような技術は開示されていない。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、無線方式の電子ペンにおいて電池を不要にできるタッチパネル装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、電子ペンでタッチ入力される静電容量方式のタッチパネルと、前記電子ペンに設けた少なくとも2本の描画用のドライブ電極を介して前記タッチパネル上の検出電極から電子ペン駆動用の電力を前記電子ペンに供給する電力供給部とを備えたことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記電力供給部は、各前記ドライブ電極間の距離に対応した正極と負極とが現れるように、前記タッチパネル上の検出電極を駆動することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1または第2の技術手段において、前記電力供給部は、前記電子ペンの周辺に位置した前記タッチパネル上の検出電極を駆動することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1から3のいずれか1の技術手段において、前記タッチパネルは、各前記ドライブ電極からの信号を認識するために、前記タッチパネルから前記電子ペンに同期信号を出力し、該同期信号は、前記電子ペン駆動用の信号とは別個の信号で前記電子ペンに出力される、あるいは、前記電子ペン駆動用の信号を含む単一の信号で前記電子ペンに出力されることを特徴としたものである。
本発明によれば、タッチパネル上の検出電極が電子ペンに電力を供給するので、無線方式であっても電池の不要な電子ペンを提供可能になる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のタッチパネル装置に係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る入力表示装置の外観構成例を示す図である。入力表示装置は電子ペンおよびタッチパネル装置からなり、液晶モニタ1が本発明のタッチパネル装置に相当する。液晶モニタ1は、例えば、表示画面と液晶モニタの接地面との角度が0°程度の平置きタイプ(ホリゾンスタイルともいう)や、液晶モニタ背面のスタンド2を用いてスタンディングスタイルやペンライティングスタイルにも適用可能である。また、本発明に係るタッチパネル装置としては、液晶モニタ1以外の薄型表示装置であってもよく、有機ELパネル、プラズマディスプレイあるいは液晶テレビをモニタとして利用するものであってもよい。
図1は、本発明に係る入力表示装置の外観構成例を示す図である。入力表示装置は電子ペンおよびタッチパネル装置からなり、液晶モニタ1が本発明のタッチパネル装置に相当する。液晶モニタ1は、例えば、表示画面と液晶モニタの接地面との角度が0°程度の平置きタイプ(ホリゾンスタイルともいう)や、液晶モニタ背面のスタンド2を用いてスタンディングスタイルやペンライティングスタイルにも適用可能である。また、本発明に係るタッチパネル装置としては、液晶モニタ1以外の薄型表示装置であってもよく、有機ELパネル、プラズマディスプレイあるいは液晶テレビをモニタとして利用するものであってもよい。
図2は、本発明に係るタッチパネル装置の機能的な構成例を示すブロック図である。
液晶モニタ1は、制御部10、タッチパネル11、表示パネル12、タッチパネル制御部13、映像処理部14、合成部15、記憶部16、電力供給部20等を備え、これらはバス17で接続されている。
制御部10は、液晶モニタ1の動作を制御するためのCPUなどで構成され、記憶部16の例えばROMに格納されている各種のプログラムやデータをRAMにロードし、このロードしたRAM内のプログラムを実行する。
液晶モニタ1は、制御部10、タッチパネル11、表示パネル12、タッチパネル制御部13、映像処理部14、合成部15、記憶部16、電力供給部20等を備え、これらはバス17で接続されている。
制御部10は、液晶モニタ1の動作を制御するためのCPUなどで構成され、記憶部16の例えばROMに格納されている各種のプログラムやデータをRAMにロードし、このロードしたRAM内のプログラムを実行する。
表示パネル12は、例えば、液晶パネルで構成される矩形状の表示画面12aを有している。
タッチパネル11は、表示パネル12に一体的に設けられ、表示画面12a上をユーザの指または図1に示した電子ペン30などでタッチしたときに、そのタッチ位置(タッチ座標ともいう)を入力するためのセンサである。このセンサとしては、例えば、指先と導電膜の間での静電容量の変化を捉えて位置を検出する静電容量方式のものを採用することができ、図3に示すように、電極パターンを例えばX軸電極18とY軸電極19に分け、X軸パターン18a,18b…、Y軸パターン19a,19b…をマトリックス状に配置している(投影型静電容量方式ともいう)。なお、X軸電極18やY軸電極19が本発明のタッチパネル上の検出電極に相当する。
タッチパネル11は、表示パネル12に一体的に設けられ、表示画面12a上をユーザの指または図1に示した電子ペン30などでタッチしたときに、そのタッチ位置(タッチ座標ともいう)を入力するためのセンサである。このセンサとしては、例えば、指先と導電膜の間での静電容量の変化を捉えて位置を検出する静電容量方式のものを採用することができ、図3に示すように、電極パターンを例えばX軸電極18とY軸電極19に分け、X軸パターン18a,18b…、Y軸パターン19a,19b…をマトリックス状に配置している(投影型静電容量方式ともいう)。なお、X軸電極18やY軸電極19が本発明のタッチパネル上の検出電極に相当する。
タッチパネル制御部13は、駆動・検出部13a、演算部13b、処理部13cを有する。駆動・検出部13aは、指先でタッチパネル11に触れる場合、タッチパネル11上の一方の電極(例えばX軸電極18)を駆動させ、他方の電極(例えばY軸電極19)でタッチ座標を検出する。また、駆動・検出部13aは、有線方式の電子ペン内のドライブ電極を駆動させることができるが、有線方式あるいは図1に示した無線方式の電子ペン30でタッチパネル11に触れる場合、タッチパネル11上のX軸電極18とY軸電極19の双方でタッチ座標を検出する。これら検出結果は演算部13bに出力される。なお、電子ペンのドライブ電極の先端をタッチパネルから例えば約15mm以内に近づけると(ホバー操作ともいう)、その先端とタッチパネルとを最短距離で結んだ位置を電子ペンのタッチ座標として検出可能である。
演算部13bは、タッチパネル11に触れた指先や電子ペン30の検出結果に所定の演算処理を施し、指先や電子ペン30のタッチ座標などを得る。この得られたタッチ座標などは処理部13cに送られ、タッチ操作の情報が作成される。作成されたタッチ操作信号は合成部15に出力される。なお、処理部13cには、筆圧情報や図3に示した電子ペン30のサイドスイッチ35,36の情報も入力可能である。
映像処理部14は、液晶モニタ1への入力映像信号に解像度変換やガンマ補正等の画像処理を施し、合成部15に出力する。
合成部15は、入力映像信号とタッチ操作信号とを合成し、タッチ操作の情報を入力映像に重畳する処理を行う。なお、タッチ操作の情報を表示しない場合、映像処理部14で画像処理の済んだ入力映像だけが表示画面12aに表示される。
合成部15は、入力映像信号とタッチ操作信号とを合成し、タッチ操作の情報を入力映像に重畳する処理を行う。なお、タッチ操作の情報を表示しない場合、映像処理部14で画像処理の済んだ入力映像だけが表示画面12aに表示される。
(第1実施形態)
図4は、本発明の第1の実施形態による電子ペンの構成図である。図4(A)に示すように、本実施形態の電子ペン30は、コードを用いない無線方式であり、ユーザの例えば指で把持される筒状の筐体34を有している。筐体34の先端には、液晶モニタ1への入力に使用されるペン先37が設けられ、ペン先37の先端は例えば先細りで断面円形状に形成されている。
図4は、本発明の第1の実施形態による電子ペンの構成図である。図4(A)に示すように、本実施形態の電子ペン30は、コードを用いない無線方式であり、ユーザの例えば指で把持される筒状の筐体34を有している。筐体34の先端には、液晶モニタ1への入力に使用されるペン先37が設けられ、ペン先37の先端は例えば先細りで断面円形状に形成されている。
筐体34の表面には、押し下げ可能なサイドスイッチ35,36が設けられており、サイドスイッチ35,36の押し下げによって、ペン先37のタッチ操作を例えばマウスの右クリックや例えば消しゴムとして機能させることができる。
ここで、図4(B)に示すように、ペン先37の内部には、液晶モニタ1におけるペン先の位置を検出するための例えば2本のドライブ電極40a,40bが設けられている。なお、ドライブ電極40a,40bが本発明の描画用のドライブ電極に相当する。各ドライブ電極40a,40bは、例えば、ペン先37の中心軸線を挟んで対称位置に並設され、筐体34内のアンプ39a,39bにそれぞれ接続されている。
ここで、図4(B)に示すように、ペン先37の内部には、液晶モニタ1におけるペン先の位置を検出するための例えば2本のドライブ電極40a,40bが設けられている。なお、ドライブ電極40a,40bが本発明の描画用のドライブ電極に相当する。各ドライブ電極40a,40bは、例えば、ペン先37の中心軸線を挟んで対称位置に並設され、筐体34内のアンプ39a,39bにそれぞれ接続されている。
電子ペン30でタッチパネル11に触れる場合(ホバー操作も含む、以下同じ)には、2本のドライブ電極40a,40bを例えば別個に駆動させる(逐次駆動方式ともいう)。詳しくは、始めに一方のドライブ電極40aを駆動してこのドライブ電極40aの位置をタッチパネル11上のX軸電極18やY軸電極19で検出し、次いで、他方のドライブ電極40bを駆動してこのドライブ電極40bの位置をX軸電極18やY軸電極19で検出している。各ドライブ電極40a,40bの位置によってペン先37の中心軸線回りの回転角を算出できるので、線幅の異なる線を表示画面12aに入力可能になる。
図5は、本発明の電界結合方式による非接触給電の概略図である。図2で説明した電力供給部20は発振器20aを有し、結合コンデンサ21,22を介して電子ペン30に接続されている。
結合コンデンサ21,22は、発振器20a側に接続する送電用の平面電極と、電子ペン30側に接続する受電用の平面電極とが対向して構成され、これらの容量結合で電力を供給できる。図3で説明したX軸電極18やY軸電極19が上記検出電極の他、送電用の平面電極として用いられ、図4(B)で説明したドライブ電極40a,40bが上記描画用のドライブ電極の他、受電用の平面電極として用いられている。
結合コンデンサ21,22は、発振器20a側に接続する送電用の平面電極と、電子ペン30側に接続する受電用の平面電極とが対向して構成され、これらの容量結合で電力を供給できる。図3で説明したX軸電極18やY軸電極19が上記検出電極の他、送電用の平面電極として用いられ、図4(B)で説明したドライブ電極40a,40bが上記描画用のドライブ電極の他、受電用の平面電極として用いられている。
電界結合方式によれば、電力の供給量を平面電極の面積変更によって容易に変更できる。また、電磁誘導方式のような異物挿入時の過熱がなく、電磁界共鳴方式のような構造の重量が大きくならずに済むという利点がある。
そして、電力供給部20は、ドライブ電極40aとドライブ電極40bの間の距離に対応した正極と負極とが現れるように、X軸電極18やY軸電極19を駆動する。
そして、電力供給部20は、ドライブ電極40aとドライブ電極40bの間の距離に対応した正極と負極とが現れるように、X軸電極18やY軸電極19を駆動する。
より詳しくは、図5に示すスイッチ44a,45aによってドライブ電極40a,40bと整流部43とを接続し、また、スイッチ44b,45bによってX軸電極18やY軸電極19と電力供給部20とを接続した場合(電力伝送モード)、電力供給部20が、例えば、奇数列のX軸パターン18a,18c,18eを正極に、偶数列のX軸パターン18b,18dを負極に設定すると、X軸電極18から電子ペン駆動用の電力が電子ペン30に出力される。なお、例えば、奇数列のY軸パターン19a,19c,19eを正極に、偶数列のY軸パターン19b,19dを負極に設定してY軸電極19からも電子ペン駆動用の電力を出力してもよい。
なお、電力供給部20は、駆動・検出部13aでペン先37の位置を検出できた場合、このペン先37の周辺に位置したX軸電極18やY軸電極19だけを駆動してもよい。ペン先37の周辺にだけ電力を供給すれば、タッチパネル11上の全電極を駆動させずに済む。
スイッチ44a,45aによってドライブ電極40a,40bと整流部43とを接続した場合、例えばドライブ電極40aに入力された正極電力やドライブ電極40bに入力された負極電力は、整流部43で整流され、定電圧部42で一定電圧に調整された後、ペン処理部38に供給される。
スイッチ44a,45aによってドライブ電極40a,40bと整流部43とを接続した場合、例えばドライブ電極40aに入力された正極電力やドライブ電極40bに入力された負極電力は、整流部43で整流され、定電圧部42で一定電圧に調整された後、ペン処理部38に供給される。
ただし、本実施形態の電子ペン30は無線方式であり、タッチパネル11が指先あるいは電子ペン30のいずれを検出するかを認識するために、タッチパネル11から電子ペン30に同期信号を出力している。
具体的には、図5に示すように、電子ペン30は、ドライブ電極40aとペン処理部38とを接続する同期信号検出ライン41を有している。
具体的には、図5に示すように、電子ペン30は、ドライブ電極40aとペン処理部38とを接続する同期信号検出ライン41を有している。
ペン処理部38との同期タイミングは、図2で説明した演算部13bで生成されており、スイッチ44a,45aでドライブ電極40a,40bと整流部43とを接続したまま、スイッチ44b,45bを切り替えてX軸電極18やY軸電極19とタッチパネル制御部13とを接続すると(同期伝送モード)、駆動・検出部13aを介してX軸電極18やY軸電極19から送信された同期信号は、例えばドライブ電極40a、同期信号検出ライン41を経由してペン処理部38に出力される。
次いで、スイッチ44b,45bでX軸電極18やY軸電極19とタッチパネル制御部13とを接続したまま、スイッチ44a,45aを切り替えてドライブ電極40a,40bとペン処理部38とを接続すると(ペン駆動モード、ペン座標検出モード)、ペン処理部38では、上記の同期信号の周波数に基づく駆動信号を、図4(B)で説明した各アンプ39a,39bを介して各ドライブ電極40a,40bに出力する。これにより、各ドライブ電極40a,40bが駆動し、駆動・検出部13aがタッチパネル11上のX軸電極18やY軸電極19で電子ペン30の位置を検出できる。
図6は、本発明の第1実施形態における処理の流れを説明するためのシーケンス図である。まず、電力供給部20が、X軸電極18やY軸電極19を所定時間駆動し(電力伝送モード、ステップS10,S13)、例えば電力供給用のパルスをX軸電極18やY軸電極19へ供給する。
電子ペン30がドライブ電極40a,40bを介して電力供給用のパルスを受信すると、電子ペン30に電力が供給される(ステップS11)。ペン処理部38は、電力の供給を初めて受けた場合、電子ペン30の起動・初期化処理を実行してオン状態にし、電力の供給を継続して受けている場合には、電子ペン30のオン状態を維持する(ステップS12)。
電子ペン30がドライブ電極40a,40bを介して電力供給用のパルスを受信すると、電子ペン30に電力が供給される(ステップS11)。ペン処理部38は、電力の供給を初めて受けた場合、電子ペン30の起動・初期化処理を実行してオン状態にし、電力の供給を継続して受けている場合には、電子ペン30のオン状態を維持する(ステップS12)。
次に、駆動・検出部13aが、X軸電極18やY軸電極19を所定時間駆動し(同期伝送モード、ステップS14,S17)、例えば、電力供給用のパルスとは別個の同期用のパルスをX軸電極18やY軸電極19へ供給する。
電子ペン30がドライブ電極40aを介して同期用のパルスを受信した場合(ステップS15のYES)、ペン処理部38がドライブ電極40a,40bを所定時間駆動する(ペン駆動モード、ステップS16,S23)。
電子ペン30がドライブ電極40aを介して同期用のパルスを受信した場合(ステップS15のYES)、ペン処理部38がドライブ電極40a,40bを所定時間駆動する(ペン駆動モード、ステップS16,S23)。
続いて、駆動・検出部13aがX軸電極18とY軸電極19の双方でドライブ電極40a,40bからの信号を所定時間検出し(ペン座標検出モード、ステップS18,S19)、ドライブ電極40a,40bの位置を検出できた場合、演算部13bが電子ペン30のタッチ座標などを求める。
次いで、駆動・検出部13aは一方の電極(例えばX軸電極18)を所定時間駆動し、他方の電極(例えばY軸電極19)で指先のタッチ座標を所定時間検出する(指タッチ座標検出モード、ステップS20,S21)。
次いで、駆動・検出部13aは一方の電極(例えばX軸電極18)を所定時間駆動し、他方の電極(例えばY軸電極19)で指先のタッチ座標を所定時間検出する(指タッチ座標検出モード、ステップS20,S21)。
その後、演算部13bは電子ペン30のタッチ座標や指先のタッチ座標を処理部13cに出力する(ステップS22)。なお、ペン座標検出モードでドライブ電極40a,40bの位置を検出できなかった場合には、演算部13bは指先のタッチ座標だけを処理部13cに出力する。
一方、ペン駆動モードが終了した場合(ステップS23のYES)、電子ペン30は、電力が供給されるまで待機状態になる(ステップS24)。
一方、ペン駆動モードが終了した場合(ステップS23のYES)、電子ペン30は、電力が供給されるまで待機状態になる(ステップS24)。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態における処理の流れを説明するためのシーケンス図である。第1実施形態では、電力供給用のパルスと同期用のパルスとを別の信号で送信したが、例えば同期用のパルスが長く形成され、電力供給用のパルスも含めることができる場合、電力供給用のパルスと同期用のパルスとを単一の信号で送信してもよい。
図7は、本発明の第2実施形態における処理の流れを説明するためのシーケンス図である。第1実施形態では、電力供給用のパルスと同期用のパルスとを別の信号で送信したが、例えば同期用のパルスが長く形成され、電力供給用のパルスも含めることができる場合、電力供給用のパルスと同期用のパルスとを単一の信号で送信してもよい。
電力供給部20あるいは駆動・検出部13aが、X軸電極18やY軸電極19を所定時間駆動し(電力・同期伝送モード、ステップS30,S33)、例えば電力供給用と同期用を兼用したパルスをX軸電極18やY軸電極19へ供給する。
電子ペン30がドライブ電極40a,40bを介してこのパルスを受信すると、電子ペン30に電力が供給され(ステップS31)、ペン処理部38は、電子ペン30の起動・初期化処理を実行してオン状態にするか、電子ペン30のオン状態を維持し(ステップS32)、また、ドライブ電極40a,40bを所定時間駆動する(ペン駆動モード、ステップS34,S40)。なお、このペン駆動モードが終了した場合(ステップS40のYES)、電子ペン30は待機状態になる(ステップS41)。
電子ペン30がドライブ電極40a,40bを介してこのパルスを受信すると、電子ペン30に電力が供給され(ステップS31)、ペン処理部38は、電子ペン30の起動・初期化処理を実行してオン状態にするか、電子ペン30のオン状態を維持し(ステップS32)、また、ドライブ電極40a,40bを所定時間駆動する(ペン駆動モード、ステップS34,S40)。なお、このペン駆動モードが終了した場合(ステップS40のYES)、電子ペン30は待機状態になる(ステップS41)。
駆動・検出部13aがX軸電極18とY軸電極19の双方でドライブ電極40a,40bからの信号を所定時間検出した後(ペン座標検出モード、ステップS35,S36)、駆動・検出部13aは一方の電極(例えばX軸電極18)を所定時間駆動し、他方の電極(例えばY軸電極19)で指先のタッチ座標を所定時間検出する(指タッチ座標検出モード、ステップS37,S38)。そして、演算部13bは電子ペン30のタッチ座標や指先のタッチ座標を処理部13cに出力する(ステップS39)。
1…液晶モニタ、2…スタンド、10…制御部、11…タッチパネル、12…表示パネル、12a…表示画面、13…タッチパネル制御部、13a…駆動・検出部、13b…演算部、13c…処理部、14…映像処理部、15…合成部、16…記憶部、17…バス、18…X軸電極、18a〜18e…X軸パターン、19…Y軸電極、19a〜19e…Y軸パターン、20…電力供給部、20a…発振器、21,22…結合コンデンサ、30…電子ペン、34…筐体、35,36…サイドスイッチ、37…ペン先、38…ペン処理部、39a,39b…アンプ、40a,40b…ドライブ電極、41…同期信号検出ライン、42…定電圧部、43…整流部、44a,44b,45a,45b…スイッチ。
Claims (4)
- 電子ペンでタッチ入力される静電容量方式のタッチパネルと、
前記電子ペンに設けた少なくとも2本の描画用のドライブ電極を介して前記タッチパネル上の検出電極から電子ペン駆動用の電力を前記電子ペンに供給する電力供給部と
を備えたことを特徴とするタッチパネル装置。 - 請求項1に記載のタッチパネル装置であって、
前記電力供給部は、各前記ドライブ電極間の距離に対応した正極と負極とが現れるように、前記タッチパネル上の検出電極を駆動することを特徴とするタッチパネル装置。 - 請求項1又は2に記載のタッチパネル装置であって、
前記電力供給部は、前記電子ペンの周辺に位置した前記タッチパネル上の検出電極を駆動することを特徴とするタッチパネル装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のタッチパネル装置であって、
前記タッチパネルは、各前記ドライブ電極からの信号を認識するために、前記タッチパネルから前記電子ペンに同期信号を出力し、該同期信号は、前記電子ペン駆動用の信号とは別個の信号で前記電子ペンに出力される、あるいは、前記電子ペン駆動用の信号を含む単一の信号で前記電子ペンに出力されることを特徴とするタッチパネル装置。
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