JP2016024454A - 音声帯域拡張装置および音声帯域拡張方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音声信号から当該音声信号の周波数帯域に含まれる第1の周波数帯域のスペクトル包絡を抽出するスペクトル包絡抽出部103と、音声信号の第1の周波数帯域の成分を音声信号と第1の周波数帯域のスペクトル包絡とに基づいて生成された第1の補間信号で置き換えた第1の拡張信号を生成する第1の信号加算部106と、第1の拡張信号に基づいて音声信号の周波数帯域に含まれない第2の周波数帯域のスペクトル包絡を推定するスペクトル包絡推定部203と、第1の拡張信号と第2の周波数帯域のスペクトル包絡とに基づいて生成された第2の周波数帯域の信号である第2の補間信号と第1の拡張信号とから拡張音声信号を生成する第2の信号加算部206と、を備える。
【選択図】 図1
Description
これに対し、帯域制限のために音声信号から除去されている周波数帯域を受信側で疑似的に補って拡張し、音質を改善した疑似広帯域音声を生成する音声帯域拡張技術がある。このとき例えば携帯電話などのように通信回線の伝送品質の状況やあるいは雑音混入などの影響で受信した音声信号が劣化する場合、音声信号の劣化が音声帯域拡張をした疑似広帯域音声に影響してしまうため、音声信号の劣化を考慮した音声帯域拡張を行う必要がある。
このような劣化した音声信号に対応した音声帯域拡張技術として、低域通過フィルタ部および高域通過フィルタ部を設け、劣化しやすい帯域の周波数成分を予め除去してから音声帯域拡張を行うことで、入力となる音声信号が劣化している場合にも良好な疑似広帯域音声を生成する方法が提案されている(特許文献1)。
この発明の音声帯域拡張方法によれば、上述のように構成したので、入力された音声信号の第1の周波数帯域のスペクトル包絡を用いて生成した信号で音声信号の当該周波数帯域の成分を置き換え、この置き換えした信号を用いて入力された音声信号に含まれない第2の周波数帯域の音声帯域拡張を行うようにしたので、第1の周波数帯域が劣化した音声信号からより音質の良い疑似広帯域音声を生成することができる。
図1はこの発明の実施の形態1に関わる音声帯域拡張装置の機能構成を示すブロック図である。この実施の形態の音声帯域拡張装置は、第1の音声帯域拡張部100と第2の音声帯域拡張部200を備えている。図1には第1の音声帯域拡張部100と第2の音声帯域拡張部200のそれぞれのブロックの内部構成の一例を合わせて示している。この例では、第1の音声帯域拡張部100は第1の帯域通過フィルタ部101、第1の音源生成部102、スペクトル包絡抽出部103、第1の信号合成部104、第2の帯域通過フィルタ部105、第1の信号加算部106を備えている。また、第2の音声帯域拡張部200は、第2の音源生成部202、スペクトル包絡推定部203、第2の信号合成部204、第3の帯域通過フィルタ部205、第2の信号加算部206を備えている。
次に、入力音声信号から抽出した第1の周波数帯のスペクトル包絡を第2の周波数帯域のスペクトル包絡推定に利用する実施の形態を説明する。図4はこの実施の形態に関わる音声帯域拡張装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示した実施の形態1の音声帯域拡張装置に対して、スペクトル包絡抽出部103が出力する第1のスペクトル包絡がスペクトル包絡推定部203に入力されている点が異なる。
次に、入力音声信号において劣化している帯域を動的に検出して、上述の基準周波数を適応的に決定する実施の形態を説明する。図5はこの実施の形態に関わる音声帯域拡張装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示した実施の形態1の音声帯域拡張装置に対し、劣化帯域分析部110が新たに追加されている。劣化帯域分析部110は音声信号が入力され、劣化帯域情報を出力する。劣化帯域分析部110が出力する劣化帯域情報は第1の帯域通過フィルタ部101cと第2の帯域通過フィルタ部105cに入力される。
実施の形態3の変形例として、劣化帯域情報を第2の周波数帯域の音声帯域拡張において使用する実施の形態を説明する。図6はこの実施の形態の音声帯域拡張装置の機能構成を示すブロック図である。図6の音声帯域拡張装置は、図5で示した実施の形態3の音声帯域拡張装置に対し、劣化帯域分析部110dが出力する劣化帯域情報が第2の信号加算部206dに入力されている点と、音声信号が第2の信号加算部206dに入力されている点が異なる。なお、劣化帯域情報は劣化した帯域を示す情報に加えて、例えば劣化帯域分析部110dが求めたサブ帯域ごとの自己相関値などの劣化度合いを示す情報を含むものとする。その他は、実施の形態3と同様である。
実施の形態4の変形例として、第2の信号加算部206dが劣化帯域情報を使用せずに、入力音声信号の劣化を判断して信号を加算するようにすることも可能である。
第2の信号加算部206dが入力音声信号の劣化度合いを判断する方法としては、例えば第1の拡張信号と推定雑音とのSN比、入力音声信号と推定雑音のSN比をそれぞれ計算し、SN比が高い帯域を劣化度合いが高い帯域とする方法がある。なお、推定雑音を算出する方法は特定の方法に限定されず、例えば、発話区間検出を行って非発話区間において忘却的に推定雑音を学習する方法などを用いればよい。
Claims (7)
- 音声信号から当該音声信号の周波数帯域に含まれる第1の周波数帯域のスペクトル包絡を抽出するスペクトル包絡抽出部と、
前記音声信号の前記第1の周波数帯域の成分を前記音声信号と前記第1の周波数帯域のスペクトル包絡とに基づいて生成された第1の補間信号で置き換えた第1の拡張信号を生成する第1の信号加算部と、
前記第1の拡張信号に基づいて前記音声信号の周波数帯域に含まれない第2の周波数帯域のスペクトル包絡を推定するスペクトル包絡推定部と、
前記第1の拡張信号と前記第2の周波数帯域のスペクトル包絡とに基づいて生成された前記第2の周波数帯域の信号である第2の補間信号と前記第1の拡張信号とから拡張音声信号を生成する第2の信号加算部と、
を備えたことを特徴とする音声帯域拡張装置。 - 前記音声信号に基づいて前記音声信号が劣化した周波数帯域を検出する劣化帯域分析部を備え、
前記第1の信号加算部は、前記音声信号の前記劣化帯域分析部において検出された前記劣化した周波数帯域の成分が前記第1の補間信号で置き換えられた前記第1の拡張信号を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の音声帯域拡張装置。 - 前記第2の信号加算部は、前記劣化帯域分析部で検出された前記劣化した周波数帯域について、前記音声信号または前記第1の拡張信号のいずれかを選択して前記拡張音声信号の前記劣化した周波数帯域の成分とする
ことを特徴とする請求項2記載の音声帯域拡張装置。 - 前記第2の信号加算部は、前記音声信号と前記第1の拡張信号とに基づいて前記音声信号の劣化した周波数帯域を検出し、検出した当該劣化した周波数帯域について前記第1の拡張信号を前記拡張音声信号の前記劣化した周波数帯域の成分とする
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音声帯域拡張装置。 - 前記スペクトル包絡抽出部は、前記音声信号の前記第1の周波数帯域以外の周波数帯域のスペクトル包絡を抽出し、
前記スペクトル包絡推定部は、前記スペクトル包絡抽出部が抽出した前記第1の周波数帯域および前記第1の周波数帯域以外の周波数帯域のスペクトル包絡に基づいて、前記第2の周波数帯域のスペクトル包絡を推定する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の音声帯域拡張装置。 - 前記音声信号は定められた周波数帯域に帯域制限されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の音声帯域拡張装置。
- 入力された音声信号から前記音声信号の周波数帯域に含まれる第1の周波数帯域のスペクトル包絡を抽出するスペクトル包絡抽出ステップと、
前記音声信号の前記第1の周波数帯域の成分を前記音声信号と前記第1の周波数帯域のスペクトル包絡とに基づいて生成された第1の補間信号で置き換えた第1の拡張信号を生成する第1の信号加算ステップと、
前記第1の拡張信号に基づいて前記音声信号の周波数帯域に含まれない第2の周波数帯域のスペクトル包絡を推定するスペクトル包絡推定ステップと、
前記第1の拡張信号と前記第1の拡張信号および前記第2の周波数帯域のスペクトル包絡に基づいて生成された前記第2の周波数帯域の信号である第2の補間信号とから生成した拡張音声信号を出力する第2の信号加算ステップと、
を備えたことを特徴とする音声帯域拡張方法。
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JP2014151326A JP2016024454A (ja) | 2014-07-25 | 2014-07-25 | 音声帯域拡張装置および音声帯域拡張方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109686347A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-04-26 | 北京达佳互联信息技术有限公司 | 音效处理方法、音效处理装置、电子设备和可读介质 |
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2014
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