JP2016024068A - 位置検出装置及び位置検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地図上の位置が予め記憶されていて且つ相対位置が測定可能なランドマークの数が不十分な場合に、移動体の位置が算出できなくなるおそれを低減する。【解決手段】位置検出装置30は、移動体1に対する周辺物体の相対位置を測定し、これら物体のうち、地図上の位置が記憶されている第1ランドマークと、地図上の位置が記憶されていない被測定物体とを検出する。位置検出装置30は、静止している被測定物体を第2ランドマークとして検出し、第1ランドマークの相対位置及び地図上の位置並びに第2ランドマークの相対位置に基づいて、第2ランドマークの地図上の位置を算出する。位置検出装置30は、少なくとも第2ランドマークの相対位置と地図上の位置とに基づいて移動体の地図上の位置を算出する。【選択図】図2

Description

本発明は、位置検出装置及び位置検出方法に関する。
移動体の現在位置を算出する技術として、移動体に対するランドマークの相対位置とランドマークの既知の地図上の位置とに基づいて、移動体の地図上の位置を算出する位置検出装置が知られている。例えば特許文献1に記載の位置検出装置は、移動体の移動経路に沿って設置されたランドマークを撮像部で撮像する。少なくとも3つ以上のランドマークが認識されると、位置検出装置は、記憶部に予め記憶されている3つのランドマークの位置データを読み込む。位置検出装置は、画像に基づいて移動体から見た各ランドマーク間の相対角度θを算出し、位置データと角度データとに基づいて移動体の現在位置を算出する。
特開2001−142532号公報
しかしながら、地図上の位置が予め記憶されていて且つ相対位置が測定可能なランドマークの数が不十分だと、移動体の位置を算出できなくなるおそれがある。
本発明の課題は、地図上の位置が予め記憶されていて且つ相対位置が測定可能なランドマークの数が不十分な場合に、移動体の位置が算出できなくなるおそれを低減する位置検出装置及び位置検出方法を提供することである。
本発明の一態様に係る位置検出装置は、移動体に対する周辺物体の相対位置を測定し、これら物体のうち、地図上の位置が記憶されている第1ランドマークと、地図上の位置が記憶されていない被測定物体とを検出する。位置検出装置は、静止している被測定物体を第2ランドマークとして検出し、第1ランドマークの相対位置及び地図上の位置並びに第2ランドマークの相対位置に基づいて、第2ランドマークの地図上の位置を算出する。位置検出装置は、少なくとも第2ランドマークの相対位置と地図上の位置とに基づいて移動体の地図上の位置を算出する。
本発明によれば、地図上の位置が予め記憶されていて且つ相対位置が測定可能なランドマークの数が不十分な場合に、移動体の位置が算出できなくなるおそれを低減できる。
本発明の実施形態に係る位置検出装置を備える車両の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る位置検出装置の機能構成を示す図である。 位置測定部による走査点の位置の測定の説明図である。 車両の仮の絶対位置及び仮の前後方向の向きの算出方法の一例の説明図である。 第1ランドマークと被測定物体の検出処理の一例の説明図である。 (a)は物体の相対位置の測定誤差の説明図であり、(b)は外側に凸のL字形状部分を含む水平断面形状の表面を有する物体の説明図である。 第2ランドマークの検出処理の一例の説明図である。 第2ランドマークの絶対位置の算出処理の一例の説明図である。 車両の絶対位置の算出処理の一例の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る位置検出装置の動作の一例の説明図である。 (a)、(b)及び(c)は、第1実施形態において車両の位置算出に使用されるランドマークの一例の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る位置検出装置の動作の一例の説明図である。 (a)、(b)及び(c)は、第2実施形態において車両の位置算出に使用されるランドマークの一例の説明図である。 本発明の第3実施形態に係る位置検出装置のランドマーク選択部の機能構成を示す図である。 既知ランドマークの一例を示す図である。 ランドマーク対の相対角度及び相対距離の説明図である。 (a)は第1分類部による第1回目の分類結果の一例を示す図であり、(b)は第2分類部による第2回目の分類結果の一例を示す図であり、(c)は第1分類部による第3回目の分類結果の一例を示す図であり、(d)は第2分類部による第4回目の分類結果の一例を示す図である。 図14に示すランドマーク選択部の動作の一例の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
(構成)
図1を参照する。本発明の実施形態に係る位置検出装置は、例えば車両1に搭載され、車両1の地図上の現在位置を検出するために使用される。車両検出装置により検出された車両1の現在位置は、例えば、車両1に搭載されたナビゲーション装置において車両1の現在位置から所望の目的地までの経路計算のために使用することができる。また、車両検出装置により検出された車両1の現在位置は、例えば車両1が走行車線の中央付近を継続して走行するよう操作力を制御する運転支援や所望の目的地までの走路を設定し車両制御する自動運転に使用することができる。なお、本発明の実施形態に係る位置検出装置の使用用途はこれに限定されない。本発明の実施形態に係る位置検出装置は、移動体の現在位置の検出に広く使用することができる。
車両1は、車輪2と、車速センサ3と、ステアリングホイール4と、操舵角センサ5と、位置測定センサ6と、ヨーレートセンサ7と、コントローラ10と、地図情報記憶部20を備える。
車速センサ3は、車輪2の車輪速を検出し、車輪速に基づいて車両1の速度を算出する。車速センサ3は、算出した車速情報をコントローラ10へ出力する。車速センサ3は、例えば車輪速パルスを計測するロータリエンコーダなどのパルス発生器を備えていてよい。操舵角センサ5は、ステアリングホイール4の操舵角を検出し、検出した操舵角情報をコントローラ10へ出力する。操舵角センサ5は、ステアリング軸などに設けられる。操舵角センサ5は、操向輪の転舵角を操舵角情報として検出してもよい。
位置測定センサ6は、車両1の周辺に存在する物体の表面を走査して車両1から物体表面上の走査点までの距離を測定し、且つ走査点までの方向を取得する。位置測定センサ6は、例えば、車両1に搭載されたレーザレンジファインダやレーダを備えてよい。位置測定センサ6は、測定した走査点までの距離及び方向の情報をコントローラ10へ出力する。ヨーレートセンサ7は、車両1のヨーレート(車体が旋回する方向への回転角の変化速度)を検出し、検出したヨーレート情報をコントローラ10へ出力する。
地図情報記憶部20には地図情報が記憶されている。地図情報には、車両1の地図上の位置を算出する際に基準として使用できる地理的目印の情報が含まれていてよい。以下の説明において、車両1の地図上の位置を算出する際に基準として使用する地理的目印を「ランドマーク」と表記することがある。地図情報は、ランドマークの識別情報と地図上の位置の情報を含んでいてよい。ランドマークは、例えば道路脇に設置される電柱、信号柱、標識柱、照明柱などであってよい。例えばランドマークは、案内板や建物などの立体物等であってもよい。
以下の説明において、地図情報記憶部20に位置が記憶された地理的目印を「第1ランドマーク」と表記することがある。地図情報記憶部20は、位置記憶部に相当する。
地図情報記憶部20に記憶されている地図上の位置は、地上の固定点を原点とする絶対座標系上の絶対位置によって表現されている。絶対座標系は、例えば世界座標系や測地座標系であってよい。以下の説明において、地図情報記憶部20に記憶されている地図上の位置、すなわち絶対座標系上の絶対位置を「絶対位置」と表記することがある。
地図情報記憶部20に記憶される地図情報は、さらに道路に関する道路情報を含んでいる。道路情報は、例えば道路が通る地点の絶対位置の情報や、道路に含まれる各カーブ路の曲率の情報や、道路の道路幅の情報を含んでいてよい。
コントローラ10は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等のCPU周辺部品とを含む電子制御ユニットである。コントローラ10は、位置測定センサ6から出力された走査点までの距離及び方向の情報に基づいて、車両1に対する車両1周辺の物体の相対位置を測定する。以下の説明において、車両1に対する相対位置を単に「相対位置」と表記することがある。
コントローラ10は、測定された物体の中から、地図情報記憶部20に絶対位置が記憶されている第1ランドマークを検出する。さらにコントローラ10は、測定された物体の中から、地図情報記憶部20に絶対位置が記憶されていなく且つ静止している物体を、第2ランドマークとして検出する。コントローラ10は、第1ランドマークの相対位置及び絶対位置と第2ランドマークの相対位置とに基づいて、第2ランドマークの絶対位置を算出する。
コントローラ10は、検出された第1ランドマークと第2ランドマークの中から、車両1の絶対位置の算出に使用するランドマークを選択する。コントローラ10は、選択されたランドマークの相対位置と絶対位置とに基づいて車両1の現在の絶対位置を算出する。
以下、コントローラ10による処理を詳細に説明する。図2を参照する。位置検出装置30は、前述の位置測定センサ6及び地図情報記憶部20を備える。位置検出装置30は、位置測定部31と、移動量算出部32と、第1位置算出部36と、第2位置算出部33と、第1検出部34と、第2検出部35と、ランドマーク選択部37と、第2ランドマーク記憶部38を備える。位置測定部31、移動量算出部32、第1位置算出部36、第2位置算出部33、第1検出部34、第2検出部35、及びランドマーク選択部37による後述の処理は、コントローラ10により実行される。
位置測定部31は、位置測定センサ6から出力された車両1の周辺の物体上の走査点までの距離及び方向の情報に基づいて、走査点の相対位置を測定する。図3を参照して、位置測定部31による走査点の位置の測定を説明する。なお、添付する図面において、x軸方向は車両1の前後方向を示し、y軸方向は車両1の横方向を示す。車両1の横方向は、車両1の移動方向に直交する方向である。車両1の前後方向は、車両1の横方向に直交する方向である。以下、車両1の横方向を単に「横方向」と表記する。車両1の前後方向を単に「前後方向」と表記する。
車両1に搭載される位置測定部31は、物体50の表面上の走査点60の相対位置として、車両1の位置を原点とする相対座標系において走査点60までの距離r1と方向θ1によって定まる位置を測定してよい。方向θ1は、例えば車両1のx軸方向に対する走査点60の水平角であってよい。例えば方向θ1は、車両1を原点としx軸方向を基準とする走査点60の方位角であってもよい。以下の説明において位置測定部31により測定された相対位置の情報を「測定位置情報」と表記することがある。位置測定部31は、測定位置情報を第1検出部34へ出力する。
図2を参照する。車速センサ3は、車両1の車速情報を移動量算出部32へ出力する。ヨーレートセンサ7は、車両1のヨーレート情報を移動量算出部32へ出力する。移動量算出部32は、受信した車速情報及びヨーレート情報に基づいて、時刻t−1から時刻tまでの間の車両1の移動量(dx,dy,dφ)を算出する。時刻tは、直近の位置測定センサ6の測定時刻であり、時刻t−1は、時刻tより前の位置測定センサ6の測定時刻である。例えば、位置測定センサ6の測定間隔がTmであり、時刻tは時刻t−1より時間Tmだけ遅れた時刻であってよい。
dx及びdyは、それぞれ前後方向及び横方向における並進移動量を示す。dφは、車体が旋回する方向への回転量を示す。移動量算出部32は、算出した移動量(dx,dy,dφ)を第2位置算出部33へ出力する。
第2位置算出部33は、既に算出済みの時刻t−1における車両1の絶対位置(Xt−1,Yt−1)及び前後方向の向き(Φt−1)に基づいて、時刻tにおける車両1の仮の絶対位置(Xtt,Ytt)及び仮の前後方向の向き(Φtt)を算出する。時刻t−1における車両1の絶対位置及び前後方向の向きの算出がまだ済んでいない場合には、他の測位手段による測定値を使用してよい。他の測位手段は、例えばGPS(Global Positioning System)などであってよい。以下の説明において、車両1の前後方向の向きを単に「車両1の向き」と表記することがある。
図4を参照して、車両1の仮の絶対位置(Xtt,Ytt)及び仮の向き(Φtt)の算出方法の一例を説明する。例えば第2位置算出部33は、移動量算出部32から移動量(dx,dy,dφ)を受信する。第2位置算出部33は、時刻t−1における絶対位置(Xt−1,Yt−1)及び向き(Φt−1)を移動量(dx,dy,dφ)により修正し、時刻tにおける仮の絶対位置(Xtt,Ytt)及び仮の向き(Φtt)を算出する。第2位置算出部33は、車両1の仮の絶対位置(Xtt,Ytt)及び仮の向き(Φtt)を第1検出部34及び第2検出部35へ出力する。
図2を参照する。第1検出部34は、測定位置情報を位置測定部31から受信する。第1検出部34は、車両1の仮の絶対位置(Xtt,Ytt)及び仮の向き(Φtt)を第2位置算出部33から受信する。また、第1検出部34は、地図情報記憶部20から第1ランドマークの識別情報と絶対位置を読み込む。
第1検出部34は、位置測定部31から受信した測定位置情報に基づいて車両1の周辺の物体を検出する。例えば、第1検出部34は、測定位置情報にセグメンテーション処理を施す。このとき、第1検出部34は、離間距離が短い走査点同士を連結する。第1検出部34は、連結された走査点の集合をセグメントとして検出することにより、位置測定部31から受信した走査点をセグメントに分割する。第1検出部34は、検出したセグメントを物体として認識する。第1検出部34は、セグメントに属する走査点の測定位置情報に基づいて物体の相対位置を算出する。例えば、セグメントに属する走査点の測定位置の平均座標を物体の相対位置として算出してよい。
第1検出部34は、第2位置算出部33から受信した車両1の仮の絶対位置及び仮の向きと地図情報記憶部20から読み込んだ絶対位置とに基づいて、検出された車両1周辺の物体の中から第1ランドマークを検出する。さらに、第1検出部34は、検出された車両1周辺の物体の中から、地図情報記憶部20に絶対位置が記憶されていない物体を検出する。以下の説明において、第1検出部34に検出された車両1周辺の物体のうち、地図情報記憶部20に絶対位置が記憶されていない物体を「被測定物体」と表記することがある。
図5を参照して、第1ランドマークと被測定物体の検出処理の一例を説明する。車両1周辺の物体として物体50及び51並びに他車両80の隅部70が検出され、物体50及び51並びに隅部70の相対位置がそれぞれpd1(x1,y1)、pd2(x2,y2)、pd3(x3,y3)であると想定する。また、2つの第1ランドマークの絶対位置Pr1(Xr1,Yr1)及びPr2(Xr2,Yr2)が地図情報記憶部20から読み込まれた場合を想定する。
第1検出部34は、車両1の絶対位置及び向きが仮の絶対位置(Xtt,Ytt)及び仮の向き(φtt)であると仮定して、物体50及び51並びに隅部70の相対位置pd1〜pd3を絶対位置へ変換する。物体50及び51並びに隅部70の絶対座標を、それぞれPd1(Xd1,Yd1)、Pd2(Xd2,Yd2)及びPd3(Xd3,Yd3)と表記する。
第1検出部34は、絶対座標Pd1〜Pd3と第1ランドマークの絶対位置Pr1及びPr2とを比較し、絶対位置Pr1及びPr2にそれぞれ近い物体50及び51を第1ランドマークとして検出する。第1検出部34は、第1ランドマークの絶対位置Pr1及びPr2に近くない隅部70を被測定物体として検出する。例えば、第1検出部34は、物体と第1ランドマークとの間の距離が所定距離以内である場合に、その物体を第1ランドマークとして検出してよい。第1検出部34は、物体と第1ランドマークとの間の距離が所定距離を越える場合に、その物体を被測定物体として検出してよい。所定距離は例えば0.5mであってよい。
なお、第1検出部34は、地図情報記憶部20に絶対位置が記憶されていない物体のうち、外側に凸のL字形状部分を含む水平断面形状の表面を有する物体を被測定物体として検出してよい。図6の(a)及び図6の(b)を参照してその理由を説明する。参照符号1aは、ある時刻t0における車両1の位置を示し、参照符号1bは、時刻t0より後の時刻t1の車両1の位置を示す。
地図情報記憶部20に絶対位置が記憶されていない物体71を第2ランドマークとして車両1の位置算出に使用する場合、物体71の外形は予め予期することができない。このため、車両1と物体71との相対移動に伴い、位置測定部31により走査される物体71上の走査点が点60から点61へと変わっても、走査点が変化したことを検出することは難しい。この結果、物体71の相対位置の測定結果には、相対移動の方向と物体71の形状に応じて特定の方向の誤差eが生じる。
図6の(b)を参照する。物体70は、外側に凸のL字形状部分を含む水平断面形状の表面を有する。他車両80の隅部は、このような物体70の一例である。外側に凸のL字形状部分は、第1直線62と第2直線63を含む。第1検出部34は、第1直線62上の複数の走査点64及び65に基づき第1直線62の近似直線を算出し、第2直線63上の複数の走査点66及び67に基づき第2直線63の近似直線を算出する。第1検出部34は、第1直線62の近似直線と第2直線63の近似直線とに基づいて、L字形状部分の頂点68を検出することができる。
このような頂点68を物体の相対位置として検出することで、車両1と物体71とが相対移動しても測定結果に生じる誤差を低減することができる。なお、L字形状部分の2つの直線62及び63を走査できる車両1の範囲が広くなるように、第1直線62と第2直線63のなす角度αはより大きい角度であることが望ましい。例えば、角度αは90度であってよく、又は、角度αは90度以上180度未満であってよい。
図2を参照する。第1検出部34は、検出した第1ランドマークの識別情報とその相対位置を、第1位置算出部36、第2位置算出部33、及びランドマーク選択部37に出力する。第1検出部34は、検出した第1ランドマークの相対位置及び検出した被測定物体の相対位置を第2検出部35に出力する。
第2検出部35は、第1ランドマークの相対位置及び被測定物体の相対位置を第1検出部34から受信する。第2検出部35は、車両1の仮の絶対位置(Xtt,Ytt)及び仮の向き(Φtt)を第2位置算出部33から受信する。
第2検出部35は、静止している被測定物体を第2ランドマークとして検出する。例えば第2検出部35は、被測定物体の相対位置の変化に応じて、被測定物体が静止しているか否かを判断してよい。例えば第2検出部35は、被測定物体の相対位置の変化と第1ランドマークの相対位置の変化との間の比較結果に応じて、被測定物体が静止しているか否かを判断してよい。
図7を参照して、第2ランドマークの検出処理の一例を説明する。参照符号50a及び70aは、ある時刻t0における第1ランドマーク50及び被測定物体70の相対位置をそれぞれ示す。参照符号50b及び70bは、時刻t0より後の時刻t1における第1ランドマーク50及び被測定物体70の相対位置をそれぞれ示す。
第2検出部35は、時刻t0と時刻t1の間に生じた第1ランドマーク50及び被測定物体70の相対位置の変化d1及びd2を算出する。第2検出部35は、変化d1とd2とを比較し、変化d1とd2の差が所定値範囲内である場合には被測定物体が静止していると判断し、変化d1とd2の差が所定値範囲外である場合には被測定物体が静止していないと判断する。
図2を参照する。第2ランドマーク記憶部38は、既に第2検出部35が検出した第2ランドマークの識別情報と絶対位置を記憶するために使用される。第2検出部35は、第2ランドマーク記憶部38に記憶されていない第2ランドマークを検出すると、第2ランドマークの識別情報を生成し、第2ランドマークの識別情報と相対位置を第1位置算出部36へ出力する。第1位置算出部36は、第2ランドマークの相対位置から第2ランドマークの絶対位置を算出する。第1位置算出部36は、第2ランドマークの識別情報と絶対位置とを第2ランドマーク記憶部38に記憶する。
例えば、第2検出部35は、第2ランドマークを検出すると、この第2ランドマークの絶対位置が、既に第1位置算出部36により算出され第2ランドマーク記憶部38に記憶されているか否かを判断する。第2検出部35は、第2ランドマークの絶対位置と識別情報を第2ランドマーク記憶部38から読み込む。第2検出部35は、第2位置算出部33から受信した車両1の仮の絶対位置及び仮の向きと第2ランドマーク記憶部38から読み込んだ絶対位置に基づき、検出した第2ランドマークの絶対位置が第2ランドマーク記憶部38に記憶されているか否かを判断する。
例えば、第2検出部35は、現在の車両1の絶対位置及び向きが、受信した車両1の仮の絶対位置及び仮の向きであると仮定して、検出した第2ランドマークの相対位置を絶対位置に変換する。第2検出部35は、検出した第2ランドマークの絶対位置と第2ランドマーク記憶部38から読み込んだ絶対位置との間の距離が所定距離以内の場合、検出した第2ランドマークが第2ランドマーク記憶部38に記憶されていると判断する。第2検出部35は、検出した第2ランドマークの絶対位置と第2ランドマーク記憶部38から読み込んだ絶対位置との間の距離が所定距離を超える場合、検出した第2ランドマークが第2ランドマーク記憶部38に記憶されてないと判断する。
検出した第2ランドマークが第2ランドマーク記憶部38に記憶されていない場合、第2検出部35は、検出した第2ランドマークの識別情報を生成する。第2検出部35は、第2ランドマークの識別情報とその相対位置を第1位置算出部36に出力する。
検出した第2ランドマークが第2ランドマーク記憶部38に記憶されている場合、第2検出部35は、第2ランドマーク記憶部38から読み込んだ第2ランドマークの識別情報をランドマーク選択部37及び第2位置算出部33に出力する。検出した第2ランドマークの絶対位置が第2ランドマーク記憶部38に記憶されている場合、第2検出部35は、第2ランドマークの相対位置をランドマーク選択部37及び第2位置算出部33に出力する。
第1位置算出部36は、第1ランドマークの識別情報と相対位置を第1検出部34から受信する。第1位置算出部36は、第2ランドマークの識別情報と相対位置を第2検出部35から受信する。第1位置算出部36は、第1ランドマークの識別情報に基づいて、第1検出部34が検出した第1ランドマークの絶対位置を地図情報記憶部20から読み込む。第1位置算出部36は、第1ランドマークの相対位置及び絶対位置並びに第2ランドマークの相対位置に基づいて、第2ランドマークの絶対位置を算出する。
このとき、例えば第1位置算出部36は、第1検出部34が、測定時刻tでの測定結果から得られた測定位置情報から2個以上の第1ランドマークを検出したか否かを判断してよい。以下、測定時刻tでの測定結果から得られた測定位置情報を、単に「時刻tの測定結果」と表記することがある。
第1検出部34が2個以上の第1ランドマークを検出した場合に、第1位置算出部36は、2個の第1ランドマークの相対位置及び絶対位置並びに第2ランドマークの相対位置に基づいて、第2ランドマークの絶対位置を算出する。
図8を参照して、第2ランドマークの絶対位置の算出処理の一例を説明する。第1ランドマーク50及び51が検出され、その絶対位置がそれぞれPr1(Xr1,Yr1)及びPr2(Xr2,Yr2)であると想定する。第1位置算出部36は、第1ランドマーク50と第2ランドマーク70との間の距離r1及び第1ランドマーク51と第2ランドマーク70との間の距離r2を算出する。第1位置算出部36は、第1ランドマーク50を中心とする半径r1の円90と第1ランドマーク51を中心とする半径r2の円91の交点Pr3及びPr4のうち、第2ランドマーク70に近い方を第2ランドマーク70の絶対位置として算出する。なお、第1位置算出部36は、3個の第1ランドマークの相対位置及び絶対位置に基づいて第2ランドマークの絶対位置を算出してもよい。
図2を参照する。第1位置算出部36は、第2ランドマークの識別情報とその絶対位置を第2ランドマーク記憶部38に記憶する。ランドマーク選択部37は、第1ランドマークの識別情報とその相対位置を第1検出部34から受信する。ランドマーク選択部37は、第2ランドマークの識別情報とその相対位置を第2検出部35から受信する。上述の通り、第2検出部35から受信される識別情報とその相対位置は、第2ランドマーク記憶部38に絶対位置が記憶されている第2ランドマークの識別情報と相対位置である。
以下の説明において、第1ランドマークと第2ランドマーク記憶部38に絶対位置が記憶されている第2ランドマークとを総称して「既知ランドマーク」と表記することがある。第2ランドマーク記憶部38に絶対位置が記憶されている第2ランドマークを「既知第2ランドマーク」と表記することがある(第3ランドマークに相当)。第2検出部35に検出され、まだ第2ランドマーク記憶部38に絶対位置が記憶されていない第2ランドマークを「未記憶第2ランドマーク」と表記することがある(第4ランドマークに相当)。ランドマーク選択部37は、既知ランドマークの中から、車両1の絶対位置の算出に使用するランドマークを選択する。
例えば、時刻tの測定結果から既知ランドマークが2個以上検出された場合に、ランドマーク選択部37は、2個の既知ランドマークを選択する。例えば、時刻tの測定結果から第1ランドマークが2個以上検出された場合、ランドマーク選択部37は、2個の第1ランドマークを検出する。例えば、時刻tの測定結果から第1ランドマークが1個と、既知第2ランドマークが1個以上検出された場合、ランドマーク選択部37は、1個の第1ランドマークと、1個の既知第2ランドマークを選択する。
時刻tの測定結果から既知第2ランドマークが2個以上検出された場合、ランドマーク選択部37は、2個の既知第2ランドマークを選択してもよい。ただし、時刻tの測定結果から全く第1ランドマークが検出されない場合、ランドマーク選択部37は、車両1の絶対位置の算出に使用するランドマークを選択しなくてもよい。この場合、第2位置算出部33は、車両1の絶対位置の算出にランドマークを使用しない。例えば第2位置算出部33は、移動量算出部32から受信した移動量(dx,dy,dφ)に基づいて車両1の絶対位置を算出してよい。
図2を参照する。ランドマーク選択部37は、選択したランドマークの識別情報を第2位置算出部33へ出力する。第2位置算出部33は、第1ランドマークの識別情報及び相対位置を第1検出部34から受信する。第2位置算出部33は、第2ランドマークの識別情報及び相対位置を第2検出部35から受信する。第2位置算出部33は、ランドマークの識別情報をランドマーク選択部37から受信する。
第2位置算出部33は、ランドマーク選択部37から受信した識別情報に基づいて、ランドマーク選択部37が選択したランドマークの絶対位置を、地図情報記憶部20又は第2ランドマーク記憶部38から読み込む。第2位置算出部33は、第1検出部34から受信した第1ランドマークの相対位置及び第2検出部35から受信した第2ランドマークの相対位置の中から、ランドマーク選択部37から受信した識別情報のランドマークの相対位置を選択する。第2位置算出部33は、読み込んだランドマークの絶対位置と、選択したランドマークの相対位置に基づいて、時刻tにおける車両1の絶対位置及び車両1の向きを算出する。
図9を参照して、車両1の絶対位置の算出処理の一例を説明する。ランドマークの絶対位置をPm1及びPm2とする。また、Pm1の座標を(Xm1,Ym1)とし、Pm2の座標を(Xm2,Ym2)とする。第2位置算出部33は、車両1の絶対位置及び向きが仮の絶対位置(Xtt,Ytt)及び仮の向き(φtt)であると仮定して、ランドマークの相対位置を絶対位置へ変換する。変換後のランドマークの絶対位置をそれぞれP1及びP2とする。P1の座標を(X1,Y1)とし、P2の座標を(X2,Y2)とする。また、絶対位置Pm1とP1との間の誤差をD1とし、絶対位置Pm2とP2との間の誤差をD2とする。
第2位置算出部33は、地図情報記憶部20から読み込んだ絶対位置Pm1及びPm2と、相対位置から変換して得た絶対位置P1及びP2との間の誤差Eを次式(1)に基づいて算出する。
Figure 2016024068
上式(1)において、Nは、ランドマーク選択部37に選択されたランドマークの総数を示す。図9の例ではN=2である。ランドマーク選択部37は、3個以上のランドマークを選択してもよい。ランドマーク選択部37が3個以上のランドマークを選択する場合にはN≧3である。
第2位置算出部33は、誤差Eが最小となるような車両1の仮の絶対位置(Xtt,Ytt)及び仮の向き(φtt)を、時刻tにおける車両1の絶対位置及び向きとして算出する。例えば第2位置算出部33は、誤差Eを最小にする最適化計算によって時刻tにおける車両1の絶対位置及び向きを算出してよい。第2位置算出部33は、誤差Eを最小にするのに代えて、誤差Eが所定値未満となるような車両1の仮の絶対位置(Xtt,Ytt)及び仮の向き(φtt)を算出してもよい。
(動作)
次に、第1実施形態に係る位置検出装置の動作について説明する。図10を参照する。図10に記載されるステップS10〜S21は、車両1のイグニッションスイッチ(図示せず)がオフに切り替わるまで反復実行される。
ステップS10において位置測定部31は、位置測定センサ6の出力を取得する。ステップS11において位置測定部31は、位置測定センサ6の出力に基づいて車両1の周辺に存在する物体の相対位置を測定する。ステップS12において第2位置算出部33は、算出済みの時刻t−1の車両1の絶対位置(Xt−1,Yt−1)及び向き(Φt−1)に基づいて、時刻tの車両1の仮の絶対位置(Xtt,Ytt)及び仮の向き(Φtt)を算出する。ステップS13において第1検出部34は、ランドマークの絶対位置を地図情報記憶部20から読み込む。
ステップS14において第1検出部34は、ステップS12において算出した車両1の仮の絶対位置及び向きと、ステップS13で読み込んだ絶対位置に基づいて、ステップS11で測定した物体から第1ランドマークと被測定物体を検出する。ステップS15において第2検出部35は、静止している被測定物体を第2ランドマークとして検出する。
ステップS16において第1位置算出部36及びランドマーク選択部37は、時刻tの測定結果から2個以上の第1ランドマークを検出されたか否かを判断する。2個以上の第1ランドマークを検出された場合(ステップS16:Y)に動作はステップS17へ進む。2個以上の第1ランドマークを検出されない場合(ステップS16:N)に動作はステップS19へ進む。
ステップS17において第1位置算出部36は、2個の第1ランドマークの相対位置及び絶対位置並びに未記憶第2ランドマークの相対位置に基づいて、未記憶第2ランドマークの絶対位置を算出する。第1位置算出部36は、未記憶第2ランドマークの絶対位置を第2ランドマーク記憶部38に記憶する。ステップS18においてランドマーク選択部37は、第1ランドマークのいずれか2個を選択する。第2位置算出部33は、ランドマーク選択部37が選択したランドマークの相対位置と絶対位置に基づいて時刻tにおける車両1の絶対位置及び車両1の向きを算出する。その後に動作はステップS21へ進む。
ステップS19においてランドマーク選択部37は、時刻tの測定結果から既知ランドマークが2個以上検出された否かを判断する。既知ランドマークが2個以上検出された場合(ステップS19:Y)に動作はステップS20へ進む。既知ランドマークが2個以上検出されない場合(ステップS19:N)に動作はステップS21へ進む。
ステップS20においてランドマーク選択部37は、いずれか2個の既知ランドマークを選択する。第2位置算出部33は、ランドマーク選択部37が選択したランドマークの相対位置と絶対位置に基づいて時刻tにおける車両1の絶対位置及び車両1の向きを算出する。その後に動作はステップS21へ進む。
ステップS21において位置検出装置30は、車両1のイグニッションスイッチ(IGN)がオフであるで否かを判断する。イグニッションスイッチがオフでない場合(ステップS21:N)に動作はステップS10に戻る。イグニッションスイッチがオフである場合(ステップS21:Y)に位置検出装置30の動作が終了する。
以下、図11の(a)、図11の(b)及び図11の(c)を参照して、車両1が駐車車両80を回避する際に、第1実施形態が使用するランドマークの例を説明する。図11の(a)に示す状態では、第1検出部34は、第1ランドマーク50及び51を検出することができる。このため、図10に示すステップS16の判断は肯定(Y)であるため、ステップS17において、第1ランドマーク50及び51を用いて第2ランドマーク70の絶対位置が算出される。ステップS18において、第1ランドマーク50及び51を用いて車両1の絶対位置が算出される。
図11の(b)に示す状態では、駐車車両80により第1ランドマーク51及び53の見通しが遮られる。しかしながら、第1検出部34は第1ランドマーク50を検出でき、第2ランドマークは既知第2ランドマーク70(第3ランドマークに相当)を検出することができる。このため、図10に示すステップS16の判断は否定(N)であり、ステップS19の判断は肯定(Y)である。したがって、ステップS20において、第1ランドマーク50及び既知第2ランドマーク70を用いて車両1の絶対位置が算出される。
図11の(c)に示す状態では、第1検出部34は、第1ランドマーク50及び53を検出することができる。このため、図10に示すステップS16の判断は再び肯定(Y)になり、ステップS18において、第1ランドマーク50及び53を用いて車両1の絶対位置が算出される。
(第1実施形態の効果)
(1)第1実施形態に係る位置検出装置30は、地図情報記憶部20に絶対位置が記憶されていない被測定物体が静止している場合、被測定物体を第2ランドマークとして検出する。位置検出装置30は、第1ランドマークの相対位置及び絶対位置並びに第2ランドマークの相対位置に基づいて第2ランドマークの絶対位置を算出する。位置検出装置30は、少なくとも第2ランドマークの相対位置と絶対位置とに基づいて車両1の絶対位置を算出する。このため、位置検出装置30は、十分な数の第1ランドマークの相対位置を測定しなくても車両1の絶対位置を算出することができる。
(2)第1実施形態に係る位置検出装置30は、車両1に対する被測定物体の相対位置の変化に応じて、被測定物体が静止しているか否かを判断する。このため、位置検出装置30は、静止している被測定物体を精度良く第2ランドマークとして検出することができる。
(3)第1実施形態に係る位置検出装置30は、車両1に対する被測定物体の相対位置の変化と車両1に対する第1ランドマークの相対位置の変化との間の比較結果に応じて、被測定物体が静止しているか否かを判断する。このため、位置検出装置30は、静止している被測定物体を精度良く第2ランドマークとして検出することができる。
(4)第1実施形態に係る位置検出装置30は、少なくとも1個の第1ランドマークの相対位置及び絶対位置と、少なくとも1個の第2ランドマークの相対位置及び絶対位置とに基づいて車両1の絶対位置を算出する。このため、位置検出装置30は、相対位置を測定できる第1ランドマークが1個でも車両1の絶対位置を算出することができる。
(5)第1実施形態に係る位置検出装置30は、2個以上の第2ランドマークが検出された場合に、少なくとも2個の第2ランドマークの相対位置と絶対位置とに基づいて車両1の絶対位置を算出する。このため、位置検出装置30は、相対位置を測定できる第1ランドマークが無くなっても車両1の絶対位置を算出することができる。
(6)第1実施形態に係る位置検出装置30は、第1時点に測定された第1ランドマークの相対位置と第2ランドマークの相対位置、及び第1ランドマークの絶対位置に基づき、第2ランドマークの絶対位置を算出する。位置検出装置30は、第2ランドマークの絶対位置と、少なくとも第1時点より後の第2時点に測定された第2ランドマークの相対位置とに基づいて車両1の絶対位置を算出する。このため、第1時点に第1ランドマークの相対位置を測定した後の第2時点に第1ランドマークの相対位置が測定できなくても、第2時点に車両1の絶対位置を算出することができる。
(7)第1実施形態に係る位置検出装置30は、外側に凸のL字形状部分を含む水平断面形状の表面を有する被測定物体を第2ランドマークとして検出する。このため、第2ランドマークの相対位置の測定に生じる誤差を低減することができ、精度良く車両1の絶対位置を算出できる。
(変形例)
第2位置算出部33は、車両1の絶対位置を算出する際に、ランドマーク選択部37が選択したランドマークの相対位置の平均座標を算出してもよい。また、第2位置算出部33は、ランドマーク選択部37が選択したランドマークの絶対位置の平均座標を算出してもよい。第2位置算出部33は、絶対位置の平均座標のX座標値及びY座標値から、相対位置の平均座標のX座標値及びY座標値を差し引いて、車両1の絶対位置を算出してもよい。このような算出方法によればより簡易に車両1の絶対位置を算出できる。
移動量算出部32は、車両1の速度及び操舵角センサ5が検出したステアリングホイール4の操舵角に基づいてヨーレートを算出してもよい。移動量算出部32は、算出したヨーレートに基づいて車両1の回転量dφを算出してもよい。速度及び操舵角に基づいてヨーレートを算出することでヨーレートセンサ7を省略することができる。
第2検出部35は、移動量算出部32が算出した並進移動量(dx,dy)と被測定物体の相対位置の変化との間の比較結果に応じて被測定物体が静止しているか否かを判断してもよい。例えば第2検出部35は、並進移動量と相対位置の変化との差が所定値範囲内である場合には被測定物体が静止していると判断し、並進移動量と相対位置の変化との差が所定値範囲外である場合には被測定物体が静止していないと判断してよい。
(第2実施形態)
(構成)
続いて、本発明の第2実施形態に係る位置検出装置30を説明する。本発明の第2実施形態に係る位置検出装置30の機能構成は、図2に示した機能構成と同様である。第2検出部35は、第1検出部34から受信した被測定物体の中から、既知第2ランドマーク(第3ランドマークに相当)を検出する。例えば、第2検出部35は、既知第2ランドマークの絶対位置を第2ランドマーク記憶部38から読み込む。第2検出部35は、第2位置算出部33から受信した車両1の仮の絶対位置及び仮の向きと第2ランドマーク記憶部38から読み込んだ絶対位置に基づき、被測定物体が既知第2ランドマークであるか否かを判断する。
第2検出部35は、既知第2ランドマークでない被測定物体が静止しているか否かを判断する。第2検出部35は、静止している被測定物体を未記憶第2ランドマーク(第4ランドマークに相当)として検出する。第2検出部35は、未記憶第2ランドマークの識別信号を生成する。第2検出部35は、未記憶第2ランドマークの識別情報とその相対位置を第1位置算出部36に出力する。
第1位置算出部36は、時刻tの測定結果から既知ランドマークが2個以上検出されたか否かを判断する。すなわち第1位置算出部36は、時刻tの測定結果から第1検出部34が検出した第1ランドマークの数と、時刻tの測定結果から第2検出部35が検出した既知第2ランドマークの数の和が2以上であるか否かを判断する。既知ランドマークが2個以上検出された場合に、第1位置算出部36は、既知ランドマークの相対位置及び絶対位置と、未記憶第2ランドマークの相対位置とに基づいて、未記憶第2ランドマークの絶対位置を算出する。第1位置算出部36は、未記憶第2ランドマークの絶対位置と識別情報を第2ランドマーク記憶部38に記憶する。例えば、第1位置算出部36は、2個の既知ランドマークの相対位置及び絶対位置と、未記憶第2ランドマークの相対位置とに基づいて、未記憶第2ランドマークの絶対位置を算出してよい。
第1位置算出部36は、既知第2ランドマークの相対位置及び絶対位置と、未記憶第2ランドマークの相対位置とに基づいて、未記憶第2ランドマークの絶対位置を算出してもよい。すなわち、未記憶第2ランドマークの絶対位置の算出に使用する既知ランドマークは、既知第2ランドマークを含んでもよい。例えば、第1位置算出部36は、1個以上の第1ランドマーク及び1個以上の既知第2ランドマークの相対位置及び絶対位置と、未記憶第2ランドマークの相対位置とに基づいて、未記憶第2ランドマークの絶対位置を算出してもよい。
また、第1位置算出部36は、第1ランドマークを使用せずに、既知第2ランドマークの相対位置及び絶対位置と、未記憶第2ランドマークの相対位置とに基づいて、未記憶第2ランドマークの絶対位置を算出してもよい。例えば、第1位置算出部36は、2個の既知第2ランドマークの相対位置及び絶対位置と、未記憶第2ランドマークの相対位置とに基づいて、未記憶第2ランドマークの絶対位置を算出してもよい。
ランドマーク選択部37は、時刻tの測定結果から既知ランドマークが2個以上検出されたか否かを判断する。既知ランドマークが2個以上検出された場合に、ランドマーク選択部37は、既知ランドマークを選択する。例えば、ランドマーク選択部37は、2個の既知ランドマークを選択する。第2位置算出部33は、選択されたランドマークの相対位置と絶対位置とに基づいて、時刻tにおける車両1の絶対位置及び車両1の向きを算出する。
時刻tの測定結果から検出される既知ランドマークが2個未満の場合に、ランドマーク選択部37は、車両1の絶対位置の算出に使用するランドマークを選択しなくてもよい。この場合、第2位置算出部33は、車両1の絶対位置の算出にランドマークを使用しない。例えば第2位置算出部33は、移動量算出部32から受信した移動量(dx,dy,dφ)に基づいて車両1の絶対位置を算出してよい。
ランドマーク選択部37が選択する既知ランドマークは、第1ランドマークのみを含んでいてもよく、第1ランドマークと既知第2ランドマークの両方を含んでいてもよく、既知第2ランドマークのみを含んでいてもよい。例えば、ランドマーク選択部37が選択する既知ランドマークは、2個の第1ランドマークを含んでいてもよく、1個の第1ランドマーク及び1個の既知第2ランドマークを含んでいてもよく、2個の既知第2ランドマークを含んでいてもよい。
(動作)
次に、第2実施形態に係る位置検出装置の動作について説明する。図12を参照する。図12に記載されるステップS30〜S39は、車両1のイグニッションスイッチ(図示せず)がオフに切り替わるまで反復実行される。ステップS30〜S33の動作は、図10に示す第1実施形態の位置検出装置30のステップS10〜S13の動作と同様である。
ステップS34において第1検出部34は、ステップS32において算出した車両1の仮の絶対位置及び向きと、ステップS33で読み込んだ絶対位置に基づいて、ステップS31で測定した物体から第1ランドマークと被測定物体を検出する。第2検出部35は、被測定物体の中から既知第2ランドマークを検出する。
ステップS35において第1位置算出部36及びランドマーク選択部37は、時刻tの測定結果から2個以上の既知ランドマークを検出されたか否かを判断する。2個以上の既知ランドマークを検出された場合(ステップS35:Y)に動作はステップS36へ進む。2個以上の既知ランドマークを検出されない場合(ステップS35:N)に動作はステップS39へ進む。
ステップS36において第2検出部35は、既知第2ランドマークでない被測定物体の中から、静止している被測定物体を未記憶第2ランドマークとして検出する。ステップS37において第1位置算出部36は、2個の既知ランドマークの相対位置及び絶対位置並びに未記憶第2ランドマークの相対位置に基づいて、未記憶第2ランドマークの絶対位置を算出する。第1位置算出部36は、未記憶第2ランドマークの絶対位置を第2ランドマーク記憶部38に記憶する。
ステップS38においてランドマーク選択部37は、既知ランドマークのいずれか2個を選択する。第2位置算出部33は、ランドマーク選択部37が選択したランドマークの相対位置と絶対位置に基づいて時刻tにおける車両1の絶対位置及び車両1の向きを算出する。ステップS39において位置検出装置30は、車両1のイグニッションスイッチがオフであるか否かを判断する。イグニッションスイッチがオフでない場合(ステップS39:N)に動作はステップS30に戻る。イグニッションスイッチがオフである場合(ステップS39:Y)に位置検出装置30の動作が終了する。
以下、図13の(a)、図13の(b)及び図13の(c)を参照して、車両1が駐車車両80を回避する際に、第2実施形態が使用するランドマークの例を説明する。図13の(a)に示す状態では、第1検出部34は、第1ランドマーク50及び51を検出することができる。このため、図12に示すステップS37において、第1ランドマーク50及び51を用いて未記憶第2ランドマーク70aの絶対位置が算出される。ステップS38において、第1ランドマーク50及び51を用いて車両1の絶対位置が算出される。
図13の(b)に示す状態では、駐車車両80により第1ランドマーク51の見通しが遮られる。このため、図12に示すステップS37において、第1ランドマーク50及び既知第2ランドマーク70aを用いて未記憶第2ランドマーク70bの絶対位置が算出される。ステップS38において、第1ランドマーク50及び既知第2ランドマーク70aを用いて車両1の絶対位置が算出される。
図13の(c)に示す状態では、駐車車両80により第1ランドマーク51の見通しが遮られる。また、第1ランドマーク50と車両1の間の距離が長すぎるために、位置測定部31は第1ランドマーク50の位置を測定できない。このため、図12に示すステップS37において、既知第2ランドマーク70a及び70bを用いて未記憶第2ランドマーク70cの絶対位置が算出される。ステップS38において、既知第2ランドマーク70a及び70bを用いて車両1の絶対位置が算出される。
図13の(b)における既知第2ランドマーク70a、又は図13の(c)における既知第2ランドマーク70a若しくは70bは、第3ランドマークに相当する。図13の(b)における未記憶第2ランドマーク70b、又は図13の(c)における未記憶第2ランドマーク70cは、第4ランドマークに相当する。
(第2実施形態の効果)
第1実施形態に係る位置検出装置30は、算出した第2ランドマークの絶対位置を第2ランドマーク記憶部38に記憶する。位置検出装置30は、既知第2ランドマーク(第3ランドマークに相当)の相対位置と、第2ランドマーク記憶部38に記憶された既知第2ランドマークの絶対位置と、未記憶第2ランドマーク(第4ランドマークに相当)の相対位置とに基づいて、未記憶第2ランドマークの絶対位置を算出する。位置検出装置30は、既知第2ランドマークの相対位置と絶対位置を用いて算出された第2ランドマークの相対位置と地図上の位置とに基づいて車両1の地図上の位置を算出する。このため、相対位置を測定できる第1ランドマークが無くなり、第2ランドマークのみ検出できる期間が継続しても、車両1の絶対位置を算出し続けることができる。
(第3実施形態)
(構成)
続いて、本発明の第3実施形態に係る位置検出装置30を説明する。本発明の第3実施形態に係る位置検出装置30の機能構成は、図2に示した機能構成と同様である。図14を参照する。第3実施形態に係るランドマーク選択部37は、例えば、第2実施形態において、3個以上の既知ランドマークの中から車両1の絶対位置の算出に使用するランドマークを選択するために使用してよい。
ランドマーク選択部37は、第1選択部100と、角度算出部101と、距離算出部102と、第2選択部103を備える。第1選択部100、角度算出部101、距離算出部102、及び第2選択部103による後述の処理は、コントローラ10により実行される。第1選択部100は、第1検出部34と第2検出部35から既知ランドマークの識別情報とその相対位置を受信する。第1選択部100は、受信した既知ランドマークの集合の中から、複数のランドマーク対を選択する。
図15を参照する。以下、第1検出部34により第1ランドマーク50a、50d、50e、及び50fが検出され、第2検出部35により第2既知ランドマーク70b及び70cが検出された場合について説明する。第1選択部100は、ランドマーク対50a及び70b、ランドマーク対50a及び70c、ランドマーク対50a及び50d、ランドマーク対50a及び50e、ランドマーク対50a及び50fを選択する。
第1選択部100は、ランドマーク対70b及び70c、ランドマーク対70b及び50d、ランドマーク対70b及び50e、ランドマーク対70b及び50f、ランドマーク対70c及び50dを選択する。第1選択部100は、ランドマーク対70c及び50e、ランドマーク対70c及び50f、ランドマーク対50d及び50e、ランドマーク対50d及び50f、ランドマーク対50e及び50fを選択する。
以下の説明にて、ランドマーク対50a及び70b、ランドマーク対50a及び70c、ランドマーク対50a及び50d、ランドマーク対50a及び50eを、それぞれ50a70b、50a70c、50a50d、50a50eと表記することがある。ランドマーク対50a及び50f、ランドマーク対70b及び70c、ランドマーク対70b及び50d、ランドマーク対70b及び50eを、それぞれ50a50f、70b70c、70b50d、70b50eと表記することがある。
また、ランドマーク対70b及び50f、ランドマーク対70c及び50d、ランドマーク対70c及び50eを、それぞれ70b50f、70c50d、70c50eと表記することがある。ランドマーク対70c及び50f、ランドマーク対50d及び50e、ランドマーク対50d及び50f、ランドマーク対50e及び50fを、それぞれ70c50f、50d50e、50d50f、50e50fと表記することがある。第1選択部100は、これらランドマーク対の識別情報と相対位置を角度算出部101、距離算出部102に出力する。第1選択部100は、ランドマーク対の識別情報を第2選択部103に出力する。
角度算出部101は、ランドマーク対に含まれる一方のランドマークと車両1とを結ぶ直線と、このランドマーク対に含まれる他方のランドマークと車両1とを結ぶ直線とがなす角度θを算出する。以下、ランドマーク対に含まれる一方のランドマークと車両1とを結ぶ直線と、このランドマーク対に含まれる他方のランドマークと車両1とを結ぶ直線とがなす角度を「相対角度」と表記する。また、距離算出部102は、ランドマーク対に含まれる2個のランドマーク間の車両1の移動方向における離間距離Lを算出する。以下、ランドマーク対に含まれる2個のランドマーク間の車両1の移動方向における離間距離を「相対距離」と表記する。ランドマーク対70b50dの相対角度θ及び相対距離Lを図16に示す。
角度算出部101は、算出した相対角度θを第2選択部103へ出力する。距離算出部102は、算出した相対距離Lを第2選択部103へ出力する。第2選択部103は、相対角度θ及び相対距離Lに基づいて、複数のランドマーク対のうちいずれかのランドマーク対を、車両1の絶対位置の算出に使用するランドマークとして選択する。
相対角度θが大きいほど車両1の位置の算出精度は高くなる。しかし、相対距離Lが短いと、車両1の移動に伴う相対角度θの変動が大きくなるおそれがある。例えば、相対距離Lが比較的短いランドマーク対の間に車両1が挟まれると、車両1の移動に伴って相対角度θが急速に低減して算出精度が急に低下するおそれがある。このため、相対距離Lは比較的長いことが好ましい。
例えば、第2選択部103は、第1選択部100が選択したランドマーク対の中で、比較的大きな相対角度θを持ち且つ比較的長い相対距離Lを持つランドマーク対を選択してよい。例えば、第2選択部103は、以下の手順によりランドマーク対を選択してもよい。まず、第2選択部103は、第1選択部100が選択したランドマーク対を含むようにランドマーク対の第1集合を定義する。次に、第2選択部103は、第1集合の中から比較的大きな相対角度θを持ち且つ比較的長い相対距離Lを持つランドマーク対のみを含む第2集合を選択し、第2集合に含まれるランドマーク対のみを含むように第1集合を再定義することを繰り返えす。第2選択部103は、再定義された第1集合の中から更に選択された第2集合に含まれるランドマーク対を、車両1の絶対位置の算出に使用するランドマークとして選択する。
比較的大きな相対角度θは、例えば、第1集合に含まれるランドマーク対の相対角度θの数値範囲内に定められた閾値角度以上であってよい。比較的長い相対距離Lは、例えば、第1集合に含まれるランドマーク対の相対距離Lの数値範囲内に定められた閾値距離以上であってよい。
図14を参照する。例えば第2選択部103は、制限部104と、第1分類部105と、第2分類部106と、第3選択部107を備えてよい。制限部104、第1分類部105、第2分類部106、及び第3選択部107による後述の処理は、コントローラ10により実行される。
制限部104は、第1選択部100からランドマーク対の識別情報を受信する。制限部104は、各ランドマーク対の相対角度θ及び相対距離Lを、角度算出部101及び距離算出部102から受信する。制限部104は、車両1の位置算出に使用するランドマーク対の候補を、設定値以上の相対距離Lを持つランドマーク対に制限する。その理由を、設定値は例えば20mであってよい。
以下、ランドマーク対50a50d、70b50e、及び70c50fの相対距離Lが設定値未満である場合について説明する。制限部104は、これらのランドマーク対50a50d、70b50e、及び70c50fを除外することにより、車両1の位置算出に使用するランドマーク対を制限する。制限部104は、制限後のランドマーク対を、車両1の位置算出に使用するランドマーク対の候補として第1分類部105に出力する。出力されるランドマーク対は、上記の第1集合に相当する。
図14を参照する。第1分類部105は、受信したランドマーク対を、優先度の高い第1グループと優先度の低い第2グループに分類する。例えば、第1分類部105は、閾値角度θt以上の相対角度θを持つランドマーク対を第1グループに分類し、閾値角度θt未満の相対角度θを持つランドマーク対を第2グループに分類してよい。また例えば第1分類部105は、比較的大きな相対角度θを持つ第1グループと比較的小さな相対角度θを持つ第2グループに属するランドマーク対の数の差が最小になるように、受信したランドマーク対を第1及び第2グループに分類してもよい。
図17の(a)は、第1分類部105による第1回目の分類結果の一例を示す図である。第1分類部105は、例えば、受信したランドマークの対の相対角度θの中間値や平均値を閾値角度θtとして使用してよい。第1分類部105は、閾値角度33度以上の相対角度θを持つランドマーク対70b50d、70c50d、50d50e、50d50f、50a70b、50a70c、50a50e、及び50a50fを第1グループに分類する。第1分類部105は、閾値角度33度未満の相対角度θを持つランドマーク対50e50f、70b70c、70c50e、及び70b50fを第2グループに分類する。
図14を参照する。第1分類部105は、第1グループに属するランドマーク対の識別情報及び第2グループに属するランドマーク対の識別情報を第2分類部106に出力する。第2分類部106は、第1グループに属するランドマーク対を、優先度の高い第3グループと優先度の低い第4グループに分類する。第2分類部106は、第2グループに属するランドマーク対を、優先度の高い第5グループと優先度の低い第6グループに分類する。したがって、第3グループ、第4グループ、第5グループ及び第6グループの優先度は、第3グループ、第4グループ、第5グループ及び第6グループの順に高い。
例えば、第2分類部106は、第1閾値距離Lt1以上の相対距離Lを持つランドマーク対を第3グループに分類し、第1閾値距離Lt1未満の相対距離Lを持つランドマーク対を第4グループに分類してよい。第2分類部106は、第2閾値距離Lt2以上の相対距離Lを持つランドマーク対を第5グループに分類し、第2閾値距離Lt2未満の相対距離Lを持つランドマーク対を第6グループに分類してよい。
また例えば、第2分類部106は、比較的長い相対距離Lを持つ第3グループと比較的短い相対距離Lを持つ第4グループに属するランドマーク対の数の差が最小になるように、第1グループ中のランドマーク対を第3及び第4グループに分類してもよい。第2分類部106は、比較的長い相対距離Lを持つ第5グループと比較的短い相対距離Lを持つ第6グループに属するランドマーク対の数の差が最小になるよう、第2グループ中のランドマーク対を第5及び第6グループに分類してもよい。第3グループは上記の第2集合に相当する。
図17の(b)は第2分類部106による第2回目の分類結果の一例を示す図である。例えば、第2分類部106は、第1グループに属するランドマーク対の相対距離Lの中間値や平均値を第1閾値距離Lt1として使用してよい。例えば、第2分類部106は、第2グループに属するランドマーク対の相対距離Lの中間値や平均値を第2閾値距離Lt2として使用してよい。
第2分類部106は、第1閾値距離45m以上の相対距離Lを持つランドマーク対50a70c、50a50f、70c50d、及び50d50fを第3グループに分類する。第2分類部106は、第1閾値距離45m未満の相対距離Lを持つランドマーク対50a70b、50a50e、50d50e、及び70b50dを第4グループに分類する。第2分類部106は、第2閾値距離29m以上の相対距離Lを持つランドマーク対50e50f、70b70c、及び70b50fを第5グループに分類する。第2分類部106は、第2閾値距離29m未満の相対距離Lを持つランドマーク対70c50eを第6グループに分類する。
図14を参照する。第2分類部106は、第3グループ、第4グループ、第5グループ、及び第6グループにそれぞれ属するランドマーク対の識別情報を第3選択部107へ出力する。第3選択部107は、全てのランドマーク対が互いに異なるグループに属しているか否か、すなわち第3〜第6グループの各々に属するランドマーク対が1個以下であるか否かを判断する。
ランドマーク対が互いに異なるグループに属していない場合、第3選択部107は、第4〜第6グループに属するランドマーク対を位置算出に使用する候補から除外する。第3選択部107は、最も優先度が高い第3グループに属しているランドマーク対を選択し第1分類部105に出力する。出力される第3グループは、上記の再定義された第1集合に相当する。
第1分類部105は、第3選択部107から受信したランドマーク対を第1グループと第2グループに分類する。図17の(c)は第1分類部105による第3回目の分類結果の一例を示す図である。第1分類部105は、閾値角度76度以上の相対角度θを持つランドマーク対50a50f及び50a70cを第1グループに分類する。第1分類部105は、閾値角度76度未満の相対角度θを持つランドマーク対50d50f及び70c50dを第2グループに分類する。
第2分類部106は、第1グループに属するランドマーク対を、第3グループと第4グループに分類する。第2分類部106は、第2グループに属するランドマーク対を、第5グループと第6グループに分類する。図17の(d)は、第2分類部106による第4回目の分類結果の一例を示す図である。第2分類部106は、第1閾値距離61.5m以上の相対距離Lを持つランドマーク対50a50fを第3グループに分類する。
第2分類部106は、第1閾値距離61.5m未満の相対距離Lを持つランドマーク対50a70cを第4グループに分類する。第2分類部106は、第2閾値距離58.5m以上の相対距離Lを持つランドマーク対50d50fを第5グループに分類する。第2分類部106は、第2閾値距離58.5m未満の相対距離Lを持つランドマーク対70c50dを第6グループに分類する。全てのランドマーク対が互いに異なるグループに属するようになるまで、第1分類部105及び第2分類部106は分類分けを繰り返す。
全てのランドマーク対が互いに異なるグループに属している場合、第3選択部107は、第3〜第6グループに属するランドマーク対の何れかを選択する。例えば第3選択部107は、空でないグループのうち最も優先度が高いグループに属するランドマーク対50a50fを選択してよい。第3選択部107は、選択したランドマーク対を、車両1の位置算出に使用するランドマーク対として第2位置算出部33へ出力する。
(動作)
図18は、図14に示すランドマーク選択部37の動作の一例の説明図である。ステップS40において第1選択部100は、既知ランドマークの少なくともいずれかを含む集合から複数のランドマーク対を選択する。ステップS41において角度算出部101及び距離算出部102は、各ランドマーク対の相対角度θ及び相対距離Lを算出する。ステップS42において制限部104は、車両1の位置算出に使用するランドマーク対の候補を、設定値以上の相対距離Lを持つランドマーク対に制限する。制限部104は、制限後のランドマーク対を第1分類部105へ出力する。
ステップS43において第1分類部105は、受信したランドマーク対を、相対角度θに応じて優先度の高い第1グループと優先度の低い第2グループに分類する。ステップS44において第2分類部106は、第1グループに属するランドマーク対を、相対距離Lに応じて優先度の高い第3グループと優先度の低い第4グループに分類する。第2分類部106は、第2グループに属するランドマーク対を、相対距離Lに応じて優先度の高い第5グループと優先度の低い第6グループに分類する。
ステップS45において第3選択部107は、全てのランドマーク対が互いに異なるグループに属しているか否かを判断する。全てのランドマーク対が互いに異なるグループに属していない場合(ステップS45:N)に動作はステップS46に進む。全てのランドマーク対が互いに異なるグループに属していない場合(ステップS45:Y)に動作はステップS47へ進む。
ステップS46において第3選択部107は、第4〜第6グループに属するランドマーク対を位置算出に使用する候補から除外する。第3選択部107は、第3グループに属しているランドマーク対を選択し第1分類部105に出力する。その後に動作はステップS43に戻る。ステップS47において第3選択部107は、第3〜第6グループに属するランドマーク対の何れかを選択し、第2位置算出部33へ出力する。
(第3実施形態の効果)
第1実施形態に係る位置検出装置30は、第1ランドマーク及び第2ランドマークのいずれかを少なくとも含む集合から複数のランドマーク対を選択する。位置検出装置30は、複数のランドマーク対の各々に含まれる2個のランドマークと車両1とをそれぞれ結ぶ直線間の相対角度θと、複数のランドマーク対の各々に含まれる2個のランドマークの間隔の車両1の移動方向の相対距離Lを算出する。位置検出装置30は、相対角度θ及び相対距離Lに基づいて複数のランドマーク対のうちいずれかを選択し、車両1の絶対位置の算出に使用する。このため、車両1の位置算出の精度を高めるランドマーク対を使用して、車両1の絶対位置を算出することが可能となる。
(変形例)
第3実施形態に係るランドマーク選択部37は、例えば、上述の第1実施形態において、3個以上の第1ランドマークから車両1の絶対位置の算出に使用するランドマークを選択するために使用してよい。また、第3実施形態に係るランドマーク選択部37は、例えば、上述の第1実施形態において、3個以上の既知ランドマークから車両1の絶対位置の算出に使用するランドマークを選択するために使用してよい。
第1グループに属するランドマーク対が3個以上である場合、第3及び4グループのいずれかに2個以上のランドマーク対が属することになるので、第4〜6グループに属するランドマーク対が位置算出に使用する候補から除外されると判断できる。したがって、第1グループに属するランドマーク対が3個以上である場合、第2分類部106は、第2グループに属するランドマーク対を第5グループ及び第6グループの分類する処理を省略してもよい。
ステップS45において第3選択部107は、第3〜6グループの中の空でないグループのうち優先度が最も高いグループに属するランドマーク対が1個であるか否かを判断してもよい。優先度が最も高いグループに属するランドマーク対が1個である場合、他のグループに2個以上のランドマーク対が属していても、第3選択部107は、優先度が最も高いグループに属するランドマーク対を選択し、第2位置算出部33へ出力する。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。
3 車速センサ
5 操舵角センサ
6 位置測定センサ
7 ヨーレートセンサ
10 コントローラ
20 地図情報記憶部
30 位置検出装置
31 位置測定部
32 移動量算出部
33 第2位置算出部
34 第1検出部
35 第2検出部
36 第1位置算出部
37 ランドマーク選択部
100 第1選択部
101 角度算出部
102 距離算出部
103 第2選択部
104 制限部
105 第1分類部
106 第2分類部
107 第3選択部

Claims (10)

  1. 移動体に対する前記移動体周辺の物体の相対位置を測定する位置測定部と、
    ランドマークの地図上の位置が記憶されている位置記憶部と、
    前記位置測定部によって測定された前記物体のうち、前記位置記憶部に地図上の位置が記憶されている第1ランドマークと、前記位置記憶部に地図上の位置が記憶されていない被測定物体とを検出する第1検出部と、
    前記第1検出部に検出され且つ静止している前記被測定物体を第2ランドマークとして検出する第2検出部と、
    前記第1ランドマークの前記相対位置及び地図上の位置並びに前記第2ランドマークの前記相対位置に基づいて、前記第2ランドマークの地図上の位置を算出する第1位置算出部と、
    少なくとも前記第2ランドマークの前記相対位置と地図上の位置とに基づいて前記移動体の地図上の位置を算出する第2位置算出部と、
    を備えることを特徴とする位置検出装置。
  2. 前記第2検出部は、前記被測定物体の前記相対位置の変化に応じて、前記被測定物体が静止しているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記第2検出部は、前記被測定物体の前記相対位置の変化と前記第1ランドマークの前記相対位置の変化との間の比較結果に応じて、前記被測定物体が静止しているか否かを判断することを特徴とする請求項2に記載の位置検出装置。
  4. 少なくとも1個の前記第1ランドマークと少なくとも1個の前記第2ランドマークが検出された場合に、前記第2位置算出部は、少なくとも1個の前記第1ランドマークの前記相対位置及び地図上の位置と、少なくとも1個の前記第2ランドマークの前記相対位置及び地図上の位置とに基づいて前記移動体の地図上の位置を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の位置検出装置。
  5. 前記第1位置算出部は、第1時点に測定された前記第1ランドマークの前記相対位置と前記第2ランドマークの前記相対位置、及び前記第1ランドマークの地図上の位置に基づき、前記第2ランドマークの地図上の位置を算出し、
    前記第1時点より後の第2時点において前記第1ランドマークが検出されず2個以上の前記第2ランドマークが検出された場合に、前記第2位置算出部は、少なくとも2個の前記第2ランドマークの前記相対位置と地図上の位置とに基づいて前記移動体の地図上の位置を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の位置検出装置。
  6. 前記第1位置算出部は、第1時点に測定された前記第1ランドマークの前記相対位置と前記第2ランドマークの前記相対位置、及び前記第1ランドマークの地図上の位置に基づき、前記第2ランドマークの地図上の位置を算出し、
    前記第2位置算出部は、少なくとも前記第1時点より後の第2時点に測定された前記第2ランドマークの前記相対位置と前記第2ランドマークの地図上の位置とに基づいて前記移動体の地図上の位置を算出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の位置検出装置。
  7. 前記第1位置算出部により算出された前記第2ランドマークの地図上の位置が記憶される第2ランドマーク記憶部を更に備え、
    前記第2ランドマークは、第3ランドマークと第4ランドマークとを含み、
    前記第1位置算出部は、前記第3ランドマークの前記相対位置と、前記第2ランドマーク記憶部に記憶された前記第3ランドマークの地図上の位置と、前記第4ランドマークの前記相対位置とに基づいて、前記第4ランドマークの地図上の位置を算出し、
    前記第2位置算出部は、少なくとも前記第4ランドマークの前記相対位置と地図上の位置とに基づいて前記移動体の地図上の位置を算出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の位置検出装置。
  8. 前記第1ランドマーク及び前記第2ランドマークのいずれかを少なくとも含む集合から複数のランドマーク対を選択する第1選択部と、
    前記複数のランドマーク対の各々に含まれる2個のランドマークと前記移動体とをそれぞれ結ぶ直線間の角度を算出する角度算出部と、
    前記複数のランドマーク対の各々に含まれる2個のランドマークの間隔の前記移動体の移動方向の距離を算出する距離算出部と、
    前記角度及び前記距離に基づいて前記複数のランドマーク対のうちいずれかのランドマーク対を選択する第2選択部と、を更に備え、
    前記第2位置算出部は、前記第2選択部により選択された前記ランドマーク対の前記相対位置と地図上の位置とに基づいて前記移動体の地図上の位置を算出することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の位置検出装置。
  9. 前記第2検出部は、水平断面形状が外側に凸のL字形状部分を含む表面を有する前記被測定物体が前記第2ランドマークであるか否かを判断することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の位置検出装置。
  10. 移動体に対する前記移動体周辺の物体の相対位置を測定し、
    測定された前記物体のうち、予め記憶装置に地図上の位置が記憶されている第1ランドマークと、前記記憶装置に地図上の位置が記憶されていない被測定物体とを検出し、
    静止している前記被測定物体を第2ランドマークとして検出し、
    前記第1ランドマークの前記相対位置及び地図上の位置並びに前記第2ランドマークの前記相対位置に基づいて、前記第2ランドマークの地図上の位置を算出し、
    少なくとも前記第2ランドマークの前記相対位置と地図上の位置とに基づいて前記移動体の地図上の位置を算出することを特徴とする位置検出方法。
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