JP2016024606A - ビーコン信号発信装置及びビーコン信号送受信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】近接通信を行うためには、ビーコン信号発信装置が発信するビーコン信号の発信出力を抑える必要があった。【解決手段】ビーコン装置1は、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイズ信号をビーコン信号として周期的に発信するビーコンモジュール14と、ビーコンモジュール14を収納する筐体11と、を備える。そして、筐体11内面の少なくともビーコンモジュール14に対向する部分に導電性層15が形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、ビーコン信号を発信するためのビーコン信号発信装置、ビーコン信号発信装置と通信端末とがビーコン信号を送受信するためのビーコン信号送受信システムに関する。
従来、近接通信を行う方法として、例えば、IC(Integrated Circuit)カードを使った無線通信システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。この特許文献1には、ICカードと、リーダ/ライタで構成される非接触カードシステムについて開示されている。
また、他にも近接通信を行う方法として、ビーコン装置がビーコン信号を送信し、通信端末がビーコン信号を受信するための技術が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
この特許文献2には、購買者が携帯する購買者側装置が販売店に近づいたことを販売者側装置がビーコン信号により検知して、販売者側装置と購買者側装置との間における通信を開始し、購買者側装置に商品宣伝等を行うデータ通信システムが提案されている。
特開平10−13312号公報 特開2000−134147号公報
しかし、従来のビーコン信号発信装置は、不特定多数の通信端末に向けてビーコン信号を発信するのでビーコン信号の発信出力が大きく、ビーコン信号発信装置から遠い位置にある通信端末がビーコン信号発信装置からビーコン信号を受信してしまう。このため、ビーコン信号発信装置に近接した特定の通信端末を限定して双方向通信を行うことができなかった。
ビーコン信号発信装置が発信するビーコン信号の発信出力を抑えるために、ビーコン信号発信装置のファームウェアを書き換える方法がある。しかし、この方法では、1台ごとのビーコン信号発信装置にファームウェアの書き換え作業を行わなければならず、書き換えのためのコストが必要であった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、簡単な構成によってビーコン信号発信装置が発信するビーコン信号の発信出力を抑えることを目的とする。
本発明に係るビーコン信号発信装置は、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイズ信号をビーコン信号として周期的に発信する発信モジュールと、発信モジュールを収納する筐体と、を備える。そして、筐体内面の少なくとも発信モジュールに対向する部分に導電性層が形成される。
また、本発明に係るビーコン信号送受信システムは、ビーコン信号発信装置と、通信端末と、を備える。
ビーコン信号発信装置は、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイズ信号をビーコン信号として周期的に発信する発信モジュールと、発信モジュールを収納する筐体と、を有し、筐体内面の少なくとも発信モジュールに対向する部分に導電性層が形成される。
通信端末は、ビーコン信号発信装置からのビーコン信号を受信可能である。
そして、通信端末がビーコン信号発信装置に近接又は接触した時に、ビーコン信号発信装置から所定の距離だけ離れた位置における通信端末が受信するビーコン信号の受信信号強度が所定の閾値を超えるように導電性層が形成される。
本発明によれば、筐体内面の導電性層によりビーコン信号の発信出力が抑えられ、近接通信に適したビーコン信号発信装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態例に係るビーコン装置と通信端末との位置関係を示すコンビニエンスストアの店内の様子を示した説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るビーコン装置の構成例を示す。図2Aは、ビーコン装置の外観斜視図であり、図2Bは、ビーコン装置の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るビーコンモジュールの構成例を示す分解斜視図である。 図2A中のA−A線で上カバーの一部を切断した断面を示す垂直断面図である。 図2A中のA−A線でビーコン装置を切断した断面を示す垂直断面図である。 本発明の第1の実施の形態例に係るビーコン信号の受信テストの例を示す。図6Aは、ビーコン装置の上面図である。図6B〜図6Dは、ビーコン装置に近接させた通信端末の例を示す。 図6に示す各テストにおけるビーコン信号の受信信号強度の測定結果を示す一覧表である。 図6に示す各テストにおける、ビーコン装置からの通信端末の距離に対するビーコン信号の受信信号強度の例を示すグラフである。 図5に示したビーコン装置と同様に本発明の第2の実施の形態例に係るビーコン装置を切断した断面を示す垂直断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態例に係るビーコン信号発信装置について、図1〜図8を参照して説明する。
本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[第1の実施の形態例]
図1は、ビーコン装置1と通信端末2との位置関係を示すコンビニエンスストア10の店内の様子を示した説明図である。
コンビニエンスストア10の店内には、テーブル6がある。テーブル6の後ろに店員5が立っており、テーブル6の手前に通信端末2(例えば、スマートフォン)を携帯するユーザ4が立っている。テーブル6には、商品の精算を行うために用いられるレジスター装置3が設置されている。このレジスター装置3の付近には、通信端末2に、2種類のビーコン信号を周期的に送信するビーコン装置1(ビーコン信号発信装置の一例)が設置されている(後述する図3を参照)。ビーコン装置1及び通信端末2を組み合わせて、ビーコン信号を送受信するためのビーコン信号送受信システムが構成される。
ユーザ4は、精算を希望する商品(不図示)をテーブル6に置く。そして、店員5が商品の商品価格をレジスター装置3に入力する。これにより、レジスター装置3のディスプレイ部3aには、例えば、「330円」という商品価格が表示される。ユーザ4は、商品価格を精算するために通信端末2をビーコン装置1の上にかざす。これにより、通信端末2がビーコン装置1に近接又は接触する。すると、ビーコン装置1と通信端末2との間で所定の通信処理が行われ、商品の精算が行われる。この精算と並行して、店員5は商品を袋7に詰めてテーブル6に置く。精算が終了すると、ユーザ4は、袋7に入れられた商品を持ち帰ることができる。
<ビーコン装置の構成例>
図2は、ビーコン装置1の構成例を示す。図2Aは、ビーコン装置1の外観斜視図であり、図2Bは、ビーコン装置1の分解斜視図である。
図2Aに示すように、ビーコン装置1は、略直方体に形成される筐体11を備える。筐体11は、上カバー12と、下カバー13とを備え、上下に分離可能である。上カバー12及び下カバー13は、プラスチック材料(例えば、ABS樹脂)を用いて形成される。
図2Bに示すように、上カバー12は、下面が開口した箱状に形成されており、下カバー13は、上面が開口した箱状に形成されている。下カバー13の内部底面には、ビーコン信号を発信するビーコンモジュール14(発信モジュールの一例)が設置されている。そして、上カバー12及び下カバー13を組み合わせた筐体11がビーコンモジュール14を収納する。
ビーコンモジュール14は、筐体11の底面に固定された基板14aの上面に設けられており、さらにビーコンモジュール14の上に電池ホルダ16が設けられている。基板14aの裏面は、下カバー13の底面に固定されている。電池ホルダ16は、一次電池又は二次電池である電池17を保持している。
また、上カバー12及び下カバー13の内面には、例えば、スプレーガンにより均一に塗布された導電性材料からなる導電性層15が形成されている。この導電性層15は、筐体11内面の少なくともビーコンモジュール14に対向する部分に形成されることとなる。
導電性層15に用いられる導電性材料には、例えば、導電性フィラーとして混入されたニッケル粉により導電性を有するアクリル樹脂(例えば、ドータイト(登録商標))がある。上カバー12及び下カバー13を組み合わせると、上カバー12及び下カバー13の内面に形成された導電性層15がビーコンモジュール14を収納する筐体11の内部空間を密閉する。
<ビーコンモジュールの構成例>
図3は、ビーコンモジュール14の構成例を示す。ここでは、下カバー13から基板14aを電池ホルダ16と共に取り外し、さらに基板14aと電池ホルダ16を上下に分離した例を示す。
ビーコンモジュール14は、第1ビーコン信号を発信する第1発信部14b1、第1終端抵抗14c1、第2ビーコン信号を発信する第2発信部14b2、第2終端抵抗14c2を備える。ビーコンモジュール14の配線等は図示を省略する。
ビーコンモジュール14は、通信端末2に対して、2種類のビーコン信号(第1ビーコン信号、第2ビーコン信号)を送信可能である。第1ビーコン信号は、第1発信部14b1から発信され、例えば、通信端末2のアプリケーションを起動するために用いられる。また、第2ビーコン信号は、第2発信部14b2から発信され、通信端末2で起動したアプリケーションに所定の処理(例えば、精算処理)を行わせるために用いられる。ビーコンモジュール14と通信端末2との間で用いられる通信規格としては、例えば、Bluetooth(登録商標)やBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の近距離無線通信規格が適している。本実施形態例では、ビーコンモジュール14が周期的に発信するビーコン信号として、Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイズ信号が用いられる。
また、第1終端抵抗14c1は、第1発振部14b1がビーコン信号や他の高周波信号を大出力で発信しないようにするために第1発振部14b1に取付けられている。同様に第2終端抵抗14c2についても、第2発振部14b2がビーコン信号や他の高周波信号を大出力で発信しないようにするために第2発振部14b2に取付けられている。
<ビーコンモジュールの構成例>
図4は、図2A中のA−A線で上カバー12の一部を切断した断面を示す。
導電性層15は、筐体11の内面のうち、少なくともビーコンモジュール14がビーコン信号を発信する方向に位置する面(図4では、上カバー12の上面)に形成される。こうして、上カバー12の内側面に塗布された導電性層15は、大部分のビーコン信号を反射し、一部のビーコン信号を通過させる。
図5は、図2A中のA−A線でビーコン装置1を切断した断面を示す。
ビーコンモジュール14は、筐体11の上方向にビーコン信号を発信しているが、筐体11内の導電性層15により多くのビーコン信号が乱反射する。導電性層15によって反射されたビーコン信号は徐々に減衰していく。そして、ビーコン信号は、導電性層15からわずかに漏れ出す。このため、上カバー12の外部に漏れ出すビーコン信号の送信出力が抑えられ、通信端末2が受信するビーコン信号の受信信号強度(RSSI(Received Signal Strength Indication))が低下する。
なお、電池ホルダ16に保持された電池17が基板14aの上に設けられることにより、ビーコンモジュール14が発信するビーコン信号は電池17によって反射される。このため、電池17によってもビーコン信号の発信出力が抑えられる。
<ビーコン信号の受信テスト>
図5に示したようにユーザが通信端末2を上カバー12に近接又は接触させると、通信端末2は、ビーコン装置1からビーコン信号を受信できるが、上カバー12から十分に離れた位置では通信端末2がビーコン信号を受信できないと想定される。このため、本出願人は、具体的にどのような距離、位置であればビーコン信号を良好に受信可能であるかをテストした。このテストの内容及び結果について、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、ビーコン信号の受信テストの例を示す。図6Aは、ビーコン装置1の上面図である。図6B〜図6Dは、ビーコン装置1に近接させた通信端末2の例を示す。
図7は、各テストにおけるビーコン信号の受信信号強度の測定結果を示す一覧表である。
図8は、各テストにおける、ビーコン装置1からの通信端末2の距離に対するビーコン信号の受信信号強度の例を示すグラフである。
本テストでは、図6Aに示すように、上カバー12の長手方向に沿って3箇所の近接ポイントP1〜P3を定めている。近接ポイントP3は、図2Bに示したようにビーコンモジュール14が設置された位置のほぼ真上となる。そして、各近接ポイントP1〜P3に、通信端末2に内蔵される不図示の受信アンテナを近づけたときにおけるビーコン信号の受信信号強度を測定した。このテストで用いる通信端末2は、受信アンテナが受信したビーコン信号のRSSI値を測定する機能を有している。
図6Bには、近接ポイントP1に通信端末2の受信アンテナを近接させるテスト1の様子が示される。図7に示すようにテスト1では、上カバー12から上方への距離L1が3mmであるときにビーコン信号のRSSI値が「−81dBm」である。そして、距離L1を長くしていくと測定したRSSI値が減少し、距離L1が20mmを超えるとRSSI値が「−100dBm」以下となって測定不能となる。
図6Cには、近接ポイントP2に通信端末2の受信アンテナを近接させるテスト2の様子が示される。図7に示すようにテスト2では、上カバー12から上方への距離L2が3mmであるときにビーコン信号のRSSI値が「−82dBm」である。そして、距離L2を長くしていくと測定したRSSI値が減少し、距離L2が30mmを超えるとRSSI値が「−100dBm」以下となって測定不能となる。
図6Dには、近接ポイントP3に通信端末2の受信アンテナを近接させるテスト3の様子が示される。図7に示すようにテスト3では、上カバー12から上方への距離L3が3mmであるときにビーコン信号のRSSI値が「−84dBm」である。そして、距離L3を長くしていくと測定したRSSI値が減少し、距離L3が70mmを超えるとRSSI値が「−100dBm」以下となって測定不能となる。
ここで、本出願人は、テスト4は、導電性材料の塗布の有無によるビーコン信号の発信出力抑制の効果を測るため、ビーコン装置1の筐体11の内面から導電性層15を除いてテスト4を行った。
図8には、テスト1〜4毎に測定したビーコン信号のRSSI値を、□、◇、△、×の記号でプロットし、各記号を、例えば最小二乗法により近似直線で表している。
図8のグラフに示すようにテスト1〜3では、いずれもビーコン装置1からの通信端末2の距離が3mm〜100mmの間で、ビーコン信号のRSSI値が「−80dBm」〜「−100dBm」の範囲内で収まっている。
しかし、テスト4では、ビーコン装置1からの通信端末2の距離を1mm〜1000mmの間で変えても、ビーコン信号のRSSI値が「−50dBm」〜「−80dBm」の範囲内にあり、テスト1〜3と比べてビーコン信号のRSSI値が極めて高い。この結果よりビーコン信号のRSSI値を下げるためには、テスト1〜3に示したように、導電性層15が内面に形成された上カバー12及び下カバー13を組合せた筐体11の内部にビーコンモジュール14を収納することが有効であると言える。
さらに、図8に示すように通信端末2が、例えば、距離30mmで受信するときのビーコン信号のRSSI値を、ビーコン装置1及び通信端末2が双方向通信を開始するための閾値として設ける。そして、通信端末2がビーコン装置1に近接又は接触した時に、ビーコン装置1から所定の距離だけ離れた位置における通信端末2が受信するビーコン信号の受信信号強度が所定の閾値を超えるように導電性層15が形成される。
この例では、閾値を「−97dBm」としている。このため、RSSI値が「−97dBm」以上であれば、ビーコン装置1及び通信端末2が双方向通信を開始する。一方、RSSI値が「−97dBm」未満であれば、ビーコン装置1及び通信端末2は双方向通信を行わない。これにより、通信端末2をビーコン装置1に近接又は接触させなければ、通信端末2はビーコン装置1と双方向通信による所定の処理を行えないようにしている。
以上説明した第1の実施の形態例に係るビーコン装置1によれば、筐体11の内面に導電性層15を形成したことにより、筐体11に収納されたビーコンモジュール14が発信するビーコン信号の大部分は筐体11から出なくなる。このため、通信端末2は、筐体11に十分近づけられなければ、筐体11からわずかに漏れ出したビーコン信号を受信できない。言い換えれば、筐体11に近接させていない通信端末2は、ビーコン装置1からビーコン信号を受信することができない。このような構成をとることにより、近接通信にビーコン信号送受信システムを適用することが可能となり、例えば、ビーコン信号送受信システムを商品の精算処理における電子精算に用いることが可能となる。
また、ビーコン信号のRSSI値に閾値を設けたことにより、ユーザが通信端末2をビーコン装置1に近接又は接触しなければ、RSSI値が閾値を超えず、ビーコン装置1及び通信端末2は双方向通信を開始しない。これにより、ビーコン装置1が双方向通信を行える通信端末2を限定することができる。
[第2の実施形態例]
次に、本発明の第2の実施形態例に係るビーコン装置1Aについて説明する。
上述した第1の実施形態例に係るビーコン装置1では、筐体11の内部が隈無く導電性層15によって覆われるため、過剰にビーコン信号の発信出力を抑制してしまうことがある。しかし、筐体11から導電性層15を取り除くと、図8に示したように特定のユーザ以外のユーザが有する通信端末2が処理(例えば、精算処理)を行ってしまう。このため、所定の方向にだけビーコン信号を発信できることが望まれている。ここでは、第2の実施形態例に係るビーコン装置1Aについて説明を行う。
<ビーコン装置の構成例>
図9は、図5に示したビーコン装置1と同様にビーコン装置1Aを切断した断面を示す。
ビーコン装置1Aは、筐体11Aの内部にビーコンモジュール14及び電池ホルダ16を備える。筐体11Aは、上カバー12A及び下カバー13を備える。
導電性層15は、筐体11の内面のうち、少なくともビーコンモジュール14がビーコン信号を発信する方向に位置する面(図9では、下カバー12の底面)に形成される。しかし、上カバー12Aの内面のうち上側には導電性層15が形成されていない。このため、筐体11Aの内部では、上カバー12Aの側面と、下カバー13の側面及び底面が導電性層15で覆われる。そして、ビーコン信号の発信方向は、上カバー12Aの上方にほぼ限定される。
第2の実施の形態例においては、ビーコンモジュール14がビーコン信号を発信する方向を、下カバー13の底面に向けている。これによりビーコンモジュール14が発信するビーコン信号は、基板14aの下方となり、上カバー12の上方に漏れ出すビーコン信号の発信出力を抑制することができる。
以上説明した第2の実施の形態例に係るビーコン装置1Aによれば、筐体11Aの側面から発信されるビーコン信号の発信出力を抑制し、ビーコン信号の発信方向を筐体11の上方に限定することができる。このため、上方からビーコン装置1Aに近接又は接触させた通信端末2だけがビーコン装置1Aと通信し、所定の処理を行うことができる。
[変形例]
なお、筐体11の外側面をさらに電波遮蔽板で覆うことで、筐体11の側面から発信されるビーコン信号の発信出力を抑制してもよい。
また、筐体11の内面に導電性材料を塗布して導電性層15を形成する代わりに、電波吸収材を筐体11の内面又は外面に貼り付けてもよい。
また、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…ビーコン装置、2…通信端末、11…筐体、12…上カバー、13…下カバー、14…ビーコンモジュール、14b1…第1発信部、14b2…第2発信部

Claims (8)

  1. Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイズ信号をビーコン信号として周期的に発信する発信モジュールと、
    前記発信モジュールを収納する筐体と、を備え、
    前記筐体内面の少なくとも前記発信モジュールに対向する部分に導電性層が形成される
    ビーコン信号発信装置。
  2. 前記筐体は、略直方体に形成され、
    前記発信モジュールは、前記筐体の底面に配置され、前記筐体の内面のうち、少なくとも前記発信モジュールが前記ビーコン信号を発信する方向に位置する面に前記導電性層が形成される
    請求項1に記載のビーコン信号発信装置。
  3. 前記導電性層は、塗布によって形成される
    請求項1又は2に記載のビーコン信号発信装置。
  4. 前記発信モジュールには、終端抵抗が取付けられる
    請求項1に記載のビーコン信号発信装置。
  5. Bluetooth(登録商標)規格によって規定されるアドバタイズ信号をビーコン信号として周期的に発信する発信モジュールと、
    前記発信モジュールを収納する筐体と、を有し、
    前記筐体内面の少なくとも前記発信モジュールに対向する部分に導電性層が形成されるビーコン信号発信装置と、
    前記ビーコン信号発信装置からの前記ビーコン信号を受信可能な通信端末と、を備え、
    前記通信端末が前記ビーコン信号発信装置に近接又は接触した時に、前記ビーコン信号発信装置から所定の距離だけ離れた位置における前記通信端末が受信する前記ビーコン信号の受信信号強度が所定の閾値を超えるように前記導電性層が形成される
    ビーコン信号送受信システム。
  6. 前記筐体は、略直方体に形成され、
    前記発信モジュールは、前記筐体の底面に配置され、前記筐体の内面のうち、少なくとも前記発信モジュールが前記ビーコン信号を発信する方向に位置する面に前記導電性層が形成される
    請求項5に記載のビーコン信号送受信システム。
  7. 前記導電性層は、塗布によって形成される
    請求項5又は6に記載のビーコン信号送受信システム。
  8. 前記発信モジュールには、終端抵抗が取付けられる
    請求項5に記載のビーコン信号送受信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10565833B2 (en) 2017-02-10 2020-02-18 Seiko Epson Corporation Terminal apparatus and control method of terminal apparatus

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