JP2015219848A - 電子ペン、タッチパネル装置および入力表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】太い線や細い線を一様に入力できる電子ペン、タッチパネル装置および入力表示装置を提供する。
【解決手段】電子ペン30は、ユーザに把持される筐体34と、筐体34の先端に設けられたペン先37と、ペン先37に少なくとも2本設けられた座標検出用のドライブ電極40a,40bとを備える。タッチパネル装置は、電子ペンでタッチ入力されるタッチパネルと、電子ペンに設けた少なくとも2本のドライブ電極40a,40bからの信号に基づいてタッチパネルにおける各ドライブ電極40a,40bの位置座標を演算する演算部とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】電子ペン30は、ユーザに把持される筐体34と、筐体34の先端に設けられたペン先37と、ペン先37に少なくとも2本設けられた座標検出用のドライブ電極40a,40bとを備える。タッチパネル装置は、電子ペンでタッチ入力されるタッチパネルと、電子ペンに設けた少なくとも2本のドライブ電極40a,40bからの信号に基づいてタッチパネルにおける各ドライブ電極40a,40bの位置座標を演算する演算部とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、電子ペン、タッチパネル装置および入力表示装置に関し、詳細には、デジタイザを形成する電子ペンおよびタッチパネル装置からなる入力表示装置に関する。
この種のタッチパネル装置は、プレゼンテーション、会議などに広く利用されており、例えば、映像を表示する表示パネルに一体的に設けられたタッチパネルを有している。表示パネルをユーザの指またはペン型の入力装置(電子ペンともいう)などでタッチすると、そのタッチ位置に応じた手書きの線、手書きの文字や記号等の図形を表示パネルに表示できる。
ここで、一般に蛍光ペンは扁平なペン先を有し、同じ蛍光ペンでもペン先の移動方向によって太い線や細い線を描くことができる。また、毛筆の場合にもペン先の移動方向に応じて線幅を変更可能である。これら蛍光ペンや毛筆のように線幅の異なる線を入力したい場合、例えば、特許文献1のように、電子ペンの三次元的変位を検出して線の太さを変更する技術を利用することが考えられる。
ところで、蛍光ペンや毛筆で描けるような種々の線幅を電子ペンで一様に入力する場合、三次元的変位を考慮せずに容易に入力できれば有用であるが、従来このような技術は開示されていない。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、太い線や細い線を一様に入力できる電子ペン、タッチパネル装置および入力表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、ユーザに把持される筐体と、該筐体の先端に設けられたペン先と、該ペン先に少なくとも2本設けられた座標検出用のドライブ電極とを備えたことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記ペン先あるいは前記筐体が扁平な形状であることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、電子ペンでタッチ入力されるタッチパネルと、前記電子ペンに設けた少なくとも2本のドライブ電極からの信号に基づいて前記タッチパネルにおける前記各ドライブ電極の位置座標を演算する演算部とを備えたことを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記演算部は、前記各ドライブ電極の位置座標から前記タッチパネルに対する前記電子ペンの回転角を求めることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、前記電子ペンによる入力内容を表示画面に表示する表示パネルを備え、該表示パネルは、前記電子ペンの移動方向に応じて異なる線幅の線を前記表示画面に表示することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1または第2の技術手段で第3から第5のいずれかの技術手段にタッチすることにより、所定の線を表示することを特徴としたものである。
本発明によれば、座標検出用のドライブ電極を電子ペンに少なくとも2本設けており、電子ペンの回転角を求めることが可能になるので、太い線や細い線を表示画面に一様に入力可能になる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の電子ペン、タッチパネル装置および入力表示装置に係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る入力表示装置の外観構成例を示す図である。入力表示装置は電子ペンおよびタッチパネル装置からなり、液晶モニタ1が本発明のタッチパネル装置に相当する。液晶モニタ1は、例えば、表示画面と液晶モニタの接地面との角度が0°程度の平置きタイプ(ホリゾンスタイルともいう)や、液晶モニタ背面のスタンド2を用いてスタンディングスタイルやペンライティングスタイルにも適用可能である。また、本発明に係るタッチパネル装置としては、液晶モニタ1以外の薄型表示装置であってもよく、有機ELパネル、プラズマディスプレイあるいは液晶テレビをモニタとして利用するものであってもよい。
図1は、本発明に係る入力表示装置の外観構成例を示す図である。入力表示装置は電子ペンおよびタッチパネル装置からなり、液晶モニタ1が本発明のタッチパネル装置に相当する。液晶モニタ1は、例えば、表示画面と液晶モニタの接地面との角度が0°程度の平置きタイプ(ホリゾンスタイルともいう)や、液晶モニタ背面のスタンド2を用いてスタンディングスタイルやペンライティングスタイルにも適用可能である。また、本発明に係るタッチパネル装置としては、液晶モニタ1以外の薄型表示装置であってもよく、有機ELパネル、プラズマディスプレイあるいは液晶テレビをモニタとして利用するものであってもよい。
図2は、本発明に係るタッチパネル装置の機能的な構成例を示すブロック図である。
液晶モニタ1は、制御部10、タッチパネル11、表示パネル12、タッチパネル制御部13、映像処理部14、合成部15、記憶部16等を備え、これらはバス17で接続されている。
制御部10は、液晶モニタ1の動作を制御するためのCPUなどで構成され、記憶部16の例えばROMに格納されている各種のプログラムやデータをRAMにロードし、このロードしたRAM内のプログラムを実行する。
液晶モニタ1は、制御部10、タッチパネル11、表示パネル12、タッチパネル制御部13、映像処理部14、合成部15、記憶部16等を備え、これらはバス17で接続されている。
制御部10は、液晶モニタ1の動作を制御するためのCPUなどで構成され、記憶部16の例えばROMに格納されている各種のプログラムやデータをRAMにロードし、このロードしたRAM内のプログラムを実行する。
表示パネル12は、例えば、液晶パネルで構成される矩形状の表示画面12aを有している。
タッチパネル11は、表示パネル12に一体的に設けられ、表示画面12a上をユーザの指または図1に示した電子ペン30などでタッチしたときに、そのタッチ位置(タッチ座標ともいう)を入力するためのセンサである。このセンサとしては、例えば、指先と導電膜の間での静電容量の変化を捉えて位置を検出する静電容量方式のものを採用することができ、電極パターンを例えばX軸とY軸に分けてマトリックス状に配置している(投影型静電容量方式ともいう)。
タッチパネル11は、表示パネル12に一体的に設けられ、表示画面12a上をユーザの指または図1に示した電子ペン30などでタッチしたときに、そのタッチ位置(タッチ座標ともいう)を入力するためのセンサである。このセンサとしては、例えば、指先と導電膜の間での静電容量の変化を捉えて位置を検出する静電容量方式のものを採用することができ、電極パターンを例えばX軸とY軸に分けてマトリックス状に配置している(投影型静電容量方式ともいう)。
タッチパネル制御部13は、駆動・検出部13a、演算部13b、処理部13cを有する。駆動・検出部13aは、指先でタッチパネル11に触れる場合、タッチパネル11上の一方の電極を駆動させ、他方の電極でタッチ座標を検出する。また、駆動・検出部13aは、電子ペン30でタッチパネル11に触れる場合、後述のように電子ペン30内のドライブ電極を駆動させることができると共に、タッチパネル11上の双方の電極でタッチ座標を検出できる。これら検出結果は演算部13bに出力される。なお、電子ペンのドライブ電極の先端をタッチパネルから例えば約15mm以内に近づけると(ホバー操作ともいう)、その先端とタッチパネルとを最短距離で結んだ位置を電子ペンのタッチ座標として検出可能である。
演算部13bは、タッチパネル11に触れた指先や電子ペン30の検出結果に所定の演算処理を施し、指先や電子ペン30のタッチ座標の他、電子ペン30の回転角などを得る。この得られたタッチ座標や回転角などは処理部13cに送られ、タッチ操作の情報が作成される。作成されたタッチ操作信号は合成部15に出力される。なお、処理部13cには、筆圧情報や図3に示した電子ペン30のサイドスイッチ35,36の情報も入力可能である。
映像処理部14は、液晶モニタ1への入力映像信号に解像度変換やガンマ補正等の画像処理を施し、合成部15に出力する。
合成部15は、入力映像信号とタッチ操作信号とを合成し、タッチ操作の情報を入力映像に重畳する処理を行う。なお、タッチ操作の情報を表示しない場合、映像処理部14で画像処理の済んだ入力映像だけが表示画面12aに表示される。
合成部15は、入力映像信号とタッチ操作信号とを合成し、タッチ操作の情報を入力映像に重畳する処理を行う。なお、タッチ操作の情報を表示しない場合、映像処理部14で画像処理の済んだ入力映像だけが表示画面12aに表示される。
(第1実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態による電子ペンの構成図である。図3(A)に示すように、本実施形態の電子ペン30は、コード33を用いた有線方式であり、ユーザの例えば指で把持される筒状の筐体34を有し、コード33は筐体34の後端から引き出されている。一方、筐体34の先端には、液晶モニタ1への入力に使用されるペン先37が設けられ、ペン先37の先端は例えば先細りで断面円形状に形成されている。
図3は、本発明の第1の実施形態による電子ペンの構成図である。図3(A)に示すように、本実施形態の電子ペン30は、コード33を用いた有線方式であり、ユーザの例えば指で把持される筒状の筐体34を有し、コード33は筐体34の後端から引き出されている。一方、筐体34の先端には、液晶モニタ1への入力に使用されるペン先37が設けられ、ペン先37の先端は例えば先細りで断面円形状に形成されている。
筐体34の表面には、押し下げ可能なサイドスイッチ35,36が設けられており、サイドスイッチ35,36の押し下げによって、ペン先37のタッチ操作を例えばマウスの右クリックや例えば消しゴムとして機能させることができる。なお、サイドスイッチ35,36のいずれかを例えば長押しすることにより、後述する蛍光ペン入力モードに移行させてもよい。
ここで、図3(B)に示すように、ペン先37の内部には、液晶モニタ1におけるペン先の位置を検出するための例えば2本のドライブ電極40a,40bが設けられている。各ドライブ電極40a,40bは、例えば、ペン先37の中心軸線を挟んで対称位置に並設され、筐体34内のアンプ39a,39bにそれぞれ接続されている。各アンプ39a,39bは、コード33、図1に示すペンスタンド31やコード32を経由して、図2で説明したタッチパネル制御部13に接続される。
図4は、本発明の第1の実施形態による電極の駆動方式を説明するための図である。電子ペン30でタッチパネル11に触れる場合(ホバー操作も含む、以下同じ)には、2本のドライブ電極40a,40bを例えば別個に駆動させる(逐次駆動方式ともいう)。詳しくは、図4(A)に示すように、始めに一方のドライブ電極40aを駆動してこのドライブ電極40aの位置を検出し、次いで、図4(B)に示すように、他方のドライブ電極40bを駆動してこのドライブ電極40bの位置を検出している。
図5,6は、本発明の第1実施形態における処理の流れを説明するためのフローチャートであり、図7は、本発明によるペン先座標等の検出を説明するための図である。
まず、駆動・検出部13aが一方のドライブ電極40aを駆動し(図5のステップS10)、駆動・検出部13aがドライブ電極40aを検出できた場合(ステップS11のYES)、演算部13bがドライブ電極40aの座標A(x1,y1)を得る(ステップS12)。
まず、駆動・検出部13aが一方のドライブ電極40aを駆動し(図5のステップS10)、駆動・検出部13aがドライブ電極40aを検出できた場合(ステップS11のYES)、演算部13bがドライブ電極40aの座標A(x1,y1)を得る(ステップS12)。
次に、他方のドライブ電極40bが駆動し(図5のステップS13)、ドライブ電極40bが検出できた場合(ステップS14のYES)、演算部13bがドライブ電極40bの座標B(x2,y2)を得る(ステップS15)。
なお、ホバー操作の場合、図7(A)に示すように、座標Aはドライブ電極40aの先端とタッチパネル11上とを最短距離で結んだ位置になり、座標Bはドライブ電極40bの先端とタッチパネル11上とを最短距離で結んだ位置になる。
なお、ホバー操作の場合、図7(A)に示すように、座標Aはドライブ電極40aの先端とタッチパネル11上とを最短距離で結んだ位置になり、座標Bはドライブ電極40bの先端とタッチパネル11上とを最短距離で結んだ位置になる。
続いて、演算部13bはドライブ電極40a,40bからの信号に基づいてペン先座標Mを求める(図5のステップS16)。具体的には、図7(B)に示すように、ペン先座標M(X,Y)は、座標A(x1,y1)と座標B(x2,y2)との中点に相当するので、M(X,Y)=((x1+x2)/2、(y1+y2)/2)のように求めることができる。
次に、演算部13bはペン先37の回転角θを三角法で求める(ステップS17)。図7(C)に示すように、回転角θは、各ドライブ電極40a,40bの座標Aと座標Bを結んだ線分と、タッチパネル11における所定の基準位置(例えば、X軸)とのなす角とに基づき、θ=tan-1((y2−y1)/(x2−x1))のように求めることができる。その後、演算部13bはペン先座標Mや回転角θを処理部13cに出力し(ステップS18)、一連のルーチンを抜ける。
このように、座標検出用のドライブ電極40a,40bをペン先37に少なくとも2本並設しており、電子ペン30の軸線回りの角度に相当するペン先37の回転角θを求めることができるので、太い線や細い線を表示画面12aに一様に、より詳しくは、今回描いた線を最後まで同じ太さで、若しくは、今回描いた線のみならず次回描く線も同じ太さで入力可能になる。
また、液晶モニタ1では、筆圧を考慮せずに太い線や細い線を入力できるので、表示画面12aへの強調表示などを容易に行うことができる。
なお、他方のドライブ電極40bが駆動したが(図5のステップS13)、ドライブ電極40bが検出できなかった場合(ステップS14のNO)、例えば、ドライブ電極40bを検出できないぐらい電子ペン30が横になっている場合や、ドライブ電極40bが表示画面12aの外側に位置している場合などには、他方のドライブ電極40bが検出射程外であると判定される(ステップS19)。この場合の演算部13bは、一方のドライブ電極40aの座標Aをペン先座標Mに設定し(ステップS20)、ペン先37の回転角θを所定値(例えば45°などの初期値)に設定して処理部13cに出力する(ステップS21,ステップS18)。なお、この場合の回転角θは角度なしに設定することも可能である。
なお、他方のドライブ電極40bが駆動したが(図5のステップS13)、ドライブ電極40bが検出できなかった場合(ステップS14のNO)、例えば、ドライブ電極40bを検出できないぐらい電子ペン30が横になっている場合や、ドライブ電極40bが表示画面12aの外側に位置している場合などには、他方のドライブ電極40bが検出射程外であると判定される(ステップS19)。この場合の演算部13bは、一方のドライブ電極40aの座標Aをペン先座標Mに設定し(ステップS20)、ペン先37の回転角θを所定値(例えば45°などの初期値)に設定して処理部13cに出力する(ステップS21,ステップS18)。なお、この場合の回転角θは角度なしに設定することも可能である。
あるいは、一方のドライブ電極40aが駆動したが(図5のステップS10)、ドライブ電極40aが検出できなかった場合(ステップS11のNO)、一方のドライブ電極40aが検出射程外であると判定される(図6のステップS22)。この場合は他方のドライブ電極40bを駆動し(ステップS23)、ドライブ電極40bが検出できた場合には、演算部13bがドライブ電極40bの座標Bを得る(ステップS24のYES,ステップS25)。よって、他方のドライブ電極40bの座標Bをペン先座標Mに設定し(ステップS26)、ペン先37の回転角θを所定値(例えば45°などの初期値)に設定して処理部13cに出力する(ステップS27,図5のステップS18)。なお、この場合の回転角θも角度なしに設定してもよい。
これに対し、ドライブ電極40bも検出できなかった場合(図6のステップS24のNO)、例えば、ペン先37が表示画面12aから大きく離れ、ホバー距離を超えてしまった場合などには、他方のドライブ電極40bも検出射程外であると判定される(ステップS28)。この場合の演算部13bは、ペン先37が非検出である旨を処理部13cに出力する(図5のステップS18)。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態による電子ペンの機能的な構成例を示すブロック図である。本実施形態の電子ペン30は、上記コード33を用いない無線方式であり、電子ペン30内の電池(図示省略)の電力で駆動している。
また、電子ペン30のペン先の内部には、上記実施形態と同様に、例えば2本のドライブ電極40a,40bが並設されて別個に駆動しているが、この実施形態では、タッチパネル11が指先あるいは電子ペン30のいずれを検出するかを認識するために、タッチパネル11から電子ペン30に同期信号を出力している。
図8は、本発明の第2の実施形態による電子ペンの機能的な構成例を示すブロック図である。本実施形態の電子ペン30は、上記コード33を用いない無線方式であり、電子ペン30内の電池(図示省略)の電力で駆動している。
また、電子ペン30のペン先の内部には、上記実施形態と同様に、例えば2本のドライブ電極40a,40bが並設されて別個に駆動しているが、この実施形態では、タッチパネル11が指先あるいは電子ペン30のいずれを検出するかを認識するために、タッチパネル11から電子ペン30に同期信号を出力している。
具体的には、図8に示すように、電子ペン30はペン処理部38や同期信号検出部41を有している。ペン処理部38との同期タイミングは、図2で説明した演算部13bで生成されており、駆動・検出部13aを介してタッチパネル11から送信された同期信号は、ドライブ電極40a,40bを経由して同期信号検出部41で受け取られ、ペン処理部38に出力される。
ペン処理部38では、この同期信号の周波数に基づく駆動信号を、各アンプ39a,39bを介して各ドライブ電極40a,40bに出力する。これにより、各ドライブ電極40a,40bが駆動し、図2で説明した駆動・検出部13aがタッチパネル11上の双方の電極パターンで電子ペン30の位置を検出できる。なお、ペン処理部38には、筆圧情報や図3に示した電子ペン30のサイドスイッチ35,36の情報も入力可能であり、これらの情報は例えば無線で処理部13cに送信可能である。
(第3実施形態)
図9,10は、本発明の第3実施形態における処理の流れを説明するためのフローチャートである。上記実施形態では2本のドライブ電極40a,40bを別個に駆動させる例を挙げて説明したが、ドライブ電極40a,40bを同時期に駆動してもよい(並列駆動方式ともいう)。詳しくは、ドライブ電極40a,40bは、ドライブ電極40a,40bを識別するための別個のパターンに基づいて並列状態で駆動され、別個に検出されている。
図9,10は、本発明の第3実施形態における処理の流れを説明するためのフローチャートである。上記実施形態では2本のドライブ電極40a,40bを別個に駆動させる例を挙げて説明したが、ドライブ電極40a,40bを同時期に駆動してもよい(並列駆動方式ともいう)。詳しくは、ドライブ電極40a,40bは、ドライブ電極40a,40bを識別するための別個のパターンに基づいて並列状態で駆動され、別個に検出されている。
そして、ドライブ電極40a,40bが同時期に駆動し(図9のステップS40)、得られた信号を演算し(ステップS41)、ドライブ電極40aが検出できた場合(ステップS42のYES)にはステップS43に進み、さらに、ドライブ電極40bも検出できた場合(ステップS43のYES)、演算部13bがペン先座標Mを求め(ステップS44)、次に、ペン先37の回転角θを求め(ステップS45)、処理部13cに出力する(ステップS46)。
なお、ドライブ電極40bが検出できなかった場合(図9のステップS43のNO)、他方のドライブ電極40bが検出射程外であると判定され(ステップS47)、この場合には、一方のドライブ電極40aの座標Aをペン先座標Mに設定し(ステップS48)、ペン先37の回転角θを所定値(例えば45°などの初期値)に設定して処理部13cに出力する(ステップS49,ステップS46)。
あるいは、ドライブ電極40aが検出できなかった場合(図9のステップS42のNO)、一方のドライブ電極40aが検出射程外であると判定される(図10のステップS50)。この場合にはステップS51に進み、ドライブ電極40bが検出できた場合(ステップS51のYES)、他方のドライブ電極40bの座標Bをペン先座標Mに設定し(ステップS52)、ペン先37の回転角θを所定値(例えば45°などの初期値)に設定して処理部13cに出力する(ステップS53,図9のステップS46)。
これに対し、ドライブ電極40bも検出できなかった場合(図10のステップS51のNO)、他方のドライブ電極40bも検出射程外であると判定される(ステップS54)。この場合には、ペン先37の非検出が処理部13cに出力される(図9のステップS46)。
(第4実施形態)
図11は、本発明の第4の実施形態による電子ペンの部分拡大図である。上記各実施形態では、ペン先の先端を先細りで断面円形状に形成した例で説明したが、ペン先の先端を扁平な形状にしてもよい。詳しくは、図11に示したペン先37’の先端はドライブ電極40a,40bの例えば並設方向に沿って幅広に形成されており、ペン先の形状を見たユーザは太い線や細い線の描ける方向を容易に認識できる。
なお、筐体を、ドライブ電極40a,40bの例えば並設方向に沿って幅広な扁平形状することも可能である。
図11は、本発明の第4の実施形態による電子ペンの部分拡大図である。上記各実施形態では、ペン先の先端を先細りで断面円形状に形成した例で説明したが、ペン先の先端を扁平な形状にしてもよい。詳しくは、図11に示したペン先37’の先端はドライブ電極40a,40bの例えば並設方向に沿って幅広に形成されており、ペン先の形状を見たユーザは太い線や細い線の描ける方向を容易に認識できる。
なお、筐体を、ドライブ電極40a,40bの例えば並設方向に沿って幅広な扁平形状することも可能である。
1…液晶モニタ、2…スタンド、10…制御部、11…タッチパネル、12…表示パネル、12a…表示画面、13…タッチパネル制御部、13a…駆動・検出部、13b…演算部、13c…処理部、14…映像処理部、15…合成部、16…記憶部、17…バス、30…電子ペン、31…ペンスタンド、32,33…コード、34…筐体、35,36…サイドスイッチ、37,37’…ペン先、38…ペン処理部、39a,39b…アンプ、40a,40b…ドライブ電極、41…同期信号検出部。
Claims (6)
- ユーザに把持される筐体と、
該筐体の先端に設けられたペン先と、
該ペン先に少なくとも2本設けられた座標検出用のドライブ電極と
を備えたことを特徴とする電子ペン。 - 請求項1に記載の電子ペンであって、
前記ペン先あるいは前記筐体が扁平な形状であることを特徴とする電子ペン。 - 電子ペンでタッチ入力されるタッチパネルと、
前記電子ペンに設けた少なくとも2本のドライブ電極からの信号に基づいて前記タッチパネルにおける前記各ドライブ電極の位置座標を演算する演算部と
を備えたことを特徴とするタッチパネル装置。 - 請求項3に記載のタッチパネル装置であって、
前記演算部は、前記各ドライブ電極の位置座標から前記タッチパネルに対する前記電子ペンの回転角を求めることを特徴とするタッチパネル装置。 - 請求項4に記載のタッチパネル装置であって、
前記電子ペンによる入力内容を表示画面に表示する表示パネルを備え、
該表示パネルは、前記電子ペンの移動方向に応じて異なる線幅の線を前記表示画面に表示することを特徴とするタッチパネル装置。 - 請求項1又は2に記載の電子ペンで請求項3から5のいずれか1項に記載のタッチパネル装置にタッチすることにより、所定の線を表示することを特徴とする入力表示装置。
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